公開中の映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』で英国人俳優マーク・ストロングが主演を務めている。ガイ・リッチーやリドリー・スコットら名監督と仕事をしてきた彼は、謎に満ちた本作のテーマは“自由”だと分析する。本人の最新コメントが到着した。
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本作でストロングが演じるのは、他人の“記憶”に潜入し謎を解く記憶探偵ジョン。彼はその特殊な能力を駆使して数々の難事件を解決してきたが、ある出来事をきっかけに第一線から退いていた。そんなとき、資産家夫妻から、自室に閉じこもり絶食している16歳の少女アナの記憶に潜り込み、その理由を探ってほしいという依頼を受ける。
ストロングはジョンについて「監督としてはフィルムノワールというか、古典的な刑事役をイメージしていたようだ。ハンフリー・ボガードのような」と説明するが、ストロングは「彼の“弱さ”に惹かれた」と話す。
「冒頭でわかるが、彼は私生活において悲劇的な過去を持っている。人生の厳しい局面にいるわけだが、そういった苦難と直面している人物は興味深いものだ」。
依頼を引き受け、アナの記憶に潜ったジョンは、実父の事故死、教師による性的虐待、ルームメイトの殺人未遂事件など衝撃的な出来事の数々を目の当たりにする。