くらし情報『キーシン、ロシア音楽の伝道師としての自負を語る』

2014年4月23日 16:33

キーシン、ロシア音楽の伝道師としての自負を語る

エフゲニー・キーシン

エフゲニー・キーシン


ロシア出身の世界的ピアニスト、エフゲニー・キーシンが2年ぶりに来日。4月13日の大阪公演よりスタートした全国5都市6公演のツアーの合間を縫い、同18日に都内で記者懇親会を行った。

「エフゲニー・キーシン」の公演情報

1972年モスクワ生まれのキーシンは、弱冠10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲 K.466を弾いてデビューし、11歳で初リサイタルを開くなど、幼い頃から神童ぶりを発揮。1986年には、18歳にして当時の音楽界の頂点に君臨していた帝王カラヤン率いるベルリン・フィルと共演。同年に日本ツアーを行うなど、コンクール入賞歴はほとんど無いが、早くから世界的ピアニストとして活動を続けている。

40歳のバースデーを祝した2012年の来日公演から2年ぶりとなる今回の来日ツアーでは、シューベルトのピアノ・ソナタ第17番とスクリャービンの「幻想ソナタ」「12の練習曲」を取り上げる。「特に(母国ロシアの作曲家である)スクリャービンは、子どもの頃から親しみがあって、心の中に生きている重要な作曲家です。ロシア国外では決して有名でありませんが、今回のツアーで取り上げて、『(スクリャービンを)

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