教育係は入社2年目に!新人に仕事を教える時に必要な「心構え」
しかしどうであれ、たとえその人がどれだけ優秀だったとしても、経験知がなければ力を発揮することは不可能。そこで、最低限のことは部署で教える必要性が生まれます。
■見て覚える時代ではない
そうはいってもインストラクターがいるわけではありませんから、誰かが自分の仕事と並行して教えなければなりません。
ただでさえ忙しいのに仕事が上乗せされるわけですから、かかるエネルギーもプレッシャーもかなりのものであるはず。
そしてもうひとつの問題は、いまはもう新人が「見て覚える」時代ではないことだといいます。
職人や芸の世界ならともかく、一般的な職場においては、上司や先輩の言動を見て主体的に判断・行動できるタイプは減っているわけです。
だから、「見ていれば覚えるだろう」では、新人にとってはストレスになるだけ。「なんも教えてもらえない」と上司や先輩への不満を募らせるばかりだということです。
重要なのは、「まずは基本的なことをていねいに教えてほしい。そうすれば、ちゃんとできるようになる」というタイプが多いこと。
この点について著者は、「最近の若い人は真面目なので、うまく教えれば順調に成長するものだ」