教育係は入社2年目に!新人に仕事を教える時に必要な「心構え」
と断言しています。
つまり仕事の種類が増えたうえに、「ていねいに教えてほしい」という若者が増えた。そんな状況下では、この2つの要素をクリアする必要があるということ。上司や先輩は、効率よく、細やかに教えることが求められるというわけです。
■2つの基本的な「心構え」
そしてそんな観点に立った場合、職場で「教える」ということについては、持つべき2つの基本的な“心構え”があると著者はいいます。
まずひとつ目は、「教える」ことは「業務の一環」であると覚悟を決めること。
部下や後輩が入ってきたり、その指導係を任されたりすることを「面倒だ」と感じる人は少なくないでしょう。
たしかにそれは時間を必要としますし、大きなストレスの原因にもなります。
まして上の世代は、「自分が新人のころはそんなに教えてもらわなかった」と、ていねいに教えることを「不必要」と考えがちでもあります。
(1)伝承し続けること
しかし、その根底にあるのは「教えることは業務外のサービスである」という意識なのではないかと著者は指摘します。
そして、「だとすれは、明らかに時代を読み違えている」とも。以前がどうであれ、いまはかなり変わってきているのです。