くらし情報『過剰な健康オタクぶりがあだに。脳梗塞で入院中に出会った高齢女性から学んだこと【体験談】』

2023年12月29日 08:10

過剰な健康オタクぶりがあだに。脳梗塞で入院中に出会った高齢女性から学んだこと【体験談】

過剰な健康オタクぶりがあだに。脳梗塞で入院中に出会った高齢女性から学んだこと【体験談】


2020年の11月、私は右半身の片まひに気付き、脳梗塞で約1カ月間入院しました。そのときに出会った健康意識が高すぎる70歳の女性。度が過ぎる健康オタクぶりがあだとなり、看護師から厳しく注意されることになった、彼女の残念な結末を紹介します。

退院許可が出ても居残る女性

入院女性


それは私が軽い脳梗塞で入院していたころの話です。急性期の安静が解かれ、一般病棟の4人部屋に移されたとき、隣のベッドにいたのは70歳の小柄な女性でした。

ちょうど私が入院した当日の夕方、仕事帰りに電車内で倒れ救急搬送。くも膜下出血でそのまま入院したそうです。症状が軽かったからか、同室になってすぐに退院許可が出たにもかかわらず、「まだ心配だから帰りたくない」と居残っていました。時々お見舞いに来る娘さんとの会話から察すると、家のことをまったくしないご主人との二人暮らしに不安がある様子。家に帰れば自分がまたすべての家事を担うことになるだろうと彼女は心配していました。

度が過ぎる健康オタクぶりが発覚

ナッツ


彼女は夜9時の消灯後も、しばらく枕元のライトを点け、カーテンの中でガサゴソと動き回っています。
ビニール袋をあさるような音、カリッカリッと何か硬いものをかむような音。

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