くらし情報『人生をかけた商談当日、母の形見の時計を着けていった私「その時計、どこで手に入れた?」⇒驚きの過去が判明』

2024年1月25日 23:40

人生をかけた商談当日、母の形見の時計を着けていった私「その時計、どこで手に入れた?」⇒驚きの過去が判明

あなたのお母様は私の命の恩人です」

社長がしてくれた昔話は、懐かしい母が彼を救ったというエピソードでした。当時、親の借金を返しながら残業続きの会社でハラスメントに遭い、精神を病んだ末に辞職。生きる気力を失って川に飛び込んだ彼を水中から引き上げ、「生きていれば何とかなる」と励ましたのが私の母だったというのです。

「その時計は、ようやく再就職できた私がお礼に渡したオーダーメイドの品です。その後、お会いできなくなってあちこち探していたのですが……。お母様は病身を押して、私の救助のため川に飛び込んでくださったんですね……」

社長は、頬に涙を伝わせてから、「商談中に失礼。この資料は大変わかりやすい。あなたとの取引なら、前向きに検討させていただきます」と宣言しました。


A先輩が去り、私は…

するとAは、社長の話を真剣に聞いていなかったらしく、「ともかく商談成立ですかね? 俺のお手柄ってことで♪」と発言。社長はそんな彼を見て黙っていたのですが……。

帰社すると、すぐに私たちを呼び出した部長がAに一喝。「社長から商談中の君の様子を全部聞いた! 説明はまったく要領を得ず、資料の内容も把握していなかったと!」

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