くらし情報『「気道の確保だけ覚えてください」緊急時に役立ったプロの教え【体験談】』

2024年2月5日 10:10

「気道の確保だけ覚えてください」緊急時に役立ったプロの教え【体験談】

「気道の確保だけ覚えてください」緊急時に役立ったプロの教え【体験談】


高齢者のお世話をしていると、いつも頭のどこかで死ということを意識しています。普段より起きて来る時間が遅いとき、よく眠っているようでピクリとも動かないときなど、呼吸をしているかどうか、そっと確認することがしばしばあります。そして、先ほどまで普通にしていたのに、急に体調が悪くなり、残念ながらそのまま亡くなってしまう場合も……。私の実家の父がそうでした。

昼間は普通だったのに。夜間の父の急変

父が倒れるイメージ


父は介護認定を受けていませんでした。母が介護認定を受ける際、父も一緒に認定を受けることをケアマネジャーにすすめられたのですが、頑として拒否されました。

表面的には元気そうに見えましたが、命に関わる持病がありました。年齢も90歳近く。いつ何があってもおかしくないという覚悟は持っていたつもりでしたが、父が倒れたとき、私は混乱するばかりでした。

父は、昼間はいつも通りに見えたのに、夜になって急に、起き上がることも話すこともできなくなり、救急車で搬送されました。脳出血でした。そのとき、父のそばにいたのは私と要介護3の母だけ。
当たり前ですが、母はまったく頼りになりません。父に、何が起きたのかわからない状況で、私もパニック状態だったと思います。

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