2022年6月11日 03:10
「いつまでたっても目が重い」ツライ目の疲れに潜む40代以降ならではの原因と対策【眼科医監修】
「十分な休息を取っても目の疲れが治まらず不快感が続くことに加えて、体にも不調が現れる状態を眼精疲労といいます。自然に治らないため、治療が必要になります。まず、目の症状として
- 目が重い、しょぼしょぼする
- 目がかすむ、ぼやける
- 目の乾きを感じる
- 白目が充血する
- まぶたがピクピクけいれんする
- まばたきが増える
といったものが見られます。また、眼精疲労は体の不調が伴うことも特徴です。
このような症状が見られたら、早めに眼科を受診しましょう」(田辺先生)。
最大の要因は「目の使い過ぎ」
「眼精疲労の最大の要因は目の使い過ぎや目を使う環境が悪いことにあります。目の周りには眼球やまぶたを動かす筋肉があり、頭を支える首や肩の筋肉とも連動しています。
そのため、
- 長時間近くを見る
- 集中してまばたきが減る
- 乾燥した部屋や薄暗い部屋でパソコンやスマホを長時間見る
といったことを繰り返すと目の乾燥や目の周りの筋肉が固まることにつながり、目の疲れだけでなく首や肩の筋肉も固まって肩凝りや頭痛も引き起こしてしまうのです。
今は若い人にも見られますが、眼精疲労のピークは40代後半から60歳くらいです」