2022年6月11日 03:10
「いつまでたっても目が重い」ツライ目の疲れに潜む40代以降ならではの原因と対策【眼科医監修】
(田辺先生)。
どうして40代以降から眼精疲労が増える?
1.若いときの眼鏡やコンタクトレンズを使っている
「目は年齢とともに変化していきます。けれど、若いときに作った眼鏡をそのまま使っている人は多いですね。必要以上に度数が高かったり、矯正が弱すぎると目は自分でピント合わせようと頑張ってしまいます。それが眼精疲労の原因になるのです」。
2.更年期によるドライアイ
「ドライアイは環境のほかにも、女性の場合は更年期の影響も指摘されています。更年期は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌低下で、肌の潤いが不足してくるのと同様、目の潤いも低下します。
涙によって目は潤いを保っています。
しかし涙の量が減り、涙の成分が変化して目の表面を覆っている涙の膜が少なくなると、目の表面の粘膜が乾燥しやすくなります。それがドライアイです」。
3.老眼対策をしていない
「老眼は40歳ごろから始まり、45歳ごろから自覚する人が多いです。近くのものや細かいものが見えづらくなりますが、適切な老眼鏡を使うなどしないと目を細めたり、首を前に出したりしがちです。その結果、目が疲れたり、首筋や肩が凝ってしまうのです」。