くらし情報『40代女性の動悸・息切れは更年期のせい? どうして起こる? 高血圧との関係は?【医師監修】』

2023年5月9日 12:10

40代女性の動悸・息切れは更年期のせい? どうして起こる? 高血圧との関係は?【医師監修】

「動悸は心臓の心拍数が感じられる状態のことで、心拍数が速い頻脈、遅い徐脈、心拍を大きく・強く感じる、脈が飛ぶ・乱れるなどがあります。

原因は不整脈または自律神経の乱れが考えられますが、不整脈の場合は循環器内科受診の必要があります。動悸があるとき、手首で脈を取ってみて、早かったり遅かったりする場合は不整脈の可能性があるので受診しましょう。脈はいつも通りなら自律神経の乱れが原因の可能性が高いです。

ただし、動悸の他に胸の痛み、吐き気や嘔吐、冷や汗などの症状があるときはなるべく早く受診してください」(駒形先生)。

なぜ更年期に動悸が増える?

動悸がする女性
駒形先生によると、動悸はあっても脈は普通の場合、自律神経が関係しているとのこと。更年期には自律神経が乱れることがわかっていますが、自律神経と動悸にはどのような関係があるのでしょうか。

「自律神経には、心拍数や呼吸などのコントロールする働きがあります。
この自律神経は脳の視床下部の中枢であり、女性ホルモンもコントロールしています。

更年期になると卵巣の機能が衰え女性ホルモンの分泌がうまくできなくなりますが、視床下部は“ 女性ホルモンが減った ”という情報をもとに性腺刺激ホルモンを出し続けるため、視床下部がパニックに陥ってしまうのです。

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