2023年7月16日 12:10
お酒を飲まなくても肝機能が低下!? 閉経後にリスクが高まる「脂肪肝」とは?【医師監修】
お酒の量が急激に増えたというわけでもないのに、40歳を過ぎてから健診や人間ドックで「肝機能低下」の指摘。「肝機能が低下するとどうなるのだろう」と不安に感じてしまいますよね。アンチエイジング専門医の黒田愛美先生は栄養療法の一環で検査をする中で、肝機能低下が見られる患者は多いと言います。その中でも近年問題視されている脂肪肝についてまとめました。
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そもそも肝機能とは?
主に精製、貯蔵、解毒の3つの働きがあります
肝機能が低下すると、体はどうなるのでしょうか。
「肝臓の働きは簡単に言うと主に3つあります。
体に必要な物を作る(精製)体に必要な物を蓄える(貯蔵)体に不要なものを処分する(解毒)肝機能低下とは、これらの働きが落ちているということです。これらの機能低下が進行すると肝機能障害になります」(黒田先生)。
そして、この肝機能障害の中でも近年増えているのが脂肪肝だと言います。
「肝機能障害の中で特に、近年の飽食や運動不足の影響から、非飲酒者の脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患)