紗里さん(仮名・30歳)は4年前の夏、のちに夫となる武弘さん(仮名)と、彼の友人である雅也さん(仮名)と出会いました。その後、武弘さんと交際が始まるものの、既婚者である雅也さんと不倫関係に。結婚を申し込まれたあとも、雅也さんとの関係は続いていたそう。その後、どんな結末が待ち受けていたのでしょうか。不倫を続けながら結婚「武弘からプロポーズを受けたあと、しばらくして籍を入れました。翌年の春に結婚式を挙げようという話になり、式場選びなどをスタート。その間も雅也との不倫関係は続いていました。夫に対する罪悪感は、すっかりなくなっていましたね。式場と日取りが決まり、衣装選びや招待客リストの作成、プログラムや引き出物の準備など、とにかく慌ただしい日々が続きました」幸せの絶頂のはずが…「式の日が迫ってきたころでした。なぜか、夫の口数が減ってきて、機嫌を損ねているような状態が続いたんです。マリッジブルーみたいなものかもしれないと思い、なるべく式に関する話はしないようにして過ごしていました。そして、迎えた結婚式当日。式場に入り、ドレスを着てヘアセットをして、とても緊張しました。そのときはもう、夫の機嫌も直っているように見えて、ホッとしていたんです。挙式から多くの人が集まってくれて、感謝の思いでいっぱいになり、幸せを噛みしめていました。しかし、披露宴が始まる直前に、信じられないことが起こったのです」入場前の衝撃の告白「私と夫は、入場のために扉の前に二人で並びました。そのとき、夫が小さな声で言いました。“俺、全部知ってるから”と。何のことか分からず私が尋ねると、“君と雅也のこと”と言われました。一気に血の気が引き、頭が真っ白になりました。“まあ、あとで話そう”と言われ、入場開始。扉が開くと同時に眩しい光に包まれ、拍手を浴びながらも、私はパニック状態。なんとか笑顔を見せていたとは思うんですが、まったく記憶にありません。あっという間に時間が過ぎ、なんとか二次会終了までたどり着くことができました」積み重ねてきた罪の意識「その日は、式場であるホテルに宿泊することになっていました。部屋に戻ってきてしばらくして、夫が話を始めました。私と雅也との関係を知ったのは、ほんの数日前。友人から、私と雅也が一緒にいるところの目撃情報があったそうです。夫自身も思い返すと合点がいくところがたくさんあり、不倫関係であることは確実だと判断したようでした。結婚式については、キャンセルのしようがなく、仕方なく行ったとのこと。夫は、“証拠があるわけじゃない”とは言うものの、私もこれまで積み重ねてきた罪の意識が溢れ出し、否定することはできませんでした。そして夫から、“もう信用できない、よりによって俺の友だちと……”と言われ、“離婚して欲しい”と告げられました。翌日、夫は雅也と連絡を取り、雅也も関係を認めたようでした。夫は慰謝料などは請求しなかったものの、雅也もその後に妻と別居という形になったそうです。私はというと、結婚式直後の離婚ということもあり、気まずくて誰にも相談できませんでした。雅也との関係もどこからか漏れたようで、声をかけてくれる友人もおらず、完全に周囲からの信用を失いました。今は実家へと戻り、肩身の狭い思いをしながら暮らしています」“結婚前から不倫していた女性の告白”をご紹介しました。幸せの絶頂といえるシチュエーションから一転、絶望の時間となってしまったようです。このように、不倫が最悪なタイミングで発覚することもあります。一度過ちを犯してしまった後は、罪深き行為への代償を払う日々が続いていくことになるのでしょう。©metamorworks/shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月23日結婚は、愛し合う二人がたどり着くゴールのはずが、パートナーを裏切りながらも結婚に至るケースもあるようです。紗里さん(仮名・30歳)はかつてそんな経緯で結婚をして、現在はとても後悔しているそう。当時、いったいどんな状況だったのかを詳しく伺いました。バーベキューパーティーでの出会い「4年前のお盆休みのことです。友人からバーベキューパーティーの誘いを受けて参加することになり、20人ほどの男女が集まりました。友人はお酒を飲むと社交的になるタイプで、私を置いてほかのグループに混ざってしまったんです。肩身の狭い思いをしている私に声をかけてくれたのが、のちに夫となる武弘(仮名)。彼は友人の雅也(仮名)という男性と参加していました。」彼と交際開始「バーベキュー後、武弘からLINEが届き、食事に誘われました。パーティーでの話になった際、同行していた雅也が既婚者であることを聞きました。雅也は私と同業者で、共通の話題で盛り上がったこともあり、個人的に連絡を取っていたんです。彼の妻に誤解されるのは避けたいと思い、後日そのことを尋ねると、“伝えてなくてごめん”と謝られました。しかし、相談相手としてLINEでのやり取りは続けていました。そんな中、武弘と2回目に二人で食事に出かけたとき、“付き合って欲しい”と告白され、交際が始まったんです」ホテルに時計を忘れてしまい…「武弘との交際が始まってしばらくして、雅也からLINEがきました。“仕事のことで相談がある”と言うので、二人で会うことに。お酒を飲みながら、率直な意見を言い合っていると、すごく心の距離が縮まって、彼への好感度が一気に上がった感じがしました。店を出たあと酔いも手伝って、勢いでホテルに行ってしまったんです…。もちろん罪悪感があったので、仕事の話だとしても、もう二人で会わないと決めて別れました。しかし家に帰ってから、腕時計をなくしたことに気づきました。雅也から“忘れた時計を預かっている”と連絡が来て、もう一度会うことに。ダメだとわかっていたのですが、また彼と話が盛り上がってしまい、再びホテルへ行ってしまったんです」不倫を続けながらの結婚「こうして、武弘と交際しながらも、既婚者である雅也との不倫関係はズルズルと続いていきました。その頃にはもう彼らはほとんど会っていないようで、不貞を必死に隠す気持ちも薄れていましたね。出会って1年が経とうとしたころ、武弘から結婚を申し込まれました。もう不倫に対して罪悪感もなくなっており、私は素直にプロポーズを喜んだんです。雅也に結婚のことを連絡しても、“よかったね”と言うだけで、特に関係をどうこうしようという話にはなりませんでした。なので、結婚後もこのままずっと、今まで通りの関係が続いていくんだろうなと漠然と考えていました。結婚式には、夫の友人として雅也も呼ぶつもりでしたが、仕事で来れないということを残念にすら思っていましたね」“結婚前から不倫していた女性の告白”をご紹介しました。最初に抱いた罪悪感も、時が経つほどに薄れていってしまったようです。慣れとは怖いもの。しかし、その罪はしっかりと心に刻まれていることでしょう。©Hananeko_Studio/shutterstock©kei907/shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月23日テレワークの息抜きに訪れていたカフェで、年下の男性店員と不倫関係になった菜々さん(仮名)。夫に不倫を知られ、慰謝料と離婚を要求される事態へと進み、菜々さんの人生は大きく転落していきます。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫によって人生が狂った30代女性のエピソードをご紹介します。慰謝料を支払い貯金はゼロに…彼も仕事も失いドン底に夫に不倫を疑われるも「まだ誤魔化せる」と思い、そのときはシラを切った菜々さん。しかし夫は、菜々さんの不倫について確実かつスピーディに証拠を集めていたのです。「夫は私の不倫を疑ったときから私に内緒で探偵も依頼して、不倫の証拠集めを始めていたようでした。それから1か月もしないうちに、夫から私と彼がホテルに入って行くところの写真を突きつけられました。さらに、不倫の慰謝料を払ったうえで離婚をするよう言い渡されてしまったのです…」夫に不倫がバレることはないだろうと、たかをくくっていた菜々さん。夫がしっかりと証拠を集めていたことに驚いたと同時に、離婚の意思まで固めていることに衝撃を受けたと振り返ります。夫の意思を知って深く反省した菜々さんは、何度も夫に謝罪をし反省の言葉を伝えたそうです。しかし、夫の離婚意思は固く、菜々さんの言葉が届くことはありませんでした。それだけにとどまらず、菜々さんの人生は不倫をきっかけに大きく転落をしていくことに…。「私が何を言っても夫の離婚意思が変わることはなく、夫に不倫を知られてからわずか2か月で離婚が成立しました。慰謝料も一括で支払ったので、独身時代から貯め続けていた私の貯金はゼロになりました。さらに夫は、共通の知人や友人に、私が不倫をしたせいで離婚をしたと話しまくったので、私は周囲の人からの信用を失い白い目で見られるようになってしまいました。私は仕事でも知人や友人との関わりが深かったこともあり、社会的な信用を失ってしまい、仕事にも影響が出てきて…。以前のように集まりに呼んでもらえなくなり、どんどん孤立していったんです。仕事もやりにくくなって、同僚たちと意思の疎通も図りにくくなって退職しました。不倫相手の彼に話したら、すごく冷たい声で『僕は年下だし、君の面倒を見るつもりもないから』と言われあっさり振られて、彼のことも失ってしまったんです」その後、転職活動を試みるも思ったような仕事に就けずに、苦労していると話す菜々さん。現在はフリーランスの仕事で生計を立てているものの、収入は以前と比べて半分程度まで減ったそうです。不倫によって人生が狂った大誤算「不倫のせいで、私の人生は大きく狂いました。夫からあんなにすぐに離婚を突きつけられるとも思っていなかったし、慰謝料や仕事などこんなに人生に影響があるとも思っていませんでした。それに、不倫から始まったとはいえ彼との仲は本物だと思っていたのに…。私は離婚までしたのに、仕事を辞めた途端に簡単に振られたのもショックでした。今は、1年前の自分と比べると想像もしなかったほどどん底の生活です。ここから這い上がりたいと思いつつも、何をどうすれば昔のような安定した生活に戻れるのかわからなくて、自分でもどうしたらいいのかわかりません」戻れるなら不倫前の自分に戻りたいと話す菜々さん。しかし、メンタルもボロボロで、以前のような明るい自分を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうだと話していました。不倫を始めるときにはほんの出来心でも、不倫の結末を迎えるときには人生が大きく狂っている話は少なくありません。どんな事情があるにしても、既婚者の立場で夫以外の男性と親密な仲になれば、家庭は壊れるものと覚悟したほうがいいでしょう。安易な気持ちで道を踏み誤ったが最後、とんでもない展開が待ち受けているかもしれません。©polkadot_photo/paulaphoto/shutterstock文・並木まき
2023年08月20日「不倫なんてしない」と思っていても、日常生活に魔の手が忍び寄ることもあります。常連だったカフェに勤務する年下男性と不倫に至ってしまった30代女性の転落劇を、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。テレワークの息抜きに通っていたカフェで気になる男性と出会い…30代前半の菜々さん(仮名)は、コロナ禍から完全テレワークへと勤務形態が変化しました。そんななか結婚3年目を迎え、夫との仲も順調で何ひとつ不満のない生活を送っていたそうです。しかし毎日自宅で仕事をする環境に飽きてしまい、自宅の近くにあるカフェに度々訪れては、そこで仕事をしたり店員と雑談を楽しんだりしていたと話します。「毎日家にいるだけだと環境の変化にも乏しいので、ネットで見つけた雰囲気のいいカフェに入り浸るようになっていました。そこで出会ったのが、3歳年下の男性店員。彼はカッコよくて感じも良くて、常連になった私のこともすぐに覚えてくれました。そのうちその彼に会うのも毎日の楽しみになっていて、夫が仕事に出かけると私も支度をしてカフェに行くような毎日になったんです」ある日、雑談のなかで二人はLINEを交換することに。その日から、昼夜を問わず連絡を取り合うようになったそうです。生活圏が近かったこともありすぐに食事に行く仲へと発展してしまったのだとか。「夫には悪いなと思いつつも、不倫をしているわけではないと割り切り、私はその彼と何度も食事に出掛けました。そしてある日、珍しくお酒を飲みすぎてしまった私たちは、勢いでホテルに行ってしまって…。その日から不倫関係になってしまったんです」夫の目を盗んでデートを重ねる日々。しかし共通の知人に目撃され…「最初のうちは夫にバレないようかなり気を配っていましたが、彼と付き合って3か月ほど経った頃には、最初ほどは警戒をしていなかったように思います。それで近所だけでなく、話題のデートスポットにも二人で出かけるようになっていました。あるときに夫と私の共通の知人に、私が彼とデートをしているところを目撃されてしまったんです。友人から連絡を受けた夫から、すぐに問い詰められました。しかしその時点では「まだ誤魔化せる」と思って、シラを切りました。夫はモヤモヤしているようでしたが、証拠もなかったので、そのときはなんとか追及を逃れることができましたが……内心は冷や汗が出ましたね」安易な気持ちで不倫を始め、配偶者に知られてからことの重大さに気づく人もいます。しかし当人が安易な気持ちだったとしても、裏切られた配偶者のショックは計り知れません。不倫はそれまでの人生を一瞬にして壊すほどの破壊力をもつ恐ろしい行為なのです。©mapo_japan/Farknot Architect/shutterstock文・並木まき
2023年08月20日思いがけない場所で誰かと出会い、恋に落ちることもあると思います。しかし残念ながら、既婚者である場合は歓迎される出来事ではありません。それでも、関係を深めてしまうケースもあるでしょう。今回は、“不倫相手と出会った意外な場所”について、女性たちに話を聞きました。別々の同窓会で「高校の同窓会に参加したときです。ホテルの宴会場だったんですが、入ってみると知らない人たちばかり。おかしいなと思い、近くにいた男性に尋ねると、なんとそれは別の高校の同窓会。同じホテルでおこなわれていたようでした。すぐに移動して、自分の同窓会に参加。終わったあと、会場から出たところで、“大丈夫でした?”とさっきの男性に声をかけられました。少しお酒が入っていたこともあり、しばらく会話をしたんです。そして自然と連絡先を交換。お互いに既婚者でしたが、連絡を取り合い、そこから不倫に発展してしまったことがあります」ユイ(仮名)/32歳同窓会での再会で不倫に堕ちるという話は聞きますが、別々の会場で、というケースはなかなか珍しいですね。その偶然が二人の心に火をつけてしまったのかもしれません。友人の舞台の打ち上げで「友人が所属している劇団の舞台に招待され、観劇しに行ったときのことです。終わったあと打ち上げに誘われ、参加させてもらいました。そこで、打ち上げに参加していた他の劇団の役者さんに出会ったんです。彼はイケメンで、まさに私のタイプでした。私は結婚していましたが、次回の舞台を見に行きたいと言って、連絡先を交換することに。その後、まめ連絡を取り合うようになり、私は完全に彼を好きになってしまいました」ホナミ(仮名)/30歳舞台やライブの打ち上げなどは、普段会わないような人と知り合える場かもしれません。しかし、既婚者である場合、それがマイナスに働いてしまう場合もあるでしょう。プール掃除のボランティアで「近所の市民プールで、6月のプール開きを迎える前に、清掃のボランティアを募っていました。私も息子が利用するかもしれないので参加することに。そこで、同じくボランティアに参加していた別の子のお父さんと面識を持ちました。それからしばらくして、友人とうちの近くにある居酒屋を利用したとき、その男性とバッタリ遭遇。一緒に飲むことになり、話をしているうちに自然と連絡先を交換する流れに。やがて、二人で飲みに行く機会ができ、深い関係に。W不倫という状態になってしまいました」フミカ(仮名)/32歳ボランティア精神を持ったことが、不倫のキッカケになるとは思いもしなかったことでしょう。しかも、近所での不倫とは、なかなかの危険性を伴う状況です。パーソナルジムの食事指導から「30代に入り、体型が気になるようになりジムに通うことに。どうせならしっかり取り組もうと、パーソナルジムを選びました。そこでついてくれたトレーナーの男性が若くてカッコ良かったんです。私は食事指導もしてもらえるコースだったので、LINEで食べたメニューを送るように。そこから個人的なやり取りもするようになり、思い切って食事に誘ってしまったことで、あっという間に不倫に堕ちました」ユカ(仮名)/33歳トレーニングにより健康体を目指すはずが、不倫関係となってしまったよう。指導や相談などの建前があることで、どんどん関係性が深まり、ストッパーがきかなくなってしまったのかもしれません。“妻が不倫相手と出会った意外な場所”をご紹介しました。不倫をする人は、場所などは関係なく、どこにいても不倫をする流れになりやすいのかもしれません。結局は、しっかりと自制心を持つことが大事だということでしょう。©sirtravelalot/New Africa/Shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月18日明奈さん(仮名・31歳)はかつて元カレに浮気されて落ち込んでいたところ、古くからの友人である祐介さん(仮名)に励まされ、告白を受けました。「俺は絶対に浮気なんてしない」と誠実なところに惹かれ交際し、やがて結婚。しかし、仕事の接待でゴルフに行っているのかと思いきや、そうでないことに気付き、不倫を疑うように。その後、いったいどんな展開を迎えたのでしょうか。友人からの密告「夫が不倫している証拠を掴むために、スマホを盗み見ようともしましたが、ロックを解除することができず失敗に終わりました。モヤモヤとした感情がいつまでも晴れなかったので、私は共通の友人に相談をしてみたんです。すると、“実はある噂を聞いた”と教えてくれました。“職場に親しくしている女性がいるらしい”“言えなくてごめん”と申し訳なさそうに謝られました。夫が職場の女性と不倫をしているかもしれないと知ったものの、相手を特定する手段がありません。そこで、探偵に調査を依頼することにしたんです」不倫相手の正体「探偵会社に正式に依頼をしたのち、1週間もしないうちに結果が出たと報告が来ました。結果は、クロでした。報告書には、夫が女性と手をつないでいる写真や、ホテルに入ろうとしている写真がありました。相手はやはり、夫の職場の部下でした。顔が分かる写真を見せてもらうと、見覚えがありました。確か結婚式の2次会に参加していて、紹介されたのを思い出したんです。調査によれば、その時点ですでに関係があったのではないかとのことでした」職場に匿名でメールを送り…「再び私は失意の底に沈みました。でも、元カレのときと違ったのは、怒りに満ちていたことです。泣き寝入りはしたくない。なんとか、制裁を下したいと思いました。夫の勤めている会社のメールフォームに、不倫の事実を密告するメールを匿名で送ることにしました。ただ送っても無視されるかもしれないと思い、受け取っていた写真のデータも添付しました。しっかり二人の顔が写り、親しげに手をつないでいる写真です。そしてその夜、夫が職場から帰宅。どんな顔をしているのかと思いきや、なんとも悲愴感の漂う表情をしていました」地方に飛ばされることになり…「夫は言いました。“もしかしたら転勤することになるかもしれない”と。“人手が足りないから”と言い、当然メールのことに関しては何も言いませんでした。“まだ決定ではない”と言うものの、その数日後、正式に地方に転勤することが決まりました。そして、引っ越しなどについて話を持ちかけてきたときです。私は、探偵会社から受け取っていた報告書を差し出しました。会社にメールを送ったのは自分だと告げると、夫は愕然とした表情でうなだれていました。私が、“裏切らないって言ったのに”と迫ると、“ごめん”と小さな声で謝りました。その後、私たちは離婚しました。夫は転勤のため地方に引っ越しをしましたが、夫の不倫相手の女性は退職したそうです。夫も転勤先に不倫での左遷と伝わっているらしく、肩身の狭い思いをしていると聞きます」“誠実なはずの夫に裏切られた妻の告白”をご紹介しました。信じた相手に裏切られ、心に大きな傷を負ったことでしょう。復讐はしたものの、そこに達成感などはないはず。傷が早く癒えることを願うばかりです。©Graphs/shimi/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年08月16日恋人に浮気をされたら大きなショックを受けるだけでなく、もう二度と同じ目に遭いたくないと思うはず。明奈さん(仮名・31歳)もかつて恋人に裏切られ、さらに結婚後も同じような体験をしてしまったそうです。当時どんな様子だったのか、詳しく話を伺いました。元カレの裏切り「私は結婚する前、元カレと2年ほど付き合っていました。彼は容姿がいいこともあり、かなりモテる人で、いつも女性の影がチラついていました。私もある程度は寛容に構えていたんですが、1年ほどして浮気が発覚。ただ、そのときは彼も反省していて、すぐに謝ってくれたので乗り越えることができたんです。その1年後、やがて結婚も考えるようになったころ、また浮気が発覚しました。今度は彼も開き直っていて、“別れろと言うなら別れる”という態度をとられました。私は、本当に悩んで悩んで別れを決断しました」長い付き合いの男友だちからの告白「失意の底にいる私を救ってくれたのは、友人たちでした。学生時代から付き合いのあるメンバーで、いろいろと励ましてもらいました。すると、そのなかの一人の男友だち、祐介(仮名)が食事に誘ってくれたんです。二人だけで出かけるのは初めてだったかもしれません。そこでなんと、“好きだ”と告白を受けました。まだ失恋の痛手から立ち直っておらず、しかも長い付き合いの友だちからの告白に戸惑い、答えは保留に。でも、そのことを共通の友人に相談すると、“祐介は以前からそう言っていた”というので、気持ちに嘘はないんだと思いました。そして、2度目に二人で会ったとき、“俺は絶対に浮気なんてしない”と告白されて交際することに。その1年後に結婚しました」夫からの昇進報告「夫は営業職で仕事は忙しかったものの、なるべく早く退社をして、いつもまっすぐ家に帰って来てくれていました。あるとき、“主任を任されることになった”と昇進の報告が。夫の誠実さが仕事でも評価されたのだと、私もとても嬉しかったです。でも、そのぶん忙しさが増したようでした。以前よりも残業が増え、休日も接待のために毎週のようにゴルフへ。夫は、“もう少しすれば落ち着くから”と言うものの、なかなか忙しい日々からは解放されませんでした」宅急便の伝票に違和感をおぼえ…「夫は車を持っていたんですが、ゴルフに出かける際はお酒を飲むことも多かったようで、電車を利用したり友人の車に乗せてもらうことがよくありました。そういう場合、ゴルフバッグを予め宅急便で現地に送るんですね。あるとき、私が家にいるときに現地から送られてきたゴルフバッグの対応をしました。でも、伝票を見て違和感をおぼえました。送り先が、夫の言っていたゴルフ場の場所とだいぶ違ったんです。都内の、しかも繁華街のコンビニから送られていました。おかしいとは思ったんですが、そのときは何も聞きませんでした。ただ後日、同じことがもう一度ありました。よく考えると、確かに不審な点が多いなと。ゴルフの回数も、残業も多すぎる…。それから、夫の行動を注意深く見るようになりましたが、確固たる証拠は掴めませんでした。でも、やはり他に女性がいるようだという確信は強まるばかり。かつて元カレに浮気をされ、裏切られ苦しんだ記憶が蘇り恐怖しました。もう二度と、あんな思いはしたくなかったのに…」“誠実なはずの夫に裏切られた妻の告白”をご紹介しました。最初から誠実ではなかったのか、それとも月日が経つとともに考え方が変わってしまったのか…。いずれにしても、妻は心の底から夫を信じていただけに、そのショックは大きかったことでしょう。©Pangaea/MsKim/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年08月16日涼花さん(仮名・33歳)は、ビアガーデンで2歳下の大輝さん(仮名)と出会いました。夏休みに息子と夫の裕則(仮名)さんが2泊3日でキャンプに行っているあいだに、不倫関係になってしまったそう。ホテルで過ごした翌日、彼と一緒にいるところを、とある男性に目撃されてしまいます。それは、結婚前まで付き合っていた元カレ。その後、いったいどんな展開が待っていたのでしょうか。元カレに不倫がバレて…「映画館に併設されたカフェでランチをしている途中、大輝くんがトイレへ。そこで声をかけてきたのが、元カレの賢人(仮名)でした。“あれ、結婚相手じゃないよな?”と聞かれたので、“うん”と答えるしかありませんでした。すると、“ふ~ん”とどこか意味深な反応を見せ、大輝くんが戻ってくる前に去っていきました。そんなこともあり、映画にはまったく集中できませんでした。見終わって自宅に戻ったのが夕方ごろ。不安になった私は、賢人と連絡を取ってみることに。だいぶ昔にやり取りしたLINEを遡り、メッセージを送りました。すると、“ホテル街のほうから歩いてきただろう”と指摘され、完全に不倫関係がバレてしまっていました」元カレとの関係「賢人とは、私が結婚する前に2年以上付き合っていました。最後は“好きな人ができた”と言われ、一方的に私がフラれたんです。そのあと私は自暴自棄になり、男遊びに走った時期もありました。そんなときに出会ったのが、夫の裕則です。付き合い始めてすぐ妊娠したのをきっかけに、結婚しました。そんな経緯もあり、賢人にはどこか未練があったんだと思います。正直なところ、再会できたのが嬉しくもありました。不倫がバレて、“なにやってんだよ”と叱られても、悪い気はしませんでしたね」W不倫へと罪を重ね…「大輝くんとは連絡を取りつつ、それを賢人に相談するという奇妙な状態がしばらく続きました。二人の男性のあいだで揺れる自分に、酔っていたのかもしれません。しばらくして、再び大輝くんと会う約束をしました。それを賢人に告げると、“行くな”と言われ、“それなら俺と会え”と場所と時間を指定されました。私は大輝くんとの約束をすっぽかし、賢人を選びました。そして、予想はしていましたが流れのままにカラダの関係に。賢人もすでに結婚していたので、二股なうえにW不倫という関係になってしまったのです」人生の転落「賢人と関係を持ち、1か月ほど経ったころでした。深夜に賢人のアカウントからLINEが届いたんです。メッセージには“賢人の妻です”とありました。賢人の妻が私との関係に気付き、彼のスマホから連絡してきたのです。“こちらに連絡をください”とLINEのIDが送られてきましたが、私はしばらく連絡をためらってしまいました。すると賢人から連絡が来て、“離婚することになった”と。事態はあっという間に悪い方向に進んでいきました。私は慰謝料を請求されたので、夫に伝えないわけにはいきません。夫は愕然としていましたが、とりあえずは状況の把握に努め、事態の収束のために動いてくれました。しかし、夫婦関係に入った亀裂は、修復困難になっていました。不倫発覚から3か月ほどして私たちも離婚することに。私が定職についていないこともあり、親権も取れませんでした。私は、不倫により多くのものを失ってしまいました」“元カレとW不倫を重ねた昼顔妻の告白”をご紹介しました。人生を転落していくさまが、目に見えるようです。一度道を踏み外すと、もとの道に戻るのはなかなか困難でしょう。©mits/naka/PIXTA(ピクスタ)©kapinon/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年08月09日夏といえば、様々なイベントがあります。普段とは違う場所に出かけて、思いがけない出会いをすることもあるでしょう。涼花さん(仮名・33歳)も、かつてそんな出会いをして、不倫に走ってしまった経験があるそう。当時の状況を詳しく伺いました。ビアガーデンでの出会い「息子が小学校にあがり、習いごとなども始めて、少し時間の余裕ができるようになりました。そこで、学生時代の友人たちと4人で、ビアガーデンに出かけたんです。夏の夜風を浴びながらのビールは最高。とても楽しく気分良く過ごしていると、隣のテーブルに座っている男性グループに声をかけられました。私たちのなかには未婚の友だちもいたので、そういった出会いもあるかと寛容に受け止め、自然と交流をしていました。そのビアガーデンは、自分でサーバーにビールをつぎに行くタイプ。私がサーバーのコーナーにいると、さっきの男性グループのひとりが声をかけてきました。LINEを聞かれたので、深く考えずに連絡先を交換しました」夫と息子がキャンプへ行くことに「男性の名前は、大輝くん(仮名)と言い、年齢は私の2つ下で独身。爽やかなスポーツマンタイプで、好みのタイプでした。何度か、“飲みに行きましょう”と誘われましたが、タイミングが合わず…。息子が夏休みに入り、家にいる時間も増えるので、もうチャンスはないと思っていました。そんなとき、私の夫の裕則(仮名)が“家族でキャンプに行こう”と提案してきました。夫は仕事が忙しく、休日出勤などもよくあるため、普段は子どもと遊ぶ時間がとても少なかったんです。でも、私はアウトドアが苦手。その結果、夫と息子の水入らずで、二人でキャンプに行こうという話になったのです。二人が家をあける2泊3日のあいだ、突然私に自由な時間ができました」葛藤しつつもホテルへ…「夫と息子がキャンプに出発。私はというと、連絡を取っていた大輝くんと飲みに行くことになりました。家に誰もいないと思うと、気分がとても楽。大輝くんとの会話も楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。夜の11時ごろになり、彼が“旦那さんと子どもが待ってるよね?”と聞いてきました。そこで私は、今日は二人ともキャンプに出かけていて、家にいないことを告げました。すると大輝くんから、“ホテルに行こう”と誘われました。葛藤はありましたが、こんな機会はもう二度と訪れないかもしれません。私は、彼の誘いを受け入れました」声をかけてきた男性の正体「翌日、お昼前にホテルをチェックアウトしました。このまま別れるのも寂しく感じた私の様子を察したのか、大輝くんが“映画でも見に行く?”と言ってくれて、映画館へ向かうことに。上映まで少し時間があったので、併設されているカフェでランチをしました。途中で、彼がトイレへ。こんなにのんびり過ごすのは何年ぶりだろう……と考えていると、突然とある男性に声をかけられました。なんとその男性は、私が結婚前まで3年間付き合っていた元カレでした。私は、元カレに不倫現場を目撃されてしまったのです。あのときは、本当に頭が真っ白になりましたね……」“夫と息子のキャンプ中に不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。滅多にない機会だからと、羽目を外しすぎてしまったようです。その結果、知り合いに不倫現場を目撃されてしまうことに。悪事を働けば、何らかの形で返ってくるのです。©Graphs/ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA(ピクスタ)文・塚田牧夫
2023年08月09日自分の夫が不貞行為をはたらいていたとしたら、許せるはずがありませんよね。相手を突き止めたり、証拠を掴まずにはいられないでしょう。麻沙美さん(仮名・32歳)もかつて夫に不倫をされ、徹底的に追い詰めようとしたそう。当時、いったいどんな状況だったのか詳しく話を伺いました。仕事復帰をきっかけにベビーシッターを利用「夫の幹人(仮名)は私の4歳上です。3年の交際を経て、結婚しました。きっかけは、私の妊娠でした。私は仕事が好きだったので、出産後に育休を経て職場に復帰。子どもは1歳になったばかりのころで、最初はお互いの両親に預けていました。でも、どうしても預けることができない日に、スポットでベビーシッターを利用することになったんです。とても助かったのと、子どももなついていたので頻繁に利用するようになりました。ベビーシッターは、藤島さん(仮名)という女性でした。私より2歳上で、大人しい感じの穏やかな雰囲気の人でした」リビングで談笑する二人「それからベビーシッターを利用するときは、藤島さんを指名するようになりました。最初の利用から、5~6回お願いして、1か月ほど経ったころです。私が仕事から帰ると、リビングのほうから話し声が聞こえてきました。夫が珍しく早く帰ってきていて、藤島さんと楽しそうにお茶をしていました。夫が、“俺が引きとめちゃったんだ”と言い、子どもも寝かしつけてくれたあとだったので特に不快には感じず、そのときは怪しいなんてこれっぽっちも思いませんでしたね」寝室の長い髪の毛「でも、その日をきっかけに、何度か同じことがありました。私が家に帰ると、夫と藤島さんが楽しそうに話をしているんです。なんとなく、違和感をおぼえ始めて…。そんなとき、床に藤島さんのものと思われる髪の毛が落ちていたのを見つけました。私はショートヘアで藤島さんがロングだったので、違いは明らか。それを枕元に置いてみたんです。夜になり、あたかも今見つけたかのように、“長い髪がベッドに落ちてたよ”と夫に見せました。そしたら、ビックリするぐらい夫が動揺を見せたんです。“藤島さんが子どもと一緒に遊んでいるうちに寝室に入っちゃったのかな”と、あたふたしながら言っていました」夫を尾行して…「髪の毛でカマをかけてからは、夫と藤島さんがリビングで話をしている姿を見かけなくなりました。ピタッとなくなったところが、さらに怪しかったです。それに、夫がスマホを触る時間が増えたように感じました。使用する際も、どことなく私に見られないようにしている素振りもあって。藤島さんと不倫をしているのではないかと、強く疑いました。そこで私は、休日に出かけていく夫のあとをつけてみました。でも、やっぱり尾行は難しい…。バレないように距離を取ろうとすると、すぐに見失ってしまうんです。何度か挑戦しましたが、うまくいきませんでした。そこで、また夫にカマをかけてみることに。“友だちに別のベビーシッター会社を勧められたから、変えてみようと思う”と伝えてみました。すると、“そんな必要ないだろう”と、“子どももなついてるんだし”と強く否定。やはり、不倫相手は藤島さんだと思いました。」“不倫夫を追い詰めた妻の告白”をご紹介しました。どんどんボロを出していく夫に、妻は確信を深めていったのでしょう。とはいえ状況が落ち着くわけではありません。たとえ不倫の証拠を掴んだとしても、傷ついた心が報われることはないのでしょう。©maroke/polkadot_photo/shutterstock文・塚田牧夫
2023年08月06日ブラック企業の不倫事情とは…?@yuyuyuko0202さんの『ブラック企業の不倫事情』より衝撃のワンシーンをお届けします。このお話では、ブラック企業の社内恋愛や、社内不倫など…愛憎渦巻く恋愛模様を描いています。いきなり……前回、ゆうこちゃんは教育係の先輩に親しみやすさを感じていましたね。しかし、いくら先輩だからって、やっていいことと、悪いことがあります……。かなり不快なんですけど……しばらくして…とんでもない事件が起こる…?!頭ポンポンを好きでもない男性からされるのは、正直かなり不快ですよね……。今の時代、たとえ本人に下心がなかったとしても、セクハラになってもおかしくはありません。この漫画に読者は『キモイと思っていたのが自分だけでなくて一安心ですね。男性が普通に触れてくる会社なんて普通じゃないですよね。こんなモヤモヤしたところで働き続けるのは難しいので、ひっそりと転職活活動するかもしれません。』『セクハラ、パワハラといろんなハラスメントが言われるようになり、昔と違ってちょっとした冗談は通じなくなりました。ハラスメントはされる側がどう思ったかによって決まるので、人の感覚はそれぞれで難しい面もあると思います。でも、触るのは今の時代NGですよね。私もそれは嫌かも!』『今どき頭をポンポンするのはなかなか無いと思いました、男性には自覚がないかと思われます。』など、先輩の言動に拒絶を示す共感の声が多く集まりました。適度な距離感を保って……ゆうこちゃんは、研修が終われば教育係の先輩との接点はなくなるため、この問題を軽く捉えていました……。しかし、この後魚住先輩の奥さんを巻き込んだ「浮気相手探し事件」に発展することになります。もし、会社の上司や先輩の距離感に不快に感じたら……あなたならどうしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@yuyuyuko0202)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。
2023年08月06日女性の勘というのは、非常に鋭いもの。夫がいつもと違う行動を取ったら、ほんのわずかな異変にもすぐに気づきます。不倫をしている男性がそれを隠そうとして取った不自然な行動が、逆にあだとなって、妻に疑われるきっかけとなるケースも珍しくないようです。今回は、妻たちが夫の不倫に気づいたきっかけを聞いてきました。クレジットカードの明細書が届かなくなって…「夫が、クレジットカードの明細書を急にオンラインに切り替えたみたいで、紙の明細書が郵送で届かなくなったんです。普通ならそれぐらいでは疑わないかもしれませんが、うちの夫は極度の面倒くさがりや。オンラインでの切り替え手続きなんて、何かよほどのことがない限りは自分では絶対にやろうとしないタイプです。 きっとクレジットカードの明細を私に見られたくない理由があるんだな…とピンときて、不倫をしているかもしれないとに気づきました」(奈緒/29歳)男性は不倫をすると、証拠になりそうなものをなんとかして隠そうと躍起になります。 そのため、普段は絶対にしないような行動をとることで、逆に妻から怪しいと疑われてしまうことも。妻を簡単に騙せると思わないでほしいものです。スマホを肌身離さず持つようになったら要注意「よく友人から、夫がスマホをトイレやお風呂の中にも持っていくようになって怪しい…などと言っているのを聞きますが、うちの場合はトイレやお風呂はもちろんのこと、寝る時も肌身離さずスマホを持つようになったんです。今までは寝ている間は少し離れたところで充電していたんですが、ある時から枕の下に入れるようになりました…。これは絶対に怪しいと思ったら、やっぱり不倫をしていましたね」(亜季/31歳)スマホは、「浮気の証拠が最も詰まっているツール」だと言えるかもしれません。 不倫をするようになった男性の大半が、なんとかしてスマホを妻から遠ざけようとするでしょう。今まではそうではなかったのに、寝るときやトイレに行くときまで肌身離さず持つようになったら、怪しいと言えるかもしれませんね。出張が突然増えた夫「夫の仕事は、出張なんて滅多にないような部署なのに、いきなり出張が増えたんです。これは怪しいと思って、あるとき1泊で関西出張中と言われた日に会社に電話してみたところ、やっぱり出張は嘘でした。不倫相手とお泊まりしていただけだったようです」(美穂/33歳)不倫相手とのデートで帰りが遅くなったり、お泊まりをしている場合、仕事のせいにして妻を欺こうとする男性も多いですが、いつもと異なる様子があれば妻はすぐに気づきます。会社での出来事や仕事の話は妻にわからないだろうと甘く見ているようだったら、それは大きな間違いです。以上、妻たちが夫の不倫に勘づいたきっかけを紹介しました。不倫を完璧に隠し通せる男性というのは、実は少数派。ほとんどの場合、無意識のうちに何かしら不自然な行動を取っており、妻は大体それに気づいています。男性が思うよりもずっと、女性は鋭いのです。バレて取り返しのつかない事態になった…ということのないよう、不倫から足を洗って欲しいものです。©Ippei Naoi/Gettyimages©Kayoko Hayashi/Gettyimages©Absodels/Gettyimages文・小泉幸
2023年08月05日不倫のような“道ならぬ恋”に溺れると、人は正確な判断ができなくなるよう。既婚者を愛してしまい、幸せを手に入れられない苦しさから、不倫相手の女性が暴走することがあるのだとか…。そしてその矛先が、妻へと向かうことも多いようです。今回は、「妻たちが夫の不倫相手からされた最低の行動」を聞いてきました。自宅に乗り込んできた「夫の不倫相手が、家まで押しかけてきたことがあります。『ご主人が愛しているのは私なんです!早く離婚してください』と言って、ものすごい剣幕で乗り込んできて、本当に衝撃的でした。実は、夫が不倫していることはもともと勘づいていましたが、確証が得られなかったんです。でも、不倫相手の女性が自ら姿を現してくれたおかげで、不倫の証拠も不倫相手の正体も掴むことができました。その後、私は離婚したんですが、ガッツリ慰謝料を請求しました」(玲奈/33歳)不倫をしている女性の中には、相手に離婚してほしいあまり、妻に直談判しにいく人がいますが、自ら不倫の証拠を差し出しているのも同然。慰謝料を請求されても仕方がありません。不倫に溺れると、冷静さを失って自らを追い込むような行動を取ってしまうことがあるようです。内緒で子どもに会っていた「私はバツイチで子どももいます。数年前に離婚したんですが、元夫と別居していた当時、怒りで震えるような出来事がありました。彼との関係はすでに冷え切っていたので、他に付き合っている女性がいようがいまいが、あまり気にしていなかったんです。ところが私に内緒で、元夫が不倫相手の女性に、子どもを会わせていたことがわかり、さすがにその時はブチギレました。どうやら不倫相手の彼女が、『どうしても子どもに会わせてほしい!いつか家族になるかもしれないんだから』と懇願したらしいです…。ちなみにその後、彼女の気持ちがかなり重たくなって、彼が耐えきれなくなり、二人は別れたようです」(菜美/35歳)不倫をしている男性が、自分の子どもを不倫相手に合わせているケースは実はそう珍しくないようです。妻からすれば、大切な我が子を不倫現場に連れて行っているなんて、身の毛もよだつ出来事ですよね…。不倫をしている男女は自分たちのことしか見えていないので、普通の感覚では信じられない行動を取ることがあります。インスタで常に監視してくる「Instagramのストーリーを投稿すると、毎回あるアカウントから真っ先に足跡がつくんです。私のフォロワーは、数も少ないし、ほとんどがリアルな友人。その中で誰だかわからないアカウントから毎回足跡がつくので気になっていたんですが、どうやら夫の不倫相手だったみたいで……。なんだか監視されているみたいでかなり気分が悪かったです。監視してやりたいのはこっちの方なのに…」(由起/31歳)不倫をしている女性の中には、不倫相手の妻の存在が気になって仕方がない人も多いようです。その結果、妻のSNSを探し当て、投稿をチェックするのをやめられないのだとか。以上、「妻たちが夫の不倫相手からされた最低の行動」を紹介しました。既婚者を好きになってしまうと、どうしても妻の存在は無視できないので、苦しい思いを抱えることになってしまいます。妻に対する嫉妬や劣等感から、常識では考えられない行動を起こす人も少なくありません。不倫の世界に足を踏み入れ、自分を見失うことのないようにしたいものです。©Shuji Kobayashi/Gettyimages©Yagi Studio/Gettyimages©maruco/Gettyimages文・小泉幸
2023年08月02日ひょんなことから、“推し”のバンドマンとLINEを交換することになり、やがて不倫関係となってしまった新婚の里奈さん(仮名)。夫に知られないように密会を重ねていましたが、事態は里奈さんの予想もしなかった展開へと進みます。推し活をきっかけに不倫へ堕ちた30代女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。推しからお金を要求され…「彼との密会はいつもホテルでした。はじめは相手がホテル代を払ってくれていたのですが、いつからか私が支払うように。今思えば、その頃の私は“推し”と会えることが嬉しくて、お金をいくら使っても気にならないほど浮かれていたんですよね。さらに彼が『機材が必要だから、ちょっとだけ助けてくれない?』と、お金の相談をしてくることも増えて、そのたびに私は、彼のためにお金を用意しました」推しから要求される額は里奈さんの月々の収入だけでは足りず、貯金を崩してお金を用意していたそう。しかしその貯金も底をつきはじめます。里奈さんから「もうお金を貸すのは無理」と伝えたところ、彼に激怒されたといいます。「『お金が出せないなら、もう会わない』と言われてしまい、その日から彼とは音信不通になりました。もともとバンドマンとファンの関係なので、金の切れ目が縁の切れ目みたいになっても仕方ないんだろうなって、自分を無理やり納得させましたね。夫に不倫を知られなかっただけでもラッキーですし、ひとときの良い夢だったと思うようにしました」突然突きつけられた不倫の証拠彼に会えなくなって失意の日々を送っていた里奈さんは、ある日突然夫から不倫の証拠を突き付けられてしまいます。「LINEの通知を見られた日から、夫は私を疑い、探偵を雇っていたそうです。反論できないほどの多くの証拠を突きつけられて、同時に夫からは離婚と慰謝料の支払いを主張されました。すでに彼との関係は終わっていたので、当初は『離婚したくない』と夫に許しを求めたのですが、夫の離婚意思は固く、結局は離婚することになりました」不倫相手への援助によって里奈さんの貯金はほぼなくなっていたため、今は実家に帰って働きながら慰謝料を分割で支払い続けているとのこと。推し活から不倫へと足を踏み入れたことにより、人生が大きく狂ったと後悔しているそうです。「推しのことは遠くから応援しているくらいでちょうどよかったんだと思います。愛されているつもりでいたけれど、彼はお金目当てで私に近づいていただけ。大事なものを失ってしまった今、なんであのとき不倫関係となってしまったのか、悔やんでも悔やみきれません」配偶者にバレないまま不倫を終えたつもりでいても、配偶者が不倫の証拠を掴んでいた場合は、離婚話へと発展することもあります。安易な気持ちで配偶者以外の相手と親密な関係になってしまえば、人生が大きく狂うきっかけとなるのは間違いありません。©RichLegg/Wiphop Sathawirawong/gettyimages文・並木まき
2023年08月02日“推し活”が、不倫のきっかけとなってしまった人もいるようです。ずっと応援していたバンドマンと不倫関係に至った女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。夫婦で憧れのバンドマンのライブへ30代の里奈さん(仮名)は、昔解散した“推し”のバンドが復活すると聞き、夫とライブに行くことにしたそう。里奈さんと夫は新婚で、夫も同じバンドのファンだったつながりで交際が始まり、ゴールインしました。「復活ライブは最高でした。ライブが終わって会場を出ると、しばらく歩いたあとに、夫が席に忘れ物をしたと言い出したのです。仕方がないので会場に引き返し、人が少なくなった会場の裏口あたりで私は夫を待っていました。すると、なんと推しのバンドマンが裏口が出てきて…。学生時代からずっと好きだったこともあって、私はその場の勢いで思わず声をかけてサインと写真をお願いしたんです」これまで里奈さんは熱心にそのバンドのライブに通っていたため、相手はなんとなく顔を覚えていた様子だったそう。サインをもらい、記念写真を撮ったあとも、少しの間バンドの昔の話などで盛り上がったのだとか。「そして、流れでLINEを交換することになりました。推しとLINE交換ができるなんて夢みたいな話で、本当に嬉しくて…。その日から私は推しとのLINEに夢中になってしまいました」推しからの誘いでふたりきりで会ってしまい…LINEで連絡を頻繁に取り合っていたある日、いきなり彼に「食事でもしない?」と呼び出された里奈さん。食事のあとに流れでホテルに行き、関係を持ってしまったのだとか。そしてその日から密会が増え、会うたびに体の関係を持ってしまう仲になったといいます。「推しと不倫を始めて1か月ほど経ったときに、家で夫とテレビを見ていたら私のスマホに彼からLINEが届いたんです。ディスプレイに名前が表示されていたので、夫がその表示を見て不審がりました。私は焦って『推しバンドの公式LINEだよ!』と咄嗟にごまかしたんです。その日のうちにLINEの通知設定を名前が表示されないように変更して、夫にバレないようにしなければと注意を払うようになりました。そのときは推しと繋がれたのが夢のようで、不倫している罪悪感よりも、彼との関係を諦めたくないという気持ちのほうが強かったのです……。」憧れていた人から食事に誘われれば、自分が既婚である立場も忘れて舞い上がってしまうこともあるでしょう。しかし、食事だけでなく肉体的な関係を持ってしまった時点で不倫であることには変わりません。©kokouu/Jena Ardell/gettyimages文・並木まき
2023年08月02日琴乃さん(仮名・34歳)は夫である淳人(仮名)さんの不倫を疑い、その相手として3人の女性に目星をつけました。昔からの友人の亜紀(仮名)、職場の後輩の美玲(仮名)、そして自分の妹である雪乃(仮名)。SNSを覗いたり友人に相談したりと調査を進めるうちに、ついに夫と美玲の密会現場を目撃!いったいどんな結末を迎えたのでしょうか。お盆休みに入り実家に帰省「夫と美玲が駅で待ち合わせをしているところを目撃しましたが、すぐにふたりを見失ってしまったんです。その後もなんとか証拠を掴めないものかと思い、LINEを覗こうともしましたが、やはり厳重にロックをされていました。そうするうちに、お盆休みに入りました。私は子どもを連れて実家に帰省。夫は仕事もあり、家に残ることになりました。そうなると、夫は必ず不倫相手の美玲と会うはずだと思ったんです。そこで私は、夫に言わず急に家へ帰ってみようと思いました。もしかしたら、決定的な証拠が得られるかもしれない、と。そんな計画を立てつつ実家に戻ったんですが、ひとつ気になることが起きました。毎年妹の雪乃も帰省するはずなのですが、その年に限って仕事で戻れないとのこと。少し嫌な予感がしました」イヤな予感が的中「帰省した2日目。子どもを両親に預け、車で2時間ほどかけて家に戻りました。夕方の6時くらいに着いたんですが、淳人はまだ仕事なのか留守。しばらく待って、戻ってこないようなら連絡を入れようと思いました。ベランダに出て外を見ていると、夫の姿が見えました。その隣には女性が。近付くにつれ、女性が誰なのか分かりました。それは、妹の雪乃でした。なんとなく抱いていたイヤな予感が当たってしまったのです」関係は半年前から…「玄関のドアが開き、入ってきた淳人は私を見て、“なんで…”と狼狽えていました。背後にいた雪乃は、絶句し、顔面蒼白になっていました。私が、“わかってたから”と言いました。嘘ではあったんですが、ふたりはそれを聞いて観念したように静かに腰をおろしました。そして雪乃が、“ごめんなさい”と小さく呟きました。事情を聞くと、ふたりの関係は半年ほど前から始まったとのこと。話を聞いているうちに、悔しさ悲しさといった感情がごちゃ混ぜになり、涙が込み上げてきました。でも、そこで終わりにするわけにはいきません。まだ夫に追求すべきことがありましたから」不倫三昧だった夫「密会していた、職場の後輩の美玲についてです。淳人は関係を否定しましたが、そこで私は、潔白であるならLINEを見せるように提案しました。雪乃も、そんな女性の存在は知らなかったため、いったんは私のほうに加勢。淳人に逃げ場はなく、諦めてスマホを出し、LINEの内容を開示しました。するとやはり、美玲との関係が明らかに。そしてさらに、もうひとり疑っていた女友だちの亜紀に関しても、深い仲であることが発覚しました。淳人は、私が疑っていた3人すべてと関係を持っていたのです。私は、夫婦関係の修復は困難だと判断し、離婚に向けて話を進めることに。妹以外のふたりに、慰謝料を請求。もちろん淳人にも請求し、親権も私が持つことになりました。雪乃とは、この一件以来、個人的な連絡は取っていません。それ以外は今のところ、私と息子で一応は不自由のない暮らしができています」“執念で夫の不倫相手を突きとめた妻の告白”をご紹介しました。女性3人と不倫をしていたとは、妻はもちろん不倫相手とも関係を修復することは難しいはず。おそらくこれからも、さまざまな場面で罪の深さを感じる瞬間が訪れることでしょう。©aijiro/Hananeko_Studio/shutterstock文・塚田牧夫
2023年07月30日パートナーの不貞行為を疑いはじめたとき、相手となる人物を特定しようとする人は多いでしょう。琴乃さん(仮名・34歳)もかつて夫の不倫を疑い、その相手を突き止めようとしたそう。果たしてどんな結末を迎えたのか、詳しく話を伺いました。不倫を疑ったキッカケ「夫である淳人(仮名)が不倫をしているのではないかと思ったのは、ベランダに出てスマホをいじっている姿を見たときでした。子どもが寝たあと、私がシャワーを浴びて出てくると、リビングに夫がいませんでした。ベランダにいて、おそらく誰かとLINEをしていたんだと思います。その姿に違和感をおぼえ、相手が女性ではないかと思いました。そこで私は、夫が寝ている隙にスマホを覗いてみることに。夫は眠りが深いため、多少の動作では起きません。夫の指をつまんで、スマホのロックを解除しました。ところが、ロックが二重にかかっていて、なかを見ることができませんでした。でも、その厳重さが逆に疑いを強めることになりました」不倫相手としてあやしい女性は…「夫が不倫をしているとすると、相手として怪しいと思える女性が3人いました。その筆頭が、夫の昔からの友人である、亜紀(仮名)という女性。私よりも古い付き合いらしく、ふたりで食事に出かけることもありました。ただ、夫は“女性とは思っていない”と言っていて、スルーしてはいたんですが、やはり疑わしくはありました。もうひとりが、職場の後輩の美玲(仮名)。20代半ばと若く、容姿もいいタイプ。美玲のSNSを覗いたとき、夫とのツーショット写真が投稿されていたこともありました。そこには、“尊敬する先輩”として紹介され、むしろ美玲のほうが好意を寄せているような印象を受けました」3人の“容疑者”「最後のひとりは、私の妹の雪乃(仮名)です。雪乃は私たちの家にもよく遊びに来ていて、子どもの面倒を見てくれていました。夫を含め3人でお酒を飲むこともあったんですが、あるとき雪乃のことを“お前”と呼んでいた気がしたんです。そこでは気にしていませんでしたが、ずいぶんと距離が近いなとは思いました。そこから私は、容疑者である彼女たちのSNSを遡って見てみたり、夫のことを知っている信頼できる友人などに相談して、独自に調査を進めました」目撃者からのタレコミ「私は、子どもが幼稚園に入ってから職場に復帰しました。基本は定時退社なのですが、たまたま残業をした日があったんです。その帰り、夫の不倫疑惑を相談していた友人からLINEが届き、彼を駅で見かけたと言うのです。間に合うか分かりませんでしたが、踵を返してその駅へ。急ぎ足で向かうと、改札を抜けた奥に、夫の姿がありました。待ち合わせをしているようで、丁度そのタイミングで相手が到着。その相手に、にこやかに手を振る夫。その相手というのが、職場の後輩の美玲でした。肩を寄せ合い歩くふたり。その様子から、ただならぬ関係であることは伝わってきました。こうして私は、夫の不倫相手を突き止めたのです…」“執念で夫の不倫相手を突きとめた妻の告白”をご紹介しました。夫側は、疑われていることすら気付いていなかったのでしょう。スマホに二重にロックをかけ警戒していたとしても、その行動がかえって、疑いを深めてしまうこともあるのです。©Tero Vesalainen/metamorworks/shutterstock文・塚田牧夫
2023年07月30日“女の勘”という言葉がありますが、女性のほうが不倫や浮気などにいち早く気付いてしまう傾向があるのかもしれません。では、具体的にはどんなときに「怪しい」と思うのでしょうか。“妻が不倫に気付いた夫の何気ない言動”について女性たちに話を聞いてみました。「ちょっとコンビニに行ってくる」「ある日の夜、夫が着替えをしていたので、“どこか行くの?”と尋ねると、“ちょっとコンビニに行ってくる”と言うんです。出かけてから20分ほどして、アイスを買って戻ってきました。すると、2~3日後にも同じようなことが。今まで夜に出かけることなんてなかったのに、変だなと思いました。そしてまた1週間後に同じことがあったので、今度は夫のあとをつけてみたんです。そうしたら、スマホで電話をし始めたので、これは女性関係だなと思いました。どうやら、外出するたびに毎回電話をしていたようです」ミナコ(仮名)/33歳普段の生活とは違うことをすると、パートナーに違和感を与えることもあるでしょう。男性としては、コンビニくらいと思ったのかもしれませんが、考えが甘かったようですね。「帰りは何時くらいになりそう?」「私は仲の良い友人たちと定期的に食事に出かけることがあります。あるとき休日に出かけようとしたら、夫が“帰りは何時くらいになりそう?”と聞いてきました。いつもなら、“行ってらっしゃい”くらいしか言わないのに……。しかも、“ゆっくり楽しんできてね”なんて言うので、怪しいと思いました。なので、伝えた時間よりも少し早めに帰ってみたんです。すると、家に夫がいませんでした。結果的に、これが不倫に気付いたキッカケでした」アミ(仮名)/29歳急に妻の帰りの時間を気にしたことで、不自然さがあったのでしょう。それまでの時間に何か企んでいるなと、疑って当然かもしれません、「夫婦関係がうまくいってなかったんだろう」「私の職場で不倫があり、世間話として夫に話しました。私としては、“どうしようもないなぁ”と話が盛り上がるかと思ったんですが、夫は“夫婦関係がうまくいってなかったんだろうな”と、不倫した人をフォローするような感想を言ったんです。それまでは、芸能人の不倫の話題を耳にすると、“バカだな”と言うだけだったのに、急に意見が変わったな……と思いました。のちに、夫の不倫が明らかになるんですが、やっぱりあの言動のときからおかしかったなと思います」ユカ(仮名)/34歳不倫に対して、急に寛容な態度を示すようになったんですね。それはやはり、自分の行動に対する見解でもあったのでしょう。「お前、寝相悪いもんな」「家によく、夫と共通の女友だちが遊びに来ていました。あるとき何気ない会話の流れで、その友だちが“寝ていると腰が痛くなる”と言いました。そこで夫が、“お前、寝相悪いもんな”と返したんです。その時点では、すぐに会話は次に移りました。でも、あとで振り返って、おかしいな…と思ったんです。友だちの寝ているシーンなんて、夫は見ていないはず。そうしたら、のちにやっぱり、二人が深い関係にあったことが分かりました」ユウキ(仮名)/30歳一緒に寝るような場面がないと、知る由もない話でしょう。あとで会話を振り返ったときに、違和感をおぼえるようなこともありますよね。“妻が不倫に気付いた夫の何気ない言動”をご紹介しました。いくら隠そうとしても、必ずどこかにボロは出るもの。もし相手の言動に怪しい点があったのなら、納得いくまで確かめてみたほうがいいでしょう。©itakayuki/d3sign/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月28日母(真理子さん・仮名・47歳)の過干渉に悩んでいた愛さん(仮名・25歳)。既婚者である上司(友也さん・仮名・40歳)に母のことを相談するうちに、いつの間にか二人は不倫関係に。しかし、突然母に不倫相手を略奪され…愛さんは実家を追われることになって…。悪い流れはここで留まることなく、さらに大きな渦となって愛さんを飲み込みます。母と不倫相手の裏切りによって、住む場所まで失ってしまった愛さん。そこで、藁にもすがる思いで父(晴彦さん・仮名・50歳)に連絡を入れると快く会ってくれることになったのだとか。父と久々の再会…そこで聞かされた母の衝撃的な正体とは?「父は久々の再会をとても喜んでくれました。私は恥を忍んで『上司と不倫していたら、相手を母さんに略奪された。それで急に実家を出ることになり行く当てもなく困っている。少しの間、父さんと一緒に暮らせないかな? 」と話を切り出したんです。そうしたら、父から『真理子なら平気で娘の彼を横取りするだろうな』と衝撃的な発言が…。『俺たちの結婚は親が決めたものだったんだ。最初はうまくいくと思ったけど、真理子は浮気ばかり繰り返して…しかも相手はいつも既婚者だった』と言い出して。私は母の本当の姿を知ってゾッとしました」思い返してみると愛さんがまだ小さい頃、夜遅くに目を覚ますと母がいないことが度々あったそうです。「驚く私をよそに父は話を続けました。『不倫を厳しく注意しても真理子は一向に態度を改めなかった。最終的に俺の堪忍袋の緒が切れて…それで離婚することになって。結局、真理子は人のものばかりほしくなるんだろう』と語ったのです。さらに『彼を母さんに略奪されたと言うけれど、元々は愛が不倫していたことが原因じゃないか!やっぱり親子だから似ているんだな』と嫌な顔をされてしまいました」そう言うとすぐにその場を立ち去ってしまったので、結局愛さんは父を頼ることができなかったそう。仕方なくホテルを転々とすることになった愛さんに、追い打ちをかけるように悪い出来事が立て続けに起こります。最悪の事実が社内で噂になってしまって…女性を待ち受ける驚愕の結末「ある日会社に行くと、みんなが私を見てコソコソ話をしていました。どうやら友也さんが離婚してすぐに再婚したという話題で持ち切りの様子。すると『友也さんは愛さんと不倫していたよね、でも再婚相手は愛さんの母親なんだって』『母親に彼を奪われるなんて話聞いたことないよ』と悪口が聞こえてきて…。職場に居づらくなった私は、これが原因で会社をやめることになりました」何もかも嫌になった愛さんは、見知らぬ土地へ引っ越して再スタートを切ろうと考えたのだとか。そのため、貯金していたお金を全額はたくことに…。心機一転で直したところで恐ろしいことが起きてしまいます。「引っ越して数か月経った頃、夜遅くにインターフォンが鳴ったのでドアを開けると、そこにはなんと母の姿が…。あまりのことに言葉を失っていると『愛、またお母さんと一緒に暮らしましょう』と平然と言ってきて。母は友也さんと再婚したにもかかわらず、もう飽きてしまったと話し出して…今度は私と一緒に住みたいという気持ちから、今の居場所を探偵に調べさせたのだとか。母はほしいものを手に入れた途端冷めるタイプで、寂しくなると私にベッタリする毒親になるのです。元はと言えば、不倫をしていた私が悪いのですが、ここまで嫌な思いをするなんて予想だにしていませんでした」不倫したことが原因で多くの悲劇に見舞われた愛さん。最初から相手が既婚者だとわかっていて手を出したのだから、この結果は身から出た錆と言えますね。これからどんなに困難なことが待ち構えていても、すべて受け入れて生きていくしかありません。©PLASTICBOYSTUDIO/Getty Images©Michael H/Getty Images文・菜花明芽
2023年07月27日ひょんなことがきっかけで不倫に身を落とす人は少なくありません。今回は、自分の悩みを相談するうちに、いつの間にか既婚男性と親密になってしまった25歳女性のエピソードをご紹介します。母の過干渉に耐えかねて…不倫相手に癒しを求める日々愛さん(仮名・25歳)は、ひと回り以上年の離れた上司(友也さん・仮名・40歳)と不倫関係にあると言います。なぜ、彼女は先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「物心ついた時には父親がおらず、ずっと母(真理子さん・仮名・47歳)と二人で生きてきました。でも、私は歳を重ねるごとに漠然とした『生きづらさ』を感じるようになって。母に少しでも帰りが遅いと『どこで何をしていたの! 』と詰め寄られたり、何か失敗するたび『母さんの言う通りにしなかったから』ととがめられたり…。こんな風に干渉する母は典型的な毒親だったのです。私は思い悩んだ末に、いつも気にかけてくれる上司の友也さんに母のことを相談。それをきっかけに彼と一気に深い仲になりました」友也さんはありのままの愛さんを受け入れてくれたので、一緒にいると心が満たされたそう。しかし、この不倫関係もすぐに母の知るところになったのだとか。「どうやら母は私の手帳を盗み見ていたようです。友也さんとデートする日にハートマークを描いていたので、すぐに男性と会っていることがバレてしまって。母は『大して仕事もできないのに恋愛にうつつを抜かすなんて』と私を責めつつも『相手は一体どういう人なの…? 』と探りを入れてきたんです。挙句の果てに『今度、彼氏を家に連れてきなさいよ』『あなたにふさわしい相手かどうか母さんが見極めてあげる』と言う始末。根負けした私は『彼は既婚者だから、母さんに会わせることはできない』と正直に事実を伝えました」衝撃的な愛さんの告白に母はすぐさま逆上したと言います。「不倫からは何も得られない」「あなたはいいように使われているだけ」と彼と別れるよう説得してきたそう。そんな母の言葉を聞き流していた愛さんに、この後予想もしない展開が待っていたのです。母と不倫相手の密会を目撃…その時彼が放った驚愕の言葉とは?「休日一人で買い物に行った時、私は信じられない光景を目にしました。なんと母と友也さんがカフェの窓際でお茶をしていたのです。私の不倫をやめさせるため母が彼に接触したのだと思って…すぐに二人の元へ駆け寄り『母さん何しているの! 』『私は友也さんと絶対に別れないわよ』と言い放ったのですが…」愛さんは、その場のただならぬ空気に嫌な予感がしたと言います。すると友也さんから信じられない言葉を聞かされることに…。「『バレたのなら仕方ないな…もう君に愛情はないよ』『今、俺は真理子さんと付き合っているんだから』と言うじゃないですか。よくよく話を聞いてみると、彼は私のために母を注意しようと会う約束を取りつけたのだとか。でも、友也さんはすぐに母のとりこになったそう。彼は『君たちはとてもよく似ている』『ちょっとした仕草がかわいいところがそっくり…年上好きの俺には真理子さんの方がぴったりなんだ』と涼しい顔をして。こともあろうに私は母に不倫相手を奪われてしまったのです」突然彼に捨てられてしまった愛さん。友也さんと母が交際していると知った以上、もう実家にはいられないので、急遽家を出るしかなかったそうです。しかし、元々は愛さんが不倫に走ったことが原因なので、この結果は「自業自得」と言えるのではないでしょうか。©xijian/Getty Images©Solskin/Getty Images文・菜花明芽
2023年07月27日不倫をした男性は、家族から見放される結末を迎えるケースも多々あります。ときには、家族からの制裁がLINEで届くこともあるでしょう。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫男性が絶望した「家族からの制裁LINE」を3つお届けします。1:不倫を知った娘から「もう二度と連絡してこないで」「不倫が妻に知られて、最終的に離婚に至りました。娘が多感な年頃だったこともあって、離婚するまで娘には不倫のことは伏せていたのですが、親権は妻になったので、その後妻から娘に僕の不倫を伝えたみたいです。ある日、娘から久しぶりにLINEがきたと思ったら『もう二度と連絡してこないで。やってることが不潔すぎて気持ち悪い』と書かれていました。娘との面会の取り決めもしていたのに、娘本人からもう二度と僕には会いたくないと言われてしまったため、もう何年も娘に会えていません。離婚そのものよりも、娘に拒絶されたことが1番こたえました」(36歳男性/マスコミ)2:実家の母親から「しばらく顔を出さないでほしい」「実家は今住んでいるところから車で10分くらいの距離なのですが、しばらく帰れなくなりました。というのも少し前に、勤務先の女性と不倫して、相手が妊娠してしまったんです。その不倫は妻にも知られ、相手の女性を含めドロ沼の騒動になり…。すると、不倫のことを知るはずもない母親からLINEで『もう地元で噂はかなり広まっているから、うちにはしばらく顔を出さないでほしい。私も恥ずかしくて買い物にも行けない』と届いてしまって…。自分で思っていた以上に地元では噂が広まっていたみたいで、母親をはじめ実家にもかなりの迷惑をかけてしまいました。妻とは夫婦再構築の道を選び、今もまだ微妙な関係が続いています。そんななかで実家の母親も悲しませてしまったとわかり、自業自得とはいえ僕にとっては地獄のような制裁を受けています」(40歳男性/農産関係)3:不倫相手の夫とグループLINEを作成「仕事で知り合った女性とダブル不倫をしてしまったのですが、妻が相手の女性を突き止め、その女性の夫ともコンタクトをとっていました。慰謝料の話を含めて妻と相手の夫とですでにいろいろと相談をしていたようで、あるときいきなり妻から、相手の夫とのグループLINEを作成したと連絡がありました。そのあとすぐに『慰謝料の件や謝罪については、今後このグループチャットでお願いします』と書かれていました。その後、妻と相手の夫から淡々と事務的な連絡が入り、最終的には慰謝料を支払うだけでなく離婚をして今に至ります。あのときの衝撃は、今でも思い出すと背筋がゾワっとします。自分のせいだとはわかっていますが、妻からの制裁は厳しいものでした…」(36歳男性/専門職)不倫をしても、バレなければ平穏無事に終われるはずと思っている男性もいるかもしれませんが、現実はそう甘くはありません。日常的なコミュニケーションツールであるLINEを通じて、制裁が届くケースもあるのです。©imtmphoto/gettyimages文・並木まき
2023年07月27日千穂さん(仮名・30歳)は同僚とのキャンプに参加した際、後輩社員の湯原さん(仮名)と急接近してキスをしてしまいます。千穂さんは既婚者、湯原さんは彼女のいる立場で、不倫関係へ堕ちることに…。その後、2人の関係はいったいどうなっていったのでしょうか。結末までを詳しく伺いました。隠し撮りをされて不倫発覚「湯原君との関係は、職場には知られないよう細心の注意を払いました。普段の接し方も変えないように気を付けていたんです。キャンプから3週間ほどして、上司から“ビアガーデンに行こう”と提案があり、部署のみんなで出かけました。そこで、酔った上司が私に絡んできました。“お前たちチュウしたんだろう?”と私と湯原君に言ってきて…かなり焦りました。慌てて否定すると、“ほら”と上司がスマホを見せてきたんです。そこには、焚火の前でキスをする私と湯原君の動画が映っていました。キャンプに参加した誰かが、隠し撮りをしていたのです」会社を辞めることに「その動画を見せられ、すぐにでも決断しなければならないことを悟りました。職場内に、湯原君との不倫関係が広まるのも時間の問題です。そうなると、夫へも伝わりかねませんから。私は湯原君との関係を断ち、職場も辞めることを決めました。そのことを湯原君に伝えると、“別れるのは仕方ないにしても、仕事を辞める必要はないのでは”と言われました。しかし、私の決意が固いことを伝えると、“それなら自分が辞める”と言ったのです。本気で言っているのが伝わってきて、ありがたくはあったのですが、自分の意志を貫くことにしました」夫に疑いの目を向けられ…「夫にも仕事を辞めることを伝えると、職場の環境が良くいい会社だと言っていたので驚いていました。そしてこのとき、私が職場で何かあったのではと感じていたらしいです。実は夫は、そのころの私の行動に不信感を抱いていたようで…。自分では気付きませんでしたが、男性の影を感じさせるような行動があったらしいのです。そこに今回の件が重なり、相手は職場の人間に違いないと思ったのだとか。夫は、自分なりに私の職場の人間関係について調べ始めました。SNSなどを検索したり信頼できる友人に相談したりして、情報を集めていたようです」キスの画像「数日後、夫に“これはなんだ”とスマホを見せられました。そこにはあの、私と湯原君がキスをしている画像が…。あの動画の一部が切り取られた画像で、私の顔にはモザイクがかかっていたものの、夫が見れば私だとすぐに分かります。実はそれは、湯原君の彼女が流出させたものでした。どういうルートかは分かりませんが、彼女は入手した動画を見て湯原君の浮気を知ったそう。激怒して、動画を加工してSNSに投稿したのです。それを夫と私の共通の友人が見つけ、夫にリーク。不倫の証拠として突きつけられてしまいました。私も観念して、不倫を認めました。話し合いの末に、私たちは離婚することに。職場を辞める話も進んでいたので、止めることはできませんでした。私は、出来心の不倫により多くのものを失う結果となりました」“後輩社員と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。動画を撮られていなかったとしても、いずれ不倫は発覚していたかもしれません。ひとつの過ちにより、順調な人生も一気に転落してしまうのです。©somethingway/Colin Anderson Productions pty ltd/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月26日職場の人たちとは毎日のように顔を合わせるので、気心も知れてくるでしょう。すると、特別な感情を相手に抱くこともあると思います。千穂さん(仮名・30歳)も以前の職場でそんな経験をしたのち、不倫に堕ちてしまったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。後輩からの思いがけない告白「私の職場に、後輩の湯原君(仮名)という4歳下の男性社員がいました。あるとき、職場の飲み会で隣の席になり、初めてしっかりと話をすることに。彼女がいるとは聞いていたので、“どんな彼女なの?”と尋ねると、“あまりタイプではない”と言うんです。そこで、どういうのがタイプなのかを尋ねると、“千穂さんみたいな人がいい”と。なんとなく慕ってくれているのは分かっていたんですが、それは仕事上のものだと思っていました。面と向かって言われ、女性として見ていたんだと知り、かなりドキッとしてしまって。とはいえ、私は既婚者です。職場の雰囲気も壊したくはないので、ほどよい距離を保って付き合っていました」職場でキャンプを企画「湯原君はキャンプが趣味らしく、ときどきソロキャンプにも出かけるそう。そんな話題が職場のなかでも出ました。うちの部署の上司は、よくボーリング大会やバーベキューなどのイベントを企画することが多いのですが、上司から“今年の夏はみんなでキャンプに行こう”と提案されました。宿泊になるので参加者も少なめとなり、私を含めて6人が集まりました。ところが、言い出した上司が家庭の事情のため参加できなくなり、結局参加者は男女5人。当日は、車2台に乗り合わせて向かいました」車で2人きりになり…「場所は湯原君の知っている穴場スポットで、キャンプ場としては人も少なめ。川が近くに流れていて、自然も豊かで空気も澄んでいる素敵なところです。テントを張ったんですが、湯原君が慣れているのでスムーズに完成しました。途中で買い込んだ肉や海鮮を網で焼いてバーベキューを楽しみ、大満足の時間となりました。ただ、用意していたお酒が残り少なくなってしまったんです。すると、湯原君が“車で買ってきます”と言うんです。なぜかお酒を飲んでいなかったみたいなんですね。そこで、“私も一緒に行く”とついていくことに。車のなかで、何でお酒を飲んでいなかったのか尋ねると、“もし何かあったときに車が出せるように”と言うので、しっかりしているなと感心しました」キャンプ終了後にホテルへ「夜もふけてくると、みんなテントに入り寝始めました。残ったのは、私と湯原君。少し寒くなってきていたので、焚火の前に並んで座り、炎を眺めていました。すると、会話をしながら、お酒もまわってきてだんだん頭がボーッとしてきました。また湯原君の彼女の話になったんですが、“別れようと思っている”と言うんです。そして、“やっぱり千穂さんみたいな人がいい”と…。そこで、吸い寄せられるようにキスをしてしまいました。とはいえ、職場の人たちがいますから、そこまで。お互いに別々のテントに入って寝ました。翌日、片付けをして車で帰宅することになりました。湯原君の車には、私ともうひとり男性社員が乗り合わせました。その男性を家の近くまで送り届けたあと、2人きりになりました。湯原君が、“もう少し一緒にいたい”と言うので、私も“うん”と頷き返すと、車を少し走らせてホテルへ。私たちは、深い関係となってしまったのです」“後輩社員と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。職場内の雰囲気も良く、親しくなりやすい状況だったようですね。しかし、一線を越えてしまってはアウトです。夫婦の絆のみならず、社内の信頼まで失ってしまいかねないでしょう。©Drazen_/kokouu/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月26日経済的な理由から、義実家での同居生活を送ることとなった香織さん(仮名)。息子を溺愛する義母は、香織さんの夫が社内不倫をしていた事実を知っても息子をかばい続けたそうです。家庭内で孤立した30代妻の壮絶なエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。離婚もやむを得ないと腹をくくり親族に相談「夫の不倫がわかってから、私のストレスは限界に達していたのですが、私の実家は飛行機に乗らないと帰省できない距離だったので、すぐに頼れる人が近くにいませんでした。それでも現状をなんとか変えなければいけないと思い、それまでに何度かLINEで会話をしていた夫の従姉妹に連絡をして、夫と義母との問題を相談することにしたんです」香織さんの話を聞いた従姉妹は、香織さんに全面的に同情し、「おばさん(香織さんの義母)は、昔から息子を溺愛しすぎていると親戚の間でも有名だったのよ」と教えてくれたそうです。そして「香織ちゃんがあまりにもかわいそう。私が力になれることはなんでもする」と、心強い申し出もあったとのこと。親戚の集まりで夫と義母の醜態を暴露!「従姉妹の提案で、次の親族の集まりのときに夫と義母の醜態をみんなに暴露することになりました。私はそのあと離婚をする覚悟で臨んだのですが、従姉妹は『経済的なことがあるだろうから、すぐに離婚せずにひとまずは別居をして、生活費は夫から貰えばいいよ』とアドバイスをくれました。新生活の基盤ができるまでは離婚しないほうが私もありがたかったので、従姉妹に相談をしながら、別居計画を進めることにしたんです」従姉妹との計画通りに、親族が集まった席でこれまでの醜態を暴露したという香織さん。夫と義母は唖然としつつも、証拠があるため香織さんの主張を否定はできませんでした。すると、夫側の親族であるにもかかわらず、多くの人が香織さんに同情し、夫や義母をその場で責めてくれたそうです。「その後すぐに、私は夫に別居を申し入れました。別居中の生活費も、裁判所の婚姻費用算定表に基づいて請求して、しっかりと払ってもらいました。別居をしてから私は就職先を探して、きちんと新生活の基盤ができたところで離婚をしました。あのとき、従姉妹や夫の親族が私の味方をしてくれなかったら、今でも義実家で悩みながら暮らしていたか、突発的な離婚をして路頭に迷っていたかのどちらかだと思うので、冷静にアドバイスをしてくれた従姉妹にはとても感謝をしています。従姉妹の話によると、私をいじめていた義母や身勝手な不倫をしていた夫に対して、親戚からの目がさらに厳しいものに変わったそう。親戚の中でも、もはや二人はかなり孤立しているらしいです」義実家で同居生活を送る場合、家庭内で孤立を強いられると居場所がなくなってしまうでしょう。一人で解決が見込めないときには、自分の実家や友人、夫側の信頼できる親族など、誰か一人でも話を聞いてくれそうな人に相談してみることも、有効な打開策のひとつかもしれません。©Kayoko Hayashi/gettyimages©buritora/PIXTA(ピクスタ)文・並木まき
2023年07月23日義実家と同居をするだけでも大きな負担になるケースが多いのに、そのうえ夫が不倫をしていたとなれば妻の心労は計り知れません。そんな状況に陥った末に、家庭内で孤立したという30代の香織さん(仮名)の壮絶なエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。結婚3年目から義実家で同居「結婚3年目のとき、夫の経済的な事情から義実家での同居が始まりました。義母は息子である夫をものすごく溺愛する人だったので、同居をする前から不安は大きかったんですよね……。お金の問題があるのでやむをえず同居を了承しましたが、同居前に抱いていた嫌な予感は的中。同居を始めた直後から、義母はとにかく夫だけを可愛がり、私を敵視するような態度で接してきました」義母は、息子にだけ高級な食材を使った料理を作って香織さんには食べさせなかったり、息子のものだけを買ってきたりと、香織さんに対してあからさまな嫌がらせをし続けたとのこと。そんな生活にうんざりしていた矢先に、なんと香織さんの夫の不倫が発覚したそうです。必死に息子をかばう義母に辟易「夫は職場の既婚女性とダブル不倫をしていました。不倫相手の配偶者が不倫に気付き、その相手を突き止めたら私の夫だったとのこと。不倫相手の配偶者から連絡があり、私は夫の不倫を知りました。ところが、不倫について夫を問い詰めると、『経費が出ない接待費をその女性に払ってもらっていて、代わりに体の関係を持っている。だから不倫関係は仕事の一環だ』と意味不明な理屈を主張し始めたのです。夫は営業職をしており、会社の業績がそこまで良くないので接待にあまり経費が使えないという話は以前から聞いていました。ですが、接待費が出ないからといって、そのお金を捻出するために女性と関係を結ぶなんて滅茶苦茶ですよね」しかし義母は、このトンデモない屁理屈を疑うどころか、全面的に支持。そして不倫を許さない香織さんに対して、「我慢が足りない。家計のために仕事と割り切って不倫をしている息子の立場にもなりなさい!」と、さらにトンデモない指導をしてきたそうです。「あまりにも理不尽な親子がそばにいるので、あの頃の私は頭が変になりそうでした。母親がそんなふうに不倫をかばうものだから、夫も調子に乗って反省する様子はゼロ。不倫相手の家庭にバレたあと、夫は相手の配偶者から100万円の慰謝料を請求されたのですが、それも義母が肩代わりして払ったようでした」息子が何をしてもかばう義母が近くにいると、夫婦関係にも悪い影響を与えやすいでしょう。本人たちで解決できる問題も、義母が介入することによって複雑化するケースは珍しくありません。©itakayuki/kumikomini/gettyimages文・並木まき
2023年07月23日結婚してから、相手が不倫に走ってしまうこともあるかもしれません。もしかしたら、その不倫相手と対峙するような場面が出てくる可能性も。そのとき、いったいどんなやり取りがなされるのでしょうか。妻が驚愕した不倫相手の「衝撃的なひと言」というテーマで、経験のある女性たちに話を聞きました。「彼の子どもがお腹に…」「以前、夫がある女性と不倫をしていました。発覚後、二人で話し合い、とにかく夫は反省していて、夫婦関係をやり直したいとのこと。夫は不倫相手にもう会わないと決めていたようですが、女性のほうは別れに納得していないらしく、私が電話で話をすることになりました。するとやはり、夫に未練があるようで、別れたくないという話をしてきました。さらに、“実は、彼の子どもがお腹に…”と言い始めたんです。さすがに焦りましたが、よくよく聞くと“その可能性がある”といった感じで、結局は嘘。なんとか話はおさまったものの、かなりヒヤヒヤしました」カナ(仮名)/32歳相手の女性は、苦し紛れに嘘をついてしまったんでしょうか。人は追い詰められると、何をしだすかわからない怖さがありますね。「あなたとの離婚届を預かっている」「私は既に離婚をしていますが、その原因は夫の不倫でした。発覚後に、相手の女性と電話で話す機会があったんですが、“彼は別れたがっている”と言うんです。さらに、“あなたとの離婚届を預かっている”とまで。証拠をメールで送るようにと伝えると、なんと本当に夫の名前の書かれた離婚届の画像が送られてきました。しかし、よく見ると全然夫の字ではなく、明らかに偽造。そこまでするかと呆れましたね」タエ(仮名)/35歳男性が不倫に走る際、不倫相手に「妻と別れようと思っている」と言うのはよくあること。不倫相手の女性は、それを真に受けたすえに離婚届の偽装までしてしまったのでしょうか…。「あなたの夫を共有したいです」「あるとき、夫に怪しい行動が目立つようになり、不倫を疑いました。隠れてLINEを覗くと、やはり女性とのやり取りが。すぐに夫に電話をかけさせて、私が代わりに不倫相手と話をしました。すると、案外大人しい感じの女性で、やや拍子抜け。ただ、“本当に好きなんです”と、夫への思いを何度も口にしていました。さらに、“あなたの夫を共有したいです”と言ってきたのです。正直、ちょっと怖かったですね。そういうタイプの女性だったこともあり、夫も別れるタイミングを探っているところだったようです」リカ(仮名)/34歳相手の女性は思い詰めやすいタイプだったのかもしれません。堂々と“夫の共有”を提案されたとあれば、恐怖を感じても仕方がないでしょう。「彼と不釣り合いだと思いませんか?」「結婚5年目のころに、夫の不倫が発覚。私は怒りに任せて、“不倫相手に会わせて”と言い、夫と不倫相手と3人で顔を合わせることになりました。不倫相手の印象は、若くて派手な感じの女性。彼女は私を見て、“彼と不釣り合いだと思いませんか?”と言ってきたのです。確かに私は、結婚後にだいぶ太ってしまいましたが、そんなことを言われる筋合いはありません。私もキレて、相手を泥棒呼ばわりし、醜い罵り合いが続きました。言いたいことをすべて出し切れたからか、話し合いが終わったあとは、なんだかスッキリした気分になりました。夫への感情もなくなり、そのときには心のなかで離婚を決めていましたね」ハルカ(仮名)/32歳妻も不倫相手も、お互いにヒートアップしてしまったんですね。現場はきっと、相当な修羅場となっていたことでしょう…。夫の不倫相手に言われた「衝撃的なひと言」をご紹介しました。失礼なものから恐怖を感じられるものまで、さまざまなタイプがありました。やはり、人は追い詰められると本性が剥き出しの状態になるようです。©Oscar Wong/Kilito Chan/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月21日有香さん(仮名・31歳)は、大学からの友人である紘奈さん(仮名)に誘われて既婚者飲み会に参加することに。そこでタイプの男性である渉さん(仮名)と出会いました。その後もデートを重ねるなかで不倫関係となってしまったそう。紘奈さんから「セカンドパートナーと考えればいい」とアドバイスを受けたことで、罪悪感なく、軽い気持ちで交際を続けてしまったといいます。その後、二人の関係は一体どうなっていったのでしょうか…。複数人と不倫をする友人が羨ましくなり…「紘奈からのアドバイスのとおり、“渉さんは不倫相手ではなくセカンドパートナーだから”と割り切ることで、さほど罪悪感もなく関係を続けていました。そんな日々が続くなか、だんだんと渉さんからの連絡が増えていって…。“今何してるの?”といった恋人同士のようなLINEがくるようになり、私は徐々に渉さんとの関係を面倒に感じるようになりました。紘奈はというと、やはり夫以外に親しくしている男性がいるらしく、セカンドどころか、複数人のパートナーがいるようでした。渉さんの存在を重く感じ始めていただけに、紘奈のフランクな交際が羨ましくなりましたね」不倫相手に店の前で待ち伏せされて…「渉さんとの連絡を少し控えるようにしていたころ、紘奈からまた既婚者飲み会の誘いがありました。渉さんに嫌気がさしていて、新しい出会いを求めていた私は、迷わず参加することに。指定されたお店に向かうと、お店の入口付近に見覚えのある姿が。近づくと、そこには渉さんが立っていました。渉さんは友人から飲み会の情報を聞きつけたらしく、私が参加するのではないかと予測をして、阻止するためにお店の前で待ち伏せしていたのです」不倫相手を暴挙に走らせたキッカケ「渉さんは私の腕を掴み、建物の影へと引っ張りました。そして、“なんでこんな会に参加するんだ”と怒り始めました。“友だちとの付き合いだから”“渉さんに命令される筋合いはない”と言い返すと、その場で口論に。かなり揉めてしまったので、私は結局飲み会に参加できなくなりました。邪魔をされたことでとても腹が立ち、“次の飲み会には参加するからね”と渉さんに言ってしまったんです。結果的に、その言葉が渉さんを暴挙に走らせてしまうキッカケとなりました…」最悪の結末「数日後、紘奈から連絡があり、“渉さんと何かあった?今、大変な状況になっているんだけど”と言われました。話を聞くと、既婚者飲み会を阻止しようとしたのか、渉さんがSNSなどを通じて紘奈の夫に密告したそうです。紘奈の夫は、私と紘奈が仲が良いことを知っていましたし、私の夫とも面識がありました。なので、既婚者飲み会の情報が私の夫に伝わるまでに時間はかかりませんでした。以前から夫は、私の行動に怪しい点があると睨んでいたようです。不倫相手が渉さんであるとすぐに特定され、渉さんの妻にも不貞関係について連絡されました。協議の末、私たち夫婦は離婚しました。渉さんは私の夫から慰謝料を請求され、支払いに応じたそうです。渉さんの妻にも不倫がバレてしまいましたが、渉さん夫婦の関係がどうなったかまではわかりません。紘奈はというと、離婚は免れたものの夫の監視の目は厳しくなり、到底飲み会などはできない状態のようです。やはり、既婚者同士の都合のいい関係なんて成立しないんだと思いましたし、今は心から反省しています」“既婚者飲み会で知り合った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。こちらが都合のいい関係だと思っているからといって、相手も同じ気持ちとは限りません。バランスを保てていたとしても、いずれは均衡が崩れ、すべてが崩壊へと向かっていくことになるでしょう。©spukkato/fizkes/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月19日異性と結婚を前提とした恋愛をするのではなく、軽いお付き合いをしたいと望む人もいるでしょう。有香さん(仮名・31歳)もかつて、既婚者でありながらある男性とそんな関係を続けていたそうです。どういった経緯でそのような状況になったのか、当時の話を詳しく伺いました。大切な友人の存在「私には、大学時代から付き合いのある紘奈(仮名)という友人がいます。紘奈は容姿が良く、周りにはいつも男性がいるような状況。だから、一緒にいると賑やかで楽しかったんです。卒業後はお互いに就職しましたが、紘奈は途中で退職し、フリーランスとしてWEB関連の仕事をしていました。その後はお互いに結婚して少し疎遠になる時期があったものの、また定期的に会うように。紘奈は私にはない感性を持っていて、話をしているといつも新鮮な感覚を与えてくれるんです。私にとって紘奈は欠かせない存在でしたし、紘奈の言うことならなんでも信じてしまうくらい、絶対的な信頼を置いていました」既婚者飲み会への参加「あるとき紘奈から、“取材を兼ねた飲み会があるから参加しない?”というお誘いがありました。なんでも既婚者の男女が集まるらしく、その様子をちょっとした記事にしたいとのこと。“私の知っている人ばっかりだし、変な人はいないから”と言うので、私も恐る恐る参加させてもらうことにしたんです。場所はオシャレな居酒屋の個室で、男女の人数はそれぞれ5人ずつ。飲み会が始まると、紘奈が“ああいう人、好きでしょ?”と言って、色白でヒョロッとした体型の男性を指さしました。紘奈の言うとおり彼は私のタイプで、誠実そうな印象の男性です。さすが付き合いが長いだけあって、私の好みをよくわかっているなと思いました。まあ、既婚者飲み会に参加している時点で、誠実とは言い難いんですが…」不倫ではなく“セカンドパートナー”「その男性は渉さん(仮名)という名前で、金融系の会社で働いているとのこと。少し会話をして、連絡先を交換しました。すると後日、渉さんから食事のお誘いのLINEが。私は返答に困り、紘奈に相談したところ、“カラダの関係になるわけじゃないんだし、そんなに重く考える必要はない”と言われました。さらに、“もしカラダの関係になったとしても、不倫ではなくセカンドパートナーと考えればいい”と。もともと紘奈に対する絶対的な信頼があったので、話を聞くうちに“そのとおりだな”と思うようになり、渉さんからの誘いを受けることにしたんです」結局は肉体関係に…「渉さんとの食事は、とても楽しかったです。夫以外の男性と親しく話す機会がしばらくなかったので、新鮮さもありましたね。“食事に行くだけ”と決めていたのに、見た目がタイプな男性と楽しい時間を過ごしたからか、結局ホテルへ行ってしまいました…。その後も、渉さんと何度か会う日々が続きました。紘奈に渉さんとのことを伝えていなかったので、“伝えるべきかな”と渉さんに相談したんです。すると彼は、“紘奈ちゃんならもう知ってるよ。俺から伝えちゃったんだ”と言いました。さらに、“どうせ伝わると思うから先に言うけど、実は紘奈ちゃんに謝礼も払った”と言うのです。なんでも、あの会に参加した男性たちは、女性との関係が成立すると紘奈に謝礼を払っているそう。冷静に考えるとおかしな状況ですが、そのときは渉さんとの関係に夢中になっていたので、“そうやってお金を稼いだりもするんだな”と、特に不思議には思わなかったんです…」“既婚者飲み会で知り合った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。セカンドパートナーと捉えることで気持ちが軽くなり、気ままな不倫生活を楽しんでいたようです。しかし、不倫は不倫。いずれはその代償を払うことになるのでしょう。©kokouu/itakayuki/gettyimages文・塚田牧夫
2023年07月19日専業主婦の有紗さん(仮名)は、結婚2年目で夫の不倫が発覚。問い詰めたところ、「何不自由ない生活ができているんだから、その代償として不倫くらい我慢しろ」と言われて、夫との離婚を決意します。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代妻がモラハラ不倫夫への制裁をくだしたエピソードをお届けします。不倫とモラハラの証拠を集めて…「夫の不倫がわかったあとも、私は今まで通りの生活を続けました。夫の“今の生活と引き換えに不倫を容認する妻になれ”という、とんでもない主張を受け入れたように見せかけて、夫のモラハラや不倫の証拠を集めることにしたんです。私の演技がバレることはなく、夫は本当に私が生活費と引き換えに夫の不倫を受け入れたと勘違いしていたみたいですね。証拠が集まったので、それらを夫に突きつけて『不倫だけじゃなくモラハラの証拠も集めたので、これをもとに調停をして離婚をする』『調停で話がまとまらなければ裁判もするつもりだ』という意思を伝えました。すると、それまでずっと強気だった夫の態度が急に変わり『頼むから、調停や裁判だけはやめてくれ!』と懇願してきたのです」それまで有紗さんを小馬鹿にしたような言動が多かった夫は、自分の不倫とモラハラの証拠を第三者に開示されることをよほど避けたかったのか、その日を境に有紗さんに対して腫れ物に触るような態度に変わったとのこと。すでに離婚の意思を固めていた有紗さんは、夫の態度に驚きながらも「それならばこちらの条件を受け入れる形での協議離婚でお願いしたい」と静かに伝えたといいます。世間体を守りたい夫と好条件で離婚「夫は見栄っ張りな性格だったので、離婚になったとしても世間体を守りたかったみたいですね。12歳年下の妻から不倫とモラハラで調停を起こされて離婚というのは、プライドが許さなかったんだと思います。こちらから離婚の条件をまとめて、慰謝料などを計算して要求したところ、夫はあっさりと要求をのんで合意してくれました。離婚の話し合いを始めてから離婚成立までは2か月ほどでしたが、別居中の生活費もきちんと受け取れましたし、不倫の慰謝料も相場より少し多めにもらうことができたので、ひとまずはそれを新生活の資金にすることができました」有紗さんは離婚の際に受け取った金銭をもとに、夢だったアクセサリーショップを始めたとのこと。事業は順風満帆とはいかないものの、好きなことをしながらストレスのない毎日を送ることができ、今はとても幸せだと語っています。有紗さんの場合、離婚に向けて淡々と行動できたのが良かったのかもしれません。スムーズに離婚を成立させるために、冷静に証拠を集め、論理的に離婚の条件を出すのは大切なことでしょう。©polkadot_photo/aijiro/shutterstock文・並木まき
2023年07月16日共働き夫婦で生活費を負担するスタイルが増えている現代。「生活費をわたすから、不倫を容認しろ」と、とんでもない主張をして自分の不倫を正当化しようとする男性もいたそうです。そんな腹立たしい経験をした30代女性のエピソードを、女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。結婚2年目に夫の不倫が発覚有紗さん(仮名)は、35歳のときに12歳年上の夫と結婚。仕事の関係で知り合った夫とは、およそ半年間の交際を経てゴールインしたそうです。「もともと年上の男性がタイプだったので、彼からプロポーズをされたときはとても嬉しかったんです。仕事をやめて家庭に入って好きなことをしていいって言ってくれたのが、結婚の決め手になりました。経済的にも恵まれた生活を送れそうだったので、当時仕事のストレスを抱えていた私は、結婚して専業主婦になるのを選んだんです」ところが、結婚から2年目を迎えてすぐに夫の不倫が発覚します。相手の女性は有紗さんよりも若い20代の女性だったとか……。「若い女性が好きなんだろうなとは薄々思っていましたが、まさか結婚してわずか2年で不倫をするとは思っていなかったので、とても腹が立ちました。それで、証拠をいくつか集めてから本人を問い詰めたのですが、なんと夫からは予想外の反応が返ってきたのです」「不倫くらい我慢しろ」と言われ…有紗さんが夫に不倫を問い詰めると、夫はあっさりと不倫を認めたうえで有紗さんに対して暴言ともとれる主張をしてきたといいます。「私が専業主婦をしていることに対して、夫は『外で働かずに何不自由ない生活ができているんだから、その代償として不倫くらい我慢しろ』と言ってきたのです。そんなのとてもじゃないけれど容認できませんし、不倫だけじゃなくモラハラの気質もある人だったのかとそのとき悟りました」夫の主張を「はい、そうですね」と受け入れるわけには到底いかないと考えた有紗さん。しかし専業主婦である以上は、生活費を止められたら生活がきつくなると思い、静かに制裁の準備を進めることに決めたそうです。「真正面から夫とやり合っても私が不利だと思ったので、まずは夫の不倫とモラハラの証拠をできるだけ集めて、そのうえで離婚をしようと計画しました。不倫を反省するわけでもなく、さらにモラハラまでしてくる夫に対して、その時点で私から夫への愛情は完全に冷めていましたね。夫を泳がせるために、ひとまずは“生活費と引き換えに不倫を容認する妻”を演じました」自分の不倫を正当化するために理不尽な主張を繰り返す夫。こういった相手とは、夫婦間で問題が起きても誠実な話し合いをするのが難しいケースが多いでしょう。有紗さんのように、まずは不倫やモラハラの証拠を集めて、制裁をくだす準備をしっかり行いましょう。©aijiro/buritora/shutterstock文・並木まき
2023年07月16日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚