2013年12月12日 11:56
道具も準備もいらない!古来から伝わる「辻占」って何?
占いといえば、水晶やカードなどの道具が必要だったり、生年月日や相手の情報が必要だったりと、占うまでにいくつかの手順がいります。ところが、全く道具も何もなしで出来る占いもあるのです。それが、日本古来より行われている歴史ある占い、「辻占(つじうら)」。今回は、そんな辻占について紹介していきます。
■1. 辻占ってどんな占い?
辻とは交差点のこと。占はそのまま占いです。つまり、「交差点でする占い」という意味です。元々の辻占は、薄暗くて人の姿がぼんやりと見えるような夕方に交差点に立ち、行き交う人の言葉に耳を傾け、その言葉から占う、というもの。
その占う時刻から「夕占(ゆうけ)」とも呼ばれています。朝に占うのは「朝占(あさけ)」、辻以外に橋で占う「橋占(はしうら)」というものもあります。万葉集にも出てくるような、歴史ある占いなのです。
■2. 現代の辻占、どうやるの?
現代日本、どんな時間でも電気によって明るく照らされ、本当の意味での「黄昏時」は無くなってしまいました。そのため、朝や夕方など時間の限定はありません。迷っていることや占いたいことを思い、信号の待ち時間や電車での移動中に、周りの言葉に耳を傾けてみてください。