- 福井県観光の基本情報
- 福井観光の定番スポット10選
- アクティビティ・体験施設8選
- 自然・景勝地7選
- 歴史文化スポット5選
- 福井県のおすすめグルメ
- 福井県へのアクセス・県内の移動方法
- 福井県観光モデルコース
- まとめ:福井県観光の魅力
福井県観光の基本情報
福井県は日本海に面した自然豊かな地域で、「東尋坊」の荒々しい断崖絶壁や「三方五湖」の風光明媚な湖水景観など、絶景スポットが点在しています。また、日本有数の恐竜化石産出地として知られ、「福井県立恐竜博物館」は子供から大人まで楽しめる人気施設です。
歴史的には曹洞宗の大本山「永平寺」や戦国時代の城下町「一乗谷朝倉氏遺跡」など見どころも豊富。さらに、冬は「越前ガニ」をはじめとする日本海の海の幸が味わえるグルメの宝庫でもあります。
2025年には北陸新幹線が福井まで延伸したことで、アクセスが格段に向上し、観光客数も増加しています。この記事では、福井県の魅力あふれる観光スポットを厳選してご紹介します。
福井観光の定番おすすめスポット10選
1. 福井県立恐竜博物館

国内最大級の恐竜・古生物学博物館として知られる「福井県立恐竜博物館」。2023年7月のリニューアルでは新館がオープンし、高さ約13mの「恐竜の塔」など新たな見どころが増えました。50体もの恐竜全身骨格標本や、迫力満点のジオラマ展示、ダイノシアターなど見応え抜群です。
子ども連れのファミリーには特におすすめのスポットで、「恐竜の世界」「地球の科学」「生命の歴史」という3つのゾーンで楽しく学べます。野外恐竜博物館への専用バスツアーも人気です。
- 営業時間: 9:00~17:00(最終入館16:30)※開館時間拡大期間あり
- 休館日: 第2・4水曜日(祝日の場合その翌日)、年末年始
- 料金: 一般1,000円、高・大学生800円、小・中学生500円
- アクセス: えちぜん鉄道勝山永平寺線「勝山」駅よりコミュニティバス「博物館前」停下車、徒歩約5分
- 公式サイト: 福井県立恐竜博物館
2. 東尋坊

約1kmにわたり日本海に面した荒々しい岩肌が続く「東尋坊」は、福井観光では外せない名所です。輝石安山岩の柱状節理という特殊な地質構造が見られるのは世界でもわずか3カ所のみとされ、その希少な景観は「世界三大奇勝」にも数えられています。
断崖絶壁から日本海を見下ろす景色は圧巻で、遊覧船に乗れば海上から迫力ある岩壁を見上げることも可能。夕日スポットとしても人気で、「日本の夕陽百選」にも選出されています。
- 営業時間: 見学自由
- 料金: 無料
- アクセス: えちぜん鉄道三国芦原線「三国」駅より京福バス「東尋坊」行きで約10分
- 観光遊覧船: 大人1,800円、小人900円(約30分)
- 公式サイト: 東尋坊
3. 一乗谷朝倉氏遺跡・博物館

戦国時代に越前を支配した朝倉氏の城下町跡が良好な状態で残る「一乗谷朝倉氏遺跡」。国の特別史跡、特別名勝、重要文化財という三重の指定を受けた貴重な歴史遺産です。
2022年10月にオープンした「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」では、最新の技術を駆使した展示で城下町の全貌を学べます。実際に復元された町並みを散策すれば、タイムスリップしたような感覚を味わえるでしょう。
- 営業時間: [博物館] 9:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日: [博物館] 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料金: [博物館] 一般310円、高校生以下無料
- アクセス: JR福井駅から京福バス「一乗谷朝倉氏遺跡」行きで約25分
- 公式サイト: 一乗谷朝倉氏遺跡・博物館
4. 大本山 永平寺

曹洞宗の大本山として知られる「永平寺」は、1244年に道元禅師によって開創された由緒ある寺院です。約10万坪の広大な境内には70棟余りの建物が並び、現在も約150名の雲水と呼ばれる修行僧が日々修行に励んでいます。
静寂に包まれた境内は厳粛な雰囲気に満ち、訪れる人々の心を清めます。2015年にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに2つ星で掲載されるなど、国際的にも評価が高い観光スポットです。
- 拝観時間: 8:30~16:30(最終受付16:00)
- 休館日: 無休
- 拝観料: 大人500円、小・中学生200円
- アクセス: JR福井駅東口から京福バス「特急永平寺ライナー」で直通約30分
- 公式サイト: 大本山 永平寺
5. 丸岡城(現存12天守)

「丸岡城」は北陸で唯一の現存12天守として知られ、日本最古の木造天守といわれています。霞ヶ城の別名の通り、春には約400本のソメイヨシノが咲き誇り、霞の中に浮かぶような幻想的な姿を見せてくれます。
天守閣からは周囲の景色を一望でき、内部には歴代城主の遺品や資料が展示されています。「日本さくら名所100選」にも選出されており、桜の季節は特に人気のスポットです。
- 開城時間: 8:30~17:00(最終入場16:30)
- 休城日: 12月第3水曜日~12月31日
- 入城料: 大人450円、小人150円
- アクセス: JR福井駅から京福バス丸岡城行きで約50分
- 公式サイト: 丸岡城
6. 越前大野城(天空の城)

「越前大野城」は標高約249mの亀山に位置し、織田信長の時代に築城されました。現在の天守は1968年に再建されたもので、最上階からは大野の町並みや周囲の山々を一望できます。
特に有名なのは、城下町が朝霧に包まれ、亀山だけが浮かんで見える「天空の城」と呼ばれる幻想的な風景です。この光景を見るには早朝の特定の気象条件が必要ですが、SNSで話題となり多くの写真愛好家が訪れています。
- 開城時間: 8:30~17:00(最終入城16:30)※季節により変動あり
- 休城日: 12月第3月曜日~翌年3月第3日曜日まで冬期休館
- 入城料: 大人320円、小・中学生160円
- アクセス: JR越前大野駅からまちなか観光バスで城下町をめぐり徒歩約10分
- 公式サイト: 越前大野城
7. 名勝 養浩館庭園

福井藩主松平家の別邸として知られる「養浩館庭園」は、江戸時代には「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と称されていました。広い池を中心に広がる回遊式の庭園と、池に浮かぶように建つ数寄屋造りの建物が美しい調和を見せています。
福井駅から徒歩15分程度という好立地にあり、四季折々の景色を楽しめるスポットです。特に秋の紅葉の時期はライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を味わえます。
- 開館時間: 9:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 入館料: 大人220円、小・中学生110円
- アクセス: JR福井駅から徒歩約15分
- 公式サイト: 名勝 養浩館庭園
8. 平泉寺白山神社

約1300年前、泰澄大師によって開かれたとされる白山信仰の拠点「平泉寺白山神社」。かつては「平泉寺」として日本有数の宗教都市でしたが、戦国時代の一向一揆で全山焼失。現在は神社として再興されています。
境内は「苔宮」とも呼ばれ、緑のじゅうたんのような美しい苔に覆われています。静寂に包まれた神聖な空間で、心身をリフレッシュできる癒しのスポットです。
- 参拝時間: 自由
- 拝観料: 無料(国名勝「旧玄成院庭園」は拝観料50円)
- アクセス: 中部縦貫自動車道「勝山」ICより車で約15分
- 公式サイト: 平泉寺白山神社
9. 越前大仏(清大寺)

「越前大仏」は、1987年に建立された比較的新しい仏像ですが、その迫力は抜群です。大仏本尊は高さ17mと奈良の大仏を上回る大きさで、建物内にある鎮座している大仏としては日本一の大きさを誇ります。
大仏殿に入ると、その圧倒的なスケールに驚かされるでしょう。境内には日本で最も高い五重塔もあり、見応え十分な観光スポットです。
- 拝観時間: 9:00~17:00(12~3月は~16:30)
- 休館日: 無休
- 拝観料: 大人500円、小・中学生300円
- アクセス: 中部縦貫自動車道勝山ICから車で10分
- 公式サイト: 越前大仏(清大寺)
10. 越前松島水族館

「みて、ふれて、楽しく学べる」をテーマにした体験型の「越前松島水族館」。迫力あるイルカショーや、ペンギンのお散歩タイムが人気を集めています。
アザラシやサメにタッチできるふれあいコーナーや、ウミガメや海の魚に餌をあげる体験など、子どもから大人まで楽しめる工夫が満載。海洋大水槽では大型魚やイワシの群泳が見もので、夏期には約1,000匹の魚と泳げる海水プールも開放されます。
- 開館時間: 9:00~17:00(季節により変動あり)
- 休館日: 年中無休(臨時休館あり)
- 入館料: 大人2,000円、小・中学生1,000円、幼児(3歳以上)500円
- アクセス: 東尋坊から車で約5分
- 公式サイト: 越前松島水族館
福井観光アクティビティ・体験施設おすすめ8選
11. 芝政ワールド

「芝政ワールド」は、福井県を代表する大型レジャー施設です。夏には日本最大級のプールが開設され、世界最長最大落差のウォータースライダーや波のプールが楽しめます。
2024年3月からは国内最大級の恐竜アトラクション「恐竜の森」がオープン。プールだけでなく、総天然芝のパットゴルフやゴーカート、ジェットコースター、キャンプ場など年間を通して多彩な楽しみ方ができる人気スポットです。
- 営業時間: 10:00~17:00(季節により変動あり)
- 定休日: 木曜日(夏季は無休、冬季は水・木曜日)
- 入園料: 大人1,600円、小人800円(季節により変動あり)
- アクセス: 北陸自動車道金津ICより車で約15分
- 公式サイト: 芝政ワールド
12. スキージャム勝山

「スキージャム勝山」は西日本最大級のスキーリゾートで、初級から上級まで全15コースを誇ります。コース全長は5,800メートルにも及び、多様なスノースポーツが楽しめます。
冬季はスキー・スノーボードの聖地として賑わいますが、グリーンシーズンにはゴルフやキャンプ、バーベキューなどのアクティビティも充実。宿泊施設や温泉も併設され、一年を通して楽しめるリゾート施設です。
- 営業時間: [スキーシーズン] 8:00~17:00(ナイター営業日は~21:00)
- 定休日: 12月下旬~3月中旬は無休、グリーンシーズンは施設により異なる
- 料金: [リフト1日券] 大人5,400円、シニア4,400円、子供3,500円
- アクセス: 中部縦貫自動車道勝山ICより車で約20分
- 公式サイト: スキージャム勝山
13. ESHIKOTO(えしこと)

福井を代表する日本酒「黒龍」で知られる石田屋が2022年6月にオープンさせた「ESHIKOTO」。日本酒と福井の食を五感で楽しめる複合施設です。
「石田屋ESHIKOTO店」では限定酒の購入や試飲ができ、常駐するソムリエが好みに合わせたお酒を提案してくれます。洗練された内装の食事処や蒸留所なども併設され、アルコール愛好家には必見のスポットです。
- 営業時間: 11:00~17:00(店舗により異なる)
- 定休日: 月曜日・火曜日(店舗により異なる)
- 料金: 体験内容により異なる
- アクセス: 福井駅から車で約25分、大本山永平寺から車で約15分
- 公式サイト: ESHIKOTO
14. ツリーピクニックアドベンチャーいけだ

「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」は、池田町の豊かな森を舞台にしたアウトドア施設です。全長約1kmのワイヤーケーブルで森の上空を飛ぶ「メガジップライン」は、地上高60mから滑り降りる迫力満点のアトラクション。
樹上に張り巡らされたアスレチックコース「アドベンチャーパーク」や、足羽川源流でのミニラフティングなど、自然を活かしたアクティビティが充実しています。ログハウスでのバーベキューや宿泊も可能です。
- 営業時間: 9:00~17:00(最終受付16:00)
- 定休日: 冬季は火・水曜日、GW・夏休み期間は無休
- 料金: メガジップライン4,300円、アドベンチャーパーク(キッズコース)1,500円など
- アクセス: 北陸自動車道武生ICより車で約30分
- 公式サイト: ツリーピクニックアドベンチャーいけだ
15. エンゼルランドふくい

「エンゼルランドふくい」は、宇宙や科学を遊びながら学べる複合施設です。北陸最大級の直径23mドームプラネタリウムでは、臨場感あふれる星空や全天周映像を楽しめます。
巨大恐竜型アスレチック「プレイザウルス」や、宇宙船に乗って宇宙旅行を疑似体験できる「月面宇宙基地」など、子どもの好奇心を刺激する展示が満載。屋外には複合アスレチックや広い芝生広場があり、家族で一日中楽しめるスポットです。
- 営業時間: 9:30~17:00(7~8月は~18:00)
- 休館日: 月曜(祝日を除く)、祝日の翌日(土日祝は除く)、年末年始
- 料金: 大人520円(展示エリア100円)、小・中高生260円、幼児(3歳以上)100円
- アクセス: 北陸自動車道丸岡ICより車で約15分
- 公式サイト: エンゼルランドふくい
16. めがねミュージアム

福井県鯖江市は、国内生産メガネフレームの9割以上を占める「めがねの聖地」として知られています。「めがねミュージアム」では、100年以上の歴史を持つめがね産業の魅力を体験できます。
ショップには常時3000本以上の国産フレームが並び、博物館ではめがねの歴史や製造工程を学べます。人気の体験工房では、世界に一つだけのオリジナルめがねやキーホルダー作りが楽しめるため、カップルや友達同士での訪問にもおすすめです。
- 営業時間: ショップ:10:00~19:00、博物館・体験工房:10:00~17:00
- 定休日: 毎週水曜日(祝日を除く)、年末年始
- 料金: 入館無料(体験工房は有料・要予約)
- アクセス: JR北陸本線「鯖江」駅より徒歩約10分
- 公式サイト: めがねミュージアム
17. タケフナイフビレッジ

約700年の歴史を持つ越前打刃物の魅力を体験できる「タケフナイフビレッジ」。越前打刃物は切れ味の鋭さと耐久性の高さで知られ、伝統工芸品としての価値も高いです。
施設内では鍛冶や研ぎ職人の作業風景を無料で見学でき、職人の技を間近で観察できます。赤く熱した鉄をハンマーで打つ本格的な鍛造体験(要予約)も人気で、自分だけのオリジナルナイフを作る貴重な体験ができます。
- 営業時間: 9:00~17:00
- 定休日: 年末年始
- 料金: 見学無料、体験は内容により異なる
- アクセス: 北陸自動車道武生ICより車で約10分
- 公式サイト: タケフナイフビレッジ
18. 越前和紙の里

1500年の歴史を持つ越前和紙の産地「越前和紙の里」。日本遺産にも認定された伝統工芸を体験できる施設です。里内の「パピルス館」では、和紙の歴史や製法を学べるほか、紙漉き体験を通じてオリジナルの和紙作りが楽しめます。
有名漫画家・井上雄彦氏が世界最大級の手漉き和紙制作に挑戦したことでも知られています。近くには紙の神様を祀る「岡太神社・大瀧神社」もあり、越前和紙の文化を深く知ることができます。
- 営業時間: 8:30~17:00(最終受付16:30)
- 休館日: 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料金: 入館無料、体験は内容により異なる
- アクセス: 北陸自動車道武生ICより車で約15分
- 公式サイト: 越前和紙の里
福井観光の自然・景勝地おすすめ7選
19. 越前がにミュージアム

福井が誇る冬の味覚「越前がに」をテーマにした「越前がにミュージアム」。越前がに型の建物内には、越前がにの生態や漁の歴史を学べる展示が充実しています。
海底300mを再現したジオラマや3D映像を使った海中シアターが見どころで、実際のかに漁船の操作が体験できるシミュレーターも人気です。越前がにの巨大ロボットは絶好の撮影スポットとなっています。
- 開館時間: 9:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日: 毎週水曜日(7・8月は無休)、年末年始
- 入館料: 大人700円、小・中学生350円
- アクセス: 北陸自動車道武生ICより車で約50分
- 公式サイト: 越前がにミュージアム
20. かずら橋(池田町)

池田町の足羽川渓谷にかかる「かずら橋」は、全長44m・幅1.8m・高さ12mの全国的にも珍しいカズラでできたつり橋です。渡る際のスリルと揺れが特徴で、橋からは川の合流点という貴重な景観を楽しめます。
橋のたもとには水車広場があり、季節によって桜やシャクナゲ、紅葉といった美しい自然を楽しめます。インスタ映えする人気の撮影スポットとしても注目されています。
- 見学時間: 自由
- 料金: 無料
- アクセス: 北陸自動車道福井ICから車で約40分
- 公式サイト: 福井のかずら橋
21. 龍双ヶ滝

池田町の山奥にある「龍双ヶ滝」は、落差約60mの迫力ある滝で「日本の滝100選」に選ばれています。「龍双の滝」とも呼ばれ、その名の通り龍が昇るような豪快な姿が特徴です。
駐車場から徒歩5分程度で滝の近くまで行くことができ、飛沫が掛かるほど近くで滝を堪能することが可能。マイナスイオンを浴びて心身をリフレッシュできる清涼スポットです。
- 見学時間: 自由
- 料金: 無料
- アクセス: 北陸自動車道福井ICから車で約40分
- 公式サイト: 龍双ヶ滝
22. 三国サンセットビーチ

三国港の北西部に広がる「三国サンセットビーチ」は、穏やかな波と美しい砂浜が特徴の海水浴場です。名前の通り、日本海に沈む夕日の絶景スポットとしても有名です。
遠浅なので子連れの家族にも安心で、夏季には多くの海水浴客で賑わいます。毎年8月11日には北陸最大規模の三国花火大会が開催され、約5,000発の打ち上げ花火が夜空を彩ります。
- 営業時間: 海水浴場開設は7月上旬~8月下旬
- 料金: 無料
- アクセス: えちぜん鉄道三国芦原線「三国」駅からタクシーで約10分
- 公式サイト: 三国サンセットビーチ
23. 水晶浜

美浜町にある「水晶浜」は、細かな砂と透明度の高い海水が特徴の美しいビーチです。「日本の水浴場55選」にも選ばれ、海水の透明度の高さから「日本のエーゲ海」とも称されています。
夏には海水浴客で賑わうほか、早朝からウィンドサーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ人も多く見られます。夕暮れ時には水平線に沈む夕日も美しく、福井県を代表する景勝地となっています。
- 営業時間: 海水浴場開設は7月上旬~8月下旬
- 料金: 無料
- アクセス: JR小浜線「美浜」駅からバスで約20分
- 公式サイト: 水晶浜
24. 無人島「水島」

敦賀半島の先端に浮かぶ無人島「水島」は、2つの小さな島が砂州で結ばれた全長約500mの細長い島です。遠浅の白い砂浜と抜群の透明度を誇る水質が魅力で、「北陸のハワイ」とも呼ばれています。
水島へは夏季限定(7月上旬~8月末)の渡し船でのみアクセス可能。島内には簡易トイレ以外の設備はないため、自然そのままの環境を楽しむことができます。SNSでも話題のフォトジェニックな観光スポットです。
- 渡船営業時間: 7月上旬~8月末、色ヶ浜9:00発~水島15:30最終便
- 料金: 渡し船往復運賃(環境整備協力金含む)大人1,500円、小人800円
- アクセス: JR敦賀駅からコミュニティバス常宮線「色ヶ浜」下車、渡し船で約10分
- 公式サイト: 無人島「水島」
25. 三方五湖 レインボーライン山頂公園

美浜町から若狭町を結ぶ全長約11kmの観光道路「レインボーライン」。その途中、標高約400mの梅丈岳山頂には「レインボーライン山頂公園」があります。
山頂公園からは三方五湖(三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖)の全景を一望でき、5つのテラスからは360度の大パノラマを楽しめます。山頂には恋人の聖地「幸せの鐘」、約110種600株の「バラ園」なども。カラフルな「レインボー傘」を使った写真スポットも人気です。
- 営業時間: 9:00~17:00(季節・天候により変動あり)
- 料金: 山頂公園入園料(リフト・ケーブル往復料金含む)大人1,000円、子供500円
- アクセス: 舞鶴若狭自動車道三方五湖ICより車で約10分
- 公式サイト: 三方五湖 レインボーライン山頂公園
福井観光歴史文化スポットおすすめ5選
26. 蘇洞門めぐり遊覧船

若狭湾国定公園を代表する景勝地「蘇洞門」は、CNNの「日本の最も美しい場所34選」にも選ばれた名勝です。波の浸食によってできた奇岩・洞窟が連なる約6kmの断崖絶壁は、海上からの眺めが最高です。
小浜港から出航する遊覧船では、コウモリ穴、かくし水、地獄門、ライオン岩など名付けられた個性的な景観を約60分かけて巡ります。ガイドの解説つきで、自然が作り出したダイナミックな造形美を堪能できます。
- 営業時間: 3~11月9:30~15:30(90分おきに運航)、12~2月全便運休
- 料金: 乗船料:大人2,500円、小学生1,200円
- アクセス: JR小浜線「小浜」駅よりタクシーで約5分
- 公式サイト: 蘇洞門めぐり遊覧船
27. 福井県年縞博物館

「福井県年縞博物館」は、水月湖の湖底に堆積した泥の地層「年縞(ねんこう)」を展示する世界的にもユニークな博物館です。この年縞は世界で唯一7万年分の地層が連続して確認されており、「地質学のものさし」として世界的に注目されています。
博物館では45mにわたる実物の年縞標本を展示。過去7万年の地球環境の変化や人類の歴史を、年単位で精密に読み解くことができる貴重な資料です。湖畔に立つモダンな建物も見応えがあります。
- 開館時間: 9:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日: 毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料金: 大人500円、小・中・高校生200円
- アクセス: 舞鶴若狭自動車道三方五湖スマートICより車で約5分
- 公式サイト: 福井県年縞博物館
28. 足羽山公園(遊園地)

福井市街地に位置する標高116.5mの「足羽山」にある自然豊かな公園です。約3,500本の桜が咲き誇る春は「さくら名所100選」に選ばれ、初夏には約1万5,000本のアジサイも見事です。
園内には「足羽山公園遊園地」が併設され、レトロな雰囲気の遊具が子供たちに人気。無料で楽しめる「はぴじゃん」というミニ動物園では、動物とのふれあいも楽しめます。市街地から気軽に行ける自然・レジャースポットです。
- 営業時間: [遊園地] 10:00~16:30(季節により変動あり)
- 休園日: [遊園地] 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料金: [遊園地] 入園無料、乗り物1回100~200円
- アクセス: JR福井駅からバスで「足羽山」下車後徒歩約10分
- 公式サイト: 足羽山公園(遊園地)
29. 越前岬水仙ランド

越前町の北端に位置する「越前岬水仙ランド」は、冬の風物詩として知られる水仙の名所です。12月下旬から2月にかけて約200万本の水仙が咲き誇り、海と水仙のコントラストが美しい景観を作り出します。
ギリシャ神話風のガーデンクラブハウスを中心とした施設内では、一年中水仙を観賞できる庭園が整備されています。近くには「鳥糞岩」と呼ばれる高さ約100mの断崖絶壁もあり、あわせて訪れることをおすすめします。
- 営業時間: 9:00~17:00
- 休館日: 毎週木曜日(11~3月の水仙開花期間は無休)
- 料金: 入園無料(水仙開花期間中は有料)
- アクセス: 北陸自動車道鯖江ICより車で約50分
- 公式サイト: 越前岬水仙ランド
30. 金津創作の森

あわら市にある「金津創作の森」は、豊かな自然の中でアートに触れることができる複合文化施設です。美術館「アートコア」を中心に、アーティストのアトリエが点在する広大な敷地内では、四季折々の景観を楽しみながらアート散策ができます。
ガラス工房や陶芸工房、ろうけつ染めなど多彩な創作体験も充実。初心者でも気軽に参加できるプログラムが用意されており、自分だけのオリジナル作品を作る楽しさを味わえます。カフェも併設され、ゆったりとした時間を過ごせるスポットです。
- 開館時間: [アートコア] 10:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日: [アートコア] 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 料金: [アートコア] 大人600円、高校・大学生400円、小・中学生200円
- アクセス: JR芦原温泉駅からタクシーで約10分
- 公式サイト: 金津創作の森
福井県のおすすめグルメ
福井県は日本海に面した立地を活かした海の幸が豊富です。特に冬の味覚「越前ガニ」は全国的に有名で、11月6日の解禁日から翌年3月20日までの期間限定で味わえる贅沢な逸品です。
地元の名物料理としては「越前おろしそば」や「ソースカツ丼」が知られており、福井市内や各観光地で気軽に楽しめます。焼き鳥の消費量が全国トップクラスという意外な一面もあり、特に「じゅんけい」と呼ばれる地鶏の焼き鳥は噛むほどに旨味が溢れる逸品です。
また、「油揚げ」も福井の食文化を代表する食材。福井市の油揚げ・がんもどき消費量は61年連続日本一という驚きのデータもあります。地元では味噌汁や煮物、炊き込みご飯など様々な料理に取り入れられています。
福井県へのアクセス・県内の移動方法
福井県へのアクセス
【新幹線・特急で】
- 東京方面から: 北陸新幹線が福井まで延伸し、東京駅から福井駅まで約2時間55分で到着可能になりました。
- 大阪・名古屋方面から: 敦賀駅で北陸新幹線に乗り換えて福井へアクセス。大阪駅から約1時間50分、名古屋駅から約2時間です。
【飛行機で】
- 石川県の小松空港が最寄り空港となり、羽田、札幌、福岡、那覇との便が発着しています。小松空港から福井駅までは車で約50分です。
【自動車・高速バスで】
- 東京方面から: 北陸自動車道経由で約6時間15分
- 大阪方面から: 北陸自動車道経由で約2時間40分
- 名古屋方面から: 北陸自動車道経由で約2時間15分
県内の移動方法
福井県内は車社会のため、レンタカーでの移動が便利です。主要な観光地には駐車場が整備されています。
公共交通機関では、JR・並行在来線ハピラインふくい・えちぜん鉄道・福井鉄道などの鉄道のほか、東尋坊や恐竜博物館、永平寺といった主要観光地への直通バスも運行しています。
観光の際は、以下の便利な交通機関もチェックしてみてください。
- 特急永平寺ライナー: 福井駅と永平寺を結ぶ直通バス
- 新感覚XRバスWOW RIDE: 福井駅から恐竜博物館やあわら温泉へ向かう、AR/VR映像を楽しめるエンタメバス
- 恐竜列車: えちぜん鉄道の恐竜デザイン列車で、恐竜博物館への移動自体が楽しくなります
福井県観光モデルコース
1日コース:福井市内中心
- 午前: 福井城址・柴田神社 → 養浩館庭園
- 昼食: 駅周辺で越前おろしそばかソースカツ丼
- 午後: 足羽山公園散策 → 福井駅周辺で恐竜フォトスポット巡り
- 夕食: 駅周辺で海鮮料理
2日コース:福井県の名所巡り
1日目
- 午前: 東尋坊 → 越前松島水族館
- 昼食: 三国港で海鮮料理
- 午後: 丸岡城 → エンゼルランドふくい
- 宿泊: あわら温泉
2日目
- 午前: 大本山永平寺 → 一乗谷朝倉氏遺跡
- 昼食: 福井市内でソースカツ丼
- 午後: 福井県立恐竜博物館
- 帰路: お土産購入
3日コース:福井県完全制覇
1日目: 福井市・永平寺エリア
- 午前: 一乗谷朝倉氏遺跡 → 養浩館庭園
- 昼食: 福井市内で越前おろしそば
- 午後: 足羽山公園 → ESHIKOTO
- 宿泊: 福井市内
2日目: 恐竜・勝山エリア
- 午前: 福井県立恐竜博物館 → 白山平泉寺
- 昼食: 勝山市内で地元グルメ
- 午後: 越前大仏 → スキージャム勝山(季節によって)
- 宿泊: 勝山市内
3日目: 海岸エリア
- 午前: 東尋坊 → 越前松島水族館
- 昼食: 越前がにミュージアム周辺で海鮮料理
- 午後: 三方五湖レインボーライン → 水晶浜
- 帰路: お土産購入
まとめ:福井県観光の魅力
福井県は、日本海の荒々しい景観と内陸部の山々に囲まれた自然豊かな土地柄で、四季折々の美しい景色を楽しめます。歴史的な寺社仏閣や遺跡も多く、文化的な見どころも満載です。
特に2023年にリニューアルした恐竜博物館は、子どもから大人まで楽しめる国内トップレベルの施設として人気を集めています。また、冬には「越前ガニ」をはじめとする日本海の幸が堪能でき、グルメ旅としても魅力的です。
2025年に北陸新幹線が福井まで延伸し、首都圏からのアクセスが格段に向上しました。この機会にぜひ、福井県の多彩な魅力を体験してみてください。四季それぞれに見どころがある福井県は、何度訪れても新しい発見がある観光地です。
※ 情報は2025年2月時点のものです。営業時間や料金などは変更されている場合がありますので、お出かけ前に各施設の公式サイトをご確認ください。

