同居中の義母は、年齢が上がってきて、耳が遠くなっています。そのため、私が義母に挨拶をしても声が聞こえていないようです。それなのに、「挨拶もろくにできない嫁!」と言われ、私はいつもつらい思いをしていました……。そしてどうしたら良いのかずっと悩んでいました。子どもにまで…ある日のこと、義母は私に向かって「うちの孫は嫁に似て挨拶一つできないんだ!」と大声で言ってきたのです。挨拶は基本なので子どもたちにはきちんとするように教えてきました。そのため、誰に対してもきちんと挨拶をしていますし、義母にもこの日挨拶をしていました。しかし、義母は耳が聞こえていないので、孫が挨拶をしていないと思い込んでしまったよう。 それを不満に思ったからか、子どもたち(孫)のことを「うそが上手い」「頭が悪い」と言いたい放題。義母は耳が遠いので仕方のないことですが、さすがに子どもたちのことまで一方的に悪く言われ、とても悲しい気持ちになりました。 それからは、お互い不満がたまったり、悲しい気持ちになったりしないよう、義母に挨拶をするときは目を合わせて笑顔を見せる、義母の肩を一度たたいて知らせてから口をはっきりとあけて耳元で声をかけるように家族で統一しました。その結果、義母にもきちんと挨拶が届いて、義母の笑顔も増えました。この挨拶の仕方を今後も大切にしていきたいです。 作画/いずのすずみ著者:佐藤まゆか30代、中学生の長男・小学生4年の長女・小学生1年の次男がいるママです。
2023年10月24日人生を懸けてメガネ作りに挑んだ人々の情熱と愛の物語、映画『おしょりん』。11月3日(金)からの全国公開を前に、福井県での先行公開を記念した舞台挨拶が10月20日(金)に福井県鯖江市の映画館で行われ、北乃きい、森崎ウィン、小泉孝太郎、そして児玉宜久監督が登壇した。この日は天候不良のため飛行機の到着が遅れ、予定の5分遅れでスタートした舞台挨拶だったが、4人が登場すると会場からは万雷の拍手が起こり、会場は熱気に包まれた。明治時代に福井で眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門、幸八兄弟の挑戦と、2人を支え続けた五左衛門の妻むめの姿を描く本作。増永むめ役の北乃さんは、「(福井の人は真面目な人が多いと聞きますが)そんな福井の人たちと、真面目な監督と一緒に作った作品です」と笑顔で挨拶。増永幸八役の森崎さんは、劇中で演じた増永兄弟が創業した増永眼鏡が制作したというメガネをかけて登壇し、「福井は、他県から来た自分をファミリーのように迎えてくれて温かかったです」と述懐。開口一番、「かたいけの(=お元気ですか?)」とロケ中に覚えた福井弁を披露して観客の心を鷲掴みにした増永五左衛門役の小泉さんは、「増永五左衛門という偉大な人物を神奈川県出身の僕が演じていいんだろうか?福井の皆さんは受け入れてくださるのだろうか?とひるんだんです。だけど、福井でいろんな人に“五左衛門さん役、楽しみにしています”と声をかけていただいて僕はスイッチが入りました」と挨拶した。福井を舞台にした作品は前作『えちてつ物語~わたし、故郷に帰ってきました~』に続いて2作目となる児玉監督は、「福井の映画5部作の2作品目です。普通は3部作ですが、私の中では最低限5本は福井で撮るつもりです」と大胆な構想を披露して観客を驚かせるひと幕も。和やかなクロストークが繰り広げられた舞台挨拶では、意外にも北乃さんは小泉さんを前に緊張していたようで、「孝太郎さんにはすごく緊張を与えられて、『あ、よかったな』って孝太郎さんに感謝していました。その緊張感がないと出ない夫婦の距離感がありまして、孝太郎さんのお陰でそれを出すことができました」と、撮影秘話を披露。それを聞いた小泉さんは「北乃さんと一緒の横須賀出身で地元の話とかしたかったんですけど、明治時代の夫婦の役だったのでプライベートの話を控え、あまり会話をしないようにしていたんです。それを感じ取っていただけてよかったです」と笑顔を見せていた。また、小泉さんが「五左衛門さんと同じ長男なので、長男の気持ちとか苦労なんて弟にはわからないだろうな~っていう、五左衛門さんの気持ちがよくわかった」と役への共感を語ると、弟役を演じた森崎さんは、「兄の苦労とかまったく考えていなかったです(笑)。実生活では長男なので、弟役を演じるのは『甘えられる!』って嬉しかったです」と人懐っこく話し、笑いをとっていた。最後に、「13歳からこの仕事をやってきた中で勉強させてもらってきたことや自分が今までいろんな作品で経験したこと、自分のすべてを出し切った作品です。これ以上はもう何もないっていうくらいにこの作品で出し切りました」と、主演の北乃さんは告白。「福井の素晴らしい街並みとか、努力を惜しまずひたむきに1つの目標に向かって諦めず進んでいく福井の人の強さを、福井以外の人に見ていただいて、福井に行きたいなって一人でも多くの方に思ってもらえたらと思っています。皆さんの心に少しでも響いたら嬉しいです。本日はどうもありがとうございました」と挨拶。また、児玉監督は、「私がこの作品を撮りたいと思ったのは『おしょりん』というタイトルにあります。登場人物たちの生き様を示しているタイトルで、これからご覧になる皆さんにこのタイトルの意味をそれぞれの心の中で感じ取っていただけたらと思います。本日はどうもありがとうございました」と締めくくった。タイトルの「おしょりん」とは、田畑を覆う雪が固く凍った状態を指す福井の言葉。おしょりんになれば、回り道しないで好きなところへまっすぐ行ける。いくつになっても、どんな時も、夢に向かって自由に突き進もうという想いが込められた、挑戦と情熱と愛の物語を言い表している。『おしょりん」は福井にて先行公開中、11月3日(金・祝)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:おしょりん 2023年11月3日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開※福井先行(10月20日)©「おしょりん」制作委員会
2023年10月22日映画『おしょりん』の舞台となった福井県での先行公開を記念した舞台挨拶が10月20日に福井県鯖江市の映画館で行われ、北乃きい、森崎ウィン、小泉孝太郎、そして児玉宜久監督が登壇した。天候不良のため飛行機の到着が遅れ、予定の5分遅れでスタートした舞台挨拶だったが、4人が登場すると会場からは万雷の拍手が起こり、会場は熱気に包まれた。明治時代に福井で眼鏡産業の礎を築いた増永五左衛門、幸八兄弟の挑戦と、2人を支え続けた五左衛門の妻むめの姿を描く本作。増永むめ役の北乃は、「(福井の人は真面目な人が多いと聞きますが)そんな福井の人たちと、真面目な監督と一緒に作った作品です」と笑顔で挨拶。増永幸八役の森崎は、劇中で演じた増永兄弟が創業した増永眼鏡が作ってくれたというメガネをかけて登壇し、「福井は、他県から来た自分をファミリーのように迎えてくれて温かかったです」と述懐。開口一番、「かたいけの(=お元気ですか?)」とロケ中に覚えた福井弁を披露して観客の心を鷲掴みにした増永五左衛門役の小泉は、「増永五左衛門という偉大な人物を神奈川県出身の僕が演じていいんだろうか?福井の皆さんは受け入れてくださるのだろうか?とひるんだんです。だけど、福井でいろんな人に“五左衛門さん役、楽しみにしています”と声をかけていただいて僕はスイッチが入りました」と挨拶した。福井を舞台にした作品は前作『えちてつ物語 ~わたし、故郷に帰ってきました~』に続いて2作目となる児玉監督は、「福井の映画5部作の2作品目です。普通は3部作ですが、私の中では最低限5本は福井で撮るつもりです」と大胆な構想を披露して観客を驚かせた。和やかなクロストークが繰り広げられた舞台挨拶だったが、意外にも北乃は小泉に緊張をしていたようで、「孝太郎さんにはすごく緊張を与えられて、『あ、よかったな』って孝太郎さんに感謝していました。その緊張感がないと出ない夫婦の距離感がありまして、孝太郎さんのお陰でそれを出すことができました」と、撮影秘話を披露した。それを聞いた小泉は「北乃さんと一緒の横須賀出身で地元の話とかしたかったんですけど、明治時代の夫婦の役だったのでプライベートの話を控え、あまり会話をしないようにしていたんです。それを感じ取っていただけてよかったです」と笑顔を見せた後、「でも、“緊張する”って言ってますけど、何年か前に僕の実家を覗き見しにきたんでしょ?」と思いがけないエピソードを暴露すると、会場を爆笑させた。実生活でも長男の小泉が、「五左衛門さんと同じ長男なので、長男の気持ちとか苦労なんて弟にはわからないだろうな~っていう、五左衛門さんの気持ちがよくわかった」と役への共感を語ると、弟役を演じた森崎は、「兄の苦労とかまったく考えていなかったです(笑)。実生活では長男なので、弟役を演じるのは『甘えられる!』って嬉しかったです」と人懐っこく笑いをとっていた。舞台挨拶の後半には、ロケ地となった福井県の杉本達治知事と、制作委員会の新道忠志委員長が映画の公開を祝して花束ゲストとして登場。杉本知事は「屋外のシーンだけでなく、室内のシーンもオール福井ロケで撮影いただき、福井の空気感が非常に出ていました。皆さんが福井人にしか見えなかったです」と語った。最後に主演の北乃は「13歳からこの仕事をやってきた中で勉強させてもらってきたことや自分が今までいろんな作品で経験したこと、自分のすべてを出し切った作品です。これ以上はもう何もないっていうくらいにこの作品で出し切りました。福井の素晴らしい街並みとか、努力を惜しまずひたむきに1つの目標に向かって諦めず進んでいく福井の人の強さを、福井以外の人に見ていただいて、福井に行きたいなって一人でも多くの方に思ってもらえたらと思っています。皆さんの心に少しでも響いたら嬉しいです。本日はどうもありがとうございました」と挨拶。また、児玉監督は、「私がこの作品を撮りたいと思ったのは『おしょりん』というタイトルにあります。登場人物たちの生き様を示しているタイトルで、これからご覧になる皆さんにこのタイトルの意味をそれぞれの心の中で感じ取っていただけたらと思います。本日はどうもありがとうございました」と締めくくった。<作品情報>『おしょりん』11月3日(金・祝) 全国公開福井県 先行公開中原作:藤岡陽子『おしょりん』(ポプラ社)監督:児玉宜久脚本:関えり香、児玉宜久エンディング曲:MORISAKI WIN「Dear」(日本コロムビア)■出演北乃きい、森崎ウィン駿河太郎、高橋愛、秋田汐梨、磯野貴理子、津田寛治、榎木孝明、東てる美、佐野史郎かたせ梨乃、小泉孝太郎公式サイト:
2023年10月21日「挨拶しているのに返してくれない」「自分から挨拶しようとしない」あなたの周りに挨拶できない人はいますか?せっかく挨拶をしたのにスルーされてしまうと、良い気持ちにはなれませんよね。この記事では、挨拶できない人の行動の特徴や心理状態、挨拶できない人との接し方について解説します。■挨拶できない人の特徴は?職場や学校、近所の人など、毎日誰かしらと挨拶を交わす人がほとんどではないでしょうか?だからこそ、挨拶できない人は目立ちます。挨拶できない人にはどのような共通点があるのでしょうか?ここでは、挨拶できない人の行動上の特徴について、3つのポイントから解説します。◇(1)受け身挨拶に限らず、周りの物事全般に対して受動的な姿勢が目立つ人がいます。例えば職場では、周りが忙しくしていても自分から手伝おうとしません。手助けを頼めばやってくれるので、不思議に感じることもあるでしょう。やりたくないというよりは、自ら動くという発想がないのかもしれません。指示待ち傾向が強く、先回りや求められる以上のアウトプットをしないという特徴も見られがちです。◇(2)好き嫌いが激しい誰にでも嫌いな人や苦手な人くらいいるでしょう。彼らは人に対する好き嫌いをそのまま態度で示しがちです。職場や近所付き合いにおいては、自分が好きか嫌いかで、または自分にとってメリットがある存在かどうかで態度に差をつけることもあるでしょう。上司や取引先、優秀だと自分が評価している人を大切に扱い、それ以外の人には関心を示さなかったりします。◇(3)コミュニケーションが下手挨拶はコミュニケーションの1つです。TPOに応じてやり方も変わります。コミュニケーションスキルが低い人は、場面ごとにどう振る舞うべきか察しづらい傾向があります。まずは周りの様子を見てから合わせて動くタイプもいれば、それすらできないタイプの人もいるでしょう。■挨拶できない人の心理は?挨拶できない人は、どのように考えて挨拶を避けるのでしょうか?一口に「挨拶できない」と言っても、相手から挨拶されれば返す人もいれば、頑なに挨拶を返さない人、相手によって態度に違いがある人など、さまざまなタイプがいます。▶次のページでは、挨拶できない人に見られがちな心理状態について、いくつかピックアップして紹介します。
2023年10月18日映画『キリエのうた』(10月13日公開)の公開記念舞台挨拶が都内で行われ、主演を務めるアイナ・ジ・エンドをはじめ、松村北斗、広瀬すず、笠原秀幸、岩井俊二監督が登壇した。同作は岩井俊二監督の最新作。時代や社会に翻弄されながら、懸命に生きるキリエ(路花 アイナ・ジ・エンド)、潮見夏彦(松村北斗)、寺石風美(黒木華)、一条逸子(イッコ/真緒里 広瀬すず)、4人の物語を描く。岩井監督がアイナ・ジ・エンドの歌声に出会い、路上ミュージシャン役で初主演に抜擢した。ノースリーブの青ドレスで華やかに登場したアイナ。公開初日に映画館で同作を鑑賞したそうで「昨日、吉祥寺の劇場まで1人で歩いて行って、観終わったあとにパンフレットも買った」と話す。同じく同作を鑑賞してパンフレットを見ている人を見かけたそうで「スーツのお兄さんが独り言で『このシーンよかったなぁ……』と言っていて。パンフレットをご購入されている姿を見ながら『ここにキリエいるよ!』とか思いながら(笑)」と生の感想を聞いたことを明かした。
2023年10月14日10月14日(土)~22日(日) 新国立劇場 小劇場にて上演される舞台『アカシアの雨が降る時』の初日前会見と公開ゲネプロが実施された。本作は、「家族」という普遍的なテーマを軸に、若者たちの熱気が溢れていた70年代〈若者たち抗議活動に参加した「戦車闘争」や、若者のバイブルだった高野悦子著『二十歳の原点』、当時流行した歌やギャグなど〉を青年と中年の世代がリアルな現代の悩みを抱えながら体験することで、徐々に変化し、違いを理解し合おうとする姿を描いた作品。作・演出は鴻上尚史、キャストは竹下景子、鈴木福、松村武が顔を揃える。物語は、桜庭香寿美(竹下景子)が倒れた所から始まる。孫の陸(鈴木福)、息子の俊也(松村武)が見守る中、目覚めた香寿美は陸を自分の夫・つまり陸の祖父の名前で呼び、自分は20歳の大学生で陸は自分の恋人、俊也を恋人の父親だと思いこみ挨拶した。俊也と陸は医者のアドバイスに従い香寿美の思い込みを否定しないよう、演技を続けることを決意する。こうして3人の香寿美の青春時代(70年代)を共にすごす旅が始まった──。『アカシアの雨が降る時』ゲネプロより撮影:田中亜紀■竹下景子 コメントこの話は家族の話ですが、今生きている状況と青春時代のお話がクロスオーバーして刺激的で魅力的な作品です。 3人なので慌ただしくもありますが、やりがいのある作品です。鴻上さんご自身のエピソードも織り込まれている、家族が愛おしくなるような心に沁みる芝居ですので、皆さま楽しみにしてください。■鈴木福 コメント僕が演じる陸の目線だったり、陸のお父さん、おばあちゃんそれぞれの視点で見ることで感じ方が違う作品だと思います。僕自身この作品に出逢えたことを嬉しく思います。今、これからどう生きていくか、悩みや不安抱えている方いらっしゃるかと思いますが、そんな皆さんに見ていただいて何か感じていただけたらと思っています。是非劇場に来ていただきたいです。■松村武 コメント初演も出演しておりましたので、余裕を持っていましたが、台本とは違う台詞をしゃべっています(笑)。3人芝居で、出入りも忙しく台詞も多いので間違えないように頑張ります!3人芝居で3世帯の話は珍しいと思います。全国どこで上演しても心に響く作品になるかと思いますので、お待ちいただけばと思っております。■鴻上尚史(作・演出)コメントどのお客様にご覧いただいても、感情移入できる、笑って泣ける芝居になっていると思います。3人の大変なセリフの量と舞台上に出たり入ったりを楽しんで頂けたら嬉しいです。 福さんはこの役のために生まれて初めて髪の毛を染めました!染めた割にはあんまり分からなくて……(笑)。国民の息子が大学生になり、二十歳の設定で山ほどセリフをしゃべりますので、お楽しみください!<公演情報>『アカシアの雨が降る時』作・演出:鴻上尚史出演:竹下景子、鈴木福、松村武■東京公演10月14日(土)~10月22日(日) 新国立劇場 小劇場■地方公演兵庫公演:11月3日(金・祝) 神戸朝日ホール石川公演:11月11日(土) 北國新聞赤羽ホール岩手・盛岡公演:11月17日(金) 盛岡劇場メインホール岩手・久慈公演:11月19日(日) アンバーホール 小ホール愛媛公演:11月28日(火)・29日(水) あかがねミュージアム大阪公演:12月3日(日) 大阪・富田林市すばるホール 2Fホールチケットはこちら:公式HP:<配信情報>『アカシアの雨が降る時』配信配信日時:10月19日(木) 19時公演配信チケット:3300円(税込)チケットはこちら:
2023年10月14日稲垣吾郎主演の舞台『多重露光』が10月6日(金)、日本青年館ホールにて初日を迎えた。初演の前に報道陣向けに舞台挨拶および、公開舞台稽古が行われた。小説家としても活躍する横山拓也のオリジナル脚本で、ミュージカル『ドリームガールズ』、音楽劇『海王星』、など近年、多彩な作品を手がけている眞鍋卓嗣が演出を務める本作。稲垣が演じる主人公の純九郎(すみくろう)は町の小さな写真館の2代目の館主。戦場カメラマンとしてベトナムに赴いた父(相島一之)とは一度も会ったことがなく、亡くなった母親(石橋けい)は夫の存在を誇りに思い、息子の純九郎に対し常に、町の写真屋で終わるのではなく「生涯をかけて、撮りたいものを見つけなさい」と言い続けてきた。そんな過剰な期待は、ある種の“呪い”となって純九郎を縛り付けており、子どもの頃からごく一般的な幸せな家庭を経験できなかったこともあってか、純九郎は偏屈な“こじらせ男”の40代を迎えている。貴重な収入源であるはずの、近所の学校から請け負った遠足などの行事の写真さえも真面目に取り組まずに、生徒ではなく風景ばかりを撮るなど、プロとして問題のある行動も多く、なかなか観客の共感や理解を得にくい主人公だが、そんな小難しいタイプの男を稲垣がリアルに好演している。純九郎の写真館に、ある日、麗華(真飛聖)と息子のミノル(杉田雷麟と小澤竜心のWキャスト)がやってくる。麗華はこの町の出身で、幼い頃から写真館でたびたび、家族写真を撮影しており、離婚を機に町に戻ってきた麗華は、ミノルとの記念写真を純九郎に依頼するのだが、実は麗華の母は少年時代の純九郎の憧れの“奥様”であり、麗華(=お嬢様)を含め、一家は幼い純九郎の理想の家族であった。タイトルの“多重露光”とは、1枚の写真に複数の画像を写す写真の技法のこと。ミノルが古いカメラに興味を持ち、試しに麗華と純九郎が並んだ姿を撮影するが、それが偶然、多重露光によって、その前に撮影した麗華とミノルの画像と重なってしまい、期せずして純九郎、麗華、ミノルがまるで理想的な家族のように並んだ写真が出来上がる。物語を通じて、多重露光の写真のように、様々な人々の価値観、理想、エゴが重なり合い、思いも寄らない人生模様が合成されていく。だが、ひとりひとりの人物の思いは「良かれと思って」の善意、個人の理想に過ぎないものなのだが、それが重なり合う中で、そうした思いが勝手な価値観の押し付けや“呪い”と化していき、やがて隠された罪や秘密、歪みが明らかになっていく。引きこもり気味の息子を心配し、生まれ故郷で気分を一新して再スタートを切ろうとする麗華、いつも純九郎を心配し、写真館に顔を出す幼馴染の隣人・二胡(竹井亮介)、自身の思い出の場所でもある写真館の存続を願い、純九郎に学校の仕事を回し、何とか純九郎にやる気を出させようとする教師・木矢野(橋爪未萌里)など、どこにでもいそうな人々の「良かれと思って」が気づかぬ内に、身近な人間の重荷となったり、苦しめる結果となるさまに、胸が痛くなる……。カメラマンとしての夢を家族よりも優先させてベトナムへと旅立ち、その後も自分の思いのままに生きた父親、息子に理想を説き続けた母親、親からの期待と呪いに40を過ぎても縛られ続ける純九郎――いったい、誰の人生が“正解”なのか?心から共感できる登場人物がほとんどいないのに、そこで描かれる感情やドラマに思わず「わかる…」と頷き、身近な物語に感じてしまう。舞台挨拶で稲垣が語ったように「誰もが抱えている過去への思いに優しく寄り添ってくれる物語」となっている。<公演情報>『多重露光』脚本:横山拓也演出:眞鍋卓嗣演出:稲垣吾郎 /真飛聖杉田雷麟・小澤竜心(ダブルキャスト)竹井亮介橋爪未萠里/石橋けい相島一之2023年10月6日(金)~10月22日(日)会場:東京・日本青年館ホールチケット情報公式サイト
2023年10月10日『ゆとりですがなにか インターナショナル』のプレミア舞台挨拶が福岡と大阪にて行われ、岡田将生、松坂桃李、水田伸生監督が登壇した。2016年4月に放送された人気ドラマを映画化した本作は、「ゆとり世代」と勝手に社会に括られた、アラサー男子3人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも人生に懸命に立ち向かうストーリー。個性豊かすぎる“ゆとり3人組”を演じる岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥を始めレギュラーキャストが再集結し、その後の彼らの成長が描かれる。公開を間近に控え、10月3日・4日に緊急開催となった福岡・大阪キャンペーン。九州、関西で初お披露目ということもあり「福岡プレミア」「大阪プレミア」と称し舞台挨拶が行われた。キャンペーン1日目となる3日に、岡田さん、松坂さん、水田監督が訪れたのは福岡のT・ジョイ博多。舞台挨拶では、大きな歓声と拍手の中3人が登場。岡田さんが「みなさんにお会いしたくて福岡まできました」と挨拶をすると、水田監督は「福岡に行ってみなさんに会いたいと言ったのは将生くんで、将生くんが行くなら行くよって桃李くんが来てくれたんです。来てよかったと実感しています」と話し、和気あいあいとした雰囲気でスタートした。待望の映画化が決まった時の気持ちを聞かれると、岡田さんは「本当に嬉しかったです。連続ドラマ、スペシャルドラマを経て6年ぶりにまたみなさんと集まって、『ゆとりですがなにか』という映画をつくるのは感慨深いものがあります。桃李さんもいて、今日来られなかった柳楽の優ちゃんもいて、ドラマのときから3人で頑張ってつくっていたので嬉しいです」と話す。松坂さんは「同世代でなにかをつくることが連続ドラマを始めたときにすごく嬉しくて。自分は当時、同世代でつくりあげていた他の作品や、それ以上になればいいなと思って作品に臨んでいたので、こうして映画化までこれたことは嬉しいです」と感慨深い様子で語った。さらにトークは劇場版から参加となった新キャストとの撮影中のエピソードに。岡田さんは「木南晴夏さんが本当に素晴らしくて、お客様も観ていただいたら圧倒されると思います。出来上がったものに途中から入ることはとても難しいことなのですが、手助けをするまでもなく素晴らしいお芝居を目の前でされていたので圧倒されました」と明かす。水田監督は「木南さんは当然素晴らしいんですけど、ほらあの…テントの人。ピヨ!ピヨがコメディ上手なんですよ」と話すと会場が笑いの渦に包まれ、松坂さんは「吉原(光夫)さんは何をしてくるかわからないワクワク感があってハラハラしました。是非観ていただきたいです」とコメント。最後に岡田さんが「福岡のみなさまに会いたくて、来させていただきました。みなさまの顔がみれて本当に嬉しいです。僕らはこの作品が好きで、今起きている色々な社会問題も含めて、笑いに変えて重くならず伝えられる映画になっておりますので、是非みなさまで拡げていただければ嬉しいです。よろしくお願いします」とゆとり愛に溢れた言葉で挨拶した。そしてお客様を背にフォトセッションを行い、会場が大盛り上がりの中、福岡での舞台挨拶は幕を閉じた。さらに一行は、風情ある雰囲気で、常連客から観光客まで多くの人々に愛されている福岡のスポット屋台にてフォトセッションを実施し福岡を堪能した様子。キャンペーン2日目となった4日には、岡田さんと水田監督が大阪を訪れた、TOHO シネマズ なんばで舞台挨拶を実施。プライベートで旅行に行ったことがあるほど仲が良い岡田さん、松坂さん、柳楽さん。そこで、もしゆとり3人組で大阪へ旅行に来るならどこに行きたいか聞かれると、岡田さんは「3人で大阪へ来れるならUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行ってジェットコースターに乗りたいです!」と話す。MCから「3人ともジェットコースターは大丈夫ですか?」と質問されると「テーマ―パークは3人で行ったことがないので、そういうのも知りたいので行きたいです!」と答えた。そして岡田さんが「今日観にきてくださった方はドラマをみている方々が多いのかな…?」と会場に問いかけると多くの手が挙がり「めっちゃ嬉しい~!来てよかった~!」と安堵した様子で「ゆとりの作品を好きと言ってくださるみなさんの声を直接聞ける機会があまりなかったので、昨日の福岡に続き本当に嬉しいです。だからこそ映画ではゆとり3人組の山路、まりぶ、まーちんの3人の空気感を観てほしいなと思います」と念願だったファンとの交流に笑顔を見せた。最後は水田監督が「作品づくりで目指しているのはみなさんに笑顔になってもらうことです。『ゆとりですがなにか』という連続ドラマは、日本の中でも図抜けた才能のある脚本家の宮藤官九郎さんの発案で始めたんです。宮藤さんがいきついた答えが、ジェネレーションで括って判断・評価するのではなく、みなが自分らしく生きればいいじゃないか、ということだと思うんです。この映画もその気持ちに一切変わりはないので、最後まで楽しんで観ていただけたら幸せです」と本作への想いを語り挨拶。終始和やかな雰囲気で舞台挨拶は終了した。さらに大阪の観光名所である、とんぼりリバーウォークの道頓堀グリコサイン前にも訪れフォトセッションが実施され、緊急開催となった福岡・大阪キャンペーンは大盛況で幕を閉じた。『ゆとりですがなにか インターナショナル』は10月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゆとりですがなにか インターナショナル 2023年10月13日より全国にて公開©2023「ゆとりですがなにか」製作委員会
2023年10月05日接客における挨拶のマニュアル化が一般的になっている一方で、相互間の感情の交流がない挨拶はストレスになることも。とりわけスピードが求められるコンビニで挨拶は必要なのか?SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするICTスタートアップのPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)は当社が運営・開発する社会デザインプラットフォームSurfvoteで、イシュー(課題)「コンビニのマニュアル挨拶は必要なのか?」を9月19日に発行しました。Surfvoteでアカウント登録をすると、この課題について投票しコメントを入力することができます。本イシューは10月31日まで投票可能、締切後は結果を公表します。 問題提起いただいたオーサー 笹川佑一氏福島県出身。 幼少期に剣道をやってみたいと親に伝え、道場に通うようになったらしい。 歳をとる度に“精神論”や“愛のムチ”に不信感を持ち始め、徐々に剣道を嫌いになる。今では全く嫌いになってしまった。 その時から、“なぜ大人は言葉でも、身体でも、暴力をしてくるのだろう”と疑問を感じ、人間の心理に興味を得る。また、自身の親子関係や他者からの情報、研究での発表などを通して、親もやはり自分を守りたんだ、“子供のため”は実際どのような意味を持っているのか、についても関心を持ち始める。それから時が流れ、今は心理カウンセラーとして人間のメンタルについて研究している。笹川佑一氏Surfvoteとは?当社が提供するSNS「Surfvote」は社会にあるさまざまな課題を問題提起し、それについて誰もが簡単に意見を投票できるサービスです。Surfvoteでは「イシュー」と呼ばれる各テーマ(課題)に対して複数の選択肢から自分の意見を投票できます。また他のユーザーのコメントを見たり、評価(いいね)したりすることもできます。イシューは当社編集部だけでなく大学の先生やさまざまな分野の専門家にも執筆のご協力をいただき発行しています。投票結果はイシューの内容に応じて、適宜関係省庁や政治家へ提出し報告を行なっています。各イシューで投票・コメントしていただいた1人1人の意見を大切に扱い、社会を前進させるために寄与したいと考えています。 Polimill株式会社Polimill株式会社は目的特化型SNS【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題に特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月19日9月16日新宿ピカデリーにて、MAPPA初のオリジナル劇場アニメーション作品となる『アリスとテレスのまぼろし工場』の公開記念舞台挨拶が行われ、主人公・菊入正宗役の榎木淳弥、正宗の同級生・佐上睦実役の上田麗奈、謎の少女・五実役の久野美咲、正宗の父親・昭宗役の瀬戸康史、正宗の叔父・時宗役の林遣都、そして監督の岡田麿里が登壇した。上映を終えたばかりとあって目を潤ませている観客も多くみられ、豪華声優陣が登壇すると会場からは盛大な拍手が送られた。ついに公開を迎え、榎木、上田、久野が感謝の想いを込めた挨拶をする中、瀬戸は「岡田麿里監督、MAPPAさんありがとうございます。声優デビューでございます!」と喜びいっぱいに挨拶し、会場から祝福の拍手が沸き起こった。瀬戸康史林は「監督公開おめでとうございます!皆さんおめでとうございます!観客皆さんの食い気味の拍手から、すごい映画なんだなと確信しました」と観客の熱量の高さに驚きを隠せない様子。岡田監督は「3カ月前には完成すると思っていなかったので、本当にいま、“まぼろし”感がすごい。感動しています」と挨拶した。林遣都演じた役柄について、収録を振り返ってみての思い葛藤を抱える正宗を演じた榎木は、「時が止まってしまって、変わってはいけないという設定はファンタジーだが、現実世界でも押さえつけられる場面って学校や社会とかでもあると思う。僕も違うことをやりたくても『同じようにしろ』と言われたことがある」と共感し、「正宗はこの世界のどこかにいそうな人物像、リアリティがある」とコメント。榎木淳弥自らを噓つきな狼少女と称している睦実を演じた上田も「私も14歳だったころ、自分の本当の気持ちを出せなかった。嫌われるのがイヤで」と共通点を明かし、そんな睦実の魅力を「周りからみたらミステリアスと思われる、無駄なアンニュイさを出しているけれども、出そうと思って出していないところ」と語った。上田麗奈久野が演じた五実の、感情を爆発させ泣き叫ぶシーンがSNSでも話題となっているが、そのシーンについて「五実は純真無垢で世界のことを何も知らなくて、真っ白な状態の女の子。でも、正宗や睦実とかかわることで心が動き出して、変わっていく表現を心掛けた。泣き叫ぶシーンは感情が一番爆発するシーン。初めての経験をしてどうしたらいいのか分からない葛藤、どうしようもない気持ちを込めて叫んだ」と収録を振り返った。かねてからアニメファンであることを公言している瀬戸は「声優陣の皆さんがしゃべるたび、“あの声だ”とワクワクする!客席に座りたいくらい!」と声を弾ませるも、声優に初挑戦したことについては「逆に僕で大丈夫なのかと……皆さんがどんな反応をするのかドキドキしている……」と不安げな様子に。そんな瀬戸を岡田監督は「大丈夫です!」と太鼓判を押し、林も「瀬戸さんすごいなって思った」と称賛。観客からも割れんばかりの拍手が贈られた。これに安堵したのか瀬戸は、「前向きに声優のお仕事やっていきたい。MAPPAさん、宜しくお願いいたします!(笑)」と茶目っ気たっぷりな笑顔を見せアピールした。正宗の叔父である時宗を演じた林は、「まだ全部の画が見えていない状況で演じるのは難しかった」と苦労を明かし、時宗の魅力を「守りたいもののために自分を犠牲にしているところ」と語った。そんな声優陣に岡田監督は特に細かいディレクションはしなかったという。「キャラクターを作る上で、皆さんの演技を画に活かしたいと思った。皆さんには思うようにやっていただいて、そのパワーにスタッフが影響を受けて、それをまた画にして、とキャッチボールできたらいいなと。刺激がある演技をしていただいて感謝している。声をやっていただいたというより、皆さんには一緒にキャラクターを生み出していただいた」と声優陣のパワーみなぎる演技に感謝しきりだった。新たな未来へ!それぞれの「将来の夢」を発表!劇中では、いつか元に戻れる時のために「何も変えないようにする」という町のルールがあり、変化していないことを確認するために人間関係や趣味、性格、将来の夢などを書く、「自分確認票」が登場することにちなみ、お互いの【将来の夢】を発表することに。榎木は「どれだけ社会的に成功しても孤独死は嫌」という理由で【家族に囲まれて死ぬこと】と発表。続く上田も【猫ちゃんと一緒になるべくハッピーに暮らす】と愛猫への愛を爆発させ、久野も【毎日笑顔でのんびり暮らすこと】とほっこりした可愛らしい回答をみせ、会場はにこやかな空気に。すると瀬戸が3人の夢をひっくるめたかのように【幸せに暮らす】と発表し、会場の笑いを誘った。そんな中、少し気まずそうに林が【リニア中央新幹線に乗りたい】と関西出身らしい、少年のような夢を発表すると、会場からはさらなる笑いが巻き起こった。また、岡田監督は【何十年先もアニメを作っていたい!!】と発表。岡田監督のさらなる作品を望むキャスト・観客らから大きな拍手が贈られた。久野美咲最後に、観客に向けて岡田監督は「喜びも苦しみも全部『アリスとテレスのまぼろし工場』の中にある数年でした。皆さんに観てもらえて嬉しく思っています。一緒に作品を作ってきた人たちとまた新しい夢をみて、皆さんに観ていただけたら嬉しいです」と感謝の気持ちを込めたメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。<作品情報>『アリスとテレスのまぼろし工場』公開中映画『アリスとテレスのまぼろし工場』本ポスター公式サイト:新見伏製鐵保存会
2023年09月17日舞台「チェンソーマン」ザ・ステージが16日に東京・天王洲銀河劇場にて初日を迎えた。同作は、藤本タツキによるダークヒーローアクション漫画の舞台化作で、悪魔を身に宿した少年デンジが、デビルハンターとして活躍する姿を描く。「チェンソーの悪魔」ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジは、親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つ「チェンソーマン」として蘇る。演出はMANKAISTAGE『A3!』シリーズなどを手掛ける松崎史也。キャストには土屋直武、梅津瑞樹、平野綾など舞台を中心に活躍する多彩なメンバーが揃った。チェンソーマンとサムライソードはスーツアクターやダンサーなどによる多面的な角度から、新たな魅力を引き出す表現へアプローチしている。東京公演は天王洲 銀河劇場にて9月16日〜10月1日、京都公演は京都劇場にて10月6日〜9日。DMMTVでのライブ配信(9月16日17:30 東京公演初日、10月9日17:30 大千秋楽公演)も予定している。○デンジ役:土屋直武 コメントやっと開幕するということで、稽古初日からたくさん時間が経ちましたが、本当にあっという間という気がしていますし、完成されるものの解像度がどんどん上がっていくにつれて、本当に楽しみになっていった作品です。その迫力をぜひ皆さん感じ取っていただけたらなと思います。一幕を観たら次の二幕はどうなるんだろう? とアニメやドラマなどのように続きが観たくなるような、休憩時間も座席に座っていたくなるような作品だと思います。漫画の最新話が出るまでの楽しみに待つワクワクやドキドキ感が劇場の中で繰り広げられていますので、その感覚を肌で感じていただけたら嬉しいです。○早川アキ役:梅津瑞樹 コメントとにかく演劇的表現がものすごくいっぱい詰まっていて、ということはキャスト・スタッフが色々なものを表現しているので、怪我がないように最後まで走り抜けることだけを胸に頑張りたいと思っております。1から話し始めてしまうと語り尽くせないぐらい、とにかく色々なものが溢れて止まない舞台になっています。劇場が狭く感じるくらい、舞台上からの熱量が周りに伝播していく力みたいなものがすごいです。転換1つとってもそうですし、色々な悪魔だったり、登場人物たち1人1人が抱えてる熱のようなものが、劇場の大きさを上回っているような気がしています。とにかく全編お楽しみいただける、瞬きする間も惜しいくらい良い作品となっています。○パワー役:甲田まひる コメントついにこの日が来たなというのが今の率直な思いです。今回、初舞台なので最初はすごく不安もたくさんあった中で、先輩方が優しく教えてくださったおかげでここにいられるんだなと思っています。全力で頑張ります! パワーちゃんは笑うシーンがたくさんあるので、登場したら皆さんに笑っていただけるように頑張ろうと思います!○マキマ役:平野綾 コメント顔合わせや稽古初日の段階からものすごく熱量のある現場だなと思って感動しました。稽古の最中にも皆さんが頑張っている姿に胸を打たれることが何度もあり、すごく良い座組だなと感じています。初日を迎えることが今から楽しみですし、ぜひ早く皆さんに観ていただきたいです。また、大掛かりなセットや映像、照明もすごいのですが、実はかなりマンパワーでやっているので、細部へのこだわりをしっかり観ていただけたらと思います。○脚本・演出:松崎史也 コメントキャスト・スタッフが全員素晴らしく、それは一部をフォーカスしてお伝えした方が伝わることは多いと思いますが、それでもどうしても全員褒めたくなるような気持ちです。キャストやスタッフが全員、顔合わせの前の準備から本当に全力でこの演劇に懸けてくれていて、いよいよこうして本番として皆さんに届けられることが、演劇をずっとやってきている人間として非常に嬉しく思っています。チェンステは2.5次元演劇を次のフェーズに進める狼煙になる作品だと思っています。それは演劇にとって、志だけではなく技術としてもそうだと思っておりますが、何よりこのことを証明するのは公演本番の面白さだと感じています。この面白い演劇を皆さんに観ていただきたいです。○出演デンジ:土屋直武早川アキ:梅津瑞樹パワー:甲田まひる姫野:佃井皆美東山コベニ:岩田陽葵荒井ヒロカズ:鐘ヶ江洸岸辺:谷口賢志チェンソーマン:夛田将秀/仲宗根豊サムライソード:オレノグラフィティ/吉岡将真マキマ:平野綾【声の出演】ポチタ:井澤詩織(C)藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ製作委員会
2023年09月16日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『アメリカの時計』が9月15日(金) に開幕し、演出・長塚圭史の初日コメントと舞台写真が到着した。アーサー・ミラー作となる本公演は、KAAT神奈川芸術劇場の2023年度メインシーズン「貌(かたち)」の開幕を飾る作品で、20世紀初頭、大恐慌によって未曽有の混乱に落ちたアメリカとある家族の年代記(クロニクル)を描く。■演出 長塚圭史 コメントカタチのないものを信じ、多くを託し、預け、委ねている現在にこの戯曲がどう響くのか。またこの終わりなき資本主義社会にこの劇が今何を語るのか。初日が開けた今もまだ確かなことは言えませんが、なぜ今この劇を上演するのかと日々問い続けながら歩みました。どちらかというとアーサー・ミラー作品の中でもあまり注目されてこなかった、どちらかというととっつきにくい史実を扱った、どちらかというと歪な構造のこの『アメリカの時計』ですが、過去と現在とを結びつけ肉付けしてゆく俳優陣、柔軟で迅速なスタッフと共に丁寧に紡ぎました。社会劇としての魅力もありますが、ボーム家のように、近くこのようなことが我が身に降りかかるのではないかと夢想しながらSF劇として観るのもまた一興、いやちょっと恐ろしいか。<公演情報>KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース 『アメリカの時計』作:アーサー・ミラー演出:長塚圭史翻訳:髙田曜子出演:矢崎広、シルビア・グラブ、中村まこと、河内大和、瑞木健太郎、武谷公雄、大久保祥太郎、関谷春子、田中佑弥、佐々木春香、斎藤瑠希、天宮良、大谷亮介9月15日(金)~10月1日(日)会場:KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオチケットはこちら:
2023年09月16日俳優の草なぎ剛が主演を務めた映画『ミッドナイトスワン』の公開3周年記念舞台挨拶つき上映が、9月25日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催されることが15日、発表された。2020年に公開され、第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀主演男優賞を受賞した『ミッドナイトスワン』が、現在も毎週水曜日に東京・TOHOシネマズ日比谷にて上映が続いている。邦画史上類をみない異例のロングラン上映中となっており、9月25日には公開から4年目を迎える。そこで、感謝を込めて、9月25日に公開3周年記念舞台挨拶つき上映を実施することが決定した。本作では、都会の片隅で出会った2人の孤独な魂、トランスジェンダーの凪沙と母親の愛を知らずに生きてきた少女・一果が心を寄せ合う姿が描かれ、凪沙の生き様を、無償の愛を、見る人たちがそれぞれの視点で見つめ、感動を覚えている。各種SNS、ネット上には、観客や各界著名人らの感動の声が溢れ、長く愛される作品となった。舞台挨拶では、主演の草なぎが登壇し、喜びと共になつかしい話を語る。さらに、2024年公開の草なぎ主演映画『碁盤斬り』(白石和彌監督)の新たな発表も予定しているという。(C)2020 Midnight Swan Film Partners
2023年09月15日9月22日(金) 公開の映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の舞台挨拶プレミアが9月13日(水) に開催。チャド・スタエルスキ監督のほか、俳優の藤岡弘、と柔道女子52㎏級東京2020オリンピック金メダリストの阿部詩が参加した。まずは『ジョン・ウィック』シリーズ生みの親で最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でもメガホンを取ったチャド監督が、ファン約40人が待ち受けるレッドカーペットを闊歩。チャド監督が日本の地に降り立ったのは、前作『ジョン・ウィック:パラベラム』以来4年ぶり4度目。ファンにサインしたり写真を撮ったりしながらカーペット上で笑顔を振りまき「歓迎してくれて本当にありがとう!また日本に戻ってこられて嬉しいよ」と喜んでいた。その後実施された舞台挨拶プレミアでは、客席の通路を通ってチャド監督が華々しく登場。主演のキアヌ・リーブスについて聞かれると「キアヌとは本シリーズを4本撮ったわけだけれど……まあまあだね!」とジョークを発しながら「今回本作のPRのために来日できず、キアヌもがっかりしていたよ。でも彼からは“みんな愛している。そして幸運を祈っている”という伝言を受け取ってきた」と報告した。チャド・スタエルスキ監督チャド監督はキアヌを「ハートも意思も強い男」と評して「今回のために彼は1年かけてトレーニングをし、ヌンチャクを学び、そしてドライビングテクニックを鍛えるために5カ月も特訓を重ねた。この映画が素晴らしいのは、すべてキアヌの努力と練習のおかげだね」とリスペクトしていた。シリーズ4作目にして念願の日本ロケが実現したことについては「キアヌと僕は日本の漫画、アニメ、黒澤明監督、『座頭市』などに影響を受けている。これまでのシリーズを観ても日本の影響を感じられたと思う。そして今回は幸運かつお金もあったので日本での念願の撮影が叶ったわけだね」と喜びを噛みしめていた。キアヌもさることながら、本作には真田広之やドニー・イェンら実力派も顔を揃えた。チャド監督は「彼らレジェンド級の俳優と仕事をする場合、私は彼らのありのままが出せる場を作ることを意識している。すると彼らは最高のものを出してくれるからね。今回の私のミッションは、彼らの素晴らしいアクションシーンを作ることだった」と演出術を語り「要するに、彼らが素晴らしいのは私のおかげということだね!」と茶目っ気たっぷりだった。そんな中、花束ゲストとして『ジョン・ウィック』シリーズを全作見ているほどの大ファンという藤岡と阿部がステージに登壇。藤岡は劇中で展開されるアクションを褒めちぎりながら「今回は特に素晴らしい。アクションはプロ対プロのリアルなアクションが随所にちりばめられており、息をつかせぬ速い展開がある。銃の扱い、カーアクション、日本の刀剣や武道や総合格闘技、そのすべての扱いが素晴らしい」と大興奮。阿部も「すべてのアクションが魅力的。柔道も入っていたりして迫力があって瞬きが出来ない。ジョン・ウィックは強い人で私も憧れています。大好きな作品の監督にお会いできて嬉しい」と喜色満面。藤岡弘、阿部詩2人からの絶賛にチャド監督は「格闘家であるお2人にそこまで褒めてもらえるなんて……。心から嬉しい」と深々と頭を下げていた。一方、チャド監督に詳しい阿部は「本作において、ご自身の格闘家としての経験は活かされましたか?」と質問。これにチャド監督は「キアヌたちに比べたら私なんて低レベル」と謙遜しつつ「ただ私の格闘経験という背景によって、同じ言語を語ることが出来た。格闘技経験があることで私は体の動きというものを理解しているので、アクションのコミュニケーションをとる上で役に立った」と打ち明けていた。最後は日本でのヒットを祈願して3人仲良く鏡開き。チャド監督は劇場公開を楽しみにしている日本のファンに向けて「今日は客席に日本のスタントチームが来てくれている。彼らは素晴らしい仕事をして、たくさん倒れてくれた。……というか映画そろそろ観たいよね?日本の皆さんありがとう!早く映画を観てください!」と呼び掛け、イベントは終了した。<作品情報>映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』9月22日(金) 公開公式サイト: & (C)2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2023年09月14日9月2日に開幕した舞台『最高のオバハン 中島ハルコ~ナイルの涙』の初日前会見とゲネプロが行われた。本作は、“令和の水戸黄門” 美のスーパードクター・中島ハルコが、世に蔓延る不正や悩みを斬りまくる痛快なストーリーとぶっ飛んだ展開が話題を呼んだ同名TVドラマの舞台化作品。今回は豪華客船を舞台に物語が展開するノンストップ痛快エンターテインメントとなっている。舞台版でも主人公・中島ハルコを演じるのは、今年芸能生活50周年を迎えた大地真央。そして、ハルコを慕う老舗ういろう屋の四代目店主・三島昭宏を田山涼成、ハルコが経営するハルコクリニックの事務長でハルコの右腕の大谷将を合田雅吏、ハルコの秘書で大谷と共にハルコを支える若杉慎之介を蕨野友也がそれぞれドラマ版に引き続き出演。さらに、本作の舞台となるクルーズ船・レインボーローズ号を所有している船会社の創業家の三友陽子を浅田美代子が演じる。会見に出席した大地真央、田山涼成、浅田美代子のコメントは以下のとおり。<中島ハルコ役:大地真央 コメント>いよいよ明日が初日ということで、ワクワクドキドキしながら、早くお客様とお会いしたいと思っています。今年、私は初舞台から50年ということで、50周年記念公演と銘打っていただきまして、本当に光栄なことだと思っています。お客様に少しでも笑顔をお届けすることができたらと思っています。私はテレビで中島ハルコ役を演じさせていただいて、それが今回舞台化となりました。私も長く舞台をやらせていただいていますけれども、テレビの作品が舞台になるというのは今回が初めてなので、テレビとはまた違う舞台ならではの中島ハルコをお届けしたいと思っています。舞台の良さは、ここで皆が息づいていて、お客様と同じ時間と空間を共有できるところだと思っています。今の時代、こんなにズバズバ忖度なく物を言う人はいないのですが、でもそこに真実があるので、みんなハルコさんのことが好きになるんですよね。お客様がスカッとして笑顔になって、「また明日からがんばろう!」と思っていただける作品になっていますので、明日から始まります、舞台『最高のオバハン 中島ハルコ』をどうぞよろしくお願いいたします。■Q. 50周年ということでご自身で振り返って最初は他人事みたいだったのですが、色々な方々から「50年ってすごいよ」とか「素晴らしいね」って言っていただいて。これまで出会った方々のおかげで、今の私があると実感しています。■Q. 稽古期間中の印象的なエピソードマジックのシーンがあるんですけれども、タネが裏から見てもわからなくて。でもそれは知らない方が良いのかなと思って、稽古場でも「わぁ」って純粋に楽しんでいました。<三島昭宏役:田山涼成 コメント>今お聞きになったように、大地さんは50歳になられたんですよ!(笑) その記念の公演ですから、まず第一発目の50歳の大地さんをご覧くださいませ。『最高のオバハン』はむちゃくちゃおもしろい!でもね、チケットが売れているようで、なんとか皆さん工夫してきてちょーだゃあ!テレビだけで終わらず、舞台でも大地さんとご一緒できる喜びを感じています。テレビからさらにぐっと凝縮した『最高のオバハン』という舞台ができることの幸せをかみしめています。またまた稽古場が楽しい!充実した舞台づくりに励んでまいりましたので、ぜったいに面白い作品になっていると思っています。大地さんはハルコさんみたいに強くはおっしゃいませんが、ハルコさんと共通する部分は、稽古を自分の中で俯瞰して見ていらっしゃるところですね。これがご一緒していても「あぁハルコさんだ!」とすごく嬉しい。台詞ではきついことをおっしゃるんですが、この時代に迷いなくスッとおっしゃるこのお顔が、なかなかよろしいんじゃないでしょうか。やっぱり稽古を積み重ねることで、僕の中ではハルコさんと大地さんが入り混じって見えてしまいますね。■Q. 稽古期間中の印象的なエピソード大きなマジックのお稽古はものすごくワクワクするんですけれども、そこから火がついて稽古場で皆さんがちょいちょいと「私もマジックやりますよ!」とか言っちゃって。皆さん持っているんですね、という印象が強く残っています。<三友陽子役:浅田美代子 コメント>私はほとんど舞台に出演していないので慣れなくて、皆さんにご迷惑をおかけしてばかりで。明日から初日と思うと、もうここでマジックで消していただきたいと思うぐらいです(笑)。稽古場はとにかく楽しくて、お客様としても観たい舞台です。大地さんは美しいし、おもしろいし、すごく楽しい舞台になっていると思います。中島ハルコという人は大地さんそのものだと思います。原作も読みましたけど、ぴったし!って感じです。■Q. 稽古期間中の印象的なエピソード田山さんが毎日愛妻弁当を持って来ていらして素晴らしいな、と思っていました。とても素敵な奥様ですよね。お稽古の席が隣だったので、良い香りがただよってくるんですよ。真央さんの差し入れもいつもおいしくて。お稽古は本当に楽しかったですが、私は余裕がありませんでした(笑)。<公演情報>舞台『最高のオバハン 中島ハルコ~ナイルの涙』舞台『最高のオバハン 中島ハルコ~ナイルの涙』ビジュアル【東京公演】2023年9月2日(土)~10日(日) シアター1010【愛知公演】2023年9月13日(水)~20日(水) 御園座【福岡公演】2023年9月27日(水)~10月3日(火) 博多座【香川公演】2023年10月7日(土)~8日(日) レクザムホール【大阪公演】2023年10月12日(木)~15日(日) 新歌舞伎座【長野公演】2023年10月19日(木)~20日(金) 長野市芸術館【岩手公演】2023年10月25日(水)~26日(木) トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール【山形公演】2023年10月28日(土)~29日(日) やまぎん県民ホール【キャスト】中島ハルコ役:大地真央藤原茂役:モロ師岡城ケ崎大悟役:石井一孝藤原明菜役:樹里咲穂辻 悦子役:木村花代大谷将役:合田雅吏若杉慎之介役:蕨野友也坂本未来役:杉江大志千秋晴海役:未沙のえる城ケ崎鈴々花役:敷村珠夕久坂心那役:小倉優佳海野岳史役:山﨑感音YUTAKA役:風間トオル(高松・大阪・長野・盛岡・山形)WキャストYUTAKA役:渡辺大輔(東京・名古屋・福岡・山形)Wキャスト三島昭宏役:田山涼成三友陽子役:浅田美代子加藤葉子、柴田実奈、千歳ふみ、趙京來、角田萌夏、馬場亮成【スタッフ】原作:東海テレビ・フジテレビ系全国ネット『最高のオバハン 中島ハルコ』ドラマ原作:林真理子『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』『最高のオバハン 中島ハルコはまだ凝りてない!』(文春文庫刊)脚本:西荻弓絵演出:高橋正徳(文学座)関連リンク公式サイト:公式Twitter:
2023年09月06日映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(6月30日公開)のファイナルラン舞台挨拶が30日に都内で行われ、北村匠海、村上虹郎、吉沢亮が登場した。同作は和久井健による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタ(今田美桜)を助けるために、ヒナタの弟・ナオト(杉野遥亮)とともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。北村匠海、山田裕貴、今田美桜、杉野遥亮、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、村上虹郎、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。○久しぶりに公の場に登場した村上虹郎3月から「心身の不調」で休養していた村上が、久しぶりに公の場に登場。北村は「仲間が帰ってきました」、吉沢は「こうやって虹郎が帰ってきてくれて、舞台挨拶ができて、2カ月経ってもたくさんの方が集まってくださって本当にありがたいなあ」としみじみ。村上は「ただいま!」と叫び、会場は拍手で迎える。「お久しぶりです。もしくは、はじめましての方もいらっしゃるかもしれません。大変長らくお待たせしましたが、今日という日を迎えられて嬉しく思っております」と挨拶した。「半年間、ほとんど映画とか観てなかった。デトックス期間じゃないけど……」と、休養中の様子もうかがわせた村上。「本当に沁みるんですよね。久々にこういうところに来ると、これだけの方が目の前に来てくれている状態で」と感慨深い様子を見せる。さらに「半年、1年弱停滞していたというか、迷走していたというか、時には暗い時間もあったんですけど、その時の自分の状態から考えると、奇跡的」と今の状態を表す。「この日が来るかわからなかったけども『ああ、こういう日も来るんだな』という感覚ではずっとありますね。本当に皆さんのおかげです」と瞳を潤ませた。
2023年08月30日ead=映画『春に散る』(8月25日公開)の公開初日舞台挨拶が25日に都内で行われ、佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、哀川翔、小澤征悦、瀬々敬久監督が登場した。映画『春に散る』(8月25日公開)の公開初日舞台挨拶が25日に都内で行われ、佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、哀川翔、小澤征悦、瀬々敬久監督が登場した。同作は沢木耕太郎による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。公開前の舞台挨拶では、佐藤が横浜流星ばかり見る客席に「一抹の寂しさ」を覚えている発言が話題となったが、小澤は「今、会場を見ると、来てくれたお客様は流星、流星、流星、流星、流星ってあるんですけど、あそこに『浩市』ってのがあるんですよ! 『浩市ラブ』って! なんかありがとうございます。ありがとうございます」となぜか感謝する。佐藤も「ちゃんとまた見つけたね」と小澤に感心していた。また、「胸熱になること」と言うトークテーマでは「初日」と言うフリップを掲げていた佐藤。「皆さんどう思われるかわかんないけど、我々は初日を迎えるまで、やっぱり不安なんですよ。この数年間、コロナもあったし、いろんなことがあるかもしれない。それはわからない。で、無事に初日を迎えられたということは、やっぱり我々にとって本当に嬉しいこと」と明かす。横浜も「僕は1度公開ができなかったとかこともありますし、撮り直しもありますし、公開できるて皆さんに観てもらえるのは当たり前じゃないので、無事に公開を迎えられることがどんなに幸せか」と同意していた。
2023年08月25日京都北山 マールブランシュ(MALEBRANCHE)から、モンブランフォンダンショコラ「マロン・ド・マール」が登場。2023年8月30日(水)から2024年4月末ごろまで、マールブランシュ各店舗ほかにて発売される。「モンブラン」がひと口サイズのフォンダンショコラに「マロン・ド・マール」は、マールブランシュのスペシャリテ「モンブラン」をひと口サイズのフォンダンショコラにアレンジした秋冬限定スイーツ。しっとり濃厚な食感のフォンダンショコラには、モンブランに用いられるマロンペーストを使用。深いコクが特徴の「バーディネー社」の“ネグリタ・ラム”を煮詰めてホワイトチョコレートと組み合わせることで、まろやかでバランスの取れた味わいを生み出している。また「マロン・ド・マール」は冷蔵庫で冷やすと、より深い香りと食感が楽しめるのも特徴。マロンとラム酒の芳醇な風味を手軽に楽しめる限定スイーツは、自分用にはもちろん、大切な人へのギフトにもぴったりの1品だ。詳細モンブランフォンダンショコラ「マロン・ド・マール」販売期間:2023年8月30日(水)~2023年4月末を予定販売店舗:マールブランシュ北山本店、ロマンの森、ジェイアール京都伊勢丹店 B1階[ショップ]、大丸京都店、京都髙島屋店、八条口店、嵐山店、京都タワーサンド店、清水坂店、ジェイアール京都伊勢丹店 3 階[ロマンの森カフェ]加加阿365祇園店、アスティ京都店、オンラインショップ※店舗によって取扱内容が異なる場合がある。価格:3個入 864円、5個入 1,458円、6個入 1,801円
2023年08月25日映画『30S』(8月11日公開)の公開初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、小野匠、財田ありさ、新田桃子、真田佑馬(7ORDER)、佐藤勝則監督が登場した。同作は7ORDERの真田佑馬原案・プロデュースによるオリジナル作。30歳の誕生日を数日後に控えた向井タケル(小野匠)のもとに、大学時代に同級生だった御手洗甲(真田)からメッセージが届く。10年前の10月31日に「30歳になる時も集まろう」と約束したことを思い出した矢先、タケルに御手洗の妹・薫(新田桃子)から「兄が失踪したんですが、居場所に心当たりはありませんか?」と電話が。御手洗の失踪を合図に、それぞれの人生の歯車が動き出す。○向井タケル役 小野匠 コメント(公開初日を迎えて)去年撮影していた時はコロナ真只中で、自分も役者としても今後どうなっていくかわからない時期だったので、映画が完成して皆さんに観てもらえる日が来たことを本当に嬉しく思います。この映画を通じて、皆さんがこの映画を観た後に、何か人生で苦しいことや悩みがあっても『大丈夫なんだよ』って思ってもらえたら嬉しいです。○長嶺蓮香役 財田ありさ コメントこの映画に対する思い入れが深くて客観的に見られないところがあって、観ていただいた皆さまがどう感じ取ってくれたかを凄く知りたいです。(役と同じく30歳を迎えて)撮影している時は29歳で、撮影が終わってから30歳を迎えましたが、いざ30歳になってみると楽になったというか、人生を楽しみたいという気持ちが大きくなったので、これからも楽しんでいきたいと思います。○御手洗薫役 新田桃子 コメント私はまだ27歳で、30歳まであと3年あるのですが。この作品に携わってから、30歳までの目標とか、20代のうちにやりたいこととか考えるようになって、自分を見つめ直すきっかけになりました。観ていただいた皆さまにも、そのようなきっかけになる作品になれば嬉しいと思います。○御手洗甲役 原案/プロデューサー 真田佑馬 コメント映画『30S』は構想から2年、ずっと作り続けてきたのですが、映画は観ていただいて完成だと思うので、まず今日こうやって初日を迎えられたことが一番嬉しいです。この映画が、観てくださった方の背中を押すことができれば、この映画を作って良かったと思います。○脚本/監督 佐藤克則 コメント台風が接近していますが、天候的にも本日無事に初日を迎えられて、これから多くの方にこの映画を観ていただけることを本当に嬉しく思います。何度観ても楽しめるように作っていますので、劇場に足を運んでいただければと思います。
2023年08月12日映画『リボルバー・リリー』(公開中)の初日舞台挨拶が11日に都内で行われ、主演を務める瀬はるか、長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー(SixTONES)、板尾創路、行定勲監督が登場した。○■ジェシー、板尾創路のボケに反応お披露目会見と同様、「リボルバー・ジェシーです」とポーズ付きで挨拶したジェシー。撮影当時を振り返ったコメント求められると、その場で後ろを向き「振り返ってみると……スクリーンがありますね。素晴らしいスクリーン!」とボケを披露し、笑いを誘う。さらに、MCから巨大なリボルバーのモニュメントがあると水を向けられると、「あれは持ち帰りいいんですよね? レンタル月10万円で……」とボケを連発していた。改めて、撮影を振り返ったジェシーは「すごい暑い時期で撮影をさせていただいたんですけれども、自分なりに印象的な役をいただいたので、とにかく声を張りました。皆さんに迷惑をかけながら、“すごいうるさいな”と思われたと思うんですけれども、無事こうして初日を迎えられることができて、非常に嬉しく思っております」と真面目に語った。続く板尾もジェシーのコメントを受けて、「板尾ジェシーです」と挨拶。「1年前は左の小指に魚の目があったんですけど、今は取れましてもうないです」と作品とは全く関係ないエピソードを披露すると、これを聞いたジェシーは「貴重ですね! Yahoo! ニュースのトップニュースですよ!」と反応し、会場を盛り上げていた。また、今作で綾瀬と激しいアクションで肉弾戦を披露したジェシーは、「とにかくケガをさせないように練習から考えていたので、本番が怖かった」と回顧。「本気で殺す勢いで(百合が)来るので、僕も殺す勢いで……」と鬼気迫る演技の裏側を明かすも、「いまもプライベートで(綾瀬さんと)結構やり合ってるんですけど、なかなか強いですね~」と我慢できずにボケてしまっていた。一方の綾瀬はアクションの撮影でジェシーにリードしてもらったそうで、「ジェシーさんは覚えるのがすごく早くて。私は疲れてくると右左がわかんなくなってしまうんですが、そうすると『次、右です。お腹パンチいきます』と教えてくれました」と感謝を伝えた。
2023年08月11日堀田真由と小林薫が親子役で共演する『バカ塗りの娘』の完成披露舞台挨拶付き試写会が実施され、キャスト・スタッフが登壇し撮影時のエピソードや本作の魅力について語った。伝統工芸・津軽塗(漆塗り)と青森県の風土をテーマにした心温まる親子の物語である本作。8月9日に完成披露試写会が都内映画館で行われ、主演の堀田真由、共演の小林薫、坂東龍汰、宮田俊哉、鶴岡慧子監督が登壇した。堀田さんが演じるのは、津軽塗職人を目指す娘・美也子。小林さんは美也子の寡黙な父・清史郎を演じる。そんな親子2人が、漆や家族と真摯に向き合う姿を、青森の四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理とともに綴りながら、そこに生きる人々の魅力を描き出していく。撮影は昨年9月、青森県にて行われた。本作の主人公で津軽塗職人を目指す青木美也子を演じた堀田さん。先週末には青森県弘前市の舞台挨拶にも参加したが「地元の方が作品を観ていただくことに緊張はしましたが、皆さん優しく微笑んでくださって、とても暖かい雰囲気の中での舞台挨拶でした」と凱旋を報告。鶴岡監督も「舞台挨拶前日にねぶた祭があって『バカ塗りの娘』のねぶたを引かせていただき、感動しました」と撮影地の全面協力に感謝しきりだった。また美也子という役柄について「内気な役で等身大の女の子をイメージしました。セリフの少ない受け身の役でもあったので、しぐさや表情、動きに本質が見えると思い工夫をしました」と紹介。学校でのシーンを挙げて「宮田さんがカッコよく塀を乗り越えていますが、美也子は運動が苦手だと思うのでその違いも出せたらと思いました」と明かすと、当の宮田さんは「もしかしてイジっている?あれはあれでどうやろうか悩んだ結果です」と大テレで、堀田さんや坂東さんから「いや、最高でした!」と労われていた。美也子の父で津軽塗職人・清史郎役の小林さんは「津軽弁は大変なので、事前にセリフを削ってもらいました」とニヤリとするも「この親子関係として寡黙で不器用な人であった方がいいと思いました」とその狙いを解説。堀田さんから「今回は父娘として距離の縮まった濃密な時間を過ごせると思いました。弘前での3週間の撮影ではとても勉強になりました」とリスペクトされると、小林さんも「堀田さんは佇まいのいい人で、自然な演技をされる。僕もお父さんとして自然と向き合うことが出来ました」と返礼。青木家の長男で美也子の兄・ユウ役の坂東さんは「初めて髪の毛をド派手に染めました」とこだわりの役作りを報告しながら「堀田さんとは3度目の共演で3年おきにお会いしている気がする。普段からしっかりとされているので年上かと思ったら、さっき僕の方が1つ年上であることを知りました!」とまさかの事実にビックリ。美也子が一目ぼれする花屋の青年でユウのパートナー・鈴木尚人役の宮田さんは「演じる上では、一目ぼれされる男ってどんなんだ!?難しくないか!?と考えました」と打ち明けるも、司会から一目ぼれ経験を聞かれると「うーん、NOじゃないですね!」と高笑いで場を盛り上げていた。何度も塗り重ねて「バカ丁寧に作られる」という意味を込めて「バカ塗り」ともいわれる「津軽塗」。インパクト大の本作のタイトルについて鶴岡監督は「効率など関係なく、色々な工程をへて愚直にやらないと辿り着かないのが漆塗り。その素晴らしさを見習いたいと思うとともに、自分もそのような映画を作りたいと思いました」と命名の理由を明かした。そんなタイトルにちなんで「バカみたいに続けていること」をそれぞれ発表。鶴岡監督は「映画館通い」といい、かなりのアニメ好きで知られる宮田さんは「アニメ鑑賞」と答えて「僕にとってアニメは生活の一部。歯を磨くのと同じような感覚で観ています。ギャップありました?」とイメージ通りの返答をしていた。多趣味という坂東さんは「あそび」と答えながら、どんな「あそび」なのかは「内緒です」。すると小林さんから「まさか女遊びじゃないだろうね!?」と鋭いツッコミを受けて「違います!カメラとか絵とか…あ、言ってしまった」と頭をかいていた。一方、小林さんは「仕事」といい「歳を重ねるとベテランと言われることが多くなったけれど、それは本人的には面白くない。初心を忘れず、ただひたすらにひた向きにやっていきたいと思います」と初心貫徹の構えで返答。そして堀田さんは「母と電話」と言い、「やり続けているというより、やり続けちゃっている感じ?お母さんが友達みたいな感覚でほぼ毎日電話。休みの時は3,4時間くらいテレビ電話。二人でリモートカフェをしています」と照れながら打ち明けると、「可愛い~!」との声が上がっていた。最後に主演の堀田さんは「この作品は津軽塗がテーマの作品で、津軽塗の魅力が最大限に出されている作品です。撮影させていただいた弘前の四季折々の風景や青森の食、出ていただいた青森の人々の笑顔などたくさんの魅力が詰まった作品です。静かな作品ではありますが、観終わった後に心地よかったと思える映画になりました」と胸を張ってアピールした。『バカ塗りの娘』は9月1日(金)より全国にて公開。8月25日(金)より青森県先行公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年08月10日映画『マイ・エレメント』公開記念舞台挨拶イベントが開催され、日本版声優を務める川口春奈(エンバー役)、玉森裕太(ウェイド役)、MEGUMI(ゲイル役)が登壇した。本作で描かれる、正反対で触れ合うことすらできないふたりの宝物のような出会いと、その出会いが起こすロマンティックな物語の見どころやユニークなエレメントにちなんだ3人の意外な素顔に迫るトークを繰り広げ、大盛り上がりのイベントとなった。ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるピート・ドクターが「ピクサーが帰って来た!」と語る『マイ・エレメント』。本作の公開を心待ちにした観客が大勢駆け付けた会場に登場したのは、可愛らしい赤い衣裳に身を包んだ、<火>の女の子・エンバーの声を担当する川口と、淡い水色のスーツでシックに決めた、<水>の青年・ウェイドの声を担当する玉森、そして<風>のエレメント・ゲイルの声を担当しており紫色のエレガントな衣裳を身にまとったMEGUMIの3人。会場中の人々からの熱い歓迎を一身に浴びながら日本版声優を務めた3人は登壇し、満面の笑顔を見せた。日本公開を迎えた喜びについて、川口は「昨日公開を迎え、これだけたくさんの人に観ていただけていることがとても嬉しいし、作品が皆さんに届いているんだなと実感しています」と喜びの気持ちを溢れさせながら、周囲の反響については「子どもだけじゃなくて大人からも『うるっときた、号泣した』って声をもらいました。いいデトックス効果があるんだと思います」と本作で描かれるウェイドの優しくて前向きな言葉に背中を押されて新しい世界へ一歩踏み出すエンバーの姿が世代を問わず共感を呼ぶと同時に、多くの人を勇気づけ心を癒す存在になっていることに笑顔を見せた。川口春奈公開初日、プライベートで本作のグッズを着用して映画館で本作を鑑賞したという玉森は「知り合いの方から『観ました!』『とても素晴らしかったです』と連絡をもらいました。僕も公開初日に実際映画館で観させていただいて、終わった後にお子様が『楽しかった!』と言っている声を直接聞くことができて嬉しかったです」と実際に間近で反響の大きさを感じたことを明かした。これまでも『トイ・ストーリー』や『インサイド・ヘッド』『リメンバー・ミー』など様々な作品で“愛”と感動の物語を描いてきたピクサーが本作で描くのは、“火”のエンバーと“水”のウェイドの性格も性質も正反対なふたりの物語。カラフルで美しい街[エレメント・シティ]を舞台に、火と水で触れ合うことすらできないふたりが織り成す美しくロマンティックなストーリーは世界中で大きな感動を呼んでいる。そんな本作の見どころについて、MEGUMIは「ウェイドとエンバーが初デートをするシーンがすごく好き。とてもとてもキュートなシーンで、二人が時間を過ごすことでどんどん心を通わせていくのが素敵なのでぜひチェックしてほしいです!」、玉森は「デートシーンももちろんそうですけど、ウェイドとエンバーがふたりで協力してやらなきゃいけないところがあって、そこの描写も素晴らしい。掛ける言葉も表情も、すごく二人が通じ合っていることが分かるので、注目してほしいですね」と思わずときめく“愛”を描いたシーンを挙げ、川口は「エンバーとウェイドの関係性はもちろんですけど、大スクリーンで見る色彩の美しさとか、エレメント・シティの世界観を楽しんでほしいです。カラフルで、見ているだけで癒されるし、迫力もすごいです!」と、ロマンティックなストーリーを一層盛り上げる圧倒的な映像美について熱弁した。MEGUMIまた、ピクサーに20年以上在籍し、数々のアニメーション作品を手掛けてきたピーター・ソーン監督が「誰の人生にもある宝物のような出会いを描いた、ひとりでは気づけなかった自分の可能性(マイ・エレメント)を見つける物語」と語る本作。劇中で描かれるエンバーとウェイドの出会いにちなみ、人生を変えるほどの<宝物のような出会い>について聞かれると、川口は「このお仕事をすることになったきっかけは、友人がオーディションに応募してくれたこと。こういう世界に連れてきてくれたっていう意味では原点なので、友だち、家族がいなければ今ここにはいないなと思います」と大切な友人とのエピソードを、玉森は「学生時代の先生ですかね。授業中に寝ちゃったりすることもあるけど、その先生だけは絶対に怒らなくて。なんでなんだろうと思ってたんですけど、『寝たければ寝ればいい、でも周りの子は頑張ってるからそこで差が出て後悔するのはお前だぞ』と言ってくれました。そういう“自分で気づく”ってことを大事にすることを教えてくれたんですよね」と恩師からの教えについて語った。玉森裕太MEGUMIは「やっぱり息子ですかね。自分のこと以外でこんなに真剣に悩んだり、一喜一憂することはなかなかない。息子がきっかけでこういうアニメーションとか新しい世界を知れたりとか、大きな出会いだったと思います」と一人の母親としての“愛”に溢れる素敵なエピソードを明かした。続いて、[もしも火・水・土・風のエレメントの世界があったら、どんな性格で、どんな暮らしをしているのか、どうやって触れ合う事ができるのか?]という、チャレンジングなコンセプトの世界を描く本作にちなんだ〈エレメントトーク〉のコーナーでは、火のエンバー・水のウェイド・土のファーン・風のゲイルのキャラクターが描かれた札を掲げて、3人の意外な素顔に迫るトークが繰り広げられた。本作ではそれぞれの特性に合わせたユニークな生活様式で共に楽しく暮らす4つのエレメントたちの姿がピクサーならではの圧倒的な映像美で描かれているが、自分と一番近いエレメントについて、【火】と回答したMEGUMIは「激アツですよね……!『よっしゃー!』が口癖で、この間寝る前も言ってから寝てました。すべてが気合系なんですよね」と面白エピソードを明かすと、川口も「暑苦しいですね。後ろにメラメラと炎が見えませんか?」とツッコみ、会場の笑いを誘った。そんな川口も【火】と答え「師匠(MEGUMI)と同じですね。はつらつとしていてハッキリしています。『胸の内はアツいぞ』という感じですね」と言及した。涙もろくて心やさしいウェイドを演じ、【水】と答えた玉森は「流れのままにみたいな。『こうしたい!』『あれしよう』って自分からあんまり発言しないからウェイドと同じ水かな。年々涙腺もゆるくなってる気もします」と微笑ましい一面を見せた。さらに本作での共演以前より川口と交流があるMEGUMIは「すっごい可愛くて、美人だなって思うはーちゃん(川口)なんですけど、中身はボーイッシュなところもあるけど、甘えん坊なところもあったり、多面的な魅力があって。エンバーにちょっと似ていて、チャーミングですよね!」と親しいからこそ知る川口の素敵な一面を、アツくなりやすく家族思いな女の子・エンバーとの共通点を挙げながら明かすと、川口は照れくさそうな表情を見せた。最後に、ついに日本でも公開を迎えた本作の鑑賞を楽しみにしている人に向けて、川口は「自分の可能性に気づくような、はっとさせられる映画だと思うし、一歩踏み出す勇気をもらえるようなメッセージが詰まっている作品になっています。そして、この大きなスクリーンでエレメント・シティを堪能してほしいなと思います!」、玉森は「誰にでもある宝物のような出会いを描いた作品で、映像もとっても美しい。大事な方とこの夏休み、たくさん観ていただけたら嬉しいなと思っています!」と、MEGUMIは「本当に素晴らしい作品。世界観はとても可愛らしいし、細部にまでこだわった作品で、見ていて感動します。自分の背中を押してくれるようなストーリーになっていると思いますので楽しんで観てください!」と期待がますます高まるメッセージを贈った。<作品情報>『マイ・エレメント』公開中ウォルト・ディズニー・ジャパン(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年08月08日現在公開中の映画『マイ・エレメント』にて、日本版声優を務める川口春奈、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、MEGUMI登壇の公開記念舞台挨拶イベントが行われた。今回会場には、公開を心待ちにした観客が大勢駆け付けた。赤い衣装で登場したのは、火の女の子・エンバーの声を担当した川口さん。水の青年・ウェイド役の玉森さんは、淡い水色のスーツでシックに決め、風のエレメント・ゲイル役のMEGUMIさんは、紫色のエレガントな衣装で登場。会場中の人々からの熱い歓迎を一身に浴び、満面の笑顔を見せた。日本でも公開がスタートしたことについて川口さんは「昨日公開を迎え、これだけたくさんの人に見ていただけていることがとても嬉しいし、作品が皆さんに届いているんだなと実感しています」と喜び、周囲の反響については「子どもだけじゃなくて大人からも『うるっときた、号泣した』って声をもらいました。いいデトックス効果があるんだと思います」とコメント。公開初日、プライベートで本作のグッズを着用して映画館で鑑賞したという玉森さんは、「知り合いの方から『観ました!』『とても素晴らしかったです』と連絡をもらいました。僕も公開初日に実際映画館で見させていただいて、終わった後にお子様が『楽しかった!』と言っている声を直接聞くことができて嬉しかったです」と間近で反響の大きさを感じたそう。本作で描くのは、エンバーとウェイドの正反対なふたりの物語。見どころについてMEGUMIさんは「ウェイドとエンバーが初デートをするシーンがすごく好き。とてもとてもキュートなシーンで、二人が時間を過ごすことでどんどん心を通わせていくのが素敵なのでぜひチェックしてほしいです!」とアピール。また玉森さんも「デートシーンももちろんそうですけど、ウェイドとエンバーがふたりで協力してやらなきゃいけないところがあって、そこの描写も素晴らしい。掛ける言葉も表情も、すごく二人が通じ合っていることが分かるので、注目してほしいですね」と愛を描いたシーンを挙げ、川口さんは「エンバーとウェイドの関係性はもちろんですけど、大スクリーンで見る色彩の美しさとか、エレメント・シティの世界観を楽しんでほしいです。カラフルで、見ているだけで癒されるし、迫力もすごいです!」と映像美について熱弁。イベント最後には、本作の鑑賞を楽しみにしている人に向けて、「自分の可能性に気づくような、はっとさせられる映画だと思うし、一歩踏み出す勇気をもらえるようなメッセージが詰まっている作品になっています。そして、この大きなスクリーンでエレメント・シティを堪能してほしいなと思います!」(川口さん)、「誰にでもある宝物のような出会いを描いた作品で、映像もとっても美しい。大事な方とこの夏休み、たくさん観ていただけたら嬉しいなと思っています!」(玉森さん)と、「本当に素晴らしい作品。世界観はとても可愛らしいし、細部にまでこだわった作品で、見ていて感動します。自分の背中を押してくれるようなストーリーになっていると思いますので楽しんで観てください!」(MEGUMIさん)とそれぞれメッセージを送った。『マイ・エレメント』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マイ・エレメント 8月4日(金)全国ロードショー©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年08月07日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の玉森裕太が5日、都内で行われた映画『マイ・エレメント』公開記念舞台挨拶に、川口春奈、MEGUMIとともに登壇した。本作は、火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界を描く物語。日本版で、アツくなりやすくて家族思いの“火”の女の子・主人公のエンバーを川口春奈、もう一人の主人公、涙もろくて心優しい“水”の青年・ウェイドを玉森裕太、物語のカギを握る“風”のエレメント・ゲイルをMEGUMIが演じた。4日に公開を迎えた本作。玉森は、反響を聞かれると「知り合いの方から『見ました』という連絡があって、『素晴らしかったです』という声もありました」とうれしそうに答えた。自身のインスタグラムで初日に本作を鑑賞した様子を報告していたが、「見させてもらったときに小さいお子様とか大人の方もたくさんいらっしゃったんですけど、終わったあとに小さい子供たちが『楽しかった』って話している声を直で聞くことができたのですごくうれしかったです。小さい子供たちはこういうところが楽しんだなとか、なるほどなるほどって思いました」と語った。本作の公式Tシャツとキャップをかぶって鑑賞した玉森。「テンションを上げるためにも。ポップコーンと飲み物を持って見させていただきました」と話していた。
2023年08月05日お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が4日、都内で行われた映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』初日舞台挨拶イベントに、中島健人(Sexy Zone)、仲里依紗、玄田哲章とともに登壇した。シリーズ初登場となる新トランスフォーマー・ミラージュの日本語吹き替えを務めた藤森。作品にちなみ、トランスフォームしてみたいものを聞かれると、「一番身近だけど相方」と中田敦彦を挙げた。そして、「あの人が何考えているのか最近わからないときがあったから、1回本人になったら、こういうことを考えていたのかと(わかるかもしれない)」とその理由を説明した。続けて、「『あっちゃんかっこいい!』とか『PERFECT HUMANだ!』とか言っているばっかりだから、1回自分が言われる側になってみたい」という願望も告白。中島が「今回ミラージュを演じて、みんなが藤森さんのことをかっこいいと思っていますよ」と言葉をかけると、会場からも拍手が起こり、藤森は「うれしいじゃん。ありがとう」と喜んでいた。
2023年08月04日『トランスフォーマー』シリーズ最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』初日舞台挨拶イベントが4日、都内で行われ、吹替声優を務めた中島健人(Sexy Zone)、仲里依紗、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、玄田哲章が登壇した。オリジナルキャラクターの主人公ノア役を務めた中島、美術館で働く考古学埋蔵品の研究者エレーナ役の仲は、もともと『トランスフォーマー』の大ファンということもあって抜擢。藤森は、シリーズ初登場となる新トランスフォーマー・ミラージュ役を務め、玄田はアニメシリーズと実写版全7作品のオプティマスプライム役を40年務め上げている。中島は「プロモーション的にニューヨークから始まって、日本でついに公開の日を迎えられたこと、そして皆さんと僕らのビーストが覚醒できたことを心からうれしく思っています」と熱く挨拶。「感動してますね。しかもこんなにもたくさんの方が見に来てくださって。3歳の頃から大ファンの作品に声で出演できるという、僕、仕事だと思ってなくて(笑)。ただただ夢を叶えた時間というか、僕の夢を叶えてくれた作品でもありますし、本当に感無量というか、とてつもなくうれしいです」と喜びを語った。さらに、「本当にたくさんの夢が叶いました。Sexy Zoneとしても主題歌をやらせていただいて、声の出演もさせていただいて、こんなにも多くの方に来ていただけて。おこがましいんですけど、『トランスフォーマー』ファン代表になったつもりで全力で挑みました。今後この作品が続くことを願っています。そしてこの作品が多くの方に届くことを心から願っています」と、作品への愛があふれていた。イベントにはバンブルビーも登場。中島は、グータッチをし、さらにハグも交わし、満面の笑みを見せていた。
2023年08月04日ゲキ×シネ『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』(公開中)の初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、古田新太と天海祐希が登壇した。同作は劇団☆新感線の人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品で、海賊アンヌ(天海)が石川五右衛門(古田)とともに大暴れする『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive~』12年ぶりの続編となる。女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て王国の混乱を収め国王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる。目玉焼きが飾られた個性的な帽子を着用して登場した古田。「目玉焼きシリーズといいまして、色々あるんですが、これは“燃えている目玉焼き”。きょうここに来るときに被っていたのは“完成した目玉焼き”。最近のお気に入り!」と笑顔を見せる。同作は、昨年秋に富山・新潟・大阪・東京の4都市で上演され、富山公演には天海の親戚が観劇しに来ていたそうで、天海は「親戚のおばあちゃんが観に来てくれて、もうおばあちゃんに私の姿を見てもらえただけで、本当に良かった」と感慨深げに振り返る。一方の古田は、「富山とか新潟とかめったに行かないから、各地のプロモーターの方たちのサービスがすっごいよかった」と独特な視点で公演を回顧。天海も「その土地のお菓子を毎日……ケーキがあったり! ありがたい。幸せな日々を送りました」と感謝を伝えていた。また、制作発表会見で「若手に教えたいことがある」と話していた古田は、石田ニコルや神尾楓珠ら若手俳優たちにアドバイスをしていたそうで、「“なんでもかんでも一生懸命にしたらいいもんじゃねぇぞ、抜くときは抜け”“工夫をするな”“言われたことをきっちりできるようにしなさい”ということを飲み屋で言っていました」と明かす。さらに、初演当時天海にもアドバイスをしたことがあるそうで、古田は「僕が観たいゆりちゃん(天海)があるじゃないですか。舞台上にいながらもお客さん目線で観ている」と告白。以前から天海のファンだという古田が「おれ、宝塚の卒業アルバム持ってるからね。制服のゆりちゃん、いまだにおれの寝室に置いてある」と話すと、天海は感謝を伝えつつも、「本当にやめてほしい……」とつぶやいていた。
2023年08月04日ゲキ×シネ『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』(公開中)の初日舞台挨拶が4日に都内で行われ、古田新太と天海祐希が登壇した。同作は新感線の人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品で、海賊アンヌ(天海)が石川五右衛門(古田)とともに大暴れする『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive~』12年ぶりの続編となる。女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て王国の混乱を収め国王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる。上映前の舞台挨拶となった今回。ネタバレしないようにとMCから釘を刺されると、古田は「でも、ほぼほぼ生で観ている人が……」とこぼし、天海も「ちょっと諦めて下さい(笑)」と冗談交じりに話し、笑いを誘う。改めて、天海は「『薔薇とサムライ2』たくさんの皆さんと一緒に作り上げました。なかなか1回では観きれないところもおありだったかもしれませんが、こうしてゲキ×シネで細かいところも見ていただけるようになりました。劇団☆新感線が初めての方も、天海祐希初めての方も是非楽しんでいただけたらいいなと思っています」と挨拶した。近年、約4年に1回のペースで劇団☆新感線に参加しているという天海は、いのうえひでのり氏の演出について「1から10まで振りとか表情のオーダーを細かくつけてくださるので、いのうえさんができることが、できたらいいんですけど、なかなか難しい。いのうえさんがすごい上手いから」とその難しさを告白。一方の古田はいのうえ演出にすっかり慣れているようで、「みんな色々抗ったりとか、自分で工夫したりとかするんですけど、もう私は工夫もしませんね。いのうえさんの中で仕上がったものを真似すりゃいいんだろうと考えです」と話し、笑顔を見せていた。また、天海は劇中で宝塚風の衣装を披露しているそうだが、「新感線でしかやらない。最初で最後」と特別な思いで着用していたという。「コロナ禍で大変だったお客様に楽しんでもらえるにはどうしたらいいか、という思いで『バラサム2』を上演するのかと思って、いのうえさんに『“例のもの”着てもいいです』と言いました」と着用に至った背景を話した。しかし、衣装合わせに行ってみるとイメージとは違ったようで、「リーゼントのかつらが置いてあって、『これですか!?』とびっくりして……」と驚いたそう。しかし、最後には「いのうえさんがこういうオーダーをされるのであれば仕方ない。新感線でしかしないから、まぁいいかと思って」とリーゼント頭での出演を決心したことを明かした。
2023年08月04日俳優の藤木直人が29日、東京・赤坂ACTシアターで行われた舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の終演後に囲み取材に応じた。本舞台は、「ハリー・ポッター」シリーズの原作者であるJ.K.ローリング自ら演出家のジョン・ティファニー、脚本家のジャック・ソーンとともに創作したオリジナル・ストーリー。新ハリー・ポッターに就任した際、藤木は「自分がハリー・ポッターになるなんて1ミリも…いや、1ミクロンも想像していませんでした」とコメントを出していたが、無事初日を終え「ホッとしました。カーテンコールはとても感動しました」と感想を述べる。一方で藤木は「世界中で愛される作品なので、今日の僕のハリーを見て、どんな感想を持ったのか不安はあります」と正直な胸の内を明かすと「息子たちの話がストーリーの柱となっているので、あまりハリーが出てこない。だから楽できるのかなと思っていたのですが、舞台裏ではやらなければいけないことがいっぱいあって、舞台ってこんなに大変なんだと実感しました」と苦笑いを浮かべていた。「ハリー・ポッター」シリーズは映画版も多くのファンがいるが、藤木は「映画だと壮大な世界観をCGで表現できる。舞台も素晴らしい仕掛けがたくさんありますが、アナログ的に役者が頑張るところが舞台版の魅力なのでは」と述べると、さまざまなキャストがハリーを演じていることに「ある程度フォーマットが決まっているなか、自分なりにハリーを解釈して、クオリティを維持できるように頑張ります」と意気込みを語っていた。映像の世界から俳優業をスタートさせた藤木。「映画やドラマは、直接観る人がどう感想を持ったのか、演じているときは分からないけれど、舞台は目の前でお客さんが観てくださるので、空気感が伝わるのが面白い」と違いを述べ、「幕が上がると、休憩込みで3時間以上止まらない。間違えてしまったらどうしようというプレッシャーはありますが、それを上回る楽しさがあります」と早くも「ハリー・ポッター」の世界に魅了されているようだった。
2023年07月29日7月14日に劇団四季が創立70周年を迎えたことを記念し、全公演で舞台挨拶が行われた。劇団四季は、俳優・技術スタッフ・経営スタッフ約1400名で組織された、世界的に見ても最大規模の演劇集団だ。日本国内に専用劇場を持ち、ストレートプレイ(芝居)、オリジナルミュージカル、海外ミュージカル、ファミリーミュージカルなど幅広いレパートリーを上演している。1953年に浅利慶太を中心とした、学生10名によって創立された劇団四季。「演劇界に革命を起す」という志のもと、フランス革命の7月14日が創立日として定められた。創立記念日当日は、全公演において本編終了後、これまで劇団四季を応援してくれた観客への感謝の気持ちを込めて、出演者代表による舞台挨拶が行われた。『ジーザス・クライスト=スーパースター』[ジャポネスク・バージョン]では、出演者を代表してジーザス・クライスト役の神永東吾、イスカリオテのユダ役の佐久間仁、マグダラのマリア役の江畑晶慧、ピラト(ローマの総督)役の村俊英が挨拶し、客席からは大きな拍手が送られた。■劇団四季創立70周年記念 舞台挨拶皆さま、ご来場いただき、誠にありがとうございます。本日、劇団四季は創立70周年を迎えました。1953年7月14日、戦後間もない日本で、浅利慶太をはじめとした10人の学生たちの手によって産声を上げた劇団四季。劇場に足を運んでくださった多くのお客様に育まれ、こうして日本全国に舞台をお届けできるまでに成長しました。これまで私たちを支えてくださったすべての方々に、劇団員一同、心より御礼申し上げます。諸先輩方が舞台にささげた祈りを引き継ぎ、これからも演劇を通じて、「人生は素晴らしい、生きるに値する」というメッセージをお届けできるよう、誠心誠意努めてまいります。引き続きご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。【上演中の作品】■『アナと雪の女王』JR東日本四季劇場[春]ロングラン上演中■『ノートルダムの鐘』JR東日本四季劇場[秋]8月6日(日) 千秋楽■『ジーザス・クライスト=スーパースター』[ジャポネスク・バージョン]自由劇場7月16日(日) 千秋楽■『ライオンキング』有明四季劇場ロングラン上演中■『美女と野獣』舞浜アンフィシアターロングラン上演中■『クレイジー・フォー・ユー』KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>7月22日(土) 千秋楽■『キャッツ』名古屋四季劇場ロングラン上演中■『オペラ座の怪人』大阪四季劇場8月27日(日) 千秋楽■『リトルマーメイド』東1丁目劇場施設(旧北海道四季劇場)11月26日(日) 千秋楽
2023年07月18日