4月19日(金) にミュージカル『アニー』初日前会見とゲネプロが行われ、キャストのコメントが到着した本作は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画『ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)』をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。日本では1986年、日本テレビが主催で上演をスタートして以来、39年目を迎える。主役のアニー役は、歌、ダンス、演技など厳しい審査を勝ち進み抜擢された岡田悠李と絢田祐生。大人キャストには、藤本隆宏が2023年度に引き続きウォーバックス役を務め、グレース役には笠松はるが2021年度より4度目の出演。ルースター役は2022年度から財木琢磨が引き続き務め、頼もしいメンバーが再集結。そして初出演となるキャストには須藤理彩がハニガン役を務め、リリー役は天翔愛が演じる。<登壇者 コメント>■岡田悠李サンディと初めて会ったときは懐いてくれるか、ちょっとドキドキしていました。ですが稽古1日目の後半には、「サンディ」と呼ぶと来てくれて、その時にアニーになれてよかったと思いました。夏のツアー公演で楽しみなことは、チームモップの子たちと、一緒に演技できることです。この劇場に来てくださった方々に、いつでも清々しい、そして自分らしいアニーをお届けしたいです。■絢田祐生サンディと仲良くなるために喋ること・なでること・褒めることをとにかくやりました!悠李アニーとは性格が全然違うのもあってか、私が考えるアニーと演じ方が違って驚くことがたくさんあって、見ていて面白かったです。夏のツアーではチームバケツのみんなと演じられるのも楽しみですが、色んな劇場で歌えるのと、どんなホテルに行けるのかが楽しみです!明日が初日で緊張していますが、たくさんの人にハッピーを届けられるように頑張ります!■藤本隆宏いよいよ明日初日を迎えるので、ワクワクしかないです。キャスト一人ひとりが心をひとつにして、初日に向かって素晴らしい『アニー』をお届けできると思います。アニーふたりの圧倒的な声量とハーモニーで、劇場中を包み込みます。夏のツアーについては、以前、呉で水泳の合宿をよく行っていた時期がありまして、第二の故郷の呉で公演を行えることがとても楽しみです。■笠松はる『アニー』の魅力は、最後の瞬間劇場に満ち満ちる多幸感だと思っています。先ほどゲネプロを1回終えましたが、すでに多幸感に溢れていました。このまま更に成長して、皆で元気に千秋楽まで走り抜けたいと思います。東京公演のみですが、昨年とは違って野犬を追いかけるシーンで本物のワンちゃんが登場するので、そこも見所です!夏のツアーでは、呉公演が楽しみです。『アニー』は今年で4年目の参加になりますが、大阪より西は初めてになります。この4年間でアニーを見たことがない地域の皆さんの反応が楽しみです。■財木琢磨今年で出演が3年目になり、『アニー』という素晴らしい作品に関われていることがとても嬉しいです。今回新しい悪役メンバーが加わり、みんなでお客様をドキッと、そしてヒヤッとさせてシーンをかき乱していける存在になりたいと思っています。公演の観劇を待ってくださっている方たちの反応がとても温かく優しい気持ちになれます。はやく皆さんにお届けしたいです。■須藤理彩このカンパニーはとにかく褒めるのが上手で、稽古初日から演出の山田さんもグッドサインを出してくださいました。なんとかそれに甘えないように課題を見つけて挑戦していきました。子供たちもそうですが、失敗を恐れずにチャレンジできる空気がカンパニーにあったので、私も思い切ったお芝居に挑むことができました。今回初参加で未だに私が『アニー』に出ていいのか不安で、初日になったら別の方が「私が本物のハニガンです」と出てきてしまうような気がしています(笑)。それくらい夢心地ですが、一生懸命稽古したので皆さんに届けられるのが楽しみです。■天翔愛明日に向かって前に進もうと、いろいろな世代の方が幸せになれる明るい作品です。今回初めて参加させていただきますが、この作品の魅力を伝えられる1人になりたいと思っています。初日を前にドキドキしていますが、皆さんと一緒に頑張ります。ハニガン、リリー、ルースターの「Easy Street」は、稽古の段階から試行錯誤して苦戦したシーンです。印象に残っているのが、藤本さんや笠松さんが自分の出演シーンではないのに残ってアドバイスをくださり助けてくださったことで、とても思い入れのあるシーンになりました。お客様に楽しんでいただけるシーンとしてお届けできればと思います。<公演情報>丸美屋食品ミュージカル『アニー』演出:山田和也出演:岡田悠李、絢田祐生、藤本隆宏、須藤理彩、笠松はる、財木琢磨、天翔愛 ほか2024年4月20日(土) ~5月7日(火)会場:東京・新国立劇場 中劇場夏のツアー公演:8/4~9/1に呉、大阪、仙台、名古屋にて上演チケット情報:()公式サイト:
2024年04月22日映画『陰陽師0』(公開中)の公開記念舞台挨拶が20日に都内で行われ、山崎賢人(※崎はたつさき)、染谷将太、奈緒、安藤政信、板垣李光人、佐藤嗣麻子監督、山崎貴監督が登壇した。同作は、夢枕獏氏の小説『陰陽師』主役の安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリー。原作・夢枕獏の全面協力のもと、『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズの佐藤嗣麻子が監督を務め、呪術監修に「呪術廻戦」に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察した「呪術の日本史」監修の加門七海を迎えている。○■山崎貴監督、妻・佐藤嗣麻子監督を絶賛「良かったです! 本当に」イベントでは、今作のメガホンを取った佐藤監督の夫で、先日『ゴジラ-1.0』で「第96回アカデミー賞 視覚効果部門」を受賞した山崎監督がサプライズで登場。山崎賢人が「この『陰陽師0』の公開をお祝いしてくれる方がもう1人来ております……この方です! どうぞ!」と合図を出すと、舞台袖から登場し、妻・佐藤監督に花束を手渡しながら「公開おめでとうございます!」と声をかけた。2人は同じ専門学校出身だそうで、2000年の映画監督デビュー前には佐藤監督作品のVFXを手掛けていたという山崎監督。「あまりにもお金がなくて、『ちょっとお金持ってきてくれたら俺、なんとかするから』とやってあげる気分でやっていたんです。そうしたら、(映画製作が)始まったとたんにものすごい怖い監督になって(笑)。『山崎くん、あなたの名前が出るんだけど、こんなのでいいの?』とすごく厳しい人に……」と当時を振り返りつつ、笑いを誘う。さらに「こんなつらい思いをするんだったら、自分の作品を作った方がいいと思って監督を目指しました。ある種、僕の原点(笑) 彼女はなんで監督になったかというと、後で聞いたら『山崎くんを羨ましがらせたかったから』と言う理由で目指したらしい(笑)」と明かし、会場を盛り上げた。また、同作の感想について聞かれると「家ではお互いの作品のことを、求められない限りは一切ノータッチ。脚本も読んでませんでしたし、内容も全然見ていなくて、ある日突然観させてもらったんですけど、いや~良かったです! 本当に」としみじみ。「彼女がずっと長い間、『陰陽師』を作りたくて、ものすごい苦労してたのはそばで見ていたので、やっと思いが成就して、これができたんだったら本当に今までの戦いは無駄じゃなかったなと思って。僕はすごく感動しました」と絶賛していた。
2024年04月20日人気グループ・乃木坂46の5期生がメインキャストを務める舞台『乃木坂46“5期生”版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』(乃木坂46版セラミュー)が12日よりIMM THEATERで上演をスタートさせたが、このたび「Team STAR」が、きょう17日に初日を迎えた。セーラーマーキュリー/水野亜美役・中西アルノのコメントが到着した。同作は、「Team MOON」「Team STAR」の2チームにわかれ、セーラー5戦士をWキャストで上演。「Team MOON」では井上和・小川彩・岡本姫奈・五百城茉央・池田瑛紗、「Team STAR」では、菅原咲月・中西アルノ・一ノ瀬美空・冨里奈央・川崎桜がセーラー5戦士を演じ、両チームの公演に奥田いろはが、クイーン・セレニティ役で映像出演する。配役はセーラームーン/月野うさぎ役を井上和、菅原咲月、セーラーマーキュリー/水野亜美役を小川彩、中西アルノ、セーラーマーズ/火野レイ役を岡本姫奈、一ノ瀬美空、セーラージュピター/木野まこと役を五百城茉央、冨里奈央、セーラーヴィーナス/愛野美奈子役を池田瑛紗、川崎桜が務める。さらに、タキシード仮面/地場衛役は天寿光希が務め、新たなキャストたちを迎えて、4年半ぶりに『乃木坂46版セラミュー』が装い新たに帰ってくる。『美少女戦士セーラームーン』は、月刊誌『なかよし』(講談社刊)にて、1991年から連載を開始した武内直子原作の少女漫画。原作単行本は17ヶ国語に翻訳され、アニメーションシリーズは40ヶ国以上で展開し、国内外で社会現象を起こした。2012年には新たなプロジェクトが始動。原作完全版、文庫版、電子書籍、新作アニメーション、ミュージカル、商品化、ファンクラブ、公式ストアなど、30周年プロジェクトとして現在に至るまで幅広く展開されている。■セーラーマーキュリー/水野亜美役・中西アルノ(乃木坂46)コメント女の子の誰もが一度は憧れるセーラー戦士、戦う女の子たちのジャンルの先駆けのように思えるこの作品に出演させていただけることを本当に幸せに思っています。そして、今日まで漫画を読んだりアニメを観たりしてキャラクター理解をたくさん深めてきたので、観てくださる全ての方を「美少女戦士セーラームーン」の世界観に連れて行けるよう臨みたいと思っています。スタッフさんや共演者の方々そして皆さまの存在にたくさん救われてきたので、全ての方に恩返しが出来るような舞台にしたいです。■キャストセーラームーン/月野うさぎ:井上和菅原咲月セーラーマーキュリー/水野亜美:小川彩中西アルノセーラーマーズ/火野レイ:岡本姫奈一ノ瀬美空セーラージュピター/木野まこと:五百城茉央冨里奈央セーラーヴィーナス/愛野美奈子:池田瑛紗川崎桜大阪なる:上杉柚葉海野ぐりお:中野美優ルナ(操演)松本美里/若狭博子(人形劇団ひとみ座)クンツァイト:飛龍つかさゾイサイト:明音亜弥ネフライト:留依まきせジェダイト:大原万由子アンサンブル:青木美咲希 ASUKA Yazawa Amane 池田晴香 池田実桜 伊藤わこ 鈴木南那佳 鈴木美那実 松島朱里 渡邊彩乃クイン・ベリル:松原凜子タキシード仮面/地場衛:天寿光希【映像出演】クイーン・セレニティ:奥田いろは
2024年04月17日舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』ゲネプロ前初日前会見が12日、東京・池袋サンシャイン劇場で行われ、中川大輔、八木莉可子、鳥越裕貴、清宮レイ(乃木坂46)、佐藤寛太、男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)、かもめんたる(岩崎う大、槙尾ユウスケ)、上田誠(脚本・演出)が登場した。同舞台は、万城目学氏のデビュー作『鴨川ホルモー』を18年ぶりに再構成。ヨーロッパ企画・上田誠氏とニッポン放送が手がける舞台シリーズ第4弾となる。4月12~29日まで東京・サンシャイン劇場で、5月3・4日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演する。きょう初日を迎えるのを目前に、主演の中川は「20日くらいで全通しして、そこから20日間磨いていく作業をしてきたので、圧倒的充足感があって、すごくいい状態で本番に望めるなと思っています、けいこのときに上田さんが『観たら生命の喜びを感じられた』と言ってくれて、それってすごくいい演劇なんだなと思ったので、そういったものを皆さんにも届けられるように全力で頑張ります!」と意気込み。今回舞台初挑戦となる八木は「キャスト・スタッフさんもに優しくて。本当にみんなが仲良くなって、その仲の良さが実際にこの舞台に現れてるんじゃないかなと思っています。大学生とかのお話になってるので、結構青い部分であったりとか、誰しもが経験したことがある、ちょっと恥ずかしいっていう気持ちとかがたくさん詰め込まれた青春群像劇になってるので、皆さんもそんな青い時期をよかったなと思い出してもらえたらうれしいなと思っています」と語った。また、清宮も「あっという間に初日を迎えてすごく緊張しているんですけど、ホルモーの試合も、鬼語も体に染みついて自信しかない。楠木(役名)らしく真面目にがんばります!」と決意した。
2024年04月12日かもめんたる(岩崎う大、槙尾ユウスケ)が12日、東京・池袋サンシャイン劇場で行われた舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』ゲネプロ前初日前会見に登場した。槇尾が舞台期間と『THE SECOND』がかぶっていることを明かした。槇尾は「今回は女性役なんですが、最近はネタでもあんまり女性役をやってなくて、メイクも今の流行りが違うので、最近のメイクとか聞いたりして取り入れました。あとは男性ブランコってなんか勝手に尖ってる芸人だと思ってたんですけど、いざ一緒に稽古やってるとすごいなんか優しくて話しやすくて、すごく仲良くなれました」と話す。また、稽古期間中に『THE SECOND』の予選があったと言い「前半20日間とか、実は予選のことで結構頭いっぱいで。それでちょっと稽古中にミスしたりしました(笑)。いまベスト16なんですけど、本番期間中にもう一回予選がありますが、切り替えて頑張りたい」とさらっとアピール。しかし、相方のう大からは「ネタも考えてないので頭がいっぱいって言うのはおそらく嘘だと思う(笑)」と鋭いツッコミで会場を割らせていた。同舞台は、万城目氏のデビュー作『鴨川ホルモー』を18年ぶりに再構成。ヨーロッパ企画・上田誠氏とニッポン放送が手がける舞台シリーズ第4弾となる。4月12~29日まで東京・サンシャイン劇場で、5月3・4日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演する。会見には、中川大輔、八木莉可子、清宮レイ(乃木坂46)、鳥越裕貴、佐藤寛太、男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)、かもめんたる(岩崎う大、槙尾ユウスケ)、上田誠(脚本・演出)も登場した。
2024年04月12日舞台『「GOOD」-善き人-』が、2024年4月6日(土) に東京・世田谷パブリックシアターで初日を迎える。このたび、初日前会見と公開フォトコールが4月5日(金) に行われた。『「GOOD」-善き人-』は、ローレンス・オリヴィエ賞受賞演出家のドミニク・クックが、C・P・テイラーの戯曲をリバイバル上演した作品。ローレンス・オリヴィエ賞ベストリバイバル賞をはじめ4部門ノミネートされ、イギリス演劇界で話題となった。物語は1930年代のドイツを舞台に、ヒトラー政権下の善良な市民たちの心理を生々しく描き、善悪の定義を問う内容となっている。また、シリアスな中にもユーモアを織り交ぜた生演奏や、歌唱シーンも見どころだ。ジョン・ハルダー教授役を佐藤隆太が務めるほか、共演には萩原聖人、野波麻帆、藤野涼子、北川拓実、那須佐代子が集結。演出は、2021年にKAAT神奈川芸術劇場芸術監督に就任した長塚圭史が手がける。佐藤は初日を迎えるにあたり、「チラシをみて難しい印象をもたれているかもしれませんが、今回生演奏や歌もあり、音楽や歌の力を借りて、わかりやすく物語をお届けします。時代や環境は違っても、皆さんに共感していただける作品ですので、是非劇場に足を運んでください」と語った。(撮影:中西月緒)(撮影:中西月緒)本作は4月21日(日) まで同所で上演後、4月27日(土)・28日(日) には兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール公演が予定されている。■佐藤隆太 コメント(撮影:阿部章仁)オファーをいただいた時、今まで参加したことのないような作品であり、役だと感じました。長塚さんの演出は、まず役者が自由に演じてみて、そこから細かく丁寧な演出をしてくださいます。長塚さん自身はとても温かい方で、カンパニーも朗らかなメンバーが多く、稽古期間が楽しくて、あともう1週間くらいやりたいくらいです(笑)。チラシをみて難しい印象をもたれているかもしれませんが、今回生演奏や歌もあり、音楽や歌の力を借りて、わかりやすく物語をお届けします。時代や環境は違っても、皆さんに共感していただける作品ですので、是非劇場に足を運んでください。■萩原聖人 コメント(撮影:阿部章仁)初めて台本をいただいた時には、演出するのも、演じるのも、見るのも難しい作品だと感じましたが、素晴らしいカンパニーでこの作品に挑戦できることを光栄に思います。今回は歌うシーンがあるのですが、今の段階では、僕の歌を楽しみにしていてくださいとは口が裂けても言えないです(笑)。特に佐藤隆太がひとりで全カロリーを背負ってくれています!皆さん楽しみに見にきていただけたらと思います■野波麻帆 コメント(撮影:阿部章仁)最初に台本を読んだときは難しい作品だと思いましたが、稽古場に入ったらどんどん見える景色が変わっていきました。物語を少しずつひも解いていき、皆さんと濃い時間を過ごしていたら、あっという間に今日になってしまいました。長塚さんをはじめ共演者の方々はチャーミングな方が多く、そういう方たちと一緒にお芝居つくると、こんな素敵な景色になるんだという印象を受けました。ここから幕が開いて、お客様がどんな風に感じて下さるのかとても楽しみです。カンパニーの皆さんと、とてもいい時間を過ごせたので、しっかり本番に活かしていきたいと思います。■藤野涼子 コメント(撮影:阿部章仁)いよいよ初日を迎えるということで、稽古期間があっという間だったなと感じています。緊張している時に稽古場で生演奏が流れてくると、リフレッシュできて救われました。お客さまとの対話によって私たちの演技がどうなっていくのか。楽しみでもあり、恐怖でもありますが、このカンパニーの皆と楽しく冒険できたらと思っています。■北川拓実 コメント(撮影:阿部章仁)演技経験豊富なみなさんとご一緒すると言うことにプレッシャーもありましたが、長塚さんからもご指導頂いたおかげで本当にいい経験になりました。シリアスな題材の作品ではありますが、笑える部分もたくさんあるので、“僕”の“ボック”役を期待してもらえるとうれしいです(笑)。今回は歌うシーンもあるのですが、普段は歌ったことのないような曲なので、いい声を出せるように毎日大好きな赤飯を食べて、バランスボールで鍛えました!ぜひ楽しみにしてきてください。■那須佐代子 コメント(撮影:阿部章仁)台本をもらった時に抱いた物語の印象と、今我々が取り組んでいて、抱えている印象は全然違うものとなっております。テーマは重たいですが、明るく楽しく、素敵な作品になっています。佐藤さんがとてもポジティブで明るいので、稽古場は本当に笑いが絶えませんでした。お客様に観ていただけることで、より物語が成長していくと思っております。ご来場お待ちしております。<公演情報>『GOOD』-善き人-作:C.Pテイラー演出:長塚圭史【出演】佐藤隆太、萩原聖人、野波麻帆、藤野涼子、北川拓実、佐々木春香、金子岳憲、片岡正二郎、大堀こういち、那須佐代子【公演日程】2024年4月6日(土) ~21日(日) 東京・世田谷パブリックシアター2024年4月27日(土)・28日(日) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット情報:()公式サイト:
2024年04月05日俳優の古田新太(58)が5日、都内で行われたゲキ×シネ『天號星』初日舞台あいさつに登場した。先月、頭部をぶつけ50針をぬう大けがをしていたことを明かしていた古田だが、この日はとげのついた帽子をかぶり登場し、元気な姿を見せていた。『天號星』は、劇団★新感線が2023年秋に東京・大阪にて上演した話題作。今作で中島かずき氏が繰り出したのは、あっと驚く“入れ替わり”の物語。江戸の町で裏稼業に生きる人々の人情劇と奇想天外なストーリー展開を、主宰・いのうえひでのり氏が、これまでの“いのうえ歌舞伎”とは一味異なる、愉快痛快なガッツリチャンバラ時代劇に昇華させた。舞台を所狭しと疾走し連日大盛況となった本作を、映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、ライブの興奮はそのままに、洗練されたクオリティで臨場感あふれるゲキ×シネとして届ける。イベントには、俳優の早乙女太一、山本千尋、久保史緒里(乃木坂46)も登場。古田は早乙女と入れ替わる役柄を演じたが「逆だったら僕は受けてないね。入れ替わっても体力のないおじさんだもん(笑)。最初のお話だと、演出とか作家から弱い役だから楽だよと言われたんですが、うそばっかり。大変でした」と笑わせつつ舞台を振り返った。また、早乙女が「設定としては定番ですが、男とおじさんが入れ替わるってあんまりない」と話すと古田から「おじさんと初老だからね」とツッコミが。早乙女も笑いながら「どうなるのかなと思ってたけど、楽しかったというお声をいただいてよかった」と語っていた。古田は3月29日に行われた『第45回松尾芸能賞』贈呈式で「まず、このような席で帽子をかぶってることを申し訳なく思っております。実は10日前、家で酔っぱらってすっ転びまして。コンロに頭をぶつけまして、ここ(頭)を50針ぬっております」と告白していた。
2024年04月05日3月15日に開幕した『TBSドキュメンタリー映画祭』。3月29日(金) より福岡、3月30日(土) より札幌でも上映がスタートし、舞台挨拶を実施。ここでは、その舞台挨拶の一部をレポートとしてお届けする。<3月29日(金) 福岡 舞台挨拶>『リリアンの揺りかご』【登壇者】監督:神戸金史監督ゲスト:ジャーナリスト 臼井賢一郎(KBC解説委員長)神戸監督はRKB毎日放送のジャーナリストであるとともに、障害を持つ息子の父親でもある。作品では相模原事件について描き、さらにはヘイトスピーチや、去年9月1日の関東大震災100年をめぐる混乱など、「不寛容」をキーワードに現代社会の問題が監督の視点で描かれている。今回、登壇トークの中では、「主観的に取材に動いていく自分を客観的にみて作品にしていくことにチャレンジした。放送局のつくるドキュメンタリーに今後も是非期待していただきたい」とコメント。今回は、系列の枠を越えてKBC九州朝日放送の臼井賢一郎解説委員長も登壇し、「ドキュメンタリーはニュースの続きであり帰結である。この神戸監督の問題提起作品は、長年の取材の賜物。例えるなら、ジェットコースターのピークのようなものが沢山ある、深い内容である」と語った。『リリアンの揺りかご』舞台挨拶より<3月31日(日) 福岡 舞台挨拶>『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』【登壇者】監督:大村由紀子ゲスト:梅本遼(出演者)、梅本千鶴(出演者)大村由紀子監督と、出演者の梅本遼さん、千鶴さんが登壇。出演者の梅本さんは、「最近撮った映像を中心に映画を作るのかと思っていたが、こんな映像を撮っていたのかと思うような昔の映像も沢山使われていたことが驚きだった」と語った。また、大村監督は、「25年に渡ってRKB報道部で取材を続けてきた記者たちがタスキを渡しながら続けてきたからこそ完成に至った」と話した。梅本さんの母、千鶴さんは、来場者に涙ながらに感謝の想いを伝えていた。『魚鱗癬と生きる ー遼くんが歩んだ28年ー』舞台挨拶より『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』【登壇者】監督:佐井大紀ゲスト:千石まさ子(出演者)、千石恵(出演者)、千石成美(出演者)満席で熱気に包まれた劇場に佐井大紀監督と、出演者のイエスの方舟の千石まさ子、千石恵、千石成美が登壇。千石たちは、「佐井監督が中立な立場で自分たちのありのままを撮ってくれたことは、嬉しいです。この映画をご覧になった方が観た方ご自身の捉え方で、『イエスの方舟』のあり方を理解してくれれば嬉しい」と語った。また佐井監督は、千石たちが自分たちの生き方を貫いていて力強さや逞しさを感じていたことを明かした。『方舟にのって ~イエスの方舟45年目の真実~』舞台挨拶より<3月30日(土) 札幌 舞台挨拶>『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』【登壇者】監督:長沢祐ゲスト:菱谷良一(画家)、高橋健太郎(写真家)治安維持法に違反したとして学生らが逮捕された生活図画事件の「最後の生き証人」である菱谷良一を追った本作。舞台挨拶には102歳の菱谷本人が旭川から駆けつけて登壇し、ほぼ満席となった客席から大きな拍手で迎えられた。「無名の老人を天下の大スター並みに扱ってもらい感激しました」といきなり観客を笑わせると、そこからは菱谷の独壇場となった。102歳とは思えない滑らかな弁舌で自らの生い立ちと生活図画事件までを振り返った菱谷。最後のメッセージを求められ、「自由と平和が私の生涯の生きる目的。皆さんも自由と平和のために頑張って下さい」と力強く締めくくると、劇場は再び大きな拍手に包まれた。『102歳のことば ~生活図画事件 最後の生き証人~』舞台挨拶より<3月29日(金) 大阪&京都 舞台挨拶>『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム~』【登壇者】監督:津村有紀ゲスト:中下雄貴、内海太一、岡大和名古屋を拠点に活動するBOYS AND MENの弟分・カラフルダイヤモンドの奮闘を追った本作。舞台挨拶には、津村有紀監督とカラフルダイヤモンドのメンバー(中下雄貴、内海太一、岡大和)が登壇。登壇したメンバー3人は全員大阪出身ということもあり、リラックスした雰囲気の中でトークが始まった。映画の中では食事シーンもたびたび登場し、大阪出身の内海はお好み焼きのシーンにはりきっていたそうで「大阪の人だったらあんなに混ぜない!と突っ込まれるくらい混ぜてましたし、油もひき忘れたんで」と反省。実はこのシーン、3時間くらいしゃべっていたため、お好み焼きは真っ黒になったそう。「大阪で今度撮ってもらえるならカスうどん食べたい。カスうどん広めたいねん」と岡。「僕は、吉本新喜劇に出たい」と内海。3人の仲のいいやりとりを笑顔で聞いていた津村監督は、最後に「カラフルダイヤモンドは日常の些細なことでも面白がるやさしい感性があります。みなさんの中の感性のスイッチに入ってもらえると嬉しい、そんな思いでこの映画を作りました」と締めくくり、お客さんのスタンディングオベーションで、温かい拍手に包まれた。1回目の登壇から30分後、2回目のお客さんを迎えて上映前に再び登壇。内海が「楽屋にダイヤモンドのアイシングクッキー置いてもらってて、士気がバカ上がりしています」と3人。士気の上がったところで、それぞれの映画のおすすめポイントを語った。「雄貴君の入ったばかりの頃の初々しい挨拶も楽しんでください。画の後にカラフルダイヤモンドを検索してほしいです。僕らの成長も感じていただけます。これからも一緒に楽しいことをしていきましょう」(内海)。「映画を観る前より、カラフルダイヤモンドを好きになってもらえると思います」(中下)。「キラキラしようとしていたり、泥臭い部分や悔しい思いをしているところが見てほしいポイントです」(岡)。津村監督は映画への思いを「彼らは熱量があって、常に前向きです。その青春真っただ中の姿が詰まっている映画をぜひお楽しみください」と締めくくった。この後、津村監督と3人は京都に移動、UPLINK京都でも舞台挨拶に登場。お互いのベストシーンを発表し合った。本編を通じて本人たちでもスクリーンを通じて初めて知るメンバー同士の思いや再発見について語り、これからの思いや映画の魅力を伝えた。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』※終了分は割愛『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年04月01日三浦大輔が作・演出を務める舞台『ハザカイキ』が2024年3月31日(日) から東京・東急歌舞伎町タワー内にあるTHEATER MILANO-Zaで開幕した。初日に同劇場で初日前会見とプレスコールが行われた。芸能記者である菅原裕一役を演じるのは丸山隆平。丸山は、芸能記者という役柄について「人によってスタイルは違うと思うんですけど、途方もない時間をスキャンダルをとるために費やすし、それだけでなく社会的なことも取り上げたりするので、時間も労力も精神的なものも削られるんだろうなと。イメージが変わりましたね。(もともとは)怖いイメージがあったんですけど、記者の方も自分の生活があって、家族がいて。そういう背景を感じた」と話す。丸山隆平その上で、「ひとつの週刊誌の記事によって、いろんな人たちがそれぞれの生活の中で変化していったり、何かを受け入れたり、許したり、許されたり……。今の時代にフィットしたような作品になっていて、すごくいろんな見方ができる。観に来られる方はじっくり味わって帰っていただければなと思います」と語った。菅原の親友である今井伸二役を演じる勝地涼は「初めて三浦さんの書いた本を読んだときに、これだよ!マジこれだよ!すっきりしたわ!と思ったんです」と脚本の感想を話す。芸能記者について問われると、「僕もいろいろありました。憶測で書かれた記事があって苦しむ時間もありましたけど、一方で舞台などを宣伝してもらったりして、マスコミの方たちとは持ちつ持たれつです」と話す。勝地涼また、会見では勝地自身の体験談として「つけ麺屋から格好をつけて出てくる写真を撮られた」ことを明かす場面も。「(記者は)他の人を追っていたんだけど、空振りに終わって、飯でも食おうと思ったら、勝地がつけ麺食べていたと(笑)。誰が読んで面白いんだろうと思うんですけど、それは“有名になっている”ことでもある。撮られる=嬉しいことだから……複雑ですよね」。それに対して丸山は「注目されていなかったら撮られない。撮られなくなったら終わりやろうし、でも撮られても終わりやし」と笑いながら返した。国民的人気タレント・橋本香役の恒松祐里は「菅原に追われている側の役です。スクープをされてしまう中でどんどん香の人生が変わっていって、自分自身と向き合うきっかけにもなって、最後に大きな見せ場がある役どころです。お楽しみに」と意気込んでいた。恒松祐里芸能界、マスコミという特殊な世界を舞台に、時代に振り回されながら葛藤し続ける人間たちを描く本作。作・演出の三浦大輔は本作の構想に6年以上を費やしたという。着想のきっかけを尋ねると「ネタバレになってしまうのですが、とあるシーンをやりたくてこの構想が始まった」とだけ語り、「7年経って、ここまで時代とフィットするとは僕も予想外。なので本当にこの時期に見るべき作品になったと強く思います」。三浦大輔この日行われたプレスコールでは2場面(転換を含めて20分程度)が公開された。上手と下手にそれぞれ菅原の家や芸能事務所、スナックなどの回転式の具象舞台があり、舞台奥には歩道橋のセットが組まれている。菅原裕一(丸山隆平)と今井伸二(勝地涼)が居酒屋で飲んでいるシーンから始まり、橋本香(恒松祐里)に関するスキャンダルのタレコミ(情報提供)に基づいて、菅原が今井とともに橋本の張り込みをするという場面。そして、香のマネージャーの田村修(米村亮太朗)からスキャンダルを聞かされた香の父・橋本浩二(風間杜夫)が激昂するシーン、菅原の家で菅原と、恋人の鈴木里美(さとうほなみ)がテレビを見ているシーン、情報をリークした香の友人である野口裕子(横山由依)が菅原に電話をかけるシーン、香の母である智子(大空ゆうひ)が自身の経験を娘に話すシーンと、場面がテンポよく切り替わる演出が印象的。リアルな会話が紡がれた先に、どんな結末が待っているのか。早く全貌が見てみたい。東京公演は4月22日(月) まで。大阪公演は4月27日(土)〜5月6日(月・休) まで、森ノ宮ピロティホールにて。取材・文・撮影:五月女菜穂<公演情報>Bunkamura Production 2024『ハザカイキ』作・演出:三浦大輔出演:丸山隆平勝地涼恒松祐里さとうほなみ九条ジョー米村亮太朗横山由依大空ゆうひ風間杜夫日高ボブ美松澤匠青山美郷川綱治加来【東京公演】2024年3月31日(日)〜4月22日(月)会場:THEATER MILANO-Za【大阪公演】2024年4月27日(土)~5月6日(月・休)会場:森ノ宮ピロティホール公式サイトチケット情報:()
2024年04月01日坂本龍一と高谷史郎(ダムタイプ)のコラボレーションによる舞台作品『TIME』の日本初公演が、2024年3月28日(木) に東京・新国立劇場 中劇場で初日を迎える。このたび、3月27日(水) に開催された公開ゲネプロの舞台写真と、キャスト&スタッフからのコメントが到着した。『TIME』は、1999年に東京・日本武道館と大阪・大阪城ホールで上演され、チケット約4万枚が即完売した公演『LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999』に続き、坂本が全曲を書き下ろし、高谷とコンセプトを考案・創作した舞台作品。2017年から約4年の製作期間を経て、2021年に坂本がこの年のアソシエイト・アーティストを務めた世界最大級の舞台芸術の祭典『ホランド・フェスティバル』(オランダ・アムステルダム)で世界初演され、高い評価を得た。出演者は田中泯(ダンサー)、宮田まゆみ(笙奏者)、石原淋(ダンサー)が名を連ねている。初日となる3月28日は、奇しくも坂本の逝去からちょうど1年後の命日にあたる。坂本も本公演の上演を楽しみにしていたようで、高谷は「人生も舞台も一期一会です。坂本龍一さんが遺してくださった素晴らしい音楽、哲学、この素晴らしい舞台に、多くの方が会いにきてくださいますように」とコメントを寄せた。また田中は、生前坂本から「初めて水を見る人類のひとりを演じ作品の内にい続けて欲しい」と言われていたと明かし、「日本の観客の眼前に、劇場の空間に身を晒し、坂本さんの魂に触れる夢中のひとときです。ご来場の皆様には、是非是非、心も身体も開いて、『TIME』をお楽しみ頂きたい、と願っております」と呼びかけた。『TIME』は2024年4月14日(日) まで同所で上演後、4月27日(土)・28日(日) に京都・ロームシアター京都 メインホールで上演される。■高谷史郎(ヴィジュアルデザイン+コンセプト)コメント1年前に坂本龍一さんの訃報を知らされたとき、衝撃を受けその現実が受け入れられませんでした。そして亡くなった日が奇しくも『TIME』東京公演の初日である3月28日だということに言葉を失いました。パルコさんから『TIME』を東京で上演したい、というオファーをいただいたとき、坂本さんも僕もとても嬉しかったし、とても楽しみにしていました。人生も舞台も一期一会です。坂本龍一さんが遺してくださった素晴らしい音楽、哲学、この素晴らしい舞台に、多くの方が会いにきてくださいますように。■田中泯(ダンサー)コメント本公演が坂本龍一さんの命日と重なる奇遇、ご縁に身が引き締まる思いでおります。坂本さん高谷史郎さんとで練り上げられたこの舞台作品に登場する「人間」として私が選ばれたことは、この上ない喜びと思い、迷わず参加を引き受けたものでした。坂本さんより「初めて水を見る人類のひとりを演じ作品の内にい続けて欲しい」と言われました。人間の諸元の姿、想い、営み、人類のたどってきた長くて短い歴史の明暗、その上で世界の現在。政治・経済に振り回される世界の現在。人間らしさや本当の人間を求めることはただのロマン・夢想なのでしょうか。本物を愛し欲求していた坂本さんの考える「水の循環」で成立する私たち自然・人間の営みと地球ならではの「時の機微」TIME。こんな作品の内に漂い佇む人でいることは、私にとってはオドリそのものだと思えたのでした。オランダ、台湾、とふたつの国でも公演を経て、舞台は変化し続けている、と思います。日本の観客の眼前に、劇場の空間に身を晒し、坂本さんの魂に触れる夢中のひとときです。ご来場の皆様には、是非是非、心も身体も開いて、『TIME』をお楽しみ頂きたい、と願っております。■宮田まゆみ(笙奏者)コメントオランダ公演、台湾公演を経て、坂本龍一さん、高谷史郎さんの世界に私自身段々深く入りこんできたように感じます。坂本さんの音楽の流れと高谷さんの舞台の空間、田中泯さんの存在、その中に居られることが私にとって大きな喜びです。日本でご覧下さる皆様とそれを分かち合えたらこの上なく幸せです。初日が3月28日になることは前から決まっていたのだと思いますが、坂本さんのご命日と重なったと知った時はほんとうに驚きました。坂本さんが見守る中、いっそう充実した舞台になるに違いありません。■石原淋(ダンサー)コメント坂本龍一さん、1年がたちましたね。今日から日本で『TIME』が上演されます。叶うことなら観てもらいたい。いや観てくれているだろう。きっとどこかにいるだろう。資本主義に処理されるようなアイデンティティーよりも、植物も含めたもっと他の生き物のように、互いの命の境界線を感知し共存しうるような方に出会うことは稀だ。語弊があるかもしれないが世界の坂本龍一では自分にとってはなく、師匠の田中泯を通して坂本さんに出会え、そして旅だたれた後の喪失感は想像以上にのしかかった。日常的にやりとりをすることができたことも宝物です。『TIME』の中で必死に存在!頑張ります。撮影:井上嘉和<公演公演>RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI『TIME』音楽+コンセプト:坂本龍一ヴィジュアル・デザイン+コンセプト:高谷史郎出演:田中泯(ダンサー)宮田まゆみ(笙奏者)石原淋(ダンサー)【東京公演】日程:2024年3月28日(木)~4月14日(日)会場:新国立劇場 中劇場【京都公演】日程:2024年4月27日(土)・28日(日)会場:ロームシアター京都 メインホールチケット情報:()公式サイト:
2024年03月28日映画『青春18×2 君へと続く道』(5月3日公開)の来日記念舞台挨拶が、27日に都内で行われ、シュー・グァンハン、清原果耶、藤井道人監督が登壇した。同作は、藤井道人監督の最新作で初の国際プロジェクトとなる日台合作映画。台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ『青春18×2日本慢車流浪記』にインスパイアされたスター・チャン・チェンが企画し、「日本×台湾」「18年前×現在」を舞台に国境と年月を超えた切なくも美しいラブストーリーが繰り広げられる。○■シュー・グァンハン、ファンからの熱い声援に応えてお手振り熱い声援を受けながら登場したグァンハンは「皆さん、こんにちは~! 私はシュー・グァンハンです。『青春18×2 きみへと続く道』、今日は映画を観にきてくださいまして、ありがとうございます」と日本語で挨拶を披露。昨日から日本でのプロモーション活動に参加していたというグァンハン。日本で多くの取材を受けるのは初めてだったそうで「緊張しました……」と日本語でつぶやき、笑いを誘う。さらに「このような形で日本の観客の皆さん、そしてメディアの皆さんにお会いするのは初めてで新鮮な体験でした。日本の皆さんはどなたも親切で、特にこの2人(清原と藤井監督)はまさにパートナー。おかげさまで2日間をとても楽しく過ごすことができました」と振り返っていた。また、清原の口から「グァンハンさんは台湾で34回も舞台挨拶をされていたらしく……」と明かされると、グァンハンは「そうですね……」と照れた表情を見せ、「日本の観客の皆さんは本当に情熱的だと思うんですが、その情熱を心の中に抑えている。そこも大好きです」と愛を伝えていた。キャスト・監督陣が客席中央に入る形で行われたフォトセッションでも、ファンからの声援に丁寧に応え、退場時には大きな歓声に手を振り返すなどファンサービスをし、集まったファンを喜ばせた。
2024年03月28日現在上演中の舞台『千と千尋の神隠し』より、千尋役・川栄李奈の舞台写真が公開された。2022年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイトディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化された本作。2024年版は、東京・帝国劇場での3月11日(月) 夜の部にて橋本環奈の千尋役で幕を開け、12日(火) 夜の部で上白石萌音、13日(水) 夜の部で新キャストの福地桃子、そして27日(水) 夜の部で同じく新キャストの川栄が初日を迎えた。舞台『千と千尋の神隠し』は、2024年3月30日(土) まで同所で上演後、4月から8月にかけてロンドン・名古屋・福岡・大阪・北海道公演が予定されている。<公演情報>舞台『千と千尋の神隠し』原作:宮﨑駿演出・翻案:ジョン・ケアード共同翻案:今井麻緒子出演:千尋:橋本環奈 / 上白石萌音 / 川栄李奈/ 福地桃子ハク:醍醐虎汰朗 / 三浦宏規(帝劇公演を除く)/ 増子敦貴(GENIC)カオナシ:森山開次 / 小㞍健太 / 山野光 / 中川賢リン/千尋の母:妃海風 / 華優希 / 実咲凜音釜爺:田口トモロヲ / 橋本さとし(帝劇公演を除く)/ 宮崎吐夢湯婆婆/銭婆:夏木マリ / 朴璐美 / 羽野晶紀 / 春風ひとみ兄役/千尋の父:大澄賢也 / 堀部圭亮父役:吉村直 / 伊藤俊彦青蛙:おばたのお兄さん / 元木聖也頭:五十嵐結也 / 奥山ばらば坊:武者真由 / 坂口杏奈【東京公演】日程:2024年3月11日(月)~3月30日(土)会場:帝国劇場【ロンドン公演】日程:2024年4月30日(火)~8月24日(土)会場:ロンドン・コロシアム【名古屋公演】日程:2024年4月7日(日)~20日(土)会場:愛知・御園座【福岡公演】日程:2024年4月27日(土)~5月19日(日)会場:博多座【大阪公演】日程:2024年5月27日(月)~6月6日(木)会場:梅田芸術劇場メインホール【北海道公演】日程:2024年6月15日(土)~20日(木)会場:札幌文化芸術劇場 hitaruチケット情報:()日本公演公式サイト:海外公演公式サイト:
2024年03月28日3月15日に開幕した『TBSドキュメンタリー映画祭』。3月22日(金)・23日(土)・24日(日) には大阪・名古屋・京都でも上映がスタートし、舞台挨拶も実施。ここでは、その舞台挨拶の一部をレポートとしてお届けする。<3月22日(金) 大阪 舞台挨拶>『家さえあれば ~貧困と居住支援~』【登壇者】監督:海老桂介ゲスト:田村裕(芸人)、坂本慎次(NPO法人生活支援機構ALL代表理事)生活困窮者への住宅支援を続ける坂本慎次を追った本作について、海老監督が「撮影期間は2年くらい。90分の撮影素材が120~130本くらいあり、途中で鬱になりそうになった」と冗談交じりに編集の苦労を語ると、ほぼ満席となった会場は笑いに包まれた。ナレーションを担当したのは『ホームレス中学生』という自叙伝を出したこともある麒麟の田村。「相方は声も良いが、僕はコンプレックスがあり最初は断ろうと思った。でも、映画のタイトルを聞いて僕がやらねばと思った」と当時の心境を明かした。自らの経験から「家がなくなる恐怖感。屋根や壁がない不安感。そして家に入ったときの安心感は気持ちとしてわかる」と語ると、本作の主人公でもある坂本は「孤独にさせないのが大切。正しい生活保護の知識を持った上で、今後も本当に困っている人たちに手をさしのべたい」と今後の活動継続に向けた決意を示した。『家さえあれば ~貧困と居住支援~』舞台挨拶より<3月23日(土) 名古屋 舞台挨拶>『私の家族』【登壇者】監督:久保田智子ゲスト:奥田初恵(名古屋市里親会こどもピース代表理事)2019年に特別養子縁組で新生児を家族に迎えた、元TBSアナウンサー・久保田智子監督自身の家族に迫る『私の家族』。舞台挨拶当日は満席だった。久保田監督をMCに、名古屋市里親会こどもピース代表理事の奥田初恵と養子縁組したお子さんを迎えている当事者としての話、家族の話を繰り広げた。久保田監督は「本作は『真実告知』、つまりルーツについて早い段階から話をするということを一つのテーマにしました。基本的にはどの養子縁組をした家庭でも早い段階から真実告知しようとされています」と話す。ただ現在は自身のお子さんに対して積極的に真実告知をしないようにしている。その理由は「『産みの母』という言葉への反応が、あまりそれを聞きたくないというリアクションに見えて、相談員の方と相談をして今は積極的に言うのはやめて、本人が聞きたくなったり会話の中でいえる時があれば言うようにしようとなった」と、一方的に真実告知をするのではなく、子どもの様子を見ながら伝える、伝えない、どう伝えるか選択をするという。特別養子縁組で家族となった12歳の長男がいる奥田は「私の場合は、長男は乳児院にいたので、誕生日などの節目の時には乳児院にいたんだよ、と段階的に話をしていって、こちらから言うというより、長男から出会ったときの話を聞いてくることが少しずつ増えてきて、私が答える形になっています」と自身の体験を伝えた。久保田監督は「おそらく奥田さんの家族の中では何を聞いても大丈夫だという子どもの信頼感が強くあるからこそ、そういった関係性になれているんだと思うんですね。私もそういう風に子どもを育てていくことができればいいなと思います」と奥田氏の経験から感じたことを話した。奥田は当事者同士が支え合うという活動をしており、特別養子縁組や里親に興味を持っている方からよく「血のつながりがないのにきちんと育てていけるか」という質問をされるという。奥田は「主人と結婚して家族になったということを考えると、そこに血縁がなくても家族が築けるので、子どもを迎えいれることもそれと同じように考えています」と自身がどう考えているかを話した。久保田監督は「不安が生じる理由は、見えないものに対する不安なのかなと思っています。自分で産んで育てるのであれば見えているのでなんとなく理解できるけど、血のつながりがない家族というのはあまり見えてこないのでどんどん不安になり、『血のつながりがないのに……』という質問に繋がっていくのかな」と質問の理由を解説。それに対し奥田も同意するようにうなづいていた。舞台挨拶の後は久保田監督のサイン会を実施。共感した多くの来場者一人ひとりと笑顔で交流している様子が印象的だった。久保田智子監督<3月23日(土) 京都 舞台挨拶>『サステナ・フォレスト~森の国の守り人(もりびと)たち~』【登壇者】監督:川上敬二郎ゲスト:山極壽一(総合地球環境学研究所 所長)“森の国”、日本の現在を、森の守り人たちが語る『サステナ・フォレスト~森の国の守り人(もりびと)たち~』の舞台挨拶には、川上敬二郎監督と、作品にも出演している山極壽一が登壇。実はこの日初めて本編を鑑賞した山極、「俺が出てきてびっくりしたよ」の登壇第一声で場内は笑い声に包まれ、柔らかい雰囲気の中トークがスタート。サステナブルな林業をテーマにした本作で、「道づくり」がひとつのキーワードになっていることに着目した山極。実際に新しい林業で一度過疎化した村が復活した場所では、“道が残っていた”ことが復旧の大きな理由になっていることを例に挙げた。そして「日本という“森の国”で守り人が少なくなる中、たくさんの人たちが頑張っていることを目の当たりにした」という川上監督の話を受けて「かつて男性の仕事だった林業に、技術の進化もあり、女性たちの進出が目立ってきているし、若い人たちが自然と付き合いながら、自然を再生させるということを楽しみながら林業に携わるようになってきているのも素晴らしいこと」と山極が続けた。『サステナ・フォレスト~森の国の守り(もりびと)たち~』舞台挨拶よりまた本作では“小さな林業”“自伐型林業”に着目し紹介していることを受け、「林業だけではなく、エネルギーなどほかの分野にも通じること、これから栄えるのは分散型の産業」とし、川上監督が劇中の山極のインタビューを引用し、「新しい発想と今のテクノロジー、そこに古くからの知恵を掛け合わせることの重要性」と結んだ。その後話題は“持続可能性を秘めた森と教育”へと繋がり、農業・林業、さらには教育まで及び、来るべき日本の未来を考える示唆に満ちたものとなった。<イベント情報>『TBSドキュメンタリー映画祭2024』3月15日(金) より東京、大阪、京都、名古屋、福岡、札幌で順次開催『TBSドキュメンタリー映画祭2024』キービジュアル東京:3月15日(金)~28日(木) ヒューマントラストシネマ渋谷大阪:3月22日(金)~4月4日(木) シネ・リーブル梅田愛知:3月22日(金)~4月4日(木) センチュリーシネマ京都:3月22日(金)~4月4日(木) アップリンク京都福岡:3月29日(金)~4月11日(木) キノシネマ天神札幌:3月30日(土)~4月11日(木) シアターキノ公式サイト:
2024年03月26日映画『四月になれば彼女は』(公開中)の公開初日舞台挨拶が22日に都内で行われ、佐藤健、長澤まさみ、森七菜、山田智和監督が登壇した。同作は数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気氏による同名小説の実写化作。精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届き、そこには10年前の初恋の記憶が書かれていた。ウユニ、プラハ、アイスランドと、その後も世界各地から春の手紙は届く。時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていたが、弥生は「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」という謎掛けだけを残して突然姿を消してしまう。春はなぜ手紙を書いてきたのか? 弥生はどこへ消えたのか? ふたつの謎が次第に繋がっていく。○■佐藤健、映画『四月になれば彼女は』初日舞台挨拶に登場昨日21日に35歳の誕生日を迎えた佐藤は、観客からの大きな拍手で祝福を受けると「ありがとうございます!」と笑顔。MCから花束やケーキなどのバースデーサプライズはないことが伝えられると、「僕そういうの(バースデーサプライズ)があると困っちゃうタイプなので、むしろありがたいです」とサプライズが苦手だと明かし、安堵の表情を見せた。35歳の抱負について聞かれると、「フルスロットル全開マックスウルトラスーパーパワーでやりたいです」とコメント。歳を重ねたことで意識の変化もあったそうで、「35で初めて本気出してます! 自分でもどうなるかわかんないです。自分が怖いです。ワクワクします」と話す。続けて「20代ってなんとなくがんばっていた。言われたことをただがむしゃらにやっていて……当時は当時なりの本気を出していたんですが、もうちょっといろんなことが俯瞰で見えるようになって、『この方向に全力を出したらもっと遠いところに行けるな』ということがわかるようになってきた。より明確に深く努力をしていきたいなと思います」と力強く語った。
2024年03月22日『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が21日に都内で行われ、芳根京子、平野莉亜菜、ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫が登場した。同作は『映画ドラえもん』シリーズの第43作目で、藤子・F・不二雄生誕90周年となる記念すべき年の公開となる。“音楽”という身近なものをテーマに、地球の危機を救うべく、ドラえもんたちが壮大な物語を繰り広げる。ドラえもんとのび太たちが素敵な仲間と出会い、“音楽”を通じて心を通わせ、新たなハーモニーを生む大冒険となる。○■同作は『映画ドラえもん』ゲスト声優でデビューした平野莉亜菜今作で、“ファーレ(音楽)”に満ちた美しい星「惑星ムシーカ」生まれの少女・ミッカの声優を務めた12歳の平野。「舞台挨拶は初めてなのでとても緊張しているんですけど、全部見てくださった皆さんにお会いできることがとても嬉しいです」と挨拶する。2年前の東宝シンデレラオーディションでファイナリストとなり、その歌声によって監督からオファーされたという平野。「まさか自分がドラえもんの映画に出られるなんて夢にも思っていなかったので、オファーをいただいた時は本当にびっくりしましたし、こんなにかわいい役をやらせていただけるなんて本当にうれしくて。劇中で大好きな歌を歌わせていただけたので、幸せでした」と感想を述べる。同じくゲスト声優を務めた芳根は「とにかくかわいいし、透き通ってて美しくて、でも力強くて、唯一無二のお声ですよね。とっても魅力的です」と平野の声を絶賛。また、前日に小学校を卒業したという平野が「『卒業おめでとう』と言われて……」と明かすと、スネ夫は「そりゃそうだろうねえ」と頷く。平野は「『ミッカちゃん、卒業おめでとう』と言われました」と、役名で祝福されたエピソードを披露した。
2024年03月21日3月20日(水・祝) 丸の内ピカデリーにて、『映画 マイホームヒーロー』の大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、佐々木蔵之介、齋藤飛鳥、高橋恭平(なにわ男子)、木村多江が登壇した。映画の興奮と共に、キャストたちを一目見ようと集まった観客で満席の場内。キャストたちが登場すると、観客からは大きな歓声が湧き上がった。はじめに佐々木が「公開から2週間経ちましたが、こうして劇場に足を運んでいただけてとても嬉しいです。今日も楽しんでいってください」と挨拶。高橋からは「鳥栖(哲雄)……じゃないですね(笑)」と役名を間違えるという、天然が炸裂する場面も。週末動員実写ランキング第1位を獲得し、公開から13日目となる本作。キャストの元に届いている感想について問われると、佐々木からは「仕事関係の方も観てくださっていて、『恥ずかしいけど、泣きました』と言ってました」といった業界からの反応や、齋藤からは「母が何度も観てくれて、映画とか大好きで、いつも演技に厳しいんですが『はじめて飛鳥のお芝居が良いと思った』と認めてもらえました」と母からのお墨付きをもらったことを明らかにした。齋藤飛鳥「感動した」「泣いた」といった声が多く出ていることに対し佐々木は、「クライムサスペンスという作品で『そこついてくるか』と油断していましたね。撮影中はとにかく面白いものをつくろうと思って臨んでいたので、狙ってはいなかったですね」とコメント。木村は「私も泣かせようという気持ちはなかったですが、家族への愛が深ければ深いほど、涙が出てくることはあるだろうなと思いました。ドラマで培った家族愛が映画で溢れたのかなと思います」とドラマから演じ続けた鳥栖家の成長を感じさせた。佐々木蔵之介また朝日が昇る中、鳥栖家の親子の決断が描かれるラストシーンについて佐々木は「朝日が出ているうちに撮らなくちゃいけないので大変でした。その後も違うシーンの撮影があって、ぶっ続けで大変だったのですが、勢いでやれてよかったのかなと思っています」と撮影時の苦労を語った。朝日のシーンの日は乃木坂46卒業コンサートのリハーサルもあったという齋藤は「大変でしたが、朝日も綺麗に上がってすごく素敵なシーンが撮れた思います」とコメント。木村は「2人(佐々木と齋藤)のやり取りを遠くから見ていて、出番が来る前に何度も泣いてしまいました。みんなの頑張りと現場での感情が混ざって、本編を見たときも泣きました。希望のある朝日で終わるのも良いなと思いました。私もその後2本仕事があって、死んだ魚の目になってました(笑)」と語った。場内には9回目の鑑賞という猛者も現れる中、リピート鑑賞してもらう際に注目してほしいポイントについて佐々木は「冒頭で崩れた山を見つめるシーンがありますが、あそこ、心霊スポットです。一緒のシーンだった(立川)談春さんもすごくビビってました(笑)」と暴露。木村多江続いて齋藤も立川とのビールを飲むシーンを挙げ、「監督がすごくこだわっているシーンで何度もビールも飲むことになって『もうお腹タプタプだよ』と言ってました(笑)」と裏話を明らかにした。「もう一個だけ!談春さんの回想シーン全カットになってます!(笑)」と立川のエピソードが続々と飛び出した。高橋からは「僕のお母さん役の美鈴さん(神野美鈴)が着ているセーターが紫色なんです。『これって恭平くんのメンバーカラーなんだよね』って話しかけてくれて、すごく嬉しかったです。恭一から贈られたものをずっと着ているという設定なので、そこにも注目してもらえると嬉しいです」と喜びを語った。他にも「もう一個だけ、確認なんですが『鳥栖哲雄』って何回呼ばれてるんでしょう?」と、鳥栖哲雄が劇中でフルネームで呼ばれることが多いことなどが挙げられ、会場では笑いも巻き起こった。高橋恭平(なにわ男子)さらに今回は本作最後のイベントで、世の中は卒業式のシーズンということもあり、『マイホームヒーロー』卒業式ということで佐々木からそれぞれへ感謝のメッセージが。齋藤には「映画では緊迫したシーンが多かったんですが、一緒にいる際はすごく居心地がよかったです。とても芯が強くて努力家なんだけど、表では控えめですごく謙虚。僕は娘を守っている役柄ですが、むしろ守られているなと思っていました。飛鳥ちゃんを老後安泰のお守りとして、これからも見ていようかなと思います(笑)」と語り、齋藤は照れくさそうに微笑んでいた。次に高橋に、「『僕は人見知りです。よろしくお願いします』という変な挨拶から始まったんですが、素直さがめちゃくちゃかわいいですね。こんなに格好いいのに、格好つけないところがいいですね。同じ関西弁だし、ドラマに続いて映画でもバディが組めてすごく嬉しかったです」と語り、「お父さんありがとうございます!」と高橋からも冗談を交えつつ、バディを感じさせる感謝が述べられた。木村へは「以前夫婦役をやっているので、安心感がありました。共犯者となる役柄と同じように、僕と多江さんも共犯者として危なっかしいスリリングな作品を一緒に作れたなと思っていて、本当に多江さんのおかげです。何よりも役を超えて『みんな大変だから』と支えてくださったのが、とても嬉しかったです。ありがとうございます」と語り、木村も「こちらこそ」というようにまさに夫婦を思わせる関係性が垣間見えた。さらに佐々木演じる鳥栖哲雄の娘・零花を演じた齋藤より、佐々木へ花束が贈られた。「蔵之介さんは沢山の作品に出ていらっしゃいますが、現場でいつも原作を読んで、セリフ練習や動きの確認をされていました。こんな一流の人でももっと突き詰められるんだなと勉強になりました。独り言は大きいですが、死ぬまでずっとお芝居をしてほしい、死ぬまで独り言も大きい声で言っていてほしい、今のままの蔵之介さんでいてほしいなと思いました(笑)。お父さんありがとうございました」と語り、ドラマから映画で親子を通じ、絆を深めた2人の仲の良さも垣間見えた。最後に佐々木より「やっぱり家族の映画だなと、お客さんたちから教えていただきました。大切な人の心に響くのかなと思いました。そういうきっかけになるかもしれませんので、お父さん、お母さん、娘、息子、大切な人と是非観に来てください。本日はありがとうございました」と締めの挨拶があり、会場の熱気冷めやらぬまま、イベントは終了した。<作品情報>『映画 マイホームヒーロー』公開中映画公式サイト:映画「マイホームヒーロー」製作委員会
2024年03月21日みなさん、こんにちは!マイナビウーマン読者パートナーのえりかです。3月12日にハーゲンダッツから新しいアイスクリームバー「抹茶フォンダンクランチ」が発売されると聞きつけ、早速食べてみたのでレポートします!■全てが“抹茶尽くし”の仕上がりにパッケージ中央にも、フォンダン抹茶とアイスクリームバーの絵が描いてあり、とろ~っとした抹茶のクリームが、とてもおいしそう!箱の側面には、アイスクリームバーの構成図が分かりやすく描いてありました!抹茶クッキーに抹茶コーチング、抹茶ソースと抹茶アイスクリームと本当に抹茶尽くめのアイスクリームバー!こんなに全てが抹茶のアイスクリームを食べるのは初めてなので、とても楽しみ。開封してみると、ころんとしたこのアイスクリームバーのフォルム。なんだかかわいいですよね。食べてみると、抹茶の旨味が強く感じられる奥深い味わいのアイスクリームを中心に、ザクザクの抹茶コーチングと抹茶クッキーの相性が抜群!食べ応えもあります。中心部分には、フォンダンショコラのようなとろ~りとした抹茶ソースが入っていて、さらなる抹茶の風味を感じることができます。最初はクッキーのザクザク感を楽しむことができ、少し溶けてくると抹茶ソースのとろ~り感を楽しめます。食感や味の変化を楽しんでいると、あっという間に完食していました!■食べた後にもほっこり気分!ふと食べ終わった後の木の棒を見てみると、「アイスを食べてナイスな一日に★」というメッセージが!なんだか気分がとてもほっこりして、癒やされました!ハーゲンダッツの新作は今回も期待を裏切らないおいしさで大満足でした。みなさんも店頭で見かけたら、ぜひ食べてみてください!■商品概要バー「抹茶フォンダントクランチ」発売日:3月12日価格:351円(えりか)
2024年03月15日脚本:フジノサツコ×演出:森新太郎による新作舞台『メディア/イアソン』が、2024年3月12日(火) に東京・世田谷パブリックシアターで初日を迎えた。原作は、古代ギリシャの劇作家・エウリピデスが記したギリシャ悲劇の傑作『メディア』。夫イアソンの裏切りによって、我が子を殺めるという王女メディアの凄惨な復讐劇は、世界各国で舞台や映画の題材として取り上げられてきた。本作では、その前日譚である若き日のふたりの出会いと愛情に満ちた日々を鮮やかに照射し、太陽のような存在であったふたりが悲惨な結末を迎えるに至るまでの顛末を、ふたりの間に産まれた3人の子どもたちの視点を通して描き出す。タイトルロールのひとりであるイアソン役を井上芳雄が演じるほか、もうひとりのタイトルロール、王女メディア役で南沢奈央、そしてイアソンとメディアの間に産まれた3人の子どもたちとして、三浦宏規、水野貴以、加茂智里が出演する。初日を迎えて、森は「私が希求していた『メディア/イアソン』の劇世界に、ようやく辿り着いたと思えた初日でした。おとぎ話のようでもあり、同時に生々しい人間ドラマでもある。この絶妙のバランスを追求すべく、美術・照明・音響・衣裳・ヘアメイク・振り付け・5人の俳優……すべての分野の人たちが力を出し尽くしてくれました。特に井上君をはじめとする若き俳優陣の限界知らずのパッションと軽やかさには、感動すら覚えています」と出演者を絶賛。『メディア/イアソン』撮影:細野晋司また井上は「イアソンはこれまでに演じたことのない役どころで、とても新鮮です。演じれば演じるほど、知れば知るほど得るものがある、深い戯曲ですが、現代の我々にも通じるところも多く、近寄りがたい物語ではありません。構えず、気負わずにご覧いただき、思ったように感じていただけたら嬉しいです」、南沢は「この作品には今の人たちと変わらない普遍的なものが含まれていて、物語として共感していただけると思いますし、心を動かす瞬間があると思います。ギリシャ劇だからとあまり気負わずに、演劇ならではの表現を楽しんでいただきつつ、それぞれの登場人物のストーリーを感じ取っていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。『メディア/イアソン』撮影:細野晋司『メディア/イアソン』は、3月31日(日) まで同所で上演後、2024年4月4日(木) から6日(土) に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。■演出:森新太郎 コメント私が希求していた『メディア/イアソン』の劇世界に、ようやく辿り着いたと思えた初日でした。おとぎ話のようでもあり、同時に生々しい人間ドラマでもある。この絶妙のバランスを追求すべく、美術・照明・音響・衣裳・ヘアメイク・振り付け・5人の俳優……すべての分野の人たちが力を出し尽くしてくれました。特に井上君をはじめとする若き俳優陣の限界知らずのパッションと軽やかさには、感動すら覚えています。フジノサツコさんが構想した「アルゴナウティカ」と「メデイア」の融合が、私には本当に刺激的で、大いに演出欲を掻き立てられました。このような叙事的な語り口で、メディアとイアソンの物語が上演されたことはかつてなかったのではないでしょうか。淡々と、しかし容赦のない速いスピードで、ふたりの愛の行く末が描かれます。是非とも多くの方々に、我々の新しいギリシャ悲劇を体感していただき、感想を伺えたらと思います。劇場にて、お待ちしております。■井上芳雄 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司物語の展開に合わせて、観客の皆さんの集中力が終幕に向けて段々と高まっていく……いまだかつてない、特別な2時間でした。森さんの強い情熱と、細部にまでこだわりぬく演出に率いられ、稽古を重ねてきました。演劇は、才能だけでも、情熱だけでも、そしてひとりだけでもできない。みんなで積み重ねていく過程が面白いんだな、それが好きなんだな、と再確認した稽古期間でした。イアソンはこれまでに演じたことのない役どころで、とても新鮮です。演じれば演じるほど、知れば知るほど得るものがある、深い戯曲ですが、現代の我々にも通じるところも多く、近寄りがたい物語ではありません。構えず、気負わずにご覧いただき、思ったように感じていただけたら嬉しいです。■南沢奈央 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司初日を迎え一旦完成したこの作品が、これから回を重ねるごとに更に変化していくんだろうなと、ワクワクしています。客席には緊張感がありましたがお客様の集中力が伝わってきて、膨大な台詞もギリシャ劇ならではの難しい言葉も、観て聴いてくださっているのがわかり、嬉しく感じました。森さんが仰っていたように、この作品には今の人たちと変わらない普遍的なものが含まれていて、物語として共感していただけると思いますし、心を動かす瞬間があると思います。ギリシャ劇だからとあまり気負わずに、演劇ならではの表現を楽しんでいただきつつ、それぞれの登場人物のストーリーを感じ取っていただけたら嬉しいです。■三浦宏規 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司客席の皆さんがどう受け止めてくださるのか、楽しみ半分、不安半分で迎えた初日。でも、緊張し過ぎて客席のことが気にならなくなるほどだったのですが、その分『メディア/イアソン』の世界に集中して挑むことができました。カーテンコールで明かりが点いた瞬間、客席の皆さんの拍手や表情から、この壮大な物語をお届けすることができたんだなとほっとしました。森さんの演出作品には初めて出演させていただきましたが、学びの多い、充実した稽古期間でした。僕にとって、次のステップへと踏み出す貴重な経験をいただけたと感謝の気持ちでいっぱいです。難しく考えずご覧いただける作品に仕上がっているかと思うので、ぜひたくさんの方にご観劇いただきたいです。■水野貴以 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司皆で温めてきた『メディア/イアソン』がついに幕を開けました。黒を基調とした舞台にたった5人のキャスト。所狭しと走り回る空間の広いこと!けれど不思議と不安は無く、その広い空間と5人のキャストの間にそれまで皆で作り上げてきた確かな温かさみたいなものがぎゅっと詰まり守ってくれているような感じがして。そこへお客様が入ったことの充実感、今ここに居る幸せが相まって、いつまでも心に留めておきたい初日となりました。開演前、あまりの緊張に演出の森さんの所へ助けを求めに行くと、「水野にかかってるぞ!」と森さんらしい冗談で和らげてくれて(笑)、また頼もしい出演者の皆にも気持ちをほぐしてもらい、その一つ一つに愛が溢れて止まらないです。■加茂智里 コメント『メディア/イアソン』撮影:細野晋司ご本人には内緒にしておりましたが、井上芳雄さんと同じステージに立つのが夢でした。まさかこんな日がくるとは思いませんでした。初日を終えて、お客様お一人お一人がとても真剣に観劇してくださっていたのを感じました。芳雄さん、奈央さん、三浦さん、貴以さん。舞台上で4人の家族を見つめる気持ちは、どこかメディアがイアソンに抱く恋心に似たものがあります。森新太郎さんと共に何度も稽古を重ねた『メディア/イアソン』、最後までお楽しみいただけましたら幸いです。<公演情報>『メディア/イアソン』原作:『アルゴナウティカ アルゴ船物語』作:アポロニオス 翻訳:岡道男『メデイア』作:エウリピデス 翻訳:中村善也脚本:フジノサツコ演出:森新太郎出演:井上芳雄 南沢奈央 三浦宏規 水野貴以 加茂智里【東京公演】日程:2024年3月12日(火)~31日(日)会場:世田谷パブリックシアター【兵庫公演】日程:2024年4月4日(木)~6日(土)会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールチケット情報:()公式サイト:
2024年03月14日中国発のベストセラーを映画化した『ゴールド・ボーイ』の公開記念舞台挨拶が3月9日(土)、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、主演の岡田将生、共演する黒木華、羽村仁成、星乃あんな、前出燿志、松井玲奈、金子修介監督が登壇した。主人公の東昇(岡田さん)は、崖の上から義理の両親を突き落として殺害する。しかし、少年たち(羽村さん、星乃さん、前出さん)が偶然、その瞬間を録画していた。少年たちはそれぞれの事情で金を求めており、金のために殺人犯である東昇を強請ることを決意する。岡田さんは、本作で新境地となる凶悪な殺人犯を演じ、「悪悪(わるわる)な岡田が全開で(笑)。新しい一面を見せられた」と確かな手応え。ネタバレ厳禁の内容だけに、舞台挨拶では「“不適切”な発言をしそう」と冷や汗をかいていた。また、共演する羽村さんらとは、「基本的には距離をとっていた」とふり返った。羽村仁成そんな岡田さんの発言に、犯人を追い詰める少年たちのひとりである安室朝陽役の羽村さんは、「距離をとってくださって、いい緊張感が(スクリーンに)映っていたんじゃないかと思う」と感謝。自身にとっても挑戦しがいのある役どころで、「二面性がある役なので、それをどう表現できるか考えて演じました」と語った。黒木華黒木さんは、朝陽の母・安室香役で出演しており、「すごくまっすぐで、後半には意外な表情も見せているので、きっと、映画の中でいろんなことを経験したんだなと思う」と“息子”羽村さんの成長に目を細めた。一方の羽村さんは、「黒木さんは、優しいお母さんでした」と照れた表情を浮かべていた。舞台挨拶では、本作が香港国際映画祭(3月28日~4月8日)に出品されることが発表され、岡田さん&金子監督の現地入りも明らかに。「世界から映画好きな人が集まるので、いい刺激をもらえるのが楽しみ」(岡田さん)、「香港国際映画祭では、以前『デスノート』で脚本賞をとっていて、それ以来。香港もずいぶん雰囲気が変わっていると思うが、香港から中国の皆さんに見てもらえれば」(金子監督)と意気込みを語っていた。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ゴールド・ボーイ 2024年3月8日より公開©2024『ゴールド・ボーイ』製作委員会
2024年03月09日清原惟監督による第26回PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』が、3月2日(土) より東京・ユーロスペースほかで公開される。このたび本作に対する応援コメントが到着した。2023年2月の第73回ベルリン国際映画祭を皮切りに様々な海外映画祭で上映され、同年9月には北米での公開も果たした本作。コメントを寄せたのは、映画『aftersun/アフターサン』の撮影を手がけたグレゴリー・オーク撮影監督や、ミュージシャンの夏目知幸(Summer Eye)、芥川賞作家の井戸川射子ら様々なジャンルの著名人15名で、それぞれ清原監督の描く世界を絶賛している。また、監督&キャストによる初日舞台挨拶と2日目トークイベントが、ユーロスペースで開催されることが決定。トークイベントには清原監督に加え、本作とともに昨年のベルリン国際映画祭のフォーラム部門に招待された『石がある』の太田達成監督が登場する。さらに、オリジナルサウンドトラックが3月8日(金) に発売されることが発表された。音楽を担当したのは、ジョンのサン、ASUNA、mado & supertotoes、ESVの4組。映画完成後もメンバーそれぞれが独自に物語に想像を馳せて制作が続けられたとのことで、サントラには映画にも収めきれなかった楽曲も含め全40曲が収録される。アルバムの曲順は映画本編の時系列に沿ったものとなっており、映画鑑賞後にも追体験ができるような構成となっている。併せて、本作の新たな場面写真が公開となった。■朝吹真理子(小説家) コメント人が忘れても道は覚えている。今日という日が、あらゆる時間につながっていると感じる映画でした。■石原海(アーティスト/映画監督) コメント忙しく生きていたらこぼれ落としてしまいそうな、ゆっくり生きてる人にだけ見える宝物みたいな瞬間が、ニュータウンという街を軸に星座みたいに散らばっている。私たち観客は、街を行き来する魅力的な登場人物たちに連れられて、その星座をひとつひとつ拾い集めることになる。■井戸川射子(詩人/小説家) コメント緑と黄緑の何と美しい、膨らむ一面の木、形作られた道の草、土混ざる淡い芝生。鳥の鳴き声、風の音、光と暗さが私たちにも迫る。その中に穏やかで不穏な彼女らの日常、得て失ってきた時間が流れる、それも私たちに迫る。■ヴィヴィアン佐藤(芸術家/非建築家) コメントかつてそこにあった物たちが、出来事たちが、記憶たちが、誰にも語られることもなく、至る所に生ずる亀裂から噴出してくる。それらは過去や未来もなく、現在に同時に存在している。権力とは無縁の、小さな無名の記憶たちの救済。いまの日本だからこそ見えてくる風景だ。■カゲヤマ気象台(劇作家/演出家/円盤に乗る派) コメントバスの車窓から見た景色のようにどこまでも横にずれていく。偶然の出来事が重なりながらどこにもつながらない。こういう中心を欠いた豊かな時間が、人生には確かに存在していると思った。■金川晋吾(写真家) コメント魅力的なダンスシーンがある映画が好きなんですが本作はまさにそうです。ダンスシーンは映画の本筋には大体関係ないけれど、そもそも私たちが生きている時間には本筋なんてないですよね。この映画の時間の中にずっといたいと思いました。■グレゴリー・オーク(『aftersun/アフターサン』撮影監督) コメントある1日の営みや喜びと悲しみ、偶然の出会いを通して、映画は見事に私たちを深い思索へと導いていく。いかに私たちの人生は予期しない形で進み、時間の中で関わり合い、その瞬間が積み重なって意味深いものになりうるか。いろいろなことを考えさせられる、そして静かに心に残る作品だ。サウンドトラックも素晴らしい!■児玉美月(映画批評家) コメント街は見知らぬ人々の記憶の総和、視認不可能なあらゆる死と生が蠢く場所。『すべての夜を思いだす』は、画面に漂流する言葉なき空気でそれを伝える稀有な映画だった。■小森はるか(映像作家) コメントなんでもないように見える特別な1日。その日を乗り越えようとするあなたを、見知らぬ誰かが覚えていてくれるかもしれない。気づいてくれた人がいたんだよ、とそんな眼差しで、すれ違う人同士が描かれていく。だから、彼女たちがひとりでいても、孤独ではない夜が訪れる。そして、この1日を見届ける私たちに、救われる思いがあることを教えてくれる。■Summer Eye/夏目知幸(ミュージシャン) コメント誰かに誘われたい気持ちと、ひとりでいたい気持ちの間にある感情に我々は名前をつけないまま、ないことにしている。それを音楽にしようとするのがジョンのサンで、映画にしようとしたのが本作、ということかもしれない。違ってもかまわん。傑作に変わりない。■中澤日菜子(小説家/劇作家) コメント心地のよい時間がながれている映画だ。それぞれの目的を持つ3人の女性が、古くて新しい多摩ニュータウンのそこここにあらわれる。まるでニュータウンの精霊のように――。■山下澄人(小説家) コメント画面に木や草がはみ出してくる。それはかつて人間に消されたもの。削られた山に建てられた団地でそれらだけが濃く、人間は薄い。このまま映画から人間が消えていくんじゃないかと思った。かつてこうして人間がいたんだよ、というとき見るのはこの映画のような風景かもしれない。■山本浩貴(小説家/デザイナー/いぬのせなか座主宰) コメント人々はお互いを知らぬまますれ違い、見つめあい、想像しあう。そこには土地の歴史も死者も、観客であるこの私も巻き込まれる。私はこの映画の特に後半をかつてない動揺とともに見た。ここにすべてがあると感じた。■米田知子(写真家) コメント引き込まれる空気感、美しく完璧に切り取られた絵、端々まで命が宿っている。スクリーンに流れていく時間、何処かで見たかも知れない風景やシチュエーション。ふと立ち止まり、日常――"生きる"ということ、我々の物語に共鳴する。■渡辺花(ビジュアルアーティスト/tamanaramen) コメントあった事、あったかもしれない事、気づかないけど静かに交差している事、この感情を久しぶりに思い出した。<作品情報>『すべての夜を思いだす』3月2日(土) 公開■初日舞台挨拶日程:3月2日(土) 18:25の回上映後会場:東京・ユーロスペース登壇者(予定):清原惟監督、兵藤公美、大場みなみ、内田紅甘、遊屋慎太郎■トークイベント日程:3月3日(日) 14:40の回上映後会場:ユーロスペースゲスト:清原惟監督、太田達成(映画監督)<リリース情報>『清原惟監督作品「すべての夜を思いだす」オリジナル・サウンドトラック』3月8日(金) 発売※3月2日(土) ユーロスペースで先行販売価格:2,530円(税込)『清原惟監督作品「すべての夜を思いだす」オリジナル・サウンドトラック』ジャケット公式サイト:パートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/一般社団法人PFF
2024年02月22日ゲキ×シネ『天號星』公開初日となる4月5日(金) に、キャスト参加による「初日舞台挨拶」とその舞台挨拶の「全国生中継付き上映」が決定した。『天號星』は、古田新太に早乙女太一&友貴兄弟が二人がかりで挑み、劇団☆新感線史上最速の立ち回りで劇場を沸かせた話題作。今作で中島かずきが繰り出したのは、“あっ”と驚く〈入れ替わり〉の物語。江戸の町で裏稼業に生きる人々の人情劇と奇想天外なストーリー展開を、主宰・いのうえひでのりがこれまでの“いのうえ歌舞伎”とは一味異なるチャンバラ時代劇に昇華させた。ゲキ×シネでは、その舞台を映像・音声ともにスクリーン用に編集・ミックスし、ライブの興奮はそのままに臨場感溢れる映像で上映する。4月5日(金) の「初日舞台挨拶」には、世のため人のため、生きていてはならない輩に引導を渡す引導屋の主人・藤壺屋半兵衛を演じた古田新太と、その半兵衛とひょんなことから中身が入れ替わってしまう冷酷無比なはぐれ殺し屋・宵闇銀次を演じた早乙女太一、主演舞台や大河ドラマへの出演で演技派として注目されるアイドルグループ乃木坂46の久保史緒里、幼少期から親しんだ中国武術で度肝を抜くアクションを披露する山本千尋と作品を彩った共演者が登壇予定だ。併せて、ゲキ×シネ版のポスタービジュアルと予告編が公開。舞台版から一新されたポスターは、新感線史上最速の立回りで魅せた本作の疾走感を表現したビジュアルに。そして、予告編は古田新太と早乙女太一が入れ替わる場面やチャンバラシーンが収められている。さらに、〈ゲキ×シネ20th記念プロジェクト〉の第3弾として、『ゲキ×シネ ポスター&衣裳展@日比谷シャンテ』が開催されることが決定した。最新作『天號星』を含めたゲキ×シネ 27作品の歴代ポスターが演劇の街・日比谷の日比谷シャンテに集結。『天號星』の舞台衣裳とともに特別展示する。ゲキ×シネ『天號星』予告<イベント情報>「ゲキ×シネ『天號星』舞台挨拶&舞台挨拶中継付き上映」4月5日(金) 9:00の回 ※本編上映後に舞台挨拶実施4月5日(金) 13:20の回 ※本編上映前に舞台挨拶実施会場:新宿バルト9登壇者:古田新太、早乙女太一、久保史緒里、山本千尋※登壇者は予告なく変更になる可能性があります。【チケット料金】価格:2,600円(税込)※ムビチケ使用不可 / 各種割引・招待適用不可受付期間:2月26日(月) 11:00~3月25日(月) 23:59※1回のお申し込みにつき2枚まで【舞台挨拶中継付き上映】実施劇場:上映館により生中継を実施する回数、回は異なります。詳細は決定次第ゲキ×シネブログにてアップ致します。ゲキ×シネ通常料金:当日 2,300円※ムビチケ使用可 / 各種割引・招待適用不可ゲキ×シネブログ:<上映情報>ゲキ×シネ20th記念プロジェクト第1弾 ゲキ×シネ『天號星』4月5日(金) 全国公開※3週間限定上映作:中島かずき演出:いのうえひでのり出演:古田新太早乙女太一早乙女友貴 / 久保史緒里高田聖子粟根まこと山本千尋 / 池田成志 他【チケット料金】当日券:2,300円(税込)※特別興行料金につき、各種割引、招待券や無料鑑賞券等は適用不可。前売券:2,000円(税込)※前売券はムビチケでの販売となります。詳細はこちら:ゲキ×シネ20th記念プロジェクト第2弾〈GEKI×CINE 20th☆Tour〉4月30日(火)〜2025年3月頃まで(予定)※毎週火・木 / 各作品上映スケジュール未定【上映作品】『髑髏城の七人〜アカドクロ』『髑髏城の七人〜アオドクロ』『SHIROH』『メタルマクベス』『朧の森に棲む⻤』『五右衛門ロック』『蜉蝣峠』『蛮幽⻤』『薔薇とサムライ』『髑髏城の七人(2011)』『シレンとラギ』『ZIPANG PUNK〜五右衛門ロックIII』『阿修羅城の瞳2003』『蒼の乱』『乱鶯』『髑髏城の七人』Season花『髑髏城の七人』Season鳥『髑髏城の七人』Season風『髑髏城の七人』Season月《上弦の月》『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』『けむりの軍団』『偽義経冥界歌』『狐晴明九尾狩』『神州無頼街』『薔薇とサムライ2海賊女王の帰還』詳細はこちら:<開催情報>ゲキ×シネ20th記念プロジェクト第3弾「ゲキ×シネ ポスター&衣裳展」ゲキ×シネ20th記念プロジェクト第3弾「ゲキ×シネ ポスター&衣裳展」ビジュアル3月8日(金)〜4月21日(日) ※予定会場:日比谷シャンテ3F特設会場 ※入場無料詳細はこちら:
2024年02月20日2024年2月15日(木) に東京・シアター1010で初日を迎えた舞台『地獄楽-終の章-』の公開ゲネプロと囲み取材が行われた。本作は、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で掲載され、単行本を含むシリーズ累計発行部数が650万部を突破、2023年4月にはアニメ化も果たした賀来ゆうじによる『地獄楽』を原作とした舞台化の第2弾にして最終章。アニメ版に先駆けて、物語の結末までが描かれる。かつて石隠れ最強の忍として恐れられた死罪人・画眉丸(木津つばさ)は、“不老不死の仙薬”を持ち帰り、最愛の妻と再会するために、打ち首執行人の山田浅ェ門 佐切(白本彩奈)とともに、“神仙郷”へと向かう。舞台第1弾では、無罪放免をかけ仙薬を求める死罪人たちとぶつかりあい、時には共闘しながら、神仙郷を統べる"天仙"に立ち向かう姿が描かれた。最終章では、命を落とした仲間たちの想いを胸に、「生きて帰る」その目的のために、最終決戦へと挑んでいく。第1弾のラストで離ればなれになった亜左 弔兵衛(佐奈宏紀)&山田浅ェ門 桐馬(田淵累生)ら亜左兄弟。画眉丸&佐切と共闘関係を結んだ杠(太田夢莉)・民谷 巌鉄斎(郷本直也)・山田浅ェ門 付知(宮崎湧)。山田浅ェ門 典坐(飯山裕太)の仇討ちを誓う山田浅ェ門 士遠(中村太郎)&ヌルガイ(吉浜あずさ)。そして、実はかつては天仙の仲間だったメイ(高乘蒼葉※)。それぞれが氣(タオ)の修行をつみ、共闘を重ねる中で、死罪人と打ち首執行人が立場を超えた絆で繋がれていく。そんな中、新たな刺客が島に上陸する。「島にいる罪人は全て皆殺し」と山田浅ェ門家の使命を貫く、山田浅ェ門 殊現(小南光司)。試一刀流三位の実力者ながらも謎が多い山田浅ェ門 十禾(松田岳)。石隠れ衆として、かつての同胞・画眉丸に異常な執着をみせるシジャ(櫻井圭登)。曲者ぞろいの新勢力が闘いに参戦した。そして、神仙郷を統べる“天仙”(佐々木喜英・立道梨緒奈)が1,000年もの歳月を注いだ悲願を達成すべく、ついに動き出す――。本作では、前作よりもさらに『地獄楽』の世界観を追求した演出が駆使された。なんと客席には開演前から竈神(そうしん)が闊歩し、不思議な香りが場内を包み込む。会場全体を「神仙郷」の世界へと誘う空間演出、華麗な映像を駆使して「神仙郷」の極彩色を表現する映像演出、美しいコンテンポラリーダンス、ふたりで同じ役を見事に演じ、妖艶な所作・振付でシンメトリーを見事に表現した天仙(佐々木喜英・立道梨緒奈)、ステージと客席を縦横無尽に掛けながら、大幅に拡大された殺陣・アクションシーンなどが見どころとなっている。(※メイは澤田理央とのWキャスト。16日公演では高乘が出演)その後行われた囲み取材には、木津、白本、佐奈、田淵、小南、佐々木、立道が登壇。冒頭の挨拶で木津は「作り上げてきた舞台『地獄楽』の有終の美を飾れるように精一杯努めます」と語り、白本は「今日まで大切に色づけしてきたものをみんなで精いっぱいお見せしたいです」と、ついに最終章を迎える本公演への意気込みを語った。続いて、キャストがそれぞれの質問に回答。本作の見どころを聞かれると、木津は「思い描いている理想や夢、目的を沢山感じられる、人間味のある作品」と作品の魅力に加え、激しいアクションシーンが見どころのひとつとなる本作について、「熱量が高い中で、お客さんに何を感じてもらうか。僕たちは何を届けられるのかを模索していきたいです」と答えた。そして、「第1弾の公演から1年が経過した今、成長したこと」を聞かれた白本は「前作の佐切やキャラクターのセリフを振り返っていく中で、自分の毎日と照らし合わせて痛感することが多かった。前作を経て、自分の感受性が豊かになった」と振り返った。続いて、今回からの新キャストとなる佐奈は、「役作りや稽古で難しかったこと」を尋ねられると、「新キャストなので、稽古前から田淵さんとの関係性を深められるかなと心配していましたが、優しく、受け入れ態勢をつくってくださったので、すぐ馴染むことができました」と笑顔で語り、「桐馬との関係性を重視しすぎて、他のキャストさんとの仲を深めるのが難しかったです(笑)」と周囲の笑いを誘った。田淵が演じる亜左弔兵衛の弟、山田浅ェ門 桐馬は、弔兵衛と桐馬は死罪人と執行人というだけでなく、兄弟という間柄。演じてみて絆を感じたエピソードを聞かれると、「稽古中、とあるシーンで手を差し出したところ、(本来ならそろわないタイミングで)同時に佐奈さんも同じポーズで手を差し出していたことがあり、その時は兄弟を超えて双子みたいだなぁと思いました」と稽古中のほほえましいエピソードを語った。そして、今回から“神仙郷”への上陸者として新たに登場した山田浅ェ門 殊現を演じる小南は、カンパニーの雰囲気や稽古での印象的なエピソードを聞かれると、「人見知りの自分を巻き込んで皆さんが仲良くしてくださり、だからこそ前作から熱く紡いでいける作品なんだ」と、カンパニーの仲の良さに驚いたとのこと。また、「山田浅ェ門 十禾役の松田岳さんのアドリブシーンも見どころ」と同じく新登場となる松田への注目ポイントも明かした。今回は、天仙を佐々木・立道のふたりで演じ、天仙の“陰と陽”の側面をふたりで表現していることが、本公演の大きな魅力のひとつ。「天仙をふたりで演じる上で苦労した点」を尋ねられると、立道は「パフォーマンスをシンメトリーになるように揃えたり、セリフを揃えたりするのは初めての経験だったのですが、それが楽しくもあり、本番をお客様に見ていただくのが楽しみです」と同じ役を演じるからこその難しさを語った。そして、同じく天仙役の佐々木は「天仙の注目ポイント」を聞かれると、「天仙のセリフの割り振りを自分たちで考えたりするのですが、立道さんから言い回しの大変な方を“ひでさん(佐々木)お願いします”と頼まれました(笑)」と裏話を暴露。他にも「衣装もかなり変わるのでそこにも是非注目してください」と天仙の見どころを明かした。最後に木津は、「前作からご覧いただいたお客様も、今回初めていらっしゃる方も皆様同じように楽しめる作品になったと思います。板の上を全力で駆け回っているので、前のめりになって見ていただけると嬉しいです。是非ご期待ください!」と前作より大幅に増えた殺陣やアクションシーンを含め、これから来場する観客に向けてメッセージを送った。<公演情報>舞台『地獄楽 -終の章-』原作:『地獄楽』賀来ゆうじ(集英社 ジャンプ コミックス刊)演出:加古臨王脚本:Spacenoid Writers’ Room(月森葵、野ノ栖千晶、会沢青)【出演】画眉丸:木津つばさ山田浅ェ門 佐切:白本彩奈亜左 弔兵衛:佐奈宏紀山田浅ェ門 桐馬:田淵累生杠:太田夢莉山田浅ェ門 士遠:中村太郎ヌルガイ:吉浜あずさ民谷 巌鉄斎:郷本直也山田浅ェ門 付知:宮崎湧山田浅ェ門 殊現:小南光司山田浅ェ門 十禾:松田岳シジャ:櫻井圭登メイ:澤田理央・高乘蒼葉(Wキャスト)天仙:佐々木喜英・立道梨緒奈【アンサンブル】藤原儀輝 / 小林聖尚 / 福島悠介 / 小川丈瑠桝原華奈 / 市川絵美 / 岡本真友 / 山田美貴 / 中込萌 / 中野紗耶可 / 岩見柾孝※片伯部浩正さんは脚の怪我のため、岩見柾孝さんにキャスト変更となりました。※出演者は変更になる可能性がございます。2024年2月15日(木)~2月18日(日) 東京・シアター10102024年2月20日(火)~2月25日(日) 大阪・クールジャパンパークTTホールチケット情報:()公式サイト:賀来ゆうじ/集英社・エイベックスピクチャーズ
2024年02月16日2月11日(日・祝) 東京芸術劇場 プレイハウスにて『インヘリタンス-継承-』が開幕し、併せて初日開幕コメントと舞台写真が公開された。2015年から18年のニューヨークを舞台に、1980年代のエイズ流行初期を生きた60代、HIVとともに生きる30代・20代の3世代のゲイの人々を描いた本作。作者のマシュー・ロペスは、本作でラテン系の作家として初めてトニー賞ベストプレイ賞を受賞した。2月12日には公演にあわせて初来日し、ポストパフォーマンストークを開催した。また、2月18日(日) 13:00公演では、出演者の福士誠治・田中俊介・新原泰佑・山路和弘によるポストパフォーマンストークも決定。さらに、カーテンコールの最後に撮影タイムを設けることも発表された。<キャストコメント>■福士誠治 / エリック・グラス 役とうとう開幕の日がやって参ります!この作品との出会い、そして観に来てくれるお客さんとの出会いを楽しみに素敵な作品作りを目指して来ました。みなさんの人生の6時間半を「インヘリタンス」にくださってありがとうございます。心揺さぶる瞬間をどうぞお楽しみに!劇場でお待ちしております。■田中俊介 / トビー・ダーリング 役いよいよ明日開幕します。開幕が刻一刻と迫ってくる中、この日を迎えるのが怖かった。正直6時間半の大作への挑戦に怖気付いている自分がいました。でも今は皆様に観ていただける喜びで満ちています。それは演出の熊林さんを筆頭に、心強いキャスト、スタッフの皆さんのおかげです。今作は人間の醜さも美しさも弱さも強さも詰まった壮大な愛の物語です。劇場で皆様にお会い出来るのを楽しみにしています。■新原泰佑 / アダム 役・レオ 役(二役)濃密で充実した稽古の毎日を経て、 ようやく皆様にお披露目出来る日を迎えられてとても嬉しく思っています。時代背景やLGBTQ+についての講義から始まり 台本と睨み合いながら、奮闘する時間は全員でひとつの大きな樹を育てていくようでした。 前後篇6時間半の大作、期待以上のものを感じていただけると思います。ユーモア溢れるシーンも沢山散りばめられていますので ぜひ笑って感動して感情のジェットコースターを味わってみてください。■篠井英介 / ウォルター 役・モーガン 役(二役)数々ある演劇。どれを観ましょう?さて、私達のこの日本初演を見逃す手はありません。歴史に残るこの舞台を見届けて下さい!お待ち申し上げます。■山路和弘 / ヘンリー・ウィルコックス 役「こんな緊張する舞台は初めて!」そりゃそうだろ、あたしだってねえ!45年以上やってるけど初めてさ、こんな緊張する舞台!舞台稽古なのに、緊張で口が回らなかったりする。皆んなアンテナ張りっぱなしの舞台稽古。やってくれたな熊林〜っ!さあ、やるか6時間。何?えっ?7時間?!■麻実れい / マーガレット 役インヘリタンス……熊林さん演出の舞台に参加する事になり初日前に思う事……マーガレットとの出会い演劇の神様の贈り物今、この役と出会い、向き合い、会話し、この年で原点に戻れたような気がします。一回一回を大切に、最後までと思っています。素敵な仲間たちと共に。<公演情報>『インヘリタンス-継承-』作:マシュー・ロペスE・M・フォースターの小説『ハワーズ・エンド』に着想を得る。訳:早船歌江子ドラマターグ:田丸一宏演出:熊林弘高【出演】福士誠治田中俊介新原泰佑柾木玲弥百瀬朔野村祐希佐藤峻輔久具巨林山本直寛山森大輔岩瀬亮篠井英介/山路和弘/(後篇のみ)麻実れい東京公演:2月11日(日)~24日(土) 東京芸術劇場 プレイハウス大阪公演:3月2日(土) 前篇12:00 後篇17:00 森ノ宮ピロティホール北九州公演:3月9日(土) 前篇13:00 後篇18:00 J:COM北九州芸術劇場 中劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年02月13日2月10日(土) シアタートラムにて舞台『う蝕』が開幕し、初日コメントと舞台写真が公開された。本公演は、劇作家の横山拓也と劇作家・演出家の瀬戸山美咲がタッグを組んだ作品で、坂東龍汰、近藤公園、綱啓永、正名僕蔵、新納慎也、相島一之の6名が、とある島で、島のあちこちを陥没させ、多くの人を飲み込んだ「う蝕(しょく)」の犠牲者の身元判明のために集められた歯科医師たちを演じる不条理劇となっている。瀬戸山は横山の戯曲の魅力について、「とても解決しづらい問題をど真ん中に置き、それについて人間ドラマが展開していくことだと思うのですが、瞬間瞬間の会話自体がスリリングで、人を引き込む力がある」と語る。そこで今作は、そうした横山の創り出すスリリングな会話劇に特化した作品づくりを目指すことに決まり、シーン自体がセリフだけで進んでいくような展開の立案から、不条理劇という手法へとたどり着いた。横山は「今回は劇作家として、構成というか形というものに向かう色気みたいなものを排除して、徹底的に会話させることで面白いものができるのかなとイメージしています」と語っている。ストーリーは、横山が取材を進める中で印象的だったエピソード 「震災後の焼け野原で、身元不明の遺体の中に立つ男がいる、彼は歯の手術痕から身元の特定を試み続けた実在の医師である……」をベースに置き、さらにはフランツ・カフカ、サミュエル・ベケット、別役実の作品をモチーフの参考として創作された。<初日コメント>【作】横山拓也僕がこの作品を書いているときに一番「不条理」に感じたことは、登場人物の歴史が全然見えてこないところでした。本当にこの人たちはここに存在するのだろうか……。手がかりの少ない人物たちに命を吹き込んでくれた6名の俳優の皆さん、ありがとうございました。そして、能登半島地震を受け、台本に大きく手を入れさせてもらうことなりましたが、改稿作業に粘り強く付き合って、上演にまで漕ぎ着けてくれた演出の瀬戸山さんにも心から感謝しています。現実と作品の距離を的確に見つめながら、ちゃんとエンターテインメントになっているのがすごいです。【演出】瀬戸山美咲俳優の皆さんと、横山さんの意欲的な戯曲を探検してきました。少し不思議で少し残酷で少し優しい横山さんの世界。たくさんの鉱脈をみんなで見つけることができたと思います。現実の出来事に心を寄せながら、自分たちの立つ場所を確認してつくってきました。初日を迎えた今、演劇だから語れることがあると改めて感じています。わかると面白い、わからないことも面白い、そんな作品になったと思います。個性際立つ俳優の皆さんの競演をじっくりお楽しみください。【出演】坂東龍汰無事に今日を迎えられたことにまず感謝をしています。こんなにもお芝居のことを考え戯曲と向き合った日々はありませんでした。素敵なキャストとスタッフの皆様に支えてもらいここまで来れたと思っています。真剣に心を使ってお芝居をしています。それが見てくださる方に伝わるように一生懸命頑張りますので千秋楽までよろしくお願いします。ワクワクを絶やさずに!【出演】近藤公園「あぁでもない、こーでもない!」と、皆で作品と格闘する日々は本当に濃密で、「これぞ演劇!」と何度も胸が熱くなりました。この時期に、この不条理を抱えた作品を上演するにはその熱量が必要不可欠だったと思えるし、そのがむしゃらになって作り上げた演劇には、“何かしら”の力が宿っていると信じています。日々、この作品に込められた“何かしら”を観客の皆様に手渡すように、舞台に立てたらと思っています。【出演】綱啓永無事に初日を迎えられて、今はワクワクと安堵の気持ちで一杯です。稽古初日から最後まで、僕にとって本当に贅沢すぎる時間で、本当にここまでの充実を噛み締めています。横山さんにあて書きして頂き、瀬戸山さんの丁寧な演出により出来上がった剣持を、最後まで魂込めて演じます。カンパニーの皆様、ファンの皆様、そして劇場で観劇してくださる皆様への感謝を忘れずに、千穐楽まで突っ走ります。男6人で男臭く創り上げる『う蝕』の世界。この戯曲をこのタイミングでやる意味をしっかり心に秘めて、観劇してくださった方へ何か大事なモノを受け取ってもらえたら幸いです。『う蝕』宜しくお願いします!【出演】正名僕蔵いかがでしたでしょうか……?と、ご来場の皆様お一人お一人にご感想もしくはご意見を根掘り葉掘りお聞きしたい……、そんな心境です。いかがでしたでしょうか……?もちろん主語は“わたしは”ではなく、“われわれは”です。横山さんが書かれた台詞のひとつひとつを、瀬戸山さんを中心にみんなでディスカッションを重ねながら形にしていくなかで、今回、いち役者の範疇を越えてこの作品に関わった、そんなところがあります。だからでしょうか、お客様に対しても何か範疇を越えて関わりたい、そんな心境です。鬱陶しいやもしれませんが。いかがでしたでしょうか……?【出演】新納慎也日々テレビという箱に映るリアルな瓦礫の山。舞台上の箱が開くとそこは瓦礫の山に見える。リアルなのかどうかわからない箱の中の虚構の世界。僕たちはこの箱の中の虚構の世界からリアルを伝える。図らずもこのタイミングで上演することになった作品ですが、今だからこそ観客の皆様にビビッドに感じていただけることも多いと思います。初日の幕が開き、お客様が何をどう感じてくださるのか不安もありますが、僕は今だからこそ演劇に出来ることを信じて、日々繊細に演じていきたいと思います。被災地に想いを寄せて。【出演】 相島一之演劇を作ることの大変さと面白さ、そして演劇とは一人ではなくみんなで作るものなんだということを改めて実感させてもらった稽古期間でした。僕らが稽古場で立ち上げた一本のお芝居が、劇場でお客さんの前で演じられてようやく演劇として完成します。思いおこせばコロナ禍のもと無観客でお芝居をするという本来あるべきではない姿の演劇もありました。だからこそこうしてみなさまに観ていただけることの喜びを噛み締めています。トラムならではの濃密な空間を僕らと一緒に楽しんでいただけたら幸いです。本日はありがとうございました。<公演情報>『う蝕』作:横山拓也演出:瀬戸山美咲出演:坂東龍汰 近藤公園 綱啓永/正名僕蔵 新納慎也/相島一之※当初よりあらすじが一部変更となっています。詳細は公演公式サイトにてご確認ください。東京公演:2024年2月10日(土) ~3月3日(日) シアタートラム兵庫公演:2024年3月9日(土)・10日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール愛知公演:2024年3月16日(土) Niterra 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールチケット情報:()公式サイト:
2024年02月12日映画『Firebird ファイアバード』の公開初日舞台挨拶が、2月9日東京・新宿ピカデリーにて開催され、W主演のトム・プライヤー、オレグ・ザゴロドニーと、ペーテル・レバネ監督が登壇。さらに、小原ブラスがゲスト登壇し、3人の来日と映画の公開を祝った。本作は、ロシアの無名俳優セルゲイ・フェティソフが書き遺した回想録『ロマンについての物語』を基にし、冷戦時代のソ連占領下のエストニアを舞台に、2人の青年の秘められた愛を描いた物語。ペット・ショップ・ボーイズの「Together」やMobyの「Wait for Me」、BBCワールド制作のライブドキュメンタリー『Robbie Williams:Fans Journey to Tallinn』の監督・プロデューサーとして知られる、エストニア出身のペーテル・レバネが映画化。モスクワで役者になることを夢見る若き二等兵・セルゲイをトム・プライヤー、パイロット将校・ロマンをウクライナ・キーウ出身のオレグ・ザゴロドニーがW主演で演じる。今回、熱烈なオファーを受けてトムとオレグ、レバネ監督が来日。特にオレグは、今も戦火の中にあるウクライナ・キーウ在住で、国外渡航が困難な状況の中での、奇跡の来日となった。満席の会場に笑顔で立ったレバネ監督は、本作の撮影について「ベルリン映画祭に参加したときに、知り合いからセルゲイの自伝を薦められて読んだのですが、涙が流れて止まらなかった。これは映画化しなければならない!と突き動かされる気持ちになったんです」と、映画制作のきっかけを話し、「脚本を書き始めたころに、ハリウッドの友達のプロデューサーから主役に合う人がいると、トムを紹介されたんです。トムが一緒に脚本に参加してくれて二人三脚で2年がかりで書き上げ、その後オレグと会うことができました」と、経緯を明かす。映画化の話を聞いたトムは「僕の好きな要素がたくさん入っている話だと感じました。元々、軍部を背景にしたものが好きだったこと、冷戦時代にも興味があったので面白そうだなと。そして、愛の本質とは、性質とは何なのかを描いていたので、ぜひ参加したいと思いました」と当初を振り返り、「色んな困難、壁を乗り越えて愛に突き進む人物を描いているところも魅力でした」と作品への想いを吐露。一方で、オレグは「監督が素晴らしい人物を脚本で描いてくれて、僕もとても演じがいがありました。真の愛の物語を描いているこの作品に参加できたことをとても嬉しく思っています」と笑顔を見せた。本作は、2021年、エストニアでLGBTQ映画として初めて一般劇場公開され、大ヒットを記録。本作のメッセージが大きな反響を呼び、公開から2年後の2023年3月には国会で同性婚法案が議決され、2024年1月に施行された。本作がその原動力となったことに、レバネ監督は「そもそも映画は、他者の視点を通して物事を見るというもの。社会を少しでも変えることができる力強いメディアなのではないかと思っています。共感を呼び起こす装置だと私は信じていて、この映画がエストニアで社会に影響を与えた。LGBTQに関しては、マジョリティーの皆さんにとっては大した話ではないかもしれませんが、少数派のマイノリティーの人たちにとっては人生の幸福度が大きく変わる出来事になったと思います。こうした法整備がなされたことで、私も社会の一員として認められ、私も他者と平等なのだと感じました。社会が総合的にハッピーになることはいいことですね」と真摯に語った。また、トムは撮影前にモデルとなったセルゲイ本人に会ったそうだが、「本作の脚本にも参加できたことは僕にとって素晴らしい体験でした。そして主人公のセルゲイ本人に会えたことも大きな体験でした」とし、「セルゲイは、それまで抱いていた印象と違い、とても陽気で人生を謳歌しているようなポジティブ思考の方でした。ストーリーのバッググラウンドはダークで脅威がはびこる世界なのですが、そんな中でも自分の信念を曲げることなく、愛は全てを乗り越えるということを見せてくれる人でした。書面で読んだだけではわからないんですね。本人に会って伝わってくるものがある。彼と会って役へのアプローチも変わっていきました」と述懐し、本人との出会いにより、より深く役を理解していった様子。ここで、ロシア出身のタレント・小原ブラスが登場し、3人に花束を贈った。自身もゲイであることを公言しており、独特な視点を活かしたコメントで幅広い層から支持を集める小原だが、一足先に本作を鑑賞した感想を「僕は最初にこのポスターを見て、めっちゃカッコいい人が出てるわ~と思って、良からぬ考えで観た気がするんです」と話し、会場の笑いを誘いつつ、「でもね、最初はソ連時代の迫害があったりしてちょっと重たいなと思っていたんだけど、後半になるとガラッと変わって、現代でも通じるような話になっていって、急に近くに感じたんです。良からぬ気持ちで観ようと思っている方も、最後は感動するから、そのつもりで!」と声をかけた。小原の言葉に大ウケする3人。レバネ監督は「良からぬ気持ちになるのもわかります(笑)」と同意しながらも、「それに加えて、非常に美しさと苦悩がせめぎ合っているような映画になっているのかも」と分析。小原は「ゲイとかLGBTQを扱った映画は、どうしてもロマンチックに描く方向もあったり、迫害されたり、その辛い気持ちの部分を描くことがあるけれど、僕が観ると必ずしも主演の2人に全部は同意できない部分もあるんです。自分とは違うなとか……筋が通ってへんとちゃう?とか。でも、それが人間。ゲイの当事者が観たらちょっと肩の荷が下りるような映画にもなっていると思います」と、正直な気持ちを口にした。さらに、MCから「登壇者の3人のうち、誰と一番恋に落ちたい?」と聞かれると、「監督やな」と即答。「僕ね、イケメンも凄く好きなんですけど、監督もイケメンですが、やっぱり権力が好きなんです。作品とは真逆なコメントになるんやけど(笑)」と言い、会場を沸かせ、トムとオレグも大爆笑し、満員の会場一体が和やかな雰囲気で舞台挨拶は終了した。<作品情報>『Firebird ファイアバード』公開中公式HP: PRODUCTION LIMITED MMXXI. ALL RIGHTS RESERVED / ReallyLikeFilms
2024年02月10日舞台『モンスター・コールズ』が本日2024年2月10日(土)より東京・PARCO劇場で開幕する。開幕を控えた9日(金)、プレスコールと初日前会見が行われた。原作は、アメリカの作家パトリック・ネスによる小説。パトリックがシヴォーン・ダウドの遺したメモに自由な発想で肉付けして書き、ジム・ケイによる挿絵が付けられた小説で、英国で最も権威ある児童文学賞と言われるカーネギー賞(現・カーネギー作家賞)を受賞している。2016年には映画化され(邦題『怪物はささやく』)、’18年には英国のオールド・ヴィック・シアターで舞台版が初演。’19年にはローレンス・オリヴィエ賞で「Best Entertainment and Family」(現:Best Family Show)を受賞し、日本初演を2020年に予定していたが、コロナ禍で中止に。今回、4年のときを経て、満を持して日本で幕を開ける。佐藤勝利「約4年間、いつ上演できるのかなと思いながら、その日を待ち望んでいました」と話すのは、主人公の13歳の少年コナーを演じる佐藤勝利。イギリスの演出家サリー・クックソンをはじめ海外のクリエイターとの創作について「いろいろな違いを感じましたが、その違いがすごく面白くて、チャレンジングなことをしているなと思いましたし、たくさんのことを学びました」と話す。中でも1番の大きな違いとして「スタッフの皆さんもものすごくアーティスト性を重要視しているのではないかなと。一緒に作るのが楽しかったですし、なかなか計画通りにいかないことも多かったと思うんですけど、改めて舞台は芸術のひとつなんだなと感じました。僕も『モンスター・コールズ』のアートの一部になれるように、一生懸命コナーという役を生きられたら」などと語った。山内圭哉複数のロープを絡ませて、イチイの木のモンスターを浮き上がらせる演出。そのモンスター役を演じる山内圭哉は「宙に浮いたり、高足的なものを履いたり、そもそも裸ですし、罰ゲームみたい」と話しつつも、「エアリアルの稽古も非常に丁寧でした。日本だとできるまでやるという根性論になってくると思うんですけど、演出チームの方々はそうではなく、スマートに、必ず日にちをあけて脳が整理するのを待ってくれる。だから不安なく今日まで来ました」と稽古での体験を語った。さらに「いつもみんながやっているお芝居とは違うアンテナをいっぱい立てて演じなくてはいけない作品。イギリスで丁寧にサリーさんはじめチームがつくってきた作品をちゃんと届けたい。お客さんにもいっぱい想像力を使っていただいて、最後はお客さんと一緒に作りたい」と意気込んだ。日本版の舞台を観た、原作者のパトリック・ネスは「鳥肌が立ちました。言葉にならないぐらい感動しました。演技、演出、音楽によってものすごくストーリーに引き込まれました」と感想を述べ、演出家のサリー・クックソンは「この美しいストーリーを通して、私たちとつながってください。原作のパトリックさんから私たちへと手渡され、今度は日本のカンパニーとともに新たな物語を語ろうと思っています。非常に普遍的なストーリーだと思いますので、ぜひご覧いただき、世界観を感じ取ってください」と呼びかけていた。舞台『モンスター・コールズ』初日前会見より、左から)パトリック・ネス、山内圭哉、佐藤勝利、サリー・クックソン上演時間は約2時間35分(休憩20分含む)予定。東京公演は3月3日(日)まで。大阪公演は2024年3月8日(金)〜17日(日)、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演。取材・文・撮影=五月女菜穂<公演情報>『モンスター・コールズ』原作:パトリック・ネス原案:シヴォーン・ダウド演出:サリー・クックソン翻訳:常田景子【出演】佐藤勝利山内圭哉瀬奈じゅん葛山信吾銀粉蝶/半澤友美高橋良輔大津夕陽森川大輝倉知あゆか池田実桜【東京公演】2024年2月10日(土)~3月3日(日)会場:PARCO劇場【大阪公演】2024年3月8日(金)~3月17日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールチケット情報:()公式サイト:
2024年02月10日女優の川口春奈が、9日に都内で行われた映画『身代わり忠臣蔵』(公開中)の公開初日舞台挨拶にムロツヨシ、林遣都、河合勇人監督とともに登壇した。同作は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。○■川口春奈、渋谷で携帯電話を紛失も奇跡的に発見「日本って素晴らしい」ボディラインが際立つ黒のジャンプスーツで登場した川口。ムロの口から「今日の服のテーマはスパイだそうです」と明かされると、「女スパイ! キャッツ・アイ……」と小さな声でつぶやく。司会を務める本多力から「今日(の舞台挨拶)は『キャッツ・アイ』じゃないですよ」と正されると、「違いますよ? やめてください!」と素早く切り返し、笑いを誘っていた。また、「一世一代のミッションだったという経験は?」という質問をぶつけられると、川口は「私、昔渋谷で携帯を落としたことがあって……」とエピソードを披露。「その日はいろんなところに行っていたので、『あぁ終わった……』と思った。全部行ったところを探したんですけどなくて。渋谷駅の隣に交番あるじゃないですか? そこにダメもとで行ったら、届いていて! 日本って素晴らしいなと思いました」と明かした。
2024年02月09日映画『身代わり忠臣蔵』(公開中)の公開初日舞台挨拶が9日に都内で行われ、ムロツヨシ、川口春奈、林遣都、河合勇人監督が登壇した。同作は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。○■ムロツヨシ、本多力の迷MCに翻弄される『身代わり忠臣蔵』舞台挨拶ムロは冒頭の挨拶で「まず最初に私ごとで恐縮ですが……」と切り出し、「昨日、2年ぶりに髪を染めまして、黒にしたらすごく恥ずかしくて……」と照れた表情を見せる。さらに報道陣に対して「申し訳ございません。写真を撮って下さっている方、(髪の毛を指し)ここにモザイクをかけて記事はお願いいたします。モザイクをかけたほうがヒット数も上がるかもしれません!」と語りかけ、笑いを誘った。今回の舞台挨拶は、同作にも出演している本多力がMCを担当しており、序盤からムロに「これは台本にない質問なんですが……いま、演技を始めたときの自分になんて声をかけたいですか?」と質問するなど自由な司会ぶりでトークを展開。まさかの質問にムロも「1問目で聞く質問じゃないでしょ(笑)。最後に聞きなよ(笑)」と笑いをこらえられずにいた。その後も終始、独特な雰囲気でイベントを進行した本多は、「最後の質問です。ムロさんへの質問なんですが……」と切り出し、序盤での件を回収するかと思いきや、「もしムロさんが歴史上の人物の身代わりになるなら誰の身代わりになりたいですか?」と台本に書かれた通りの質問をしてしまう。これにはムロも思わず「あなた、最後の質問は“あれ”じゃないの!?」と驚いた表情を見せ、「ここで伏線回収するかと思いきや、伏線捨てたの!?(笑) 自ら台本にないことをぶっこんできて、みんなを困らせておいて! 最後に丸く収めるかと思いきや、台本通りいくんだね!」とツッコミを入れていた。
2024年02月09日俳優の林遣都が、9日に都内で行われた映画『身代わり忠臣蔵』(公開中)の公開初日舞台挨拶にムロツヨシ、川口春奈、河合勇人監督とともに登壇した。同作は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。○■ムロツヨシ、林遣都の第1子出産立ち合いのために尽力「遣都押しで!」撮影で印象的だったことを聞かれた林は「どうしても言いたいことがありまして……ちょうどこの撮影をしていた時期に子供が生まれたんです」と切り出す。「ムロさんと1対1のシーンを撮っている日に、子どもがいつ生まれるか分からない状況で。京都にいたんですが、その日の新幹線に乗れたら立ち合えるかもしれないけど“厳しいかもなぁ”と思っていたときに、ムロさんが監督やスタッフさんに『遣都押しでいこう』と言ってくださって」と、ムロが林の映るシーンを先に撮影しようと働きかけたことを明かす。撮影現場も林を送り出そうと一丸となったそうで「急に現場の士気が見たことのないくらい上がって(笑)。ムロさんも1分1秒でも時間を短縮できるように、待機場所に戻らず現場に立ってくださった。多分他のカットは残っていたと思うんですけど、ムロさんが『行け!』と言ってくださって、出産に立ち合うことができました。生涯忘れられない日になりました。すごい男前な人」と感謝を伝えた。これにムロは「でも、当たり前のことを当たり前に発言し、当たり前に行動に移しただけなんですけど……」とかっこつけて返し、笑いを誘う。改めて「でも一生に一度のことだし、撮影も大事だけど、ぜひ立ち合ってもらいたいですし、もうそろそろお子さんに会いに行かなきゃいけないなと思ってます!」と笑顔を見せていた。また、作品の内容にちなみ、「一世一代のミッションだったという経験は?」という質問に林は、「さっきの話の続きなんですが、子どものへその緒を切った」と回答。「ムロさんのお心遣いがなかったら、僕は切れなかった。だから、僕の子どものへその緒はムロさんが切ったと言っても過言ではないと思っています!」と話し、会場の笑いを誘う。ムロも「過言だよ!! 俺切ってないし、それを過言といいます(笑)」と大爆笑していた。
2024年02月09日ミュージカル「愛の不時着」よりユンサナ(ASTRO)、ジンジン(ASTRO)の初日コメントと舞台写真が到着した。韓国を代表するスタジオドラゴンが制作した「愛の不時着」は、2019年12月に韓国で放送開始後、世界中で人気を博したドラマ。2022年9月に韓国にてミュージカル化された際には、原作ドラマのセリフや象徴的なシーンを忠実に再現しながらも、16部作の膨大なストーリーをミュージカルならではの展開や演出で楽しめると話題になった。日本での上演を望む声が多く上げられる中、ついに待望の日本上演となる。この度解禁された舞台写真では、ドラマでも使用された「偶然のような運命」の曲に乗せて歌われる切ない2組の恋模様が描かれるシーンが捉えられている。さらに、優れた歌唱力を持つ大注目のK-POPアイドル「ASTRO」のユンサナとジンジンから開幕直前のコメントが到着した。キャストコメントリ・ジョンヒョク役 ユンサナ(ASTRO)日本でミュージカルをやれると聞いた時、心がときめきました。ときめき半分、心配半分でしたが、実はこの作品をうまくやれるのかなという心配もありました。でも今は日本での公演を早くやりたいなというワクワクでいっぱいです。リハーサルをやりながらも、足りない部分が多々あったので常に寝る前に台本を読んで寝たり、稽古場で撮影した動画を見て次の日に改善できるように練習したりしています。頑張って準備してきたので、沢山の関心と応援お願いします。時間があったら遊びにきてください!ク・スンジュン役 ジンジン(ASTRO)久しぶりに日本のファンに会えるのと、日本でミュージカルに参加することが初めてなので、緊張と胸騒ぎがしています。以前、日本のステージに立った時に沢山良い思い出があるので、今回もそれを持って帰れるのではと楽しみです。「愛の不時着」はドラマも日本で有名だと聞いたので、多くの方が期待されていると思います。その期待に応えられるように一所懸命準備しているので、沢山の愛を送ってください。沢山来ていただき、一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。ミュージカル「愛の不時着」は2月8日(木)~2月28日(水)有楽町よみうりホールにて上演(韓国語上演、日本語字幕あり)。(シネマカフェ編集部)
2024年02月08日