「インサイドでコントロール」について知りたいことや今話題の「インサイドでコントロール」についての記事をチェック! (1/7)
赤ら顔を優しくカバーミネラルコスメ"レイチェルワイン"を展開する株式会社ウィンフィールドライフリサーチは11月5日より、パウダータイプ・コントロールカラーの新色「グリーン」を、公式オンラインショップ並びに主要ECモールにて発売した。今回の新色「グリーン」は、赤ら顔やニキビ跡などを優しくカバーし、肌のトーンを整えて明るく均一に仕上げるカラーだ。コントロールカラーで肌の色ムラを抑える"レイチェルワイン"のミネラルファンデーションは、肌を素肌のようにナチュラルにカバーすることができる。しかし、目の下のクマや赤み、黄色み、くすみなどの肌悩みには、各悩みに合わせたコントロールカラーを使用するのが効果的。これによって、ファンデーションだけではカバーしきれない色ムラを抑え、肌トーンを均一に仕上げることができる。しかも今回のミネラルコントロールカラーは、重ねづけしても厚塗り感が出にくいパウダータイプ。パウダーコントロールカラーの上からファンデーションを重ねることで、肌悩みをしっかりカバーできる。また、パウダー・ミネラルコントロールカラーは、優しいミネラル成分が主成分で、防腐剤・合成着色料・界面活性剤などを一切使用しない無添加処方。洗顔料で落とすこともでき、敏感肌に悩む多くの人から支持されている。レイチェルワイン ミネラルコントロールカラーベース「グリーン」は、25g、税込1,980円。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年11月09日アニメーション映画『インサイド・ヘッド2』ブルーレイ+DVDセットと4K UHD+ブルーレイセットのリリースを記念して、シンパイとは別の新しい感情“ハージー”登場のシーンを、ボーナス・コンテンツの「未公開シーン:追い込まれるライリー」から公開する。本作は、ディズニー&ピクサーが贈る、頭の中の感情たちを描く『インサイド・ヘッド』の続編。今作ではある日、高校入学という人生の転機を控えたライリーの中に、シンパイ率いる<大人の感情>たちが現れる。入学前、ライリーは交流の場に誘われ、“したことのないゲーム”に参加。このゲームは、それぞれがしたことのないことを言い合い、経験があることを数えていくというルール。周囲が学校をサボるといった“悪いこと”をした経験があるのに対して、何もしたことがない自分に徐々に恥を感じるライリー。その結果、感情をうまく制御できなくなり、さらに恥を重ねた発言をしてしまう、彼女の<恥の連鎖>を表現。一旦は、シンパイとハージーという対となる感情にフォーカスを当てたものの、シンパイをより深く掘り下げることに焦点を当てたと監督のケルシー・マンは語っている。ブルーレイ+DVDセットと4K UHD+ブルーレイセット、デジタル配信(購入)には、今回の「未公開シーン」のほか、監督やスタッフたちが新たな感情たちの誕生秘話を語る「新しい感情たち」や、ライリーの頭の中の保管庫で暮らしている秘密の推しキャラクターに迫る「保管庫の中」などボーナス・コンテンツを収録している。なお、ライリーの心の中に新たな感情を迎え入れることは、いわば当然のことだったというケルシー・マン監督。「シンパイが主要な登場人物になるというアイデアに焦点を絞っていたんだ。それはティーンエイジャーになるにつれて現れ始めるもので、誰もが共感できる。この年頃の私たちの脳で何が起こっているのかについて、早い段階でいろいろ調べたことを覚えている。それが、“レッキングボールが司令部を通り抜け、大勢の作業員が押し寄せて全てを取り壊す”というアイデアが生まれたきっかけだ。それはティーンエイジャーになることのようなものだ。混沌としている」と明かしている。<『インサイド・ヘッド2』商品情報>※通常版『インサイド・ヘッド2』デジタル配信中(購入)11月27日(水)ブルーレイ+DVD セット発売© 2024 Disney/Pixar発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング※4K版『インサイド・ヘッド2』デジタル配信中(購入)11月27日(水)4K UHD+ブルーレイ セット発売© 2024 Disney/Pixar発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年10月23日【長続きするために…】承認欲求をコントロールして彼と長く付き合う秘訣恋愛がなかなか長続きしないあなたへ。もしかすると、あなたの「承認欲求」が原因かもしれません。今回は「承認欲求」をコントロールして幸せをつかむ方法を紹介します。相手への期待値を下げるあなたは恋人に対して期待ばかりしていませんか?「彼への期待が満たされない」と不満を感じることは、よくあることです。しかし、これも過度な欲求の表れの1つといえます。彼への期待を高く持ちすぎず、彼の行動を無意識に評価しないようにしましょう。自分を磨くことに集中する他人の目を、恋愛の成功のバロメーターにしてはいけません。第三者の目を気にして恋愛をすることも、承認欲求の表れといえます。自分が本当に何を求めているのか、どんな関係を築きたいのかを考え…。それに向けて自分自身を磨くことに集中してみるといいでしょう。与える喜びを実感する彼に何を与えられるのかということに目を向けてみませんか?幸せは与えられるだけではなく、与えることからも生まれるものです。積極的に行動を起こすことで、関係性はもっと豊かで満たされたものになります。あなたの心遣いに気づいた彼も、もっとあなたを大切にするでしょう。自分との対話を大切に恋愛を長続きさせるためには、まずは自分を変えることが大切です。今回紹介したポイントを参考に、幸せな恋愛への一歩を踏み出してみてください。(愛カツ編集部)
2024年10月11日『インサイド・ヘッド』シリーズの新作「『インサイド・ヘッド』の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ」が12月11日(水)より独占配信されることが決定。またピート・ドクターが製作総指揮を務める「ウィン or ルーズ」が2025年2月19日(水)より配信されることも分かった。「『インサイド・ヘッド』の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ」はライリーの頭の中にある夢の製作スタジオを舞台に、彼女の夢の秘密に迫る全4話構成のアニメーションシリーズ。ライリーの成長に伴い、夢も大きく変わっていく中で、夢の製作スタジオの名監督ポーラと新たな監督ゼニが協力し、ティーン向けの大ヒット作を生み出す姿が描かれる。解禁となった予告映像では、ヨロコビをはじめとする「インサイド・ヘッド」シリーズのお馴染みの感情たちが登場。夢の撮影前にしっかりと発声練習をするヨロコビの姿も描かれているなど、モキュメンタリーならではの魅力もたっぷり。夢の製作スタジオには脚本家たちの部屋やセット、特殊効果を担当する技術チームもあり、まるで映画の製作スタジオのような世界が広がっている。また、ピクサーのCCOピート・ドクターが製作総指揮を務めるオリジナル・アニメーションシリーズ「ウィン or ルーズ」は、中学生男女混合ソフトボールチーム「ピクルス」の決勝戦までの1週間を描く全8話構成のシリーズである。ピート・ドクターは、「『インサイド・ヘッド』の世界からのすばらしいコンテンツが、ファンのみなさんを長くお待たせすることなくお届けできることにワクワクしています。「『インサイド・ヘッド』の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ」は第1作で私たちが大好きだったライリーの夢づくりをさらに掘り下げ、ジョークと楽しさの宝庫を提供してくれます。そして『ウィン or ルーズ』は、大胆で想像力豊かなストーリーテリング、大爆笑のユーモア、そして誰もが共感できるキャラクターという、私たちのピクサー・アニメーション・スタジオのすばらしさをお見せできる、初の試みとなる大型のテントポール・シリーズだと考えています」とコメントしている。「『インサイド・ヘッド』の世界より:ライリーの夢の製作スタジオ」は12月11日(水)より、「ウィン or ルーズ」は 2025年2月19日(水)よりディズニープラスにて独占配信。(シネマカフェ編集部)
2024年10月10日ディズニー&ピクサーより、Disney+で配信予定の『インサイド・ヘッド』のスピンオフ作品「Dream Productions(原題)」と、ドラマシリーズ「WIN OR LOSE」の2作品の紹介映像が公開された。「Dream Productions(原題)」は、『インサイド・ヘッド』の主人公ライリーの頭の中にある、夢を作り出すスタジオ「ドリーム・プロダクションズ」に焦点を当てる。紹介映像では同スタジオ内のライターズ・ルーム、セット、「司令部」にダメ出しを受けながら夢を作りあげるプロセスが描かれている。全4話のリミテッドシリーズで、アメリカでは12月11日配信開始予定。ファンは「絶対に配信初日に観る!」「4話じゃ足りないよ!」「素敵なクリスマスプレゼントになる。ありがとう」と喜んでいる様子だ。「WIN OR LOSE」はピクサー初のオリジナル長編アニメーションシリーズ。ピクサーのこれまでのテレビ番組は、既存の映画をベースにした作品だった。リトルリーグの大会までの期間に、8人の異なるキャラクターがどんなことを感じているかを8話で描く。紹介映像ではチームのコーチが子どもたちに向かって「多くの人たちが我々のチームを甘く見ている。だからね、時には自分たちで尊敬を勝ち取る必要があるんだ!」と鼓舞するシーンが見られる。アメリカでは2025年2月19日配信開始予定。(賀来比呂美)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年09月25日脱恋愛依存!!感情コントロールのコツとは?恋をしていると、つい相手に依存してしまうことありますよね。しかし恋愛において、自分の気持ちを上手にコントロールすることも必要です。そこで、恋愛依存を脱するために役立つ感情コントロール法を紹介します。自分だけの時間を楽しむ常に相手のことばかり考えていると、相手にとっても負担になりがちです。そんなときは、自分だけの時間を楽しむことが大切!友達とのお出かけ、欲しいものがあればショッピングもおすすめです。「相手のために時間を使うのはもったいない」と思うくらいでちょうどいいかもしれません。信頼できる人と話す彼との関係に悩むと、日常生活にも影響が出がちです。そんなときは、信頼できる人と話すことで解決の糸口を見つけましょう。友人や家族との時間を持つことが、心の重荷を少し軽くすることに繋がります。自分1人では気づかない感情や解決策に気づけるかもしれません。考えすぎることをやめる恋愛では、彼の気持ちが掴めずに不安になることも少なくありません。そんなときは、考えすぎをやめてみることも1つの方法です。外出して新しい空気を吸うことで、物事を冷静に考えられるかも…。直感を信じて感情を動かすことから始めてみてください。よりいい恋愛のために恋愛において、感情を上手にコントロールすることが大切です。自分の気持ちを理解した行動を心掛ければ、より充実した恋愛ができるようになります。(愛カツ編集部)
2024年09月13日ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』が、公開28日間で興行収入40億円を突破した。本作は、2015年公開の前作『インサイド・ヘッド』の続編。思春期を迎えた主人公ライリーの頭の中で繰り広げられる感情たちの物語が描かれる。公開から約1か月で40億円を超える興行収入を記録した本作。2024年の洋画作品の中で最速のペースとなっている。さらに、アメリカ以外の国や地域での興行収入が10億ドルを突破したのは、アニメーション作品では史上初の快挙。作品の評価も高く、SNSでは「大人泣きした」「思春期を体験してきた大人に向けての映画だった」などの感想が多く寄せられている。子どもから大人まで幅広い層に支持され、リピーターも多いという。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月30日8月16日(金)、17日(土)、18日(日) の全国映画動員ランキングは、『インサイド・ヘッド2』が2週続けて1位に輝いた。そして、2位と3位も先週と変わらず『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』と『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ユアネクスト』が順位を守り、久しぶりにTOP3に変動のない週となった。4位には、公開6週目の『キングダム 大将軍の帰還』が先週よりひとつ順位を上げ、反対に『怪盗グルーのミニオン超変身』が5位へと後退した。6位には、公開27週目の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』がランクイン。8月18日には、本作最後のイベントとなる舞台挨拶が全国で一斉に上映された。7位は今週唯一の新作『フォールガイ』が登場。1980年代に米ABCで放送されたTVドラマ『俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ』を、デヴィッド・リーチ監督が映画化したアクション。一線から退いたスタントマンが、復帰現場で再会した元恋人に失踪した俳優の捜索を依頼される。主演は『バービー』のライアン・ゴズリング。共演はエミリー・ブラント、アーロン・テイラー=ジョンソンら。今週はそのほか、公開90週目の『THE FIRST SLAM DUNK』が再びランクイン。『劇場版ハイキュー!!』同様、8月13日より復活上映がスタートした影響と思われる。今週は『ラストマイル』『恋を知らない僕たちは』『モンキーマン』『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season 第2章』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『インサイド・ヘッド2』2位『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』3位『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ユアネクスト』4位『キングダム 大将軍の帰還』5位『怪盗グルーのミニオン超変身』6位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』7位『フォールガイ』8位『デッドプール&ウルヴァリン』9位『THE FIRST SLAM DUNK』10位『あのコはだぁれ?』
2024年08月19日ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』より2つの動画が解禁された。アニメーション映画史上最高の世界興収を記録した本作。これまで首位だった『アナと雪の女王2』を超え、世界興収ランキング全体でもトップ10入りを果たす快挙となった。この度、キャラクター・アート・ディレクターの村山佳子がイイナーを描くタイムラプス映像が解禁。小さな体で背伸びして、いつも誰かを羨む感情・イイナーの魅力的な姿が描かれている。イイナーのビジュアルの可愛らしさにはSNS上でも話題に。そんな愛されているキャラクターを真っ白な色紙にスラスラと描きあげていく村山氏だが、自身がデザインしたイイナーについて「イイナーは小さくてかわいいんですけど、実は『あれが欲しい!』っていう闘争心がメラメラ燃えているという二面性があるところが好きです」と、キャラクターの魅力を語っている。イイナーの一番の特徴でもある大きくてキラキラした目は、くるくると変わるイイナーの表情をさらに豊かにしている。村山氏はそんなイイナーの目について、「イイナー(Envy)の元の言葉はインヴィディア(invidia)という“目”に関する言葉だったので、目をキラキラに強調しました」とデザインの裏側を明かしている。また、日本版声優の花澤香菜によるイイナーのアフレコ映像も公開。可愛らしくも毒のある台詞を熱演する様子が映し出されている。イイナーの役割は“小さな身体で背伸びして、いつも誰かを羨むこと”。他人の良いところ、素晴らしい点を見つける才能を担うキャラクターでもある。ライリーが仲良しの友達や憧れの先輩と過ごす中で起きた出来事に対してイイナーは、「うわあ!その髪“イイナー”!」と大きな目を輝かせて他人を羨んだり、「嫉妬させちゃった。ごめんね~」と可愛らしくも自信たっぷりに毒づいたりする。“嫉妬”という感情から他人を気にするイイナーに「いちいち気にし過ぎじゃない?」とダリィが口をはさむと、「べ~!」と小さな舌を出してぷんぷん拗ねる姿も映し出されており、感情の特性を表現されながら可愛らしさは満点。花澤は、そんなイイナーを声だけでなく、表情や手振りもつけながら熱演している。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月14日現在公開中のディズニー&ピクサー映画『インサイド・ヘッド2』が、8月12日までで累計動員数156万2982人、累計興行収入20億41万9600円を記録したことが分かった。2週目を迎えた週末の9日~11日は、動員数39万815人を記録し、週末動員ランキングでNo.1を獲得。さらに、2024年の洋画作品最速の公開12日間(前夜祭興行を除く)で興行収入20億円突破は、『怪盗グルーのミニオン超変身』の14日間を上回る記録。世界興収は、現在までに15億9447万2085ドル(約2349億円)を突破し、『トップガン マーヴェリック』や『アベンジャーズ』を超え、世界興行収入ランキング全体でトップ10入りと、記録を更新し続けている(※世界興行収入は8/12 付け Box office mojo調べ/1ドル 147.34円計算)。世代や年齢を問わず、幅広い客層が本作を楽しんでおり、全世界で歴史的な大ヒットとなっている背景には、どんな人の中にも広がっている感情たちの世界を舞台にしており、性別や年齢、国籍を問わず、大きな共感と感動を呼ぶ作品になっていることも理由の一つ。三木孝浩監督は「“自分のネガティブな感情とどう向き合っていくか”という物語。ネガティブな感情をなきものにせず、ネガも大事な自分の一部なんだよ、とちゃんと見せてくれるのがすばらしい」と絶賛したほか、「歳を重ねていく中で色々な経験を積んでいくからこそ、感情は複雑になっていく。でもその時は自分の頭の中でこの子達が一生懸命動いてるんだなって想像したら、その気持ちも小さくなるかも!って思うとなんでも楽しめそう」(前田敦子)、「幸せな気持ちになりたい人、是非観て欲しい。自分を好きになりたい人、絶対に観て欲しい」(風間俊介)ほか著名人も本作へメッセージを寄せている。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月13日8月9日(金)、10日(土)、11日(日) の全国映画動員ランキングは、『インサイド・ヘッド2』が新作を抑え1位に輝いた。2位は、初登場の『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』がランクイン。臼井儀人の原作漫画を基に1992年からTVアニメが放送され、幅広い世代に愛されてきた『クレヨンしんちゃん』の劇場版・第31弾。しんのすけたちが、恐竜をよみがえらせたことで世界中を驚かせたテーマパークに招待され、謎の恐竜と夏休みを過ごしていく。監督は、『デュエル・マスターズ』シリーズの佐々木忍。声の出演は小林由美子ら。先週1位に輝いた『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ユアネクスト』は、2ランクダウンで3位に。『怪盗グルーのミニオン超変身』と『キングダム 大将軍の帰還』もひとつ後退してそれぞれ4位と5位となった。6位には『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』が初登場。2022年にTVアニメ化された、はまじあき原作の4コマ漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』を、スクリーン用に再編集した劇場版総集編・後編。ギターを愛し、家でひとりで演奏する日々を送っていた孤独な少女が、バンドに加入したことをきっかけに、文化祭での演奏を目指す。監督は斎藤圭一郎。声の出演は青山吉能、鈴代紗弓、水野朔、長谷川育美ら。今週は、そのほかに8位に新作『ブルーピリオド』がランクイン。マンガ大賞2020に輝いた山口つばさの同名コミックを、萩原健太郎監督が映画化。1枚の絵をきっかけに美術の世界を志し、美術大学を目指す高校生とライバルを描く。主演の眞栄田郷敦は役作りとして半年以上の絵画練習を行った。共演は高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりら。キャスト陣が描いた絵をはじめ、400枚を超える絵画が作品を彩る。今週は『フォールガイ』『劇場版 アナウンサーたちの戦争』『侍タイムスリッパー』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『インサイド・ヘッド2』2位『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』3位『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ユアネクスト』4位『怪盗グルーのミニオン超変身』5位『キングダム 大将軍の帰還』6位『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』7位『デッドプール&ウルヴァリン』8位『ブルーピリオド』9位『もしも徳川家康が総理大臣になったら』10位『あのコはだぁれ?』
2024年08月13日アニメーション映画として歴代1位の世界興収を更新し、日本でも大ヒットしているディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』の公開記念舞台挨拶が8月12日(月・祝)、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。誰の脳内にも広がる“感情たち”の世界が舞台となった、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞作『インサイド・ヘッド』の続編。思春期を迎えた少女・ライリーに新たな感情たちが姿を現し、思わぬ感情の嵐が巻き起こる。舞台挨拶には、本作から新たに登場する大人の感情“シンパイ”役の多部未華子、同じく初登場する大人の感情“ハズカシ”役のマヂカルラブリー村上、前作から成長した主人公で、頑張り屋さんの女の子・ライリー役を務める横溝菜帆、そして、ライリーの推しキャラである犬のブルーフィー役を担当した武内駿輔が出席。2024年洋画No.1のオープニング記録を達成したお祝いに、“ヨロコビ”のくす玉が割られた。配給のウォルト・ディズニー・ジャパンによると、8月11日の時点で観客動員137万4654人、興行収入17億5992万3160円を記録。多部はイベント前日に、家族と一緒に映画館で本作を鑑賞したといい、「みんなとても楽しんでいましたし、周りのお客様も楽しんでいらっしゃる様子が見受けられた」と、本作の反響を報告し「夏休みは『インサイド・ヘッド2』のTシャツを着て、ディズニーランドに行きたい。もっと広めていければ」と、自らプロモーションを買って出た。村上は「妻が見に行って、見終わってからは、若干優しくなっているので、僕もうちで過ごしやすい」と明かし、「相方の野田(野田クリスタル)って言うヤツにも早く見てもらって、まっとうな人間らしい素敵な人に成長してほしい」とコメント。横溝も「家族や友だち、周りの人たちが見てくれて、素敵な作品に出合えて良かったねと言ってくれる」と笑顔で語った。武内は『アナと雪の女王2』で、オラフ役を担当しており、「ディズニー作品が、ディズニー作品を(興行成績で)超えていく。ディズニー作品に関わらせていただく者として、非常にありがたい評価だなと思う。これからも、どんどん広がればいいなと思います」と誇らしげだった。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月12日女優の多部未華子が12日、都内で行われた映画『インサイド・ヘッド2』公開御礼舞台挨拶に、横溝菜帆、マヂカルラブリーの村上、武内駿輔と共に出席。子供と一緒に作品を観たものの、多部が演じたシンパイの感情と違うキャラクターを気に入ったことを明かしていた。本作は、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』などのディズニー&ピクサーが贈る人気アニメーション『インサイド・ヘッド』の続編。思春期を迎えた主人公のライリーが、大人の感情を持ったことで起こるさまざまな出来事に対峙する姿を描く。8月1日に全国公開された本作は、公開から4日間のオープニング興収で動員57万2752人を記録し、2024年洋画ナンバー1を記録。8月11日現在、動員137万人、興収17億5992万円を超える大ヒットを記録しているが、多部も昨日家族で劇場に映画を観に行ったというと「(家族も)とても楽しんでいましたし、他に観に来ている方々も楽しんでいる様子が見受けられて良かったなと思いました」と感想を述べる。映画終了後、多部は子供に「何のキャラクターが好きだった?」と聞くと「イイナーとムカムカ」と回答したことを明かす。続けて多部は「(自身が演じた)シンパイとは言ってくれなかったんですよね」とややさみしそうな表情を浮かべていたが、会場を見渡し「シンパイのぬいぐるみを持っている方もいてうれしい。演じるとき愛くるしいと思ってくれたらいいなと思っていたので……」と笑顔を見せていた。また、いつもモジモジしているハズカシを演じたマヂカルラブリー村上は「妻が観に行ってくれました」と報告すると「この作品を観て少し優しくなった気がします。人として成長してくれたのかも」と映画の効果を述べる。しかし一方で、相方である野田クリスタルは「まだ観ていないと思います。観ていたらもう少し素敵な人になっていると思うので。彼は変な人なので、映画を観てもらってまっとうな人になってほしい」と呼び掛けていた。また「シリーズ2作を通じて登場した感情以外に、自分が持っている感情は?」という質問に多部は「ゾクゾク」と回答すると「今年は夏休みをしっかり取ろうと思っているので、どんな楽しいことが待っているのか、震えるぐらい楽しみなんです」と満面の笑みを浮かべる。司会者から「どんなことをするんですか?」と聞かれた多部は「インサイド・ヘッドのTシャツを着てディズニーランドに行きたい!しっかり宣伝します」と意気揚々と語っていた。
2024年08月12日ディズニー&ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド2』より“方言スペシャル映像”が解禁された。アニメーション映画史上最高の興収記録を樹立し、世界各地で大きな盛り上がりを見せている本作。日本でも8月1日に公開されると、公開4日間(7月31日の前夜祭興行を含む)の動員数は57万2752人を記録し、2024年洋画No.1のオープニング記録を達成している。そんな旋風を巻き起こしている本作より、あるワンシーンを、11種類の方言で表現した“方言スペシャル映像”が解禁。本編中のワンシーンのセリフが11の方言に次々と変化していくというもので、大阪の関西弁から始まり愛知、石川、青森、福島、岡山、宮崎、熊本、沖縄、北海道、福岡と日本列島の北から南までの方言を繋いだものとなっている。どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした、誰もが共感できる本作。今回、日本全国の人々に本作をより「自分の物語」として身近に感じてもらうために、日本各地の方言でアフレコしたスペシャル映像が企画された。音声はプロモーション用として各地域で録音されたもので、劇場公開の本編とは声優および使用されているセリフは異なる。本編シーンはライリーが親友のブリー、グレイスと一緒にアイスホッケーのキャンプに向かう車中。親友たちが何か隠していると疑うムカムカの発言から、それが自分と同じ学校には進まないことだと知り動揺するライリーとライリーの頭の中の感情たち、またライリーにそのことを気づかれたと心配するブリーやグレイスの頭の中の感情たちの様子が描かれる。隠しごとをめぐる友人とのやり取りや頭の中の感情たちの混乱に、思わず“あるある”と共感するユーモアたっぷりなシーンとなっている。方言スペシャル映像は、各方言ならではのイントネーションや抑揚がセリフにぴったりとハマっており、何度でも見返したくなる映像に仕上がっている。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月08日ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』の吹替版が、ディズニーとしては初めて無料アプリ「HELLO! MOVIE」に対応したバリアフリー上映で全国の劇場にて上映されることになった。『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』など、数々の心温まる感動の物語を贈り届けてきたディズニー&ピクサー。世界中が共感でき、深く感動できる物語が高く評価され、制作スタジオとしてアカデミー賞長編アニメーション賞を最多受賞しているピクサーが新たに贈り出すのは、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界を舞台にした本作。公開4日間(7月31日の前夜祭興行を含む)の観客動員数は57万2,752人を記録し、2024年洋画No.1のオープニング記録を達成し累計興行収入は7億3,692万2,780円に。さらに世界興行収入は15億5,506万2,246ドル(約2323億円)を超え、世界興行収入ランキング全体でトップ10入りを果たす歴史的快挙を達成している(※8月4日付けBox office mojo調べ/1ドル149.41円計算)。また、「HELLO! MOVIE」は「映画を、みんなで。」をテーマに、映画の字幕と音声ガイドが楽しめる無料アプリ。耳のきこえない方やきこえにくい方はスマートフォンやタブレット端末に「HELLO! MOVIE」をインストール、音声ガイドデータをダウンロードすることで対象作品を上映している全ての上映劇場、上映回で音声ガイド付きで映画を楽しめる。なお、「HELLO! MOVIE」は字幕ガイドの機能も提供しているが、今回は洋画で、字幕上映があるため音声ガイドのみの提供となっている。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。バリアフリー上映は8月8日(木)より全国にて開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月06日現在公開中のアニメーション映画『インサイド・ヘッド2』より、ヨロコビたちが司令部から追放される超重要な本編シーンが公開された。週末動員ランキングが洋画No.1となる大ヒットスタートを切った本作。多部未華子、大竹しのぶらが参加した日本語吹き替え版も好評で、シンパイが初登場するシーンの吹替映像が公式SNSにアップされると、コメント欄には日本語のほか、世界中から絶賛コメントが寄せられ、いいね数も71万超え。ほかにも、「多部ちゃん声優うますぎ!!絶対言われないとわからない。本当に上手だった!」、「前作に続いて声優陣の演技すごかったなぁ。多部未華子ちゃんの吹き替えが個人的に凄い刺さった」など鑑賞者からの感想もたくさん寄せられている。そんな話題の本作から到着したのは、ライリーの幸せを子どものころから見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリといった感情たちが、頭の中の司令部から追いやられてしまうシーンの吹き替え版。新キャラ・シンパイは、大好きなライリーのために、今後起こりうる様々な未来を想像して計画を立てるのだが、そこで辿り着いたのは、“ヨロコビたちを追放すること”だった。ヨロコビやカナシミ、イカリらが司令部からいなくなってしまうことで、ライリーはそれらの感情を失ってしまい、将来のことを不安に思って親友とすれ違ってしまったり、新しい高校にいる憧れの先輩と仲良くしたいのに空回りしてしまったり、誰かと比べて落ち込んだりと自分を責めてしまう。大人になると、ヨロコビは失われてしまうのか?そうした深いメッセージを描く上で超重要なシーンとなっている。なお、2週目の先着入場者プレゼントは、「感情あふれるスマホステッカー」に決定した。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月05日『アナと雪の女王2』を抜き去り、アニメーション映画歴代No.1のヒット作となったディズニー&ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド2』。人間の頭の中の“感情たち”の奮闘ぶりを描き、第88回アカデミー賞最優秀長編アニメ映画賞に輝いた『インサイド・ヘッド』(2015年)の続編となる本作では、主人公・ライリーが思春期を迎えたことにより、頭の中の感情のコントロールルームにも新たな複雑な感情たちが登場する。前作で監督を務めた天才ピート・ドクター(本作ではエグゼクティブ・プロデューサーを務める)からバトンを受け取り、本作で初めて長編映画監督を務めたケルシー・マン、プロデューサーのマーク・ニールセンが、いかにして世界中の人々の心を掴んだこの大ヒット作が完成に至ったのかを語ってくれた。「等身大の13歳の視点」今のティーンエイジャーの意見を参考に――本作では思春期を迎えた主人公・ライリーの姿が描かれていますが、マン監督はこれまでも「自分を受け入れ、愛すること」が本作のテーマであるとおっしゃっていました。マン監督:その通りです。この映画は10代になると出てくる感情を描いていますが、私自身が10代の頃、どうだったか? と思い返した時にすぐに浮かんできたのが、当時抱いていた「自分は(いまのままでは)充分じゃない」という気持ちでした。10代というのは、自分の評価がすごく厳しくなる時期であり、自分のことを外側から見るようになる年代でもあると思います。また他人が自分をどう見ているのか? ということもすごく気になるようにもなりますよね。それまでは、周りの人に面倒を見てもらっていたけど、自分で自分のことをしなくてはいけなくなり、大人になっていく中で、社会に自分がフィットしているのかが気になってきます。人間は社会的動物なので「周りにフィットしていないと生きていけない」という気持ちになり、「自分は社会にフィットしているのか?」「どう思われているのか?」と心配になるわけですね。でも、それが行き過ぎると、自分に厳しくなり過ぎてしまいます。そうしたことがこの映画に出てきますが、もう少し自分に対して優しくして、自分を受け入れようということをこの映画は語っています。ケルシー・マン監督――今回の物語に関して、どのようなプロセスを経てこのようなストーリーになったのでしょうか? 初期段階からの変遷なども含めて教えてください。マン監督:曲がりくねった道を進み、時に引き返したりもしながら、エピソードを削ったり、加えたり、より良い物語にするために様々な紆余曲折を経て、ここまで来ました。ニールセン氏:最初のバージョンではライリーはアイスホッケーをやっていなくて、単に友達のグループとのやり取りがあるだけだったんですけど、それを見て「やっぱりアイスホッケーがないと寂しいよね?」という話になったんです。マン監督:そうだったね。10代になると、いろんなプレッシャーを感じて大変になってくるけど、そのプレッシャーをSchool Talent Show(日本で言う学芸会のような催し)で感じるのはどうだろうか? とも考えたんですけど「でも、ライリーはもともとアイスホッケー選手だったよね?」と。小さい頃からスポーツをやっていると、いろんな仲間ができるけど、10代になると、そうした仲間の存在を越えてチームをつくるということも起こるので、そういう物語もいいかもしれないという話になりました。ニールセン氏:この映画はすごく複雑な構成になっていて、ライリーの頭の中と外といろんな世界が描かれています。ある時点で、あまりにも材料が多すぎるから、もう少し少なくした方がいいんじゃないか? という話になり、映画の中に出てくる“信念の泉”のエピソードを5回目のスクリーニングの段階で削ったんです。でも「やっぱりあった方がいい」となって、6回目のスクリーニングでもう一度、復活させました。そんなことの繰り返しでしたね。――劇中で描かれるライリーの言動は、いわば“思春期あるある”であり、多くの観客が「私もこうだった」と感じると思います。具体的なエピソードはどうやって集めたんでしょうか?マン監督:いろんな経験のエピソードが必要で、まずは自分たちの経験を基に考えました。10代の頃って忘れがたい思い出がたくさんありますよね。もちろん、私たちだけでなく、いろんなスタッフからも話を聞きました。ストーリーチームの半数は女性でしたが、彼女たちも自分たちが学生の頃のことを思い出しながら、物語をつくっていきました。とはいえ、私たちはもう13歳ではないですし、僕もマークもティーンエイジャーの子を持つ父親ではあるんですけど、やっぱりいまの等身大の13歳の視点がほしいということになりました。マーク・ニールセンプロデューサーニールセン氏:そこで実際に13歳から16歳の女の子たち9人を集めて、制作期間の3年にわたって、スクリーニングに参加してもらったんです。ZOOMミーティングで、スクリーニングを観てどうだったか? 共感できたか? ライリーと周囲の女の子たちの関係性を自分の周りにもあるものとして感じたか? そういうことをリサーチしました。私たちは、彼女たちを“ライリーのクルー”と名付けたんですが、リアリティを追求する上で、彼女たちによるフィードバックは非常に重要なものとなりました。多くの人に響く作品は「努力して、もがいてつくる…」――本作に限らず、多くの人を魅了し、感動させる作品をつくる上で大切にしていることはどんなことですか?マン監督:私の映像作家として仕事は「観客の感情を呼び起こすこと」だと思っています。僕自身、映画を見に行った時、映画から呼び起こされる感情に自分を浸らせるんですが、そこであまり感じるものがないという場合は、その映画があまりうまく機能していないということですし、最悪の場合、退屈してしまうこともあります。自分が映画をつくる時、観る人のどんな感情を呼び起こしたいのか? ということを考えるようにしています。ある意味で、私は(『インサイド・ヘッド』の感情たちのように)みなさんの頭の中にある感情の制御装置を操作しようとしているわけですね。もちろん、良い方向にね(笑)。――言葉も文化も違う世界中の人たちに届く作品を制作するというのは、決して簡単なことではなく、大変な苦労もあるかと思います。ニールセン氏:YES(笑)。ピクサーの作品は、平均して4年もの苦難の期間を経て制作され、完成に至るわけですけど、つくっている自分たち、そして観客の方々にも共鳴する作品をつくろうとすれば、それだけの時間が必要になります。そのために何度も何度もつくり直すんですけど、最初の段階の話は……。マン監督:ひどいものだよね(笑)?ニールセン氏:そうだね(笑)。そこから、練っては壊して、また練って…というのを繰り返して、最終的に自分たちも観客のみなさんも共感できるものをつくり上げていくんですけど、そのためには時間もかかるし、才能あふれる多くのピクサーのスタッフ陣と協力体制をもって進めていくわけです。努力して、もがいて、誰しもが人間としての根っこの部分で響くものをつくる――と同時に楽しく、娯楽的で、でも意味がある作品にしていくのです。――日本のアニメーション作品に対して、どのような印象をお持ちですか? お気に入り日本の作品などがあれば教えてください。マン監督:日本のアニメは大好きですし、17歳の息子は、いつも私の知らなかったアニメをいろいろと教えてくれるんです。「呪術廻戦」や「ヴィンランド・サガ」は息子から教えてもらったんだけど、大好きです。もちろん、宮崎駿監督によるジブリ作品も毎回素晴らしいですね。ニールセン氏:ジブリとピクサーは長年にわたって良い関係を保ってきましたし、宮崎さんがピクサーのスタジオを訪れて、作品を上映し、Q&Aセッションをしたこともありました。マン監督:この『インサイド・ヘッド2』のプロモーションツアーの最終到着地が日本だということは最高だし、この後、バカンスに入るんだけど、今回は家族も一緒に来ていて、仕事が終わったらアニメショップを巡っていろいろ収集するつもりです!アメリカではアニメと言うと、どうしても“子ども向け”の作品だと受け取られがちなんですけど、日本では子どもが楽しめるだけでなく、大人にも真面目に受け取ってもらえて、非常に複雑なことを扱っていると思います。それはまた、ピクサーがやろうとしていることでもあります。私たちは、子どもだけでなくあらゆる人たちに作品を楽しんでもらいたいと思っています。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月03日8月1日に公開されたアニメーション映画『インサイド・ヘッド2』が、前夜祭興行を含めた初日の観客動員数173,738人、興行収入200,926,430円を記録したことが分かった。この数字は、『デッドプール&ウルヴァリン』や『怪盗グルーのミニオン超変身』を超える、2024年公開洋画No.1の初日興行。さらに、本作の世界興行収入が15億2388万9769ドル(約2276億円)を超え、『トップガン マーヴェリック』や『アベンジャーズ』を抜き、世界興行収入ランキング全体でトップ10入りを果たした(※8/2 付けBox office mojo調べ/1ドル 149.41円計算)。また、各レビューサイトでも軒並み高評価を獲得。SNS上では、「今年観た映画のなかでベスト級です!」「共感するシーンが盛りだくさんで、この先の人生躓いた時に何度でも見たくなる映画でした」「自分を少し好きになれる、文句なしの超大傑作!」「涙腺どうしたのってくらいずっと涙止まらなくて、本当に素晴らしかった」「めちゃくちゃライリーに感情移入しちゃって思わず涙でてしまいました 前向きに人生について考えられるようになる映画だと思いました」など絶賛の声が寄せられている。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月02日ディズニー&ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド2』が日本での公開をスタートした。ピクサーといえば『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』など傑作を次々に発表する世界屈指のスタジオで、前作『インサイド・ヘッド』の監督も務めたピート・ドクターが現在、スタジオの創作のトップ=チーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めている。彼は本作では“会社のお偉いさん”として指示をしたり、名義だけを貸したりするのではなく、監督を務めたケルシー・マンらと「一緒に歩みながら作品づくりに参加した」という。ドクターに話を聞いた。ピクサーの長い歴史には決して欠かすことのできない創作者たちが何人かいるが、ピート・ドクターもそのひとりだ。彼は『トイ・ストーリー』ではストーリーとキャラクター開発に携わり、『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』を監督。成長して変化していく自身の娘を見て“彼女の頭の中では一体、何が起こっているんだろう?”と思ったことから監督作『インサイド・ヘッド』が誕生した。その後、彼は人間の生きる意味や人生の素晴らしさを描いた『ソウルフル・ワールド』を発表。『インサイド・ヘッド』で得た気づきや、想いをさらに深化させた傑作だ。「確かにふたつの作品は似たところがありますね。『インサイド・ヘッド』は内側について描いた物語で、『ソウルフル・ワールド』はもっと外側に意識をむけて“より大きな人生の目的”だったり、“人生のあとに来るものは何か?”について描きました。いまこうして改めて振り返ると、“生きることの意味”みたいなテーマを掘り下げるアニメーション映画をつくれたことが奇跡だったと思いますね(笑)。こういう仕事をしていると、小さな子供たちや家族みんなで楽しめる作品を求められることが多いけど、あの映画では実存主義的なテーマを扱ったわけだから」彼の監督作ではないが『インサイド・ヘッド2』もまた『インサイド・ヘッド』『ソウルフル・ワールド』の延長線上にある。「人生のそれぞれの段階で重要な問題は変わってくると思うんです。『ソウルフル・ワールド』のような“生きることの意味”を考える映画は若い頃にはつくろうとすら考えなかったと思うんです(笑)。若い頃は自分の人生だとか存在について考えることもなかったし、当時は好きな人が自分のことを好きでいてくれるかな? みたいなことを考えていた(笑)『インサイド・ヘッド2』の主人公ライリーの年代は思春期で、自分が社会だったり周囲にうまくフィットしているのか? 自分が間違った行動をしていないか? 適切なことを言えているのか? が何よりも重要な時期だと思うんです」この年代の感情を描く作品をつくるために、彼は長年にわたってピクサーのストーリー部門で活躍してきたケルシー・マンに声をかけた。「僕は自分で続編をつくるつもりはなかったのですが、もし続編をつくるとしたら、楽しくてユーモアのある映画でなければならないことはわかっていました。ケルシーの仕事をずっと見てきましたが、彼はユーモアのセンスがあって、努力をおしまない人なので、彼が監督にピッタリだと思ったんです。そこで彼に『もし続編のアイデアがあれば出してほしいけど、無理につくる必要はないので、成立しなければそれはそれで良いと思う』と声をかけました。すると彼が“シンパイ”というアイデアを出してくれた。このキャラクターがいることで、あの年代の誰もが感じる不安とか、自分は適切ではないんじゃないかという気持ちが感じられる。あの瞬間、彼を監督に選んで本当に良かったと思いました」思春期を迎えた女の子ライリーは人生の新たな岐路に立っている。無邪気に過ごした幼少期を過ぎ、彼女の頭の中には新しい感情が芽生えつつある。最悪の未来を想像して過剰に防衛してしまう“シンパイ”や、周囲がうらやましいと思ってしまう“イイナー”、退屈で無気力な気持ちが支配する”ダリィ”など、彼女の頭の中は新たな感情でいっぱい。さらに高校入学を前にライリーは親友とすれ違い、将来への不安、新たな環境への戸惑いなど問題が山積みになる。つまり、彼女の“内側”も“外側”も嵐が吹き荒れるのだ。「このような物語を語る最大の喜びは、抽象的な感情や感覚を、物理的なものとして表現できることにあるんです。物語をつくり、キャラクターとして描けば、抽象的なものにカメラを向けて、キャラクターのやりとりとして描くことができる。『インサイド・ヘッド』シリーズも、口で説明しようとするとすごく複雑に思えるけど、物語にして“相手に見せられる状態”にすると、スルッと理解できてしまう。だから小さな子どもたちも劇中で描かれる信念だったり、将来への不安や心配について知識や経験がなくても、ビジュアルとストーリーで“見られる”状態になっているから共感してもらえると思います」ピクサー作品を作る上で“最も大事な力”とは?とは言え、それを実際に物語にして、キャラクターにして描くのは至難のワザ。ピクサー作品は完成した映画を観ると「ああ、わかる! こんな感情、自分にもある」と思うが、作り手はそれをどうやって表現するのか、ヒントすらない状態から創作をはじめるのだ。“幼い子どもを前に右往左往してしまう親の混乱と、言葉にできないほどの子への愛情”を表現するために、どうするか? 彼らは完全白紙の状態からアイデアを出しては捨て、出しては捨て……をくり返して、赤ちゃんの悲鳴を集めている会社で働くモンスターの物語にたどり着き、『モンスターズ・インク』が生まれた。最初に答えがあるわけではない。「その通りだと思います! 最初から僕たちが“この感情ってこういうことだよね”って出してしまうと、すごい説教くさい映画になってしまうと思うんです(笑)。だから、僕が手がけた映画はすべて何かしらのミステリーから始まるんですね。最初からすべてがわかっているわけではなくて、あそこに陸がある気がするので、船で行ってみよう、みたいなやり方で発見しながら映画をつくっていく。そんな僕たち作り手の感覚や感情が観客のみなさんに伝わることで、ワクワクする映画になるんだと思います」映画づくりは、答えを形にする作業ではなく“答えを探す”旅。監督ではなく、ピクサー全体を束ねる立場になった現在も、ピート・ドクターのマインドは変わらないようだ。「本作では創作のフェーズによって関わり方が変化しました。まず最初は監督のケルシーと一緒に“ストーリーテラー”として同じ理解にたどり着くようにします。そこが達成できたら、僕は場所を空けて、あとはケルシーのチームに委ねるんです。彼らは数ヶ月に一度、物語を持ってきてくれるので僕は“観客の代理”として物語に向き合って、この部分は混乱するな、とか、ここでこんな感情になってほしいのに、そうならないのはなぜだろう? と彼らに返すわけです。そこには僕だけじゃなくてストーリー部門のスタッフもいて、なぜこのストーリーがうまく成立していないのか、みんなで分析していくんです。でも、僕から“こうしなさい”と言うことはありません。それから、この作品だけの特別な事情で言うと、昨年の秋に俳優組合、脚本家組合のストライキがあって、作品を期日までに完成させなければならない、というプレッシャーがすごく高まった時期がありました。そこでこの作品に限って、僕が久しぶりにアニメーターたちと一緒に仕事をしたり、映画の後半3分の1のクリエイションに関わることになりました。それは喜び以外のなにものでもなかったですね。とは言え、本作の監督はケルシー・マンです。僕は彼のことを尊敬しているから、あくまでも一緒に歩みながら作品づくりに参加した、ということです」ピート・ドクターや監督、ピクサーの面々は本作でも“完全に白紙”の状態から創作を開始した。思春期の子の頭の中はどうなっているのだろう? 自分が他人と違うとして、それはどこで決まるのだろう? 数々の疑問と発見、そこで生まれた感情の動きが物語に盛り込まれ、何度も何度も失敗したり、書き直したりしながら『インサイド・ヘッド2』の物語が完成した。ピクサーの旅は続く。彼らが諦めずに何度も物語を書き直し続ける限り、私たちは映画館で忘れられない時間を過ごすことになるだろう。ドクターは笑顔でこう語る。「僕たちに必要なのは、才能ではなく、何があっても最後までやり抜こうとする力です」映画『インサイド・ヘッド2』公開中(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月02日誰の脳内にも広がる“感情たち”の世界が舞台となった、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞作『インサイド・ヘッド』の続編、ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』の初日舞台挨拶が8月1日(木)、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。前作から続投で“カナシミ”の日本版声優を務める大竹しのぶ、本作から新たに登場する大人の感情“シンパイ”役の多部未華子、同じく初登場する大人の感情“ハズカシ”役のマヂカルラブリー村上、前作から成長した主人公で、頑張り屋さんの女の子・ライリー役を務める横溝菜帆が出席した。続編では、思春期を迎えた少女・ライリーに新たな感情たちが姿を現し、思わぬ感情の嵐が巻き起こる。すでに世界中で大ヒットを記録しており、これまで首位だったディズニー・アニメーション・スタジオの『アナと雪の女王2』(14億5400万ドル)を上回り、世界累計興収14億6280万ドルに到達。アニメーション映画として歴代1位の成績をおさめたばかりだ。ヒットの要因は“共感”だと言われており、大竹も「みんなが持っている9つの感情すべてが、喜びのためにある。人間は喜ぶために生まれ、生きているんだと思うと、最後は泣いちゃうんだと思います」としみじみ語った。多部は「ライリーのように、いろんな感情を持って生きているなと感じられる映画。皆さんの心にもバシバシ届くと思います」と本作が投げかける“共感”をアピール。自身が演じる“シンパイ”については、「すべての感情がそうですが、シンパイもライリーを思うがゆえに行動しているし、どの感情も補い合って、ひとりの人間ができていると思うと感動した」と話していた。“共感”については、村上も「僕のあるあるが詰まっていて、僕の思い出が映画になったと思った。僕の物語です!」と本作に超共感した様子。「えっ、村上さんの話ですか?私の話かと思いました」(多部)、「いえっ、私の話です!」(村上)と壇上で火花を散らした。また、横溝も「こんなに、ずっと共感しながら見ることができた映画は初めて」だと語り、「ライリーの中の感情の起伏を、たくさん表現するのが難しかった。成長したライリーは、表情も豊かになっているので、そこも見てほしい」とアピールしていた。舞台挨拶には、小清水亜美(ヨロコビ役)、小松由佳(ムカムカ役)、落合弘治(ビビリ役)、浦山迅(イカリ役)、花澤香菜(イイナー役)が同席した。『インサイド・ヘッド2』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年08月01日女優の多部未華子が1日、都内で行われたディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』の初日舞台挨拶に、大竹しのぶ、横溝菜帆、村上(マヂカルラブリー)、小清水亜美、小松由佳、落合弘治、浦山迅、花澤香菜とともに登壇した。本作は、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界が舞台。主人公の少女ライリーが高校入学という転機を迎え、頭の中で彼女の幸せを子どもの頃から見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの5つの感情たちの前に、新たに4つの大人の感情、シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、感情の嵐が巻き起こる様を描く。大人が共感し「自分の物語だ」「号泣した」などの反響が届いているそうで、ハズカシ役を務める村上が「みなさん自分の物語って思われているんですか? 僕の物語だと思うんですけど。僕のあるあるが詰まっているんですけど、もしかしたらみなさんも一緒なんですか? 私だけのすてきな思い出が映画にと思ったんですけど」とボケて笑いを誘うと、シンパイ役を務める多部も「私もまさか村上さんも…。私の話だと思っていたのでびっくりしちゃいました(笑)」と村上のボケに乗っかって笑顔を見せた。続けて、多部は「冗談はさておき…」とコメントして観客を笑わせつつ、「アフレコ中はいっぱいいっぱいで冷静に見られなかったんですけど、出来上がった作品を見て、まるで自分が経験してきたかのようなお話で、今は大人になりましたけど、ライリーのようにいろんな感情を持って生きているなって。自分のことを見ているかのような映画に出来上がっているなと思うので、みなさんの心にバシバシ届くのではないかなと思っています」と期待を寄せた。また、アフレコ時の思い出を聞かれた多部は「前作も映画館で見たくらい好きな作品でしたし、まさか続編があるんだ、しかも感情が増えるんだ、シンパイをできるんだということで、うれしいよりは緊張が勝っていました」と打ち明け、「あらゆる感情のチームワークを引っかき回すキャラクターなので、一見“ん?”って思われるかもしれないんですけど、なるべくチャーミングに見えるキャラクターになったらいいなという思いでアフレコしました」とこだわりを明かした。そして、最後に締めのコメントを求められると、多部は「この作品に参加させていただけて、とてもうれしかったですし、もっとここで話したいことがたくさんあるんですけど、とにかく今はみなさんに早く見ていただきたいので、我々はすぐ帰ります(笑)」とコメントして笑わせた。
2024年08月01日アニメーション映画史上歴代No.1の世界興収を記録している話題作『インサイド・ヘッド2』より、吹替版の本編映像が解禁された。大ヒットした前作『インサイド・ヘッド』の続編となる本作は、高校入学という人生の転機を迎えるライリーの頭の中で繰り広げられる物語。子どもの頃からライリーの幸せを見守ってきたヨロコビたちの前に大人の感情・シンパイたちが現れ、大波乱が巻き起こる。この度解禁されたのは、多部未華子が吹替版声優を務める<大人の感情>シンパイが、主人公ライリーのために“最悪の未来を想像し、あたふたと準備する”姿を映し出した吹替版本編シーン。ライリーの中に新たに現れたシンパイは、“まだ見えてないものから守り、未来を考えて計画を立てる”こと。シンパイが頭の中の司令部で感情操縦デスクを操作すると、これまでライリーに起こった出来事から分析して今後どうなるかを予測したデータがモニターに映し出される。シンパイが予測したライリーに起こるかもしれない未来は、憧れの先輩に嫌われて、目標にしていたホッケーチームに入れず、入学した高校で友達もできずに独りぼっちで、ライリーの名前は学校の先生しか知らない…という“最悪の未来”だった。こんな風に、なにかを心配しすぎて嫌なことばかりを想像してしまう時、あなたの頭の中でもシンパイが未来についてシミュレーションしているにちがいない。そんなシンパイを抱えたライリーは、将来のことを不安に思って大切な親友とすれ違ってしまったり、新しい高校にいる憧れの先輩と仲良くしたいのに背伸びして空回りしてしまったり、誰かと比べて落ち込んだりと、誰もが経験したことのある感情の嵐に襲われることに…。本作が映画史を塗り替える超特大ヒットとなっている大きな要因のひとつに、“シンパイ”という感情にフォーカスを当てた点があると米タイム紙を始め、多くの海外メディアが分析している。ヨロコビはライリーを前向きで楽しい気持ちにして喜ばせること、カナシミはライリーの悲しい気持ちに寄り添って一緒に悲しむこと、ビビリは危険なものや怖いものからライリーを守ることなど、あなたの中にもいる“感情たち”にはそれぞれ役割がある。世界が大きく混乱する中で、“シンパイ”という感情は国境も世代も越えて誰もが抱えている感情であり、その“シンパイ”にどう向き合うかは、あらゆる人の頭を悩ませる永遠のテーマである。そんなシンパイの役割について、本作を手掛けたケルシー・マン監督は「心配という感情は、手助けをしてくれることもあります。たとえば、『明日は取材の日で、記者がたくさん来て、その人たちの前で舞台に立って話さなければならないから、服にはちゃんとアイロンをかけなくちゃ』と、不安になったりします。それは良いことだったりもするけど、心配が大きくなりすぎてしまうと、心を乗っ取ってしまうことがあるのです」と語っており、人生の転機に立ち“シンパイ”という感情に支配されて感情の混乱に悩み葛藤するライリーの姿に、世界中の大人たちが深く共感しているということが、驚異の大ヒットを支えている。そんなシンパイ役を熱演した多部をはじめ、日本版声優の声が入ったシンパイが初登場するシーンの吹替映像がすでに公式SNSに投稿されて以来、海外から絶賛の声が届いている。先日、来日したピート・ドクターも「Fantastic!本当に最高です!素晴らしかったですね!」と大絶賛するほどだが、実は映像を公開してから公式SNSのコメント欄には日本語はもちろん、英語や中国語、ポルトガル語など世界中からコメントが寄せられ、イイネ数も71万超えと驚異の数字となっている。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月31日ディズニー&ピクサーの映画最新作『インサイド・ヘッド2』がいよいよ明日8月1日(木)から公開になる。本作は、人間の頭の中の感情を描いた作品で、思春期を迎えた女の子ライリーのドラマと彼女の頭の中が描かれるが、物語を動かす最大のアクターは“頭の中”ではなく、彼女の“周囲”にある。年齢を重ね、はじめて社会や周囲を強く意識するようになった彼女を最も揺さぶるものは何か? そして、彼女はどんな感情を見つけていくのか? 監督を務めたケルシー・マンと、プロデューサーのマーク・ニールセンに話を聞いた。人間の頭の中はどうなっているんだろう? 私たちはなぜ喜んだり、悲しくなったりするのだろう? いつまでも覚えている記憶もあれば、すぐに忘れてしまう出来事があるのはなぜだろう? そんな人間の記憶や感情の不思議を、小さな女の子ライリーの頭の中を舞台に描いたのが傑作『インサイド・ヘッド』だ。『モンスターズ・インク』などを手がけたピート・ドクターが自身の娘を見て思いついたストーリーは多くの観客のハートを(そして頭の中を)魅了し、映画は大ヒットを記録した。あれから9年。シリーズの生みの親ピート・ドクターは続編をまったく考えていなかったという。「2019年の年末にピートから声をかけられたんです」とケルシー・マン監督は振り返る。「彼は『僕は続編をつくる気はないけど、みんながインサイド・ヘッドの続編はありなんじゃないかと言うんだ。でも僕にはアイデアがない。君なら何かアイデアを持っているんじゃないかと思って』と言うんです。そこで2020年の1月からプロジェクトがスタートしました」マーク・ニールセン相棒になったのは、プロデューサーのマーク・ニールセンだ。「幸運なことに私は前作でアソシエイト・プロデューサーとしてピートと一緒に仕事をしました。でも時が経ち、ピートは現在、ピクサーの“チーフ・クリエイティブ・オフィサー”として自分で監督するのではなく、才能のある監督たちに新しい映画をつくってもらう役目を担っています。そこでピートがケルシーを続編の監督に選んだのです。私とケルシーはおっしゃる通り、相棒=パートナーだと思います。それぞれが違う強みを持ち寄るわけですね。本作では400人のメンバーで4年間で映画を完成させるチャレンジをしました。ピクサーはキャラクターをデザインした村山佳子さんのような才能あふれるトップクリエイターが揃っているので、彼らとチームを組んでビジョンを決めて一緒に仕事ができるんです。プロデューサーとしてこんなにうれしいことはありません」プロジェクトが始まり、マン監督はチームを結成しアイデア出しを開始した。なお、この段階では続編を本当につくるかどうか決まっていなかったという。「ピートは、僕たちが本当に面白いと思えるストーリーが見つからなければ無理に続編をつくる必要はないのでやめにしても大丈夫、と言っていました。彼は最高のコラボレーターですし、圧倒的な自由を僕にくれました。ですから、本作はオリジナルの作品をつくる気分で、自分のパーソナルな要素を取り入れて映画をつくろうとしたのです。というのも、僕は最初に“映画の続編”の中で自分の好きなもの、映画としてうまくいってるものとそうでないもののリストを書き出してみたんです。そこでわかったのは、良い続編というのは、必ず新しいことをやっていたんです。オリジナルな魅力があり、新しいドアを開くものが良い続編だと。試しにスタジオのメンバーに“良い続編をつくる秘訣はありますか?”と聞いたら『その映画をオリジナル映画だと思えば思うほど良い続編になるよ』と言われました(笑)」(マン監督)本作の主人公ライリーは思春期を迎え、頭の中に新しい感情たちが登場する。最悪の想像をして必要以上に未来に備える“シンパイ”や、周囲の人をうらやましいと思ってしまう“イイナー”など、幼い頃にはなかった感情たちがライリーの頭の中で嵐を巻き起こす。さらにライリーは高校入学前にホッケーキャンプに出かけ、そこで親友たちが同じ学校に進学しないと知って動揺したり、憧れの選手たちの前でアタフタしたりと、自分の中に芽生える感情に翻弄されてしまう。つまり、彼女の頭の中は大混乱だ。ヨロコビら彼女を幼い頃から見守ってきた感情たちは、新しい感情のシンパイによって隔離されてしまい、そのことでライリーはさらに不安定になっていく。「新しくて、前作とは違っていて、広がりがある」この映画の最大のポイントは、物語の舞台が“頭の中”で、そこで起こる出来事がライリーの感情に影響をおよぼしているように思えるが、実はその逆で、ライリーの変化はいつも“外部”からもらたされることだ。誰でも幼い頃は他人のことなんか眼中にない。自分ひとりで夢中で遊んでいると1日が過ぎていく。しかし、年齢を重ねると他人の目が気になる、友達が自分のことをどう思っているのか不安になる。大勢のいる場で失敗したらどうしよう? と思ってしまう。ケルシー・マン監督「そうなんですよ。外の世界が内側の世界に影響を与えるんです」とマン監督は語る。「人間は誰でもそうですし、特に10代になると外の世界の出来事が気になり、自意識が大きくなって、周囲とくらべたり、私のことをどう思っているんだろう? 私のことを好きなのか? 嫌いなのか? つまり、ライリーは自分が友達や仲間、周囲にフィットしているかが気になります。もちろん、彼女の内面の世界にある喜びや心配、恥ずかしさ、怒りも大事ですよね」“頭の中”だけで話が進んで物語が完結すれば、どんな問題が起こったとしても、それは“ひとりで勝手に悩んで、ひとりで勝手に解決して明るくなった人”ということになってしまう。そんな人間が見つけた“自分自身を好きになる方法”など魅力的なはずがない。しかし、本作に登場するライリーは、良い時も悪い時も友達や仲間や周囲と関わり合い、時に予想外の反応に傷ついたり、未熟さから相手に冷たくしてしまったりする。人はいつも誰かと関わっている。誰かの言葉や態度で揺さぶられたり、悲しくなったりする。その一方で、誰かの意外な言葉や行動に助けられたり、笑顔になったりもする。人は頭の中だけで生きているわけじゃない。誰かと触れ合い、ものと触れ合い、陽の光にさえ心が動く。“頭の中”という不思議な世界が舞台のはずの本作が圧倒的に身近で、共感できて、最後には感動してしまう理由はここにある。「この映画にはいろんな側面があるんです。大きく分けるとライリーの“頭の中”と“外の世界”ということになりますが、頭の中には司令部があって、司令部の外部にも世界があって、そこにいる感情たちが二手に分かれて、外の世界でも新たな展開があり……いくつもの要素が絡み合っているんです(笑)。だからこそ、この映画をつくる上で最も大事で、最も難しかったのは、それらのバランスをいかにとるか? ということでした」(マン監督)本作はインサイド・ヘッド=頭の中を描いている。しかし“頭でっかち”な映画ではない。誰もが経験する/してきた出会いや、失敗、動揺、不安、喜び、気恥ずかしさ、感動がつまっていて、頭ではなく心が動く作品だ。そして、前作を愛した人だけでなく、本作から観る人も満足できる“新しい映画”になった。「本作は前作とつながっている部分を描きながらも、新しくて、前作とは違っていて、広がりがある。物語として前作よりも成長しているものを目指しました!」(マン監督)映画『インサイド・ヘッド2』8月1日(木) 公開(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月31日『アナと雪の女王2』を超え、アニメーション映画史上No.1の世界興行収入を記録中の『インサイド・ヘッド2』。本作の主人公ライリーは思春期を迎え、前作から少し大人になった。キャラクター・アート・ディレクターを務めた村山佳子は、ニキビがあったり、歯の矯正をしていたり、成長期で身長がグンと伸びていたりと、少しずつ大人になっていくライリーを描くうえで目指したテーマを明かしている。主人公のライリーは、明るくて元気で、勉強やスポーツにも一生懸命取り組む頑張り屋。しかし、高校入学という人生の転機を控え、新たな壁にも直面していた。ライリーの頭の中で“思春期警報”が鳴り響くとともに<大人の感情>であるシンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れたことで、大好きな親友とすれ違ってしまったり、部活で先輩との関係に悩んだり、誰かと比べて落ち込んだりしてしまう…。本作で、そんな誰もが経験してきた思春期だからこその悩みや葛藤を抱えるライリーを描くために、キャラクター・アート・ディレクターの村山氏は“等身大のティーンエイジャー”を表現することにこだわったそう。村山氏は、「アメリカでライリーの映像が解禁されたときに『ライリーが可愛くなくなった』というコメントをSNSで見かけたんですよ。思春期って顔が大人でもなくて子どもでもなくて、不思議だけどちょっと気まずい感じがありますよね」と語る。「美しいライリーを描くのがゴールではなくて、映画のテーマでもあるような“不完全さ”とか“美しさ”とか“美しくないところ”とか全部含めて、すごくかわいい等身大のティーンエイジャーを描くことを目指しました」と言い、本作のもつ“完璧じゃない自分を受け入れる”というテーマを、主人公であるライリーが体現するようなデザインになっていることを明かしている。さらに、本作を手掛けたケルシー・マン監督は「ライリーは身体も大きく成長しているし、歯列矯正をしていて、ニキビができています。ママより娘の背が高くなったことは我が家でも起きたことで、僕の娘が妻の背を追い越した日は、忘れられない瞬間でした」と、自分の子どもが成長していく姿を参考にしてライリーを作り上げたことを語る。親友との関係に悩んだり、憧れの先輩のようになりたくて背伸びしてしまったりと、本作で描かれるリアルで等身大な“ライリーの物語”は大人になる過程で経験することばかり。そんな本作は世界中で大きな感動を呼んでおり、ピクサー史上最も“優しさに包まれるラスト”が待ち受ける。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月30日公開6週目となる『インサイド・ヘッド2』が、北米で6億100万ドル、海外で8億6100万ドルを稼ぎ出し、世界興行収入が14億ドル6000万ドルを超えた。「Variety」誌が報じた。アニメ映画でこれまで歴代最高だった『アナと雪の女王2』の14億5000万ドルを抜き、トップに躍り出た。(※16億6000万ドルの2019年制作『ライオン・キング』を首位とする考え方もあるが、ディズニーは同作を「超実写版」と銘打っているため、アニメ映画として除外する)歴代映画興収ランキングでは12位の『トップガン マーヴェリック』と僅差で13位に。14位は『アナと雪の女王2』、15位は『バービー』だ。『インサイド・ヘッド2』は日本でまだ公開されていないため、今後さらなるランクアップや記録を更新することも考えられる。制作スタジオのピクサーも、「アニメ映画の歴代トップ」というおめでたいニュースを喜び、Xで報告。「世界中から寄せられている『インサイド・ヘッド2』への愛に感動しています。感情のジェットコースターに私たちと一緒に乗ってくれてありがとう!」という監督のケルシー・マン&プロデューサーのマーク・ニールセンのコメントを紹介している。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)日本公開。(賀来比呂美)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月25日来月公開のアニメーション映画『インサイド・ヘッド2』が、「いい人すぎるよ展」とタッグを組んだ企画展「インサイド・ヘッドすぎるよ展」を全国7都市・8か所にて開催することを決定した。「いい人すぎるよ展」は、「entaku」が企画した「集合写真でいつも中腰な人」、「何注文しても『いいねえ』って言う人」など、日常に潜む愛すべき“いい人”を集めた展覧会。昨年初開催してからSNSで話題に。「やだなー展」や「どっちかといえばこっち展」など、様々な展示会も行われており、海外からも注目を集め、関連動画のSNS上の累計再生回数は3,000万回を超える。そして今回、4月にオープンした東急プラザ原宿「ハラカド」を皮切りに、札幌・東京(新宿)・名古屋・大阪・神戸・福岡・浦添(沖縄)にて「インサイド・ヘッドすぎるよ展」を開催。頑張り屋の主人公・ライリーの頭の中の9つの感情をテーマに、ライリーの幸せを子どものころから見守る感情をモチーフにした「ヨロコビすぎるよ展」、「カナシミすぎるよ展」、「ムカムカすぎるよ展」、「ビビリすぎるよ展」、「イカリすぎるよ展」、新たに登場する大人の感情「シンパイすぎるよ展」、「イイナーすぎるよ展」、「ダリィすぎるよ展」、「ハズカシすぎるよ展」から構成され、誰もが共感できる内容になっているようだ。ライリーの様々な記憶を保管するための思い出ボールに埋め尽くされた展示面には、<「書道とかやってた?」と言われるとき>(ヨロコビすぎるよ展)や<唯一の知人が先に帰るねと言い出した二次会>(シンパイすぎるよ展より)など100個以上の(※一部地域を除く)のそれぞれの感情にまつわる日常のあるあるシチュエーションが並べられ、ライリーの感情や各実施エリアのご当地シチュエーションも展示される。なお、ハラカドでは第1弾として、4階に位置するハラッパにて、本作をはじめ人気ピクサー作品の世界観に浸れる特別装飾やフォトブースを展開中。ハラカドカフェでは、本作にインスパイアされたドリンクやメニューを楽しむことができる。第2弾として「インサイド・ヘッドすぎるよ展」が2階のCOVERで開催され、施設入り口には本作のアートが出迎えてくれる。さらに、「お台場冒険王」にも本作が登場。フジテレビ社屋の大階段には、本作の巨大スペシャルアートが出現し、ライリーや感情キャラクターたちと写真が撮れるスポットとなる。1階のフジテレビ広場には、スペシャルブースも設置され、映画をモチーフにしたインサイド・ヘッドおみくじが登場する。▼「インサイド・ヘッドすぎるよ展」実施日程【北海道】期間:7/27(土)~8/19(月)場所:JR タワー アピアセンターB1「木漏れ日の広場」【名古屋】期間:8/5(月)~8/18(日)場所:地下鉄東山線名古屋駅ビッグウォールボード【東京】期間:7/26(金)~8/1(木)場所:東急プラザ原宿「ハラカド」2F「COVER」【東京】期間:7/29(月)~8/4(日)場所:東京メトロ新宿駅新宿スーパープレミアム【大阪】期間:8/3(土)~8/23(金)場所:天王寺ミオ 本館 10F ミオテラス【神戸】期間:8/1(木)~8/15(木)場所:ミント神戸 2 階吹き抜け特設会場【福岡】期間:7/29(月)~9/23(月・祝)場所:福岡市地下鉄 博多駅のりかえ通路【沖縄】期間:7/27(土)~8/18(日)場所:サンエー浦添西海岸 PARCO CITY 3F・グリーンゾーン特設会場▼「お台場冒険王 2024~人気者にアイ LAND~」映画『インサイド・ヘッド2』スペシャルブース実施期間:7月20日(土)~8月25日(日)37日間営業時間:10:00~18:00(最終入場17:30)実施場所:フジテレビ1階社屋前&大階段▼ハラカド ピクサーフォトスポット展示&ハラカドカフェ『インサイド・ヘッド2』スペシャルドリンク実施期間:7月19日(金)~25日(木)7日間営業時間:11:00~21:00実施場所:ハラカド4F「ハラッパ」&ハラカドカフェ『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月23日『トイ・ストーリー』を始め、数々の大ヒット作を生み出しているディズニー&ピクサーの新作『インサイド・ヘッド2』が8月1日(木)、日本公開される。米アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した2015年の『インサイド・ヘッド』の続編だが、全米はじめ世界各国では6月4日から公開されていて、興行収入がアニメーション映画史上最速となる19日間で10億ドルを突破、歴史的な大ヒットとなっている。老若男女、あるある感でいっぱいになる、この夏いちばんの話題作が登場だ。『インサイド・ヘッド2』ビジネスシーンで使われることばでいえば、感情の「可視化」、または「見える化」、でしょうか。人間の頭のなかの感情を5つのキャラクターにわけて、その“せめぎあい”をドラマにしてしまう。第1作『インサイド・ヘッド』を観たときには、なんて斬新かつ面白い発想なんだ!と驚いたけれど、2作目はそれ以上のアイデアが盛り込まれていて、感動のレベル。前作で小学生だったライリーは、高校入学を控えたティーンエイジャーに成長している。彼女自身は全然気づいていないが、彼女の頭の中にはポジティブな「ヨロコビ」、内気で泣き虫の「カナシミ」、闘争心の塊「イカリ」、嫌い・ダサイものは拒否の「ムカムカ」、何にでもおびえる「ビビリ」がいて、そのキャラクターたちがいつも小競り合いをして、生きてきた。ライリーがふだん明るくポジティブなのは、「ヨロコビ」がヘゲモニーをとっているからだ。このキャラクターたちは、全ての人間が持っているということになっている。ライリーのパパやママにも、少し雰囲気は違うものの、彼らがいる。それぞれ、リーダーがどの感情キャラかによって、泣き虫の人だったり、怒りっぽい人だったりする。キャラクターたちは司令塔に並び、瞬間瞬間でどういう行動をとるかの判断をしているのだ。記憶は、どんな些細なことでも「思い出ボール」に入れ、きちんと整理し保管される。ライリーは思春期。それはつまり、大人の世界にふみだしたということ。感情の世界でも、これまでなかった新しいキャラクターが登場してくる。それらは、最悪の事態を想像し必要以上に準備してしまう「シンパイ」、モジモジしている「ハズカシ」、背伸びしてすぐ誰かを羨む「イイナー」、そして退屈で無気力な「ダリィ」の4キャラ。リーダーシップを発揮しているのは「シンパイ」で、これまでライリーを見守ってきた「ヨロコビ」たちを司令塔から追いだそうと画策する……。なるほど、大人への入り口で感情の大きな部分を占めるのは「シンパイ」か……。わかるなあ。たしかに大人になるにつれ、期待より不安の方が大きくなってくる。自分なんてダメなやつだと卑下し、できる人、かっこいい人を羨んでしまい、時にはもうどうでもいいや、となげやりになる。そんな思春期の感情が、「見える化」されるのだ。映画は、親友ふたりと高校のアイスホッケーチームのトレーニングキャンプに参加したライリーが、直面する様々な葛藤を、感情のキャラクターたちのすったもんだにあわせて描いていく。前作同様、頭のなかをファンタジックで壮大なゲームのように描く、アニメならではのぶっ飛び加減と、誰もが共感できる、あるある感が魅力だ。途中で、おばあちゃんのようなキャラがちらっとでてきて、まだ早いといわれ、そそくさと姿を消すシーンがあるけれど、過去を「懐かしく」振りかえる感情のようで、あれは、『インサイド・ヘッド10』くらいになると中心になるキャラか?これからライリーが直面する、愛とか、恋とかは、誰の担当なんだろうか、それともまた、新しいキャラクターが登場するのだろうか?ライリーのパパのように、いろいろ気をもみつつ、ライリーが自分らしさを持ったすてきな女性になればいいが、と私のなかの「ヨロコビ」と「シンパイ」が強く反応してました。日本語版の声の出演、なんといっても前作同様「カナシミ」を大竹しのぶが、そして新キャラの「シンパイ」を多部未華子が担当しているのが話題。スター声優も多く出演している。文=坂口英明(ぴあ編集部)【ぴあ水先案内から】中谷祐介さん(編集者)「……本作もきっと10年後も誰かが熱烈に語っている、10年経っても思い出してはグッとくる。そんな映画に仕上がっています……」中谷祐介さんの水先案内をもっと見る()(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月22日ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』のケルシー・マン監督、ピート・ドクター(エグゼクティブプロデューサー)、マーク・ニールセン(プロデューサー)、そしてキャラクター・アート・ディレクターを務めた村山佳子が来日し、7月18日(木)に都内でスペシャルイベントが開催。日本版声優を務めた大竹しのぶと多部未華子も駆けつけた。人間の頭の中にいる“感情”たちの奮闘を描く『インサイド・ヘッド』(2015年)の続編となる本作。主人公の少女・ライリーが思春期を迎え、より複雑な新たな感情が頭の中に生まれたことから巻き起こる騒動を描き出す。6月に全米をはじめ各国で公開されると、アニメーション史上世界歴代No.1オープニングとなり、これまでピクサーの作品で首位を守ってきた『インクレディブル・ファミリー』の12億4000万ドルを超えるピクサー作品史上最高の世界興行収入を記録している。ピート・ドクター前作の監督であり、今回はエグゼクティブプロデューサーを務めているピート・ドクターは「前作から9年も経ったなんて嘘みたいです」と語り、9年を経て続編を製作することに決めた経緯について「1作目を製作している時は、集中していたので次のことを考えるようなことは一切なかったけど、公開してから、いろんなひとが『自分にとってすごく意味のある作品だ』という話をたくさんしてくれたんです。しばらく経って、このキャラクターたちとこの世界観で、まだ分かち合えるお話があるんじゃないかと感じて、ケルシーに『何かアイディアはないか』と話したところから始まりました」と明かす。村山佳子村山さんは思春期を迎えたライリー、本作から新たに登場するハズカシ、イイナーなどのキャラクターのデザイン監修を務めたが、「ハズカシは一番体格が大きいけど、一番かわいくて思わずハグしたくなる優しい感じを出しました。ライリーは思春期の、子どもでも大人でもない、不思議なちょっと気まずい感じを等身大の13歳で表現できるようにがんばりました。イイナーは、“嫉妬”という感情はかわいいとは言えないので、見ていてカワイイ、好きと思ってもらえるように工夫しました。目にキラキラを入れると“うらやましい”という感情がちょっとポジティブになり、そこで意図せず日本の表現が出ました」と日本のアニメや漫画からの影響にも言及した。ケルシー・マン監督本作で初めて長編作品を手掛けたマン監督は「これは『自分自身を受け止めよう』という話です。(ライリーの)この年齢になると、自意識が強くなり、自分に厳しくなって、外側から自分を批判したり、新しい感情が出てくるし、他人と比べて良くないと思ったり、自分を責めたりもするけど、最終的に自分を愛することを学んでいく――そんな思いを込めました」と作品に込めたメッセージを明かす。大竹しのぶ多部さんと大竹さんは、それぞれ演じたシンパイとカナシミのカラーの衣装で登場! 前作に続いてカナシミを演じた大竹さんは、「あれから9年も経っていたなんて全く思えず…。今回、声を録音した時も、私の中にキチンとカナシミが生き続けていて、それはとても自然なことで、それだけ印象に残っていた映画でした」と本作への強い思いを口にする。ピート・ドクターと久々の再会を果たしたが、「(劇中のライリーの)成長は2年くらいですけど、それくらいの感覚しかないです。人生があっという間に過ぎてしまってカナシイ…(笑)」とカナシミ役ならではの感想も。多部未華子ピートも大竹さんとの再会を喜びつつ、改めて大竹さん、多部さんによる日本語吹替について、「ファンタスティック! 英語版よりいいかもしれないと思うくらいです」と大絶賛!これには大竹さんは「えぇ―(笑)?」と信じられない様子。多部さんは「声を録った日から今日まで、そして公開されてからも“シンパイ”すると思いますけど、褒めていただいたので、ちょっと調子に乗りたいと思います(笑)」とユーモアたっぷりに語っていた。多部さんは、マン監督に本作ならではの製作の裏話・秘話を質問したが、監督は「ピクサーの作品では、“イースターエッグ”と言われるお楽しみを入れることがあるけど、今回の映画では、前作でも人気のあったビンボン(※ライリーの幼少期のイマジナリーフレンド)がよく見たらどこかにいるかも…」と明かす。この日は、多部さんと大竹さんから来日ゲストにキャラクターを彩った九谷焼の皿をプレゼント。一方、マン監督は前日が誕生日だった大竹さんに、カナシミをイメージしたバラの花束と大竹さんのアフレコ収録様子のを描いた“思い出ボール”をサプライズでプレゼント!大竹さんは「誕生日はそんなに嬉しくないんですけど(笑)、こんなに美しいバラいただいて嬉しいです」とニッコリ。大竹さんは「これからもライリーが成長するとともに作っていってほしい」とさらなる続編の製作への期待を口にしていた。『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月18日アニメーション史上世界歴代No.1オープニング記録を打ち立てたディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』の〈応援サポーター〉に人気ボーイズグループ「INI」(アイ・エヌ・アイ)が就任。「INI」の“感情たち”がぎゅっと詰まった特別映像と、メンバーの“頭の中の感情たち”を描いたピクサー公認イラストも解禁された。日本に先駆け全米はじめ世界各国で6月14日から公開されるや、アニメーション史上歴代No.1オープニングとなる歴史的な大ヒットスタートとなった本作。その勢いは衰えることなく、これまでピクサーの作品で首位を守ってきた『インクレディブル・ファミリー』の12億4000万ドルを超え、ピクサー作品史上最高の世界興行収入を突破。まさに映画史を塗り替える特大ヒットとなっており、旋風を巻き起こしている。◆ピクサー作品の大ファン池崎理人「夢だった!」とヨロコビの声この度、2021年に行われたサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で101人の練習生の中から国民プロデューサーの投票によって選ばれ結成されたグループ「INI」が本作の<応援サポーター>に就任。今回、高校入学という人生の転機を迎え、巻き起こる感情の嵐に悩む主人公・ライリー同様、まさにオーディションが“人生の転機”であり、そのオーディション中にヨロコビ、カナシミなど様々な感情を乗り越え、現在大きな活躍を見せている「INI」は、『インサイド・ヘッド2』のメッセージ「どんな感情も、あなたの宝物になる」を体現しているということで応援サポーターに選ばれた。メンバーの池崎理人は『トイ・ストーリー』をはじめピクサー作品を幼いころから大好きと公言しており、「いつかピクサーに入って働きたいと思っていたぐらいなので、応援サポーターになれたのは嬉しいです。自分の夢だったことに関わらせていただけるので、感動しています」と今回の就任に感極まった様子。メンバーはひと足早く本作を鑑賞しており、後藤威尊は「自分をもっと大切にしてあげたいなって気持ちになりました。『怒る』『イライラする』ってよくない感情だと思っていたから、これまで自分に嘘をつき続けて、人の目を気にして相手に合わせての行動ばかりでした。『自分らしさ』がわからなくなるときもあるけど、どの感情も自分にとって大切なもので、良い自分もダメな自分も受け入れて、愛してあげようと思いました」と感想をコメント。藤牧京介は「シンパイのような感情が多すぎると、視界が狭まってしまうこともある。そういう時は、自分らしさを失っているなと感じます。でも、そういう自分も受け入れつつ、感情と向き合うことで、自分らしさを取り戻せるのかなと思いました」と本作から受け取ったメッセージについて語る。さらに、松田迅は「感動しました。自分たちにとっても通ずるものがあるなと感じました」と語ると、西洸人も「僕も何かにとりかかると没入しちゃう。僕はシンパイの気持ちが凄く分かる」と本作での共感ポイントについて明かした。併せて解禁された特別映像には、高校入学という転機を控えた頑張り屋の少女・ライリーの頭の中で巻き起こる感情の嵐のように、「INI」のこれまで歩んできた軌跡、そして未公開となる映像が「いつも輝いていたい、だけど時に不安になって、感情がぐちゃぐちゃになる。でも大丈夫、どんな感情もいつかきっと宝物になるー」という作品のメッセージと共にエモーショナルに収められている。2022年に行われた「INI」初のアリーナツアー「2022 INI 1ST ARENA LIVE TOUR [BREAK THE CODE] 」と、自身最大規模の全国7都市を巡るアリーナツアー「2023 INI 2ND ARENA LIVE TOUR [READY TO POP!]」のライブ映像、そして5TH SINGLE「TAG ME」などからメンバーのヨロコビやカナシミの感情が溢れ出ている名シーンが紡がれている本映像。それを見た佐野雄大は「自分たちが生きていくうえで感じた感情は、いつか“宝物”になると訴えかけられる映像になっていると思います。また、同じく出会えた仲間も凄く素敵な“宝物”だなって重なる部分もあると思います」とふり返り笑顔を見せた。また、ライリー同様に“人生の転機”の1つであるオーディションの際にどんな感情があったかと聞かれると木村柾哉は「毎回の順位発表では感情が目まぐるしく動いていたなと。順位が上がればヨロコビ。でも、仲間と別れることになってカナシミの気持ちもある。ヨロコビだけでなく、カナシミもあって複雑な感情がライリーに似ているなと感じました」と話すと、田島将吾も「パフォーマンス前はシンパイが襲ってくる。終わるとヨロコビが来る。色んな感情が登場しすぎました」と主人公・ライリーのように頭の中で様々な感情があふれ出していたとも明かしている。◆INIメンバーの“頭の中の感情たち”がキャラクター化さらに「INI」のメンバーの頭の中の感情たちをメンバーカラーの横顔のシルエットに描かれたピクサー公認イラストも解禁。許豊凡は「キャラクターは1人1人がチョイスさせて頂きました。髪型も衣装も最新のシングルを再現されていて嬉しいです!」と、先月リリースされたばかりの6TH SINGLE「THE FRAME」の衣装を着用していることに驚いたと語る。池崎さんは「絵を描くのも好きだし、ピクサーも好きだし幸せです。このイラストは宝物です」とヨロコビ。シンパイ・ビビリ・イイナーを選んだ高塚大夢は「自分を表している。メインのイイナーはキャラクターが自分のメンバーカラー(水色)にマッチしている」と自身に重ねて選んだよう。また藤牧さんはムカムカ・ダリィ・ヨロコビが即決だったそうで「ヨロコビは素直に喜ぶ瞬間が多い、ダリィとムカムカは印象的にあっていると思います。めんどくさがりで、今はこの暑さでムカムカしているので(笑)」と笑いを誘った。<感情キャラクター>・池崎理人ハズカシ・イイナー・ヨロコビ・尾崎匠海ヨロコビ・カナシミ・シンパイ・木村柾哉ビビリ・ダリィ・イイナー・後藤威尊ヨロコビ・イイナー・シンパイ・佐野雄大ビビリ・イイナー・シンパイ・許豊凡ムカムカ・シンパイ・イイナー・高塚大夢シンパイ・ビビリ・イイナー・田島将吾ヨロコビ・イカリ・ハズカシ・西洸人ヨロコビ・カナシミ・ムカムカ・藤牧京介ムカムカ・ヨロコビ・ダリィ・松田迅ヨロコビ・イカリ・ムカムカ『インサイド・ヘッド2』は8月1日(木)より全国にて公開。※池崎理人の崎、正しくは「たつざき」※高塚大夢の高、正しくは「はしごだか」(シネマカフェ編集部)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月16日世界中で大ヒット上映中の『インサイド・ヘッド2』が、ピクサー史上最高の興行収入を記録したことが分かった。6月14日にアメリカで公開されてから約1か月。「Variety」誌によると、『インサイド・ヘッド2』の北米興収は5億4350万ドル、海外興収が7億800万ドルとなり、世界興行収入は12億5000万ドルを突破。これまでピクサーの作品で首位を守ってきた『インクレディブル・ファミリー』の12億4000万ドルを超えた。ピクサー以外のアニメ作品では『アナと雪の女王2』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『アナと雪の女王』に続いて歴代4位。(※2019年の『ライオン・キング』を実写映画として扱い、ランキングから除いた場合)公開直後から絶好調だった『インサイド・ヘッド2』は、公開から3週間経たずして「アニメ映画史上最速で世界興収が10億ドルを超えた作品」としても記録を打ち立てていた。前作から9年ぶりに製作された本作。11歳だった主人公のライリーは高校入学を控えているティーンエイジャーに。思春期真っただ中のライリーの頭の中には新たな感情が出現し…。『インサイド・ヘッド2』の日本公開は8月1日。(賀来比呂美)■関連作品:インサイド・ヘッド2 2024年8月1日より全国にて公開©2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2024年07月11日