俳優・オダギリジョーの長編初監督作が、1月11日にクランクアップを迎え、『ある船頭の話』のタイトルで9月に公開されることが発表された。とある川で、村と町を繋ぐため船頭を続けるトイチ。村人の源三が遊びに来るとき以外は、 黙々と渡し舟を漕ぐ日々を過ごしていた。川上では橋が建設中で、人々は皆完成を心待ちにしている。そんな折、トイチの前に現れる一人の少女。彼女はトイチの人生を大きく変えて行くことになる…。今作で長編初監督デビューを飾るオダギリさんは、本作について「人が生きる上で、便利な物が増えていくのは必然だと思います。しかし同時に、文明の発展の陰で消え行く物も多いのではないでしょうか。便利になっていく一方で失ってしまう大切な何か。資本主義が競争社会を生み出し、いつの間にか変わってしまった『幸せ』の定義。一人の船頭を通して見つめる『本当に人間らしい生き方とは?』美しい日本の原風景を季節と共に切り取り描きたいと思っています」と思いを語っている。本作の主演を務めるのは、日本を代表する名優・柄本明。『石内尋常高等小学校花は散れども』(’08)以来、11年ぶりの主演となる今作では、黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送る船頭のトイチ役を演じる。また、人懐っこい笑顔でトイチのもとに遊びに来る村人・源三役は、『武曲 MUKOKU』で第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞など多数の賞を受賞、その後も『ハナレイ・ベイ』『チワワちゃん』などに出演、また5月には舞台「ハムレット」の出演も控える村上虹郎が演じている。なお、本作には豪華で国際的なスタッフが集結。『ブエノスアイレス』『恋する惑星』、オダギリさん主演『宵闇真珠』でもメガホンをとったクリストファー・ドイルが撮影監督を務めたほか、衣装デザインには『乱』(黒澤明監督)で米アカデミー賞を受賞したワダエミ、アルメニア出身のジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンが映画音楽に初挑戦した。<キャストクランクアップコメント>■柄本明オダギリジョー監督に船頭の役を頂きました。一生懸命演りました。見て頂ければ幸いです。■村上虹郎灼熱の日差しに焼かれながらも、雄大な川の上で柄本さんが漕いてくださる舟にたくさん乗りました。これでもかと言わんばかりの魅力的な集団の一員として、両極の季節を跨ぎ、夏はあの生き物とあんな事をして、冬はただただ寒くて死にそうで。柄本さんとは、この頃作品でお逢いし過ぎて毎度なんだよお前って煙たがられ、この作品でもずっと話しかけている役なのでそろそろ嫌われそうですが、時々話す英語がいきなりすぎたり、急にぽろっと哲学が出てきたり。とても贅沢です。容赦無く移りゆく景色と時間を優美に描くオダギリさんの脚本が、どう彩られているのか。おたのしみに。『ある船頭の話』は9月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年01月30日オダギリジョー(42)主演の「時効警察」シリーズ新作が今年、連続ドラマとしてテレビ朝日系で放送されると1月8日に発表された。同シリーズはオダギリ演じる警察官・霧山修一朗が、助手の麻生久美子(40)演じる三日月しずかとともに“趣味”で時効となった事件を捜査するというコメディミステリーだ。07年の「帰ってきた時効警察」(同局)以来、12年ぶりの新作。各メディアによると作中のキャラクターも12年の歳月を経ており、霧山はFBI出向のため渡米していたが帰国。三日月は結婚と離婚を経験したという設定だという。また各メディアによると、オダギリは同作について「12年も経過して復活する作品なんて、なかなかないと思うので、高齢化したキャスト&スタッフ手を取り合って、前作以上に面白い作品にしたいと思います」とコメント。さらに麻生は「オダギリさん、他のキャスト、スタッフの方々と着実に愛を持って作っていけたらと思っております」と語っているという。ネットでは「時効警察」の復活に期待する声が上がっている。《オダギリさんと麻生さんの絶妙なやりとりがまた見られるのが嬉しい》《オダギリジョーがテレビで見られるのが嬉しい。どんな役もこなすけれどこの霧山もかなりはまっていて、周りのキャストとのあのシュールな絡みがまた見られるのは本当に楽しみ》《もう12年も経っていたとは……楽しみが増えた!》またキャラクターが12年の年月を経ていることに喜ぶ声も、ネットでは上がっている。《12年後のキャラ設定が時効警察らしい面白さ》《12年も時が経てば、そりゃ結婚・離婚してた設定もありですね》《帰ってきてくれたか霧山君と三日月君!!今度こそ、三日月くんには想いを成就させてほしい!!》同作の放送時期は未定だが、その日を楽しみにしたい!
2019年01月08日最高視聴率12.1%を記録した2006年放送のコメディーミステリー「時効警察」が、2019年、連続ドラマとして帰ってくることが分かった。オダギリジョーが主人公・霧山修一朗を演じるほか、助手として麻生久美子も続投する。2006年1月クールの「金曜ナイトドラマ」枠に登場し、“時効成立事件”という特異なものにスポットを当てた、シュールな小ネタ満載の“脱力系コメディーミステリー”「時効警察」。最高視聴率は12.1%、平均視聴率は10.1%を記録し、「第23回ATP賞テレビグランプリ2006ドラマ部門最優秀賞」にも輝いた。翌年の4月クールにはパート2となる「帰ってきた時効警察」を放送し、こちらもヒットを記録した。それから12年。2010年4月に殺人事件の時効が廃止されたいま、今作「時効警察2019」(仮)では、“逃げ切った犯人 VS 時効事件を趣味で捜査する男・霧山”のドラマを描いていくという。新シリーズでは、霧山が出向していたアメリカのFBIから12年ぶりに帰国。再び総武署の“時効管理課”に戻ってきたところからスタート。“時効管理課”の主な仕事は、時効になった事件の資料を検察へと送ることと、その捜査資料の管理だが、殺人など重大事件の時効が廃止されたいま、以前よりもさらに窓際な部署に…。そんな古巣に戻ってきた霧山は、時効を迎えた事件を私的に捜査するという“趣味”を再開。霧山にとって捜査はあくまで趣味なため、対象とする事件は大小様々。たとえ犯人を突き止めたとしても成敗などするわけではなく、自分の推理が正しいことを確かめたい…ただそれだけ。真相を暴かれ真っ青になった犯人をあまり心配させないために、霧山は毎回犯人に一枚のカードを手渡す。それが“誰にも言いませんよカード”だ。劇中には、サスペンス、人間ドラマ、そして笑いと、様々な要素が散りばめられるという本作。シュールでポップ、そしてなんとなくゆるい…心なごむミステリーが展開していく。今作でも、オダギリジョーが主人公・霧山修一朗を演じ、コメディーセンスを爆発させるほか、時効捜査の“助手”三日月しずかを麻生久美子が演じ、再々タッグを組む。「12年も経過して復活する作品なんて、なかなかないと思う」と今回の新シリーズ放送に喜びを示すオダギリさんは、「高齢化したキャスト&スタッフ手を取り合って、前作以上に面白い作品にしたいと思います」と意気込み。また麻生さんも「まさか実現しないと思っていたので、この発表で現実になることに驚きを隠せません」と言い、「オダギリさんとは時効警察でご一緒した頃から長らくお目にかかっておりませんので、少し緊張してしまいそうです。あの頃の様に、いえ、それ以上の作品を目指して、また一緒にお芝居させて頂けることを今からとても楽しみにしております」と撮影が待ち遠しいと話している。「時効警察2019」(仮)は2019年、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年01月08日悩みを抱えていると、つい自分だけの世界に閉じこもりがちですが、そんなときこそ人との出会いで新たな扉が開くもの。そこで、ある少女とひとりの男性が繰り広げる物語を描いた話題作『宵闇真珠(よいやみしんじゅ)』をご紹介します。今回は本作の裏側を探るべく、こちらの方にお話を聞いてきました。それは……。写真・大内香織(アンジェラ・ユン)“アジアン・ビューティ”で注目のアンジェラ・ユン!【映画、ときどき私】 vol. 205現在25歳のアンジェラさんは、CHANELの広告に起用されたり、香港版のELLEで表紙を飾ったりと、モデルとしても幅広く活躍中。今回は、本作を手がけたクリストファー・ドイル監督が何年も探し求めたヒロインに抜擢され注目を集めていますが、出演のきっかけや美しさを保つ秘訣などについて語ってもらいました。―本作への出演は、2016年のオーディションで決まったそうですが、そのときのことを教えてください。アンジェラさん今回のオーディションは、いままで受けたほかのオーディションとは一風変わった雰囲気でした。というのも、演技指導をされることもなく、とりあえずおしゃべりから始まって、「最近は何に関心を持っていますか?」とか、「どういう家庭で育ったんですか?」というような話をずっとしていたんです。最後に少しだけ演技のテストもありましたが、過去に自分が経験してきたオーディションとはかなり違うなというのが第一印象でしたね。実は演技に対する自信はあまりなかった―そこで、手ごたえのようなものを感じていましたか?アンジェラさん自信はまったくなかったです(笑)。オーディションに受かる確率というのは、10回受けて1回受かるかどうか。しかも、大学の時に演技指導をしてもらっていた際には、すごく厳しい先生からダメ出しばかりされていたので、演技に対する自信はあまりありませんでした。ただ、今回は演技力をチェックされるよりも、自分の人生経験や生い立ちを重視されていると感じましたし、監督とも話していて、「自分の力ではどうしようもない社会や人生に対しての無力感」というところでお互いに共感でき、話も合ったので、それがよかったのかなと思いました。―監督もプロデューサーもセリフに頼らない “見る言語” にこだわっていたそうですが、それだけに難しい役どころだったと思います。実際に演じてみていかがでしたか?アンジェラさん「セリフに頼らない表現方法」というのは、私にとってはとてもハードルが高いことでした。全体的に見ても、今回はそこが一番大変なことだったと思います。―そのなかでどうやって役と向き合い、乗り越えていったのですか?アンジェラさん監督から言われていたのは、「何もしなくていい」ということ。つまり、何も演じなくていいから、自分自身で感じて欲しいということでした。なので、海辺で踊っているシーンもどう踊るかを考える必要はなく、とりあえず海を見つめて、風や音をキャッチして自然体で動いていたらOKになったんです。監督にはかなり自由の高い演技を許していただいたと思っています。観客の感覚にいかに刺激を与えられるかが挑戦だった―では、アドリブで演じられたシーンも多かったのでしょうか?アンジェラさん動きのある部分は脚本通りでしたが、心の内面の描写や揺れ動く気持ちを表しているシーンでは、アドリブや現場で思いついたものを演じることはけっこうありました。―そういう意味でも、監督との信頼関係があってこそできた部分は大きかったと思いますが、完成した作品をご覧になったときはどのように感じましたか?アンジェラさんこれまでに演技の勉強をしてきてはいましたが、今回の映画を体験してみて、演技に頼らない作り方でも、芸術性の高いアート作品の場合は、これだけの素晴らしい作品ができあがるんだというのを最初に感じました。観る側の感覚にいかに刺激を与えられるかというのは、自分にとっての大きな課題であり、新たな挑戦でもあったと思います。―なかでも、オダギリジョーさんとのシーンは印象的でしたが、現場で何かアドバイスをもらったりしたことはありましたか?アンジェラさんオダギリさんはこちらが相談すると、「こういう風にしたらいいんじゃない?」といった自分なりの感覚でいつも答えてくださいました。オダギリさんも監督と同じように、頭の中にあるのは、より視覚的な美しさを通して映画全体の雰囲気をいかにして作り出すことができるのかということ。それぞれのシーンで、オダギリさんとはいろいろなお話をさせていただきました。―モデルとしても活躍されていますが、映像の仕事での難しさや楽しさはどのようなところですか?アンジェラさんモデルというのはイメージキャラクター的なところがあり、それゆえの大変さもありますが、女優としてはよりクリエイティブなものが求められていると感じています。女優の仕事として、いい演技ができるかどうかは自分の感性にもかかっていると思いますが、その感性を磨くためには、いろいろな生活を体験しないといけないですよね。幅広い経験を通してはじめて感性が高まり、素晴らしい演技を自然にできるようになるんだと思います。香港のオススメスポットとは?―そういう意味では、今回のロケーションも感性を刺激するような幻想的な場所でしたが、そこから得られたものもありましたか?アンジェラさんそれもありましたが、実は旅行で以前訪れたことがありました。というのも、香港ではわりと知られている場所で、山もありますし、そこで日の出を見るために多くの人が登ったりしているんですよ。―では、オススメの場所もありますか?アンジェラさんいまお話した山は私も実際に早起きをして登ったことがあるので、日の出はぜひオススメしたいですね。とはいえ、富士山から見る日の出とは比べものにはならないかもしれませんが……(笑)。でも、キレイな景色も見られるので、よかったらみなさんも行ってみてください。―アンジェラさんのアジアン・ビューティは日本の女子たちにとっても憧れるところですが、美しさを磨くために心がけていることはありますか?アンジェラさんとにかくやりたいことをやってみること。そして、食べたいときは食べるということです。ただ、その場合はきちんと運動することも大事なことですよ(笑)。というのも、人間はちゃんと運動をすることによって自然とオーラが出てくるものですから。あとは、外見的なことだけでなく、自分の内面を磨くことも大切なこと。一番のオススメは読書です。本を読むことで感性が磨かれ、自信も湧いてくるものですし、美しさというのは、そういった自信や人生観にすべてリンクしているものなんですよ。ファッションも内面から出るものが大事―オススメの作家や本があれば教えてください。アンジェラさんいまは、香港の文学を読むことにハマっています。そのなかでも、『花様年華』などウォン・ カーウァイ監督によって映画化もされている作家ラウ・ イーチョン氏の作品は香港社会の変遷について書かれていて、とても興味深いものが多いです。―それでは、ファッションで意識していることはありますか?アンジェラさん普段からいろいろなスタイルを試していますが、ファッションは自分の内面やオーラに合うかどうかが大事だと思っています。ゆったりとしたものからシャープなものまでいろいろ着ますが、一番はそのときの気分に関係していますね。それから、ブランドのものだけじゃなくて、実は古着も好きなんです。なぜかというと、繰り返して利用することの大切さを感じているからなんです。なので、古着屋さんやヴィンテージショップ、あとは日本の骨董市に行ったりもしますよ。―そういったことを通して、日本の女子たちにも伝えたいことがあればメッセージをお願いします。アンジェラさん以前、日本で古い花瓶を買ったことがあり、手作り感がいまでも伝わってくるので気に入っていますが、それらが教えてくれたのは、物を大切にすることは自分の人生を大切にしていくのと同じだということ。そういった思いもあって、洋服もつねに新しいものを追いかけるのではなくて、1着買ったら、必ず最後までちゃんとケアするように心がけています。ファッションに対する考え方や物の扱い方というのは、自分の人生観につながるもの。みなさんにも、ぜひ考えていただきたいなと思います。インタビューを終えてみて……。少女のようにお茶目なところも残しつつ、大人っぽい知的な面も持ち合わせたアンジェラさん。モデルとしても、女優としても、まだまだこれからが楽しみなところです。吸い込まれそうなアンジェラさんの魅力が詰まった本作もお見逃しなく!ミステリアスな世界観へと引き込まれる!「東洋のヴェネチア」と呼ばれる別世界のような景色と美しい映像に酔いしれてしまう本作。運命に導かれるように出会う2人が、“本当の自分とは何か” を気づかせてくれるはずです。ストーリー香港で最後の漁村である珠明村に暮す16歳の美しい少女。太陽を浴びるとやせ細って死んでしまう奇病に侵されていた。そのため、父親から守られるような生活を余儀なくされ、村人たちからは避けられてしまうことに。そんななか、ある月夜の晩にどこからともなく村にやってきた異邦人の男と海辺の洞窟で出会う。少女は初めて自分を真っ直ぐに見つめてくれたことに胸の高まりを感じるのだった……。幻想的な予告編はこちら!作品情報『宵闇真珠』12 月15日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開配給:キノフィルムズ©Pica Pica Mediaヘアメイク:前田紗良スタイリスト:加藤將 (vacans)
2018年12月13日佐藤健、菅田将暉、瀬戸康史、福士蒼汰、吉沢亮、竹内涼真ら人気俳優を数々輩出してきた「平成仮面ライダーシリーズ」。いまやそれぞれが主演作を持ち、名だたる映画賞を席巻し、朝ドラや大河ドラマをはじめ高視聴率ドラマに相次いで出演する存在となっている。2000年放送「仮面ライダークウガ」(オダギリジョー主演)から始まった「平成仮面ライダー」シリーズも現在放送中の「仮面ライダージオウ」で20作目、“平成最後”の仮面ライダーとなる。若手の登竜門といわれて久しい本シリーズには、平成が終わろうとしているいまこそ注目しておきたい俳優たちが目白押しだ。演技初挑戦ながら「仮面ライダーゴースト」に大抜擢!平成仮面ライダーといえば、関わりが深いのが「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」。「仮面ライダーW」出身の菅田さん、「仮面ライダーオーズ」出身の渡部秀、「仮面ライダーウィザード」出身の白石隼也、「仮面ライダー鎧武」出身の佐野岳などが同コンテストの受賞者。しかも、ここ4年は連続で“ジュノン・ボーイ”が仮面ライダーに抜擢されている。まず、2014年のグランプリ受賞者で、演技初挑戦ながら「仮面ライダーゴースト」(15~16年)の主人公・天空寺タケル/仮面ライダーゴーストを射止めた西銘駿。1998年生まれ、当時17歳で単独主演としては佐藤さんと並ぶ最年少仮面ライダーとなった。今年は「未解決の女 警視庁文書捜査官」などのドラマにレギュラー出演したほか、主演舞台「おおきく振りかぶって」「ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018 ~The End of 希望ヶ峰学園~」をこなし、所属するオスカープロモーションの「男劇団 青山表参道X」の旗揚げ公演「SHIRO TORA~beyond the time~」にも参加。現在公開中の『走れ!T校バスケット部』や2019年1月25日(金)公開の『愛唄-約束のナクヒト-』にも出演するなど、幅広い活躍ぶり。人懐こく、愛らしいルックスとは裏腹な気骨さが魅力だ。また、マコト兄ちゃんこと深海マコト/仮面ライダースペクター役の山本涼介は、「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のファイナリストであり、坂口健太郎や成田凌らに続く「メンノン」モデル俳優。1995年生まれ、「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」で俳優デビュー。竹内さんも出演した高視聴率ドラマ「陸王」や福士さん主演『旅猫リポート』などのほか、「ジャニーズJr.」安井謙太郎、森田美勇人と共演した『ニート・ニート・ニート』が現在公開中。クールかと思いきや気さくで飾らない魅力を持ち、スポーツも万能、“ハイスペック”な若手俳優とも呼ばれている。「仮面ライダーゴースト」からもうひとり忘れてはならないのが、磯村勇斗だ。異界からきたミステリアスな青年・アラン/仮面ライダーネクロムを務めた。1992年生まれ、デビュー前にはアルバイトをしながら小劇場の舞台に立っていたこともある磯村さん。昨年、ヒロイン・有村架純をめぐって竹内さんと“ライバル”関係になったNHK連続テレビ小説「ひよっこ」を経て、今年は映画『恋は雨上がりのように』や初主演ドラマ「キミの墓石を建てに行こう。」ほか、10月期は「今日から俺は!!」と月9「SUITS/スーツ」という話題のドラマ2本にレギュラー出演。特に、濃いキャラ揃いの「今日から俺は!!」では卑劣で非道な開久高校の相良猛として悪童ぶりを炸裂させており、注目度急上昇中。かと思えば、映画『ういらぶ。』では「King & Prince」平野紫耀と桜井日奈子を見守る“オカン系男子”、12月14日(金)公開の『春待つ僕ら』ではお兄さん的存在のバスケ部メガネ男子に扮しており、新たな“カメレオン俳優”との呼び声も高い。続編となるスペシャルドラマ「ひよっこ2」の放送も控えている。仮面ライダー初の“ドクター”・飯島寛騎、いまでは王子!?仮面ライダーシリーズでは初となるドクター(医者)が主人公で、ゲームキャラクターのようなかつてない斬新なデザインが話題となった「仮面ライダーエグゼイド」(16~17年)。仮面ライダー生誕45周年記念作品となる同作で小児科の研修医・宝生永夢/仮面ライダーエグゼイドとして主演を務めたのが、2015年「第28回ジュノンスーパーボーイコンテスト」グランプリ受賞者の飯島寛騎。1996年生まれ。西銘さんとともに「男劇団 青山表参道X」のメンバーでもある。2018年話題を呼んだドラマの1つ「ホリデイラブ」にも出演しており、「HiGH&LOW」の製作陣が新たに贈る“王子が大渋滞”の「PRINCE OF LEGEND」にも参加。“セレブ王子”の片寄涼太率いる「チーム奏」で“下剋上王子”鏑木元を演じている。来年は、その劇場版に加え、主要キャストを務める『愛唄~約束のナクヒト~』が1月25日(金)に公開。さらに芳根京子が主演を務める地元・北海道HTBの開局記念ドラマ「チャンネルはそのまま!」にもレギュラー出演。大泉洋ら「TEAM NACS」も総出演する、札幌在住の漫画家・佐々木倫子の人気コミックのドラマ化で、まさに“ノーコンティニューでクリア”の活躍が続いている。一方、クールな若きスーパードクター・鏡飛彩/仮面ライダーブレイブを務めたのが、瀬戸利樹。1995年生まれ、2014年にTVドラマ「弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」で俳優デビューし、『ストレイヤーズ・クロニクル』で映画初出演。その後、NHK Eテレ「気軽に楽しめる英語講座番組エイエイGO!」などを経て「仮面ライダーエグゼイド」で人気を獲得した。伊藤沙莉の幼なじみを演じた「いつまでも白い羽根」や印象的なゲスト出演を務めた「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」など今年も活躍を見せ、2019年には“戦隊”出身の横浜流星&中尾暢樹がW主演を務める『チア男子!!』への参戦が控えている。飯島さん演じる永夢と、いわば表裏一体の関係であるパラド/仮面ライダーパラドクス役で話題を誘ったのが、甲斐翔真。1997年生まれ、パラド役で鮮烈なデビューを飾った後も映画『写真甲子園 0.5秒の夏』ほか、中川大志や伊藤健太郎共演の『覚悟はいいかそこの女子。』、“けだもの男子”のひとりを演じたdTVオリジナルドラマ「花にけだもの」と話題作が続き、永野芽郁×北村匠海の『君は月夜に光り輝く』(2019年3月公開)にも出演。アミューズ所属の若手俳優として早くも注目を集めている。このほか「仮面ライダーエグゼイド」は、「テラスハウス」の“王子”としても知られ、認定薬剤師にしてIQ148以上を持つ集団「JAPAN MENSA」会員にも認定された正真正銘のインテリ俳優・岩永徹也(檀黎斗/仮面ライダーゲンム)、川栄李奈の初主演映画『恋のしずく』で相手役に抜擢され、映画『jam』が公開中の「劇団EXILE」小野塚勇人(九条貴利矢/仮面ライダーレーザー)、松本享恭(花家大我/仮面ライダースナイプ)とタイプの異なるライダーたちの宝庫でもあった。ポンコツじゃない!犬飼貴丈は史上最高IQをもつ仮面ライダードラマ「獣になれない私たち」の“ポンコツ”社員(でも著しく成長中)の上野発役で話題、「仮面ライダービルド」(17~18年)の主人公・桐生戦兎/仮面ライダービルドを務めた犬飼貴丈もまた「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」のグランプリ受賞者。1994年生まれ。西銘さんや飯島さんなどはグランプリ直後に仮面ライダー役を射止めたが、犬飼さんは2012年に受賞後、ドラマ「碧の海~LONG SUMMER~」で俳優デビューし、「ペテロの葬列」「美しき罠~残花繚乱~」「OUR HOUSE」「スーパーサラリーマン左江内氏」などの多様なドラマに出演してから起用された。記憶喪失の天才物理学者で仮面ライダーシリーズ史上最高のIQをもつ戦兎だが、時折のぞくお茶目な姿は「けもなれ」上野発にも通じる“ラブ&ピース”な癒し系!?「けもなれ」の同僚・松任谷(伊藤沙莉)との名コンビも評判を呼んでおり、ファンが「ここから(彼の)時代が始まる」と期待を寄せるのもうなずける。できれば上野の恋も、本格的に始まってほしいところだが…。また、「仮面ライダーフォーゼ」で朔田流星/仮面ライダーメテオを務めた吉沢さんが福士さん演じる主人公・如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼとタッグを組んだように、ビルドとボケ&ツッコミのようなバディとなったのが、赤楚衛二演じる万丈龍我/仮面ライダークローズ。1994年生まれの赤楚さんは地元・名古屋でボイメンこと「BOYS AND MEN」メンバーとして活躍した後、2013年「サマンサタバサ」メンズモデルオーディションでグランプリを獲得。「表参道高校合唱部!」でドラマデビューの後は映画『きょうのキラ君』、舞台「露出狂」「黒子のバスケ THE ENCOUNTER」などに幅広く出演し、現在は堤真一主演の舞台「民衆の敵」の公演中。来年は事務所の先輩・坂口健太郎の主演ドラマ「イノセンス~冤罪弁護士~」でお坊ちゃまのパラリーガルを演じることが決まったばかり、彼の活躍にも注目だ。奥野壮、平成最後の仮面ライダーはクラシックバレエ経験者そしてシリーズ20作目にして平成仮面ライダー最終作「仮面ライダージオウ」(放送中)で主人公・常磐ソウゴ/仮面ライダージオウに大抜擢されたのが奥野壮。2017年11月「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞/明色美顔ボーイ賞をW受賞した新星で、なんと平成仮面ライダー1作目「仮面ライダークウガ」と同じ、2000年生まれ。18歳にしてクラシックバレエ歴11年を誇り、そのしなやかな動きは変身ポーズにも生かされている。西銘、飯塚さんも所属する「男劇団 青山表参道X」のメンバー。前作「ビルド」の桐生戦兎とは打って変わって(?)物理・化学は絶望的だが、歴史好き。“王様”になることが夢という高校生ライダーを、フレッシュに、かつ初めてとは思えないほど繊細に演じている最中だ。「なんか行ける気がする」と何に対しても臆さず挑み、見事にやってのけるソウゴはまるで奥野さんそのもの。時計をモチーフに時空を旅して戦う“タイムトラベルライダー”であり、過去、現在、未来をまたにかけ歴代平成仮面ライダーと出会いながら戦いを繰り広げるという同作には、これまで「ビルド」の犬飼さんと赤楚さん、「エグゼイド」の飯島さんと瀬戸さん、「ゴースト」の西銘さんと山本さんら歴代ライダーがゲスト出演。さらに12月22日(土)に公開を控える『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』では歴代20人の平成仮面ライダーが大集結!2016年の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー』、2017年の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINALビルド&エグゼイド with レジェンドライダー』をはるかに凌ぐスケールで、彼らが一堂に会するシーンは圧巻のひと言。同作には「ビルド」の犬飼さん、赤楚さんが引き続き出演しており、2016年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリ受賞者で、「仮面ライダージオウ」にて明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツを務めている押田岳ももちろん出演。押田さんはドラマ「アンナチュラル」や映画『ルームロンダリング』『サムライせんせい』などに出演してきたが、未来から来た謎の予言者・ウォズ役でデビューを果たした渡邊圭祐らとともに、これからが楽しみな存在だ。12月9日(日)に行われた同作のプレミアイベントで、奥野さんは「仮面ライダーは昭和から平成へと時代が変わっても皆さんの憧れであり続ける」と語り、「それこそ仮面ライダージオウは平成から次の新しい時代に時を駆け抜けるヒーローで、仮面ライダーとは時代をまたにかけるヒーローじゃないかな」と熱い持論を展開。また、「仮面ライダーカブトに憧れてました」と明かした犬飼さんも、「仮面ライダーの存在が、いつまでもラブアンドピースを届けられるような存在になっていればいいな」と自ら演じたヒーローへの思いを語っていた。新人やキャリアの浅い若手俳優たちにとって、およそ1年間ものレギュラー出演をこなしながら、劇場版にスピンオフ、イベント、取材など多忙を極める仮面ライダー俳優を“生き抜く”ことは何物にも変えがたい経験となるはず。いずれ「彼って仮面ライダーだったの?」と誰もが驚くような未来のスターとなり得る原石たちに、これからも注目していきたい。『平成仮面ライダー20作記念仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』は12月22日(土)より全国に公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER 2018年12月22日より全国にて公開「ジオウ&ビルド」製作委員会©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2018年12月11日世界的撮影監督クリストファー・ドイルがオダギリジョーを主演に迎えた映画『宵闇真珠』(よいやみしんじゅ)。本作でヒロインを演じた次世代を担うアジアン・ミューズ、アンジェラ・ユンのインタビュー動画がいち早くシネマカフェに到着した。アンジェラ・ユンは1993年10月に香港で生まれ、2015年にモデルデビュー。「シャネル(CHANEL)」のアンバサダーに起用されたり、「シュウ ウエムラ(shu uemura)」のアンバサダーに選ばれるなど、香港では「文青女神」と呼ばれている。「文青」とは中国語でギーク、文化系のこと、「文青女神」とはサブカルオシャレ好きにとっての女神という意味となり、人気を博している。今年10月に香港で行われたイベント「ル ルージュ シャネル(LE ROUGE CHANEL)」では、「シャネル」ビューティアンバサダーを務めているKoki,との2ショットも披露。「香港の食べ物について話しました」と自身のインスタグラムにもアップしていた。今回解禁となるインタビューでは、オダギリさんと共演したことについて「光栄でした。演技経験の豊富な俳優さんですからね。いろいろな面で私を助けてくれたんです」と回顧。お気に入りのシーンについては、異邦の男(オダギリさん)と初めて出会うシーンと答え、「初対面のあいさつのような言葉を交わします。でも、よく通じ合わない。言葉の違う2人が、ただそこに存在しているだけ。でも内面では分かり合えるものを持っていて、感情は通じ合うんです」と解説した。また、日本のカルチャーについても聞いたところ、ファッションについては「水原希子さんが頭に浮かびます。憧れの人です」と笑顔を見せ、好きな映画については「『万引き家族』がすごく面白かったです。家族や親 そして愛について考えさせられた映画です」と感銘を受けたことを告白。今後は日本での活躍も期待される、“次世代ミューズ”アンジェラ・ユンに注目だ。『宵闇真珠』は12月15日(土)よりイメージ・フォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:宵闇真珠 2018年12月15日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開©Pica Pica Media
2018年12月01日平成最後を飾る劇場版『平成仮面ライダー20作記念仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』。この度、現在放送中の「仮面ライダージオウ」奥野壮、ドラマ「獣になれない私たち」でも話題の「仮面ライダービルド」犬飼貴丈らが登場する本予告映像が解禁された。■カメレオン俳優・滝藤賢一もオリジナルキャラクターで声の出演2016年から「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」とタイトルを改め、その人気を不動のものとした本シリーズの最新作にして、平成最後の仮面ライダー劇場版となる本作。2000年に放送を開始した「仮面ライダークウガ」(オダギリジョー主演)から始まった“平成仮面ライダーシリーズ”も現在放送中の「仮面ライダージオウ」までに20作品が誕生しており、その時代を映し出してきた。その集大成ともいえる本作では、映画オリジナルキャラクターである新イマジン・フータロスとしてカメレオン俳優といわれる実力派・滝藤賢一の声の出演が決まったばかりだ。■平成仮面ライダーの歴史が、消される!?衝撃の予告編映像そしてこの度、解禁された映像では、冒頭から燃え上がる炎をバックに佇む20人の平成仮面ライダーが…。彼らが築き上げてきた歴史とそれを背負っていく覚悟を表す象徴的なオープニングだ。しかし、「仮面ライダージオウ」に登場する預言者ウォズ(渡邊圭祐)の「仮面ライダーはテレビの中の絵空事…」という唐突なセリフから、一気に平成仮面ライダーたちが虚構の産物であることを突き付けられる。「仮面ライダージオウ」のポスターを見つめる常磐ソウゴ(奥野壮)と、仮面ライダーグッズが所狭しと並ぶ部屋で仮面ライダービルドの人形をその手で握りしめる桐生戦兎(犬飼貴丈)。さらに消えゆく仮面ライダージオウ、仮面ライダービルドを横目にスーパータイムジャッカー・ティード(大東駿介)が「平成仮面ライダーの歴史が終わりを告げる」と宣言する衝撃的な展開に…。ティードが従えるアナザーW・アナザー電王が人々に襲い掛かる中、「君の心から仮面ライダーは消えてしまうのか…」と見ている者に問いかける。人々の仮面ライダーを呼ぶ声が響き渡る中、ティードによって平成仮面ライダーの歴史は消されてしまうのか。平成最後の冬、この時代を生きた仮面ライダーたちの最大のクライマックスが訪れる!■そのストーリーとは…!?常磐ソウゴと桐生戦兎の世界に、異変が生じていた。まるで別人と入れ替わるように、仲間たちが次々と記憶を失っていくのだ。さらに、2人の前に現れたスーパータイムジャッカー・ティード。彼はアナザー電王とアナザーWという強力な手先を差し向け、1人の少年・シンゴを追っていた。シンゴを守る戦いの中で、ソウゴは仮面ライダー好きの青年アタルに出会う。一方、ティードに単身戦いを挑んだ戦兎は、洗脳され操られてしまい…。強大な敵を前にシンゴを救おうとするソウゴたちだったが、そんな中、アタルがある告白をする。「仮面ライダーは、現実の存在じゃない」彼は謎のイマジン・フータロスと密かに契約を結んでいた。その言葉の真意とは一体…?なぜ、いつから、仮面ライダーは虚構(フィクション)の存在となってしまったのか?謎が深まって行く中、ソウゴと戦兎が追うティードの姿は、初代平成仮面ライダー誕生の地・九郎ヶ岳遺跡にあった――。『平成仮面ライダー20作記念仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』は12月22日(土)より全国に公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER 2018年12月22日より全国にて公開「ジオウ&ビルド」製作委員会©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2018年11月13日ドラマも映画もイケメンなしには楽しめない!今回、ご紹介する作品は、『ルームロンダリング』。今年7月に劇場公開されたヒット作が、メイン・キャスト陣をそのままに、TVドラマとなって復活を果たしました。映画版に引き続き、主人公の御子(みこ)に淡い恋心を抱く亜樹人(あきと)を演じた伊藤健太郎さんにお話をうかがいました。写真・横村彰 文・田嶋真理 スタイリスト・池田友紀 ヘアメイク・伊藤ハジメ【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 20長身に甘いマスク、料理まで! 憧れのハイスペック男子“ルームロンダリング”とは、人の死に関わる事件・事故が起きた部屋に誰かを住まわせて、その履歴を帳消しにすること。主人公はいわくつきの部屋から部屋へと引っ越しを繰り返す “ルームロンダリング” を職業とする八雲御子。霊感が強い御子の行く先々で待ち受けているのは、幽霊となって部屋に居座る、この世に未練を抱く元住人たち。彼らのお悩み相談に振り回されるうちに、御子は少しずつ自分の人生と向き合っていきます。 “ルームロンダリング” という都市伝説的な職業をタイトルにした作品ですが、ホラーものではなく、クスっと笑えて前向きな気分になれるコメディ仕立て。彼らが御子の助けを借りて、心残りを解消していく過程は爽快感と同時に切なさも覚えます。TV版では、個性派揃いの新たな元住人たちが登場。御子と亜樹人の友達以上恋人未満な関係の進展にも注目が集まります。ーーTV版の製作が決まったときのお気持ちは?伊藤さん 映画版の撮影から約1年半が経っていましたが、ほぼ同じチームでやることができました。個人的にもこの映画の世界観が大好きで。亜樹人を再び演じることを嬉しく思いました。ーー映画版とTV版との違いは?伊藤さん 亜樹人と御子の距離感が縮まりました。映画版よりも素直な気持ちを話せる間柄になっていると思います。TV版には、彼が体を張って彼女を守るシーンがあって。しかもコメディ仕立てなので、笑いをこらえながら演じました。視聴者の方に楽しんでいただけるシーンだと思います。ーーご自身の演技プランが採用されたところやアドリブは?伊藤さん 亜樹人の感情に応じて、彼がかけているメガネをずらしました。酔っぱらうシーンの撮影ではアドリブをやり過ぎてしまい、「そこまで酔っぱらう演技にしなくて良いよ」と言われてしまいました(笑)。ーー映画の公開時にanan本誌のインタビューを受けていただいたとき、伊藤さんも御子役の池田エライザさんも人見知りだと明かしていらっしゃいました。TV版の撮影では、お互いに打ち解けることができましたか?伊藤さん そうですね。人見知りすることはありませんでした。ーー映画版の撮影では、出演者の方々がそれぞれの好きなことをして撮影の待ち時間を過ごされていたとか。TV版では?伊藤さん 今回は、出演者の方々と好きなファッションや動画の話などについて雑談をしながら過ごしました。TV版では役の設定だけでなく、出演者同士の距離感も縮まったように感じています。ーー『ルームロンダリング』の御子は、幽霊の悩みを解決していきます。もし、伊藤さんが誰かに悩みを相談されたら?伊藤さん 悩みを聞き、できる限りのことはしたいと思います。僕が解決できるかどうかはわかりませんが、頼ってもらえること自体が嬉しいので。ーー伊藤さんが惹かれる女性は?伊藤さん たくさん食べて笑って……自己表現が素直にできる女性に惹かれます。僕も食べることが好きで、自分の感情を素直に表現するから、そういう方に惹かれるのかもしれません。映画を観て泣いたり、おもしろいものを観て笑ったり、僕が嫌いなものだったとしても臆せず好きと言えるような方に魅力を感じます。ーー気になる女の子にどのような手料理を作って欲しいですか?伊藤さん 疲れて仕事から帰った僕に、大好物の豚のしょうが焼きを作って欲しいです。僕も料理をしますが、作ってもらえると嬉しいですね。豚のしょうが焼きと一緒に、お漬物やお味噌汁まで用意してくれたら、恋に落ちます!(笑)。インタビューのこぼれ話『今日から俺は!!』の役作りで、髪を伸ばしていた伊藤さん。なんとこの日が、髪を短くして初めてのお仕事でした。取材後は、次回作となる主演ドラマ『この恋はツミなのか!?』の衣装合わせへ。ちなみに、『この恋は~』では恋愛経験なしのコミュ障男子を演じるそう。次々と魅力的なキャラクターを生み出す伊藤さんだけに、こちらも注目です!Information『ルームロンダリング』MBS:11月4日(日) より毎週深夜0時50分~ / TBS:11月6日(火) より毎週深夜1時28分~ ほかにて放送出演:池田エライザ、渋川清彦、伊藤健太郎、オダギリジョー、田口トモロヲほか©2018 「ルームロンダリング」製作委員会 ©2018 TSUTAYA Digital Entertainment※『この恋はツミなのか!?』は、MBS/TBSドラマイズム枠にて、2018年12月より放送予定。主演:柏木由紀(AKB48/NGT48) 伊藤健太郎MBS:12月2日(日) 毎週深夜0時50分~ / TBS:12月4日(火) より毎週深夜1時28分~ ほかにて放送
2018年11月05日映画『宵闇真珠』が、2018年12月15日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国の劇場にて順次公開される。クリストファー・ドイル監督作、奇病に侵された少女と異邦人の出会いの物語香港最後の漁村である珠明村を舞台にした本作は、奇病に侵された16歳の少女が、村を訪れたある異邦人との出会いをきっかけに、世界を知っていく物語。監督を務めたのは、映画史に燦然と輝く傑作を多数撮ってきた撮影監督のクリストファー・ドイルだ。その仕事で特に有名なのは、90年代に香港映画ブームの火付け役となった名匠ウォン・カーウァイとのタッグ。独特の色彩をはじめとする唯一無二の映像美にファンの多いウォン・カーウァイ作品の中で、『恋する惑星』『花様年華』といった名作の数々の撮影を手がけている。繊細なカメラワークと色彩美が誘う郷愁夕暮れの洞穴や廃墟で神々しい輝きを見せる少女の白い肌、言葉の通じない異邦人との出会いを通して目覚める少女の自我、時が止まったような村と巨大建造物が織りなすコントラスト。ガス・ヴァン・サント、ジム・ジャームッシュ、アレハンドロ・ホドロフスキーといった数々の名監督と仕事を共にしてきたドイルが、本作でも香港最後の漁村をフォトジェニックな風景として捉え、繊細なカメラワークと色彩美で観客の郷愁を誘う。主演オダギリジョー×アンジェラ・ユン日光を浴びるとやせ細ってしまうという奇病に侵されたヒロインを演じるのは、知性と美貌を併せ持つ次世代のアジアンビューティー、アンジェラ・ユン。そして、その少女と出会う異邦人役を、ワールドワイドに活躍する日本の実力派俳優、オダギリジョーが務める。あらすじ陽に当たることのできない少女、どこからともなくやってきた異邦の男。それは、本当の居場所、本当の自分に気づかせてくれた唯一無二の出会い。香港最後の漁村、珠明村。幼少時から日光にあたるとやせ細って死んでしまう病気だと言い聞かせられ、太陽から肌を隠して生活する16歳の少女は、透き通るような白い肌の持ち主。村人たちからは「幽霊」と呼ばれ、気味悪がられている。日没後、肌を露出し、お気に入りの音楽をお気に入りの場所で楽しむことが、少女にとって唯一孤独を癒やす手段だった。ある日、どこからともなくやってきた異邦の男と出会った少女は、今まで知ることのなかった自身のルーツに触れていくことになるのだが…。作品情報映画『宵闇真珠』公開日:2018年12月15日(土)出演:オダギリジョー、アンジェラ・ユン監督:ジェニー・シュン監督&撮影:クリストファー・ドイル(『エンドレス・ポエトリー』)原題:白色女孩英題:THE WHITE GIRL
2018年10月15日『恋する惑星』など数々の名作を生んできた撮影監督、C.ドイルの新作『宵闇真珠』の日本版予告編とポスターが公開となった。主演にオダギリジョー、ヒロインにはアンジェラ・ユンを迎え、香港を舞台に撮影された。舞台は香港のはずれにある、漁村。そこで暮らすある少女は、太陽の光を浴びるとやせ細ってしまうと父親に言い聞かせられて育ち、透き通るような白い肌の持ち主だった。ある日、漁村に1人の男がやってくる。この異邦人と出会ったことで、少女の世界は広がっていく。白い肌を持つ少女役を演じるのは、アンジェラ・ユン。その東洋的な美しさで、次世代のアジア人女優としての注目が集まっている。また異邦人の男役は、オダギリジョーが演じる。どこからともなくやってきた謎の男という役柄を、独特のミステリアスな雰囲気と持ち前の演技力で演じきって見せた。幻想的なシーンの中で、少女の異邦人の出会いが描かれる。撮影監督を務めるC.ドイルは、『恋する惑星』や『花様年華』などのウォン・カーウァイ監督らとタッグを組み、90年代からの映画界を牽引してきた。最近では、アレハンドロ・ホドロフスキーとともに製作した『エンドレス・ポエトリー』が話題となった。まさにこの『宵闇真珠』は、どこか懐かしい90年代の香りが漂いつつも、新しさも感じる作品となっている。公開された予告編では、「誰もがこの物語の主人公だ。自分の存在に疑問を抱き、誰かに認められたい…そんなあなたの映画」というC.ドイルのコメントから始まる。圧倒的な映像美とともに映し出される幻想的なシーンの数々。オダギリジョー演じる異邦人が少女に「僕に似てる」と話しかける。そんな2人のやりとりを垣間見ることができる。また同時に日本版ポスターも公開された。真珠の首飾りをして横たわる少女と、舞台である香港の漁村をバックに遠くを見つめる異邦人・オダギリジョーが印象的だ。「私のお城を見つけたのは、見ず知らずの旅人だった」というコピーは、さらにこの作品のミステリアスな魅力を助長させるものとなっている。『宵闇真珠』は12月よりイメージ・フォーラムほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年10月12日心と体の元気は、美味しいご飯から。今回は、映画を観ている最中から思わずおなかが鳴り、居ても立ってもいられなくなるような美味しいご飯が登場する映画をピックアップ。小泉今日子ら主役級女優の共演で話題の『食べる女』をはじめ、スローライフ&スローフードの元祖的作品から、深夜の小腹を満たす作品まで、心までホッと癒される“美味しい映画”を召し上がれ。『かもめ食堂』おにぎり&シナモンロール、2つの国のソウルフード登場“美味しい映画”の代表格『かもめ食堂』(06)は、群よう子原作の小説を『彼らが本気で編むときは、』『めがね』の荻上直子監督が映画化。北欧フィンランドの首都ヘルシンキにある、日本人女性サチエ(小林聡美)が切り盛りする食堂のメインは、日本のソウルフード・おにぎり。梅・鮭・おかかの3種類のおにぎりに、焼き鮭や豚生姜焼き、とんかつ、から揚げなど、日本人にとってお馴染みの定食と、現地のコーヒータイムに欠かせないプッラ(菓子パン)のシナモンロールなどが登場する。当初のかもめ食堂は、お客といえば、「ガッチャマン」のテーマソングが気になる日本好きな若者トンミが毎日コーヒーを飲みにくるくらい、という閑古鳥が鳴く状態。ある日、サチエが店を手伝っているミドリ(片桐はいり)と焼いたシナモンロールの匂いに、いつも好奇心いっぱいに店を覗いていた現地のおばさま3人が引き寄せられ、その後、少しずつお客が増えていく。同じく食堂を手伝うマサコ(もたいまさこ)は20年も介護をしていた両親を看取り、第2の人生をこの食堂で歩み始めている。毎日、丁寧に続けていくことで、何かが少しずつ変わっていく。そんな彼女たちのフィンランドでの日々が、ゆ~るく、時にユーモアも交えて描かれる。生姜焼きのタレを絡める瞬間のジュワーッという音や、焼き網で鮭をひっくり返したときに滴る脂と立ち上る煙など、食欲をそそる描写が絶妙。また、今作を機に「マリメッコ」や「イッタラ」など北欧雑貨にハマった人も多いはず。実際にロケ地として使用された店舗は閉店したものの、現在は同じ場所にフィンランド語で「かもめ食堂」なるレストランができており、観光スポットの1つとなっている。『映画 深夜食堂』豚汁定食だけじゃない!深夜の胃袋の救世主2009年に放送がスタートし、深夜枠ながら人気を博したTVシリーズを映画化した『深夜食堂』(15)。新宿にある「めしや」は“深夜食堂”と呼ばれ、マスター(小林薫)を取り巻く常連客や、ふらっとやってくる珍客(?)との人情味あふれる会話や微笑ましいやりとりが見もの。メニューには豚汁定食と、ビール、酒、焼酎のみ。マスターは「できるものなら作るよ」という営業方針で、客の要望に応じてタコ足ウインナーや甘い玉子焼き、お茶漬けなど、様々な夜食や酒の肴を出してくれる。ドラマ同様、映画版でも、まずネオン煌めく新宿の街並が映し出され、路地裏の「めしや」へ。マスターが豚バラを炒め、野菜、だし汁を入れて煮込み、味噌を溶く…そんな豚汁作りから幕が開く。映画では「ナポリタン」(というか名古屋名物のイタリアン)、「とろろご飯」、「カレーライス」と3つの人間模様がオムニバス形式で展開。何者かが店に忘れていった骨壷をめぐり、常連たちが話に花を咲かせる一方、愛人を亡くした女性・たまこ(高岡早紀)は店で出会ったサラリーマン(柄本時生)と意気投合。また、無銭飲食をきっかけに、腱鞘炎を起こしたマスターの代わりに店を任されたみちる(多部未華子)は、それまで漫画喫茶に寝泊まりしており、何やら事情がある様子。さらに、2011年の東日本大震災の爪跡も、今作らしい形で描かれていく。世知辛い都会の生活で忘れがちな、素朴な料理と人の心の温かさの癒やし効果は抜群。謎多きマスターはじめ、登場人物たちは愛すべき存在ばかりで、常連客の中には「孤独のグルメ」で知られる松重豊の姿も(ヤクザ役)。ドラマとは異なり、朴訥なおまわりさんに扮するオダギリジョーにも注目だ。「焼肉定食」「焼きうどん」「豚汁定食」からなる映画化第2弾『続・深夜食堂』や、Netflixで世界配信中の「深夜食堂-Tokyo Stories-」もぜひ、ご一緒に。『海街diary』“食べる四姉妹”が愛する味は?綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが四姉妹を演じた是枝裕和監督の『海街diary』(15)は、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて公式上映され、国内でも各映画賞を席巻。納豆や浅漬けが並ぶ朝ご飯に始まり、人気女優たちが飲み食いする姿が印象深い。父の葬儀で出会った異母妹のすずを鎌倉に呼び寄せた日には、もちろん引っ越しそばに天ぷら。お節介だけれど、どこか冷静に四姉妹とその母(大竹しのぶ)を見守る大叔母(樹木希林)は、粒あんとこしあん、両方のおはぎを差し入れる。近所の「海猫食堂」では定番のアジフライもいいが、アジの南蛮漬けも捨てがたい。長女・幸を中心に料理が苦手な母の定番シーフードカレーを作り、チカはすずにおばあちゃんの味のちくわカレーを振る舞う。すずにとって、仙台の生しらす丼も、鎌倉「山猫亭」のしらすトーストも亡き父の思い出の味だ。そして、庭の梅の木から収穫した実でつくる自宅で作る梅酒も、焼酎たっぷりだったり、酸味が強かったりと四者四様。そんな日常の食卓を通じて、それぞれに問題を抱え、どこか心に距離があった四姉妹は、1歩ずつ成長しながら家族になっていく。特に“似た者同士”の幸と母、幸とすずが心を通わせるのに、自家製梅酒がひと役買う。希林さんが「この子に出会ったのがこの映画のポイント」と語ったように、新人賞を総なめにした広瀬すずの瑞々しさも見逃せない。『四十九日のレシピ』喪失から前を向く…人生再生のレシピ近ごろ何かと話題の“義母”が突然亡くなったことで、生きる気力を失った娘・百合子(永作博美)と父・良平(石橋蓮司)が、再び人生の一歩を踏み出す姿を描いた『四十九日のレシピ』(13)。『百万円と苦虫女』『ふがいない僕は空を見た』などのタナダユキ監督が伊吹有喜の同名小説を映画化。今作で鍵となるのは、生前に義母が書き残した“暮らしのレシピ”だ。不妊に悩む百合子は、ある日、夫の浮気相手の妊娠を知らされる。さらに母・乙美が亡くなったことで、実家へと舞い戻るが、そこには抜け殻のようになった父の姿が…。そんな父娘に、生前の母が携わっていた更生施設の元生徒・イモ(二階堂ふみ)がバターたっぷりの塩ラーメンを作る。亡き母は、残された家族が毎日をきちんと暮らしていけるよう、料理や掃除などのノウハウを得意のイラストで描き残した「レシピカード」をイモに託していた。しかも、四十九日には呑んで、食べての大宴会を催してほしい、と記されている。実は、義母であった乙美との間に苦い思い出を抱えていた百合子。父との出会いの味・豚まんや、ソースたっぷりのコロッケパン、ちらし寿司など、義母のレシピをふり返るうちに、いままで知ろうとしなかった彼女の人生が豊かに満たされていくことに気づく。ハワイアン・ミュージックの鎮魂歌「アロハオエ」も相まって、懐かしく優しい母の味を思い出す1作。『食べる女』試してみたい!心がホッとする丁寧な家庭料理現在公開中の『食べる女』には、企画・原作・脚本・プロデュースを手掛けた筒井ともみ自身のオリジナルメニューを始め、50点以上の家庭料理が登場する。手間はそれほどかかっていなくても、素材を生かして丁寧に作られた“手抜きをしない”料理を食べながら、仲間と気ままな会話を繰り広げる。そんな女子会は、身も心も温かくなり、明日へのパワーや人生のヒントを与えてくれるもの。序盤から、敦子(小泉今日子)と美冬(鈴木京香)という2人の“お姉さま”に、ドド(沢尻えりか)、多実子(前田敦子)が顔を揃える食事会が催される。「手で食べられるものはなるべく手で」が筒井さんの基本だけに、手づかみで菜の花の昆布〆を食べる前田さんや、岩塩で焼いた手羽先をきれいに食す沢尻さんなど、“美味しい”表情を見せる彼女たちには色気さえ感じる。まさに“食べる女”、ここにありだ。また、料理が苦手なことから夫と別居することになったマチ(シャーロット・ケイト・フォックス)は、ごはんや「道草」を営む美冬と出会う。彼女が初めて「美味しい」という感覚を味わったのは、美冬が振る舞った、ごく普通の絹さやと豆腐のみそ汁だった。一方、サラリーマンのタナベ(ユースケ・サンタマリア)は対照的に、本格的な太刀魚のムニエルやアイナメのしゃぶしゃぶを供して、その繊細な食感や味つけでドドの胃袋をつかんでいく。“何を”、“誰と”食べるのかも重要事項。タナベとドドが体を重ねながら、高級魚の話でさらに気持ちが昂ぶっていくところなどは妙なリアルさがある。食材に四季折々の旬があり、メニューも多種多様に広がるように、いろいろな恋愛や人生の形があっていい。今作に登場する8人の女性たちが、それぞれの場所で、それぞれにかっ食らう玉子かけごはんは、それと向き合うために心と体が求めるパワーの源。映画を観た後にはきっと、無性に食べたくなる1品となるはずだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ食べる女 2018年9月21日より全国にて公開© 2018「食べる女」倶楽部
2018年09月26日夏も終わりに差しかかり、そろそろ秋の気配…。ハリウッド超大作やアクション映画などで盛り上がる季節から、胸にしみる感動作が観たくなる季節には、ピュアなロボットや“モジャかわ”なイエティなど、人間との垣根を超えた絆を描いた映画が目白押し!そんな心揺さぶられること間違いなしのアニメーション映画3作を紹介する。◆ピュアなロボットが大好きな少女を守るために選ぶ最後の手段とは…?『ネクスト ロボ』ロボットだらけの未来を舞台に、孤独な少女メイと勇敢でピュアなロボット“7723”の絆と冒険を描くNetflixオリジナル映画。人間とロボットの垣根を超えた友情、家族や友人とのかけがえのない“思い出”の大切さに気づかせてくれる、親子で一緒に楽しめるハートフルアニメーション。13歳の少女メイは、生活の全てをロボットに任せきりの母や友達とうまくいかず、ロボットだらけのハイテクな世界にも馴染めないまま、心を許せるのは犬のモモだけという孤独な毎日を送っていた。ある日メイは、密かにロボット会社IQロボティックに開発された戦闘用ロボット7723と出会う。メイと過ごすうちに7723は彼女を大好きになり、メイとの間に絆が芽生えていく。しかし、7723のメモリーには限度があり、メイとの“思い出”を残すため、大きな決断を迫られることに。やがて、7723を開発したIQロボティック社の共同創業者兼CEOのピンが人類滅亡を企んでいることを知ったメイたちは、街のみんなを守るため立ち上がる!主人公メイ役に山根舞、メイと心を通わせる優しい戦闘ロボット7723役に鈴木達央、世界をロボットの力で支配しようと企むピン役には藤原啓治、7723を開発したライス博士役に森久保祥太郎と、実力派の豪華人気声優陣が集結!さらに超毒舌なメイの愛犬モモ役を劇団ひとりが務める。9月7日(金)よりNetflixにて世界190か国で独占配信。◆演技力と心震わす歌唱力をあわせもつ大人気声優陣が集結!『スモールフット』『ミニオンズ』や『怪盗グルー』シリーズを手掛けた原作者と音楽スタッフが贈る、この秋一番の“モジャかわ”なミュージック・ファンタジー。舞台は、人里離れた雪深い山頂で、イエティたちだけが暮らす雪山。村でいちばん優しい主人公のイエティ・ミーゴは、ある日、偶然にも小さな足の伝説の生物“スモールフット”(=人間)と出会う。しかし、村に帰っても誰にも信じてもらえないばかりか、村から追放されてしまうミーゴ。そこで彼は、スモールフットの存在を証明するため、山の下に広がる未知の世界へ旅に出ることを決意する。旅に出たミーゴの元に現れたのは、スモールフットのパーシー。しかし、彼が偶然撮影したイエティ発見動画が瞬く間に拡散されてしまう…。イエティと人間を巻き込んだ大騒動はいったいどうなるのか?キャラクターたちの声には木村昴、宮野真守、早見沙織、立木文彦ら、演技のみならず、心震わす歌唱力をあわせもつ大人気声優陣が集結。この秋、クスッと笑えて癒される、イエティと人間の心温まる“絆の物語”に注目だ。10月12日(金)公開。◆スタジオポノックが贈る孤独な透明人間の物語『ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間』プロデューサーの西村義明がスタジオジブリ退社後に、『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』を手掛けた米林宏昌監督と立ち上げたスタジオポノック。本作は、そんなポノックの新たな短編レーベル「ポノック短編劇場」第1弾として、短編3作で構成されるオムニバスアニメ。1本目は、米林監督にとって初のオリジナルストーリーでカニの兄妹の冒険を描く『カニーニとカニーノ』。2本目は、『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョとなりの山田くん』に携わり、名匠・高畑勲の右腕といわれた百瀬義行が手掛ける『サムライエッグ』。そして3本目が、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』など、宮崎駿作品に数多く携わってきた山下明彦が監督を務める『透明人間』。主人公の青年は、ほかの人間と同じように平凡に暮らしているが、実は誰にも姿が見えず、自動ドアにすら認識されない透明人間だった。そんな彼は、自分を認識することの出来る男と出会うのだが…。主人公の透明人間の声優を務めるのはオダギリジョー、彼と出会う男には田中泯。2人の出会い、そして他人に認識されることのない透明人間の孤独な奮闘を、中田ヤスタカの音楽がさらに盛り立てる。本作はもちろんのこと、タイトルの「ちいさな英雄」をテーマに描かれる上質な短編3作から目が離せない。現在公開中。秋にぴったりの胸にしみる感動アニメーション映画に注目してみて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リズと青い鳥 2018年4月21日より全国にて公開© 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミングスモールフット 2018年10月12日より新宿ピカデリーほかにて公開(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー 2018年8月24日より全国にて公開(C)2018 STUDIO PONOC
2018年09月06日「チアダンスは、ヒップアップ、ジャズ、ラインダンス、といろいろな要素が入り、まるで総合格闘技です」こう話すのは、ドラマ『チア☆ダン』(TBS系・金曜22時~)で主人公・藤谷わかばを演じる、土屋太鳳(23)。最終話に向けて、ROCKETSメンバーの行く末が気になるなか、撮影現場のダンスレッスンもヒートアップ!練習をこなす若手女優たちのパワーは半端ない。そんな現場に本誌記者がお邪魔して、太鳳ちゃんに話を聞きました。ダンスチームのメンバーとの結束力は強い?「1月から一緒に練習をしてきました。休み時間に『だるまさんが転んだ』とかやって全力でふざけることもあれば、演技についてよく話し合いもしますし。メンバー大好き!という部分と真面目に仕事に取り組むところのメリハリがあって、うまくバランスが取れていると思います。ROCKETSというチームは世界に1つしかないので、その絆を信じて最後まで生きられたらいいなあ」(土屋・以下同)顧問役のオダギリジョーさんは現場でも“先生”?「いつもニコニコされています。私と2人のシーンのときは話す機会も多いので、オダギリさんが『次の作品は海外のスタッフさんと仕事するんだよ』とか、ご家族のことなどをいろいろお話ししてくださって、とても面白いです」元気の秘訣は?「まず、食べることは大好きです。バランスよく栄養をとって、何よりも『おいしいって幸せ!』と感じられることが大事。仕事でプレッシャーに押しつぶされるときもありますが、作品や役に愛情を持って取り組んでいきたいと思います」会うと元気になる人は?「友達です。常日ごろ、なるべく人と会うように心がけています。というのも、仕事だけをしていて役のことしか見えなくなっちゃうと、きつい性格になってしまう自分がいて。それって、人としてはどうなのかな?と。女性として毎日ちゃんと生きて、幸せを感じていきたいので」作品中ではチアスピリットが描かれていますが、“人を力づける”ことを意識することは?「たとえば撮影現場では、暑いなか動いてくれるスタッフさんに対して笑顔でいるようにしたり。嘘の笑顔ではなく本当の意味で、相手が楽しくあってほしい、幸せであってほしいという思いを込めてコミュニケーションを取ることが大事だなあと感じています」そう語るように、休憩時間にもスタスタと走り回る太鳳ちゃんの姿が。自分が差し入れしたソーセージをスタッフに食べさせようと休む暇もなくあっちへこっちへ。さらには、「女性自身さんもどうぞ」とわれわれのもとにも(感涙)。躍動感あるダンスに優しい気配り。まさに太鳳ちゃんのチアスピリットにあふれた現場だった。
2018年09月06日いまの時期は、話題の夏休み映画が大集結しているだけに、どの作品を観たらいいか悩んでしまうところ。そんなときは、子ども時代を思い出すようなアニメを楽しんでみるのもオススメ。そこで、幅広い世代の心に響く最新作『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』をご紹介します。本作は、異なる短編3作品を一度に堪能できることでも注目を集めていますが、今回はエンディングテーマを務めたこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。写真・大嶋千尋(木村カエラ)歌手の木村カエラさん!【映画、ときどき私】 vol. 181子ども時代からアニメーション作品に親しんでいたという木村さんにとっては、念願の楽曲提供となった本作。そこで、曲が生まれるまでの苦労や悩める女子たちのために元気になる秘訣などを教えてもらいました。―まずはこの作品のエンディングテーマを依頼されたときのお気持ちは?木村さんこれまでドラマの主題歌などを作る際には、台本を読み込んでそこから自分でテーマを見つけていくということはありましたが、今回は3つのまったく違うテーマの短編ということで、最初は「大丈夫かな」という不安も正直ありました。―そんななか、どのようなことを意識して曲作りを始めたのですか?木村さんまず制作サイドから言われていたのは、映画を観終わったあとに観客のみなさんが曲を聞いて「楽しかったね」ってその歌を口ずさみながら映画館を後にして欲しいということ。そして、子どもが楽しんで歌えるものにしたいという要望もありました。今回のオファーを受けた際には、プロデューサーの西村(義明)さんからお手紙をいただいたんですが、そのなかに、私の歌声には明るくて元気でまっすぐさがあり、太陽と一緒にいる人みたいな感じがあるというとてもステキなお言葉をいただいたんです。なので、私のなかにある楽しさや明るさの部分を聴いた人が感じられるように、私が出せる力を精一杯出したいと思って集中して作りました。インスピレーションとなったのは、まさかのドリフ!?―とはいえ、今回はカニの兄弟が繰り広げる冒険から母と少年の感動ドラマ、そしてある男の孤独な闘いを描いた物語までの異なる3つのテーマをまとめる曲にするという難しい作業。そのなかで参考にしたものはありましたか?木村さんその手紙にも書いてあったことで一番のヒントとなったのは、実はドリフだったんです(笑)。というのも、ドリフってコントのなかにエロティックなものがあったり、ふざけたものがあったり、いろいろありますけど、結局「8時だョ! 全員集合」のテーマ曲が流れると全部持っていかれますよね?そういうまとめ方みたいなのを例としていただいたんですが、それがめちゃくちゃわかりやすいなと思って(笑)。だから、そこを意識しつつ、みんなが楽しかったと思えるようにすべてをかけてできあがったのが今回の曲なんです。―そんななかで、できあがるまでには、やはりプレッシャーもありましたか?木村さん私がひとりよがりで作っている曲ではなくて、スタジオポノックのみなさんが一生懸命作っている作品のなかのひとつとして入り込むというのは私のなかでは大きかったと思います。なので、今回はいままでにない以上にたくさん打ち合わせをして、何度も意見交換をしながら最終的な形にしていきました。期限がなければどこまでも突き詰めていけるんですけど、今回のように期限があるなかで作っていくと「これが正解でいいのかな」ということをどうしても考えちゃうんですよね。曲を聴いてひとりで泣いてしまったワケとは?―完成したときは思わず泣いてしまったということですが、そのときの心境を教えてください。木村さん特に、私が好きな作品を生み出してきている方々とのお仕事ということで、すごくうれしくて思い入れもあったので、不安と楽しみの両方がありました。それもあって、最後のほうは緊張しすぎてレコーディングの前にある程度できあがったものを家で聴きながら、ひとりで泣いちゃったんです(笑)。というのも、自分ではすごくいいと思ったんですけど、そう思ったからこそ「ダメって言われたらどうしよう」と、よくわからない感情になって涙が出てきたんですよね。―裏でそんな思いをされていたとは思えないほど、誰もが口ずさみたくなる元気があふれる曲に仕上がっていますが、歌詞でこだわったところは?木村さんまずは、子どもならではの目線で考えましたが、子どもって同じことをずっと言っていたりするので、その感覚や無邪気な部分は大事にしました。そうやって繰り返していると、どんな言葉でもゲラゲラ笑い始めちゃうような魔法があると思うんですよね。なので、サビの「あそぼあそぼ」の繰り返しでは、そういう状態の楽しさを出しています。実際、私も歌っている時は5歳児みたいなテンションで歌うことを意識しているんですよ(笑)。日常生活では、本当は誰もが英雄!―今回、映画と曲のタイトルになっているのは「ちいさな英雄」という言葉ですが、木村さんがそこから想像した英雄とはどのような姿ですか?木村さん私がこの言葉から感じたのは、「誰もがみんな英雄だ」ということ。それぞれの物語のなかに登場する子どもたちもそうですが、何でもない日常生活のなかで誰しもが英雄になる瞬間があって、みんながんばって生きているんだという印象を受けたんです。だから、いわゆる表に出ている英雄というのではなくて「みんなもそうなんだよ」みたいなイメージですね。―スタジオポノックでは、以前スタジオジブリで活躍されていたアニメーターの方々が中心となっていますが、木村さんがこれまでに影響を受けた作品はありますか?木村さん私はもともと動物が好きだったんですけど、「本当は動物もしゃべれるんじゃないか」とか「秘密基地の奥に実は宇宙人が住んでいるんじゃないか」とかそういうことを考えるのが子どもの頃からすごく好きだったんです。なので、たとえば『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』が映像としてそういう世界を見せてくれたこともあって、より想像力が豊かになったというのはあったと思います。特に、ひとりっ子だったので、「キキのような力が私にもあるんじゃないか」みたいな遊びはよくしていましたね(笑)。そういうことを信じていたという部分では影響を受けていたと思います。原動力は、自分らしさを知りたいという欲求!―今年はご自身で絵本の制作もされるなど、幅広い創作活動をされていますが、その源になっているものがあれば教えてください。木村さん日々変わっていくものではあるんですけど、根本には「自分自身を確かめていたい」という思いですね。つまり、自分がどういうものを出したいか、どのように成長しているのかということ。おそらく、“私らしさ” みたいなものを知るために自分の中身を出していかないと落ち着かないんだと思います。そういう感覚がつねにどこかにあるので、いかに自分を吐き出して、楽しくやるかみたいなところで作品を作っていることが多いかもしれないです。あとは、絵本でも曲作りでも同じですけど、まず自分が楽しくないと、ほかの人を元気にできないですよね。それには自分がつまらないと思うことをやっていてもダメなので、そういうテンションや自分を大切にしたうえで作品が出せるようにというのは意識しています。―とはいえ、やはり生みの苦しみを感じることもありますか?木村さんもちろんありますよ!特に歌詞を書くときはずっとアドレナリンが出ているような感じで一番大変なので、1曲でも作るのはすごく苦しい作業ではありますね。それだけに、書き終えたあとは、そのことに関する記憶や思い出がすぽんと抜けてなくなってしまうんです(笑)。それは、おもしろくもあり不思議なことですが。まさに身を削って作っている感じですね。カエラ流リラックス方法を伝授!―それだけ忙しいなかで、実践している息抜き方法などはありますか?木村さんみなさんも、相性の合わない人と会ったら頭が痛くなったり、疲れたりすることって日々ありますよね?私はそういうふうに自分がマイナスに向かっていると感じた瞬間に、自分にとっていいことをたくさんするようにしています。たとえば、私は海の塩を瓶に入れたものをお風呂場に置いているんですけど、そういうときは湯船に塩をドバーッと入れるんです。そうすると発汗もよくなるし、塩で清められた感じもするので、そうやって気分を変えることはけっこう大事にしていますよ。あとは自分が好きなものを身に着けたり、朝一番にお香をたいたりとかもしていますね。とにかく、「今日はヤバいかも」とちょっとでも思ったら、そんな感じで自分にとっていいと思うことをするように心がけています。無駄なことに悩むより笑うことが大切!―最後に、ananweb読者に向けて木村さんのように前向きになれる方法を教えてください!木村さん私には悩んだときに、自分に言い聞かせる言葉があるんですけど、それは「他人に振り回されるな。自分を幸せにしなさい」というもの。たとえば彼氏とかに傷つけられたりとか、友だちとうまくいかなかったりとか、自分が悪くないことが原因で悩むときもあると思います。そういうときには、「この時間って無駄だな」と思うようにして、自分を取り戻すようにしているんです。だからみなさんにも「そういう時間はもったいないし、そのぶん笑ってたほうが楽しいよ」ということは伝えたいですね。インタビューを終えてみて……。とにかく明るいオーラ全開で、笑顔が素敵な木村カエラさん。同じ空間にいるだけで、幸せな気分に包まれてしまうほどでした。そんな木村さんが歌うエンディングテーマは、誰もが元気になれる一曲。事前に予習してから鑑賞すれば、一緒に楽しめること違いなしです。小さな奇跡が大きな感動を巻き起こす!短編という表現方法にチャレンジしたスタジオポノックから届いたのは、愛と優しさに包まれる3つの物語。この夏、新たな映画体験を期待するなら、見逃せない話題作のひとつです。ちいさな英雄たちとの出会いを求めて劇場に足を運んでみては?作品概要昨夏、『メアリと魔女の花』で一躍注目を集めたスタジオポノックが、新たに立ち上げたプロジェクト「ポノック短編劇場」。記念すべき第一弾では、「ちいさな英雄」をテーマに作られ、声優陣には木村文乃や尾野真千子、オダギリジョー、坂口健太郎、田中泯といった豪華なキャスティングが実現している。今回公開されるのは、川に消えた父を探すために旅に出るカニの兄弟の大冒険を描いた『カニーニとカニーノ』をはじめ、たまごアレルギーを抱えながらもたくましく生きる少年と母との絆を映し出した感動作『サムライエッグ』、そして誰からも姿が見えない男の孤独な闘いに迫ったスペクタクルアクション『透明人間』の3作品。世界観に引き込まれる予告編はこちら!作品情報『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』8月24日(金)全国公開配給:東宝レーベル名:ポノック短編劇場©2018 STUDIO PONOC楽曲情報2018.08.22 releaseDigital single「ちいさな英雄」映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』エンディングテーマ
2018年08月22日「台本を読んだときにぞっとして怖いなと思ったくらいです。夏にぴったりのドラマで、お化け屋敷みたい。見て涼しくなれると思いますよ」描かれるのは日常生活が侵食されていく恐怖……。『連続ドラマWイアリー見えない顔』(WOWOWプライムにて毎週土曜22時〜・全6話)で、大学の人気講師・水島麗を演じるのが仲里依紗(28)だ。ジャパニーズホラーでもスプラッターでもない、新感覚のホラー作品に挑んでいる。「いろんなロケ地へ行きました。霊安室や火葬場を使わせてもらったり。怖いというか、撮影をしていることが申し訳なくなってきて。早く撤収します、すみません、みたいな。でも、そういうときに限って撮影がめちゃくちゃ押したりするんです(笑)」(仲・以下同)麗の姉の夫で、不審な近隣トラブルに巻き込まれる主人公・広川誠司役には、オダギリジョー(42)が。「私がイメージしていたオダギリさんは寡黙で口数が少ない方だったのですが、気さくに話しかけてくださり現場では本当に助けられました。子どもの習い事についてとか、いろんなことを話しましたよ」大学では学生たちに人気の講師である一方、誠司とは肉体関係を結んでいる――麗は、複雑な内面を持つ女性なのだ。「私と似ているところはあまりないです(笑)。でも、麗と生徒たちの距離感は共感できるものがありました。私もわりと距離が近い女優だと思っているので。若いコから『インスタグラムいいですね』とか気軽に言ってもらえるところは似ているかも」仲といえば、インスタグラムのストーリーや家族との写真が話題になることも多い。フォロワーは約200万人にものぼる。「好きなときに上げているのでストレスにはなっていないし、それを皆さんが楽しんでくださっているからうれしいです。でも、『インスタ見てます』も大事だけど『ドラマ見てます』と言ってもらえるよう頑張らないと。じゃないと、『職業・女優』って書けなくなっちゃう(笑)」質問には明るく快活に答える仲。家事などもポジティブな発想で楽しんでいる。「あ、やらなきゃみたいな義務感にならないようにご飯づくりや家事をやっています。『これを食べたいから作ろう』といった感じで。『〜しなきゃ』ではなく『〜したいな』と考えるようにしています」気さくな仲が、女優・仲として魅せる水島麗に注目だ。
2018年08月20日スタジオポノック(『メアリと魔女の花』)の新プロジェクト、ポノック短編劇場の第1弾映画『ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー』から、この度収録される3作品の新予告編が到着した。“子どもたちから大人まで楽しめるアニメーション映画を作りたい”という志からスタートした本プロジェクト。本作では、カニの兄弟の大冒険を描く『カニーニとカニーノ』、実話をもとに描いた母と少年の愛と感動の人間ドラマ『サムライエッグ』、見えない男の孤独な闘いをスペクタクルアクションで魅せる『透明人間』と、3つの物語で構成されている。今回到着した予告編では、そんな“3つの奇跡の物語”の魅力をぎゅっと凝縮!『カニーニとカニーノ』では、手描きの背景とCGの融合により、水の泡が印象的な新たな水中世界を覗くことができ、一方の『サムライエッグ』では水彩、色鉛筆、CGなどの様式を駆使して絵本がそのまま動きだしたかのような画面が実現した。そして、あらゆるアニメーション表現を用いた『透明人間』では、繊細だが時としてスピーディーでアクロバティックな動きに目を奪われる映像となっている。また、木村文乃や鈴木梨央、尾野真千子、坂口健太郎、オダギリジョーら豪華俳優陣が声のキャストを務めている本作。そんな豪華キャスト陣の演技、劇伴を務めた3人の音楽家たちの三者三様のコラボレーションもぜひこちらから楽しんでみて。『ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー』は8月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー 2018年8月24日より全国にて公開(C)2018 STUDIO PONOC
2018年08月10日若手俳優の“成長”に、ふと気づくきっかけとは何だろう?注目していた“推し俳優”がいつのまにか制服を卒業し、スーツ姿で仕事に恋に奮闘する大人のラブストーリーを演じているとドキッとするが、それが学園青春モノで先生役の側を演じるとなれば、なおさらかもしれない。例えば、2017年、菅田将暉ら日本映画の未来を担う若手俳優が共演した『帝一の國』に生徒役で出演した竹内涼真が、今年出演の映画では先生役を務めるという。また、意外ともいえる形で学園青春モノに挑む実力派俳優も登場する。こんな先生がいてくれたら、夏休みでも学校に行ってしまうのに…。そんなイケメン先生たちの活躍に注目した。竹内涼真『センセイ君主』のクールな“俺様”先生『帝一の國』にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」、ドラマ「過保護のカホコ」「陸王」「ブラックペアン」など、数々の大ヒット作品で注目を集め、いまや押しも押されもせぬ若手トップ俳優の1人となった竹内さん。『帝一の國』では奨学金を得るほどの秀才で心までイケメンの男子高校生を演じ、「ひよっこ」と「過保護のカホコ」では対照的な大学生を演じたが、8月1日(水)公開の最新主演映画『センセイ君主』では、頭脳明晰だが、冷徹でヒネクレ者の数学教師・弘光由貴先生を演じている。弘光先生は、よくいる熱血タイプの先生では決してないが、自覚のない“天然の人タラシ”なのだという。しかも、『君の膵臓をたべたい』以降も「賭ケグルイ」「崖っぷちホテル!」などで話題を振りまいてきた浜辺美波から“胸ボンババぼん”の思いを寄せられる先生だ。本作に際し、「やっと先生役を演じられる年齢になってきたのかなという思い」があるという竹内さん。予告編映像のように、かなり弾けた作風の中で「俺をおとしてみなよ」とクールな“俺様系”の色気を炸裂させている。「TWICE」とのコラボMVも話題だが、浜辺さんがCMキャラクターを務めるガーナチョコレートとのコラボCMも要チェック。千葉雄大、3度目の先生役は志尊淳と友情共演!現在、ドラマ「高嶺の花」で、華道界に新風を巻き起こすイケメン華道家の“クズ男”を演じ、ファンをザワつかせている千葉雄大。『帝一の國』で先輩・後輩として共演し、“新旧かわいい”コンビといわれた志尊淳が主演する『走れ!T校バスケット部』(11月3日公開)では“イケメン教師”として友情出演を果たす。千葉さんは、2015年10月期フジテレビ系ドラマ「オトナ女子」で中学校教師を演じ、生徒の母(鈴木砂羽)と禁断の年の差恋愛を繰り広げたことがあり、また、映画『暗黒女子』(’17)では全校生徒の憧れの的・飯豊まりえと男女の関係になる先生を演じてきた。そして、高校バスケットを題材にした直球青春スポーツ映画となる本作では、“戦隊レッド”の後輩でもある志尊さんとの再共演。「前回の共演では生徒同士でしたが、今回は生徒と先生役で、ちゃんと先生に見えたらいいなと思います」という千葉さん。イジメが原因で私立のバスケ強豪校からT校に転校してくる主人公の田所陽一(志尊さん)を初日から優しくフォローするという役回り。撮影の合間には「先生に見える?」と緊張する千葉さんに、「先生にしか見えないよ!」と志尊さんが応じるやりとりがあったというから微笑ましい。なお、志尊さんの先輩役として竹内さんも友情出演する。“モテ先生”小池徹平vs“モテ男子”中川大志『覚悟はいいかそこの女子。』中川大志が“愛されモテ男子”の高校生を演じ、10月12日(金)に映画が公開される『覚悟はいいかそこの女子。』で、抜群のルックスと生徒思いの優しい性格を兼ね備えた美術部顧問、柾木隆次先生を演じるのは小池徹平。「ごくせん」や「ドラゴン桜」などでの生徒役が印象的だった小池さんも、いまや32歳。近年では「キンキーブーツ」をはじめ、舞台での活躍も目覚ましい。「先生役は珍しいので、刺激的でとても楽しい」と語っていた小池さんが演じる柾木先生は、“先生界のプリンス”と呼ばれるイケメン教師。主人公・古谷斗和(中川さん)が初めて本気の恋をするクールビューティ・三輪美苑(唐田えりか)が思いを寄せている相手だ。美大を目指す美苑に絵の個人指導をしており、そんな2人を見て斗和は気が気でない様子。ドラマ第2話にちらりと登場した際には、女子生徒たちが「やばくない、あの2ショット」「夢のコラボじゃん!」と大騒ぎしていたが、激しく同意。“男子高校生界のプリンス”と“先生界のプリンス”のバトルは、いったいどうなる!?オダギリジョー、あの“金八”に憧れて教師になるも…「チア☆ダン」広瀬すずが主演した映画の数年後を舞台に、土屋太鳳らフレッシュなキャストでオリジナルストーリーを展開するドラマ「チア☆ダン」。ひょんなことからチアダンス部の顧問を務めることになった、やる気ゼロの地理歴史教師・漆戸太郎先生を演じるのは、オダギリジョーだ。『湯を沸かすほどの熱い愛』でのダメダメな夫役をはじめ、飄々とマイペースに生きる男のイメージがあるが、本作では、かつてはあの金八先生に憧れ、生徒指導にも熱心だったが、前任校で起こったある出来事で夢を失い、心が折れてしまったという役どころ。オダギリさんがこうした学園ドラマの中にいる風景はとても新鮮だ。自身は夢に破れ、挫折したが、「打倒JETS!全米制覇!」という無謀ともいえる夢に突き進む生徒たちと過ごす中で、再び情熱を取り戻していくことになる様子。キャスト発表時には「こんな汚れた自分が、ピュアな女子高生たちの中に混ざって良いものだろうか」と、自虐的なジョークを飛ばしていたオダギリさん。「隠し味程度に彼女たちの隣にいさせてもらえたら」というだけに、“好き”で邁進する彼女たちにとって程よいスパイスとなるに違いない。加藤シゲアキ、進学塾の“神”講師が一獲千金ゲームへ学校の教師ではないが、「ゼロ 一獲千金ゲーム」で進学塾特進クラスの受験を控えた小学生たちに“神授業”を行う講師・宇海零を演じるのが、「NEWS」の加藤シゲアキ。しかも、1人でも理解できていない子がいると、授業を一旦止めてでも、その子が理解するまでとことん指導していく。一見、問題視される行動かもしれないが、子どもたちの授業への食いつき方から見ても、彼が優秀な先生であることは確か。加藤さんは、竹内さんが生徒役を務めていたドラマ「時をかける少女」や、24時間テレビドラマスペシャル「盲目のヨシノリ先生 ~光を失って心が見えた~」でも先生役を演じたことがあり、「教壇からの“あの景色”もだんだん見慣れてきました(笑)」とコメントしていた。今回演じる零は、そのずば抜けた頭脳を最大限に駆使して、突然巻き込まれたサバイバルゲームで間宮祥太朗や小関裕太らとともに“キング”を目指していく。とはいえ、先生としての“表の顔”ももっと見ていたくなるハマりっぷりだ。あなたの思い入れあるイケメン先生は!?学園ドラマの最近のヒット作「花のち晴れ~花男 Next Season~」で杉咲花の父親役で登場し、話題を呼んだ反町隆史が、大ブレイクするきっかけとなったのは、妻の松嶋菜々子とも共演した「GTO」の鬼塚英吉だ。1998年に連続ドラマとして高視聴率を獲得し、翌年にはドラマスペシャルが放送、完結編として映画化もされた。反町さんが歌った主題歌「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」もヒットし、生徒役の中には窪塚洋介や小栗旬も。その後、AKIRA主演でリメイクもされている。鬼塚のような熱血教師といえば、佐藤隆太がハマリ役となった「ROOKIES(ルーキーズ)」(’08)。新人教師・川藤幸一と不良生徒たちが野球を通じて成長していく“これぞ青春!”のドラマは人気を博し、翌年には映画『ROOKIES-卒業-』も公開され大ヒット。生徒役には市原隼人や小出恵介、城田優、中尾明慶、佐藤健ら、錚々たる顔ぶれが並んでいる。そんな熱血教師と対極にいたのが、長谷川博己が演じた「鈴木先生」(’11)だろう。公立中学を舞台に学校給食から性の問題まで取り上げる勇気と、論理的思考と妄想が行き来する“鈴木メソッド”、脚本家・古沢良太によるクオリティの高い構成が話題となり、2001年以降のゴールデンタイム連ドラの最低平均視聴率を記録するも絶賛を受け、2013年に映画化されている。舞台俳優だった長谷川さんは、本作や「セカンドバージン」「家政婦のミタ」で一躍ブレイクした。野球といえば、ドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(’14)で「嵐」二宮和也が演じた田茂青志先生を思い浮かべる人も多いかもしれない。母校である進学校・小田原城徳高校の超へっぽこ野球部の監督になった田茂先生は、高いIQを駆使した論理的な練習方法によって勝利を目指した。この野球部員には福士蒼汰、中島裕翔、山崎賢人、本郷奏多、間宮祥太朗らが集い、女子マネージャーは有村架純と超豪華メンバーだった。その有村さんが『ナラタージュ』(’17)で“禁断の恋”を繰り広げたのは「嵐」の松本潤。演劇部顧問・葉山先生の煮え切らない態度には、モヤモヤとさせられた人も多いかもしれないが、あのシャワーシーンは近年の恋愛映画の中でも屈指の名シーンだったといえる。一方、生田斗真は『先生! 、、、好きになってもいいですか?』(’17)で広瀬すずから思いを寄せられる伊藤貢作先生を演じた。真面目すぎるも、根はやさしく不器用なところのある世界史教師を務めた生田さんは、およそ5年ぶり、30代になって初めての王道恋愛映画となった。意外なところでは、中川大志×飯豊まりえの『きょうのキラ君』に友情出演した人気ロックバンド[ALEXANDROS]のボーカル&ギター・川上洋平がいる。映画『BLEACH』にはクールなロック調の主題歌を提供しているが、同作では“キュン泣きラブストーリー”にふさわしいバラードを提供していた。胸キュンなラブストーリーといえば、『ひるなかの流星』(’17)でヒロインの永野芽郁(その名もすずめ)と、白濱亜嵐演じる無愛想なクラスメイトとともに三角関係を繰り広げていたのが、担任教師・獅子尾先生を演じた三浦翔平。バックハグや頭ポンなど王道ともいえるシーンが満載で、妄想(?)を膨らませた人も多かったはず。医療ドラマや警察ドラマと同様、ともすれば似たような設定・展開になってしまいがちな学園青春ドラマも、それぞれに異なる色を出せるのは個性豊かな先生とキャラの立った生徒たちがいればこそ。今年もまた、ひと味違った作品に出会えそうだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:走れ!T校バスケット部 2018年11月3日より全国にて公開© 2018「走れ!T校バスケット部」製作委員会センセイ君主 2018年8月1日より全国東宝系にて公開©2018 「センセイ君主」製作委員会©幸田もも子/集英社覚悟はいいかそこの女子。 2018年10月12日より全国にて公開©椎葉ナナ/集英社©2018映画「覚悟はいいかそこの女子。」製作委員会
2018年07月30日福井県立福井商業高校のチアリーダー部「JETS」が、全米チアダンス選手権で優勝した実話をもとにした映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』。その9年後を描いた新ドラマ『チア☆ダン』は、「JETS」のある高校への受験に失敗した主人公・藤谷わかば(土屋太鳳)が、他校の弱小チア部で、仲間と共に全米制覇という夢を追いかける物語。今回は、わかばのチームメイトを演じるキャストのなかでも年少組の大友花恋さん(榎木妙子役)と箭内夢菜さん(橘穂香役)に、見どころや撮影秘話を伺いました。――今回のドラマは普通の演技に加え、ダンスレッスンからカラダ作りまで、課題が多くて大変そうですね。箭内夢菜:私は中学生の時に器械体操をやっていたので柔軟性には自信があったんですけど、体幹を鍛えないとダンスを踊っている時に軸がブレてしまうので、筋トレも始めました。大友花恋:夢菜ちゃんは他の共演者の中でも一番カラダが柔らかいんです!箭内:花恋ちゃんも柔らかいよ。大友:私も昔から自己流でストレッチをしていましたが、撮影や練習でとても体力を使うので、じっくり休ませるケアも大事だなって思うようになって。整体に行ったり、自分でマッサージをしたり、鍛える、休む、のメリハリを意識しています。箭内:だんだんアスリートみたいになってくるよね(笑)。大友:あと、福井弁も課題の一つです。アドリブも多いので、困るとみんな知っている単語しか使わなくなってしまいます(笑)。そうだねっていう意味の「ほやの」とか。箭内:「ほやほや」とかね(笑)。――チームワークも良さそうですね。大友:半年以上ダンス練習をしているので、みんな仲がいいんです。空き時間にはジェンガゲームをしたり、だるまさんが転んだをしたり(笑)。箭内:みんなで集まるとすぐに踊りだしちゃうんです(笑)。なんかもう本当の部活みたいだよね。大友:私たちは同じチア部の共演者の中でも年齢が下のほうなんですけど、作中では同い年の設定なので、年上の山本舞香ちゃんや朝比奈彩ちゃんが「年齢は関係ないし、敬語は使わなくていいよ」と最初に言ってくださって。ダンスの練習をする上でも遠慮せずに話し合える空気感があります。箭内:私はこれが初めてのドラマなんですけど、初めての現場がこんなに居心地よくていいのかなって思うほどで。大友:私も、みんなで力を合わせて課題を乗り越えていく感覚が印象的です。一生忘れられないと思います。――ドラマの一番の見どころは?大友&箭内:全部です(笑)。大友:ダンスはもちろん、人間ドラマでもあるので、きっと何かで悩んでいる人の背中を押してあげられるような内容になっていると思います。箭内:本当に最初から最後まで見逃してほしくないです。私たち一人一人の成長を見守っていてください!写真右/おおとも・かれん1999年10月9日生まれ、群馬県出身。女優、モデル。『Seventeen』専属モデル。『王様のブランチ』にレギュラー出演中。文化放送「クラスメイトは大友花恋!」のパーソナリティも。左/やない・ゆめな2000年6月21日生まれ、福島県出身。女優、モデル。「ミスセブンティーン2017」のグランプリに輝く。以降、『Seventeen』の専属モデルとして活躍するほか、さまざまなCMに出演中。「打倒JETS、全米制覇!」という夢に突き進む少女たちの姿を描く。金曜ドラマ『チア☆ダン』出演/土屋太鳳、石井杏奈、阿川佐和子、オダギリジョーほか。7月13日より毎週金曜22:00~(TBS系)。初回15分拡大。※『anan』2018年7月18日号より。写真・小笠原真紀取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年07月17日映画化もされた感動の実話の“その後”を土屋太鳳主演で描くTBS系ドラマ「チア☆ダン」が7月13日から放送開始。放送終了後には「不覚にも泣いてる」「共感めちゃする」など“感動、共感した”という声がSNSに溢れかえっている。実話を元に製作され昨年公開された映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』が大ヒットしたのは記憶に新しいが、その人気を受けドラマ化も決定。ドラマは2018年現在を舞台に映画の後の出来事を描くオリジナルストーリーになっている。ドラマでは、幼い頃に強豪チアダンス部「JETS」が初の全米優勝を果たした演技を見て憧れを持った主人公の藤谷わかばを土屋さんが演じ主演。わかばは「JETS」入りを夢見るも受験に失敗。別の高校で競技ではなく応援のためのチアリーディング部に在籍し、夢をあきらめて過ごしてきたが、ある日東京から来た強引な転校生に「私とチアダンスをやろう!」と言われ「打倒JETS!」を目指すことに決意する…というもの。この転校生・桐生汐里を石井杏奈が、「元JETS」でわかばの姉・あおいを新木優子が演じ、わかばの同級生役で朝比奈彩、大友花恋、箭内夢菜、志田彩良、佐久間由衣、前の学校で学級崩壊を経験し自信を失ったが、わかばたちのためチア部の顧問となる教師・漆戸太郎にオダギリジョー、映画版でヒロインを演じた広瀬すずも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第1話では、受験失敗以来姉にコンプレックスを抱き続けてきたわかばが、汐里に誘われたことで本気でチアダンスをやろうと思い、2人で仲間を集めチアダンス部の設立に動く様子と、太郎が前任の学校で学級崩壊を経験、精神的に病んでいたことや、わかばたちの頑張る姿を見てチアダンス部の顧問になると決意するまでが中心に描かれ、ラストは親の反対を振り切りチアダンスを教えるため上京するあおいを、わかばたちがチアダンスで応援するシーンで終了した。放送後には「チアダンで不覚にも泣いてる」「泣くとは思わんかったわーー」「若い子が頑張ってる姿は泣ける」といった“感動の声”がTwitterのタイムラインに溢れたほか、「本気部活してた人はかなり共感する」「共感めちゃする」といった“共感の声”も。また「物凄く真摯に作ってる。ここからどう上がっていくんだろう。ゾクゾクする」と、丁寧な演出を評価する反応も。もちろん土屋さんはじめフレッシュなキャストに「キャスト可愛すぎるし最高」という投稿や広瀬さんの登場には「映画版の天海祐希の面影が見える演技も凄く良い」したというツイートも寄せられている。(笠緒)
2018年07月14日池田エライザが、人生こじらせ真っ最中のヒロインを演じ、事故物件に住んでその履歴を帳消しにする『ルームロンダリング』が、7月7日(土)より公開される。そんな本作から、池田さん演じる八雲御子の叔父を演じるオダギリジョーが、怪しげな雰囲気で登場する本編映像がシネマカフェにて解禁された。今回解禁されたのは、オダギリさん演じる雷土悟郎が、春日八郎が歌い大ヒットを記録した名曲「お富さん」を口ずさむワンシーンだ。鼻歌まじりにたばこに火をつけ、「お富さん」を口ずさみながら軽い足取りで事故物件のアパートを後にする雷土は、どこからどう見ても怪しさ全開。それもそのはず、雷土は事故物件に御子を住まわせ、事故の履歴を帳消しにする、“ルームロンダリング”を斡旋した張本人。執拗に立ち退きを迫る悪徳不動産屋を営み、不法滞在者の外国人に偽造パスポートを作成する、一癖も二癖もある人物なのだ。かと思えば、それらは全て、可愛い姪っ子である御子の学費を稼ぐためという心優しい顔も見せる、いわばギャップある役どころを、オダギリさんが持ち前の飄々とした雰囲気で演じている。カルチャー好き女子たちからの根強い人気を誇るオダギリさんが、本作で御子を優しく見守る眼差しやサングラスの奥から垣間見せる微笑みに、女子たちのハートは鷲掴みされること間違いなしだろう。『ルームロンダリング』は7月7日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルームロンダリング 2018年7月7日より新宿武蔵野館、渋谷 HUMAX シネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開©2018「ルームロンダリング」製作委員会
2018年07月04日『メアリと魔女の花』で知られる「スタジオポノック」の新プロジェクト「ポノック短編劇場」。その第1弾『ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー』に、木村文乃、坂口健太郎が新たに参加することが分かった。米林宏昌をはじめとするスタジオジブリ出身の3人の監督が手掛けた3作品の短編アニメーションからなる本プロジェクト。このたび、米林監督の『カニーニとカニーノ』、巨匠・高畑勲監督の右腕として活躍した百瀬義行監督の『サムライエッグ』、そして宮崎駿監督作品の中心を担ったアニメーター・山下明彦監督による『透明人間』の3作品で声の出演を果たす追加キャストとスタッフが明らかに。兄と弟の勇気、母と子の絆、そして、たったひとりの闘い。“英雄たち”の3つの物語で、奇跡のコラボレーションが実現し、ポスタービジュアルも解禁となった。■木村文乃×鈴木梨央、『メアリ』米林監督初のオリジナルストーリーに挑む!オリジナルストーリーとなるカニの兄弟の大冒険ファンタジー『カニーニとカニーノ』では、木村さんが主演カニーニ役でカニ役に初挑戦。弟のカニーノ役には鈴木梨央。音楽は『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』に続き、米林監督と3度目のタッグとなる村松崇継が務める。木村文乃(カニーニ役)初めてお話をいただいたとき、カニ役のお兄ちゃんということでどんな風になるのか、と思っていましたが、絵コンテで米林監督の映画の世界観に触れて想像が広がり、とてもワクワクしています。全編、カニ語!?ということで、どのように演じていくのかいまから楽しみです。鈴木梨央(カニーノ役)米林監督が、初めて男の子を主役にされた作品だと聞いて感動したこと、その作品に私も関わることが出来るとわかったときは、驚きと喜びで全身に鳥肌が立ちました。男の子の役は初めてですが、カニーノの気持ちになって、カニーニと大冒険をしていく様子をしっかりと演じきれる様に精一杯頑張りたいと思います。村松崇継(音楽)絵コンテを頂いたとき、これが短編映画?と感じるくらい、短編とは思えない展開やスケールに正直、驚かされました。そしてこの映画は、家族愛、兄弟愛、何をテーマにしているんだろうと思ったとき、あっ、この映画は、いま、この現代だからこそ届けたい全ての愛を表現しているんだということにも気づかされました。絵コンテ状態から既に感じる圧倒的な絵の美しさとスケール感。息を飲むスペクタクルな展開。この世界を自分が、音楽で表現させてもらえることにいまは、ただただ幸せを感じています。■鬼才・百瀬義行監督による『サムライエッグ』、坂口健太郎はパパ役本作は、故・高畑勲監督の右腕として活躍した鬼才・百瀬義行による実話を元に描いた母と少年の愛と感動の人間ドラマ。出演は尾野真千子、子役の篠原湊大(9歳)に坂口健太郎が参戦。たまごアレルギーをもった少年シュンとその家族が懸命に生きる姿を描く。さらに、日本ポップス界を牽引する島田昌典が映画音楽を手がける。尾野真千子(ママ役)本格的な声のお芝居は初挑戦でした!とにかく難しい。声優というお仕事を尊敬した時間でした。でもやはり伝えたいという気持ちは変わらず1つ1つ大切にお芝居させていただきました。この物語がたくさんの人に届きますように。篠原湊大(シュン役)オーディションでは関西弁に気をつけながら「ぼくはシュンだ!」と思いながら初めてのアフレコに臨みました。極度のたまごアレルギーのシュンになりきり、自分と戦う役を精一杯頑張りたいです。坂口健太郎(パパ/医者役)普段のお芝居とは違う、声でキャラクターに命を吹き込むことを大切に、現代の小さなヒーローに寄り添えるように頑張ります。ぜひ、楽しみにしていてください。島田昌典(音楽)初めての映画音楽です。それがこのような素晴らしい作品で挑戦させていただけたなんて、大変光栄です。観る方々が、スッーと映像の世界感に入っていけるような、寄り添った音になっていると嬉しいです。■オダギリジョーが『透明人間』!宮崎監督作品のアニメーター・山下明彦が監督見えない男の孤独な闘いをスペクタクルアクションで魅せる本作。透明人間はオダギリジョーが演じ、舞踊家として活躍する田中泯も出演。音楽プロデューサーの中田ヤスタカが独自のEDM的サウンドで重厚感のある音楽世界を作り上げた。オダギリジョー(透明人間役)改めて芝居というのは色々な要素で形成されるんだなということを考えさせられました。声優の仕事を通して、俳優の根源を見つめ直すことができ、良い経験になりました。アニメーションで透明人間を描く、ということがまず面白い挑戦だなと思っています。いままでにない、未知の経験をこの作品から感じて頂くことが出来たならとても嬉しく思います。田中泯(盲目の男役)見えてない、あるいは見られていなくでも人は存在できた。が、現代ではこれでは無視されることになる。見える、見られるために他者が必要なのだろうか?わからない人では駄目なのだろうか?誰のカラダの中にも、自分ですら知らない透明人間性というのが本来的にあるのではないのでしょうか。誰だって自分のカラダの中で生きているのだから。■キャスト決定に西村義明プロデューサー、3つの物語は「紛れもない挑戦」『カニーニとカニーノ』のカニの演技、『サムライエッグ』の現実の家族、『透明人間』の言葉にならない芝居。今回の3つの物語で要求される演技は、どれを1つ取っても簡単ではありません。短い映画だからこそ、台詞ひとつが作品を大きく決定づけることも起こります。出演者の方々にとって、3人の監督たちにとって、本作は紛れもない挑戦となるでしょう。実力ある映画界、音楽界の方々と、アニメーションの才能が一同に介して、この夏、まったく新しいアニメーション体験を皆さまにお届けできたら嬉しいです。『ちいさな英雄ーカニとタマゴと透明人間ー』は8月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月18日TBSより毎週金曜よる10時より、土屋太鳳主演のドラマ「チア☆ダン」 これまで主人公の藤谷わかばを演じる土屋さんのほか様々なキャストが決まる中、この度わかばの姉・藤谷あおいを、新木優子が演じることが明らかになった。■あらすじ幼い頃に強豪チアダンス部「JETS」が初の全米優勝を果たした演技を見て憧れを持った主人公の藤谷わかば(土屋さん)が、将来は同部に入って全米優勝したいという夢を抱くが、JETSのある高校の受験に失敗。いつしかチアダンスさえ「自分には無理、できっこない」と考えるようになり、勉強も運動も中途ハンパな隣町の高校に入学し、弱小チアリーダー部で運動部を応援するだけの高校生活を過ごしていた。そんなある日、東京から来た強引な転校生・汐里(石井杏奈)に「私とチアダンスをやろう!」という思いがけない言葉をかけられる。その言葉がわかばのくすぶっていた思いに火を点け、かけがえのない仲間や挫折したダメ中年教師の漆戸太郎(オダギリジョー)ら大人たちの支えと共に泣き笑い、成長し、「打倒JETS!全米制覇!」というできっこない夢を追いかけ全てをかけて挑戦する王道の青春ストーリー。■ドラマ・映画に引っ張りだこの新木さんが、土屋さんの姉役で登場!新木さんは人気ファッション誌「non-no」で専属モデルとして活躍し、翌年「ゼクシィ」の8代目CMガールに抜擢され注目を集めると、女優としても「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON」「重要参考人探偵」など数々の話題作に出演している。最近では「トドメの接吻」で主人公に翻弄される令嬢を演じるなど、今期大注目の若手女優だ。そんな新木さんが今作で演じる藤谷あおいは、土屋さん演じる主人公・わかばの姉。福井中央高等学校チアダンス部「JETS」の元センターを務め全米選手権大会3連覇を果たすなど、わかばがあきらめた夢を全て叶えている存在。美人で優しく、わかばにとって憧れの存在であると同時に、完璧すぎる姉と比べられることも多くやっかみの対象でもある。しかし実は陰で血のにじむような努力をしており、大学卒業後、家業である眼鏡工房(藤谷メガネ)を手伝っているが、ある叶えたい夢に挑戦するために家族に一波乱が起こるという役どころだ。今回の役を演じるにあたって、新木さんは「大好きなチアダンのドラマに出演させて頂けると聞いた時はすごくうれしかったですし、最初は私も踊るのかな?と思っていましたが、土屋太鳳ちゃん演じるわかばのお姉ちゃん役と聞いた時は、今まで現役高校生の役が多かったので私も大人になっちゃったなと思いましたし(笑)」と茶目っ気溢れるコメントをし、「その分、わかばを精一杯支えてあげよう!という気持ちが溢れました。私もわかばたちチアダンス部のみんなと一緒に全力で頑張っていきたいと思います!」熱い意気込みを語った。完璧すぎる姉・あおいを、新木さんはどう演じていくのか。是非チェックして。「チア☆ダン」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2018年06月11日スタジオポノックのアニメーション映画『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』が、2018年8月24日(金)に全国公開。本作は、3本の短編映画で構成される。『メアリと魔女の花』のスタジオポノック、新プロジェクト開始『メアリと魔女の花』が266万人の国内観客動員数を記録、全世界の上映も決定するなど、2017年に初の長編作品で鮮烈なデビューを飾ったスタジオポノック。本作では、新プロジェクトとしてスタートする「ポノック短編劇場」から、それぞれ異なる監督が手掛ける3本の短編映画を一挙に上映する。兄と弟の勇気を描く『カニーニとカニーノ』兄と弟の勇気、母と子のきずな、たったひとりの闘い…と3作それぞれ違う視点をとりつつも、描かれるのはいずれも愛と感動の英雄たちの物語だ。『メアリと魔女の花』の米林宏昌が自身初のオリジナルストーリーで挑む、カニの兄弟の冒険ファンタジー『カニーニとカニーノ』。主演カニーニは、映画『伊藤くん A to E』『羊の木』に出演した木村文乃が担当し、カニ役に初挑戦。弟のカニーノ役には、NHK大河ドラマ『八重の桜』に出演し、女優、声優としても活躍している人気子役の鈴木梨央。音楽は、『思い出のマーニ』『メアリと魔女の花』に続き、村松崇継が再び米林宏昌とタッグを組む。母と子の絆に焦点を当てた『サムライエッグ』2018年4月に惜しまれつつもこの世を去った高畑勲監督の右腕として活躍した百瀬義行が手掛けるのは『サムライエッグ』。主演に映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』にも登場した尾野真千子、映画『今夜、ロマンス劇場で』の坂口健太郎もキャストに迎える。物語で描かれるのは、母と少年の愛に溢れた人間ドラマ。たまごアレルギーをもった少年シュンとその家族が懸命に生きる姿が映し出される。孤独な男の闘い『透明人間』宮崎駿監督作品を中心に携わった、天才アニメーター山下明彦は、見えない男の孤独な闘いをスペクタクルアクションで魅せる『透明人間』を展開。主役となる透明人間には、映画『エルネスト』で主演を務めたオダギリジョー、さらに音楽は中田ヤスタカが手がける。エンディングテーマは木村カエラ「ちいさな英雄」エンディングテーマは、木村カエラの新曲「ちいさな英雄」。懸命に生きる子ども、そして彼らを温かく見つめる大人の 目線、それぞれの感情が相互に入れ替わり、軽やかに飛び越えていくような楽曲だ。「TREE CLIMBERS」や「Ring a Ding Dong」などの楽曲を手掛けた、ASPARAGUSの渡邊忍がサウンドプロデュースを行っている。作品情報『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』公開日:2018年8月24日(金)「カニーニとカニーノ」監督:米林宏昌/音楽:村松崇継/声の出演:木村文乃 鈴木梨央「サムライエッグ」監督:百瀬義行/音楽:島田昌典/声の出演:尾野真千子 篠原湊大 坂口健太郎「透明人間」監督:山下明彦/音楽:中田ヤスタカ/声の出演:オダギリジョー 田中泯エンディングテーマ:木村カエラ「ちいさな英雄」(ELA/ビクターエンタテインメント)プロデューサー:西村義明制作:スタジオポノック/スタジオポノック・日本テレビ・電通 提携作品/配給:東宝
2018年06月07日オダギリジョー 人が変わったような変身にあった。 5月7日、都内にあるレストランで今夏放送ドラマ『イアリー 見えない顔』(WOWOW)の打ち上げが行われていた。 雨のなか傘をさして現れたのは主演のオダギリジョー(42)。外は肌寒いのにもかかわらず、なぜかTシャツ姿。チューリップハットに丸メガネを合わせ、ワイドパンツにブーツという“奇抜”なファッションだった。 「この作品は、森淳一監督(51)がオダギリさんと仕事がしたくて企画化したそうです。森監督は打ち上げで『オダギリさんが前にドラマの記者会見で“民放ドラマで低視聴率をとったし、ゴールデンは嫌。やるなら深夜かWOWOWがいい”と言っていたので声を掛けたんです!』と発言。これにはオダギリさんも笑っていましたね」(番組スタッフ) 打ち上げにはヒロイン役の仲里依紗(28)こそ仕事で不参加だったが、主要キャストはほぼ集結していた。そうした強い団結の陰には、オダギリの“変身”があったという。 「最近のオダギリさんは海外作品に出ることが多く、コミュニケーションの重要性を再認識したみたいです。今回も出演者と積極的に話していました。今まではどこかクールな雰囲気でしたが、現場では人が変わったように明るかったですね」(前出・番組スタッフ) そして、その“変身”には家族の存在も大きく影響しているようだ。 「妻の香椎由宇さん(31)はもう何年もドラマや映画に出演しておらず、ほとんど育児に専念しているような状態です。オダギリさんも父になったことで、責任感が増したのでしょう。家族のため、今まで以上に仕事を頑張るようになっていますよ」(テレビ局関係者) そんなオダギリだが、打ち上げでは終始、ご機嫌だったという。この日だけは“パパの重圧”も忘れ、気の置けない仲間たちとの宴を堪能したようだ。 「オダギリさんはかなりお酒を飲んでいて、みんなで泥酔していました。挨拶の際も呂律が回っておらず、『みんなハッピーでいこうよ〜♪』と意味不明な発言を絶叫していました(笑)。カラオケ店での二次会にも夜中2時まで参加していましたし、よほど今回の撮影が楽しかったみたいですね」(前出・番組スタッフ)
2018年05月17日池田エライザが主演する、ワケあり物件に住みその履歴を帳消しにするという秘密のお仕事=“ルームロンダリング”を題材に描く『ルームロンダリング』。この度、本作でワケあり不動産屋を演じるオダギリジョーの怪しすぎる場面写真をいち早くシネマカフェが入手した。オダギリさんが演じるのは、池田さん扮する御子の叔父で、胡散臭い不動産屋を営む雷土悟郎。不動産屋業をしつつ、中華料理屋に偽造パスポートを作らせたり、サッカー少年たちを使って住人に立ち退きを迫ったりと、世間一般の不動産屋とは少し違う様子…。また、御子にルームロンダリングの仕事を用意する人物でもある。そして今回到着した場面写真では、サングラス姿にアヒルのランプを抱えた、なんとも怪しげな悟郎の姿が捉えられている。本作の監督、片桐健滋が助監督時代に『血と骨』(崔洋一監督)で現場を共にしているオダギリさん。今回の出演に関してオダギリさんは、「いまの時代、オリジナルの脚本を映画化する事は容易ではありません。微力ながら応援したい気持ちでこの企画に参加することにしました」と話し、さらに「想いの詰まった脚本がとてもユニークでしっかりと魅力のある世界観を感じさせてくれた」と参加理由を明かしている。オダギリさん含め、健太郎扮する眼鏡男子・亜樹人など、個性的なキャラクターが登場する本作。それぞれの新しい一面が本作では垣間見えそうだ。『ルームロンダリング』は7月7日(土)より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ルームロンダリング 2018年7月7日より新宿武蔵野館、渋谷 HUMAX シネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開©2018「ルームロンダリング」製作委員会
2018年05月16日土屋太鳳が主演する7月放送のドラマ「チア☆ダン」に、主人公と一緒に“できっこない夢”を目指すチアダンス部の顧問役としてオダギリジョーが出演することが決定。あわせて、チアダンス部員の追加レギュラーキャストも発表され、土屋さん含む17人の“チアダンスユニフォーム姿”が公開された。オダギリジョー、チアダンス部の顧問に! 「こんな汚れた自分が…」広瀬すず主演で映画化した『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の数年後を舞台に、今度は土屋さんが演じる主人公・藤谷わかばを中心に映画とは全く違うオリジナルストーリーを展開する本作。出演が発表されたオダギリさんが演じるのは、ダンス経験の無いチアダンス部の顧問でやる気ゼロのダメ教師・漆戸太郎。かつては金八先生に憧れ、夢中で生徒指導に邁進する教師であったが、前任校で起こったある出来事で夢を失い、心が折れてしまっていた太郎。そんな夢に破れ挫折した中年教師が「打倒JETS!全米制覇!」という、できっこない夢に突き進む少女らと一緒に熱いチアダンスの世界へと足を踏み入れ、教えることへの情熱を取り戻し再生していく。オダギリさんは、「こういう爽やかな学園ドラマにいままで関わったことがなかったので、出演のオファーを頂いたときにはこんな汚れた自分が、ピュアな女子高生たちの中に混ざって良いものだろうかと思いました」とジョークを言いつつ、「僕自身はチアダンス部の彼女たちを支えるというのはおこがましいので、彼女たちがより魅力的に輝くための、隠し味程度に彼女たちの隣にいさせてもらえたらと思っています」とコメントしている。主演の土屋さんは、オダギリさんの出演に関して「今回、チアダンでオダギリジョーさんと初めて共演させて頂きます。オダギリさんは、映像でずっと拝見させて頂いていた方でしたので、その独特な空気感とお芝居を直接目の前で見て感じることができることにすごくドキドキしています」と撮影が楽しみだと語っている。チアダンス部員に若手注目株が集結そして、わかばたちと同じ目標に進むチアダンス部員として石井杏奈、佐久間由衣、山本舞香らに加え、新たに追加キャストが決定。わかばがチアダンス部を作る前に所属していたチアリーダー部の2年生で部長の稲森望を演じるのは、連続テレビ小説「わろてんか」でヒロインの妹を演じ注目を集めた堀田真由。そして同じくチアリーダー部2年生として、福地桃子、石崎なつみ、坂ノ上茜、溝口恵が決定。まず、チアリーダー部のナンバー2的存在である芦田さくら役には、哀川翔の娘で2019年度の連続テレビ小説「なつぞら」にも出演が決定している福地さん。お菓子大好き、実は優れた運動神経の持ち主の三枝美菜役を『ぐちゃぐちゃ』で主演を務め、またチアダンスで全国大会に出場した経験を持つ石崎さん。流行に敏感な樫村恵理役を、「王様のブランチ」でリポーターを務める坂ノ上さん。ムードメーカーの菅沼香役は、モデルで女優の溝口さんが演じる。また、チアリーダー部の1年生には、足立佳奈、守屋ことり、佐生雪が抜擢。わかばたちがチアダンス部を作ったときに内心は入りたい気持ちを持つものの入る決心が持てない梶山カンナを演じるのは、「LINE×SONY MUSICオーディション」でグランプリを獲得し、その後シンガーソングライターとして活動する足立さん。そして大竹真子役を、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』への出演も決定し、今作がドラマ初出演となる守屋さん。武藤夕実役に連続ドラマ初出演となり『センセイ君主』へ出演が決定している佐生さんが参加する。キャストコメント到着足立佳奈(梶山カンナ役)映画で観たあのチア☆ダンがドラマ化されて、そのメンバーに選んで頂きとても光栄でうれしかったです。体力には自信がありますが、チアダンスは初めてなのでみなさんの足を引っ張らないように、持ち前の笑顔で常に明るく頑張ります!堀田真由(稲森望役)この度、稲森望という役を頂き、チア☆ダンの世界に入れることに大変喜びを感じております。チアスピリッツの意味でもある元気・応援、そして、互いに励まし合うを心に、観てくださる方々に温かい気持ちをお届けできるよう精一杯頑張ります!福地桃子(芦田さくら役)沢山の方にパワーをお届けできるそんな作品に携わることができ、とてもうれしくどきどきしています。この作品と同じようにパワー溢れる共演者の皆さん、スタッフさんに囲まれている現場なので、私も全力で挑みたいという気持ちでいっぱいです。石崎なつみ(三枝美菜役)大好きなチアにこうして携わることができて、本当にうれしいです!高校ではチアダンス部で、当時からJETSさんは憧れでもあり、いつか越えたいと思っていた存在でした。そのアツい気持ちを、この作品に全てぶつけていきたいと思っています!坂ノ上茜(樫村恵理役)チア☆ダンがドラマ化するという話を聞いたときから、この作品に携わることができたらいいなと願っていました。なのでオーディションに合格したと聞いた時は飛び上がるくらいうれしかったです!!(実際はロケバスの中にいたので、できませんでした。笑)この気持ちを忘れず、責任を持ってお芝居やダンスと向き合っていきます。観てくださる方々へ元気を届けられるよう全力で頑張ります!溝口恵(菅沼香役)チア☆ダンは映画を観ていて大好きな作品だったので、ドラマには絶対出演したい!と思ってオーディションに参加しました!自分もチア☆ダンに出演できるということが、ただただ幸せです!今回、香を演じるにあたり、人生で初めて髪の毛を茶色に染めて役の準備をしました。チアダンスのレッスンもみんなでずっと頑張ってきました。観てくださる皆さんの心に残る作品を届けられるようにチーム一丸になって撮影も頑張ります!ぜひ、チア☆ダンをよろしくお願いいたします!守屋ことり(大竹真子役)まず、この作品がドラマデビュー作になること、すごくうれしいです。オーディションの前も後も、チア☆ダンのことを考えると涙がポロポロ出てくるくらい、受かりたい!という強い思いがありました。それから半年以上が経ったいま、あのとき願っていたこの現場に居ます。ここで過ごせる1分1秒の幸せを噛み締めて、共演する先輩方から学ばせていただき、最後まで全力で突っ走ります!佐生雪(武藤夕実役)連ドラに出演させて頂くのは今回が初めてで、わからないことだらけで、正直少し不安もありますが、チアダンスをずっと一緒に練習してきたメンバーたちとのお芝居なので、その面に関しては安心もあり、楽しみでもあります。色々な面で学ぶことが多い現場になると思います。武藤夕実をどう作っていけば、夕実としてドラマにほんの少しでも色が出るか。そして、観て下さる皆さんにとって毎週金曜日が楽しみになるように、精一杯芝居もダンスもさせて頂きます。色々な立場や気持ちで観て下さる方がいると思いますが、そのひとりひとりが自分の青春となるように、私たちも思い切り青春を送りたいと思います。「チア☆ダン」は7月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年05月09日日々、忙しく過ごしていると身も心も疲れちゃいますよね。「もうしんどい」「何もしたくない」そんな女性のみなさんに最高の癒しのご褒美=イケメンのインタビューをお届けします。しかも、そんじょそこらの、やわなイケメンではありません。登場するのは酸いも甘いも噛み分けた「大人のイケメン」ばかり!毎週木曜日は、ココロニプロロ編集部が厳選したイケメンたちの人生や仕事・恋愛にまつわるお話に耳を傾けてみましょう。そこにはあなたの恋や仕事に活かせるヒントが隠れているかもしれません。■冒険家と仮面ライダーに憧れた冒険家、人力車夫の素顔とは第3弾は、プロの冒険家で人力車夫の阿部雅龍さん。情熱系イケメンの登場です。とあるパーティーで熱いスピーチをしていた彼に、目が釘付け!前人未踏のルートで南極を冒険するという、桁違いにスケールの大きな計画に心が躍りました。まぶしい笑顔にサムズアップ(親指を立てる)ポーズ。阿部さん、いろいろとお話を聞かせてください!Q.1 簡単に自己紹介をお願いします阿部雅龍(あべまさたつ)と申します。普段は浅草で人力車を営みながら、冒険家として世界中を冒険しています。◎「雅」に「龍」という素敵な名前雅龍という名前は、父がつけてくれました。「雅」に「龍」と派手な文字が並ぶので、よくペンネームなんじゃないかと言われますが、本名です。名前を意識して帯は「龍帯」にしています。Q.2 子どもの頃の将来の夢は?僕の場合、それが冒険家だったんです。小さい頃、本を読むのが好きで冒険物をよく読んでいました。今ではそう見えないかもしれませんが、子どもの頃は体が弱くて、ちょっぴりいじめられっ子だったんです。そういう自分にとって、勇気を持ってチャレンジする人たちは憧れの存在でした!だから幼い頃の夢をずっと追いかけている感じです。◎子どもの頃に読んだ印象に残っている本白瀬矗(しらせのぶ)さんという100年前の探検家が、南極にチャレンジしようとした際の記録をマンガにまとめたものがあったのですが、それが印象に残ってますね。あとは、アメリカ大陸を見つけたコロンブスの本も大好きでした。◎大自然が遊び場父が交通事故で亡くなってから、田舎のほうにある母の実家に引っ越しました。そうしたら遊ぶ場所が、もろに自然の中だったんです。森や原っぱを走り回って秘密基地を作ったり、童謡みたいな感じで野良のうさぎを追ったり、木登りしたり、屋根に登ったりしてましたね。Q.3 学生時代はどんなことをして過ごしていましたか?空手を始めて1日に7~8時間、練習してました。きっかけは、もうちょっと強くなりたいな、と。もともと旅をしたいという気持ちがどこかにあって、こんなに体が弱くてはダメだ、と思ったんです。なので体を鍛えるために空手を始めて、すっかりハマりました。◎男臭い、汗臭い生活師範の内弟子になって道場の2階に下宿し、朝5時からトレーニングして学校に行き、帰ってきたら、夕方4時から夜10時までずっと練習、という毎日。だから大学生の頃は本当に男臭い、汗臭い生活をしていました。下宿してた四畳半の自分の部屋には、ひっきりなしに誰かがいるんですよ。道場の後輩や先輩の溜まり場になってて、プライベート0みたいな。女っ気は全然なかったけど、いい学生時代を過ごしたなと思います。打ち込むものがあったのは素晴らしい!それがあるおかげで、今の活動のベースの体力ができてます。◎体を痛めても休めない空手道場はすごく厳しい所でした。骨にヒビが入っても、筋肉痛になっても、肉離れを起こしても練習を休めないんですよ。そういうときは立ってるだけでもツラくて。でも、ここで我慢して踏ん張れるからこそ強くなれると、ポジティブに考えるようにしてました。Q.4 尊敬している人は?恩師の冒険家・大場満郎さんです。北極と南極を世界で初めて1人で歩いて横断した方で、もともと僕は彼の言葉に影響を受けて冒険をしようと決断しました。ずっと憧れの人ですね。今も年に1回くらい会いに行きます。手紙も、年賀状と暑中お見舞いは絶対に出します。◎衝撃的だった大場さんの言葉学生のとき、いろいろな冒険家のwebの記事を読んでたんですけど、あるとき、大場さんの記事を見つけました。彼の言葉に「自分が冒険をする理由は、人生を後悔しないように、笑って死ねる人生を送れるように生きたいからだ。だから冒険をしていきたい」というのがあって、その言葉にすごくショックを受けて。そのときに自分が本当にやりたいことをやらずに終わってしまったら、結局、死ぬまでに自分を好きになれない。大場さんのように笑って死ねる人になりたいと思いました。◎自分の本能に従ってその後すぐに、大場さんの自然学校に「あなたみたいになりたいです。なんでもやるので置いてもらえませんか?」って手紙を書いて送りました。そして、大学の学生課に行き、休学届けをもらってきて、2年間休学して大場さんの自然学校に行ったんです。やるときは結構、衝動的な感じですね。基本的に自分の本能に従うところはあります。たとえそれが、人から見たらダメだと思われることでも自分の直感だけは信じます。直感を信じたほうがうまくいくことが多いんです。自分が信じたこととは違うことをやって失敗した場合、本当に後悔するんですよね。なんで直感を信じられなかったんだろう、って。Q.5 冒険家を目指したきっかけは?大学3年から4年に上がるとき、同級生はみんな就職活動を始めました。そのときに、人生どうしていったらいいのかな?と。機械科を専攻してたので、周りの人は車関係の仕事がしたいとか、今の勉強を生かして大学院で論文を書きたいとか言ってたけど、僕はやりたい仕事もなかったし、大学院に進んで学びたいことがあるわけでもなかった。そのときにふと、小さい頃に冒険家に憧れたというのを思い出して。どうせ人生は1回しかないから、ここで決断してやろう!と思ったのがきっかけです。Q.6 夢を叶えるために、日常的にしていることは?シンプルなんですけど、自分を信じること。夢を持つと、それに対していろいろ言ってくる人がいてくじけそうなときもありますが、それでも自分を信じる以外ないのかな、と思います。シンプルだけど難しいことです。Q.7 「夢を追う男」という肩書きを使っている理由は?ヒーローものが大好きで。オダギリジョーさんが演じた『仮面ライダークウガ』という平成ライダーの一番最初のシリーズがあるんですけど、その主人公・五代雄介が僕の憧れの大人像なんです。五代はいつも笑顔で、サムズアップ(親指を立てるポーズ)がトレードマーク。初対面の人に「夢を追う男」と書かれた名刺を渡すんです。つらいときもいつも笑顔で負けない。ちなみに彼の職業が冒険家という設定なんですね。そして、子どもや動物に対してすごく優しい気持ちを持っている。そういう人になりたいから、その肩書きを真似させてもらっています。幼い頃の夢を実現させ、冒険家となった阿部さん。次回は、これから実行しようとしている冒険のこと、過去の冒険での恐怖体験、冒険にまつわる素朴な疑問など、他では聞けないあれこれをたっぷりお届けします。お楽しみに!プロフィール阿部雅龍冒険家・人力車夫秋田大学在校中から冒険活動を始め、人力での冒険距離20,000km以上。南米自転車縦断(11,000km)、北米大陸ロッキー山脈縦貫トレイル踏破(5,400km)、乾季アマゾン川いかだ下り (2,000km)、カナダ北極圏徒歩(500km)、カナダ北極圏徒歩(750km)、グリーンランド北極圏徒歩(1200㎞)等。2019年同じ秋田出身の白瀬矗中尉の足跡を辿る南極点到達を目指している。その前哨戦として、2018年ソロ無補給南極点到達を予定。南極点到達への誓いを立てるため、人力車をひきながら日本の一宮68箇所を巡る「リキシャ ジャパントラバース-一宮68箇所人力車参り-」は2017年10月29日にゴール。普段は冒険のトレーニングを兼ねて浅草で人力車を引く。著書に学校推薦図書『次の夢への一歩』(角川書店)がある。
2018年04月12日『メアリと魔女の花』で知られる「スタジオポノック新作プロジェクト発表会」が3月27日(火)、都内にて行われ、新作のタイトル『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』が発表された。■スタジオジブリ出身の監督が集結本作は新プロジェクト「ポノック短編劇場」が贈る第一弾で、米林宏昌をはじめとするスタジオジブリ出身の3人の監督が手掛けた3作品の短編アニメーションから成る。『メアリと魔女の花』の米林監督の『カニーニとカニーノ』、巨匠・高畑勲監督の右腕として活躍した百瀬義行監督の『サムライエッグ』、そして宮崎駿監督作品の中心を担ったアニメーター山下明彦監督による『透明人間』の短編3作が結集した。「ちいさな英雄」をテーマにしたアニメーションとなるが、それぞれジャンルはバラバラ。『カニーニとカニーノ』は米林監督が自身初となるオリジナルストーリーに挑戦したカニの兄弟のファンタジー、母と少年の愛と感動の人間ドラマを描いた『サムライエッグ』、見えない男の孤独な闘いという奇想天外なストーリーが目を引く『透明人間』と、バラエティに富んでいる。■プロデューサー西村義明「短編は次なるステップ」スタジオポノック代表取締役/プロデューサーの西村義明は、「今後、僕らの挑戦の場としてレーベルを立ち上げました。高畑勲監督、宮崎駿監督は新しいものを先駆として、アニメーションの豊かさを信じてやってきた。彼らが作った土台にどっぷり胡坐をかいて作るのかと思うと、自分たちが次なるステップを作っていかないといけない。短編アニメーションはそれができる場だと思った」と意気込む。配給元となる東宝株式会社常務取締役の市川南も、「西村さんから提案を受けて、ふたつ返事で受けました。三者三様、冒険ファンタジー、リアルな人間ドラマ、アクションものとできています」と出来栄えに胸を張った。今後の事業展開では長編も作り続けるという西村さんは「漠然と、長編アニメーションは2年に1本作るのがやっとでベスト。その合間に短編アニメーションを作れたらと思います」とした。今回はスタジオジブリスタッフの抜擢となったが、今後の短編アニメーションについては「実写監督かもしれないし、海外の人かもしれないし、畑違いの方々、漫画家や絵本作家が作るかもしれない。アニメーション映画の可能性を狭めても仕方ないので、“次、ポノックには何が起こるんだろう”と期待を持ってもらえるレーベルになってもらえたらうれしいです」と期待を込めていた。なお、『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』の声優にはオダギリジョー、尾野真千子、田中泯が決定している。『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―』は8月24日(金)より全国公開。(cinamacafe.net)
2018年03月27日迫力ある映像とアクションに加え、これまでのヒーロー作品には無かった深い社会的メッセージを含んだマーベル最新作『ブラックパンサー』。本国では2月16日より公開され、2週目にして全米累計興行収入は早くも4億ドル(約426億円)を突破し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に次いで歴代2番目となる怪物的スピードをみせている。全世界累計興行収入も、既に7億ドル(約750億円)を超え、“ブラックパンサー・フィーバー”が世界中に広がっているのだ。そんな本作が3月1日より日本でも公開となった。これまでのヒーロー作品には無かった深い社会的メッセージと迫力あるアクション映像が魅力の本作は、アメリカのアトランタにある「パインウッド・スタジオ」と韓国・釜山で撮影が行われていた。ブラックパンサーことティ・チャラが守る国“ワカンダ”はアフリカの文化にインスピレーションを得ながら世界を作り上げたそうだが、予告編でも度々登場する大迫力のカーチェイスシーンは釜山で実際に撮影。シネマカフェでは撮影が行われた韓国・釜山に向かい『ブラックパンサー』のロケ地を巡った。■韓国・釜山は重要な“取引”の場全てを破壊してしまうほどのパワーを秘めた希少鉱石(ヴィブラニウム)の生産地・ワカンダはこの鉱石が悪の手に渡らないよう、歴代の王によって国の秘密を厳守されてきた。そんなワカンダを狙う謎の男エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)は武器商人ユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)と組み、ヴィブラニウム製の武器を盗み、ある取引をしようとしていた。その情報を聞きつけたティ・チャラは天才科学者の妹シュリ(レティーシャ・ライト)が改良したヴィブラニウム製の漆黒のスーツを着て、国王を守る誇り高き女戦士オコエ、国王を支える女スパイナキアと共に取引の現場に乗り込む。その取引の場となるのが、韓国・釜山なのだ。カジノでヴィブラニウムを売りさばこうとするクロウを追って、ブラックパンサーになったティ・チャラが追撃し、カーチェイスが行われる。チャガルチ市場-中区看板が多く繁華街のように見えるからという理由で選ばれたというチャガルチ市場。多くのお店があるのでスタッフが1軒1軒、許可をとったそうだ。道路には撮影に使用するレールが敷かれていた跡が残っていた。また、狭い路地でもカーチェイスの撮影をするため、もともとあった電線が高い位置にセッティングされた。東西大前の坂道-沙上区ティ・チャラと別れて敵を追うルピタ・ニョンゴ(ナキア)、ダナイ・グリラ(オコエ)がレクサスに乗って登場するシーン。目の前には大韓民国の私立大学・東西大学校があり、撮影のときは関係者の車を駐車したり、学生がボランティアで交通整理なども行っていたようだ。社稷北路-東莱区予告編にも登場し、本編でブラックパンサーがビルに飛びつくシーンは社稷北路で撮影。昼間・夜間と人通りの多い繁華街だ。影島ワチロ 三叉路-影島区敵と合流するシーン、釜山は坂が多いためカーチェイスは大迫力の映像に仕上がっている。カムジョン橋-海雲台 ヨンジェ車をジャンプさせて転覆させるシーン。夜21時頃~翌日の朝、日が昇るまで撮影が行われた。広安大橋-南部 海雲台夜景スポットとして観光客にも人気の場所。2日間、決まった時間を通行止めにするなど釜山の市長が自ら色々な部署に連絡して話を進めたそうだ。ここでブラックパンサーがヴィブラニウムの効果を利用し車をひっくり返す印象的なシーン。空撮はドローンで撮影する予定だったが、昨年までドローンでの夜間撮影が禁止されていたためヘリでの撮影となった。広安里海辺-水営区ブラックパンサーが車の上に捕まって武器商人クロウを追う。スタッフが100m間隔で統制しながら撮影が行われたそうだ。■なぜ韓国・釜山が映画界に愛されているのか?多くの日本作品も手掛けてきた釜山映画撮影スタジオ釜山映画撮影スタジオの見学する機会もあり覗いてみると、グリーンバックがある大きなスタジオや、釜山で撮影された作品の展示品があった。そこには木村拓哉主演の『HERO』や『着信アリ』など日本の作品も。さらにスタジオの関係者は「先週、日本の俳優・大杉漣さんがここのスタジオに来てくれたよ」とスマホで撮った写真を見せてくれた。先日の突然の訃報が嘘のような笑顔の大杉さんとスタッフが写っていた。大杉さんは『隻眼の虎』(チェ・ミンシクと共演した韓国映画)などに出演していて思い入れのある釜山を日本テレビで放送されている「アナザースカイ」の撮影で巡っていたのだという。ほかにも『マイウェイ』のオダギリジョーや、日本でもヒットを記録した『新感染 ファイナル・エクスプレス』もスタジオで撮影したのだとか。市全体が映画に協力してくれる現地で活躍する映画関係者は、釜山が映画に愛される理由は「市も警察も市民も喜んで協力してくれるから」だという。カーチェイスを釜山の街で撮影というのは、かなり道の統制が困難な状況だったようだが、“最高の作品を作り上げる”という映画愛が市全体として常にあることがロケ地を巡っていても改めて感じたことだった。協力:韓国観光公社/ウォルト・ディズニー・スタジオ(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2018年03月02日『ブラインド・マッサージ』『二重生活』などで国際的に知られる中国の名匠ロウ・イエ監督の新作映画『SATURDAY FICTION』(英題)に、日本から実力派オダギリジョーと「花子とアン」の中島歩が出演することがわかった。本作は、ロウ・イエが代表を務める制作会社YINGFILM、日本の映画制作・配給会社アップリンク 、ドイツのベルリンを拠点とする制作会社Achtung Panda!による国際共同制作作品。太平洋戦争開戦前夜、スパイが暗躍する上海を舞台に、上海租界(外国人居留地)に実在した「蘭心劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語となる。オダギリジョー&中島歩、国際色豊かなキャストに参戦!主演は、『紅いコーリャン』『妻への家路』などで知られる中国を代表する女優コン・リー。共演には、ドイツから海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」ジャクェン・フ=ガー役のトム・ヴラシア、フランスからは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のパスカル・グレゴリー、台湾から国民的人気俳優のマーク・チャオなど国際色豊かなキャストがずらり。そして、日本からは『南瓜とマヨネーズ』『湯を沸かすほどの熱い愛』や、キューバとの共同制作作品『エルネスト』に主演するなど、内外での活躍が目覚ましいオダギリジョー。さらに、NHK連続テレビ小説「花子とアン」で注目された中島歩が、海外の作品に初出演を果たす。コン・リーは香港から上海に戻った大女優、トム・ヴラシアはグランドホテルの支配人。パスカル・グレゴリーはコン・リー演じる女優の養父を演じ、マーク・チャオは「蘭心劇場」の支配人である舞台演出家に。オダギリさんは日本から来た暗号通信の専門家で、中島さんはその護衛にあたる人物を演じるという。ロウ・イエ監督からコメント到着「1941年、太平洋戦争開戦までの1週間は、中国、ヨーロッパ、アメリカ、アジアにとって全てが変わってしまう直前にあたります。また、その時代の上海はショー・ビジネスとスパイの世界が交差した特異な場所でした。この映画が描くのは、策略とロマンス、裏切りに満ちた二つの世界です」『SATURDAY FICTION』(英題)完成は2019年を予定。(text:cinemacafe.net)
2018年02月26日