日本の漫画「ルーズ戦記 オールドボーイ」を原作としてパク・チャヌク監督が2003年に映画化した『オールド・ボーイ』が、ドラマ化される。映画の言語は韓国語だが、今回のドラマは英語だという。チャヌク監督とライオンズゲート・テレビジョンが提携し、制作にあたる。「The Hollywood Reporter」などが報じた。チャヌク監督は「ライオンズゲート・テレビジョンは、『オールド・ボーイ』をテレビの世界に投入するということで私のクリエイティブ・ビジョンをシェアしてくれます。大胆で斬新、冒険心のあるストーリーテリングを特徴とする同社と仕事をするのが楽しみです」とコメントしている。チャヌク監督は過去にも自身が製作した映画『スノーピアサー』を、ドラマ化したことがある。『オールド・ボーイ』の英語版リメイクドラマ化について、ファンは「チャヌク監督自身が関わるリメイクドラマなら大丈夫そう」「主演はコリン・ファレルがぴったり」「チャヌク監督はぜひドラマの監督もしてください」といった感想をXに寄せている。『オールド・ボーイ』は2013年にスパイク・リー監督×ジョシュ・ブローリン主演で英語版のリメイク映画が作られた。(賀来比呂美)
2024年04月18日侯孝賢プロデュースによる台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』より場面写真が解禁された。台北金馬映画祭で4冠(監督賞・最優秀助演男優賞・最優秀映画音楽賞・衣装デザイン賞)を達成した本作は、バブル期の到来を迎えた台湾を舞台に、自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子と“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主とのかかわりを描く感動のヒューマンドラマ。また門脇麦の台湾映画初出演作だ。この度解禁された場面写真は、主人公のリャオジエと父のタイライの慎ましやかな食卓の様子、リャオジエと地主のシャが所有するゴミ回収場で話し込む様子、タイライが働くレストランにシャが訪れ情報と引き換えにチップを渡す様子などが映し出されている。また、タイライと初恋相手で門脇麦演じるヤンジュンメイがレストランで再会したシーンと高校生の時の淡い思い出、リャオジエをいじめるガキ大将たちとの対立、シャの下で働く家賃回収をする“綺麗なお姉さん”とリャオジエの交流、タイライの弟の台湾文化を感じさせる結婚式の様子など、ノスタルジックな雰囲気漂う世界観となっている。門脇さんが演じたヤンジュンメイについて、シャオ・ヤーチュエン監督は「あの役には、お嬢様気質でちょっとわがままな感じがして、でも憂いが感じられてどこか孤独の影がある、という人を求めていたのですが、30歳くらいでそういう雰囲気のある人が台湾では見当たらなかったんです」とふり返る。「それで、侯孝賢監督から『日本の俳優と仕事をしてみるといいよ』と勧められていたことを思い出しました。『浅草キッド』を見て、彼女がとてもいいと感じていたのでお願いしました」とキャスティング理由を明かし、門脇さんはそんな監督の思いを背負い、深い眼差しを称えた影のある演技を披露して本作で強い存在感を残している。また、4月16日(火)にはシャオ・ヤーチュエン監督が来日し、「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」誠品生活日本橋にて、モデル・文筆家の小谷実由と台湾映画の今昔と台湾カルチャーのいまを語るトークイベントが開催される。翌4月17日(水)には、本作で台湾映画初出演を果たした門脇さんと舞台挨拶付き試写会が実施される。『オールド・フォックス 11歳の選択』は6月14日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が、6月14日(金) に公開されることが決定。併せて本ポスターと予告編が公開となった。『オールド・フォックス 11歳の選択』は、『黒衣の刺客』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞し、昨年10月には引退を発表した侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品の助監督を務めてきたシャオ・ヤーチュエン監督による最新作。これまでシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めているが、本作が最後のプロデュース作となる。主演のリャオジエを演じるのは、『Mr.Long ミスター・ロン』などで日本でも知られている子役のバイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがダブル主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。また、リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役をアキオ・チェン、シャの秘書役をユージェニー・リウ、経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイ役を、初の台湾映画出演となる門脇麦が務める。公開された予告編では、1989年、バブルに揺れる台湾を舞台に、父と慎ましく暮らす11歳の少年リャオジエの姿が。彼の夢は父と家を買い、亡くなった母の夢だった理髪店を開くことだが、家を買えると思った矢先、不動産価格は2倍に高騰してしまう。不公平を知ったリャオジエはついにオールド・フォックスと出会う。オールド・フォックスはリャオジエが住む家の家主の呼称で、高級車を何台も所有し、不動産バブルで儲けまくっていた。オールド・フォックスは「不平等を利用し、強者になれ」とリャオジエに生きる術を教えるが――。さらに、リャオジエの父と門脇演じるヤンジュンメイの大人のキスシーンや、リャオジエ父子が自宅の壁に線を引き身長を測る心温まるシーン、そして「私みたいになりたいか?」とオールド・フォックスに問われ岐路に立たされたリャオジエの姿が映し出されている。■門脇麦 コメント台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。日本での公開、とても嬉しいです。ひとりでも多くの方にこの作品が届きますように。■シャオ・ヤーチュエン監督 コメント金馬執委會提供他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。『オールド・フォックス 11歳の選択』予告編<作品情報>『オールド・フォックス 11歳の選択』6月14日(金) 公開『オールド・フォックス 11歳の選択』ポスタービジュアル公式サイト: BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED
2024年02月09日侯孝賢プロデュース、シャオ・ヤーチュエン監督による台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が6月14日(金)より全国公開されることが決定。併せて本ポスターと本予告が解禁された。バブル期の到来を迎えた台湾。11歳のリャオジエ(バイ・ルンイン)は、父(リウ・グァンティン)と2人で台北郊外に暮らしている。自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子だったが、不動産価格が高騰。リャオジエは現実の厳しさと、世の不条理を知ることになる。そんなリャオジエに声をかけてきたのは、“腹黒いキツネ”と呼ばれる地主のシャ(アキオ・チェン)だった。他人にやさしい父と違い、他人なんか見捨てろと言い捨てるシャ。果たしてリャオジエは、どちらの道を歩んでいくのか…。侯孝賢監督作品の助監督を務め、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエンが監督を務めた本作。これまでのシャオ・ヤーチュエン監督作全てのプロデュースを侯孝賢が務めており、本作が最後のプロデュース作となる。昨年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、人生の選択肢を知って成長していく少年と、彼を優しく見守る父の姿に心打たれる人が続出。2023年の第60回台北金馬映画祭で監督賞、最優秀助演男優賞(アキオ・チェン)、最優秀映画音楽賞、衣装デザイン賞の4冠を達成した。シャオ・ヤーチュエン監督:金馬執委會提供主演のリャオジエには『Mr.Long/ミスター・ロン』などで日本でも知られている日台のダブルで、台湾では神童と呼ばれる天才子役バイ・ルンイン。そして日本でもスマッシュヒットを記録した『1秒先の彼女』のリウ・グァンティンがW主演としてリャオジエの父親役に扮し、慎ましやかに支え合いながら生きる父子役を演じている。リャオジエに影響を与える“腹黒いキツネ”(オールド・フォックス)と呼ばれる地主のシャ役には、台湾の名脇役アキオ・チェン。シャの秘書役に『怪怪怪怪物!』のユージェニー・リウ。そして、門脇麦が経済的には恵まれているが空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイを演じ、初の台湾映画出演を果たした。門脇麦この度解禁された予告編では、1989年バブルに揺れる台湾を舞台に父と慎ましく暮らす11歳の少年リャオジエの様子を映し出す。父と家を買い、亡くなった母の夢だった理髪店を開く夢を抱くリャオジエ。しかし、時代の波は父子に無情な現実を突きつける。家を買えると思った矢先、不動産価格は2倍に高騰、少年は残酷な現実を知る。貧しさ故にいじめにも遭い不公平を知ったリャオジエは、遂にオールド・フォックスと出会う。オールド・フォックス(腹黒いキツネ)はリャオジエが住む家の家主の呼称で、高級車を何台も所有し、不動産バブルで儲けまくっていた。オールド・フォックスは「不平等を利用し、強者になれ」とリャオジエに生きる術を教えた。リャオジエはオールド・フォックスの高級車でいじめっ子たちをギャフンと言わせ、力を知ると同時に「君の父は負け組だ」と人のいい父を蔑まれる。オールド・フォックスへの憧れと、父を馬鹿にされた悔しさに挟まれ、リャオジエは初めて父に反抗的な態度を取り「どんな大人になりたい?」という疑問を突きつけられる。「知るもんか!」と泣きながら自転車を走らせるリャオジエ。果たして彼が選ぶ未来とは…。そして、リャオジエの父と門脇さん演じるヤンジュンメイの大人のキスシーンやリャオジエ父子が自宅の壁に線を引き身長を測る心温まるシーン、そして「私みたいになりたいか?」とオールド・フォックスに問われ岐路に立たされたリャオジエの姿が描かれ、心揺さぶる予告編となっている。また本ポスターは、オールド・フォックスの横顔のシルエットの中に父の働くレストランの厨房で宿題をするリャオジエと働く父の姿、そして2人並んで自転車に乗る父子の慎ましやかな日常の姿が収められており、オールド・フォックスという存在に翻弄される父子が表現されている。そして、「ただ、夢をかなえたかったー」というコピーが見るものの胸をざわつかせる。門脇麦/ヤンジュンメイ役 コメント台湾映画でしか感じられない色彩や湿度、空気感がどうしたって強烈に昔から好きで、これまで沢山の台湾の作品に触れてきました。台湾映画に出演できるなんて信じられない!と夢心地で現場に向かい、スクリーンに映る自分を観ても、やっぱり信じられない!と夢心地で、幸福すぎる時間を過ごさせていただきました。その場にただ居さえすれば全てが成立する現場の空気、監督の言葉以上に何かが伝わる眼差し、今思い出しただけでも胸が震えるような、そんな経験をしました。日本での公開、とても嬉しいです。1人でも多くの方にこの作品が届きますように。シャオ・ヤーチュエン監督 コメント他人を思いやることですべての社会問題が解決できると思うほど、私も単純ではありません。しかし思いやりがなければ、社会的な格差と矛盾は拡がっていくことでしょう。では現代社会に向き合い、私は父親として、思いやりが人間としての基本であることを、子供にどう説明したものでしょうか?「オールド・フォックス」このストーリーは、私が子供から十年以上も受け続けた問いが発端となっています。かつて私は両親から価値観を与えられました。しかし世界は変わっていきます。私自身にも新たな学びが必要です。それによって私は自分の子供たちに、変わっても良いもの、変えてはいけないものが何なのかを、伝えられるのではないでしょうか。『オールド・フォックス 11歳の選択』は6月14日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月09日欧米映画祭を席巻した話題作『ニューヨーク・オールド・アパートメント』より予告映像が解禁された。本作は、短編「ボン・ボヤージュ」が世界各国の賞を受賞した欧米注目の新進気鋭監督マーク・ウィルキンス待望の長編デビュー作。オランダ人作家アーノン・グランバーグの小説「De heilige Antonio」を基に、アメリカが抱える移民問題を背景に親子の絆の物語をリアルに描きだした。この度解禁された予告映像では、ペルーからN.Y.へと移り不法移民として暮らすデュラン一家が、大都市N.Y.で居場所もなく肩身の狭い生活を送る様子が切り取られている。息子のティトが自転車でフード配達中に車に衝突され、転んでケガを負うが、訴えることもできずに仕方なく謝る姿や、ウェイトレスとして働く母のラファエラが、店主に独立して店を始めると話すと「英語もろくに話せないくせに。冗談だろ」と鼻で笑われてしまう姿が映し出される。一方で、そんな日陰で生きる彼らを照らすひとすじの愛が訪れる。息子たちは謎を秘めた美女クリスティンに恋をし、母は働く店の客で、新たに始める店に投資を持ちかけてきた白人男性のエドワルドにそれぞれ恋をする。しかし、彼らはあるトラブルへと巻き込まれてしまう…。映像には、タレントYOU、映画監督の西川美和、モデル・シンガーアーティストの土屋アンナから寄せられた絶賛コメントも流れ、新進気鋭監督と注目の若手俳優陣の競演による本作へ期待が高まる予告編となっている。『ニューヨーク・オールド・アパートメント』は2024年1月12日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ニューヨーク・オールド・アパートメント 2024年1月12日より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2020 - Dschoint Ventschr Filmproduktion / SRF Schweizer Radio und Fernsehen / blue
2023年12月01日ティー(TTTMSW)とオールドフォークハウス(OLD FOLK HOUSE)のコラボレーションによるユニセックスウェアが登場。2023年11月18日(土)、19日(日)に東京・目黒のフロートで行われる限定ストアにて発売される。ティー×オールドフォークハウスの「ティーハウス」コラボウェア2023年3月、ティーの10周年を記念して行われたダイリクとのコラボレーション。続く第2弾となる今回は、快適さと面白さに焦点をあてた服作りを追求するオールドフォークハウスとタッグを組み、「ティーハウス(TTTOFH)」と題してオールドフォークハウスを象徴する“スタッズ”をあしらったシャツ、フーディ、ニットカーディガンの3型を展開する。クリーンなネイビーを基調にアイテムはいずれも、クリーンな佇まいのネイビーを基調としている。中でも注目は、ティーのシグネチャーアイテムであるニットカーディガンをベースに、大小のスタッズでアレンジを加えた1着。上品さの中にさりげないユーモアを効かせ、1枚着はもちろん、インナーとしても重宝するアイテムとなっている。このほか、アーチ状の大小スタッズと両ブランドのロゴ刺繍やネームタグを施したフーディ、シャツを用意する。詳細ティー×オールドフォークハウス「ティーハウス」価格:・スタッズ フーディ 26,400円・スタッズ シャツ 26,400円・スタッズ ニットカーディガン 26,400円サイズ(共通):S / M / L / XL■限定ストア開催日:2023年11月18日(土)、19日(日)時間:12:00~18:00会場:フロート住所:東京都目黒区目黒本町3丁目1−9
2023年11月17日N.Y.の片隅で疎外されて生きる移民親子の痛切な葛藤と成長を描き出した『The Saint Of The Impossible』が邦題『ニューヨーク・オールド・アパートメント』として、2024年1月12日(金)より日本公開。ポスタービジュアルが解禁された。安定した生活を夢見て、ペルーからN.Y.にやってきた不法移民として暮らすデュラン一家。母ラファエラはウェイトレスをしながら2人の息子を育て、息子たちも配達員として家計を支えるギリギリの毎日。街から疎外された自分を“透明人間”だと憂う2人の息子はある日、謎を秘めた女性クリスティンと出会い、恋に落ちる。一方、母ラファエラも白人男性からの耳触りのいい話に誘われ飲食店を開業するのだが――。アメリカン・ドリームを夢見る母と年頃のピュアな息子たち。そんな“大都会の弱者”である貧しい移民家族に訪れた悲劇。日陰で生きる“何者でもなかった”彼らが恋をして、大切な何かに気づき、はじめて“自分”として生きる意味を見出していく。貧しくも懸命に生きる姿をリアルな息遣いが感じられるN.Y.での大胆なロケと、ウィットに富んだ詩的な映像美で紡ぎ出す珠玉の名作が誕生した。欧米注目新鋭監督と実力派女優、注目若手俳優陣の競演短編『ボン・ボヤージュ』が世界各国の42の賞を受賞し第89回アカデミー賞短編実写映画賞ノミネートを果たした欧米注目の新進気鋭監督マーク・ウィルキンス待望の長編デビュー作。ユダヤ人移民の家族で育ち、母親が強制収容所アウシュヴィッツの生存者だったオランダ人ベストセラー作家アーノン・グランバーグの小説「De heilige Antonio」を基に、アメリカが抱える移民問題を背景に親子の絆の物語をリアルに描いた。南米ペルーのオーディションで選ばれたアドリアーノ・デュランとマルチェロ・デュランは本当の双子で、本作が映画デビュー作となる期待の新星。「LOS MORDOS」というロックバンドでも活躍する。母ラファエラ役には、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた『悲しみのミルク』などで知られる国際派女優のマガリ・ソリエル。反骨精神を持つ移民の母を熱演した。兄弟が出会うミステリアスな女性クリスティン役には、タラ・サラー。ベテラン個性派俳優サイモン・ケザーなどが脇を固める。解禁された本ポスターでは、大都会N.Y.で肩身狭く日々を過ごしている兄弟が、神秘的な魅力を放つ女性と出会い、日々の苦悩を忘れて楽しいひと時を過ごすシーンが切り取られる。「ぼくらは懸命に恋をしたー。“透明人間”だったこの街で」というキャッチコピーが添えられた。『ニューヨーク・オールド・アパートメント』は2024年1月12日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月19日砂糖の甘さがしっかりと感じられる、ファミリーマートの「オールドファッションドーナツ(チョコ)」コクのあるチョコレートコーティングがポイントですよ!ガツンと甘さが感じられるドーナツは、甘党さんも大満足間違いなしです。甘党さんも大満足間違いなし!出典:coordisnap「オールドファッションドーナツ(チョコ)」は、ファミリーマートより10月10日(火)に発売されました。価格は128円(税込)です。サイズ感は手のひらほどで、ずっしり感があります。しっとりとした生地出典:coordisnapさっくりと香ばしく揚げた生地は、砂糖の甘さがガツンと感じられます。しっとりとして油脂感もある生地です。甘さがしっかりと感じられるので、甘党さん向けだと感じました。チョコレートコーティング出典:coordisnapチョコレートのコーティングは、チョコのコクも感じられておいしい♡口溶けもよく、生地とマッチしていました。気になるカロリーは?出典:coordisnap1個当たり481kcalです。しっかり甘めなので満足度は高め。ブラックコーヒーや紅茶と一緒に食べるのがおすすめです。3時のおやつにもぴったり出典:coordisnapファミリーマートの「オールドファッションドーナツ(チョコ)」は、しっとりとした生地とコクのあるチョコレートのコーティングがおいしいですよ。さっくり食感で甘さもしっかりと感じられ、3時のおやつにもぴったりですよ。気になる方はファミリーマートでチェックしてくださいね。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。<writer>どめさん(@chouchou.kitchen)食べること料理をすることが好き2児のママInstagram
2023年10月18日ボリュームあるバストをすっきり見せ!デザインにもこだわったフルカップブラ「どんとこいブラ」は、柔らかいバストや下垂したバストを、高めの前中心に向けてぐっと引き上げてホールドするフルカップブラジャー。Kカップまで対応しているので、グラマーさんでもぴったりのサイズが見つかります。安定感が高いUバックと3列3段ホックが背中のハミ肉を補整。後ろ姿をすっきりとした美しいシルエットに整えます。サイドパネルがバストの広がりを抑えるので、着膨れないすっきりとしたシルエットに。2本のサイドボーンが、集めたお肉をバスト本来の位置でしっかりとキープします。フルカップは「ダサい」「おばさんっぽい」というイメージを持つ人も少なくありませんが、「どんとこいブラ」はそんなイメージを払拭するデザインが魅力。上品で細やかなレースを採用しています。補整力や安定感はもちろんのこと、着けるのが楽しみになるようなおしゃれなブラです。新色のオールドローズは大人かわいい、くすみのあるピンクにベージュの刺繍がなんとも上品なカラーリング。肌馴染みのいいカラーなので透けにくく、秋のファッションも心おきなく楽しめます。おそろいで着けたいショーツも販売します。商品概要商品名:どんとこいブラ価格:6,820円サイズ:カップC~D、アンダー65~80センチカップE~K、アンダー65~90センチカラー:オールドローズ(新色)、アプリコット、アクア、ブラウン、アイボリー、ベージュ、ブラック商品名:どんとこいブラ スタンダードショーツ価格:1,320円サイズ:M、L、LL、3Lカラー:オールドローズ(新色)、アプリコット、アクア、ブラウン、アイボリー、ベージュ、ブラック(マイナビ子育て編集部)<関連リンク>✅5年後の胸に自信を育む。寝返りに負けない独自設計で全方位をカバーするglamoreの「美乳deナイトブラ」に新色2種が登場✅【80万人が愛用】SNSで話題!大人気シリーズ「ナイトブラ付きルームウエア」の長袖タイプが出た♡✅ショーツに重ね履きできてヒップアップも叶うオーバーパンツ「+PANTS」がワコールから発売
2023年09月29日VANS(ヴァンズ)とブリーフィング(BRIEFING)によるコラボレーションスニーカー「オールド スクール(OLD SKOOL)」が登場。2023年9月15日(金)より、ブリーフィング直営店舗ほかにて発売する。VANS×ブリーフィングの「オールド スクール」スニーカー両者にとって初となるコラボレーションでは、“ジャズストライプ”を配したVANSのアイコニックなローカットスニーカー「オールド スクール」を、ブリーフィングらしいカラーリングとタフな仕様にアレンジした。高機能素材「コーデュラナイロン」をアッパーにアッパーには軽量かつ耐久性や撥水性に優れたナイロン「500デニール コーデュラ」と「コーデュラ バリスティック」を採用。シックなブラックカラーを基調としつつも、シューレースやWネームを配したかかとのロゴなどにブリーフィングを象徴するレッドを取り入れることで、さりげないアクセントを加えている。選べる2種類のシューレースを用意また、スタイルに合わせて選べる2種類のシューレースも魅力。紐先のみにレッドを配したブラックのシンプルなデザインに加え、足元にカジュアルな雰囲気を演出する「チェッカーフラッグ」のデザインを用意する。詳細VANS×ブリーフィング「オールド スクール」13,750円発売日:2023年9月15日(金)販売店舗:ブリーフィング直営店舗(ブリーフィングゴルフ専門店を除く)、ブリーフィング公式オンライン、ビリーズ オンラインストアサイズ:22.5~28.5(0.5刻み)、29.0、30.0cm【問い合わせ先】ブリーフィング 六本木ヒルズ店TEL:03-6434-5922
2023年09月11日オールドパーク(OLD PARK)とマインデニム(MINEDENIM)によるコラボレーションアイテムが登場。2022年11月12日(土)より、マインドなどで発売される。ヴィンテージマフラーで構築したコラボカーディガン毎シーズン継続してコラボレーションを展開する両ブランドの新作は、ヴィンテージチェックマフラーのみで構築されたカーディガンだ。カーディガンは、1点1点異なる表情を持つマフラーをはぎ合わせて構築。袖や裾に動きが出るよう、マフラーのフリンジ部分を計算し、配置している。また、ボタンの掛け方を工夫することで、左右非対称シルエットにアレンジしたりと、様々な着方を楽しめるのもポイント。カラーは、レッド、ブルー、ブラウン、マルチカラーの4種類となる。【詳細】オールドパーク×マインデニム チェックマフラーカーディガン発売日:2022年11月12日(土)販売店舗:マインド、マインデニム正規取扱店、マインデニムオンラインストア価格:28,600円サイズ:0(フリーサイズ)カラー:レッド、ブルー、ブラウン、マルチカラー(直営店限定)※マルチカラーはマインド及びマインデニムオンラインストア限定。※ヴィンテージマフラーを使用しているため、製品のサイズ、柄の見え方が異なる。
2022年11月12日珠玉の4つの奇妙なオムニバスドラマを放送する「世にも奇妙な物語’22 秋の特別編」。この度、「オールドルーキー」へのゲスト出演が話題となった「Snow Man」の渡辺翔太が主演するエピソードの放送が決定した。土屋太鳳、沢村一樹、観月ありさの主演が発表され、期待感が高まっている同番組。最後の主演発表となった渡辺さんは、今回同シリーズ初出演で初主演、また、単独でドラマの主演を務めるのも今作が初となる。「Snow Man」のメインボーカルとして活躍し、俳優としても「監察医 朝顔」で月9初出演、「オールドルーキー」では水泳選手役で登場したことも記憶に新しい渡辺さん。今回主演を務めるのは「ちょっと待った!」という物語。渡辺さん演じる広川悟が思いを寄せる会社の後輩・澤田里奈(高田里穂)に告白しようとするところから物語が始まる。食事中に里奈が席を外し、悟は席に戻ってくるタイミングがチャンスだと思い、戻るやいなやすぐに告白。しかし、里奈は「ちょっと待った!」と言葉を遮り、「ごめんなさい」と断る。そこへ席を外していた里奈が戻ってきて、告白を断った里奈と席を外していた里奈、2人の里奈が対面。告白を断った里奈は10年先の未来から来たそうで、悟と付き合うのを阻止しに来たと言う。戸惑う悟のもとに、さらに「ちょっと待った!」の声がする――というストーリー。今回の出演に渡辺さんは「純粋にうれしかったです!小さいころからずっと見ていた番組に自分が出演するというのは不思議な気持ちでもあり、ここまでジャニーズで活動を続けてきて自分の今の成長が分かる部分も感じられる瞬間でした。いろんな先輩方が出演してきた番組に自分も出演させていただけるというところにうれしさを感じました!」と大喜び。続けて、「パニックです(笑)!誰に何を言っているのか言われているのか整理がつかない瞬間があったりとか…。“訳、分からない!”と思いました。台本を読んでいる最中から、奇妙さを味わいました。でも、すごくメッセージ性のある作品だと思いました。本当に決まった未来はなくて、今の自分たちで未来は変えられるということが台本を読みながら感じました。自分の中ではグッとくる作品だなと思います」と台本を読んだ感想を明かす。また「視聴者の皆さまも途中でこんがらがると思いますが、“今を頑張ろう!”“今を楽しもう”と思える作品になると思うので、最後まであきらめずに楽しんで見ていただければと思います」とメッセージを寄せている。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’22 秋の特別編」は11月12日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2022年11月05日●ファンだった『モダンラブ』出演に喜び2002年に芸能界デビューし、今年20周年を迎えた女優の榮倉奈々。今夏放送されたTBS系日曜劇場『オールドルーキー』では主人公の妻役を好演、そして、さまざまな“愛の形“をオムニバスで紡ぐAmazon Originalドラマ『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』(10月21日配信開始)にも出演している。本作への出演について、また、20周年を迎えた芸能生活における転機や、女優業への思いを榮倉に聞いた。2019年にアメリカで製作され世界中で話題となった『モダンラブ』は、ニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたコラムを基に、愛にまつわる様々な物語を描いた作品。現代の東京を舞台にした『モダンラブ・東京~さまざまな愛の形~』は全7話で構成され、現代ならではの多様な愛と人々の絆を描く。榮倉が出演したのは、第2話「私が既婚者と寝て学んだこと」(監督:廣木隆一、脚本:黒沢久子)。榮倉演じる生物学の大学教員・佐藤加奈は、セックスレスが原因で柄本佑演じる山田圭介と離婚。マッチングアプリで知り合った見知らぬ男性とその場限りの関係を結んでいく中で自分にとって何が大事だったかに気付いていく。もともとの『モダンラブ』のファンだったという榮倉。心が動く物語に惹かれたそうで、「見ている人が想像しながら進んでいける作品ってすごく貴重だなと思いました」と話した。そして、「そういう作品に私も出演したいと思っていたので、オファーをいただいて本当にうれしかったですし、監督が廣木さんということもあり、きっとそういう作品になるのかなと期待しながら脚本を待っていました」と出演の喜びを語った。廣木監督作品はこれまで、映画『余命1ヶ月の花嫁』(2009)、『だいじょうぶ3組』(2013)、『娚の一生』(2015)に出演しているが、廣木監督とは「飲み友達みたい」な関係だという。「以前は頻繁にお酒を飲みに行かせていただいていたのですが、子供を産んでからは数回しか会えていないままコロナ禍に突入したので、この作品の撮影で久しぶりにお会いしました」本作においては廣木監督から「一つの舞台をそのままカメラが捉えたように撮りたい。このカットのために動いたということではなく、ちゃんとお芝居を撮りたい」と言われたという。「プレッシャーの反面、とてもうれしい言葉でした。もともとの『モダンラブ』もそういう風に見えていましたし、撮影が楽しみになりました」と振り返り、そのように「行間をみんなで表現し合って、それを映像に残していく作品」はやりがいを感じると語る。また、本作において挑戦だったことを尋ねると、「タイトルかな……(笑)」と答え、「『私が既婚者と寝て学んだこと』って、私もびっくりしましたし、家族に見せられるかな……という気持ちはありました」と話した。●自分とは真逆な“クラゲみたいな人”に憧れ本作の主人公・加奈と、そのモデルになった投稿者の女性についての印象も榮倉に聞いた。「もとの投稿を読んだときに、とても文章がきれいにまとまっていて彼女の聡明さが伝わってきました。理論的に頭の中で整理する方なのかなと思います。私は加奈という役ほど聡明ではないですが、理論的でありたいとか、どちらかと言うと物事に対して理屈が欲しいタイプなのかもしれません」加奈の性格を分析しながら、声のトーンを意識して演じたと言う。「教授という役柄もあるので落ち着いた女性に見えた方がいいのかなと思い、早口にならないようにしたり、静かな落ち着いたトーンで話すようにと監督からもお話があったので、その点を意識し、加奈のイメージにしました」本作に参加して気づいたことを尋ねると、「見ている人に委ねながら進んでいくという、余白のある台本を読めることはとても幸せだなという発見がありましたし、もっともっとこういう作品に出演したいとも思いました」としみじみ。また、「こうあるべき、こうしたほうがいいという当てはめがちな自分の性格を認識はしていたのですが、自分の気持ちと頭で考えていることの違いはちゃんと俯瞰で見て気づいたほうがいいなと感じました。話し合いも大事なことだと思います」とも話した。理論的な性格は「昔から」とのこと。しっかり頭の中で整理できるというプラスな面がある一方、マイナスな面もあるという。「気を抜くと自分に余白を作らないことで自分が苦しくなる。だから『モダンラブ』のように心がほぐれる作品を見ることが私にとっては大事なのだと思いました」また、「クラゲみたいにあっちへ行ったりこっちへ行ったり……というのはとてもうらやましい」と真逆の性格への憧れを告白。「なかなか変われないですが、そうなっていきたい。60歳までにそうなれたら!」と笑い、「前ほど予定を詰めないようにしたり、意識はしています」と明かした。女優としても感情のままに動く人に魅力を感じるという。「色っぽい人って、クラゲみたいな人な気がしていて……。 動物っぽいというか、ふわふわしていて隙があるというか、つかみどころがないというか、そういう人が素敵だなと思います」●「子供のおかげで違う世界を見ることができた」2002年に『SEVENTEEN』の専属モデルとしてデビューしてから20年経った。芸能生活における転機を尋ねると出産を挙げた。「どの作品も一期一会で、どの作品にもいい出会いや学びがありますが、今の自分でいうと子供を産んだことが一番の転機かなと思います。目の前のことしか見えてなかったときよりも、物理的に少し距離を取らざるを得なかったことを経験してから、頭が整理できて、いい距離感で仕事に向き合えている気がします」自身のライフステージが変化する中で視野も広がったという。「子供のおかげで今までとは違う世界とつながれたと思います。趣味がたくさんある方は上手に世界とつながっていますが、私はこれといった趣味もなかったので、子供のおかげで違う世界を見ることができました」そして、女優業に対する思いは「ずっと変化しています」と言い、「人生のほとんどが仕事でしたが、今は人生のほとんどが子育て。割合が真逆になり、(仕事の)割合が減った分これまで以上にとても大切になりましたし、貴重になりましたし、今が心地よいです」とにっこり。仕事ができる時間は減ったものの、一つ一つの仕事がより大切に。「冷静に現場にいられるようになりましたし、オンオフがはっきりするようになりました」という変化も明かした。女優の仕事をしていて幸せを感じる瞬間を尋ねると、「現場で皆さんに会ったときがうれしい」と答え、「10代の頃からお世話になっている監督や、技術のスタッフさんたちとの再会は本当に幸せです。帰ってきた感があって安心します」と話した。最後に今後どうなっていきたいか尋ねると「全然わからないですが……」とした上で、「『モダンラブ』のような作品に出会いたいですし、こういう余白のある、自分で考えられる脚本に出会いたい」と期待。そういう作品にやりがいを感じると言い、「見終わったあとに自分たちに落とし込んで話し合える作品ってとても素敵だなと思っていて、この作品はそういう作品になると信じています」と自信をのぞかせた。■榮倉奈々1988年2月12日生まれ、鹿児島県出身。2002年に『SEVENTEEN』専属モデルとしてデビューし、2004年にNHKドラマ『ジイジ~孫といた夏』で女優として活動開始。その後、NHK連続テレビ小説『瞳』(2008)のヒロインなど数々の作品に出演し、映画『余命1ヶ月の花嫁』(2009)では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そのほか、映画『図書館戦争』シリーズ、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 』(2018)や、ドラマ『Nのために』(2014)、『99.9 -刑事専門弁護士-』シリーズ、『東京タラレバ娘』(2017)、『テセウスの船』(2020)、『オールドルーキー』(2022)など話題作に多数出演している。ヘアースタイリスト:KENICHI for SENSE OF HUMOURメイク:松井里加(A.K.A.)スタイリスト:MIYUKI UESUGI for SENSE OF HUMOUR
2022年10月21日スポーツマネジメントが題材となった、TBSドラマ日曜劇場『オールドルーキー』。綾野剛さん演じる主人公は元Jリーガーで、引退した選手がその後、どうキャリアを築いていくかにスポットライトが当たり、注目を集めました。オールドルーキーで描かれた、スポーツマネジメントの監修を務めたのが、株式会社スポーツバックス代表取締役の澤井芳信さんです。澤井さんはスポーツマネジメント会社を経て独立し、2013年に同社を創業。現在は上原浩治さんや鈴木誠也選手、萩原智子さん、畠山愛理さんなどが所属しています。学生時代は京都成章で甲子園準優勝を果たすなど、プロ野球選手を目指していた澤井さん。インタビュー後編では、保護者の関わりやトップアスリートに共通することについて、話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)<<前編:「オールドルーキー」監修スポーツマネジメント澤井社長が語る、選手を支える「マネジメント」という仕事サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■保護者だけでなく、指導者、チームメイトがいてこそサッカーができるサッカーを始めとするスポーツは、一人ではできません。とくに育成年代では、保護者のサポートなくして、充実したスポーツ活動を送ることはできないと言えるでしょう。澤井さんは「僕がサポートしているアスリートは『両親に感謝しています』と口を揃えて言っています」と話し、こんなエピソードを教えてくれました。「メジャーで活躍する鈴木誠也選手は『僕を育てるのは大変だったと思います』と言っていました。スポーツを続けるのは、ある程度お金もかかります。子どもの頃のスポーツ環境を作るのは、保護者ですからね」鈴木選手のお父さんのサポートぶりは有名で、小学生時代、自宅の喫茶店の横の倉庫にネットを張って、野球の練習をしていたことがテレビで取り上げられるなど、親子二人三脚でプロを目指してきました。「彼はいまも両親と仲が良いですし、萩原智子さん、畠山愛理さんも、ご両親と良い関係です。僕は所属するアスリートに『マネジメントは運命共同体や』とよく言うのですが、両親は一番の理解者であり応援してくれる人。そう感じているアスリートは多いでしょうね」サッカーも野球もチームスポーツであり、一人ではできないもの。保護者だけでなく、指導者やチームメイトがいてこそ、サッカーができるんだという事実を、大人が言って聞かせてあげるのも大事なことなのかもしれません。■トップレベルに上り詰める選手に共通することたくさんのアスリートと接してきた澤井さんは、トップレベルに上り詰める選手に共通することが、2つあるといいます。それが「負けず嫌い」と「継続力」です。「負けず嫌いはアスリートはみんな持っていると思うのですが、結果を出すために考えて、努力を継続する力は、トップレベルに到達する選手特有のものだと思います。いわゆる練習のための練習ではなく、試合で結果を出すために何が必要なのかを考えて、様々なアプローチをしています」澤井さんは「トップアスリートは固定観念を持たず、良いものを取り入れる。変わることに対して、恐れを抱かない。考える力があって、常に自問自答している印象です」と言います。サカイクで大切にしている「考える力」は、トップアスリートになるために欠かすことのできないものです。「友人から聞いたのですが、ボクシングチャンピオンの輪島功一さんは、タクシーに乗っているときに、バックミラー越しの運転手の視線からヒントを得て、必殺技のパンチを編み出したそうです。その競技のことを常に考えているから『これ使えるかも』と、ピンとくるわけですよね」澤井さんがマネジメントする鈴木誠也選手も、常にバッティングのことを考えているそうで「それが継続であり、引き出しにつながっていくのだと思います。トライアンドエラーして、自分自身にフィードバックをすることは、スポーツの頭の良さ、考える力につながります」と話してくれました。足元の技術習得より「ありがとう」が言える方がサッカー上達につながる理由■知識を増やすと、それが「知恵」になるさらに澤井さんは「アスリートがそれだけ考えてやっているので、僕たちマネジメントがふんぞり返っていては駄目なんです」と、言葉に力を込めます。「彼らを支えるために、努力しないといけません。無駄な勉強なんてなくて、興味本位で知識を増やしていくことが大事だと思っています。僕はよく言うのですが、知識を増やすと、それが知恵になります。いくら考えても知恵は出てきませんが、知識を増やすと、それがつながって知恵になるんです」澤井さんがスポーツマネジメント会社に就職した当時、メジャーリーガーとして活躍していた上原浩治さんの担当になりました。そこで「鞄持ちになっても意味がない」と一念発起し、上原さんの役に立てることは何かを必死に探していたそうです。「上原さんは野球の知識はお持ちなので、それ以外の知識を身につけること、スポーツ以外の人脈を増やすことを心がけていました。僕がスポーツやビジネスの場で出会う人に、上原さんという存在以外の価値を提供できたときに、新たな価値が生まれ、信頼も生まれます。それが仕事につながることもあるので、そこは意識していましたね」澤井さんは社会に出た後も早稲田大学大学院に通い、スポーツマネジメントを始めとする勉学に励んでいたそうです。まさに「知識は知恵に通じる」の体現です。その姿勢を認めてくれたのか、澤井さんが会社を退職するときに、上原さんが「一緒に行ったるわ」と言ってくれ、創業したスポーツバックス社の所属になってくれたそうです。■サッカーを続けていくうえで感謝の気持ちは大事にしてほしいサカイク読者のみなさんにとって、将来の仕事を決めるのは、もう少し先のことかもしれません。ですが、今回の澤井さんのお話は、将来を考える上で大きなヒントになったのではないでしょうか?ぜひ保護者を含め、周囲の人への感謝の気持ちを忘れず、考える力を持って、サッカーに勉強に頑張ってほしいと思います。その先に、素敵な未来が待っているはずです。澤井芳信1980年10月26日京都出身京都成章高校時代に、春夏甲子園に出場。80回記念大会となる夏の甲子園では松坂大輔擁する横浜高校にノーヒットノーランで負け、準優勝。同志社大学に進学し、硬式野球部に所属。大学3年の時、秋季リーグ戦で遊撃手としてベストナインを受賞。その後、プロ野球選手を目指し、社会人野球の新日鐵君津硬式野球部(現在は新日本製鉄かずさマジック)に在籍するが、4年後に現役を引退。引退後、エージェントの仕事に憧れ、スポーツマネジメント会社に転職。2013年に独立し、株式会社スポーツバックスを設立する。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年09月29日先日最終回を迎えた、TBSドラマ日曜劇場『オールドルーキー』。綾野剛さん演じる主人公は元サッカー日本代表で、引退した選手がその後、どうキャリアを築いていくかがテーマとなり、話題を呼びました。オールドルーキーで描かれた、スポーツマネジメントの監修を務めたのが、株式会社スポーツバックス代表取締役の澤井芳信さんです。澤井さんはスポーツマネジメント会社を経て独立し、2013年に同社を創業しました。学生時代は京都成章で甲子園準優勝を果たすなど、プロ野球選手を目指していた澤井さんに、スポーツマネジメントの仕事について話をうかがいました。(取材・文鈴木智之)<<関連記事:選手を支える仕事は他にも!川崎フロンターレの選手を支える「ホペイロ」の業務サカイク公式LINEアカウントでイベントや最新情報などをお届け!■アスリートをマネジメントする仕事とは澤井さんが社長を務めるスポーツバックスは、アスリートのマネジメントが主な仕事です。同社には現役メジャーリーガーの鈴木誠也選手を始め、元メジャーリーガーの上原浩治さん、元水泳選手の萩原智子さん、元新体操選手の畠山愛理さんなどが所属しています。澤井さんは業務内容について、次のように説明します。「現役選手のマネジメントに関しては、選手が競技に集中する環境を作り、結果を出すサポートをするのが主な仕事です。具体的には、練習環境を整えたり、トレーニングや身体のケアのサポート、スケジュール管理や取材の窓口、スポンサー探しなどを行っています」■現役時代の経験を活かしたサポートスポーツバックスには、澤井さんが会社を立ち上げた頃から上原浩治さんが所属しています。元読売巨人軍のエースであり、メジャーリーグ移籍後も活躍した名投手です。澤井さんは「引退した選手であれば、それまでの社会経験や競技経験を活かして、どんなことができるかを考えてマネジメントしています」と話します。上原さんは一浪して大学に入り、卒業後、巨人に入団しました。浪人してプロ野球選手になる人は珍しいですが、世の中に目を向けると、浪人経験のある人はたくさんいます。そのような視点から「ビジネスをする方との共通点があるのではないかと思い、現役時代はスポーツ誌だけではなく、ビジネス誌にコラムを書いてもらったり、引退後は、企業の社長と対談する番組にも出演しています」と、アスリートの経験を活かしたサポートを行っています。上原さんはYou Tubeでも人気ですが、澤井さんは「コロナ禍になる前に、You Tubeをしませんか? と提案したんです。おもしろいと言っていただけるのはうれしいですね」と笑顔を見せます。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは■スポーツマネジメントの世界に入ったきっかけは映画だった高校生時代は京都成章で甲子園に出場し、キャプテンとして準優勝を経験した澤井さん。スポーツマネジメントの世界に入ったきっかけは、ある映画だったと言います。「トム・クルーズ主演のザ・エージェントという映画を見て、こういう世界があるのか、かっこいいなと思ったのが、スポーツマネジメントに興味を持ったきっかけです」プロ野球選手を目指し、大学を経て社会人野球を経験しましたが、夢はかなわず。そして、もう一つの夢だったスポーツマネジメント会社に就職。経験を積んで独立し、現在に至ります。オールドルーキーをきっかけに、スポーツマネジメントの仕事に興味を持つ人も増えたそうで「学生さんからの問い合わせも多いです。弊社は新卒採用はしていないのですが、連絡をくれた人には極力会うようにしています」と話します。「スポーツの仕事は、アスリートマネジメント以外にも、球団やリーグで働くこと、栄養士になって選手のサポートをしたり、企業に勤めてスポーツに絡んだ仕事をするなど、いろんなやり方があります。学生さんたちには、視野を広げて、自分は本当に何をしたいかをしっかり考えた方がいいよとアドバイスをさせてもらっています」■競技をやりきることもマネジメント業務に活かせるスポーツマネジメントに興味を持つサカイク読者に向けて「学生時代にしておいたほうがいいこと」を尋ねると、次のようなアドバイスをくれました。「スポーツをしている学生であれば、その競技を全力でやりきることですね。僕は野球でしたが、サカイクを読んでいる方はサッカーが多いと思うので、まずはサッカーを全力でがんばること。嬉しいこと、悔しいこと、両方を経験した方がいいと思います。目標を立てて、それに向かって努力することは、スポーツでも、社会に出てからも活きると思います」さらに、こう付け加えます。「僕自身、学生時代に経験してみたかったのは、チームのマネージャーです。裏方としてマネジメントして、どうすればチームを勝たせるのか? という視点でサポートするのは、おもしろい試みだと思います」マネージャーというと、チームや選手のお世話をするイメージが強いですが、それ以外にも「どんな相手と練習試合を組むと強化になるのか」など、チームを強くなるためにどうすればいいかを考えてサポートをすることは、新たな視点と経験の獲得につながりそうです。■スポーツ選手が活躍する裏側には、多くの支えてくれる人がいるドラマ「オールドルーキー」で、スポーツマネジメントの世界にスポットライトが当たったことで「こんな仕事もあるんだ!」と知るきっかけになった人も多いはず。それと同時に、アスリートが活躍する裏には、多くの人が関わっているという発見もあったのではないでしょうか。次回の記事では、サカイクが大事にする「考える力」や「感謝の心」について、トップアスリートと身近で接する澤井さんのエピソードを紹介します。澤井芳信1980年10月26日京都出身京都成章高校時代に、春夏甲子園に出場。80回記念大会となる夏の甲子園では松坂大輔擁する横浜高校にノーヒットノーランで負け、準優勝。同志社大学に進学し、硬式野球部に所属。大学3年の時、秋季リーグ戦で遊撃手としてベストナインを受賞。その後、プロ野球選手を目指し、社会人野球の新日鐵君津硬式野球部(現在は新日本製鉄かずさマジック)に在籍するが、4年後に現役を引退。引退後、エージェントの仕事に憧れ、スポーツマネジメント会社に転職。2013年に独立し、株式会社スポーツバックスを設立する。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年09月22日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。チームワーク、信頼、夢、応援。我々に熱いメッセージを伝えてくれた『オールドルーキー』がついに最終回を迎えた。社長 VS 社員の意地の張り合い見込みのないアスリートを切る高柳社長のやり方に反発した新町(綾野剛)。もう後には引けないといった状態で彼はビクトリーを後にした。「現役時代に買ったタワマンのローンはどうなるのか…?」とも一瞬思わされたが、果奈子(榮倉奈々)がインフルエンサーとして活躍しているから、ひとまずは安心である。ビクトリーを辞めてすぐさまデリバリーのアルバイトを始めていた新町の行動の早さにも驚きだ。大きめのリュックを背負い、笑顔で配達する姿はビクトリーにいた時よりキラキラして見えた。絶大な信頼を置いていた新町がいなくなることで困ったのはビクトリーに所属していたJリーガー・伊垣(神尾楓珠)であった。それが気に食わなかったのか、新町を潰そうとするラスボス・高柳社長が動き出す。しかし、そんな高柳社長に対抗し始めたのが塔子(芳根京子)と城(中川大志)だった。高柳「私のやり方が気に入らないというなら、会社を辞めてもらっても構わない」塔子「じゃあ辞めます!」城「僕も!」コントかと思うくらいのスピード感で、二人のビクトリーの退社が決まった。熱い想いも大切だが、この時ばかりはお互い意地を張っているようにしか見えなかった。社長ももう少し冷静かつ寛大であれば、こんな優秀な社員を勢いで失うことはなかったのに。夢を追う人間は輝いて見える「そんな感情的になって仕事辞めて大丈夫!?」と誰もが心配したが、新町と夢を追いかける3人はもう誰にも止められない。伊垣の移籍に無我夢中で取り組む彼らは、「自分たちだけでやってみせる!」「絶対に成功させる!」というただ一心であった。そんな情熱を持って働いている人たちが世の中にどれくらいいるだろう。とりあえず毎日、目の前のタスクをこなし、月に一回来る給料日を待つ。やりがいも目標も気付けば見失っていた社会人に3人は仕事に対する姿勢を思い出させてくれたように思えた。誰かを応援することの楽しさ頑張っている人を見ると応援したくなる気持ちはわかる。スポーツ観戦の醍醐味はそこだろう。一生懸命何かに打ち込む人の姿や想いに圧巻され、パワーをもらえる。こちらが応援すればその応援はスポーツ選手のパワーになる。最初は現役から裏方にまわり歯痒い想いをしていた新町が、スポーツマネジメントの良さに気付きのめり込むことができたのは、応援することの楽しさを知ったからだろう。高柳社長も然り、広いスタジアムで語り合う二人の根底には同じものがあったのだと確信した。ようやくわだかまりが解け、新町はビクトリーに戻ることが決まる。ラストはこれぞハッピーエンドといった演出で締めくくられ、喜び合いながらビクトリーの仲間たちと抱き合う姿は最高だった。個人的には、くっつきそうでくっつかない梅屋敷と塔子の関係も大好きだったのだが、塔子を支える梅屋敷や、梅屋敷を見つめる塔子の目を見ていたら、ドラマで描かれなくとも、この二人が結ばれるのは時間の問題だなと確信した。お互いワインに酔って寝ている相手の頭を撫でたり、ほっぺをツンツンとしたり、最終回の二人は可愛さで溢れていた。スポーツマネジメントというこれまでに馴染みのなかった職業にフォーカスを当てた今作。裏方であるように思われがちだが、その楽しさややりがい、働く人のスキルの高さは計り知れない。頑張る主人公を応援できた3か月間は、一視聴者として、とても楽しい時間となった。ドラマを見終わった今、もっと誰かを応援したい、そんな気持ちが残る素敵な作品に出会えたことに感謝している。コラム連載に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。過去の『オールドルーキー』コラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2022年09月10日「テッパチ!」、「純愛ディソナンス」、「ユニコーンに乗って」、「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」、「オールドルーキー」といったオリジナル作品が目立つ夏ドラマ。シネマカフェでは、「好きな夏ドラマ&キャラクターは?」と題し、読者アンケートを実施。今回は、好きな夏ドラマの上位10作品をランキング形式で発表。まずは、<第1位~第3位>をご紹介。第1位/距離感にキュン…“ひと聞き惚れ”から始まるラブストーリー「NICE FLIGHT!」見事1位となったのは、「Kis-My-Ft2」玉森裕太が主演する「NICE FLIGHT!」。本作は、空と空港を舞台に、パイロットや航空管制官たちを描く“ひと聞き惚れ”ラブストーリー。玉森さん演じる“ツイてるコーパイ”倉田粋が、ある悪天候フライトで耳にした航空管制官・渋谷真夢(中村アン)の冷静かつ的確な管制に助けられたことから物語は始まる。仕事はできるが恋愛には不器用な真夢と、人との距離が近い副操縦士・粋。そんな2人の恋の進展にドキドキしながらも、恋愛だけでなく、パイロットや航空管制官、整備士、キャビンアテンダントなど、空港に携わる人たちの仕事の様子もしっかり描かれているのも本作の見どころ。また、吉瀬美智子演じる機長・喜多見七海、尾上右近演じる航空整備士・酒木ジェームス、黒川智花演じるチーフパーサー・飯塚理香子、阿部亮平(Snow Man)演じる航空管制官・夏目幸大、玉城ティナ演じる管制官訓練生・河原かすみといった、2人を取り巻く人物たちとのやりとりも話題となっている。アンケートでは「穏やかなお話だけどキュンキュンが止まらない! 安心してみていられるドラマ!」、「大人のお仕事ラブストーリーで今時珍しい爽やかな恋愛と航空会社の細かい仕事が色々分かって面白い」、「金曜日のご褒美癒やしドラマ。航空業務が、リアルに丁寧に描かれているのも良い」、「航空関係の仕事がリアリティに描かれていて面白い。パイロット以外のいろんな職種にもスポットライトがあたり、飛行機の凄さを知りました。また、爽やかなキュンもたくさんあるし、メインの2人がとにかく応援したくなる素敵なキャラクター」と、放送が金曜日ということもあって、1週間の疲れを癒やす時間になっている視聴者も。第2位/陸上自衛隊を舞台に描く熱血青春ドラマ「テッパチ!」続いて第2位は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いをコミカルに描く、町田啓太主演の「テッパチ!」。町田さんがやけっパチな自衛官候補生・国生宙を、そのバディである馬場良成を佐野勇斗が演じ、自衛官候補生パートの第一部、最後の難関となる総合訓練を経て、晴れて陸上自衛官となった宙や馬場らを描く第二部へと物語は続き、日々壁にぶつかりながらも少しずつ成長していく姿が描かれる。ほかにも、北村一輝、白石麻衣、佐藤寛太、坂口涼太郎、工藤阿須加、桐山漣らが出演している。行ったアンケートでは、「心に傷をおったり、自分の居場所がない人間が、何かを探して前向きに生きて行こうとする姿に胸を打たれました」、「毎回グッと来るストーリーで、自然と涙腺が緩んでしまう」、「人間模様が熱い!入り組んだ伏線のあるお話ではないけれど、その分真っ直ぐな心情に思わず心を揺さぶられます」、「第一班の群像劇がよかったから」などと、友情や恋といった熱きドラマに、多くの視聴者の心が揺さぶられた様子。「テッパチ!」最終話(9月14日放送)あらすじ宙(町田啓太)たちのことを心配していた八女(北村一輝)は、馬場(佐野勇斗)がいまも病気休暇ということになっていると冬美(白石麻衣)から教えられ、それを宙に伝える。それから数日後、宙たちは出動要請を受け、土砂災害の現場に向かうが…。第3位/“石羽コンビ”の掛け合いが好評「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」そして第3位は、有村架純と中村倫也がW主演する「石子と羽男」。本作は、有村さん演じる東大卒の崖っぷちパラリーガル・石子と、中村さん演じる高卒の弁護士・羽男のコンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む、西田征史のオリジナル脚本で描く異色のリーガル・エンターテインメント。キーパーソンとして赤楚衛二が出演するほか、石子の父で律事務所の所長をさだまさし、羽男の姉である検事をMEGUMI、よく事務所に出入りするご近所さんをおいでやす小田が演じている。また本作は、ゲストにも注目。小関裕太、木村佳乃、宮野真守、趣里らが出演し、視聴者を楽しませた。アンケートでは「考えさらせられる内容なのに軽やかに話が進むので見ていて重くなりすぎず心地よい」、「身近な訴訟案件をわかりやすくコミカルに描いているし、キャラが皆可愛いところが好き」、「石子さんと羽男くんのコンビ感が素敵! なかなか考えさせられるドラマかなと思います」、「とにかく面白い。テンポもよく飽きさせない。毎回様々な演出の工夫も見られ、石子と羽男の軽妙なやり取りがどこかホッとする」といった感想が寄せられた。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」最終話(9月16日放送)あらすじ大庭(赤楚衛二)が放火容疑で逮捕された。羽男(中村倫也)が接見に行くと、大庭は罪を認めた。さらに、放火のあった公園トイレの焼け跡から、一人の遺体が見つかる。大庭の無罪を信じつつも動揺する石子(有村架純)と羽男。二人は放火のあった現場を訪れ、さらに大庭の家族にも会いに行くのだが…。第4位~第10位は以下の通り。第4位「六本木クラス」パク・ソジュン主演で大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス」を、竹内涼真主演で六本木を舞台に描く日韓共同プロジェクト、ジャパン・オリジナル版の「六本木クラス」。新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、中尾明慶らが競演している。▽読者の声・「ストーリーはもちろん演者たちの熱い演技が本当に光ってる。楽しくて毎週楽しみです」・「リメイクもので展開が分かっていても、ワクワクが止まらない!」・「音楽もストーリーも最高に素敵 キャラクターがみんな生きている」第5位「初恋の悪魔」林遣都と仲野太賀がW主演し、「Mother」『花束みたいな恋をした』の脚本家・坂元裕二が贈る小洒落てこじれたミステリアスコメディ。林さんや仲野さん、松岡茉優、柄本佑が演じる、警察署に勤めているが捜査権のない訳ありの4人をを描く。▽読者の声・「坂元裕二さんの予測のつかない、名台詞の詰まった物語。キャストの演技力が凄すぎ。物語の世界をこれでもかと魅力的に演じている」・「先の読めないストーリー展開と実力派キャスト陣の演技合戦が見事で、各話何回もリピートするほどこの作品の世界にどっぷりハマっています」・「回を重ねる毎にとても面白い。1時間がいつもあっという間に感じる」第6位「魔法のリノベ」“住宅リノベーション”をテーマに、依頼人が奥底に抱えている家や家族に対する問題という魔物に立ち向かう主人公たちを描くお仕事ドラマ。主演を波瑠が務め、間宮祥太朗、遠藤憲一、原田泰造(ネプチューン)、金子大地、吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)らバラエティ豊かな面々が共演。▽読者の声・「リノベのビフォーを描いたエンディングがとても素敵です」・「リノベをすることで家族の生活も変わる。リノベ前後の部屋の変化がエンディングでながれるのが毎回楽しみです。 リズミカルで明るく月曜日から元気をもらえる!」・「梅玄コンビが良い。美男美女でスタイルも抜群で見映えの相性良いのに、セリフのやり取りも素晴らしいし、過去一最高のバディだと思う」第7位「ユニコーンに乗って」永野芽郁主演の本作は、教育系スタートアップ企業の若きCEOのもとに、ある日突然、自分の会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマンが部下として転職してきたことから始まる物語。仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く、大人の青春ドラマ。教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」のメンバーを、西島秀俊、杉野遥亮、坂東龍汰、前原滉、青山テルマが演じている。▽読者の声・「逆境におちいっても、立ち向かっていく主人公に惹かれる」・「前向きになれます。若い人たちと人生経験のある人の関わり方がそれぞれいいところが出ていてとても参考になります」・「成長する様、仲間愛、小鳥さんの気の使い方、ステキです」第8位「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」「King & Prince」永瀬廉が主演する本作は、誰もが知る戦国武将のクローン高校生たちが大集結した、とんでもない学校を舞台に、英雄たちが学園のてっぺんを目指して大暴れする学園天下獲りエンターテインメント。永瀬さんが織田信長を演じるほか、山田杏奈、西畑大吾(なにわ男子)、萩原利久、犬飼貴丈、三浦翔平、満島真之介らがクラスメイトを演じている。▽読者の声・「戦国武将のキャラがそれぞれ濃くて見ていて面白く、感動もあり、歴史も学べるし毎回楽しみです」・「キャストが豪華で、他とは被らない作風が面白い」・「今を輝く役者さんが大勢出演していて内容も面白くて観るのが楽しみ」第9位「みなと商事コインランドリー」缶爪さわ・椿ゆずの同名漫画のドラマ化。草川拓弥、西垣匠、奥智哉、豊嶋花ら注目の若手が出演している。▽読者の声・「心情を丁寧に描いていて、観ていてきゅんきゅんしたり胸が苦しくなったりします」・「夏にぴったりの爽やかで美しい映像と切ないストーリーで、演者も皆素晴らしいから」・「BLだけではない人の心の深さ。誰かを本気で好きになる気持ちが伝わる作品。出てくる人が皆さん、魅力的で内容もキュンキュンや切なさがある」第10位「家庭教師のトラコ」「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の脚本家・遊川和彦が手掛ける本作は、橋本愛が合格率100%の伝説の家庭教師を演じ、3人の母親と3人の子どもを救う、個別指導式ヒューマンドラマ。美村里江、板谷由夏、鈴木保奈美がそんな母親を演じるほか、中村蒼、細田佳央太も出演。▽読者の声・「毎回心に響くセリフがあってみてるだけで学べるようなドラマで見応えがある」・「正しいお金の使い方に、考えさせられる」・「お金と人との関係性について勉強になる」次回は、好きな夏ドラマのキャラクター編ランキングを発表。こちらもお楽しみに。【シネマカフェ読者アンケート/好きな夏ドラマTOP10】1位:NICE FLIGHT!2位:テッパチ!3位:石子と羽男-そんなコトで訴えます?-4位:六本木クラス5位:初恋の悪魔6位:魔法のリノベ7位:ユニコーンに乗って8位:新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~9位:みなと商事コインランドリー10位:家庭教師のトラコ※【9月10日 更新】:一部順位に誤りがありましたので修正しました。※投票期間:8月31日(水)~9月7日(水)※2022年7月期に放送されている“夏ドラマ”が対象となります。※本アンケートは、読者の皆様の「今のドラマ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。(cinemacafe.net)
2022年09月10日綾野剛主演の日曜劇場「オールドルーキー」が9月4日の放送でフィナーレを迎えた。国立競技場でのラストシーンに「綾野剛に0地点ですか?それはMIU404」「綾野剛が国立競技場ってゼロ地点…」などの声が続出。SNSでは大きな盛り上がりを見せている。サッカーだけの人生を歩んできた主人公が突如現役引退することに。しかしスキルや経験が何もないためどん底に追い込まれ、そんななか出会ったのがスポーツマネージメントの世界だった…スポーツマネージメントとアスリートのセカンドキャリアを描いてきた本作。高柳と対立、「ビクトリー」を解雇されてしまった新町亮太郎役で綾野さんが主演。綾野さんのほかスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の優秀な若手社員・深沢塔子に芳根京子。新町の妻・留美と親しくなっていくサッカー好きな城拓也に中川大志。塔子のことが好きな梅屋敷聡太に増田貴久。高柳と一緒に「ビクトリー」を立ち上げた葛飾吾郎に高橋克実。「ビクトリー」社長秘書の真崎かほりに岡崎紗絵。元人気アナウンサーで料理本がヒットした新町の妻・新町果奈子に榮倉奈々。果奈子の妹で料理ライターをしている糸山留美に生田絵梨花。新町の新たな道を理解し応援するようになった娘・泉実に稲垣来泉。その妹の明紗に泉谷星奈。“すべてのアスリートにリスペクトを”という企業理念を掲げ「ビクトリー」を立ち上げたが、20年を経てビジネス中心のマインドに変化していった社長の高柳雅史に反町隆史といったキャストが出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では「ビクトリー」を解雇された新町に続いて、塔子と城も会社を退職。3人で伊垣(神尾楓珠)の海外チームへの移籍を実現させようとする。交渉は難航するがそこに矢崎(横浜流星)が現れ、自分のチームのGMが伊垣の出場する代表戦を見に来ると話す…。1話に登場した矢崎の再登場にSNSでは「初回最終話と出演する横浜流星キーパーソンすぎてとても素敵な演出!」「金髪の横浜流星かっこよすぎたな」「金髪の横浜流星くんかっこよい」などの声が送られる。さらに伊垣が出場する代表戦でのユニフォームにも「日本代表が発表されたばかりの代表ユニ着てるの驚き」「日本代表ユニフォームが、先日発表された最新版という抜け目のなさ」「日本代表のユニフォームも既にニューユニフォームってゆ~のが凄い」などの反応が集まり、最新ユニフォームでの代表戦シーンにも多くの視聴者が注目した模様だ。伊垣の海外移籍が決まった後、高柳は新町を国立競技場のコートに連れてきて、そこでビクトリーに戻るよう告げる…。このラストシーンに「国立競技場で最終回そして、綾野剛とかMIU404と被るなw」「綾野剛に0地点ですか?それはMIU404フラグか?胸熱」「綾野剛が国立競技場ってゼロ地点…」「綾野剛くんが国立競技場にいる!0よ0!」など、綾野さんが主演した「MIU404」の最終回を思い出す視聴者が続出している。(笠緒)
2022年09月05日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。諦めずにひたむきに努力することは大切なことだ。しかし、ある組織の中でそれを行うには時に弊害も出る。『オールドルーキー』第9話では、会社に属するということを改めて考えさせられる回となった。今回は新町(綾野剛)が担当する水泳選手・麻生健次郎(渡辺翔太)が、ドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡される。本人は潔白を主張しているが、処分を覆すのが現実的に難しいことは明らかだった。しかし、麻生の年齢を考えると4年間の資格停止は引退を意味するもので、到底受け入れがたい。麻生は、水泳のメダリストだった父親との約束もあり、オリンピックに命をかけていた。そんな彼が絶対にドーピングに手を染めるわけがない。高柳(反町隆史)は、早々に麻生の契約解除を決断するが、新町はそれに反発し、高柳に内緒で、麻生を助けるためにドーピングの潔白を証明することを決意。高柳はそんな新町の身勝手な行動に憤りを感じていた。高柳の考えは、アスリートと自分だけならまだしも、ビクトリーには大勢の社員と所属するアスリートがいる。一人が身勝手な行動をすることで、会社に損失を出し、他のアスリートにも不安と緊張を仰ぐような事態にはしたくないのだろう。会社を守らなければならない経営者として当然の判断であった。震えるほどの綾野剛の熱演!綾野剛と反町隆史の熱い演技が見られた社内での言い合いシーンも、今回ならではの見どころ。熱い想いがぶつかり合う、二人は体も震え、目が血走っていた。さすが大物俳優同士の共演。こちらも二人の緊張が伝わってきて息をすることを忘れてしまう。周りで驚きつつも気配を消していたビクトリー社員の気持ちがよくわかる。「たった一人のために他のアスリートを潰すつもりか?」と問う高柳社長に、新町が放った一言。「たった一人のアスリートを守れないでどうするんですか!!!」これを聞いてハッとさせられた。会社を守りたい社長と今目の前にいるアスリートを守りたい新町の考えは全く異なる様で実は近いのかもしない。二人とも何かを守りたいという気持ちは同じだから。「木を見て森を見ず」という言葉があるが、高柳の言う会社とは森のことで、新町の言うアスリートは木に近い。木だけを見ていては森のことは把握できないだろう。しかし、森を守るためには一本一本の木を大切にしなければならないのも確かである。経営者と社員の立場の違いにより、見えている景色が異なることも面白い。新町の行動は身勝手な部分もあるが、会社のため、利益のためにと本来の企業理念が薄れていってしまっている高柳に喝を入れたようだった。ビクトリーの初期メンバーである葛飾(高橋克己)が、「20年前の社長は新町君と同じこと、言ってましたよ」と言っていたこともあり、新町の言動は忘れかけていた高柳の当時の想いを再確認するきっかけになったに違いない。ついにクビ!?会社に属するということドーピングの潔白を証明するため、可能性がありそうなものをしらみ潰しに探した新町。ビクトリーの仲間たちの協力もありながらも、なかなか上手くいかず、塔子が見つけてきてくれたドーピング違反について詳しい弁護士の先生を頼ることに。そしてこれまで飲んでいたサプリメントを調査機関で検査し、潔白であることが証明された。その結果、4年の資格停止が4か月に軽減。ドーピングの処罰が軽減されることは極めて稀な例である。ハッピーエンドかと思いきや、今回、サプリメントを検査機関に出した費用、世界スポーツ仲裁裁判所への申し立て金、弁護士費用、通訳費用など…ざっと合わせただけでも500万円を超える損失を出した。果たして新町の行動は正しかったのか。一会社員として考えさせられる。会社に属すると言うことは会社に利益を出さないといけないのだから。オリンピックを目指していた麻生が受けるダメージが軽減されたとしても、ビクトリーが受けたダメージとは釣り合わない。「君はクビだ。ビクトリーを解雇する」社長命令を無視したあげくに、これだけの損失…ここまで来ると、さすがに庇えないだろう。視聴者も皆そう思った。次回はついに最終回。新町も心配だが、むず痒い梅屋敷(増田貴久)と塔子(芳根京子)の関係も気になるところ。約3か月間、見守ってきた新町とビクトリーの仲間たちの物語が、いよいよ終わりを迎える。[文・構成/grape編集部]
2022年09月04日綾野剛が主演を務める「オールドルーキー」。その第9話が8月28日放送。新町と果奈子、来泉ら家族に「いい家族だな」「新町さんの味方は家族」など感動の声が送られる一方、衝撃的なラストに「新町さんどうなっちゃうんだろう」など動揺の声も広がっている。サッカー日本代表にまで上り詰めた元アスリートがセカンドキャリアとしてスポーツマネージメントの世界に。元アスリートが現役アスリートの苦悩に向き合う…というストーリーが展開する本作。キャストはスポーツマネージメント会社「ビクトリー」に勤務する新町亮太郎に綾野さん。「ビクトリー」入社5年目の深沢塔子に芳根京子。梅屋敷聡太に増田貴久。城拓也に中川大志。葛飾吾郎に高橋克実。社長秘書の真崎かほりに岡崎紗絵。ビクトリー社長・高柳雅史に反町隆史。新町の娘・泉実には稲垣来泉。果奈子の妹で料理ライターの糸山留美に生田絵梨花。新町の妻でインフルエンサーとして人気になった新町果奈子に榮倉奈々といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。新町が担当する水泳選手・麻生健次郎(渡辺翔太)がドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡された。4年の資格停止は事実上の引退を意味するものだった。本人は潔白を主張しているが処分を覆すのは現実的には難しく、高柳は契約を切ると言い出す。しかし新町はその決断に反発し、麻生の無実を証明したいと言い出すが、高柳は新町の行動を監視するようかほりに命じる。麻生のドーピングの件が公になると、マネジメントしている新町が元Jリーガーであることもあり、ビクトリーにも批判の矛先が向かう。さらに新町の娘、来泉にも影響が…というのが今回の物語。帰宅した来泉の表情が暗いことに気づく果奈子。その夜帰宅した新町が果奈子に迷惑をかけていることを謝罪していると、来泉がやってきて「パパは間違ってないよ。パパのことで意地悪なこと言ってくる子はいるけど私は平気」と新町に告げる。「パパはなんにも悪いことなんかしてない。私は信じてる」と言う来泉の言葉に涙ぐむ新町。果奈子も「みんな信じてる」と新町を励ます…。このシーンに「ちゃんと話しして愛し合ってて、いい家族だな」「新町家ほんとうにかわいいみんなかわいい」「麻生さんの味方は新町さん 新町さんの味方は家族」「新町さんのお子様、めちゃくちゃしっかりしてるし、偉すぎる」などの声が送られる。塔子がドーピング問題に詳しい弁護士の風間敬子(山村紅葉)を見つけ、風間の尽力で麻生のドーピングが故意ではないことが判明する。しかし高柳は麻生の名誉回復にかけたコストとビクトリーが受けた損害を考え、所属復帰させることはできないと新町に告げ、さらに会社に無断で麻生の記者会見をセッティングした新町に解雇を告げる…。「ぎゃああああビクトリー解雇になっちまった」「え、ちょっと待ってください社長」「新町さんどうなっちゃうんだろう」など、まさかのラストに視聴者の間にも動揺が走っている。【最終回あらすじ】新町は解雇され、高柳と今後スポーツマネージメントには関わらないことを約束し、ビクトリーを去る。妻の果奈子や娘たちにも理解してもらい再び新町の仕事探しが始まるが、塔子たちはやりきれない思いでいた。そんななか「ビクトリー」所属のJリーガー・伊垣(神尾楓珠)の海外チームへの移籍交渉が暗礁に乗り上げ、塔子と城もビクトリーを自ら退職する…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月29日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。第8話は、アスリートとそれを支えるコーチの関係、また、お互いを高め合う夫婦について描かれていた。今回担当するバレーボール選手・古川舞(田辺桃子)は、イタリアの強豪『トリエステ』からの移籍の話を断ろうとしていた。舞の想いを尊重したいものの、ビクトリーのためにも何としてでも移籍を進めたい高柳社長との間で板挟みになる塔子は頭を抱えていた。不安な要素を取り除く!塔子&新町のやり方舞が移籍を断る理由は、チームに迷惑をかけたくない想いとアシスタントコーチの宮野紘也(大谷亮平)への恋愛感情だった。しかし、宮野は舞にトリエステへ行くよう勧める。プロならより強いチームで競技できることが良いに決まっているからだ。宮野は舞をサポートするために現役をやめてコーチとなった過去があった。それほど応援しているからこその移籍の勧めだったのだと思う。塔子と新町は二人で話し合ってもらおうと、二人を体育館に呼び寄せる。そして、ずっと舞を支えたいという想いから、宮野自らもイタリアへ行くことを決断し、舞のトリエステへ移籍が決まった。少しお節介すぎるかと思ったが、ただ「移籍しなさい」と頑なに説得するよりも、ずっといいのかもしれない。問題点は何か、解決策は何か、私たちにできることは何か…悩みがいくつもあるなら一つずつ解決していけばいい。不安な要素を一つずつ取り除いていけばいい。非効率かもしれないが、塔子と新町の行動は結果的に舞の決断を自主的に変えることに成功した。強引に丸め込むのではなく、問題を取り除くことで前進させることができたのは、「すべてのアスリートにリスペクトを」というビクトリーの企業理念にも基づいている。今回このような解決ができたのは、これまでのビクトリーの仲間たちの軌跡のおかげだ。新町のアスリートへ対する想いから伝線して、城(中川大志)や梅屋敷(増田貴久)もこれまでアスリートのために行動してきた。それがあったからこそ、高柳社長に反抗するという塔子の成長は素晴らしく、今回の見ものだったといえる。順調すぎて怖い!?『オールドルーキー』の今後の展開新町がビクトリーに入社してからこれまで、ほとんどと言っていいほどアスリート関連の交渉が上手く行っているのも事実だ。また、新町の妻である果奈子(榮倉奈々)も、新町が引退してからSNSで手作りお弁当の発信に注力し、書籍出版にまでたどり着いている。今や、家庭を支える元アナウンサー妻のセカンドキャリアとして世から注目を集めているのである。彼らは一度は壁にぶつかるが、考えて、行動して、その壁を確実に突破してきている。しかし、現実で考えると、ここまで順調なのもなんだか不穏である。物事の全てが上手く行くとは限らない。今回、高柳社長が懸念していたのが新町の独立。行動力のある人間は、アスリートを引き連れて、会社から独立することがあるのだという。そうは言ってもまだ入社して間もない新町にそんな考えがあるのだろうか?ここまで果奈子のお弁当の話題がドラマでピックアップされているのも少し気になる。自分の力で地位を築いて行っている果奈子に新町も影響される日が来るのだろうか?また、社長の懸念することもわからなくはない。腰が低く、影響力があり、チームワークを大切にする新町は人望も厚い。もしかしたら、ビクトリーの仲間を引き連れて独立という可能性も捨てきれないのである。そんな不穏な空気が流れた瞬間だった。ドラマ自体、新町の引退という最初の挫折からどんどん物事が上手く行っているので、クライマックスでどんな展開が待っているのか楽しみである。次回はドーピング問題。果たして新町は次の困難をどう解決するのか?高柳社長とのバトルが見られるのか?是非皆で『オールドルーキー』のラストスパートを見届けよう。[文・構成/grape編集部]
2022年08月27日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第7話は、車いすテニス吉木修二(福山翔大)と梅屋敷(増田貴久)の熱意がマッチした見応えのある回となった。ビクトリーでは、初めてとなるパラアスリートのマネージメントをすることになったのだが、普段なら利益にシビアな梅屋敷が今回は並々ならぬ熱意で参加をしていた。その理由は、大切な姪っ子への想いからだった。家族を通じて、会社を通じて、このドラマでいま最も心情が変化している梅屋敷。最初はカリカリしていて、いつも怒っている様子だったが、今はどうだろう。表情がどことなく柔らかくなったように思える。また、社内の人間やアスリートに対する思いやりも一段と増している。最初はイケ好かないと思ったけど、実はいいヤツだった。これが梅屋敷の正体である。今回は梅屋敷が目に見えて変化をしていった要因を紐解く。車いすテニスにかける梅屋敷の想い梅屋敷にとって大きな存在となっていたのは、車いすに乗る姪っ子の近藤桜(池端杏慈)だった。桜もテニスをやっていたが、中学1年生の時に脊髄(せきずい)の病気で、その後は車いす生活を余儀なくされ、テニスからも離れてしまっていた。そんな桜のために、梅屋敷は車いすテニスで活躍する吉木の姿を一度見て欲しいと思ったのだろう。同じ境遇で頑張る人に会えば、何か生きるヒントをもらえるかもしれない。しかし、梅屋敷のそれはある種の同情だった。可哀想だから手を差し伸べていた感覚に近いのだと思う。しかし、吉木が熱心にテニスに打ち込む姿を見て徐々に考えが変化していったのである。その想いはスポンサーへ向けた梅屋敷のプレゼンではっきりとわかった。「吉木さんのことも、どこかでかわいそうって思っていたんです。でも、必死に頑張っている姿を見て、間違っていることに気づきました。パラスポーツは特別なものではない。どのスポーツともなんら変わらないです。障害はハンデじゃない。君の個性だよって」ビクトリーの社訓である「すべてのアスリートにリスペクトを」を大切にしている梅屋敷の想いが伝わる言葉であった。この想いが届いたのか、吉木の試合後、姪っ子の桜は「車いすを買って」とおねだりをしていた。姪っ子の心境の変化と希望に満ちた言葉に、顔を赤くして涙が溢れ出す、梅屋敷の姿はとても胸に来るものがあった。新町の影響とライバルだった塔子の存在梅屋敷が変化したのは、新町(綾野剛)と、ライバル関係にあった塔子(芳根京子)の存在もあるだろう。最初の頃の梅屋敷を思い返してみると、「自分さえ出来ていれば良い」という考え方だったのかもしれない。仕事が出来る人にありがちである。仕事が出来ない人に手を貸すこともしなければ、仕事が出来る人を目にすると危機感なのか異常にライバル心を燃やす。しかし、ここ数話でその関係が変わって来ている。それは新町のチームワーク精神のおかげだ。前回のバスケットボール選手の回では、新町が周囲にお手伝いをお願いし、チーム一丸となって仕事を成功させた。個々で戦っていたビクトリーのメンバーが今はチームで仕事をするようになったのである。今までライバル視していた塔子の見方が変化したのもそのおかげだと思う。ライバルから仲間に変化したことで梅屋敷のより人間らしい一面が見られたのではないか。『オールドルーキー』の初回で増田貴久の演技を見たときは、梅屋敷の怒りっぽいイメージに結びつかなかった面もあったが、優しさが溢れ出す今は増田貴久ならではの良さを感じた。塔子への闘争心が恋心に変わったのは意外であったが、これはこれで今やドラマを盛り上げる要素となっている。1話だけでなく長いスパンで見ることで、登場人物の心境の変化や主人公が与える影響が見えてくることもある。『オールドルーキー』はただの1話完結ドラマではない。最初とは明らかに違う、ビクトリーメンバーの成長や変化にも注目していただきたい。[文・構成/grape編集部]
2022年08月22日綾野剛主演「オールドルーキー」の第8話が8月21日放送。トップスイマー役で出演した渡辺翔太に「飛び込みも泳ぎも、演技も自然」「泳いでる姿綺麗すぎ」などの声とともに、プロバレーボール選手役でゲスト出演した田辺桃子の演技にも注目が集まってる。サッカーだけの人生を歩んできたトップアスリートが突如引退、スポーツマネージメント企業でセカンドキャリアを歩んでいく姿を描く本作。キャストはスポーツマネージメント会社「ビクトリー」の社員になった新町亮太郎に綾野さん。アスリートとの結婚を目論んでスポーツマネジメントの道に進んだ深沢塔子に芳根京子。インフルエンサーとして人気になった元アナウンサーで新町の妻の新町果奈子に榮倉さん。ビクトリー社員の城拓也に中川大志。ビクトリーの社長秘書・真崎かほりに岡崎紗絵。梅屋敷聡太に増田貴久。ビクトリー創業メンバーの葛飾吾郎に高橋克実。果奈子の妹・糸山留美に生田絵梨花。ビクトリー社長の高柳雅史に反町隆史といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。塔子が担当するバレーボール選手・古川舞(田辺さん)に、イタリアの強豪・トリエステから誘いがかかるが舞は移籍を断る。移籍を強く推し進めたい高柳と塔子は対立。高柳はかほりも担当につけ舞を説得しようとする。一方、レシピ本が人気となった果奈子には地方での講演依頼が舞い込み、長期間家を空けることに。新町が家事を担当することになりつつ、水泳選手の麻生健次郎(渡辺翔太)を担当することになる…というのが今回の物語。練習中の麻生のもとを訪ねた新町。麻生は新町に「プロになるつもりなんです」と宣言。自分が恵まれ過ぎた環境にいることで甘えが出てしまうと言う麻生は、ハングリーになって自分を追い込みたいと、その理由を語る…。渡辺さんの水泳選手ぶりに「飛び込みも泳ぎも、演技も自然だったしそこにいたのは水泳選手の麻生君だった」「泳ぎもすごく綺麗だった いつもの翔太くんと全くの別人麻生健次郎さんだった」「水泳選手の役、すごく素敵だった。演技もすごくよかった」などの声が送られる。特にその泳ぎに「入水とても綺麗だった」「泳いでる姿綺麗すぎ」といった反応も。一方、舞が移籍を躊躇していた理由がアシスタントコーチの宮野紘也(大谷亮平)への恋愛感情だったことが判り、アスリートのプライベートに踏み込むことを躊躇していた塔子だが、宮野に対し、舞の想いに答えを出して欲しいと頼み込む。宮野は舞のために自分もイタリアについて行くと舞に伝え、舞は移籍を決意する…という展開に。舞の想いに宮野が答えるシーンのやり取りにも「大谷亮平と田辺桃子ちゃんのシーン、うますぎて泣けた」「田辺桃子ちゃんの演技やっぱ良い、泣き笑いの演技が良かった」などの反応が寄せられている。【第9話あらすじ】麻生がドーピング違反で4年間の資格停止を言い渡される。本人は潔白を主張するも処分を覆すのは現実的には難しく、麻生の年齢を考えると4年間の資格停止は引退を意味するもので、到底受け入れ難い。さらにドーピングスキャンダルの影響はビクトリーにも大きく影響、高柳は麻生の契約解除を決断するが新町はそれに反発。高柳に内緒で麻生を助けるために行動を起こす…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月21日綾野剛主演「オールドルーキー」の第7話が8月14日放送。増田貴久演じる梅屋敷に「今週すんげぇキラキラしてる」「実はめちゃくちゃいい奴」などの声が殺到。生田絵梨花演じる留美と中川大志演じる城の恋の進展にも多くの注目が集まっている。サッカー日本代表にまで上り詰めたアスリートが37歳にして突如現役引退に追い込まれる。彼のセカンドキャリアとなったのはスポーツマネージメントの世界。元アスリートとして現役アスリートの苦悩に向き合うことになった主人公と家族の物語となる本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」の正社員となった新町亮太郎を綾野さんが演じるほか、元アナウンサーで新町と結婚したのちは専業主婦をしていたが、インフルエンサーとして人気になりレシピ本も出版した新町果奈子に榮倉奈々。「ビクトリー」入社5年目で新町とコンビを組むことになる深沢塔子には芳根京子。いつも毒舌を放ち冷めた視点でものを見ている梅屋敷聡太に増田貴久。サッカー好きで新町に敬意の念を抱いているビクトリー社員の城拓也に中川さん。果奈子の妹で料理ライターの糸山留美に生田さん。ビクトリーで社長秘書をしている真崎かほりに岡崎紗絵。ビクトリー創業時からのメンバーでもある葛飾吾郎に高橋克実。果奈子の大ファンのビクトリー社長・高柳雅史に反町隆史といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は車いすテニス選手の吉木修二(福山翔大)がビクトリーにマネジメントして欲しいとやって来る。パリパラリンピックの日本代表候補である吉木は、国際大会のために世界を転戦する資金が必要でスポンサーを探してほしいと言う。しかしこれまでビクトリーではパラアスリートのマネジメントを手がけたことはなかった。そんななか梅屋敷が吉木を所属させるべきだと熱く語り始める。いつもと全然違う梅屋敷に亮太郎らは驚くが、そこには事情があった。梅屋敷には姪がおり、彼女は小学生時代からテニスをしていたが、中学生になって病気を患い車いす生活になっていた…というのが今回のストーリー。「塩対応な梅屋敷さんがパラスポーツに必死になる理由は可愛がってる姪っ子さんのためだったのね」「そうたおじちゃん、オンオフ切り替えてんの表情だけでも分かる」「梅ちゃん、今まで目が死んでたのに今週すんげぇキラキラしてる」「梅屋敷、ずっと嫌な奴だったけど 実はめちゃくちゃいい奴じゃないか!」など、これまでと違う表情を見せる梅屋敷に多くの視聴者の注目が集まった模様。吉木の試合を見た姪は梅屋敷に競技用車いすを買って欲しいと告げ、自分も車いすテニスを始めたいと口にする…「姪っ子ちゃん興味持ってくれてよかった 梅ちゃんも嬉しそう」「まっすーの困惑→歓喜に変わった泣き顔とても良かった!」など、姪の決意に涙する梅屋敷に感動した視聴者からの投稿も多数。一方、生田さん演じる留美が城ともんじゃを食べに行き、彼に“あ~ん”と食べさせるシーンには「着実に距離詰めてんな~笑」「留美ちゃん!!積極的すぎるんよ」「城、子犬のようで笑いました!」など、2人の関係の進展に注目するコメントも寄せられている。【第8話あらすじ】塔子が担当するバレーボール選手・古川舞(田辺桃子)に、イタリアの強豪・トリエステから誘いがかかった。世界で活躍するまたとないチャンスだが舞は移籍を断ると言う。高柳は何としても彼女を説得するように言うが塔子は躊躇。古川との付き合いから彼女が断るのには何か大きな理由があるはずだと考えていた…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月15日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第6話は、増田貴久演じる梅屋敷聡太役の意外な一面が見られる貴重な回となった。梅屋敷は、スポーツマネジメント会社ビクトリーでもエリートであるが、ツンとしていて他人にあまり心を開かないタイプだ。演じている増田貴久も同様に、恋愛のイメージがあまり結びつかない。最近出演していた『古見さんは、コミュ症です。』(NHK)でも学生の甘酸っぱい青春が描かれていたが、恋愛要素はそれほど強くなかった。ドラマでもバラエティでも個性的で独自の世界観を貫く彼の恋愛をしている姿は新鮮ではないだろうか。今回は主人公・新町亮太郎(綾野剛)が晴れて正社員となって初めて担当する業務に加え、視聴者も予想していなかったであろう、梅屋敷と塔子(芳根京子)の関係についてピックアップする。『何事も諦めない姿』は応援される日曜劇場の最大の魅力である、主人公の仕事に対する前向きな姿勢は毎回私たちに月曜から働く活力をくれる。正社員となった新町が初めて担当することになったのはバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)。しかし、新垣が大ケガを負ったことでほぼ確実だった移籍は白紙となり、所属していたチームの契約も満期で終了してしまうことに。復帰には半年以上かかる状態での移籍交渉は非常に厳しいものとなった。周囲も諦めムードの中、主人公の熱意だけは冷めなかった。どんな時も笑顔を絶やさない主人公を演じる綾野剛。彼の演技には惹きつけられるものがある。ただ元気がいい時もあれば、少し無理して笑っている時の絶妙な違いも上手く表現されている。厳しい状況の中、どうすれば移籍先を説得させられるのか、頭を抱えて必死に考える姿は視聴者の心を掴む。そして今回はビクトリーの仲間たちの協力のもと、ケガから復帰した選手のデータを資料にすることに。みんなで徹夜で仕事に励む姿は、学生の時の学園祭準備を思い出させる。一生懸命、チームで取り組むことの素晴らしさを感じさせてくれた。あの梅屋敷でさえも、手伝いたい意思を見せていたのは驚きだった。「この人のためなら手伝いたい」そう思わせてくれるのは、何事も諦めずに取り組む姿なのかもしれない。資料のおかげで移籍を勝ち取った新町。彼のおかげで会社全体の潮目が変わったように思えるラストも見事だった。梅屋敷の恋愛の行方予想外だったのが、梅屋敷と塔子の関係である。二人はビクトリーでもトップの成績を誇り、互いをライバル視している関係であった。しかし、どちらから誘ったのであろうか、仲良く並んで食事をする二人。気付けば隣でほろ酔いの梅屋敷。普段は強気な態度なのに、お酒に弱いというギャップも可愛らしい。お酒のせいなのか、塔子のせいなのか定かではないが、熱を冷ますように「ふう~~」と息を吐く姿は少しあどけない子供っぽさもあった。お酒が弱いのに見栄を張ってワインを飲んでいるところもなんだか憎めない。最も衝撃だったのはこの発言である。「深沢が俺を酔わせるんだ」あの梅屋敷から…あの増田貴久から…!予想すらできなかった言葉に視聴者も驚いたことだろう。仕事とは異なるプライベートな梅屋敷も「もっと見たい」と思わせてくれた。恋愛になると途端に不器用になる姿、今回のシーンでキュンと来た視聴者も多いはず。いつもはカリカリしていて近寄りづらいが、それでも嫌いになれないキャラクターなのは増田貴久だからこその魅力だろう。これからの二人の恋の行方が気になるばかりだ。オールドルーキーの楽しみがまた一つ増えた瞬間だった。仕事に、恋愛に、いろんな楽しみ方をくれるオールドルーキー。後半戦もこの勢いのまま完走したい。[文・構成/grape編集部]
2022年08月13日綾野剛、芳根京子、榮倉奈々、反町隆史らが出演する現在放送中の日曜劇場「オールドルーキー」第7話(8月14日放送)に、声優の津田健次郎と平田広明がゲストとして登場することが分かった。「ビクトリー」として初の試みであるパラアスリートのマネージメントに挑戦し、梅屋敷(増田貴久)の新たな一面が描かれる第7話。「最愛」では刑事役、「ナンバMG5」では愛犬の声、「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」ではヒロインの元上司役と近年、ドラマ出演に注目が集まる津田さんが今回演じるのは、車いすテニス選手・吉木(福山翔大)が競技で使用する車いすを無償で提供する車いす製造・販売会社の社員で技術担当の矢部浩一郎。選手の体の一部となる車いすの調整をミリ単位で求められるメカニックは、競技には欠かせない存在。長い付き合いである吉木と矢部の遠慮のないやり取りを目の当たりにした主人公らは、2人の関係の深さに圧倒される。「第7話は熱いドラマが繰り広げられています」と今回の物語について語った津田さんは、「現場に入るのが本当に楽しみでした。一番びっくりしたのが、実在する車いすの製造会社で撮影したことです。実際に車いすテニスの競技にも使われている車いすが現場にあり、細部へのこだわりを感じました。その分、いい芝居をしなければと思っていましたが、現場の空気感のおかげで自然にその世界に入っていくことができました」とふり返り、「マイペースなところがある一方、心の中に熱いものもある。とても愛情あふれるエンジニアを演じておりますので、ぜひご覧ください!」とコメント。「ONE PIECE」のサンジの声や、ジョニー・デップの吹き替えでも知られる平田さんが演じるのは、主人公らが吉木のスポンサー獲得のためにプレゼンを行う大手企業「日本海上運送」の社長・湊啓一郎。物語のカギを握ると言っても過言ではない人物だ。平田さんは「車いすテニスという競技は、今注目を浴びていると思います。国枝慎吾選手の活躍のおかげで、車いすテニスをはじめとしたパラスポーツ全般までみなさんの意識が広がっていると思います。このドラマがきっかけでさらにパラスポーツに興味を持っていただけたらなと思います」と話し、「梅屋敷による熱い説得が特に見どころだと思います。津田健次郎にも注目してぜひご覧ください!」と見どころも明かしている。そのほか、「おカネの切れ目が恋のはじまり」以来2回目のドラマ出演となる河井ゆずる(アインシュタイン)が、吉木の所属会社の社員役で出演する。「オールドルーキー」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年08月11日綾野剛、芳根京子ら出演の「オールドルーキー」第6話が8月7日放送。綾野さん演じる新町と榮倉奈々演じる妻・果奈子の関係性に「最高の夫婦」といった声が殺到。娘・泉実と手をつないで歩く姿にも「よかった親子の亀裂なくなって」などの声が送られている。スポーツしか知らないまま突然引退しなければいけなくなったトップアスリートが、スポーツマネージメント企業で働くことになり、現役アスリートの苦悩や困難に寄り添っていく…という本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」で見習いから正社員になった新町亮太郎を綾野さんが演じるほか、新町とコンビを組むことになる深沢塔子に芳根さん。専業主婦をしていたが人気インフルエンサーとなる新町の妻・新町果奈子に榮倉さん。サッカー好きなビクトリー社員の城拓也に中川大志。ビクトリーの社長秘書・真崎かほりに岡崎紗絵。塔子にライバル心を抱く梅屋敷聡太に増田貴久。ビクトリー創業メンバーでもある葛飾吾郎に高橋克実。グルメライターをしている果奈子の妹・糸山留美に生田絵梨花。新町の娘・泉実に稲垣来泉。果奈子の大ファンでもあるビクトリー社長の高柳雅史に反町隆史といった面々も共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。正社員になった新町はバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)を担当することに。新垣は家族のため所属するBリーグの千葉ジェッツから琉球ゴールデンキングスへの移籍を希望。移籍はほぼ確実だったが新垣が練習中に大ケガをしてしまい、キングスとの交渉は暗礁に乗り上げ、契約切れとなるジェッツに戻ることもできなくなる。引退の危機に追い込まれた新垣に対し、現役時代に大ケガを経験していた新町は高柳に「自分が新垣の戻る場所をみつける」と言い切る…というのが今回の物語。新垣の移籍先がなかなか決まらず、途方に暮れて帰宅した新町に果奈子は「次当たるしかないじゃん、諦めちゃだめ」と言葉をかける。「そうは言うけどどうしよっかなぁ…」と弱気な新町に「諦めませんって言いなさい」と“命令口調”になる果奈子。すると新町は彼女の方を向いて「はい、諦めません」と答える。その後果奈子は泉実のサッカー練習の送迎を新町にお願いする。すると新町は予定を確認し「午前中大丈夫だよ!」と即答する…。2人のやりとりに「果奈子ちゃんの手のひらで転がされる亮太郎!きゃわ」「前の頑張りますって言いなさい、と同じで可愛すぎるでしょ ホント、このやり取り、好き」「子どもの予定の擦り合わせも思いやりがあってこの夫婦最高だ」などの声が殺到。そして泉実のサッカー練習に付き添うことになった新町。練習後に泉実と手をつないで歩く姿にも「泉実ちゃんと亮太郎の仲が抜群に良くなってて泣いちゃう」「ううう泉実かわいい、、、よかった親子の亀裂なくなって」「泉実ちゃんが笑顔でうれしい しかもパパを応援してくれる…感無量」など、感動の声が送られている。【第7話あらすじ】車いすテニス選手の吉木修二(福山翔大)がビクトリーにやって来る。パリパラリンピックの日本代表候補である吉木は、世界を転戦するためのスポンサーを探してほしいと言う。競技用の車いすを無償提供している会社で、吉木との強い信頼関係を目の当たりにし感動する新町だが、その矢先、吉木が別の会社の車いすに乗り換えたいと言い出す…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月08日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。綾野剛が主演を務める日曜劇場『オールドルーキー』の第5話は、中川大志が演じる城拓也の大きな成長が見られる回となった。中川大志といえば、転機となった作品はテレビドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)だろう。その後も『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)や『G線上のあなたと私』(TBS系)などのヒット作に出演し、恋愛ドラマにおいても硬派な役で女性の心を掴んだ。また『親バカ青春白書』(日本テレビ系)では天然で可愛らしい大学生を演じ、また違ったギャップを見せた。『オールドルーキー』では明るく職場のムードメーカー的存在である若手社員・城拓也。ジョークを言ったり、少しおちゃらけた表情が見られたりするところもまた新鮮である。今回はそんな中川大志の演技が光った第5話のシーンを紹介していこう。新町との衝突、城の葛藤を演じる中川大志サッカーファンの城は、ビクトリーに入社したての新町を、誰よりもリスペクトし、いつも明るい笑顔で話しかけていた。そんな新町と城が今回、初めてタッグを組むことになる。二人が担当するのは、無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真あみ)。城が初めてスカウトした選手である。だからこそ気合が入っていたのだが、三咲はどうしてもテレビやグラビアに出るのは嫌だという。彼女は多くの人にフェンシングを広めたいという想いがあるが、極度の人見知りだったのだ。ある化粧品会社から、新商品のイメージキャラクターに三咲を起用したいと申し出があるも、三咲はやはりCMの絵コンテを見るなり、出演を拒んだ。社長の高柳雅史(反町隆史)も彼女のわがままに怒り、結局マネージメントは解除となることに。せっかく見つけて自分でスカウトした選手であっただけに、城は悔しい表情を見せる。少し顔が赤く、三咲のわがままな態度が頭に来ているのがわかる。しかし新町から「お前はどうしたいんだよ、城」「あの時の情熱、どこ行ったんだよ」と言われた時の城は、マネージメントしたい気持ちと社長である高柳の決断には逆らえない気持ちが葛藤している表情をしていた。中川大志のセリフの間の取り方、怒りと悔しさで体が震える様子、新町と言い合いになり、息が荒くなっている状態も、どれも演技が細かく、丁寧で見入ってしまった。新町との衝突シーンに胸が締め付けられた人も多いだろう。それは、城の想いを全身を使って表現した中川大志の成果ではないだろうか。この時の新町はいつもより挑発的だったが、それもまた城に火をつけさせるためだったのかもしれない。これが『アスリートファースト』について考え直すきっかけとなるのであった。城の成長が見られた反論シーン三咲とのマネージメントはしないことになっていたにもかかわらず、CMを契約してきた城と新町。もちろん高柳は勝手な行動をした二人に激怒していた。以前、「自分は社員だから社長に反論できない」と言っていた城がそこで放ったセリフ。「間違ってたのはビクトリーの方だと思います!」視聴者もみな驚いただろう。「よくぞ言えた!」と拍手したい瞬間だった。そこから間髪入れずに自らの行動がどうビクトリーに利益をもたらすか、しっかりと自分は会社に貢献しているということまでハッキリと伝えていた。これまでどことなく頼りなく、長いものには巻かれろな雰囲気だった城が、このときはとてもたくましく見えた。中川大志の真っ直ぐな視線と、迫力のある演技には惚れ惚れする。またこれまでと違った新しい一面を見ることができ、嬉しい限りである。日曜劇場では、主人公の成長も見られるが、主人公に影響して周囲の成長も描かれる。日常生活もそうやって、日々、誰かの影響を受けたり、誰かに影響を与えたりすることで変化していく。自分も城のように変わりたいと思った人もいれば、新町のように誰かを変えてあげたいと感じた人もいるだろう。第5話は中川大志の演技に見入りながら、日常にそんな気付きをくれた良回であった。新町もこれにて正社員へと昇格し、ますます勢いがます『オールドルーキー』。後半戦が楽しみだ。[文・構成/grape編集部]
2022年08月06日リミ フゥ(LIMI feu)の2022年秋冬コレクションから、「オールドスクールタトゥー」ロングブラウスが登場。“船乗りの験担ぎ”が起源の「オールドスクールタトゥー」着想タトゥープリントを施した、シンプルなシルエットのロングブラウスがラインナップ。インスピレーション源の「オールドスクールタトゥー」は、船乗りたちが出向時の験担ぎとして彫ったタトゥーが起源となっており、1930~70年代にスタイルが確立されたものだ。薔薇や蛇、燃えるハート、有刺鉄線などのモチーフをプリントプリントモチーフとして、「オールドスクールタトゥー」の図柄で人気の高いツバメやノーティカルスター、ハート、鷹、蛇、短剣、薔薇、スカルを採用。加えて、リミ フゥを象徴する炎や燃えるハートのモチーフ、2022年秋冬シーズンのテーマと連動した有刺鉄線、蜘蛛の巣をあしらった。さらに、リミ フゥとしてスタートを切った年月日を表すローマ数字や、気骨を表す言葉・絵柄も落とし込まれている。身体に彫る位置と同じ場所にレイアウト蜘蛛の巣モチーフは肘、羽は肩甲骨など、タトゥーは図案によって身体に彫る位置が決まっているため、ブラウスを身体に見立てて図案をレイアウトしているのもポイント。身にまとうことで、タトゥーを彫ったかのような雰囲気を楽しめる。カラーは、ホワイトとブラックの2色を用意。ホワイトは、ハリのあるコットンタイプライター生地、ブラックには柔らかなコットンローン生地が用いられている。【詳細】リミ フゥ 2022年秋冬新作「オールドスクールタトゥー」ロングブラウス発売日:2022年7月15日(金)~展開店舗:リミ フゥ 伊勢丹新宿店/ 西武渋谷店/ 西武池袋本店/ 三越銀座店/ そごう横浜店/ 名古屋三越栄店/ JR京都伊勢丹店/高島屋大阪店/ 大丸梅田店、公式オンラインストア [ザ ショップ ヨウジヤマモト リミ フゥ]価格:68,200円カラー:ホワイト、ブラック【問い合わせ先】リミ フゥ プレスルームTEL:03-5463-1500
2022年08月06日綾野剛主演「オールドルーキー」第5話が7月31日放送。フェンシング選手役でゲスト出演した當真あみに「透明感あるしキラキラしてる」などの声が殺到。またフェンシングを理解しようと勉強する新町にも「アスリートも信頼できる」といった反応が送られている。プロサッカー選手を引退しセカンドキャリアを歩むことになった主人公が、スポーツマネージメント企業で現役アスリートのマネジメントを担当することになる…というストーリーが展開する本作。スポーツマネージメント会社「ビクトリー」で見習いとして働く新町亮太郎を綾野さんが演じ、サッカー好きで新町に憧れている城拓也に中川大志。「ビクトリー」入社5年目でいつもは新町とコンビを組んでる深沢塔子には芳根京子。毒舌で塔子に対抗心を抱く梅屋敷聡太に増田貴久。元人気アナウンサーで新町と結婚、専業主婦をしていたが人気インフルエンサーとなった新町果奈子には榮倉奈々。果奈子の妹で城に興味がある糸山留美に生田絵梨花。ビジネスにはクールな姿勢を見せるが果奈子の大ファンでもある「ビクトリー」社長・高柳雅史に反町隆史といった顔ぶれも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。城は無名のフェンシング選手・三咲麻有(當真さん)にスター性を感じ「ビクトリー」にスカウト。高柳は城に新町とコンビを組むよう伝え、城は新町との初タッグに気合いも入る。しかし三咲は極度の人見知りで活動費とフェンシングの認知度を上げたいと思いつつ、そのためにテレビに出演したり、グラビアの撮影をするのは嫌だと言う。そんななかある化粧品会社から三咲を新商品のイメージキャラクターに起用したいと申し出がある。大きなチャンスに高柳も新町や城とともに打ち合わせに参加するが、CMの絵コンテを見た三咲は撮影を拒み、高柳は三咲と契約できないと結論を出してしまう…というのが今回のストーリー。三咲役の當真さんは「妻、小学生になる。」での演技も話題となった注目の女優。視聴者からは「當間あみさん、見たことあるな~と思ったら!「妻、小学生になる。」の出雲ちゃんだった」「當真あみさん、透明感あるしキラキラしてるし。これから楽しみ」などの声が殺到。三咲をタレント的に売り出そうとしていたが考えが合わず、彼女をマネジメントすることをあきらめる城に対し、フェンシングの本を読んで勉強し、彼女の考えを理解しようとする新町には「フェンシングしかり、2話のスケートボードしかり、ちゃんと勉強する新町さんえらいよね」「アスリートのことをちゃんと理解しようとその競技そのものを勉強してる新町さん素敵だよな」「競技のこときちんと勉強して理解しようとする新町さん良いよね。アスリートも信頼できると思う」いった反応も送られている。【第6話あらすじ】正社員になった新町はバスケットボール選手の新垣和人(浅利陽介)を担当することに。ベテランの新垣は家族のために移籍を希望しており、実力からしても移籍はほぼ確実だったはずが新垣が練習中に大ケガ。移籍先との交渉は暗礁に乗り上げ、契約切れとなる元チームにも戻れなくなる。引退の危機に追い込まれた新垣に対し、高柳もマネージメント解消を考え始める…。「オールドルーキー」は毎週日曜21:00~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年08月01日