ベジドッグ専門ビストロ「スウェーデン ビストロ」が、渋谷・宇田川町に2020年11月30日(月)より開業するイケア(ikea)の新ストア「イケア 渋谷」内にオープンする。世界初“ベジドッグ”専門店がイケア 渋谷に肉を一切使用しないベジドッグは、風味豊かなベジタブルパティでサンドしたイケアの人気メニュー。食物繊維やビタミン、栄養素などを豊富に含み、低脂肪・低カロリーを実現したヘルシーなホットドッグだ。「スウェーデン ビストロ」は、そんなベジドッグをバリエーション豊かに取り揃える世界初の専門店。ラインナップは、スウェーデンの都市名が付けられた全10種類。従来のイケアストアで販売されているシンプルな「スモーランド」、フライドオニオンや紫キャベツをたっぷりと乗せた「エルムフルト」の2種類に加え、新たに8種類の限定メニューが登場する。ケバブをトッピングしたスパイシーな「ストックホルム」「ストックホルム」は、ケバブのスパイシーな味わいが特徴の1品。上には、豆乳ヨーグルトにシラチャ―ソースを混ぜたピリ辛ソースがかかっている。シュリンプたっぷりの「ヨーテボリ」「ヨーテボリ」は、スウェーデンの都市・ヨーテボリで有名な1品。ディルマヨネーズで味付けしたシュリンプをたっぷりと乗せている。その他、マイルドでコクのある北欧チーズを挟んだ「イスタード」や、カラフルな野菜に甘酸っぱいリンゴベリーソースをかけた「カリックス」など、ここでしか味わえないベジドッグを展開する。ポテトチップス&ドリンク付きのセットメニューもベジドッグは、単品の他、ドリンクとポテトチップスがついたセットメニューでの注文も可能。2021年には、季節限定の新メニューなども登場する予定となっている。【詳細】スウェーデン ビストロオープン日:2020年11月30日(月)場所:イケア 渋谷 1階住所:東京都渋谷区宇田川町24-1価格例:・スモーランド 単品80円(税込)/セット220円(税込)・エルムフェルト 110円(税込)/セット250円(税込)・イスタード 単品240円(税込)/セット380円(税込)・カリックス 単品300円(税込)/セット440円(税込)・ストックホルム 単品360円(税込)/セット500円(税込)・ヨーテボリ 単品410円(税込)/セット550円(税込)※メニューは当面の間テイクアウトのみで提供。※メニューはビーガンメニューではない。一部のトッピングには卵やチーズの乳製品、海老やサーモンなどの魚介類が含まれている。
2020年11月29日おとな向け映画ガイド今週は、ベストテン入り間違いなしの『燃ゆる女の肖像』と、アン・ハサウェイが怪演!『魔女がいっぱい』の2本をオススメします。ぴあ編集部 坂口英明20/11/29(日)イラストレーション:高松啓二今週のロードショー公開は17本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。全国100スクリーン規模以上で拡大公開される作品は『サイレント・トーキョー』『魔女がいっぱい』『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』の3本。中規模公開とミニシアター系の作品が14本です。その中から、2本を厳選し、ご紹介します。『燃ゆる女の肖像』絵画の名作を静かな美術館でみたような、クラシックの名曲を良質なホールで聴いたような、このうえなく美しい映画を観た、としばし思いました。これから年間ベストテンや映画賞が発表されますが、そんななかに必ずや加えられる、観逃せない1本だと思います。時代は18世紀。フランス北西部、ブルターニュ地方の孤島が舞台です。この島に住む伯爵夫人から、娘の肖像画を描くよう依頼され、やって来た女性画家マリアンヌと、娘エロイーズの、激しくも密かな恋の物語です。冒頭に登場する「燃ゆる女の肖像」と題された暗示的な絵から、万感迫るラストまで、心の動きが繊細に描写され、実に精緻に作られたストーリーです。脚本はセリーヌ・シアマ監督のオリジナル。彼女はこの作品で昨年、カンヌ国際映画祭・脚本賞とクィア・パルム賞を受賞しています。クィア・パルム賞は、LGBTをテーマにした作品に与えられる特別賞です。ふたりが恋におちていく、海辺のシーンがとても美しいです。空と海の青、砕ける白い波……。音楽は、ヴィヴァルディの『四季 夏』と、焚き火のシーンで歌うオリジナルの2曲だけですが、とても効果的ですし、随所にでてくる炎もまた、ふたりの感情の象徴です。理知的で顔には強い意志が感じられるマリアンヌ役のノエミ・メルラン、情熱を内に秘めたエロイーズ役のアデル・エネル。美しきふたりの、お互いを思いやり、慈しみあうようなラブシーンも魅力的。恋に燃ゆる女、の官能的な美しさです。『魔女がいっぱい』ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の『チャーリーとチョコレート工場』という映画を覚えてますか?あの原作者がロアルド・ダール。彼が書いたもうひとつの名作が『魔女がいっぱい』です。今回それを映画化したのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの大監督ロバート・ゼメキス。これまで『ポーラー・エクスプレス』など、3DCGアニメを手がけたこともあり、ファンタジーには定評があります。さらに、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロが脚本・製作、『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンも製作に加わるという豪華な顔ぶれ。映画好きが、みな面白がって参加した感ただよう、おもちゃ箱を部屋中に広げたような、ウキウキ気分のエンタテインメントです。1960年代の終わり頃。アラバマの田舎町の、お城のようなホテルに、突然、世にも恐ろしい魔女の集団がやってきて大集会を開きます。彼らの陰謀は、大嫌いな子供たちを謎の秘薬を使って動物に変えてしまうこと。運悪くネズミの姿に変身させられてしまった主人公の男の子、ブルーノとその友だちたちは、魔女軍団の悪だくみと戦うことになります…。CGを使ったネズミたちの可愛い動きも楽しいのですが、この映画の最大の魅力は、大魔女グランド・ウィッチ役アン・ハサウェイ。『プラダを着た悪魔』では純な女の子役、『レ・ミゼラブル』ではつらい娼婦役に挑戦した大女優が、口裂けのド派手なメイクで、世にも恐ろしく、そしてポップな魔女という新境地を実にノリノリで演じています。魔女の数々の秘密(例えば、実は髪の毛が……とか)が笑えます。キャラクター作りがしっかりしているので、子供が観れば、ねずみに変えられる少年たちの気持ちになり、女性は魔女の60’sファッションに興味津々、それぞれ見どころが違うかもしれません。すごいアトラクションに乗った時のようなつぎつぎと襲うスリルと爽快感。ハリウッド映画ならではの、ひとときをどうぞ。
2020年11月29日アン・ハサウェイが出演する映画『The Witches(原題)』が『魔女がいっぱい』の邦題で、2020年12月4日(金)に日本公開されることが決定。場面写真も到着した。60年代、ある豪華ホテルに現れた、誰よりも危ない邪悪な大魔女<グランド・ウィッチ>。魔女は実在していて、実は世界中に潜んでいる。彼女たちはいつまでも若く、おしゃれが大好きで、いつも帽子をかぶり長い手袋をしている。そして人間のふりして普通の暮らしをしながら、時々こっそり人間に邪悪な魔法をかけている。彼女たちの存在に気づいている人間はいない――気づいた人間は動物にしてしまうから。彼女たちの頂点にいる大魔女が、そんな魔女たちを集めて目論むある計画とは――。ある少年は偶然魔女の集会に紛れその計画を知ってしまうが…。本作は、映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ロアルド・ダールのもうひとつの人気作「The Witches」の実写映画化作品。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキスがメガホンを取り、『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』のアン・ハサウェイが、世界一恐ろしい大魔女<グランド・ウィッチ>役で主演を務めた。また、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ、『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロンらが製作陣に名を連ね、そしてオクタヴィア・スペンサー、スタンリー・トゥッチなど豪華キャスト陣が脇を固め、おとぎ話のような世界観を作り出した。そして到着した場面写真には、アン演じるグランド・ウィッチ率いる魔女たちが集結している。『魔女がいっぱい』は12月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:魔女がいっぱい 2020年12月4日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2020年10月28日アン・ハサウェイ主演の映画『魔女がいっぱい』の公開日が12月4日(金)に決定。さらにアン・ハサウェイ演じる美しく恐ろしい魔女たちが集結した場面写真も公開された。本作は『チャーリーとチョコレート工場』の原作者・ロアルド・ダールのもうひとつの人気作『The Witches』の実写映画化。さらに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など夢と感動の作品で世界中を希望に包むロバート・ゼメキスが監督を務めるという奇跡のコラボレーションが実現した。大魔女・グランド・ウィッチを演じるのは、世界的人気を誇る女優・アン・ハサウェイ。『金曜ロードショー』による、もう一度見たい映画投票で圧倒的女性票を獲得し、高視聴率をたたき出した『プラダを着た悪魔』や、多くの働く女性の共感を呼んだ『マイ・インターン』など、憧れの女性として日本でも大人気だ。本作では美しく恐ろしい大魔女役を熱演。キュートなキャラクターを演じることが多かった彼女が新境地に挑む。監督を務めるのは、観る者すべてをワクワクするファンタジー世界へ連れて行ってくれる名匠・ロバート・ゼメキス。本作でもその手腕をいかんなく発揮している。製作陣に名を連ねるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロ、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ゼロ・グラビティ』と『ROMA/ローマ』でアカデミー賞監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロンなど、ハリウッドを代表する監督たちの才能が集結した。さらに『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』でアカデミー賞助演女優賞を受賞した名女優オクタヴィア・スペンサーや『プラダを着た悪魔』でアン・ハサウェイと名コンビを見せたスタンリー・トゥッチなどの豪華キャスト陣が脇を固め、おとぎ話のような世界観を堂々と完成に導く。『魔女がいっぱい』12月4日(金)より全国公開
2020年10月28日ディズニーが「ホーンテッドマンション」を新たに実写映画化することが明らかになった。「The Hollywood Reporter」などが伝えた。「ホーンテッドマンション」は、1969年に米ディズニーランドにアトラクションとしてオープン。フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドや東京ディズニーランドにもある。2003年にエディ・マーフィー主演でホラーコメディとして映画化された。その後、2010年のコミコンで、ギレルモ・デル・トロがプロデューサーと脚本を担当し再び映画化されることが発表され、さらにライアン・ゴズリングが主演を務めると報じられたこともあったが、このたび製作陣を一新して進めることになった模様。新たに脚本家として『デンジャラス・バディ』や2016年の『ゴーストバスターズ』のケイティ・ディポルドが起用され、製作は『アラジン』のダン・リン&ジョナサン・アイリッヒが制作会社「ライドバック」を通して行うことが分かった。ツイッターでは「ホーンテッドマンションが再映画化されるといううわさは何年にも渡って聞いていたけれど、ついにうわさじゃなくなるのがうれしい」「ギレルモ・デル・トロは関わらないということ?すごく気になっていたのに」などの声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2020年08月31日アカデミー賞受賞のギレルモ・デル・トロ監督、脚本、製作により新たに映像化したストップモーション・ミュージカル長編アニメーション『ピノキオ/Pinocchio』(原題)がNetflixにて近日独占配信。この度、本作のキャラクターたちに“命”を吹き込む、豪華実力派のボイスキャスト陣が解禁された。イタリア人作家カルロ・コッローディが書いた『ピノッキオの冒険』は1883年に出版された児童文学の金字塔。普遍的な愛と悲しみを描いた名作として、現代でも世界中の人々に愛されている物語。この物語の新たな映画化企画を長年に渡って温めてきたのが、映画『シェイプ・オブ・ウォーター』で第90回アカデミー賞作品賞、監督賞をはじめ4部門を受賞した鬼才ギレルモ・デル・トロであり、その悲願とも呼べる壮大なプロジェクトはNetflixとのタッグにより、ストップモーション・ミュージカル長編アニメーション化。イタリアでファシズムが台頭するムッソリーニ政権下、父親の願いによって魔法のように命を吹き込まれた“木製の人形の少年”ピノキオが父の期待に応えようと奮闘する愛と冒険の旅を描く。ピノキオ役には新人のグレゴリー・マンが大抜擢。流れ者のコオロギ、ジミニー・クリケット役には、『トレインスポッティング』や『スター・ウォーズ』シリーズ、『ドクター・スリープ』のユアン・マクレガー、ゼペットじいさん役は『ハリー・ポッター』シリーズのフィルチ役で知られ、「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出演したデヴィッド・ブラッドリー。ほかにも、『サスペリア』『オクジャ/okja』のティルダ・スウィントン、『007 スペクター』『ジャンゴ 繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツ、『ブルージャスミン』『オーシャンズ8』のケイト・ブランシェットらアカデミー賞受賞俳優たち。さらに、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や『IT/イット』シリーズのフィン・ヴォルフハルト、『ヘルボーイ』や『パシフィック・リム』などデル・トロ作品ではお馴染みのロン・パールマンなど、豪華実力派俳優陣によるボイスキャストが明らかに。監督はデル・トロと共に、『ファンタスティック Mr.Fox』のマーク・グスタフソンが担当し、脚本もデル・トロとパトリック・マクヘイルが担当、さらに音楽は『シェイプ・オブ・ウォーター』『グランド・ブダペスト・ホテル』などのオスカー受賞の作曲家アレクサンドル・デスプラが手掛ける。キャラクターのオリジナルデザインはグリス・グリムリー、パペットは『ティム・バートンのコープスブライド』のマッキノン・アンド・サンダースによるもの。製作チームには『ダーククリスタル』などマペットやアニマトロニクスの第一人者であるジム・ヘンソン・カンパニーが参加するなど、スタッフも豪華。デル・トロは「この夢のプロジェクトを何年も追求してきた結果、Netflixで完璧なパートナーを見つけました。私たちは長い時間をかけて素晴らしいキャストとクルーを集め、Netflixからの継続的なサポートに恵まれ、静かに、慎重に、辛うじて一歩を踏み出すことができました。私たちは皆、アニメーションを愛し、情熱を持って練習しており、この古典的な物語を全く新しい方法で再現するには理想的なメディアだと信じています」と熱いコメントを寄せている。Netflix映画『ピノキオ/Pinocchio』(原題)は近日独占配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年08月20日近日Netflixにて配信予定のNetflix映画『ピノキオ/Pinocchio(原題)』のボイスキャスト陣が公開された。本作は、1883年に出版されたイタリア人作家カルロ・コッローディによる児童文学『ピノッキオの冒険』を、アカデミー賞受賞のギレルモ・デル・トロ監督・脚本・製作により映像化したミュージカル長編アニメーション。ムッソリーニ政権下のイタリアでファシズムが台頭する中、父親の願いによって魔法のように命を吹き込まれた木製人形の少年・ピノキオが父の期待に応えようと奮闘する愛と冒険の旅を描く。デル・トロと共に『ファンタスティック Mr.Fox』のマーク・グスタフソンが監督を担当。パトリック・マクヘイルも脚本を務め、音楽は『シェイプ・オブ・ウォーター』『グランド・ブダペスト・ホテル』など、オスカー受賞の作曲家アレクサンドル・デスプラが手掛ける。キャラクターのオリジナルデザインはグリス・グリムリー、パペットはマッキノン・アンド・サンダースが担当。制作チームには『ダーククリスタル』などのマペットやアニマトロニクスの第一人者であるジム・ヘンソン・カンパニーが参加している。デル・トロは本作の制作にあたって「この夢のプロジェクトを何年も追求してきた結果、Netflixで完璧なパートナーを見つけました。私たちは長い時間をかけて素晴らしいキャストとクルーを集め、Netflixからの継続的なサポートに恵まれ、静かに、慎重に、辛うじて一歩を踏み出すことができました。 私たちは皆、アニメーションを愛し、情熱を持って練習しており、この古典的な物語を全く新しい方法で再現するには理想的なメディアだと信じています」と熱くコメントした。今回ピノキオ役に、新人・グレゴリー・マンが抜擢された。“流れ者のコオロギ”ジミニー・クリケット役を『トレインスポッティング』『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガー、ゼペットじいさん役を『ゲーム・オブ・スローンズ』『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・ブラッドリーが担当。他にも『ドクター・ストレンジ』『オクジャ/okja』のティルダ・スウィントン、『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツらアカデミー賞受賞俳優たちに加え、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『IT/イット』シリーズのフィン・ヴォルフハルト、『ブルージャスミン』『オーシャンズ 8』のケイト・ブランシェット、『ヘルボーイ』『バシフィック・リム』のデル・トロ作品でおなじみのロン・パールマンなど。豪華実力派俳優陣がボイスキャストを務めることが決定し、ますます作品への期待が高まっている。Netflix映画『ピノキオ/Pinocchio(原題)』近日独占配信予定
2020年08月20日ギレルモ・デル・トロが監督するストップモーションアニメ版『ピノキオ』のキャストが決まった。ピノキオ役はニューフェイスのグレゴリー・マン。ゼペットを演じるのはデビッド・ブラッドリー。それ以外を、ユアン・マグレガー、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツ、ロン・パールマン、ジョン・タトゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン、フィン・ウォルフハードらが固める。撮影は昨年秋にオレゴン州で開始しており、コロナの間も継続してきたという。共同監督は『ファンタスティック Mr. Fox』のマーク・グスタフソン。Netflixが世界配信する。文=猿渡由紀
2020年08月20日ニコラス・ケイジ主演の最新作『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』の公開を記念して、同じSpectreVision製作による『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』をシネマート新宿にて一夜限り再上映することが決定した。日本では2018年11月に公開されたパノス・コスマトス監督『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』。イライジャ・ウッドらによる製作プロダクションSpectreVisionが主演にニコラスを迎えて作られた本作は、米有名レビューサイト「ロッテン・トマト」では最高値98%フレッシュをマーク。サンダンス映画祭、カンヌ国際映画祭への出品や第51回シッチェス・カタロニア国際映画祭での監督賞(パノス・コスマトス)、名誉賞(ニコラス・ケイジ)をW受賞、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロらが2018年のベスト10ムービーに選出するなど、ジャンルムービー界を大いに沸かせたカルト的名作。上映時間等は決定次第、シネマート新宿ホームページほか、『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』公式Twitterにてアナウンスされる。また、『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』オフィシャルグッズとして公開時に販売した、劇中でニコラス着用の「お気に入りTシャツ」着用者への割引や座席の抽選で非売品ピンズが当たるプレゼントも実施される。『カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―』は7月31日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開。『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』は7月30日(木)シネマート新宿にて一夜限り再上映。(text:cinemacafe.net)
2020年07月20日今年で7回目を迎え、夏の風物詩となりつつある「ホラー秘宝まつり」にてプレミア上映される韓国映画『ワーニングその映画を観るな』と、日本映画『メビウスの悪女赤い部屋』の予告編が公開された。ホラーファンや映画ファンから一目置かれる「ホラー秘宝まつり」。2014年からホラー映画未開の地・キネカ大森にて開催がスタートし、多くのホラーファンから「観客参加型のホラー映画祭」として注目を集め、毎年動員が増え続けている。今年で7年目の夏を迎え、東京、名古屋、大阪の3都市で同時開催する。『ワーニングその映画を観るな』呪われた“史上最恐のホラー映画”は実在するのか?ホラー映画の脚本を2週間で仕上げるようにとプロデューサーから厳命された映画監督の卵ミジョン。とある大学の映画学科の卒業制作だったが、観客の半分は途中で逃げ出し、心臓発作で死人まで出たという“呪われた史上最恐のホラー映画”のうわさの真相を探ろうとする。不気味に忍び寄る“何か”に怯え、恐怖する姿が写し出される。物語の舞台となる、実際に韓国で心霊スポットとして知られている廃墟の映画館も登場し、作り物ではない、不気味な生々しさも。果たして、“呪われたホラー映画”の正体とは――。シッチェス・カタロニア国際映画祭をザワつかせた拷問ホラー『The Butcher』(06)でデビューしたキム・ジンウォン監督が贈る、「史上最恐のホラー映画」にまつわるオカルトミステリー。“ホラー映画作りにまつわるホラー映画”というメタフィクション的な構造を持つ。主演はドラマ「サイコだけど大丈夫」のソ・イェジと『エクストリーム・ジョブ』のチン・ソンギュ。『メビウスの悪女赤い部屋』江戸川乱歩原作短編を現代にアレンジ江戸川乱歩の原作「双生児」を現代風にアレンジ、姉の婚約者に恋するあまり、姉を殺して姉になりすます双子の妹の愛欲を描くエロティックホラー。予告編には、主演を務める元グラビアアイドルの清水楓が本作で初挑戦した大胆なヌードも。清水さんは一人二役にも挑戦し、コンプレックスを抱えた妹と、明るく気立てのいい姉、対象的な姉妹を見事に演じ分け、姉に嫉妬し、義理の兄を誘惑していく妹を体当たりで演じている。そのほか、佐藤周監督の心霊ドキュメンタリー『怪談新耳袋Gメン2020』、日本に初めて上陸したゾンビ映画『悪魔の墓場』がリバイバル。さらに、ティム・バートンやクエンティン・タランティーノ、マーティン・スコセッシ、デヴィッド・リンチ、ギレルモ・デル・トロらに影響を与えたイタリアン・ホラー映画の父マリオ・バーヴァ監督の、日本初上映作を含む傑作4選を特集上映する。「夏のホラー秘宝まつり 2020」は東京:キネカ大森にて8月21日(金)~9月3日(木)、名古屋:シネマスコーレにて今夏、大阪:シアターセブンにて8月22日(土)~開催。(text:cinemacafe.net)
2020年07月14日ユアン・マクレガーがイベント会社「エース・ユニバース」のビデオ・インタビューに応じ、ギレルモ・デル・トロ監督が製作中のストップモーション・アニメ『ピノキオ』について語った。ユアンは同作で“しゃべるコオロギ”ことジミニー・クリケットの声を務めており、ほかにもロン・パールマン、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ヴァルツ、デイビッド・ブラッドリーらが声優として出演している。ユアンによると、自身の役についてはほぼ録音を終えているといい、「歌う曲が1曲残っているか、残っていないか」くらいだとのこと。ただし、ストップモーション・アニメという特性上、「映画の完成までには相当な時間がかかるだろう」と語っている。ミュージカル映画でもある今作の音楽を手掛けるのは、『グランド・ブダペスト・ホテル』と『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー作曲賞を受賞した、フランス人作曲家のアレクサンドル・デスプラ。彼によると、フランスに住んでいた頃にはよく歌を書いていたものの、アメリカで映画音楽を作り始めてからはなかなかその機会に恵まれなかったという。「だから、この映画は、私にとって素晴らしい。7曲か8曲の歌を書くことができるんだ。すごく難しいことだけれど、歌える俳優たちがいてくれるのが心強い」とコメントした。(Hiromi Kaku)
2020年06月17日アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、ギレルモ・デル・トロ監督、サルマ・ハエックらが、母国メキシコの映画・テレビ業界のスタッフのために緊急支援基金「Sifonoforo」を立ち上げた。メキシコもほかの国と同様、新型コロナウイルスにより制作の中止、映画館の閉鎖などで、映画・テレビ業界――特に技術スタッフが打撃を受けているという。メキシコ映画芸術科学アカデミー(以下、AMACC)によると、3万以上を超える家庭が収入源を失っており、仕事の再開の目途も立っていないとのこと。これを受けてイニャリトゥ監督ら前述の映画人に加え、アルフォンソ・キュアロン監督、ディエゴ・ルナ&ガエル・ガルシア・ベルナルらも自身の制作会社などを通じて「Sifonoforo」を支援。現在までに1,000万ペソ(約4,700万円)の寄付金が集まっている。イニャリトゥ監督は「Sifonoforo」の運営を担うAMACCの会長らとオンライン会議を行い、その模様を公開。「Sifonoforo」は、政府のいかなる支援や協力を受けず、映画業界の個人それぞれの熱い想いから誕生したと話した。申請期間は今後2か月または、資金が尽きるまでだが、設立者たちは「寄付を続けてくれればそれだけ多くの家庭を助けられる」として寄付を呼び掛けている。申請者は2万ペソ(約9万4,000円)を受け取ることができる。(Hiromi Kaku)
2020年06月12日新型コロナウイルス感染拡大の影響で、アメリカで新作映画の公開延期が相次いでいる。木曜日(現地時間)、ディズニーは実写版『ムーラン』、『The New Mutants』、『Antlers』の3本の公開延期を発表した。新しく設定した公開日は、のちほど発表されるという。3月27日に全米公開予定だった実写版『ムーラン』は、9日にロサンゼルスでワールドプレミアを決行。主演のリウ・イーフェイや、ジェット・リー、ドニー・イェンらキャスト、アニメ版同様、今作でも主題歌を担当したクリスティーナ・アギレラなどが出席していた。『The New Mutants』は、ディズニーが20世紀FOXを買収する前に作られた『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品。アニャ・テイラー=ジョイ、メイジー・ウィリアムズらがミュータントを演じる。撮影は2年以上も前に終了しており、当初は2018年に公開予定だったが、何度も公開日が変更に。最終的には今年4月3日に設定されていた。『Antlers』はギレルモ・デル・トロがプロデュースしたホラー&スパーナチュラル作品で、ケリー・ラッセルが主演。4月13日に公開が予定されていた。ディズニー映画以外にも、『ワイルド・スピード』や『クワイエット・プレイス』の最新作も公開が延期されたことが明らかになっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ムーラン(2020) 2020年5月22日より全国にて公開© 2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2020年03月13日2月29日、3月1日の全国映画動員ランキングは、公開8週目の『パラサイト 半地下の家族』(全国328館)が今週も首位を守った。公開2週目の『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(全国322館)も先週と変わらず2位をキープ。アニメーション業界で活動する若者たちを描いた『劇場版 SHIROBAKO』(全国157館)は初登場3位になった。公開4週目の『犬鳴村』(全国210館)は先週3位から4位に。ハリソン・フォードが主演を務める映画『野性の呼び声』(全国338館)は初登場5位になった。公開2週目の『ミッドサマー』(全国107館)は先週7位から順位をあげて6位に。そのほか新作では、ギレルモ・デル・トロ監督がプロデュースを務め、アルヴィン・シュワルツによる小説シリーズを映画化したホラー『スケアリーストーリーズ 怖い本』(全国188館)が初登場10位。『仮面ライダージオウNEXT TIMEゲイツ、マジェスティ』は初登場11位につけている。次週は『仮面病棟』『劇場版ウルトラマンタイガニュージェネクライマックス』『劇場版 おいしい給食 Final Battle』『ジュディ 虹の彼方に』『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』『星屑の町』『酔うと化け物になる父がつらい』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『パラサイト 半地下の家族』2位『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』3位『劇場版 SHIROBAKO』4位『犬鳴村』5位『野性の呼び声』6位『ミッドサマー』7位『ヲタクに恋は難しい』8位『1917 命をかけた伝令』9位『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』10位『スケアリーストーリーズ 怖い本』
2020年03月02日親や教師から批判が殺到し、全米の学校図書館に置くことが禁じられたいわくつきの短編集を原案にギレルモ・デル・トロ企画、製作で映画化した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。この度、ラナ・デル・レイが歌う「魔女の季節」が彩るモンスター満載のMVが公開された。デル・トロたっての希望でエンディング曲「Season of the Witch」を提供したのは、アメリカ人シンガー・ソングライターのラナ・デル・レイ。2年ぶり6枚目のアルバム「ノーマン・ファッキング・ロックウェル」により第62回グラミー賞の「年間最優秀アルバム」と「年間最優秀楽曲」の主要2部門にノミネートされ、2月12日に開催された英国の音楽誌「NME」が主催するNME Awards 2020では「Best Album In The World」を受賞し、いま最も勢いにのるアーティストのひとり。今回エンディング曲として採用された「Season of the Witch」のオリジナルは、“英国のボブ・ディラン”と呼ばれたドノヴァンが1966年に発表した「魔女の季節」。過去にはアル・クーパーやロバート・プラント、ジョーン・ジェット、「ホール」など錚々たるアーティストにカバーされてきた名曲として知られる。彼女に「魔女の季節」を歌ってもらいたいデル・トロはラナを起用したことについて、「以前から彼女のファンだったけど、この映画の企画が進んでいるときに直感で彼女に『魔女の季節』を歌ってもらいたいと思ったんだ。彼女ならきっと魔法をかけたみたいにこの曲を歌ってくれるって。彼女に頼んだのは大正解だった。彼女は素晴らしいアーティストで、彼女に参加してもらったことはとっても誇らしいよ」と絶賛。また、最近では新生『チャーリーズ・エンジェル』でアリアナ・グランデ、マイリー・サイラスとのコラボ、過去にはレオナルド・ディカプリオ主演『華麗なるギャツビー』やティム・バートン監督の『ビッグ・アイズ』などに楽曲提供してきたラナも、デル・トロへの想いは格別のよう。彼がハリウッドの殿堂入りを果たした式典でも敬意を表すスピーチを行い、本作のアメリカでの公開時には「『スケアリーストーリーズ 怖い本』とともに、私の歌が広がっていくなんて感激!」とTwitterでコメントしていた。今回解禁されたMV映像内に流れる彼女の歌は、本作の物語とリンクし、ガンメルの不気味なイラストや本作に登場するモンスターたちとも相性抜群。また1950年代・60年代のアメリカーナを取り入れたラナのスタイルや哀しみを帯びた声は、1968年のアメリカ郊外を舞台にしたレトロな雰囲気にもマッチ。何度も“♪~魔女の季節がやってきた”と繰り返す抽象的で不穏な歌詞も、呪われた本がひとりでに書いた物語に沿って、次々と人が消えてゆく不可解な恐怖に拍車をかけている。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。ラナ・デル・レイ「Season of the Witch」(アルバム未収録)はデジタルで配信中。(text:cinemacafe.net)
2020年02月18日幼少期からホラーやモンスターをこよなく愛し、アニメや漫画など日本のカルチャーにも影響を受けてきたギレルモ・デル・トロ。人間の女性と異形の生き物との愛を描いた『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞を獲得した彼が、ストーリー原案・製作を手掛けたのが『スケアリーストーリーズ 怖い本』だ。デル・トロが生み出してきた作品には、数々のクリーチャーと共に、それぞれ個性的なヒロインも登場してきた。様々な想いを抱え、自らの選択で運命を切り拓いていく彼女たち!知れば知るほど勇気や希望をもらえるような、魅力あふれるデル・トロ作品のヒロインたちに注目した。仲間思いな作家を夢見るメガネっ子!デル・トロ作品史上“友達にしたい”NO.1ヒロインヒロイン/ステラ(ゾーイ・コレッティ)『スケアリーストーリーズ 怖い本』のニューヒロイン・ステラは、アメリカの小さな町・ミルバレーに住むオカルト・ホラー大好きなメガネっ子。部屋の中には関連するフィギュアや映画のポスターなどが所狭しと並べられており、まるでデル・トロの女の子版とも言えるようなキャラクター。そんな彼女が夢見るのは、なんとホラー作家。他人にはなかなか理解してもらえないその夢と、引っ込み思案な性格から、どこか社会に馴染めず、常に近くにいるのは仲良しのチャックとオギーのみ。しかし、仲間のためなら果敢な行動をとれるのが彼女の魅力のひとつ。3人で街の不良トミーに追いかけられると、近くにいた車のドライバーに助けを求めたり、偶然手にしてしまった1冊の本が仲間たちを脅かしていることが分かると、その本の秘密を追い求める、勇気ある一面を見せる。普段は物静かだが、仲間思いで優しい心を持ったステラは、デル・トロ作品史上“友達にしたい”NO.1ヒロインだ。厳しい現実の中で夢を見る本好きな少女!デル・トロ作品史上“逆境に負けない”NO.1ヒロインヒロイン/オフェリア(イバナ・バケロ)デル・トロ作品史上“逆境に負けない”NO.1ヒロインといえるのが、『パンズ・ラビリンス』の読書好きな12歳のオフェリア。自分に関心がない義父と彼に追従する母との暮らしに孤独感を抱き、“おとぎ話”の世界に逃避する日々を送る。亡き父譲りの優しい性格で、自らの価値基準で冷静な判断をくだすことができるのが彼女の魅力。悲劇に見舞われ続け、気持ちがズタズタになっても究極の選択に彼女なりの答えを見つけ出す。厳しい現実の中で葛藤しながら自ら進むべき道を探し出す姿勢に、勇気づけられるだろう!“彼”のためなら大胆に!デル・トロ作品史上“愛情深い” NO.1ヒロインヒロイン/イライザ(サリー・ホーキンス)幼少期のトラウマから声が出せなくなった『シェイプ・オブ・ウォーター』のイライザ(サリー・ホーキンス)。ある日、半魚人のような不思議な生き物と出会う。“彼”と仲良くなるため、レコードを一緒に聞いたり、好物のゆで卵を一緒に食べたり、2人は距離を縮めていく。好きな人にだけ見せる特別な笑顔やチャーミングな表情、さらに愛を紡ぎ幸せに浸るイライザ。そんな“彼”に危険が迫ることが分かったとき、誰もが驚くほどのアイディアで大胆な行動力を発揮する。恋するイライザはとにかくキュート!愛する“彼”のためなら危険を顧みずに行動する彼女は、デル・トロ作品史上最も“愛情深い”ヒロインだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パンズ・ラビリンス 2007年10月6日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開©2006ESTUDIOSPICASSO, TEQUILA GANG Y ESPERANTO FILMOJシェイプ・オブ・ウォーター 2018年3月1日より全国にて公開ⓒ 2017 Twentieth Century Fox
2020年02月09日背筋が凍るような物語と挿絵の強烈なモンスター。一度読んだら脳裏に焼き付いて離れない原作を映画化した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。この度、ギレルモ・デル・トロによって魂を宿されたモンスターの誕生秘話満載のビジュアルノベライズが刊行されることが決定した。本書の中でデル・トロは「子ども時代の経験や思い出は良いもの、楽しいものであるべきだと誰もが口を揃えるが、そんな“完璧な”環境で育ったとしたら、子供は現実の世界で生きる準備はできない。この本が素晴らしいのは、世の中には恐ろしい側面があると認めていることだ」と、自身が原作に夢中になった理由を明かしている。さらに、映画化にあたってはデル・トロは2つのルールを決めたという。(1)(原作のように)短編を集めたアンソロジーにはしない。(2)挿絵のモンスターをきちんとスクリーン上で息づかせる。このルールに則り、数か月かけて作られたモンスターたちは、原画以上にトラウマを与える存在に変貌した!失われた体の一部を探して彷徨う【大きな足指】や、誰もが恐れおののく極悪フェイスの【カカシのハロルド】、不気味な笑顔を浮かべつつ徐々に迫ってくる“青白い女”こと【ペール・レディ】、そして挿絵では頭部のみの【ジャングリーマン】はデル・トロが創造力を駆使し、身体がバラバラになる究極生命体に...。ガンメルが挿絵で描いたモンスターは、どのように本から飛び出したのか?普段は目にすることができない貴重なコンセプト・アートや秘蔵写真、そして『シェイプ・オブ・ウォーター』など、デル・トロ作品では常連の特殊造形担当マイク・ヒルによるモンスター具現化のためのクリーチャー資料も満載。また、映画では描き切れなかった詳細な人物背景についての書き下ろしも収録。様々な角度から映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』制作の舞台裏に迫る。デル・トロがストーリー原案を担当した映画シナリオを徹底的に読み解く全192ページのフルカラー。いろんな意味で眠れない夜を過ごすこと間違いなしの1冊となりそうだ。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。「スケアリーストーリーズ 怖い本ギレルモ・デル・トロ&アンドレ・ウーヴレダルの世界」は2月21日(金)より2,000部限定発売。発売元:DU BOOKS発行元:ディスクユニオン(text:cinemacafe.net)
2020年02月07日『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督がオスカー受賞後はじめて企画・製作し、ストーリー原案を担当した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。今回、デル・トロに見出されたアンドレ・ウーヴレダル監督、そしてキャストの面々が、本作の魅力や撮影の裏側について語る特別映像が解禁された。まず、いかにも“何かが出そう”な廃墟となった屋敷を訪れる子どもたちの映像をバックに、「この映画は現代的なホラー映画と僕が見て育った、アンブリン(アンブリン・エンターテインメント)映画を融合したんだ」と話すのは、ウーヴレダル監督。彼は、ハリウッド映画は未経験ながらも、その独特な感性にデル・トロが惚れ込み、本作に大抜擢された。アンブリンとはスティーヴン・スピルバーグが1982年に設立した製作会社で、『E.T.』『グーニーズ』『グレムリン』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などの作品でお馴染み。デル・トロは「キャラクターに対して素晴らしいセンスを持っていて、ユーモアのセンスも見事で、作品のテンポ感覚も最高なんだ。それにもちろん、すごく怖い」と、そんなウーヴレダル監督の過去作をべた褒め。本作についても「他のホラー映画とは違うタイプだ、ジェットコースターのように観客は恐怖を楽しむんだ」と、手に汗握りながら“怖い”を楽しめる仕掛けのあるアトラクション作品として太鼓判を押す。また、デル・トロは時代背景にもこだわり、その舞台に1968年を選んだ。この年は、ジョン・F・ケネディ大統領やキング牧師が暗殺され、長期化したベトナム戦争への反戦運動が高まり、世界各地でデモや暴動も多発した。1968年はそれまでの価値観が大きく覆り、かつて想像すらしなかったようなことが起こった激動の年だったのだ。その点について、作家志望のメガネっ子ヒロイン・ステラ役のゾーイ・コレッティは、「ここで描かれている時代は特殊、現実味を帯びている」と話し、1968年が“何が起こっても不思議ではない年”だったからこそ、この物語の舞台になったことを明かした。ラモン役マイケル・ガーザも「僕たちは時間をかけてキャラクターに深みを持たせ、リアルに作り上げていったんだ」と設定だけでなく、演技においても非現実の世界をよりリアルに近づけられるよう丁寧に役作りをしたと語っている。さらに映像内では、本作のストーリーを簡単に知ることができる。町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラたちは1冊の本を見つける。その“怖い本”には毎夜ひとりでに新たな物語が書かれていき、主人公になった者は消えていく。そんな“怖い本”の呪いにふり回されるステラたちはどうなるのか…。ステラの友人・チャック役オースティン・ザユルは「一度本に捕まれば恐怖からは逃げられない」とその怖さを語り、ウーヴレダル監督も「“怖い本”は恐怖を利用して物語を書く、彼らの中にある恐怖を現実にする」と、本作の恐怖は、実は襲われた人間が持つ恐怖心が源になっていることについて触れている。映像後半にはラモンが必死に何かから逃げようとするメイキングシーンもあり、ガーザは「アンドレは逃げ場のない感じを出すのがうまいんだ、彼はホラーをよく知っている」と苦笑いを浮かべ、大変だった撮影をふり返っている。「緊張と恐怖を作り出したかった、2時間 観客には怖がってほしい」と語る監督の手腕を、本映像からも確かめてみてほしい。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月05日ギレルモ・デル・トロ監督が、2018年にアカデミー賞で作品賞、監督賞などを獲得した『シェイプ・オブ・ウォーター』以来となる、最新作『Nightmare Alley』(原題)の製作を開始したという。サーチライト・ピクチャーズが発表した。同作は、1946年にウィリアム・リンゼイ・グレシャムが書いた「Nightmare Alley-悪魔の往く町」を原作とした映画で、ブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、リチャード・ジェンキンス、ロン・パールマン、ルーニー・マーラ、デヴィッド・ストラザーンが出演する。ブラッドリーは野心的で言葉巧みに人を操る才能を持つ若い男性、ケイトは彼よりももっと危険な精神科医の女性を演じる。今週からカナダ・トロントで主要撮影が行われているとのこと。製作チームは、前作『シェイプ・オブ・ウォーター』から俳優のリチャードのみならず、コスチューム・デザイナー、撮影技師、視覚効果のスーパーヴァイザー、編集者が再集結している。脚本はデル・トロ監督と脚本家のキム・モーガンが担当。『Nightmare Alley』の公開日は発表されていない。(Hiromi Kaku)
2020年01月31日『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督の原点『スケアリーストーリーズ 怖い本』から、デル・トロの心を鷲掴みにした激ヤバビジュアルのモンスター“ペール・レディ”(青白い女)の劇中写真&登場シーンが解禁となった。黒いロングヘアに、もちっとした青白い肌。ちいさい目でこちらを見据え、のんびり近づいてくる、まあるい背中の洋ナシ型シルエット。すでに本編映像でちらりと見ることができるインパクト大な“ペール・レディ”は、遠目には、よちよち歩く着ぐるみマスコットのようでたいそう可愛らしい。しかし間近で見るとその印象はがらりと変わる。口角は大きく上がり微笑みをたたえてはいるが、真っ黒な瞳の奥は暗く濁っていて一切の感情はうかがえない…。脂っぽい髪はべったりと体に張り付き、血の気のない、なめし革のような皮膚が不恰好に垂れさがっている。命のぬくもりが感じられない無機質な表情とふくよかな体形はアンバランスで、何とも言えず不気味。見ているだけで不安で落ち着かない気持ちになるのに、なぜか目が離せない。得体のしれない恐怖心を煽られる、デル・トロ印の魅力的なクリーチャーが新たに誕生した!ペール・レディはスティーブン・ガンメルの挿絵に登場し、液体に近い黒鉛で描かれており、映像化する際にもそんな原画の再現に力を注いだデル・トロは、その透き通るような肌質にはこだわりが相当にあったようで「モンスターたちの色彩も、白やオイスター・グレイ、イエロー・パーチメント(羊皮紙のような黄色)などを混ぜて青白くしたかったんだ。一部ではデジタル効果を使って質感が固体よりもより滑らかに、液体っぽく感じられるようにもした」と明かす。さらに、しっとりと湿った黒々としたロングヘアは、同じく長い黒髪に白いワンピースをまとい井戸やテレビから這い出る“日本で最も有名な怨霊”・貞子ともいい勝負!?造形を担当したのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』でもデル・トロと一緒に半魚人を創作したマイク・ヒル。「彼女の何かにとても惹かれたんだ!」と語る彼は、本のページから実際に這い出てきたような錯覚に陥るほど、“ペール・レディ”を誰もが怯えるモンスターとして見事に作り上げている。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月30日全米の学校図書館に置くことが禁じられたいわくつきの児童書シリーズを、ギレルモ・デル・トロ監督が企画・製作、ストーリー原案を担当し映画化した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。この度、本作のトラウマ級本予告映像と不気味なポスタービジュアルが公開された。デル・トロ監督が10代の頃、多大な影響を受けた本シリーズは、1981年に第1作が発表され、全米で大ベストセラーになるも、実際の事件を彷彿とさせるような描写やおどろおどろしい挿絵に親たちや教師から苦情が殺到、児童書にも関わらず、全米の学校図書館に置くことを禁止するか否かの論争が巻き起こった。本作は全米で公開されると瞬く間に話題となり、初日に1位を記録、全世界で興収110億円を超える大ヒットに。日本でも公開を待ちわびる声が相次ぐ本作から今回到着した映像では、“怖い本”の物語の主人公となってしまった高校生のステラたちが、究極の恐怖に囚われるシーンが映し出されている。本の物語が勝手に綴られていく奇妙なシーンや、「私死ぬのかも」と怯え、逃げ回る場面が登場。本を焼き、引き裂くも、その物語は止まらない、成す術のない恐怖が彼女たちを襲う。ラストでは、赤い光が点滅する廊下にデル・トロ監督のこだわりが詰まった、黒髪で白く丸いフォルムの“何か”が迫り来る!そしてポスタービジュアルでは、闇の中から伸びる長く青白い腕と少女が写し出されており、まるで“あなたが次の主人公”とでも言っているかのようだ。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月15日2014年の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』からマーベル作品でお馴染みのアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が、マーベル・コミックスとDCコミックスのライバル関係を描くドキュメンタリードラマを製作するという。プラットフォームは動画配信サービスの「Quibi」。「Variety」誌などによると、タイトルは「Slugfest」(原題)に決定しており、リード・タッカー著の「Slugfest: Inside the Epic, 50-Year Battle between Marvel and DC」(原題)を基に作られるとのこと。「Slugfest」とは、「殴り合い」や「打撃戦」を意味する。ルッソ兄弟は製作総指揮を務める。同ドキュメンタリーで、これまでほとんど語られていないマーベルとDC間の歴史に迫ると意気込んでいる製作陣。内容の具体例としては、両社のスーパーヒーローたちを作り出したクリエイターへのインタビューを挙げている。また、70年代にスーパーマンとスパイダーマンが登場したという2社間のクロスオーバー作品についても語られるとのこと。昨年『Believer』(原題)を監督し、ハリウッド映画賞でドキュメンタリー賞を獲得したドン・アーゴットが、同作でプロデューサーを務めたシーナ・M・ジョイスとともにメガホンを取る。「Quibi」はミレニアル世代をターゲットとした動画配信サービスで、2020年4月6日に開始予定。ルッソ兄弟のほかにも、スティーヴン・スピルバーグ、ギレルモ・デル・トロ、サム・ライミ、スティーヴン・ソダーバーグらとのプロジェクトを進めている。(Hiromi Kaku)
2019年11月14日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「イントロ」です。イントロとは曲の前奏部分ですね。最初の導入の部分でこれをどういう塩梅で作るかというのはとても難しいところ。曲の気分を伝えないといけないので、こだわりが必要なんですが、あくまで最初の出だしですから、本編が始まる前にあまりに凝りすぎて長くなってもいけない。個人的な感覚で言うとイントロが40秒以内くらいがちょうどいいんじゃないかなと思いますね。あまりにも長いと“それ、いる?”と思ってしまいます。でも、イントロの長さに美学を持ってやっているアーティストもいらっしゃると思うので、まあ一概には言えないところでもあります。僕の場合、頭から順番に曲を作っていくので、最初にイントロを手がけます。イントロを作るときに気をつけているのは、やっぱり期待感を持たせること。ライブなんかで、ギタリストがイントロのギターリフを弾くと客席が「きたーーーーっ!」と沸くシーンとかあるじゃないですか。あれはやっぱりゾクゾクするほどかっこいい。そんな印象的なイントロを作りたいなといつも思ってます。あと、イントロは当然ながら楽器がメイン。僕は、サビと同じコードを使ってイントロを考えることが多いですが、人が歌うサビとは違い、イントロでは人の声域では出ない高い音や低い音を使うことができます。盛り上げるならやっぱりキーの高い音を入れると、高揚させるような雰囲気が出る。高めのシンセの音を使ってガツンと盛り上げるイントロが僕は得意かもしれません。個人的に好きなイントロで真っ先に思いつくのが、ヘヴィメタルバンドのスリップノットの「Surfacing」。高い、引っ掻き音みたいな、叫び声のようなギターリフが印象的です。爆弾でも落ちてくるんちゃうか、というような不穏な空気感でばくばくと心拍数が上がる。それが音楽的興奮と結びついて、高揚感を煽られます。また、それとは真逆でしっとりした楽曲は低めの、落ち着いた音を使ったイントロが印象に残ります。僕の楽曲だと「鴨川等間隔」とかそっち側かなと。ちょっと切なめなギターリフが繰り返される感じがすごくいいんですが、これは実は、知り合いのギタリスト、クズノくん(the PARTYS)が考えてくれたものなんです。あのイントロあってこその曲だと思うので、彼のメロディリフを作るセンスがめちゃくちゃ活きた一曲だといえます。ぜひイントロに注目して聴いてみてほしいです。おかざきたいいく初の映像作品である、6/9のたまアリでのワンマンコンサートのDVD&Blu‐rayが発売中。来年2/11、エディオンアリーナ大阪で、ワンマンライブ「OKAZAKI ROCK FESTIVAL 2020」開催!※『anan』2019年11月13日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年11月12日映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』が、2020年2月28日(金)より新宿バルト9ほかにて全国公開される。読むな危険!1冊の本が誘う、恐怖の物語ハロウィンの夜。高校生のステラたちは、忍び込んだ古い洋館の地下室で1冊の本を見つける。そこには美しい手書きの文字で物語が綴られていた。しかし、それは決して持ち帰ってはならない危険な本だった。持ち帰った次の日から、子どもがひとりまたひとりと消える。そしてその“怖い本”には、夜ごとに新たな物語がひとりでに綴られてゆくのだ。次に消えるのはだれなのか? そして子どもたちはどこへ消えたのか? 血のように滲みだす物語に誘われ、恐怖が現実のものとなる──ギレルモ・デル・トロが企画・製作『スケアリーストーリーズ 怖い本』の企画・製作を務めたのは、『クリムゾン・ピーク』や『シェイプ・オブ・ウォーター』を手掛けたギレルモ・デル・トロ。彼が10代の折に影響を受けた、本作と同名の児童書は、全米でベストセラーとなるも、子どもたちにトラウマを与えたとして学校図書館に置くことも禁じられたシリーズだ。そうした“曰く付きの本”から、デル・トロはストーリーを起こした。監督としてデル・トロとタッグを組むのは、怪奇現象に襲われる検死官親子を描いたホラー映画『ジェーン・ドゥの解剖』などを手掛けたノルウェー人監督、アンドレ・ウーヴレダル。背筋の凍るような映像表現、ダークユーモアの才能を活かし、“本の中から現れる恐怖”を描く。子供たちを恐怖に陥れるモンスター“ペール・レディ”『シェイプ・オブ・ウォーター』で、半魚人と人間の禁断の恋を描いたデル・トロだが、本作では子供たちを恐怖へと陥れる新たな“モンスター”像に情熱を注いだ。原作イラストでも知られる、そのモンスターの名は「ペール・レディ」。脂っこく黒いロングヘアに、青白くブヨブヨの肌、そして小さな目。遠目ではマスコットのような可愛らしささえ感じられる彼女だが、その無機質な表情とふくよかな体型のアンバランスさには、何とも言えない不気味さが漂っている。一体彼女の正体とは何なのか…⁈その答えは是非スクリーンで確かめてみて。詳細『スケアリーストーリーズ 怖い本』公開日:2020年2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国公開原題:Scary Stories to tell in the dark監督:アンドレ・ウーヴレダルストーリー原案・製作:ギレルモ・デル・トロ出演:ゾーイ・コレッティ、マイケル・ガーザ、ガブリエル・ラッシュ、オースティン・エイブラムズ、ディーン・ノリス、ギル・ベローズ、ロレイン・トゥーサント字幕翻訳:金関いな配給:クロックワークス2019 / アメリカ / 英語 / 108分 / カラー / シネマスコープ / 5.1ch / G
2019年11月03日『シェイプ・オブ・ウォーター』で第90回米アカデミー賞で作品賞はじめ計4部門を受賞し、2019年にはハリウッドの殿堂入りも果たしたギレルモ・デル・トロ。オスカー受賞後はじめてストーリー原案・製作を担当した『SCARY STORIES TO TELL IN THE DARK』が『スケアリーストーリーズ 怖い本』として2020年2月28日(金)より日本公開が決定。初映像となる特報が解禁となった。本作の基となったのは、累計700万部もの売り上げを誇りながらも、全米では図書館に置くことが禁じられた児童書シリーズ「スケアリーストーリーズ怖い本」。ギレルモ・デル・トロが10代の頃に多大な影響を受けた本シリーズは、1981年に第1作が発表され、全米で大ベストセラーに。しかし、実際の事件を彷彿とさせるような描写やおどろおどろしいスティーブン・ガンメルの挿絵に親たちや教師から苦情が殺到、児童書にも関わらず子どもには過激すぎるとして全米の学校図書館に置くことを禁止する論争が巻き起こった。そして、日本文化をはじめ、幅広い物語に影響を受けてきたデル・トロは、自身の原点の一つといえるこの“怖い本”の映画化に、「今作を任せられる監督は彼しかいない」とスティーヴン・キング原作『死のロングウォーク』の監督にも決定している期待の新星アンドレ・ウーヴレダルを大抜擢。強力なタッグが実現した。「新たな恐怖は本の中からやってくる」解禁された特報映像では、全ての元凶である“怖い本”が登場し、背筋が凍りつくような戦慄の一部を体感することができる。ある夜、高校生のステラたちは、古い洋館の地下室で一冊の本を見つける。そこには美しい手書きの文字で書かれた物語が。しかし、それは絶対に持ち帰ってはいけない、読んではいけない危険な1冊だった。毎夜、血のように滲み出す文字が新たなページを綴るとき、一番の恐怖が現実となって襲い掛かる――。今回の特報で、赤い光が点滅する廊下に姿を見せた不気味な“何か”は、デル・トロがこだわりを詰め込んだフォルムになっており、恐ろしさを感じさせつつも好奇心を掻き立てる映像だ。また、併せて解禁となったポスタービジュアルでも、特報映像にも登場する白くて丸みをおびたフォルムで存在感を放つ“何か”が廊下の奥にうっすら見てとれる。本の1ページ目も大きく開かれ、まるで物語への入り口のよう。これから語られる“恐ろしい話”への期待が膨らむビジュアルとなっている。本作は現地時間8月9日(金)に全米で公開されると瞬く間に話題となり、初日には全米1位を記録するなど大ヒットを記録している。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2020年2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月31日アメコミ界の巨匠マイク・ミニョーラの完全監修で製作された新たな『ヘルボーイ』。この度、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる最強の敵・ブラッドクイーンの完全復活シーン映像をシネマカフェが独占入手した。「ヘルボーイ」は、マイク・ミニョーラによる人気アメコミシリーズ。地獄で生まれた悪魔の子が地球で育てられ、超常現象調査防衛局「B.P.R.D.」のエージェントとして活躍する物語だ。過去には、あのギレルモ・デル・トロ監督によって映画化されているが、本作はスタッフ、キャストを一新し新たに製作された。今回シネマカフェに到着した本編映像では、もう一人の主役といっても過言ではないブラッドクイーンが、1500年の眠りから覚め、完全復活!紀元前517年。疫病を流布して世界を手中に収めようとし、アーサー王によりその策略は阻まれ、人里離れた土地に封印されてしまうブラッド・クイーン。そして1500年後、人間への復讐心に突き動かされ、長き眠りより目を覚ますのだ。映像では、ブラッド・クイーンが「ついに、我は復活した」と言い、女王の復活を祝うかのように、たくさんの不気味なモンスターたちが続々姿を現す。そして、「我と共に戦え」と命じる通り、ブラッド・クイーンは血に飢えたモンスター軍団たちを引き連れ、世界への復讐に動き出す!自身の役柄についてミラは「彼女はセクシーで洗練されている。彼女はファムファタールで、頭が良くて野心家。ただの悪役ではないの」と語り、日本でも大人気の『バイオハザード』などでのキャリアを活かせる役だったと大喜びの様子だ。『ヘルボーイ』は9月27日(金)よりTOHOシネマズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヘルボーイ(2019) 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2019 HB PRODUCTIONS, INC.
2019年09月19日昨年のカンヌで最も話題となり、あのギレルモ・デル・トロ監督も絶賛した北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』から、主人公ティーナの様々な表情を切り取った新場面写真がシネマカフェに到着した。イラン系デンマーク人の新鋭アリ・アッバシ監督と、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称され『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが自身の原作を基に監督と共同で脚本を手掛けた本作。カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品され、ベニチオ・デル・トロら審査員を驚愕させ見事グランプリを受賞したほか、スウェーデン・アカデミー賞で最多6部門受賞、本年度アカデミー賞(R)スウェーデン代表作品にも選出され、メイクアップ&ヘアスタイリング賞でノミネート。さらに、ギレルモ・デル・トロ監督は「強い詩。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる、大人のためのおとぎ話」と絶賛。Rotten Tomatoesでは満足度驚異の97%(8月27日時点)を記録している。そんな世界が注目する本作から到着したのは、生まれつき醜い容姿に悩まされるティーナの印象的な場面写真。常に孤独や疎外感を感じながらも持ち前の嗅覚を活かして税関職員として働いているティーナは、自宅近くの森の中に裸足で踏み入り、生い茂る樹木が広がる空間に抱かれ、野生の動物たちに話しかけるささやかなひとときだけが唯一自分を解放できる方法。場面写真では、ティーナが森の中にある湖に体を沈めながら、落ち着いた表情を見せるカットや、孤独を埋めるために同居する男性と食事をするシーンが収められている。また、嗅覚だけを頼りにスマホのメモリーカードに保存された違法データを突き止める場面や、家宅捜索先で不審物を見つけ出す模様も到着。そして、勤務中に“奇妙な旅行者”ヴォーレと出会い惹かれていくティーナ。そんな彼と勤務中に急接近する場面や森で佇む後ろ姿も公開された。ティーナの内面やその特殊能力が写し出されたどれも印象的なカットだ。本作をいち早く鑑賞した日本のミステリー界をけん引する作家たちは、「こんな映画、観たことない」(乙一)、「誰も知らない北欧の神秘(ミステリー)が、あなたの胸奥を直撃する」(島田荘司)などと絶賛しており、ますます公開に期待が高まる。『ボーダー 二つの世界』は10月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ボーダー 二つの世界 2019年10月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開©Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018
2019年09月02日PCやスマホでいつでも作品を持ち運べる時代だけど、やっぱり劇場で観る映画は、他では味わえない特別なもの。そんな、大画面ならではの感動と興奮を全身で感じられる、夏の新作をリストアップ。『ライオン・キング』映画史に足跡を刻むマジカルな映像美に酔いしれて!アフリカの動物王国を舞台に、王の息子シンバの成長と生命を讃える人気アニメの超実写化。VFXやCGIを超えた最新技術による映像は本物の動物が演技をしているとしか思えないリアルさ。映画史に足跡を残すマジカルな映像美が圧倒的だ。時代を反映させ、ヒロインのナラが非常に強くなっている点も今どき。エルトン・ジョンの名曲「サークル・オブ・ライフ」はもちろん、ナラ役のビヨンセが歌う「スピリット」など新曲も加わり、老若男女が楽しめる痛快作となっている。製作・監督/ジョン・ファヴロー声の出演/ドナルド・クローヴァー、ビヨンセ・ノウルズ=カーター、セス・ローゲンほか8月9日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開。©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.『ヘルボーイ』悪魔の力で人を守るダークヒーローの原点が明らかに。超常現象調査防衛局のエージェント、ヘルボーイの新たな任務はロンドンでの巨人退治。しかし、彼が逆に命を狙われる羽目に!?悪魔パワーで人間を守るヘルボーイの戦いを描くシリーズ最新作。ギレルモ・デル・トロ版から監督&キャストを一新し、原作者マイク・ミニョーラが完全監修。死から蘇る魔女ニムエをめぐる暗黒の世界観やヘルボーイと仲間の壮絶な戦いぶりなど、より原作に近いものとなっている。ヘルボーイの誕生にまつわる秘話も明かされ、ファンじゃなくとも必見なのだ。監督/ニール・マーシャル出演/デヴィッド・ハーバー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、イアン・マクシェーンほか9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。©2019 HB PRODUCTIONS, INC.『アルキメデスの大戦』戦艦大和の前に立ちふさがったのは、天才数学者だった!?1933年、欧米列強と対立を深める日本は軍事拡張路線を進め、海軍は世界最大の戦艦の建築を計画する。しかし「現代戦の鍵を握るのは航空機」と主張する海軍少将・山本五十六は計画を頓挫させるべく、ある人物を招聘。それは100年に一人の天才、数学者の櫂直だった!戦艦「大和」建造をめぐる海軍内の軋轢に着想を得た、人気漫画の実写化。史実とフィクションの融合から見えてくるのは、好戦的な時代感に押し流された人間や抗おうとした人間の心情。彼らを通し、戦争の恐ろしさが浮かび上がってくる異色の軍事ドラマだ。監督・脚本・VFX/山崎貴出演/菅田将暉、舘ひろし、田中泯、柄本佑、浜辺美波ほかTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中。©2019「アルキメデスの大戦」製作委員会©三田紀房/講談社※『anan』2019年8月7日号より。文・山縣みどり(by anan編集部)
2019年08月05日2018年サンダンス映画祭のオープニング作品として注目を浴び、バラク・オバマ元アメリカ大統領が『万引き家族』や『ROMA/ローマ』『ブラックパンサー』『ブラック・クランズマン』などと共に2018年のベストムービーに選出するなど話題を集めた『ブラインドスポッティング』。この度、日本版メインビジュアルと予告編が完成した。カリフォルニア・オークランド育ちの黒人のコリン(ダヴィード・ディグス)と幼なじみの白人マイルズ(ラファエル・カザル)、親友2人の間にある見えない壁を次第にさらけ出していく本作。サンダンス映画祭、SXSWほか世界の映画祭で絶賛され、オバマ元アメリカ大統領が2018年のベストムービーに選出し、ギレルモ・デル・トロ監督も大絶賛を贈るなど、話題を呼んだ作品がついに日本上陸。今回解禁された予告編では、オークランドの危険な街並みを背景に、真面目に“あと3日”を乗り切ろうとするコリンと、そんな心配をものともせず、自由奔放に過ごすマイルズとの姿がコミカルに描かれる前半から、黒人男性が白人警官に背後から発砲される現場を目撃してしまうシーンを境に一気に緊迫した映像へと転換。物語の真髄へと切り込んでいくスリリングな展開となっていく。コリンは地元オークランドで何の問題も起こさずに、指導監督期間残り3日間を無事に乗り切ることができるのか――。コリン役には、ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」でトニー賞を受賞、『ワンダー 君は太陽』やNetflixオリジナル『ベルベット・バズソー:血塗られたギャラリー』などにも出演する黒人ラッパー兼俳優のダヴィード・ディグス。そしてマイルズ役にはヒスパニック系白人のスポークン・ワード・アーティスト、教育者、舞台脚本家であるラファエル・カザルと、実際にベイエリアの高校で出会い、共にフリースタイル・ラップをしながら育った2人が脚本・主演。監督は、長編映画初となるカルロス・ロペス・エストラーダがつとめている。人種の異なる者や貧富の差がある者同士が混在する、現在のアメリカを描いた物語。ポスタービジュアルの「俺たちには、同じものが見えていると思っていた―」が意味することとは?お互いを見つめたときに、いかに全体像が見えずに色々なものを見落としているかを、観る者に問いかける作品となっている。『ブラインドスポッティング』は8月30日(金)より新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月24日ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を手掛ける『MAMA』の続編に抜擢されたケビン・コルシュ、デニス・ウィドマイヤー監督作『セーラ 少女のめざめ』。覚醒する女子を描くこの新しいホラー映画から、予告編が到着した。ハリウッドで暮らすセーラは、女優としてのキャリアを夢見る若い女性。オーディションには軒並み落選し、セーラは自分の野望とそれにそぐわない才能に折り合いを付けられず、ライバルたちを心の中で見下すことで冷静を保っていた。しかし、スターになるためなら悪魔に魂を売ることもいとわないという彼女の強い願望が、恐ろしい力を呼び覚ましてしまう…。スティーブン・ソダーバーグやブライアン・シンガーなど、数々の名監督を輩出した登竜門「サウス・バイ・サウスウェスト映画祭」で世界初上映された本作は、スタンディングオベーションで絶賛され話題に。『ホステル』シリーズなどを手掛ける現代ホラー映画界の帝王イーライ・ロスも、本作について「最高にスタイリッシュな傑作ホラー」と語っている。キャストには、『トーナメント』のアレックス・エッソー、『LOOPER/ルーパー』のノア・セガン、『ハンティング・パーク』のパット・ヒーリーが名を連ねている。今回到着した予告編では、セーラの日常が冒頭に映し出されるも、映像が進むにつれ、「死んじゃう」と叫ぶ苦しむ様子や、生々しい血も…。また予告編と併せて、ポスタービジュアルと場面写真も到着。ポスターには涙する美しい女性と、反対にゾンビのような姿の人物が血を流し写っている。場面写真でも、髪が抜けた姿や血まみれな姿がとらえられている。彼女の身に起こっていることは一体何なのか?そして覚醒の意味とは…その真相は劇場のスクリーンで確かめてみて。『セーラ 少女のめざめ』は7月26日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:セーラ 少女のめざめ 2019年7月26日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開©2014 ASTRAEUS PICTURES,LLC ALL RIGHTS RESERVED
2019年07月21日