2013年10月に解散した「ジョナス・ブラザーズ」が再結成することになった。「ジョナス・ブラザーズ」は2005年に長男ケヴィン、次男ジョー、三男ニックのジョナス家3兄弟で結成したバンド。解散後の5年の間にケヴィンは2人の子どもに恵まれ、建設会社を経営したりアプリを販売したりとすっかりビジネスマンに。ジョーはバンド「DNCE」を結成。ソロとしては「The Voice」のUS版でメンター、オーストラリア版ではジャッジとして活躍。2017年にはソフィー・ターナーと婚約した。ニックは歌手としてはソロアルバムをリリース。『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』などの映画やドラマに出演し、俳優としても精力的な活動をみせた。そして、昨年12月に女優のプリヤンカー・チョープラーと結婚。インドで盛大に行われた結婚式には、久々に「ジョナス・ブラザーズ」が集結した。5年を経て大人になり、新生「ジョナス・ブラザーズ」を結成した3人は、金曜日深夜(現地時間)に新曲「Sucker」を発売する。来週月曜日にはジェームズ・コーデンが司会を務める「The Late Late Show」の「カープール・カラオケ」内で再結成後初のパフォーマンスを行う。同番組から公開されている予告編で、ニックが再結成の計画は7~8か月前に決まっていて、長い間秘密にしていたことを明らかにした。(Hiromi Kaku)
2019年03月01日『マイティ・ソー』シリーズのロキ単独のスピンオフ・ドラマについて、マーベル・スタジオの社長のケヴィン・ファイギが「ComicBook.com」に語った。ディズニー独自のストリーミングサービス「Disney+」(ディズニー・プラス)で配信予定の同ドラマ。トム・ヒドルストン演じるロキはこれまでマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)映画の『マイティ・ソー』のほかに、『アベンジャーズ』シリーズにも登場した人気キャラクターだ。「Disney+」はロキをはじめ、MCUのキャラクターのファルコン&ウィンター・ソルジャー、スカーレット・ウィッチの単独ドラマも企画中。ファイギによれば、これらは「現在のMCU、過去のMCU、未来のMCUと混ざり合う」ものになり、映画と完全に切り離されずつながりを持つドラマになるという。ファイギはこれ以上のコメントは「『アベンジャーズ/エンドゲーム』と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開後に…」と語っている。アメリカでのそれぞれの作品の公開日は4月26日と7月5日のため、続報はサンディエゴ・コミコンが開催される7月18日から21日あたりに聞けそうだ。(Hiromi Kaku)
2019年02月27日ここ4年ほど、テレビでの生放送の視聴率が低下し続けていたアカデミー賞授賞式。視聴率の回復をめざし、映画芸術科学アカデミーは放送時間の大幅な短縮を試みたり、「ポピュラー映画部門」を新設したり(来年以降に先送り)とテコ入れを図った。ところが昨年、司会者に決定したケヴィン・ハートが過去の「不適切ツイート」を指摘されて自ら降板。オスカー史上2回目、30年ぶりとなる「司会者不在」での開催が決定し、視聴率にどう影響するかに注目が集まっていた。放送時間は前年の4時間弱から3時間21分と大幅な短縮に成功している。調査会社のニールセンによれば、結果として今年のアメリカでの視聴者は、2960万人。昨年の2650万人から12%上昇した。とはいえ、オスカー史上最低の視聴者数を更新した昨年に次ぐ、2番目の記録。今年、昨年より前は3000万人を切ったことがなかったという。オスカー史上最多の視聴者数を集めたのは『タイタニック』が作品賞に選ばれた1998年の授賞式で、5520万人だった。(Hiromi Kaku)
2019年02月26日第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された。本稿では「注目すべき瞬間」として5つのエピソードを紹介する。幕開けはクイーン!「We Will Rock You」に客席総立ち30年ぶりの司会者不在となった今回、どのように授賞式が幕を開けるか注目されていたが、先陣を切ったのは『ボヘミアン・ラプソディ』で熱い視線を浴びる「クイーン+アダム・ランバート」のライブパフォーマンスだった。披露されたのは「We Will Rock You(ウィ・ウィル・ロック・ユー)」「We Are the Champions(伝説のチャンピオン)」の2曲。まさに、映画界の“チャンピオン”を称えるセレモニーにふさわしい演出に、会場も大盛り上がり。最後は、映画の主人公でもある故フレディ・マーキュリーの映像も登場し、大きな拍手が送られていた。本作は主演男優賞をはじめ、編集賞、録音賞と音響編集賞の最多4冠に輝いた。受賞は逃すも存在感はバツグン!日本映画の“これから”に大きな期待外国語映画賞にノミネートされた『万引き家族』(是枝裕和監督)、長編アニメ映画賞候補となった『未来のミライ』(細田守監督)はともに受賞を逃した。どちらの部門も、受賞した“大本命”が強すぎたことを考えると、善戦したといえるだろう。実際、両作品とも全米で高い評価を獲得しており、パワフルな存在感を残す結果になった。共通するのは鮮明な作家性と、家族という普遍的なテーマ。今年のアカデミー賞は、日本映画の“これから”に期待したくなる、大きな転機となったはずだ。映画人を追悼する“In Memoriam”今年は高畑勲監督、脚本家の橋本忍さんらこの1年間で亡くなった映画人に哀悼をささげる“In Memoriam”には、今年もさまざまな分野で活躍し、映画業界を支えた先人たちが紹介された。アカデミー賞監督賞に輝くベルナルド・ベルトルッチ(『ラスト・エンペラー』)、ミロス・フォアマン(『アマデウス』)をはじめ、日本からはアニメーション監督の高畑勲さん、脚本家の橋本忍さんの姿がスクリーンに投影された。『ブラックパンサー』が作品賞候補となった記念すべき年、スタン・リーが追悼された瞬間も忘れ難い。一方、毎年恒例だが「なんで、この人、追悼しないの?」という疑問や怒りの声がSNS上には広がっており、特に80年代『グレムリン』『ターミネーター』などでいい味出していたディック・ミラー、90歳を超えても現役で活躍した女優のキャロル・チャニング、「スポンジ・ボブ」の原作者であるスティーブン・ヒレンバーグ氏、初期の『スター・ウォーズ』シリーズを手がけた名プロデューサー、ゲイリー・カーツらが省かれたことに、異論が巻き起こっている。『ブラックパンサー』が3部門受賞!ヒーロー映画を今後はどう扱う?スーパーヒーロー映画として、初めて作品賞候補に挙がり、話題を集めた『ブラックパンサー』はノミネートされた6部門のうち、作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞の計3冠に輝いた。これまでの傾向を考えると、美術賞や衣装デザイン賞は、18世紀のイギリス王室を舞台にした『女王陛下のお気に入り』が本命だったはずで、アカデミー会員の好みの変化がうかがえる。『ブラックパンサー』旋風の裏側には、アフリカ系アメリカ人の強い思いも反映されているが、アカデミー賞にとっては、今後ヒーロー映画をどう扱うべきかの試金石となったはずだ。なお、本作で歌曲賞候補になったケンドリック・ラマーは、スケジュールの都合で受賞式を欠席し、「オール・ザ・スターズ」の披露はなかった。「過去最高のオスカー」の声も?司会者不在で授賞式は、すこぶるスムーズ第91回アカデミー賞の授賞式といえば、最大の関心事はやはり司会者不在。ケヴィン・ハートの降板が決定されると、その後は『アベンジャーズ』の面々が代わる代わる進行を担当するといった報道もあったが、ふたを開けると、司会不在を埋めるような仕掛けはなく、パフォーマンスをはさみながら、各賞のプレゼンターが登場し、結果を発表するという至って、シンプルな構成となった。この件に関して、SNSで「without a host」(司会者不在)と検索してみると、「司会者がいないほうが良い」「司会者がいないと、いかにスムーズに進行するかがわかった」「つまらないジョークを聞かずに済む」「過去最高のオスカー授賞式」など、意外にも好意的な意見が多く見受けられる。もちろん「実況無しで試合を見ているみたい」とさみしさを訴える声もあるが、放送する米ABCにとっては、悩みの種だった放送時間が、今年は大幅に短縮される結果に。高額なギャランティも考えると、司会者不在が既定路線になる可能性は大いにありそうだ。(text:Ryo Uchida)
2019年02月25日逆境に見舞われたときこそ、大切な人の存在や愛の強さに気づかされるもの。そこで今回ご紹介するのは、あらゆる障害に阻まれながらも、愛を貫こうと戦う若い男女を描いた話題のラブストーリーです。現在、賞レースもにぎわせているところですが、その作品とは……。写真・Yoshiyuki Uchibori(バリー・ジェンキンス)感動の嵐に包まれる『ビール・ストリートの恋人たち』!【映画、ときどき私】 vol. 2151970年代、ニューヨーク。19歳のティッシュは幼い頃から一緒に育ち、自然と愛を育んでいた22歳の恋人ファニーと幸せな日々を送っていた。運命で結ばれた2人は子どもを授かるが、ある日ファニーは無実にも関わらず、人種差別が原因で逮捕されてしまう。そんな2人の愛を守るため、ティッシュとその家族は奔走するが、そこにはあらゆる困難が待ち受けていたのだった……。まもなく開催されるアカデミー賞授賞式では脚色賞、助演女優賞、作曲賞にノミネートされている本作。ますます注目度が高まるなか、今回はこちらの方にお話を伺ってきました。それは……。世界を虜にするバリー・ジェンキンス監督!2016年に長編2作目となる『ムーンライト』で世界中を席巻し、その名をハリウッドにとどろかせたジェンキンス監督。映画ファンのみならず、多くの観客が最新作を待ち望んでいましたが、今回はアメリカ黒人文学を代表する作家ジェイムズ・ボールドウィンによる同名小説の映画化に挑んでいます。そこで、作品への思いや自身の体験について語っていただきました。―原作は45年も前に出版されている作品ですが、それをこのタイミングで映画化した理由を教えてください。監督はじめてこの作品を読んだのは、10年くらい前で、脚本を書き上げたのは2013年だから、作ろうと思ってから完成するまでに少し時間は経っているんだ。でも、この世にいま出ることの意義としては、70年代当時の問題が現在でも続いていることをいかに我々が許してしまっているかということを描きたかったから。そして、体系的な不公平さを正すことができていないことを恥ずかしく感じられるような作品にもなっているんじゃないかなと思っているよ。たったひと言で人を貶めることができると感じた―確かに劇中で描かれている差別的なことや理不尽なことなど、現代に通じる部分も多いと思いますが、監督も共感されるような思いや経験があったのでしょうか?監督もちろん、僕にもキャラクターたちと近い体験はいくつかあるよ。たとえば、2年前のアカデミー賞のとき。授賞式とは別にバーでもセレモニーのようなものがあって、そこに向かっている途中に運転手から差別的な単語で呼ばれたこともあったよ。アメリカでは賞のシーズン中はいろいろな会合やイベントが何か月にもわたって開催されていて、期間中は同じ運転手が付くことが多いんだ。そのときもずっと同じ人がいろいろなところに連れて行ってくれていたんだけど、僕もたくさんの人と話をしなければいけなかったから、なかなか時間通りに行けなくて彼を何度も待たせてしまったんだよね。そのあと、不機嫌になってしまった運転手が誰かと話しているときに「n**gerに待たされていてさ」というようなことを言っていたのを耳にしたんだ。カジュアルな感じで言っていたし、そのあとにっこり笑って「多分、監督賞を受賞すると思うよ!」とも話していたから、おそらく彼には差別的な意図はないんだろうね。でも、たったひと言で人を貶めることができるいい例だと感じたよ。有名であろうとなかろうとこういう経験はあるものだし、普段から銀行や仕事の面接に行くときにそういう扱いをされることもあるものなんだ。―そういった思いがこの作品を作る原動力でもあったように感じられるところもありました。監督それから、この作品の出演者であるファニー役のステファン・ジェームスと友達のダニエルを演じたブライアン・タイリー・ヘンリーとQ&Aを行ったときのこと。アフリカ系アメリカ人の男性のうち、3分の1は収監されるという統計があるという事実を知ったんだ。ということは、僕を含めて登壇している3人のうち誰かが刑務所に行く可能性が統計学的に言えばある。そう考えたとき、恐怖とショックを改めて感じたよ。とはいえ、いまでもアメリカではそういう問題が根強く残っているんだ。純粋な愛を描き続ける理由とは?―差別的な問題を描く一方でティッシュとファニーのピュアな愛がとても印象的でしたが、前作の『ムーンライト』も同様に監督の描く愛はとても純粋でまっすぐなキャラクターが多いように感じました。そういった愛の形を描きたいと思う理由は?監督自分がそういう恋愛をしたいとか、純粋な愛の形を求めているというのはないけれど、何か惹かれるものがあるんだろうね。この2作に共通するとすれば、どこかに希望を感じられるところかな。『ムーンライト』のシャロンとケヴィンの関係性というのも愛があるからこそ、それがシャロンを守ってくれていたけれど、本作でも同じように2人の愛はピュアでなければいけなかったんだ。つまり、あれだけピュアだからこそ、それが2人を守ってくれていたということなんだよね。そう言われてみると、おもしろいことに前作も今作も純粋といえるものはメインのキャラクターたちの間にある愛だけ。ほかの要素は全部グレーだったり、複雑なものばかりだったりするんだけど、中心にある愛がピュアだからこそ、周りのグレーさや複雑さが際立つところもあるんじゃないかな。もしかしたら、これが恋愛を描くときの自分流のアプローチなのかもしれないね。―では、この作品を完成させるうえで、一番苦労したのはどの部分でしたか?監督一番つらい選択だったのは、原作と異なるエンディングにしたこと。実は最初は原作通りにしようと撮影していたんだけれど、編集をしているときに違うと感じて変えることにしたんだ。もちろん、好きな作家だからこそ、変えることに対して自分のなかではいろいろと葛藤もあったよ。だから、そこが一番大変なところだったかな。ただ、希望を持たせたいと思ったときに、いまのエンディングになっていったんだ。つまり、それが地に足がついた現実的な希望の見せ方であり、さっき話をしていた「純粋な愛」という部分にも繋がっているんだと僕は思っているよ。今回は何よりも女性の視点を大事にした―そんななか、ティッシュと母親のシャロンという2人の女性が持つ強さにも心を打たれましたが、これらの役を演じたキキ・レインやレジーナ・キングとはどのようにして作り上げていったのでしょうか?監督現場では女優陣ともかなりいろんな会話をするように心がけたよ。というのも、『ムーンライト』は男性の視点から描かれていた作品だけど、今回は女性の視点から描かれている作品。だからこそ、女優たちだけではなく、編集チームのなかにひとりだけいた女性スタッフの言葉にもよく耳を傾け、女性の視点をなるべく理解しながら流れを作っていくように意識したんだ。特に物語の中心となる女性ならではの葛藤というのはしっかり描きたいと思っていたからね。―今回、初来日となりましたが、日本の観客にどのようなところを感じて欲しいと思っているのか、メッセージをお願いします。監督僕が映画を学んでいたとき、最初に触れていたのは、アジア映画やフランス映画、メキシコ映画といったもので、アメリカや英語圏の作品ではないものばかり。そのときに「世界は僕が思っている以上に繋がっているんだな」と感じた経験があるので、アメリカや黒人の文化に親しみがない方でも、意外と自分の文化と変わらないところがあるんだなというふうに感じてもらえればうれしいよ。実際、愛や家族といったものは誰もが必要としているものだし、生きていくうえで私たちを守ってくれるものだというのは共通していることだからね。ただ、日本人はあまりアイコンタクトをしないとか、目を合わせてもすぐに目線を外してしまうというのを聞いたことがあるんだけど、キャラクターたちと観客が目を合わせるような場面が何度も出てくるのが僕の作品。それを日本のみなさんがどのように受け止めるのかというのには興味があるところだね。とはいえ、日本のみなさんは思慮深く、人に対して親切で礼儀正しいというイメージがあるから、深いところまで感じてくれると思っているよ。美しさと希望に酔いしれる!ティッシュとファニーのピュアな愛の形だけでなく、スクリーンに広がる映像や奏でる音楽といったすべての美しさに魅了される本作。いつの時代も変わらない愛情の深さと人間の強さに、胸の奥が熱くなるのを感じるはずです。愛が詰まった予告編はこちら!作品情報『ビール・ストリートの恋人たち』2月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開配給:ロングライド©2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2019年02月21日アベンジャーズ誕生のきっかけとなる、マーベル最重要ヒーローといわれる『キャプテン・マーベル』。この新たなヒーロー、キャプテン・マーベルの誕生を描くのは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初の女性監督として抜擢されたアンナ・ボーデンと共同監督を務めるライアン・フレックのコンビ。思えば、10年以上に渡って世界中で愛されてきたマーベルは、これまでもフレッシュな監督たちの才能を得て、ヒーロー映画という枠を超越した“独創的”な作品を手掛けてきた。★お茶目なソーが人気に!『マイティ・ソー バトルロイヤル』タイカ・ワイティティクリス・ヘムズワースが主演を務める『マイティ・ソー』シリーズで、いままでの“ダークな世界観”とは一線を画し、全く新しい作風で描かれたのが本作。この作品では、ソーのちょっと抜けたお茶目な姿や、ソーとロキが小言を言いながら戦いに挑むコント風のシーンなど、過去2作品ではあまり披露されてこなかったキャラクターの魅力が描かれている。キャラクターたちのコミカルさに魅力を見出したのは、ホラーコメディ『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』を手掛け、コメディアン、俳優としても活躍するタイカ・ワイティティ監督。彼はソーやロキのキャラクター性を最大限に活かし、その魅力を自身の作風に寄せたことによって、彼にしか描けないマイティ・ソーの世界を完成させ、この独自のスタイルで描かれたキャラクターの新たな一面が観客の心を掴んだ。製作総指揮のケヴィン・ファイギは、タイカ独自のフィルム・メイキングスタイルが、マーベルにもたらすであろう可能性に期待して彼を起用したそうで、見事、その期待通り、タイカはマーベルの新たな道を切り開く存在となった。★アカデミー賞を狙う『ブラックパンサー』ライアン・クーグラーアフリカの秘境にありながら、世界の誰もが創造できないような最新テクノロジーを持つ“超文明国ワカンダ”で、国王とヒーロー、両方の顔を持つブラックパンサーの活躍が描かれた本作。全米で社会現象を起こすほどの大ヒットを記録した本作のメガホンを握ったのは、『クリードチャンプを継ぐ男』のライアン・クーグラー。国王ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)とその王座を狙うキルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)との迫真の戦い、ワカンダに隠された世界を崩壊させるほどの希少鉱石ヴィブラニウムを狙う敵と繰り広げられる、スタイリッシュなアクションが話題に。さらに、マーベル初の黒人ヒーローということから、「多様性」というテーマにメスを入れた本作は全世界で話題となった。キルモンガー役のマイケルとは初長編『フルートベール駅で』からの盟友だ。また、日本時間2月25日に発表される第91回アカデミー賞では、マーベル初、ヒーロー映画初の作品賞ノミネートを含め7部門で候補に。第61回グラミー賞では最優秀スコア・サウンドトラック・アルバム(映像作品)、最優秀ラップ・パフォーマンスで受賞するなど、クーグラー監督らが既存の概念にとらわれない作品を生み出したことを知らしめている。★マーベル初の女性監督が“新境地”を開く!『キャプテン・マーベル』アンナ・ボーデン&ライアン・フレック2人が手掛ける本作の主人公キャプテン・マーベルは、瀕死の重傷を負って全ての記憶を失い、その代償に“規格外の強大な力”を得たヒーロー。彼女は記憶を失っていることで、周りと違っていることに孤独感を抱き、正体不明の敵から襲われるという恐怖心に駆られながらも、自らの過去を追い求めようとする。アンナとライアンがいままでに手掛けた作品は、型にはまらない授業で生徒たちの信頼を得る一方、ドラッグに溺れる教師の葛藤を描いたライアン・ゴズリング主演『ハーフネルソン』(06)や、各地のカジノでギャンブルをしながら長旅をする2人の男性(ライアン・レイノルズ&ベン・メンデルソーン)の絶望と再生を描いた『ワイルド・ギャンブル』(15)など。2人はアクションやストーリーなどの“外側”の部分だけではなく、登場人物の感情や人間性のような“中身”の魅力にフォーカスを当てて描くことで、いつの間にか観客が感情移入してしまうような作品を送り出してきたといえる。これはアンナとライアンならではの描き方であり、そんな2人が今回マーベルと融合したことで、どんな境地を見せてくれるのか、期待が高まる。『キャプテン・マーベル』は3月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイティ・ソー バトルロイヤル 2017年11月3日より全国にて公開© Marvel Studios 2017ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherキャプテン・マーベル 2019年3月15日より全国にて公開ⒸMarvel Studios 2018
2019年02月17日ドウェイン・ジョンソンが、自分こそが今年のオスカーの司会の第一候補だったということをツイッターで明かした。7日(現地時間)、今年のオスカーが司会者を立てずに開催することを受けて、ライターでドウェインの大ファンらしきダン・バッファが「アカデミーがもし来年のオスカーで司会を手配する気になったら、ただドウェイン・ジョンソンを選べばいいだけさ」とドウェインに向けてツイート。それに対し、ドウェインは「実はおれが今年のオスカーの司会の第一候補だったんだ。いままでにないくらい楽しくておもしろいオスカーにしたかったよ。やれるようにがんばったけど、『ジュマンジ』の撮影をしているから無理だった。アカデミーも俺もがっかりしたよ。だけど、もしかしたらそのうちね」と返答した。ツイートからはスケジュールの都合で引き受けられなかったと読み取れる、ドウェインの主張。確かに、ドウェインは現在『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』の続編の撮影真っ最中。しかし、昨年12月に司会に決定し、直後降板したケヴィン・ハートも同作のメインキャストだ。ケヴィンの場合は意欲に燃えていたのに、過去の同性愛嫌悪のツイートが問題となり、自ら降板を決めた。同じ映画で共演している2人だが、果たしてケヴィンはドウェインが“第一候補”だったことを知っていたのだろうか――。(Hiromi Kaku)
2019年02月08日2月24日(現地時間)開催の第91回アカデミー賞授賞式は、司会を立てずに行われることが明らかになった。賞を主催する映画芸術科学アカデミーのパブリシストが「Fox News」などのメディアに認めたという。昨年12月5日、コメディアンのケヴィン・ハートが今年のアカデミーの司会を務めることが発表され、ケヴィンもツイッターで「何年も願っていたこと」と喜びを爆発させた。しかし、ケヴィンはわずか2日後に「降板」を宣言。理由は過去のケヴィンの「同性愛嫌悪」を示すツイートが明るみになり、「人を傷つけてしまった」ため。有名司会者のエレン・デジェネレスなどが「謝罪もしたのだし、あなたは成長した。もう一度考え直しては?」とケヴィンをなだめるも、彼の意志は固く、首を縦に振ることはなかった。ケヴィンの降板後、アカデミーは新たな司会候補者探しに奮闘していると伝えられたが、これまで候補者の「決定」は報じられず、「Variety」誌は「今年のオスカーは司会者不在のまま開催される見込み」と報道。それが現実のものとなった。司会者のいないオスカーは、これまでに1989年の1度きり。今回が30年ぶり、2度目となる。残念ながら1989年の第61回アカデミー賞授賞式は評判が悪く、当時の大スターのジュリー・アンドリュースやポール・ニューマンがアカデミーに手紙を送って苦言を呈したほど。特にオープニングでロブ・ロウらが『白雪姫』の11分間のミュージカルを行ったショーは不評で、手紙には「第61回アカデミー賞授賞式のショーは、アカデミーにとっても映画業界にとっても恥でしかない」と書かれていたそうだ。(Hiromi Kaku)
2019年02月06日今年のアカデミー賞授賞式は、司会者不在のまま開催されることになりそうだとnprなど米メディアが報じている。受賞式を生中継するABCエンターテインメントのキャリー・バーク社長は5日、テレビ批評家協会のプレスツアーで、ケヴィン・ハートの降板後に混乱があったことを認めた上で、「今年の授賞式は視聴者を釘付けにするでしょう」と断言。昨年12月、司会者に決まっていたコメディアンのケヴィン・ハートが、過去に同性愛に対する差別的な思想をTwitter上で発言していたことが明らかとなり降板。その後、代役も検討されたが、結局司会者なしのオスカーナイトを迎えることが決まってしまったようだ。この決断を、バーク氏は「賢明な判断」と自賛する。「プロデューサー陣は、司会者を立てず、プレゼンターと映画にスポットをあてるということに賢明にも立ち戻ったのです」近年、受賞式の司会者にはコメディアンの起用が続いており、シニカルでコメディ色の強い番組になっていたことを暗に批判。「映画の祭典という基本に立ち戻った」ことを強調し、「とてもエキサイティングなオープニングになるでしょう」と自信を覗かせた。司会者のいない受賞式は史上2回目で、前回は1989年に行われた。当時、NPRのマンダリット・デル・バルコは「オープニングでは俳優のロブ・ロウと白雪姫をフィーチャーした残念な歌とダンスが披露された」とレポートしている。第91回アカデミー賞授賞式は米国時間2月24日、ハリウッドのドルビーシアターで行われる。
2019年02月06日4日(現地時間)第91回アカデミー賞にノミネートされている候補者たちのための昼食会が、ロサンゼルスの「ザ・ビバリー・ヒルトン」で開催された。「人気映画部門」の新設の延期、授賞式の放送時間の大幅短縮、歌曲賞のパフォーマンス曲数をめぐる騒動、そしてケヴィン・ハートが司会を辞退してからいまだ新たな司会者が発表されることなく、30年ぶりに「司会者不在」で当日を迎えそうな今年の授賞式。例年に比べて混乱続きではあるが、“良い変化”もあったようだ。映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが昼食会で、「今年は女性の候補者数が過去最高」と述べ、今後も人種、民族性、性別などの多様性を受け入れていくと発言した。(とはいえ、「Daily Mail」紙は、「集合写真に写る候補者のほとんどはいまだ白人男性ばかり」と指摘している)。出席者はレディー・ガガ、ブラッドリー・クーパーら俳優や監督、プロデューサー、衣装デザイナーなど24部門の候補者が集結。日本からは外国語映画賞にノミネートされている『万引き家族』の是枝裕和監督、長編アニメ映画賞にノミネートされている『未来のミライ』の細田守監督らが出席。是枝監督は、巨大なオスカー像の前で像と同じポーズを取って記念撮影をするなど、昼食会を楽しんだもよう。細田監督とのツーショット写真も撮影されていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年02月05日先月、ケヴィン・ハートがオスカーの司会を辞退してから早1か月。2月24日(現地時間)の第91回アカデミー賞授賞式は、30年ぶりに“司会不在”のまま開催される可能性が高くなっているようだ。「Us Weekly」誌などが報じた。オスカーの司会に決定したことを発表した際、ケヴィンは大変喜んでいたが、その直後、過去に同性愛に対する差別的発言をツイートしていたことが発覚。批判を受けて謝罪し、自ら司会を辞退する騒動となった。1月4日、エレン・デジェネレスのトーク番組に出演したケヴィンは、改めて自分の発言で傷ついた人たちに対し謝罪。自身が同性愛者であるエレンから「あなたは成長したし、謝罪した。いまだって、謝っているじゃない。やるべきことをやったわ」と励まされ、もう一度司会をすることを考えてほしいと再考を促されていた。しかしケヴィンの決意は固く、1月9日に出演した情報番組「Good Morning America」で、「もう終わったこと」と改めて今年のオスカーの司会を務めないことを宣言した。ケヴィンが司会を降板してから、新たな司会者選びは難航していると伝えられている。映画芸術科学アカデミーは、30年ぶりに司会者なしのオスカーを開催するという大きな決断を迫られそうだ。(Hiromi Kaku)
2019年01月11日アメリカの男性アイドルグループ「バックストリート・ボーイズ」が、5年振りに来日することが決定しました。ニューアルバム『DNA』の発売を記念して行われる、イベントの情報などをご紹介します。「バックストリート・ボーイズ」好き必見です。「バックストリート・ボーイズ」5年ぶりの来日決定!2018年4月に結成25周年を迎えた「バックストリート・ボーイズ」は、通算9作目となるオリジナル・アルバム『DNA』を、2019年1月23日(水)に発売。メンバーは日本先行リリースに合わせて1月中旬から下旬にかけて日本に来訪し、アルバム・プロモーションのため複数のメディアに出演する予定です。「バックストリート・ボーイズ」とは?BSBこと「バックストリート・ボーイズ」は、1995年にアメリカでデビューした「ニック、ハウィー・D、A.J.、ブライアン、ケヴィン」のメンバー5人からなるスーパーボーイズグループです。これまで、全世界で1億枚以上のCDセールスを記録。世界中に熱狂的なファンが存在しており、日本でも根強い人気を誇ります。代表曲は、「I Want It That Way(アイ・ウォント・イット・ザット・ウェイ)」などです。2019年1月ニューアルバム『DNA』発売決定!2019年1月23日(水)に、5年ぶり・10枚目のスタジオアルバム『DNA』が世界に先駆けて日本で先行発売されます。収録曲3曲がすでに決定しており、ファンにはたまらない一作となっています。グラミー賞ノミネート「Don't Go Breaking My Heart」2018年5月にリリースされた5年ぶりのシングル「Don’t Go Breaking My Heart(ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート)」は、米iTunesで総合1位を獲得。第61回グラミー賞「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートされ、注目を集めました。2018年11月リリース「Chances」2018年11月にリリースされた「Chances」も収録。シンガーソングライターのショーン・メンデスとライアン・テダーの豪華共作により生まれた楽曲です。赤い糸で結ばれた、運命の恋を歌う極上のラヴ・ソングとなっています。ドラマ仕立てのMVもかっこいいですよ。2019年年明けにMVを公開「No Place」年明けに公開されたばかりの「No Place」のMVは、2018年12月にメンバーそれぞれの自宅などで撮影した作品。グループ史上初めて、メンバーが自身の家族と共に出演しています。愛する人と過ごす彼らのレアな姿が見られる作品です。ニューアルバム『DNA』概要・アルバム名ニュー・アルバム『DNA』(ディー・エヌ・エー)・発売日2019年1月23日(水)日本先行発売2019年1月25日(金)デジタル版配信開始・価格2,400円(税抜)・内容日本限定ボーナストラック3曲収録(全15曲)※初回生産分のみ特典封入予定1月19日に都内でライヴ&ハイタッチ・イベントを開催!2019年1月19日(土)には、東京都内でのライヴ&ハイタッチ・イベントの開催が決定しています。2013年10月の来日公演以来となる生のパフォーマンスや、メンバー全員とのハイタッチが楽しめるスペシャルなイベントです。ゲストは、アルバム『DNA』の予約者または、ストリーミング・サービスでアルバム収録曲を多く再生したユーザーを対象に、応募受付が実施されます。イベント名バックストリート・ボーイズ 来日イベント<Japan Fan Event: DNA - Premium>日程2019年1月19日(土)都内某所応募方法
2019年01月10日映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『ゴールデンスランバー』。陰謀に巻き込まれた純朴青年の運命は!?お杉:伊坂幸太郎の小説を韓国でも映画化よ。日本版は、堺雅人主演でヒットしたね。アイドルを助けたことで一躍有名になっていた宅配ドライバーのゴヌが、次期大統領候補暗殺犯に仕立て上げられるの!B子:本当はゴヌも殺されるはずだったのよ。でも、「誰も信じるな」と言い残した旧友ムヨルに救われ、ゴヌの決死の逃亡が始まります。お杉:ある組織の陰謀に巻き込まれたゴヌの運命やいかに!見ればすぐ、組織の正体はわかるんだけど、ここでは言えないわー!B子:次々と刺客がやってきて、大切な人たちにも危害が及ぶ。お杉:監視カメラがあるから潔白が証明されると思うじゃない?ところが、組織は逆手にとる!恐ろしいわ。いったん陰謀のターゲットにされたら一般人は生き延びられない。B子:とはいえ、ゴヌはそこそこ有名人。ほんとの一般人を選んだほうが組織の計画がスムーズに進んだと思わない?お杉:そうなのよ。逆襲するつもりで悲劇を招くゴヌのうかつさにも、ツッコまずにいられない(笑)。B子:それでも憎めないのは、カン・ドンウォンが演じるからこそ。ゴヌの人の良さを体現する彼に惚れぼれするよ。お杉:かと思えば、真逆の顔も佇まいだけで表現しちゃう。うっとり~。B子:ええっ!ハラハラドキドキでしょ!?だって、命からがら逃げなきゃいけないんだよ。お杉:カン・ドンウォンがキュートで、ドキドキします!純粋すぎて善良で、強面のおじさんさえもほだされちゃうんだもの。日本版とディテールも違うから、もちろんサスペンスフルな展開にもハラハラよ。B子:原作読んでいる人も絶対に楽しめると思う。3作品の違いを比較する見方もお薦めよ。『ゴールデンスランバー』監督・脚本/ノ・ドンソク出演/カン・ドンウォン、ハン・ヒョジュ、キム・ソンギュン、ユン・ゲサンほか1月12日よりシネマート新宿ほか全国順次公開。『ライ麦畑の反逆児』(1月18日公開)。いろいろあるけど、ケヴィン・スペイシーってお芝居うまいなとしみじみ思う。(お杉)『クリード 炎の宿敵』(1月11日公開)には、S・スタローンの元妻や親友が出演。人間力のある人なんだな~と感心。(B子)※『anan』2019年1月16日号より。©2018 CJ E&M CORPORATION, ZIP CINEMA, ALL RIGHTS RESERVED(by anan編集部)
2019年01月09日2016年に当時18歳だった男性に対し、性的暴行を行ったとして強制わいせつの容疑で訴追されたケヴィン・スペイシーが、2人の弁護士を伴ってマサチューセッツ州ナンタケットの裁判所に出廷した。原告側によれば、2016年7月、ケヴィンはナンタケットのバーで18歳男性に酒を飲ませて酔わせた後に局部を3分ほどなでたとのこと。この男性はジャーナリストのヘザー・ウンルーの息子で、ヘザーは約1年前にこの事件について公で語り、ケヴィンのことを痛烈に批判していた。「息子はストレートでスターに憧れる18歳でした。まさかあの有名な俳優が、性的捕食者だとか、自分が次の被害者になるだなんて、思いもしなかったのです」、「私はケヴィン・スペイシーが収監される姿を見たい。正義が下されるのを見たい。息子のためだけじゃなく、いまだ真実を語ることのできない被害者たちのためにも」。法廷でケヴィンが言葉を発することはなかったが、弁護士たちは無罪を主張。有罪となれば最大で5年の禁錮刑に科される可能性がある。出廷からわずか数時間後、弁護士たちを乗せ、ケヴィンが運転する車がスピード超過のために警察機関に止められた。「TMZ.com」によれば、違反切符は切られず口頭注意のみに終わったという。(Hiromi Kaku)
2019年01月08日米国時間7日、俳優のケヴィン・スペイシー(59)が2年前にマサチューセッツ州ナンタケットのバーでバーテンダーの男性の下半身を触った強制わいせつ容疑の罪状認否で初出廷した。“初舞台”の場で、スペイシーは容疑を否認し、無罪を主張した。被害を訴えている男性は、シフトが終わった後に個人的にスペイシーと談笑し、酒をおごってもらっていたという。そのうち、スペイシーは男性の太腿に手を伸ばし、ズボンのファスナーを下ろして、約3分間にわたり性器を触り続けたとか。被害者はその様子をSnapchatで撮影し、ガールフレンドに送信したことが明らかとなっている。この映像は公判で陪審員に向けて上映される見込みだ。スペイシーの弁護士は、当時18歳だった被害者が、スペイシーに年齢を訊かれた際に23歳と偽ったことや、「ひどく酔っ払った」と言いながらスペイシーのもとを立ち去らなかったことなどを指摘。CNNによると、この訴訟で有罪となれば、スペイシーは最長で5年間収監されることになるという。次回の聴取は3月4日に予定されている。
2019年01月08日M.ナイト・シャマラン監督が『アンブレイカブル』のその後を描いた衝撃作『ミスター・ガラス』がもうすぐ公開。今回、本作にも出演するスリラー作品になくてはならない存在、“スクリーム・クイーン”たちに注目してみた。ホラーやスリラー映画には、魅力的な悪役だけでなく、画面を彩るスクリーム・クイーンたちも必要不可欠。例えば、『サイコ』(’60)で一躍ブレイクしたジャネット・リーや、『スクリーム』(’96)のネーヴ・キャンベルなどが印象的だ。そしてこの冬も、大注目の新鋭スクリーム・クイーンたちが出演する映画が続々と公開!ここで、気になる3人の“スクリーム・クイーン”たちを紹介。■『アンブレイカブル』のその後を描いた衝撃作『ミスター・ガラス』(1月18日公開)『シックス・センス』(’99)で世界に衝撃を与えたM.ナイト・シャマラン監督が、全米を騒然とさせた『アンブレイカブル』(’00)の“その後”を描く、衝撃のサスペンス・スリラー『ミスター・ガラス』。本作でヒロインに大抜擢されたのが、若干22歳、ホラー映画『ウィッチ』で初映画にして主演を務め一気に知名度を上げたアニャ・テイラー=ジョイ。彼女が“スクリーム・クイーン”として登場する本作は、『アンブレイカブル』の主人公で不死身の肉体を持つデヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)と、生涯で94回も骨折した壊れやすい身体を持つミスター・ガラス(サミュエル・L・ジャクソン)、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)が、精神科医のステイプル(サラ・ポールソン)にある施設に集められるところから始まる。“自分が人間を超える存在=スーパーヒーロー”だと思い込んでいる彼ら。ステイプルは、全て彼らの妄想であることを証明しようと、決して足を踏み入れてはならない“禁断の研究”に挑む…というストーリーだ。今回アニャは、ケヴィンやほかの人格たちが“唯一心を許す少女”ケイシー・クック役を演じている。ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイと超有名俳優3人が揃う本作だが、そんな中でも抜群の存在感を見せつけている彼女から目が離せない。■その少女を助けてはいけない…『ドント・ヘルプ』『グリーン・インフェルノ』『ノック・ノック』の脚本家ギレルモ・アモエドが監督・脚本を手掛けるメキシコ製スリラー『ドント・ヘルプ』に出演したマリア・エボリ。本作は、強盗の3人姉妹が上院議員の家に侵入し、お金を盗もうと計画。首尾よく議員夫婦を椅子に縛り、お金を手にしようとするが、地下から奇妙な叫び声が聞こえ、行ってみるとベッドに縛られた議員の娘を発見。親の残酷な虐待を目の当たりにした姉妹は、少女を助けようと拘束を外すが、それが悪夢の始まりだった――というあらすじ。今回マリアは、この地下室に監禁されていた少女を助けようとする強盗役を演じた。少女を助けたことで始まる悪夢のラストに注目だ。■『X-MEN』シリーズ初のホラー『ニュー・ミュータンツ』(米公開:8月)最後に紹介するのは、大人気『X-MEN』シリーズから、初のホラー映画となる『ニュー・ミュータンツ』に出演するメイジー・ウィリアムズ。ジョシュ・ブーン監督作で、米公開日が2度の変更により最終的に1年半ほど延期されたことも話題に。本作にはメイジーのほかにも、先ほど『ミスター・ガラス』で紹介したアニャや、「ストレンジャー・シングス」でブレイクしたチャーリー・ヒートンが出演。彼らを含めメインキャラとして5人の若きミュータントが登場する。人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのアリア・スターク役でも知られているメイジーが、ホラーというジャンルでどんなスクリーム・クイーンっぷりを見せてくれるのか、早くも世界中から注目が集まっている。今回紹介したのは、いずれもいま注目の美女3人。今回ピックアップした3作品を鑑賞する際は、ぜひこの3人のスクリーム・クイーンの熱演も必見だ。『ミスター・ガラス』は1月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミスター・ガラス 2019年1月18日より全国にて公開©Universal PicturesAll rights reserved.
2019年01月08日『シックス・センス』(99)で世界に衝撃を与えたM.ナイト・シャマラン監督が、『アンブレイカブル』のその後を描く衝撃のサスペンス・スリラー『ミスター・ガラス』(原題:GLASS)。このほど、2019年1月18日(金)の日米同時公開に先駆け、シャマラン監督が謎のベールに包まれている本作について口を開いた。■“スーパーヒーロー”は実在するのか?特殊な能力を持つ3人の男と“禁断の研究”描く本作は『アンブレイカブル』の主人公、不死身の肉体を持つデヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス)と非凡なIQと生涯で94回も骨折した壊れやすい身体を持つ“ミスター・ガラス”(サミュエル・L・ジャクソン)、そして24もの人格を持つ多重人格者“ケヴィン”(ジェームズ・マカヴォイ)が、フィラデルフィアのある施設に集められるところから始まるサスペンス・スリラー。先日公開された予告編は、女性精神科医ステイプル(サラ・ポールソン)がダン、ケヴィン、ミスター・ガラスを前に「私の研究対象は自分のことを“スーパーヒーロー”だと思っている人々」と語りかけるシーンから始まっている。ステイプルは全て彼らの妄想であることを証明しようと、“自分が人間を超える存在=スーパーヒーロー”だと信じる3人に対し、決して足を踏み入れてはならない“禁断の研究”を行うのだ。■アメコミに「幼い頃に夢中だった」『アンブレイカブル』が公開された2000年当時、マーベルコミックなどのアメコミは現在ほど一般的ではなく、一部のファンのものとされていたが、シャマランは「幼い頃からコミックが大好きだったんだ」と自身のフィルムメーカーとしての原点をふり返る。「アメコミは神話的だと思っていた。ギリシャ神話をもっと現代的に語っているものだと。そのことについては、この映画でも語られるよ。小さい頃はとくに『スパイダーマン』に夢中だった。それにテレビの『インクレディブル・ハルク』や『バットマン』も。『ミスター・ガラス』は、幼い頃に夢中だった“スーパーヒーロー”コミックの影響を受けているんだ」と語る。実は公開当時、『アンブレイカブル』もコミック作品の影響を受けている作品だと打ち出したかったが、まだコミックをベースにした映画は商業的ではなかったため、同じシャマラン監督&ブルース・ウィリス主演で大ヒット中だった『シックス・センス』の流れを汲む作品として世に送りだされた。「もし、あの頃に戻れたら、『アンブレイカブル』はアメコミの要素を堂々と前面に押し出すね」。「ブルースとのコンビではあるけれど『シックス・センス』とは全然違う、ということをひたすら観客に訴えるよ」と語るシャマラン監督。『シックス・センス』『アンブレイカブル』、そして『スプリット』など、エンディングの“大どんでん返し”で知られるだけにファンの期待をますます煽っている。『ミスター・ガラス』は2019年1月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミスター・ガラス 2019年1月18日より全国にて公開©Universal PicturesAll rights reserved.
2018年12月11日先週、来年のアカデミー賞授賞式の司会に選ばれ、SNSで喜びを爆発させていたコメディアンのケヴィン・ハートが、自ら司会のポジションを手放すこととなった。司会に決まるや否や、10年前にスタンダップコメディの場ツイッターで、「アンチ同性愛」発言を行っていたことが取りざたされたケヴィン。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーから「きみが公的に謝罪するか、新しい司会を探すことになる」と言われ、ケヴィンは「謝罪はパスする」とSNSで宣言。その理由は、「過去すでに、自分の発言や行動を顧みて、何が正しいことか、悪いことかに向き合ってきた。自分は成長したし、完全に昔とは違う人間だから」だという。そして最終的には、「辞退すること」を発表。「オスカーの司会を辞退することに決めました。素晴らしい才能を持つアーティストを祝う場を、台無しにしたくないからです。過去の俺の心ない言葉でLGBTQコミュニティの方々を傷つけてしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪もしている。「これからも、俺は進化し続けていきたい。目標は、人々(の心)をバラバラにするのではなく、結びつけることです。たくさんの愛と感謝をアカデミーに。また会えることを願って」と結んだ。(Hiromi Kaku)
2018年12月10日コメディアンのケヴィン・ハートが、来年2月24日(現地時間)に開催される第91回アカデミー賞授賞式の司会に決定した。ケヴィンがSNSでオスカー像の写真を掲載するとともに、自ら伝えた。「いままでアカデミー賞の司会になれたらどうするかって聞かれるたびに、俺の答えはいつも同じだった…コメディアンとして二度とないチャンスだろうね。来るべきときに来るって。そのときが来たって言えるのがめちゃくちゃうれしいよ。オスカーの司会になったんだ」とうれしそうにつづっている。View this post on InstagramFor years I have been asked if I would ever Host the Oscars and my answer was always the same...I said that it would be the opportunity of a lifetime for me as a comedian and that it will happen when it’s suppose to. I am so happy to say that the day has finally come for me to host the Oscars. I am blown away simply because this has been a goal on my list for a long time....To be able to join the legendary list of host that have graced that stage is unbelievable. I know my mom is smiling from ear to ear right now. I want to thank my family/friends/fans for supporting me & riding with me all this time....I will be sure to make this years Oscars a special one. I appreciate the @TheAcademy for the opportunity ....now it’s time to rise to the occasion #OscarsKevin Hartさん(@kevinhart4real)がシェアした投稿 - 2018年12月月4日午後5時01分PSTオスカーの司会を務めることは「長年の目標の1つだった」ため、感動しきりのケヴィン。歴代の伝説的な司会者たちに仲間入りすることになり、「信じられない」思いだという。ケヴィンは家族、友達、ファンに感謝し、来年のオスカーを「特別なものにしなきゃね」と決意表明した。昨年、一昨年のオスカーは2年連続でジミー・キンメルが司会を務めたが、生放送の視聴率が予想よりも低く、オスカーを主催する映画芸術科学アカデミーは“テコ入れ”に乗り出した。「人気映画部門」の新設(来年は見送り)、授賞式の時間の短縮、2020年からは日にちを早めるなどの取り組みを発表している。(Hiromi Kaku)
2018年12月05日昨日、「東京コミコン2018」初参加のための緊急来日が決定すると、一時はトレンド入りする事態となったエズラ・ミラー。『ジャスティス・リーグ』などDCコミックス実写映画の“フラッシュ”としてもお馴染みだが、散切り頭でクリーデンス・ベアボーンを怪演した『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を経て、最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でも同役を続投している。そのPRで参加した米サンディエゴの「コミコン」では、「スーパーマリオ」シリーズに登場するキノピコのコスプレで世界中を驚かせただけに、「どんな格好で日本に来てくれるのか楽しみ」とザワつくファンたちが続出。スーパーヒーローであり、「ハリポタ」魔法ワールドを愛するオタクでもあり、自身のセクシャリティを「クィア(queer)」と断言するエズラ。そんなエズラこそ、誰よりも“ファンタスティック”な存在といえそうだ。ミステリアスで妖艶な魅力を放つ若きカメレオン俳優1992年生まれ、現在26歳のエズラは、モダンダンサーの母と出版社役員の父のもとに育ち、幼少期にメトロポリタン・オペラで声楽のトレーニングを受け、吃音症を克服。子役として舞台に立ったこともある。16歳の時、映画デビューにして初主演となったインディーズ作品『Afterschool』(原題)では、ネット動画にハマりすぎてしまう高校生を演じた。その後、「カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常」(08)、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」(09)、「ロイヤル・ペインズ救命医ハンク」(09~11)と人気海外ドラマのゲスト出演で鮮烈な印象を放ち、注目を集めるように。カンヌ映画祭で絶賛を受けた『少年は残酷な弓を射る』(11)では、悪魔のような狂気で母親(ティルダ・スウィントン)の精神を崩壊させるミステリアスな美少年ケヴィン役を狂演、日本でも多くの女性ファンを熱狂させた。続いて、ドラッグまみれの暴走男子を演じた『アナザー・ハッピー・ディ ふぞろいな家族たち』、さらにエマ・ワトソン、ローガン・ラーマンと共演し、ゲイの青年を演じた『ウォールフラワー』でその変幻自在な魅力を開花させていく。ミア・ワシコウスカの不倫相手を艶やかに演じた『ボヴァリー夫人』、人気コメディ女優エイミー・シューマーのインターンを演じた『エイミー!エイミー!エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』などが相次いで日本に上陸。そして、強大な魔力を内に閉じ込めてしまったクリーデンスを演じた『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(16)と、いたずらっ子のような新人ヒーローのフラッシュを演じた『ジャスティス・リーグ』(17)という対照的な2本の大作映画で人気を不動のものにする。「もともとDCワールドが大好きだし、それに『ハリー・ポッター』も大好きだった」と2016年の「ファンタビ」インタビューで語ったエズラは、特に「ハリポタ」の世界は「僕の人生を形成したというくらいの影響を受けていた」と公言する。クリーデンスという、愛を求め、自分は何者なのかを求める謎多きキャラクターにより深みと奥行を与えているのは、エズラ自身がこの魔法ワールドの熱烈な“信奉者”であることも大きい。コミコン&プレミア…性別にとらわれない唯一無二の存在感を発揮また、184cmというスタイルのよさから「プラダ(PRADA)」2013年秋冬メンズのキャンペーンモデルに選ばれたこともあるエズラ。だが、このところ注目を集めているのは、エズラの自己表現そのものであるファッションスタイルだ。日本のマンガやアニメ、ゲームなどもこよなく愛するエズラは、世界最大級のポップカルチャーの祭典である「コミコン」でのコスプレが大きな話題となった。コミコン初体験の2016年『ジャスティス・リーグ』のイベントには、『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフの扮装に“フラッシュ”の赤いキャップで登場。翌年も同じく『ジャスティス・リーグ』で、自身も大好きだという「鋼の錬金術師」の主人公エドのコスプレで参加し、ファンを喜ばせた。コミコンハガレンの次はキノピコ!今年7月、最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を引っさげた際には、ピンクのキノピコのコスプレにセクシーなレースのガーターベルトを合わせて登場し、会場を沸かせた。現地メディアの取材には「キノピコは『任天堂』のファンタスティック・ビーストだから」と語っていたエズラ。さらに、キノコ族のジェンダーは曖昧であると、かつてゲーム開発者が語っていたこととも関係があるらしく、奇抜に見えてもちゃんとエズラなりの意味があってのコスプレだった。キュートなキノピコの姿のまま、お披露目された予告映像について「萌えるシーンしかない、すごすぎ!ホグワーツ、ダンブルドア、ニフラーたくさん、(ニコラス)フラメルだよ!?」と生粋のファンと同じ反応で興奮気味に話す姿は、愛さずにはいられない。また、サンディエゴ・コミコンでは、エズラがドラムとボーカルを務めているインディーズ・バンド「Sons of an Illustrious Father」のメンバーもお揃いで、キノピオとキノじいになっていた。パリプレミアレッドカーペットがまるでファッションショーにそして、日本時間11月9日に行われたパリプレミア。フランス発祥のプレミアムダウン・ブランドの老舗「モンクレール(Moncler)」が「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のデザイナー、ピエールパオロ・ピッチョーリとコラボした「モンクレール ピエールパオロ・ピッチョーリ(Moncler Pierpaolo Piccioli)」の2018年秋冬コレクションで登場し、またも世界をアッといわせることに。全身黒一色、それに合わせたリップ、コンパクトなフードにボリューミーなAラインのシルエットは異彩を放ち、「ガガ様みたい」「レカペがファッションショーになった」などの声が上がった。今回の最新作では、エズラ演じるクリーデンスを追ってニュート(エディ・レッドメイン)やグリンデルバルド(ジョニー・デップ)がパリに集結、“黒い魔法使い”グリンデルバルドがパリを闇に包んでしまうためか否か、同コレクションには豊富なカラーバリエーションもある中、あえての黒1択。また、寒い中でドレスを着なければならない女性セレブを慮っての衣装との意見もファンから上がっている。ロンドンプレミアヘドウィグで聖地降臨一転、「ハリポタ」「ファンタビ」のお膝元・ロンドンでのプレミアでは、真っ白なふわふわのスタイルで登場。ツンツンヘアにシルバーのラメを利かせたメイクで、フクロウの指人形も。ハリーのペットであるフクロウ、ヘドウィグに敬意を表した様子で、もはや神々しいというのか、神がかった再現性。手のひらには一面、“許されざる呪文”の1つ「アバダ・ケダブラ」の文字がぎっしりだ。これは「ジバンシィ(GIVENCHY)」の2018-19秋冬オートクチュールコレクション。そのふわふわを、エディやジョニーもひそかになでなでしていたらしい?性別、国境…あらゆるボーダーを超える存在クリーデンスからフラッシュまで演じ分けられる演技力、ミステリアスなルックス。その反面、おしゃべり大好き、周囲に気配りできる愛されキャラである素のギャップ。エズラの魅力は尽きないが、こうしたエズラのファッションは、「奇抜」「衝撃」という言葉だけでは片づけることはできない。先日アメリカで発表された「プレイボーイ」のグラビアでも、エズラはバニーの姿となり、とんでもないほどの色気を見せつけている。女性だけが体を売り物にされていいはずない、そんなメッセージも受け取れる。性別にとらわれず、ゲイでもない「クィア」を自認する彼は、「ハリウッド・リポーター」のインタビューでは複数と恋愛関係になる「ポリアモリー」についても語り、自身の「#MeToo」ストーリーとして未成年のときのセクハラ被害を告白している。自らのアイデンティティについてオープンにし、それを体現してみせる姿はセクシャリティに悩んでいたり、生きづらさを抱えていたりする人々の背中を押す。ジェンダーをはじめ、国籍も文化も、あらゆるボーダーを軽々と、“そんなものはありません”と言わんばかりに飛び越えていくエズラ。「ファンタビ」で、自分の役以外で演じてみたい役はクイニーだという。それが、エズラだ。男性も女性も隔てなく、“人”として、ただ“人”を愛する。以前、映画は「僕が知る限りで人間が実際にできる最高の魔法」と語っていたが、そんなあなたこそ、この世界を縦横無尽に飛び回る唯一無二の魔法使いではないかと思えてくる。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年11月20日映画『ミスター・ガラス』が、2019年1月18日(金)より全国公開される。出演は、ブルース・ウィリス、サミュエル・L.ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイ。『アンブレイカブル』×『スプリット』その後を描く続編『ミスター・ガラス』は、サスペンス・スリラー映画『アンブレイカブル』(2000年)とサイコスリラー映画『スプリット』(2017年)の続編となる物語。『アンブレイカブル』は、ごく平凡な警備員のデビッド・ダンが、骨形成不全症という難病を患ったコミックコレクターのイライジャ(ミスター・ガラス)との出会いによって、不思議な能力に目覚めていくというストーリーだ。一方の『スプリット』は、潔癖症の男デニス、物腰柔らかな女パトリシア、無邪気な9歳の少年ヘドウィグといった幾つもの人格を持つ主人公ケヴィンに、拉致監禁されたケイシーら女子高生3人の戦いを描いたサスペンス。2017年に公開されて反響を呼んだ。特殊な能力をもつ3人の男と“禁断の研究”それら2作品の続編となる『ミスター・ガラス』には、2つの物語がクロスオーバーする。『アンブレイカブル』の主人公デヴィッド・ダンと“ミスター・ガラス”に加えて、『スプリット』からは24もの人格を持つ多重人格者“ケヴィン”が登場。ある施設に集められた彼ら3人は、特殊な能力を持ち、自らを「人間を超える存在だ」と信じている。一方、精神科医のステイプルは、それら全て彼らの妄想であることを証明しようと試みる。だが、彼女の研究は、決して足を踏み入れてはならない“禁断の研究”だった。果たして“スーパーヒーロー”は実在するのか?そして、最後に驚くべき“真実”が明らかとなる。監督は、スリラー映画の鬼才M.ナイト・シャマラン1999年の『シックス・センス』で映画界にその名を知らしめたM.ナイト・シャマラン。その後、発表された『アンブレイカブル』は、『シックス・センス』で世界に衝撃を与えたシャマランとブルース・ウィリスが再びタッグを組んだ作品として注目された。シャマランは、しばしば酷評を受けながらも、魅力的な作品は多数。彼の作品は、見るものをじわりじわりと恐怖の世界に引き込む独特の世界観で知られている。また、予想を覆す“まさかの結末”も見どころだ。『アンブレイカブル』も『スプリット』もその特徴をもつ作品に数えられる。『ミスター・ガラス』もエンディングに衝撃の仕掛けがあるそうで、彼自身が「観客はエンディングを気に入ってくれると思う。楽しみにして欲しい」と示唆しているとのこと。また、構想自体は『アンブレイカブル』制作時からあったといい、18年間「ミスター・ガラスとダンがあの後どうなったか?を考えていた」のだという。サミュエル・L・ジャクソン&ジェームズ・マカヴォイ&ブルース・ウィリスが出演『アンブレイカブル』に引き続き、デヴィッド・ダンを務めるのは、『ダイ・ハード』でもお馴染みのブルース・ウィリス。映画のタイトルにもなる、ミスター・ガラスを演じるのは、毎年のようにヒット作への出演が続くサミュエル・L.ジャクソン。また、『X-MEN』シリーズでプロフェッサーX役も演じるジェームズ・マカヴォイが、『スプリット』から引き続きケヴィン役として続投する。ストーリー3人の特殊な能力を持つ男が集められ“禁断の研究”が開始された。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、そして、非凡なIQと生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス…。彼らは人間を超える存在なのか?最後に明らかになる“驚愕の結末”とは?M.ナイト・シャマラン監督が『アンブレイカブル』のその後を描く、衝撃のサスペンス・スリラー。詳細『ミスター・ガラス』公開日:2019年1月18日(金)全国ロードショー監督・脚本:M.ナイト・シャマラン出演:ブルース・ウィリス、サミュエル・L.ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイ、配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン原題:GLASS
2018年11月11日世界を熱狂させた、アメリカ・ポップシーン史上最高の歌姫ホイットニー・ヒューストン。その知られざる素顔に迫るドキュメンタリー『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』の予告編映像が解禁された。ホイットニー・ヒューストン財団が初公認となる本作のメガフォンをとったのが、『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』などを手掛ける、アカデミー賞受賞監督ケヴィン・マクドナルド。世間にあふれたゴシップにとらわれることなく、膨大な映像記録を丹念にリサーチ。初公開となるホームビデオや貴重なアーカイブ映像、未発表音源とともに、家族、友人、仕事仲間などの証言を紡ぎ合わせることで見えてきたホイットニーの真の姿を描いている。今回解禁された予告映像では、80年代のアメリカ・ポップシーンに彗星の如く現れたデビュー当時の瑞々しい姿や圧巻の歌声で頂点を極めたホイットニーの姿が映し出される。一方で家族の前で見せる満面の笑顔や“ニッピ―”という呼び名で呼ばれる幼少期の貴重な家族写真、上手くいかなかった結婚や薬物問題などで世間を賑わせていた晩年、そしてスター故に多くの人にしがみつかれ、それでも1人で戦っていた彼女の苦しみなど、メディアには見せないステージを降りた1人の女性としての姿も捉えている。なお、ナレーションは小林克也氏が務める。伝説の歌姫ホイットニー・ヒューストンの笑顔の裏に隠された知られざる真実の一端はこちらの映像から確認してみて。『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』は2019年1月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~ 2019年1月4日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 WH Films Ltd
2018年11月07日マーベル・スタジオ最新作、映画『キャプテン・マーベル』が、2019年3月15日(金)より全国の劇場で公開される。記憶を失った女性ヒーロー“キャプテン・マーベル”『キャプテン・マーベル』では、マーベル史上初の、女性ヒーロー単独主役の主人公“キャプテン・マーベル”が登場。過去の記憶を失っている彼女。アベンジャーズが結成される以前の1995年を舞台に、その記憶に仕掛けられた衝撃の事実を巡るサスペンスフル・アクション・エンターテイメントが展開され、アベンジャーズ誕生のきっかけとなるマーベル最重要ヒーローの始まりが明かされる。ロサンゼルスのビデオショップに空から降ってきた謎の女性。驚異的なチカラをもつ彼女は、身に覚えのない“記憶”のフラッシュバックに常に悩まされていた。そして、その記憶に隠された秘密を狙うのは、自在に姿を変える正体不明の敵…。キャプテン・マーベルはやがて最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”を結成することとなる若き日のニック・フューリーと共に、自らの記憶をめぐる戦いに立ち向かっていく!彼女の記憶に隠された秘密とは? 彼女は一体、何者なのか?真実が明らかになるとき、すべてが覆るー。ブリー・ラーソン主演過去の記憶を失ったミステリアスな女性ヒーロー“キャプテン・マーベル”を演じるのは、『ショート・ターム』で才能を開花させ、2015年『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。マーベル史上最強ともされる力を持ちつつも、本当の自分を求め、失った記憶の秘密を解き明かそうと戦う複雑なキャラクターを演じる。また日本版オリジナルポスターでは、戦闘機を操縦する姿や“USA”のロゴ入りTシャツを纏う姿など、彼女の記憶のフラッシュバッグを映し出した姿も。彼女は地球との関係も持っているのだろうか?謎に包まれた秘密を解き明かす手がかりとはー。また、日本語版は、ブリー・ラーソン演じる主人公キャプテン・マーベル役を水樹奈々が担当。ジュード・ロウ演じるスターフォースの司令官役には森川智之、チームの有能なスナイパーであるミン・エルヴァ役には日笠陽子、青年アット・ラスを『NARUTO-ナルト-』サイ役の日野聡、キャプテン・マーベルの宿敵タロス役には関俊彦が抜擢されている。豪華キャストも集結その他、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』『シャーロック・ホームズ3』の公開を控えるジュード・ロウ、「アベンジャーズ」シリーズや『キングコング:髑髏島の巨神』などで活躍するサミュエル・L・ジャクソンら豪華キャストが集結する。メガホンを取るのは、マーベル初の女性監督となるアンナ・ボーデンと、ライアン・フレック。謎多き女性ヒーローを、豊かな人間ドラマとスリリングなアクションで描く。特製カード付き前売券特製カードセット付き前売り鑑賞券が、2019年2月15日(金)より発売される。特典として、3枚1セットのコレクタブルカードを、「キャプテン・マーベルセット」と「スターフォースセット」の2種用意する。絵柄には、主人公のキャプテン・マーベルをはじめ、彼女が所属するスターフォースのメンバーをあしらったものや、本作で重要なキャラクターとなる(?)猫のグースをモチーフにされたものなどが登場する。ストーリー記憶を失ったヒーロー、キャプテン・マーベル。彼女の過去に隠された“秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独や不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。果たして彼女は記憶を取り戻し、この戦いを終わらせることができるのか?そして、最後につかむ“衝撃の真実”とは…?禁断の記憶の謎を追う、サスペンスフル・アクションが幕を開ける!詳細映画『キャプテン・マーベル』公開日:2019年3月15日(金)全国公開出演:ブリー・ラーソン、ジュード・ロウ、サミュエル・L・ジャクソン、クラーク・グレッグ監督:アンナ・ボーデン/ライアン・フレック製作:ケヴィン・ファイギ配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン■キャプテン・マーベル』コレクタブルカードセット(3枚1組)付ムビチケカード発売日:2019年2月15日(金)価格:一般券 1,400円(税込)※前売り特典は無くなり次第終了。※ムビチケカード1枚につき、特典1つ。※販売は一部劇場を除く。 ※コレクタブルカードセットは劇場販売限定特典。
2018年11月04日「13の理由」のハンナ・ベイカー役で大ブレイクを果たしたキャサリン・ラングフォードが、来年5月3日全米公開の『アベンジャーズ4』(仮題)に出演しているという。「The Wrap」が報じた。カメオ出演なのか、はたまた物語の中心となるキャラクターなのか…。徹底した秘密主義で知られるマーベルは、キャサリンが演じている役についてまだ明らかにしていない。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で起きた悲劇、残ったヒーローたちとキャサリンがどのように関わるのかが気になるところだが、現時点では正式なタイトルも予告編も公開されていない状況だ。「Digita Spy」によれば、先週マーベルの社長のケヴィン・ファイギが、「予告編は今年の終わりまでには公開する」と話したとのことだ。「13の理由」でゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされ、絶好調のキャリアを築き人気を獲得したキャサリン。「13の理由」はシーズン3の製作が決定し、キャサリンは出演しないことを明言したが、Netflixつながりで「Cursed」(原題)という新しいドラマの主演が決定している。『アベンジャーズ4』のキャサリンのキャラクターについて、続報に乞うご期待!(Hiromi Kaku)■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2018年10月29日全米で今年1月に公開され、世界で大ヒットを記録した『ブラックパンサー』の続編が製作に向けて動いていることが明らかにあった。「The Hollywood Reporter」によると、いまから数ヶ月前、製作側が前作で共同脚本と監督を担当したライアン・クーグラーと再び契約を結んたとのこと。来年後半か2020年のはじめに撮影を開始する予定だという。続投するキャストはまだ発表されていない。『ブラックパンサー』公開後の3月、マーベルのケヴィン・ファイギ社長は大ヒットを受け、「特に具体的に何か言えることはないけれど、絶対に(続編を)やるよ!」とコメントしていた。「2作目をどんな風にしたいかというアイデアもあるし、方向性も確実に定まっているんだ」とも。クーグラー監督は現在『ブラックパンサー2』(仮題)のほかに、『ブラックパンサー』でエリック・キリモンガーを演じたマイケル・B・ジョーダンを主役に据えた『Wrong Answer』(原題)の監督、『Space Jam 2』(原題)をプロデュースすることも決定している。『ブラックパンサー2』の脚本は,2019年に入ってから執筆を始めるようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2018年10月12日来年1月に日本でも公開される『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』の予告編とポスタービジュアルが解禁となった。主演にニコラス・ホルトを迎え、J.D.サリンジャーの半生が描かれる。英米文学を代表する“青春バイブル”である「ライ麦畑でつかまえて」。原作者であるJ.D.サリンジャーが2019年1月1日に生誕100周年を迎える。それを記念して製作された『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』は、いままで語られてこなかったJ.D.サリンジャーの半生を綴る自伝的作品。第二次世界大戦後のN.Y.を舞台に、若きサリンジャーの日々が映し出される。主演のサリンジャー役には、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『X-MEN』ニコラス・ホルト。また、サリンジャーの才能を見出した編集者、ウィット・バーネットをケヴィン・スペイシーが演じる。そして、『大統領の執事の涙』で脚本を担当し、俳優でもあるダニー・ストロングが本作で初めて長編映画のメガホンをとった。今回公開となったのは、物憂げな表情でタバコを片手に佇むサリンジャーの姿が印象的なポスター。どこかミステリアスな雰囲気は、「ライ麦畑をつかまえて」の誕生の謎、また、サリンジャー自身の作家人生の謎を彷彿とさせる。“孤高の天才”とも言われた理由が明かされる本作の期待が、さらに高まるビジュアルとなっている。また同時に予告編も解禁となった。学生時代から始まり、作家としてのデビュー、挫折、戦争、出会いといったサリンジャーの人生のターニングポイントであろうシーンが散りばめられた予告編。主演のニコラス・ホルトやケヴィン・スペイシーの演技力を垣間見ることができる。『ライ麦畑の反逆児ひとりぼっちのサリンジャー』は2019年1月18日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年10月05日2019年に独自のストリーミング配信サービスを展開予定のディズニーが、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のヒーローたちのドラマ制作を企画しているという。「Variety」誌によれば、現在企画に上がっているのは、『マイティ・ソー』シリーズのロキを主役とした単独ドラマ。ディズニーはほかにも『アベンジャーズ』シリーズのスカーレット・ウィッチや、過去に単独映画が作られていないキャラクターのドラマを制作していきたいと考えているようだ。キャストに関しては、映画でロキを演じているトム・ヒドルストン、スカーレット・ウィッチを演じているエリザベス・オルセンを起用する意向を示しているという。ディズニーとマーベルは公式なコメントを出していないが、それぞれのシリーズは6話から8話の構成予定で、大作映画に匹敵する制作費がかかることが見込まれている。マーベル・スタジオが制作を担当し、同社社長のケヴィン・ファイギが実質的な指揮をとるもよう。ディズニーは、すでにストリーミング配信サービスで確固たるポジションを築いているNetflixやAmazonとは一線を画す作品を目玉商品として確保していきたいとのことで、『スター・ウォーズ』の実写版ドラマや「ハイスクール・ミュージカル」のドラマ化、実写版映画『わんわん物語』や『ダンボ』の製作にも取り組んでいる。(Hiromi Kaku)
2018年09月20日時空を超えた男女の“入れ替わり”を描いた大ヒットアニメ『君の名は。』は、名匠・大林宣彦監督の1982年の『転校生』を彷彿とさせると話題となった。同作は、転校してきた女子生徒(小林聡美)と幼なじみの男子生徒(尾美としのり)の心と体が、神社の階段から転げ落ちたことで入れ替わってしまう“入れ替わり”映画の元祖的な作品。こうした“入れ替わり”の物語は、いつの世も国境を超え、形を変えて登場してきたジャンルであり、観る者をその奇想天外な設定に引きませるためには、役者の演技力が何より不可欠。そこで今回は、土屋太鳳&芳根京子という二大若手女優が新境地を見せる『累-かさね-』や、「ジャニーズWEST」重岡大毅&神山智洋らの演技が絶賛されているNetflixオリジナル「宇宙(そら)を駆けるよだか」をはじめ、新旧の“入れ替わり”作品をピックアップ。そこには、相手への愛憎が強ければ強いほど、また、その関係が密であればあるほど、清濁入り交じった“人間のリアル”があぶり出されている。リンジー・ローハンが“母”と入れ替わり!『フォーチュン・クッキー』(2003年)いまでは“お騒がせ”セレブの1人となってしまったリンジー・ローハンが、双子を一人二役で演じた『ファミリー・ゲーム 双子の天使』(’98)の後、『ミーン・ガールズ』(’04)と合わせて大ブレイクするきっかけとなった母娘の“入れ替わり”映画。先日亡くなったバーバラ・ハリスとジョディ・フォスターで描かれた1976年の『フリーキー・フライデー』のリメイク。ロックが大好きな娘アンナ(リンジー)と、再婚を控える生真面目な精神科医の母テス(ジェイミー・リー・カーティス)、いつもけんかが絶えない2人は、食事に行った中華レストランでも言い争いに。そんなとき、2人が手に取ったフォーチュン・クッキー(おみくじ入りクッキー)をきっかけに心と体が入れ替わり!母の体のまま結婚することは絶対イヤなアンナの必死の抵抗や、憧れのイケメンと“中身が母”のアンナの恋なども描かれ、たっぷり笑った後にホロリとなる、観た後に元気が出る青春コメディ。入れ替わったからこそ初めて気づく、親子の本音には注目!菅田将暉×遠藤憲一、総理とダメ息子の奮闘劇「民王」(2015年)遠藤憲一が“民の王”である総理大臣、菅田将暉がその息子のナヨナヨ男子を演じてW主演。池井戸潤の人気小説を原作に、山田孝之&菅田さんの「dele」や「トリック」シリーズと同じテレビ朝日金曜ナイトドラマ枠で放送されたヒットドラマ。総理の公設第一秘書・貝原を演じた高橋一生のブレイクのきっかけとなった1作でもあり、スペシャルドラマほか、貝原が主人公の「民王スピンオフ~恋する総裁選~」も人気を博した。ある陰謀により、現職の総理・武藤泰山と大学生の息子・翔が入れ替わり、国会はもちろん日本中も大混乱!?遠藤さんの風貌で、中身は少々足りないところのあるピュアな大学生、菅田さんの外見で、中身は情に厚い50代の総理という強烈なギャップ、それぞれの表情豊かな演技や濃すぎる登場人物たちも相まって爆笑必至。“中身が息子”の総理が、「何かがおかしいよ」と日本の社会に物言いをつけていく姿も爽快だ。また、かつて仲のよかった親子は、父が政治家として台頭していくにつれ、疎遠に。愛し方がわからなくなった父子の確執と関係の再生も見どころの1つであり、2人の入れ替わり描写は“魂”らしきものが風船のように体から飛び出していく、という点も入り込みやすいものだった。このほか、“親子”の入れ替わりとしては新垣結衣×舘ひろし「パパとムスメの7日間」も話題となった。急ブレーキをかけた電車から投げ出されたことからサラリーマンの父と女子高生の娘が入れ替わり、それぞれの立場で奮闘する、五十嵐貴久のヒット小説が原作のハートフルコメディ。韓国では映画化もされている。また、東野圭吾原作の『秘密』は、事故に遭い昏睡状態となった娘(広末涼子)の体に、同じ事故で亡くなった母の魂が乗り移るというものだった。知英×竹中直人、笑うに笑えない入れ替わり!?『レオン』(2018)「民王」では総理のライバル議員である父(草刈正雄)と入れ替わってしまう娘を演じていた知英が、今作ではなんと個性派俳優・竹中直人と入れ替わることに!スマホマガジン「Hot-DogPress」で連載された清智英と大倉かおりによる人気漫画が原作。彼氏にフラれ、会社もクビになった地味なOL・小鳥遊玲音と、彼女が務めていた老舗の食品会社社長・朝比奈玲男が、ある日、同じ車の事故に巻き込まれたことから“スイッチング”。玲音は周囲から煙たがれるほどの、根っからのネガティブ思考人間。一方、玲男は誰の意見にも耳を貸さない、セクハラも日常的な超ワンマン社長。性別、社会的地位、性格も何もかもが正反対の2人が入れ替わると、さまざまな問題が次々と表出していく…。玲男の会社を乗っ取ろうとするゲス男の税理士役で山崎育三郎、“中身は玲男”の遊玲音に恋してしまうサラリーマン役で吉沢亮らも好演。池田イライザの中に吉沢亮!?「ぼくは麻理のなか」(2017年)今年、主演映画『ルームロンダリング』に『SUNNY 強い気持ち・強い愛』『億男』と話題作が相次ぐ池田エライザ、『銀魂2掟は破るためにこそある』「サバイバル・ウエディング」でも話題の吉沢さんが共演した男女の“入れ替わり”ドラマ。映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』やTVアニメ「惡の華」など映像化が続く押見修造の漫画が原作。大学も行かず、ゲームばかりの自堕落な生活を送る小森功。ある日、功が目を覚ますと、彼が密かに思いを寄せていた女子高生の芳崎麻理の姿になっていた!?ところが、功自身の体に麻理の心が入った様子はなく、彼女はどこへ行ってしまったのか…。入れ替わりものは数あれど、その対象が自分の好きな人だった場合は一体どうなるのか。押見作品らしい思春期ならでは嫉妬や劣等感なども生々しく描きつつ、“自分は何者なのか”と問う本作では、池田さん、吉沢さんのこれまでにない艶シーンも印象的。ゲームの中では別人に!『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017年)自分に自信がなく、劣等感を抱えるオタク高校生が、ゲームの中ではムキムキの頼れるヒーローとなる本作。ロビン・ウィリアムズ出演の1996年公開『ジュマンジ』へのリスペクトを込めながら“体感型アトラクション・ムービー”として生まれ変わり、全米はじめ世界で予想のナナメ上ゆく大ヒットを記録。続編も製作される。学校の地下室で「ジュマンジ」と書かれた古いTVゲームを発見した高校生4人組。ゲームオタクの主人公は筋肉ムキムキで勇敢な冒険家(ドウェイン・ジョンソン)に、アメフトのスター選手はアレルギー持ちの小柄な男(ケヴィン・ハート)に、ネクラな不思議系女子はタフな最強女子(カレン・ギレン)に、インスタ命の女子高生は冴えないぽっちゃりおじさん(ジャック・ブラック)へとキャラ変!ハラハラさせるド派手な展開の中に、“自分らしくあること”という青春映画としてのメッセージも盛り込まれている。最も憎む相手の顔になる『フェイス/オフ』(1997年)ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジというクセがスゴい実力派俳優が、同じく独特のクセを持つジョン・ウ-監督のもとで共演したアクション大作。テロリストと彼を追うFBI捜査官、この世で最も憎み合い、いがみ合う者同士が外科手術により“顔を入れ替える”、という衝撃の設定が話題となった。FBI捜査官のアーチャー(トラボルタ)は潜入捜査と復讐のため、昏睡状態の“宿敵”・トロイ(ケイジ)の顔面を移植。すると、目を覚ましたトロイはアーチャーの顔面を移植し、彼の前に現れる。どっちがどっち!?の壮絶な銃撃戦と、極悪人から正義の男へ、そしてその逆と、見事な入れ替わりぶりを見せるトラボルタとケイジの演技は必見。男女4人の熱演に惹きつけられる「宇宙(そら)を駆けるよだか」(2018)外見の美醜や劣等感をテーマにした“入れ替わり”といえば、Netflixオリジナルドラマの今作も要注目! 「別冊マーガレット」で連載された川端志季による漫画が原作。『溺れるナイフ』でも好演を見せた重岡大毅、「名奉行!遠山の金四郎」にレギュラー出演する神山智洋という「ジャニーズWEST」の2人がW主演、さらにNHKのドラマ「透明なゆりかご」が話題を呼んでいる清原果耶で幼なじみの3人を演じ、『ソロモンの偽証』から『SUNNY強い気持ち・強い愛』などに続々抜擢されている富田望生が、容姿にコンプレックスを持つキーパーソンとなる少女を演じる。水本公史郎(神山さん)から告白され、つき合うことになった小日向あゆみ(清原さん)は初デートの日、目の前でビルの屋上から飛び降りたクラスメイトの海根然子(富田さん)と体が入れ替わってしまう。そのことを誰にも信じてもらえず絶望するあゆみだったが、彼女に想いを寄せる火賀俊平(重岡さん)がいち早く入れ替わりに気づく。やがて水本も気づくが、「俺が好きなのはあゆみちゃんの顔だ。だからこのまま付き合うよ」と冷たく言い放ち、“中身があゆみ”の然子は変わらずクラスでハブにされる。世界190か国で配信されている本作の英タイトルは、文字通り「Switched」(入れ替わり)。然子と俊平は元に戻る方法を試行錯誤するが、その中には“階段から落ちる”も!そんな彼らに渦巻く羨望や嫉妬は、本当に外見の美醜だけから来るものなのか。『ライアーゲーム』シリーズや『信長協奏曲』の岡田道尚の脚本と「人は見た目が100パーフェクト」を手がけた松山博昭の演出のもと、実力ある若手たちが見せる熱演に引き込まれる。土屋太鳳×芳根京子、人生さえ奪う入れ替わり『累-かさね-』(2018)「まれ」の土屋太鳳、「べっぴんさん」の芳根京子という国民的ドラマ=連続テレビ小説でブレイクした、爽やかで清純派の“朝ドラ”ヒロインが、がっつりの初共演でセルフイメージを破壊するダーク・シンデレラストーリーに挑む。人気漫画の実写映画化は何かと物議を醸すものだが、今作では原作者・松浦だるま自身が「主演お二人と監督の原作への解釈は深く鋭い」とツイートするなど、映画に大絶賛を贈るという異例の(?)事態も話題となっている。美しい顔を持つも、舞台女優としては評価が今ひとつのニナ(土屋さん)、カリスマ女優だった母ゆずりの天才的な演技力を持つも、顔に大きな傷を持つ累(芳根さん)。“美貌”と“才能”、互いの足りない部分を埋めるように導かれ、出会った2人は、互いの目的のため、不思議な口紅の力を借りたキスで入れ替わる。だが、あるきっかけから2人の立場は逆転、“中身が累”のニナが新進舞台女優として脚光を浴びるようになり…。自分にはない才能、誰からも好かれる美貌への劣等感と自己否定、その誰かになりたいと願う欲望に満ちた渇望、そして初めて味わう優越感から湧き出る自信と快感。それに押されるように、累はニナとキスの入れ替わりを繰り返すうち、次第に狂気にとらわれていく。ロシアの劇作家チェーホフの4大戯曲のひとつ「かもめ」、オスカー・ワイルドの頂点的作品「サロメ」という名作舞台を通して、対照的な2人のアイデンティティと運命はさらに浮き彫りになる。同じ顔をしていても、ときに累であり、ときにはニナであるという、それぞれが2人1役という点も難しいはずだが、土屋さんも、芳根さんもそれぞれの役柄を全身全霊で演じており、2人の熱演には「ゾクゾクしっぱなし」「脳みそが鳥肌立ってる」「2役の演じ分けがすごい」「感性と技術を総動員して演じ切った」など、絶賛の声がSNSに続々。原作は完結したが、続編もあり得そうなラストは、鑑賞後も思考と感情を支配してやまず、今年一番の衝撃を与えてくれるのは確かだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミングジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開累-かさね- 2018年9月7日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018映画「累」製作委員会 ⓒ 松浦だるま/講談社
2018年09月10日身長わずか1.5cm! 映画史上“最小にして最強のヒーロー・コンビ”が贈るマーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ』(8月31日公開)を引っ提げ来日したアントマン役のポール・ラッドを直撃! 続編でも同シリーズならではのお笑い要素は健在だが、子供にも愛されるアントマンも魅力とは? また、ハローキティのペッツが巨大化する話題のシーンについての秘話や、アントマンとしての野望など、本人に聞いた。――アントマンは、ともすれば重くなりがちなアベンジャーズの中でも、清涼剤的な役割も果たしていると思いますが、いかがでしょうか?MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中にいながら、しっかりとした個性を持っている点が気に入っている。ユーモアがあり、家族の物語でもあるので、ほかのMCU作品とは違う。この作品はすべての年代のファンが楽しめるけど、小さな子はほかのMCUは怖くて観られないものもある気がする。僕の子どもたちもアントマンの大ファンだ。初めて観た僕の作品でもあった。以来MCUにハマっているけれど。――アリの造型など、子どもにはショッキングそうですが(笑)いまは8歳だけれど、1本目は4歳か5歳の時にみせてね。でも、それまでは虫が大嫌いだったけれど、それ以来虫が大好きになったほどだよ(笑)。アリを見かけると、「パパ、これお友だち?」と聞くようになった。子どもたちにとって虫に親近感が持てるという、そういう効果がある(笑)――もうお父さんのお仕事を理解してるんですね!そう理解している。息子が小さかった時に映画館で僕の映画のポスターを見て、そこに僕の顔があったようで、その時は映画館で働いている人だと思ったみたいだ。数年かかって俳優だったことに気付いたみたい(笑)(C)Marvel Studios 2018――子どもといえば、ハローキティのペッツが巨大化するシーンが日本でも話題になっていますが、あなたのアイデアですか?前作では機関車トーマスが出てきて、それが巨大化することが面白かったんだよね。まったく害を与えなさそうなおもちゃが巨大化する面白さは、今回も採り入れたいということで、「ハローキティのペッツだ!」と言って、皆で盛り上がったんだ。すごい盛り上がった。反対意見はなかった。――みんなでアイデア出しって、楽しそうですね!ずっと前からそうしている。何年もそうやって、皆で作っているんだよ。1本目が終わった時から、プロデューサーや監督と3人でアイデア出しをずっと続けていた。脚本の作業自体は2年間ほどかかって、脚本家も入れて、いつも全員で話し合った。撮影が始まるギリギリまでやっていたよ。――言ってみれば稽古の跡が見えるといいますか、すっごくたくさんのアイデアをブラッシュアップしただろうなという印象は受けました。最初に僕らはやりたいことのウィッシュリストを作ったよ。何を望み、何があると面白いかを洗い出す。車が小さくなれば面白い、アントマンとジャイアントマン以外のサイズ――60センチくらいはどうかとか、スーツの調整機が壊れている設定なら面白いことが生まれてくるというアイデアもね。最初からジャネットや両親の世界を舞台にしようと考えていたし、ホープをワスプとしてきっちり描いてタイトルにも入れよう、などなど、そういうことも最初に決めていたのさ。けっこうそのまま実現している。――個人的にマーベル、MCUでは、アントマンの特にファンでもあります。MCUはシリアスになりがちなので、今後のMCUを引っ張っていく存在になってほしいですね。ありがとう。いますぐケヴィン・ファイギに伝えてくれないか?(笑)――アイアンマンみたいにリードしていく側にはなりたくないですか?そりゃあやれと言われたら、やぶさかではないよねえ(笑)。ケビンをはじめ、チームがそういう考え方なら、僕もわくわくしちゃうけれどね。ただ、次のアベンジャーズ4だってまだわからないのに、その先のことなど想像もつかないよ。まったくわからない。本当にわからないから(笑)。■プロフィールポール・ラッド1969年生まれ。アメリカ合衆国、ニュージャージー州出身。ロサンゼルスのアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツで演技を学び、1995年『クルーレス』で注目を集める。テレビドラマ『フレンズ』でも人気を得て、2004年の『俺たちニュースキャスター』を契機にコメディー作品へ。2008年『ぼくたちの奉仕活動』、2009年『40男のバージンロード』をヒットに導いて、前作『アントマン』(15)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)で、MCUの一員として不動の地位を築く。幼少期にアナハイムに居住していた関係もあり、ディズニーランドの大ファン。2019年に香港ディズニーランドにオープンする予定の新アトラクション「アントマン アンド ザ・ワスプ:ナノバトル!」では、ワスプ役エヴァンジェリン・リリーとともに、映像で登場する予定だという。■著者プロフィール鴇田崇映画&ディズニー・パークスを追うフリーライター。年間延べ250人ほどの俳優・監督へのインタビューと、世界のディズニーリゾートをひたすら取材しまくる。ジョン・ラセター、アラン・メンケン、キャスリーン・ケネディ、バイロン・ハワード、ティム・バートンなど、ディズニー映画関連人物のインタビュー経験も豊富。世界のディズニー・パークスでは東京だけでなく、アナハイムも偏愛している。instagram→@takashi.tokita_tokyo
2018年08月31日頼りなさすぎるヒーローと完璧すぎるヒロインという対照的な二人が、悪党やゴーストと戦いながら次第にお互いの魅力に惹かれていく…という、ハートウォーミングな痛快バディ・アクションムービー『アントマン&ワスプ』が8月31日、ついにスタート!お腹を抱えて笑ってしまう、何でもアリな“量子の世界観”をどうぞお見逃しなく!■名前だけでわかる!格差カップル占い今回は映画の公開にちなんで、いわゆる“格差カップル”や“ハイスペック女子”に限ってダメンズに惹かれる現象を数秘術で検証します。相手のフルネームがわからなくても、太郎とか花子など下の名前だけで相性や性格まで手軽に占えますよ!◎アントマンの名前の数字は?主人公のアントマンは成り行きでヒーローになった、バツイチ、無職、前科持ちのツキに見放された男性スコット(離れて暮らす娘と相思相愛)。アルファベットの「SCOTT」が持つ数字は、下のほうにある表では「5」になります。◎ワスプの名前の数字は?ワスプことヒロインのホープは、父親がアントマン・スーツを開発した天才科学者で、自らも優秀な物理学者。しかも身体能力も抜群というハイスペック美女です。30年間、“量子の世界”をさまよい続ける母親を助けに行くという使命感に燃えている彼女の名前「HOPE」が持つ数字は「8」。■占い方をご紹介!お互いに下の名前で呼び合う関係になったとき、「こんなところもあるんだ~」って気づく性格の一部には、一見、頼りない男性に女性が惹かれてしまう理由が隠されていたりして…。占う方法はシンプルです。まず、日本名はヘボン式ローマ字に変換してください。(例1)大野さちこono sachiko(例2)斎藤みかんsaito mikan下記の表を見て、このローマ字から数字を導き出し、すべての数字を足していきましょう!2ケタになったらその数字をバラバラにし、最小数の1~9になるまで足し算をします。さちこさんだったら「sachiko」、つまり「1138926」を合計した数字を出すってこと。「1+1+3+8+9+2+6」=「30」→「3+0」=「3」ここまでわかりましたか?■アントマン&ワスプの名前の数字は?先ほどの式を使った、スコットとホープの数字の出し方をご紹介しますね。彼らの名前は、もともとのアルファベットをそのまま数字に置き換えています。・スコット…5(ユニークで冒険を好むタイプ)Scott1+3+6+2+2=14→1+4=5・ホープ…8(信念が強く負けず嫌いなタイプ)Hope8+6+7+5=26→2+6=8コミカルで頼りない個性派ヒーローと、己の信じる道を突き進むしっかり者のヒロイン。どちらの性格タイプもイメージに合っていると思いませんか?なお、スコットが知的で美しいホープに魅力を感じるのは当然と言えば当然ですが、ホープもまんざらではないみたいなんですよね。経済的にも精神的にも自立している女性は、自分のダメさを堂々とさらけ出せる男性に憧れを抱くと言いますが、ホープもそういう部分があるのかしら?普段はダメダメなのに、いざとなると勇気や決断力を発揮するところも、グッと来るポイントなのかな…なんて。■気になる彼との相性は?相性を調べる際は、相手と自分の数字を合計します。スコットとホープは「5」と「8」のタイプでしたね。二人の数字を足すと「5+8=13」→「1+3=4」なので合計数は「4」。下記の表の「4」の右側を見ると相性がわかります。彼らの場合は「突発的な経験で強くなれる」…確かに!予測不能な大事件をきっかけに、一緒に戦うはめになったわけですから。そんな事件でもなければ、恐らくこの超絶格差カップルがコンビを組むことはなかったんじゃないでしょうか。さて、あなたや彼の名前の数字は出ましたか?わかったら、こちらの表をご覧ください。それぞれタイプは何だったでしょう?そして二人の相性は?とってもシンプルなので、これから生まれる格差カップルも予測できそうでしょ?スコットとホープの相性「4」もその気配が濃厚ですが、合計数が、夢を追い求める「2」や恋愛が全てっぽい「6」のカップルも、格差恋愛に走りがちな感じが!ちなみに、あなたをサポートしてくれるのは「9」の異性で、あなたが相手の意外性にドキッとするのは合計数「5」の異性。覚えておくと、気になる人が現れたときに役立つかも?■今回の占いからわかることは?数秘術には診断方法がいくつもあり、計算の仕方も実に様々。今回の占いに用いた“下の名前“には、その名で呼び合う環境において初めてわかるような一面(性格や相性)が強く表れます。似ても似つかない印象の二人が実は同じ傾向を持っていたり、今はそう思えなくても、結婚したら安定した関係になれたり…。占い結果を参考に、気になる彼との今後についていろいろと想像してみてくださいね。そしてその恋を叶えたくなったら、ぜひ『アントマン&ワスプ』を観に映画館へ!ハラハラ、ドキドキ、爆笑、しかも恋愛要素あり…そんな映画を観れば、恋のモチベーションが一気に上がるはず。男女バディが活躍するこの作品は、もちろんデートにもぴったりです。好きな人と行ったら、観ている間も観賞後も思いっきり盛り上がれそうですね。もしかして、ちょっぴりダメンズな彼との恋が始まっちゃうかも!?【STORY】小さくなるほど強くなる、身長わずか1.5センチの最小にして最強ヒーロー・コンビによる痛快バディ・アクション・ムービー。頼りなさすぎるヒーロー<アントマン>と、完璧すぎるヒロイン<ワスプ>──ふたりの前に、すべてをすり抜ける神出鬼没の謎の美女<ゴースト>が現れ、アントマン誕生の鍵を握る研究所が狙われる。敵の手に渡れば、世界のサイズが自在に操られてしまう!? ユニークなパワーと微妙なチームワークで、彼らは世界を脅かす“秘密”を守り切れるのか?8月31日(金) 全国ロードショー!タイトル:『アントマン&ワスプ』(原題:Ant-Man and the Wasp)監督:ペイトン・リード製作:ケヴィン・ファイギ出演:ポール・ラッド/エヴァンジェリン・リリー/マイケル・ダグラス/マイケル・ペーニャ/ハンナ・ジョン・カメン/ローレンス・フィッシュバーン全米公開:7月6日 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ©Marvel Studios 2018公式サイト:
2018年08月31日