ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ケイト・ブランシェットら、超豪華オスカー俳優を始めとするハリウッドの頂点が、第二次世界大戦下の知られざる“ヒーロー”たちの実話を完全映画化する『ミケランジェロ・プロジェクト』。このほど、本作で監督を務めたジョージ・クルーニーが相変わらずのいたずらっ子ぶりを発揮するメイキングや、豪華俳優陣との強い信頼関係が伺える特別映像が解禁となった。第二次世界大戦下、たった7人で結成された特殊部隊“モニュメンツ・メン”。彼らはいずれも、芸術家、歴史学者、建築家、美術館・博物館キュレーターなど、戦場ではまったくのド素人のアートの専門家たち。ただ、ナチスから「美術品を守りたい」という一心で、経験のない戦場を駆け、世紀の奪還作戦に挑んでいく――。ジョージを筆頭にマット、ケイト、さらにビル・マーレイ、ジョン・グッドマンなど超豪華キャストが集結し、知られざる実話を描く本作。その映画化を熱望し、誰よりも早く行動した人物こそ、ジョージだった。「第二次世界大戦中の知られざる物語を作るというのは不思議な気持ちさ」と語る彼は、すぐさま映画化のため映画会社に連絡をし、その2日後にはGOサインを取り付け、キャスティングのため友人たちに直接交渉を行ったという。そんなクルーニーについて、ケイトは「ジョージは“モニュメンツ・メン”を突き動かしたその背景や重みはすごく理解していたわ」と語る。さらに旧知の仲であるビルも「ジョージは監督として素晴らしい仕事をした」と彼に賞賛を贈り、「まず楽しい。楽しくなきゃここにはいないよ」と、ジョージならではの撮影現場について明かした。そんな言葉を裏付けるように、映像で映し出されるのはスタッフのフードに雪を入れて楽しむジョージのいたずらっ子な姿!テーマがテーマだけに緊迫の現場かと思いきや、マットや『グランド・ブダペスト・ホテル』などのベテラン、ボブ・バラバンらの言葉からも、終始リラックスムードだったことが伺える。だが、その根底には戦争で偉業を成し遂げた英雄たちへの尊敬の念と、ジョージの情熱に突き動かされていることを明かす俳優たち。ジョージもまた、「この仕事ができるんだから楽しむしかないさ。こんな経験ができる人は多くはないからね。楽しむことが結果を生むんだ」と、自らの映画にかける想いをコメント。これだけの面々をまとめあげ、現代に知られざるヒーローを蘇らせた本作への自信を覗かせている。『ミケランジェロ・プロジェクト』は、11月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミケランジェロ・プロジェクト 2015年11月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年11月05日実話をもとにしたサスペンス超大作『ミケランジェロ・プロジェクト』の来日イベントが11月3日(火・祝)、都内で行われ、監督・製作・脚本・主演を務めたジョージ・クルーニーと、共演するマット・デイモンが出席した…。…というのは残念ながら冗談で、この日出席したのは、名前がジョージに似ている村上ショージ、顔がマットに似ている(?)ジミー大西。ふたりとも映画のコスプレで登場し、「こんにちは。村上ショージ・クルーニーです」「ジミー大西・デイモンです」と自己紹介し、すっかりその気。実際には「正直、なんで?という気持ち」(村上さん)、「年末のドッキリかと思った」(ジミーさん)と本人も戸惑いを隠せない様子だった。映画は第2次世界大戦中の実話をもとに、ナチスドイツがヨーロッパ各国で略奪した重要な美術品や文化財を取り戻すため、美術のエキスパートにして戦闘能力はゼロという特殊チーム「モニュメンツ・メン」のメンバー7人が奮闘する姿が描かれる。ジョージ&マットに加えて、フランス人として初のアカデミー賞主演男優賞を獲得したジャン・デュジャルダン、『ブルージャスミン』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたケイト・ブランシェットら、美術品顔負けの豪華なキャスト陣が集結した。今年4月に日本公開が一度は中止になっていたが、「芸術という文化を後世に残すため、命をかけた無名の英雄たちがいたことをこのまま埋もれさせるわけにはいかない」という配給会社の熱い思いで上映にこぎつけた本作。「一般の人が芸術のために、これだけのことができるなんて!実話だから余計面白い。奪い返したいもの?そもそも奪われるものがない」(村上さん)、「ヒトラーが美術好きだと思わなかった。驚きました。僕は絵具を飲んで驚かれました」(ジミーさん)とアピールしていた。『ミケランジェロ・プロジェクト』は、11月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミケランジェロ・プロジェクト 2015年11月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年11月03日ブルボンは11月3日、映画『スター・ウォーズ』の新作が10年ぶりに公開されることに合わせ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をデザインしたポップコーンや、スター・ウォーズ作品のキャラクターをデザインしたクッキー、トリュフチョコレートなど5品を発売する。○新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開に合わせ発売映画『スター・ウォーズ』は、監督・脚本のジョージ・ルーカスによって生み出された壮大な「スペースオペラ」であり、1977年に初上映されて以来、これまでにシリーズ6作品が公開されている。2015年12月には、10年ぶりの新作として『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開が予定。今後も、スピンオフ作品や"フォースの覚醒"後の物語の製作も予定され、"スター・ウォーズ旋風"が期待されている。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』デザイン商品、「ポップコーンレッドチリ味(スター・ウォーズ)」は、軽い食感のポップコーンを、唐辛子と旨みを効かせたレッドチリ味に仕上げた。新作映画のキャラクター勢ぞろいのデザインとして、映画全体のストーリー性を表現したパッケージとした。内容量16gで、希望小売価格は150円(税別)。「エリーゼダブルキャスト ビター&ホワイト(スター・ウォーズ)」は、軽い食感のスティックウエハースの中に、ダース・ベイダーとストームトルーパーをイメージしたビターチョコクリームとホワイトクリームを詰めました。1本で2つの味を楽しめる。『スター・ウォーズ』の中でも人気の高い、ダース・ベイダーとストームトルーパーをデザインし、宇宙空間の背景で『スター・ウォーズ』の世界観を表したパッケージとした。内容量8本で、希望小売価格120円(税別)。ダース・ベイダーデザインの缶入りココアクッキー「スター・ウォーズココアクッキー缶」は、クッキー生地にも、ダース・ベイダー、ストームトルーパー、スター・ウォーズロゴをデザイン。イメージカラーの黒をベースに、ダース・ベイダーを大きく前面に配置したインパクトのあるパッケージとなっている。外箱付きのデザイン缶は、エンボス加工とマット加工を施し高級感のある仕上げで、小物入れやインテリアとして利用できる。内容量54枚で、希望小売価格1,000円(税別)。「スター・ウォーズ貯金缶(ダース・ベイダー)/(R2-D2)」は、人気の高いトリュフチョコレートを詰めた球体型の貯金缶。人気キャラクターの"ダース・ベイダー"と"R2-D2"の2種類を用意した。貯金箱や小物入れとして活用できるため、楽しみが広がる仕上がりとなっている。内容量はそれぞれ56g(個装紙込み)で、希望小売価格は各1,000円(税別)。販売はいずれも、量販店、コンビニエンスストア、ドラッグストア、小売店、売店などとなる予定。(C)&(TM) Lucasfilm Ltd.
2015年11月03日●この世に起こらないことはない今年(2015年)の年末、12月18日にスター・ウォーズの新作が公開されるという。その話を聞いたとき、オレは「ついにまた動き始めたか」と思った。以前、ジョージ・ルーカスがその版権をディズニーに受け渡したことを知り、今後のスター・ウォーズがいったい、どのようになっていくのか? さまざまなことを考えていた。新作の監督はジョージ・ルーカスではないわけだが、この次世代スター・ウォーズをしょって立つ監督はJ・J・エイブラムス氏だ。ドラマでは「フリンジ」や「LOST」、映画では「スター・トレック」(2009年)や「スター・トレック イントゥ・ダークネス」などを手がけている人物だ。スター・トレックでは、若き日のカーク船長やスポックをなかなかナイスに描いてイメージを刷新し、新しい世界観を作ってくれた。続編のイントゥ・ダークネスも、カーン役のカンバ―バッチがカッコよすぎる気もするが、なかなかだ。オレの見た限りで、J・J・エイブラムス監督の映画作りのいいところは、「見せ場の作り方がうまい」ところだ。スター・ウォーズもきっと盛り上がったものを作ってくれることだろう。ディズニー映画だしね。ディズニーも、大人のためのファンタジーとして、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズみたいなものまで作れてしまうのだから、これからのスター・ウォーズにも期待できると思う。ちなみに、オレには心のライバルがいろいろいるが、なかでもジャック・スパロー船長はトップクラスのライバルだ。○スター・ウォーズはジョジョなのか?話をスター・ウォーズに戻すと、新作(エピソード7)の名前はなんと「フォースの覚醒」だ。「覚醒しちゃうんですか? 今まで覚醒してなかったんですか?」今までジェダイが使っていたフォースは、フォースの真の姿ではなかったのか? それとも誰かがフォースに覚醒するのか? いや、そもそもフォースって何だ? オレたちはフォースの真実について何を知っているのだろうか?とか考えた後でエピソード7のトレーラー映像を見ると、これはどうやら、アナキン、ルークの流れを継いだ誰かの「覚醒」なのでは? と推理できる。そして、ビデオに出てくる主演っぽい人は黒人の男と白人の若い女性だ。「なるほど、これはこの女性がフォースに覚醒するのか?」と。おそらく、ルーク、あるいはレイアの娘なのではないか?スター・ウォーズは父から息子に、そして、次の世代に受け継がれる物語なのか? と考えたところで、これは「ジョジョの奇妙な冒険」ぽいなという気がしてきた。どちらも終わる様子がない壮大なストーリーだ。まさか、スター・ウォーズを作ってる連中はジョジョを愛読しているのか? いや、親子で継承されていく超能力者の物語なんて、世の中にはいっぱいありますからねえ。○リアルワールドを侵食するスター・ウォーズさて、そんなことを考えているうちに、現実世界も着実にスター・ウォーズに侵略されている。街ではスター・ウォーズ展などが開かれたり、いろいろなメーカーからさまざまなスター・ウォーズグッズが発売されている。そんな期待にあふれる日々を過ごすなか、ある日、怪しい笑いを浮かべた家電fanの編集H氏がオレの耳にささやいた。編集H「一条さん、いい情報があるんですよ」オレ「えっ、何ですか、粉ですか? 液体ですか? 錠剤ですか?」編集H「なに言ってんですか、スター・ウォーズですよ」オレ「ほう」編集H「今度、スター・ウォーズの冷蔵庫が出るんですよ」オレ「スター・ウォーズの冷蔵庫ですかあ」信じられない話な気もしたが、この世に起こらないことはない、という話もある。トレーディング界のことわざだ。●ノリノリなハイアールアジアの伊藤社長○ノリノリなハイアールアジアの伊藤社長スター・ウォーズの冷蔵庫を出すというメーカーは「AQUA」だ。正確にはAQUAはブランド名でハイアールアジア社になる。このメーカー名は知っていた。前に知人の神原サリーさんの事務所に遊びに行ったときに、AQUAのコトンという携帯洗濯機を見せてもらったことがある。洗濯機というより汚れがついたところを染み抜きするようなデバイスという印象を受けたが、世界初の携帯洗濯機なのだという。今回の発表会が始まると、舞台にはハイアールアジアの伊藤社長が現れ、「我々は元サンヨー(*)の社員によって今までにない製品を生み出している」と話を始めた。一通りの製品紹介が終わった後、ようやくスター・ウォーズ冷蔵庫に話が移った。(*)三洋電機。日本の総合家電メーカー。2009年にパナソニックの子会社、2011年に完全子会社化。事業の売却や移管、従業員の転籍を進め、2015年4月の段階でほぼ法人格が残るのみとなった。主に白物家電は中国の大手家電メーカー「ハイアール・グループ」に移り、日本やアジア各国ではハイアールアジアが手がけている。ハイアール・グループとは2007年からの関係。○R2-D2がランウェイを優雅に移動!会場で気になっていたのは、ステージから会場中央あたりまで「ランウェイ」のようなものがあったことだ。そして、ランウェイの先はボックススペースになっている。「なにかオモシロイ奴が出てくるのか?」と期待していたが、ランウェイを移動して来たのはR2-D2だった。新製品の等身大「R2-D2型移動式冷蔵庫」は、電動でうぃんうぃんと移動するのだ。この移動は、リモコン操作で回転と前進、後退ができる。ステージにR2-D2が到達すると、伊藤社長はこのR2-D2について説明を始めた。電動で動き、内蔵プロジェクターで映像を投影できるという。映像はスマホなどからMiracastで送る。なかなか今風な機能だ。その代わり、冷蔵庫としてのスペースは大きくなく、350ml缶が6本ほど収納できるにとどまる。ビール専用ですか?このR2-D2を細部までリアルにするため、伊藤社長はルーカスフィルムと数百回も連絡を取り合ったとアピールし、話は価格に移った。いったいいくらなのか?伊藤社長は以前、自分でR2-D2をリアルに再現したモデルを買おうとしたところ、日本円で200万円程度と高かったので断念したと話しつつ、今回のR2-D2冷蔵庫はその約半分の「99万8,000円(税別)」という"リーズナブル"な価格にしたとアピールした。他のリアルな再現モデルが200万円なのに、こちらは移動できて、プロジェクターも搭載して、冷蔵庫機能もあって、その半額は安いだろう? というわけだ。●ロボット「ペッパー」と、どっちが欲しい?○ペッパーとどっちが欲しい?それにしても、このR2-D2冷蔵庫はどんな人に向くのだろうか?ふと考えたのが、コミュニケーション型ロボットの「ペッパー」とどっちがいいかな? ということだ。ペッパーは家族的に周囲の人としゃべったり動いたりしてコミュニケーションをとってくれるロボットなわけだが、個人的にはロボットよりも人間としゃべったほうが楽しいので、ペッパー最大の機能はオレには完全に無力だ。ペッパーは本体こそ19万8,000円だが、維持費を計算すると、基本プラン(1万4,800円×36カ月)、保険パック(9,800円×36カ月)で、19万8,000円+(1万4,800円×36カ月)+(9,800円×36カ月)=108万3,600円(税別)と、R2-D2冷蔵庫よりも高くなる(税込だと117万円ちょっと)。オレならペッパーよりもR2-D2冷蔵庫が欲しいね、という結論になる。フッ…、もちろん、どっちも買えないけどね。○オレの中の何かが覚醒した?伊藤社長は発表会のなかで「日本を覚醒させる」ことが自分の目的だと言っていた。オレは、このR2-D2を見て、スター・ウォーズのエピソード4(新たなる希望)を初めて見たころの記憶が蘇り、脳内が昔に戻って少し元気になった気がする。日本が覚醒するかはわからないけど、オレは少し覚醒したぜ、シャチョー。○ほかにもスター・ウォーズ製品が続々その後、R2-D2冷蔵庫のほかに、ダース・ベイダー型、C-3PO型、ストーム・トルーパー型のマスク型保冷庫も登場。これは350ml缶1本(!)を保冷できる。さらに、ダース・ベイダーとストーム・トルーパーのスティック掃除機、スター・ウォーズキャラの顔がプリントされたコトンも登場した。実にスター・ウォーズづくしだ。
2015年11月01日ジョージ・クルーニーと妻のアマルさんが、捨てられてシェルターに収容されていた犬を引き取った。カリフォルニア州の動物保護施設「サン・ガブリエル・ヴァレー・ヒューマンソサエティ」によると、ジョージとアマルさんは同施設に収容されていた「ミリー」という名前のバセットハウンドを迎え入れ、施設のFacebook公式ページには引き取った犬と、以前から飼っている愛犬も一緒に写った夫妻の記念写真が掲載された。写真には「ミリーはジョージ・クルーニーと妻のアマルに引き取られました!!!バセットハウンドのミリーには、ルイという名の兄弟ができました。ルイもアニマルシェルターに収容されていた犬です!おめでとう、そして引き取ってくれてありがとう!!」と施設側のコメントが添えられている。(text:Yuki Tominaga)
2015年10月30日●『HEROES/ヒーローズ』驚きの裏話世界を熱狂させた海外ドラマシリーズの最新章『HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン』がいよいよ日本に初上陸! 動画配信サービスHuluで、10月20日より配信がスタートする。本シリーズでヒロ・ナカムラ役を演じ、「ヤッター!」のキメ台詞と共に大ブレイクしたアメリカ在住の日本人スター、マシ・オカに単独インタビュー!『HEROES/ヒーローズ』シリーズは、突然スーパーヒーローのような特殊能力を授かったごく平凡な人々が、地球を救うために戦うという異色のヒーロードラマ。『HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン』では、そのヒーローたちが狩られるという衝撃の展開を見せる。期待の新星・祐真キキ演じるミコによるアクロバティックなアクションシーンや、マシ・オカ演じるヒロによる二刀流アクションなど、うれしい見どころも満載だ。幼少期にIQが189の天才児と称されたマシ・オカは、6歳でロサンゼルスに移住したが、その経歴が興味深い。大学を卒業後、ジョージ・ルーカスのILM社に就職し、『スター・ウォーズ』のエピソード1や2などの、画像描写アプリケーション開発にも携わった。現在は俳優として活動しながらも、自身の会社、ブラウン大学エンターテイメント・グループ(BUEG)を創立し、ビジネスマンとしての才も発揮している。今回は、ワールドワイドに活躍するマシ・オカの素顔に迫ってみた。――演じたヒロ・ナカムラの魅力について教えてください。何ごとにもめげずに自分の考えを貫く、そういうストレートでピュアな心を持った青年という点がいいですね。われわれは大人になっていくと、どんどん心が曇っていき、変にすれちゃうでしょ。ヒロのように純粋なキャラクターを演じて、それが世界中に愛していただけたことは本当にうれしいです。今回『HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン』は『HEROES/ヒーローズ』の続編で、ヒロが成長した5年後のストーリーということで、ちょっとセレブ感があります。僕は3話しか出ていないけど、ミステリー全体のカギを握るキーパーソンであることは確かです。――ヒロの名セリフ「ヤッター!」はアメリカでも大流行したそうですね。実はもともとの台本では「ボンサイ」でした。え?なんで?と思ったのですが、どうやら「バンザイ」と言いたかったみたいです(苦笑)。アメリカでは、ボやバの音なんてどうでもいいやというレベルだったのですが、やっぱり日本人だと気になりますよね。僕は考え方こそアメリカ人だけど、心は日本人だと思っているので、それはちょっと許せなかったです。まあ、「ボンサイ」となっていたら、逆にネタとしては面白かったかもしれないですが、連呼されると痛いですよね。――「HEROES/ヒーローズ」の日本が舞台のパートで、時計の文字盤が漢字だった点には驚きました。あれは、いろんなところから突っ込まれましたし、僕も突っ込みました。でも、スタッフから「ぱっと見て、アメリカじゃないということを言葉じゃなく画で表したい」と言われたんです。また、雨のシーンで、なぜか日本人が番傘を使うことになっていたのには参りました。いやいや、時代劇じゃないんだから、番傘なんか使わないよと(苦笑)。今回のヒロの社長室も、まるで六本木かどこかの中華料理屋さんみたいになっていましたし。僕が「全然違います」と抗議したら「セットデザイナーが作ったもので、僕は素晴らしいと思う」という返事が返ってきました。さすがにそれ以上は言えなかったです。――やはり、突っ込みづらい時もあるんですね。もちろんあります。僕はプロデューサーではなく役者として入っているので、言えるところと言えないところがあるんです。例えば今回、僕が使う2個の刀はヒロの家に飾ってありましたが、なぜか刃が下向きで、さらにむき出しだったんです。「何だ?これ、絶対おかしいでしょ」と突っ込みました。「このシーンを明日も撮影するんだったら、今日はこれを映さずに、明日までに直してくれ」とお願いしたら、そこは聞いてくれました。言うタイミングもあるし、僕は役者だから最低限、通常直せるのはセリフと自分のキャラクターで、それ以上のものはプロデューサーがOKを出さないと無理ですね。まあ、“なんちゃって日本”として受け止めてくれるんだったら、逆に笑えるんですけどね。(C)2015 NBCUniversal. All Rights Reserved.●日本人がアメリカで活躍する意味――現在、アメリカで活躍されていますが、あらためて国外から見た日本についてどう思われますか?素晴らしいと思います。実際、国外じゃないと見えないところはいっぱいあります。特に東日本大震災が起きてから、日本人の素晴らしい絆や誇りには感動しました。僕は日本人であることに誇りを持っていますが、日本人にも欠けているところはあると思います。例えば、マーケティング能力や、ビジネス面での交渉能力とか。だから、僕が宣伝隊長のようになって、日本の良いところを世界に知ってもらいたいと思います。キャスティングについても、日本人の役者さんをもっと売り込んでいきたいし。自分のライフワークは、日本のみなさんの役に立つことだと思っているし、2つの文化をつなげたり、道を開いたりしたいんです。――マシ・オカさんは、俳優であり、ビジネスマンでもありますが、2つやることの利点はどんなところでしょうか?1つのことだけをやると、どうしても考え方や趣向が制限されてしまいます。でも、いろんなことをやると、それらが影響を受け合って、あとでつながったりするんです。自分の世界観が膨らみ、勉強になるし、刺激も受けられる。僕は、毎日をスタートとして考えているんです。物事は終わらせることも大切ですが、ゴールを見つけるんじゃなくて、スタートを見つけたいと思っています。どれだけいろんなスタートを見つけられるかってことを、日々考えています。――スタートを見つけるというのは面白い発想ですね。では、何かを始める時、ゴールはどういう位置づけにするのですか?ゴールというものは自分で決められるものなんです。最初からゴール、目的があることは大切だけど、そのゴールは動いてもいいのではないかと。そこがもう動かないと考えちゃうと、固定観念に縛られてしまう。僕は、人生とは、常に何かに向かっていくことが大切だと思います。何か違うことが伏線となって、そこに動く柔軟性があった方がいいんです。何かを締めようという考え方じゃなくて、どうやっていろんなものを広げられるかを考えていきたいです。――将来的に、日本に拠点を変えたりはされないのでしょうか?ベースはこれからもずっとアメリカですね。日本で生活して、日本で活躍している人はもういっぱいいますから。僕はアメリカの現地で活躍して、実績を作る方が、みなさんの役に立つと思っています。例えば脚本だと、英語の表現力はすごく独特で、日本語にうまく意訳できる人はなかなかいないんです。そこは、自分でやらないといけないなと思っています。前作で僕は、国外ではトップ3の日本人役者として知られました。今、僕はそれで食べさせていただいてるから、それが責任感になって、あえて日本じゃなくアメリカで、戦うことが大切かなと思っています。きっかけを作ることが大事で、それは現地にいないとできないことです。やはり、他の日本人にもチャンスを与えたいと思っているので、これからも僕はアメリカで頑張っていこうと思っています。■プロフィールマシ・オカ1974年12月27日、米ニュージャージー州生まれ。幼少期、IQが189のギフテッドと判定され、6歳でロサンゼルスに移住。米国の名門・ブラウン大学卒業後、ジョージ・ルーカスの会社ILM社に就職。働きながら俳優を続け、2006年、海外ドラマ『HEROES/ヒーローズ』で大ブレイク。自身の会社ブラウン大学エンターテイメント・グループ(BUEG)を創立し、ビジネスマンとしても才能を発揮している。
2015年10月20日『ピース オブ ケイク』などでも知られる漫画家・ジョージ朝倉氏の代表作『溺れるナイフ』が、2016年秋公開に向けて実写映画化されることが13日、発表された。原作は、漫画誌『別冊フレンド』(講談社)で2004年に連載開始され、全17巻のコミックス累計発行部数が140万部を突破。2010年の『このマンガがすごい!』(宝島社)オンナ編で第17位を獲得し、ファッション雑誌『an・an』 (マガジンハウス)の「第2回マンガ対象」候補になるなど人気を博した。物語の主人公は、東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽。父の故郷"浮雲町"に引っ越すことになって落ち込んでいたが、土地一体を取り仕切る神主一族の子孫で跡取り・長谷川航一朗(コウ)と出会い、次第に引かれていく恋愛模様が描かれる。メガホンを取るのは、『5つ数えれば君の夢』(2014年)や『あの娘が海辺で踊ってる』(2012年)などで少女の過剰な自意識を描き、話題を呼んだ山戸結希監督。まだ何者でもなく、何者にでもなれると感じる「10代の一瞬間」の謳歌(おうか)と挫折、そこからの再生を夏芽とコウを通して、激しくも美しく映す。原作のジョージ氏は「実写映画化できないようなマンガにしようと思って描いてきたので、なんともいろいろドキドキが止まりません! 山戸監督を信じて、お家で正座で待ってます…!」と語っており、興奮をうかがわせる。一方の山戸監督は「『溺れるナイフ』という漫画が、ずっと大好きでした。田舎の片隅で、何度も何度も読み返し、全ての気持ちを味わわせていただきました」と告白。続けて、「尊敬するジョージ朝倉先生に、映画化して心から良かったと思っていただけますよう、もちろん俳優さんのファンの方たちにも喜んでいただけますよう、そして、10年間、『溺れるナイフ』を大好きで居続けた女の子たちに恥ずかしくない映画を撮れますよう、精一杯力を尽くさせていただきます」と意気込んでいる。
2015年10月14日別冊フレンドで連載されたジョージ朝倉の人気作『溺れるナイフ』が実写映画化され、2016年秋に公開されることが決定した。『5つ数えれば君の夢』『おとぎ話みたい』などで注目を集める山戸結希が監督を務める。その他の情報『溺れるナイフ』は、東京で雑誌モデルをしていたが、急に父の故郷の浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越すことになった望月夏芽と、土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取り、長谷川航一朗を主人公にしたラブストーリー。原作は別冊フレンドで2004年から2013年まで連載され、コミックの累計発行部数は140万部を記録している。監督を務める山戸は、大学在学時に製作した『あの娘が海辺で踊ってる』で注目され、東京女子流を主演に迎えた商業デビュー作『5つ数えれば君の夢』が高評価を集めた新鋭。映画『渇き。』のヒロインを演じた小松菜奈の内面に迫ったメイキング『わたしは私を探しています。』を演出するなど、多方面で活躍している。作者の朝倉は映画化について「実写映像化できない様な漫画にしようと思って描いていたので、なんとも色々ドキドキが止まりません!!!山戸監督を信じて、お家で正座で待ってます…!!!よろしくおねがいします」とコメント。山戸監督は「溺れるナイフという漫画が、ずっと大好きでした。田舎の片すみで、何度も何度も読み返し、すべての気持ちを味わわせていただきました。尊敬するジョージ朝倉先生に、映画化して心から良かったなと思っていただけますよう、もちろん俳優さんのファンの方たちにも喜んでいただけますよう、そして10年間、溺れるナイフを大好きで居続けた女の子たちに恥ずかしくない映画を撮れますよう、精一杯力を尽くさせていただきます」と意気込みを語っている。『溺れるナイフ』2016年秋全国ロードショー
2015年10月13日多部未華子と綾野剛で映画化された『ピース オブ ケイク』の作者ジョージ朝倉が描く、累計140万部を突破した伝説的コミック「溺れるナイフ」(講談社)が実写映画化することが決定した。東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽は、ある日突然父の故郷に引っ越すことになる。東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽。しかし、その土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取りである長谷川航一朗(コウ)に強烈に惹かれていく。意地悪で気まぐれでエキセントリックな彼に反発しつつも、彼の発光するような神々しさに心奪われる。コウもまた、田舎では類を見ない夏芽の美しさに自分と同種の力を感じ夏芽を受け入れる。夏芽はカリスマ少女モデルとして名前が売れ始め、二人は「世界征服できそうな」ほどの絶頂期を迎えるのだが――。原作は「別冊フレンド」(講談社)にて2004年10月から2013年12月に連載され、10代の少年少女特有の、剥き出しのナイフのような激しい心と心のぶつかり合いを描き、広く共感を呼んだジョージ朝倉の同名コミック。現在までに累計発行部数140万部(全17巻)を超え、2010年度「このマンガがすごい!」オンナ篇 (宝島社)第17位、「第2回anan漫画大賞」(マガジンハウス)の候補など人気と実力を兼ね備えている。本作の監督には、2012年のデビューから少女の過剰な自意識を描いた作品群でミニシアター界をざわつかせた新鋭監督の山戸結希が務める。山戸監督は、第24回(2014年度)日本映画プロフェッショナル大賞・新人監督賞を受賞。「新世代ファンタジスタ」「日本映画界の大型ハリケーン」と称される、いま最も注目すべき若手監督の1人だ。今回実写化に挑む山戸監督は「溺れるナイフという漫画が、ずっと大好きでした。尊敬するジョージ朝倉先生に、映画化して心から良かったなと思っていただけますよう、もちろん俳優さんのファンの方たちにも喜んでいただけますよう、精一杯力を尽くさせていただきます」と意気込みを語った。それを受け、原作者のジョージ朝倉は「実写映像化できない様な漫画にしようと思って描いていたので、なんとも色々ドキドキが止まりません。山戸監督を信じて、お家で正座で待ってます…!よろしくおねがいします」と喜びのコメントを寄せている。『溺れるナイフ』は2016年秋、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月13日ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット、超豪華オスカー俳優が集結した『ミケランジェロ・プロジェクト』。11月の公開を目前に、ジョージが、映画製作にかける熱い想いを明かした。本作は、第二次世界大戦下にナチス・ドイツ軍によって強奪されたヨーロッパ各国の美術品を奪還すべく戦場に向かったある特殊部隊を描いた、衝撃の実話を映画化。芸術の専門家で結成された特殊部隊“モニュメンツ・メン”は、美術品を奪還するため1944年7月フランス・ノルマンディーに上陸。ヨーロッパ各地を手分けして捜索するも、全ては奪われた後だった。そんな中、敗北を悟ったヒトラーは、遂に「ネロ指令」を発令し、一刻の猶予もなくなる。世紀の美術品は、どこに隠されているのか…。“ハリウッドの至宝”とも称されるオスカー俳優ジョージは、『コンフェッション』で監督デビューし、『グッドナイト&グッドラック』『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』など俳優としてのみならず、スタッフとしても活躍している。そんな多彩な活躍をみせ、本作で監督・製作・脚本さらには主演をも務めたジョージが、映画製作にかける想いを語る。「今回そもそも、アカデミー賞がとれそうな作品より、ただただ面白くて、しっかりしたエンターテインメント作を作ろうって思っていた。その作品の一部になれたことを、作品に携われたことを誇りに思えるようなものを。そしたらみんなが乗ってくれたんだよ。もう、キャスト全員がなんの迷いもなく飛び乗ってくれた」と面白さを重視した作品なのだと明かした。そして、「誰しもが、時にはこんな作品を撮ってみたい、参加してみたいって思うものなんじゃないかと思うんだ。自分達自身のことが、なんだか誇らしく思えるような、気持ちのいいポジティブな作品を見てみたい、創ってみたいって」と、製作当初の心境を語る。さらに、「ここ数年の僕らの意識は、公開されてからたった一週間で熱が冷めてしまうような作品じゃなくて、もっともっと息の長いものを作ろう、という方向になっている。そうやって映画を作ったからって僕が大金持ちになるかって言ったら全くそんなことは無いんだけど、手応えが残るんだ。『マイレージ・マイライフ』、『スーパー・チューズデー~正義を売った日』と今作は僕らが思い描いている映画のリストに入るね。やっぱり、しっかりしたストーリー・テリングをやりたいんだ。いつまでも色褪せ無い作品を作れたかどうか、それが一番大事なことだろう?」とコメントした。気心知れた仲間たちだからこそ作ることができた本作。知られざる英雄たちの活躍をぜひ劇場で確かめてみて。『ミケランジェロ・プロジェクト』は、11月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミケランジェロ・プロジェクト 2015年11月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年10月12日先日、結婚1周年を迎えたジョージ・クルーニーだが、その日は妻のアマルさんと食事に出かけただけで、特にプレゼントは用意しなかったと語った。ジョージは29日(現地時間)にニューヨーク映画祭に出席、レッド・カーペットでTV番組「Extra」の取材に「2日前に結婚1周年を迎えたよ。まず僕はジェリー・ワイントローブ(7月に亡くなった映画プロデューサー)のイベントに行かなきゃならなくて、その後、彼女と一緒ディナーに出かけたんだ」と語った。ディナーだけ?と聞かれると、「何をするんだい?花火を上げるとか?」とジョークで返したジョージは「紙婚式だからね、最初から派手にやり過ぎることはないよ。この先、まだいろいろやることはあるから」と話した。この日は映画祭で、ジョージの2000年の主演作でコーエン兄弟監督の『オー・ブラザー!』が上映され、ジョージはアマルさんと出席、アフターパーティにも2人で姿を見せていた。(text:Yuki Tominaga)
2015年10月02日ジョージ&アマル・クルーニー夫妻が27日(現地時間)、結婚1周年をハリウッドで祝った。昨年9月27日、イタリアのヴェネチアで盛大な結婚式を挙げた夫妻は、1周年の記念日をウエスト・ハリウッドにあるサンセット・タワー・ホテル内のタワー・バーで、2人きりで祝った。目撃者によると、2人はドレスアップして午後10時に来店し、シャンパンを飲みながら静かに食事を楽しんでいたという。アマルさんはドレスに豪華なジュエリーを身につけていたそうだ。夫妻は前日にもスタジオ・シティのレストランに食事に出かけていた。結婚1年を迎えて、ますます仲むつまじいクルーニー夫妻。交際中からずっと見守ってきたジョージの親友で、シンディ・クロフォードの夫でもある実業家のランディ・ガーバーは夫妻の出会いについて「タイミングではなく、出会うべき人に出会ったということだよ」と語っている。(text:Yuki Tominaga)
2015年09月30日『スター・ウォーズ』サーガ6作品のデジタル配信とデジタルレンタルが始まったのを記念して、特別映像が公開になった。R2-D2の誕生秘話や初期デザインが紹介される貴重な映像だ。『スター・ウォーズ』特別映像このほど公開になったのは、セット・デザイナーのロジャー・クリスチャンがR2-D2の誕生秘話を語るもので、撮影時のメイキング映像や、スケッチ画も登場する。ジョージ・ルーカス監督からリクエストを受けたスタッフはR2-D2をどのようにデザインし、どのように動かしたのか? 映像ではその誕生の過程が描かれる。ちなみに、ルーカスが書いた初期の脚本ではR2-D2はしゃべるはずだったが、最終的には電子音のみで意思表示をするように。結果的にR2-D2の独特の動きや音は大きな人気を呼んだ。現在、製作中の『…フォースの覚醒』にもR2-D2と相棒のC-3POは登場。サーガ9作品すべてに登場するキャラクターになる予定だ。1977年(日本公開は1978年)以降、世界中の映画ファンを熱狂させてきた『スター・ウォーズ』サーガはこれまでビデオカセット、レーザーディスク、DVD、ブルーレイなど様々なメディアでリリースされてきたが、どこでも気軽楽しめるデジタル配信が開始になり、様々な場所、デバイスで作品を楽しむことができる。『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』『スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃』『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』『スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還』デジタル配信&レンタル中
2015年09月10日20年以上にわたり『スターウォーズ』アートに携わってきた、ルーカスフィルム公認アーティスト・TSUNEO SANDA(ツネオ サンダ)の作品を集めた「スターウォーズ アート作品展:The Art of TSUNEO SANDA」が、8月29日から9月16日まで代官山蔦屋書店1号館1階のブックフロアにて開催される。TSUNEO SANDAは日本の「国際SFイラストコンテスト」で賞を獲得後、ニューヨークの雑誌『OMNI』に見い出されて89年より同誌の表紙にアート作品が起用されるようになった。その後、SFやファンタジーをテーマに『スタートレック』と『スターウォーズ』のキャラクターアートを制作。さらに、96年よりルーカスフィルムから要請を受けて、『スターウォーズ』のアートポスターやブックカバーなどを手掛けている。また、10年からは米ディズニースタジオのオフィシャルアーティストとしても活動を行っている。日本では初の本格的な展開となる同展では、TSUNEO SANDAの20年以上にわたるスターウォーズアートを書棚にて展示・販売。「Congratulations!」「Labyrinth/R2D2」「Elegant Amidala」などの貴重な作品から、最新作の「The Increase」まで10点以上の作品が取り揃えられることとなる。なお、作品はオンラインショップでも購入可能。【イベント情報】「スターウォーズ アート作品展:The Art of TSUNEO SANDA」会場:代官山蔦屋書店1号館1階ブックフロア住所:東京都渋谷区猿楽町17-5会期:8月29日~9月16日時間:7:00~翌2:00
2015年08月27日ジョージ・クルーニーが23日(現地時間)、スペインのイビサ島で自身がプロデュースするテキーラの発表会に出席、妻のアマルさんも一緒だった。パーティにはジョージとともにテキーラのオリジナルブランド「カーサミゴス」を立ち上げたランディ・ガーバーと妻のシンディ・クロフォードも出席したが、会場の注目を集めたのはゴールドのミニドレスを着たアマルさん。胸元が大きく開いたノースリーブのセクシーなドレスに黒のハイヒールの彼女に対して、ジョージはプレーンな白シャツに色あせたジーンズにスエード・シューズというカジュアルな装い。9月に結婚1周年を迎える2人は人目も気にせず、顔を寄せ合ったり、相変わらず仲むつまじい様子だった。「カーサミゴス」のスペインでのローンチを記念したパーティはウシュアイア・イビサ・ビーチ・ホテルで行なわれ、英国王室のシャーロット王女の洗礼式撮影を担当したカメラマンのマリオ・テスティーノやシンガーのジェームズ・ブラントと妻のソフィア・ウェルズリーなど、120人ほどが招かれた。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月25日『スター・ウォーズ』サーガ6作品が現在、デジタル配信されているが、9月1日(火)からデジタルレンタルもスタートすることが決定し、ジョージ・ルーカスが語る貴重な特別映像が公開になった。『スター・ウォーズ』特別映像1977年(日本公開は1978年)以降、世界中の映画ファンを熱狂させてきた『スター・ウォーズ』サーガはこれまでビデオカセット、レーザーディスク、DVD、ブルーレイなど様々なメディアでリリースされてきたが、どこでも気軽楽しめるデジタル配信も行われている。来月から始まるデジタル配信“レンタル”は、作品を視聴期限を限定して楽しめるサービスで、購入するよりも手軽な価格で作品を楽しむことができる。このほど公開されたのは、ルーカスが映画作りとデジタル技術について語った映像“ジョージ・ルーカスのデジタル革命”だ。彼は『スター・ウォーズ』を大成功させ、多くの富を手にしたが、それを映画作りの“未来”に向けて投資した。当時はデジタル技術は黎明期で、多くの人間がコンピュータを映画作りに活用することについて消極的だったが、ルーカスは、ニューヨーク工科大学で働いていたエド・キャットマルを招いて自社にコンピュータ部門を設立。デジタル編集システムや、デジタル音響システムを開発した。ルーカスが種をまき、育てた技術は様々な分野で発展。現在、映画作りになくてはならないデジタル技術のいくつかはルーカスの先見の明によって誕生、成長したものだ。映像には、やがてルーカスのもとを離れて“ピクサー・アニメーション・スタジオ”の設立者のひとりになったキャットマルも登場し、当時を振り返っている。ちなみにルーカスが情熱を注いだデジタル技術は『スター・ウォーズ』サーガを製作する上でも様々な分野で活用されており、映像にはこれまでの『スター・ウォーズ』の名場面も登場する。『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』『スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃』『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』『スター・ウォーズエピソード6/ジェダイの帰還』デジタル配信中9月1日(火) デジタル配信(レンタル)開始
2015年08月20日米カリフォルニア州のアナハイム・コンベンションセンターにて開催されたディズニーファンイベント「D23EXPO 2015」で現地時間15日、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)のプレゼンテーションが行われ、J.J.エイブラムス監督、新キャスト、さらに、サプライズでハリソン・フォードが登壇した。プレゼンテーションが行われたホール D23には、コスプレ姿のファンが集結。熱気に包まれるなか、まずJ.J.エイブラムス監督が現れ、監督の呼び込みで、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、そして、この日がイベント初参加となったオスカー女優のルピタ・ニョンゴの4人の新キャストが登場した。J.J.エイブラムス監督は「『スター・ウォーズ』の世界で最も永続的な部分はストーリーの"ハート"の部分」だといい、「本当に面白く、とてもロマンチックで、そして愛らしく、でありながらミステリーや革新や深い意味合いがあり、フォースの力で全てがつながっている部分だね」と説明。「ジョージ・ルーカスが作ったこの独特な世界観がものすごくすてきなんだ」と同シリーズの生みの親への賛辞を送った。その後、サプライズゲストとしてハン・ソロ役のハリソン・フォードが登場すると、会場はさらにヒートアップ。ハリソン・フォードは「J.J.エイブラムスや素晴らしいキャストの皆、そして色んな形でサポートしてくださったディズニーの方々の前に立つことができ、とても光栄に思います」と喜びを語った。(C)2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2015年08月17日12月に公開を迎える『スター・ウォーズ』シリーズの最新作にして、新たなる3部作の第1作目となる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。このたび、カリフォルニア州のアナハイム・コンベンションセンターでディズニーファンイベント「D23EXPO 2015」が行われ、J.J.エイブラムス監督、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、ルピタ・ニョンゴが登壇した。これまでも特報第一弾、「スター・ウォーズ・セレブレーション」にて発表された特報第2弾、7月・コミコンで発表されたメイキングやキャスト情報が発表されるたび、その熱狂がすぐさま世界中を駆け巡り注目を集めてきた本作。1日目となる14日(現地時間)はディズニー社に多大な貢献をした人物に贈られる称号“ディズニー・レジェンド”の授賞式が行われ、ジョージ・ルーカスがR2-D2、C-3POと共に登壇。会場は熱狂の渦に包まれた。そして2日目、15日には収容人員8,000名を誇るホールD23でライブ・アクションの作品群のプレゼンテーションが行われた。数あるディズニー配給の実写作品の中でも、やはり多くの注目を集めた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。会場に詰めかけたコスプレ姿のファンたちの前にまず現れたのは監督のJ.J.エイブラムス。そしてJ.J.エイブラムスの呼び込みで、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、そして『それでも夜は明ける』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴの4人の新キャストが登場した。ルピタの登場はこの日が初。ルピタは「私が『スター・ウォーズ』に関わることが出来ると聞いた時は唖然としたわ。だって、私自身『スター・ウォーズ』を見て育ったんだもの」と本作への出演の喜びを語った。エイブラムス監督は「『スター・ウォーズ』の世界で最も永続的な部分はストーリーの『ハート』の部分」だと説明。さらに「ジョージ・ルーカスが作ったこの独特な世界観がものすごく素敵なんだ」とジョージ・ルーカスへの賛辞を贈った。そしてサプライズゲストとしてハリソン・フォードが登場すると会場の興奮は最高潮に!さらに大きな歓声に包まれ、世界中が注目した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプレゼンテーションが終了した。以下、キャストコメント<J.J.エイブラムス>『スター・ウォーズ』の世界で最も永続的な部分はストーリーの「ハート」の部分だと思う。本当に面白く、とてもロマンチックで、そして愛らしく、でありながらミステリーや革新や深い意味合いがあり、フォースの力で全てがつながっている部分だね。ジョージ・ルーカスが作ったこの独特な世界観がものすごく素敵なんだ。<ハリソン・フォード>J.J.エイブラムスや素晴らしいキャストの皆、そして色んな形でサポートして下さったディズニーの方々の前に立つことが出来、とても光栄に思います。このように皆さんの前で話せる事はとても興奮しますし、実現してくれたことに感謝しています。本当に嬉しいです。<デイジー・リドリー>すごく素晴らしかったわ。最初の撮影は砂漠だったの。撮影現場に出た時は、本当驚きだったわ。全てが本物で、クリーチャーに扮する人々やスピーダーが地面に置いてあったり。実際に、色んな物がその場に置いてあって、どこのシーンにいっても触れることができるものがあったので、本当に信じられなかったわ。<ジョン・ボイエガ>フィンはこの物語の中で大きな役割を持っており、とてもユニークなストーリーも持っているんだ。彼がどんな奴で何をしようとしているのか、早く観客のみなさんに観てもらいたい。彼はこのストーリーで重要なパートを担っているので、本当に楽しみさ。<オスカー・アイザック>(出演が決まった時)なかなか刺激的で本当に信じられなかったよ。笑いが止まらなかったことも覚えているよ。家族に電話して、自分がXーウィングのパイロットになることを伝えたんだ。とにかく、とても嬉しいひと時だったよ。<ルピタ・ニョンゴ>私が「スター・ウォーズ」に関わることが出来ると聞いた時は唖然としたわ。だって、私自身「スター・ウォーズ」を見て育ったんだもの。遠い世界の話でありながら、すぐ近くにある世界なのよね。過去作の中ではケニヤ語が出て来て、身近に感じることができたので(出演を)すごく熱望していたの。だから、新3部作に関われる事がすごく嬉しいわ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月17日『スター・ウォーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカスが現地時間14日、米カリフォルニア州アナハイムにて開催中のディズニーファンイベント「D23EXPO 2015」で行われた"ディズニー・レジェンド"の授賞式に出席。人気ドロイドR2-D2、C-3POと共に登壇し、会場を沸かせた。『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が12月18日に公開される"スター・ウォーズイヤー"の今年は、特報映像や新キャストが発表されるたびに、世界中のファンが熱狂。そんな中、ディズニー社に多大な貢献をした人物に贈られる称号"ディズニー・レジェンド"の授与式が行われた。今回、ジョージ・ルーカスがその称号を授与されることもあり超満員の会場は大興奮に包まれ、スタンディングオベーションと大きな拍手で迎えられてジョージ・ルーカスが登場。「誰も知らない秘密を一つ言おう。それは、グーフィーにはジャー・ジャー・ビンクスがインスピレーションを与えている事にみんな気が付かなかっただろ?」とジョークで沸かせ、「僕はグーフィーが大好きだ。ジャー・ジャー・ビンクスも大好きだ」と語った。そして、「本当に、本当に光栄なことだと思っています」と称号を喜び、「僕はここのパーク(ディズニーランド)がオープンしてから2日目に行き始めて、それ以来毎年行ってる。それからフロリダやパリ、東京にも行った」とコメント。「ディズニーはいつも、素晴らしいインスピレーションを与えてくれた。僕がやる多くのことは、映画やテレビ、パークなどで経験した喜びや驚きから来ている。どれだけディズニーが僕に影響を与えたかは、言葉に尽くせないほどだよ。僕たちは長い間良い関係だし友達なんだ」とディズニーへの思いを明かし、「本当に素晴らしく名誉なことだよ。本当にありがとう」と感謝の言葉を述べると、大きな拍手が沸き起こった。今回の授与式では、ジョニー・デップもサプライズ受賞。「ジョージ・ルーカスさんや、ここにいらっしゃる他のみなさんと一緒に、この賞をいただけて本当に光栄です。ものすごく光栄だし、とても大切にします」と喜びを語った。
2015年08月15日アナハイムで開催中の究極のディズニーファンイベント「D23EXPO 2015」にてディズニー社に多大な貢献をした人物に贈られる称号“ディズニー・レジェンド”の授賞式が行われ、『スター・ウォーズ』の生みの親ジョージ・ルーカスが人気ドロイドR2-D2、C-3POと共に登壇し、会場は大盛り上がりとなった。史上空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』の最新作にして、その新たなる3部作の第1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開を12月に控える中、行われた今回のイベント。現在までにも最新映像や新キャスト情報が発表されるたび、その熱狂はすぐさま世界中を駆け巡り、世界中で話題となっていた。今回もジョージが新作について何か口にするのではないかと注目を集めていたが、ジョージは登場するや「誰も知らない秘密を一つ言おう。それは…グーフィーにはジャー・ジャー・ビンクスがインスピレーションを与えている事にみんな気が付かなかっただろ?」と語り、「長い間、『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』をもっとパークに作ってもらおうとプッシュしてきたけど、それをやってもらえる唯一の方法は、会社を買ってもらうことだったんだ」とのジョークに、会場は大爆笑に。ディズニー社の関係については「僕は長い間ディズニーと深い関係があるんだ。(ディズニーランド)オープンから毎年行っていてもう60年にもなる。ディズニーはいつも、素晴らしいインスピレーションを与えてくれた。それは僕がディズニーに与えたものよりも、もっと大きなもので言葉に尽くせないほどだよ。僕たちは長い間良い関係だし友達なんだ」とディズニー社が自身に多大な影響を与えていることを明かした。ジョージのほかにも今回授与されたレジェンドは、「くまのプーさん」、『アラジン』、『ライオンキング』、『リロ・アンド・スティッチ』などでキャラクターを担当した天才アニメーターアンドレアス・デジャや、ティム・バートン作品で知られる音楽家ダニー・エルフマンなど、ディズニーに多大な貢献をした人物に贈られた。その中でもサプライズ受賞として会場を沸かせたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』ほか数々のディズニー作品に出演してきた俳優・ジョニー・デップ。ジョニーは、「僕はなぜいまここにいるのか分からないんだ。本当に。いやあ。でも、ここにいるのはものすごく光栄なことだよ。ジョージ・ルーカスさんや、ここにいらっしゃるほかのみなさんと一緒に、この賞をいただけて本当に光栄です。ものすごく光栄だし、とても大切にします」とコメントした。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月15日来月に結婚1周年を迎えるジョージ&アマル・クルーニー夫妻。人権派の弁護士として活躍するアマルさんだが、母親になる準備は万端のようだ。「OK! Magazine」アメリカ版誌上で関係者は、ジョージもアマルさんも新しい家族を迎えるのにいまがちょうどいいタイミングと考えていると話している。彼女は結婚後も弁護士の仕事を続けているが、現在着手しているもの以外に新しい案件は受け付けていない。また、イギリスのバークシャーにある1,500万ドル(約18億円)の邸宅は大がかりなリフォーム中で、そこには子ども部屋もあり、クリスマスまでに工事を終える予定だという。バツイチだが、子どもはいないジョージ。長かった独身時代、父親になることには興味がないと話していたが、結婚を機に心境の変化が訪れたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月04日ジョージ・クルーニーが監督・主演を務め、“美術品救出”プロジェクトに挑む男たちを描く『ミケランジェロ・プロジェクト』の日本公開が、このほど決定した。戦闘経験ゼロの特殊部隊「モニュメンツ・メン」は、ナチスにより強奪されていく世紀の美術品の奪還のため、ヨーロッパ各地の戦場へ飛び、自力で美術品を次々と取り戻していく。一方、戦争の敗北を悟ったヒトラーは、今度は強奪した美術品の破壊を決断する…。果たして、命がけのミッションを彼らはどのように成し遂げるのか!?レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」、ヤン・ファン・エイク「ヘントの祭壇画」、ロダン「ダヴィデ」、ミケランジェロ「ブルージュの聖母子像」、レンブラント、ピカソ、マチス――。第二次世界大戦下、ナチス・ドイツ軍によって強奪されたヨーロッパ各国の美術品を奪還すべく戦場に向かったある特殊部隊「モニュメンツ・メン」の活躍を描く本作。一度日本での公開中止の憂き目にあいながらも、このほど再度日本公開が決定。美術については筋金入りのプロ、しかし戦闘は全くのド素人の7人の男たちの実話に基づく本作に感銘したジョージが、監督・製作・脚本・主演を務め映画化を実現させた。ほかにも、リドリー・スコット監督作『オデッセイ』の公開を控えるマット・デイモン、『ヴィンセントが教えてくれたこと』のビル・マーレイ、『ブルージャスミン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットら豪華な面々がキャストに名を連ねる。“ナチスが強奪していった美術品の奪還”という、まさに史上最大最高額のトレジャー・ハンティングに挑む7人の男たちの活躍を描く本作。俳優としてはもちろん、監督としても『コンフェッション』や『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』などといった力作を生み出してきたジョージの演出にも注目だ。『ミケランジェロ・プロジェクト』は11月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日日本での公開が中止となっていたジョージ・クルーニー監督・主演『ミケランジェロ・プロジェクト』が、11月6日に日本公開されることが30日、明らかになった。本作は、70年前の第二次世界大戦下、ナチス・ドイツ軍によって強奪されたヨーロッパ各国の美術品を奪還すべく戦場に向かった特殊部隊「モニュメンツ・メン」を描いた実話。芸術という文化を後世に残すため、命をかけた無名の英雄たちがいた事実を埋もれさせるわけにはいかないという思いと、公開を楽しみにしていた映画ファンからの熱い声に後押しされ、このたび日本での公開が決定した。美術については筋金入りのプロだが、戦闘はド素人という7人の男たちによる特殊部隊「モニュメンツ・メン」のミッションは、ナチスが強奪していった美術品の奪還。彼らがいなければ、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』、ヤン・ファン・エイク『ヘントの祭壇画』、ロダン『ダヴィデ』、レンブラント、ピカソ、マチス、そして、ミケランジェロ『ブルージュの聖母子像』といった名作名画は現存していなかったのだ。「モニュメンツ・メン」の存在に感銘を受けたジョージ・クルーニーは、自ら監督・製作・脚本・主演を務め、キャストには『オーシャンズ』シリーズのマット・デイモン、ゴールデングローブ賞ノミネート俳優ビル・マーレイ、『ブルージャスミン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェットら豪華な顔ぶれが集結。知られざる英雄たちの活躍を娯楽性豊かに映画化した。(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年07月31日ジョージ・クルーニー夫妻が7月4日のアメリカ独立記念日を、イタリアのコモ湖にある別荘で過ごした。「People.com」によると、ジョージはイタリア北部のコモ湖にある別荘で妻のアマルさんとともに、ジュリア・ロバーツ&ダニー・モダー夫妻を始め10人ほどの招待客を迎えて、独立記念日を祝ったという。夜にはみんなでボートに乗り、湖上から花火を楽しんだ。ジョージとアマルさんは先週水曜日(現地時間)にはロバート・デ・ニーロ夫妻とディナーに出かけた。デ・ニーロ夫妻も近隣に滞在中で、ジョージとロバートでランチをともにしているのも目撃されている。ジョージは2日にはミラノで行なわれた「TOTO」の公演にも出かけ、バンドがヒット曲「アフリカ」を演奏中に突然ステージに上がり、観客を大喜びさせた。9月に結婚1周年を控え、リラックスした夏休みを満喫中のようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月07日ロッテは6月30日、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開に向け、『スター・ウォーズ エピソード1・2・3・4・5・6』の内容と連動した商品5種類を発売する。「スター・ウォーズ」シリーズは、ジョージ・ルーカス総指揮のSF映画シリーズ。12月に、新作のスター・ウォーズ/フォースの覚醒の公開が予定されている。それに向けて、同社の「ビックリマンチョコ」や「ミントタブレット」などに、映画のキャラクターがデザインされた商品が登場する。「スターウォーズ ビックリマンチョコ<エピソード4・5・6>」「スターウォーズ ビックリマンチョコ<エピソード1・2・3>」は、オリジナルのシール付きの、ウエハースでサンドしたクッキークランチ入りチョコレート。価格は、各・税別100円前後。パッケージとオリジナルのシールには、映画の登場キャラクターが「ビックリマン」風にデザインされている。シールは、ノーマルシール20種類とシークレットシール4種類で、全24種類。スターウォーズ ビックリマンチョコ<エピソード4・5・6>は、北海道、東北、東京圏、関東、信越、静岡で発売。スターウォーズ ビックリマンチョコ<エピソード1・2・3<は、中部(静岡除く)、近畿、中国、四国、九州で発売(同商品のみ、発売日が7月14日)。「スターウォーズ・スリムボトルガム」(税別700円前後)は、宇宙空間をイメージしたミント味のボトルガム。パッケージデザインは、「『ダース・ベイダー』を中心としたダークサイドキャラクターデザイン」「『ヨーダ』を中心としたジェダイキャラクターデザイン」「『R2-D2』を中心とした反乱軍の仲間達デザイン」の3種類がある。キャラクターの「ダースベイダー」をイメージした「スターウォーズ・タブレットカードケース<ダークサイドミント>」(税別115円前後)は、ミントタブレットに「ライトセーバー」の赤色を想起させる、赤いチップが混ぜ込まれている。デザインは3種類。「スターウォーズ・タブレット<フォースミント>」(税別210円前後)は、緑色をしたエナジードリンク風味の大粒ミントタブレット。ヨーダがデザインされた筒型の容器は全3種類ある。(C)& TM Lucasfilm Ltd.
2015年06月24日『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』など、数多くの名作映画のポスター画を担当したイラストレーター、ドゥルー・ストゥルーザンの作品集「コンプリートワークスオブドゥルー・ストゥルーザン」が7月6日(月)より発売される。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ブレードランナー』『薔薇の名前』『グリーン・マイル』『ショーシャンクの空に』『ランボー』など、金字塔的作品のビジュアルを担当した伝説のアーティスト、ドゥルー・ストゥルーザン。彼の作品は映画にとどまらず、書籍や雑誌の装画や切手、音楽アルバムのジャケットからトレーディング・カードやゲームの箱、さらにダイアナ妃を描いた絵皿や、オリンピックに行われたアスリートのための映画祭用のポスターなど、ジャンルを跨ぎ幅広い分野で活躍している。本作品種は、音楽(アルバムジャケットなど)11点、映画(ポスターのほかに、予告編や特別編、映画の小道具として描いたものなども収録)115点、出版(書籍やコミック、雑誌のカバー)32点、商業(イベントポスター、コレクション用のポスターや絵皿、切手、DVDやゲームの箱など)45点、プライベート作品58点、合計261点の作品を収録。ドゥルーの手がけた多彩な作品群から、注目作だけでなくあまり知られていない作品や、ファン垂涎のめったにお目にかかれない個人的な絵画作品をも厳選して収録。その作品の幅広さと多様性を存分に感じることができる。「ドゥルーには、キャラクターの格好良さもオーラも夢も、ちょっと大きなものにしてみせる才能があるのだ」と語るのは、今年の12月より新たなシリーズがスタートする『スター・ウォーズ』シリーズの創始者ジョージ・ルーカスだ。彼は本書のために特別に序文を寄せ、ルーカス監督がいかにドゥルーを信頼しているかが語られている。さらに本書では、ドゥルー自身が文書を寄せている。「絵を描くこと、それから創作の可能性のことをいつも考えている。それこそまさしく私そのものであり、私が表現したいことなのさ」と語るドルゥーが、これまでの半生をふり返り、現在の心境についても述懐している。その名前は知らずとも、彼の作品を見たことがあるひとは数多くいるはず。“スター・ウォーズ”イヤーであり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の舞台でもある2015年。本作品集を通して、伝説のアーティストの才能に触れてみてはいかがだろうか。「コンプリートワークスオブドゥルー・ストゥルーザン:Complete Works of Drew Struzan」は、7月6日(月)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年06月22日『極道大戦争』の三池崇史監督が、先日、最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のPRのため来日したジョージ・ミラー監督と夢の初対談を実施。オーストラリアからハリウッド映画の頂点まで昇りつめたミラー監督と、日本から世界に挑み続ける三池監督。互いにエンターテイメント性と作家性を併せ持ち、アクション映画への“原点回帰”となった2人の最新作は同日公開でもあることから、日米の“映画屋”のガチンコ対決が実現した。本年度の第56回カンヌ国際映画祭に、この最新作がそろって出品された2人。伝説のヴァイオレンス・アクションシリーズが30年ぶりに復活したミラー監督の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、トム・ハーディを主演に迎え、文字通り全編にわたってノンストップでリアル・アクションが展開する超大作。一方、ヤクザ・ヴァンパイアの壮絶な戦いが繰り広げられる三池監督の『極道大戦争』は、監督デビューから4半世紀を経て原点となる“Vシネマ・スピリッツ”を、市原隼人主演で甦らせたアクション大作だ。共に超低予算アクション映画からキャリアをスタートさせた2人が、お互いの原点となるアクションにこだわり抜いた新作をメジャー大作として完成させたこの2作は、奇しくも、今週末6月20日(土)に同日公開される。「若いころにすごく影響を受けた」という『マッドマックス』シリーズ直撃世代の三池監督は、シリーズを作り上げたミラー監督に刺激を受けてきたそうで、「ミラーさんとお会いして話せるのがとても光栄。そんな繋がりが生まれるのが、映画の持つ力だと感じる」と言う。だが、対談の席に現れたミラー監督は、まず三池監督が手にしたマッドマックス仕様にカスタマイズされたカエルのぬいぐるみに興味津々。それは、『極道大戦争』に登場する“現代の怪物にして世界最強のテロリスト”と呼ばれる謎のキャラクター。ミラー監督から「なんて名前だ、コイツは?」と尋ねられた三池監督が、「“KAERUくん”です」と紹介すると、「ミスター・フロッグ!?ファンタスティック!!」と、すっかり気に入った様子。『ベイブ/都会に行く』『ハッピーフィート』などでキュートな子ブタやペンギンを主人公に映画を作ってきたミラー監督の「ミスター・フロッグのアイデアはどこから生まれたんだ?」という質問に、三池監督は「日本には“ゆるキャラ”というのがありまして…」と、KAERUくんの原点となった“ゆるキャラ”について説明を始める一幕もあった。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をすでに観たという三池監督は、「今回マックスを演じたトム・ハーディにしか出せない空気、カッコよさが出ているなと思いました。『座頭市』みたいな日本映画的美学を持っていて、それは監督やハーディの『マックスってなんだ?』という疑問への答えなんだと思います。ため息が漏れました」と絶賛を惜しまない。だが、続いて「実は僕もトム・ハーディと一緒に仕事をする予定だったんです…」と、三池監督から意外な告白が飛び出した。だが、クランクイン直前になってキャンセルになったことから、「それで、何かやろうと思って作ったのが『極道大戦争』なんです」と明かした。「そうか、どうりでミスター・フロッグがトム・ハーディに似てると思ったよ(笑)」と、ユーモアたっぷりに返して周囲を爆笑させるミラー監督。そして、アクション映画への原点回帰、同日公開という2作の共通点を聞かされると、「一緒じゃないか!」と、さらに頬を緩ませた。三池監督は、「新作の『マッドマックス』には痺れましたよ。こんなに面白い映画がキャリアを重ねても作れるものなんだなと思いました。普通は衰えていくものなんですけど、よりヤバくなってる」と興奮気味。「僕ら映画を作る人間からすると、『マッドマックス』を観てしまうと、世界中の映画人は“作れない理由”を状況のせいにできなくなったなと思いました。『作るか、作らないかだけ。それはアナタの問題だ』と、ミラーさんから突きつけられたような気がしたんです」と語った。すると、ミラー監督も「1週間前にスティーブン・スピルバーグから電話をもらって、いま、三池監督が言ったようなことを彼もすごく興奮しながら言ってたんだ。私もスピルバーグを始め、ロバート・ロドリゲスやJ・J・エイブラムスといったアメリカのフィルムメーカーからエネルギーをもらって、もっと映画を作りたいという気持ちになったからな」と明かしてくれた。『極道大戦争』の撮影では、「体は30代の頃のようにはいかない」と弱音を見せることもあった54歳の三池監督。だが、70歳で『マッドマックス』を作り上げたミラー監督を前に「言い訳できないなと思いましたね。やるか、やらないかだけですよ。言い訳を考えてるヒマがあったら、ローバジェットでもいいからもう1回、一から作れっていうことですよね。映画を作る人間に色んなことを教えてくれるのが『マッドマックス』です」と語る。映画との戦い方について熱い言葉が交わされた後、三池監督が「映画の中で、僕にもできる演出が一つだけありました」と告げる。「どこだい?」と興味深そうな顔で尋ねるミラー監督の前で、おもむろに頭の後ろに手をやり、劇中でマックスが顔に取り付けられた鉄仮面を外そうと、ヤスリで懸命に擦る仕草をやって見せる。「あのカシャカシャカシャってやつです」。「ハハハハ!!あれは最初から脚本にあった設定なんだが、マックスは自由になるために脱出しようとしているので、いつもああやってるのさ」とミラー監督。「ヤスリさえあれば、僕の映画でもできる(笑)。あれ以外は、とても自分には撮れませんが」と三池監督が謙遜すると、「三池監督ならほかのシーンも撮れるさ!」とミラー監督は力強く語った。また、それぞれが特別上映と監督週間での上映となったカンヌ映画祭では、三池監督が新作の撮影のため渡航できなかったことから、お詫びの思いをこめて着物姿で女装したカードが配られたが、それをミラー監督にもプレゼント。あ然としながらカードを見つめたミラー監督は、しばらくの沈黙の後、「とっても綺麗だよ」と優しく声をかけていた。長年のキャリアを重ねてきた映画監督同士が、映画を通じて送り合うエール。固い握手を交わして対談を終えた三池監督は、ミラー監督の印象を「KAERUくんのことを聞いてきたり、好奇心の塊みたいな人でした。そのエネルギーがすごいなと思いましたね。自然体でカッコいい人ですよ」と、さらなる刺激を受けた様子。これまでもハリウッドでの企画を検討してきた三池監督にとって、オーストラリアからハリウッドへと進出して成功をおさめ、そしていま再び新生『マッドマックス』を撮ったミラー監督の存在こそ、「狂気を感じますよ(笑)」。全く異なる土壌から生まれながら奇妙な縁を感じさせる2人の原点回帰。同日に公開される2本の映画は、世界で最もマッドなアクションが凝縮された映画の進化形となりそうだ。『極道大戦争』は6月20日(土)より全国にて公開。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED極道大戦争 2015年6月20日より TOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「極道大戦争」製作委員会
2015年06月19日俳優として、ラジオナビゲーターとして活躍する別所哲也さんのライフワークのひとつに「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」がある。17年目を迎える今年のテーマは「シネマチック モーメント(映画的な瞬間)」。映画は映像作家たちの人生の“一瞬”を切り取ったもの。映画を観ることは彼らの一瞬を共有すること。だから心が動いていく。長編映画よりもグッと短いショートフィルムはその一瞬がより凝縮され「短い時間のなかにキラッと光るダイヤの原石がある、エスプレッソコーヒーのようにギュッと旨味が詰まっている」と別所さん。彼がショートフィルムに魅了されるきっかけ、またショートフィルムが教えてくれたという人生について、ファッションについて──。──17年目を迎えた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」。どんなきっかけで主宰することになったのでしょうか。23歳のときにアメリカ映画『クライシス2050』でスクリーンデビューしたのがきっかけで、アメリカと日本を行き来するようになったんです。アメリカにいると「ショートフィルムのスクリーニングがあるからこないか?」って誘われることが多かったんですね。でも、当時の僕は「ショートフィルムは実験的、短くて学生映画のようなもの」という先入観があって、誘われてもずっと断り続けていたんです。それから10年ほど経った頃、アメリカに住む友人が映像作家としてショートフィルムを作って「ハリウッドのメジャースタジオで上映会をやるから観に来てくれ」と言われて。友だちとして渋々、観に行ったんです。10本のショートフィルムが上映されたんですが、どれもものすごく面白くて。コペルニクス的転回といいますか、天動説と地動説ほど自分のなかの映画の概念が変わった瞬間でした。映画って長くなくていいんだ、短くてもこんなに表現できるんだとか、ジョージ・ルーカスやクエンティン・タランティーノなどの監督も、トム・クルーズを始めとする有名俳優たちもショートフィルムからキャリアをスタートしていることを知って、驚くことばかりでした。それが僕にとってのショートフィルムとの出会いです。1997年の出来事ですね。──その2年後の1999年に日本発の国際短篇映画祭「アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル」を主宰することになったというわけですね。その後もいくつかの偶然が重なりまして──友人がサンダンス映画祭に長編映画を出したことを機に映画祭に行ったとき、そこでもショートフィルムの素晴らしさを目の当たりにしたんです。当時はまだ無名だったベン・アフレックや少し有名だったクリスティーナ・リッチ、前線で活躍していたスパイク・リー(監督)らがいて、彼らはごく普通に短編映画について語っていました。そして、1998年の米アカデミー賞では“日本の『シンドラーのリスト』”と言われるショートフィルム、クリス・タシマさんの『ビザと美徳』が賞を取ったんですが、その年は現地からアカデミー賞を伝える番組の司会を担当していたこともあって……そんな3つの出会いが重なったことで「日本でショートフィルム映画祭をやりたい!」と勝手に運命を感じてしまったんです(笑)。──心を動かされたんですね。今ではすっかり定着した映画祭ですが、今年は100の国と地域から集まった5,000作品の中から選ばれた200作品を上映。どんなふうに映画を選んで観たらいいのでしょうか。ショートフィルムの尺は25分までと決まっていますが、短いものだと2、3分の作品もあります。200作品はいろいろなプログラムとして上映されるので、興味のあるプログラムを選んで観るのもいいですし、特に観て欲しいのはオフィシャルコンペティション。米アカデミー賞につながる、今は無名だけれどこれから有名になる映画の原石をみなさんで発見してほしいんです。あとは、ポーランド、ブラジル、スウェーデン、フィリピンなど世界各国の映画を観る機会はそう滅多にないので、こういう国でこういう映画が作られているんだと、映画を通じて旅をしてほしいですね。最新のアカデミー賞受賞作やノミネート作品をまとめて上映するプログラム、ファッションとショートフィルムがコラボしたプログラムなど、たくさんのメニュー(プログラム)があるので、レストランでメニューを選ぶように映画を選ぶことを楽しんでほしいです。──今年からのプログラム「ファッションショートプログラム」も楽しみです。また、多くの中から自分にとっての選りすぐりのものを選ぶことは、洋服選びにも通じると思います。洋服を選ぶとき、別所さんが大切にしていることやこだわりはありますか。今日は“スマート・カジュアル”がテーマということでしたので、ブルーを差し色にコーディネイトしてみました。映画祭のような公式の場はわりとダークでベーシックなものが多くなってしまうので、タイ、チーフ、カフスで変化をつけたり、あとは足もと、靴にもこだわっています。洋服選びは楽しいですね。そう思うきっかけもやはり映画でした。ハリウッド映画に出たときに言われたことなんですが、その人がどんな人かを想像するとき、その時に着ている洋服やファションがその人の人となりを表す情報になると言われたことがあって。それから気にするようになりました。また、洋服を選ぶときは自分の価値観と向きあう時間でもある。デザインだったり、肌触りだったり、着心地だったり……自分が何に惹かれているのかを知ることはとても大事だと思うんです。そうやって惹かれるものがあって選んだ洋服のなかには、何年経っても着続けているものもあります。20歳のときに買った「Schott(ショット)」のライダーズの革ジャンはいまだに着ています。かれこれもう30年も着ていますね(笑)。時代時代の流行りを取り込むのも楽しいですけど、繕いながら経年変化を楽しむ、洋服に想い出を刻んでいくのもいいですよね。──そう思います。洋服に想い出が刻まれるように、映画館で観た映画の“一瞬”も誰とどんな状況で観たのかなど想い出として刻まれますよね。そうですね。今はインターネットでも映画を観ることのできる時代で、それはそれでアリだし、そうやってショートフィルムをどんどん観てほしいんです。ただ、映画祭にはそれとは違う感動がある。映画って、暗闇の中で大きなスクリーンに光の絵の具で作られたものが映し出される魔法みたいなもの、映像作家のその時の想いが真空パックされたようなもので、昔はフィルム、今はデータなのでハードディスクですが、それらに光があたることで物語が動き出す。すごくロマンチックな時間なんです。そんな不思議な魔法を映画祭で体験してほしいんです。──最後に、映画祭の主宰者であり、俳優としての活動もあり、ラジオナビゲーターとしても毎日活躍している別所さんのその活力は一体どこから湧いてくるのでしょうか。僕は、人間は生きている間はずっと「オン」の状態で「オフ」になる感覚はないと思っているんです。というのは、旅をしたり家族と過ごしたりする時間は仕事を基準にすると確かに「オフ」ですが、プライベートな時間としては「オン」なんです。そして、ずっと「オン」でいることによって泣いたり笑ったり驚いたり……いろんな感情が動く。本当に素晴らしいことです。それを日々感じることが活力に繋がっているのかもしれないですね。
2015年06月08日来日中のジョージ・ミラー監督が5日、東京・六本木のニコファーレで行われた映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(6月20日公開)の来日会見に出席した。監督は冒頭、「世界中でいい反応を受けていてうれしい」と本作に対する反響を喜び、「忘れられない体験。カンヌ映画祭のレッドカーペットを超えるような素晴らしいジャパンプレミアだった」と前日のジャパンプレミアを興奮気味に振り返った。そして、本作では「本物にこだわった」と語り、「本物の車両を使い、本物の砂漠で、本物の人間が実際に車をぶつけたりする。大変な作業だったけど、みなさんが入り込める作品になった」と自信をのぞかせた。「日本の文化は世界の映画界に大きな影響を与えている。特に日本の美意識、ビジュアルの部分」と日本の影響についても語り、本作も「映像を通して語られる作品」とビジュアルに重きを置いていると説明。そして、黒澤明監督作品について「映像が脳裏に焼き付くイメージがある」と言い、「私の一番好きな日本の映画は『七人の侍』」と話した。今回の来日で「三鷹の森ジブリ美術館」を訪れたことも明かし、「宮崎駿さんは神」と表現。「いろんな作品が展示されている部屋を巡り、素晴らしいアーティストだと。ハートを感じるし、英知を感じる」とあらためてその魅力に引き込まれたよう。一番好きなジブリ作品を聞かれると『千と千尋の神隠し』と答え、「偉大なアーティストの作品を見ると、一生忘れないイメージが脳裏に焼き付く。この作品も一生忘れられないイメージを持った」と熱弁した。また、続編についての質問も飛び出し、監督は「この作品を作り終えたばかりなので休養が必要」としながら、「作っている時にほかのストーリーもどんどん湧いてきたので、それは脳裏にある」と期待させた。会見の最後では「初監督作品でどういう反応が起こるかわからなかった」と1作目の公開時を振り返り、「日本で本当の意味で認められた」とコメント。「最初に私の作品を受け入れてくださった日本という国に深く感謝しています」と日本への思いを語った。
2015年06月05日来日中のジョージ・ミラー監督が6月5日(金)、東京都内で新作映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のPR記者会見を行った。日本滞在を満喫している様子のミラー監督は「“ジブリ・ミュージアム”に行ってきました。私にとって、宮崎駿監督は神。彼は素晴らしいアーティストだと思うし、彼の作品からはハートや正直さ、英知を感じます。皆さんもぜひ訪れて、彼の絵や作品を間近で見て」と上着のポケットからチケットを取り出して、東京・三鷹の森ジブリ美術館を猛アピール。好きなジブリ映画は『千と千尋の神隠し』と言い「偉大なアーティストの作品というのは、脳裏に焼き付いて離れず、忘れることができません」と熱弁していた。同作は、ミラー監督によるアクション映画『マッドマックス』(1979)シリーズの第4弾で、第3弾『マッドマックス/サンダードーム』(1985)以来約30年ぶりとなる待望の新作。水も油も枯渇した終末世界を舞台に、恐怖と暴力で民衆を抑え込むイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)ら狂気の軍団と死闘を繰り広げる、元警察官のマックス(トム・ハーディ)と反逆の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)の姿を描く。L.A.プレミアでは3作に主演したメル・ギブソンと本作を鑑賞したそうで「メルは、映画が始まるとクスクス笑ったり、肘鉄を喰らわしてきたり……。最後は『素晴らしかった』と褒めてくれて、トムとメルの3人でハグをしたよ」と“本家お墨付き”を紹介。更なるシリーズの続編については「撮影中に新たなエピソードも浮かんできたけれど、『怒りのデス・ロード』を作ったばかりだから、今はもう少し休みたいね」と言い、メルの出演については「ダニエル・クレイグの『007』に、初代のショーン・コネリーが出演したら場違いに映ってしまうだろう?だから難しいね」と否定した。ミラー監督は、新たにマックスを演じたトムに「動物的なカリスマ性がある」と感じたそうで「トムには、メルがオーディションの時にドアから入って来た時と同じ雰囲気を感じた。友達になりたいと思う反面、謎めいた部分があって危険性もはらんでいる。そんなところがメルと似ているし、身体能力も抜群に高い」と期待をかけていた。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、6月20日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2015年06月05日