シャーリー・マクレーン&クリストファー・プラマーという2大アカデミー賞俳優が、イタリアを舞台に贈るチャーミングなラブストーリー『トレヴィの泉で二度目の恋を』が、いよいよ今週末1月31日(土)より公開となる。実は本作に、ウェス・アンダーソン監督作『ムーンライズ・キングダム』(’12)で主人公のボーイスカウトの少年に大抜擢されたジャレッド・ギルマンが、自身二度目となる映画出演を果たしていることが分かった。本作は、とびきりチャーミングで奔放なエルサ(シャーリー・マクレーン)と、とびきり偏屈で頑固なフレッド(クリストファー・プラマー)の“二度目の恋”を、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの傑作『甘い生活』(’60)にオマージュを捧げながら描く珠玉のハートフルムービー。『甘い生活』で、先日他界したアニタ・エクバーグ演じるヒロインがマルチェロ・マストロヤンニとともにローマの観光名所・トレビの泉で戯れる様子に憧れ、愛する人とトレヴィの泉に行くことを夢に描くエルサ。そして、妻を亡くし、何かと世話を焼く娘夫婦にも心を閉ざしているフレッド。そんなふたりの最悪の出会いとなるのが、本作の予告編冒頭に登場するエルサがフレッド娘夫婦の車をぶつけてしまうシーンだ。ここに登場する少年こそ、ウェス・アンダーソン監督に見出され、『ムーンライズ・キングダム』でいきなり主役で映画デビューを果たしたジャレッド・ギルマン。『ムーンライズ・キングダム』では、ボーイスカウトで出会った女の子と恋に落ちて駆け落ち。その駈け落ちに、ブルース・ウィリスやエドワード・ノートンら大人たちが右往左往する様子がコミカル、かつキュート&シュールに描かれ、ギルマン自身も彼らベテラン俳優陣と共に数々の賞にノミネートされた。当時、可愛らしく、あどけなさの残る新人子役だった彼も約2年の時を経て、いまでは大人の階段を上りつつある高校生に成長。本作では、名優クリストファー・プラマー演じるフレッドの娘夫婦の息子マイケル役で、2作目の映画出演を果たしており、トレードマークともいえるメガネと、どこか冷静で達観したような出で立ちは健在だ。フレッドは、夫とそろってお金を無心する娘には無愛想なのだが、唯一心を開いて本音を話せる相手が、ジャレッド演じる孫のマイケル。中でも印象的なのは、娘がそんなふうに反発するのは「いい父親じゃなかったせいだろう」と、マイケルに本音をこぼすシーンだ。それに対し、マイケルは「いいおじいちゃんだよ」とひと言返すだけ。だが、彼のひょうひょうとした存在感は、フレッドが周囲には見せない密かに娘を思いやる気持ちを映し出し印象的なシーンに仕上がっている。オスカー受賞の名優と適度な距離を保ちながらも、男の友情漂わせる演技を披露し、少し大人になった姿を見せているジャレット。今後も楽しみな彼の成長を、まずは本作で見届けてみて。『トレヴィの泉で二度目の恋を』は1月31日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月28日フェデリコ・フェリーニの『甘い生活』で知られる女優アニタ・エクバーグが、イタリア時間11日にローマ近辺のロッカ・ディ・パパで亡くなった。83歳だった。2009年には病気で、2011年には足の骨折で入院している。エクバーグは1931年、スウェーデン生まれ。1950年にミス・スウェーデンに選ばれ、1953年に『凸凹火星探険』で映画デビューを果たした。その後『底ぬけコンビのるかそるか』『戦争と平和』などに出演し、1960年の『甘い生活』で大スターの地位を確実なものとする。同作品の撮影以降、エクバーグはイタリアに在住。50年に及ぶキャリアで、エクバーグは50作以上の映画に出演した。セックスシンボルとして注目され、数々の恋愛ゴシップで世間を騒がせた。離婚歴は2回。文:猿渡由紀
2015年01月13日12月27日(土)公開の『海月姫』で、女子が凹みそうなほどの美しい女装男子ぶりを見せている若き実力派・菅田将暉が、『劇場版 零~ゼロ~』やドラマ「ごめんね青春!」などで瑞々しい魅力を発揮した人気モデルの森川葵とW主演する青春映画『チョコリエッタ』。そして、2015年に映画デビュー60周年を迎えるアメリカの名女優シャーリー・マクレーンと、『人生はビギナーズ』でオスカーを獲得したクリストファー・プラマーという2大ベテラン俳優で贈るラブストーリー『トレヴィの泉で二度目の恋を』。一見、何のつながりもないように見える、対照的なこの2つの作品が、いずれも2015年1月、劇場公開される。実はこの2作には、偶然にも、「映画の魔術師」との異名を持つイタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督にオマージュを捧げて作られているという意外な共通点があった。フェデリコ・フェリーニといえば、『道』『カビリアの夜』『8 1/2』『フェリーニのアマルコルド』で4度のアカデミー賞「外国語映画賞」に輝き、1992年にはアカデミー賞「名誉賞」を受賞した、20世紀が生んだ映画監督として十指に挙げられる巨匠。夢や幻が重層的に現実世界に広がる手法が特徴的で、映画製作関係者からは「魔術師」という異名で呼ばれている。そのフェリーニの代表作のひとつ『道』(’54)の製作60周年を記念して誕生したのが、『チョコリエッタ』だ。大島真寿美の同名小説を原作に、世界の映画祭でも高い評価を受けている風間志織監督が10年の構想を経て撮りあげた本作は、大切なものを失い、これからの未来に戸惑う少女(森川さん)と映画研究部の先輩(菅田さん)が、“ここではないどこかへ”旅に出るひと夏を映し出していく。「私がジェルソミーナで、先輩がザンパノ」と、ジュリエッタ・マシーナ&アンソニー・クインが演じた『道』の主人公たちのように、旅に出る若きふたり。体験する夢と現実がオーバーラップする映像世界は、ちょっぴり不思議で、フェリーニのエッセンスが至るところに散りばめられた新しいカタチの日本映画となっている。また、もう1本は、『イル・ポスティーノ』『ヴェニスの商人』の名匠マイケル・ラドフォード監督が手掛ける、チャーミングな大人のラブストーリー『トレヴィの泉で二度目の恋を』。主人公エルサ(シャーリー・マクレーン)の夢は、フェリーニの傑作映画『甘い生活』(’60)のヒロインのように、愛する人とローマのトレヴィの泉に行くこと。そんなエルサが人生の黄昏時に偶然出会ったのは、妻を失い心を閉ざしていたフレッド(クリストファー・プラマー)。出会いは最悪だったものの、いつしか心を通わせていくふたり。果たして、エルサの夢は叶うのか…。『愛と追憶の日々』(’83)でオスカーを受賞、現在は「glee/グリー」や「ダウントン・アビー」と人気ドラマにもゲスト出演する大ベテラン、シャーリー・マクレーン。そして『サウンド・オブ・ミュージック』(’65)でのトラップ大佐で知られ、数多くの受賞歴を持つ名優クリストファー・プラマーによる豪華競演。絶世のモテ男マルチェロ・マストロヤンニがグラマラスなハリウッド女優と戯れたトレヴィの泉を始め、『甘い生活』の名シーンも度々登場し、晩年に訪れた二度目の恋を盛り上げている。奇しくも、世界で長らく愛されている“魔術師”フェリーニの名作にオマージュを捧げた2作。あなたはどちらの旅に出る?『チョコリエッタ』は2015年1月17日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。『トレヴィの泉で二度目の恋を』は2015年お正月第2弾、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月22日いつまでも色褪せず心に残り続ける名作というのは、誰の中にも1本はあるはず。そんな映画を愛する大人たちに贈るレーベル、シネフィル・イマジカより、映画ファンのコレクションに欠かすことの出来ない名作がついに日本初ブルーレイとなって、今月22日(木)からリリースされる。今回、ブルーレイ化される作品は、1979年にカンヌ国際映画祭でパルムドール、そして翌年のアカデミー賞外国語映画賞と世界が認めた、第二次世界大戦下のドイツを舞台に自らの意志で成長を止めた少年・オスカルと仲間たちの旅を描いたノーベル賞作家ギュンター・グラスの名作を映画化した『ブリキの太鼓』。そして、ヌーヴェルヴァーグの口火を切ったとも言われるルイ・マル監督の衝撃のデビュー作『死刑台のエレベーター』。このどちらも、いまなお世界中で愛され続けており、よりハイクオリティーな映像で蘇らせてほしいといった声が多く寄せられていた2本でもある。今回ブルーレイ化されるこの2本だが、こだわったのは映像や音質の向上だけではない。アンティーク家具のように、いつまでも持っていたくなるような上質な仕上がりを目指し、パッケージデザインやアートワークにも力を入れる徹底ぶり。さらに、かわいい特性ブックレットや監督の最新インタビューまで豪華特典ももちろん外せない魅力だ。またこれに続く第2弾では、イタリア公開50周年を記念して、フェデリコ・フェリーニの最高傑作『8 1/2(はっかにぶんのいち)』も日本初ブルーレイ化されることに!この冬、あなたの宝物としてコレクションするのも良し、オシャレなパッケージだけにお部屋のアンティークとして置いても良し、はたまた大切な人へのプレゼントとしてこの贅沢な“名画”をぜひ手に取ってみては?シネフィル・イマジカ「名画ブルーレイ」シリーズ『ブリキの太鼓 ディレクターズ・カット』[Blu-ray]価格:6,090円(税込)発売日:11月22日(木)『死刑台のエレベーター』[Blu-ray]価格:5,040円(税込)発売日:11月22日(木)『8 1/2(はっかにぶんのいち)』[Blu-ray]価格:6,090円(税込)発売日:2013年1月11日(金)発売元:IMAGICA TV販売元:角川書店© 1979 ARGOS FILMS & SEITZ FILM PRODUCTION© 1958 Nouvelles Editions de Films© MEDIASET S.p.A.
2012年11月19日1985年のオープンより良質な作品を数多く上映し、時に個性的なレイトショー企画やイベント上映で多くの観客を楽しませ、愛されてきた映画館「シネセゾン渋谷」が2月27日(日)をもって閉館となる。このたび、閉館前の2月5日(土)から最終日まで、感謝の気持ちを込めてのクロージング特別上映が開催されることが発表された。1985年の11月6日にイタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニの傑作『そして船は行く』の上映で幕を開けたシネセゾン渋谷。エンターテインメント作品からアート系の作品まで幅広いジャンルを扱い、多くの観客を魅了してきた。26年間の歴史の中で、最も多くの観客を動員したのは、奇しくも今年のアカデミー賞レースで主演女優賞の獲得が有力視されるナタリー・ポートマンが10代ながら世界的な注目を浴びるきっかけとなった『レオン 完全版』。<シネセゾン渋谷 歴代観客動員数ベスト10>※カッコ内は公開年1位:『レオン 完全版』(リュック・ベッソン監督/’96)2位:『オール・アバウト・マイ・マザー』(ペドロ・アルモドバル監督/’00)3位:『PARTY7』(石井克人監督/’00)4位:『蜘蛛女のキス』(エクトール・バベンコ監督/’86)5位:『es』(オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督/’02)6位:『PiCNiC/FRIED DRAGON FISH』(岩井俊二監督/’96)7位:『人のセックスを笑うな』(井口奈己監督/’08)8位:『アイデン&ティティ』(田口トモロヲ監督/’03)9位:『オー・ブラザー!』(ジョエル・コーエン監督/’01)10位:『鮫肌男と桃尻女』(石井克人監督/’99)ほかにも邦画、洋画を問わずいまなお多くの人々に愛されている傑作がベスト10に名を連ねるが、石井克人監督作品が2作ベスト10に入っているほか、浅野忠信は『PARTY7』、『PiCNiC/FRIED DRAGON FISH』、そして『鮫肌男と桃尻女』に出演している。このランキングを見ると、90年代から2000年代初頭のミニシアターブームを、シネセゾン渋谷がいかに牽引してきたかが分かる。2月5日(土)からのクロージング特別上映では、上記の作品も含め、26年の歴史を彩った数々の作品およびオールナイトでの企画上映も実施。“今敏ナイト”と称して昨年、急逝した今敏監督の『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』のオールナイト上映のほか、“田口トモロヲナイト”、“岩井俊二ナイト”などファンにはたまらない夜になりそうだ。なお、封切り作品で本館で最後の上映作品となるのは、『アイアンマン』シリーズ、『シャーロック・ホームズ』のロバート・ダウニー・Jr.主演で『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』チームが贈るノンストップ・コメディ『デュー・デート〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』で、明日1月22日(土)より公開となる。こちらの公開を記念して、WEB上で再生される動画にリアルタイムでコメントを付けられる「ニコニコ動画」内の「ニコニコ生放送」にて、本日1月21日(金)の20:30より、いとうせいこう、映画ライターのわたなべりんたろう、タレントの石田紗英子による特別番組が生放送されることも決定!“映画『デュー・デート〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』公開記念 ―大激論!ビバ・コメディ!”と銘打って、激論が展開される。こちらは以下のURLにて無料で視聴可能。本日20:20開場/20:30開演。映画『デュー・デート〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』公開記念 ―大激論!ビバ・コメディ!『デュー・デート〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』は1月22日(土)より公開。シネセゾン渋谷クロージング特別上映は2月5日(土)から2月27日(日)まで。詳細は、以下の公式サイトにて。シネセゾン渋谷公式サイト:■関連作品:デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜 2011年1月22日よりシネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】2010年、ゴシップシーンを賑わしたセレブたちロバート・ダウニーJr.主演ノンストップ・コメディ『デュー・デート』試写会に50組100名様ご招待『ハングオーバー!』製作チーム+ダウニー・Jr.の『デュー・デート』全米2位発進
2011年01月21日この映画を何と評すればいいのでしょう。豪華で煌びやかで、贅沢。それぞれ正しいのですが、こんな言葉を並べてもまだ何かが足りない、そんな気分だった『NINE ナイン』。ミュージカル版『オーシャンズ11』とでも言いましょうか、とにかくオールスターキャストなので、出てくる主要人物のすべてが主役級なのですから、もったいない限りです。しかも、主演のダニエル・デイ=ルイスはじめ、脇を固める美女軍団は、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレンと見事にオスカー絡みな人々。監督、製作、振付を行っているロブ・マーシャルだって、『シカゴ』を6部門のアカデミー賞に輝かせた凄腕ですからね。スタッフには、2年前に他界したオスカー監督、アンソニー・ミンゲラ(『イングリッシュ・ペイシェント』)も参加。さらには、原点となっているのが、1963年にオスカーを受賞したフェリーニの『8 1/2』(主人公の9歳当時の姿も登場すること、また不朽の名作に半歩進んだ解釈、歌+ダンスを加えたことから“NINE”というタイトルがつけられたとか)という堅さなのです。この作品に関わったキャスト&スタッフが獲得しているオスカーは全部で17冠というのですから、凄いものですよね。しかも、舞台となっているのは映画業界。世界屈指の美女たちが、こぞって才能を競い合います。そんな背景、この構図、このお祭り具合、なんだかアカデミー賞授賞式みたい。観ながらそう思っていた私。そんなわけで、“アカデミー賞授賞式を見ているかのような映画”という感想となったわけです。でも、実際に今年のアカデミー賞にノミネートされたのは助演女優賞、衣裳デザイン賞、楽曲賞、美術賞の4部門。そして受賞はゼロ。スタッフ&キャストの実績からすると、ちょっと寂しいですよね。ゴールデングローブ賞でも5部門へのノミネートのみにとどまっているし。とはいえ、世界、そしてアメリカだけでも1年間で公開される作品は数知れず。ノミネートだけでも大した話なのですが、ここまで豪華、ここまでオスカーを意識した作品なだけに、なんだか寂しい感じがしてしまうのでしょうか。確かに、1本でアカデミー賞授賞式を見ているような迫力と豪華さです。でも、正直言って、物語をどう語るかというところに集中するなら、オールスターキャストでなくてもいいのにという気分は否めません。脚本や演出が素晴らしければ、それが映像作家によって最も効果的な選択だとされるなら、何も最先端の3D技術がなくても、色さえついてなくても良い私としましては。根が地味映画好きなものですから。中盤から後半にかけて、共演というよりもコラボに近い俳優たちの競演に、この映画どうなっちゃうんだろうと不安になった私。凄い顔ぶれが次々に登場するものの、女優たちはほぼ互いに絡んでないという事実。大物の共演にありがちなプレゼンテーションですよね。でも、最後の落とし方は、お見事でした。だって…、ってこれを明かしてはいけませんね。エンドロールで女優たちの歌と踊りのレッスン映像がドキュメンタリーとして流されるのが面白い、というのは明かしてもいいでしょうか。実は、本編よりも興味深い…なんて言ってはダメかしら。とにかく、随所にお祭り感覚いっぱいの『NINE』ですから、結局のところ難しいことは考えずに、みんなでわいわいイベントとして楽しむのが正解なのかなとも思ったのでした。さらには、原作となったミュージカルを観て、フェデリコ・フェリーニの『8 1/2』を見直してみようという心の動きも。ついでに、ペネロペがつけているセクシーなビスチェやコルセット、胸元のカットワークがキュートなドレス、ケイト・ハドソンが魅せるレトロ・モダンなエディターズファッションに憧れ、主人公が栓を開けるモエのシャンパンもたっぷり飲みたいなどと、購買意欲もむんむん。私のように思う女子が増え、『NINE』周辺で、こんな特需が生まれたら、景気回復の起爆剤になるかもしれませんね。不況のときこそ、思い切り豪華に。『NINE』は、そんな気分にぴったりな作品と言えるのかもしれません。(text:June Makiguchi)■関連作品:NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:『NINE』を彩る7人の魅惑の女たちあなたに最も近いのは?ランキング大発表!『NINE』プレミアでセレブたちが美の競演!桃井かおり「出るものと思ってたのに」『NINE』の華麗なるミュージカルシーンを紹介!「iTunesカード」を10名様にプレゼントいよいよゴールイン間近?ペネロペ・クルスがウエディングドレス調達に乗り出す杉本彩、女豹ダンスでエロス全開好きな男性は「魂ごと奪いたい」
2010年03月29日アメリカ最高の演劇賞トニー賞で5部門に輝いた傑作ミュージカルを、『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が映画化した『NINE』の最新予告編と、スペシャル・ミュージック・ビデオが公開された。映画『NINE』の画像『NINE』は、フェデリコ・フェリーニ監督の歴史的傑作『8 1/2』をモチーフにした作品で、次回作の撮影開始を控えながらも構想がまとまらず追い込まれた映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)が、幻想の世界におぼれていく様を華々しいビジュアルと、音楽を交えて描いている。今回公開された最新予告編では、ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、そしてブラック・アイド・ピーズの“ファーギー”ことステイシー・ファーガソンといった豪華俳優陣が次々と登場するほか、愛に逃避し、愛に迷う主人公=グイドの姿が強く印象に残る内容に仕上がっている。また、ミュージック・ビデオでは、ミュージカル映画初挑戦のケイト・ハドソンが、劇中曲『Cinema Italiano』を披露。白を基調としたセットの中でランウェイを颯爽と歌い歩くハドソンの映像を中心に、劇中のミュージカルシーンも登場する。本作は、昨日発表された米アカデミー賞で助演女優賞(ペネロペ・クルス)、衣裳デザイン賞、楽曲賞、美術賞にノミネートされており、賞の行方にも注目が集まっている。『NINE』3月19日(金)より丸の内ピカデリー1他全国ロードショー
2010年02月03日