沖縄スーパーフード協会沖縄スーパーフード協会は、スーパーフードに関する意識調査を実施、結果を公表している。昨今、人気の高いスーパーフードだが、その認知度に関しては意外な事実が明らかになっている。約7割が食べたことがある「スーパーフードを食べたことがあるか」に対しては、約7割の女性が食べたことがあると回答。しかもその過半数は、週に1回以上とっていると答えており、その関心の高さがうかがえる。具体的なスーパーフードの認識度については、「チアシード」や「アサイー」、「ココナッツオイル」などがよく知られており、沖縄県産の「シークヮーサー」や「さとうきび」に関しては認知度が6%以下という結果に。国産のスーパーフードに対する認知度の低さが明らかになっている。実は国産希望!一方で、「食品を購入する際に国産を意識するか」との問いには、約7割が「意識している」と回答。また、「沖縄県産のスーパーフードが、もし手頃な値段で購入できたら買いたいですか?」との問いには、「興味があるため、購入してみたい」との回答が9割にも上った。沖縄産のスーパーフード沖縄スーパーフード協会では、沖縄産のスーパーフードを使った商品を紹介。「発酵サトウキビファイバー」「シークヮーサーパウダー」「オキナワモズクファイバー」などを販売している。(画像はプレスリリースより)【参考】・【スーパーフードに関する調査結果】 女性の7割以上がスーパーフードを取り入れている一方で、 認知度3.5%しかない“国産”スーパーフードが存在 シークワーサー、さとうきび…約9割が沖縄県産に興味・購入に意欲的
2016年01月15日米AMDはこのほど、同社が2016年中に投入を予定するデスクトップ向けプロセッサに関する情報をアップデート。次世代x86コア"Zen"を採用するCPUは「Summit Ridge」、既存の"Excavetor"コアを採用する第7世代APUは「Bristol Ridge」の開発コード名であることが明かされた。AMDは2015年5月に2015年~2016年にかけてのロードマップを発表し、2016年にハイエンド向けとして新x86コア"Zen"を採用したCPU「AMD FX」、メインストリーム向けに第7世代APU「AMD Aシリーズ」投入するほか、プラットフォームを現行の「AM3+」や「FM2+」から刷新し、「AM4」に統一することやDDR4メモリのサポートなどを予告していた。今回の発表はこれに続くもので、2つのプロセッサが「Summit Ridge」「Bristol Ridge」の開発コード名で呼ばれることが明らかとなった。またロードマップでは「AMD FX」(Summit Ridge)では"Zen"を採用すると明記していた一方で、第7世代APU「Bristol Ridge」ではCPUコアが明確ではなかったが、これについても既存のモバイル向けAPU「Carrizo」と同様に"Excavetor"が採用されることが明かされた。Zenは新設計のCPUコアで、パフォーマンスと効率の向上を実現するという。2015年5月にAMDが公開した資料では、"Excavator"コアと比較して、IPC(Instruction per Clock)が40%向上するとしている。○新APU「A10-7890K」や新リテールクーラーなども投入また、AMDは「A10-7000」シリーズAPUの新モデル「A10-7890K」を発表した。既存の最上位モデル「A10-7870K」では最大4.1GHz(ターボ時)のところ、最大4.3GHzまで引き上げる。これ以外のスペックに加え、発売時期や価格は不明となっている。さらに、次世代CPU向けとして新しいリテールクーラー「THE AMD WRAITH COOLER」を発表した。ヒートシンクやファンを改良し、風を受けるフィンの面積を24%、風量を34%増加させたほか、クーラーが発生させるノイズも従来と比べて10分の1に減少したという。○現行プラットフォームで最新インタフェースをサポートこのほか、Socket AM3+やSocket FM2+といった現行プラットフォームを採用したマザーボードで、USB 3.1やM.2スロットといった最新のインタフェースをサポートすることも明らかとなった。すでにGIGABYTEやMSIから対応マザーボードが発表されている。
2016年01月13日沖縄スーパーフード協会は12日、沖縄スーパーフードの普及や啓発活動の一環として、20代~30代の女性500名を対象としたスーパーフードに関する意識調査を実施し、その結果を発表した。はじめに、スーパーフードに関して「健康に良いことを知っていますか?」と質問したところ、約7割が「知っている」と回答。「知らない」と回答した人は2割弱で、「(スーパーフードを)知っているが、健康に良いことは知らない」と答えた人も1割ほど存在した。続いて質問では、スーパーフードを実際に食べたことのある人を調査。その結果、スーパーフードを実際に食べたことがある人は70.5%、存在を知ってはいるものの実際に食べたことがない人は29.5%であることが判明した。さらに、実際に食べたことがある人がスーパーフードを食べた"きっかけ"としてあげたのは、「身体に良いという情報を知ったから」が57.4%で1位となり、健康目的で取り入れている人が多く見受けられた。また、スーパーフードを"継続して取り入れている理由"に関しても、「健康のため」が第1位、次いで「ダイエットのため」「美肌のため」となり、美容に関してもスーパーフードに期待している女性が多いことが分かった。摂取頻度は、週に7回以上の人もいるなかで、週に1回以上とっている人が過半数以上となり、スーパーフードを食べる人は、ある程度定期的に摂取するように心がけているということが判明。スーパーフードを摂取していない人は、「身近でないから」という理由が一番多くて約3割、次いで「料金が高いから」「何を買っていいのか分からないから」などと続いた。同調査は、2015年12月24日~25日の期間に、20歳~39歳の美容・健康に興味がある女性500名を対象に、沖縄スーパーフード協会によって実施された。
2016年01月13日何年か前のアサイーなどからはじまり、最近ではたくさんの「スーパーフード」が市場に出回っています。次々に注目されるので、みなさんもなにかしらの「スーパーフード」を食べたことがあるのではないでしょうか?しかし、流行っているからといっても、そもそも「スーパーフード」ってなに?どんな効果があるの?など正しく理解している方は意外と少ないのではないでしょうか?今回は「スーパーフード」とは何なのか?また2016に流行るかもしれない、まだまだあまり知らないスーパーフードをご紹介したいと思います。■スーパーフードとは?「スーパーフード」の始まりは、1980年代頃のアメリカやカナダで、食事療法を研究する医師や専門家の間で、有効成分が突出して多く含まれている食品に対して「スーパーフード」と呼ばれるようになりました。また、一般社団法人 日本スーパーフード協会では、「スーパーフードの定義」というものもあるようです。・栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。・一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。ただし、こちらもあくまでも一般社団法人 日本スーパーフード協会の定義にはなりますので、明確な定義ではないので、提唱者によって提示される食品などには、結構ばらつきも多くみられます。では、どのようなスーパーフードがあるのでしょうか?■2015年に注目されたスーパーフード今年はなんといっても、ココナッツオイル、チアシード、キヌア、マキベリーなどが、話題となったのではないでしょうか?・ココナッツオイル飽和脂肪酸の中鎖脂肪酸を多く含み、オイルでも酸化しにくく、コレステロールもトランス脂肪酸も含まれていない、健康オイルで、抗酸化効果、便秘改善、代謝UP効果、アルツハイマー改善効果、オイルプリングなどに効果的です。・チアシードシソ科アルビア属ミントの1種。食物繊維、αリノレン酸、タンパク質を豊富に含み、満腹感が得られ、血糖値の上昇抑制効果などの効果があります。・キヌアヒユ科アカザ亜科アカザ属の植物。サポニンや女性ホルモン様作用のフィトエストロゲン、食物繊維、天然のビタミンB群を多く含み、ダイエット効果や女性ホルモン様作用、便秘の改善など女性に嬉しい効果がたくさんみられます。・マキベリーホルトノキ科の植物。インカ帝国の時代から、力の源とされ、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールが豊富で、高い抗酸化力やエイジングケアなどの美肌効果も期待できます。などが2015年に多くみられましたが、これらをみると南米産の植物がとても多いですね。「スーパーフード」は他にもたくさんあります。注目されている南米産のスーパーフードをご紹介します。■まだまだある南米産の「スーパーフード」・マカアブラナ科の植物。タンパク質、鉄や銅、亜鉛などのミネラル、ポリフェノールなどを多く含んでいます。男性には、男性機能の向上、女性では、更年期障害の改善などが期待されています。・カムカムフトモモ科の植物。天然ビタミンCが豊富に含まれ、高い抗酸化効果が期待されています。・ゴールデンベリーナス科ホオズキ属の果実。インカ帝国時代から愛用され、「インカベリー」とも呼ばれている。食物繊維やビタミンA、ビタミンC、鉄分などをバランス良く含む高機能な果実です。・紫トウモロコシその名も通り、紫色をしたトウモロコシのことで、ポリフェノールの1種のアントシアニンがとても豊富で、脂肪細胞が増大するのは抑制したり、肥満を抑える効果などダイエットにとても期待できるトウモロコシです。・パフィアヒユ科のハーブで、エイジング効果や滋養強壮、抗炎症などがあり、美容商材としても注目されています。・サチャインチトウダイグサ科の植物。種子の中に、白いナッツがはいっており、「インカのピーナッツ」ともいわれています。ビタミンE、必須アミノ酸、αリノレン酸、オレイン酸などを豊富に含み、エイジング効果、抗酸化効果などが期待できます。・ピタヤピタヤとは、ドラゴンフルーツのことです。食物繊維、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンEをとても豊富に含んでいます。整腸効果や美肌に効果も期待でき、さらには、カリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル分も豊富に含んでいるために、むくみにも効果的です。ここでご紹介したのは、まだまだ一部で、「スーパーフード」と呼ばれる植物や果実はまだまだたくさんあると思います。が、しかし、日本で古来より食されている納豆や緑茶などもスーパ―フードにあたります。目新しいものではありませんが、流行りに流されるのではなく、自分にあったスーパーフードをみつけて、うまく食事に摂りいれていきましょう。
2016年01月09日SynopsysとTOPPERSプロジェクトは11月18日、ウェアラブル端末やIoT機器向け低消費電力・高性能プロセッサ「DesignWare ARC EMファミリ」に「TOPPERS/ASP(Advanced Standard Profile)カーネル ver1.9.2」が対応することを発表した。TOPPERS/ASPは、TOPPERS新世代カーネルの基盤となるリアルタイム・カーネルで、TOPPERS新世代カーネル統合仕様に準拠。μITRON4.0仕様のスタンダード・プロファイル準拠のリアルタイムカーネルであるTOPPERS/JSPカーネルを拡張・改良する形で開発されており、現在、TOPPERS/ASPの次期バージョンであるTOPPERS/ASP3カーネルの開発が進められている。このTOPPERS/ASPがARC EMシリーズで利用可能なリアルタイムOS群に加わることで、ソフトウェア開発者は、TOPPERSプロジェクトが提供している設計資産およびミドルウェアなどの機能を利用できるようになり、より短期間で製品を市場投入できるようになる。また、ARC EMシリーズへのTOPPERS/ASPのポーティングは、ARCアクセス・パートナーであるエーアイコーポレーションが、DesignWare ARC EM Starter Kitをターゲットシステムとして実施したという。なお、TOPPERS/ASPカーネルがサポートするプロセッサにARC EMが加わった成果はTOPPERSプロジェクトにより公開される予定のほか、ARC EMへのTOPPERS/ASPのポーティングは、2016年第4四半期に提供開始が予定されているという。
2015年11月20日米AMDは21日(現地時間)、組み込み向けプロセッサ「R」シリーズの新モデル(開発コード名:Merlin Falcon)を発表した。医療機器やアミューズメントマシンといった高い性能が求められる組み込み機器用の製品で、APUを3モデル、GPUを統合しないCPUも2モデルラインナップする。コンシューマ向けAPUの"Carrizo"と同様に、CPUにExcavatorコア、GPUに第3世代GCNベースのRadeon GPU Coreに加えて、新たにサウスブリッジ機能を統合した。1チップのSoCとすることで前世代の"Bald Eagle"と比べて、システムにおける実装面積を30%削減できるという。メモリはDDR4とDDR3をサポート。ECCメモリにも対応する。HSA(Heterogeneous Systems Architecture) 1.0に準拠し、CPUとGPUを共通のメモリ空間で扱う「hUMA」などの機能を備える。また、DirectX 12や4Kに対応したHEVC / H.265のデコード、マルチディスプレイにも対応する。AMDが公開したベンチマークテストの結果によると、グラフィックス性能は、Bald Eagle世代のRX-427BB比で最大22%、Broadwell世代のIntel Core i7-5650U比で最大58%上回り、CPU性能はRX-427BB比で最大25%優れるとしている。各モデルの仕様は以下の通り。configured TDPに対応し、12W~35Wまで1Wずつ調整することができる。
2015年10月21日ARMは10月16日、SoC設計者に対し、設計やプロトタイピングに利用できる無料のARM Cortex-M0プロセッサIP、および商業化に向けた低コストの簡易ライセンシングパッケージの提供を開始したと発表した。同パッケージにはCortex-M0プロセッサのほか、システムIP、ペリフェラル、テストベンチ、ソフトウェアを含むシステムデザインキット、ARM Keil MDK開発ツール完全版の無料90日間ライセンスが含まれており、ARM DesignStartポータルから利用することができる。これにより、初回のライセンス取得に必要な初期コストをかけずに、コンフィグレーション済みのCortex-M0プロセッサを利用して新しいSoCの設計、シミュレーション、テストを実行することができるとする。また、995ドルのARM Versatile Express FPGA開発ボードでプロトタイピング段階に移行するオプションが用意されている。完全な商業生産に向けてはARM Cortex-M0 プロセッサIPの商業利用、SDK、Keil MDK開発ツールのほか、ARMのテクニカル サポートを含む簡易版および標準版のファーストトラックライセンスを40000ドルで購入することができる。ARMは「新しいポータルパッケージは、業界をリードするARMテクノロジーと業界で最も幅広い組み込みソフトウェアエコシステムを活かし、設計と生産のスピードアップに貢献します。」とコメントしている。
2015年10月16日日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は10月15日、同社のアプリケーションプロセッサファミリ「Sitaraシリーズ」に新たに「Sitara AM57xファミリー」5製品を追加した事を発表した。この発表に先駆けて同社で記者説明会が開催されたので、この内容を基にAM57xファミリーの紹介をしたい(Photo01)。Sitaraシリーズは同社のアプリケーションプロセッサ向けシリーズであり、Cortex-A8ベースながらコストパフォーマンス性を追求したAM335xとか、Cortex-A9に加えてPRU(Programmable Real-time Unit)やGPUを統合したSitara AM437x、Quad Core Cortex-A15構成で32bitアプリケーションプロセッサとしては飛びぬけて高い演算性能を誇るAM5K2Exなどが現在ラインアップされている。今回発表されたAM57xは、演算性能こそAM5K2Exには及ばないが、リアルタイム処理とマルチメディア機能を統合した製品ということになっている。製品のターゲットはPhoto02に示すように、比較的高い演算性能とグラフィック性能が求められる部分である。要するにAM437xではやや演算性能が不足し、一方AM5K2ExではGPUを統合しておらず使えない、といった用途に向けた製品と考えれば良いだろう。さてその内部であるが、演算部はDual Cortex-A15とDual C66 DSP、それにDual Cortex-M4とQuad Core PRUが搭載されるという中々重厚な構成である(Photo03)。ちなみにDual Cortex-M4のうち片方は電源管理用に使われ、もう1つはユーザーが自由にプログラミング可能ということになっており、例えばリアルタイム制御などに使える仕組みだ。またPRUは複数の通信ポートを自分の配下で構成可能で、これを利用して(本体のGbEポートとは別に)10/100BASE-Tポートを利用するといった事も可能になっている。周辺部としては、2.5MBのSRAMや暗号化アクセラレータなどに加え、特にグラフィックとビデオ入出力は強化されており、最大で2つのSGX544 GPU+GC320 2D、さらに6本のカメラ入力と4本のビデオ出力をサポートする(Photo04)。製品ラインアップとしては、GPUを持たないAM5716/AM5726、GPUを搭載するAM5718/AM5728の4系統5製品となる(Photo05)。消費電力ははっきりとは明言されなかったが、「通常このレンジの製品の場合、大体2W~10Wの範囲になる」との事で、今回の製品の場合500MHz駆動のAM5716が概ね2W前後、Dual Coretex-A15+Dual GPUのAM5728が10W程度となる模様だ。ちなみにTIからはLinuxとTI-RTOS、LinaroのTool Chain、OpenCL対応APIといったものが標準で提供される事になる。開発環境としては、およそ199ドルの金額でBeagleBoard-X15が提供される(Photo06)。ただしBeagleBoard-X15単体は「2015年第4四半期の遅い時期」ということで実際には12月あたりまでずれ込むかもしれない。これに先立ち、このBeagleBoard-X15に7インチのタッチ液晶やカメラなどを組み込んだ「TMDXEVM5728」が、AM57xファミリと同じく10月15日より発売となる。ただしこちらは599ドルになる予定だ。ちなみに先に述べた通りTI自身はBSPとしてはLinuxおよびTI-RTOSのみを提供する形になっているが、これ以外にエコシステムからさまざまなOSやミドルウェアが提供される予定となっており、この中にはAndroidあるいはWindows Embeddedなども含まれるとしている(Photo07)。さて、説明会での内容は概ね以上であるが、もう少しだけ補足をしておく。実はこの製品、本当はもう少し早期に発売を行いたかったようだ。実は記事公開前にすでに製品ページは公開されているし、これを搭載したBeagleBoaded-X15のページに至っては2014年11月に公開されている。またTIのE2E Communityではこんな質疑応答(リンク先参照)があり、少なくとも昨年11月の段階ではある程度動作する製品が存在していたのは間違いないと思われる。この辺を突っ込んだところ「我々は製品を出す正しいタイミングを図っていた」という公式見解が出てきたあたりは、要するに余りおおっぴらに言えない事情(通常はBug Fixなど)があったのかもしれない。実際Cortex-A15という、パワフルではあるが今となってはやや古いコアを利用しているのもこのあたりが関係していそうだ。今だったら32bitならCortex-A17があるし、64bitならCortex-A57が相対的に手頃なコアとして利用できる。64bitについては「現状ではEmbedded Marketで64bitは必要とされていないと思う。もちろん将来ニーズが出てきたらそれに対応してゆく」としており、このあたりは今後の展開次第であろう。想定よりもやや遅れた(こちら参照の議論を見ていると、当初は今年2月~3月前後の発表を予定していたらしい)とは言え、32bitの汎用MPUとしては類を見ない高性能な製品なだけに、色々な展開が期待できそうである。
2015年10月15日とどまるところを知らないスーパーフード人気。その種類やバリエーションは、どんどん増加&よりディープなアイテムにも注目が集まり始めている模様。「スーパーフードで名高いエリアといえば、南米のペルー。キヌアやマカが流行りましたが、それに加えて最近ではカムカムやインカベリー、ルクマといった新たなフードが注目を浴びています。また、今後トレンドになりそうなのが海のプランクトン。アメリカでは商品化されて人気が広がっています」と話すのは、スーパーフードコンシェルジュで、日米を行き来しながらスーパーフードの普及につとめている江口崇行(えぐち・たかゆき)さん。ヒット間違いなしのコアスーパーフードたち。どれを試す?■グリーンスーパーフード腸内環境をクリアに!まずクレンズから始めよう。「ケールやホウレンソウ、大麦葉、アルファルファなどの有機栽培されたグリーンフードが、LAを中心とするアメリカで人気。高いクレンズ効果が期待され、さらに腸内環境を整えてくれるので、“まずはグリーンスーパーフードから始める”という人が増えています」(江口さん)。サンイズ シャイニング 227g¥9,680(サンフードTEL:0120・201・790)■モリンガ90種以上の栄養素を含む、ツリー・オブ・ライフ!「アーユルヴェーダでも使われる西インド原産の木で、アフリカでも栽培されています。ビタミンA、B群や、鉄分、カリウム、18種のアミノ酸など90種類以上の栄養素を含み、“生命の木”“奇跡の木”と呼ばれます。葉はサプリメントに使われることも」(江口さん)。ADUNA モリンガ スーパーリーフ パウダー(非加熱)275g¥3,900(ブリリアントアースTEL:089・945・5056)■カムカム抗酸化作用がスゴい!疲れも取れ元気になります。「アセロラに似た、オレンジと紫を混ぜたような色の果実で、少し酸味があります。レモンの110倍ものビタミンCが含まれていて抗酸化作用が高く、美肌にいいといわれています。また、疲れているときに取り入れると、体感値として元気が出たことがわかるほどに効果があるんです」(江口さん)。オーガニック カムカム パウダー227g¥11,800(サンフード)■マリン フィト プランクトン注目の海洋スーパーフード。日本での発売に期待!「太古から存在する海のプランクトンは、タンパク質やオメガ3が豊富で、デトックス効果も高いため海のグリーンスーパーフードといわれています。ただ、たくさん種類があるなかで人体に摂取できるのは数種のみ。日本未上陸ですがスペインで生産されていて、液体を舌下吸収させます。濃い海藻のような独特の風味です」(江口さん)。サンフード 日本未発売。■インカベリーインカ帝国時代から長く愛されるスーパーフルーツ。「ほおずきの一種で、別名をゴールデンベリーといいます。鉄分やビタミンA、C、鉄分、リンなどが豊富に含まれていて、血液の流れを良くしてくれるといわれています。口に入れるとジューシーな酸味が広がり美味しくいただけるので、おやつ代わりにつまんで食べるのもおすすめです」(江口さん)。オーガニック ゴールデンベリー227g¥3,600(サンフード)■ルクマ甘いのに糖質少なめ!トレンドスイーツの予感。「ペルーでは1番人気のアイスクリームフレーバーに選ばれるなど、国民的フルーツであるルクマ。甘いのに糖質の含有量が極めて少なく、食物繊維やタンパク質の他、カロテン、鉄などミネラルがたっぷりなんですよ」(江口さん)。Navitas Naturalsオーガニック ルクマ パウダー 227g¥2,880(オールオーガニックライフ)※『anan』2015年10月14日号より。文・重信 綾
2015年10月11日ユニットコムは5日、「iiyama PC」ブランドのミニタワーPC「MN5」シリーズにて、"Skylake"こと第6世代Intel Coreプロセッサを搭載した「MN5100-i5-HF」と「MN5100-i7-HF」を発売した。価格は「MN5100-i5-HF」が税別66,980円から、「MN5100-i7-HF」が税別84,980円から。「MN5100-i5-HF」は2.7GHz駆動のIntel Core i5-6400、「MN5100-i7-HF」は3.4GHz駆動のIntel Core i7-6700を搭載する。このほかの仕様は共通で、チップセットがIntel H110、メモリがDDR3L-1600 4GB×1、ストレージが1TB SATA3 HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が350W 80PLUS BRONZE、OSがWindows 10 Home 64bit。また、ケース内部にマージンを持たせ、ストレージの増設やグラフィックスカードの追加といったカスタマイズに幅広く対応する。
2015年10月05日ユニットコムは2日、「iiyama PC」ブランドのミニタワーPC「MN5」シリーズにて、Windows 10とAMD製A4プロセッサを搭載した即納モデル「MN5040-A4-SDM」を発売した。標準構成価格は税込47,499円から。AMD製デスクトップ向けAPU「A4-7300」を搭載したミニタワーデスクトップPC。Webブラウジングやメールチェックなどの作業に適するエントリーモデルとなる。MN5040-A4-SDMの標準構成時の主な仕様は、APUがAMD A4-7300(3.8GHz)、チップセットがAMD A78、メモリがDDR3-1600 4GB(4GB×1)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがAMD Radeon HD 8470D(統合GPU)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が350W 80PLUS BRONZE認証、OSがWindows 10 Home 64bitなど。
2015年10月02日フードエッセイストの平野紗季子を始め、様々なアーティストによる“食”をモチーフにした作品やグッズを展開する「平野紗季子の(食べれない)フード天国」が、三越伊勢丹で9月29日より順次開催される。食べものを“食べて楽しむ”だけでなく、むしろ“食べられない”からこそ広がる“新しい食欲”に目を向けた同イベント。会場では、フードエッセイストの平野紗季子を中心に、ファッションデザイナーやアーティスト、ミュージシャン、ジュエリー作家などによる“食”をモチーフにした作品を展開する。期間中は、平野紗季子がこよなく愛する洋菓子店「ローザー洋菓子店」の包み紙をモチーフにしたスカーフやハンカチ、白子や天むすなどをモチーフにしたユニークなフードブローチを制作するブローチ作家・Crepe.、本物のフードを樹脂加工してアクセサリーを作るROTARI PARKER、お菓子の包み紙やおかきなどをジュエリーに昇華させるコンテンポラリーアクセサリーブランドのCHIMASKIらによる“身につけられるフード”が販売される。その他、平野紗季子が愛読する“食”にまつわる個性的な古本を揃えた小さな書店もオープン。平野紗季子の旧友であるモデルの小谷実由とのコラボレーションにより、2人が惚れ込んだ東銀座の喫茶店「喫茶 YOU」の店頭のネオンサインや名物のオムライスをモチーフにしたグッズなども発売する。また、食パンを愛する4人組・チーム未完成も登場する予定だ。同イベントに際し、平野紗季子とDJみそしるとMCごはんが、伊勢丹新宿店本館地下1階の食品フロアをテーマにした新曲とメインPVを制作。伊勢丹マクミラン柄の特製デザイントートをセットにした新曲CDを伊勢丹限定で販売する。なお、開催期間は、伊勢丹新宿本館2階のセンターパーク/TOKYO解放区、及びイセタン羽田ストア(レディス)ターミナル1が、9月29日から10月13日まで、伊勢丹オンラインストアが9月29日から11月3日まで、ジェイアール京都伊勢丹5階の特設会場が10月28日から11月2日まで。なお、会期中10月3日17時半から19時には、平野紗季子とDJみそしるとMCごはんの2人によるトークセッションや、DJみそしるとMCごはんのライブパフォーマンスイベントが伊勢丹新宿店本館2階=TOKYO解放区で開催される。
2015年09月25日ユニットコムは25日、CPUに第6世代Intel Coreプロセッサを採用した、「パソコン工房」ブランドのミドルタワーデスクトップPCを2モデル販売開始した。BTOに対応し、税込価格は91,779円から。CPUにCore i7-6700(3.40GHz)を搭載した「MD7500-i7-HF」の標準構成価格は、111,219円(税込)。CPU以外の仕様は、チップセットがIntel Z170 Express、メモリがDDR4-2133 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が80PLUS BRONZE認証取得の350W電源、OSがWindows 10 Home 64bitなど。CPUにIntel Core i5-6400(2.70GHz)を搭載した「MD7500-i5-HF」の標準構成価格は、91,779円(税込)。CPU以外の仕様は、チップセットがIntel Z170 Express、メモリがDDR4-2133 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が80PLUS BRONZE認証取得の350W電源、OSがWindows 10 Home 64bitなど。
2015年09月25日米Qualcommは9月15日(香港時間)、ミッドレンジ端末向けのプロセッサ「Snapdragon 430」「Snapdragon 617」を発表した。Snapdragon 430はX6 LTEモデムを搭載。LTE Cat.4の最大150Mbpsの転送速度に対応し、CPUには最大1.2GHzのオクタコアCortex A53、GPUにはAdreno 505を搭載した。メモリはLPDDR3 800MHzとなっている。採用端末製品は2016年第二四半期に発売される見込み。Snapdragon 617はX8 LTEモデムを搭載し、LTE Cat.7の最大300Mbpsの転送速度に対応。CPUには最大1.5GHzのオクタコアCortex A53を、GPUにはAdreno 405を搭載した。メモリはLPDDR3 933MHzで、採用端末製品は2015年中に発売される見込みだ。どちらも28nmプロセスで製造され、IEEE802.11n/ac(2ストリーム&MU-MIMO)のWi-Fiや、高速充電規格「Quick Charge 3.0」に対応している。
2015年09月15日ユニットコムは3日、「パソコン工房」ブランドとして、第6世代Intel Coreプロセッサ搭載のデスクトップPCを3モデル発売した。BTOに対応し、価格は79,899円(税込)から。今回発売されるモデルは、開発コード名「Skylake」で知られる第6世代Intel Coreプロセッサの新モデルを搭載。前世代のCPUと比較して、グラフィックス性能が向上したほか、消費電力が低減している。MD7500-i7-TMの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700(3.40GHz)、チップセットがIntel Z170 Express、メモリがDDR4-2133 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、80PLUS SILVER認証取得の500W電源 、OSがWindows 10 Home 64bit。標準構成価格は159,819円(税込)。MN7150-i5-RMの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6400(2.70GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、80PLUS SILVER認証取得の500W電源、OSがWindows 10 Home 64bit。標準構成価格は109,059円(税込)。MN7150-i5-HFの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6400(2.70GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、80PLUS BRONZE認証取得の350W電源、OSがWindows 10 Home 64bit。標準構成価格は79,899円(税込)。
2015年09月03日Intelは9月1日(米国時間)、14nmプロセスを採用したSkylake(開発コード名)ベースの第6世代Coreプロセッサファミリとして46製品を発表した。今回発表されたのは、モバイル向けにTDP45W/35WのHシリーズ、同28W/15WのUシリーズ、従来Core Mの名前が付けられていたが、今回、新たにCore m3/m5/m7/Pentium(第6世代Core m)へと呼び名が変更となったYシリーズ、そして45Wながら、モバイルワークステーションやCADなどへの用途を想定したXeon、デスクトップ向けのSシリーズとそれぞれ同一アーキテクチャながら、それぞれの用途別に分けられている。また、モバイル向け初となる倍率ロックフリーのK型番や、クワッドコアCore i5などもラインアップされている。なおIntelでは、2015年末から2016年春にかけて、Iris/Iris Proグラフィックスを搭載した第6世代Coreプロセッサや、企業向け第6世代vProプロセッサなどを提供するとしているほか、IoT向けに、複数のTDPレベルで最大7年間の長期供給とECCに対応した25以上の製品を提供していく予定としている。
2015年09月02日マウスコンピューターは2日、同社のゲーミングブランド「G-Tune」から、最新の第6世代Intel Coreプロセッサを搭載したデスクトップPCを6モデル発売した。BTOに対応し、税別価格は99,800円から。今回発売されるモデルは、開発コード名「Skylake」で知られる第6世代Intel Coreプロセッサを採用したゲーミングPC。前世代プロセッサを搭載したPCと比較して、処理能力が約16%向上しているという。マザーボードはIntel H170 Expressチップセットを搭載。PCI Express 3.0 x4接続のM.2規格にも対応している。○NEXTGEAR-MICRO im580SA1NEXTGEAR-MICRO im580SA1の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6400(2.70GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 8GB(8GB×1)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、ストレージが500GB SATA HDD、電源が500W 80PLUS SILVER。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は99,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580SA1-SPNEXTGEAR-MICRO im580SA1-SPの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700(3.40GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 8GB(8GB×1)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、ストレージが500GB SATA HDD、電源が500W 80PLUS SILVER。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は119,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580GA1NEXTGEAR-MICRO im580GA1の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700(3.40GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 8GB(8GB×1)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、ストレージが1TB SATA HDD、電源が500W 80PLUS SILVER。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は129,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580GA1-SPNEXTGEAR-MICRO im580GA1-SPの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700K(4.00GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、ストレージが1TB SATA HDD、電源が500W 80PLUS SILVER。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は149,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580PA1NEXTGEAR-MICRO im580PA1の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700K(4.00GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980 4GB、ストレージが1TB SATA HDD、電源が700W 80PLUS BRONZE。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は179,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580PA1-SPNEXTGEAR-MICRO im580PA1-SP1の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700K(4.00GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 32GB(8GB×4)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980 4GB、ストレージが256GB M.2 SSDと2TB SATA HDD、電源が700W 80PLUS BRONZE。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は219,800円(税別)。
2015年09月02日Intelは、PCゲーマーやオーバークロッカー向けに設計された次世代デスクトップPC用プロセッサ「Intel Core i7-6700K」と「Intel Core i5-6600K」、ならびに対応チップセット「Intel Z170」を発表した。これらのプロセッサは、「Skylake」(開発コード名)として開発が進められてきたデスクトップPC向け第6世代Coreプロセッサの第一弾製品。メインストリームのデスクトップ向けプロセッサとして初めてDDR4メモリを完全サポートしたほか、最大4コアで4GHzの周波数などの特長を備えている。なお、希望小売価格はCore i7-6700Kが350ドル~、Core i5-6600Kが243ドル~となっている。
2015年08月07日米Intelは5日(現地時間)、"Skylake"の開発コード名で知られていた第6世代Intel Coreプロセッサを発表した。型番にKが付いた倍率アンロックモデル「Intel Core i7-6700K」と「Intel Core i5-6600K」の2モデルから市場に投入する。米国での価格は前者が350ドル、後者が243ドル。"Skylake"は、前世代の第5世代Coreプロセッサ(開発コード名:Broadwell)と同じ14nmプロセスで製造されるCPUだが、より高速で動作するとされている。上位のCore i7-6700Kではベースの動作周波数が4.0GHz、ブースト時が4.2GHzで駆動し、従来世代と比べて10~30%の性能向上を実現したという。ソケットがLGA1151に変更となったほか、プラットフォームがIntel Z170 chipsetに刷新されたことにより、メモリはDDR4-2133/DDR3L-1600に対応する。Z170 chipsetではDMIが8GT/s×4のDMI 3.0に高速化し、チップセットから最大20レーンのPCI Express 3.0をサポートする。また、オーバークロック関連の新機能として、従来はBCLKを100/125/166MHzで調整できたが、Skylakeでは1MHz刻みで殉難に変更できるようになった。内蔵グラフィックスの命名規則が変更となり、Intel HD Graphics xxxx(4桁の数字)からIntel HD Graphics xxx(3桁の数字)との表記となった。Core i7-6700Kでは1150MHz駆動のIntel HD Graphics 530を統合する。グラフィックス関連ではこのほかにも、H.265のハードウェアエンコーダ/デコーダを新たに搭載した。Skylakeは、「Intel Core i7-6700K」と「Intel Core i5-6600K」の発売を皮切りに、8月18日のIDF(Intel Developer Forum) 2015で、アーキテクチャの詳細について解説が行われる予定で、2015年第3四半期にはハイエンドノートPC向けなど、さらに多くのラインナップが登場するとしている。
2015年08月05日シー・シー・ピーは7月22日、調理家電ブランド「BONABONA(ボナボナ)」から、2つのアタッチメントが付属するフードプロセッサー「BZ-FP77」を発表した。発売は7月27日。価格はオープンで、推定市場価格は税別5,980円前後だ。BZ-FP77は、スープやパスタソース作りに役立つ「みじん切りカッター」と、大根おろしや粉チーズ作りに役立つ「すりおろしプレート」が付属するフードプロセッサー。一度に調理できる容量は最大520mlだ。間欠カット機能を持ち、食材の刻み具合などの微調整が可能だとする。サイズはW186×D155×H255mm、みじん切りカッターとカップ、ふた装着時の重量は1.2kg。回転数は1分間に3,500回。
2015年07月22日Freescale Semiconductorは、ARM Cortex-A7およびCortex-M4コアを搭載したアプリケーションプロセッサ「i.MX 7シリーズ」を発表した。同シリーズは、i.MX 7Soloファミリとi.MX 7Dualファミリの2ファミリが第一弾製品としてラインアップされており、いずれも最大1GHz動作のCortex-A7と、最大266MHz動作のCortex-M4コアを搭載。コア電力効率は最大15.7DMIPS/mWとするほか、LPSR(低消費電力状態保持)モード時の消費電力250μWを提供するとしている。また2種類のコアは、必要に応じて個別に電源投入が可能。第4世代EPDコントローラも統合しており、これまで継続して行ってきた電子書籍端末市場向けサポートも継続されている。さらに同社では、コンパニオン・チップであるパワーマネジメントIC(PMIC)「PF3000」を組み合わせることで、ウェアラブル・コンピューティングやIoTに向けたセキュアかつ高い電力効率の製品を実現できるようになるとしている。すでにi.MX 7はサンプル出荷を、PF3000は量産出荷をそれぞれ開始しており、評価ボードなども利用可能となっている。
2015年07月10日ドクターシーラボ株式会社ドクターシーラボでは、「スーパーフード」に関するアンケートを実施。結果を公開している。最近の一番の注目ワード「スーパーフード」。モデルや女優が愛用することもあり、その注目度はさらに上昇中だ。スーパーフード「スーパーフード」とは、「健康にいい栄養素を含み、かつ『低カロリー』な自然由来の食品」のこと。アンケート結果では、2人に1人が耳にしたことがあることがわかった。しかし、「実際に食生活に取り入れている」は、未だ8.5%と少数。一方で「これから取り入れる予定」は45.1%と、今後ますます注目度が上がることを予想させる結果となった。スーパーフードに求めるもの求める効果については「腸内環境を整える」が51.3%で1位。次いで「足りない栄養素の補給(46.5%)」「ダイエット効果(39.4%)」となった。注目度ナンバーワンのスーパーフードは気になる注目度ナンバーワンのスーパーフードは「アサイー(64.8%)」。2位以降は「ココナッツ(50.0%)」「チアシード(37.5%)」。アサイーボウルなどでスーパーフード人気の火付け役となった「アサイー」がナンバーワン。また、取り入れ方は「ヨーグルトに加える」が人気だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・2人に1人の女性が“整腸”の為に取り入れたいと回答!“スーパーフード”でインナービューティーを目指したい女性が急増中「腸活」に取り入れたい、注目度NO.1の食材とは?
2015年07月02日○LGAパッケージとしては初となるIres Pro Graphics統合モデルインテル24日、都内で第5世代Coreプロセッサの新モデルに関する説明会を開催した。第5世代Coreプロセッサそのものは2015年1月に発表済みだが、その時点では2in1 PCや薄型ノートPCに向けた低電圧モデルのみの投入だった。今回は2015年6月に発表されたデスクトップPCやゲーミングノートPCに向けたモデルについての説明となる。主な説明を行ったチャネル戦略企画室の小澤 剛氏は、Iris Pro Graphicsが初めてデスクトップ用のLGAパッケージに搭載され、またCore i5プロセッサにも搭載されたと説明。すべてのユーザーを対象としていないもの(外付けグラフィックスチップを使うことなく)80%程度のユーザーをカバーできるという。新たに追加されたデスクトップPC向けCPUは、型番に"C"または"R"が付いた準ハイエンドという位置付けのモデル。このうち、"C"型番の製品はLGAパッケージで、"R"型番の製品はBGAパッケージだ。いずれもTDPは65Wで、グラフィックスにIntel Iris Pro Graphics 6200を統合する。さらに"C"型番の2モデルは倍率アンロック仕様となっている。"Haswell"こと第4世代Coreプロセッサから、CPUアーキテクチャにはそれほど大幅な変化がなく、プロセス技術が変更されたのみではあるが、それをIris Pro Graphicsで補った形となる。Iris Graphicsは、Intelの内蔵GPUとしては高性能なもので、中でもIris Pro Graphicsは描画などに使われているバッファメモリをパッケージ内に用意し、性能向上につなげている。小澤氏はCPUのダイ写真を見せ、第5世代のCoreプロセッサでは、プロセス技術の更新によるトランジスタ数増大をグラフィックスに割り振り、ダイ面積のほぼ半分を占めていることと、(Iris Pro Graphicsに必要な)eDRAMコントローラーが含まれていると説明した。今回紹介されたデスクトップ向けの第5世代Coreプロセッサは、すべてTDPを65Wに抑えた製品だ。このため小型のSFF筐体やAIO製品といったフォームファクタへの搭載が可能で、Iris Pro Graphicsの内蔵と合わせて高い効率性・拡張性を持つという。○Iris Pro 6200によって2006年比100倍の3D性能を実現続いて、パフォーマンスについても紹介があった。Iris Pro Graphics搭載の第5世代Coreプロセッサの場合、2006年に発表されたプロセッサと比較して、グラフィックスの性能が100倍に向上したという。デモとして、キヤノンの現像ソフトウェア「Canon Cinema RAW Development 1.3」を使ったパフォーマンス比較を紹介。「Canon Cinema RAW Development」は4Kシネマカメラで撮影したRAW動画を現場でプレビューチェックするために開発されたものだ。RAW動画はストレージだけでなく、表示するためにも重い負荷がかかり、従来はワークステーションクラスの能力が必要であったが、後述するインテルのSDKとIris Pro Graphicsによって現場でプレビューできるようになったという。比較対象として"Devil’s Canyon"ことIntel Core i7 4790Kを用意。同じマザーボード、メモリ、ストレージで比較再生した。「Canon Cinema RAW Development 1.3」は、Iris Pro Graphicsを前提にしたソフトウェアということもあり、およそ2倍のフレームレート差となった。「Canon Cinema RAW Development」を支えているのがインテルのソフトウェアツール「インテル Integrated Native Developer Experience(Intel INDE)」だ。「Canon Cinema RAW Development」では、静止画・動画のRAWの処理について、Intel HD/Iris/Iris Pro Graphicsでハードウェアアクセラレーションを行う「INDE Media RAW Accelerator」を活用し、従来の圧縮静止画/動画に加え、非圧縮静止画/動画でもプロセッサの機能を発揮することできるようになっているという。
2015年06月26日インテルは21日、秋葉原にて"Broadwell-K"の開発コードで知られるデスクトップ向け第5世代Intel Core i7プロセッサの発売記念イベントを開催した。デスクトップ向け第5世代Intel Coreプロセッサは、Intelが6月2日に発表した最新CPU。14nm製造プロセスを採用したBroadwellアーキテクチャベースで、内蔵グラフィックスにIntel Iris Pro graphics 6200を統合する。Core i7は、Intel Core i7-5775CとIntel Core i7-5775Rの2モデルをラインナップするが、このうちIntel Core i7-5775Rは組み込み向けのBGAパッケージで、LGA1150に対応するのはIntel Core i7-5775Cのみとなる。Core i5も含めた主なスペックは以下の通り。会場では、Intel Core i7-5775CとIntel Core i7-4790K(開発コード名:Devil’s Canyon)を使った性能比較を行っていた。3DMarkでは高速なeDRAMを搭載するIntel Iris Pro graphicsを内蔵する分、Intel Core i7-5775Cのパフォーマンスが大きく上回った。これはゲーム系ベンチマークテストでも同様で、ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークでは、ほぼ2倍のスコアを記録した。一方で、CINEBENCH R15によるテストでは、動作周波数の差からIntel Core i7-4790Kのパフォーマンスが上回った。また、Intel Core i7-5775CはIntel Core i7-4790Kに比べて、消費電力が約10%削減されたという。このほか、イベントではIntel NUCやIntel Compute Stickの展示に加えて、秋葉原のPCパーツショップを巡るスタンプラリーやトークセッションが行われた。○インテルのファンクラブ「Intel Club Extreme」でポイントプログラムが開始会場では、インテルが運営するファンクラブ「Intel Club Extreme」で、ポイントプログラムが開始されたとの告知があった。「Intel Club Extreme」は、インテルが映像制作やCGデザインに携わるクリエイターやPCゲーマーといった、ハイスペックなデスクトップPCを利用するユーザーを対象に立ち上げたサイトで、Intel製品の紹介や製品購入でオンラインゲームのアイテムがもらえるといったキャンペーンを実施している。新たに開始したポイントプログラムは、「Intel Club Extreme」で特定の行動をすることでポイントがたまるという。ポイントの単位は「Hz」。具体的にどういう行動でポイントが取得できるかは明かされていないが、筆者が試した限りでは、「Intel Club Extreme」内の特定コンテンツを閲覧する、あるいはプロフィールの内容を登録するといった行動でポイントが付与されるようだ。また、現在どの程度ポイントがたまっているかも具体的には分からず、グラフで示される。一定以上のポイントがたまると、「ウエハー」に変換され、その「ウエハー」を賞品と交換することができる。
2015年06月22日Texas Instruments(TI)は6月22日、ARM Cortex-A9コアを搭載しながら、量産数量時の参考価格7ドルを実現したSitaraプロセッサ「AM4376」を発表した。同製品は、300MHz/800MHz/1000MHzのクロック周波数ならびに0~+90℃の商業用、-40~+90℃の産業用、-40℃~+105℃の温度拡張用の各種グレード品が提供され、同じくCortex-A9プロセッサコアを搭載し、クロック周波数が800MHz/1000MHzの「AM4377」、「AM4378」、「AM4379」とピン互換性とソフトウェア互換性を提供するほか、ユーザー・インタフェース向け3Dグラフィクス・アクセラレーションのオプションも提供される。また、ARMプロセッサのタスク処理負荷を軽減するプログラマブル・リアルタイム・ユニット(PRU)および産業用通信サブシステム(PRU-ICSS)を統合しているため、従来、制御システム内でFPGAが実行してきた時間制約のあるリアルタイム演算処理が可能となりFPGAを不要にできるほか、PRUにより産業用オートメーション向けの各種通信プロトコルや、モーターの位置フィードバック制御を実現できるため、モーター、アクチュエータやセンサなどのリアルタイム制御を必要とする各種アプリケーションを構築することを可能とする。すでに同社の販売特約店にて注文を受け付けており、汎用の評価キット(EVM)や産業機器向け開発キットなども入手可能だという。
2015年06月22日タイガー魔法瓶は6月2日、ステンレス製カップを採用したマイコンフードプロセッサー「SKF-G100」を発表した。発売は6月21日。価格はオープンで、推定市場価格は13,000円前後だ(税別)。SKF-G100は、新たに生クリームの泡立てなどに適した「ホイップ」コースを搭載したフードプロセッサー。ホイップのほか、「みじん・ミンチ」「おろし・スープ」「パンこね」の計4コースを用意する。カップは軽量で丈夫なステンレス製。カップ内側には、食材の張り付きを抑えるためにディンプル加工が施されている。容量は600mlで、ハンバーグのたねの場合、4人分(650g)を一度に調理可能だ。消費電力は150Wで、定格時間は30分。本体サイズはW287×D179×H210mm、質量は約2.6kgだ。カラーはボルドーとブラウン。おろしカッター、ホイップブレード、パンこねブレードといったアタッチメントを本体に収納するための収納プレートが付属する。
2015年06月02日台湾Acerはこのほど、CPUに第5世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Broadwell)を搭載した14型ビジネスノートPC「TravelMate P645-S」を発表した。米国で販売を開始し、価格は949.99ドルから。天板に高強度のカーボン素材、パームレストと本体の底面部分にマグネシウムとアルミニウムの合金を採用する。企業のIT管理者向けツール「Acer ProShield Manager」を備え、デバイスの保護や管理が行える。上位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5500U(2.4GHz)、メモリがDDR3L 8GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがNVIDIA GeForce 840M 2GB、ディスプレイが14型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 7 Professional 64bit(Windows 8.1 Proのダウングレード権行使)。本構成での価格が1299.99ドル。下位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-5200U(2.2GHz)、メモリがDDR3L 8GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)、ディスプレイが14型HD(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Professional 64bit(Windows 8.1 Proのダウングレード権行使)。本構成での価格が949.99ドル。インタフェースは共通で、USB 3.0×3、HDMI×1、D-sub×1、ギガビット対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、指紋センサ、Webカメラ、マイクなど。オプションでNFCの搭載もサポートする。本体サイズは約W327.66×D236,22×H20.83mm、重量は約1.5kg。
2015年05月11日●組み込み向けのハイエンドプロセッサ「Cortex-M7」英ARMは、Cortex-A72の詳細情報などと合わせて、組み込み系プロセッサやmbed OSなどについても情報のアップデートを行った。ここでは、それらをいくつかまとめて紹介する。○組み込み向けのハイエンドプロセッサ「Cortex-M7」ARM系のプロセッサは、大きくアプリケーションプロセッサ、組み込み系、リアルタイム系と分かれていて、前回紹介したCortex-A72は、アプリケーションプロセッサの1つ。このクラスは仮想記憶や仮想マシン、情報保護といった機能を備え、高度な機能を持つOSと組み合わせてスマートフォンやタブレットなどに使われる。これに対して組み込み向けはCortex-M系列のプロセッサが対応する。このクラスは仮想記憶などを行うMMU(メモリ管理ユニット)がなく、命令体系もシンプルものになっている(Thumb-2 短縮命令セット)。わずか0.08ミリ角になるCortex-M0から、スーパースケーラー構造で浮動小数点演算も可能なCortex-M7まで5種のプロセッサをそろえる。このうち、Cortex-M7は、組み込み向けの「ハイエンド」プロセッサ。プロセッサのおおまかな構造は(図2)のようになる。PC用などの一般的なプロセッサで見慣れないのが「TCM:Tightly Coupled Memory」だ。これは、プロセッサ外部に置くスタティックメモリ(同期SRAMを最大16メガバイトまでサポート)で、命令コード用(64bit幅)とデータ用(32bit幅×2、アドレスの下位3ビット目で切り替え)がある。組み込み系では、プログラムの格納にフラッシュメモリを使うことが多いが、その読み書きの速度に対して、組み込み系のプロセッサは高速になりつつある。以前は、プログラムはNOR型フラッシュ、データストレージはNAND型といった使い分けもあったが、速度が出ないNAND型のみが大容量化したためにコストが下がったという状況もある。高速なプロセッサであるCortex-M7ともなれば、そのメモリとの速度差はかなり大きくなる。そこで、割り込みなど高速に対応するプログラムや必要なデータなどをTCMに置いておき、必要に応じて利用するわけだ。また、TCMは設定でメモリ空間に割り当てることができるため、見かけ上はプログラムやデータへのアクセスが高速化したようになり、アクセスに専用の命令を使う必要もない。ただし、事前にプログラムやデータをTCMに入れておくという処理は必要となる。また、TCMに使うSRAMが不揮発性の場合、ここから起動する機能もあるようだ。TCMはオプションの機能ではあるが、Cortex-M7を高いクロックで実行させる場合には重要となるだろう。一般に組み込み系では、フラッシュメモリなどに書き込まれた命令やデータをメインメモリに展開して実行する(アプリケーションプロセッサなどはこのようにして高速なメインメモリをアクセスする)ことはあまり行われない。その理由としては、電源オンやリセット後のシステム起動の仕組みが複雑になり時間がかかること、メインメモリ量が増えコストが上がることに加えて、用途によってはノイズによる影響の可能性や、メモリが書き換えられてしまうというセキュリティ的なリスクなども挙げられる。ただし、Cortex-M7はTCMのほか、オプションで命令用やデータ用のキャッシュを装備することも可能だ。キャッシュの場合、初回にメモリからキャッシュに取り込む時間はかかるが、1回キャッシュに入ってしまうと、高速化が期待できる。組み込み系では、あまり大きなプログラムを使うことはないため、使い方に対して適切なキャッシュを装備することで、フラッシュメモリとの速度差の問題はある程度防ぐことができる。また、キャッシュの場合、TCMのように事前にプログラムやデータをロードしておく必要はない。○Cortex-M7のさらなる詳細さて、肝心のCortex-M7のパイプラインだが、(図4)のようになる。フェッチされた命令はInstraction Buffer(写真左端のグレーのボックス)、Instruction Decorder、Intenger Register Fileを経て、9つの実行ポートへと発行される。実行ポートは、2つの32bitロードパイプ2つの整数演算ALUパイプ積和パイプストアパイプブランチ浮動小数点用演算パイプ浮動小数点、乗算、除算、ルートパイプとなっている。2つの32bitロードパイプは、組み合わせて使うことで64bitデータのロードに対応できる。また、2つの整数演算パイプは、それぞれ構造が異なり、シフトと演算が別ステージになっているものと、1ステージ分処理を遅らせてシフトまたは演算のどちらかを行うものになっている。これはロード命令と組み合わされる演算命令の処理を考慮したものだ。メモリからロードされたデータは、レジスタファイルへの書き込みとは別のパスを使って整数演算パイプに渡すことができ、このとき、1ステージずらした演算パイプだと、パイプラインをストールせずに演算に入ることができる。また、浮動小数点命令も開始を1ステージずらしてあり、ロードして演算という命令の組み合わせに対応できる。浮動小数点演算は、加算などの単純演算用と乗算、除算、ルート演算用の2つに分かれており、浮動小数点の積和演算の場合には2つのパイプをつなげて演算を行う。倍精度浮動小数点演算も可能だが、Cortex-M7は、単精度浮動小数点演算に最適化されている。なお、Cortex-M7は、スーパースケーラー構造だが、実行はインオーダーで、特定の条件(整数演算と浮動小数点演算など)でのみ2命令を同時に発行できる。整数演算などは4ステージ、ストアや浮動小数点パイプは5ステージとなっている。Cortex-M7は、組み込み系にしては「リッチ」な内部構造を持つも、回路構成からするとかなり高速で、逆にフラッシュメモリとの速度差が大きく、この点ではTCMなどを使わないと高速化できないことがある。用途としては、ディスプレイを備え、タッチ操作や音声操作などが可能なものや、通信機能を持つもの、多数のモーターなどを同時制御する組み込み機器などが想定されている。家庭内でいえば、高性能な白物家電などが相当する。また、映像関連の組み込み機器(テレビやレコーダー)は、もはやCortex-Aの領域だが、オーディオ機器などのほか、工作機械や自動車の機能モジュール、ドローンといった、ある程度の性能が要求されるが高性能なOSを動かさない組み込み機器もCortex-M7の対象となる。組み込み機器でも年々、プロセッサに求められる性能は上がっており、IoTではさらに多数の組み込み機器が登場することを考えると、高性能なものはM7が使われることになると想定されている。●mbed OSのセキュリティ○mbed OSのセキュリティ続いてはmbed OSのセキュリティについて。ARMは、2014年11月に米国で開催したTechConで、IoTデバイスのための組み込みOSであるmbed OSを発表した。これは現在開発中で、特定開発者向けのプレビューが行われているところだが、2015年11月のTechConのタイミングで、Ver.3.0として正式公開される予定だ。mbed OSはイベント駆動型のOSで、基本はオープンソース(一部、外部ライセンスなどの関係でバイナリ提供のみになる部分を含む)だ。また、IoT向けの通信スタックを持ち、さまざまな物理層の上で複数のIoT向けのプロトコルが利用できる。インターネット接続が可能な機器と通信可能な無線LANといったの汎用的な物理層を持つ機器や、BluetoothなどでスマートフォンやPCを中継に利用できる機器が構築可能だ。こうしたIoT機器の管理用にARMは、mbed Device Serverを用意している。こちらは、Linuxなどの汎用OSの上で動作する。今回のアップデートでは、これらに対して、Linuxなどの上で動作し、mbed OSアプリケーションを実行可能なmbed Clientが加わった。これは、LinuxやリアルタイムOSなどの上でmbedアプリケーションを実行可能なライブラリ、ランタイムのようなもの。これを使うことで、既存のLinuxなどを使った組み込み機器をmbed対応とすることも可能になる。また、mbed Device Serverと接続が可能であり、mbed OS機器と合わせて同じように管理が可能だ。ARMは、IoTの時代では、組み込み系のセキュリティが重要であるとし、mbed OSに組み込まれたセキュリティ機能の説明を行った。簡易なリアルタイムOSなどを使ったこれまでの組み込み系アプリケーションは、通信関連の機能をアプリケーション内に含んでいるため、開発者のノウハウや技量がセキュリティ強度に大きく関係しており、一部の開発者だけが高度なセキュリティを実現できていたという。これに対してmbed OSは、通信部分をOS内に持つだけでなく、暗号化や暗号化通信などの機能を持つ。これにより、アプリケーション側は、セキュリティ関連のコードを開発したり、他社から購入して組み込む必要がなくなったという。mbed OSを使った機器のセキュリティは、 「デバイス」自体のセキュリティ、「通信」のセキュリティ、そして、ファームウェアアップデートなどの「ライフサイクル」のセキュリティに分類できる。「通信」に関するセキュリティは、mbed OSが備える通信機能と、TLS(Transport Layer Security。SSLをベースに定義されたプロトコル)のmbd TLSライブラリによって保たれる。デバイスに関するセキュリティだが、mbed OSでは、「パブリック」部分と、外部からはアクセスできない「プライベート」部分が分離されているため、従来の組み込み系デバイスに比べると攻撃に対する耐性が高い。mbed OSでのセキュリティは、内部にある「μvisor」が制御を行う。ハードウェアには、「特権アクセス制御」(特権を持つコードのみがアクセスできる)、メモリ分割(他のプログラムからアクセスできないメモリ領域を作る。ただし、メモリ保護ユニットはハードウェアオプションであるため、これを持たないプロセッサもある)、暗号化ハードウェア(構成による)などがあり、μvisorがこれを利用してプライベート領域を保護する。μvisorは、割り込みの応答速度などを考慮し、低遅延でシステム負荷が高くならないように作られている。また、mbed OSは、このμvisorを利用して、安全な「鍵」保管領域や暗号化機能、乱数発生などの機能を提供している。これにより、デバイス自体のデッドコピーを防ぎ、サーバーなどから受け取るセキュリティ関連の情報(アクセストークンなど)を保護する。また、通信に利用するTLS関連の機能もμvisorにより保護される。さらに、IoTではソフトウェアの複雑化から、ユーザーによるファームウェアアップデートが不可避だとして、フラッシュメモリのアップデートに対するセキュリティ機能を持つ。これは、mbed Device Serverと組み合わせて行われる「ライフサイクル」のセキュリティだ。mbed OS側には、フラッシュアップデートセキュリティレイヤーがあり、電子署名のあるコードのみを受け付ける。また、こうしたアップデート作業は、mbed device Serverが管理を行う。mbed Device Serverは、デバイス制御のアプリケーションとIoTデバイスの間に入ることで、セキュリティを確保する。mbed Device Serverには、webインターフェース(HTTPSサーバー機能)があり、エンドユーザーアプリ、JavaSDKにより開発されたアプリやユーティリティなどは、ここに接続してmbed Device Server経由でデバイスを管理する。高性能なシステムで実行されるmbed Device Serverであれば、セキュリティの負荷は問題にならない。mbed Device Serverは、mbed OS搭載デバイス(IoTデバイス)とは、データグラムTLS(UDPなどのデータグラム型プロトコル上のTLS)を使うCoAPトランスポート(Constrained Application Protocol:機械同士の通信を想定したHTTPを簡易化したプロトコル)を利用する。mbed OSは、2015年11月に正式出荷予定だが、すでに特定開発者向けのプレビューは開始されている。いまのところ、まだmbed OSを搭載したIoTデバイスは登場していおらず、当初は開発ボードのみだろうが、2016年ぐらいからは、搭載製品が登場するのではないかと考えられる。ただ、mbed OSの対応範囲は多岐にわたるため、必ずしもコンスーマー製品とは限らず、目にする機会も少ないかもしれない。
2015年05月07日Intelは5月5日(米国時間)、ミッションクリティカルな基幹業務やビジネスインテリジェンス/分析、仮想化などの分野向けXeonプロセッサの新ファミリ「Xeon E7 v3ファミリ」を発表した。同ファミリは22nmプロセスの「Haswell-EX(開発コード名)」として開発されてきたもので、最大18コア/36スレッドに対応し、ラストレベルキャッシュは前世代の37.5MBから45MBへと増量(1スライスあたり2.5MB)。メモリもDDR3とDDR4の両方に対応しており(DDR4の動作速度はパフォーマンスモードで1333MHz/1600MHz、ロックステップモードで1333/1600/1866MHzに対応)、インメモリコンピューティングや高度な分析などのワークロード向けに8ソケット構成で最大12TBまで搭載が可能。また、Integrated Voltage Regulator(IVR)にも対応している。Haswellコアは、前世代のIvy Brigde(開発コード名)に比べ、新命令を用いずとも、分岐予測の改良やバッファ容量の増加、TLB容量の増加、実行ユニットの増加、フロントエンドの改良などを施したことで10%のIPC向上を果たしたほか、L1およびL2キャッシュBWの倍増、および亜ラインしていないメモリ操作の改良による演算性能(Flops)の増加を実現している。Xeon E7 v3は、E7-8800/4800ファミリとしてコア数と動作周波数、対応ソケット数の違いにより12製品がラインアップ。動作周波数は最大3.2GHzをサポートし、8ソケットまで対応。それ以上のソケット数も、サードパーティ製のノードコントローラを用いることで対応することが可能となっている。Run Sureテクノロジーの拡張を実施することで、さらなるシステムアップタイムとデータ整合性を担保することが可能となったほか、DDR4に対応したことで、将来のワークロードにも対応できるようになった。また、QPIの帯域幅も1スレッドあたり9.6GT/sとなり、前世代から20%の性能向上を達成した。性能面では新たにTSXとAVX 2.0をサポートしたほか、仮想化性能の向上に向けVMCSもサポート。各種の機能追加により、運用効率の向上としては、4世代前のXeon 7400ファミリ(開発コード名:Dunnington)比で9:1のサーバ統合を可能としたほか、信頼性としてはRunSureの拡張などが施されており、性能比較としては、前世代品と比べてLINPACKで1.68倍、SAS Mixed Analyticsで1.58倍、SAP HANA 1.0と最適化したIntel TSXの組み合わせでは5.9倍の性能向上を達成したという。なお、12製品のコア数/動作周波数および参考価格は以下のとおり。
2015年05月07日COOL Chips XVIIIにおいて、東芝の宮森高氏が同社の画像認識プロセッサ「Visconti」について発表を行った。東芝は2004年のCICCにおいて第1世代の画像認識LSIを発表して以来、10年以上にわたって画像認識SoCを開発してきている。今回の発表は最新の第4世代の「TMPV7608XBG」というチップについてである。このチップは8個のプロセサコアと14個のハードウェアアクセラレータを集積し、1900GigaOps/sの性能を持っている。この第4世代チップは次の図に示すように、車、歩行者、車線、交通標識などを認識できる。これらの機能は、前の世代でも存在したが、第4世代では車だけでなくオートバイの認識や、車いすの歩行者、交通信号、一般障害物の認識機能が加わった。東芝の画像認識の流れは次の図のようになっている。前処理で歪補正やノイズの低減を行い、特徴点を抽出し、それを追跡するという基本的な流れはルネサスのSoCと同じである。また、前段の処理は比較的単純であるがデータ量が多いので、ハードウェアアクセラレータで処理し、アルゴリズムが複雑な後段の処理はマルチコアのプロセサを使うというのも同じであるが、目的が違うので処理の中身はかなり異なっている。特徴点の抽出には、「Histogram of Oriented Gradients(HOG)」という、どちら向きの線分があるかのヒストグラムを作る。次の図の右の2つの写真は人間と道路に立っている丸い看板であるが、輪郭線の傾きのヒストグラムは似ているので、HOGでは区別が難しい。これに対して、東芝は「Co-occurrence HOG(CoHOG)」という改良アルゴリズムを使っている。CoHOGは小領域の中で、2つの線分のペアの傾きがどうなっているのかのヒストグラムを作る。この方法を使うと、対象物のローカルな形が判別できるという。しかし、CoHOGの場合は、次の図のように着目しているピクセルを含む30通りのペアの傾きのヒストグラムを作るので、HOGと比べると計算処理量が大きくなり、3GHz以上のプロセサが必要であるという。なお、このアルゴリズムは第2世代から使っているという。そのため、30通りのヒストグラムをアップデートし、それぞれのヒストグラムが何を意味しているのかの辞書を格納するDictionary Bufferを読み出して並列に比較する機能などを備えたCoHOGアクセラレータを作っている。ヨーロッパの規制では、2018年から夜間でも歩行者や自転車を検知して非常ブレーキをかけることが求められるようになる。このため、第4世代のチップでは、CoHOGに色を加えたColor CoHOGという方式を開発した。次の図のグラフは、横軸が不一致のものを一致と誤認する率で、縦軸は一致すべきものを不一致とする率であり、左下に近い方が性能が高い。昼間の明るいときと比べると、夜間の暗い時には、誤認の率が高まるのはやむを得ないが、第4世代に搭載された4色を使うColor CoHOGの性能は、色を使わない昼間のCoHOGとほぼ同等の性能を示している。なお、ヒストグラムのマッチングを使う処理はCoHOG以外にもあり、これらの処理にも使えるように汎用化したアクセラレータを作っており、これをHOXアクセラレータと称している。このチップの処理速度であるが、次の図に示すように、歩行者、自転車、車、オートバイと4種の辞書とのマッチングを行う場合は3.4GHzクロックの「Core i7-2600k(1スレッド)」では2.4秒かかる。これをNVIDIAの「GTX550Ti GPU」で行うと300msとなるが、汎用アクセラレータであるHOXを使うと8msで実行でき、GPUと比べても38倍高速である。次の図は、第2世代と今回の第4世代のチップのチップ写真と諸元を示したものである。使用しているプロセスは、どちらも40nm LPであるが、第4世代チップは105.6mm2と第2世代の2倍強の面積となっている。しかし、トータルの演算性能は第2世代が464GOPSであるのに対して、第4世代は1900GOPSと4倍以上に向上している。性能/Wは数字だけを見ると、多少下がっているが、実際の動作では、第2世代が歩行者検出だけで0.87Wであったのに対して、第4世代は歩行者、車、レーンの検出を行って0.9Wと改善しているという。
2015年05月01日