映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』のジャパン・プレミアが7月16日(土)、大阪市役所および、大阪市内の劇場で開催され、マイケル・ベイ監督、主演のシャイア・ラブーフ、ヒロインのロージー・ハンティントン=ホワイトリーが大阪のファンの熱烈な歓迎を受けた。日本発で人気を博したおもちゃを基に映画化され、世界的大ヒットを記録している人気シリーズの最新第3弾。これまで、モスクワやニューヨークでプレミアイベントが開催されてきたが、ワールドツアーの最終到着地は大阪。この日の深夜3時に到着したシャイアらは、日中は記者会見に臨んだほか、インタビュー取材を精力的にこなし、夜はこのジャパン・プレミアに出席。大阪市役所前に敷かれたレッドカーペットを歩き、平松邦夫大阪市長の元を訪問。その後、先日オープンしたばかりの大阪駅の駅ビル内の「大阪ステーションシティシネマ」で舞台挨拶を行った。シャイアは覚えたての大阪弁で「毎度!おおきに」と挨拶し大阪のファンの心をわしづかみ。ロージーも「私はロージーです。お元気ですか?」と流暢な日本語を披露した。監督もシャイアも、初めての大阪がたいそう気に入った様子で「東京とまた違って良いですね。カリフォルニアっぽいゆったりした雰囲気がある」とシャイアが言えば、監督は「大阪の道は素晴らしい。L.A.の道はひどいので、大阪の業者に作ってほしい」とニッコリ。映画で戦闘シーンの舞台となっているのはシカゴ。市の全面協力を受けて交通封鎖なども行われ、大迫力の戦闘シーンが展開する。平松大阪市長からは監督に「ぜひ、大阪で新しい映画を作ってほしい」とラブコールが送られたが、監督は「許可をもらえれば撮りますよ。大阪の街をぶち壊すことになりそうですが(笑)」とユーモアたっぷりに答え、舞台挨拶でも「大阪市長から許可はいただきました」といたずらっぽく語った。シャイアは第1作から4年にわたってシリーズに携わってきたが、「初めてマイケル・ベイに会ったとき、僕はまだ背が低くてやせたが、アクション映画に出たいというやる気は満々の少年だった。マイケル・ベイのおかげでここまで来れた」と感慨深げ。本作からの参加となったロージーもこの1年を「めまぐるしく、また幸運に恵まれた1年でした」とふり返り、改めて「この場を借りて、マイケル・ベイとシャイアにお礼が言いたい」と感謝を口にした。舞台挨拶終了後も、シャイアらは熱狂的なファンに囲まれ、笑顔で握手やサインの要望に応えていた。『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は7月29日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 2011年7月29日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© TR3■関連記事:『トランスフォーマー3』監督&キャストが来日関西弁で挨拶!海賊抜き去り開幕No.1『トランスフォーマー』劇場鑑賞券を5組10名様プレゼントミーガン・フォックス、『トランスフォーマー』最新作降板はスピルバーグの指示だった『トランスフォーマー』のニューヒロインは世界で最もセクシーな女性『ハリー・ポッター』新画像が到着夏の3D戦争をノンストップのアクションで制す?
2011年07月19日先日、マイケル・ジャクソンの2周忌を迎えました。“キング・オブ・ポップ”がこの世を去ってからもう2年が経ったなんて信じられますか?2009年の6月25日(現地時間)、彼が去った日を忘れられない人が多いと思いますが、私ももちろんそのひとり。2周忌から数日が経ちましたが、この特別な日に捧げる様々な追悼企画が始まりました。まず1つ目から、ヘリコプター会社「Channel Islands Helicopters」がファンのために、この2周年の間の週末にかぎり、マイケルがかつて暮らしていたネバーランドの上空をめぐる30分間のヘリコプター・クルージングを企画しました。30分間のツアーのチケット料金はひとり175ドルで、プラス10ドルでバラかひまわりの花を、もちろん個人的なメッセージをつけてヘリコプターの窓から投げることができるそうです。一方、6月20日、世界的に有名な蝋人形館マダム・タッソーでは、ポップ・スターへの追悼の意をこめて、「The Michael Jackson Experience」と題して、期間限定でマルチメディア展示をスタートしました。こちらの展示会では、3体(一体の制作費約30万ドル)のマイケル、「ジャクソン5」時代のマイケル、「Invincible」時代のマイケル、そして「THIS IS IT」時代のマイケルの蝋人形が展示されています。マダム・タッソーとしては、マルチメディアを駆使しての展示はこれが初ですが、大きな賭けになったとも言えそうです。マイケルの兄、ジャーメイン・ジャクソンはこのオープニング・セレモニーに出席し、テープカットを行いました。こちらの展示は、ハリウッドのマダム・タッソーを皮切りに、9月頭まで全米をまわる予定なので、この夏アメリカを訪れる予定の方は、ぜひ旅行プランに入れてみては?さらに、このセレモニーではジャーメインはマスコミ陣に向けて、ジャクソン5の再結集ツアーを行うことを発表しました。これはすごいですね!これに続き、6月27日には、「スリラー」のミュージック・ビデオでマイケルが着用した有名な赤と黒のレザー・ジャケットがテキサス州オースティンの仲買業者により、何と180万ドル(約1億4,500万円)で落札されました!この落札者、ミルトン・ベレット氏はこのジャケットの使い道を聞かれ、世界をまわる周遊展示会を行い、売上を児童基金に寄付することを発表しました。きっとこのベレット氏の行動をマイケルも誇りに思うことでしょう!ご存知の通り、生前のマイケルはいつも子供たちと子供たちへの援助を考えていましたからね。また、マイケルが晩年多くの時間を過ごしていたラスベガスの住まいも、彼の命日の4時間のみ公開されました。ファンたちにとっては彼の家の周りを歩くことができたのは、これが初めての機会となりました。ほかに興味深いところでは、生前ポップチャートをずっと席巻していたマイケルが、新曲「Hollywood Tonight」をもってビルボード のダンス・クラブプレイソングチャートのトップ10に再び入りました!先週の時点では8位に躍り出た同曲はいまもトップ10内を維持しています。一方、マイケルの死に関する裁判がついに9月から始まります。ジャクソン一家はもちろん、世界中のマイケルファンの誰ひとりとして、こんなにも早く彼の死が訪れるとは思いもしなかったでしょう。マイケル・ジャクソン、あなたが恋しいです。そしていま、みんなのことを笑顔で見守っていることを祈ってます。(text:Lisle Wilkerson)(英語原文)Michael Jackson 2 yr anniversary...Well, readers, can you believe it has now been two years since the King of Pop Music, Michael Jackson passed away?? I am sure that many of you still remember that day, June 25, 2009 (US TIME) very well. I know I DO. Well, it is now a few days past the 2 yr anniversary. And there were quite a few things planned to pay tribute to the special day.One of them is that helicopter company "Channel Islands" offered fans an opportunity to take a 30 min helicopter tour over Neverland Ranch over the weekend of the 2 yr anniversary. Tickets for the 30 min ride cost $175/per person, and if you paid a little extra ($10) you could also be given either a rose or sunflower to throw out the window of the helicopter, along with your own private message, ofcourse.The world famous Madame Tussauds also paid tribute to the pop icon by opening a limited edition multi-media exhibition on June 20th dedicated to Michael Jackson. The exhibition which is called "The Michael Jackson Experience", features 3 statues (each costing about $300,000 to make), one from the Jackson Five days, one from the "Invincible" era, and one from the "THIS IS IT" era. This is the first time for Madame Tussauds to do a multi-media exhibition, and is actually a pretty big deal. Jermaine Jackson, Mcihael’s older brother, was on hand for the opening ceremony of the exhibition and did the tape cut. The exhibition will be in Hollywood Madame Tussauds first, before traveling throughout the US until the first week of Sept. So if you get a chance to come to the US during the summer, that might be something worth doing! Meanwhile, Jermaine Jackson also took the time to announce to the media at the opening ceremony that there was a Jackson 5 reunion tour in the works!!! WOW!Also, on Monday (6/27) the famous red and black leather jacket that Michael Jackson wore in his music video "Thriller" was bought by an Austin, Texas business man for $1.8 million!!! When Milton Verret was asked what he was going to do with his newly acquired MJ jacket, he told the press that he plans on sending the jacket on tour to help raise funds for children’s charities. All I have to say about that is..Mr. Verret, Michael would have been VERY PROUD! MJ WAS, after all, always thinking about the children and raising money for them, wasn’t he???Also Michael Jackson’s Las Vegas estate, a place where the popstar spent many of his latter years, was open to the public for FOUR hours on the day of his death. This was the first time for fans to ever have the opportunity to be able to walk around the home.Something else that was quite interesting... the man that dominated the pop charts for many years, was once more on the dance charts with his NEW SINGLE "Hollywood Tonight" jumped into the TOP TEN of the dance charts last week as well! It held on to the #8 position last week and continues to stay in the TOP TEN.Meanwhile, the trial dealing with Michael Jackson’s death will finally be starting in September. I am sure for the Jackson family and Michael Jackson fans worldwide it couldn’t come sooner. Michael Jackson, we miss you. And hope that you are looking down on us and smiling.© Reuters/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】マイケル一周忌キング・オブ・ポップの影響はなお絶大ジョニー&「SATC」4人組…写真でふり返る来日ハリウッドスター2010年上半期素顔のマイケルの映像解禁!マイケル・ジャクソンのプライベートフィルム予告編到着映画館大賞『グラン・トリノ』に栄冠!中谷美紀が選ぶ1本は『アンヴィル!』マイケル人形が生々しすぎて、横に立てない!オリアンティ、亡きマイケルと幻の競演
2011年07月01日マイケル・ダグラスが、双極性障害(躁うつ病)で入院治療を受けたと公表した妻のキャサリン・ゼタ=ジョーンズの行動を「誇りに思う」とコメントした。マイケル自身も昨夏、咽喉がんを患っていることを公表し、今年1月にがん克服を宣言したが、夫の闘病を支えたキャサリンは精神的ストレスが蓄積していったようだ。4月上旬にコネティカット州の精神保健施設に5日間入所し、同時に双極性障害を患っていることを公表、同じ病に苦しむ人々に「誰にも言わず、ひとりで苦しむ必要はないです」と周囲に助けを求める大切さを訴えた。マイケルは「助けを求めるのは勇気が要ること。キャサリンが自分の状態を好転させようと行動したことを誇りに思います。私たちも前向きで、明るくなれます」とコメントした。キャサリンは20日からルイジアナ州に赴き、ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマン、ジェシカ・ビールと共演のコメディ『Playing The Field』(原題)の撮影に参加している。(text:Yuki Tominaga)写真は妻キャサリンをエスコートするマイケル・ダグラス。© Rex Features/AFLO■関連作品:理想の彼氏 2009年11月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Rebound Distribution, LLCウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、躁うつ病治療を受けていた【シネマモード】2010年のオスカー、その後…オリヴァー・ストーン監督インタビュー「お金?危険な麻薬だね(笑)」夏川純「子どもは2人」と“願望”語る、ホリエモンは“強欲”が原動力と力説キャリー・マリガンら実力派俳優陣が紡ぐ哀しい運命『わたしを離さないで』予告編到着
2011年04月22日昨年8月に咽喉がんで闘病中であると公表したマイケル・ダグラスが10日、アメリカのTV番組のインタビューでがんを克服したと語った。NBCの「Today」に出演したダグラスは「気分がよく、安堵している。腫瘍は消えたよ。このタイプのがんに関する自分の知識から言わせてもらえば、私はがんに打ち勝った」と話した。愛妻のキャサリン・ゼタ・ジョーンズは朗報を聞いて涙を流し、「最高の形で新年のスタートが切れたわ」と喜んだという。昨年8月に診断を受けた際は末期に近いステージとも言われたが、8週間の化学療法と放射線治療が功を奏した。「大変な半年だった」とふり返る闘病生活では体重が15キロ近く激減したが、現在は食欲も旺盛で「豚のように食べている」とジョークまじりに語るダグラス。体重は5キロほど戻り、健康を重視してオーガニックな食材を中心に摂るようにしているそうだ。闘病前に撮影した『ウォール・ストリート』が2月4日(金)から日本公開されるが、スティーヴン・ソダーバーグ監督、マット・デイモンと共演予定の新作『Liberace』(原題)の撮影を今夏に控えており、ジムでトレーニングも開始したという。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:『ウォール街』の続編『ウォール・ストリート』試写会に10組20名様ご招待オリヴァー・ストーン来日結末は「映画を観た人が自分で判断してほしい」アカデミー賞名誉賞授賞式で、巨匠ゴダール、94歳の名優イーライ・ウォラックら受賞チャーリー・シーンの愛車が盗難。今年に入って2度目【カンヌレポート 02】『ウォール・ストリート』シャイア&キャリー揃って登場
2011年01月13日映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の25周年記念のブルーレイBOX発売にあわせた同窓会イベントが10月25日(現地時間)、ニューヨーク市内で行われ、マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、ロバート・ゼメキス監督ら8人が顔を揃えた。世界的ヒットを飛ばした人気SFタイムトラベラーシリーズで、主人公の男子高校生マーティ・マクフライ(マイケル)が友人の科学者ドク(クリストファー)の作ったタイムマシン“デロリアン”で辿りついた過去、未来で家族や友人のために様々な冒険を繰り広げる物語。マイケルは1991年、30歳のときにパーキンソン病と診断され、1998年に公表。2000年以降は俳優業から身を引き、活動はドラマへのゲスト出演や声優業などのみに留まっていた。今年は、カナダ・バンクーバー五輪の閉会式に出席し、またホラーやSF映画のアワード「スパイクTV・スクリーム賞(Scream Awards)」用に製作された同作の予告編のリメイクに出演するなど話題を呼んだがこの日、映画のイベント出演が久々に実現した。午前中にウォルドルフ・アストリア・ホテルで記者会見に臨んだマイケルは、「ご存知のとおりタイムトラベルの話だけど、映画自体がタイムレス(色褪せない)。作品(※『パート2』)の舞台の2015年が過ぎても、変わらず人々に愛されるんじゃないかな。世代を超えて愛され続けるこの素晴らしい作品に出会えて、本当に光栄に思うよ」と感慨深げ。ゼメキス監督も「親子関係や友情など、誰もが一度は悩むような全世界で共感してもらえる人間関係をベースにしたのが、この作品の成功の秘訣じゃないかな」と分析した。現在49歳になり、プライベートでは妻で女優のトレイシー・ポランとの間の4人の子供がいる父親でもあるマイケルだが、「子供と一緒にこの作品を観たことはないんだ。映画に出ている俳優としての僕と、父親としての僕は、子供たちにとっては全く別だと思う。子供は友達に、お父さんが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出ているなんてすごいね!とか言われることは、実は恥ずかしいと思っているんじゃないかな」と控えめ。マーティの母親役を演じ80年代には日本でもアイドル的人気を誇ったリー・トンプソンも、同じく49歳となり、夫の映画監督ハワード・ドイッチとの間に2人の子供を持つ母親に。「子供たちと一緒に何度か観たことがあるわ。娘の友達に、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に出てるなんてすごい!と言われたことも。世代を超えて愛されている証拠よね。いまの映画はCGが多く使われているものが多いけど、この作品は脚本がしっかりしていてストーリーが面白いから、いまのCGに慣れた子供たちでも十分楽しめる傑作だと思う」と微笑んだ。また劇中、一番のお気に入りの台詞を聞かれ、マイケルは「『デロリアンでタイムマシンを作ったの!?(Did you make a time machine out of DeLorean!?) 』かな」。リーは「カルバン・クラインよ。イカすわ!(That’s Calvin Klein. Oh my God, he’s a dream!)」。ドク役で御年72歳のクリストファー・ロイドは「これから行くところに道は要らん(Where we are going, we don’t need roads.) 」とそれぞれ25年前に“タイムスリップ”し、懐かしそうに笑い合った。同日午後7時から場所をレストラン・グスタヴィーノスに移してブルーカーペットイベントが行われ、ヒルバレー市長を演じたドナルド・フュリラブも加わり9人が出席。招待されたファン、関係者約200人を前に、マイケルは「マーティ・マクフライ役を演じられて、本当に光栄だよ。だってブータンに旅行に行ったときにも『マーティ!』と声を掛けられたから。それぐらい愛されている映画ということだね」とゴキゲン。リーも「シリーズの中で『パート2』が一番好きなのよ。なぜなら特殊メイクでおっぱいを大きくしてもらったから(笑)」と愛嬌タップリ。クリスは「このシリーズは、1885年、1985年、2015年と3つの時代を行ったり来たりする本当に壮大なシリーズ。色んな時代に行くことができて、本当に楽しかった」とご満悦。ゼメキス監督は「過去と未来では、未来の方が表現するのが難しかったよ。ホバー・ボードは無いけど、フラット・テレビは実現したね。50%くらいは当たっていたかな!」と会場の笑いを誘った。一方、マイケルは「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」の活動について、「これからも財団の活動を行っていきたい」と話したが、自身の健康面、俳優業についてのコメントはなかった。ほかに、メアリー・スティーンバージェン、ヒューイ・ルイス、脚本のボブ・ゲイル氏、プロデューサーのニール・カントン氏が出席した。(text:Yoko Saito)「バック・トゥ・ザ・フュ―チャー25thアニバーサリーBlu-rayBOX」価格:8,500円(税込)発売日:11月10日(水)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント© 2010 Universal Studios. All Rights Reserved.■関連作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985年12月より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 1989年12月より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 1990年7月より公開
2010年10月26日昨年急死した歌手マイケル・ジャクソンさんのドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』の予告編が解禁となった。現在編集作業中の同作は、元マネジャーのマーク・シャフェル氏が10年間撮りためたマイケルさんのプライベート映像を中心に構成されるもの。これまでマイケルさんのプライベートはほとんど謎だったが、生まれ育った故郷インディアナ州ゲーリーへの旅や、自宅兼遊戯施設ネバーランドの深層部などが明らかになる。予告編では、マイケルさんが「みんなの愛がいつも僕を守ってくれるんだ」とファンに語りかけたり、生家で子どものころや家族との思い出について語る姿が映し出されるほか、ネバーランド内部の映像も登場。なお、ナレーションはクリス・ペプラーが務めている。『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』6月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2010年05月07日マイケル・ジャクソンのマネージャーの手で撮影された、素顔のマイケルを捉えたプライベート・フィルム『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』の予告編が到着した。マイケルがロンドンで実施する予定だったライヴのリハーサルの様子を収めた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が短期間での公開にもかかわらず爆発的なヒットを記録したことは記憶に新しいが、この『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』の撮影者は、マイケルが生前、最も信頼を置いていたマネージャーたち。そこで映し出されるのは10年間にわたる、プライベートでのマイケルの姿である。『THIS IS IT』が“キング・オブ・ポップ”として最高のパフォーマンスを見せるための仕事モード全開のマイケルの姿を捉えているとすると、本作が切り取っているのは“キング・オブ・ポップ”という称号から解き放たれた、まさに“素顔”のマイケルの姿なのだ。くつろいだ雰囲気の中で何気ない日常の会話を交わすマイケル、優しい笑顔を浮かべ周囲の人々と触れ合うマイケル、家族や子供の頃について語るマイケル、バースデイ・パーティで、生クリームを塗られおどけるマイケル。そして、今回到着した予告編にはマイケルの夢の国“ネバーランド”の映像も!誰も知らなかったマイケルがここに…。『マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔』は全世界に先駆け日本で公開。マイケルの命日でもある6月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:マイケル・ジャクソンキング・オブ・ポップの素顔 2010年6月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© Flamingo Features, All copyrights reservedマイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:映画館大賞『グラン・トリノ』に栄冠!中谷美紀が選ぶ1本は『アンヴィル!』マイケル人形が生々しすぎて、横に立てない!オリアンティ、亡きマイケルと幻の競演“キング・オブ・ポップ”最後の雄姿『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』DVDを2名様にプレゼントあの映像がよみがえる!『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』特製Tシャツを3名様にプレゼント劇場で見られなかったマイケルがここに!『THIS IS IT』DVD発売直前 未公開映像公開
2010年05月07日まるで床の上をスススーっと滑るかのように後進していく「ムーンウォーク」。マイケル・ジャクソンにあこがれる人でもそうでなくても、思わずまねしたくなるこの技。なんとかあのムーンウォークをマスターしたい!そこで、数多くのアーティストPVやコンサート、テレビCMなどで活躍しているダンサー、海藤莉那(かいとう・まりな)さんに教えてもらうことになりました。ちなみにクラシックバレエやガールズヒップホップ、ジャズダンスなどが守備範囲だそうです。――さて、「ビリー・ジーン」をかけながら……では莉那さん、お手柔らかにお願いします!「はい!まずムーンウォークを練習するときは、滑りやすい床で行うのがおススメです。最初はスニーカーではなく靴下で練習するのがベスト。自分の姿を確認できる鏡があれば最高の環境です。では基本からゆっくり練習していきましょう」■基本ステップ「まず両足をそろえ、背筋をぴんと伸ばして立ちます」――はい。(シャキーン!)「次に右足のひざを曲げて、つま先出ちにします。そして全体重をつま先に乗せてください。このとき、きちんと体重をかけてくださいね」――はい。(ぐっ)「OKです。次に、左足に体重を乗せたまま、適当なところまで右足を後ろへ引きます。ポイントは、右足をかかとから後ろへスライドさせることです」――はい。かかとから後ろへ引くんですね。かかとから、かかとから……「右足を後ろへ引いたら、さっと右ひざを曲げ全体重も右足つま先へ。――さっ!この体重移動の瞬間に右足を同じように後ろへ引いていきます。この動きを左右交互に繰り返します。まずはこの基本ステップをひたすら練習して、体で覚えましょう」■ポイント「ステップに慣れてきたら、次はポイントを押さえましょう。まず、上半身の姿勢はきちんとまっすぐか、やや前傾くらいにキープしてください」――はっ。ステップに集中していたら猫背になっていました。(シャキーン!)「次に、体重移動のポイント。左右交互に移動させるので、つい上半身がふらふらしがちになります。これを防ぐために、床と頭が並行な高さのまま移動していくイメージをしながら、体重移動をするときの境目をなくすよう意識してみてください」――さらに軸足に力が入りますね。かなり力を入れないとこけそうです。「そう、逆に言えば、スライドさせる足は床の表面をこすっているだけなんです。その分、軸足で体をしっかり支えなくてはならないんですね。そして両脚が曲がる瞬間はありません。必ず片脚のひざが伸びていることを意識しましょう。これがより浮遊感を表現するコツ。何度も言いますが、『軸足はしっかり、引く足はリラックス』」――ちょっとだけマイケル・ジャクソンに近づいてきた気がします!■マスター編「さらにマイケル・ジャクソンに近づきましょう。まず、足をスライドさせるときの幅をさらに広くします。するとさらに移動距離が増え『ふわ~』っと移動しているように見えます」――わっ難しいですね。ふらふらします。そっか、ふらふらしたら軸足をしっかりと……ブツブツ「そして、足をスライドさせるときはかかとから。これをさらに意識してみます。まずかかとからすーっと後ろへ引き、足の裏全体で床をべたーっとなでます。そしてかかとから指の付け根にかけて徐々に床から離していくイメージ。すると、足の動きにややウエーブ感が生まれます。どちらに体重がかかっているのか見ている人にバレないようにしましょう」――足の裏で床をなでつけるんですね。馬の駆け足を滑らかにしたような、それとも猫の手まねきのような感じかな……ブツブツ「あ!できてますよ!かなりマイケルに近づいてます!」――ほ、本当ですか?(ぜえぜえ)POW!はあはあ、ぜえぜえ。じんわりと汗をにじませる私の横で、すら~っとさわやかにムーンウォークをこなす莉那さん。なるほど、「一連の動きをしっかり行い、あくまで表情は『ふふふ~ん♪』と冷静なままキープ」することで、より「なにやらすごいことが起こっている!?けれどこの人の余裕な表情はなんだ!?」と、見る人へのイリュージョン効果をアップさせるようです。つまり、そんな表情が自然と浮かぶくらいまでひたすら練習することがマスターへの道なのですね。ッア!(栗林弥恵/プレスラボ)【関連リンク】【Q&A】電話中、彼女をクスッと笑わせる一発芸ってありますか?【Q&A】普通に歩いていてもよくコケてしまいます。転ばないで歩く方法は?【Q&A】どうしたら趣味を見つけられる?
2010年05月02日マイケル・ダグラスの息子、キャメロン・ダグラスが20日、ニューヨークの連邦地裁より、違法薬物所持と薬物の大量取り引きの罪で禁固5年の実刑判決を言い渡された。前日に息子の減刑を訴える手紙を公開したマイケルは、前妻でキャメロンの母親であるディアンドラ・ルーカーと傍聴席に座り、「僕の引き起こした悪夢に、家族や愛する人々を巻き込んでしまったことをお詫びしたい」とキャメロンが判事に訴えるのを、必死に涙をこらえながら聞いていた。マイケルと現在の妻でキャメロンの継母にあたるキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、祖父のカーク・ダグラスを含む家族や友人から減刑を求める手紙は判事のもとに37通届けられたという。13歳のときからドラッグに手を染めてきたキャメロンは逮捕後の昨年8月以来、クリーンな状態で過ごしている。判事によれば、手紙を送った人々は「(キャメロンが)ついに中毒から抜け出せる準備ができたと信じている」という。だが、判事は刑務所に入ることが被告にとって「人生を改める最後のチャンスになるはず」として、5年の実刑判決を下した。当初10年と言われていた実刑年数は半減されたが、閉廷後、大勢の取材陣に囲まれながらも無言で連邦地裁を後にしたマイケルの表情は険しいものだった。(text:Yuki Tominaga)裁判所を後にするマイケル・ダグラスと前妻ディアンドラ・ルーカー。© Splash/AFLO■関連作品:ウォール・ストリート 2010年、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:マイケル・ダグラス、N.Y.の判事に薬物所持で有罪となった息子の減刑を訴えるキャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年04月22日マイケル・ダグラスの息子で昨年7月に逮捕され、後に覚せい剤とコカインの売人をしていたと自ら認めたキャメロン・ダグラスに対する判決前日、マイケルが判事に宛てた手紙が公開された。直筆で便せん5枚にもおよぶ手紙でマイケルは「私は息子を愛しています。しかし、彼の行いに目をつむることもしません。彼が壊れていくのを見たくはないのです」と、前妻との間にもうけたキャメロンを断罪しつつも、有名人家庭に育ち、両親の不仲を目の当たりにした息子のつらい生い立ちに言及、「私自身、有名な父親を持ったことで自分探しに苦しむ気持ちは分かります。それが二世代(祖父、父)分となったときの感覚は私にも分からない」と綴った。マイケルはさらに、ドラッグやアルコールの問題もダグラス家とは無縁ではないとして、自身が90年代にアルコール依存でリハビリ施設に入ったこと、弟のエリックが2004年にアルコールと処方せん薬のオーバードーズで亡くなったことを例として挙げている。31歳になるキャメロンは罪を認めており、少なくとも懲役10年が下される可能性があるが、マイケルはこの手紙で息子の減刑を求めている。ドラッグにはまったわが子を救おうとする姿はかつての主演作『トラフィック』を彷彿とさせる。父の真情が息子に確かに伝わっていることを願いたい。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ウォール・ストリート 2010年、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:キャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年04月21日昨年急逝したマイケル・ジャクソンが行う予定だったライヴのリハーサルの模様、言わばマイケルの最後の雄姿を捉え、期間限定の公開ながら全世界で爆発的なヒットを記録した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。本作のDVD&ブルーレイが1月27日(水)よりリリースされるが、これに先立ちシネマカフェに、本作の未公開映像がDVDの予告編と共に到着した。こちらの映像は、昨秋より公開されてきた劇場版では見ることができなかった正真正銘の未公開映像で、今回のDVDとブルーレイに特典映像として収録されているもの。アマゾンの大自然の現状を挙げ、子供たちのための地球の未来を憂い、このツアーの意図を熱く語るマイケルとスタッフたち。火薬を使った演出や、クレーンで客席の上を飛び回って歌うという演出について入念に打ち合わせをする姿に、マイケルを支えてきたライヴスタッフのコメントなどが映し出される。ちなみに、27日(水)にリリースされるDVD&ブルーレイには、マイケルがカムバックに賭ける思いを語る映像や、最高のダンサーを求めて開かれたオーディションの風景、マイケルの衣裳に関する映像など特典映像が満載!映画では明かされなかったマイケルの姿がここに。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』DVD&ブルーレイは1月27日(水)リリース。※こちらの特別映像は、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』デラックス・コレクターズ・エディション(DVD)価格:3,990円(税込)『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』コレクターズ・エディション(DVD)価格:2,980円(税込)『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』Blu-ray Disc価格:4,980円(税込)発売日:1月27日(水)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント公式サイト:■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:C・イーストウッド奮戦!そして映画ファンが選ぶ2009年ベストムービーは…?ブラピ再降臨 vs J・デップ!写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【後編】ファッション小噺vol.最終回2009年、映画界のベストドレッサーは?助演男優賞の瑛太に阿部サダヲ「いいな」、鶴瓶「この辱めを…」報知映画賞授賞式【ハリウッドより愛をこめて】グラミー賞候補発表!マイケルのために何をする?
2010年01月19日泣く子も黙る“アポ無し突撃取材”で知られる、ドキュメンタリー監督マイケル・ムーア。その彼が、ヴェネチア、トロント、L.A.、デトロイト、N.Y.など、アメリカを始めとする世界各都市で絶賛された最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』の日本公開を控え、11月末に待望の初来日を果たした。最新作のテーマは、ずばり「お金」。アメリカにおいて、持てる者と持たざる者の格差を広げ続ける元凶となった社会システム=資本主義をめった斬り。この不況を機に、持たざる者から基本的人権や安定した生活を送る権利すらも奪うこととなったこのシステムを“悪”と見て、今回も徹底的に弱者の代弁者としての立場をとっている。ただし、社会的弱者を擁護すると、資本主義社会では時に保守派層から目の敵にされることも多い。これまで取材をする上で、身の危険を感じることがあったのではないだろうか。「脅迫は、2002年に『ボウリング・フォー・コロンバイン』でアカデミー賞を受賞し、授賞式でイラク戦争に対する批判をして客席からブーイングを受けた直後から始まったんだ。あの夜、家に帰ったら自宅の壁に馬糞が塗られ、敷地内にもいくつか放置されていたんだ。それで、ボディガードを雇わなくてはならなくなったんだ。一番ひどい時期には、全部で9人、1日3交代で雇っていた。あと、イリノイ州で、ある男が自宅の地下室で爆弾が暴発したことを機に逮捕されるという事件があったんだけれど、彼は家で爆弾を作っていて、その爆弾を仕掛けるいわば標的のリストというものが見つかって、その中に僕の名前が入っていたということもあったね。『華氏911』の後は、6回ほど実際に襲われた。ナッシュビルから来た男は、僕をナイフで襲おうとしたし、オレゴン州から来た男は鉄パイプで襲おうとした。フロリダから来た男は、スターバックスから出てきたところで僕をたまたま見かけ、買ったばかりの熱いコーヒーを僕の顔に浴びせようとしたんだ。そのときは、ボディガードが側にいて、自分の顔で受けてくれたんだ。そのおかげで2度の火傷を負ったんだ。僕の仕事には、日々こういった危険にさらされる可能性が伴う。例を挙げればきりがないけれど、僕の人生の詳細を話すことで、君を飽きさせたくないから、このぐらいにしておくよ」。実際、こういった卑劣な脅しや攻撃により、かなり怖い思いをしてきたと話すムーア監督。一体、その恐怖にどう打ち勝っているのだろうか?「実のところ、恐怖感に対処するなんて、しばらくは上手くできなかったんだ。でもあるときから、こう思うようになったんだ。これまでの自分の人生はとてもいいものだった、善人として生きてきたし、素晴らしい娘も育てたし、自分の芸術、つまり映画や執筆活動を通して社会に貢献したという自負もある、と。だからもし、いま命が尽きたとしても、もういいじゃないか、僕の人生は恵まれすぎているぐらいだというような境地に達したんだ。もういいんだと思えるようになった瞬間から、不思議な心の平穏を覚えるようになったよ。この心の安らぎを得られてからは、恐怖心の90%は払拭できた。なぜなら、もう失うものはない、もし殺されてしまっても、いままで素晴らしい人生を生きられたのだから、誰にもそれを奪うことはできない、僕を敵視する人々には、僕から奪い取れるものなど何もないのだと感じたから。ただ、今回この映画を撮るにあたっては、ウォール街を敵に回してはいけないよと、多くの人からアドバイスを受けていたんだ。政治家を相手にするよりももっとタチが悪い、どうなるかわからないよとね。でも、それで怖がって何もしなかったとしたって、交通事故による死亡の危険は常にある。いまこの瞬間に大地震が起きて死んでしまうかもしれないんだからね。人間は何が起こるか先のことなどわからないんだから、何もしないでいるわけにはいかなかったんだ」。恐怖だけでなく、様々な取材活動を通じて、怒り、悲しみ、絶望などを覚えてきたはずだが、どうやってその感情に折り合いをつけ、冷静な作品作りへの糧にしているのだろう。「僕はEメールによって、多くの人の声を聞いている。決して何か媒体を持っているわけでもないし、雑誌に執筆しているわけでも、TV番組、新聞社を持っているわけでもない。でも、いろいろな人が僕に彼らの物語を教えてくれるんだ。僕は彼らの物語を世間に広める役となった。考えてみれば、僕は特権階級の出身じゃないし、大学も出てないし、本来はミシガンの小さな町でゼネラルモーターズの工場で部品を作って一生を終わるべき階級の人間だった。でも、どういうわけか、一般市民の声を世界中に広げる立場に置かれた。その立場については、自分自身でも敬意を持っているつもりだ。だからとにかく、声なき人々の声を、その立場に置かれた人間の責任としてしっかりと伝えていくことが僕の役割だと思って、精一杯やっているんだ」。本作をはじめ、過去の作品でも、アメリカの破綻したシステムと他国のシステムを比べてきた監督だが、日本も幾度となく例に取り上げてきた。11月30日に東京証券取引所で行われた会見では、「これまで私は自分の本や映画の中で、日本に対しては尊敬の念を持って描いてきました」とコメント。「現在、アメリカで家を失う、もしくは自己破産になる理由の第1位は医療費が高すぎて払えない、ということです。おそらく日本ではそのようなことはないと思います。なぜ日本の方々は、誰かが病気になったら助け合い、そして保険制度もちゃんとしているのだろうかと考えたところ、それは社会的にセーフティーネットを構築しているからだと思います。それが、残念なことにアメリカにはなく、どんどんお金がなくなって、家から出ないといけなくなっています。ほかの国では大丈夫なのに、なぜアメリカだけはこのような状況なのだろうかと、自分の作品の中で永遠のテーマとして描いているつもりです。私自身アメリカ人で、アメリカを愛していて、アメリカ以外には住みたくないとさえ思っていますが、アメリカの現状は目を覆いたくなることばかりです。アメリカを愛していますが、アメリカのようになりたいとかアメリカの真似をしたいといった思いは一切捨てて下さい。Be Japan!日本でいて下さい!みなさんが1945年以来作り上げた日本でいて下さい!教育の価値を十分大切だとわかっていた日本でいて下さい!そして、“解雇はしない”と言っていた日本になって下さい!他国を一切侵略しない、そして侵略しようとする国をサポートしないと言っていた国に戻って下さい!」と訴えかけていた。取材時にさらに、アメリカのような行き過ぎた金融資本主義への道をたどらないために、日本へのアドバイスを求めると「まず、あらゆるビジネスにたずさわる者が、何か行動を起こす前に、自問するべきだと思う。“これは良いことであるか”“これは社会のために正しいことであるのか”“私利私欲のために自分はこれをやるのか?お金儲けのためだけなのか”と。それがひとつの判断基準になることだけは間違いないね」と熱く訴えた。原題は『CAPITALISM:A LOVE STORY』。ラブストーリーという副題には、金持ちが持つお金への愛を意味しているとされていたが、本当のところ、もうひとつの深い意味があるようだ。「以前は、金持ちが持つお金への愛を意味していると考えていたけれど、いま思えば、確かにこの映画のラブストーリーは、僕の祖国への愛を意味しているのかもしれない。僕はこの映画を通して自分の祖国への愛を表現したと言えるね。愛しているからこそ、自分はあきらめられないんだ。しっかり闘って、闘い続けて、アメリカをもっと良い国にしたいと思っているんだ。アメリカが何をするかをとても気にかけている。アメリカが何をするかは、自国民のみならず、全世界を巻き込んで影響する。全世界のほとんどの人はアメリカ大統領を選ぶための一票を持っていないのに、その一票で選ばれるアメリカの大統領は彼らの生活にも大きな影響を与えてしまう。一万マイル離れた日本のあなたの生活にも影響を及ぼす。だから、彼を選ぶ権利をもっていないあなたがたのためにも、アメリカ国民として、気をつけていなきゃいけないし、より重い責任を感じているんだ」。残念ながら、オバマ大統領が、アフガニスタンへの兵力増派を発表したのは、この取材が行われた夜もこと。すでに、取材時にそのことを知っていたムーア監督は、憔悴した様子で「これまで支持してきたオバマ大統領を初めて批判することになってしまった、つらいことだ」と話していた。これまでに発表してきた『ロジャー&ミー』、『ボウリング・フォー・コロンバイン』、『華氏911』、『シッコ』で取り上げてきた様々な社会問題も、元をたどれば全て資本主義のせいだという結論に至ったと話すムーア監督。つまり、満を持して製作された本作は、ジャーナリスト、マイケル・ムーアの集大成であり、渾身の作品と言える。そのせいだろうか。個別に行われた取材では、これまでの活動をふり返り、抱えて来た悲しみや怒りといったやりきれない感情を静かに明かし、アメリカの変革を心から願うというエモーショナルなものとなった。いまの心境についてはこう話していたのも印象的だ。「いまは次のプロジェクトとして、本を執筆しようかなと思っているんだ。それから、自分が住む町、地元へ何らかの直接的な貢献をしたいとも考えている。あと、健康管理もしたいかな(笑)」。大仕事をやり遂げただけに、しばらくは映画制作を休みたいとも、とある取材で明かしたムーア監督。だが、「映画監督という仕事は大好きでやりがいを感じている。まだ、撮りたいという気持ちはあるよ」という言葉を信じて、次回作の完成を待ちたい。詳しい取材の裏側については、verita NEWSに一足先に掲載中。気になる方は、映画館に行く前に、チェックを。(text:June Makiguchi)verita NEWS■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:M・ムーア監督、ロストバゲージした荷物が到着しスーツ姿にお着替え初来日のM・ムーア監督、成田での指紋事件を激白&小倉優子に突撃取材!?“不況”を感じる瞬間っていつ?救世主マイケル・ムーアに寄せられる叫びの数々【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信
2009年12月11日今年6月、50歳という若さでこの世を去ったスーパースター、マイケル・ジャクソンの幻と化した最後のステージ舞台裏に密着したドキュメンタリー『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』。4週間という短い上映期間で記録的ヒットとなった本作が早くもブルーレイとDVDとなって2010年1月27日(水)に発売される。このDVDと約130分の映像特典に日本未発売の特製Tシャツとブックレットがセットになった1万セット限定生産のメモリアルDVDボックス「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT DVD BOX」が何と、11月30日(月)の告知解禁後1日で予約完売となった。11月27日(金)までの全国320館での公開では、わずか4週間という期間で累計興行収入44億円を突破、数ある話題作を押しのけて、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、『レッドクリフ PartII ―未来への最終決戦―』に続き、本年度日本国内興行成績(海外作品)で堂々の3位(11月26日時点)を獲得した本作。コンサート・フィルム/ドキュメンタリーというジャンルで洋画年間TOP3入りを果たすのは、日本の映画史上初となった。世界的に見ても、日米を含む世界25か国で初登場No.1を獲得、北米ではマドンナ、ローリング・ストーンズ、プリンスなどのコンサート・フィルムの成績を抜いて、コンサート・フィルムとして歴代1位(11月24日時点)を獲得し、改めて失った存在の大きさを世界中に知らしめる結果となった。ファン垂涎のDVD映像特典には、マイケルの「カムバックに賭ける想い」(2種)や「スタッフが語るマイケル・ジャクソン」など、劇場では観られなかった映像が満載。これに加え、ブルーレイには代表作「スリラー」や「スムーズ・クリミナル」のショートフィルムも付いてくる。今回の完売記録は、洋画はもちろん、ドキュメンタリー映画史上でも快挙であり、Amazon.co.jpDVDストア、楽天ブックスのランキングでは、第1位に「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(DVD・2枚組)」がランクインしたほか、2位、4位にも同時発売されるブルーレイとDVD(コレクターズ・エディション)が並んだ。このたびシネマカフェに、こちらのDVD発売の予告編映像も到着。まだ劇場で観ていないという人もまずはこちらをチェック!※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「マイケル・ジャクソン THIS IS IT コレクターズ・エディション」(DVD・1枚組)価格:2,980円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション」(DVD・2枚組)価格:3,990円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(Blu- ray)価格:4,980円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT メモリアル DVD BOX」(完全限定10,000 セット)価格:9,975円(税込)※11月30日(月)完売「マイケル・ジャクソン IN ソウル・トレイン」(DVD)価格:3,990円(税込)発売日:2010年1月27日(水)発売/販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』4日間で6億超の大ヒットで上映延長ライオネル・リッチーが甦ったマイケル(?)にサイン!マイケル映画全世界公開
2009年12月02日アポなし突撃取材という強硬スタイルで、社会問題の根源を徹底追究するマイケル・ムーア監督の最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。12月5日(土)の公開に先駆けての、監督の初来日に合わせて、検索・共有ウェブサイト「NAVER」では本作に因み、100年に一度と言われる不況の“体感”をテーマにエピソード募集企画を展開している。投稿された方の中から25組50名様には本作の試写会が当たるチャンスも!さて、一体どんな投稿が集まったのか?本作のテーマはずばり、人々を苦しめる世界的経済不況がなぜ起きたのか。ムーア監督が、アメリカのキャピタリズム(資本主義)の原理を分かりやすく解説しながらその根源を究明していく。もちろんこの不況は日本にも波及。今回、NAVERで「もしかして、今不況なんじゃ?って感じた瞬間」というお題を出したところ、「某うどん屋の鰹節が有料になった」、「某お菓子の中身が減った」、「一軒家で20名ルームシェア」、「合コンのお相手の男性たちの羽振りが悪くなった」、「外資系の金融機関で8年間勤めたが、今年の夏に部署がなくなりリストラ」などなど…、リアルすぎる不況エピソードが押し寄せた。また、本作の劇中で、ムーア監督はN.Y.ウォール街にお金の袋を携えて乗り込んでいるが、集まった意見の中には「この映画をきっかけに何かが変わればと期待しています。永田町にアポなし突撃お願いします!!」という切実な依頼も。ムーア監督宛てに続々と集まる、“不況をなんとかしてほしい”という声。映画を通して世界を動かす、そんな絶大なパワーをもつ彼がまもなく来日し、いまの日本を目にして発する言葉とは?『キャピタリズム』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。NAVER「【100年に1度です】『もしかして、今不況なんじゃ?』って感じた瞬間」■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!
2009年11月25日昨年9月の「リーマン・ショック」に端を発した、世界的大不況とアメリカ経済の破綻を題材にした、マイケル・ムーア監督最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。今回は、$マークのついた大袋を手に、“みんなのおカネを取り返せ!”とN.Y.ウォール街に食ってかかるムーア。あまりに分かりやすく痛快な戦いざまを、まずはシネマカフェに独占先行で到着した予告編映像でちょっとだけ披露!映像の冒頭を飾るのは、ムーア監督作品ですっかりおなじみのキャスティング(?)となったアメリカ前大統領ジョージ・W・ブッシュ。彼が青い顔をしてアメリカ経済の先行きの不安を宣言し、予告編はスタート!ムーアが本作で相手どったのは、一個人や一企業というスケールを超えた、“経済”。一般市民の生活に大打撃を与えている不況の根源を、徹底的に追求する。だが、取材をするにも「マイケル・ムーア」の名前を出せば門前払い…。果たして、アポなし取材の果てに、彼がとらえた真実とは?まもなく冬のボーナス・シーズン、他人事では済まされないだけに、ムーアが斬り込んだ経済の真実に注目が集まる。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、2010年1月9日(土)より全国にて公開。こちらの特別映像はMOVIE GALLERYおよび『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』作品情報ページでもご覧いただけます。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』動画ページ『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』作品情報ページ■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ち
2009年11月12日つい先日、マイケル・ムーア監督の初来日が発表された『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。11月24日(火)に「おカネってナニ?働くってナニ?映画の宣伝アイデア大募集」と題した本作の試写会が開催されるが、この場で映画の宣伝のためのアイディアを観客から大募集、最優秀賞受賞者には、ムーア監督に“逆”突撃取材する権利が贈呈されるという。本作の配給元のショウゲートは、「私たちでは考えつかないような面白いアイディアを募集しています。面白ければ本当に実現させたいと思っていますし、もし実現すれば、その方は映画業界から注目されるでしょうね。ショウゲートにスカウトするかもしれません!」とコメント。映画業界を目指す人にとっては願ってもないチャンスと言えそう。また、“お金”をテーマに日本社会をも覆う世界同時不況の原因にバッサリと斬り込んでいる本作だけに、現況に苦しむ人から意外な妙案が出てくるかも?優秀なアイディアを出した方には、ムーア監督のお株を奪う“突撃”方式で来日中の監督を逆取材できる権利をプレゼント!応募は、11月9日(月)より発行されているフリーペーパー「ジョブアイデム」、および総合求人サイト「e-aidem(イーアイデム)」から携帯電話もしくはハガキにて、11月13日(金)まで受付中。ハガキは必着、携帯でのご応募は12:00まで。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。e-aidem■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品
2009年11月10日今年6月、世界中のファンに惜しまれながらこの世を去った“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの最後の雄姿を収めたドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が、先週28日(水)、全世界で同時公開となった。日本では同日19時より全国324館で公開スタートし、31日(土)までの4日間で、全国興行収入6億4,663万6,400円、動員50万9,251人を記録する大ヒット!これに伴い、急遽本作の上映期間が見直され、延長可能な劇場において追加2週間の上映期間延長を決定した。元々、2週間限定の上映と告知されていた本作だが、前売り鑑賞券の販売枚数は最終的に24万枚に迫る異例の売れ行きを示し、これを受けて全国のファンと劇場から上映期間の延長を求める声が多く寄せられた。さらに、公開後の休日突入で、東京・新宿ピカデリーでは10月31日(土)に同館の動員記録である『崖の上のポニョ』を500名近く上回る4,023名(興行収入599万2,500円)を動員するなど、満席で鑑賞できない観客も続出。配給会社のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、米国本社ならびに興行部門を統括する松竹と検討の上、2週間の追加上映を決定するに至った。現在公開中の全国324館のうち、およそ7割の劇場が、上映期間を11月27日(金)まで延長できる見込み。なお、本作の上映に続くように、11月7日(土)からは1988年にマイケル・ジャクソン自らが主演・原案・製作総指揮を務めたミュージカル・ファンタジー『ムーンウォーカー』も全国にて公開されるが、こちらもファン垂涎の過去のマイケルの映像が大スクリーンで見られるとあって、こちらも大きな反響が見込まれる。音楽界のキングの超越した影響力は、映画界にも及んでいる。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開ムーンウォーカー 2009年11月7日より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマほか全国にて公開© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連記事:ライオネル・リッチーが甦ったマイケル(?)にサイン!マイケル映画全世界公開【ハリウッドより愛をこめて】マイケルの最後の雄姿、その全貌を目撃!マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?
2009年11月02日全世界で公開を迎えた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。本国アメリカで大々的に開催されたレッドカーペット・イベントに負けじ!ここ日本で開催されたジャパン・プレミアの様子を、会場を訪れたライオネル・リッチーに黒木メイサら豪華スペシャルゲストたちの写真とコメントを中心にお届け!最初にステージに現れたのは、クリスタル・ケイ!マイケルの思い出を尋ねられ「小さい頃からモノマネして『フーッ!』とかやってました」とコメント。加藤ミリヤは「マイケルのクリエイティビティを少しでも盗みたい!」と映画の開始が待ちきれない様子。マイケルばりの真赤なハットをかぶって登場したのは歌姫・伊藤由奈。彼女も小さい頃からのマイケルの信奉者の一人だったようで「小学生の頃、ムーンウォークが出来なくて練習してました。いまでも出来ません!」と語った。このほか、CHEMISTRYの2人(川畑要&堂珍嘉邦)に、清水翔太、西野カナ、JUJU、HOME MADE 家族(MICRO、KURO、U-ICHI)、ZEEBRA、AI、松下奈緒に俳優の石黒賢と多彩な顔ぶれがそれぞれにマイケルへの熱い思いを口にした。ひと際大きな声援を浴びていたのが黒木メイサ!胸元の開いた黒いドレスと真っ赤なヒールをポイントにしたハイヒールで颯爽と登場し「マイケルは常に何かを伝えようとしてきた人。この映画で何を伝えようとしたのか知りたいです」と映画への期待を口にした。そして、最後に登場したのは思わぬ超大物ミュージシャン。80年代にマイケルと双璧をなす人気を誇ったスーパースター、ライオネル・リッチーが来場し、会場の盛り上がりは最高潮に!「彼が10歳の頃から知っているし、スーパースターになっていく姿を見てきたけれど、僕にとってはいたずら好きの彼のイメージが残ってるよ」とマイケルを偲んだ。会場には子供から大人まで、熱狂的なマイケルのファンが大挙。カメラマンエリアのすぐそばには、大ヒット曲「スリラー」のミュージックビデオでマイケルが着ていたのと同じような印象的な赤い衣裳でマイケルのマスクをかぶったファンの姿も。ライオネルはこのファンに気づくと大喜びで駆け寄り、記念撮影とサインに応じていた。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定で公開中。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】マイケルの最後の雄姿、その全貌を目撃!マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年10月29日「This is it」――。誰にも真似できない、唯一無二の音楽スタイルを築きあげたキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン。彼は世界中の人々に愛され、数々の音楽賞にも輝きました。この地球上で最も天才的なパフォーマーでありシンガーソングライターと言っても過言ではありません。しかし数か月前、彼の悲劇的な最期以来、マイケル・ジャクソンの“才能”はないがしろにされ、彼は痛み止めや現実逃避のために数々の薬物を使っていた“過去のセレブリティ”として報道されてきました。しかし、マイケルの遺したドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を観れば、彼のこうしたネガティブな面を忘れ、なぜ彼がここまで偉大で才能に恵まれたエンターテイナーとして崇められるのか、再確認できるはずです。マイケルという人間の内面やユーモアに満ちた素顔、そして彼がショービズ界で最も努力家で忙しい人物と言われていた所以を、見てとれると思います。生前には、UKで行うはずだった「THIS IS IT」ツアーは準備不足では、と疑われていたマイケルですが、この映画を観ればそんな不安も消えるはず。彼の音楽は変わらず素晴らしく、かつ楽しそうな雰囲気から、いかに彼がこのツアーに入れ込んでいたかがうかがえます。この映画では、彼がいかにあらゆる面にこだわり、いかに完ぺき主義者だったかも見せています。私はいま、ハリウッドで作品を観てきたばかりですが、一つだけ言えるのは、マイケル・ジャクソンという天才に再び恋に落ちたということ。とても素晴らしい映画でした!今日、レッドカーペット・プレミアイベントがノキア・シアター(マイケルがツアーのためにリハーサルしていた場所)で行われ、その歴史的イベントを取材してきましたが、ファンは大スクリーンにマイケルが登場することに興奮しきり、会場は異常な熱気に包まれていました。レッドカーペットには、パリス・ヒルトンやウィル・スミス、ヴィヴィカ・A・フォックス、元ボクサーのシュガー・レイ・レナード、アメリカン・アイドルからは出身歌手のデイヴィッド・クックとアダム・ランバート、それからコメディアンのマーティン・ローレンス、歌手のケイティ・ペリー、ジェニファー・ラブ・ヒューイット、そして本作の監督ケニー・オルテガやマイケルのバックシンガー&ダンサーたちとバンドの姿がありました。特に、私の大好きなアレックス・アル、マイケルのバンドでベースを担当していた人物ですが、彼を見られたことは何より嬉しかったです!とにかく、イベントは感動的で、会場にいる全ての人がマイケル・ジャクソンの人生を祝うことに興奮していました。もちろん私もこんな素敵な瞬間にいられたことに感謝しますし、読者のみなさんにはとにかく、映画を観て!と言いたいです。マイケルがショーのためにどれだけ準備をしていたのか、ステージに立つことに全てを捧げたマイケルという男を、間近で観ることができますよ。(text:Lisle Wilkerson)© Reuters/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?【ハリウッドより愛をこめて】ザ・キング・オブ・ポップ、永眠の地はどこに?
2009年10月28日何かと物議をかもすマイケル・ムーアの最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』がニューヨークとロサンゼルス限定で9月23日(現地時間)より公開され、オープニングでの1館あたりの興行収入が約60,000ドルという大ヒットスタートを記録した。この数字はここ最近の同規模の作品『スラムドッグ$ミリオネア』の166%という数字で、ムーア監督の過去の作品と比べても『華氏911』の218%、『ボウリング・フォー・コロンバイン』の230%と並外れた数字であることが分かる。本作は100年に1度と言われる世界同時不況の原因をムーア流に追究する“マネー・エンターテイメント”。ウォール街で$マークの入った大袋を手に「僕たちのお金を返してもらいに来たよ!」というセルフと共にアポなし突撃取材を展開する。10月2日からは全米拡大公開を迎えるが、どこまで数字を伸ばせるか?そしてアメリカ以外の各国での反応は?日本では12月、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、さらに1月、全国にて公開。■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月、全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:M・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品マイケル・ムーア、次は恋愛映画に挑戦?GM破綻を受けアメリカの“経済”を斬る!
2009年10月02日去る6月25日に急逝し世界に衝撃を与えた“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソン。多くのファンが待ち望みながら、実現しえなかった彼のコンサート「THIS IS IT」の数百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を盛り込んだドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が10月、全世界同時に公開される。これに先駆けて、本作の新たなビジュアル画像が日本で初公開!生前のマイケルの貴重なリハーサルの一部が明らかとなった。以前に公開されていた場面写真は、ステージ上にそびえる“THIS IS IT”の文字の前でマイケルが決めのポーズを取っているものだったが、今回新たに公開された写真では、ブルーのジャケットを姿で、バックダンサーを従えてキレの良いダンスを見せている。洋服を着ていてもはっきりと分かる鍛え抜かれた肉体とともに猛特訓に挑む彼の最後の勇姿がうかがえる。また、本作の日本版公式ホームページも近日中にスタートすることが決定。同サイトでは、映画の前売り鑑賞券の発売情報などの新しい情報が随時更新されるほか、ここでしか発表されないお宝情報も発表されるとあってファン垂涎のサイトになりそう。世界中のファンが注目する本作で、マイケルの最後の映像をまとめ上げるのは、同コンサートのクリエイティブ・パートナーであったケニー・オルテガ監督(『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』)。監督は、「コンサートとしての『THIS IS IT』は観ることができなくなってしまいましたが、本作によってマイケルの貴重な肖像を披露することができます。最後のカーテン・コールの準備まで入念にしていたマイケル。このコンサートは彼の最高傑作となっていたでしょう」と早すぎるマイケルの死を惜しむコメント。本作を「ファンたちへの贈りもの」と称し、「この映像には、驚異的でユニークかつ特別な何かがあります。マイケル・ジャクソンが限られた人々にしか見せなかった、創造的な天才の世界を垣間見させてくれるのです。ファンたちは、いまだかつて見たことのないマイケル・ジャクソンの姿に出会うことになるでしょう。それは、制作の現場にいる偉大なアーティストとしての彼の姿です」と満を持して贈り出す。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は10月28日(水)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年09月01日世界中を驚かせた突然の死から2か月。ロサンゼルス郡検視当局の毒物検査の結果、マイケル・ジャクソンの死因は強力な麻酔剤プロポフォールの過剰投与によるものであることが24日、明らかになった。テキサス州ヒューストンで公表された32ページにわたる捜査令状には、マーレイ医師が不眠症に悩むマイケルが亡くなるまでの6週間、毎晩プロポフォール50ミリグラムを点滴静注していたと供述したとある。依存症を避けるため、プロポフォール以外の薬も併せて投与することもあり、亡くなる当日の6月25日午前1時に精神安定剤10ミリグラム、午前2時と3時、5時、7時半に異なる催眠鎮静剤をそれぞれ2ミリグラムずつ投与した。それでもマイケルは眠りにつくことが出来ず、午前10時40分頃、マーレイ医師がマイケルからの度重なる要求に応じて、マイケルが「ミルク」と呼んでいた白い液体状のプロポフォール25ミリグラムを投与すると、ようやく眠った。マーレイ医師は10分ほどベッドサイドに付き添っていたが、トイレに行くため席を外し、2分足らずで戻るとマイケルの呼吸は停止していたという。AP通信によると、検視当局はマイケルの死を殺人とみなし、主治医のコンラッド・マーレイ氏を容疑者とする可能性もあるという。遺族の関係者は「当局や警察の捜査を全面的に信頼する。正義が果たされる日を待つ」と」と声明を発表した。死の前日まで、目前に控えたロンドン公演のリハーサルを精力的にこなしていたマイケル。その雄姿は映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』として10月28日(水)より世界同時公開される。(text:Yuki Tominaga)今年5月21日、ビバリーヒルズの医療センターを訪れた際の生前のマイケル。© Splash/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年08月26日まず、マイケル・ジャクソンにまつわる新たな情報から…。たしか以前、マイケルが最終的に眠る場所が決まったとお伝えしたと思いますが、どうやらまだ彼の遺体は待機中みたい!これっておかしすぎませんか!?どうやらジャクソン一家は飽きもせずにまだ、どこに遺体を埋葬するか議論を交わしているのだとか。いまは家族の中で、唯一、兄のジャーメインだけがいまだにマイケルをネバーランドに埋葬することに固執しているようですよ。さらに先週末、父親のジョー・ジャクソンは報道陣に対して、息子の死から2か月以上を経て、8月29日に「Forest Lawn Cemetery」に埋葬することを明かしました。もしもマイケルが生きていたら、8月29日は彼の51歳の誕生日でした。埋葬は内々で行われるため、特別な式は行われません。とにかく、29日までは墓地の冷凍安置所に安置されたままのマイケル。この一連の出来事、どう考えてもおかしいと思いませんか?全く恐ろしいかぎりです。一方、ジャーメインは9月26日にウィーンで追悼コンサートを予定しています。もしこれが本当に実現したらおもしろいのですが…、元々は8月29日のマイケルの誕生日に行われる予定だったのです。しかし、企画段階で問題が浮上し、延期になってしまいました。おそらく、ライオネル・リッチーやアッシャー、マドンナ、ホイットニー・ヒューストン、U2など豪華アーティストたちが駆けつけると思われるこのイベント。当初は、バラク・オバマ米大統領も出席するとも発表されていましたが、その発表後すぐ、ホワイトハウスは大統領は参加しないし、そんな話も全くないと発表しました。うーん、何だか胡散臭い話ではありますが、もしこのコンサートが実際にうまくいけば、世界中が見守ることになるでしょう。チケットは8月20日より発売されています。さて、51歳の誕生日と言えば、ポップの女王、マドンナがフィンランドで51歳の誕生日を迎え、ライヴ会場に集まったファンから歌で祝福されていました。公演後、マドンナは荷物をまとめ、子供と年下の彼・ジーザスと一緒にイタリアのポルトフィーノを訪れ、誕生日を祝いました。現地では、友人のドメニコ・ドルチェとステーファノ・ガッバーナと一緒に過ごし、さらに、イタリアの首相シルヴィオ・ベルルスコーニの家に滞在していたマドンナ。さすが、ずいぶんとハイクラスなお友達が多いですね!(text:Lisle Wilkerson)写真は、死の直前までロンドン公演に向けてリハーサルを繰り返していたマイケル。この模様は映画(『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』)として公開されることも決定した。© Reuters/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より全国にて2週間限定公開
2009年08月21日マイケル・ダグラスの息子で、2003年の映画『グロムバーグ家の人々』で父や祖父・カークと共演もしているキャメロン・ダグラスが違法薬物所持で逮捕されたことが、3日に明らかになった。AP通信などの報道によると、現在30歳のキャメロンは大量のメタンフェタミン(覚せい剤)を販売目的で所持しており、先週28日、マンハッタンのホテルで米司法省麻薬取締局(DEA)によって逮捕された。キャメロンは、マイケルと2000年に離婚した前妻・ディアンドラの間に生まれた息子。2007年にもカリフォルニア州でコカイン所持容疑で逮捕されている。今年4月には新作『Ghosts of Girlfriends Past』(原題)のプレミアに息子を連れて出席していたマイケル。息子の更正を願っていた彼はいまどんな気持ちでいるだろうか。現在は国外にいるためコメントは出せない、と彼を古くから知る代理人は話している。(text:Yuki Tominaga)4月にL.A.で開催された『Ghosts of Girlfriends Past』のプレミアに一緒に出席したマイケル・ダグラス、キャメロン・ダグラス父子。© Newscom/AFLO
2009年08月05日『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』、『シッコ』など独自の突撃スタイルで社会問題に一石を投じ、作品ごとに注目を集めるマイケル・ムーア。アメリカの銃社会、イラク戦争、医療問題をテーマにしてきた彼の最新作が12月に日本公開されることが決定した。タイトルは『Capitalism: A Love Story』(原題)。100年に一度の大不況と言われるいま、ずばり“経済問題”をテーマに、原点に立ち返る。監督デビュー作『ロジャー&ミー』(’89)で、GM(ゼネラル・モーターズ)の会長に“アポなし突撃取材”を始めてから、ちょうど20年。そのGMが破綻したいま、ムーアは巨大になりすぎた企業による支配力と、利益ばかり追求する姿勢がアメリカ国民のみならず世界中の人々に、いかに壊滅的な影響を与えてきたかを鮮明に描き出す。企画が進行する中で、経済危機にフォーカスしていくムーア。今年2月には、ウォール街や金融業界で働く人々に向かって、「自ら名乗り出て、あなたが知っていることをみんなで共有しよう」、「ヒーローになって、アメリカの歴史最大の詐欺行為を暴露することに手を貸してほしい」と呼びかけた。また、タイトルにもあるように、なぜ“愛の物語(=A Love Story)”を作るに至ったのか?という疑問については、「そろそろ“恋愛映画”を作ろうと思ったんだ。完璧なデートムービーになるよ」と宣言するムーア。「全てが入っているんだ――“欲望”“情熱”“ロマンス”、そして“毎日解雇されている14,000の人々”。これは禁じられた愛であり、誰もその名前を口にしようとはしない。もう言ってしまえばいい、“それが資本主義”なんだ!」と声高に語っている。『Capitalism: A Love Story』(原題)は10月2日に全米公開。ちょうど米国上院がウォール街に7,000億ドルの緊急支援策を可決した日から数えてちょうど1年と1日後の公開となる。日本では12月に公開予定。■関連作品:Capitalism: A Love Story(原題) 2009年12月公開© Front Street Productions, LLC.
2009年07月10日先週末はアメリカでは独立記念日を迎え、各地でたくさんの祝いの花火が打ち上げられる一方で、マイケル・ジャクソンへの哀悼は続いています。以前、私はMJの追悼式のことについて触れましたが、少し変更があったのでお伝えしますね。まず、最初は式が行われるステイプルズ・センターに入るのに25ドル要るとお伝えしましたが、後になって無料になりました。それでもチケットが発売されると、ものの1分で50万件のコールが殺到してしまいました!たった1分ですよ、信じられませんよね!もちろん、そのコールは世界中から集まりました。また、うわさではこのチケット、アメリカ国内の居住者でないと獲得できないと言われていましたが、先週、こちらも変わって全世界から買えるようになりました。なんとイギリスから100万人がL.A.に来るみたいですよ!ブリティッシュ航空によれば、追悼式のために飛行機のチケットを買う人が殺到したことを受け、この数日で売上が一気に増えたらしいですよ。アメリカ国内でも、残念ながら、L.A.への直行便チケットをゲットできなかったアンラッキーな人たちは、車を借りて現地に向かうようです。そのため、サンフランシスコのデンバーからヒースローまでの便は、この数日間はほぼ満席だそう。すごいですね!ご存知の通り、マイケル・ジャクソンは7月13日からロンドンでツアーを行う予定だったのですが、どうやらロサンゼルス市はロンドンから追悼式のために人がなだれ込むことを危惧しているようで、ロス市警はマスコミ陣に対してここ数日はこの街に来ないようにとアナウンスしました。当日は、ステイプルズ・センターをロス市警が包囲するそうですが、群集の多さによっては増員しなければなりませんよね。マイケルを取り囲む騒動は盛り上がるばかりですが、本当か否か、また新しいうわさが浮上してきました。以前、このコラムでマイケルの家族が追悼コンサートを行うとお伝えしましたが、どうやら、ジャクソン5のほかの4兄弟(ジャーメイン、ティト、マーロン、ジャッキー)がマイケルのホログラムを使ってツアーを行うみたいですよ。このうわさが本当であれば、ジャクソン家は“ザ・キング・オブ・ポップ”のホログラムを用意しなくてはいけませんね。どう思いますか?何だかおかしな話ですよね。(text:Lisle Wilkerson)1970年、NAACPイメージ・アワードを受賞した際のジャクソン5。左からマーロン、ジャーメイン、マイケル、ティト、ジャッキー。© Hulton/Getty Images/AFLO
2009年07月08日日が経つにつれて、こちらでは生前のマイケル・ジャクソン(MJ)の様子と彼の薬物の過剰摂取についての様々な情報が浮かび上がってきてます。新しいところでは、彼は複数の薬物の処方を受けるために、“オマー・アーノルド”や“ジャック・ロンドン”という偽名も使っていたようなのです。さらには、ボディガードや専属の医療事務所長の名前を使ったこともあるとか。先日、麻薬取締局は、ロス市警が行っている、MJの薬物の処方に関わった医者たちの捜査に協力する旨を伝えました。MJに関するほかの話題では、“キング・オブ・ポップ”の葬儀について様々なうわさが飛び交っています。どうやら、式は7月7日の朝10時(現地時間)にステイプルズ・センター(マイケルが、亡くなる前日までツアーのリハーサルを行っていた場所)で執り行われ、L.A.のノキア・シアター(「アメリカン・アイドル」のファイナルなど大きなイベントが行われる場所)にも生中継されるそうです。ちなみに、このイベントに参加するためには入場料25ドルを払わなければならないみたいですよ。ファンたちはと言うと、マイケルの遺体が以前暮らしていたネバーランドに埋葬されると疑わないようで、“そのとき”に備えて、現地から20分以内のホテルは全て予約でいっぱいになってしまいました。MJの兄、ジャーメイン・ジャクソンもまた、メディア陣に向けて、ネバーランドに弟を埋葬したいと伝えました。また、マイケルが最期を過ごしたホームビー・ヒルズ・マンションは、既に新しい住人が決まっているとか。人気ファッションブランド「Ed Hardy」の創始者でデザイナーのクリスチャン・オードジェーは、この12月、同社の本部をここに置くとメディアに話しています。マイケルの親しい友人であったオードジェーですが、彼曰く、このマンションのオーナーは「Ed Hardy」のCEO、ハーバート・グエツなのだそうです。先週、U2はスペイン・バルセロナの9万人を収容するスタジアムでツアーをスタートさせましたが、その中でマイケルへの追悼として、ボノがゴスペル曲「Angel of Harlem」を彼に捧げて歌い、マイケルを“偉大なる才能の持ち主”と呼びました。最後にボノはまた、マイケルの代表曲「Man in the Mirror」と「Don’t Stop Till You Get Enough」を歌い上げました。さらに7月2日に明らかになった情報によれば、およそ25,000ドル(約250万円)相当の棺がマイケルのために特注されていたとのこと。この棺は同1日、ベイツビル・キャスケット社に発注されたもので、14カラットの金の棺で中は青のベルベット、そして手作業で磨かれた鏡面仕上げになっているようです。実はこれ、ジェームス・ブラウンが亡くなったときのものと同じ棺で、とても貴重なもののようです。火曜日の朝には自動車行列が始まりますが、マイケルの遺体は葬儀所のフォレスト・ローン・モーチュアリーを出発してステイプルズ・センターに運ばれます。一方、マイケルの2人の子供、パリスとマイケル・Jrの実母、デビー・ローはNBCのインタビューで、子供の親権を裁判で争う意向を伝えました。同時に、マイケルの父、ジョー・ジャクソンが子供たちに近づかないように、接近禁止命令を求めるそうです。彼女は彼らの実母だということを証明するためにDNAテストを行うとのこと。また、発表された遺産の内訳は、マイケルの母・キャサリンが40%、マイケルの3人の子供が40%、そして20%は児童基金に贈られるそうです。最後にハッピーなニュースを。夏といえば結婚シーズンでもありますが、先日CAネットワークの「Cablevision」は結婚式や花嫁についての新しいコンテンツを始めると発表しました。これは映画『ブライド・ウォーズ』や「Modern Bride」、「Amazing Wedding Cake」などのリアリティ・ショーが高い支持率を集めたことが背景にあり、ファンは24時間いつでも、結婚に関する番組を見ることができるようになります。開始日はまだ決まっていないようですが…。(text:Lisle Wilkerson)バルセロナでライヴを行ったU2。© AFLO
2009年07月06日みなさん、こんにちは!アメリカでは、先日の“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの訃報で話題は持ちきりです。一番最初に訃報を伝えたゴシップサイト「TMZ.com」をはじめ、様々なウェブサイトでその続報が伝えられています。まず、死因に関する様々なうわさにより、マイケルの死の間際にそばにいた主治医のコンラッド・マーレイ氏が非難の的となっています。しかし、それはあくまでうわさであって、薬物に関する解剖や様々な調査の結果が出るまでは誰も真相を知りえないわけです。それもおそらく4〜6週間かかるでしょう。家族さえも、本当に同医師に責任があるのか、定かでないのですから。一方、マーレイ医師本人は、もちろん疑惑を否定しています。先週末にかけて、彼はロス市警でおよそ4時間にわたり、当日何が起きたのかを事細かに伝えたそうです。曰く、彼がマイケルがベッドに横たわっているのを発見したときは、既に呼吸は止まっていたそうですが、まだ脈は残っており、すぐさま心肺蘇生を始めたとのこと。そこで浮かび上がる疑問は、なぜ医師はマイケルを床に下ろさずに蘇生を始めたのか?ということ。というのも、心肺蘇生を行うには固い所に身体を置かなくてはいけないということは医師なら誰でも知っていることなのです。この様子だと、まだまだこれから問題が出てきそうですね…。その間、家族はエンチノにあるマイケルの両親の家に集まり、葬儀のこと、そしてマイケルの早すぎる死を惜しむ、数々の追悼コンサートのオファーについて話し合いました。生前のマイケルは、普段から母親とは連絡を密に取っていて、亡くなる数日前には父親とも話をしていたそうですが、兄弟や妹のジャネットとはしばらく疎遠になっていたようです。そのため、マイケルの薬物摂取を促すような人がいたのか、または死を防ぐことは出来なかったのか?尽きない疑問の真相を明かそうと必死です。しかし残念ながら、その答えはまだ闇の中。そして、音楽のあらゆるチャートで、マイケルのアルバムやシングルはナンバー1にランクしています。人々は、とにかくマイケルの歌を聴き足りないようなのです。また、彼の3人の子供の親権についても論争が始まっています。法律上では、長男と長女の実母であるデビー・ロー(生前のマイケル専属の看護師でもありました)に養育権があるのですが、家族は彼女との親権争いをする意向です。しかしながら、デビーはこの子供たちは、生物学的に彼女の子供であってマイケルの子供ではないと主張!マイケルが彼らの実の父親ではないことは、もう何年にもわたりうわさされてきたことですが、デビーはマイケルの子供を産むことに合意し、精子バンクを通して2人の子供を妊娠したのだそうです。何はともあれ、ただジャクソン家が気の毒でしょうがありません。早く問題が解決することを祈るばかりです。(text:Lisle Wilkerson)写真は6月28日、「BET Awards ’09」に出演した際のジャネット。ショーのホストを務めたジェイミー・フォックスがステージの上までエスコートした。© Reuters/AFLO
2009年07月04日6月25日(現地時間)午後に50歳の若さで心不全のために急逝し、世界中に大きな衝撃を与えたマイケル・ジャクソン。司法解剖が行なわれたが、外傷などがないことから他殺の可能性は低いと判明したものの、毒物検視の結果を受けた最終的な結果が出るのは4〜6週間後になると発表された。マイケルの死因については薬物濫用の憶測が飛んでいて、心配停止状態になる直前、主治医から強度の鎮痛剤「デメロール」を注射されていたという。一方、マイケルの遺族は独自に再度の遺体解剖を依頼したことが、米の芸能情報サイト「TMZ.com」により明らかになった。マイケルの急逝は、エンターテイメント業界の各方面にも大打撃となっている。特に7月13日のロンドンを皮切りに予定されていた久々のコンサート・ツアーが不可能となったいま、企画・プロモーション会社、公演予定会場や周辺の宿泊施設、飲食店などが見込んでいた推定10億ドルとも言われる利益はゼロになり、経済への影響も甚大だ。また、サシャ・バロン・コーエン主演の『Bruno』(原題)も、マイケルの姉・ラトーヤの出演シーンをカットする憂き目にあったことがHollywood Reporter誌で報じられた。サシャ扮するゲイのファッション・ジャーナリスト、ブルーノがラトーヤにインタビューするシーンで、ブルーノがマイケルに似た立ち居振る舞いをする場面が、「ジャクソン・ファミリーに敬意を表す」という理由でカットされた。マイケルが亡くなった日の午前中にはファラ・フォーセットもガンと闘病の末、62歳の生涯を閉じた。70〜80年代に絶頂を極めたポップ・アイコン2人が奇しくも同じ日にこの世を去った。(text:Yuki Tominaga)写真は12年前のワールドツアーのもの。ウェンブリー・スタジアム(ロンドン)でのライヴ。再びロンドンで、その勇姿を拝むことは叶わなかった。© Mark Shenley/Camera Press/AFLO■関連作品:Bruno (原題)
2009年06月29日