日本でのディズニー/ピクサー歴代興収1位を記録した『ファインディング・ニモ』の続編、『ファインディング・ドリー』が16日、公開を迎える。物語の舞台は、前作の冒険から1年後。忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、ただひとつ忘れなかった家族の記憶を手掛かりに、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に家族を見つける冒険を繰り広げる。タコのハンクやジンベエザメのデスティニーなど、個性あふれる新しい仲間が加わり、壮大な冒険が描かれる本作では、何でも忘れてしまう…そんなドリーだからこそ通らざるを得なかったつらい過去が明らかに。そして、ドリーを通して「欠点も個性なんだ」という大切なメッセージを届けてくれる。前作から13年という年月とともに進化したピクサーの最新技術を用いた、キャラクターやリアルな自然も本作の魅力だ。指揮をとったのは、『ファインディング・ニモ』で監督を、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』では脚本を担当したアンドリュー・スタントン。そして、テレビ作品『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』でアニー賞監督賞に輝いたアンガス・マクレーンが共同監督を務めた。先日来日した2人に、本作に込めた思いや制作秘話を聞いた。――まず、前作からの映像の進化に圧倒されました。来日会見でも、「驚きを与えられる映像になった」と語られていましたが、特に自信を持っているのはどんなところでしょうか?アンドリュー:いっぱいあるけど、一番は"海草の森"かな。作るのが難しかったというのもあるけど、ロマンチックだしユニークだし、そして、『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』の最も違う世界観をよく表現しているところでもあるから。前作で大海原を渡らなければいけなかったニモは、まるで砂漠を縦断するような感じだったと思う。それに対して、今回の海草の森は、森林のようにおとぎ話のようにいろいろなものが隠れていて、秘密があって、そこで迷子になったりして…というそれぞれの作品の性格をよく表していると思うんだ。マクレーン:その通りだと思う! 付け加えるとしたら、キャラクターとしてのハンク。これは、技術面でも芸術面でも、われわれがどれだけ進歩を遂げているか、見て楽しんでもらえると思う。――ピクサーの方はいつも徹底的にリサーチをされていますが、制作にあたって海に潜ったりしたんですか?アンドリュー:今回は潜ってはないんだ。前作では潜ったけど、今回はむしろ水族館を重点的にリサーチした。特に、その中にいる魚たちから見た水族館はどんなものだろうということで、遊びに来た人が見ないバックヤードの部分…家具や排水管、スタッフが作業しているところなどを研究した。それによって、魚からの視点の水族館を作り上げることができた。マクレーン:いわゆる水族館の舞台裏を正確に描写できていると思うよ!――そのリサーチで気付き、実際に映画に取り入れたという何か具体的なエピソードを教えてください。マクレーン:タコを展示している水槽は、人工芝で囲っているんだ。なぜかというと、タコの足がそれだとくっつかず、逃げられないから。タコは脱出を試みるという習性があり、それを防ぐためにそういった工夫が施されている。何度もタコが脱走してタコを見つけるという話は実際に物語に取り入れたし、擬態化という点もリサーチから学んだものなんだ。――ドリーの赤ちゃん時代"ベビー・ドリー"がとてもかわいかったです! そのベビー・ドリーから、何段階かドリーの成長が描かれていましたが、ドリーの成長を描くにあたって意識した点は?アンドリュー:どのくらい長いこと海を彼女がさまよっていたのか…悲劇だと思う。それを表現するために、ドリーが本当にずっと1人だったんだということを見せる必要があった。そして、前作であんなにポジティブだった彼女は実は痛みを抱えていて、だれかに置いて行かれることをこんなにも恐れているということを感じさせなければいけないと考えた。ドリーに痛みを与えるのは、僕らにとってもつらかったね。――ビジュアル面で意識したことは?アンドリュー:ベビー・ドリーについては、全部、目だよ(笑)マクレーン:確かに目がほとんど(笑)。とにかく最大限かわいく、もうこれ以上は無理っていうくらいのかわいさを出したかったんだ。壊れるくらいかわいすぎるキャラクターをという思いで作り上げたのが、あのベビー・ドリーだ。アンドリュー:基本的に、目とヒレだけ! そこにちっちゃい口がついている(笑)――目がポイントなわけですね! 映画を通して笑えるシーンがちりばめられていましたが、そこは意識的にそうしたんですか?アンドリュー:マーリンに比べてドリーはよりユーモラスでおかしみがあるから自然と笑いが増えたんだ!マクレーン:ドリーがおもしろいからっていうことだね!――本作では、「欠点は個性」「ありのままの自分を受け入れられたら幸せだ」という大切なテーマが根底にありますが、このテーマに込めた思いをお聞かせください。アンドリュー:それが、ドリーがしなければならないことだと僕は最初から思っていたからなんだ。ドリーのことが心配になり、ドリーの物語は未完だと思って続編を作ろうと決めた段階から、彼女を海で1人さまよう最悪な状態に追い込まなければいけないけれど、彼女の内なる自信が「大丈夫だ」と言ってくれるという状態をつくろうと考えた。「自分を信じればいいんだ」というのは、どんな親も自分の子供に願うことだと思う。そこがゴールだというのは最初から見えていたんだ。――今回登場したキャラクターで、心配なキャラはいませんか?アンドリュー:なるほど、そうきたか(笑)マクレーン:劇中に出てくるおもちゃのロボットの魚はどう?(笑)マクレーン:いいね! みんな『ファインディング・ハント』を作ればって言うんだけど、僕自身8年間、水、魚とつきあってきてちょっとお休みがほしいので、まずは『ファインディング・アンドリュー』かな(笑)■プロフィールアンドリュー・スタントン1965年、米マサチューセッツ州出身。カルアーツ(カリフォルニア芸術大学)でキャラクター・アニメーションを学び、90年にジョン・ラセターに次ぐ2人目のアニメーター、および9人目の社員としてピクサーに入社。現在、クリエイティブ部門のヴァイス・プレジデントとしてすべてのピクサー作品を監修している。監督を務めた『ファインディング・ニモ』(03)と『ウォーリー』(08)でアカデミー賞長編アニメーション賞を獲得した。アンガス・マクレーン1975年、米オレゴン州出身。ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで学び、97年にピクサーに入社。アニメーターとして、『バグズ・ライフ』(98)から『トイ・ストーリー3』(10)まで、ピクサーの長編作品すべてに携わってきた。テレビ作品『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』でアニー賞監督賞を獲得。本作で、アンドリュー・スタントンと共同で初の長編監督デビューを果たした。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年07月15日第76回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞、日本でもディズニー/ピクサー歴代興収No.1を記録した『ファインディング・ニモ』。ニモと同じカクレクマノミを見た子どもが“ニモだ!”と感激するほど社会現象化した同作の続編、『ファインディング・ドリー』もまたアニメーション史上、記録的な興行成績で全米を席巻中だ。その夏映画の大注目作に、ナンヨウハギの忘れんぼうドリーの吹き替えで室井滋が、ニモの父親で心配性の父親マーリンの吹き替えで木梨憲武もカムバック!夢の再共演を果たしたふたりにインタビューを敢行。ニモが繰り広げた奇跡の冒険から1年後の世界を描く本作は、忘れんぼうのドリーを主人公に新たなアドベンチャーを壮大なスケールで描くエンターテインメント巨編!ドリーとマーリンとして、室井さんと木梨さんは、再共演を果たすことになった。この点、室井さんは、「それこそドリーじゃないけれど、どんな風だったか思い出すことが大変で(笑)。日頃ナレーションの仕事は多いですが、吹き替えは少ないので、ドリーの感覚を思い出すために、収録の現場に入って、自分が納得できるまで多少の時間がかかりましたね」と述懐。一方のマーリン役の木梨さんも、「久しぶりだったので、時間はかかりましたね」と室井さんと同調。「ついに、この映画が帰ってくると思ったら、ニモのパート2ではなく、ドリーの話で、やったと思いましたよ。そこには、どういうストーリーが待っているんだろうって。この年月を経ていると思うと、海の映像などもとてつもないほどきれいに違いないと思いました」と期待感でいっぱいだったとか。今回のドリーは、離れ離れになってしまった両親との家族の思い出を探しに、禁断の人間の世界まで飛び出す大冒険を繰り広げる。水のない世界は、それだけで大変なのに、ドリーは極端に忘れんぼうという、言ってみればハンデを背負っている。それでもあきらめずに泳ぎ続けるドリーの姿を観ていると、ドリーを演じる室井さんも感動を禁じ得なかったと言う。「ドリーにはマイナス思考がないので、ハンデがあると自分でも思っていないんですよ。だって、忘れちゃうから。マイナス思考を持ちようがない、みたいなところがあるんです。でも、そういうところが力強いと思う。わたしたち人間は余計なことを考え過ぎて生きている。ドリーを見ているとそう思えてくる。だからこれから先の人生は、ドリーのように忘れたいことは忘れて、覚えていたいことだけ覚えていようと思いました(笑)。そこが魅力だと思いますね」。マーリン役の木梨さんも、ドリーの冒険を追体験して日々の生活にフィードバックできる感動と勇気を得たと笑顔で語る。「ドリーって、重要なことは覚えていたりもするんですよ。だからね、それさえ覚えていれば、人間だっていいんですよ。全部覚えてるから、人間はそのネタで夜酒を飲み、愚痴りながら酒に酔って寝る、そういう毎日になっているでしょ(笑)。それはそれでありなんだけど、ドリーくらいさばけているといいですよね。本当、あこがれますよ」。確かに今回初登場する7本足のタコのハンクも、ドリーの忘れんぼうの性格に最初は驚くが「記憶がないと、人生が楽でうらやましい」というような言葉を言う。しかし、それこそがドリーの魅力であって、人生を豊かに生きるヒントも隠されている。室井さんは、最後にこう付け加えた。「また、同じ失敗をドリーは繰り返すかもしれない。忘れんぼうだからね。でもドリーは、そういうことを恐れていないというか、全然気にしていないんです。過去は過去として、前だけを見ている。本当にうらやましい。すごくいいなあ」。(text/photo:Takashi Tokita)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月15日全米歴代記録を次々に塗り替え、歴史的な大ヒットを記録している『ファインディング・ドリー』。本作の大ヒットの一因とも言われているのが、ディズニー/ピクサーの新たな才能の発掘の場となっている短編作品。この度、本作と同時上映されるピクサー史上超絶もふもふキュートな短編アニメーション『ひな鳥の冒険』(原題:「PIPER」)の本編映像が到着した。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。『トイ・ストーリー3』や『ズートピア』を超えアニメーション史上全米歴代No.1のオープニング成績を記録した本作。すでに全米では、大ヒット作である『アナと雪の女王』や『トイ・ストーリー3』の最終興収も超え、2016年の全ての公開映画の中でNo.1の興行収入を達成している。様々な魅力が詰まった本作だが、その中でも、ヒットの要因にもなっているのが、同時上映される短編『ひな鳥の冒険』。ディズニーやピクサーの短編映画は、長編本編に引けを取らない人気の高さがあり、短編集が発売されるほど。さらにピクサーの短編アニメーションは過去11回もアカデミー賞にノミネート(内3作品受賞)されており、アカデミー賞の常連としてクオリティの高さにも定評があるのだ。今回のこの短編アニメーションでは、海岸線で食べ物を得るために、生まれて初めて巣を出て冒険する幼い腹ペコな小鳥(シギ)の物語が描かれる。今回解禁となった映像では、もふもふでキュートだが怖がりな小鳥が生まれて初めてエサを探しに、勇気を出して大きな海に向かっていく姿が描かれている。しかし子どものシギにとって最大の問題が。食べ物が深く埋まっている海岸線の砂は、冷たくて、濡れていて、しかも恐ろしい波がかぶってくるということだった。だが新しくできた小さな友だちの助けを借りて、自らの恐怖心を乗り越えてお腹を満たせることを願いながら、勇気を振り絞ってもう一度突っ込んでゆく。また、羽や砂、水など全てが緻密にリアルに描かれており、まるで実写と見紛うような映像にも注目だ。もふもふでキュートな小さな鳥は、抱きしめたくなるほど超絶可愛く、誰もが釘付けになること間違いなしだ。また、短編は次世代を担うクリエイターの登竜門としても注目されており、短編監督を務めた後、長編アニメーション監督を務める人も多く、次世代のピクサーを担うクリエイターが育つ場としても注目を集める存在。 本作の監督を務めたアラン・バリラーロは、『トイ・ストーリー2』や『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』など様々な長編アニメーションのアニメーターとして活躍。ようやく本作で監督を務めることになり、長編アニメーションで培った実力を存分に発揮している。そんなアラン監督は「アニメーターとして普段からあらゆるものがキャラクターに見えるんだけれど、ビーチでランニングをしているときに鳥と打ち寄せる波を観て、この映画のアイデアを思いついた」と制作の経緯を語り、「実は、この映画のストーリーは、3人の子どもを持つ親である僕自身のとても個人的な物語でもあるんだ。いい親とはどういうものなのか、どうやって子どもに恐怖を乗り越えさせるのか。そういったものを伝えたかった」と込めた想いをコメントしていた。『ファインディング・ドリー』と同時上映短編『ひな鳥の冒険』は、7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月15日2003年にディズニー/ピクサー5作目となる作品として公開され第76回アカデミー賞・長編アニメ賞を受賞。日本でも大ヒットを記録したCGアニメ『ファインディング・ニモ』が、7月15日(金)今夜の金曜プレミアムに登場する。同作は『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などのスタッフが贈るグレート・バリアリーフの美しい海を舞台にした、魚たちが繰り広げる冒険ストーリー。物語は元気で好奇心いっぱいのカクレクマノミの子供・ニモが同級生たちに度胸のあるところを見せようとしてサンゴ礁の外に出て人間にさらわれてしまったことから、ニモの父マーリンが「ニモをさらったボートを見た」と言う親切だけど物忘れのひどいナンヨウハギのドリーを相棒に、ニモを探す果てしない海の旅へ繰り出すというもの。道中サメに追いかけられたり、はたまたアオウミガメの群れに助けられたりと、大海原で壮大な冒険を繰り広げるマーリンたちの姿が当時感動を呼び、水族館などでカクレクマノミが人気となったのは記憶に新しい。いまだにカクレクマノミ=“ニモ”というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。今回放送される日本語版ではニモの父・マーリンを木梨憲武、相棒ドリーを室井滋が吹き替えるほか、LiLiCoやさかなクンも声優として参加。なによりオーストラリアのグレート・バリアリーフの自然を描いたCGの美しさにも改めて注目してほしい。そして『ファインディング・ニモ』の13年ぶりの続編となる『ファインディング・ドリー』が明日、7月16日(土)よりいよいよ全国にて公開となる。舞台は本日放送の『ファインディング・ニモ』の物語から1年後の世界。物忘れがひどいドリーが、記憶の断片から自分の両親を、そして生まれた場所を探すことを決意。ニモ、そして渋々ながらマーリンたちとともに再び大海原へと旅立つ。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」…。果たして、ドリーは記憶をたどって、両親に、そして生まれた場所をみつけることはできるのか。日本よりひと足先に公開された全米では早くも「ピクサーの最高傑作!誰もが楽しめるピクサーの名作が誕生」との絶賛の声が上がっているそう。今作では室井滋、木梨憲武はもちろん上川隆也、中村アン、さかなクンらが声優として参加している。今夜は『ドリー』公開前夜の予習として改めて『ニモ』を鑑賞して見てはいかが?金曜プレミアム『ファインディング・ニモ』は7月15日(金)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年07月15日木梨憲武や室井滋を始め、中村アンや上川隆也などが日本語版吹き替えを担当する『ファインディング・ドリー』。先日、八代亜紀が同じく声優として本人役で登場する映像が解禁されたが、この度、新たに八代さんがエンドソングを歌う予告映像が到着した。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。全米では公開18日間で前作の最終興行収入を超え、歴史的大ヒットを記録。その後も快進撃はさらに勢いを増し、世界的大ヒット作の『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』を超え、公開4週目ではアニメーション作品の歴代興行収入の第2位までその数字を伸ばした。さらにはアニメーションのみならず実写作品も含む2016年の全米公開作品の中で興行収入No.1の座に輝くなど注目を集めている。そんな本作からこのほど到着したのは、八代さんが歌う日本版エンドソング「アンフォゲッタブル」の音楽予告。本楽曲は、グラミー賞の常連・世界的な歌姫シーアが歌う同曲とは違うアレンジが施された、日本だけの特別バージョン。英語で歌い上げる八代さんの声に日本語字幕が付く映像は、歌詞と大切な人を想うドリーの想いが重ね合わされ、感動のストーリーを予感させる。特に「忘れないわ 愛しいあなた。忘れられないの どこにいても」という歌詞には注目。これは、忘れんぼうのドリーが唯一忘れなかった“家族に対する想い”を表しており、大人が自分にその歌詞を重ね合わせ、心にも染みいる内容となっている。ドリーはマーリンと出会う前、自分がどこから来たのか、家族はいるのか、自分は何者なのか忘れてしまい孤独だった。だが、マーリンとニモの生活の中で、あることをきっかけに、自分にも「アンフォゲッタブル=忘れられない」大切な家族がいたことを思い出す。離れ離れになってしまったかけがえのない両親にたまらなく会いたいと願うドリー。そんな切なく誰もが共感できる思いを、八代さんのしっとりとした歌声に乗せて日本中に感動を届ける。また、音楽予告の最後には、赤ちゃん時代のドリー“ベビー・ドリー”が「私を忘れないで」と言うシーンも。忘れんぼうだけど楽天家で、一見するとユーモラスなキャラクターにも見えるドリー。しかし、世界中から愛されるドリーの過去に秘められた切ない思いを、観客に伝えたかったと語るアンドリュー・スタントン監督。そして「ドリーは人生のほとんどを海の中をさまよって生きてきたけど、何でもすぐに忘れてしまうため、海の中で出会った者たちのことを思い出すことはできない。でも、“感情の記憶”は残っていて、大切な人との別れの記憶は覚えているんだ」と明かしていた。そんなドリーの過去に隠された秘密と、大切な家族に会うための壮大な冒険が描かれる本作。観客にも本当に大切なものは何なのかと問いかけ、大人にこそより心に響くラストが待っている。映画をいち早く鑑賞した人たちからは、楽曲が本作の感動が増すとの声も挙がっている本作。字幕版ではシーアの声が、日本語吹き替え版では、シーアのエンドソングと八代さんが歌う日本版エンドソング、2つのバージョンの「アンフォゲッタブル」を楽しめるようだ。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月13日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の制作スタッフが、本作のために水族館をリサーチし、ユニークな視点から観察していたことが、このほど明かされた。日本でも熱狂的な支持を得た『ファインディング・ニモ』(03)の続編となる本作は、前作から1年後の物語。忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる。全米では6月に公開され、"アニメーション史上歴代No.1オープニング"の記録を塗り替えるなど、大ヒットスタートとなっている。ピクサーは作品を制作する際、リアリティを追及するために、通常1年がかりでリサーチを敢行。前作では、魚の生態を徹底的に調査するため、アニメーターたちがハワイでスキューバ・ダイビングを行い、海の様子や魚の観察に時間をかけたという。『レミーのおいしいレストラン』(07)では、ピクサーで本物のネズミを飼って動きを観察したそうだ。これまで数々の作品で、"人間の目線"から動物の生態を観察してきたピクサーだったが、本作では水族館を"ドリーの目線"で観察。真逆の立場からアプローチしていった。共同監督アンガス・マクレーンも「普段リサーチは人間の目線で観察しますが、今回は"ドリーから見て人間がどう見えるか"というところを1番に考えていました」と明かしている。この観察から、ドリーとタコのハンクが迷い込むタッチプール(ヒトデなど海の生き物に触れられる子供たちに人気の水槽)のシーンが誕生した。ドリーの目線で見ると、このタッチプールは、人間の手が次々と勢いよく飛び出す、予測がつかない危険な場所。緊張感を強調するため、カメラワークにもこだわった。ドリーとハンクが危険に逃げまどう姿をカメラが後ろから追いかけるように映し出しており、アンガスはこれを盛り込むことで「ドリーやハンクの感じる危険が、観客の方にも迫って来るような感覚を覚えさせるんだ」と、観客たちも"ドリー目線"で楽しめると語る。ドリーが大冒険を繰り広げる舞台「マリーン・ライフ・インスティチュート水族館」のモデルの一つになったのが、アメリカ・カリフォルニア州の「モントレーベイ水族館」。この水族館は、海洋生物研究所も兼ねており、海の生物の保護、救助、リハビリも行っている。ピクサースタッフたちは、この「モントレーベイ水族館」を訪れ、調査に挑んだ。しかし、真っ先に観察したのは、魚ではなく"水族館全体がどう機能しているのか?"という施設の裏側。"どんな部屋があるのか?"、"魚たちをどのように運び入れるのか?"といった、リサーチによって分かったことが、物語でも重要な鍵を握っている。水族館に迷い込んだドリーとカモフラージュ姿のハンクが初めて出会い、2人が行動を共にするきっかけが生まれた隔離部屋のシーンなどは、この裏側にまで及ぶ調査を実現したからこそ生まれた場面だ。家族を捜すドリーがハンクの力を借りて、水族館中をめぐる冒険も描く本作。その映像の見せ方には、ピクサーがリサーチした"ドリーからの目線"が隠されている。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年07月11日ディズニー/ピクサーの新作映画『ファインディング・ドリー』が間もなく公開になる。本作は、名作『ファインディング・ニモ』の続編だが、今にいたるまで『…ニモ』は繰り返し観賞され、ファンを増やし続けている。『ファインディング・ドリー』/その他の画像『…ニモ』は、ピクサー・アニメーション・スタジオ5本目の長編作品として2003年5月に全米公開され、日本では同年の12月に公開された。監督を務めたのはアンドリュー・スタントン。彼は『トイ・ストーリー』の製作中に、当時5歳だった息子と海洋自然公園に行った際、自分が子どもに向かって「あれをしてはいけない」「それは危ない」とばかり言っていることに気づき、“水の中”を舞台に“心配性の父親”が活躍し、成長するストーリーを長い時間をかけて練っていった。映画の主人公は、カクレクマノミの父親マーリン。かつてオニカマスに愛する妻と誕生前の子どもたちを奪われたマーリンは、たったひとり助かって成長した息子ニモのことが心配で、とにかく過保護に育てている。しかし、そんな父にニモは反発。ひとりで大海原へと飛び出すが、人間に捕らわれてしまう。誰よりも息子を愛するマーリンは、ニモを探しだすため、大冒険に出かけていく。ニモがどこに行ってしまったのかわからないまま、大海原に飛び出したマーリンが偶然に出会い、行動を共にするのが、ナンヨウハギのドリーだ。ドリーは、極度の忘れんぼうで、ほんの少し前のことでも忘れてしまうが、彼女はなぜか人間の言葉が読めるため、マーリンを助け、ニモを探す冒険に出る。『…ニモ』は公開されると爆発的なヒットを記録。当時のピクサー作品の興行収入記録を大きく塗り替える成績をおさめ、第76回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した。さらに、2012年には3D版が公開になった。スタントン監督はもちろん、3D版の製作にも関わっているが、映画が完成してから、3D版を製作するまで、ほとんど『…ニモ』を観返していなかったそうだ。「いろんなことを忘れてしまっていた。ニュアンスなどすっかり忘れていたんだ。その時に、僕の無意識下に入り込んだんだろう。というのは、その後ずっとドリーのことばかり考えてしまうんだ」やがて、スタントン監督は、2003年には想像すらしていなかった新作に着手する。タイトルは『ファインディング・ドリー』。忘れんぼうで、自分の過去も忘れてしまったドリーが主人公の新たな物語だ。『ファインディング・ニモ』フジテレビ系 7月15日(金) 21:00~22:57※一部地域を除く『ファインディング・ドリー』7月16日(土) 全国ロードショー
2016年07月11日「僕は『ファインディング・ニモ』のときから、ドリーの心が傷ついていることを知っていた。たとえ他の人たちは知らなくてもね。僕は、それを治してあげないといけないことがわかっていたんだよ」。日本におけるディズニー/ピクサー作品No.1の興行収入を記録した『ファインディング・ニモ』。その13年ぶりの続編で『~ニモ』の1年後を描いた『ファインディング・ドリー』において、引き続き監督を務めたアンドリュー・スタントンは、本作の主人公であるドリーについてこう語る。シネマカフェでは、本作の公開に先立ち、アメリカはカリフォルニア州エメリービルのピクサー・アニメーション・スタジオに現地取材を敢行。第1弾として、監督のアンドリュー・スタントンとプロデューサーを務めたリンジー・コリンズのインタビューをお届けする。人間に捕まってしまったクマノミの子ども、ニモを探しに、父親のマーリンが奮闘する姿を描いた前作。捕らえられてしまったニモを必死に追いかけようとするマーリンは、彼よりも少し大きくて青と黄色のカラーが特徴的なナンヨウハギと衝突してしまう。ボートを見失ったことに焦り、失望するマーリンに、その魚は明るく意気揚々と話しかける。「ボートなら見たわ!こっちよ!」ーーそれが本作の主人公、ドリーだ。自分で言ったことすらも忘れてしまう、“忘れんぼう”のドリー。1作目では、そんなドリーにうんざりさせられながらも一緒に旅をするマーリンの姿がコミカルに描かれ、コンビを組んだ彼女の人気にも火がついた。はぐれたニモを探し出す(ファインディング)ストーリーを描いた前作だが、本作もタイトルと同様、家族を探しに人間の世界へ飛び出していくドリーを、今回はマーリンとニモが探す姿が描かれる。そして何より本作では、ドリーが家族の居場所を探すことで、彼女自身を見つけるというもうひとつのストーリーが描かれていく。「彼女が彼女自身を信じ、私たちが彼女は大丈夫だと信じられるようにするためには、もう1本の映画が必要だったのよ」。そう続編に至る経緯を語るのは、プロデューサーを務めたリンジー・コリンズ。1997年に入社以来、『バグズ・ライフ』『トイ・ストーリー2』『ファインディング・ニモ』『レミーのおいしいレストラン』など、数々の作品に参加する凄腕だ。そして前作に引き続き監督を務めるのは、1990年に9人目の従業員として入社して以来、一貫して同スタジオのクリエイティブの大きな柱であり続けてきたアンドリュー・スタントンだ。「僕がドリーを作った時…それは1999年のことだけど、僕は彼女のことを忘れんぼうにしたかったことを間違いなく覚えている」。ドリーを生み出した当時を述懐するスタンドンは、前作『ファインディング・ニモ』で監督としてデビューを果たし、アカデミー賞2部門(脚本賞、長編アニメーション賞)にノミネートされ、長編アニメーション部門受賞という、ピクサーの長編アニメーションにとって初のアカデミー賞をもたらしている。「彼女がもしひとりぼっちで、マーリンに偶然出会うとすれば、それは彼女が、自分がどこから来たか忘れてしまったということに違いないと、ある意味論理的に思ったんだ」。続編製作にあたり、スタントンはドリーというキャラクターが既に持っていたストーリーを紐解いていったという。忘れんぼう、という大きな特徴と同じく、ドリーというキャラクターを魅力的にしているのは、時に強引にまで周りを巻き込んでいく彼女の明るさだろう。「ドリーを私たちが大好きなことの一つは、彼女が決して他の人の欠点を見ない、または、欠点で彼らを見ない、ということよ」そうリンジーが語るように、彼女の明るさはシリーズの全キャラクターを、とてもポジティブな方向へと導いていく。このシリーズには、一般的には“欠点”と見られてしまうようなユニークな特徴を備えたキャラクターたちが数多く登場する。ドリーの“忘れんぼう”という特徴をはじめ、ニモの“小さな右のヒレ”や、本作より登場する“7本足のタコ”のハンク、“近視”のジンベエザメのデスティニーなど、それぞれが欠点を抱えながらも、魅力的にストーリーの中で活躍する。「たとえば、ニモについていうと、ドリーは決して彼の小さなヒレについて特にネガティブに話すこともしないし、デスティニーが『うまく泳げないの』と言えば、ドリーは『あなたは美しく泳ぐと思うわ』と言うの。彼女はキャラクター全員に、自信を注入するのよ」。しかしながら、そんな明るいドリーの過去が明かされていくうちに、観客はドリーの孤独に次第に胸を締め付けられるような思いを抱かざるをえない。それは、彼女は誰かに話しかける時の「すみません」という言葉を、「エクスキューズ・ミー」ではなく、「アイム・ソーリー」と言ってしまうところにあらわされる。「彼女は多分たくさんの友だちを作り、そして彼らを忘れてしまう。または、彼らは彼女をうまく扱えなくて、逃げてしまうんだ。だから彼女は、見捨てられた、という思いをたくさん抱えているに違いない。そして、彼女はそれを自分自身のせいだと感じているんだ。それで僕は、 “アイム・ソーリー”と言うキャラクターに行き着いたんだ」と、謝ってばかりいるドリーについてスタントンは解説する。「彼女の喜びや楽観主義、誰かの助けになろうとするところは、実は彼女の鎧なんだ。もし彼女がすごく助けになれば、多分その人は彼女を置き去りにしたりしないだろうというのが、彼女なりの考えなんだよ」。前作では、子を思うマーリンの視点を通して、親子愛だけでなく自立していく子どもを見守る“親の子離れ”が描かれ、その物語の普遍性が年齢を問わず多くの人に感動をもたらしたと言えるだろう。本作においても、ドリーが自分自身のルーツに出会い、変わっていく姿を描くストーリーには、観るものの琴線に触れる普遍的なテーマを宿している。エンターテイメントの第一線を走りながらも、なぜここまでもそこに人々の感動を呼ぶ作品を生み出すことができるのだろうか?「ディズニー/ピクサー映画に共通するテーマは、人々が共感出来るように、世界共通のものであってほしいと感じていることだと思う」とリンジーは話す。「ある作品がスーパーヒーローについてで、ある作品が魚について、そしてある作品がロボットやモンスターについてで。これらの作品は表面的にはかなり違うストーリーのように見えるし、実際そうよ。でも、映画が何について描かれていて、その冒険がキャラクターにとってどういうものなのかという核を見れば、人間の条件の普遍性に本当に触れているかどうかということになる。たとえ彼らのほとんどは人間でなくてもね(笑)。だから、私たちの映画は子どもにも大人にも共感してもらえるんだと思うわ」。『ウォーリー』における、荒涼とした地球をバックに流れるルイ・アームストロングの楽曲や、『2001年宇宙の旅』のなんとも痛快なパロディシーンにおける「ツァラトゥストラはかく語りき」など、スタントンの作品には、オールディーズの楽曲が使用されたり、古典的名作への敬意あるオマージュが見られたりと、間口の広い子ども向けアニメーションとは思えないほどの、映画ファンを唸らされる演出が多分に含まれている。そのことを指摘すると、スタントンは「宇宙で“ハロー・ドーリー”を流すというアイディアを思いついた時、『これはヒップホップみたいだ』と思ったよ」と彼流の発想法について語る。「古いものを使って、新しいもののために再利用するということだ。僕らはより繊細なレベルで、いつもそういうことをしている。どんなアートを作る時でもね。アートは、アートをインスパイアするからだよ」。そしてそれはもちろん、本作でも健在だ。ラストを飾るシーアが歌う名曲「アンフォゲッタブル」はもちろん、アクション映画のようなスリリングな展開を見せる後半における、誰もが知っているであろうあの名曲の起用には、驚きとともに笑ってしまうほどの痛快さがある。「本作の目標は、ドリーがみんなに与えるのと同じ優雅さを、彼女自身に与えることだったのよ」と語るリンジー。「アイム・ソーリー」とついつい言ってしまうドリーの姿は、どこか「謝りすぎ」だと表現されがちな日本人の姿にだぶるところもある。そしてそんなドリーが自らのルーツを求め、自信を取り戻していく姿は、きっと多くの感動と勇気を観るものに与えることだろう。『ファインディング・ドリー』の冒険は、自分自身に出会うための忘れられない旅になるに違いない。『ファインディング・ドリー』は、7月16日(土)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月09日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の七夕プレミアが6日、東京・日本橋三井タワー1階アトリウムで行われ、日本語吹き替え版キャストの室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アン、日本語版海洋生物監修を務めたさかなクンが浴衣姿で登場した。公開を間近に控え、主人公のドリーの声を担当した室井は「選挙も大事ですが、投票のあとは『ドリー』と思っていただけたら」、ニモの父・マーリン役の木梨は「すごいストーリー、すごい映像…間違いなく見た方がいい作品」と猛アピール。新キャラクターであるタコのハンク役の上川隆也とジンベエザメのデスティニー役の中村アンも「ラストに向かってみなさんの期待を裏切るような作品」「ただ見てほしいっていう気持ちでいっぱい」と熱く語った。翌日の七夕にちなみ、それぞれ願い事を特製の七夕飾りに添えて発表。木梨は「『ファインディング・マーリン』あるかな~!」という願い事を発表し、「ニモからドリーにいっちゃったので、今度マーリンでストーリーを作り始めてるんじゃないか。次が楽しみでしょうがない。その時にマーリンを立候補」とマーリン主人公の物語を期待した。想定しているストーリーを聞かれると、「マーリン死す」と衝撃の答えが飛び出し、「お父さんがいなくなってもニモはしっかりしていくというストーリーになっていくんじゃないか」と話した。さらに、「ラッコもかわいかったんで、『ファインディング・ラッコ』かな」などと想像を膨らませた。室井と中村も、「映画が大ヒットして続々編でドリーがまたみなさんと会えますように」、「デスティニーに、また会えますように」と、次回作についての願い事を発表。室井は「これ1本でやっていこうかと。どんどん続けてくださると助かります」と切望した。上川の願いは「愛犬が長生きしますように!」。「わが家は愛犬を中心に回っているので、いつまでもこの幸せに続くようにと願っております」と説明し、「すいません、魚の話なのに…」と恐縮していた。イベントでは、『ファインディング・ドリー』と日本橋で開催される金魚の祭典「アートアクアリウム誕生 10周年記念祭」とのタッグにより制作された、ナンヨウハギ(ドリー)とカクレクマノミ(ニモ)が泳ぐスペシャルアートアクアリウムもお披露目。同イベントの総合プロデューサー・木村英智氏が解説した。さらに、日本語版海洋生物監修を務めたさかなクンも、本作のキャラクターがデザインされた浴衣姿で登場し、「ギョギョギョ!」を連発しながら魚について詳しく説明した。『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、前作から1年後の物語。忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年07月06日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』の七夕イベントが7月6日(水)、東京・日本橋三井タワーアトリウムで行われ、日本語吹き替え版に出演する室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アン、海洋生物監修を務めたさかなクンが出席した。ディズニー/ピクサー作品として日本では歴代No.1のヒットを記録した『ファインディング・ニモ』の続編。すでに全米では長編アニメ歴代最高のオープニング記録を樹立し、3週連続で首位をキープする社会現象を巻き起こしている。小さなカクレクマノミのニモが、奇跡の大冒険を繰り広げてから1年後。今度は忘れんぼうのナンヨウハギ、ドリーが家族を探すため、大海原に旅立つ。13年ぶりの声優続投となる室井さんと木梨さんは、それぞれ「100%、200%満足してもらえる作品」「すごいストーリーに、すごい映像。間違いなく見たほうがいい」と熱くアピール。七夕のお願いごとを聞かれると、ニモの父・マーリン役の木梨さんは「『ファインディング・マーリン』、あるかな。もうピクサーの皆さんが話を作っているかも」とニモ、ドリーに続き、今度こそ自分が主人公の“第3弾”に期待を寄せていた。ドリー役の室井さんも、「映画が大ヒットして続々編で、ドリーがまた皆さんと会えますように」とヒット&続編を祈願。上川さんが演じるタコのハンクを引き合いに、「ハンクは足が(8本ではなく)7本だから、ハンクの足を探す『ファインディング・ハンクの足』もいいかも」と仰天アイデアを披露した。この日は映画とコラボし、ドリー(ナンヨウハギ)とニモ、マーリン(カクレクマノミ)が泳ぐアートアクアリウムがお披露目され、さかなクンがそれぞれの生態や特徴を“ギョギョっと”レクチャーする場面も。室井さんが「ナンヨウハギと、カワハギは違う種類なの?」とたずねると、「ナンヨウハギはスズキの仲間で、カワハギはフグの一種。猫とモグラくらい違います」とピンとくるような、こないような解説。さかなクン本人は、「普段はイソギンチャクと仲良く暮らすニモとマーリンが、外の世界に飛び出るのは勇気がいるはず。その姿に元気をもらった」と魅力を語っていた。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月06日全米で3週連続No.1ヒットを記録しているディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』の七夕プレミアが7月6日、東京・日本橋三井タワーアトリウムで行われ、日本語版のキャストを務める室井滋(ドリー役)と木梨憲武(マーリン役)、上川隆也(タコのハンク役)、中村アン(ジンベイザメのデスティニー役)、そして日本語版の海洋生物監修を務めたさかなクンが出席した。その他の画像2003年に公開され、現在もディズニー/ピクサー作品として国内歴代1位の成績を維持する『ファインディング・ニモ』の13年ぶりとなる続編。小さなニモの奇跡的な冒険から1年を経て、今度は忘れんぼうのドリーが、生き別れになった家族を探しに大冒険を繰り広げる。前作から続投する室井は「100%、200%満足してもらえる作品」とアピールし、木梨も「すごいストーリーに、すごい映像。間違いなく見たほうがいい」と自信を示した。七夕のお願いごとを聞かれると、木梨は「『ファインディング・マーリン』、あるかなあ」と自身が演じるマーリンを主人公に据えた“続編”に意欲満々。室井もドリーとの再会を願い、「(タコの)ハンクは足が7本なんですよ。だから、ハンクの足を探す『ファインディング・ハンクの足』もいいかも」とこちらもシリーズの継続に期待を寄せた。この日はナンヨウハギ(ドリー)、カクレクマノミ(ニモ、マーリン)が泳ぐ映画とコラボしたアートアクアリウムがお披露目され、さかなクンが両種の生態をギョギョっと解説。「普段はイソギンチャクと仲良く暮らすニモとマーリンが、外の世界に飛び出る姿に勇気をもらった」と熱弁した。また、室井から「ナンヨウハギと、カワハギは違うの?」と質問されると、「ナンヨウハギはスズキの仲間、カワハギはフグの一種で、猫とモグラくらい違います」と説明した。『ファインディング・ドリー』7月16日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年07月06日『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後の世界を描く待望の続編『ファインディング・ドリー』。先日、日本版エンドソングを日本を代表する超大物シンガー・八代亜紀が歌唱することが発表されたが、この度新たに八代さんが本人役として本作に登場していることが分かった。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。すでに公開されている全米では『トイ・ストーリー3』や『ズートピア』などの歴史に残る大ヒットアニメーションのオープニング成績を超え、全米アニメーション歴代No.1の大ヒットを記録。さらには、全米アニメーション史上No.1の平日記録や史上最速の12日間で3億ドル超えの成績を叩きだし、次々と記録を塗り替える歴史的な大ヒットと共に世界中で“ドリー旋風”が巻き起こっている。本作の見どころのひとつは、本編の中に仕込まれた様々な“笑いの仕掛け”。中でも、 日米の大物スターが驚きの方法で登場するカメオ出演には注目だ。本作では忘れんぼうのドリーが唯一忘れなかった家族の思い出を探すため、ニモとマーリンと一緒に海の生物にとって禁断の「人間の世界」で大冒険を繰り広げるのだが、そこでドリーが迷い込むのが、海洋生物研究所。この海洋生物研究所のアナウンス役として、各国の有名スターが“本人役”として登場する。日本語吹き替え版では、日本版エンドソングを歌う八代さんが抜擢されたのだ。著名なタレントが“本人役”として登場するのはディズニー/ピクサー史上初めてのこと。また、八代さんの役は字幕版では『アバタ―』や『エイリアン』シリーズの体を張った熱演で知られるハリウッドの大物女優、シガニー・ウィーヴァーが好演している。そして併せて公開されたのは、八代さんの初登場シーン。ドリーが海の中で迷子になっていると、海上から「こんにちは」という女性の声が聞こえ、その声の主は 「八代亜紀です」と名乗る。その声に「ああ、どうも、八代さん。助けてもらえない?」と答えるドリー。キャラクターが実在の有名人の名前を呼ぶことは異例。ドリーがその“八代さん”の姿を探すうちに、なんとボートに乗った人間たちに捕まってしまう!ドリーは迷い込んだ水族館で、家族を見つけることができるのか…?まさかの本人役で登場という役柄を知った八代さんは「アニメーションで八代亜紀役の出演は初めてでした。『八代さん!』とドリーが言うセリフにはびっくりしましたね」とドリーとの共演に嬉しそうな様子。さらにドリーが自分の名前を呼ぶことについて、「ドリーのセリフを聞いてとても面白いなって思いました。なんか不思議な感じでしたね。これからどうなるのかなとワクワクしました」と期待を寄せた。また「監督に八代亜紀の“声”のまま淡々とした感じでと言われたんです。歌ではずっと抑揚をつけるということを何十年もしていますから、抑揚がいらないと言われてとても難しかったですね 」と語った。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月05日これまでに累計約600万人を動員した金魚の祭典「アートアクアリウム誕生10周年記念祭」と『ファインディング・ドリー』のスペシャルタッグが決定。7月8日(金)~9月25日(日)の期間、日本橋三井ホールに「スペシャルアートアクアリウム」が登場する。開催期間中は連日数時間待ちになるほどの人気を博す同展覧会。妖艶に舞う金魚にスポットをあて、巨大作品の中を舞う幻想的な金魚の姿が、多くの来場者を魅了している。10周年を迎えた今年は、東京・大阪・金沢の3会場にて、合計約2万匹の金魚が舞う史上最大規模の展示が実施される。このほど同展覧会とのスペシャルタッグが決定したのは、日本でのディズニー/ピクサー歴代興収No.1作品『ファインディング・ニモ』の1年後の世界を描く『ファインディング・ドリー』。特別展示では、金魚ではなくナンヨウハギ(ドリー)とカクレクマノミ(ニモ)で彩られる作品が制作される。同展の総合プロデューサーであり世界唯一のアートアクアリウムアーティストである木村英智は、今回のタッグについて「美しい魚や海の世界を主役としたディズニー映画が元で、世界中の皆さんが魚や海に興味を持つことは、私にとっても大変嬉しいことです」と喜びのコメント。さらに「魚や海といった自然の偉大さ、大切さというところにまで思いを馳せる身近な入口がアートアクアリウムという形で提示できると良いと思い、今回、スペシャルアートアクアリウムを制作させていただく運びとなりました」とスペシャルタッグの経緯を説明した。さらに木村氏は、「テーマは“日本橋でドリー詣”です。神社のように赤い鳥居を設置し、それをくぐるとドリーやニモがいるアートアクアリウムが現れます。歴史と現代、日本と世界が融合した特別展示を見つけてお参りすることで、人々の絆が深まる一助となれば幸いです」と語り、特別展示のコンセプトである“絆”について解説している。「アートアクアリウム誕生10周年記念祭」は、日本橋三井ホールにて7月8日(金)~9月25日(日)開催。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月02日女優の室井滋、お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武が29日、都内で行われたディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の来日記者会見に出席。13年ぶりにドリー、マーリンの声を演じた感想を語った。『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、前作から1年後の物語。忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる。前作に続いてドリーの声を演じる室井は、ドリーが主役の続編の話を知った時は「驚いた」と言い、「忘れん坊のドリーは右見て、左見て、右見ると全部忘れちゃうみたいな感じ。セリフも多いですし、正直大変だった」とアフレコを振り返った。そして、「ドリーをやっている間は自分がドリー化して…」と明かし、「タクシーの中に携帯電話を忘れたり、ガーデニングのものを買いにスーパーに行ったらいつの間にかカーテンコーナーに立っていたり…いろんなトラブルがあった」とドリーのようなエピソードを披露。「私もドリーになったということ。今もまだドリーの気持ちは変わっておらず、今日もトイレに行ってなかなか控室に戻れないという感じ」とまだまだ役が抜けていないようだ。また、「ドリーだったら物忘れ、ニモはヒレが小さかったり…みんな普通だったらハンデと言われるものを持っているけど、マイナスのイメージではなく、プラスに個性としてとらえて暮らしているのがなんか刺さる」と本作に込められたメッセージについてコメント。「思うこと多いですけど、ドリーのように生きていけたらいいな」と話した。木梨も13年ぶりにニモの父・マーリン役の声を演じた充実感に満ちた様子。妥協を許さない厳しいアフレコの様子を明かして笑いを誘いつつ、完成した映画について「見事に仕上がっていた。映像の技術も音も、13年前より進化してすばらしい」と絶賛した。そして、マーリンについて「心配性で『みんな大丈夫か』ってチェックばっかりしている」と言い、「僕とは違う」と笑った。会見には、アンドリュー・スタントン監督、アンガス・マクレーン共同監督、タコのハンク役の吹き替えを担当した上川隆也、ジンベエザメの女の子・デスティニー役の中村アンも出席。アンドリュー監督とアンガス監督は、吹き替えキャストについて「素晴らしい演技だった」「英語版と変わらないエネルギーだった」と絶賛した。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年06月29日人気アニメの13年ぶりとなる続編『ファインディング・ドリー』の来日記者会見が6月29日、都内で行われ、アンドリュー・スタントン監督とアンガス・マクレーン共同監督、日本語吹き替え版に出演する室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アンが出席した。ディズニー/ピクサー作品として日本では歴代No.1のヒットを記録した『ファインディング・ニモ』の続編。すでに全米では長編アニメ歴代最高のオープニング記録を樹立し、社会現象を巻き起こしている。舞台は小さなカクレクマノミのニモが奇跡の大冒険を繰り広げた1年後。今度は忘れん坊のナンヨウハギ、ドリーが家族を探す壮大な旅に出かける。前作に続きメガホンをとったスタントン監督は、かつて「続編は作らない」と宣言していたが、会見では「2012年に『ニモ』の3D版製作に携わり、ドリーのことが心底心配になってしまったんだ。家族と離ればなれなままだし、忘れん坊が災いし、いつも周りに謝ってばかり。そんな彼女に自分のことを愛してほしいと思った」と続編製作を決意した思いを語った。前作超えは確実とみられる大ヒットに、マクレーン共同監督は「世界中の皆さんが、ドリーのことを心配してくれていたんだ。ニモやマーリンも愛すべき存在で、まるで旧友との再会を待ち望んでいたように、ファンが映画館に足を運んでくれた」と喜びをかみしめた。室井さん&木梨さんは前作からの続投で、「ドリーになったつもりで、前のめりに演じていたら、マイクにぶつかってしまった。最近はすっかり“ドリー化”していて、タクシーに携帯電話を忘れたり、スーパーでガーデニング用品を買おうと思ったら、カーテン売り場にいたり(笑)」(室井さん)、「僕らの演技は日本のディレクターさんだけじゃなく、ピクサーさんもチェックするので、その分のスケジュールも押さえられていた(笑)。アフレコ中も編集作業があって、さすがプロ集団」(木梨さん)。アフレコに使用する台本も、その日の収録が終わるたびに返却が義務付けられており「本当に厳しかった」(木梨さん)、「紙一枚、捨てちゃいけないんですよ」(室井さん)とピクサーの徹底した秘密主義に驚きの表情だった。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年06月29日アニメーション史上、全米歴代No.1のオープニング記録を樹立したディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)で、ファンから絶大な人気を誇るウミガメのクラッシュの再登場シーンが23日、公開された。日本でのディズニー/ピクサー歴代興収1位を記録した『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる物語。前作の人気キャラクターが再登場するが、登場シーンが限られているにも関わらず人気を集めているのがクラッシュだ。東京ディズニーシーのアトラクション「タートル・トーク」に登場するほどの人気ぶりを誇るクラッシュは、「最高だぜぇ~!」「うぉ~!」の掛け合いで知られ、世界中で愛されている。このたび公開されたのは、ただ一つ忘れられなかった家族の思い出の秘密を求めて旅立つドリーと、マーリン&ニモを、クラッシュが"カリフォルニア州モロ・ベイの宝石"まで連れて行くという重要なシーン。ニモの父マーリンは激しい海流に酔い気味だが、豪快なクラッシュは「最高だろぉ~!」とマーリンにおかまいなし。「兄ちゃん、吐くんだったら甲羅の後ろまで行って体乗り出して、遠くに飛ばしてくれよなぁ~」とアドバイスすると、クラッシュの息子スクワートが「それ、魚のえさやりって呼んでるんだ」とかわいい声で教え、コミカルなやり取りには前作へのオマージュが込められている。一方、激流にも余裕な様子のドリーとニモは、クラッシュの息子スクワートとドリーの両親についてトーク。ドリーは「でね、あたしの親を探しに行くところなの。大西洋の…ブローチだっけ?」と忘れんぼうぶりを発揮するが、「モロ・ベイの宝石だよ」とニモが優しく訂正。カメの子供たちに「ママとパパの顔を覚えてる?」と聞かれたドリーは「全身が青っぽかった気がするの。で、ところどころ黄色!」とおとぼけ発言をするが、ニモはすかさず「たぶんそうだよ!」と優しくフォローする。前作に続き日本語吹き替え版でクラッシュの声を演じるのは、海外ドラマ『24』のジャック・バウアー役をはじめ、『名探偵コナン』の毛利小五郎役の二代目などで知られる人気ベテラン声優の小山力也。続投について小山は「イエ~~イ、今回も最高~、サイコ~~! みんな、波乗り気分で観てくれよなあ~っ! ドキドキわくわく、いっぱいだぜ~っ!」と"クラッシュ語”で喜びを表現した。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年06月23日前作『ファインディング・ニモ』に引き続き日本語吹き替え版声優に室井滋、木梨憲武、そして新たに上川隆也、中村アン、さかなクンらを迎えて贈る『ファインディング・ドリー』。6月17日(現地時間)に公開を迎えた全米では、公開週末の興行収入が136,183,170ドルの圧倒的な成績で、アニメーション史上最高の公開初週末興収を記録。どうやらその秘密は“ベビー・ドリー”にもあるようだ。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。日本公開を前に、ひと足先に公開された全米では、早くも「ピクサーの最高傑作!誰もが楽しめるピクサーの名作が誕生」との絶賛の声が後をたたない本作。今回の主人公は忘れんぼうのドリー。公開後その人気は拡大し、ニモと肩を並べ日本中から愛される国民的なキャラクターとなった。そして今回、期待を大きく上回る記録的な大ヒットスタートを切った要因は、前作『ファインディング・ニモ』『WALL・E/ウォーリー』で2度のオスカーに輝いたアンドリュー・スタントン監督の想像をはるかに超えるドラマティックな物語や、魅力的な新キャラクターなど様々なことが挙げられる。しかし、その中でも特に注目なのは、ドリーの赤ちゃん時代のキャラクター、初登場の“ベビー・ドリー”だ。そしてこのほど、ベビー・ドリーが初登場する悶絶級のかわいすぎるシーンが公開!ドリーの過去の秘密が明かされていく中で、重要なカギを握るのがこのベビー・ドリー。幼い舌ったらずな喋り方に、大きなくりくりの目、さらに小さなヒレを頑張って動かし泳ぐ姿はとってもキュート。映像冒頭では「あたしね、何でもすぐに忘れちゃうの」と話すところから、ドリーが幼いころから物忘れをしてしまっていたことが伺える。何か大切なことを忘れてしまって困った時の合い言葉を練習したり、友達のふりをしてかくれんぼをしながらドリーに友達の作り方を教えたりと、我が子を心配し見守る両親の姿にも胸を打たれてしまう。幼いドリーは「かくれんぼ大好き!」とはしゃぎながらも、「いーち、に、さーん、えーっと…。しー、えーっと…砂って好き!ぺたぺたしてて」と、かくれんぼをしていたことも忘れてしまうのだった。そんなベビー・ドリーは、実は全米公開まで世界的に秘密にされており、日本が世界で唯一劇場限定予告編での登場を目撃しており、特別にいち早くこの可愛すぎるベビー・ドリーを見ることができていたのだ。アンドリュー監督は、「日本の皆さんはきっと“ベビー・ドリー”を気に入ってくれると思う!」と自信たっぷりに語っている。それに応えるかのように、 早くもWeb上では「泣けるほど可愛い」「可愛すぎて変な声が出た」「ぬいぐるみ絶対買う!」といった声が続々と挙がり大きな話題となっている。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年06月21日アニメーション史上、全米歴代No.1のオープニング記録を塗り替える大ヒットスタートを切ったディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の映画冒頭の"ベビー・ドリー"初登場シーンが21日、公開された。日本でのディズニー/ピクサー歴代興収1位を記録した『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる物語。6月17日に公開を迎えた全米では、メディアから「ピクサーの最高傑作!誰もが楽しめるピクサーの名作が誕生」と絶賛の声が上がっている。大ヒットスタートを切った要因は、前作『ファインディング・ニモ』『WALL・E/ウォーリー』で2度のオスカーに輝いたアンドリュー・スタントン監督によるドラマティックな物語や、魅力的な新キャラクターなどが挙げられるが、本作では、ドリーの赤ちゃん時代のキャラクター"ベビー・ドリー"が初登場する。前作で、一人ぼっちだったドリーは「すぐ忘れちゃうの…家族はどこ?」と、なぜか物忘れが激しかったり、なぜかクジラ語が話せたり、なぜか人間の言葉が読めたりと、謎めいたキャラクターだった。本作では、その忘れんぼうのドリーが唯一忘れられなかった"家族の思い出"とその秘密を求めて、"人間の世界"で大冒険を繰り広げるが、ドリーの過去の秘密が明かされていく中で重要なカギを握るのがベビー・ドリーだ。幼い舌ったらずなしゃべり方、大きなくりくりの目、小さなヒレを頑張って動かして泳ぐ姿がキュートなベビー・ドリー。映像では「あたしね、何でもすぐに忘れちゃうの」と幼いころから忘れん坊であることがうかがえる。また、両親が友達のふりをしてかくれんぼをしながらドリーに友達の作り方を教える様子が収められている。幼いドリーは「かくれんぼ大好き!」とはしゃぎながらも、「いーち、に、さーん、えーっと…。しー、えーっと……砂って好き!ぺたぺたしてて」とかくれんぼをしていたことも忘れてしまう。アンドリュー・スタントン監督は、「日本の皆さんはきっと“ベビー・ドリー”を気に入ってくれると思う!」とその可愛すぎる姿に自信たっぷり。実は日本が世界で唯一、劇場限定予告篇で登場しており、早くもネット上では「泣けるほど可愛い」「可愛すぎて変な声が出た」「ぬいぐるみ絶対買う!」といった声が続々と上がっている。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年06月21日米BOX OFFICE MOJOは6月17日~6月19日の全米週末興業成績を発表した。ピクサーの代表作『ファインディング・ニモ』の13年ぶりの続編となる『ファインディング・ドリー』が初登場1位。ナンヨウハギのドリーが忘れていた家族を探すため、親友であるニモとマーリン親子ら仲間とともに冒険の旅に出る物語。前作に引き続き、『ファインディング・ニモ』と『ウォーリー』でアカデミー賞を受賞したアンドリュー・スタントン監督が続投し、興収も週末だけで1億3,618万3,170ドルを稼ぎ、既に大ヒットの兆しを見せている。2位の『Central Intelligence(原題)』も初登場。『なんちゃって家族』(2014年)のヒットで知られるローソン・マーシャル・サーバー監督が手掛けるアクション・コメディーだ。"ワイルド・スピード"で人気を博したドウェイン・ジョンソンとコメディアン出身の俳優・ケビン・ハートがコンビを組み、元同級生のCIAのスパイと会計士を演じている。前週首位を飾った、ジェームズ・ワン監督のホラー映画『死霊館』の続編『死霊館 エンフィールド事件』は3位に転落。4位『グランド・イリュージョン見破られたトリック』、5位『ウォークラフト』など以下も前週と同じ顔ぶれで、それぞれ順位を下げている。
2016年06月20日世界中で大人気を博した『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』。今回、主要キャラクターの中で唯一前作と同じ種類の魚、“サメ”登場しているのだが、どうやら今回のサメ、前作とはまた違ったキャラクターとなっているようだ。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。今回、物語の鍵となるのはジンベエザメのデスティニー。“サメ”については前作『ファインディング・ニモ』でも、良いサメになりたいと本気で思っているホオジロザメのブルースら、3匹の強面なサメたちが登場していた。彼らは、「サメといえば悪くて怖い」というイメージを変えるため、菜食主義をつらぬくという健気な努力が涙ぐましいキャラクターたちだった。しかし、そんな彼らの努力を一蹴するような可愛すぎる“サメ”が本作で登場した。それが水族館に暮らすデスティニーだ。デスティニーは、クリクリの目とドット模様の大きな体という可愛らしい外見。 さらに、あわてんぼうで泳ぐのが苦手なため、その大きな身体をあちこちにぶつけてしまうというドジッ子な一面も持っている。そんな彼女のプールにはたくさんの子どもたちが集まり、“水族館のアイドル”ともいえる人気ぶりなのだ。デスティニーのモデルであるジンベエザメは、世界最大の魚類で最大で10~12m。“サメ”と聞くと獰猛で肉食なイメージを想像してしまうが、ジンベエザメは鋭い歯もなく人間を攻撃することもない、水中のプランクトンなどを食べる非常におとなしい魚。劇中のデスティニーも、大きな体と大きな心で優しい友だち思いな姿を見せている。何より注目なのが、彼女のプールに迷い込んだドリーと会話を交わすうちに、かつて2人が知り合いだったことが判明するという、本作のストーリーには欠かせない存在でもあること。プロデューサーを務めたリンジー・コリンズも「ドリーは彼女の子ども時代を覚えているデスティニーと出会うことで、自分にはなかった記憶を利用して次の行動を起こしていくのよ」と、デスティニーがドリーの家族探しをどのように手助けするのかも、本作の見逃せないポイントのひとつだと明かしている。またデスティニーの声は中村アンが担当し、SNS上では「デスティニーちゃんの声、かわいいなあ…」「デスティニーの顔が中村アンちゃんに見えてくる!」と早くも絶賛の声が集まっているほどだ。そのほか声優陣には室井滋、木梨憲武、上川隆也、田中雅美、さかなクンらが参加している。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。『ファインディング・ニモ』MovieNEX発売中、デジタル配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年06月19日シドニー五輪で銅メダルを獲得した元競泳選手の田中雅美が17日、都内で行われたディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の日本最速スペシャル・プレビューイベントに登壇。今夏開催されるリオデジャネイロ五輪で最も注目の競泳選手として、萩野公介の名前を挙げた。大ヒットを記録した『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる物語。本作で田中は、水泳界から初めてのディズニー声優に抜てきされ、ドリーの家族の思い出につながるマカジキの声を演じる。マカジキをイメージして青のドレスを着たという田中は、「映像がきれい。実際に潜った感覚に近い…それ以上に夢が広がる映像。ニモとドリーも可愛くてワクワクが止まらない時間だった」と本作の感想を述べ、「驚きと喜びといっぱいになった。水泳界初のピクサー作品の声優だったので緊張もした」と声優の話を聞いた時の心境を告白。「一言だけど難しかった。ニュアンスとかトーンの大きさとか。10回以上トライした」とアフレコを振り返った。リオ五輪の話になると、「後輩たち…頼もしい水泳選手が出場します」と熱く話し出し、特に注目の選手について「萩野公介選手。『ドリー』に出てくる魚のように速い。すばらしいテクニックがある」と語り、「ドリーのように、夢とか目標というものにくじけそうになってもあきらめず泳ぎ切ってほしい」とエール。そんな萩野選手は、本作に登場する謎の協力者、タコのハンクに似ていると言い、「"どんなものにも自由に変えられる"というところで思った。萩野選手はバタフライもクロールも背負泳ぎも個人メドレーも全部速い。自由自在ということでハンク」と説明した。冒険心あふれる男の子・ニモに似ているのは、五輪2大会連続2冠という偉業を達成した「北島康介」だと言い、「明るくて、えらぶらない、人を大事にする人。アテネの時には、一番期待されていたにも関わらず、チームのミーティングでギャグをしたり、泳ぐ背中も後輩に伝えるだけでなく、リフレッシュもさせる…チームも中心だったのでニモ」と説明。本作の主人公、忘れん坊で明るい楽天家・ドリーについては、「(バルセロナ五輪金メダリストの)岩崎恭子ちゃん。『最近物忘れ激しい』って言っていたのもありますが、恭子ちゃんは心が強くて明るい。楽天家というより前向き」と語った。自身については、泳ぎが苦手なジンベエザメのデスティニーだと言い、「現役時代、練習中に壁に頭をぶつけたことがある。また、身体がものすごく大きい選手だったので」と照れ笑い。イベントの中で、シドニー五輪で獲得した銅メダルもお披露目した。
2016年06月17日歌手の八代亜紀が、ディズニー/ピクサーの最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)の日本版エンドソング「アンフォゲッタブル」を担当することが17日、発表された。八代がディズニー作品の楽曲を担当するのは、初となる。本作は、ピクサー映画の中で、国内興行収入1位となる110億円を記録した『ファインディング・ニモ』(03年)の続編。前作の1年後が舞台で、カクレクマノミ・ニモとマーリン親子の親友で、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが主人公となり、家族を見つける冒険に出て行く。このストーリーにちなみ、世代を超えて愛されているジャズの名曲「アンフォゲッタブル」がエンド曲として起用された。同曲は、どんなことがあっても忘れられない"いとしい人への思い"をつづり、ジャズシンガーのナット・キング・コールが歌ったことで世界的に大ヒット。娘ナタリー・コールがナットの生前に録音された歌声に声を重ねたデュエットソングが、時を超えた父娘の愛の賛歌としてリスナーの心をつかみ、第34回グラミー賞の主要3部門受賞に輝いた。この曲を歌う八代は、日本人アルバム史上最大級となる世界75カ国でジャズアルバムを配信し、海外のジャズクラブでのライブを行うなど世界のジャズシーンで活躍中。そんな八代の抜てきは、同曲に込められた深い愛と感情の機微を届けられるということから実現した。これを受けて八代は、「びっくりすると同時にとてもうれしいです! 歌ってきてよかった、46年八代亜紀をやってきてよかったです」と歓喜。また、「今回カバーしたことで、八代亜紀としての視野が広がった」と自らの成長を明かした。歌詞については、「"忘れられない"という気持ちに対して、"大丈夫だよ、忘れてないよ"と言っている言葉が大好きです」と明言。続けて、「ドリーの場合はそれが両親で、"忘れてないよね、心の中にあるよね"という親への思いなんです」と自らの解釈を披露した。さらに、八代が本作の日本語吹替版に声優として初参加していることも発表。役どころは明かされていないが、八代は「歌に加えてダブルでうれしい! 重要な部分で声の出演もしていますので、お子さんも大人の方もみなさんに見てほしいです!」とアピールした。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年06月17日『ファインディング・ニモ』のその奇跡の冒険から1年後の世界を描く、全世界待望の続編『ファインディング・ドリー』。吹き替え声優に、上川隆也、中村アン、さかなクンが参加することでも話題の本作だが、この度日本版エンドソングの歌唱に、日本を代表する大物シンガー八代亜紀が決定した。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。エンドソングにとなっているのは、「アンフォゲッタブル」。どんなことがあっても忘れられない“愛しい人への想い”を綴り、伝説的ジャズシンガーのナット・キング・コールが歌ったことで世界的に大ヒット。娘のナタリー・コールが、ナットの生前に録音された歌声に声を重ねたデュエットソングが、時を超えた父娘の至上の愛の賛歌として世界中を感動の渦に包み、「グラミー賞」主要3部門受賞に輝いた名曲中の名曲だ。そんな名曲を歌う八代さんは、日本人アルバム史上最大級となる世界75か国でジャズアルバムを配信し、海外のジャズクラブでのライブを行うなど世界のジャズシーンで活躍。日本の心を歌い上げ、ジャズ界でも大活躍されている八代さんなら、「アンフォゲッタブル」に込められた深い愛と感情の機微を日本中に届けられるということで、今回起用が決定した。今回の抜擢について八代さんは、「びっくりすると同時にとても嬉しいです!歌ってきてよかった、46年八代亜紀をやってきてよかったです」と驚きと喜び、「今回カバーしたことで、八代亜紀としての視野が広がった気がします」とコメント。また歌詞については、「“忘れられない”という気持ちに対して、“大丈夫だよ、忘れてないよ”と言っている言葉が大好きです。ドリーの場合はそれが両親で、”忘れてないよね、心の中にあるよね“という親への想いなんです」と楽曲について語った。なおこの楽曲は、多くの有名アーティストのヒットソングを手掛ける、現代ポップス界最大のヒット・メイカーと名高いシーアが歌うエンドソングとは、アレンジを変えた日本だけの特別アレンジバージョンとなっている。また今回八代さんは、エンドソング歌唱に加え、日本語吹き替え版に声優としても初参加していることが明らかに。まだどんな役なのかは発表されていないが、八代さんは「歌に加えてダブルで嬉しい! 重要な部分で声の出演もしていますので、お子さんも大人の方もみなさんに観てほしいです!」とアピールをしていた。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年06月17日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)で、『ミッション:インポッシブル』へのオマージュを予感させるシーンの場面写真がこのほど、公開された。本作は、ピクサー映画の中で、国内興行収入1位となる110億円を記録した『ファインディング・ニモ』(03年)の続編。前作の1年後が舞台で、カクレクマノミ・ニモとマーリン親子の親友で、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが主人公となり、家族を見つける冒険に出て行く。本作にはジンベエザメのデスティニーなど新たなキャラクターが登場するが、中でも注目を集めているのが、タコのハンク。彼はドリーが人間の世界で出会うミステリアスなタコで、あるモノとの交換を条件に、ドリーの家族を捜す手助けをすることになる。しかし、敵か味方か、そしてその真意も不明だ。公開された写真は、『ミッション:インポッシブル』のワンシーンを思わせる、ハンクとドリーの危機感あふれる場面を捉えた1枚。これは水族館のシーンで、ハンクは天井のパイプ管にぶら下がり、下には大きな水槽が待ち受けている。コップに入れられたドリーは今にも落とされてしまいそうで、ハラハラする展開を予感させる場面となっている。ピクサー映画は、これまで実際に名作映画のオマージュを取り入れてきた。『トイ・ストーリー2』では、バズの宿敵で宇宙の支配をたくらむ悪の帝王・ザーグが実はバズの父親で「俺がお前の父親だ」という展開がまるで『スター・ウォーズ』シリーズのルークとダース・ベイダーのようだったり、『トイ・ストーリー3』では『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズが床にすれすれのポーズで落下するシーンをウッディが再現していたり。また、『カーズ』では『E.T.』の大きな月の前を自転車で飛ぶ有名なシーンのような場面が登場し話題を呼んできた。日本語吹き替え版では、ハンクの声を俳優の上川隆也が担当。上川は、ディズニーとタッグを組むのは初めてだが、これまでTVアニメ『天元突破グレンラガン』やジブリ映画『かぐや姫の物語』などに声優として出演している。ネット上では"イケボ(イケメンボイス)"と絶賛されており、「タコの声上川さん! イケボなタコ!」「タコがイケボすぎて笑った」などの声が上がっている。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年06月12日ディズニー/ピクサーの最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)のワールドプレミアが現地時間8日、アメリカ・ロサンゼルスのエル・キャピタン・シアターで開催され、製作総指揮のジョン・ラセターらが登場した。本作は、ピクサー映画の中で、国内興行収入1位となる110億円を記録した『ファインディング・ニモ』(03年)の続編。前作の1年後が舞台で、カクレクマノミ・ニモとマーリン親子の親友で、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが主人公となり、家族を見つける冒険に出て行く。全米公開日となる6月17日を目前に控え、開催されたワールドプレミアには、ジョンのほかアンドリュー・スタントン監督、アンガス・マクレーン共同監督、ドリーの声優を続投するエレン・デジェネレスらが登場。海をイメージしたブルーカーペットが引かれた会場に、ドリーたちの住む美しい海をモチーフとした水槽が飾られるなど、本作の世界観が作り出されていた。日本では、さかなクンが日本語監修を務めることでも話題を呼んでいる本作。さかなクンと言えば「ギョギョ!」の口癖が有名だが、今回、ジョンやアンドリュー監督らも"さかなクン語"で"ギョあいさつ"した。ジョンは、前作が日本での高評価を受けていることを知っていると述べながら、「『ファインディング・ドリー』も同じくらい好きになってもらえると思う。最後に…ギョギョ!」とアピール。続くアンドリュー監督も「さかなクン覚えているよ! 日本の皆さんも映画を楽しんでね! ギョギョ!」と呼びかけた。加えて、プロデューサーのリンジー・コリンズが「私たちが経験してきたワクワクを皆さんにお届けできてうれしいわ。ギョギョ!」、アンガスが「世界中の人々にこの映画を届けられて素晴らしいよ。ギョギョ!」、エレンも「ドリーを演じるのが大好き! ギョギョ!」とコメント。"ギョあいさつ"の"ギョ(5)連発"となり、会場を沸かせた。また、新しいキャラクターで、ドリーと行動を共にする新たな仲間の謎のタコ・ハンクについてジョンは「タコは水族館などの場所で脱走アーティストで、どこからでも抜け出せると聞いた」と思い返し、「そこから、すごく賢いキャラクターにした」と明言。続けて、「タコがカモフラージュする姿は、すごく面白くなると思った。抜け出して、迷って、人々から隠れて…とても面白いと思う」とその魅力を告げた。アンドリュー監督もハンクを「すばらしく気難しいキャラクター」と断言。「ドリーとコンビにするには、完璧なキャラ」とも話し、「水から外に出られるし、どこでもはって行けるし、小さなスペースにも入れる。移動する手段としても完璧」と熱弁した。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年06月10日陽気で“忘れんぼう”のナンヨウハギ、ドリーが“家族の思い出”を探しに、再び人間の世界で大冒険を巻き起こす『ファインディング・ドリー』。前作『ファインディング・ニモ』から世界中の人たちのハートをつかんだドリーへの、Facebook上での「いいね」の数は、なんと2510万7395件にも及ぶ(6月1日現在)。これはミッキーマウス(1397万9156)や、ニモ(2226万5383)をはるかに超える、ディズニー、ピクサー作品の登場キャラクターの中でもナンバー1。そんなドリー人気の理由に迫った。ドリーといえば、小さなカクレクマミや、ときに凶暴なサメ、巨大なクジラであろうと、相手の特徴を全く気にせず、陽気に話しかけ、ニモやマーリンなど、みんなにも気を配る“相手思い”なキャラクター。そんなドリーの姿には、ネット上でも「見ているだけで元気が出てくる」「ドリーの性格にあこがれる」と老若男女から声が上がり、人々を明るい気持ちにしている。そんな世界から愛されるドリーを作り上げたアンドリュー・スタントン監督は、より多くの人がドリーから元気をもらえるように、「ポジティブな性格に加えて、“親近感”を持てる工夫をした」と明かす。ドリーには、“忘れっぽい”という自分の弱さを自覚しながらも、周囲に明るく接しているという健気さがあり、そこに生まれる親しみがポイントだと監督は言う。ドリーはすぐに何でも忘れてしまうため、誰かに話しかけるときは必ず「ちょっと、すみません(Excuse me)」ではなく、「ごめんなさい(Sorry)」と前置きしている。そのことについて監督は、「誰もが何かしら、自分の中に心地悪い部分や誇りに思えない部分を持っている。これは世界中のすべての人に共通する感覚だと思って、本作の骨組みにしたんだ」と秘話を明かしている。そして、「そんな自分の短所を知る彼女だからこそ、周囲に気を配り、みんなの世話をすることができる。そこがドリーの親しみやすさなんだ」と、ドリーというキャラクターに込めた意味を語る監督。さらに、ドリーから元気がもらえる理由がもうひとつ。それは、ポジティブで元気いっぱいなドリーのキャラクターを、ドリーに負けない陽気な声優が担当していることだ。日本語吹き替え版では、女優、ナレーター、エッセイストと幅広く活躍する室井滋が担当している。映画・ドラマからバラエティー番組まで、普段からお茶の間に元気を与える彼女が演じるドリーに、ネット上でも「室井さんのドリーが大好き」「ドリーを見ると室井さんを想起する」と、絶賛の声が上がっている。そんな底抜けに明るい室井さんがドリーに命を吹き込むからこそ、ドリーの声を聞くと元気がもらえるのかもしれない。多くのファンから愛され、世界中に元気を振りまきながら、実は心の中に弱さと孤独を抱えたドリー。そんな彼女が、ニモやマーリンと家族を探す旅を見守っていて。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年06月08日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(7月16日公開)で、主人公ドリーが本作のエンドソングを務める歌手シーア風に黒髪と金髪のカツラ姿になった画像が6日、公開された。『ファインディング・ニモ』の続編となる本作は、忘れんぼうのナンヨウハギのドリーが、カクレクマノミのニモらと家族探しの冒険に出る物語。公開された画像は、ドリーと、"顔出しNGの歌姫"シーアがタッグを組んだもの。黒髪と金髪が半々に分かれた髪型は、顔を見せないというポリシーを持つシーアのトレードマークで、ドリーもシーアのウィッグをつけて目を隠し、キュートな口しか見えない風貌に変身している。ドリーが、ただひとつ"忘れられなかった思い出"を探して冒険するというストーリーにちなみ、世代を超えて愛されている名曲「アンフォゲッタブル」が本作のエンドソングに決定。その歌い手としてシーアが大抜てきされた。シーアの大ファンであるアンドリュー・スタントン監督の熱烈なオファーにより起用されたシーアは、「私はドリーの物語を聞くと涙が出てしまうの」とドリーが離れ離れになってしまった家族に会いたいと願う気持ちに強く共感し、そして、今回の相思相愛が完成した。「アンフォゲッタブル」は伝説的ジャズシンガーであるナット・キング・コールが歌ったことで世界的に有名となり、彼の実娘ナタリー・コールが亡父の音源とコラボしたことで1992年のグラミー賞最優秀レコード賞に輝いた名曲。今回その名曲を歌うシーアは、リアーナやビヨンセらのヒットソングを手掛け、現代ポップス界最大のヒットメーカーと名高く、2014年にリリースした自身のシングル「シャンデリア」は第57回グラミー賞で主要2部門を含む4部門にノミネートされた。また、最近では、女優の土屋太鳳が圧巻のダンスをみせた新曲「アライヴ」のミュージックビデオが話題になったことが記憶に新しい。前作『ファインディング・ニモ』では、ボビー・ダーリンの大ヒット曲「ビヨンド・ザ・シー」をエンドソングに使用し、世界的ポップスターであるロビー・ウィリアムズが歌ったが、アンドリュー・スタントンは、シーアが前作以上にスケールアップした音楽で物語を引き立ててくれると期待。「ロビー・ウィリアムズが名曲に彼の持つ独特なヒネリを利かせたのと同じように、シーアもナット・キング・コールが歌った名曲の魂にあふれた本質を捉えているよ。この名曲をしっかりと彼女のモノにしていて最高さ」と満足し、「シーアとドリーは完璧にお互いを引き立て合っているね。これ以上ないほど大満足だよ」と絶賛している。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年06月06日数千匹の金魚が泳ぐ水中アートの展覧会「アートアクアリウム展」が、2016年7月6日(水)より、大阪・堂島リバーフォーラムを皮切りに、東京・日本橋三井ホール、金沢・金沢21世紀美術館の全国3カ所で順次開催される。期間はそれぞれ、7月6日(水)から9月5日(月)、7月8日(金)から9月25日(日)、9月16日(金)から10月14日(金)まで。東京・大阪会場で展示される金魚は各約8千匹と、これまでに1会場で展示してきた金魚の数では最大数となり、3会場で合計約2万匹の金魚が舞い踊る。そんなパワーアップした「アートアクアリウム展」の東京会場をレポート。新作を含めた数々の作品の中から、特に注目の4つを紹介する。■超・花魁 <新作>メインフロアでまず目に飛び込んでくるのが、10周年の目玉新作として登場する、代表作「花魁」の進化版「超・花魁」。「花魁」の水量の約3倍以上にもなる至上最大の作品だ。高さ2.5mの巨大な金魚鉢と、その周囲を囲む14の水槽が艶やかな照明と音楽に彩られる。何百匹もの艶めく金魚が、優雅に泳ぎ回る姿に目を離せなくなるだろう。■ロータスリウム夏の季語でもある「蓮」をモチーフとした約4mの高さの水槽。中央の花には大きな金魚たちが優雅に泳ぎ、その周りの水槽には、可愛らしい小さな金魚たちが。美しく儚いと言われる「蓮」と金魚が作り出す、可憐で優美な世界観を感じられる。■リフレクトリウム凹レンズ、凸レンズ、二重レンズなど、様々な見え方のレンズが水槽に取り付けられた作品。今回は、2016年7月16日(土)より公開となる映画『ファインディング・ドリー』との特別なタッグが実現し、ドリーとニモのモデルである、ナンヨウハギとカクレクマノミが水槽を泳ぎ回る。覗くレンズによって、拡大されて見えたり、ゆがんで見えたり、角度によって魚の様々な姿を楽しむことができる。■手毬リウム日本に古くからある遊具の一つ、手毬をモチーフにした球体の作品。中を泳ぐ金魚が、まるで色とりどりの手毬の模様のように目に映る。伝統工芸である、三重県・伊賀組紐とのコラボレーション作品だ。なお、大阪会場では“宇宙”をテーマにした空間を披露する。東京・日本橋開催以外では初登場となる「インフィニトリアム」や、大阪初登場となる「華魚繚乱」は必見だ。一方、秋に開催する金沢は水中アート展覧会として初めて公立美術館開催となり、10周年特別コラボレーションとして、画家・俳優の片岡鶴太郎との特別作品も展示される。【開催概要】■日本橋会場『アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2016 〜江戸・金魚の涼〜&ナイトアクアリウム』開催期間:2016年7月8日(金)〜2016年9月25日(日)開催時間:11:00〜23:30(最終入場 23:00) アートアクアリウム(11:00〜19:00)/ナイトアクアリウム(19:00〜23:30)会場:日本橋三井ホール住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 5F(エントランス4F)入場料:当日料金 大人 1,000円、子供(小学生以下) 600円、3歳以下 無料※価格は全て税込み。※小学生以下保護者要同伴。問い合わせ先:TEL 03-3270-2590 (7/7〜9/25 10:30〜20:00)■大阪会場<終了>『アートアクアリウム誕生10周年記念 アートアクアリウム展 〜大阪・金魚の艶〜&ナイトアクアリウム』開催期間:2016年7月6日(水)〜2016年9月5日(月)開催時間:日曜日〜金曜日 11:00〜21:00(最終入場 20:30)会場:堂島リバーフォーラム住所:大阪府大阪市福島区福島 1-1-17 ほたるまち入場料:当日料金 一般(中学生以上)1,000 円、こども(4才〜小学生) 600円、3 歳以下 無料※価格は全て税込み。問い合わせ先:ハローダイヤル 050-5542-8600 (6/1〜9/5、8:00〜22:00)■金沢会場『アートアクアリウム誕生 10 周年記念祭 アートアクアリウム展〜金沢・金魚の密〜』開催期間:2016年9月16日(金)から10月14日(金)開催時間:日曜日〜木曜日 10:00〜18:00(最終入場 17:30)金曜日、土曜日 10:00〜20:00 (最終入場 19:30)会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1 市民ギャラリーA入場料:当日料金 大人 1,200円、子供(小学生以下) 600円、3 歳以下 無料※価格は全て税込み。問い合わせ先:TEL 076-269-8826
2016年06月04日ディズニー/ピクサーの新作映画『ファインディング・ドリー』で、さかなクンが字幕版と日本語版の海洋生物監修を務め、日本語版のマンボウの声を演じることが発表になった。『ファインディング・ドリー』特別映像『ファインディング・ニモ』では、カクレクマノミの父マーリンが、行方不明になってしまった息子ニモを探して大冒険を繰り広げる姿が描かれたが、新作はニモの親友で忘れんぼうのドリーがずっと忘れないでいた家族に会うために旅立ち、“人間の世界”を舞台に大冒険を繰り広げる。誰よりも魚を愛し、地道に魚を研究・学習し続けているさかなクンは、本作の公開に際し、日本語の正しい魚の名前や、生態などについて確認し、劇中に登場するマグロがマカジキなのにカジキマグロと表記されていたのを指摘して訂正するなど、魚の世界を正しく伝えるように監修を行ったという。このほど公開された特別映像では、さかなクンが「ギョ!ギョ!なんと私も参加させていただけると聞いて、もう夢のようでギョざいます! 本作ではお魚だけでなくクジラやカニ、ヒトデなどいろんな海洋生物が登場しますよ」と作品をアピール。映画にはカクレクマノミのマーリンとニモの親子、ナンヨウハギのドリーなど、おなじみのキャラクターだけでなく、タコのハンクや、ジンベエザメのデスティニーなど新キャラクターも多数登場することになっており、映像には新作映像もたくさん登場する。『ファインディング・ドリー』7月16日(土) 全国ロードショー
2016年06月02日日本語吹き替え声優として、上川隆也、中村アン、そして先日発表されたオリンピックメダリストの田中雅美と続々とキャストが明らかにされていく『ファインディング・ドリー』。この度、新たにさかなクンが本作で声優を務め、さらに海洋生物監修もしていることが分かった。併せて、さかなクンが解説する特別映像も到着した。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。東京海洋大学名誉博士であり、魚に関する豊富な知識に裏付けされたトークで日本のお茶の間で幅広く親しまれているさかなクン。今回彼は、マンボウ役で本作に登場。マンボウは大好きなハコフグと同じフグ科ということもあり「マンボウちゃんは世界で最も大きくなるフグの仲間ですので、おお~こんな偉大なマンボウちゃんの役を頂けて嬉しい!」と大喜びで意気込みを語った。さらに声優だけでなく、本作の字幕版&吹替版の海洋生物監修も兼任。ピクサー作品の監修と言えば、通常外部に依頼することはなく、誰にでもできることではない異例の快挙。実はピクサースタジオもその魚に関する知識の深さに驚いたそうで、今回の監修が実現したという。さかなクンは、海洋生物の習性や特徴だけでなく、日本語での正しい魚名などの表現や、海の仕組みにかかわることなど細かい視点で監修を遂行。例えば、劇中の台詞から貝にも目があるのか?という疑問が発生したとき「貝にも眼点という目に当たるものがある」とアドバイスしたり、劇中に登場するマグロがマカジキなのにカジキマグロと表記されていたのを指摘したり、「摂氏22度」という表現を水温はあまり摂氏とは言わないと指摘し「温度22度」に訂正するなど、専門知識が必要な部分についてその豊富な知識を使い正しい表現に直していった。そしてこのほど解禁されたのは、さかなクンのインタビュー映像と、魚の知識を交えながらストーリーを“ギョ紹介”してくれる特別映像。 自身にとって最も特別な映画『ファインディング・ニモ』の続編が作られると知ったときについて「こんなに嬉しい続編がキター!ドリーちゃん、キター!ってそんな気持ちですね!」と興奮気味に喜びを表現。さらに作品に参加することについては「もう夢のようでギョざいます!」と話し、「お魚だけでなくクジラやカニ、ヒトデなどいろんな海洋生物が登場するわけですね。私も魅力をギョギョギョといろいろな場所で紹介できたら」と本作をアピールしている。映像は続き、「『ファインディング・ニモ』の奇跡の大冒険から1年後が舞台なんですね~」というさかなクンの解説付き予告編に変わる。まずはじめに、本作の主人公で、ナンヨウハギがモデルのドリーから。さかなクンは「とってもカラフルで優雅に泳ぎ、そして日本のサンゴ礁でも会うことができます」と解説。そのほかにもドリーと人間の世界で旅をすることになるミズタコのハンクやジンベエザメなどを解説。さかなクンは「ギョギョ!危ない!お魚さん目線で見ると人間の世界での冒険は命がけ。でもドリーちゃんもニモちゃんも諦めませんよ! これはもう待ちきれない!映画館にレッツギョー!」と締めくくり、子どもでも魚のことが分かるように解説され、より一層本編も楽しめること間違いなしの映像となっている。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年06月02日