世界20か国以上で翻訳され、いまも読み継がれる遠藤周作の名作「沈黙」を原作に、巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化する『沈黙-サイレンス-』。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でカイロ・レン役を演じ、一躍注目を集めたアダム・ドライバーが、本作では約23kgも体重を減量し、驚愕の姿を披露していることが分かった。17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じたことでわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは――?本作のキャストには、主演のアンドリュー・ガーフィールドを始め、アダム、リーアム・ニーソン、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら各世代の実力派が集結。人間の強さ、弱さとは?信じることとは?そして、生きることの意味とは何かを問いかける、世界が注目する歴史大作だ。本作で、アンドリュー演じる主人公・ロドリゴの同僚であるガルペ役に起用されたアダム。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』やコーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス名もなき男の歌』、海外ドラマ「GIRL/ガールズ」などで知られる彼は、鬼才ジム・ジャームッシュの新作『パターソン』(原題)にも出演し、演技の領域を作品ごとに広げている注目株。本作出演には、「信仰の危機という考えに魅了されたが、これはいつでも普遍的で、今日的な意義をもつ考えだ。2人が不満を抱え、疑いを持っているところが気に入った」と、ロドリゴとガルペ、2人の聖職者の内面的葛藤に魅力を感じたと語り、想像を絶する17世紀の日本にたどり着いた宣教師たちを演じるにあたって、「普通、聖職者というのは冷静で理性があると思う。でも、ここでのイエズス会士は先駆者で、荒っぽくて強気だった。彼らは忍耐力がなければならなかった。当時の状態は過酷で、彼らは荒っぽく、洗練されてはいなかった。いま、僕たちが考える聖職者とは違っていた。僕は彼らのことを探検家だと思っている」と独自の解釈を示している。そして、スコセッシ監督との撮影については、「時間を惜しみなく使ってくれる。どんなシーンでも、どんな質問についても、彼は喜んで話し合ってくれる」と話し、「史上最高のフィルムメイカーの1人と思っている人と協力することは僕にとって気持ちの高揚する、すばらしい経験だ。監督はこの映画を可能な限り最高のバージョンにしたいと思っているから、すでに考え抜いた概念を人に説明するのが上手で、俳優には、役を自分のものにしてほしいと思っている。彼を驚かせ、自分を驚かせるようなことを望んでいる。そういう態度を見せてくれたから、スコセッシほどの評判の高い人と協力する怖さを忘れて演技に集中できた」とふり返った。さらにアダムは、演技自体だけでなく役にリアリティを与えるために過酷なダイエットも行ったそうで、「確かアダムは51ポンド(約23kg)減量し、アンドリューは48ポンド(約22kg)減量した。2人にとってものすごい試練だったはずで、78日間の撮影は身体的にも精神的にも非常に過酷だった」と監督は語っている。それについてアダムは、「ほとんどの時間、お腹をすかせて、疲れていることは(演技も)役に立った」と語り、ガルペが背負った試練は栄養不足だけではなかったことを鋭く指摘。「彼らは海と陸地を何千マイルも旅した。スクリーンには登場しないが、登場人物の姿から感じとらなければならない部分だ。彼らが2年もの間、過酷な状態で旅を続け、故郷を遠く離れて困難に耐えたということを」と語り、映像では表現されない宣教師という名の“探検家”たちの旅にも思いを馳せている。また、製作のアーウィン・ウィンクラーも、「誰もがアダム・ドライバーの外見がどれだけ変わったかに気づいて驚くと思う」と話し、「クレイジーだと思ったんだが、エンディング近くのシーンで彼は海に飛び込んだ。水槽ではなくて、本物の海にね。映像を見ればカメラが引いて、大きくワイドに撮っているのが分かる。海水は凍えるように冷たかったから、彼は何かひどいことになるんじゃないかと心配した。すぐに毛布で体を包んだが、彼は何度でもやる気だった」と彼の役者魂を明かしている。“カイロ・レン”から“ガルペ”へ、精神面だけではなく肉体までも役になりきったアダム。演技者として新たな“覚醒”を遂げた彼の姿を見逃すことなかれ。『沈黙-サイレンス-』は1月21日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月20日俳優の窪塚洋介が1月17日(火)、都内で行われたハリウッド進出作『沈黙-サイレンス-』のジャパンプレミアに、メガホンをとった米映画界の巨匠マーティン・スコセッシ監督とともに出席し「役者人生、最良の日。本当に幸せです」と喜びを爆発させた。遠藤周作の「沈黙」を完全映画化した本作。17世紀、若きポルトガル人宣教師のロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)は、キリスト教が禁じられた日本で“棄教”したとされる師(リーアム・ニーソン)の真相を確かめるようと来日。キチジロー(窪塚さん)という日本人に案内され、長崎へとたどり着き、厳しいキリシタン弾圧を目の当たりにする。まさに物語のカギを握る大役を務め上げた窪塚さんは、「スコセッシ監督がどれだけ、日本に対してあふれる敬意を払ってくれたことか。過酷な撮影も、長い待ち時間も幸せの一部。この映画を通して、スコセッシ監督の思いが皆さんに届き、より良い明日が来ることを信じています」と感無量の面持ちで、スコセッシ監督に感謝を述べていた。ジャパンプレミアには窪塚さんをはじめ、共演する浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮が顔をそろえ、スコセッシ監督も「ここ東京で、こうして皆さんに再会できて感慨深い。皆さんは俳優としての強みと深みを発揮し、作品の礎としてすばらしいパフォーマンスを見せてくれた。すでに私の周囲からも、皆さんを称える声がたくさんあがっている」と映画の完成、そして日本人キャストの奮闘に心底満足している様子。トーク中もことあるごとに「アリガトウ」と感謝の言葉を口にしていた。「出会えて幸せな作品。スコセッシ監督は辛抱強く、見守ってくれ、繊細な演技も見逃さず、新たなアドバイスをくださった。おかげで難しい役柄も乗り越えることができた」(浅野さん)、「貴重で刺激的な体験。英語など壁にもぶつかったり、迷ったりすることもありましたが、監督には丁寧に付き合っていただいた。ぜひ若い世代の方々にも見てほしい」(小松さん)と日本人キャストも本作への強い思い入れを語っていた。『沈黙-サイレンス-』は1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月17日遠藤周作の「沈黙」を完全映画化した米映画界の巨匠、マーティン・スコセッシ監督が1月16日(月)、都内で来日記者会見を行い、日本公開を控える『沈黙-サイレンス-』について「日本文化への敬意を力の限り描いた“巡礼”のような作品」と静かな口調で熱弁した。17世紀、若きポルトガル人宣教師のロドリゴとガルペは、キリスト教が禁じられた日本で“棄教”したとされる師の真相を確かめるようと来日。キチジローという日本人に案内され、長崎へとたどり着き、厳しいキリシタン弾圧を目の当たりにする。次々と命が失われるなか、ロドリゴらは極限の選択を迫られる…。原作との出会いから28年を経て、念願の映画化が実現した一大プロジェクト。それだけに、「読んだ当時は、どう解釈し、映画として完成させるべきか答えが見つからずにいた。自分自身も信仰心を見失いかけていたからね。もっと深い探究をしないといけないと感じたし、この企画と付き合い続けることは、学びと試行錯誤の旅そのもの。完成はしたが、これで終わりとは思っていない。今後もこの映画とともに生きていくつもりだ」と思いは格別だ。実際に、映画化への確かな自信を深めたのは『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002年公開)を撮り終えた頃だといい、「長年、映画化権を持ち続けたせいで、イタリアの権利者から訴えられたり苦労もあったけど、当時再婚をし、子どもを授かったことで自分の中にも大きな変化が生まれ、(映画化の)可能性がグッと広がったんだ」とふり返った。「信じること、疑うことを包括的に描いた作品だ」とスコセッシ監督。激動の時代に本作が公開される意義については、「人間すべてが強くある必要はない。世の中には弱者や、“はじかれてしまった”人たちが必ずいるもの。皆が一個人として、彼らのことを知ることが大切だし、技術が進歩し物質的な価値ばかりが重んじられる現代だからこそ、『何かを信じたい』という普遍的な思いを真剣に考えるべき時期だと思う」と力強いメッセージをおくった。本作は主演にアンドリュー・ガーフィールドを迎え、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソンらハリウッドの人気俳優に加えて、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派が名を連ねる。『沈黙-サイレンス-』は1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月16日巨匠マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の「沈黙」を基に映画化する『沈黙-サイレンス-』。この度、本作から日本だけに特別映像が到着した。17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じたことでわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは――?原作「沈黙」は、世界20か国以上で翻訳されいまも読み継がれる名作。スコセッシ監督がこの原作と出会ってから28年、いくつもの困難を乗り越えての今回の夢の一大プロジェクトには、主演のアンドリュー・ガーフィールドを始めアダム・ドライバー、リーアム・ニーソン、また日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら各世代の実力派がキャスティングされている。そして今回、スコセッシ監督の来日に先駆け到着したのは、本作のメイキングやインタビューが収められた特別映像。まずスコセッシ監督は「原作を読み終えてすぐ、自分が映画化しなければならないと思った」と語り始め、しかし、あまりに深く壮大なテーマであるため、様々な準備や困難を乗り越えるため28年の歳月を要したと明かした。さらに映像には主演のアンドリューやアダム、リーアム、窪塚さん、浅野さん、塚本さん、そして原作者遠藤氏の長男・遠藤龍之介らのコメントも収録。アンドリューは「この映画のすごいところは、あらゆる人が正しくあらゆる人が間違っていることだ。それに道は一つではない、答えは一つではない」と力説し、また浅野さんも「日本が舞台で日本がテーマでも、人が持っている葛藤が全て」と国境を越えた強いメッセージを代弁している。そして、遠藤龍之介氏は「世の中に絶対的な善、絶対的な悪はほとんどない。悪の中にも善はあるし、良き事の中にも悪しき事がたくさんある」とならではの哲学をよく言っていたとコメントしている。『沈黙-サイレンス-』は1月21日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:沈黙-サイレンス- 2017年1月21日より全国にて公開(C) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2017年01月16日笑福亭鶴瓶と森川葵が司会を務め、ゲストの友人や関係者への徹底取材からその素顔に迫るバラエティー番組「A-Studio」。1月13日(金)放送回に俳優の浅野忠信が登場。俳優としての役に対するこだわりなど様々なトークを展開する。90年、『バタアシ金魚』で映画デビューすると2000年公開の『御法度』で報知映画賞助演男優賞受賞。2001年には『地雷を踏んだらサヨウナラ』で毎日映画コンクール男優主演賞受賞。2005年には『誰がために』『乱歩地獄』で毎日映画コンクール男優主演賞受賞。2009年には『ヴィヨンの妻』などで日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞を受賞とその演技力が高く評価され、日本のみならず海外にも進出。『マイティー・ソー』『バトルシップ』と立て続けにハリウッド大作に出演したほか、『岸辺の旅』と昨年公開の『淵に立つ』がカンヌ国際映画祭・「ある視点」部門で2年連続受賞と今や世界的俳優へと成長を遂げた浅野さん。今回も同番組では鶴瓶さんが浅野さんの周辺を極秘取材。スタジオでは「若い人で面白い人が出てくると同じ年齢の役をやりたい」「高校生役をやりたい」などと語る浅野さんに、鶴瓶さんが「壁ドンしたい?」と訪ねると「そうですね、こんななって」と浅野さんが答えるなど浅野さんの演技への熱意などいろいろな話が語られる模様。そんな浅野さんだが出演作『新宿スワンII』が1月21日(土)より全国にて公開となる。同作は綾野剛主演で2015年に公開され大ヒットを記録した『新宿スワン』の続編となり、原作の中でも特に人気の高い「横浜王国編」をベースに、シマの拡大のため横浜進出を目論む新宿バーストと、その新宿さえも飲み込もうとする横浜ウィザードとの裏社会全面戦争が描かれる。監督は引き続き園子温が務めアクション監督に『るろうに剣心』シリーズなどで知られる谷垣健治が新たに参加、迫力ある映像は必見だ。また同じく1月21日(土)にはマーティン・スコセッシ監督の28年越しの渾身作『沈黙-サイレンス-』も全国にて公開。スコセッシ監督が遠藤周作の原作を読んで長年に渡り温め続けてきたという作品で、江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教(信仰を放棄すること)したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いたポルトガル司祭の目に映った想像を絶する日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを描き出す。リーアム・ニーソン、アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバーらのほか、浅野さんをはじめ窪塚洋介、塚本晋也、イッセー尾形、加瀬亮、小松菜奈らが出演。浅野忠信がゲストで登場する「A-Studio」は1月13日(金)23時15分~TBS系で放送。(笠緒)
2017年01月13日映画『怪物はささやく』が、2017年6月9日(金)より、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国の劇場で公開される。原作は、パトリック・ネスによる傑作児童文学『A Monster Calls(邦題:怪物はささやく)』。癌のため47歳でこの世を去ったカーネギー賞作家シヴォーン・ダウドの遺したアイディアを、2011年にカーネギー賞を受賞した作家パトリック・ネスが引き継いで完成させた作品だ。物語の主人公は、癌におかされた母親が元気だった頃の楽しい思い出に耽る日々を過ごす、13歳の少年コナー。ある日を境に、真夜中を過ぎると木の姿をした怪物が彼のもとに現れるようになる。コナーに「真実を語れ」と話す怪物の正体とは?夢と現実の狭間で、よくある“怪物と子供の友情物語”とは一線を画す、全く新しい怪物と少年の繋がりが描かれる。主人公コナーを演じるのは、ピーターパンの実写映画『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』でニブス役を務めたルイス・マクドゥーガル。その他、コナーの母親役を『博士と彼女のセオリー』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズ、祖母役を映画『エイリアン』シリーズで知られるシガニー・ウィーバー、樹木の怪物の声を『スター・ウォーズ エピソード1・2』『沈黙 -サイレンス-』のリーアム・ニーソンがそれぞれ演じる。そして本作のメガホンを取るのは、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮『永遠のこどもたち』、ナオミ・ワッツ&ユアン・マクレガー主演『インポッシブル』を手がけたフアン・アントニオ・バヨナ。映画『ジュラシック・ワールド』続編での監督起用も噂されている、気鋭のスペイン人監督だ。【作品情報】映画『怪物はささやく』公開日:2017年6月9日(金)原題:『A Monster Calls』監督:フアン・アントニオ・バヨナ『永遠のこどもたち』『インポッシブル』原作・脚本:パトリック・ネス『怪物はささやく』(あすなろ書房刊)キャスト:ルイス・マクドゥーガル、フェリシティ・ジョーンズ、シガニー・ウィーバー、リーアム・ニーソン(怪物の声)© 2016 APACHES ENTERTAINMENT, SL; TELECINCO CINEMA, SAU; A MONSTER CALLS, AIE; PELICULAS LA TRINI, SLU.All rights reserved.【ストーリー】13歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と二人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て告げる。「今から、私はお前に3つの【真実の物語】を話す。4つ目の物語は、お前が話せ。」しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。しかしコナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がるのだが―。
2017年01月09日マーティン・スコセッシ監督の28年越しの渾身作『沈黙-サイレンス-』のロサンゼルスプレミアが、現地時間1月5日18時にDGA(DIRECTORS GUILD OF AMERICA)にて開催。日本から窪塚洋介、浅野忠信、塚本晋也、イッセー尾形らも駆け、世界の注目を集めた。スコセッシ監督が遠藤周作の原作を読んだ瞬間に映画化を希望し、長年に渡り温め続けてきたという本作。全米での拡大公開を間近に控えて開催されたプレミアには、これまで数多くの大作映画を送り出してきた会場となったDGAに30mにわたるレッドカーペットが敷かれ、世界中の期待を一身に集めるキャスト・スタッフ陣に多くのファンたちや世界各国のメディアが詰めかけた。レッドカーペットには、スコセッシ監督をはじめ、棄教したとされる師フェレイラ(リーアム・ニーソン)の真実を確かめるために長崎に潜入する主人公ロドリゴを演じたアンドリュー・ガーフィールド、物語の重要な鍵を握るキチジロー役をオーディションで勝ち取りハリウッドデビューを飾った窪塚さん、ロドリゴに棄教を迫る通辞(通訳)役の浅野さん、禁教下でも信仰を捨てない敬虔な信者モキチを演じた塚本さん、そして井上筑後守を演じ「LA批判家協会賞」助演男優賞次点となったイッセーさんらも日本から駆けつけ、レッドカーペットに集った。実は日米のキャスト陣が肩を並べて公の場に登場するのは、この日が初めて。28年もの歳月、揺るぐことなく映画化を望み続けたスコセッシ監督を囲んで、注目の日米キャストが顔を揃えたレッドカーペット・イベントは、場内から盛大で温かな拍手に包まれた。主演のアンドリューは、「スコセッシ監督と一緒に仕事ができたことに感謝している。窪塚洋介さん、浅野忠信さん、イッセー尾形さん、塚本晋也さん、皆さんと一緒に仕事ができて光栄。尊敬の念を深め、強い影響を受けた」とコメントした。窪塚さんとの2ショットも見られ、窪塚さんが「すごく驚いて、涙が止まらなかったよ」と感想を述べると、「映画の中の君は本当に素晴らしかった」とアンドリューが応じる場面もあった。ひとり和服姿で登場した窪塚さんは、「(本編を見て)浅野さんやイッセー尾形さん、塚本さんらが役をまっとうする姿に胸を打たれて、ストーリーとは関係のないところでも涙を流しました」と、日本人キャストの奮闘を讃えるコメント。「監督が常に見てくれていて、豊かな演技ができた」という浅野さんは、アンドリューとの共演について「彼は相当役になりきってたから、役と同様あまりコミュニケーションは取らず、厳しく接してくれてとても有り難かった」と振り返った。また、「感無量です。作品を観てもう言葉が出なかった」と語るのはイッセーさん。「ガーフィールドとは、全部本番のコミュニケーションだった。(演技をする)彼の心が動いたと思ったら、刺しにいく」ような撮影だったことを明かした。海の中で磔にされるという過酷な撮影に挑んだ塚本さんは、「本当にこの日がくるのが待ち遠しかった」と感慨深げ。スコセッシ監督の演出で「一番勉強になったのは俳優への配慮と、俳優を自由に演技させる場を整えてくれる」と、映画監督としても現場で学んだことを語り、「尊敬する監督の映画に自分が映っていることか不思議で、まだ信じられない」と、スコセッシ愛をより深くした様子だ。さらにレッドカーペットには、スコセッシと共に脚本を執筆したジェイ・コックス、名編集者セルマ・スクーンメイカー、プロデューサー陣らも駆けつけ、久しぶりの再会に笑顔が絶えないプレミアとなった。『沈黙-サイレンス-』は1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月07日遠藤周作の「沈黙」を原作に、アカデミー賞監督のマーティン・スコセッシが手掛ける『沈黙-サイレンス-』。この度、スコセッシ監督の来日が決定。監督は来年1月中旬に記者会見、そして日本人キャストとジャパン・プレミアのステージに立つことも予定されている。17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどり着いた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは――。本作は、「初めて遠藤周作の『沈黙』を読んだあの日から28年、ずっとこの作品のことを考えてきました」と語るスコセッシ監督にとって、いくつもの困難を乗り越えて実現した一大プロジェクト。主演にはアンドリュー・ガーフィールドを迎え、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソン。さらに日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派が名を連ねる。12月23日(現地時間)から、全米4劇場限定で公開された本作。1スクリーンあたりの興収で1位となる16,000ドルを記録(12月23日単日記録/Box Office Mojo調べ)。そして米レビューサイト、ロッテントマトでも91%の満足度をマーク。賞レースでは、ナショナル・ボード・オブ・レビューでトップテン作品&脚色賞受賞を皮切りに、AFIアワードやボストン・オンライン批評家協会賞でトップテン作品に選定され、LA批評家協会賞「助演男優賞」の次点にイッセーさんが選ばれるなど、4受賞14ノミネートを記録しており、来年1月24日に発表となるアカデミー賞ノミネーションへの期待がますます高まっている。またこの監督来日決定を受け、日本人キャストの場面写真も解禁。窪塚さん演じるキチジローが、十字架を突きつけられ“転べ”と棄教を迫られている一コマをはじめ、棄教したとされるフェレイラ(リーアム・ニーソン)の真実を探るために、長崎に潜入したロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とキチジロー。長崎奉行から隠れ、山中で激しい喉の渇きを訴えるロドリゴを抱えながら、右手を差し出して川へと案内するキチジローの2ショット写真。さらに、長崎奉行所の牢屋にとらえられた隠れキリシタンたち5人の場面写真と3枚が到着。加瀬さんが演じる敬虔な信者である村人は、殴られて右目を腫らし、本作でハリウッド・デビューを飾る小松さんの村人姿も確認することができる。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月28日マーティン・スコセッシ監督のもと、アンドリュー・ガーフィールドらハリウッド俳優とともに、日本から窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形らが出演することでも話題を呼んでいる『沈黙-サイレンス-』。このたび、待望の日本版オリジナル予告編が完成、場面写真2点も合わせて解禁となった。アカデミー賞受賞の巨匠スコセッシ監督が、戦後日本文学の金字塔にして、世界20カ国以上で翻訳され、現在も読み継がれている遠藤周作の「沈黙」を完全映画化した本作。日米の豪華キャストに加え、トータルでアカデミー賞受賞6回、アカデミー賞ノミネート23回を数えるスコッシゆかりの最高のスタッフと、時代考証や美術で日本人チームが参加し、舞台となる江戸初期の長崎を再現させた。届いた予告編は、「初めて原作を読んだあの日から28年、ずっとこの作品のことを考えてきました」というスコセッシ監督のメッセージから幕を開ける。冒頭から、敬虔な信徒であるモキチが荒波の中、水磔に遭うという過酷なシーンが描かれる。演じるのは、『野火』『鉄男』などの映画監督としても知られ、『シン・ゴジラ』にも出演していた塚本晋也。さらに、湯煙の雲仙で行われる信徒への激しい仕打ちを目にし、絶望的な表情で腰を落とす宣教師(リーアム・ニーソン)の姿に、「フェレイラが棄教した」と告げる神父の姿が重なっていく。「あり得ない。日本での布教活動に生涯を捧げられておられた」と驚くガルペ(アダム・ドライバー)とともに「すぐに彼を見つけ出さないと」と、ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)は長崎潜入を決意する。江戸初期、キリシタン弾圧下の長崎に着いた2人の宣教師は、弾圧の中、隠れてキリスト信仰を続けていた村人たちに匿われる。2人を長崎へと導くのは、窪塚さん演じるキチジローだ。彼は「パードレ(司祭)、どうかお助けを。弱い者はどうすれば?」と赦しを求める。だが、奉行の厳しい追及は容赦なく、イッセーさん演じる井上筑後守は、「お前のせいで奴らは苦しむことになるのだ」と、あくまでも口調は穏やかだが棄教を迫る。「我々が彼らを救うのだ」と、なおも固い信念で前に進もうとするロドリゴだったが、ついに囚われの身となってしまう。彼の牢に現れた浅野さん演じる通辞もまた、「悩むことはない“転ぶ”のだ。お前が転ばぬ限り犠牲がでる」と棄教を迫る。弾圧はさらに激しくなり、目を覆いたくなるような光景に言葉を失い、絶望の表情を見せるロドリゴ。加瀬亮、小松菜奈演じる信徒たちの運命もにおわされているが…。併せて解禁された場面写真は、ロドリゴが長崎奉行の追跡を逃れて山中をさまよう中で、キチジローが自らの罪を告白し、赦しを請う告解のシーン。さらに、奉行所に囚われたロドリゴに、「転べ」と棄教を迫る通辞の姿をとらえたもの。若き宣教師ロドリゴが見た想像を絶する日本と、彼を待ち受ける過酷な運命の一端を、ここから確かめてみて。『沈黙ーサイレンスー』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月21日アカデミー賞に輝く巨匠マーティン・スコセッシが、世界20か国以上で翻訳されている遠藤周作の「沈黙」を、日米の豪華キャストにより映画化した『沈黙-サイレンス-』。このほど、待望の日本版ポスターとともに特報映像が解禁となった。17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教した(信仰を棄てた)とされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、キチジローの裏切りにより、ついにロドリゴらも囚われの身となってしまい…。スコセッシ監督が原作と出会ってから28年、いくつもの困難を乗り越えて実現した本作には、改めてその演技力を示したアンドリュー・ガーフィールドを筆頭に、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソン、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシほか、EXILE AKIRA、青木崇高、片桐はいりら、各世代の実力派が多数出演していることが発表されたばかり。そんな中、本作の舞台となる長崎の荒れた海を背景にした、ポスタービジュアルが完成。日本オリジナルとなるビジュアルは、重く暗い雲が空を覆い、激しい波が打ち寄せる長崎にたどり着いた2人の宣教師、ロドリゴ(アンドリュー)とガルペ(アダム)の姿をとらえている。棄教したとされる師フェレイラ(リーアム)を探すため、固い信念を胸に長崎へと潜入した瞬間であり、雲の切れ目からは、一条の陽光が差し込んでいるのが見てとれる。そして、ポスターの上部には、宣教師たちを導くキチジローを演じた窪塚さん、通辞役の浅野さん、激しい弾圧を行う長崎奉行・井上筑後守役のイッセーさん、敬虔な信者モキチ役の塚本さん、同じくイチゾウ役の笈田さん、さらに囚われのキリシタンの村人を演じる加瀬さん、小松さんら、主要キャストたちのそれぞれ複雑な表情をとらえている。また合わせて、劇場でも上映が開始された特報(60秒/30秒)も解禁。頑ななロドリゴに対し、すでに絶賛を受けている井上筑後守役のイッセーさんが「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る様子や、ロドリゴが目の当たりにする“犠牲”、小松さん演じる村人との交流などが描かれていく。守るべきは、大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。強いと信じて疑わなかった信仰への思いが揺らぐ若き宣教師ロドリゴ。彼が見た想像を絶する日本とは?彼を待ち受ける過酷な運命とは?「なぜ、弱きわれらが苦しむのか――」というポスターのコピーのように胸に迫る映像となっている。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月14日遠藤周作の「沈黙」を原作に、巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化する『沈黙-サイレンス-』。この度、EXILE AKIRA、青木崇高ら新たな日本人キャストが発表。また併せて、長崎奉行の武家屋敷のセットで微笑む、髭をたくわえたスコセッシ監督の姿をとらえたメイキング写真も初公開された。17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教(信仰を捨てること)したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどり着いた彼らは、想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じたことでわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは――。本作は、1988年、スコセッシ監督が原作「原作」と出会ってから28年、いくつもの困難を乗り越えて実現した一大プロジェクト。人間の強さ、弱さとは?信じることとは?そして、生きることの意味とは?この混迷を極める現代において、人類の永遠のテーマをあまりに深く、あまりに尊く描いた、スコセッシ監督の最高傑作にして本年度アカデミー賞最有力作品だ。キャストは主人公の宣教師をアンドリュー・ガーフィールドが演じるほか、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソンらハリウッドスターが名を連らね、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派が出演する。そして今回、窪塚さんや浅野さんら既報キャスト以外の日本人キャストが発表!パフォーマーでありながら、「GTO」や『アンフェア the end』など、ドラマや映画でも活躍を見せるEXILE AKIRAさん、大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」や先日最終回を迎えた「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」にも出演していた青木さん、幅広い役どころを演じ分ける渡辺哲、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の出演が記憶に新しい片桐はいり、『キル・ビル』『ラストサムライ』などアメリカ映画を始め海外作品にも出演する菅田俊、プロレスラーで俳優としても活動する高山善廣、「あすなろ白書」や『冷たい熱帯魚』の黒沢あすかが決定。そのほか、井川哲也、遠藤かおる、PANTA、松永拓野、播田美保、山田将之、美知枝、伊佐山ひろ子、三島ゆたか、竹嶋康成、石坂友里、佐藤玲、累央、洞口依子、藤原季節、江藤漢斉、寺井文孝、大島葉子、西岡秀記、SABU、田島俊弥、北岡龍貴、中村嘉葎雄、斎藤歩らも出演する。2016年の賞レースには滑り込みでの参加となった本作だが、12月5日(現地時間)にLAのウエストウッド・ヴィレッジ映画館で行われた初上映会では、集まった700人近い観客によるスタンディングオベーションが贈られるなど、すでにその完成度の高さが話題に。また12日には、「第74回ゴールデングローブ賞」のノミネート発表も控え、ますますオスカーへの期待が高まるようだ。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年12月09日マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の原作を完全映画化した『沈黙-サイレンス-』。原作刊行50年、遠藤周作没後20年の節目の年にハリウッドと日本が融合し、アメリカでは12月23日に限定公開、2017年1月から拡大公開となる本作から、初映像となるアメリカ版予告編が解禁となった。スコセッシ監督が1988年に原作と出会ってから28年、長年温め続けてきた待望のプロジェクトとなる本作。17世紀・江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師の目に映った想像を絶する現実と、人間にとって本当に大切なものとは何かを壮大な映像で描き出し、本年度の賞レースにおける最注目作品の1つとなっている。全世界が注目する中、解禁となった予告編映像には、主演のアンドリュー・ガーフィールドをはじめ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のカイロ・レン役で日本でも広く知られることになったアダム・ドライバーのやせ細った姿が…。さらに、キチジロー役の窪塚洋介、執拗に棄教を迫る井上筑後守役のイッセー尾形に、塚本晋也、浅野忠信、そしてアンドリューと手を取り合う小松菜奈の姿も確認することができる。「主はおっしゃった『世界に赴き全ての者に教えを授けよ』」と、若き宣教師ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)が無人となった村に1人佇み、独白するシーンから幕を開ける予告編。そして、雲仙の山中で絶望し、うなだれる神父フェレイラ(リーアム・ニーソン)が映し出される。一方、教会では、「フェレイラが棄教した」ことを告げられる若き宣教師。「あり得ない。日本での布教に生涯を捧げておられた」と愕然とするガルペ(アダム・ドライバー)と、「すぐに彼を見つけ出さないと」と日本に向かうことを決意するロドリゴ。2人は師と仰ぐフェレイラの真実を確かめるために日本へと向かう。やがて宣教師たちは、キチジロー(窪塚洋介)に導かれ長崎に到着。神を信じる人々に“藁で作った十字架”を授け、隠れてミサを行う。だが、2人が匿われたトモギ村には井上筑後守(イッセー尾形)による執拗な追求が迫っていた。連れ去られる村のイチゾウ(笈田ヨシ)を見つめながら、無力な自分に涙するロドリゴ。「君たちを待っているのは苦痛だ」と告げる井上筑後守による激しい弾圧は、隠れキリシタンである村人たちと、危険な使命に身を委ねたロドリゴをさらに激しく追いつめていく。音楽の緊迫度がいっそう増し、やせ細ったガルペ、囚われたフェレイラ、神に祈りを捧げる村人たち、十字架に張りつけられ海にさらされるモキチ(塚本晋也)、懺悔するキチジロー、したたかに微笑む通辞(浅野忠信)らが次々と映し出されていく。「主よ、あなたは何故、黙ったままなのですか…」。若き宣教師ロドリゴが見た想像を絶する弾圧と、彼を待ち受ける過酷な運命。沈黙を続ける神に問いかける彼の姿が、深い余韻を残す映像となっている。『沈黙ーサイレンスー』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月28日主演のアンドリュー・ガーフィールドをはじめ、日本から窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈らが参戦する『沈黙-サイレンス-』。『タクシードライバー』や『ディパーテッド』などで知られる巨匠監督マーティン・スコセッシが挑んだ渾身作として注目を集めているが、11月17日、スコセッシ74回目の誕生日に、先日の来日時に語った本作に込めた想いが明らかとなった。本作は、17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師の目に映った日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを壮大な映像で描いた歴史大作。スコセッシ監督は、遠藤周作による戦後日本文学の金字塔「沈黙」(新潮文庫刊) を、28年におよぶ構想の末、米日の実力派キャストをそろえて映画化を実現させた。1976年、ロバート・デ・ニーロ主演『タクシードライバー』で全世界に衝撃を与え、80年には盟友デ・ニーロにアカデミー賞主演男優賞をもたらした『レイジング・ブル』、88年にはイエス・キリストを描いて大センセーションを巻き起こした『最後の誘惑』を世に送り出した。7度目のノミネートとなった『ディパーテッド』(’07)でついにアカデミー賞監督賞を受賞。その後も、映画創生期を描いた『ヒューゴの不思議な発明』(’12)、新たな盟友レオナルド・ディカプリオとの5度目のタッグとなった『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(’13)と、精力的に映画を創り続けてきた。その一方、音楽映画にも定評があり、1978年の『ラスト・ワルツ』、ノーベル文学賞授賞で話題のボブ・ディランを追った『ボブ・ディラン ノー・デイレクション・ホーム』『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』など、抜群のセンスでアーティストたちの新たな魅力を映画に定着させている。そんなスコセッシ監督が遠藤周作の「沈黙」に出会ったのは、いまを遡ること28年前、1988年のこと、キリスト教をモチーフにした『最後の誘惑』の撮影中で、読んだ瞬間に映画化を希望したという。「宗教というのは私の人生を色濃く色づけてきたものです。私は、たびたび作品の中で裏社会を描いてきましたが、さらにいろんなテーマを深堀りしていかなければならない、言葉ではなんとも表現できない領域に到達しなければならないと感じていました。それは“信じることとは何なのか”というテーマです」と、その当時の思いを語る。やがて、「数年後から脚本の執筆が始まり、2006年にようやく執筆が終わりました。20年という歳月を経ていますので、その間、父になり、夫になり、そしてフィルムの修復、保存活動などを通じて、私自身もこの小説と共に成長を遂げたと思っています。そういう思いがあってやっと今回作るに至ったのです」。原作にある深遠で複雑なテーマや、権利関係をめぐる調整など、映画化にはとにかく時間がかかったという。また、その撮影の中では、「山中や海など、さまざまなロケ地を巡りました。これが一種のキリスト教への巡礼のような体験になりました」とスコセッシ監督。「それでも、信じるということは、いまでも、劇中のロドリゴ(アンドリュー)やフェレイラ(リーアム・ニーソン)のように試練と感じるときもありますし、自然と享受できるものではない。自らが欲して勝ち取らなければならないものだと思います。人は日々考えたり、書いたり、映画を作ったりして、人間とは何なのか、人間とは良い存在か、悪しき存在なのかということを考えていますが、その過程が、信ずるとは何なのかを探る過程なのだと思います」と、本作の製作過程こそ巡礼の旅路のようだったと語る。さらに、「『沈黙』のストーリーが私の心をつかんでやまないのは、異文化の衝突を描いているからです。信ずるという信仰を心底分かるためには、ありとあらゆる衝撃を通過しなければならないのです。そしてこの物語において、やはり(日本という)異文化の中にキリスト教を持ち込むわけですから、少しずつ削っていかなければならないわけです。そして削っていく行為こそ、その神髄に至る過程なのだと思っています」とも語っている。「こんな想いで作った私の最新作を、早く皆さんにご覧いただきたいと願っています」と、メッセージを贈るスコセッシ監督。人間にとって本当に大切なものは何か、というテーマに挑み、28年の時を経た本作の完成は、間近に迫っている。なお、本作の前売券は11月19日(土)より全国の公開劇場ほかにて発売開始。劇場窓口購入特典は、劇中写真がデザインされたオリジナルしおり(4枚セット)となっている。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月17日きょう17日に74歳の誕生日を迎えたマーティン・スコセッシ監督がこのほど、最新作『沈黙-サイレンス-』(2017年1月21日公開)に込めた思いを明かした。戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の『沈黙』を、『タクシードライバー』、『ディパーテッド』のマーティン・スコセッシ監督が、構想から28年の時を経て映画化に至った本作。17世紀の江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師が目にした日本を舞台に、"人間にとって本当に大切なものとは何か"を描く。キャストはアンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーに加え、日本から窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派が集結。遠藤周作没後20年、原作『沈黙』の刊行50年の節目の年に、ハリウッドと日本が融合した。監督が原作と出会ったのは1988年。「当時、キリスト教をモチーフにした『最後の誘惑』を撮っている時だったのですが、宗教というのは私の人生を色濃く色づけてきたものです。私は、度々作品の中で裏社会を描いてきましたが、さらにいろんなテーマを深堀りしていかなければならない、言葉ではなんとも表現できない領域に到達しなければならないと感じていました」と振り返り、「それは"信じることとは何なのか"というテーマです」と明かす。そして、数年後から脚本の執筆を始め、2006年にようやく執筆が終わったという。「20年という歳月を経ていますのでその間、父になり、夫になり、そしてフィルムの修復、保存活動などを通じて、私自身もこの小説と共に成長を遂げたと思っています。そういう思いがあってやっと今回作るに至ったのです」と、本作と共に成長した自身について語る。また、「今回、山中や海など。さまざまなロケ地を巡りました。これが一種のキリスト教への巡礼のような体験になりました」と撮影を振り返り、「それでも、信じるということは今でも、劇中のロドリゴやフェレイラのように試練と感じる時もありますし、自然と享受できるものではない。自らが欲して勝ち取らなければならないものだと思います」と監督。「人は日々考えたり、書いたり、映画を作ったりして、人間とは何なのか、人間とは良い存在か、悪しき存在なのかということを考えていますが、その過程が信ずるとは何なのかを探る過程なのだと思います」との考えを示した。さらに、「『沈黙』のストーリーが私の心をつかんでやまないのは、異文化の衝突を描いているからです」と説明。「信ずるという信仰を心底分かるためにはありとあらゆる衝撃を通過しなければならないのです。そしてこの物語において、やはり異文化の中にキリスト教を持ち込むわけですから、少しずつ削っていかなければならないわけです。そして削っていく行為こそ、その神髄に至る過程なのだと思っています」と打ち明け、「こんな想いで作った私の最新作を、早く皆さんにご覧いただきたい」と願っている。Photo Credit Kerry Brown
2016年11月17日マーティン・スコセッシ監督が長年温めてきた遠藤周作の小説の映画化を、日米の豪華キャストにより実現させた『沈黙-サイレンス-』。このほど、本作で主演を務めるアンドリュー・ガーフィールドの場面写真が解禁となった。早くもアカデミー賞最有力と目される本作は、スコセッシ監督が1988年に原作と出会い、その瞬間に映画化を希望し、28年に渡って温め続けてきたという待望のプロジェクト。主演のアンドリューほか、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら各世代の実力派が集結。遠藤周作没後20年、原作「沈黙」刊行50年の節目となる年に、ハリウッドと日本の融合が実現した。アンドリューといえば、2007年、ロバート・レッドフォード監督作品『大いなる陰謀』で映画デビュー。ヒース・レジャーの遺作でテリー・ギリアム監督の『Dr. パルナサスの鏡』(‘09)、今年日本でドラマ化もされた『わたしを離さないで』(‘10)、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』(‘10)などで着実にキャリアを積み、そして主人公ピーター・パーカーを演じた『アメイジング・スパイダーマン』2作で、彼の名は世界的に知られることとなった。その後も、リーマンショック後のアメリカに生きる若者を演じた『ドリーム ホーム99%を操る男たち』などで実力を発揮。メル・ギブソン監督による沖縄戦を舞台にした主演最新作『Hacksaw Ridge』(原題)では、敬虔なクリスチャンであることから武器を放棄した救護兵を体当たりで熱演!批評家の評価も高く、アンドリューは日本発の本作『沈黙-サイレンス-』との2作品で賞レースへのノミネートが確実視されている。そんな彼が本作で演じているのは、ポルトガル人の若き宣教師ロドリゴだ。日本に渡った恩師フェレイラ(リーアム・ニーソン)の棄教の真偽を確かめるため、同僚のガルペ(アダム・ドライバー)と共に日本を目指す。長い旅の中継地であるマカオで出会った日本人キチジロー(窪塚洋介)に導かれ、長崎へとたどり着く。だが、無事に到着したのもつかの間、苛烈な切支丹(キリシタン)弾圧を行う長崎奉行の目を逃れ、敬虔な信者であるモキチ(塚本晋也)らが暮らすトモギ村に匿われることになる。今回公開された場面写真は、ガルペと共に潜伏を続けていたロドリゴが、つかの間の休息を求めて、隠れ家から外に出た姿をとらえたもの。降り注ぐ陽光によって浮かびあがるのは、手入れされていない髪に伸び盛った無精ヒゲ。それでも、ロドリゴの表情には輝ける未来を信じる信念が宿っているかのようで、その瞳は輝きに満ちている。どんな苦難にも耐える信念を胸に秘めたロドリゴだったが、この先にはさらに過酷な試練が待ち受けているとも知らず…。世界的巨匠スコセッシの演出によって、ひと皮むけた感のあるアンドリュー。より精神的な表現が必要となる難役に挑んだ若き俳優に、オスカーは微笑むことになるのか。さらにレベルアップしたその演技力に、期待は高まるばかりだ。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月10日マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の歴史小説を映画化する『沈黙-サイレンス-』で、重要な役どころを演じる窪塚洋介と浅野忠信の場面写真が解禁になった。『沈黙-サイレンス-』/その他の画像本作は、江戸時代の初期、キリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本に潜入した宣教師が目の当たりにする壮絶な出来事を通して、人間にとって本当に大切なものとは何か、神と信仰の意義を問う歴史大作。窪塚の役は、日本を目指す司祭ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)と、ガルペ(アダム・ドライバー)を長崎に導く日本人キチジローで、信念に生きようとする司祭と対比をなす人物になるという。浅野は、長崎奉行に捕らえられたロドリゴに棄教を迫る通辞役で、流暢な英語を披露する場面もあるという。先日、来日したスコセッシ監督は、記者会見で窪塚について「力強く演じているだけではなく、心から正直に演じていて、役を心底理解していた。目の前でキチジローが作り上げられていくのを目の当たりにした」と話し、浅野については「彼はキチジロー役のオーディションを受けたが、過去の出演作品を観て、通辞役が良いのではないかとオファーした。結果はパーフェクトだった」と語っている。本作にはそのほか、リーアム・ニーソン、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演する。『沈黙-サイレンス-』2017年1月21日(土)全国ロードショー
2016年10月25日窪塚洋介と浅野忠信がアカデミー賞監督マーティン・スコセッシとともに記者会見に登壇し、話題を呼んだ『沈黙-サイレンス-』。スコセッシ監督が、長年温めてきた原作小説の映画化への熱い思いとキャスティングへの自信を明かしていた本作から、窪塚さん、浅野さんが劇中で演じるキャラクターの場面写真が解禁となった。遠藤周作による戦後日本文学の金字塔「沈黙」(新潮文庫刊)を、『タクシードライバー』『ディパーテッド』などで知られるスコセッシ監督が映画化した本作。監督が1988年に原作と出会ってから28年、読んだ瞬間に映画化を希望し、長年に渡り温め続けてきたという待望のプロジェクトだ。江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教(信仰を放棄すること)したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いたポルトガル司祭の目に映った想像を絶する日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で描き出す。去る10月19日には、日本美術協会主催の高松宮殿下記念世界文化賞授賞式への出席のため来日したスコセッシ監督と、窪塚さん、浅野さんによる記者会見を実施。監督が「遠藤周作の原作との出会いから28年、家族のような日本人のキャストたちと、特別な経験ができた」と語った会見の余韻も冷めやらぬ中、窪塚さん演じるキチジロー、浅野さん演じる通辞(通訳人)の場面写真が2点解禁された。棄教したとされる師(リーアム・ニーソン)の真実を確かめ、布教するために日本を目指す若き司祭ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライバー)は、長い旅の中継地であるマカオで日本人キチジローと出会う。窪塚さんが演じるこのキチジローは、2人の司祭を長崎へと導くガイドとなり、その後のロドリゴの軌跡に重なって登場し、信念に生きようとする司祭と対比をなしていくキーパーソン。人間の弱さを抱えるキチジローを演じた窪塚さんに対してスコセッシ監督は、「力強く演じているだけではなく、心から正直に演じていて、役を心底理解していた。目の前でキチジローが作り上げられていくのを目の当たりにした」と絶大な信頼を寄せていた。今回解禁されたのは、山中で木の枝を持ったキチジローの姿をとらえた場面写真。髪は長く伸びてボサボサ、ヒゲを蓄え、原作中に「襤褸(ぼろ)をまとったこの男」と表現されているとおり、身につけている着物はかなりくたびれている様子だ。一方、通辞役の浅野さんは、長崎奉行にとらえられたロドリゴに棄教を迫る通訳として、流暢な英語を披露する。浅野さんの場面写真は、長崎の奉行屋敷での姿をとらえたカットで、背筋を伸ばして鎮座し、凛とした佇まいで誰かを見つめるその視線が印象的。「監督とのオーディションで言葉を超えた感覚を共有できた」と語る浅野さんに対し、監督は「彼はキチジロー役のオーディションを受けたが、過去の出演作品を観て、通辞役が良いのではないかとオファーした。結果はパーフェクトだった」と明かしている。遠藤周作が原作執筆にあたりテーマにしたのは、“人間の弱さ”。強い信念を持って日本にたどり着いた若き司祭ロドリゴに、執拗にまとわりつくキチジロー。一方、狡猾な言葉を繰り出してロドリゴの信念を屈服させようとする通辞。監督も太鼓判を押す窪塚さんと浅野忠信が演じる2人の日本人は、物語の鍵を握る重要なキャラクターといえそうだ。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日俳優の窪塚洋介、浅野忠信、マーティン・スコセッシ監督が19日、都内で行われた映画『沈黙-サイレンス-』(2017年1月21日公開)の来日記者会見に出席。本作でハリウッドデビューを果たす窪塚は、今回の抜てきについて「ドッキリかと思った」と話した。作家・遠藤周作の『沈黙』をマーティン・スコセッシ監督が映画化した本作。17世紀の江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師が目にした日本を舞台に、"人間にとって本当に大切なものとは何か"を描く。窪塚は物語の重要な役となるキチジローを、浅野は通辞役として出演。2人はオーディションで役をつかみとった。窪塚は、出演が決まったときは「狐につままれたというか、ドッキリなんじゃないかと思った」と振り返り、「撮影を終えて今ここに来て、やっと現実なのかもなっていう感じになってきた」と告白。「夢のような時間と最高の経験をさせてもらった。みなさんの心にも何か残るものにできたら。本当に光栄です」と感慨深げに語った。浅野も「本当にびっくりした」と決まったときは驚いたようで、「大きな大きなチャレンジだったので、とてもうれしく思った」としみじみ語った。監督は、キチジローを演じる窪塚を見て「力強く演じているだけでなく心から正直に演じていた」と感じ、その後、窪塚と対面した際に「キチジローになりきっていて、この人に決めようと思った」と決断したという。また、キチジロー役としてオーディションに参加していた浅野に通辞役を提案したことを明かし、「パーフェクトだった」とその演技を絶賛した。昔から多くの日本映画を鑑賞してきたスコセッシ監督。今回の日本人キャストについて「家族のような人を集めた。なじみの顔」と親しみたっぷりに話した。窪塚と浅野は、スコセッシ監督とのエピソードも披露。窪塚は「クランクインした日に監督はきれいなスーツを着ていたのに、汚い場所での撮影で『こういった感じで』と演技を見せてくれた」と話し、「僕は『汚れちゃう!』と思ったけど気にしないんだなと。情熱の氷山の一角を見た。メラメラな人なんだなと思った」と打ち明けた。浅野は、オーディションのときから監督とのやりとりが楽しかったそうで、「監督は僕らの心からあふれ出る何かを待ってくれているような感じがした」と感謝した本作には、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールド、『シンドラーのリスト』のリーアム・ニーソン、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のアダム・ドライバーに加え、日本から窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演する。
2016年10月19日遠藤周作による戦後日本文学の金字塔「沈黙」を完全映画化した『沈黙-サイレンス-』の来日記者会見が10月19日、都内で行われ、来日中のマーティン・スコセッシ監督をはじめ、日本人キャストの窪塚洋介、浅野忠信が出席。会見では完成を間近に控えた本作のフッテージ映像が約15分にわたり上映された。その他の写真本作はスコセッシ監督が1988年に原作と出会って以来、映画化を熱望し、長年暖め続けてきた待望のプロジェクト。17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師が目撃したものとは?アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーをはじめ、日本からは窪塚と浅野、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派が集結した。会見前日に第28回高松宮殿下記念世界文化賞受賞したスコセッシ監督は、黒澤明や溝口健二といった日本映画界の名匠をあげ、改めて日本文化への敬意を表明。自身の人生やフィルモグラフィを振り返りつつ、「宗教が色濃く反映された人生を歩んだ中で、『信仰とは何か?』という原作の問いかけをより深く掘り下げなければいけないとずっと考えていた」と本作への強い思い入れを語った。また、「同時に、異文化の衝突とそれを乗り越える過程にも惹かれた」と原作の魅力に言及した。オーディションで起用した日本人キャストについては、「窪塚さんは力強さと同時に、心から正直に演技に取り組んでおり、心底、役柄を理解していた」「浅野さんの映画は『モンゴル』『アカルイミライ』『殺し屋1』など何本も観てきたので、過酷な撮影を乗り越えてくれると確信した」と両者を絶賛。以前から、イッセー尾形や塚本晋也のファンであったことも明かした。本作でハリウッド初挑戦を果たした窪塚は、「夢のような時間であり、最高の体験。本当に光栄ですし、現場のスコセッシ監督は情熱メラメラでした」と感慨しきり。すでに国際派スターとして活躍する浅野も、「まさか自分にこんなチャンスが巡ってくるなんて。とても大きなチャレンジでしたし、僕にとっては宝です」と神妙な面持ちだった。『沈黙-サイレンス-』2017年 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年10月19日遠藤周作の小説『沈黙』をマーティン・スコセッシが映画化する『沈黙-サイレンス-』の北米公開日が、12月23日に決まった。最初は限定公開で、1月に拡大規模の公開となる。その他の情報このパターンは、オスカー狙いと思われる作品がよく使うもので、北米配給権をもつパラマウントは、完成作を見て、自信をもったのだろうと想像される。最近のヴェネツィア、テリュライド、トロント映画祭で、『ラ・ラ・ランド(原題)』『Manchester by the Sea』『ライオン(原題)』など、すでにいくつかオスカー有力候補と呼ばれる作品が出てきているが、最後までまだ何が出てくるかわからないということだ。『沈黙』を映画化する話は長年あり、一時はダニエル・ディ・ルイスも出演に興味を示したことがある。ようやく実現した今作には、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、浅野忠信、加瀬亮などが出演する。『沈黙-サイレンス-』2017年全国ロードショー文:猿渡由紀
2016年09月27日マーティン・スコセッシ監督の最新作『沈黙-サイレンス-』が2017年に公開されることが2日、明らかになった。原作は、作家・遠藤周作の同名小説。17世紀の江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師が目にした日本を舞台として、「人間にとって本当に大切なものとは何か」を壮大な映像で描く。『タクシードライバー』(76)などで知られるスコセッシ監督が原作と出会ったのは、1988年。それから28年の時を経て、映画化に至った。キャストは、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールド、『シンドラーのリスト』(93)のリーアム・ニーソン、『スター・ウォーズフォースの覚醒』(15)のアダム・ドライバーら。これに、日本から窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシといった俳優が参加する。スタッフとして、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)でアカデミー賞にノミネートされたジェイ・コックスが脚本を執筆。『ブロークバック・マウンテン』(05)で同賞ノミネートのロゴリゴ・プリエトが撮影を担当するほか、『ヒューゴの不思議な発明』(11)などで同賞を3度受賞した経験のあるダンテ・フェレッティが美術を、『ディパーテッド』(06)などで同じく同賞を3度受賞したセルマ・スクーンメイカーが編集を務め、ハリウッドと日本が融合した歴史大作として仕上げる。Photo (C)Kerry Brown
2016年09月06日戦後日本文学の金字塔とも称される遠藤周作の歴史小説『沈黙』を、マーティン・スコセッシ監督が映画化する『沈黙-サイレンス-』(原題:Silence)が、2017年に日本公開されることが発表になった。その他の画像本作は、江戸時代の初期、キリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本に潜入した宣教師が目の当たりにする壮絶な出来事を通して、人間にとって本当に大切なものとは何か、神と信仰の意義を描く歴史大作。『沈黙』は、篠田正浩監督によって1971年に映画化されている。キャストはアンドリュー・ガーフィールド(『アメイジング・スパイダーマン』)、リーアム・ニーソン(『シンドラーのリスト』)、アダム・ドライバー(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)のほか、日本から、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演する。脚本はジェイ・コックス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)。撮影はロゴリゴ・プリエト(『ブロークバック・マウンテン』)。美術はダンテ・フェレッティ(『ヒューゴの不思議な発明』)と、豪華キャストとスタッフが集結。アメリカでは2016年末に公開予定で、本年度の賞レースにおける有力作との呼び声も高いという。『沈黙-サイレンス-』2017年全国ロードショー
2016年09月06日マーティン・スコセッシ監督が、遠藤周作の小説「沈黙」を完全映画化する最新作『沈黙-サイレンス-』(原題:Silence)が、2017年に全国公開されることが決定した。原作となるのは、戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」(新潮文庫)。アカデミー賞監督のスコセッシが、1988年に原作と出会ってから実に28年の時を経てついに映画化。17世紀、江戸初期の日本。激しいキリシタン弾圧の中で“棄教”したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師が目にした想像を絶する国を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で問いかけていく。主人公の宣教師を『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『ソーシャル・ネットワーク』のアンドリュー・ガーフィールドが演じるほか、『シンドラーのリスト』『96時間』シリーズのリーアム・ニーソン、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のアダム・ドライバーというハリウッドスターに加え、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら、幅広い世代の実力派が集結。脚本は『ギャング・オブ・ニューヨーク』でアカデミー賞にノミネートされたジェイ・コックス、撮影は『ブロークバック・マウンテン』で同賞にノミネートされ、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』も手掛けたロゴリゴ・プリエト。美術は『ヒューゴの不思議な発明』などでアカデミー賞3度受賞のダンテ・フェレッティ、編集は『ディパーテッド』などでアカデミー賞3度受賞のセルマ・スクーンメイカーと、“スコセッシ組”ともいえるスタッフも集結。アメリカでは、2016年11月にParamount Picturesにより公開予定。日米最高のキャストとスタッフが集結し、ハリウッドと日本が融合した歴史大作には、すでに本年度の賞レースにおける有力作との呼び声も高い。今後の続報にも、期待していて。『沈黙-サイレンス-』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月06日クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスのアカデミー賞コンビが、2009年、ニューヨークで起こった航空機事故の知られざる真実に迫る『ハドソン川の奇跡』。本作で、イーストウッド監督と実に3度目のタッグを組み、ハンクス演じるサリー機長を支える妻を熱演しているのが、ローラ・リニーだ。『ラブ・アクチュアリー』や『私が愛した大統領』『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』などで知られる実力派女優が、イーストウッドとの仕事について語ってくれた。未曽有の航空機事故からの“奇跡”の生還劇に隠された真実に迫る本作。ベテランパイロットのサリー機長が運転する航空機が、突然160万人が住むマンハッタン上空で全エンジンが停止。サリー機長は70トンもの機体を必死に制御し、目の前のハドソン川に着水させることを決断する。この究極の決断は、ニューヨーク中を巻き込む未曽有の事故を防ぎ、“乗員乗客155人全員生存”という奇跡となった。しかし、その裏側では、彼の判断をめぐり国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われ、彼は容疑者にされてしまう。そんなサリー機長を支える妻ローリー・サレンバーガーは、夫からの電話で、事故が起きたことを知るのだった…。ローリーを演じたローラ・リニーは、夫と離れ離れになってしまう過酷な状況について、「どのニュースを見ても事故が報道されていて、事故によって家族の生活は一変したの。ローリーは電話でしかサリーと連絡が取れなかった。自分の夫があんな大変な経験をしたと知りながら、何日も離れ離れになるなんて、想像するのも難しいわ。電話越しに声を聞くことはできたし、テレビで彼を見ることはできたけれど、それだけだったのよ」と語る。事故はTwitterなどで瞬く間に拡散され、世界中から“英雄”として惜しみない称賛を受けていた夫サリーの姿は、連日テレビで報道され、画面越しに見ることはできた。しかし一方で、“容疑者”でもある事実は誰にも知らされていなかったのだ。そんな報道されなかった真実の裏側に、いったい何があったのか?その真実をイーストウッド監督が丁寧に描き出していく。“英雄”から“容疑者”へ、突然孤立した夫を支える妻を熱演してみせたローラ。マーク・ラファロ共演の『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』、フィリップ・シーモア・ホフマン共演の『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』でアカデミー賞主演女優賞に、リーアム・ニーソンの妻を演じた『愛についてのキンゼイ・レポート』で同助演女優賞にそれぞれノミネートされたハリウッドきっての実力派女優で、実は今回、イーストウッド監督とは3度目のタッグ。初タッグは、イーストウッド主演・監督の『目撃』(’97)で、彼の娘ケイト役に。2度目は『ミスティック・リバー』(’03)では、ショーン・ペン演じる主人公ジミーの妻アナベスを好演した。そんなローラだが、イーストウッドへの信頼は絶大のようで、今回は脚本を読む前にオファーを受けたそう。「イーストウッドほどの素晴らしい人から、何か一緒にやらないかと言われたらすぐに飛び込むわ。クリントは静かに、優雅に、仕事をするのが喜びでしかないような雰囲気を創りだすの。とにかく天国みたいなのよ」と、彼の作品に出演できることへの喜びを明かしている。サリー機長と離れ離れになってしまった、家族の思いは?彼女が体現する妻の姿にも注目してみて。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月05日「雑貨がかわいい」「オーロラが見れる」「とにかくオシャレ」などと、日本人女性の間でも支持の高い国、スウェーデン。世界最大の家具ショップ「イケア」の人気ぶりや北欧映画の祭典「トーキョーノーザンライツフェスティバル2016」も開催されるなど、近年、じわじわと北欧が人気を集めているが、女子ならば知っておくべきもうひとつのポイントがある。それは、とにかく「イケメンが多い!!」こと。特にスウェーデンは“イケメンの宝庫”と称され、イギリスの新聞会社のサイトで「イケメンが一番多い国」に選ばれたこともあるほど。そんなイケメンの多い国・スウェーデンを筆頭に、ひと目惚れすること間違いなし!?の北欧出身俳優に注目した。●エントリーNo.1気さくすぎるターザン!?来日でも“神対応”連発! アレクサンダー・スカルスガルドいま、最も注目すべき北欧イケメンといえば、アレクサンダー・スカルスガルド。先日、『ターザン:REBORN』(7月30日公開)のプロモーションで4年ぶりの来日を果たし、“イラっとする女子”でお馴染みの芸人・横澤夏子と共演した際には、何度もハグ&キスを贈り、出待ちファンには積極的にサインや握手するなど、その“神対応”っぷりにネット上では歓喜の声が!さらに、LINE LIVEで共演を果たした“イケメン”お笑い芸人・狩野英考とは、最後には肩を組むほどの仲良しに。「世界で最もハンサムな顔100人」常連のハンサムなのに、実は気さくで茶目っ気たっぷりな飾らない素顔とのギャップには、日本でもグイグイ人気上昇中!そして同作ではスマートでワイルドな、いままでのイメージを覆す”新たなターザン”に挑戦。194cmの長身に役作りのため鍛え上げられた肉体美は、筋肉フェチは要チェック。●エントリーNo.2吸い込まれそうな瞳とむすっとした表情が最大の魅力!ビル・スカルスガルド父は名優ステラン・スカルスガルド、そして兄にアレクサンダー・スカルスガルドを持つ芸能一家の四男として生まれた、ビル・スカルスガルドも、北欧の注目すべきイケメン俳優のひとり。9歳のころにアレクサンダーの弟役として映画デビューした後、ドラマや映画など出演を重ね、主演作『シンプル・シモン』(’14日本公開)では、アスペルガー症候群の青年という難役にもチャレンジするなど活躍中。見ているだけで吸い込まれそうな瞳と、むすっとした表情に少年らしさアリ。日本でいえば、新井浩文、染谷将太など、個性派好きにもオススメ。●エントリーNo.3着実にキャリアを重ねるイケメン!今年は悪役たちのまとめ役に ジョエル・キナマン米でリメイクされたデンマーク発ドラマ「THE KILLING/キリング」や、リブート作の『ロボコップ』で注目を集めた、スウェーデン・ストックホルム出身のイケメン。デヴィッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』、リーアム・ニーソン主演『ラン・オールナイト』、トム・ハーディ主演『チャルド44 森に消えた子供たち』などに次々出演して、クールでアウトローな魅力を発揮。9月公開の『スーサイド・スクワッド』では、スケジュールの都合で降板したハーディに代わって抜擢され、ウィル・スミスやジャレッド・レトが演じる映画史上最も“やる気がない悪党集団”の取りまとめ役を演じるのも楽しみ。●エントリーNo.4“枯れ専”女子は見逃すな!大人の色気たっぷり北欧の至宝 マッツ・ミケルセン知る人ぞ知る、元祖(!?)北欧のイケメンといえば、マッツ・ミケルセン。俳優になる前はダンサーをしていたというだけあってか、“デンマークで最もセクシーな男”としての呼び声も高し。ジェームズ・ボンドシリーズの『007/カジノ・ロワイヤル』で悪役ル・シッフルに抜擢され、一躍知名度を上げると、その後も『偽りなき者』など数々の話題作に出演。『悪党に粛清を』のPRで初来日を果たしたことも話題を呼んだ。海外ドラマ「ハンニバル」では若き日の“レクター博士”を演じており、謎めいた人物から悪役まで幅広い役を演じる彼の魅力は、“落ち着いた大人の雰囲気”と5か国語を操れるという知的派なところ。50歳の色気むんむんなおじさま俳優には、枯れ専女子も熱い視線を送る。●エントリーNo.5男はやっぱりワイルドじゃなきゃ!肉食系女子必見!?ニコライ・コスター=ワルドー“次世代のカンバーバッヂ”としての呼び声も高いデンマーク出身の俳優、ニコライ・コスター=ワルドーは、大人向け海外ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」でジェイミー・ラニスター役を演じたことがきっかけで、“セクシーな王殺し”として人気も急上昇し、その後も映画やドラマにひっぱりだこ。コメディ映画『ダメ男に復讐する方法』に既婚のプレイボーイ役で出演した際には、主演のキャメロン・ディアスもワイルドでセクシーなニコライに思わずメロメロになったとか!?今年は超大作『キング・オブ・エジプト』も控えており、40代以降のおじさん俳優のレベルが高すぎるのは、どうやら日本だけではないようだ。6月も下旬に突破し、いよいよ熱さも本格化。夏バテする前に、北欧男子で癒されてみて。(text:cinemacafe.net)
2016年06月26日7月23日(土)より日本公開されるブレイク・ライヴリー主演最新作となるサバイバル・ヒロイン・アクション『ロスト・バケーション』。このほど、6月24日(現地時間)の全米公開を前に、本作のプレミアイベントがニューヨークにて開催、ブレイクらキャスト陣やジャウマ・コレット=セラ監督が、海を舞台とした本作にちなんだブルーカーペットに登場した。サーファーで医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は、バケーションを利用して秘境の島を訪れた。大きな太陽に照らされて輝く砂浜、人のいない真っ青な海。日常を忘れ、ひたすら波と戯れるナンシーの至福の時間は、“海のモンスター”によって一変!脚を負傷しながらも無我夢中で近くの岩場にたどり着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る…。本作で、海上の岩場にたった1人、周囲を巨大サメが泳ぎ回る、という極限の中を生き延びようとするヒロインを熱演したブレイク。現在、『グリーン・ランタン』で共演し、日本でも大ヒット中の『デットプール』主演で夫のライアン・レイノルズとの間にもうけた第2子を妊娠中。今年度カンヌ国際映画祭のレッドカーペットではボディラインを強調した華麗なるドレスの数々で世界中のメディアの話題をさらっていたが、今回のプレミアでも、彼女の美しいドレス姿は会場のマスコミ陣を魅了し、世界中のカメラマンからフラッシュを浴びていた。会場のAMCリンカーン・スクエアは、波をイメージした装飾が施され、海の中での出来事が描かれる本作にまさにピッタリな雰囲気。劇中ではほぼ全編、水着で挑んだブレイクは、プレミアでは髪をオールアップのポニーテイルに、NYの大人気ブランド「キャロリーナ・ヘレラ(Carolina Herrera)」のデコルテを強調した黒と白を基調としたチュールドレスに身を包み、エレガントな装い。また、プライベートでもお気に入りのブランドで知られている「クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)」の黒のハイヒールを履きこなし、マスコミの質問などに応じた。フラッシュを浴びながらブルーカーペットを闊歩するブレイクは、さながら海の女神のよう。本作を「とても怖くてスリリングな映画で、夏を感じることのできるパーフェクトな映画」と語り、「感情を表現するのはとても挑戦的だったけど、肉体的にも大変だった。アスリートのように特訓したわ」とふり返った。さらに、本作のメガホンを撮ったセラ監督と『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』など何度も共演を果たしたリーアム・ニーソンもブルーカーペットに登場、マスコミ陣を沸かせていた。『ロスト・バケーション』は7月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月23日アイドルの橋本環奈が3月5日(土)、都内で行われた初主演作『セーラー服と機関銃 -卒業-』の初日舞台挨拶に登壇。「今日こそ、この映画から“卒業”する日。学んだことを大切な糧にし、女優として歩んでまいります」と決意表明した。80年代に大ブームを巻き起こした角川映画の代表作をリメイク。弱小ヤクザ・目高組の組長だったという驚きの経歴をもつ18歳の高校三年生・星泉(橋本さん)が、親しい友人が巻き込まれたニセモデル詐欺をきっかけに、再び裏社会の抗争に身を投じる。この日は橋本さんのご両親から、お祝いの手紙がサプライズで届き、橋本さんは「こういうの、本当に(事前に)教えてもらえないんですね」と驚きの表情。手紙の代読が終わると、「私が芸能のお仕事をしたいと言ったとき、何の反対もせず、応援してくれたのは両親。この映画への出演が決まったときも、とても喜んでくれた。本当にありがたくて…、言葉が浮かばないですね」と瞳をうるませ、感無量の面持ちだった。舞台挨拶には橋本さんをはじめ、共演する長谷川博己、大野拓朗、宇野祥平、武田鉄矢、前田弘二監督が登壇。出席予定だった安藤政信は、体調不良を理由に欠席した。組の若頭補佐を演じた長谷川さんは、「昔気質のヤクザという、普段とは違う役柄をぜひ演じてみたいと思った」といい、「アクションや男くさい映画もいいですね。『96時間』のリーアム・ニーソンみたいになりたい」と思わぬ宣言も。初共演した橋本さんについては、「新人の女優さんとはいえ、こちらは容赦しちゃいけないなと思った。日々、女優の表情に変わっていく姿を見られた」と話していた。また、橋本さんと同じ福岡出身の武田さんは「あえて橋本環奈と呼び捨てさせてもらいますが、彼女が生まれた街の名前を聞くと、その風景が目に浮かぶほど」と目を細め、「同郷の先輩として、映画、芝居の面白さを伝えたかった。この作品が環奈にとって、女優さんとしての一歩を踏み出す、良きスタートになることを祈っています」と“贈る言葉”を捧げた。『セーラー服と機関銃 -卒業-』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日2016年初めの週末興行収入&動員で“妖怪”を抑えて第1位を記録、世界的にも記録的大ヒットとなっている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。改めてその底力を示した本作で、物語とともに成長していく女性主人公・レイを文字通りの“新星” デイジー・リドリーが好演しているが、彼女をはじめとする若手キャストを本作に大抜擢した理由を、J.J.エイブラムス監督は、「優れた演技力はもちろん、あらゆることに挑戦できる柔軟性を持ち、キャラクターに命を吹き込み、現場で(ほかのキャストと)いい関係を築けるユーモアのセンスや人間性、ハートといった部分が決め手になった」と来日記者会見で明かしていた。そこで今回は、レイ役のデイジーとともに注目度急上昇中、新たなる“伝説”の担い手であり、ルーク役のマーク・ハミルやハン・ソロ役のハリソン・フォードらと同様、これから“伝説”の一部となっていくであろう(否、もうなっている?)男性キャスト陣に注目してみた。■レイやBB-8と出会い、正義に目覚めるフィン:ジョン・ボイエガ一昨年11月、本作待望の初映像(特報)が解禁された際、どこか砂漠の星でストームトルーパーらしき若者がマスクを外し、息を切らす姿に誰もが「???」となったはず。その若者こそ、戦うことに葛藤を覚え、脱走を図るストームトルーパー、フィン。演じているのは、1992年3月17日英国生まれのジョン・ボイエガだ。彼は『アントマン』の脚本を手がけたエドガー・ライト製作総指揮&ジョー・コーニッシュ監督の『アタック・ザ・ブロック』(’11)でエイリアンと戦う不良少年のリーダーを演じて本国でブレイク!ロンドンを舞台にした「24 -TWENTY FOUR-リブ・アナザー・デイ」にも出演した。自前のハン・ソロ人形にハリソンから直接サインをもらってはしゃいだり、来日時には“アキバ”で買い物を楽しんだりと現代っ子の素顔を覗かせつつも、劇中ではレイ役のデイジーとともに新たな運命の嵐に巻き込まれ、壮大な物語を牽引していくフィンを、時に勇ましく、時に軽妙に演じている。次回作は、トム・ハンクス、エマ・ワトソン共演のSF作『The Circle』(原題)と、これまた大きな注目を集めそうだ。■BB-8の持ち主にして名パイロット、ポー・ダメロン:オスカー・アイザックまた、元はFN-2187という“記号”に過ぎなかったフィンの“名づけ親”であり、彼とあっという間に意気投合する“レジスタンス”の名パイロット、ポー・ダメロンを演じるのは、若手というにはもはや忍びない実力派オスカー・アイザック。1980年3月9日生まれ、グアテマラ出身の彼は、コーエン兄弟監督・脚本『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(’13)で歌声も披露し、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。名門ジュリアード学院の出身で、同窓生だったジェシカ・チャステインと夫婦役で初共演した『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』も高い評価を受け、日本でも多くの映画ファンを唸らせている。劇中では、フィンに対しては警戒心むきだしの大人気ドロイド“BB-8”が従順に“なついている”様子が微笑ましく、その名コンビぶりや、宇宙一といわれる名パイロットぶりが「カッコイイ!」と評判。だが、今年は、あの『X-MEN』最新作『X-MEN:Apocalypse』(原題)でなんと悪役のミュータントに!正義を体現する本作との対極の姿は必見だ。■ダース・ベイダーに心酔する仮面の男カイロ・レン:アダム・ドライバー悪役といえば、十字型の赤いライトセーバーを操り、強力なフォースの使い手で、暗黒卿ダース・ベイダーにただならぬ執着を見せるのが、カイロ・レン。演じるのは、1983年11月19日アメリカ生まれ、189cmの長身に個性的な顔立ちのハンサム、アダム・ドライバー。彼もまたジュリアード学院の出身で、かつては海軍に所属していたこともある。『J・エドガー』(’11)で長編映画デビュー後、TVシリーズ「GIRLS/ガールズ」で主人公のちょっぴりヘンな彼氏を演じてブレイク。等身大女子映画『フランシス・ハ』やミア・ワシコウスカ共演『奇跡の2000マイル』に出演し、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』ではポー・ダメロン役のオスカー・アイザックとも共演。第27回東京国際映画祭でも上映された『ハングリー・ハーツ』では、第71回ベネチア国際映画祭「最優秀男優賞」を受賞。演技力はお墨付きだ。2016年は、ベン・スティラー、ナオミ・ワッツ、アマンダ・セイフライド共演『While We’re Young』(原題)ほか、マーティン・スコセッシが遠藤周作の小説「沈黙」を映画化する『Silence』(原題)などが控えている。同作にはアンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン(『エピソード1』のクワイ=ガン・ジン)や、浅野忠信、窪塚洋介、小松菜奈ら話題性に富む日本人キャストが登場しており、注目度大。■さまざまな“顔”を持つ策略家? ハックス将軍:ドーナル・グリーソン一方、悪役ながらカイロ・レンのようにフォースという“武器”は持たず、策略家といった雰囲気の“ファースト・オーダー”のハックス将軍を演じているのは、1983年5月12日生まれのアイルランド俳優ドーナル・グリーソン。『アバウト・タイム愛おしい時間について』の心優しい青年や『ハリー・ポッター』シリーズの勇敢なビル・ウィーズリーなど、さまざまな役柄をこなすその演技派ぶりは、いまや引く手あまた。『不屈の男 アンブロークン』では、ジャック・オコンネル演じる主人公と太平洋を漂流することになる兵士・フィル役で強い印象を残し、目下、賞レースを騒がせているレオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇えりし者』やシアーシャ・ローナン主演『Brooklyn』(原題)にも出演。先日の英国インディペンデント映画賞では『Brooklyn』で「助演男優賞」にノミネートされたが、俳優の実父ブレンダン・グリーソンに同賞を奪われ、代わりにトロフィーを受け取る…というトホホな一面も。また、巨大IT企業のプログラマー役で主演した『EX MACHINA/エクス・マキナ』(原題)は、オスカー・アイザックがまるで別人のような風貌でそのIT企業の社長を怪演、『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが美しくリアルな“人間型AI”を演じており、日本公開が待たれている。『スター・ウォーズ』の役柄とはまた違う、彼らの新たな姿に出会うことは今後の楽しみの1つとなりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2016年01月07日名優ショーン・ペンが肉体改造を行い、初めての本格アクションに挑んだ『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』。このほど、『I am Sam アイ・アム・サム』『ミスティック・リバー』『ミルク』などで圧倒的な演技力でさまざまなキャラクターを演じてきたアカデミー賞俳優が、“こんな姿は見たことない”というほどの激闘アクションで魅せる予告編映像が到着した。アフリカ・コンゴ民主共和国で、鉱山利権に絡む極秘の官僚暗殺作戦に参加した元特殊部隊最強の暗殺者(ガンマン)、ジム。完璧な狙撃でこの任務を遂行した後の彼は、愛する恋人も何もかも捨てて姿を消し、平穏にひっそりと生きていた。だが、それから数年後、ジムは突如として何者かに命を狙われる。暗殺作戦に参加したかつての仲間が次々に殺されていることを知った彼は、自らの過去と罪に向き合い、再び銃を取る――。2度のアカデミー賞「主演男優賞」ほか、世界三大映画祭すべてに受賞歴を持ち、数々の感動を与えてきた名優が、初の本格アクションに挑戦する本作。演技派リーアム・ニーソンをアクション映画に起用した『96時間』のピエール・モレル監督が、再びアクション界に新たなる“渋メン”スターを誕生させた。届いた予告編には、演技派のイメージを脱ぎ捨てた“誰も見たことのない”ショーン・ペンの姿が!本作に備え、撮影開始前から日々トレーニングを行い、徹底的に肉体を鍛え上げたという彼は、筋肉隆々の肉体で怒涛のアクションを披露。激しい戦闘シーンや、銃撃戦、ビル&車の爆発、さらには炎の中での激闘など、最初から最後までノンストップな迫力のあるアクションを展開させていく。さらに、現在55歳のショーン・ペンに加え、「さあ、狩りを始めよう!」と叫ぶ『007 スカイフォール』のハビエル・バルデム、次のボンド候補として度々名前の挙がるイドリス・エルバなど、豪華な“渋メン”共演陣も姿を見せる。また、今回解禁となったビジュアルには、スーツ姿で銃を持ち、睨みを効かせたショーン・ペンをビジュアル全体に配置。炎を上げながら猛スピードで走る車、飛び散るガラスの破片が作品の持つ迫力をアピールし、新たなアクションヒーローの誕生を示している。『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』2016年2月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月30日『ミスティック・リバー』『ミルク』で2度のアカデミー賞「主演男優賞」に輝き、数々の名作においてその圧倒的な演技力で観客に感動を与えてきた名優ショーン・ペンが、初の本格アクションに挑戦!『96時間』のピエール・モレル監督とタッグを組んだ『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』が、2016年2月6日(土)より日本公開されることが決まった。舞台は、アフリカ・コンゴ民主共和国。鉱山利権に絡む極秘の大臣暗殺作戦に参加した元特殊部隊最強の暗殺者(ガンマン)、ジム。だが、完璧な狙撃でこの任務を遂行した後、愛する恋人も何もかも捨てて姿を消し、血塗られた過去を贖うようにひっそりと生きていた。それから数年後、ジムは突如として何者かに命を狙われる。暗殺作戦に参加したかつての仲間が次々に殺されていることを知った彼は、自分を襲った敵が何者なのかを突き止めるため、そして自ら生き残るために、過去と向き合い、再び銃を取る――。これまで数々の名作に出演して2度のオスカー獲得、世界三大映画祭全てで賞を受賞したことのあるショーンが次に選んだのは、元・特殊部隊最強の暗殺者。これまで、『96時間』のリーアム・ニーソン、『ラスト・ミッション』のケヴィン・コスナー、最近では『キングスマン』のコリン・ファースと、オスカー受賞&ノミネートを誇る演技派の“渋い”俳優たちがアクション映画に挑み、ファンを夢中にさせている中、新たなる名優が本作アクション映画史にその名を刻むことになった。本格的なアクションに備え、ショーンは撮影開始前から毎日かかさず数時間にわたり激しいトレーニングを行い、肉体を限界まで鍛え上げた。今回届いた本作の場面写真も、まさに元暗殺者・ジムが、銃を手に自分の命を狙う敵と激戦を始めようとしている瞬間をとらえており、オーバー50とは思えない驚愕の筋肉美が際立つ1枚となっている。そんな彼に海外メディアからは、「アクションヒーローとしての新たなキャリアを築いた」(「Tampa Bay Times」)、「彼は見事にやり遂げた!」(「San Francisco Chronicle」)、「日に焼けた筋肉はまるでシルベスタ・スタローンのようだ!」(「Chicago Sun-Times」)とすでに称賛の嵐だ。メガホンをとったのは、『パリより愛を込めて』『96時間』をメガヒットに導いたピエール・モレル。また、敵役を演じる『007 スカイフォール』のハビエル・バルデム、脇を固める『パシフィック・リム』のイドリス・エルバなど豪華俳優陣も魅力だ。かつてリーアムを起用し、新たな渋メンのアクションヒーローを誕生させたモレル監督が、名優ショーンとタッグを組み、ふたたびアクション界に嵐を巻き起こすことになるのか、ぜひ注目していて。『THE GUNMAN(ザ・ガンマン)』は2016年2月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日