8月11日より公開され、早くも話題沸騰中の『スパイダーマン:ホームカミング』。10代にしてヒーローになったピーター・パーカーの成長物語という側面は、2002年に始まった『スパイダーマン』シリーズから受け継がれている。突然得たスーパーパワーに舞い上がりながら、次第に責任感も身につけていく。そんな歩みを演じた歴代2人の主演俳優のその後の活躍を見れば、『スパイダーマン』シリーズ主演=名優への登竜門という公式が見えてくる。トビー・マグワイア/『スパイダーマン』2002年の『スパイダーマン』でピーターを演じたのはトビー・マグワイア。大作への主演が続く親友レオナルド・ディカプリオに対して、『サイダーハウス・ルール』(’99)やアン・リー監督作(『アイス・ストーム』『楽園をください』)など、インディーズ系の作品で活躍する演技派という印象だった。それだけに、アクション演技もほとんど経験のなかった彼が鍛え上げて変身した姿のインパクトは大きく、北米公開1周目に興収1億ドルという史上初の快挙を達成。高まった期待に応えてみせた。ピーターは高校生だが、2002年の時点でトビーはすでに27歳。かなりの年齢ギャップだが、もともと童顔でもあり、演技力と合わせ技でこれも難なくクリア。さらに彼はシリーズ主演を続けながら、ジョージ・クルーニー監督作『さらば、ベルリン』(’06)などドラマ作品にも出演、主演作『シービスケット』(’03)では製作総指揮も兼任した。『スパイダーマン3』(’07)を以ってシリーズを卒業後、09年の主演作『マイ・ブラザー』でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演男優賞候補に。2014年の主演作『完全なるチェックメイト』然り、スーパーヒーロー役を経験した上で、自らの本分はキャラクターの内面を深く掘り下げる心理描写だと確信したようだ。最近では『スパイダーマン』出演時から始めた映画製作業の方に熱心で、出演作を厳選しすぎなのがファンとしては少々寂しいところ。アンドリュー・ガーフィールド/『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』(’12)『アメイジング・スパイダーマン2』(’14)で後継者となったアンドリュー・ガーフィールドがピーター役に挑戦したのは、トビーよりさらに年上の29歳のとき。彼もまた『大いなる陰謀』(’07)やゴールデングローブ賞助演男優賞候補になった『ソーシャル・ネットワーク』(’10)、『わたしを離さないで』(’10)などドラマ作で注目された若手だった。スパイダーマンを演じた2年間、映画出演は同シリーズに集中したが、ブロードウェイで舞台「セールスマンの死」に出演、俳優として幅広いチャレンジに貪欲な姿勢を見せた。演じる役に対する桁外れの献身でも定評がある。スパイダーマン卒業後の主演作2本『沈黙-サイレンス-』(’16)『ハクソー・リッジ』(’16)はともに重厚なテーマの大作。前者では長期にわたる撮影で役にのめり込みすぎてしまったのか、婚約のうわさもあったエマ・ストーンと破局してしまった…。太平洋戦争の沖縄戦で銃を持たず人命救助に徹した衛生兵を演じた後者では、第89回アカデミー主演男優賞候補に選ばれた。トム・ホランド/『スパイダーマン:ホームカミング』そして三代目となるトムは21歳。彼が演じるピーターは、過去2シリーズの悩める少年像に比べると格段にポップ。作品が「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの1作であることからも、いままでとは違うキャラクターが要求されるが、それに応えるのに必須なのは何をおいても演技力。実年齢が近いことに加えて、先輩2人に勝るとも劣らないキャリアがトムの強みだ。12歳でミュージカル「ビリー・エリオット」主演に抜擢され、映画『インポッシブル』(’12)などに出演。『借りぐらしのアリエッティ』(’11)イギリス版の翔役や、トム・ハーディ主演の『オン・ザ・ハイウェイその夜、86分』など、10代にして声だけの演技でも実績あり。今後も『アベンジャーズ』シリーズのみならず、ベネディクト・カンバーバッチと共演の『The Current War』(原題)など多彩な出演作が待機している。ところで、トビーもアンドリューも、ピーターのガールフレンドを演じた女優たち(キルステン・ダンスト、エマ・ストーン)と交際に発展した過去がある。トムもミシェル役のゼンデイヤと休暇を一緒に過ごしたなどと一部で報じられたが、ゼンデイヤは「もう何年も休暇なんて取ってない」とツイートし、トムが「プレス・ツアーもカウントしてるのかな?」と舌を出した絵文字付きでリプライ。ミレニアル世代のピーター・パーカー役者は、どうやら先輩たちと違って公私はきっちり分ける派らしい。すでにキャラクター像が成立しているアイコニックなヒーローを演じるプレッシャーは計り知れないが、強烈なアンチへの対応も含めて、スパイダーマンという役との出会いは、いい演技を見せるだけでは許してもらえない映画スターとしての覚悟を学ぶ機会にもなるだろう。実力派の若手俳優に大作主演を経験させ、押しも押されぬスターに育て上げるばかりか、スーパーヒーローのイメージに縛りつけず、さらに飛躍させる。そんな役割が“ピーター・パーカー/スパイダーマン”という役にはあるのだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年08月15日レオナルド・ディカプリオが自身の名前の由来でもあるレオナルド・ダ・ヴィンチを演じることになるようだ。「DEADLINE」などのメディアによると、ウォルター・アイザックソン著の「Leonardo da Vinci」(原題)の映画化権をめぐり、パラマウントとユニバーサルが熾烈な争いを繰り広げた結果、パラマウントが映画権を勝ち取ったという。ウォルター著の伝記は2015年にも『スティーブ・ジョブズ』が映画化されており、ダニー・ボイルが監督、マイケル・ファスベンダーが主演している。「Leonardo da Vinci」のプロデュースは、レオの製作会社「Appian Way」より彼自身とジェニファー・ダヴィッソンが中心に立って担当する。レオは主役のダ・ヴィンチも兼任。レオとダ・ヴィンチにはレオが生まれる前から運命的なつながりがあった。レオは2014年に「NPR」とのインタビューでこのように語っている。「両親がハネムーンでフィレンツェの美術館に行ったんだって。僕を身ごもっていた母親がダ・ヴィンチの絵画を見ているときに、僕はすごい勢いでお腹を蹴ったらしいよ。それで父親が何かのサインだと思って僕を“レオナルド”と名付けたんだ」。ウォルター著の原作「Leonardo da Vinci」は10月17日(現地時間)に発売予定。(Hiromi Kaku)
2017年08月14日新感覚エンターテインメントショー『FUERZA BRUTA(フエルサブルータ)』が、遂に今月1日幕を開け、公演前にはレッドカーペットイベントが開催された。【チケット情報はこちら】『FUERZA BRUTA』は、NYでの約10年間に及ぶロングランを始め、世界30の国と地域で500万人以上を魅了している南米アルゼンチン発の新しい“体験型”エンターテインメントショー。ビヨンセやレオナルド・ディカプリオ、ペネロペ・クルスら錚々たるセレブ達も体験し、人気はさらに加速した。世界初演となる今回の最新作は、日本にインスパイアをされて作られており、タイトルの「WA !」には「和風」、「調和」、「平和」、「輪」、「驚きのWA!」と様々な意味が込められている。そんな世界初披露の「WA!」開幕前のレッドカーペットに現れたのは、アンバサダーをつとめる岸谷五朗、大谷亮平、松井愛莉をはじめ、佐藤健、神木隆之介、仲里依紗、テクノポップユニットのPerfume、八木アリサ、三吉彩花、平岡祐太、小関裕太、Aya Satoら今注目の俳優、モデル、アーティスト。フエルサブルータ体験済みの佐藤健は「初めて見たときの衝撃を今でも覚えているので、今日はどのように僕達を驚かせてくれるのかすごく楽しみです」とコメント。その横にいた神木は「僕は全くの初めて。一体何が起こるのか本当に楽しみでドキドキ、ワクワクしてます!だから前情報は入れないで!」と佐藤をチラリと見ながら話した。熱狂の70分が終わると記者会見が行われ、アンバサダーチームである岸谷五朗、大谷亮平、松井愛莉、サンプラザ中野くんが登場。岸谷は、実際にブエノスアイレスに赴き彼らの体を張った厳しい稽古を見守ってきただけに、無事公演が終了したことに感動もひとしお。「凄すぎて真似ができません。日本の舞台装置にはまだない最新の技術やオリジナルの仕掛けが駆使されていますからね。美術にしびれました。和服や刀とかを使う工夫にもグッときた」と大絶賛。大谷は、「気づくと横にパフォーマーの方がいたり、僕も思わず手が伸びて、知らないうちにフエルサ・ブルータに参加していました!」と興奮気味に語った。松井も「観客とキャスト、スタッフの距離がとても近くて、一体感がたまらなかったです」と目をキラキラさせながら、興奮混じりに話した。開幕初日に追加公演の開催が決定。10月1日(日)から12月10日(日)まで。現在先行先着プリセール実施中。受付は8月25日(金)午後11時59分まで。取材・文:ミカマイコ
2017年08月04日ミランダ・カーが、贈られたジュエリーが汚職事件に関わる疑いがあったことから、米政府に返還していたことがわかった。ミランダは2014年に、マレーシアの資産家、ジョー・ロー氏からバレンタインの贈り物として180万ドル相当のハート形ダイヤモンドのネックレスを受け取り、その後も480万ドル相当のピンクダイヤモンドのペンダントと200万ドル相当のイヤリング、ブレスレットが贈られた。このプレゼント購入に、マレーシアの政府系ファンド、ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)の不正流用資金が使われた可能性が高く、ミランダは全てを米政府に返還した。これはロー氏からの贈り物であることから、ミランダ自身に対する不正の追求は一切ないという。スポークスパーソンは「寄贈された宝飾品の引き渡しは、ロサンゼルスにあるカーさんの貴重品保管場所から米政府当局に対して、先週金曜午後に行われました」と発表した。今回の件ではミランダだけではなく、レオナルド・ディカプリオも1,200万ドル相当のピカソやバスキアのアートワークやマーロン・ブランドが所有していたオスカー像といった贈り物を米当局に返還している。これらは2013年の主演作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で関わった映画製作会社「レッド・グラニット・ピクチャーズ」から贈られたものだったが、同社が1MDBの公金横領に関係している疑いが理由だが、同社は不正は行っていないと主張し、米司法省に全面的に協力するとしている。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月29日レオナルド・ディカプリオに似ていることで注目を集め、いまファッション界を賑わす“ネオイケメン”モデル、エリカ・リンダーが女優に初挑戦した映画『アンダー・ハー・マウス』。この度、本作の予告編と場面写真が公開された。心身ともにたくましいダラス(エリカ・リンダー)は、昼間は大工として働き、夜は毎晩のように違う女性と関係を持っては、自分の居場所を探していた。そんなある週末の夜、ネオン輝くバーの片隅でダラスは、ファッション誌の編集者として成功するキャリアウーマンのジャスミン(ナタリー・クリル)と永遠の出会いを果たす。情熱的に絡み合うふたりにとって、お互いの愛を確かめ合うのに時間はかからなかった。しかし、ふたりの蜜月を遮る壁――ジャスミンには結婚を約束した彼氏がいるという、大きな障害があった…。『アウト・オブ・コントロール』(劇場未公開)のエイプリル・マレンが監督を務めた本作。そんな監督を始め、プロデューサー、脚本、カメラマン、照明など全スタッフを女性で揃え、女性の視点を大切に製作。本能のままに愛を求め、戸惑い、傷つきながらも、自分に正直に生きようとする女性たちを、繊細に、かつ官能的に映し出した究極のラブストーリーだ。このほど公開された予告編では、エリカ演じる大工として働くダラスが、ある日仕事現場の近くに住むジャスミンと永遠の出会いを果たし、ダラスの誘いにツレないジャスミンも本能が求める愛を拒むことはできず、決して知ることのなかった真実の愛に溺れていく…。心の内側を見透かしてくるような真っすぐな眼差しを武器に、自信たっぷりな態度で誘惑してくるエリカは、まさにファッション広告から飛び出したような完璧な美しさと、演技初挑戦ながらも自分が探し求めた居場所と愛を手にする喜びと不安を見事に体現。映像では美しく官能的なシーンも盛り込まれ、センセーショナルでスティーミーな予告編へと仕上がっている。『アンダー・ハー・マウス』は10月7日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アンダー・ハー・マウス 2017年10月7日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開(C) 2016, Serendipity Point Films Inc.
2017年06月27日ジェシカ・チャステインが10日(現地時間)、長年交際していた恋人の故郷イタリアで挙式した。「People」によると、40歳のジェシカは5年前から交際している34歳のジャンルカ・パッシ・デ・プレポスロと、イタリア北部のトレヴィソにある彼の実家で結婚式を挙げたという。ジャンルカの家は千年近く続く由緒ある貴族で、かつては伯爵の称号を得ていたという。彼の仕事はファッション関係で、「アルマーニ(ARMANI)」のPRを経て、現在はダウンジャケットで知られるフランスのブランド、「モンクレール(Moncler)」に勤務している。レオナルド・ディカプリオやジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツなどセレブの友人も多い。2013年に交際が報じられた後、ジェシカはインスタグラムなどSNSにジャンルカとの2ショットをアップするなど、オープンな交際を続けていた。ヴェネチア近郊のトレヴィソにあるパッシ・デ・プレポスロ家の別荘で行われた結婚式にはアン・ハサウェイ&アダム・シュルマン夫妻、エミリー・ブラント、そしてジェシカと『ゼロ・ダーク・サーティ』で共演したエドガー・ラミレスが出席した。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月12日6月17日(土)~9月24日(日)の期間中、三菱一号館美術館内のカフェ・バー「Café 1894」に「レオナルド×ミケランジェロ」展タイアップメニューが登場します!展覧会鑑賞後は、タイアップメニューで余韻に浸りませんか?メニューの詳細をご紹介します。宿命の対決!「レオナルド×ミケランジェロ」展タイアップメニューは、6月17日(土)~9月24日(日)の期間中に三菱一号館美術館で開催される「レオナルド×ミケランジェロ」展にちなんだもの。展覧会では“ルネサンスの2大巨匠”と称される2人の希少な素描、油彩画、彫刻、手稿、書簡など約65点が紹介されます。日本初公開作品も含まれ、注目を集めています。展覧会を目で、タイアップメニューを舌で鑑賞しましょう。●ミュージアムカフェ・バー「Café 1894」の空間も楽しんで三菱一号館美術館内のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」は、かつて銀行営業室として利用されていた場所です。1894年(明治27年)の三菱一号館竣工当時に撮影されたといわれる写真、図面、保存部材を参考に忠実に復元。ミュージアムカフェ・バーとして現在によみがえりました。クラシックな内装と高い天井が印象的。優雅な気分でタイアップメニューを堪能してください。タイアップメニューはランチとデザート●ランチ「Pranzo Fiorentino プランツォ・フィオレンティーノ」:1,850円(税抜)メニューに“フィレンツェのランチ”と冠したのは、レオナルドとミケランジェロの故郷がフィレンツェであることにちなんでいます。歴史ある美しい街をイメージした、華やかな内容です。前菜は「スモークサーモンのテリーヌ」。まずはそのまま食べ、次に添えてあるオレンジヨーグルトソースを添えていただきましょう。爽やかな酸味がサーモンとマッチします。メインには「牛のタリアータ」を召し上がれ。“薄く切った”という意味のタリアータは、イタリア定番の肉料理です。絶妙な焼き加減の薄切り牛肉にイタリア野菜、そしてレオナルドとミケランジェロも好物だったというチーズのハーモニーを楽しんで。●デザート「パラゴーネ」:850円(税抜)イタリア語で“対比”という意味の「パラゴーネ」は、ティラミスで右から左に流れる線を表現。鏡文字を使うレオナルドにちなんだデザートです。赤モモのズコットでは、ミケランジェロの彫刻をイメージしています。ズコットは丸いドーム型のケーキで、ルネサンス期にイタリアのトスカーナ地方・フィレンツェで誕生しました。ミケランジェロの彫刻のような立体的なプラムコンポートの盛り付けがおしゃれです。ヨーグルトのソルベで夏らしい爽快感もプラス。1皿にレオナルドとミケランジェロの“対比”が盛り込まれたデザートです。ランチメニューとデザート、ぜひどちらも味わってください。タイアップメニューを楽しみ、2人の巨匠が生きた時代に想いを馳せましょう。メニュー詳細「レオナルド×ミケランジェロ」展タイアップメニュー提供期間:6月17日(土)~9月24日(日)提供店舗:三菱一号館美術館1階ミュージアムカフェ・バー「Café 1894」(東京都千代田区丸の内2-6-2)料金:ランチ「Pranzo Fiorentino プランツォ・フィオレンティーノ」(1,850円・税抜)デザート「パラゴーネ」:(850円・税抜)営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)TEL:03-3212-7156URL:(カフェ公式)(レオナルド×ミケランジェロ展)
2017年06月08日性別を超えた美しさでジェンダーの境界を揺るがす、トップモデルのエリカ・リンダーが待望の映画初主演を果たした『Below Her Mouth』(原題)が、『アンダー・ハー・マウス』として10月7日(土)より日本公開されることが決定。そのビジュアルが解禁となった。ダラス(エリカ・リンダ―)は、昼間は大工として働き、夜は毎晩のように違う女性と関係を持っては、自分の居場所を探していた。そんなある週末の夜。ネオン輝くバーの片隅で、ダラスは、ファッション誌の編集者として成功するキャリアウーマンのジャスミン(ナタリー・クリル)と運命的な出会いを果たす。情熱的に絡み合う2人にとって、お互いの愛を確かめ合うのに、時間はかからなかった。だが、ジャスミンには結婚を約束した彼氏がいて…。2つの人格を持つ記憶喪失のヒロインを描いたスリラー『アウト・オブ・コントロール』(劇場未公開)で注目を集めたエイプリル・マレン監督をはじめ、プロデューサー、脚本、カメラマン、照明など全スタッフを女性で揃え、女性の視点を大切に製作された本作。本能のままに愛を求め、戸惑い、傷つきながらも、自分に正直に生きようとする女性たちを、繊細に、かつ官能的に映し出した究極のラブストーリー。主演を務めるのは、若きレオナルド・ディカプリオに似ていることから注目度と人気が高まり、数多くの世界的ファッション誌で特集が組まれ、2013年にはケイティ・ペリーの「Unconditionally」ミュージックビデオや「トム フォード(TOM FORD)」のキャンペーン・ビデオに登場するなど幅広い分野で活躍するエリカ・リンダー。彼女が映画デビュー作として選んだ本作では、女優初挑戦ながらも、惜しげもなく美しい姿態を披露、挑発的な眼差しで堂々たる演技を見せ、スクリーン上でも圧倒的な存在感を放つ。併せて解禁となった日本版ポスタービジュアルは、愛し合う2人の間にだけ存在する永遠の瞬間をとらえ、2016年のトロント国際映画祭で「本年度、最もセクシーな映画」として大絶賛された、情熱的でセンセーショナルな雰囲気を漂わせる仕上がりに。息が止まるほど激しい恋を体現したエリカの初挑戦に、注目だ。『アンダー・ハー・マウス』は10月7日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月07日爆走鉄道を舞台にアジア各国の精鋭たちとのノンストップアクションを繰り広げる、ジャッキー・チェン主演最新作『レイルロード・タイガー』。この度、本作の日本語吹き替え版の声優キャストが決定。ジャッキーの声は『ベスト・キッド』『ライジング・ドラゴン』などジャッキーの声でお馴染みの石丸博也、ほか前野智昭、高橋広樹らがキャスティングされた。鉄道労働者として働くマー・ユェン(ジャッキー・チェン)は、たびたび運ばれてく日本軍の軍用物資を盗んでいた。彼らは地元民から“レイルロード・タイガース”と呼ばれている。ある日、マー・ユェンは日本軍から追われていた負傷兵ダーグォーを匿う。中国を横断する日本軍の軍用物資輸送を妨害するために、中国軍は橋を爆破する計画を立てていたが失敗。ダーグォーのみが生き残っていた。負傷しているダーグォーは、その任務をマーが率いる“レイルロード・タイガース”に委ねる。しかし、“レイルロード・タイガース”はド素人軍団。爆破計画に日本軍の指揮官ケン・ヤマグチ(池内博之)が気付き、マー・ユェンたちの作戦を阻止しようとする。鉄道に乗り込み橋の 爆破を目指すが、爆破までの計画はノープラン!?キセルや裁ちばさみなど身近な道具を駆使しながら、なんとか日本軍と戦うが、爆破計画を阻止しようとするケン・ヤマグチが不死身のように追いかけてくる。成り行きまかせのノープラン任務、すぐそこまで迫る橋、あるのは勇気と勢いだけ!果たして、彼らは爆破計画を遂行することができるのか…町の職人たちの土壇場ミッションの行方はいかに――!?アジアだけでなく、世界中の映画ファンから愛されるジャッキー。『ポリス・ストーリー/レジェンド』のディン・シェン監督と3本目のタッグとなった本作は、町の職人たちが成り行きで超重大ミッションに巻き込まれてしまう痛快アクションコメディ。ジャッキー率いる“レイルロード・タイガース”のメンバーには、「EXO」の元メンバーのファン・ズータオ、2015年に中国で大ヒットを記録したドラマ「琅邪榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~」で一躍ブレイクを果たしたワン・カイ、ジャッキーの息子で『1911』ぶりの親子共演となるジェイシー・チャン、2015年に台湾でNo.1の興行収入を記録した『私の少女時代-Our Times-』で主演を務めたワン・ダールー。さらに、“レイルロード・タイガース”と敵対する日本人役として池内博之が出演。シェン監督が『イップ・マン 序章』に出演した池内さんを気に入り、本作の出演をオファー。ジャッキーとの1対1のアクションシーンは必見だ。そして、今回発表された吹き替え版の声優陣は、実に豪華な顔ぶれが勢揃い。まず、数多くの作品でジャッキーの吹き替えを務め、ジャッキーといえばこの人とも言える石丸さんが、今回もその抜群の安定感でジャッキーを熱演。また、ジャッキーの仲間であるファン演じるダーハイを、「弱虫ペダル」「不機嫌なモノノケ庵」など数々のアニメに出演し、アンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン』で主役の吹き替えを務めた前野智昭。ワン演じるファン・チュアンを、アニメ「金色のガッシュベル!!」パルコ・フォルゴレ役や、ジェイク・ギレンホールやポール・ウォーカーなどの吹き替えを多く担当する高橋広樹。ジェイシー演じるルイを、ポール・ベタニーやレオナルド・ディカプリオなど多くの海外映画・ドラマの吹き替えを務める加瀬康之。本作にスペシャルゲストで出演しているアンディ・ラウを『桃さんのしあわせ』などでアンディの声を担当した井上和彦(「夏目友人帳」ニャンコ先生/斑役ほか)。さらに近年では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサ大隊長(シャーリーズ・セロン)の声を務めるなど、数々の洋画の吹き替えでお馴染みの本田貴子もジャッキーたちを追い詰める由子役で参加する。『レイルロード・タイガー』は6月16日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月07日ケイシー・アフレックが本年度アカデミー賞主演男優賞に輝いた『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。本作で、ケイシー演じる主人公の甥パトリックを好演し、新人ながら助演男優賞にノミネートされたルーカス・ヘッジズ。マスコミ関係者向けの試写では「あの子は誰?」と話題を呼び、公開後も「ケイシーもすごいけど、パトリック役の子の演技も素晴らしい!」「パトリック役の子が気になって仕方ない」など、日本でも人気急上昇の兆しが見える彼から、20歳とは思えないしっかりとした語り口と、若者らしい茶目っ気を併せ持つ魅力たっぷりのインタビューが到着した。本作は、ボストン郊外で便利屋として暮らしていた主人公リーが、兄の死をきっかけに故郷“マンチェスター・バイ・ザ・シー”へと戻り、16歳の甥パトリックの後見人となることに戸惑いながらも、過去の悲劇と向き合っていくヒューマンドラマ。ルーカスが本作の脚本を初めて読んだのは、高校3年生、17歳のときだったという。「いつもは“誰かの息子”役しか回ってこなかった」と言う彼は、本作に関しては「いままで読んだ中で、最高のティーンエイジャーの役だった。何よりも、すべてのシーンが素晴らしく練られていたよ。いくつか悲惨なほどに気まずい瞬間があるんだ。多くの映画監督はそういった気まずい真実を描くことに尻り込みをしてしまうけれど、ケニー(ケネス・ロナーガン監督)はそういった瞬間を大切にして物語を綴るんだ」と語る。「真実味のある会話を聞き取れる鋭い耳を持った作家は滅多にいない。ケニーはそういった会話に命を与えられる稀有な存在だと思った」と、しっかりとした言葉でその印象を打ち明けた。「5回目のオーディションの後、ケネスと一緒の帰り道、電車の中で直接『参加してもらう』と伝えられた。そのとき、どう感じたかは正確には表現できない。きっと、NBAの選手だったらドラフトに選ばれた! って感じかな。その瞬間から、憧れの役者さんたちとこれから2か月間ずっと一緒に現場にいる自分を想像し始めた。毎日朝起きて、その現場に行けるんだ! ってね。それからあとはもう、喜びのあまり叫んでた」と、その当時を嬉しそうに思い返す姿はまさに現代の若者そのものだ。彼が演じるパトリックは、突然父親を失うものの、友達とともにアイスホッケーやバンドに打ち込む、ごく普通の高校生だ。そんなパトリックと暮らすことで、主人公リーの固く閉ざされた心が少しずつ解かされていく。父は作家・脚本家・監督のピーター・ヘッジス、母も詩人・女優という芸術一家で育ったルーカスは、どのように役との共通点を見出したのだろうか。「僕とパトリックの共通点は、全人類に共通すること――愛だと思う。そして、パトリックと彼の父親の関係は、僕の父親との関係に似ている。僕が思うに、パトリックと彼の父親は親友で、それは僕と僕の父親も同じ。僕は父親と船に乗って釣りには行かなかったけれど、一緒に映画を観たり、キャッチボールをしたりした」と語る。さらに、「この映画から学んだのは、ぼくは“悲しみ”について全く何も知らないということだ」とルーカスは言う。「それぞれのシチュエーションにはそのとき独自の状況があって、そのシーンを演じる唯一の方法は、知識などに縛られずオープンマインドで現場へ行くこと。パトリック自身、悲劇にどう対応したらいいかなんて知らないわけだから、それでいいんだって。かつては、事前に頭の中ですべてを綿密に計算していた。でも実際には、計算は役者として自分がその瞬間に潜む真実を発見することや、何かが起きる可能性を阻んでしまう」と明かす。本作で得た役者としての収穫を語る姿は、すでに頼もしいといえるほど。その一方で、「ケイシーとの共演は初めとてもこわかった」とふり返るルーカス。「映画を観ればわかると思うけど、なかなか近寄り難い役柄だからね。ケイシーは現場ではリーになっていたんだ。リーとパトリックの関係性はケイシーと僕の関係性に反映されていると思う。何せ役者になりたい僕にとって、ケイシーはヒーローで、ケイシーからの愛と承認がほしかったけど、いつももらえるわけではなかった。これはまさにパトリックに起きていることだったんだ」と、自ら鋭く分析。「撮影が終わってはじめて、ケイシーに『お前はすばらしかったよ。ただ撮影中にはそれを伝えられなかったんだ』って言ってもらえたんだ」と語るルーカスは、「彼は僕に、どう自分自身を役に捧げるか教えてくれて、今回とても意義深い経験になった」とも語り、“ヒーロー”との共演からは多くを学んだようだ。そんなケイシーにいい影響を受けながら好演を見せたルーカスは、アカデミー賞助演男優賞に、ジェフ・ブリッジズ、マイケル・シャノン、マハーシャラ・アリ、デヴ・パテールといった大物・実力派と並んでノミネートされるという快挙を果たす。授賞式時20歳。本年度オスカー候補者の中で最年少だった彼は、18歳で初ノミネートされた故リバー・フェニックス(『旅立ちの時』)や、19歳で初ノミネートされたレオナルド・ディカプリオ(父ピーターが原作・脚本の『ギルバート・グレイプ』)に続く新星として注目を浴びた。本作の高評価やアカデミー賞ノミネートを受けて「なんだか自分が2つの世界に生きているみたい」と語るルーカスだが、最も感激だった出来事を聞かれると、「アカデミー賞名誉賞授賞式で、憧れのアンドリュー・ガーフィールドに会えたこと!本当に嬉しかったよ。そしてその直後にエマ・ストーンにも会ったんだ。しかも彼女は『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を観てくれていて、ほめてくれた。立て続けに顔に素晴らしいパンチを2発食らったよ。って実際に殴られたわけじゃないけど(笑)」と、憧れのスターとの出会いを喜びいっぱいに語る姿は実に初々しい。これからは、彼自身も大きな注目を集めるはずだが…?「(注目を浴びることは)僕にとって初めての経験だし、有頂天になってしまったり、将来が不安になってしまったり、迷子になるのは簡単だと思う。でも、僕の仕事は、人間であること。自分自身を大切にして、しっかり地に足をつけて、舞台や映画も挑戦し続けたい。とにかく演じることが大好きなんだ」と、しっかり者らしい答えを返すルーカス。これから挑戦してみたい仕事は、「いままでやったことがないからラブストーリーかな。本当のラブストーリー。でも、その前に自分の人生で本当の愛を見つけないとね(笑)。あとは、ずっとスポーツ映画をやってみたいと思っている。野球好きとして育ったから、本当に特別な若手俳優たちと一緒にスポーツ映画に出られたら最高!」と語るルーカス。映画の中では二股中のプレイボーイだが、実生活では恋人募集中なのかも?今後もさらなる活躍が期待される新星ルーカス・ヘッジズ。まずは、鮮烈で胸打つ演技を本作で確かめてみて。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』はシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マンチェスター・バイ・ザ・シー 2017年5月13日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開(C) 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.
2017年05月21日俳優のレオナルド・ディカプリオ(42)が、モデルのニーナ・アグダル(25)と破局したと報じられている。2016年5月より交際をスタートさせていたディカプリオとニーナは、別々の道を歩んでいくことに決めたというが、これからも友人として付き合っていくようだ。ある関係者は『エンターテイメント・トゥナイト』に対し「2人は最近破局しました。とはいえ、友人として友好的な関係を築いていますよ。まだ連絡を取り合っていますし、親しい関係ではあります。2人にとって別れは自然な成り行きだったようですね」とコメントしている。2016年度のカンヌ映画祭で行動を共にしていたことで交際の噂が浮上した2人は、その数カ月後にカリフォルニア州マリブのビーチでキスをしている姿が目撃されていた。さらに、昨年7月にはニーナの祖母ローナさんがディカプリオとの交際を認める発言をしたことが話題になっていた。(C)BANG Media International
2017年05月20日いままでに、多くの美人モデルと浮名を流してきたレオナルド・ディカプリオが、またしても破局を迎えてしまった。2016年5月、モデルのニーナ・アグダルと初めて一緒にいるところをクラブで目撃されたディカプリオ。25歳のニーナと42歳のディカプリオは17歳も離れた年の差カップルではあったが、以前より結婚願望を明かしていた彼に、ついに未来の妻が出現かと期待されていた。破局までの1年間,、2人はさまざまなことを共有してきた。「People」誌によれば、昨年7月、ディカプリオはニーナを連れて親友トビー・マグワイアらとイビサ島でパーティーを楽しんだ。8月には2人で軽い自動車事故に遭遇。11月には、ディカプリオの母親を含むグループでフランス領ポリネシアで休暇を過ごした。12月にはルーカス・ハースらとカンクンへ。その後も公の場でキスをしたりと臆することなくニーナへの愛情をオープンにしていたディカプリオ。今年2月のアカデミー賞授賞式には、1人で参加したディカプリオだったが、授賞式後のマドンナ主催のパーティーでニーナと合流。関係者はこのパーティーで「2人は最高潮に盛り上がっていた」と破局に驚く。「円満な破局」で、「いまも友だち」だという2人が別れるに至った原因は明かされていない。(Hiromi Kaku)
2017年05月19日レオナルド・ディカプリオが29日(現地時間)、アメリカの首都ワシントンで行われた地球温暖化対策見直しを政権に抗議するデモに参加した。トランプ大統領の就任100日目となった29日、レオナルドは「ピープルズ・クライメート・マーチ(People’s Climate March)」で20万人(主催者発表)の参加者と連邦議会前からホワイトハウスへと行進。「気候変動はリアルだ!」と書かれたプラカードを掲げて歩いた。トランプ大統領は、昨年の選挙戦で地球温暖化はでっち上げだと公言してパリ協定からの離脱を掲げ、大統領就任後はオバマ前政権による温暖化対策撤廃の大統領令に署名。28日(現地時間)に環境保護庁の公式サイトからは気候変動に関するページが削除された。環境保護運動に熱心に取り組み続けているレオナルドは、昨年12月には自ら製作したドキュメンタリー『地球が壊れる前に』を携えて、ニューヨークのトランプ・タワーまで赴き、次期大統領(当時)と娘のイヴァンカと会談もした。それだけに、現政権の地球温暖化対策見直しには声を上げずにいられなかったのだろう。レオナルドはツイッターで、先住民たちのリーダーや抗議団体の人々との記念写真に「気候の公平性のために戦う先住民のリーダーの方々や先住民の方々に加われて光栄です。私と一緒に、彼らと共に立ち上がって下さい」と呼びかけた。行進終了後にはデモの様子の写真を載せて、「今日のクライメート・マーチは、未来へのインスピレーションと希望をもたらしました。私たちはこれからも一緒に、気候の公平性のために戦い続けなければなりません」とツイートしている。(text:Yuki Tominaga)
2017年05月01日『タイタニック』といえば、ローズ(ケイト・ウィンスレット)が船首に立ち、ジャック(レオナルド・ディカプリオ)に支えながら腕を広げて風を浴びるシーンが有名だ。セリーヌ・ディオンが歌った主題歌「My Heart Will Go On」が、2人のロマンティックな雰囲気を盛り上げていたことも思い出されるが、公開から20年を経て、あの名曲が「使われない可能性があった」ことがわかった。25日(現地時間)に発売された、ハリウッド・スタジオ初の女性社長シェリー・ランシングの伝記本「Leading Lady」で明らかにされている。1992年に「パラマウント・ピクチャーズ」の社長に就任し、『タイタニック』の製作にも携わっていたシェリー。「My Heart Will Go On」に「ちょっと古くさい」という印象を抱いた彼女は、ジェームズ・キャメロン監督にそう伝えると「何を言っているんだよ、シェリー!この曲は最高じゃないか!」と完全否定されてしまったという。そのとき、もしキャメロン監督がシェリーの意見に少しでも耳を傾けていれば、『タイタニック』の主題歌は別の曲に…。現在とは全く異なるイメージの『タイタニック』が出来上がっていただろう。「My Heart Will Go On」はアカデミー歌曲賞、ゴールデングローブ歌曲賞、グラミー賞などを総なめにし、いまでもセリーヌ・ディオンの代表曲の1つとして人気を誇っている。(Hiromi Kaku)
2017年04月25日双子を妊娠したことでヘッドライナーを降板したビヨンセに代わり、先週末、レディー・ガガがコーチェラ・フェスティバルに降臨。ガガは90分間、計20曲のパフォーマンス中に、「次の曲を歌うのをとても楽しみにしてたの。長い間、秘密にしてたけど、すでにレコーディングも済んでいる新曲よ!」とアナウンスし、新曲「The Cure」を披露した。「The Cure」はパフォーマンス後の夜、iTunesで発売開始となっている。コーチェラ・フェスでは錚々たるアーティストのパフォーマンスのほか、さまざまなパーティーが開催される。「People」誌によれば、リテーラーの「REVOLVE」が主催、シャンパンの「モエ・エ・シャンドン」がスポンサーを務めたパーティーにはケイティ・ペリーと破局してシングルになったばかりのオーランド・ブルームの姿が。しかし、オーリーは女子セレブに声を掛けることはなく、プールのそばでレオナルド・ディカプリオ&トビー・マグワイアコンビと「アイス・アンペリアル」を飲みながらくつろいでいたとのこと。「Republic Records」のパーティーには、所属アーティストのジョー・ジョナス&彼女のソフィー・ターナーが一緒にやってきたそうだ。エマ・ロバーツ、スコット・イーストウッド、アシュレイ・ティスデイル、ニーナ・ドブレフなどの若手スターらが参加し、セレブに大人気の「UMAMI BURGER」のハンバーガーなどがふる舞われたという。今週末には第2週目のコーチェラ・フェスが開催される。(Hiromi Kaku)
2017年04月17日東京都千代田区にある三菱一号館美術館で「レオナルド×ミケランジェロ展」が開催されます。期間は、2017年6月17日(土)〜9月24日(日)まで。ルネッサンスに活躍した天才芸術家2人、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロ・ブオナローティの素描、油彩画、手稿、書簡など、約65点が展示されます。「宿命のライバル」とも言われた2人の作品を見比べる絶好の機会です。アートファンの方は必見ですよ。レオナルド・ダ・ヴィンチ《少女の頭部/<岩窟の聖母>の天使のための習作》1483-85 年頃 トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Reale「レオナルド×ミケランジェロ展」とは?15世紀イタリアで画家として才能を発揮し、建築、科学、解剖学の分野にまで関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチと、10代から頭角を現し「神のごとき」と称された世紀の天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。2017年6月17日(土)からスタートする「レオナルド×ミケランジェロ展」は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、全ての創造の源である素描 (ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会です。レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく《レダと白鳥》 1505-10 年頃ウフィツィ美術館蔵©Firenze, Gallerie degli Uffizi, Gabinetto fotografico delle Gallerie degli Uffiziまた、素描のほかにも、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティが所蔵する油彩画、手稿、書簡など、約65点が一堂に集結します。加えて、2人の「最も美しい」素描とされる、レオナルド作《少女の肖像/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉のための頭部習作》も、この特別展のために揃って来日。イタリア・ルネッサンスを代表する2人の巨匠の作品を間近で鑑賞できる貴重な機会です。●「宿命のライバル」!ダ・ヴィンチとミケランジェロミケランジェロ・ブオナローティ 《背を向けた男性裸体像》1504-05 年カーサ・ブオナローティ蔵©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarrotiイタリア・ルネッサンス期に活躍した2人の天才、レオナルドとミケランジェロ。レオナルドが25歳上ですが、レオナルドとミケランジェロは「宿命のライバル」と言われており、興味深いエピソードが伝えられています。中でも最も知られるエピソードとして挙げられるのが、フィレンツェにあるヴェッキオ宮殿のエピソード。ヴェッキオ宮殿の大会議室で《アンギアーリの戦い》の壁画制作を1503年に執政官から依頼されたレオナルド は、フィレンツェ市民からの期待を背負っていました。数か月後にミケランジェロも、同会議室の隣り合った壁に《力ッシナの戦い》を描くよう依頼され、製作に着手します。その後、レオナルドは彩色を始めてから製作を中止、一方のミケランジェロも下絵の完成後に放棄してしまいます。実現していれば、人々の注目を大いに集めたことでしょう。2人の天才の素描が勢揃い!「最も美しい」とされる素描2つにも注目フランチェスコ・ブリーナ(帰属)《レダと白鳥(失われたミケランジェロ作品に基づく)》1575 年頃 カーサ・ブオナローティ蔵©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarrotiレオナルド、ミケランジェロの弟子や追随者にとって、学ぶべき対象、お手本として扱われたのが絵画、彫刻、そして素描。両者とも、素描、素描を模写することが芸術家にとって、いかに重要であるかを弟子たちに繰り返し説いていたと伝えられています。また、ルネサンス期では、「(自然)を母として、(素描)を父とすると、(建築)(彫刻)(絵画)の3姉妹がいる」という関係が強調されており、自然に則ってデッサンすることは、各芸術の基本中の基本であり、決して軽んじることの出来ない大事なものと位置づけられていました。それだけでなく、素描そのものが作品としての価値を持つほど重要な価値を持っていたと言われています。本展では、そんな芸術家の力量を示す上で最も重要且つ、全ての創造の源である素描(ディゼーニョ)で2人を対比。「最も美しい」とされる素描、レオナルド作《少女の肖像/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉のための頭部習作》にも注目です。●レオナルド作《少女の肖像/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》レオナルド・ダ・ヴィンチ《少女の頭部/<岩窟の聖母>の天使のための習作》1483-85 年頃トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Reale左利きのレオナルドは左上から右下へのハッチングが特徴的で、斜線の重なりによって濃淡が作られ、陰影が生まれています。左眼の上瞼、目元、左頬、ほうれい線、鼻梁、左頬、口元といったところに鉛白によるハイライトが施されており、光が当たってることを意味しています。●ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉のための頭部習作》ミケランジェロ・ブオナローティ《<レダと白鳥>の頭部のための習作》1530 年頃カーサ・ブオナローティ蔵©Associazione Culturale Metamorfosi and FondazioneCasa Buonarroti本作は、ミケランジェロの素描としては最も知られている1点で、モデルは弟子のアントニオ・ミーニという男性と考えられています。右利きであるミケランジェロは、クロスノッチングと呼ばれる、斜線を交差させる技法を使用しています。頭部をよく観察すると、それによって立体感を出し、あたかも「削り取るように」素描を描いています。また、本作では赤チョークが用いられており、濃淡によって凹凸を巧みに表現されています。「レダと白鳥」の模倣作品に見る2人の対比「レダと白鳥」は、スパルタ王テュンダレオースの妻であるレダを、白鳥に化けたゼウスが誘惑したというギリシャ神話の中のエピソード。彫刻や絵画などにおける題材として頻繁に用いられたことでも知られています。レオナルド、ミケランジェロの両者ともに、絵画となっていながらも、現在は失われてしまった「レダと白鳥」。本展では、追随者による2つの模倣作品を通して、オリジナルの姿を明らかにし、比較していきます。●ミケランジェロに基づく《レダと白鳥》フランチェスコ・ブリーナ(帰属)《レダと白鳥(失われたミケランジェロ作品に基づく)》1575 年頃 カーサ・ブオナローティ蔵©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarrotiミケランジェロの失われたオリジナル作品はフェッラーラ公アルフォンソ・デステから依頼されたもの。自身の作品であるジュリアーノ・デ・メディチの墓碑に置かれた《夜》の寓意像の彫刻作品を思わせる、うつむいた女性の優美な横顔が印象的に描かれ、柔らかな雰囲気の中でレダと白鳥が向かい合っています。オリジナル作品は、ミケランジェロの弟子・ミーニの手によりフランスへ渡りましたが、17世紀半ばに焼却。本作はオリジナルの下絵に基づき、後代の画家・ブリーナにより制作されました。●レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく《レダと白鳥》レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく《レダと白鳥》 1505-10 年頃ウフィツィ美術館蔵©Firenze, Gallerie degli Uffizi, Gabinetto fotografico delle Gallerie degli Uffiziミケランジェロの作品と比べて男性性の強調された白鳥が印象的なレオナルドの《レダと白鳥》。画面左下には「レダには、2 組の双子が卵から生まれた」とするギリシア神話に基づき、大きな卵から生まれたばかりの二組の双子が描かれています。本作は、レオナルドの弟子の中でも筆頭としてあげられるメルツィの作品の可能性もあり、レオナルドが生きた時代に描かれたものと考えられています。左手に花を持つレダのポーズ、子どもに目を落とす様子はレオナルドが本来描いた構図とほぼ同じものとして現在はフイレンツェのウフィツィ美術館が所蔵しています。そのほかの注目作品をピックアップ!素描を中心に、油彩画、手稿、書簡など、約65点が展示される「レオナルド×ミケランジェロ展」。その中でも特に注目の作品をご紹介します。「万能人」と呼ばれた画家・レオナルドと、「神のごとき」と称された世紀の天才彫刻家・ミケランジェロ。2人の作品をじっくり見比べてみましょう。●ミケランジェロの3作品をご紹介●《背を向けた男性裸婦像》ミケランジェロ・ブオナローティ 《背を向けた男性裸体像》1504-05 年カーサ・ブオナローティ蔵©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti本作は、フィレンツェ共和国のピエロ・ソデリーニがミケランジェロに発注したヴェッキオ宮殿の壁画《力ッシナの戦い》のために描かれた習作です。伸び上がるような姿勢の男性の背面には、筋肉の付き方が事細かに描かれており、彫刻家・ミケランジェロの捉え方がうかがえます。レオナルドの《アンギアーリの戦い》の競作としても知られる作品で、ミケランジェロは下描きが終了した時点で、ユリウス2世によってローマに呼び戻されたため、《力ッシナの戦い》は未完に終わりました。●《河神》の習作ミケランジェロ・ブオナローティ《河神》 1525 年頃カーサ・ブオナローティ蔵©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti蝋で制作された彫刻の習作で、主題はイエス・キリストと共に十字架に架けられた盗人であるとされてきましたが、現在はギリシア神話の河の神と言われています。この仮説は、カーサ・ブオナローティが所蔵するより大きな《河神》の作品と比較しても根拠があります。本作は、メディチ家礼拝堂のために作られ、場所を示す役割を与えられる予定でしたが実現しませんでした。なお、このような彫刻モデルは、石材切り出しの職人に手渡され、彫刻の寸法の目安として使用され、鉱山までの輸送に耐える素材で制作されました。●《イサクの犠牲》のための習作ミケランジェロ・ブオナローティ《イサクの犠牲》1535 年頃 カーサ・ブオナローティ蔵©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarrotiこちらの作品は、彫刻レリーフのための素描です。息子イサクに手をかけようとするアブラハムに対し、天使が止めに入っていくシーンを描いています。アブラハムと天使の距離が非常に近いことが本主題を扱う上でのミケランジェロの最大の特徴といえるでしょう。また、イサクの左膝の位置は未決定のためか、複数の膝が動くように描かれています。●レオナルドの3作品+1●《髭のある男性頭部(チェーザレ・ボルジャ?)》レオナルド・ダ・ヴィンチ《髭のある男性頭部(チェーザレ・ボルジャ?)》1502 年頃トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Reale軍人チェーザレ・ボルジャの肖像といわれていますが、確実な証拠はありません。同一の肖像を異なる角度から捉えて3つの像を描いた本作品は、他視点性により絵画や素描も「彫刻の様な立体性」に劣らず表現ができるというレオナルドによる表明でもあると考えられています。また、ヴァザーリによれば、ジョルジョーネの作品(現在は消失)にもモデルと鏡面を描いて異なる角度から同一のモデルを描く作品が制作されており、絵画の他視点性が強調されています。 ●《大鎌を装備した戦車のニつの案》レオナルド・ダ・ヴィンチ《大鎌を装備した戦車の二つの案》1485 年頃トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Realeレオナルドもミケランジェロも技師として仕事を依頼されることが多く、戦争の多い時代にはむしろそちらが本業であることもありました。本作はレオナルドが考案した兵器ですが実現しませんでした。ここでは馬車で大鎌を回転させ敵兵をなぎ倒していく様子が描かれています。 ●《老人の頭部》レオナルド・ダ・ヴィンチあるいはチェーザレ・ダ・セスト《老人の頭部》1510 年頃/1515 年頃トリノ王立図書館蔵 ©Torino, Biblioteca Reale画家・レオナルドは正面から肖像を捉え、人物の顔を正確に織密に描写する上で、その人の内面をもきちんと捉えることを意識していました。当時、観相学と呼ばれる性格と外見の呼応に目を向ける学問が流行しており、本作においても、口元を固く結ぶ老人からは頑固な性格を思わせます。また、赤い地塗りが施された紙に赤いチョークを用いて描かれているのも特徴です。●《美しき姫君》にまつわることレオナルド・ダ・ヴィンチ(帰属)《美しき姫君 (ビアンカ・スフォルツァ?)》1495 年頃 個人蔵ビアンカ・スフォルツァというスフォルツァ家の子女を描いたとされる《美しき姫君》。近年において作品に残された掌紋からレオナルド作ではないかという議論が起こりました。髪留めや服飾を含めた肖像の正確な描写と左利きを思わせるハッチング、ペン、インク、赤チョーク、黒チョーク、鉛白といった画材、羊皮紙という媒体に関するレオナルドの知識などから真作とする説がありながら、同時代の作家による作とする説、19世紀の模倣者による精妙な贋作とする説まで諸説に分かれています。 イベント詳細名称:レオナルド×ミケランジェロ展会場:三菱一号館美術館住所:東京都千代田区丸の内 2-6-2会期: 2017年6月17日(土)〜9月24日(日)開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜休館(但し、祝日は開館)公式サイト:
2017年04月09日「レオナルド×ミケランジェロ展」が三菱一号館美術館で開催される。期間は2017年6月17日(土)から9月24日(日)まで。ルネサンスの巨匠、レオナルドとミケランジェロ15世紀イタリアで画家として才能を発揮し、建築、科学、解剖学の分野にまで関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。一方で、10代から頭角を現し「神のごとき」と称された世紀の天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。彼らが生きたのは、古代ギリシア・ローマの古典文芸復興を目指す運動としてイタリアで開花したルネサンス。「自然」をあるがままに再現するため、解剖学に基づいた人体の把握、遠近法に則った奥行きや立体感、陰影法に忠実な表現といった基本的な規則が順守されていた時代だ。また、この頃は「自然を母とし、素描を父とすると、建築、彫刻、絵画の三姉妹がいる」という関係が強調されていた。自然に則してデッサンすることは各芸術の基本中の基本であり、決して軽んじることはできないもの。そして2人は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされる、その素描に秀でていたと言われる。本展は、2人の天才を対比させる日本初の展覧会。稀少な素描はもちろんのこと、油彩画、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心に、日本初公開を含むおよそ65点を紹介する。彼らの作品を見比べられる貴重な機会、まずは本記事で予習して足を運んでみてはいかがだろう。斜線の重なりによって濃淡を表すレオナルド左利きのレオナルドは左上から右下へのハッチングが特徴的で、作品をよく見てみると、斜線の重なりによって濃淡が作られている。目玉作品のひとつ《少女の頭部/<岩窟の聖母>の天使のための習作》を観察してみると、左眼の上瞼、目元、左頬、ほうれい線、口元などに鉛白によるハイライトが施されているとわかるだろう。彼の絵画のもう一つの特徴が、性格と外見の呼応に目を向ける学問「観相学」に基づいた表現。《老人の頭部》はその逸作といえる。緻密に描写された口元を硬く結ぶ老人からは、彼の頑固さが浮かび上がってくる。また、《髭のある男性頭部(チェーザレ・ボルシャ?)》は同一のモデルを異なる3方向から描いた作品で、彼の絵画の他視点性が強調された作品とも考えられる。クロスハッチングで描くミケランジェロレオナルドとは対照的に、右利きのミケランジェロ。彼はクロスハッチングという斜線を交差させる描き方をしていた。《<レダと白鳥>の頭部のための習作》は、彼の素描としては最も知られている作品である。その手法は同作からも読み取ることができ、さらに赤チョークの濃淡によって、凹凸をより巧みに表現していることが分かる。素描から見ても絵画の分野で才能を光らせていた彼だが、自身は「自分は画家ではない」「私は彫刻家」と述べている。とは言うものの、決して絵画を劣ったものとみているわけではない。当時行われていた比較芸術論争に対して、「画家は絵画よりも彫刻をおろそかにしてはいけないし、彫刻家は彫刻よりも絵画をおろそかにしてはいけない」という言葉も残している。本展でも、絵画・彫刻ともに彼の秀作が揃う。特に、絵画では《背を向けた男性裸体像》《イサクの犠牲》のための習作などがあげられる。加えて、彫刻では注目作として《河神》が展示される。主題はイエス・キリストと共に十字架にかけられた盗人とされてきたが、現在はギリシア神話の河の神とされている作品だ。開催概要「レオナルド×ミケランジェロ展」会期:2017年6月17日(土)〜2017年9月24日(日)会場:三菱一号館美術館住所:東京都千代田区丸の内2-6-2時間:10:00〜18:00(最終入場時間 17:30)※祝日・振替休日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで(最終入場時間19:30)※臨時の時間変更の場合あり休館日:月曜日※但し、祝日・振替休日の場合は開館観覧料:・当日:一般 1,700円、高校・大学生 1,000円、小・中学生 500円・前売券:一般 1,500円 (2/4~発売中)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年04月08日1993年製作『ギルバート・グレイプ』でジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオ演じる兄弟の母親役を演じたダーレン・ケイツが亡くなった。69歳だった。ダーレンの姉妹シェリがFacebookで「予期せぬ死だった」と明かしている。「People」誌によると、ダーレンは『ギルバート・グレイプ』の原作の著者で同映画の脚本も担当したピーター・ヘッジスによって見い出された。トーク番組の「Too Heavy to Leave Their House」(太り過ぎて家を出ることができない)というテーマの回に出演し、肥満との闘いを語るダーレンを見て、『ギルバート・グレイプ』のボニー・グレイプ役にキャスティングしたという。この映画は19歳だったディカプリオに初のアカデミー賞ノミネートをもたらした記念すべき作品。母親役を演じたダーレンの訃報を聞いた彼はFacebookで「彼女はいままで一緒に働いてきて誇りに思える、母親役でもっとも優れた人だった」と称え、彼女と家族を気遣うメッセージを送っている。ダーレンはここ数年で約113キロ減量し、今年は映画『Billboard』(原題)にも出演。「IMDb」のステータスでは「ポストプロダクション」(撮影後)となっているため、これが遺作となる可能性が高い。(Hiromi Kaku)
2017年03月29日監督・主演を務めた『アルゴ』がアカデミー賞作品賞ほか3部門に輝いたベン・アフレック。彼の最新監督・脚本・主演作『夜に生きる』から、ベンやエル・ファニングら出演者たちの熱意が伝わるエピソードとともにメイキング写真が解禁となった。本作は、“ポスト クリント・イーストウッド”としてキャリアを重ねるベンが『アルゴ』以来、5年ぶりに監督・主演をつとめただけでなく、脚本にも自ら関わった入魂の1作。製作にはオスカー俳優のレオナルド・ディカプリオも名を連ねており、ベンの長編初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』以来となるデニス・ルヘイン原作で、エドガー賞(MWA賞)最優秀長編賞を受賞した同名小説を基にする。ベンは、厳格な家庭に育ちながらもギャングの世界に足を踏み入れる男・ジョーを、スリリングかつ緊迫感あふれる演技で熱演。監督として、豪華キャストたちをまとめあげている。このたび到着したメイキング写真は、魅力的な美女グラシエラを演じたゾーイ・サルダナや、ジョーと恋に落ちるギャングの愛人エマ役のシエナ・ミラーといった実力派女優たちと演出の相談をしている様子や、ジョーの良き相棒・ディオン役を務めたクリス・メッシーナと熱心にカメラチェック行っている場面など、制作現場の熱意が伝わる写真ばかり。それぞれの表情からも、本作の制作に一丸となっている様子が伝わってくる。シエナは「この映画に出演できるなんて、夢が実現したようなもの。でも、私にとってもっと重要だったのは、ベンが脚本を書き、主演し、監督することでした。彼のこれまでの作品を観てきて、この映画に参加できて、こんなに極上の役を演じられるなら、何もかも投げ打っても構わないとさえ思ったの」と語り、ベンとのタッグを熱望したことを明かす。また、『アルゴ』で共演しているクリスも「ベンが監督する映画で彼や他のキャストと共演できるとくればね、迷うはずがありません」と即決で出演を快諾したと語る。さらに、17歳で参加したエルにとっては刺激的な現場となった様子で、力を十二分に発揮することができたという。「ベンはもう最高!みんなが彼を尊敬していて。彼のほうも俳優たちをとても信頼してます。私もベンを心から信頼できました。彼が作ってくれる環境がいいので、みんなが創造性を存分に発揮できました」と絶賛を贈っており、ベンから学んだことは多かったようだ。一方、ベンにとっても、本作は特別な思い入れがあったようで、「映画製作者として、これは、1930年代から70年代にかけて作られたワーナー・ブラザースのギャング映画にオマージュを捧げる素晴らしいチャンスでした。私はそうした映画を観て育ってきました。そういう映画には壮大で無秩序な感覚があり、それが観る者を違う世界、違う時代に連れて行ってくれるのです」と、情熱を傾けたプロジェクトだったと明かしている。監督、俳優陣が心から信頼し合い、楽しみながら良い作品にしようと尽力された本作。濃密かつ重厚なストーリーと、役者陣の名演に期待していて。『夜に生きる』は5月20日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月26日英国のラグジュアリーファッションブランド、ベルスタッフ(BELSTAFF)が首都圏初の旗艦店を2017年4月20日(木)よりギンザ シックスにオープンする。ベルスタッフは1924年に創業し、スティーブ・マックイーンやレオナルド・ディカプリオ、トム・クルーズなど多くのハリウッドスターが映画の中で着用したことでも知られるイギリスのラグジュアリーファッションブランドだ。首都圏初の旗艦店となるベルスタッフ銀座ストアでは、メンズ・ウィメンズウェア、シューズ、バッグ、サングラスなどのアクセサリー類まで総合的に展開される。店舗の内装は、ロンドン本店の格式あるデザインをベースに、曲線を抑えた直線的な造形のインテリアを多く採用した、伝統的ながらモダンなデザインだ。入口中央にはクラシックバイクを改造したバイク型テーブルを配置し、ブランドのDNAの一つであるモーターサイクルの要素を演出している。オープンを記念して、ベルスタッフ銀座ストア限定アイテムが登場。メンズ・ウィメンズで異なる限定デザインのレザージャケットだ。また、日本の温暖な気候にフィットするように開発された日本限定商品「ギンザ・カプセル」が、全国のベルスタッフストアにて発売される。独自のカラーパレットで彩ったTシャツや、ペイズリー柄のシャツ、スタンドカラーシャツなど、メンズ・ウィメンズ合わせて14型が揃う。【詳細】ベルスタッフ銀座ストアオープン日:2017年4月20日(木)場所:ギンザ シックス 3F住所:東京都中央区銀座6丁目10番1号■オープン記念限定商品・レザージャケット 225,000円■日本限定商品「ギンザ・カプセル」一例<メンズ>・Tシャツ 18,500円・シャツ(ペイズリー柄) 36,500円<ウィメンズ>・Tシャツ 22,000円・シャツ(ペイズリー柄) 40,500円【問い合わせ先】ベルスタッフ・ジャパン カスタマーサービスTEL:03-5537-8214
2017年03月17日今年のはじめ、"占いって信じる?" という話題になったROBE編集部。懐疑的な回答をするメンズをよそに、信じるか否かを棚に上げても誰かの予感に敏感になってしまうのが、レディの性。そんな今回は、ウディ・アレンがおくる、断固迷信を信じなかった捻くれたマジシャンと、よもや全知全能かと疑いたくなるほど有能でチャーミングな占い師との、とびきり軽妙な恋愛賛歌!の映画をピックアップ。巧妙にしかけられた "魔法 vs トリック" ?物語は、東洋人の格好に扮し人気を誇る捻くれ者のマジシャン、スタンリー(コリン・ファース)がはるばるやってきた南仏で繰り広げられる。というのも、幼馴染から、「資産家の婚約者をたぶらかす占い師ソフィ(エマ・ストーン)の嘘を暴いてほしい」という依頼に応えるため。しかしソフィは、見た目も美しく、婚約者や双方の家族にも愛され、ちょっと不思議ちゃんではあるもののその天真爛漫さに誰もが好いてしまうような魅力的な女性だったのだ。スタンリーはソフィを疑ってかかるも、逆にソフィは、スタンリーがふだんは中国人奇術師に扮し世界を股にかける “東洋の魔術師” であることもいとも簡単に見破ってしまうのだった。"魔法VSトリック" 勃発?と思いきや、なんと捻くれ者のスタンリーですら、あれよあれよという間にソフィに惹かれてしまう!だけれどそこで “はい、ハッピーエンディング!” といかせないのはウディ・アレンだからこそ。二転三転しながら、どこまでも小粋なエンディングへと誘われる過程をまえに、声を大にして言いたいです。見届けてください、と。どこを切り取っても美しい南仏を切り取るスタッフワークもうひとつの見所は、なんといってもその "美しさ" に尽きる。美しい演者はもちろん、彩り豊かな映像美が終始物語を引き込み続けてくれるのだ。調べてみたらそれもそのはず、〈マリー・アントワネット(’06)〉や〈プラダを着た悪魔(‘06)〉のアン・ヘイベルを美術に迎え、衣装は同監督の〈それでも恋するバルセロナ(‘08)〉や〈ミッドナイト・イン・パリ(‘11)〉でおなじみのソニア・グランデ! 殊に衣装については、20sの本物のセカンドメイドを世界中で探し回ったという徹底ぶり。エマ・ストーン演じるソフィーのコケティッシュな魅力に十二分に貢献している。また、前作〈ミッドナイト・イン・パリ〉に次ぎ南仏が舞台の今作、物語の設定も図ってか同じ1920年代である。20年代の時点ですでにバカンス地だった南仏は、当時フィッツ・ジェラルドが別荘で−––近年レオナルド・ディカプリオ主演で映像化されたことも記憶に新しい−––〈華麗なるギャッツビー〉を執筆していたことも特筆しておきたい。ウディ・アレンのことだから、1から10まで計算の上だとしても驚くことはありません。だって、わたしたちは仕組まれているかもしれないこれらのマリアージュに “魔法とトリック” の狭間へと身を委ねるだけでよいのですから。あいにく、恋愛は往々にして予定調和とは無縁なもの。目の敵にされていたはずなのに、憎まれ口ばかりたたいていたはずなのに、そんな相手にある日突然惹かれているなんてことも日常茶飯事。幾らそんなはずじゃないと自問自答してみたところで、恋には落ちていってしまうのは世の常そして、人の常。Magic in the moonlight−––月下のマジックにて、ウディ・アレンの分身かの如き諧謔もてあそぶ登場人物たちと、スタッフの織りなす “美しさ” に、肩の力をぬいて委ねてみては?たとえいまこの瞬間に恋をしてなくても、もしかしたらある日突然憎き “あの人” へ「落ちる」魔法にかかるためかもしれないんだから。って、なんだか恋占いのような締めみたい?『 Magic In The Moonlight / マジックインムーンライト 』監督・脚本:ウディ・アレンキャスト:コリン・ファース、エマ・ストーンほかこんな時に観たい:目の保養がほしい時過去のコラムを覗いてみよう【洒脱なレディ論】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2017年03月01日冬のニューヨークを舞台に、ウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンら、アカデミー賞受賞&ノミネート俳優が結集した『素晴らしきかな、人生』。2月25日(土)に迫った公開を前に、ウィル演じる人生“ドン底”の主人公ハワードを支えつつも、女性として生き方に焦りを感じているクレア役を務めたケイトの単独インタビュー動画が解禁となった。ウィル演じる主人公ハワードは、最愛の娘を失ったことで人生の“ドン底”に落ちる。それまでニューヨークの広告代理店の代表としてカリスマ広告マンだった彼は、会社のことも自分の人生のことも考えられず、心を閉ざして生きるように。そんなハワードを助けようと奔走するのは、広告代理店の共同経営者のホイット(エドワード・ノートン)、顧問のサイモン(マイケル・ペーニャ)、そしてケイト・ウィンスレット演じる顧客担当重役のクレア。3人は、ハワードのビジネスパートナーであり、若いころから一緒に成長してきた友人でもあった。なかでも、クレアは根っからの世話好きで、ハワードのことを誰よりも心配し、毎晩のように彼の家に訪れては、開くことがないドアの外に夕食を届けている。そんな友だち思いのクレアは、昨年のアカデミー賞で悲願の主演男優賞を獲得したレオナルド・ディカプリオをひしっと抱きしめたケイト自身とも通じるものが…。今回届いた映像でケイトは、本作に対する想いや、クリスマスを再現した撮影、観る者を温かな感動で包み込む本作のメッセージについて語っている。劇中、クレアたちは“ドン底”のハワードを元気づけるために一計を案ずる。ハワードが信じられなくなった「愛」「時間」「死」に宛てた手紙に対するメッセンジャーとして、3人の舞台俳優たち(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン、ジェイコブ・ラティモア)に演技を依頼するのだ。ハワードの前に突然現れた「愛」「時間」「死」を演じる俳優たちと語り合うことで、ハワードは少しずつ人生を取り戻していく。脚本を読んだケイトは、「“愛”や“時間”や“死”は誰しもがいつかは抱える普遍的なテーマだけど、脚本はこのような抽象的な概念を見事な形で描いていて心が揺さぶられたわ。人の言うことに耳を傾ければ、学びを得られるということを表現している」と語る。彼女が演じるクレアは、これまですべてのエネルギーと意欲を会社と仕事に注いできたキャリウーマン。しかし心の中では、40歳を目前にして自分の子を産みたいと思い、“時間”と闘っている。そして実は、ホイットもサイモンも、それぞれに悩みを抱えていた。「クリスマスは多くの人にとってエモーショナルな季節。もがき苦しむ人の奥底にある気持ちを理解するために“クリスマス“という季節は重要だったの」と、ケイトは明かしている。また、注目すべきは、そんな誰しもが人生のどこかで経験してきた悲しみや苦しみを描いた本作について、ケイトが語る言葉。「そのような経験を経てきている人は、それは決して消え失せるものではないということを知っている。むしろその悲しみといかに共存していくかを学んでいく。映画はこのことを繊細に描いている。感情を揺さぶる映画ではあるけれど、取り乱すのではなく、温かい気持ちになれる」とケイトは言う。悲しみを乗り越えてきた人たち、あるいは、いまなお悲しみの中にいる人たちの気持ちに、そっと寄り添うケイト。本作が観る者を優しく包み込み、人生を輝かせてくれる“贈り物”のようなヒントにあふれていることを語っている。『素晴らしきかな、人生』は2月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:素晴らしきかな、人生 2017年2月25日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC
2017年02月22日名だたるハリウッド俳優のコーチングを担当するイヴァナ・チャバック。自らの過酷な幼少期の経験と、成功者と言われる人々との交流から得たメソッドの元になっているのは、逆境を学びに変えるというもの。その手法は演技だけでなく人生においても応用できると注目を集める。ワークショップのため来日中だった彼女に聞くその考え方とは。自分を哀れむのは他人にも自分にも助けにならない——出来事には2通りの見方があって、自分を壊すものとみるか、自分を成長させるのかだと言われていますね。その真意は?過去の出来事に対して、馬鹿なことをしてしまったと落ち込むか、その出来事が自分に起ったのはなぜかと考えるか。要はその出来事は恥なのか学びなのか?捉え方でその後の動きは大きく変わります。悪いことかが起こった時に「最悪だ、最悪だ」と嘆くか、自分にとってどのような糧になるかと見るのか?と。起こった悪いことを学びと捉えるのは、非常にハードです。自分を哀れむほうがよっぽど楽ですから。もちろん人間は楽なほうを選びたがるし、選んでしまうときもあります。でも、それは他人の助けにも自分の助けにもなりません。だから強さを持つ必要があります。太ってたってブスだって人は惹きつけられる——日本の女性はその強さをもって物申すことに尻込みしている気がします。日本の女性だって、押さえつけられたら不快なはずです。社会がこうだと言っているからといって、それを守る必要はありません。アーティストが演技を通して解放した感情に共感したら「私だけじゃなんだ。私も言っていいんだ」と思えばいい。社会に対して「それは受け入れらません」といっていいんです。それで誰かに嫌われるかもしれません。でも逆に愛され、ついてきてくれるかもしれない。それはあなた次第です。恐れを知らずに、人のことを気にしない。はっきり言って、それだけです。私は私のルールに従っています。人が何を言っても気にしません。ただ一つ私にとって大切なルールは「人を傷つけない」ということ。逆にその人を傷つけない限りはなんでもやるし、なんでも言います。人を傷つけない限りは自分の中で理にかなっていると思うことに従えばいい。そうすれば新しい道が開けます。社会のルールに挑戦すればするほど、自分がハッピィになれるし、それが自分のパワーになります。人々はこのパワーに惹かれるんです。世界で一番ブスで太っていたとしても、このパワーを持っていれば、人が周りに寄ってきて成功します。「恐れ知らず」というのがパワーです。ただね、恐れ知らずになるためには自分の中に恐れがあることを認めないといけないんです。恐れがあるから恐れ知らずになれる。恐れが大きいほど、恐れ知らずの度合いも大きくなる。これはとても大事なコンセプトです。——人々は「欲しいものを手に入れるため」に戦っていると言われますが、ANGIE読者にも「欲しいものが分からない」といった人が多数います。ステレオタイプ的にそう言われているからではないですか?日本でその問題は大きいと思いますが、アメリカでも同じです。私が育ったミシガン州では「女性は教会にも来ないで夫の面倒をみていろ」と言われ、20歳くらいで結婚、出産が普通です。働いている女性も少ない。でも、働きたいなら働きたいと言っていい。欲しいものは欲しいといったらいいんです。好きなことをやりたいと言っていい、でも選択にはリスクも——選択肢が広がったことで、今度は選べなくなっている女性もいます。自分が何を欲しているのかは、とにかくいろんなことにトライしてみないとわかりません。例えば、昨日私はエイヒレを初めて食べてとっても好きになったんです。でも食べてみなければ好きかどうかもわからないですよね。友人に有名な音楽大学を出たジャズミュージシャンだった人がいます。天才的なミュージシャンだったんですが、あまり演奏家であることを楽しんでいなかった。そこで学校へ戻っていろいろ勉強したり、インターンをしてみたりして自分が物理、そのなかでも核物理が好きだということに気づいたんです。それから本格的に核物理を勉強して今では著名な学者として世界中を回っています。彼は自分の好きなものを探すというトライと同時に、有名ミュージシャンという地位を捨てるリスクも取りました。選択とはリスクをとることでもあります。——リスクを取りたがらず、挫折を避けて通る人も多いですが。恐れを抱くことは容易で、勇気を持つことのほうが難しい。だからそこに簡単な答えはないんです。「やるしかない」女性ゆえに打ち破れない壁ってありますよ。私もいろいろひどいことも言われます。昔は傷ついていたりもしましたが、今は気にしない。周囲が私を押さえつけようとしても、私が気にしなければ何も起こりません。誰かから嫌われてもいい。十分すぎる数の人が私を愛してくれていますから。とあるビリオネアが「人から好かれるかどうかは気にするな。でも人から尊敬されるかどうかは気にしろ」といっていました。人に尊敬されるということは、私が尊敬されることをやっているから。人に尊敬される自分なら自分でも好きになれますよ。迷ったとしても、自分の道を歩いていればサポートしてくれる人が自然と出てきます。サポートを求めるんじゃないんです。自分の夢を情熱を持って追いかけて、魂込めて自分にも他人にも希望を与えることをやったら、人は集まってくるんです。自分で変わりたいと思っている人には、あらゆるメッセージは届きます。変わりたいと本気で思っていない人はこの記事も読まないでしょう?Never too late! (遅すぎることはない)なんだって可能なんです、自分が信じればね。要は、どれだけ本気で欲しいものを欲しい!と言えるか。その前にリスクをとってまで欲しいものを探せるのか?それが人を魅せられる女性の、人のあり方のなのかもしれませんね。イヴァナ・チャバックロスアンゼルス在住演技コーチ、著者、イヴァナ・チャバックスタジオ経営者。ブラッド・ピット、ビヨンセ、ハル・ベリー、ジム・キャリー、メグ・ライアン、ジェームズ・フランコ、シャーリーズ・セロンなど、錚々たるハリウッド俳優らを顧客に持つ。2006年度のアカデミー賞では演技賞のすべてに彼女の生徒がノミネートされた。イヴァナの長年の映画業界への貢献に対し、ロシア国際映画祭において、レオナルド・ディカプリオ、ウィリアム・フリードキン、フランシス・フォード・コッポラと並び、特別功労賞を受賞。ロスアンゼルスタイムス紙ベストセラー『イヴァナ・チャバックの演技術』は全米の数多くの大学で教科書として使用されており、世界8カ国語に翻訳されている。人間の深層心理への深い洞察力に基づいたその演技メソッドは、人生においての必勝テクニックとして、俳優だけでなく、歌手、脚本家、監督、プロデューサーからも熱い支持を集めている。photo by SHOHEI ISHIDA
2017年01月31日井上芳雄が主演するミュージカル『グレート・ギャツビー』の製作発表会見が1月30日に都内にて行われた。1991年に本作の“世界初のミュージカル化”を宝塚歌劇団で成功させた小池修一郎が、キャストのみならず脚本・演出・音楽を一新して再び名作に挑むというのも話題。井上が「『エリザベート』や『レ・ミゼラブル』のように、日本のミュージカル界を支える大きな作品になれば」と語る大作が誕生する。ミュージカル『グレート・ギャツビー』チケット情報20世紀文学史における最高傑作のひとつと言われるF・スコット・フィッツジェラルドの名作小説『グレート・ギャツビー』。1920年代のNYで、毎夜豪華絢爛なパーティを開く謎の大富豪、ジェイ・ギャツビーを中心に、様々な愛や思いが錯綜する物語だ。映画ではロバート・レッドフォードやレオナルド・ディカプリオが演じたギャツビーを演じるのは、ミュージカル界きってのスター井上芳雄。「ギャツビーという役は、男優ならば誰もがやりたいと思う、素晴らしい役。もうプレッシャーしかない」と話しつつも、「僕がこの作品を最初に観たのは、小池先生が演出した宝塚の初演版。(ギャツビーを演じた)杜けあきさんの背中が大きかった印象で、“背中で語る”役だと思いました。ギャツビーはただ自分のロマンスのために嘘をつく、ロマンチックな人。自分がどう演じられるかわからないが、まだ誰も観たことのない『グレート・ギャツビー』を皆さんにお見せすることが楽しみでなりません」と心境を語った。その井上は、2000年に小池演出の『エリザベート』で俳優デビューしたのは有名な話。小池演出で井上主演、という形は“黄金タッグ”のように思えるが、小池は「ある意味一番私がプレッシャーを感じるのは井上芳雄という存在」と意外な告白を。「(再演作はあるが)2002年の『モーツァルト!』以来、彼とは新作を作っていない。その間彼は俳優として、確固たる地位を築いている。着実に歩みを進め、成功している彼が演じるギャツビーはどう見せれば成立するか、構築を考えているところ」と話した。また音楽はアメリカの作曲家を起用し、全曲書き下ろしになることも注目。作曲を担当するリチャード・オベラッカー氏はシルク・ドゥ・ソレイユの『KA(カー)』ラスベガス公演のミュージカル・ディレクターで、今春『バンドスタンド』でブロードウェイ・デビューを果たす気鋭の音楽家。演出の小池によると「アメリカを代表する物語なので、音楽はアメリカの方にお願いしようということになった。何人かの立候補がありましたが、彼は一番オーソドックスなタイプの音楽を書いてくれて、いい意味でノスタルジック」とのこと。この日は井上による楽曲披露もあったが、井上も「綺麗なメロディでとても心地いい。でも一方的に出来上がった音楽を頂くのではなく、気持ち的には“一緒に作っていく”ということが重要で、日本ミュージカル界にとってもエポックになる」と話していた。共演は夢咲ねね、田代万里生ほか。公演は5月8日(月)から29日(月)まで東京・日生劇場で上演。チケットは2月11日(土・祝)に一般発売開始。その後、愛知、大阪、福岡でも上演。
2017年01月31日ブラッド・ピット、ビヨンセ、ハル・ベリー、ジム・キャリー、メグ・ライアンといった錚々たるハリウッドスターの演技指導をしたイヴァナ・チャバック。彼女のコーチを受けた翌日から、それまでオーディションに落ちまくっていた俳優が、オーディションに合格するといったことが相次ぎ、口コミでその実力が広がったと言います。今では世界中でワークショップを開催したり、教室を開いたりしています。そんな彼女のメソッドは、演技では無く現実の人生やビジネスにも応用が可能だと、注目を集めているのです。そのメソッドとはどんなものか?またそれはどのようにして生まれてきたのか?セミナーのため来日したイヴァナを直撃してみました!成功者が成功者となった原動力とは?——ご自身のメソッドは多くの成功者を分析して導き出されたそうですが、特に影響を受けた方っていらっしゃったんでしょうか?メンターと言える人はいなかったわね。私自身、精神疾患を持った母親に、肉体的・精神的暴力を受けてそだったの。父親は弁護士でとても忙しい人だったから、ずっと家にいなかったし。7人兄妹で、私は上の方だったから、自分だけでなく兄妹も含めて、そんな家庭でいかに生き延びるかを常に考えていました。得た教訓は「人生とは厳しいものだ」ということ。いわゆる「トラウマ」を抱えたなかで、どう生きるのか?自分も含め、成功した人は多かれ少なかれ「トラウマ」となる逆境を経験していて、それをむしろ燃料として困難を克服し、成功者になっていることが、多くの成功者と話をしてわかりました。——それを演技に応用したのは?アートとは「希望を与えるもの」だと私は思っています。演技だけでなく、小説も絵画も、芸術全てが。アーティストが感じたトラウマ、そしてそれを克服する熱量を芸術を通して受け手と共有することで、共感を生み「私も克服できるかも」と希望を与えることができる。アーティストの仕事は人を、世界を変えることができるんです。——芸術の世界と現実の世界では違うのでは?逆境に立った時、自分の境遇によって自分自身を壊してしまう人もいます。同じ経験、同じ情報を得ているのに成功者とは別の方向へ進んでしまう人。常に自己憐憫し、自分を憐れみ、一緒にいるだけでこちらが落ち込んでしまうような人。そんな人とはタダでも一緒にいたくないでしょう?ましてやお金を払ってまで。負の感情は演技であっても出てしまいます。そんな俳優をプロデューサーや監督が選ぶはずはありません。日本のことはまだそんなに知らないけれど、日本人は感情を表に出さない、むしろ表現することは恥だと思っているように感じます。感情を共有しない。だからといって感情がないわけではない。押さえ込んでいるんです。社会に抑え込まれていると言ってもいいかも。でも、押さえ込んでいると中で腐ってきてしまいます。俳優はそれを抑え込まず、演技を通じて解放しないと。観客が同調して「私にもできるかも」と思うことによって、希望が生まれるんです。今や教会へ行く人より、テレビや映画を見る人のほうがずっと数が多いですよね。だからアーティストは人々に希望を与える義務があるんです。ある感情はあなた一人が感じているものではなく、他の人も同様に感じているんだよとね。——逆をいうと、観客である私たちはその解放された感情から、現実世界に反映できる希望を感じ取る必要があると?演技を離れても、そもそも出来事に対して、2通りの見方があります。ある出来事は自分を壊すものか、自分を成長させるものか。成功者は後者のものの見方ができる。それを感じ取ることは、現実世界にとってとても重要なことです。逆境ですら人生の学びとする。そこに成功のヒントがあるのですね。取材中「あなたのようなジャーナリストが、『正しい』と思うことを伝えることで勇気を与えられると思うんです。このインタビューで私も熱をあなたに伝えたし、私ももらいました。」と言ってもらい、取材した私本人が一番勇気をもらった気がしました。次回は自身も封建的な地域で育った経験から、女性が「ルール」を破っていくことについて語ります。お楽しみに。イヴァナ・チャバックロスアンゼルス在住演技コーチ、著者、イヴァナ・チャバックスタジオ経営者。ブラッド・ピット、ビヨンセ、ハル・ベリー、ジム・キャリー、メグ・ライアン、ジェームズ・フランコ、シャーリーズ・セロンなど、錚々たるハリウッド俳優らを顧客に持つ。2006年度のアカデミー賞では演技賞のすべてに彼女の生徒がノミネートされた。イヴァナの長年の映画業界への貢献に対し、ロシア国際映画祭において、レオナルド・ディカプリオ、ウィリアム・フリードキン、フランシス・フォード・コッポラと並び、特別功労賞を受賞。ロスアンゼルスタイムス紙ベストセラー『イヴァナ・チャバックの演技術』は全米の数多くの大学で教科書として使用されており、世界8カ国語に翻訳されている。人間の深層心理への深い洞察力に基づいたその演技メソッドは、人生においての必勝テクニックとして、俳優だけでなく、歌手、脚本家、監督、プロデューサーからも熱い支持を集めている。photo by SHOHEI ISHIDA
2017年01月28日故マイケル・ジャクソンの親友で「ネバーランド」にもたびたび訪れていたマコーレー・カルキンが、パリス・ジャクソンとオシャレなひとときを過ごしたようだ。パリスが“ゴッドファーザー”(名付け親、後見人の意)であるマコーレーに赤いペディキュアを塗っている画像をインスタグラムで公開し、「モデル?違うわ。私はヒップスターの足の爪にマニキュアを塗って生計を立ててるのよ」とコメントを載せた。今年3月、女優やモデルとして活動するためにレオナルド・ディカプリオのマネージャーと話合いを持ったと報道されていたパリス。コメントは「自分はモデルではない」との主張か…。マコーレーは以前から手の爪のネイルアートを楽しんでいたが、今回は足の爪まで!親友の娘の膝に足を乗せ、ペディキュアを塗ってもらっている姿がとてもうれしそう。2009年にマイケルが亡くなってからも、パリスとマコーレーの交流は続いているようで、パリスは10月にもインスタグラムにマコーレーとのツーショットを投稿。「最高のゴッドファーザーが自画像を描いてくれたときをふり返って」とキャプションを付け、プラチナブロンドでベリーショートのパンキッシュなヘアスタイルだった頃、マコーレーに描いてもらったという自画像を真ん中に、おどけた表情のマコーレーとともに写っている。(Hiromi Kaku)
2016年12月19日レオナルド・ディカプリオがドナルド・トランプ次期アメリカ大統領と会談、再生可能エネルギーの経済効果について話し合った。環境保護活動に熱心で、自身の名を冠した「レオナルド・ディカプリオ財団(LDF)」を設立しているレオナルドは、LDFのCEOのテリー・タミネン氏とともにニューヨークのトランプ・タワーを訪問。大統領選挙期間中、地球温暖化について懐疑的な態度を示していたトランプ氏と彼の長女・イヴァンカと会談し、クリーン・エネルギーに注力することで数百万の雇用を作り出すとプレゼンテーションを行なった。レオナルドはそれ以前にも、イヴァンカに自身が手がけた地球温暖化についてのドキュメンタリー映画『Before The Flood』(原題)を送っていた。タミネン氏によると、トランプ氏は今後も会談を希望していて、来年1月にも再度会談を予定しているという。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月09日ジョニー・デップが不名誉なランキングの第1位に選ばれてしまった。それも2年連続で…。「Forbes」誌が発表した「ギャラをもらいすぎている俳優」ランキングは、最近の主演作品3つ(最低2,000スクリーンで公開されているものに限定)のギャラと、その映画の興行収入を比較。ジョニーはギャラ1ドルあたり、興行収入が2.80ドルだった。今年公開されたジョニー主演の大作と言えば『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』だが、アメリカでの公開日と、元妻のアンバー・ハードが裁判所に求めていたジョニーへの接見禁止令が認められたのがほぼ同時期だったことが、興行収入に大きく影響を与えたようだ。来年は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が公開に。3年連続で「ギャラをもらいすぎている俳優」のトップに立つことはないと願いたい。2位以下のランキングはこちら。2位…ウィル・スミス(5ドル)3位…チャニング・テイタム(6ドル)4位…ウィル・フェレル(6.50ドル)5位…ジョージ・クルーニー(6.70ドル)6位…アダム・サンドラー(7.60ドル)7位…マーク・ウォルバーグ(9.20ドル)8位…レオナルド・ディカプリオ(9.90ドル)9位…ジュリア・ロバーツ(10.80ドル)10位…ブラッドリー・クーパー(12.10ドル)(Hiromi Kaku)
2016年12月08日トム・ハーディが、レオナルド・ディカプリオとの賭けに負けてタトゥーを入れなければならなくなったと明かした。今年2月、レオナルドがアカデミー賞主演男優賞を受賞した『レヴェナント:蘇りし者』で2人は共演していて、トムも助演男優賞候補になっていた。だが、ノミネーション発表前にレオナルドがトムもノミネートされるだろうと予想すると、トムはそれを信じず、候補にならないことに賭けたという。「Esquire UK」のインタビューでトムが語ったもので、敗者は勝者指定の内容のタトゥーを入れると決めていたそうだ。晴れて2人ともオスカー候補となり、レオナルドが付箋に書いて寄こした文言は「レオはすべてを知っている」というもの。トム曰く「めちゃくちゃな字で書きなぐった」そうで、「俺は『OK、入れるよ。でも、きちんと書いてくれなくちゃね』って感じだった」。レオナルドの手書きはかなり汚い文字でだったらしく、トムはまだタトゥーを入れていない。「だって、ひどいんだから」と話している。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月07日WOWOWでは、日本時間2017年2月27日(月)に開催される世界最高峰の映画の祭点「第89回アカデミー賞授賞式」を独占生中継。今回もナビゲーターをジョン・カビラと高島彩が務めることになった。昨年のアカデミー賞授賞式は、『レヴェナント:蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオの悲願の主演男優賞受賞や、6部門を制し最多受賞となった『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、初ノミネートで初受賞を果たした、ともに20代のブリー・ラーソン(『ルーム』)、アリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』)の主演・助演女優賞受賞などが話題を呼び、作品賞は『スポットライト 世紀のスクープ』が獲得した。今回も、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞など各賞の発表の瞬間を、生中継であますことなく紹介。また、現地からはWOWOWレッドカーペット・レポーターが、煌びやかなドレスやスーツに身を包んだセレブたちが集う会場の熱気そのままにレポート、その模様を今回は無料放送で楽しむことができる。さらに、前回に引き続き、1月に行われるノミネーション発表の模様も生中継。日本のスタジオでは、カビラさんと高島さんを案内役に迎え、世界が注目する瞬間をナビゲート。意外な番狂わせや予期せぬハプニングが必ずある、ノミネーション発表、授賞式をともにお届けする。<ナビゲーターコメント>■ジョン・カビラ世界が注目する映画界最高峰の舞台、アカデミー賞授賞式。当然、各アワードの行方も気になりますが、そのステージで起こる生の「ドラマ」に期待します。社会派の作品から純粋なエンターテイメントの作品まで、どうアメリカ、そして世界の空気を反映するのか、はたまた、全くその空気をあえて「読まないのか」。どんなメッセージをアメリカ映画界は世界に発信するのか!?米国新大統領が就任して5週後の開催。司会者や各賞のプレゼンターも環境の変化にどう反応するのか、しないのか。とてもワクワクしています。もちろん映像と音楽の競演、ステージの演出にもみなさん同様、熱く期待しています。11回目のオスカーMC、精一杯努めます!■高島彩ドナルド・トランプ大統領誕生直後のアカデミー賞。例年以上に、アメリカのいまを反映する、世界中が注目するアカデミー賞になりそうですね。アカデミーに潜む隠れトランプがどう動くか。注目です。そしてもちろん、素晴らしい俳優陣の競演、華やかなレッドカーペット、心に響く受賞スピーチなど、楽しみがあふれていて、いまから色とりどりの候補作を見るのが楽しみです。昨年は悲願の主演男優賞を受賞したディカプリオの喜びの表情を見ることができて感無量でした。新しい若手のスターの誕生も楽しみですし、今年はどんな感動が待っているのか、一分一秒も目が離せないアカデミー賞になりそうです。生中継!第89回アカデミー賞授賞式は2017年2月27日(月)[二・同時通訳]10時~、[字幕版]21時~WOWOWプライムにて放送。<関連番組>・生中継!第89回アカデミー賞ノミネーション発表は2017年1月24日(火)22時~無料放送。・レッドカーペット生中継!第89回アカデミー賞授賞式は2017年2月27日(月)9時~無料放送。(text:cinemacafe.net)
2016年12月03日