三越日本橋本店が7月25日付けで重要文化財に指定された。同店は1914(大正3)年に本館を竣工、1921(大正10)年に増改修工事を終えたが、1923(大正12)年に関東大震災による火災で被害を受け、駆体の鉄骨、床スラブを生かしつつ1927(昭和2)年に7階建ての建物として完成。6階の三越劇場もオープンさせた。「西洋古典様式を基調とした重厚な外観をもち、内部では格調ある色調で彩られた三越劇場、五層吹抜けの中央大ホールなどを中心に、各時代の先駆的な意匠を用いて華やかに装飾している。様々な集客のための仕組みを取り入れながら増改築が重ねられており、我が国における百貨店建築の発展を象徴するものとして価値が高い」と文化庁は選考理由をあげている。設計は戦前の商業建築を多数手掛けた横河工務所(現:横河建築設計事務所)によるもので、新館から後の増床まで一貫して同社が担当した。アーチを用いない水平、垂直を強調した構成、高塔(金字塔)や中央ホールの手すりグリルやガラスなどのアールデコ風装飾は、フランスの室内装飾家ルネ・ブルーの手による特別食堂とともに、外観と内装部に統一感を持たせ、古典様式と当時の新しい潮流を取り入れた濃密な空間として、今日に受け継がれている。今回の文化庁の審議会で重要文化財指定を受けたのは、愛媛県大洲市・臥龍山荘、宮城県仙台市・東北学院旧宣教師館、福島県伊達市・旧亀岡家住宅、群馬県太田市・旧中島家住宅、東京都豊島区・雑司ヶ谷鬼子母神堂、石川県輪島市・旧角海家住宅、三重県松阪市・旧長谷川家住宅、滋賀県大津市・延暦寺など12件の建造物。Text: 野田達哉
2016年08月08日株式会社三越伊勢丹ホールディングスの食品子会社である三越伊勢丹フードサービスが今秋、東京・品川にあるアトレ品川に「FOOD&TIME ISETAN」をオープンする。FOOD&TIME ISETANは食に関する専門性と、食から広がるライフスタイルを提案する発信型ライフスタイルストアで、ニーズに合わせて「嗜む(リカー・ワインバー・菓子・デリ)」「作る(青果・畜産・水産)」「食べる(フードコート)」「過ごす・暮らす・学ぶ(カフェ・雑貨・書籍)」の4つのエリアで構成されており、時間帯に応じて異なるサービスを提供していく。施設内の各エリアにおいて、「嗜む・作る」エリアでは鮮度感、ライブ感、清潔感でクオリティーの高い商品を提供するスーパーマーケット・クイーンズ伊勢丹が、「食べる」エリアには、1933年創業の本格はベーカリーであるブランジェ浅野屋、フレッシュな食材とハンドメイドにこだわって、クイックでヘルシーなメキシカンフードが味わえるグズマンイーゴメズ(Guzman y Gomez)、クラフトビールからカルチャーを発信するビアバー・アンテナアメリカ(Antenna America)などがオープンを予定している。「過ごす・暮らす・学ぶ」エリアでは2015年2月に日本初上陸したカフェ・ブルーボトルコーヒーがオープン予定となっているほか、三越伊勢丹グループがセレクトしたコスメ、雑貨、食と親和性の高い書籍も取り扱う計画。なお、プロデューサーは柴田陽子、デザイナーは谷尻誠と吉田愛の建築設計事務所 サポーズデザインオフィスが務める。
2016年08月05日三越伊勢丹は、2016年夏のクリアランスセールを7月13日からスタートする。セール対象ブランドや、一部開催会期が異なるブランドなどの詳細は、三越伊勢丹ホームページ(URLは下記「LINK」参照)で公開されている。なお、今回同社は、クリアランスセールを紹介するスペシャルムービーを制作した。このムービーのメッセージは「Show the Style -ファッションしよう-」であり、“クリアランスはファッションの冒険が楽しめるチャンスであり、普段よりももう一歩先の自分らしさを探して、見つけて、表現しましょう”という想いが込められているという。ムービー音楽には、覆面ユニット「婦人倶楽部」を起用。ムッシュレモンのプロデュースのもと、キャッチーなメロディに三越伊勢丹クリアランスセールのワクワク感を伝える歌詞を乗せるという。ムービー映像では、映像作家コトリフィルムの島田大介のディレクションのもと、モデルの満島みなみが振付家ホナガヨウコ考案のユニークなポージングを音楽に合わせて披露。満島みなみは、1991年生まれで、姉に女優の満島ひかり、兄に俳優の満島真之介を持ち、ファッション誌やライフスタイル誌、ファッションショーでモデルとして活躍している。このスペシャルムービーは、7月1日に同ホームページで公開される。動画引用元: (YouTube ISETAN 伊勢丹 公式チャンネル:
2016年06月30日三越伊勢丹では、ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の公開を記念し、映画の世界観を楽しめるイベントを開催。6月15日から第1弾として、銀座三越9階 銀座テラス テラスルーム・テラスコートにて、「アリス・イン・ワンダーランドの世界 at GINZA MITSUKOSHI」を開催する。会期は28日まで。「不思議の国のアリス」の物語のその後を映画化し、世界的に大ヒットとなった『アリス・イン・ワンダーランド』。今作は6年ぶりのシリーズ最新作となり、ティム・バートン、ジョニー・デップをはじめ、豪華スタッフ、キャストが集結。悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャーで、『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語となる。本イベントでは7月1日の日本公開を記念し、銀座三越限定で、劇中でキャストが着用した衣装や小道具が特別に展示される。前作に続き衣装を手掛けたのは、アカデミー賞衣装デザイン賞に3度輝いた世界的デザイナー、コリーン・アトウッド。主人公アリスが“過去にさかのぼる”冒険を繰り広げる今作では、キャラクターたちのさまざまな時代が描かれるため、劇中ではアトウッドが新たに手掛けた衣装の数々を見ることができる。展示会場では、中国文化に影響を受けたという手作業で刺繍が施されたアリスの衣装を筆頭に、ジョニー・デップ演ずるマッドハッター、赤の女王の衣装を展示。さらに本作の新キャラクター、時の番人タイムが所有する大時計の源で、物語のキーアイテムとなる時間をさかのぼる力を持つ“クロノスフィア”も披露される。これも劇中で実際に使用されたものとなる。会場入り口はミラーで覆われ、ワンダーランドの世界観を再現した空間がダイナミックに演出されている。また本イベントでは、映画公開に合わせ用意されたアイテムを含む、不思議の国のアリス関連グッズも多数販売する。イベントは銀座三越を皮切りに、6月22日から伊勢丹新宿店、名古屋のイセタンハウスでも順次開催。店舗ごとに異なる企画が用意され、映画の世界をいち早く体感することができる。
2016年06月16日三越伊勢丹は6月15日より本格的に新作ランドセルの販売を開始する。そこでランドセルの売上動向や本年注目のランドセルについて、三越伊勢丹の担当バイヤーに話を聞いた。バイヤーによれば「ここ数年は三越伊勢丹のランドセル売上のトレンドは約110%で好調に推移している。本年も昨年を上回る売上を目指していきたい」と語る。また、売上ピーク時期については「昨年までは家族3世代が揃って買い物できる盆シーズン頃を想定しており、想定内で売上もたっていたが、さらに、お買場スタイリスト(販売員)の生の声によれば、お子様が夏休みに入ったタイミングで、一度お子様と下見をしてから購買しているケースが多いことから、今年はランドセルカタログの配布を例年よりも1ヶ月半ほど早く5月中旬から行い、また前年よりも3週間ほど早い7月6日からフルラインアップ体制を築く」という。同バイヤーによれば、今年の注目は、“アートなランドセル”だという。「ランドセルの見た目は同じだが、かぶせを開ければ、そこはアートの空間が広がっているといった具合だ。毎日使うランドセルだからこそ、お子様にはクリエイティブな感性を刺激していただきたい。そこで、ランドセルにも五感に訴えかけたアート性を持たせていきたい」と語る。三越伊勢丹オリジナルの「アンディ・ウォーホル ランドセル」(7万3,000円から8万3,000円)は、20世紀を代表するアーティスト、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の作品をかぶせの裏に大胆に配したスタイリッシュな仕上がりだ。また、オロビアンコの創業者であるジャコモ・ヴァレンティーニが「風神雷神図屏風」で知られる“琳派”に着想を得て制作したという「Orobianco×Rimpa(オロビアンコ×琳派)ランドセル」(8万3,000円)は、“伝統的流派を現代風に昇華させた力強いメッセージを伝えたい”という想いが込められているという。さらにグラフィカルな“学”という文字と、“三日月”のデザインが施されたこのランドセルは、月の満ち欠けの始まりを表す三日月に未来への可能性が込められて制作されたという。このほか、ここ数年、不動の人気があるランドセルとしては、素材や内装デザイン、ボタンなどを自由にカスタマイズできる「パターンメイドランドセル(PATTERN MADE RANDOSERU)」(5万9,000円から7万3,000円)。ジップの引き手デザインが8種類、ボタンデザインも9種類から選択できるようになった。さらにネームプレートには子供の名前を刻印できるオプション(有料)も加わり、より豊富な組み合わせで愛着を持って使えるランドセルに進化しているという。
2016年06月11日「三越イタリア展」が2017年4月12日(水)から日本橋三越本店にて開催される。本展では、世界的シェフが受け継ぐ、それぞれの地域が誇る郷土の味、「カンパリニズモ・郷土愛」に満ちた自慢の美味しさや、人生を楽しくするイタリアのデザインを存分に味わえるアイテムを用意。各地域の文化に触れて、イタリア気分を満喫できそう。展開日程の異なるものや、数量限定の商品も多数ラインナップするので、気になるアイテムは早めにチェックして。ピエモンテ州セッラルンガ・ダルバにある、ミシュラン1つ星の名店「グイドリストランテ」。この地を故郷とし、90%をピエモンテ産の食材で作るという郷土愛溢れるシェフは、白金台の話題の店「センソ」の近藤シェフとタッグを組んでこだわりのメニューを用意する。また、ヴェネト州ヴェネチア・エラクレアにある「バール ピッツェリア ブリアン」のオーナーが来日。さまざまな素材を使い自由な発想で作るグルメピッツアや、生地を自由に変形させるパフォーマンスが好評だという。見るのも食べるのも楽しい、出来立てのピッツァが味わえそう。また、インテリア雑貨なども豊富にラインナップ。カプリ島からやってきたウニをモチーフとした「リッチョカプレーゼ」のフレグランスや、姉妹によるアトリエブランド「マリア ラ ローザ」の一つ一つ丁寧にアトリエで作られたバッグなど、イタリアに訪れたような気分になれる”美と技”に溢れたアイテムが勢ぞろいする。【開催概要】「三越イタリア展」・日本橋三越本店 本館7階 催物会場会期:2017年4月12日(水)~4月20日(木)※最終日は18:00終了。・日本橋三越本店 新館7階 催物会場会期:2017年4月12日(水)~4月17日(月)※最終日は18:00終了。・日本橋三越本店 本館・新館 各階会期:2017年4月12日(水)~4月25日(火)住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
2016年04月15日日本橋三越本店本館、新館7階催物会場では4月13日より、イタリアングルメを中心に紹介する「三越イタリア展」を開催する。会場では、太陽と地中海の恵みをたっぷり受けて育ったイタリア・シチリア島を中心としたグルメを紹介。イートインコーナーでは、シチリア島のパレルモ郊外にあるミシュラン一ツ星の名店、バイバイブルース(Bye Bye Blues)のオーナーシェフであるパトリッツィア ディ ベネディットが来場し、同店で修行経験のある横浜の名店、SALONE 2007のシェフを務める樋口敬洋とタッグを組み、魚介類にこだわった料理を提供。「赤エビのパスタ」、「カジキマグロのインボルティーノ」、「イワシとジャガイモのティンバッロ」など、海の幸と太陽の恵みが美味しいシチリア料理を味わうことができる。また、イタリアの格付けグルメ本『ガンベロ・ロッソ イタリア ピッツァガイド2014』で最優秀ピッツァターリオ(切り売りピッツァ店)に輝いたピッツァリウムのオーナー、ガブリエレ・ポンチも来場し、かつてポンチに師事したというピッツァ アルターイオの嶋岡圭吾と共に焼き立てピッツァを実演販売する。ローマ風切り売りピッツァの「カラフルプチトマトとパルマ産生ハム、リコッタチーズのピザ」(1カット650円)、「ローマのブロッコリーとグアンチャーレ、九州産タケノコのピザ」(1カット650円)など。このほか、イタリアの魅力を存分に味わえるアイテムも発売される。シチリア陶器の代表格であるチェラミケ・ディ・シチーリアからは、シチリアの太陽を感じさせる鮮やかで楽しい柄とデザインの陶器を発売。「タイル」(5,000円)、「ピッコロ・ガーリックポット」(7,000円)、「シュガー・粉チーズ・塩入れ」(6,000円)などが紹介される。なお、同展は本館7階会場は4月21日まで、新館7階会場は4月18日まで開催する。
2016年04月13日三越伊勢丹グループが展開する、新しい日本の魅力を見つけて発信する「#_this is japan」プロジェクトのモデルに、Instagramで10万人以上のフォロワーを魅了している14歳のファッショニスタ・MAPPY(マッピー)が起用された。「#_this is japan」プロジェクトは、ひとりひとりが思う「this is japan.」をハッシュタグ「#_thisisjapan」をつけてInstagramに投稿することで、日本の魅力を国内外に発信していくというもの。投稿された中から選定された写真は三越伊勢丹グループの店内デジタルサイネージやポスターとして紹介される。今回同社は、Instagramをきっかけに注目され、ファッションウィークなどにも招待されている14歳のファッショニスタ・MAPPYを同プロジェクトのモデルに起用。MAPPYが撮影した「#_this is japan」は、特設サイト及びInstagramの公式アカウント(@thisisjapan.isetanmitsukoshi)で見ることができる。また、4月13日より掲出する銀座三越正面の懸垂幕広告や特設サイトにもMAPPYが登場し、「this is japan.」をコンセプトにセルフコーディネートファッションを披露する。今回の撮影衣装は、MAPPY自身が一目見て気に入ったというマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のクラシカルな白ワンピースに、あえて白い厚底ブーツを合わせたもの。普段あまり着ていないというハイブランドファッションを得意のはずしを効かせた“MAPPYスタイル”で着こなしている。尚、本年5月以降は、三越伊勢丹の公式インストグラマーとして、MAPPY以外にもフォロワー数80万人を超える海外インスタグラマーをはじめとした5名(ペイ・ケトロン、シモーネ・ブラマンテ、サム・ホーリン、ガレス・ポン、ローラ・E・プリシェット)も参加。彼らが切り取る“#_this is japan”は公式アカウントよりポスト予定だという。
2016年04月13日日本橋三越本店の屋上に4月13日から5月8日まで、“手ぶらで楽しめる”バーベキューテラス「日本橋」がオープンする。会場には食材や機材が用意され、手ぶらでバーベキューを楽しむことが可能。2人から利用することができるという「レギュラーBBQセット」は、生ビール、サワー、ワイン、ハイボールなどが飲み放題(2時間制)で、レンタル機材代を含め、大人1人税込3,901円、小学生以下はハーフサイズとなり1人税込2,001円となっている。また、日本橋三越本店地下食品フロアで購入した商品の会場への持ち込みも可能で(精肉、魚介類、チーズやジェラート、フルーツ、ケーキ、シャンパーニュやワイン、和酒など)、大人一人(中学生以上)税込1,620円、子供一人(4歳から小学生まで)税込810円で楽しむことができる。このほか、アラカルトメニューも用意される。牛カルビ(200g 税込1,001円)、牛リブロース(200g 税込2,401円)、たらばがに(1本 1,001円)、金目鯛干物(1尾 税込801円から)、フランクフルト(1本 税込301円から)、焼きおにぎり(2個 税込201円)など。「飲み放題プラン」(2時間制)では、生ビール(アサヒ)、サワー、ワイン、ハイボールなどのアルコール飲み放題(税込1,296円、プラス税込601円で30分延長可能)があるほか、ソフトドリンク飲み放題(税込540円)も用意される。
2016年04月09日3月18日、銀座三越で、「銀座三越×ハーパーズ バザー スペシャルナイトパーティー」が開催された。“世界のGINZAからファッションで日本を元気にする”をテーマに、3月16日から29日の期間、銀座三越、松屋銀座、プランタン銀座、銀座・和光で開催されている「ギンザ ファッション ウィーク」イベントの一環として行われたもの。同店3階、4階、M5階の婦人フロア、5階、6階の紳士フロア、7階のリビングフロアが、午後8時から午後9時まで様々なイベントで賑わった。ドレスコードは「ピンク」。春を感じさせるファッションに身を包んだ参加者たちは、春の訪れを祝うスペシャルな一夜を楽しんだ。今年も『ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)』とコラボレーションし、同誌の塚本編集長も桜色の着物姿で登場。フラワーアーティストの垂見圭竹が手がけたフラワーアーチの下で、モデルのエリーローズと共に桜や春のファッションについてのトークを繰り広げた。ファッション・アイコンのマドモアゼル・ユリアもDJパフォーマンスを披露。オリジナルな選曲で、会場を最旬モードの雰囲気に包み込んだ。フラワーアーティストの垂見圭竹は”さくらパフォーマンス”と題し、2メートルを超える桜の木を使って生けこみ作品を完成させるダイナミックなライブショー開催。ジャズの調べに乗ってソメイヨシノや陽光桜が艶やかな作品へと生まれ変わっていく様子に多くの人が魅了された。その他、日本を代表するトロンボーン奏者の中川英二郎とギタリスト横田明紀男とのジャズライブや、セイジュによるスペシャルイリュージョン、京都発のインストルメンタルユニット、ジュンスカ・グランベールのライブ、奈良ホテルのヘッドバーテンダーによるオリジナルカクテルの提供、輪島キリモトの7代目、桐本泰一によるトークショーなど、盛りだくさんな企画が開催された。
2016年03月19日伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、及び三越伊勢丹の公式オンラインストアにて、音楽と同期して歌詞が表示される次世代型スピーカー「リリック・スピーカー(Lyric Speaker)」(32万4,000 円)が世界に先駆けて先行発売される。「リリック・スピーカー」は、映像、広告、インタラクティブ、CM、ブランディングなど多岐に渡る活動で知られるSIXより発売される次世代型スピーカー。モバイル端末から好きな音楽を選曲して再生すると、スピーカーが自動で楽曲の雰囲気や構成を分析。歌詞をデータベースから取得し、その歌詞のモーショングラフィックを内蔵された透過型スクリーンに浮かび上がらせる。優しい曲であれば優しいフォントや動きに、エネルギッシュな曲であれば力強いイメージで歌詞をビジュアライズする。なお、同スピーカーは14年9月に日本で開催されたデジタル時代のミュージックフェスティバル「THE BIG PARADE」で世界公開されたもの。昨年にはアメリカ・テキサス州のオースティンで開催された世界的なアートイベント「サウス・バイ・サウスウエスト・インタラクティブ・フェスティバル」にも登場し、第7回SXSWアクセラレーター・コンペティションのエンターテインメント・コンテンツテクノロジー部門にて日本企業として初めてファイナリストに選出され、アジア初となる「Best Bootstrap Company」を受賞した。なお、同スピーカーは6月のプレオーダー後、9月以降に随時配送される。
2016年03月19日三越伊勢丹ホールディングスは、博報堂グループのクリエイティブエージェンシーであるSIXが開発した、音楽と同期して歌詞が表示される次世代型スピーカー「Lyric Speaker(リリック・スピーカー)」の日本における販売契約を締結し、三越伊勢丹で国内での先行販売することを発表した。6月のプレオーダー受付後、9月以降に発送となる。価格は32万4,000円。同製品は、モバイル端末から好きな音楽を選曲して再生すると、スピーカーが自動で楽曲の雰囲気や構成を分析するとともに、歌詞をデータベースから取得し、その歌詞の美しいモーショングラフィックを生成してスピーカーに内蔵された透過型スクリーンに浮かび上がらせるIoTスピーカー。再生した歌詞を自動でモーショングラフィックにする技術「Lyric Sync Technology」を世界で初めて搭載し、優しい曲であれば優しいフォントや動きに、エネルギッシュな曲であれば力強いモーショングラフィックで歌詞をビジュアライズすることで、音楽の大切な要素である歌詞を目と耳で楽しめる製品となっている。なお、同製品は昨年、米国・テキサス州オースティンで開催された世界的なアートイベント・カンファレンス「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)・インタラクティブ・フェスティバル」において、第7回 SXSWアクセラレーター・コンペティションのエンターテインメント・コンテンツテクノロジー部門ファイナリストに日本企業として初めて選出され、アジア初となる「Best Bootstrap Company」(コンペティション全体のなかで、目立った出資を受けていないが最も創造性と可能性に溢れ、今後飛躍を遂げると思われるチームに与えられる賞)を受賞した。
2016年03月18日三越伊勢丹は、メンズ新ブランドの「エアディム(EADEM)」の販売をスタートしている。同ブランドは「どんな時も心地よく、自分らしくいられる服は、その人生をより豊かなものに導く」という想いのもと、男性に“心地の良いおしゃれ”を楽しんでもらえるようなラインナップを提供していく。EADEMはラテン語で“一緒、同じ、等しく”という意味を持ち、買い手と作り手に寄り添い、同じ目線に立ったものづくりを目指していく、との想いが込められている。アイテムは、エレガント、ワーク、スポーティーの3つのテイストで構成され、着心地の良さと旬のデザイン、サイズフィット感を掛け合わせ、さらに移動・気候に対応した機能素材にも取り組んでいく。同ブランドのプロデュースを手掛けるのは三越伊勢丹。同社担当バイヤーは、ブランド誕生経緯として、“メンズカジュアルフロアの顧客の変化”に理由があると語る。同バイヤーは、「メンズ館オープンを機に、男性自らが“男のこだわり”をものを通じて楽しんでもらえるようになったと同時に、(メンズカジュアルフロア全体を俯瞰した際に)、最近はライフスタイルにおける“精神的充足感”を求める男性客が増えてきた。そういった中で、例えば、男性がパートナーである女性と一緒にお買い物をされている光景を目にすると、女性側の方が的確な意見で“決定打を打つ”場面が増えてきた。女性からみて、“これいいね”と感じて頂けるブランドとして育て、全国のグループ百貨店の新しいカジュアルウェアのコンテンツにしていきたい。EADEMは、社会において上司や父、夫といった多面的な役割を担う男性をコアターゲットに設定し、今後もライフスタイルを提案していけるようなブランドを目指す」と話している。同ブランドイメージは、グローバルな視点を持つ、出張や旅などの移動が多いアクティブワーカーの日常着だ。昨今ではビジネスでもスーツを着用しないケースが増え、オフスタイルもよりリラックスしたものがベーシックになりつつあるなど、このような市場の変化もしっかりとキャッチ。ジャージー素材のセットアップやシャツ素材のジャケット、カイハラと東レが協業した4wayストレッチデニムパンツなど、着心地にこだわったものを揃えている。また、シャツ生地の産地である兵庫県西脇市で生産したオリジナルのギンガムやストライプなどのシャツは、栃木の工場で縫製するなど、生地の産地や縫製工場にもこだわったという。今後もメンズの聖地イタリアや日本では広島や兵庫、岡山といった西日本をベースに、商品づくりを行っていくそうだ。売場の女性担当者は、「ストレッチ性のパンツやジャケット、アイロンなしで自然の風合いを楽しめる洗いざらしのシャツなど、着心地や機能性、デザイン性にこだわった商品展開です。奥様が旦那様にプレゼントしたくなるアイテムですね」と話している。同ブランドは、伊勢丹メンズ館ほか全国の三越伊勢丹グループ、マレーシア伊勢丹など13店舗で展開され、16-17AWシーズンに向けさらなる拡充を目論む。今後は海外店舗での展開拡大も視野に入れていく。
2016年03月15日銀座三越では3月18日、「銀座三越×ハーパーズ バザー スペシャルナイトパーティー」を同店3階、4階、M5階の婦人フロアをはじめ、5階、6階紳士フロア、7階リビングフロアで開催する。パーティーは午後8時から午後9時まで。(受付は午後7時30分から、同店3階フォーマルサロン横 受付カウンターにて)同パーティーは、“世界のGINZAからファッションで日本を元気にする”ことを目的に、3月16日から29日の期間、銀座三越、松屋銀座、プランタン銀座、銀座・和光で開催する「ギンザ ファッション ウィーク」イベントの一環として行われるもの。銀座三越では、前年に引き続き、『ハーパーズ バザー(Harper’s BAZAAR)』とコラボレーションし、桜を絡めた様々なファッションやエンターテイメント企画を行う。会場では『ハーパーズ バザー』の塚本編集長とエリーローズとのトークイベント(同店4階)、マドモアゼル・ユリアによるDJ&マジシャンによるイリュージョンイベント(同店3階)も開催。このほか、同店ギャラリーで作品展を開催中のアーティスト・小松美羽によるギャラリーアピアランス(同店7階)、日本を代表する世界的トロンボーン奏者の中川英二郎とギタリスト横田明紀男とのジャズライブ(同店6階)なども行われる。なお、会場ではソフトドリンクやアルコール、フードも振る舞われる予定。イベント開始は午後8時10分から。(パーティー中のショッピングは午後9時まで)ファッションヘッドラインでは、このナイトパーティーにメルマガ会員様の中から抽選で50組100名様をご招待いたします。応募締切は3月15日正午。当選者には3月16日14時にメールにてご連絡いたします。なお、イベントにはドレスコードとして「Something PINK」という規定ががございます。当日は服装のどこかにピンクカラーのアイテムを取り入れてお越し下さい。メルマガ会員の新規ご登録はこちらから応募の詳細は、午前7時30分に配信中のメルマガでお知らせいたします。
2016年03月09日三越伊勢丹ホールディングスの100%子会社であるマミーナは、アナ スイ(ANNA SUI)、及びケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)の雑貨を中心とした新ブランドをそれぞれ、3月9日より三越伊勢丹グループ約40店舗で展開開始する。アナスイからは、“旅とリゾート”をコンセプトにした雑貨中心のラインナップとなる新ブランド「THE SOUVENIR SHOP_ ANNA SUI」がデビューする。アーカイブコレクションに使用されたモチーフをヒントに、“旅先にもっていきたいもの、旅先で出会ったおみやげ”をテーマに揃う。ラインアップは、ミニポーチ(1,500円から2,300円)、Tシャツ(4,900円)、ハンドタオル(600円)、リュックサック(6,900円)、ショルダーバッグ(Sサイズ 3,900円、Mサイズ 4,900円)など。ケイタマルヤマからは、新ブランド「THE FLOWER STAND_ KEITA MARUYAMA」がデビューする。“日常に花を”をコンセプトに、ケイタ マルヤマのアーカイブコレクションのグラフィックや刺繍を新たにアレンジし、日常使いやギフトにもマッチする雑貨を展開、アートディレクションは7graphic&Co.が手掛けた。ラインアップは、キャンバスポーチ(Mサイズ 2,500円、オバール型 2,900円)、プリントマスクケース(1,600円)、プリントトートバッグ(Mサイズ 8,000円、Lサイズ 9,000円)など。また、ファーストシーズンではファッションディレクターでイラストレーターのDaichi Miuraとコラボレーションしたランチトートバッグ(2,000円)やiphone6対応の携帯電話ケース(3,500円)も発売する。
2016年03月06日メトログルメフェア開催東京メトロ と株式会社三越伊勢丹ホールディングスが、伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店・三越銀座店の地下食品フロアにおいて、期間限定イベント「メトログルメフェア」を開催する。「メトログルメフェア」は三越伊勢丹オリジナルの「東京メトロ沿線駅弁」の販売をはじめ、東京メトロ高架下で栽培した新鮮野菜「とうきょうサラダ」やオリジナルスイーツ「メトロ万頭」の販売、東京メトロの提供番組「メトログ」で紹介された店舗の出店販売など、多彩なラインナップが楽しめる。魅力的なコラボ商品イベントの目玉でもある「東京メトロ沿線駅弁」。なんと東京メトロ沿線にお店を構える人気10 店(宮川本廛、銀座若菜、佃權、つきぢ松露、なだ万厨房、浅草今半、京粕漬魚久、赤坂松葉屋、山本海苔店、山本山)のメニューを詰め合わせたお弁当なのだ。一度にこれだけの名店の美味しさを味わえるなんて、滅多にないチャンス!「メトロ万頭」は花園万頭がこのフェアのためだけに作成した限定万頭。銀座線、丸ノ内線、半蔵門線の各カラーをイメージした、かぼちゃ、いちご、紫芋、3つの味が楽しめる。電車の焼印がかわいく、手土産に喜ばれること間違いなしだ。東京メトロこども制服撮影会三越日本橋本店の特設会場では、銀座線の車体パネルを背景に、東京メトロの制服(こども用)を着用して写真撮影ができる。こどもの時、誰もが憧れた車掌さん。変身すればきっと記憶に残る思い出になるはず。3月のお出かけは三越伊勢丹に決まり!メトロ沿線の魅力を存分に楽しんでみてはいかが。【開催日程】伊勢丹新宿本店 3月16日(水)~3月22日(火)三越日本橋本店 3月23日(水)~3月29日(火)三越銀座店 3月16日(水)~3月22日(火)(詳細はプレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】・メトログルメフェア(PRtimes)
2016年02月26日三越伊勢丹は2月17日、同社オリジナルの“ジャパンプレミアムブランド”として、セキトワ(SEKItoWA)ショップを日本橋三越本店本館1階紳士ゾーンにオープンした。また同日、同店5階リビングフロアには、“日本の暮らし美・日本の暮らし文化”を発信するショップ、ギャラリー ライフ マイニング(Gallery LIFE MINING)もオープンした。今回、新たにデビューしたセキトワ(=積と和)の由来は、「セキ(積、掛け算の答え)」、と「ワ(和、足し算の答え)」であり、ショップでは、作り手たちの技術や美意識の掛け合いが生み出す“新鮮な美意識と優れた使い心地”が生活に彩りを与える商品を提案していく。展開される商品は「(京の)雅」と「(江戸の)粋」の2軸で構成される。16年度の「雅」の象徴テーマは“金箔”とし、箔工芸作家である裕人礫翔(ひろとらくしょう)と、伝統工芸やウェア、ライフスタイル雑貨とを掛け合わせ、朝日焼のマグカップ(2万3,000円)、中川木工芸のシャンパンクーラー(30万円)、酒杯(4万9,000円)などのアイテム提案を行う。一方、「粋」の象徴テーマは“藍染”で、スクモレザーという藍染の革を用いたスニーカー(16万円)、カードケース(1万6,000円)、デニムパンツ(3万9,000円)などを発売する。三越日本橋本店長の中陽次氏は、「(このセキトワに表現されるように)何事も深く掘り下げていく百貨店を目指していきたい。全てが揃う百貨店ではなく、あるものはとても深いところまである。そんな百貨店をつくっていきたいと思う。その一つがセキトワです。日本のモノは、世界では十分にラグジュアリーなレベル、若しくはそれ以上です。そのようなモノをここから発信していきたい」とコメントしている。5階にオープンしたギャラリー ライフ マイニング(Gallery LIFE MINING)は、「おもてなし庵」、「ジャパンラグジュアリー」、「ピグマリオン ショップ」、「遊び嗜みの拘り店」の4つのテーマで構成され、日々の暮らしの道具や工芸品、スタイルやシーンをテーマに合わせて提案していく。「おもてなし庵」ゾーンでは、郷土文化をテーマに、土地の風土によって培われてきた食と器、室礼、インテリアなど“おもてなし”に必要な商品を、季節や歳時記に纏わるしきたり、慣例を交えて提案する。「ジャパンラグジュアリー」ゾーンでは、日本独自の暮らし、文化や季節、歳時、風土に育まれ、職人により丁寧に作られた暮らしの工芸品を、世界に誇れる日本発のラグジュアリーブランドに昇華させるアイテムを展開。「ピグマリオン ショップ」は、日本国内で活動する次世代の職人や、技術は優れているが知名度が低い産地やメーカーを発掘し、伝統文化の保護・継承とともに、新たな可能性を応援するゾーンとなっている。「遊び嗜みの拘り店」は、遊びや嗜みのテーマを設定し、アマチュアからプロまでが納得できる幅広い品揃えが特徴。同ゾーンでは、2月17日から3月15日まで「花を飾る 華を活ける」と題し、家に花を飾り華を活けるための花器や器を、ガラスや陶磁器、木工や金工など素材、形、大きさを問わず集積し、作家による1点物など希少性の高い作品も合わせ約300点ほどを紹介する。瀬沼健太郎の杯形ガラス花入(5万円)、水湧(5万円)、ツヴィーゼルのベース(税込1万9,400円)など。なお、3月30日には、ギャラリー ライフ マイニング内に、東京の伝統工芸品を国内外に発信し、公益財団法人東京都中小企業振興公社が手掛けているプロジェクト、東京手仕事 「TOKYO Teshigoto」の常設コーナーがオープン。江戸切子や、東京銀器の酒器、東京七宝のリング、江戸更紗のチーフ、てぬぐい、東京手植ブラシの洋服ブラシなどが販売される。
2016年02月20日銀座三越7階リビングフロアがリモデルグランドオープンから2週間を経過し好調だ。特に「日本の美」をキーワードに、美術品とやきもの、リビング用品などを自主編集した平場「ジャパンエディション(Japan Edition)」は、前年比70%増を超える売り上げで推移しており、客単価は前年に比べ倍増という勢いだ。「(ジャパンエディションの売り場は)グランドオープンの1週間前の10月7日にオープンしたが、お客様からは売り場が見やすくなり、楽しくなったという声をいただいている。(前年比70%増という数字は)食器の一部のブランドが併合されており、実質40%増程度だと見込んでいる、特に今回、新たに取り組んだ“アートなインテリアアクセサリー”の商品が好調で、購買額が5万円以上の顧客数が50%増で、50万円を超える高額品が動いている」と同売り場の谷津洋史マネージャー。同店が今回新たに取り組んだ「アートなインテリアアクサセリー」とは工芸品バイヤーがセレクトしたフィギュアやオブジェなど作家の1点もので、従来、ギャラリーでの催事や作家の個展などでケースの中に陳列されることが多かった他作品。今回のリモデルで食器や茶道具などと一緒に提案されたことが、新規需要の開拓につながっており、工芸品単体では目標の3倍近い売り上げという。「客層は地方からのお客さんと男性客の増加顕著。訪日外国人の売り上げの伸びは前年比230%を超えており、売り上げ全体の4割近くを占めている」と谷津マネージャー。欧米からの訪日外国人には金工(自在置物)作家・満田晴穂のフィギュアや染色作家の柚木沙弥郎の布などが人気で、中国からの訪日客には銀器や絵画が好調。またM2階から移設された「サロンドきもの」は、ジャパンエディションに売り場が隣接されたことでの買い回りがスムーズになり、和装小物などが好調。新規顧客が増え、売り上げは前年比40%増で推移している。グランドオープンに合わせエスカレーター前にイベントステージで開催した盆栽も好評で、同スペースで新たに導入されているヒノキのアロマデフューザー、音響デザインなども、環境面への心理的効果を上げているという。Text:野田達哉
2015年11月02日日本橋三越本店5階リビングフロアで、21日より「第1回メゾン・エ・オブジェ凱旋フェア」がスタートした。三越伊勢丹が日本の良品を紹介する「ジャパン センスィズ(JAPAN SENSES)」の一環。メゾン・エ・オブジェは毎年1月と9月にパリで開催されているインテリア・プロダクトデザイン業界の見本市。家具、テーブルウエア、インテリア装飾品などライフスタイルを構成するあらゆるアイテムを対象とし、「メゾン」「オブジェ」「ラグジュアリー、デザイン&空間デザイン」で会場が構成され、毎回3000社以上が参加。8万5000人の業界関係者が世界から来場する。この数年「クールジャパン」のブームと共に、日本ブランドの高いクオリティ、デザイン性が同展でも高い評価を得ており、カルチャーリゾート百貨店を標榜する日本橋三越本店が、日本で初めてとなる「メゾン・エ・オブジェ」の名前を冠して、今回の展示に取り組んだ。5階のリビングステージ(プロモーションスペース)と各売り場で11月3日まで展開され、来年6月には1階の中央ホールでの開催が計画されている。今回、プロモーションスペースに出展しているのは、FEDECA(兵庫・刃物/ナイフ)、服部源ト(京都・インテリア雑貨/モビール)、SUZUSAN(有松・インテリア雑貨/ランプシェード)、NuAns(埼玉・デジタルライフ製品/モバイルバッテリー他)、Qurz(東京・ステーショナリー/ノート、ボックス、定規、コーヒーミルその他)、Sfera(京都・家具・インテリア雑貨/パーソナルファニチャー、インテリア雑貨)横山竹材店(京都・インテリア/竹細工)、花結晶(京都・陶器/食器・花器)、吉川染匠(京都・インテリア/京友禅文様メタル加工アートフレーム)の9社9ブランド。それ以外にも通常のリビング売り場で、 OKUYAMA DESIGNの食器、SUSギャラリーのチタンカップ、BUNACOの木工食器、DENSHIROの茶筒、MARUNAOの箸、UNILLOYのホーロー鍋、SIWAの和紙雑貨、ミマツ工芸のステーショナリー雑貨などが、「メゾン・エ・オブジェ2015」参加ブランドとして展開されている。
2015年10月22日ヴァレクストラ(Valextra)は10月14日から20日まで、銀座三越で期間限定プロモーションイベントを同店6階インターナショナルコレクターズ/ヴァレクストラで開催する。「Change of Color in Autumn ~秋に見つける自分色~」をテーマに、ヴァレクストラのレザーグッズを豊富なカラーバリエーションで展開。名刺入れ(3万8,880円、4万1,040円)、ラウンドジップミニウォレット(6万1,560円)、iPhone6ケース(3万1,320円)など、顧客が希望するカラーで注文できるカラーオーダー会を実施する。
2015年10月14日三越伊勢丹ホールディングスは、三越の新しいショッピングバッグ(紙手提袋)で用いている「実り」のデザインを用いたギフトボックスを数量限定で発売する。販売開始は10月14日。小(863円)、中(977円)、大(999円)の3サイズで、各500点限定(完売次第終了)。このたび発売されるギフトボックスは、2014年4月より三越デパートの新しいショッピングバッグとして採用されている「実り」のデザインを用いた、贈り物そのものを包むためのラッピングボックス。同デザインは人間国宝・森口邦彦氏が手がけており、伝統的な友禅の技法を取り入れて、たわわに実るりんごが幾何学文様で表現されている。同年のグッドデザイン賞および毎日ファッション大賞話題賞を受賞して話題となった。また、ギフトボックスは大・中・小の3つのサイズが用意され、ボックスの側面は「実り」のデザインの配色に合わせて「小」が白、「中」が赤、「大」が黒となっている。ボックスの蓋を留める専用のゴムが付属する。各ボックスの寸法は、「小」が縦20×横13×高さ4cm、「中」が縦33×横23×高さ6cm、「大」が縦37×横27×高さ8cm。なお、三越では今後もこの「実り」デザインを採用したアイテムのさらなる商品化を検討していくとのことだ。
2015年10月07日日本橋三越本店は11月29日まで、「日本橋三越 室町酒場」を屋上テラスに期間限定でオープンしている。○ちょっと肌寒い夜にうれしいメニューがそろう同企画は、夏のビアガーデンに引き続き、屋上テラスを有効活用するもの。肌寒い夜にふさわしい鍋をはじめ、酒、つまみなど、体も心も温まるメニューを豊富に用意するとしている。また、酒蔵との企画「日本酒飲み比べセット」も提供する。「おすすめプラン」は、料理が、少し甘めの江戸味噌仕立て「国産牛鍋コース」と「ちゃんこ鍋コース」。いずれも惣菜とサラダバーなど10種が付く。料金は1人4,600円(税込)でドリンクは別料金。2名より予約を受ける。ドリンクは、アルコール類が540円(同)から、ソフトドリンクは324円(同)から用意している。「日本酒飲み比べセット」は、グランドメニューに「大七」を用意。限定酒として「獺祭」も提供する。営業時間は、平日が18時から21時まで。土・日・祝日は、12時から15時、17時から20時の入れ替え2部制。オーダーストップは、それぞれの終了時間から30分前となる。
2015年10月05日三越伊勢丹は6日より順次、伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店・三越銀座店の基幹3店舗で、2015年クリスマスケーキの予約をスタートする。今年の共通ディレクションテーマは「ファンタスティックテーブル」。独自性の高いクリスマスケーキを豊富に用意。各店で顧客の嗜好に合わせたケーキを紹介する。○伊勢丹新宿本店は42型をラインアップ伊勢丹新宿本店のテーマは「セレンディピティ(=幸運をつかむ能力)」。パティシエやブランドにとって「運命を変えるほどの出会い」をクリスマスケーキで表現する。14日から予約スタート。品ぞろえは、カタログ掲載が42型。うち、伊勢丹限定が6型、新宿本店限定が28型、三越伊勢丹限定が2型となる。パティスリー・アカシエの「エクセシフ」は、タヒチ・ボラボラ島のバニラに巡り会い、その香りに惹きつけられたパティシエの興野 燈氏による。"エクセシフ(過剰)"と名付けるほど、バニラを使った。直径約17cmで限定50点。価格は7,020円となる。「ルージュ・ベーゼ」は、M.O.F.ショコラティエのクリスチャン・カンプリニ氏と、ハイアット リージェンシー東京のペストリー・ベーカー料理長・佐藤浩一氏のコラボレーション。アダムとイヴの運命を変えたエデンの園にある禁断の果実にインスピレーションを得た。直径約15cm、限定250点で5,400円となる。アディクト オ シュクルの「フレジエ ノエル2015」は、ラグジュアリーショートケーキ。マダガスカル産バニラを使ったクリームと苺の酸味を、ラズベリーとキルシュの芳香が包む。下段横幅約12cm、限定100点で5,616円。○三越日本橋本店は55型を用意三越日本橋本店のテーマは「妖精たちのクリスマス」。妖精たちが作り出す「幸せが訪れるクリスマス」を絵本のようなカタログで表現。北欧の妖精・ニッセを飾ったケーキや、ボリュームの大きいケーキなどを用意する。予約は6日から。カタログ掲載が55型。うち、三越限定が11型、日本橋本店限定が30型、三越伊勢丹限定が5型となる。オクシタニアルの「ホーリーナイト」は、雪だるまをデザインしたケーキ。バニラ風味のマスカルポーネムースにいちごのクリームとゼリーを合わせた。縦幅約22cm、限定50点で5,400円となる。デメルの「ハーゼルショコラーデントルテ」は、チョコレートスポンジに、飴掛けしたヘーゼルナッツとチョコレートのガナッシュをサンド。オーナメントをトッピングした。 直径約15cm、限定70点で5,184円。東京會舘の「シャーロット・ノエル」は、2段のショートケーキ。幸せな家族と、皆から愛される小さなプリンセスのために、ティアラやベビーシューズをあしらった。直径約17cm、限定70点で7,020円。同店限定となる。○三越銀座店は個性際立つ50型三越銀座店のテーマは「ohako(おはこ)」。シェフ・ブランドの十八番のレシピによるケーキなど、それぞれの個性が際立つケーキを紹介。6日から予約スタート。品ぞろえは、カタログ掲載が50型。うち、三越限定が12型、銀座店限定が24型、三越伊勢丹限定は3型となる。ルラシオンの「レオパール カフェ」は、野木将司シェフの十八番のひとつ「シャンティ・カフェ」が引き立つようにエスプレッソとピスタチオが寄り添う。エスプレッソはバリスタが抽出したものを使用。横幅約17.5cm、限定50点で5,400円。東條會舘 レストラン アルゴの「フレジエ マカロン」は、ケーキをカットすると中央のベリーのソースが下に流れる。いちごやフランボワーズ、ピスタチオの濃厚な香りと味わいが楽しめる、なめらかな口当たりのケーキだという。直径約16cm、限定40点で5,400円。サン・フルーツの「あまおうの森のクリスマス」は、福岡県産の大粒のあまおうが80%以上を占めるフルーツショップ十八番のケーキ。横幅約16cm、限定30点で1万800円。※価格はすべて税込。
2015年10月05日三越伊勢丹ホールディングス(以下、三越伊勢丹)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)は10月2日、マーケティング事業を推進する新会社の設立を中心とした包括的提携に向け基本合意書を締結したことを発表した。両社によると同提携は、両社のアセットを有機的に融合することにより、三越伊勢丹が掲げるビジョン世界随一の小売サービス業グループ」とCCCが掲げる「世界一の企画会社」の実現を加速度的に推し進めることを目的としている。提携に向けた主な基本合意の内容は、両社のノウハウを活かしたマーケティング新会社を設立(出資比率 三越伊勢丹:51%/CCC : 49%)することや、2016年春より、三越伊勢丹の国内百貨店子会社で「Tポイント」の利用を可能にすること、両社が共同でライフスタイル提案型商業施設を展開するなど新たな事業の企画・開発を検討していくことなどを盛り込んでいる。
2015年10月05日季節は秋本番だが、すでにクリスマス商戦に向けた動きは各業界で始まっている。特に毎年大きな注目を集めるのは、クリスマスケーキだろう。三越伊勢丹では、10月14日から今年のクリスマスケーキの予約を、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の基幹3店舗でスタートする。これに先駆けて10月1日、三越日本橋本店がクリスマスケーキの試写会を開催した。今年、基幹3店舗では共通のテーマ「ファンタスティック テーブル」のもと、各店が独自性の高いクリスマスケーキを企画。五感に訴える独創性の高いものから、家族三世代で集う特別な日にふさわしいゴージャスなもの、ボリュームたっぷりのビッグサイズのものなど、各店の顧客層の嗜好に合わせたケーキが展開される。三越日本橋本店には、ファミリー層に向けたクリスマスケーキが登場。「妖精たちのクリスマス」をテーマに、ウェディングケーキと記念日スイーツを展開する「アニバーサリー(Anniversary)」による、北欧に伝わる妖精・ニッセをモチーフにしたケーキ「House at little Christmas」(50点限定 7,560円)や、フランス菓子専門店「オクシタニアル(Occitanial)」が手掛けた、雪だるまをモチーフにした可愛らしいケーキ「ホーリーナイト」(50点限定 5,400円)、ウィーン王宮御用達の老舗洋菓子ブランド「デメル(DEMEL)」による、チョコレートをたっぷり使った「ハーゼルショコラーデントルテ」(70点限定 5,184円)など計55型のケーキがラインナップとして並ぶ。今年の特徴について、三越日本橋の担当者は「昨年の売上げは前年比118%だったので伸びてはいるのですが、1日に物理的にお客様にケーキをお渡しできる最大値は決まってしまっているので、売上げ面よりもイメージに重点を置いて企画しました。百貨店ではなくてはできないことを、基幹3店舗それぞれのストアコンセプトを表現できれば、というのが今年の特徴です」と語る。さらに、三越日本橋店での展開については「『妖精たちのクリスマス』というがテーマなので、ご家族でクリスマスを楽しまれる層に向けた、モチーフもののケーキが多いです。例えば、妖精だったり、プレゼントの箱の形だったり、ティアラだったり。男の子や女の子が喜んでくれるようなものを、とパティシエの方々にお願いしましたので、シンプルなショートケーキのようなものも取揃えてはいるのですが、比較的デコラティブなものが今年は多くなりましたね」とのこと。また、“カルチャーリゾート百貨店”を店舗テーマとして掲げている三越日本橋店だが、今回の企画ではケーキ以外にもその心は息づいている。「ケーキを食べる時に、美味しいだったり、楽しいというのはもう当たり前になっているので、選んでいる時、カタログを眺めている時にもその楽しいさが生まれればと思い、“日本一遊べるケーキカタログ”を目指しました。実際にどうしたかというと、『脱・カタログ化』です。カタログから“絵本”を作ってしまいました。北欧に伝わる妖精・ニッセがクリスマスの準備をしている、というお話を全ページにストーリーとして入れて、二世代、三世代でクリスマスケーキを選ぶところから楽しめるものを目指しました」と明かしていた。また、伊勢丹新宿本店では「セレンディピティ(幸運をつかむ)」をテーマに、“運命を変えるほどの出会い”を表現した計42型のケーキが、三越銀座店では「ohako(おはこ)」をテーマに、シェフやブランドが十八番とするレシピや得意な技が光るものなど計50型のケーキが展開される。
2015年10月02日歌舞伎座をモチーフとしたストールが、銀座三越からデビューした。東京・葛飾柴又に本社を構える丸枡染色と松竹、銀座三越の創業100年を超える老舗の3社コラボによる、まさしく“メイド・イン・TOKYO”で、銀座の新しいお土産として注目を集めている。販売されているのは、第1期の歌舞伎座の写真と現在の第5期歌舞伎座の建築図面をモチーフにした2型各3色。薄手の素材のため、旅行などにも汎用性が広く、海外の顧客のニーズにも対応したデザインとなっている。また、同売り場ではデザイナー・コラボレーション企画として、中山路子と銀座三越限定アイテムを開発。ミュベール(MUVEIL)のアーカイブの中から、バタフライ柄とチェリー柄のストール、さらに今シーズンのトレンドアイテムの広つばの中折れ帽が提案された。さらに“レース”をテーマにしたアイテムでは、原田美砂の「ミサハラダ」、谷口真理子の「モディスト」、2人の日本人帽子デザイナーが今回のリモデルのためにデザインした帽子を展開。フィルダニエレ、MMコレクションのストールも提案されている。
2015年10月01日最近、60代以上の一般女性たちを被写体にした写真集が売れている。そんなニュースを耳にしたのですが、実際に書店に行って実感しました。書店の一部コーナーに、60代以上の女性たちの写真集やライフスタイル本などがずらり並んでいるではないですか! そこで今回は、アラフォー世代もいずれは迎える60代を、ステキに過ごすためのヒントを探るべく、Over60の魅力に迫りたいと思います。NYの60歳以上はスタイリッシュでかっこいい数ある書籍の中でまず中で気になったのが、『Advanced Style--ニューヨークで見つけた上級者のおしゃれスナップ』(アリ・セス・コーエン著/大和書房刊)。もともとは、NYの街角を歩く60代以上のおしゃれな女性たちを取り上げたファッションブログが始まりだそうで、そのブログが人気となり、写真集として出版されたもの。さらに映画『アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生』まで作られ、最近、日本でも公開されたばかり。注目度の高さがうかがえます。本書には、さすがNY!といった、超個性的なおしゃれを楽しんでいる60代以上の女性たちの姿が収められているのですが、みなさん、とびきりおしゃれで、さらに、とてもパワフルでかっこいい! この年齢だからこそ着こなせる、ともいえるかもしれません。見ているだけで自然と元気をもらえます。パリのマダムたちの暮しぶりも見習いたいまた、パリに暮らすおしゃれなマダム14人の暮らしを紹介した『Around 60 パリジェンヌ・スタイル--ファッション、インテリア、素顔の暮らしと生き方』(ジュウ・ドゥ・ポゥム著/主婦の友社刊)は、この9月に発売されたばかりの注目の本。ファッションはもちろん、自宅のインテリアや趣味など、ライフスタイルにもフォーカス。自分らしく生きることを大事にしている、大人のパリジェンヌたちの暮しぶりは、やはりステキで憧れてしまいます。これからは “美老人” (ビロード)を目指してNY、パリ、どちらのマダムたちもステキですが、日本だって負けてはいません! それを証明してくれたのが、9月21日の敬老の日に開催された、60歳以上の日本の一般女性たちによる「TOKYO 美老人(ビロード)ファッションショー」。実は、1927年(昭和2年)の9月21日、日本で初となるファッションショーが行なわれたのが日本橋の三越だったそうで、88年後の今年、同じ地で開催することが企画されたそうです。このショーには、総勢20名の“美老人”たちが参加。思い思い、とっておきにおしゃれをしたファッションに身を包み、ランウェイを歩きました。65歳で始めたアルゼンチンタンゴのきらびやかな衣装で登場した73歳の女性や、80歳のときに超難関の「宅建」に最年長で合格し、現在、不動産会社の現役社長という85歳の女性。また、日舞一筋76年で、身のこなしもしなやかで着物姿が最高に似合う81歳の女性など。みなさん、“おばあちゃん”と呼ぶのもはばかれるほどお若くて、はつらつとしていてチャーミング。おしゃれを自分流に楽しんでいる様子も伝わってきました。“芸能界の美老人”のゲストとして、会場にいらしていた小松政夫さん、研ナオコさん、家田荘子さん、錦野旦さんも、そんな“美老人”たちの姿、ファッションに魅せられていたようです。ちなみに、美老人と書いてビロードとは、「美しい道」=美ロードにもかけた言葉だそう。今回登場した“美老人”の方々はみなさん、容姿だけではなく、自分らしく、美しい生き方をされてきたことが見てとれて、こんなふうに年を重ねられたら素晴らしい! そんなふうにも思わせてくれました。いずれは迎える60代に向けて…ステキな先輩たちをお手本にしながら、日々、キレイを磨いていきたいですね。
2015年09月26日銀座三越のリモデルーー4階婦人服フロアでは、コムデギャルソン(COMME des GARCONS)、メゾンマルジェラ(Maison Margiela)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、サカイ(sacai)、バーバリー(BURBERRY)、といった錚々たるインターナショナルブランドが仲間入りする。今回のリモデルで、メゾンマルジェラやアレキサンダー・マックィーンなど、これまでの三越銀座店では、想像しなかったようなモード感の強いブランドも登場しているのは注目だ。また銀座四丁目に由来する「4th of GINZA」(そして4階にあるの意)は、編集型のショップ。アクネストゥーディオズ、ヌメロヴェントゥーノ(N°21)、アキラナカ(Akira Naka)、マメ(mame)など世界志向のブランドも扱う。こちらも確かに最旬のブランドが揃っている。4階の婦人服フロアを担当する渡辺恒氏は、「最旬というコンセプトの根底は3階の婦人服フロアと変わらないものの、4階フロアは富裕層に向けてグレードの高いサービスを提供していきたいと思います」と話す。銀座に路面店は数々あるものの、それらをひとつひとつ巡って欲しいものを探しているような時間はない、という顧客の「マイフロア」となりたいと渡辺氏は言う。確かに、もちろん顧客はショッピングを目的に銀座を訪れるだろう。しかし銀座には劇場もあれば、世界に名だたるグルメもある。経済的な余裕もあり、かつ社会的地位もあり、という目の肥えた顧客が集まる世界有数の場所だ。大人が過ごすには最適な場所だ。中でも、この銀座三越4階の婦人服フロアを訪れる顧客には、忙しく世界を回るというビジネスウーマンも少なくないだろう。「ですから、そうした目利きができるお客様がしっかりワンフロアでお買い物を完結することができるような品揃えを心がけました」(渡辺氏)。言ってみれば、多彩な世界の旬の洋服が一度に楽しめるストレスフリーなショッピングゾーンが誕生したのだ。当然、顧客は国内外を問わない。そうした多様な顧客からは、インターナショナルブランドへの要望も多かったという。「ぜひ一緒にやりたいと思っていたブランドさんは今回、すべて入ってもらいました」とリモデルの完成度について自信をのぞかせる。「この5年間の実績が評価されたのだろうと思います」。実は増床リモデル前、銀座三越の課題は、お客様の滞在時間が短いことだった。しかし前回の増床リモデル時に行った取り組みが奏を効して、今回のリモデルにおいては「幅広い層の集客が望める銀座三越」として認知されるようになったのだろう。また4階におけるおもてなしという側面では、百貨店らしい姿勢を打ち出している。「銀座のお客様に限らず、今の時代に“ファッションフリーク”という方はあまりおられません。服はやはり服であり、衣食住というライフスタイルの中のひとつのカテゴリーに溶け込む存在でいいのです。服によって劇的に暮らしを変えたいという発想もお持ちではないでしょう。だからこそ、我々はお客様のライフスタイルをきちんと勉強して、接客に生かすことが大切だと考えています」。例えば、4階を訪れる顧客には、ジョー マローン ロンドン(Jo MALONE LONDON)のフレグランスが人気だ。しかも今、上級者の気分は“フレグランスコンバイニング”と称した重ね付けだ。そこでブランドの販売スタッフを率いて、地下1階にあるジョーマローンのショップに赴き、この手法を勉強する。「速攻性はありませんが、そんな地道な取り組みによって銀座三越らしい接客ができるはずだと考えています。結果として、フロアがひとつのブランドとして認知いただれば幸いです」と、渡辺氏は意気込む。銀座は今、開発ラッシュと言っていいだろう。海外からの訪問客を迎えるべく、多くの商業施設がリニューアルオープンする。その中でも銀座三越は、本質的に良いものを求める上質な顧客に向けて更なる進化を遂げていくようだ。
2015年09月22日サンクトガーレンはこのほど、三越伊勢丹限定ビール「Hop Relax(ホップリラックス)」(330ml / 税込540円)を三越伊勢丹各店にて発売した。同商品は、「IPA(インディア・ペールエール)」と呼ばれるイギリスを発祥とするスタイルのビール。9月2日~7日に伊勢丹新宿店で実施したクラフトビールフェア「Feel The Craft Beer」では先行発売を実施し、6日間で約550本を販売したという。「IPA」はビールの"苦味の基"となるホップを大量に使用するのが特徴で、同商品も通常のビールの2倍以上の苦味をもつビールとしている(数値上のもので、実際の感じ方はさまざまな条件によって異なる)。また、ホップは品種によって異なる香りをもち、ビールに華やかな香りをもたらすという。同商品には「アマリロ」と「ガーゴイル」といったホップを使用。甘いシトラスを思わせる香りが楽しめるとのこと。販売店舗(9月14日現在販売決定店舗)は、「伊勢丹新宿店」「伊勢丹立川店」「伊勢丹府中店」「伊勢丹松戸店」「伊勢丹浦和店」「JR京都伊勢丹」「日本橋三越本店」「銀座三越」「千葉三越」。なお「日本橋三越本店」では、9月27日にサンクトガーレン代表取締役・岩本伸久氏によるワークショップ「クラフトビールを学ぶ」(税込1,620円)を実施する。
2015年09月17日三越伊勢丹が今、フード業界で大きな注目を集めている「ロカボ」を堪能できる食イベントを開催する。「ロカボ」とは、「ローカーボ(low carb)」の愛称で、糖質の摂取を抑えた食生活のこと。昨今、美容や健康への関心が高い人を中心に巷の注目を集めているキーワードだ。そんなロカボをいち早く推奨してきたのは、食・楽・健康協会代表理事で医学博士の山田悟。同氏によると、ロカボは健康を維持するための食の新しい方法となりうるばかりか、「無理なく取り組みやすい」という点でも注目度が高いのだという。糖質の量だけをしっかりとコントロールすれば、それ以外は気にせず、揚げ物や肉類等を適度に楽しみながら、食制限によるストレスを感じにくいのが利点だ。では、糖質の量はどのくらいに制限すればいいかというと、同氏によれば、一般的に1食あたり20gから40g以内が目安だという。20gの目安は、ごはんなら半膳、トーストなら半切れだ。慣れないうちは物足りなさを感じるかもしれないが、同氏も「まずはできる範囲でOK」という通り、大切なのは楽しみながら続けること。ロカボの考え方を知ることで、おいしく楽しく健康的な食生活を送れるようになるのが理想だ。そのために役立つのが、今回開催される2つの食イベント。まず、銀座三越11階「セストセンソ」で9月20日に開催されるロカボ体験セミナー。推奨者である山田悟による、ロカボに関する講演に加えて、実際に1食40g以下に抑えられたコースを楽しめる。参加費用は1人あたり5,400円。パスタ&アンティパストレストランのメニューでありながら、糖質を40g以下に抑えられるというのは非常に興味深いところだ。さらに10月11日には、伊勢丹新宿店本館4階のレストラン「ル サロン ジャック・ボリー」 でもロカボ体験セミナーが開催される。こちらは1人あたり1万2,000円(サービス料10%、飲み物代別途)。大塚浩介料理長が腕を振るったフルコースをいただきながら、「おいしく健康」をしっかりと実感できるのがポイントだ。併せて、9月16日から22日には、伊勢丹新宿店本館地下1階「カフェ エ シュクレ/マ・パティスリー」に期間限定出店する「パティスリー ラ・ノブティック」からは山田悟監修のロカボスイーツ “ふすまロール”(454円)が登場。生地にふすま粉を使用し、糖質カットだけでなく口当たりや香りなどにもこだわった一品で、一度食べるとやみつきになること必至だ。さらに、砂糖の一部を代替甘味料に、小麦粉を粉末状小麦たんぱく(グルテン粉)に置き換えたロリオリ 365 by アニバーサリーの「癒シフォン プレーン」(レモン/648円)や、低糖質粉や代替甘味料を使用して作った資生堂パーラーの「ティラミス」(562円)なども、9月16日から9月29日の期間中、お目見えする。美容や健康を気遣う人はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。【イベント詳細】「セストセンソ」ロカボ体験セミナー■場所:銀座三越11階■日時:9月20日午後5時から2時間程度(午後4時30分開場)■参加費:5,400円■定員:20組■予約方法:9月9日午前11時から店頭、または電話(03-5524-6315)にて受付「ル サロン ジャック・ボリー」ロカボ体験セミナー■場所:伊勢丹新宿店本館4階■日時:10月11日午後5時30分から2時間程度(午後5時開場)■参加費:12,000円(サービス料10%、飲み物代別)■定員:20名■予約方法:9月16日午前10時30分から店頭、または電話(03-5363-5688)にて受付
2015年09月11日