あなたの周りに、不倫をしている人はいますか?他人事と思っている人も、実は心当たりがある人も、周りの人の不倫事情が気になるという方は多いのでは?今回は、身近な不倫から想定外のびっくり不倫事情まで、20~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に聞いた「みんなの不倫事情」についてご紹介します!女性約200人に聞いた!みんなの泥沼不倫エピソード3選不倫と聞くとどんなイメージをお持ちですか?後ろめたかったり、こっそりする行為と思われがちですが、少し事情が違うケースもあるようですよ。今回は、そんな不倫のリアルな事情について、20~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に聞いてみました!子どものお迎えは不倫相手「子どもを同じ習い事に通わせているママさんが、自分の子どものお迎えを不倫相手の男性に頼んでいると話していました。そしてすごいのは、その子どもの血縁関係があるのは迎えに行っている不倫相手の男性なのだそう。周りの人も、みんなその人が本当のパパだと思い込んでいるようです…。実際の夫は夜遅くまで働いていて、不倫相手がお迎えに行っていることも、我が子が不倫相手の子だということも知らないはず」(30歳・その他)映画やドラマでもなかなかなさそうな設定の話。堂々と、かつバレずに不倫しているなんて、すごすぎる…。でも確かに、お互いの生活が見えにくい都会なら、実際のパパと不倫相手の男性と二人いても、バレないで済むこともあるのかも?実はママ友の夫と思っている相手も、本当は違っていたりすることもあるのかもしれません…。不倫旅行を、妻が空港でストップ「知り合いの女性のお話ですが、彼女の夫が不倫相手と海外に行くのをかぎつけ、空港にこっそり行って引き留めたそうです。その場は、かなりの修羅場になったのか、詳細は聞けませんでしたが…。その後、二人は別居したようですが、しばらくして、戻ったはずです」(35歳・専門職)不倫旅行に妻にバレバレな状態で行こうとするのもすごいですし、それを空港で妻からストップされる修羅場感もすごいですが、それからまた夫婦関係が戻ったという事実もすごい…。男女の関係というのは、本当に奥深く予測不可能な領域ですよね。堂々と不倫を暴露するママ友「同じ児童館で知り合ったママさんと初めてランチに行った時。初めてのランチだし、たわいもない子育て話をするものと思っていたら、『先日スーパーであった私の夫、あれ、実は不倫相手なの〜。もうすぐ6年よ〜』と当たり前のように秘密を暴露され衝撃。さらに、『Aちゃん(私)のところは大丈夫?不倫されていない?』と、不倫をしている立場にも関わらず、私の夫が不倫していないか心配までしてくれました(笑)。不倫ってこんなに身近で堂々とかつ長期間行われるものなのかと、かなりの衝撃でした」(33歳・その他)不倫は、あまり堂々と他人に公言するものではないイメージを持っている人も多いと思いますが、なかには、なんの後ろめたさもなく堂々と不倫をしていることを話してしまう人たちもいるようです。巡り巡って夫にバレてしまいそうですが、ガードゆるゆるな状態で長年不倫を続けているのにもびっくりですよね。想像以上に多い?現代の不倫事情いかがでしたか。実際にどれくらいの人が不倫しているのかはわかりませんが、今回ご紹介したようなお話を聞くと、想像以上に不倫が巷に溢れているのかもと思ってしまいますよね。また、不倫を堂々と話す人がいるのも驚きでした。皆さんの周りはどうですか。実は、意外なところで不倫ドラマが繰り広げられているのかも…しれませんね。©Michael Heffernan/Getty Images©Antonio_Diaz/Getty Images文・オリ子
2022年12月26日幸せな生活を夢見て、不倫相手と結婚した玲奈さん(仮名)。しかし結婚して早々、夫にマザコン疑惑が浮上します。不倫の末に地獄のような結婚生活を経験した玲奈さんのエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。「俺は母さんが好き」と開き直る夫「新婚なのに、夜の生活以外は夫からまったく相手にしてもらえないことに、私はどんどん不満を募らせていきました。それで、夫に『お義母さんが大事なのもわかるけれど、私との時間も大事にしてほしい』と話をしたんです。ところが夫から返ってきた返事は、私の想像を絶するものでした…」不満を口にする妻に対し、夫は「でも俺は君よりも母さんが好き」「せっかく離婚して再婚したのに、前の奥さんみたいなことを言わないでくれ」と、ただ反論をするだけで玲奈さんの話をまったく聞こうとしません。話していくうちに、前妻もそんな夫に愛想を尽かしたから、夫から離婚の申し出があったときもすぐに了承したということがわかったようです。現在は別居中。夫は義母と仲良く暮らしているが…「それで結局、結婚半年で夫と別居をし、再び一人暮らしを始めました。夫は今、義母と一緒に暮らしています。しかも義母も義母で、息子である夫にべったりなんですよ。前の奥様が、夫が離婚を申し出てからすぐに離婚したのも納得です。何度となく夫婦間で話し合いを進めましたが、夫は『君より母さんのほうが大事』と言うだけで、話にならなくて。新婚なのに、ふたりで出かけたこともほとんどないし、新婚らしいことも何ひとつありませんでしたね。“略奪婚は幸せになれない”って聞きますけど、本当だなって痛感しました。あの頃に戻れるなら、絶対に略奪なんて計画しません。相手のことをよく知らないうちに、“好き”という感情だけで突っ走ってしまったことを深く後悔しています」玲奈さんは、今後は離婚に向けての話し合いを進めるつもりだと話します。わずか半年で別居へと進んだ結婚生活に、後悔しかないのも無理はないでしょう。「いつ離婚が成立するのかわからないけれど、とにかく早く離婚したいです。生活費ももらっていないし、ただ籍が入っているだけの状態が続いています。夫とは顔を合わせない日々が続き、なんでこんな結婚を選んでしまったのかと、自分のことを馬鹿だとしか思えません。戻れるなら、1年前に戻って結婚なんて選ばなければよかったです」略奪婚ではなくても、マザコン男性を見抜くのは難しいケースもあるでしょう。しかし不倫は“限られた逢瀬”で見る相手の姿しか知り得ないことも多く、普通なら気づくような欠点を見逃しやすいのかもしれませんね。©seb_ra/recep-bg/gettyimages文・並木まき
2022年11月08日ゲームアプリで知り合った男性と安易に不倫関係に走ってしまった里香さん(仮名)。裕福な不倫相手とのデートに溺れていたある日、実母によって全てが明るみに。そこから里香さんの人生は大きく狂い始めました。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、里香さんの不倫後の結末をご紹介します。子どもを預かってくれていた実母が不信感を抱く「不倫相手とデートをするときは、実家の母に子どもを見てもらっていました。いつも『友だちと会ってくる』『前職の同僚とご飯をしてくる』などと嘘をついて子どもを預けていたのですが、実母は私の服装やメイクを見て『何かがおかしい』とずっと違和感を覚えていたようです。それで、あるとき突然『あなた、男性と会っているんじゃないの?』って聞かれて…。その場ではもちろん『違う』って言い返したのですが、なんと母は、私に探偵をつけて尾行をしていたようで、不倫相手と一緒にいるところの写真を突きつけられたんです」証拠が出てきた以上は嘘を突き通せないと考えた里香さんは、母親に不倫を白状したそう。すると、実母が夫に全てを打ち明け、里香さんの不倫が夫にも知られたとのこと。「まさか実母が裏切るとは思わなかったので、当時は本当に母を恨みました。夫からも罵られ、母親からは『そんな娘に育てた覚えはない!』と泣かれましたね。そして、夫はその後すぐに私との離婚を決め、家を出て行ってしまったんです」まさか離婚にまで発展するとは想像もしていなかったという里香さん。そして何よりつらかったのは、実母が娘である自分ではなく、全面的に里香さんの夫の味方をしたことだったと振り返ります。夫、子ども、実母、全て失った女性の末路「母は、父の浮気が原因で離婚をしているんです。だから私が不倫をしていたことが本気で許せなかったみたいなんです。離婚の際、子どもの親権について夫と揉めたんですが、実母は私ではなく夫が育てるべきだと夫の味方をしていました。仕事をしていない私は調停になってもおそらく不利かなという気がしたのと弁護士を頼むお金もなかったので、最終的に夫に親権を渡して離婚をしました」その後、母親から絶縁宣言までされた里香さん。現在は、アルバイト生活をしながら就職活動を続けています。「あのとき、ゲームで知り合った相手と不倫さえしなければ、今でも夫や子どもと幸せな日々を送っていたと思います。暇だから、刺激が欲しいからというだけで、なんて馬鹿なことをしたんだろうって思いますが、後悔しても何も変わりません。元夫のインスタを見ると実母と夫、子どもはたまに会っているようですが、私には誰も連絡をくれないし、こっちから連絡しても無視され続けています。たった数か月とはいえ、贅沢なデートに溺れたくて不倫をした自分が馬鹿すぎて…。後悔してもしきれません」幸せな日々に退屈し、刺激を求めた結果、不倫に走ってしまった女性の末路をご紹介しました。安易な気持ちで人の道を外してしまえば、その後に転落人生が待ち受けているのは周知の事実。不倫は関わった人の人生を大きく変えてしまう恐ろしい行為なのです。©Alvaro Medina Jurado/SunnyVMD/gettyimages文・並木まき
2022年10月12日不倫をすると、なによりもパートナーや家族への発覚を恐れるでしょう。バレないようにいろいろと工作をする不倫常習犯もいます。麻衣子さん(仮名・34歳)も、かつて不倫をしていた際、ある巧妙な手口で夫からの発覚を逃れたそう。どんな方法を使ったのか、当時の状況とともに詳しく話を伺いました。不倫相手との出会い「4年ほど前、ある男性と不倫をしていました。それは、夫の親友でもある、大輔さん(仮名)という方でした。出会ったのは結婚前。夫の友人たちが集まっている場に、私が連れて行かれたときでした。5~6人で集まってお酒を飲んでいるところで、紹介されたんですね。そのとき、大輔さんとは縁があるような、なんとなくまた会うような予感がしました。その1年後です。私は保険会社で働いているんですが、担当している企業の忘年会に参加したとき、大輔さんと偶然再会しました。大輔さんは、その企業の下請け会社の人で、私と同じように招かれていたそうです」夫の親友と不倫関係に…「忘年会が終わってすぐ、大輔さんからLINEが来ました。以前にグループLINEを作っていたので、連絡先を知っていたんですね。“飲み直しませんか?”ということで、2人で別の店に。そこで、大輔さんが私に対して、“また会う気がしていた”と言うんです。私も同じ印象を受けていたと言うと、一気に距離が縮まりました。その時点で私はもう結婚していました。そこまでの関係で思いとどまろうとはしたんですが、流れを止めることができず…。不倫関係に堕ちてしまいました。それからも大輔さんとは定期的に会っていたのですが、関係が半年ほど続いたころ、夫が怪しむような素振りを見せ始めたんです」LINEを覗こうとする夫「ある日、夫と外食をして、家に戻ってきたとき。ワインを飲み過ぎてしまい、すぐに寝てしまったんですね。夜中、ふと目を覚ますと、夫が私のスマホをいじっているんです。LINEを覗こうとしているんだと気づきました。大輔さんとの関係が怪しまされたらまずいと、かなり焦りました。結局、ロックを解除できなかったようで覗かれることはなかったんですが、何かごまかすための策を講じなければいけないと思いました」不倫発覚を逃れた巧妙な手口「当時、私は会社の後輩の男性に、食事に誘われていました。いつも軽くあしらっていたんですが、あるとき誘いを受け、食事に行きました。でも、彼とはそこまで。あとでLINEで、楽しかった旨を伝え、“でも夫が1番大事だから”と送りました。そして後日、夫と一緒に家にいるとき、わざとスマホのロックを解除したままトイレに行きました。数分だけスマホを放置したんです。戻ってくると、微妙にスマホの位置がずれていました。おそらく夫がLINEを覗いたんでしょう。大輔さんとのやりとりは消去していたので、後輩とのLINEを見たはずなんです。それからは、夫が怪しむような素振りを見せなくなりました。むしろ、私に対して優しくなったようにも感じました。こうして、私の作戦は成功したのです」“夫の親友と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。わざと夫にスマホを覗かせるとは、なんと大胆で巧妙な手口なのでしょう。しかし、一時的にだませたとしても、必ずバレてしまうのが不倫です。不倫によって人生を壊してしまう人はたくさんいます。決して不倫には手を出してはいけないのです。©yamasan/Fajar Kholikul Amri/gettyimages文・塚田牧夫
2022年10月07日軽い気持ちではじめてしまった不倫も、周囲にバレて大問題になってから「あんなことをしなければ良かった」と後悔する男女は少なくありません。今回は、不倫をして大きな代償を払うことになってしまった3人の男女の話を紹介します。慰謝料の振り込みが夫にバレて…「知人の男性との不倫がバレたときのことです。その男性の妻とは慰謝料は150万円の支払いを月々3万円の50回払いにすることで決まり、私の夫には知られないように許してもらったんです。しかしこっそり支払っていたら、夫に通帳の明細を見られて「なんであの人に毎月振り込んでるの?」と突っ込まれてしまい、不倫していたことがすべてバレてしまいました」(28歳/女性/通販業界/既婚)その後、子どものことを考え夫とは離婚に至らなかったそうですが、やはりバレてしまってからの夫婦仲は「最悪」とのこと。身近な相手との不倫は、周囲の人間関係も壊してしまうのでしょう。離婚原因を妻のせいにしたのがバレて…「僕は離婚をしたので、新たに恋人を探そうとしていたんですね。そして、マッチングアプリで知り合った女性と真剣に付き合ったのですが、偶然彼女の友達が僕の元妻の知り合いだったんです。離婚原因はぶっちゃけ僕の不倫だったんですが、彼女には『元妻が浮気した』と嘘をついていて…。それがすべてバレてしまい、信用できないとフラれてしまいました」(33歳/男性/アパレル業界/独身)アプリで知り合った相手だから嘘をついてもバレないだろう…と思っていたのが、意外なところでバレてしまったケースも。そもそも「この人、怪しい」と疑われていたから、友だち経由で裏を取ろうと思われた可能性もありますね。隠したいと思ってもバレてしまうリスクがあるからこそ、不倫には手を出さないほうがいいのでしょう。養育費の支払いがキツくて…「5年前に、僕の不倫が原因で妻とは離婚したんです。慰謝料と養育費の一部前払い、財産分与で800万円支払うことになって。一部は借り入れで払いましたが、毎月の返済の支払いがキツくてキャッシングで帳尻を合わせることも多かったんです。リボ払いの利子も膨らんでいるし、正直、この先恋愛どころではないという感じです」(34歳/男性/IT関連企業勤務/独身)不倫された元妻の立場からすると、「そのくらい苦しんでくれて当たり前、私たちはもっと傷ついたのよ」というところかもしれません。とくに子どもがいる状況での不倫や離婚となると、慰謝料の支払いは切っても切り離せない問題になってきます。不倫で失うもの。それは慰謝料などお金の部分でも大きいですが、何より「他人から信用されなくなる」というほうがダメージが大きいかもしれません。不倫の真っ最中は楽しくても、バレたときには「周りに誰もいなくなり、残ったのは借金だけ」となりかねないのです。安易な気持ちで手を出すものではありませんね。©Photo by Rafa Elias/boonchai wedmakawand/gettyimages文・清 仁美
2022年09月29日職場の同僚と不倫関係になり、社内で噂が広まるのを避けるために転職までした奈緒さん(仮名)。不倫相手に「私と結婚すると約束してほしい」と迫り、将来を前提とした関係を続けていたのですが…。彼が妻と離婚の話し合いを始め、略奪婚も間近と思っていた矢先に、奈緒さんの人生は大きく狂い始めました。妻が不倫の事実を知ってから事態が急変「離婚まであと少しというタイミングで、離婚を急ぐ彼に不信感を抱いた妻が、離婚の話し合いと同時進行で探偵をつけていたことがわかりました。そのころの私たちは、もう彼が離婚をする寸前まできていたので不倫デートも大胆なものになっていたんです。外で会うときは変装せず、ホテルに泊まるときも周囲を気にせずに独身カップルのようなデートをしていたので、妻が不倫の証拠を集めるのは簡単だったかもしれません。彼が『今日、離婚届を出せると思うよ』と出向いた話し合いの場で、妻から不倫の証拠を突きつけられ『不倫をしているというなら離婚の話は白紙に。相手の女性に慰謝料を請求し、ひとまず離婚はしません』と宣言されたのです…」そのあとすぐ、奈緒さんの自宅に妻の代理人弁護士から慰謝料を請求する文書が届いたとのこと。しかし奈緒さんは慰謝料を払うだけのお金がなく、途方に暮れたと話します。「あまり貯金をしてこなかった私は、彼の妻に言われた慰謝料を払うだけのお金が手元にありませんでした。それに、まさか離婚寸前になって慰謝料を請求されるとは思ってなくて、そもそも離婚が成立しないなんてことも想像しておらず…。彼から離婚が中止になったと聞いて頭が真っ白になりましたし、慰謝料を請求する文書が届いたときもどうしたらいいのかわかりませんでした」妻に不倫を知られ家庭に戻った彼… 全てを失い人生が狂った「それからまもなく、彼は『妻に知られた以上、すぐには離婚をできないし、君ともお別れだね』と言い、私の元から去っていきました。慰謝料を半分払ってもらいたいと彼に伝えましたが、『この慰謝料は妻が君に請求しているものだから、僕は無関係だ』と言って、払ってはくれませんでした。仕方がないので、私は借金をして彼の妻への慰謝料を支払いました」結局、それから彼が奈緒さんの元へ戻ってくることはなく、現在も奈緒さんは借金の返済をしながら独身生活を続けているとのこと。奈緒さんは都会での一人暮らしにかかるお金に加えて借金の返済が必要となり、かなりの節約生活を強いられているそうです。「節約生活をしていますが毎月いっぱいいっぱいで、利息が高くて借金がなかなか減りません。お金がないから友だちから飲み会に誘われても会費がもったいなくてでかけられず、新しい出会いもなくて。ひょっとしたら彼がそろそろ離婚しているんじゃないかと思ってLINEをしてみましたが、未読のまま無視されました。2年間、全力をかけて彼のことを愛していたのに、終わるときはあっけなかったですね。本当なら今頃は、彼と結婚して妊娠もしていたかもしれないのに…。不倫をしていた私が言うのもおかしな話ですが、人生ってときに残酷だなと痛感しています」不倫の末に幸せになることを望んでも、叶わないケースのほうが多いはずです。誰かから奪ってまで得られる幸せなどない、と思ったほうが賢明かもしれません。言うまでもなく、不倫をすれば相応の代償が待っていますし、略奪を望めばその分だけ代償も大きくなるでしょう。©RUNSTUDIO/bee32/gettyimages文・並木まき
2022年09月04日口がうまい既婚者の男性から不倫に誘われ、最初はためらっていたものの「ダブル不倫はお互い様だから、慰謝料は相殺になって払わないですむ」などの相手の言葉を鵜吞みにし、安易な気持ちで関係をスタートさせてしまった真歩さん(仮名)。真歩さんの不倫はやがて夫に知られ、夫は相手に慰謝料を請求するという事態に発展したそうです。不倫相手が離婚。真歩さんに巨額の慰謝料請求が…「夫は相手の男性に慰謝料を請求。私も夫に知られた以上は不倫相手と会い続けるのはやめようと思い、キッパリと関係を終えました。この時点でも自分がしてしまったことの罪深さに反省をしていましたし、夫が傷ついた様子を見て自分を許せない気持ちにもなっていました。過去はもう変えられないけれどもう二度と不倫なんてしないで、これからは夫に償いながら、まともに生きていこうと決意したんです。しかし、不倫相手が離婚をしたという連絡が入り、状況がどんどん悪くなっていきました」不倫相手も既婚者だったため、真歩さんの夫が慰謝料を請求したことで、相手の妻も不倫の事実を知ることに。不倫相手の男性は、この出来事をきっかけに離婚。さらには不倫相手の元妻から真歩さん宛に、多額の慰謝料を請求する文書が届いたそうです。「人の家庭を壊した重みを考えなさい」と言われ…「それまでは不倫相手が私によく言っていた『ダブル不倫は慰謝料が相殺になるから実質は支払う必要がない』という言葉を鵜呑みにしていたので、慰謝料というものについて真剣に考えていなかったように思います。だけど、相手が離婚をすることになり私に請求をしてきた額は、ウチの夫が請求した額よりも多く、“相殺”なんてできるレベルではありませんでした。調べてみると、不倫の慰謝料は、不倫によって夫婦関係が破綻した場合には高額になることがあるようでした。そんなことすら知らなかった私は、この時点で顔が真っ青になりました」それまで生活費は夫の収入、自分の収入はお小遣いとして自由に使うことが許されていた真歩さんは貯蓄がほぼゼロに近く、相手の妻から請求された額は到底支払える額ではなかったのだとか。仕方なく真歩さんが「お金がなくて払えません」と相手の妻に連絡を入れると、「人の家庭を壊したことの重みを考えなさい」と静かに諭されてしまいます。そして減額はしないが分割での支払いに応じる、と提案してくれたそう。「相手の妻はまったく感情的になっていなくて、むしろ冷静でした。そして“家庭を壊した重み”と言われればその通りなので、慰謝料を払わず逃げるなんて許されないことだと悟りました。妻が分割でもいいと言ってくれたので、お金がなかった私は分割の支払いをすることで合意をしました。一方、夫は相手の男性に慰謝料を請求していたのですが、彼は離婚と同時に姿を消してしまって…。仕事も辞めて、携帯電話も解約し、転居先も誰にも告げずにいなくなったので、どこにいるのかまったくわからなくなってしまったんです。相手の妻も彼の居場所を探そうと努力してくれたのですが、すでに離婚している以上は転居先を調べるのも難しいとのこと。結局夫は相手の男性から慰謝料を受け取れず、泣き寝入りをするという結果になってしまいました」その後、真歩さんは離婚の危機を乗り越えて現在も夫と暮らしていますが、不倫相手の元妻への慰謝料の支払いは継続しているそうです。「ダブル不倫なら慰謝料はかからない」という彼の嘘を信じ、安易に不倫をしてしまった自分を後悔してもしきれないと語っていました。不倫相手の発言を安易に信じてしまい、取り返しのつかない事態になってしまうケースもあるようです。慰謝料の有無に関わらず、どんな事情があったとしても不倫はするべきではないでしょう。©Kittiphan Teerawattanakul/EyeEm/d3sign/gettyimages文・並木まき
2022年08月24日既婚者同士で不倫をする「ダブル不倫」をされると傷つく人の数も多くなりますが、不倫当事者にも悲惨な結末が待っています。安易な気持ちでダブル不倫に走り、全てを失い人生がひどく転落した、30代女性のエピソードをご紹介します。「お互い様だから大丈夫だよ!」と不倫に誘われ…真歩さん(仮名)は27歳のときに5歳年上の夫と結婚。結婚生活に特に不満はなかったものの、結婚4年目に入ったときに仕事で知り合った13歳年上の男性から不倫に誘われ、興味本位から安易に不倫を始めてしまったそうです。「相手はバツ2で、誘われたときは3回目の結婚をしていました。ちょっと軽薄なところが気にならなかったわけではありませんが、ノリが良くてフットワークも軽く、私が『ご飯に行きたい』と言うとおしゃれなお店をスグに予約してご馳走してくれるんです。会いたいときにスグに会ってくれて、デートを重ねてから好きになるまではそう時間がかかりませんでした。でもお互いに家庭がある立場だし、と距離を縮めるのをためらっていた私に、彼は『お互い様だから大丈夫だよ!』と言って不倫に誘ってきたんです」それまで不倫経験がなかった真歩さんは、相手の男性が言う「ダブル不倫はお互い様だから、慰謝料は相殺になって払わないですむ」、「ダブル不倫だと配偶者が慰謝料を請求しにくい」といった言葉を鵜呑みにして、「それならば」と関係をスタート。最初のうちは互いの家庭に関係を知られないよう細心の注意を払ってデートを重ねていたそうですが、次第に二人の行動は大胆になっていきます。何度も旅行に行ったことが不倫バレのきっかけに「相手の男性が13歳も年上だったのと、彼は過去にも不倫が原因で離婚をしていて『不倫事情には詳しいから任せておけ』というので、私は彼に言われるがままに密会を続けていました。彼の妻も仕事が忙しく出張が多かったこともあり、彼とは何度も旅行に行きました。だけど、うちの夫はガラリと生活スタイルが変わった私に不信感を抱いていたみたいです。頻繁に旅行へ行く私を怪しいと思い、夫が調査を依頼し、あっけなく不倫をしていることが家庭に知られてしまいました」妻の不倫を知った真歩さんの夫は激怒。「すぐに相手と別れてくれ。俺は相手の男性に慰謝料を請求する」と、真歩さんに不倫を清算するよう迫ってきたそうです。「不倫がバレて夫を傷つけてしまったことは、本当に申し訳ないと思いました。だけど慰謝料に関しては、不倫相手の『ダブル不倫は慰謝料が相殺になって支払う必要がなくなる』という言葉を鵜呑みにしていたので、夫が彼に慰謝料を請求すると宣言しても、私は大して気にとめていなかったんです」ダブル不倫によって双方の配偶者が傷つき、ドロ沼劇になるケースは決して珍しくありません。お互いに配偶者がいる立場で不倫を始めてしまえば、発覚後に想像もしなかった展開を迎えることも。「お互い様」だからといっても、不倫は決して選ぶべき道ではないことは言うまでもないでしょう。©Karl Tapales/Alvaro Medina Jurado/gettyimages文・並木まき
2022年08月24日「結婚願望がなかったから」ということを理由に、20代から30代までの多くの時間を、結婚を視野に入れずに付き合える既婚男性との不倫に費やしたという貴子さん。しかし35歳になり、子どもが欲しいという思いや、結婚願望が生じたのをきっかけに不倫をやめ、婚活を始めます。そこで愛する彼と出会い、結婚を前提とした交際を始めたのですが、ある日を境に彼の表情が曇り、笑顔が減っていったそう。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、彼女のその後について詳しくご紹介します。「俺の知り合いと不倫していたの?」と、突然恋人から問い詰められて事態は一変…彼と過ごすうちに、過去に不倫をしていたことを自分でも忘れ始めていたという貴子さん。しかし、ある日突然浮かない顔をし続けていた恋人から、「あのさ、俺の知り合いと不倫していたの?」と問い詰められる事態に見舞われたそうです。「いきなり彼から『俺の知り合いが貴子と付き合っていたって言うんだよね。でもソイツ、既婚者なんだよ』と言われ、ビックリしました。彼が『結婚を考えている恋人がいる』とその場にいた人たちに私の写真を見せていたら、その場に私の元不倫相手が居たようで…。彼から詳しく話を聞いていくうちに、彼の知り合いだという元不倫相手は、ドロ沼状態になり別れた相手だということもわかりました。その元不倫相手との別れ際は、相手の男性の妻から直談判を申し入れられ、取っ組み合いの喧嘩寸前の状態になり、激しい口論になった挙句、私が慰謝料を支払いました。彼は多くを語りませんでしたが、表情などから察するに、そういう別れ際の話も聞いてきたんだろうなという気がしましたね」結婚前提の交際は白紙に。最愛の彼が自分のもとを去り…その話し合いから数日後、貴子さんは結婚前提で交際していた彼から別れを告げられました。貴子さんは本当は彼と別れたくなかったそうですが、彼の知り合いと不倫をした過去がある以上、どう弁解をしても許してもらえないだろうし、結婚にも進まないだろうと考え、彼のことを諦めたと言います。「彼は私が初めて“結婚したい”って思った相手だったので、フラれたときには人生が終わったと感じました。けれど、彼の別れの意思も固く、私が何を言ってもダメでしたし、私に対して大きな嫌悪感を抱いているようだったので別れるしかありませんでした。それからは、私から連絡を入れても完全に無視されているので、復縁の可能性もまったくありません。過去の不倫の代償がこんなふうに未来の自分にふりかかってくるなんて、当時は考えてもいませんでした。世間は広いって思っていたけれど、やっぱり案外どこかで人はつながっているし、悪いことはできないんだなって改めて思いましたね。それ以来、また次に好きになった人にも、過去の不倫のせいでフラれるかもしれないと思うと婚活をするのが怖くなってしまって、もう婚活も諦めています。戻れるなら、不倫ばかりしていたあの頃の自分に『絶対に不倫はするな』と言いたいですね…」過去に不倫経験があると「すでに関係は終わっているから大丈夫」と思っていても、予想外のところで過去の代償を支払うことになるケースもあります。どんな事情や理由があるにせよ、不倫には決して足を踏み入れるべきではないでしょう。©Yee Kay Yung / EyeEm/Thomas Northcut/gettyimages文・並木まき
2022年07月09日不倫に溺れてしまう女性は、周りが見えなくなっていることが多いです。そのため周囲がどんなに忠告しても耳を貸さず、どんどんのめり込んでいってしまいがち。しかし別れた後になってようやく過ちに気づき、後悔することがあるのだとか…。今回は既婚男性と付き合った経験があるという女性に、「不倫を後悔したエピソード」を聞いてきました。婚約者にバレてフラれた「20代の頃はずっと既婚者の男性と付き合っていましたが、30代になってそろそろ結婚したいと思い、既婚者との関係を清算しました。ちょうどその頃、高校時代の同窓会があり、そこで再会した同級生と付き合い始めたんです。とんとん拍子で進み、結婚する約束もしていたのですが…。周囲からの噂話で、私が前に不倫していたことを彼が聞いてしまったようです。もともと真面目で潔癖っぽいところのある人だったので、幻滅されてフラれてしまいました。今となっては、不倫は黒歴史でしかありません」(34歳/会社員)今さえよければ過去なんて関係ない!と言いたいところですが、皆が同じように寛大とは限りません。本人がどんなに過去のことだと割り切っていたとしても、不倫をしていた過去が発覚することで、大切な人の信頼や愛情を失ってしまうリスクもあるようです。5年以上、不倫相手を待ち続けた結果…「付き合っていた彼には奥さんがいたのですが、『必ず離婚する』と約束してくれていたので、彼を信じて5年以上待ち続けたんです。でも結局、奥さんとの間に子どもができて、離婚はできないと言われ、別れました。気づけば5年の間に、周りの友達は次々と結婚したり出産したりして、幸せになっていたんです。もともとは私も早く結婚したいという思いが強い方だったので、ものすごく後悔しています」(36歳/フリーランス)既婚男性の「必ず離婚する」という言葉ほど、信用できないものはありません。約束を鵜呑みにして、時間を無駄にすることだけは避けたいですよね。過ぎ去った時間は決して取り戻せないので、不倫をしている人は一刻も早く目を覚ますべきです。女友達を失った「不倫をしていた時、周りの女友達から一斉に反対されたんです。それで私もカチンときて逆ギレしてしまった上に、会えば反対されるので、それが嫌で彼女たちと距離を置くようになりました。でも彼と別れた今となっては、長年の付き合いだった女友達を失ってしまったことを本気で後悔しています。SNSなどで私以外の皆が集まっているのを見ると、うらやましいなと思いつつ、バツが悪くていまだに連絡できていません」(33歳/会社員)友人たちが不倫を反対するのは、心配しているからこそ。ただ話を聞いてほしいだけなのに、いちいち忠告されるのが煩わしく感じるかもしれませんが、不倫が原因で友人と距離ができてしまうのはあまりに残念。周りが見えなくなるあまり、本当に必要な存在を手放してしまうことだけは避けたいです。以上、不倫経験のある女性が後悔したエピソードを紹介しました。恋に夢中になり、燃え上がっている時は気づかなくても、後になって「黒歴史」になってしまうという不倫。どんなに後悔しても、失った時間や信頼は取り戻せません。既婚者との関係に足を踏み入れることなく、自分を大切にしていきたいですね。©Charday Penn/Gettyimages©Witthaya Prasongsin/Gettyimages©Alihan Usullu/Gettyimages文・小澤サチエ
2022年07月03日■前回のあらすじえい子を「ただの同僚」と言い切る夫に対して、えい子への嫌味を口にして挑発する花子。案の定、夫はえい子をかばって感情をあらわにします。そして花子は、「認めない場合には会社に連絡する」と最後の一手を講じます。■あの晩のことを問い詰めるサレ妻■焦った夫はついに…!追い詰められた夫はついに不倫の事実を認めるのでした。そして次回は慰謝料の話におよびます。次回に続く「見つからない不倫の証拠」(全41話)は21時更新!
2022年06月03日夫の悟志さん(仮名)と結婚し、息子を授かった紗英さん(仮名・35歳)。当時不倫をしていた紗英さんは、二人で行うことになっていた育児や家事をおざなりにすることはなかったため、不倫に対する罪の意識はあまりなかったそう。そんななか、不倫相手とのデート当日に子どもが体調を崩し、保育園からお迎えの連絡が。しかし、その頃の夫の家事や育児への協力が少なくなってきていたことを理由に、紗英さんは夫に子どものお迎えをお願いし、自らは不倫デートを楽しみました。その後、夫から不倫の疑惑をかけられたことで、すさまじい夫婦喧嘩が勃発。しかし、その後も紗英さんは反省することはなく、不倫を続けていった結果、最後は悲惨な結末を迎えてしまったそう。いったい何があったのか、そこに至るまでの経緯も合わせて彼女に詳しくうかがいました。不倫相手の男性「私の不倫相手は、三橋さん(仮名)という方で、年齢は私の8歳上。仕事関係で知り合った、雑誌の編集をしている人でした。三橋さんも結婚していましたが、子どもがいなかったんです。そのこともあって、時間は比較的融通が利くため、私に合わせてくれていました。三橋さんは以前、グルメ雑誌の編集に携わっていたこともあり、お店にすごく詳しかったんですね。不倫デート中は、そんな彼と一緒においしいご飯を食べながら、愚痴などを聞いてもらって、楽しい時間を過ごしていました」ホテルに入ってきた男性は…「食事をしたあとは、いつもホテルに行く流れでした。ホテルはよっぽどお店から離れていない限り、だいたい同じ場所を使っていたんです。その日は、ホテルから近い場所で食事をしたのち、歩いてホテルに向かいました。なかに入り、三橋さんが受付をしているところで、私はロビーのソファに腰を下ろしたんです。すると、背後に人の気配を感じました。振り返ると同時に、その人がこっちを覗き込んできて…。それは、なんと夫の悟志でした。さらに、夫はスマホを手に持ち、カメラをこちらに向けていて…。そして、“撮ったぞ”と言ってきたんです」お店から尾行してホテルへ「夫の口調は冷静でしたが、だいぶ興奮しているようでしたね。そのときは私も状況が飲み込めていなかったので、頭のなかはパニック。三橋さんも唖然としてこっちを見ていました。おそらくフロントの従業員も、だいぶ焦っていたんじゃないでしょうか。その人の顔を見られるほど、気は回りませんでしたが…。どうやら夫は、私たちのことをお店からつけていたようでした。そして、ホテルに入ったのを見計らって、乗り込んできたのです。夫は“やっぱりな”と言って、三橋さんのほうにもカメラを向けました。そして、私に対し“子どもを連れて出て行くから”と言い残して、その場を去って行ったんです」本当に子どもを連れて出て行かれ…「動揺を鎮めるため、いったん私たちはホテルの部屋に入りました。そこで、これからの対処法を考えたんです。夫は小心者なので、おそらくすぐに家を出て行くことはないと思いました。とりあえず、子どものことを優先して考え、話し合いの場を持とうと思ったんです。三橋さんも、“弁護士などを紹介するから”と言ってくれました。その後、すぐに家に戻ったんですが…。家には、すでに誰もいないんです。どうやら、夫は本当に子どもを連れて出て行ってしまったようでした。それと同時に部屋のなかを見渡すと、いろいろなものがなくなっていることに気づいたんです。壁際にあった家族写真もなくなっていて…。部屋が殺風景になったことで、以前、悟志とケンカしたときに付けた床やテーブルのシミがとても目立って見えましたね。その後、親権を争う形で離婚調停に入ったのですが、決着がつくまでに半年以上かかりました。そして私は、最終的に“親権を失う”という悲惨な結末を迎えました…」“子どもそっちのけで不倫を楽しんでしまった女性の告白”をご紹介しました。子どもの世話をせず、不倫にいそしんでいたわけですから、離婚の際に親権が取れなかったのは当然の結果とも言えるかもしれません。紗英さんのように目先の快楽を優先して不倫に走ってしまうと、のちに大きな代償を払わなければいけなくなるのでしょう。とはいえ、失ってから後悔するのでは遅いので、始めから不倫なんてするのではなく、今一緒にいてくれる家族に感謝し大切にしてほしいものです。©west/gettyimages©PonyWang/gettyimages文・塚田牧夫
2022年05月03日マキさん(当時33歳)はある日、お料理教室で知り合って仲良くなった女友達の由奈さんから、W不倫をしているという事実を聞かされます。しかもその相手は、同じお料理教室の生徒さんの夫でした。彼女に不信感を抱き、距離を置くことにしたマキさんですが、なんと自分の彼氏、隼人と由奈さんが密会していたことに気づいてしまったのです…。彼氏と女友達が密会していて…「最近、隼人の様子がおかしいとは思っていましたが、由奈とコッソリ会っていたからでした。LINEを見てそれを知ってしまい、カッとなった私は、彼に『由奈と浮気してたってこと!?』と問い詰めたんです。すると隼人は平謝りで、『隠していてごめん。でも何度か会っただけで、体の関係は持っていないから信じてほしい』とのこと。どうやら由奈は、夫婦関係で悩んでいて、同じ男性としての意見を聞かせてほしいと隼人に頼んだようです。『夫婦がうまくいっていないことはお料理教室の皆には知られたくないから、マキにも絶対言わないで』と釘を刺したうえで、相談を口実に隼人をちょくちょく呼び出していたのだとか…」一旦、隼人さんの言い分を信じることにしたマキさんは、次に由奈さんの話を聞くことにしました。ところがなんと由奈さんは、謝ることもなく、開き直ったのです。「誰と会おうと勝手でしょ」と開き直られて…「『彼と寝たわけでもないのに、なんで私が怒られなくちゃいけないの?』と逆ギレされました。さらに、すごくひどいことを言われたんです。『マキと隼人は結婚しているわけでもないし、隼人が誰と会おうと彼の勝手でしょ。私が誘ったら彼もまんざらでもなさそうだったし、マキに満足してないんじゃない?』とあり得ない捨て台詞を吐いていきました。悔しかったけれど、由奈とはこれ以上関わりを持たない方がいい気がしたので、グッと堪えて今後は連絡を絶つことにしたんです。でも彼女、その後も懲りずに隼人に連絡してきて…。彼には無視してもらっていたけれど、由奈が今後どういう行動に出てくるのか考えると不安でいても立ってもいられませんでした。彼女はすごく美人で色っぽいので、いつか隼人が心変わりしたらどうしようと心配だったんです」こうして数か月間、悶々とした日々を過ごしていたマキさん。ところがある日、衝撃のニュースが耳に飛び込んできました。不倫がバレた人妻の末路「お料理教室の生徒さんの夫とW不倫していたことが、バレたそうです。その生徒さんからは慰謝料を請求されそうだと聞きました。また、由奈の夫にも知られてしまい。W不倫の件だけでなく、いろんな男性と関係を持っていたことも突き止められ、離婚の危機だとか。彼女はいつも『裕福な暮らしを手に入れたくて、今の夫と結婚した』と得意げに言っていましたから、今頃途方にくれているでしょうね。ちなみに後から知ったのですが、今の夫も不倫からの略奪愛だったようで、由奈は“他人の男が欲しくなってしまう”病気なのかもしれません。だからこそ、私の彼氏にも手を出そうとしたし、料理教室の生徒さんの夫とも関係を持ったのでしょう」他人のものがすぐに羨ましくなってしまう性質の人は、それを手に入れない限り、心が満たされません。どんなに美貌やお金に恵まれている人でも、一生満足することはないのでしょう。小さな幸せであっても、安定した毎日に感謝することが大切なのだと考えさせられました。©d3sign/Gettyimages©Tetra Images/Gettyimages©thenakedsnail/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年04月23日真理子さん(仮名・34歳)は結婚後、夫の大輝さん(仮名)の実家で義母と三人で暮らし始めました。しかし、最初は良好だった義母との関係も、次第に悪化してしまい、そのストレスから逃れるかのように職場の同僚との不倫に走ってしまったそう。その後、義妹が帰国したことにより、事態は急変したと言います。今回は、彼女が最終的に迎えた結末について詳しくうかがいました。不倫後の状況は?「義母との関係に悩んだ私は、夫の大輝さんにそのことを相談したんです。しかし、大輝さんは“母さんに悪気はないんだよ”と義母をかばうばかり。そんなときに、親身に話を聞いてくれた会社の同僚の柏木くん(仮名)に心を許すようになった私は、いつしか柏木くんと不倫関係に。その頃の私は同僚との不倫を楽しむことで日々のストレスを発散し、精神のバランスを保つようになっていました。そんな生活を送っていたとき、世界的に新型コロナウイルスによる感染症が流行。その結果、海外に住んでいた大輝さんの妹が一時帰国することになりました。義妹は若葉さん(仮名)といって、大学卒業後にアメリカへ渡り、結婚し、グラフィックデザイナーとして働いていました。若葉さんとは結婚式のときに1度会ったきりで、挨拶程度の会話しかしたことがありません。若葉さんがどんな人なのかわからなかった私は、義母と同じようにイヤミを言ってくるかもしれないと思い、とても気が滅入っていました」家庭環境の変化は?「ところがです。若葉さんの性格は義母とは真逆で、なんでもズバズバと正直に言うタイプ。そんな若葉さんは義母の私に対する態度を見て、“みっともないからやめなよ”“真理子さんの気持ちも考えて”と注意をしてくれたのです。その後も若葉さんは私のことを気にかけてくれました。その結果、義母は以前ほど私に干渉しなくなったんです。しかも若葉さんは私に、“なんでも言ってね”と心強い言葉をかけてくれました。強い味方を得た私は、ようやく家に居場所を見つけた気分でしたね。ただ、その一方で、私はだんだんと不倫をしていることが申し訳なくなってきたんです」義妹はその後、どのような行動を?「あるとき、私は思い切って不倫のことを若葉さんに相談してみたんです。叱られるにしろ、味方をしてくれるにしろ、いいアドバイスをくれる気がして…。でも、若葉さんの反応は思っていたものと違いました。まず、若葉さんはアメリカで見聞きした夫婦間トラブルについて話してくれました。そのうえで、“どちらかが不倫をしている時点で、すでに夫婦関係は破綻していると思う”“だから、夫婦関係を元に戻すのは難しい”と言い、離婚をすすめてきたんです。私としては、夫とやり直すための方法が知りたくて若葉さんに相談したものの、結果として前向きに離婚を考えるためのアドバイスを受けることになってしまいました」その後の夫婦関係は?「若葉さんが大輝さんに不倫の事実を伝えたのち、三人での話し合いの場が設けられました。そこで、私は夫からの“やり直したい”という言葉を期待していたのですが…。若葉さんが離婚に向けた話を進めるのに対し、それに促される形で大輝さんも“うんうん”と頷いて、私と離婚することに同意。そして、あっという間に手続きが進められ、離婚が成立しました。若葉さんの配慮により慰謝料も発生せず、穏便に離婚することができたのですが、私としては不本意でした。不倫していた自分が一番悪いということはわかっているのですが、本当は夫とやり直したかったんです。一方で、不倫相手の柏木くんは、夫と離婚することを伝えた時点で、サッと身を引いていきましたね。“いつでも俺を頼って”と言ってくれていたのに、彼は私のもとから逃げるようにいなくなったんです。結局、私は不倫によって、夫も不倫相手の彼も失う羽目になりました…」“義母との不仲がきっかけとなり、不倫に走ってしまった妻の告白”をご紹介しました。真理子さんは不倫をしていたことが負い目となり、若葉さんに離婚の話を推し進められたときに“本当はやり直したい”ということを伝えられなかったようです。また、今回のエピソードからもわかるように、不倫をすれば大切な家族を失うこともあります。だからこそ、どんな理由があったとしても、不倫には決して手を染めるべきではないのです。©miya227/gettyimages文・塚田牧夫
2022年04月05日不倫は長く続けば続くほど、最後は悲惨な状況を迎えるようです。特に社内不倫の場合、家庭だけでなく仕事にも大きなダメージを及ぼすことも…。そこで今回は、“不倫男性が青ざめた社内不倫のエグすぎる末路”というテーマで、経験のある男性たちに話を聞いてみました。会社の前で大ゲンカになり「会社の飲み会に参加したときです。場所は職場近くの居酒屋で、その場には不倫相手である職場の後輩女性も同席していました。そこでは周囲に不倫関係がバレないように、あえて彼女に素っ気ない態度をとっていたんですね。すると、彼女はその態度がどうも気に入らなかったようで、不機嫌になりはじめたんです。飲み会が終わったあと、彼女に謝ろうと思ってみんなと別れたのちに合流。二人で別の道を歩いていました。そうしたら、歩いているうちに彼女とケンカになったんです。すると、ちょうど別の部署の先輩がその道を通りかかってしまい、彼女が“私のことを愛していないの?”と叫んでいる現場を目撃されてしまったんです。そのことがきっかけとなり不倫関係が社内にバレ、部署を異動することになりました」ケイジ(仮名)/34歳ケンカに夢中になり、周囲が見えていなかったのでしょう。社内不倫の場合、二人のことを知っている人が多いだけに現場を見られるリスクも高く、発覚もしやすいようです。可愛がっていた後輩に彼女を奪われ「同じ職場に、可愛がっている後輩がいたんです。学生時代はお互いにサッカーをやっていたので話も合い、休日に一緒に遊びに行くほどの仲でした。あるときその後輩から、“飲みに行きましょう”と連絡が来たんです。向こうから誘われるのは珍しかったので、嬉しかったんですね。お店に行ってみると、後輩ともう一人女性の姿が。その女性が誰なのかわかったときにはゾッとしましたね。というのも、彼女は僕の社内不倫の相手だったからです。どうやら彼女は不倫関係に悩み、僕と親しくしている後輩に相談をしたようでした。後輩から“見損ないました”と言われましたね。そこで僕も目が覚めて、彼女と別れることにしたんです。ところが後日、その後輩と彼女が付き合いはじめたことを知りました。何も言えませんでしたね」アキラ(仮名)/32歳結果的に、後輩に彼女を奪われた形になってしまったんですね。とはいえ彼は不倫をしていたわけですから、文句を言うことはできないでしょう。LINEの移行をお願いしていたら「以前、同じ職場の女性社員と不倫をしていました。あるとき、彼女がスマホを新しくしたんですが、それがすごくカッコ良かったんです。だから、僕も同じものに変えることに。しかし、LINEの移行がうまくいかず、彼女に見てもらうことにしたんです。そこで、僕がほんの少しだけ目を放してしまい…。そうしたら、彼女は勝手に誰かとLINEをしていました。相手は少し前にLINEを入手して、僕が食事に誘っていた会社の受付の女性。そのやりとりを彼女が見つけ、“行くわけないじゃん”“もう二度と連絡してくるな”という失礼極まりないLINEをその女性に送っていました。すると、その情報はあっという間に社内に広がり、僕は多くの女性社員から白い目で見られるように。しかも、他の女性を食事に誘っていたことがバレた結果、彼女にフラれてしまいました」エイタ(仮名)/31歳同じ会社内で、ほかの女性にも手を出そうとしていたんですね。そんなことを続けていれば、この件がなくてもいずれ痛い目にあっていたでしょう。“不倫男性が青ざめた社内不倫のエグすぎる末路”をご紹介しました。社内不倫はリスクが大きいぶん、スリルがあるのかもしれません。ただ、バレたら失うものも大きいはず。1度失った信用を取り戻すのは、非常に困難であることを肝に銘じておくべきでしょう。©Tero Vesalainen/gettyimages©fizkes/gettyimages文・塚田牧夫
2022年03月13日不倫とはいえ、彼と会っている間は幸せを感じ、ましてや彼から「妻とはうまくいっていない」なんて言われたら、淡い期待をしてしまうことも。しかし、予想だにしていなかった彼の妻からのLINEが届いて、思わず絶句してしまう女性もいるようです。そこで今回は、不倫相手が青ざめた「妻からの衝撃LINE」をご紹介します。「あなたのせいで人生がメチャクチャになりました」「結婚を前提に付き合っていた彼が、実は既婚者だと発覚。それでも『妻とは離婚寸前だから』という彼の言葉を信じて付き合っていました。でもある日、彼から『妻に不倫がバレた』と言われて…。そのまま彼とは音信不通になり、しばらく経った頃に奥さんから『あなたが夫の不倫相手なことは知っています』『あなたのせいで私の人生がメチャクチャになりました』『どう責任をとってくれるんですか?』というLINEが来ました。その文章を見た瞬間、背筋が凍りましたね。その後、きちんと彼に別れを告げ関係を清算しましたが、今でも奥さんのその言葉が頭から離れません」(31歳/住宅)普通の恋愛とは異なり、不倫は関係を解消すれば終わりではありません。ましてや相手の家庭を壊した場合、彼の妻から恨まれてしまうのも無理はないでしょう。「いくらお支払いすればよろしいでしょうか?」「とある年上男性と不倫をしていたのですが、彼はお小遣い制でお金がなくて。そのため、デートの度に私が奢ってあげていました。そのことを知ってか、不倫に気づいた奥さんから『この度はうちの夫がご迷惑おかけしてすみません』『これまでのデートの代金として、いくらお支払いしたらよろしいでしょうか?』というLINEが来たんです。そのときは、とても驚きましたね。それと同時に私はこの奥さんには一生勝てないなって思いました」(27歳/サービス業)慰謝料を請求されるのかと思いきや、今までのデート代の返金を提案されたことで驚いてしまったようです。それと同時に、肝の据わったしっかり者の彼の妻には絶対に勝てないと感じたのでしょう。「念書を書いてもらえますか?」「20代前半の頃、若気の至りで上司と不倫をしていました。私自身本気じゃなかったので、頃合いを見計らって別れればいいやと思っていたのですが、彼の奥さんにバレてしまって。いきなり奥さんから『あなた、夫と不倫していますよね?』『夫とはもう二度と会わない、そしてこれまでの慰謝料を払うという旨の念書を書いてください』というLINEが届きました。あのときはさすがに震えましたね。結局第三者も交えて話し合いを行い、何とか丸く収めることができましたが、もう不倫はコリゴリです」(28歳/接客)ある日突然、彼の妻から念書を要求されたら焦るのも当然でしょう。深く考えずに既婚者と付き合ってしまう人もいますが、のちに後悔したくないのなら、不倫には気軽に手を出すべきではないのです。以上、不倫相手が青ざめた「妻からの衝撃LINE」をご紹介しました。彼から「妻とは離婚する」と聞いていたとしても、実際は夫婦円満であることも少なくありません。不倫真っ際中のときはわからなくても、時間が経って冷静になると、自分が犯した罪の重さに気づくもの。あとで後悔しないためにも、不倫ではなく周囲から祝福されるような恋愛をしたいですね。©Catherine Falls Commercial/gettyimages文・和
2022年03月07日6年間の社内不倫を清算し、本格的な婚活を始めた絵美子さん(仮名・38歳女性)。しかし、不倫をしていた過去が邪魔をして、絵美子さんの婚活は思い通りには進まなかったそう…。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、不倫後の彼女に立ちはだかった“思いがけない現実”について、話を聞きました。過去の恋愛を尋ねられても答えられず…「アプリや紹介などで婚活を始めたものの、やはり年齢的に37歳ということもあって、婚活市場では20代や30代前半の女性に比べると苦戦を強いられました。それでも、何人かは私を気に入ってくれて、デートにつながる人もいたんですけど…」「2~3回デートをすると、必ず“過去の恋愛”について質問されるのですが、まさかそこで『6年間不倫をしていました』とは言えないので、“仕事が忙しかった”とか“恋愛モードになれなかった”とかって適当な返事をするしかなくて。そうすると、相手は私が恋愛下手だったり、何かしら問題を抱えているタイプなのかなって思うみたいで、一気にトーンダウンされちゃうことが多く、なかなか次に進まないんです。何度かそういうやりとりをいろんな男性としているうちに、このままではダメだなって思いました」不倫の過去を素直に打ち明けてもドン引きされ…そこで絵美子さんは、正直に不倫していた過去を打ち明けることにしたそう。しかし、こちらも今まで以上に男性たちからのドン引きを誘う結果になったそうです。「不倫をしていたって話をすると、そのときには興味津々って感じで色々聞いてくるんですけど、恋愛対象としてははじかれるみたいです(苦笑)。本当のことを言ってもダメ、隠してもダメとなってしまって、私の婚活は結局、今でもうまくいかないままです」婚活をするにあたり過去の恋愛について、ここまで問題になるとは想像もしていなかったと語る絵美子さん。今後の婚活も「うまくいく気がしない」と諦めモードです。「不倫さえしていなければ…と、今になって思います。後悔しても遅いんですけどね。失った時間は戻ってこないし、それ以上に普通の恋愛をしてこなかった代償が大きいと感じました。あの頃に戻れるなら、絶対に不倫はしないですね」“不倫していた”という過去は、関係を清算してからも人生に影を落とすことがあります。軽い気持ちで足を踏み入れてしまえば、のちにその決断を一生悔やむことになるかもしれないのです。©bee32/gettyimages©kieferpix/gettyimages文・並木まき
2022年03月05日不倫をしている人のなかには、「やめたほうが良い」とわかっているのに、ズルズルと関係を続けてしまう人も。やっとのことで不倫を清算しても、後悔だけが残ることが少なくありません。今回は、そんな不毛な関係を6年間も続けてしまった30代後半の女性から、メンタル心理カウンセラーの並木まきが話を聞きました。「終わりにしなくては」と思い続けて6年も不倫を…「以前の職場で一緒に働いていた5歳年上の男性と、足掛け6年も不倫をしてしまいました」そう話してくれたのは、38歳の絵美子さん(仮名)。不倫相手とは何度か別れ話をしたものの、彼から連絡がくるたびに関係をもってしまい、そのままズルズルと会い続けた結果、気づけば6年もの時間を不倫に費やしてしまったそうです。「彼は『妻とは離婚するから待ってて』と口ぐせのように言っていましたが、6年間の不倫を終えたあとも、離婚どころか別居すらせず、妻や子どもと一緒に暮らしています。よくある話だとはわかっているのですが、“自分は違うはず”、“この恋は本物”と思いたくて、当時は彼の言葉を信じようとしていました」絵美子さんが不倫を終えたのは、37歳のとき。31歳からの6年間を不倫に費やしたことになります。「年齢的に『婚活をしないと』という気持ちもあったのですが、彼のことが好きだったので、彼以外の人とデートをしても、まったくトキめかなくて…。結局、不倫はいけないことだと思いつつも、彼から連絡がくると応じてしまっていたんですよね」不倫相手とのデートは、もっぱら一人暮らしをしている絵美子さんの自宅。6年間も関係が続いていましたが、外でデートをすることはほとんどなく、絵美子さんの家で自炊をして食事をしたり、ふたりでテレビを見て過ごすことが多かったそうです。「当時は、擬似結婚生活みたいでそんなデートも楽しかったんですけど、今振り返れば、彼は単に外で会うと誰かに目撃されるリスクもあるから、私の家で会っているほうが都合がよかったんでしょうね。しかも、家でのご飯代は私が費用を負担していましたから、彼はデート代もかからないですし。もちろんホテル代だってかかりませんから、かなりコスパのいい不倫関係だったのでしょう…」友人の結婚を機に「不倫をやめよう」と決意。婚活にいそしむことに不倫相手への気持ちから、なかなか関係を清算できずにいた絵美子さんですが、37歳のときに親しい友人が結婚を決めたことを機に「このままではいけない」と一念発起。不倫相手との関係を終え、真剣に婚活する道を選びました。「その友人も30代前半のときは不倫をしていたんです。だけど、不倫相手との将来がないことを悟り、婚活をして半年でゴールインしました。それに刺激を受け、私もこのままではいけないなって強く思ったんです。そのため、彼のことが大好きだったけれど、別れることにしました」本当は彼のことが好きだったけれど、将来のために心を鬼にして別れたと言う絵美子さん。その後は、不倫相手だった彼からの連絡はすべて無視。37歳のときに6年間の不倫をきちんと清算し、婚活を始めたそうです。今回のケースからもわかるように、不倫は不毛な関係でしかありません。相手への気持ちが強いほど別れを決断できない人も多いのですが、不倫に費やした時間は戻ってきません。1日も早く関係を清算するに越したことはないでしょう。©shih-wei/gettyimages©Dennis Aglaster / EyeEm/gettyimages文・並木まき
2022年03月05日不倫は人を裏切る行為のため、近い将来、それなりの代償を払うことになるでしょう。しかも、不倫期間が長いほど、その代償が大きくなる場合も…。今回は、“長年不倫を続けたカップルが迎えた壮絶すぎる末路”について、経験のある男女に聞きました。不倫相手が上司に密告「僕は以前、職場の後輩と不倫関係にありました。僕も彼女に本気だったので、“妻とは離婚する”と言っていたんです。しかし、時間が経つにつれ、子どものことやお金のことがあり、離婚は難しいだろうなという感じになり…。そうやって関係をどうすべきか悩みながら付き合い続けた結果、4年の月日が過ぎてしまいました。すると、彼女のほうも“結婚”というワードを口に出さなくなったんです。あるとき、会社に出勤してすぐ、上司に呼び出されることに。何かと思えば、“さんとの関係なんだけど”と言われ、彼女との不倫を指摘されたんです。どうやら彼女自身が、上司に対し僕と長年不倫していたことを密告したようでした。あとで彼女にワケを聞いたら、“踏ん切りをつけたかった”と言われましたね…。その結果、僕は転勤になり、単身赴任となりました。幸い家族に不倫のことは伝わらなかったんですが、その彼女とは離れ離れになってしまいました」タツヤ(仮名)/34歳彼女は長年の不倫関係を経ても、ずっと答えを出してくれない彼に業を煮やしたのでしょう。不倫が会社にバレ、不倫相手とは離れ離れになってしまったものの、自分の家族まで失わなかったことは不幸中の幸いなのかもしれません。若い女性に奪われて…「私はかつて不倫をしていました。相手は仕事で知り合った人で、既婚者だったんですね。25歳から10年ものあいだ、彼と関係を続けていました。“彼と結ばれることはないんだろうな…”と思いつつも、どこかで期待していたんです。するとある日、彼が私を見て、何か言いたそうにしていました。その雰囲気を察し、向かい合って話をしたところ、彼に突然“別れて欲しい”と言われたんです。一瞬、“別れたんだ”と言ったのかと思いました。しかし、別れを告げられたのは私でした。しかもその理由が、“新しい彼女ができたから”だと。しかも、相手は飲み屋で知り合った大学生の女性で、私より14歳も年下。そのときは絶望しましたね。ショックが大きすぎたせいで、そのときの記憶が曖昧なほどです」ミイコ(仮名)/37歳25歳のときから10年間も、不倫相手の彼と付き合っていた彼女。それだけ長い年月を共にした挙句、突然“新しい彼女ができた”と言われて別れを告げられれば、かなりのショックを受けるのも無理はないでしょう。ようやく離婚できたのに「以前、僕は5年間ほど不倫をしていたんですが、その相手のことが本気で好きでした。だから、妻とは本気で離婚しようとしていたんです。何度も妻と話し合った末に、慰謝料や財産分与、養育費の問題をしっかりと片づけたうえで離婚。話し合いを始めてから離婚するまで、1年近くかかっていましたね。また、慰謝料なども支払ったため、お金はほとんどなくなってしまいました。それでも僕としては、彼女と一緒に頑張って暮らしていきたかったんです…。しかし、彼女には“お金がないと結婚は厳しい”と言われました。彼女はそういうところがシビアだったんです。それでもしばらくは付き合っていたんですが、あるとき彼女に恋人ができて関係が終わりました。その相手は会社経営者でした」アツシ(仮名)/36歳長年の不倫を経て、家族やお金、不倫相手の彼女と、すべてを失ったわけですね。不倫によって妻を傷つけたぶんが、自分に返ってきた結果なのかもしれません。“長年不倫を続けたカップルが迎えた壮絶すぎる末路”をご紹介しました。どれも悲惨な結末でしたね。こう見ると、やはり不倫は恐ろしいものだということがよくわかるでしょう。不倫の世界は、決して気軽に足を踏み入れてはいけない領域なのです。©Westend61/gettyimages©Aleli Dezmen/gettyimages文・塚田牧夫
2022年02月28日ほんの少しの出来心が、関わった人の運命を狂わせる不倫。特に社内不倫の場合、大ごとになる可能性は格段に上がるもの。周囲を巻き込む大騒動となり、家族だけではなく職場での信頼までもなくすケースが多いようです。そこで今回は、社内不倫中に起きた「エグすぎる悲劇」をご紹介します。怒り狂った妻が会社に電話をかけてきた「職場の後輩と不倫。後輩も俺が既婚者だと理解していたので、仕事や家庭に支障が出ることはありませんでした。でもある日、電話を受けた上司が『落ち着いてください』『私のほうからしっかり事情は聞きますから』と焦っていて。『まさか…』と思ったのですが、イヤな予感は的中。不倫に気付いた妻が、会社に電話をかけてきたんです。上司いわく相当怒り狂っていたようで、会社的にもこのままにしておくわけにはいかないと言われました。最終的に俺は異動、後輩は退職しました」(35歳/商社)「妻にはバレていない」と思っていても、知られているケースは多いのでしょう。反省の色が見えないようなら、周囲に直接訴えるのは効果アリなのかもしれませんね。不倫相手があからさまに不機嫌「社内不倫をしていたときのこと。仕事終わりに不倫相手の誕生日を祝う予定が、妻から『子どもが熱を出したから早く帰ってきて!』とLINEが届きました。怒る彼女をなだめて帰ったのですが、翌日その不倫相手があからさまに不機嫌で…。仕事中にもかかわらず俺を睨みつけたり、大声で怒鳴ったりしてくるんです。異様な光景にほかの社員も引いていましたね。結局上司から呼び出され不倫が公になり、俺だけ左遷されました」(38歳/営業)毎日顔を合わせる社内不倫は、うまくいかなければ悲惨なことに…。不倫だとわかれば周囲も黙ってはいられません。「俺の女に手を出すな!」と同僚が激怒「もともと同僚と社内恋愛をしていたYちゃん。でも職場の飲み会をきっかけに急接近し、僕と不倫関係になってしまったんです。同僚、そして僕の妻にバレないように不倫するのはスリルがあり、ハマってしまいました。でも、Yちゃんのスマホを同僚が見たらしく、僕との不倫が発覚。『お前、俺とYが付き合ってるの知っているだろ!?』と激怒し、みんなが見ている前で謝罪させられました。もちろん妻にも不倫がバレて現在別居中。仕事も辞めざるを得ず、自分の過ちを激しく後悔しました」(37歳/通信)知り合いの彼女に手を出すなんて、ドロ沼化する未来しか見えないでしょう。大事なものを失ってからでは遅いので、大惨事になる前に目を覚ますべきでしたね。以上、社内不倫中に起きた「エグすぎる悲劇」をご紹介しました。不倫の張本人たちは楽しんでいるかもしれませんが、巻き込まれるほうはたまったものじゃありません。不倫されて傷つく妻だけでなく、穴があいた業務や社員へのフォローなど負担が増えてしまうでしょう。自分たちのことしか考えていない社内不倫は、悲劇を呼ぶ結末しかないのかもしれませんね。©fotostorm/gettyimages©fizkes/gettyimages文・和
2022年02月21日今まで優しかった不倫男性から急にそっけなくされると、豹変する女性も少なくありません。愛情が怒りに変わるのはよくある話ですが、不倫は火遊びと考えていた男性からすると、まさかの逆襲にヒヤヒヤするようです。そこで今回は、既婚男性がゾッとした“不倫相手の激ヤバ行動”をご紹介します。口止め料を要求された「最初はサバサバしていた不倫相手がどんどん嫉妬深くなり、このまま付き合い続けるのは困難だと判断。それで彼女に『別れたい』とLINEしたのですが、『別れるなら口止め料を払ってください』『さもないと会社や奥さんにすべてバラしますよ』と返信がきました。もし世間に不倫がバレたら、居場所がなくなるのは目に見えています。慌てて彼女に電話をして何時間も話し合いを重ねた結果、口止め料の話はなくなり、無事別れることができました」(36歳/メーカー勤務)交際が面倒になり不倫相手をないがしろにする人もいるようですが、実際に不倫がバレたら困るのは既婚男性のほうかもしれませんね。とはいえ、やはり不倫はしないに越したことはないのでしょう。妻の素性を調べ上げていた「夫婦仲は良好だったのですが、妻だけでは物足りなくなってしまって。そんな俺を熟知している女友達Aと不倫関係になりました。Aも俺のことはタイプじゃないと言っていて、割り切った仲だと思っていたのですが…。あるとき共通の知人から、『お前最近Aと繋がりあるの?』とLINEが来て。イヤな予感がして『なんで?』と聞いたら、『Aからお前の奥さんがどんな人か教えてほしいって連絡がきたぞ』と言われました。どうやら俺に内緒で、妻の素性を調べていたようです。一体何をする気かわかりませんが、恐ろしすぎてAとは会わなくなりました」(28歳/営業)「タイプじゃない」は強がりで、本当は恋愛感情があったのかもしれませんね。不倫相手からすると、やはり彼の妻がどんな人なのか気になるのでしょう。ただ、お互いに本気じゃないと思っていた既婚男性からすると、この行動は想定外だったようです。不倫相手と母親が親しくなっていた「職場の後輩と不倫していたときのこと。後輩は社内で不倫を匂わせることは一切しない人で、とても助かっていました。だけどある日母親から『B(後輩)さんって同じ職場の子なんでしょう?本当にいい人ね』とLINEが届いたんです。慌てて『え、なんでBのこと知ってるの?』と返信したら、『偶然ギター教室で会った』と言われて。職場と実家はかなり遠く、たまたま会うような場所ではありません。それで僕が以前ポロッと『最近母親が地元のギター教室に通いはじめた』とBに話したのを思い出しました。まさか母親に近づくとは思いもせず、背筋が凍りました」(38歳/商社)内輪ネタを元に、相手の家族に接触を取っていたケースも。ふとした会話が命取りとなることもあるのでしょう。以上、既婚男性がゾッとした“不倫相手の激ヤバ行動”をご紹介しました。不倫カップルはお互いに非があるものの、精神的に追いつめられた相手は何をするかわからないもの。愛情が深かったり嫉妬深いと、躊躇なく突拍子もない行動をしてしまうのかもしれません。自分の生活を守るためにも、不倫には手を出さないことが一番ですね。©stock-eye/gettyimages文・和
2022年02月20日恋愛関係が長続きするのは微笑ましいことですが、それが不倫関係となると話は変わってくるでしょう。綾子さん(仮名・36歳)は、かつて既婚者の和人さん(仮名)と8年もの間、不倫関係にあったそう。そして、今もその不倫の代償を払い続けているとのこと。今回は、最終的にどのような結末を迎えたのか、彼女に詳しくうかがいました。嫉妬深い不倫相手に新たな恋を邪魔され…「付き合っていくうちに不倫相手の和人さんの嫉妬深さに気づいた私は、何度か別れようと試みました。でも、別れ話をしようとすると、彼に上手くかわされてしまうんです。そして、“和人さんと別れるためには彼氏を作るしかない”と考えた私は、積極的に飲み会などに参加して、本当の彼氏を作ろうとしたんです。でも、ダメ。ほかの人を好きになりかけても、嫉妬深い和人さんにことごとく邪魔されてしまい、新しい彼氏を作ることができませんでした」年齢を重ね泥沼状態に…「和人さんとの不倫関係が続いたまま、私は30歳を迎えました。そうすると、飲み会の誘いがピタッとなくなりました。予定がなくなったことで、和人さんと会う機会が増えるようになって、より一層、和人さんと別れづらくなりました。もう完全に不倫から抜け出せなくなっていましたね。まさに泥沼状態でした」不倫8年目の決意「和人さんと食事に行く約束をしている日でした。急に、“今日は行けない”という連絡が来たんです。キャンセルなんて珍しいことでした。理由を尋ねると、奥さんが入院したからだと言うんです。よくよく聞くと、奥さんは精神的な病を抱えてしまったのだそう。私はそれまで、彼の奥さんには感心していたんです。なぜなら和人さんは嫉妬深いしモラハラな部分もあるので、苦労しつつも彼をしっかりと支えているんだろうなと思っていたんです。でも、奥さんの話を聞いたら急に怖くなってしまったんです。自分勝手な話ですけど、“もしかすると私も奥さんと同じような目に遭うのではないか”と思ったんです。身の危険を感じた私は、不倫生活8年目にして本気で別れることを決意しました」追い詰められて男性不信に「彼と本気で別れるために、まず連絡を断ちました。そして、彼は私の家を知っていたので、新しい家を見つけるまでの間、友人宅に住まわせてもらうことにしたんです。最初は嵐のように和人さんから連絡が来ましたが、徐々に減っていきました。しかし、安心したのも束の間。“のところにいるんだろう?”と連絡が来たのです。彼は私の知り合いを伝って、居場所を突き止めたようでした。居場所を突き止められたことで怖くなった私は、すがるような思いで親に連絡をしたんです。そこで、これまでの経緯や不倫をしたことなどすべて伝え、実家に戻らせてもらうことに。その後、しばらくして和人さんも諦めたのか連絡がきっぱりと途絶え、今は実家でひっそりと暮らしています。ただ、和人さんとの一件でトラウマを抱えてしまった私は、いまだに男性不信の状態から抜け出せていません。また風のウワサで聞いた話ですが、あのあと和人さんは病状が回復した奥さんに離婚訴訟を起こされ、多額の慰謝料を支払うことになったのだそう。さらに、私以外にも不倫相手がいたようで、そのことが会社にバレ、副社長の座を追われることになったようです。今となっては、なんで和人さんと8年間も不倫関係を続けていたのだろうと思います。それに、もし彼と不倫していなければ、“30歳までに結婚する”という20代の夢を叶え、幸せな結婚生活を送れていたかもしれません。そう思うと、当時のことを悔やんでも悔やみきれません」“8年間の不倫生活を送った女性の告白”をご紹介しました。長期間不倫関係を続けたことで、心に深い傷を負ってしまっただけでなく、“30歳までに結婚する”という夢も叶えられなくなってしまった綾子さん。最初は誰しも軽い気持ちで不倫の世界に足を踏み入れてしまうのかもしれませんが、それは大変危険なことなのでしょう。©NuriaE/gettyimages©K-Angle/gettyimages文・塚田牧夫
2022年02月08日不倫や浮気が長く続くことは少ないですが、なかには長期間、不倫関係を続ける人もいるようで…。綾子さん(仮名・36歳)はかつて8年間も不倫をしており、最終的に深い傷を負うことに。今回は、彼女に不倫相手の彼との出会いや、不倫が始まったキッカケをうかがいました。お金持ちとのつながりをたくらみ「私がまだ20代半ばのころです。当時は“30歳までには結婚したい”なんて話を周囲にしていて、結婚相手は“お金持ちがいい~”と冗談半分で言ったりもしていました。すると、友だちが男性を紹介すると言ってきたんです。その男性は親の経営する会社の副社長をしていて、羽振りがいいと。でも、残念ながら既婚者だと言うんです。ただ、その人の周りにはお金持ちがいっぱいいるから、その人に良い男性を紹介してもらうといいと言われました。そこで紹介されたのが、のちに私の不倫相手となる和人さん(仮名)です。和人さんは私よりもひと回り以上年齢が上でしたが、ノリが良く、パーティ好き。それからよく飲み会に誘われるようになりました」軽い気持ちで付き合うことに「和人さんが主宰する飲み会はたいてい深夜にまで及びました。私が“明日仕事だから”と帰ろうとすると、和人さんが引き止めてくるんです。“クビになったらうちで働きな”なんて、軽く言ってくる人でした。それから2人でも食事に行くようになりました。いつもオシャレなお店に連れて行ってくれて、すごく楽しませてくれたんです。だから、“付き合おう”って言われて、つい“うん”と返事をしてしまいました。彼のノリに合わせて軽い気持ちでOKしたんですが、これがのちに大きな後悔を生むことになるのです」別れを切り出すものの…「そのころの私はよく飲み会に誘われていました。ただ、和人さんが嫉妬をするんです。飲み会中に何度も、“何やっているんだ?”“まだ帰らないのか?”という連絡が来て、さらには“今から迎えに行く”とまで言ってくるんです。奥さんがいるのにですよ?そんな彼の嫉妬深さを知り、私は“そろそろ別れないと…”と思っていたんですが、別れ話を切り出そうとすると必ずはぐらかされるんです。そこで、これはもう実際に彼氏を作らなければダメだと思いました。そして、飲み会に参加するうちに理想の男性と出会い、その彼といい感じの雰囲気になったんです」「うまくいくはずがない」と言われ…「その男性はお金持ちではないですが、すごく真面目で支え合っていきたいと思える人でした。彼との交際を真剣に考えていたので、私は“本気で付き合いたい人がいる”と、彼のことを和人さんに伝えました。そして、別れを切り出したんです。すると、和人さんは相手はどんな男性なのかと尋ねてきました。さらに、“その男性は君が不倫をしていることを知っているのか?”と言われたんです。彼は真面目な人ですから、そんな話を伝えられるはずがありません。そうしたら、“そんな後ろめたい気持ちで付き合うのか”と、“相手にも失礼だ”とまで言われたんです。続けて、“君と彼とは考え方が根本的に違うのにうまくいくはずがない”とまで言われ、押しに弱かった私は次第に“和人さんの言う通りかもしれない…”と思ってしまいました。そして和人さんに言われるがまま、私のほうから身を引いてしまいました」“軽い気持ちで不倫を始めてしまった女性の告白”をご紹介しました。綾子さんのように不倫相手と別れようとしたものの上手くいかず、ズルズルと関係を続けてしまう人もいます。その原因は不倫相手の男性だけにあるのではなく、気づかぬうちに不倫相手に依存してしまう女性側に問題があることも。綾子さんのように不倫関係をやめられずに悩む女性は多いため、相手が既婚者とわかった段階で手を引くべきなのでしょう。©Yauheni Rak/gettyimages©Xuanyu Han/gettyimages文・塚田牧夫
2022年02月08日夫の不倫を知ったことで自暴自棄になり、自らも不倫に走った亜沙子さん(仮名・38歳)。その後、夫とはお互いに不倫を黙認し合う関係になり、不倫相手とのデートを重ねる日々を過ごしていたのだそう。しかし、事態が急変する出来事が起きてしまったのだとか。今回は、その出来事が起きた日から不倫の結末までを詳しく伺いました。母親の事故で事態が急変「不倫相手の藤本さん(仮名)と会っているときでした。知らない番号から電話がかかってきたんです。出てみると、病院からでした。なんと私の母親が事故に遭い、救急車で運ばれたというのです。自転車に乗っていて、車道に出てしまった際、車と接触しそうになり避けたところで転倒。命に別状はなかったものの、脚を骨折して全治3か月ということでした。私は仕事をしているので頻繫にはお見舞いにいけなかったのですが、代わりに夫が病院に通ってくれたんです。片親の家庭で育った夫は自分に母親がいないぶん、私の母親を慕ってくれていたんですね」別れたくても別れられない状況「親身になって母親の世話をしてくれる夫の姿を見て、夫婦関係を改善したいと思いました。そのためには、まず私が不倫を終わらせようと思ったんです。不倫相手の藤本さんとは1年半ほど関係が続いていましたが、別れを告げることにしました。ところが、藤本さんの母親も病気になり、入院することになってしまったんです。藤本さんも片親だったので、気持ちを考えると、そんな状況で別れを告げるようなことはできませんでした。なので、別れるのは状況が落ち着いてからにしようと、先延ばしにしてしまったんです」ようやく別れたものの…「その後、藤本さんの親の容態も安定したタイミングで、彼に別れを告げ、不倫関係を解消しました。そして、これから夫と向き合っていこうと思った矢先でした。夫に離婚を告げられたんです。夫が言うには、自分の親が入院しているときに不倫相手と会い続けている私を見て、“これはもう終わりにしたほうがいい”と思ったそう。そこで、母親の回復を待って、離婚を告げることにしたようです。そのとき、藤本さんとの件をもっと早く決着させておけば、夫婦関係は改善できたのかもしれないと思いましたね。とはいえ、もう後の祭りでした」離婚後の状況「夫の不倫は、だいぶ前に終わっていたようでした。相手は若い女性だったらしく、火遊びの延長だったみたいです。そして、離婚をして家を出る際、夫からはもっと親孝行するように言われました。その言葉を胸に、私は今実家に戻り、母親と2人で暮らしています」“夫の不倫を知り自らも不倫に走った妻の告白”をご紹介しました。人は自分だけの都合で生きることはできません。誰しもが人と関わり、お互いに支え合いながら生きているはず。ましてや、自分の身近な人が見過ごせない状況のときに、自分の都合を優先すると、まわりまわってそのことが自分に返ってくる可能性もあります。あとで後悔したくないのなら、自分勝手な行動である“不倫”には、絶対に手を出すべきではないでしょう。©RUNSTUDIO/gettyimages©RUNSTUDIO/gettyimages文・塚田牧夫
2022年02月05日長く続いていた不倫関係を清算し、幸せを掴むために別の男性と結婚をした美波さん(仮名・32歳女性)。しかし、現実は厳しく、その結婚生活も思わぬ形で終わりを迎えたそう。今回はメンタル心理カウンセラーの並木まきが、3年間の不倫の末に別の人との結婚を選んだ女性の末路をご紹介します。夫と一緒にいることに申し訳なさを感じて“新婚”であるにもかかわらず、元不倫相手のことを忘れられない美波さんは、夫に対して申し訳なさを感じるように。そのとき既に、夫婦関係は完全に冷え切っていたのだそう。「文句を言わない夫に対して、お門違いですけど苛立ちもありましたね。『他の男性を想っていることを知っていて、この人はなぜ何も言わないの!?』という感覚でした。今思えば、そのときに浮気をしているわけではないから、夫としては私に文句の言いようがなかったのかもしれませんけどね。当時アルバイトをしていた私は、夫が仕事に行くとスマホで元不倫相手との写真を見返しては涙を流し、仕事を終えた夫が帰宅するまでずっと元不倫相手のSNSをチェックしたり、過去のLINEを読み返したりして、不倫時代の思い出にばかり浸っていました」そのうちに、美波さんは夫への申し訳なさと幸せを感じられない結婚生活への不満から離婚を考えるように。「このまま今の夫と一緒にいても、私はずっと元不倫相手のことを想って生きていくのではないだろうか」と感じ、「夫といても意味がない」と考え、離婚を提案しました。夫とはあっさりと離婚が決まり…美波さんからの離婚の提案を、夫は驚くほどあっさりと了承。そして、そのときに「この結婚は、間違いだったね」と夫に言われ、その言葉は今も美波さんの頭の中に強烈に残っているそうです。「夫も私も“結婚”に夢を見すぎていたのかもしれませんね。いざ結婚してみたら、お互いにさほど愛情がないものだから、うまくいかなくて当然だったのでしょう」夫と離婚をした美波さんは、再び元不倫相手への想いを募らせる毎日に。この時点で元不倫相手と別れて1年半以上が経過していましたが、想いは深まる一方だったと美波さんは話します。「元不倫相手とは連絡をとっていませんし、もちろん会ってもいません。それなのに、彼への想いばかりが強くなってしまって…。離婚してからは恋愛をする気にもなれなくて、元不倫相手との思い出だけを大切に毎日を頑張っています。彼から連絡がくることはないかもしれないけれど、もし何かを理由に彼が離婚をしたら、もう一度私にもチャンスが訪れるのかな…とも考えてしまいます。そんなに“いい人”ってわけでもなかったんですけど、私には元不倫相手が運命の人に思えてなりません」不倫相手に対して、別れてからも未練が断ち切れずに苦しむ女性は少なくありません。しかしそれは「愛」ではなく、望んでも手に入らなかったものへの「執着」であることも多く、どこかでその事実に気づかなければ、前を向けなくなってしまうことも…。どこかで自分なりに気持ちに整理をつけて、明るい未来へと少しずつ進んでもらいたいですね。©AH86/gettyimages©Indeed/gettyimages文・並木まき
2022年01月29日美央さん(仮名・37歳)は、会社経営者の修一さん(仮名)と出会い不倫に堕ちてしまいました。その後、彼と豪遊を繰り返し、贅沢三昧の日々に夢うつつの状態でしたが、その時間は長くは続かなったそう。今回は、どんな結末を迎えたのか、美央さんに詳しく伺いました。不倫相手に正式な彼女が「交際が始まり3か月ほどしたころ。修一さんからの連絡が減ってきたんです。それに、こちらがLINEを送っても返事が素っ気ないんですね。そこで、以前の交流会に参加していた、修一さんと一緒にいた男性に連絡をしてみました。そこで、それとなく近況を尋ねると、“彼女ができたようなことを言っていた”と言うんです。ショックでしたが、修一さんは独身です。恋愛は自由。仕方ないと思う気持ちもありましたが、やっぱりもう一度振り向いて欲しくなりました」振り向いてもらうために「彼が車の輸入関係の会社を経営していることを思い出した私は、彼のところで車を購入すれば、また振り向いてもらえるのではないかと思いました。そこで、“いい車がないか探している”と連絡を入れてみたんです。しかし、“今度、お店に来て”という素っ気ない返事しか返ってきませんでした。やはり修一さんをお金で振り向かせるのは無理なのだと悟りましたね。そのため、何かほかの方法はないかなと模索していたところ、別の男性と親しくすれば気にかけてもらえるのではないかと考えたんです。そこで、修一さんのことで連絡を取った男性と、会ってみたんですね。そして、そのことを修一さんに伝えました。しかし、それが逆効果。電話がかかって来て、“なにやってるんだ”と不機嫌にさせてしまいました」数日後、紹介された「先輩」「数日後、修一さんから“紹介したい人がいる”という連絡が来ました。続けて、“大事な人だから”と言うんです。そのメッセージを見て、機嫌を直してくれたんだと、ホッとしましたね。食事の席が設けられ、行ってみると、修一さんともうひとり男性がいました。スーツ姿の礼儀正しい人で、彼は“先輩”と呼んでいました。先輩は投資で成功した人らしく、どんな方法で成功したかを説明してくれましたが、正直チンプンカンプン。でも最後に、“セミナーに来てください”と誘われました。しかも、“ぜひお友達も一緒に”と。後日、言われた通り友だちも連れて参加しました。なぜならセミナーへの参加は、修一さんのためにもなると思ったからです」不倫からの転落「投資に関する知識を少し学び、私も始めてみることに。説明を受けた通り、初心者向けのミドルリスクミドルリターンのものから始めました。すると、ビギナーズラックでしょう。僅かですが儲けが出たんです。そこから楽しくなり、積極的にセミナーに参加。しまいには、ハイリスクなものにも手をつけるようになっていきました。そうしたら一切儲けがなくなり、最終的に1か月で80万円もの損失を出してしまうことに。修一さんにそれを伝えても、“そういうこともある”と言うだけ。相談にものってくれませんでした。おそらく、先輩に私を紹介したのも、セミナーの人数集めだったのでしょう。おかげで独身時代に貯めていた貯金が激減。しかし、幸いなことに夫には一連のことはバレず、家庭に目に見える形で被害が及ぶことはありませんでした。それ以降、修一さんとの関係も清算することに。今はパートを始め、コツコツと貯金を取り戻しています」“不倫から転落した妻の告白”をご紹介しました。不倫での豪遊は、今まで主婦として頑張ってきたご褒美のようなものだと思っていたようですが、それは大きな間違い。これを機に、もう2度と同じ過ちを犯さないようにして欲しいものです。©eggeegg/shutterstock©Yuji Ozeki/gettyimages文・塚田牧夫
2022年01月21日不倫に及ぶ際、相手の職業によって、会う場所や行動範囲などが変わってくることも。なかには裕福な男性もいて、かなり派手な遊びに興じることもあるようです。美央さん(仮名・37歳)もかつてそんな裕福な男性と不倫関係に堕ち、贅沢三昧の日々を過ごしていたそう。今回は、彼女が不倫に至った経緯を詳しく伺いました。会社経営者の集まる交流会へ「不倫が始まったのは、今から4年前。夫は仕事人間で、毎日遅くまで仕事をしていて、休日はゴルフ。家庭のことは放ったらかしの状態でした。子どもは小学校に上がり、サッカーチームに入っていましたね。かなり練習熱心なチームで、月に一度は合宿が行われ、家を空けることも多かったんです。私はというと専業主婦だったんですが、だんだんと暇な時間が増えてきて、そろそろ何か仕事でもしようかと考えていました。それを友だちに話すと、会社経営者が集まる交流会に誘われて、参加することにしたんです」紳士な彼との出会い「広いパーティルームを貸し切りにした立食式の会でした。20人ほどの男女が参加し、仕事の集まりというよりは、出会いを求めているような華やかな感じでしたね。そこで知り合ったのが、修一さん(仮名)。私よりも2歳下で、車の輸入関係の会社を経営しているとのことでした。私が車に詳しくないというと、丁寧に説明してくれましたね。また、彼は一度離婚をしていて、今は独り身だとちゃんと自己紹介してくれたところも紳士だなと思いました。何人かと連絡先を交換したんですが、1番気になったのは修一さんでした」誘われるがままにホテルへ「後日、修一さんが連絡をくれて、食事に行くことに。そのときは不倫なんてするつもりはなかったんです。ただ、夫以外の男性と2人きりで食事をするのは数年ぶりだったので、舞い上がってはいました。夕方に待ち合わせ、到着してしばらくすると修一さんが車でやってきました。助手席に乗ろうとしたら驚きましたね。だって、車のドアが上に開いたんですよ。翼みたいな形になっていて、それは街中ですごく目立っていました。そして向かった先は、高級レストラン。メニューをチラッと見たんですが、とんでもない値段でした。請求されたらどうしようかと思いましたが、幸いご馳走してもらえました。食事後は近くの駅まで送ってもらい、さよなら。私はもうメロメロでしたね。次に会ったときには、誘われるがままにホテルに行ってしまいました」罪悪感よりはご褒美という感覚に「交際を始めて少し経った頃、旅行に誘われたんです。ヨーロッパに行こうと言うのですが、さすがにそこまで家を空けられません。すると、国内旅行に変更してくれました。泊ったのは、趣のある老舗旅館といった場所。部屋に露天風呂がついていて、海が見渡せました。夜の海を眺めながら、湯船に浸かってお酒を飲む時間は最高でしたね。そのあとの食事も、カニやエビ、アワビと高級食材が並びました。そして翌日、海に行ったんですが、修一さんの所有しているクルーザーに乗せてもらいました。まさに、贅沢の極みでしたね。不倫による罪悪感というよりは、今まで主婦として頑張ってきたご褒美をもらっているような感覚でした。でも、そのときはまだ知らなかったんです。この後に、最悪の結末が待ち受けていることを…」“会社経営者との豪遊不倫に興じた妻の告白”をご紹介しました。良き妻として、家庭を支えてきたのは事実でしょう。でも、不倫はそれをすべて不意にする裏切り行為です。いずれその報いを受けることになるのでしょう…。©Luis Alvarez/gettyimages©d3sign/gettyimages文・塚田牧夫
2022年01月21日不倫していることがパートナーにバレそうになれば、突然関係を断つこともあるでしょう。ただ、断たれたほうとしては理不尽に感じて、恨みを含んだ言葉を送ってしまうことも…。そこで今回、不倫相手から突然届いた“ゾッとしたLINE”について、経験のある男女に当時のことを語ってもらいました。「奥さんにすべて伝えます」「以前、不倫関係にあった女性がいました。実は、彼女には結婚していることを隠していたんです。ごまかしながら1年ほど付き合ったところで、向こうが結婚の話を出してきました。さすがに嘘をつき通すのは無理だと思い真実を打ち明けると、彼女は大激怒。錯乱状態となり、罵詈雑言を浴びせてきました。これが本性なのかと、若干引きましたね。すると後日LINEで『奥さんにすべて伝えます』と来たので、僕も観念して、妻にすべてを打ち明けました。先手を打ったおかげで、妻と向き合うことができましたが、彼女から妻に伝えられていたと思うと地獄の修羅場が目に浮かびゾッとしました」エイト(仮名)/32歳妻と離婚する気のない男性からすると、不倫相手から「妻に伝わる」ことが何よりも怖いことのようです。しかし、既婚者と知らずに付き合い、結婚を考えた相手に裏切られれば、これくらいしないと気がすまないのかもしれません。「荷物送っておいたから」「飲み会に参加したときに知り合った男性と、少しのあいだ付き合っていました。私は結婚していたので、会うのはたいてい彼の家。私も半分は遊びだったので、半年ぐらいで一方的に別れを告げたんですね。すると、彼からLINEで『荷物送っておいたから』と来ました。彼の家に置いておいたものは服や化粧品程度で、段ボールひとつくらいだろうと思ったんですが、かなり大きい荷物が届いて…。それがソファだったんです。彼の家は家具が少なく殺風景だったので、私が買ってあげたのを思い出しました。持っていればいいのにと思いましたが、彼なりの意地だったんでしょう」ナミ(仮名)/31歳一方的に別れを告げられたことへの、彼なりの抵抗だったのかもしれませんね。大きな家具が送られてきたことで、彼女は夫に不審がられたそうです。彼女のように、モノがきっかけとなり不倫がバレるケースは多々あります。不倫相手から突然届いた“ゾッとしたLINE”をご紹介しました。男女の関係がすんなり穏便に終わるというケースは意外と少ないかもしれません。特に不倫関係ともなれば、ドロドロになることもあるはず。陥ってしまったのなら、無傷で終われるとは思わないほうがいいかもしれませんね。©fizkes/gettyimages文・塚田牧夫
2022年01月14日自分の身内が不倫をしていることを知れば、気が気ではないでしょう。康子さん(仮名・37歳)は、妹の佳織さん(仮名)の不倫に気づいたものの、我が子のように可愛がっていた姪っ子との関係を壊したくないために、しばらく傍観していました。しかし、姪の母親である妹の態度を見かねて、ある行動に出たそう。今回は、姉の康子さんが妹の不倫に気づいてから、妹夫婦が離婚するまでの結末を、詳しく語ってもらいました。離婚に向けて話が進み…「不倫発覚後に妹夫婦が私の家で揉め合ったあと、2人からしばらくは音沙汰がありませんでした。私は、ただただ姪っ子のことが心配でした。後日、佳織が姪っ子を連れて家にやってきました。そこで、『離婚に向けて話が進んでいる』という報告を受けたんです。とはいえ、不倫をしていたのは佳織です。子どもはどうなるのか、これから会えなくなるのか…と不安でなりません。その不安を正直に伝えると、『おそらく大丈夫だ』と言われました」それでも続く妹の不倫「そんな修羅場の真っただ中でありながら、妹は不倫を続けていました。私に子どもを預けたのち、その足で不倫相手と会っていたんです。それでも、私は何も言えませんでした。姪っ子が可愛くて、一緒に過ごす時間が楽しくて…、この関係を壊したくなかったんです。正直、離婚をして妹が独り身になれば、ますます預けてもらえる日が増えるのではないかと期待してしまう自分もいました。でも、ある事態が起きて、その考えを改めました」いっそ私の子どもになってほしい…「佳織が子どもを預け、夜になっても迎えに来なかった日がありました。その日はずいぶんと遅くに電話がかかってきて、『泊まってきてもいい?』と聞いてきたんです。『夫のほうは大丈夫なのか?』と尋ねると、『今日は帰ってこないから』と。でも、それはさすがに親としてどうなのかと思いました。そこで初めて、私は佳織の行動を諫めました。すると、怒ったのか何も返事がなく、電話が切れてしまいました。その日、結局佳織は迎えには来ませんでした。姪っ子の寝顔を見ながら、いっそ私の子どもになってほしい…と本気で思いましたね」姪っ子が幸せになる選択を「その出来事を境に、私は覚悟を決めました。本当に姪っ子のためになることをしようと、行動を起こすことにしたんです。そして、佳織の夫に連絡を入れました。彼はとても真面目な人で、しっかり働いて家庭を守ろうとする人であることは傍から見ても分かるほど。だから私は、彼の味方をすることを選んだのです。私が妹は育児に消極的であることを認め、親権を彼が持てるように後押ししたんです。それが姪っ子にとって、1番いい選択だと思いました。そのことを妹に告げたとき、初めは怒り狂っていました。でも、私も腹を括っていたので動じませんでした。そんな初めて見る私の姿を見て、妹は事の重大さを改めて認識したようで…。結果、私と妹との関係は断絶してしまいましたが、今振り返っても最良の決断だったと思っています。結局親権は妹の夫に。でも、今も私は姪っ子と頻繁に会って育児のお手伝いをしています」妹の不倫に巻き込まれた“姉の告白”をご紹介しました。身から出た錆とはいえ、子どもを手放すことになった妹の後悔は、どれほどのものだったのでしょうか。ですが、時すでに遅し。今さら事の重大さに気づいても、過去に戻ることはできないのです。だからこそ、これから先、二度と同じような過ちを繰り返さぬよう、今回のことを深く受け止めてほしいものです。©yamasan/gettyimages©EschCollection/gettyimages文・塚田牧夫
2022年01月08日既婚者のケンイチさん(仮名・37歳)と不倫関係となったケイコさん(仮名・30歳女性)。「妻とうまくいっていない」という彼の言葉を信じ、彼への想いはどんどんエスカレート。SNSでは匂わせ投稿をし始めて…。愛されていることを妻にも知ってほしかった離婚してほしいからと、避妊具を使わなくなったというケイコさん。望んでいたのは自らの妊娠。妊娠すれば、彼に選ばれるのだと信じていたのだそう。「避妊具を使わなくなって半年ほど経っても、妊娠の兆候はありません。『これでは彼が離婚しない』と焦っていた時期でもあります。だけど、妻よりも私の方が愛されている自信があったんです。いつも愛してると言ってくれるし、私のワガママも聞いてくれるし…」次第に不満を募らせ、SNSで匂わせアピールをするように。「彼とデートした日は、彼の小物が写るように写真を撮り、SNSにアップしました。もちろん文面はカップルの幸せな内容に。彼の妻しか知らないようなことも書きました。自分がしているのは不倫だとわかっていたため、友人には知られないようにアピールしていきました。彼の友達のところに妻がいたため、わざといいねを押しました。私の存在を知ってもらい、『あなたよりも私の方が愛されていますよ』と知ってほしかったんです」待っていたのは、証拠を集めた妻だった何度いいねを押しても、幸せアピールをしても、反応がなかったというケイコさん。しかし、数か月後に状況は一変。「ある日、弁護士から慰謝料の請求が届いたんです。彼と2人で私のアパートに入る写真なども同封されていて。私が投稿したSNSのコピーも入っていました。妻は、ずっと証拠を集めていたようです。それを知ったケンイチさんは、態度が豹変。離婚する気は一切ないとしか言わなくなったんです」当時は夢から覚めたような気持ちだったと言いますが、当然の報い。ドン引き行動を繰り返していたのは、ケイコさんと不倫相手です。慰謝料の支払いに追われる日々…高額な慰謝料に驚き、弁護士を頼ったというケイコさん。減額交渉には成功したもの、分割で支払う慰謝料に追われているそうです。「当時は結婚したいあまり、いろんなものが見えなくなっていました。SNSでの幸せアピールは、友人の間で匂わせ投稿だと話題になっていたようで…。仲が良かった友人との関係も破綻してしまいました。今は、分割での慰謝料支払いに追われる日々。描いていた結婚像とは、まるで違う結末が待っていました」周りが見えなくなったケイコさんは、友人の信頼まで失ってしまいました。彼との関係を夢見るばかり、不倫の罪の大きさや、代償が見えなくなっていたのでしょうか。不倫は多くの人を不幸にしてしまいます。何より、不倫相手の家族の傷が癒えるのを祈るばかりです。©d3sign/Getty Images©RunPhoto/Getty Images©Yuichiro Chino/Getty Images文・西田彩花
2022年01月04日