「吉本一」について知りたいことや今話題の「吉本一」についての記事をチェック! (1/5)
山崎豊子生誕100年を記念し、北川景子主演で山崎文学の金字塔「花のれん」を完全ドラマ化。北川は吉本興業の創業者・吉本せいをモデルにした女性を演じる。■山崎豊子の直木賞受賞作を北川景子主演で映像化「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」「大地の子」など、社会問題に鋭く切り込んだ数々のベストセラー小説で知られる作家・山崎豊子(1924年-2013年)。映画やドラマなど映像化された作品は多数、テレビ朝日開局60周年記念5夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」(2019年)や、2夜連続ドラマスペシャル「女系家族」(2021年)も大きな反響を巻き起こした。そんな山崎氏の“生誕100年”を記念し、初期の代表作であり、直木賞受賞作でもある「花のれん」をスペシャルドラマとして完全ドラマ化。明治~昭和という激動の時代、“女性プロデューサー”の先駆けとして道を切り拓いた稀代の女性興行師・河島多加(かわしま・たか)の生涯を描く壮大なヒューマンドラマが誕生する。■時代の先駆者――日本のショービジネスに人生を捧げた女性興行師プロデューサー21歳のとき、大阪・船場の呉服店に嫁いだ主人公・多加。しかし、怠け者の夫・吉三郎は花街、寄席通いに明け暮れ、経営は傾く一方。「いっそ、道楽を本業に」と多加が勧めたのをきっかけに吉三郎は場末の寄席小屋を買い、夫婦で寄席商売をはじめることに。ところが、吉三郎は愛人を作った末にあっけなく他界。多加は亡き夫が遺した借金のため、より一層、寄席に注力。持ち前の根性と商才で小屋を拡大し、大阪の街に笑いというエネルギーを届けていく。そんな中、多加は窮地を救ってくれたある男性客に淡い恋心を抱くことに――。原作小説は、山崎氏が吉本興業の創業者・吉本せいをモデルに、ショービジネスに人生を捧げたひとりの女性を情緒豊かに描き上げた傑作小説。せい、つまり多加はいまでいう“オーディション制”をいち早く採り入れ、“物販”でファンを獲得して勢力を拡げるなど、現代のエンタメ戦略の土台を作り上げた人物。同時に、ひとりの女性として悩みながらもエネルギッシュに時代を駆け抜けた彼女は、日本女性の新たな生き方を切り拓いた先駆者ともいえる存在。その生き様はいまを生きる女性たちからも注目を集めるに違いない。また、多加が寄席商売を続ける上で心に決めていたのは、近年揺れに揺れているエンタメ界で忘れられがちな“人を大切にする”という原点。義理、人情、恩義に厚い多加の姿をとおし、彼女が手塩にかけて育てあげたエンターテインメントの素晴らしさを伝えていく。■北川景子、敬愛する山崎作品初挑戦に喜び「励まされ、勇気をもらっている」ヒロイン・多加を演じるのは、大河ドラマ「どうする家康」(NHK)でお市と茶々の二役を見事に演じ切り、昨年度の“橋田賞”を受賞、俳優としてますます輝きが増している北川景子。もともと山崎文学の大ファンで中学時代に読みふけったという北川は「まさか自分が山崎先生の作品に出演できるなんて…と驚きましたし、うれしかったです」と喜びを告白。本作では、21歳から晩年まで多加の40年の半生を演じるため撮影も怒涛のような日々で、「朝、子ども時代の久男と遊ぶシーンを撮影したと思ったら、夜には成長した久男に召集令状が舞い込む辛い場面を撮るなど、朝夕で一気に年齢を重ねるような状況があるので、毎日が“激動”です」と吐露。「1シーンごと体当たりで挑むのが精一杯の日々ですが、それだけ多加の人生が濃密だったんだなと…。また、演じていて感じるのは、多加はとても強い女性だなということ。演じながら彼女に励まされ、勇気をもらっているような気がします」と役柄のパワーを一身に受けて撮影に臨んでいることを明かした。そんな多加の生涯を描いた本作について、北川は「女手ひとつで寄席を大きくしていった商売人としての顔と、妻としての顔、また母親としての顔、女性としての生きざま、いい塩梅で描かれたヒューマンドラマです。涙あり笑いありのあっという間の2時間になると思います」と視聴者に力強くみどころを呼びかけている。■脚本・吉田紀子、山崎豊子作品の脚色は覚悟の執筆だった…!脚本を手掛けるのは、ヒューマンドラマの名手として知られ、近年だけでも映画『Dr.コトー診療所』をはじめ「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」、「Destiny」など話題作を次々と世に放っている吉田紀子。直近作の「団地のふたり」(NHK)も好評を博している。北川とは「みをつくし料理帖」(2012年、2014年/テレビ朝日)でタッグを組んだ間柄で、山崎作品にあふれるけれん味はそのままに、人間ドラマをより豊かに膨らませている吉田氏は「山崎先生独特の、けれん味あふれる作品は、視聴者としては面白く拝見していますが、いざ自分が脚色するとなると、かなりの力技が必要だなと、覚悟をして臨みました」とオファーを受けた際の“決意”をコメント。「目力の強い、真っすぐな人」という印象という北川との再タッグに、「激動の時代に翻弄されながらも、“お笑いの世界”で、女ひとり、興行師として、ぶれずに真っすぐ生きて行く多加というたくましくもかわいらしい女性を、北川景子さんがどう演じてくれるのか。お楽しみいただければと思います」と期待を寄せている。なお、本作は“座長”北川のもと、山崎作品ゆかりの俳優陣がズラリ名を連ねるほか、お笑い界からも個性豊かなキャストが集結。今後続々と発表していく予定という。山崎豊子生誕100年記念テレビ朝日ドラマプレミアム「花のれん」は2025年、テレビ朝日系にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年10月23日吉本新喜劇の鮫島幸恵(34)が21日、自身のインスタグラムを更新し、第1子となる女児の出産を報告した。今年4月1日、千葉公平(48)との座員婚を発表するとともに、妊娠を明かしていた。鮫島は「いつも応援してくださっている皆様へ先日、元気な女の子を出産いたしました。千葉さんも立ち会い、全力で支えてくれる中、親よりも見事な発声で産声をあげ、誕生してくれました」と喜びいっぱい。赤ちゃんの写真を添えた。ファンへ「出産前の皆様からの沢山の応援コメント、とても嬉しく、力(リキ)になりました。本当にありがとうございました」と感謝を伝え、「大きすぎる命と日々向き合い、不安は尽きませんがそれよりも今の幸せを大切に感じて家族3人3匹力を合わせて、楽しく過ごしてまいります」とつづった。同日、夫の千葉も第1子誕生を報告。ファンからは「幸恵ちゃんお疲れ様でした!!天秤座生まれの女子!もう綺麗、可愛い決まりましたね!」「おめでとうございます!なんとなくお父さん似かな?」「鮫ちゃんも大阪のオカンかぁ」「また新喜劇で観れる日を楽しみにお待ちしております!」など、祝福の声が多数届いている。鮫島は2012年の金の卵オーディションを経て、吉本新喜劇に入団し、マドンナとして活躍。千葉は、東京でお笑いコンビ「ハローバイバイ」や「ギンナナ」として活動後、20年に拠点を大阪に移して「金成公信」から「千葉公平」に改名し、新喜劇入りした。
2024年10月22日俳優の梅沢富美男が9日に自身のアメブロを更新。タレントの小川菜摘と吉本興業からの差し入れを公開した。この日、梅沢は「美味しい差入れ!」というタイトルでブログを更新。「菜摘ちゃんと吉本興業はんから名前入りスパムおにぎり沢山いただきました!」と報告し「ナオコ、コタロウ、リュウジ、アイミの名前もありました!」と明治座で開かれている『梅沢富美男劇団 梅沢富美男 研ナオコ特別公演』の出演者の名前が入っていたことを明かした。続けて「これを食べて二回公演乗りきりました!」と差し入れを手にした自身の姿やテーブルに並べられた差し入れの写真を公開し、ブログを締めくくった。
2024年10月11日●埼玉在住の親戚に怒られる吉本新喜劇65周年記念ツアーの埼玉公演が11日、さいたま市文化センターで開催され、間寛平、すっちー、川畑泰史、未知やすえ、島田珠代、山田花子らおなじみの新喜劇座員たちが出演した。この公演を吉本興業とともに主催するテレビ埼玉(テレ玉)では、MBS制作の『よしもと新喜劇』(毎週金曜19:00~)をレギュラー放送しているが、関東の客の反応はどうだったのか。公演の合間に、ゼネラルマネージャー(GM)の間寛平が取材に応じ、若手育成への意欲や自身の引退についても言及した――。○高校卒業後に浦和のキャバレーで働いていた――暑さで有名な埼玉ですが、いらっしゃっていかがですか?あっっっっついねぇ!!! 埼玉めちゃ暑いね。お客さんも熱いね! なにもかもがあついね!でも、 お客さんが温かく見守ってくれて、ますます頑張らなあかんなと思いました。――埼玉に思い出はありますか?長い話になるんですけど…高校を卒業して家出して、18(歳)くらいのときに、浦和で仕事していたのを思い出します。浦和駅前の「ブルーバード」というキャバレーでボーイをやってました。ほかにも、邦正(山崎邦正 現:月亭方正)が出演する『パッパカパー』(ビデオ番組)のロケで、浦和競馬場から下北(沢)まで走って帰りました。○絶対に引いていた関東の客に変化――今回の埼玉公演(昼の部)を終えられていかがですか?喜んでもらえたんかなぁ…ってね。関東の方では、あまり吉本新喜劇になじみがないと思うので。今回はテレビ埼玉さんに呼んでいただきまして、ちょっとでも新喜劇の良さとかを知ってもらいたいなぁと思っていたので、本当にありがたく思っています。うちのおふくろの妹とか、お姉ちゃんの子どもとか、親戚が埼玉に住んでるんですよ。それで今日、ぎょうさん来てくれている。ほんで、えらい怒ってました。「なんでやるのに、言うてくれへんの!」って。高校野球中継(で流れた広告を)見て、慌てて買ったけど「もう遅かったー」って3階の席しか取れへんかったらしくて。あと、僕は、レイチェルとか(野崎)塁とか、大塚澪ちゃんとか、若い埼玉の子が、新喜劇に入ってくれるだけでうれしいですね。関西の子ばっかりだったので。――大阪のお客さんとの違いは感じますか?ほとんど一緒になりましたね。ちょっと下ネタ言うと関東の方って嫌がるじゃないですか。でも下ネタにもどんどんついてきてて。関西ってめちゃめちゃ下ネタも多いし、めちゃめちゃ下品な言葉も言うたりするんですけど、それを関東でやったら、今までは絶対引いてたんですよ。ところがそこにもついてきだした。――いつ頃からそれを感じましたか?5~6年くらい前からかなぁ。小藪(千豊)が60周年の時に回って、そのくらいからちょっとずつ変わってきた気がしますね。●「あと2~3人、ちゃんとした座長を作らなあかん」――寛平さんが、1970年に新喜劇に研究生入りしてから54年になります。時代を経て感じる変化を教えてください。僕が入った時のテンポは、振って振って振ってドンっと落とすって感じでやってたんですけど、今はもう振ってドン、振ってドン、振ってドンってテンポがどんどん速なってるんですよ。今の若い子はそういう感じだから、それについてあかんなって思います。――GMに就任されて2年になりますが、宣言されていたスター発掘への手応えはいかがですか?いっぱい種があるんですね。だから種を放っとかずに、ちゃんと水を与え、肥料も与え、ほんでまた芽が出かけたら、水もやり、違う感じでまた肥料を与えて、どーんと、咲かせなあかん。その種を見つけて、うまいこと育てなあかんなと思ってやってるんですよね。今は一生懸命、水と肥やしをやってます。もうすぐ育っていくと思いますよ。――今後の目標は、いかがでしょうか。レイチェルなど若手をずっと育てていって、あのへんが座長になれるくらいにしていきたいなって思います。まだまだ社長が劇場を作っていくので、ちゃんとした座長を作らなあかん。あと2人か3人、座長を作りたいんですよ。でも、これが大変なんです。自信もって面白い芝居ができるっていうのを作らなあかん。そのへんがあと2~3年でできたら、もう僕も引退やな。自分の中でもっとやりたいことがあるから。――その「もっとやりたいこと」とは?まあまあそれは……もっと大変なこと(笑)――とても気になります(笑)。8月17~18日には韓国公演も控えていますね。普通の吉本新喜劇のコメディをやるんですけど、字幕がどんどん出るから、きちっとセリフは覚えないとなぁ。ニュアンスがなかなか難しい。そこで、韓国のお笑いに一番詳しい次長課長の河本(準一)に入ってもらったんです。河本は「ものすごい笑うよ。ものすごいウケるよ」って言うてくれたんで、「どんな感じでウケるの?」って聞いたら、例えば棚、ちょっと高いところにあるから、「ちょっととって~」って背が低いからお尻をちょっと押してもらう。そのときにオナラがプーっと出ただけで、もうお客さん転げ回って笑うって。それを聞いたときに、思い切ってできるなぁって思いました。
2024年08月16日お笑い界だけでなく、芸能界でも一大勢力を築いている芸能プロダクション・吉本興業。明石家さんま(68)、ダウンタウンといったお笑い界の“トップ”をはじめ、千鳥、かまいたちといったベテラン、「M-1グランプリ2023」王者の令和ロマンの若手まで、あらゆる世代で人気芸人を送り出している。100年以上の歴史を誇り、テレビ局との太いパイプを持つ吉本興業だが、最近ではさまざまな事情から吉本を離れ、自分の身一つで再出発する人気芸人の姿も。所属時より勢いを増す人もいれば、露出の機会が減ってしまった人もいる。そこで本誌は「吉本を辞めた後も成功していると思う芸人」「吉本を辞めて失敗したと思う芸人」をテーマに20代~60代の男女500人を対象にセルフアンケートツール「QiQUMO」を利用して調査を実施。ここでは、「成功していると思う芸人」についての結果を公表する。まず第3位に選ばれたのは極楽とんぼ・加藤浩次(55)。吉本へは’89年に入社し、’96年からスタートした『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)のレギュラーメンバーとなると、一躍人気芸人に。芸人としての卓越したトークスキルを活かし、『スーパーサッカー』(TBS系)、帯の情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)といった番組で司会を務めた。また、俳優としても『人にやさしく』(フジテレビ系)や『ブラックジャックによろしく』(TBS系)といった数々の人気ドラマや映画に出演するなど、マルチな才能を随所で発揮。’19年10月に吉本を離れ、エージェント契約を締結するも、’21年3月末に契約を終了して以降は、個人事務所「82style」を立ち上げ活動している。『スッキリ!!』は昨年3月に惜しまれつつ終了したが、現在も3本のレギュラー番組を抱え、特番でMCを務めるなど、吉本所属時と変わらぬ輝きを放っている。アンケートでは、今も順調に活動を続ける姿を評価する声が相次いだ。「いまだに多数のレギュラー番組を持っているから」「よく見るテレビやしっかりとした番組をやっているイメージが1番強かったから」「朝の番組での長期的な司会をはじめあちこちでの司会が目につくから。本来のお笑いの仕事よりも違う仕事が多いのが近年あちこちで目立つ」続いて第2位に選ばれたのは、ハリセンボン・近藤春菜(41)。NSC(吉本総合芸能学院)東京校で、相方の箕輪はるか(44)と出会いコンビを結成し、’04年にデビューすると、初年度にして「M-1グランプリ」の準決勝に進出するなど、いきなり頭角を現した。自身の持ちネタである「角野卓造じゃねえよ!」や2人のキャラクターもあって、たちまちバラエティ番組から引っ張りだこに。ともに多数のレギュラー番組を抱え、近藤は’16年から『スッキリ!!』のサブ司会を務めるなど、MCとしても活躍している。また、交友関係も広く、吉高由里子やPerfumeの西脇綾香など数々の女性有名人ともプライベートで親しいことでも知られている。昨年12月末をもって吉本との所属契約を終了し、今年1月からはベッキーらが所属するGATEに移籍。現在も『モニタリング』(TBS系)など人気番組への出演をコンスタントに続けている。退社後もマルチに活躍する姿を応援する声が多かった。「どんな人とも共演していてやりとり、コミュニケーションが盛んなイメージがある」「モニタリングや、ハマダ歌謡祭など、様々なゴールデンのレギュラー番組を受けもっており、存在感もあるから。また、角野卓造じゃねーよなど、持ちネタも安定して使っているから」「マルチに活躍しているイメージ」そんな2人をおさえて、第1位に輝いたのはピン芸人のなかやまきんに君(45)。’00年にNSC大阪校を卒業すると、高校時代から熱心に取り組んでいた筋トレを活かしたハイテンションな芸風で、その名の通り“筋肉芸人”として注目を浴びる。「R-1グランプリ2006」では決勝に進出するなど芸人としての確かな実力に加え、肉体を活かし、『SASUKE』や『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』(ともにTBS系)に出演し、好成績を残すなど、バラエティ界を席巻。‘06年と’08年にアメリカへの2度の筋肉留学をし、’11年に東京進出を果たすと、芸人だけでなく留学の成果を活かしボディビルダーとしても本格的に活動し、実際に数々の大会で見事な成績を残している。海外進出などに注力するため、‘21年12月末に吉本とのマネジメント契約を終了して以降はさらに人気が加速。「洋服の青山」「花王のバブ」など人気企業のCMに多数出演するだけでなく、キャラクターを活かした内容がたびたびネットでバズっている。また、’16年から始めたYouTubeチャンネルも現在は250万人以上の登録者を抱えており、そこで発信される筋トレ情報のファンも非常に多い。退社したあとも勢いを増すいっぽうのきんに君だけに、アンケートでの好感度も抜群だった。「YouTube活動でより広い層にトレーニングの知識等を発信しているから」「自分をプロデュースする力があり、CMなど吉本在籍時には無かったほど多くの仕事を獲得している」「世界的に活躍しているイメージがある」「アプリとコラボしたりテレビに出たりCMに出たりYouTubeをしたりと様々なことをしていて、さらにそのほとんど全てが好評だから」
2024年05月26日ダウンタウン、明石家さんま、千鳥、霜降り明星など、重鎮から若手まで数々の超人気芸人が多数所属する芸能プロダクション・吉本興業。テレビで所属芸人を目にしない日はなく、お笑い界のみならず芸能界の一大帝国といえる存在だ。各界に抜群の影響力を持つ吉本興業だが、ここ最近、袂を分かち裸一貫で再出発する芸人も少なくない。持ち前の人気を活かして退社後も活躍する人もいれば、後ろ盾を失い苦戦を強いられる人も。そこで本誌は「吉本を辞めた後も成功していると思う芸人」「吉本を辞めて失敗したと思う芸人」をテーマに20代~60代の男女500人を対象にセルフアンケートツール「QiQUMO」を利用して調査を実施。ここでは、「辞めて失敗したと思う芸人」についての結果を公表する。まず、3位に選ばれたのは、元尼神インターの誠子(35)。NSC(吉本総合芸能学院)大阪校で出会った渚(39)と’07年にコンビを結成し、15年の「M-1グランプリ」では準決勝にも進出。ぶりっ子キャラの誠子と、元大工でヤンキー風の渚という濃いキャラクターの組み合わせの漫才が人気を博した。テレビでも人気を博し、数々のバラエティ番組に出演した2人だったが、今年3月末で解散することを発表。渚は解散後も引き続き吉本に所属しているが、誠子はマネジメント契約を終了しフリーとなった。解散理由について、「ちょっとだけ渚と私でやりたいことが違ってきたのを、ベテラン夫婦ではないですが、話すまでもなく空気で感じていて」と本誌の取材で語っていた誠子。解散発表文で「これからは枠に捉われずに私らしく輝きたい」とも綴っていた通り、ライフスタイルブランドをプロデュースするなど、現在はお笑い以外にも活動の場を広げているよう。まだ退社してから2カ月と日が浅いが、解散する少し前からメディアへの露出が減っていたことや、活躍の場をお笑いに広げていることから不安視する声があった。「全くテレビなどで見る機会がないから」「方向性がわからない」「活躍の場がなくなりそう」つづいて2位に選ばれたのは、プラス・マイナスの岩橋良昌(45)。高校の同級生だった兼光タカシ(45)と’03年にコンビを結成し「M-1グランプリ」に’02年から出場し続け、ラストイヤーとなる18年には準決勝進出。ほかの賞レースでも数多く結果を残し、昨年には由緒ある上方漫才大賞の大賞を受賞するなど正統派のしゃべくり漫才として同業者らからも高い評価を受けていた。活躍の場を広げる一方、23年ごろから岩橋が、Xでの過激な投稿を繰り返すように。今年1月上旬から2月末にかけて、過去に受けたというパワハラや”エアガンで撃たれた”という芸能人の名前を挙げるなど真偽不明の告発を連投。吉本から一連の投稿について注意を受けるもやめることなく、最終的には今年2月末に吉本からマネジメント契約を解除されることに。Xでは《プラスマイナスも解散です どうか兼光を応援してあげて下さい》と一方的にコンビの解散を宣言していた。一連のSNSでの投稿内容によって周囲の混乱を招いていたことや、相方の兼光のことを考えてないともとれる振る舞いにイメージが低下した人は多かったようだ。漫才の腕が高く評価されていただけに、「惜しい」と感じるという意見も寄せられていた。「辞め方が悪かった。イメージが最悪」「テレビでよく見かけるようになっていたのに、喧嘩別れみたいな感じになってしまい、活躍する機会を失ったように感じます。」「理由は分からないが、相方に相談もなしにブチ切れて勝手に退所したのはどうかと思うし、同じく考えて仕事を依頼したい人は多くないと思うので」「時期を見誤ったイメージ。感情的に退社した感じなので次の仕事に繋がっていないような気がする」そして1位に選ばれたのは、元雨上がり決死隊の宮迫博之(54)。元相方の蛍原徹(56)とともに数多くの人気番組に出演していたが、’19年の闇営業騒動をきっかけに吉本から契約解除され、21年8月の『アメトーーク特別編』で正式にコンビ解散が発表された。闇営業騒動で同じく謹慎処分を受けていた他の芸人がその後謹慎期間を経て、地上波復帰を果たしている一方宮迫はいまだ叶っていない。ロンドンブーツ1号2号の田村亮(52)が相方の淳とともに謹慎を乗り越えた一方、宮迫は蛍原に相談することなくYouTuber活動を開始。これが再起に向け手を差し伸べた芸人らや蛍原に対して“不義理”という印象を抱き続けている人も多いようだ。「辞めて失敗したと言うか、契約解除された印象。事件でもう終わったなという感じだった」「最初にきちんと誠実に話をするべきだった。コンビ解散もすごく残念」「ウソが多そう、見栄っ張りのように感じる、世話になった人たちを蔑ろにしているように感じる」またYouTubeの活動以外にも、経営する焼き肉店「牛宮城」を22年3月にオープンするも、開店延期やメニューの誤表記など数多くのトラブルが発生。トークスキルが高く評価されていただけに、YouTuberになってからの活動に不信感を抱く人も多いようだ。「焼肉店の不祥事でマイナスのイメージがするから」「辞めたあとの活動でイメージが悪くなった」「飲食業やユーチューバーをやっているものの、最近では活動内容を目にする機会がほとんどないから」芸人以外の活動の場を広げつつも、5月15日に更新したYouTubeで「一緒になってまたお笑いをやりたい」と語っていた宮迫。闇営業騒動で最も重い処分が下ったカラテカの入江慎也(47)が今年4月にテレビ復帰した一方、宮迫にその兆しはない。吉本を辞める理由は人それぞれだが、“辞め方”に問題があるとその後の活動にも影響をきたすようだ。
2024年05月26日2024年3月28日、お笑いコンビ『尼神インター』が解散することが、所属事務所である吉本興業株式会社(以下、吉本興業)を通じて発表されました。吉本興業によると、『尼神インター』は同年3月末日をもってコンビを解散。誠子さんはマネジメント契約を終了し、渚さんは引き続き同社で活動していくとのことです。別々の道を歩む『尼神インター』また誠子さんと渚さんは、『尼神インターを応援してくださっている皆さま、関わってくださった関係者の皆さま』と題して、それぞれコメントを発表しています。誠子コメントこれまで尼神インターとして過ごした時間や経験はとても楽しくてかけがえのないものです。コンビを組んでくれた相方の渚や応援してくださったファンの皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。解散が決まり、今後どうしよう?と考えた時に私は人生たった一度きりだから勇気を出して挑戦をしたいと思いました。吉本興業ホールディングスーより引用渚コメントこれから「尼神インター」は無くなり別々にはなりますが、偶然同じ時代に生まれたモノ同士、これからも気が向いた時があれば、思い出して頂いたり記憶に残して頂いたり様子を伺って頂けると、やる気の糧になりますお互い支え合えたらええなぁと思ってますどうぞ宜しくお願い致します恐らくスムーズに器用にはいかへんと思いますが、変わらず人生において泥水をすすり、不味ければツバを吐き捨て、泥水を透明にして目一杯美味い泥水を飲むという作業に時間を使い、楽しく気をくるわせたいと思います吉本興業ホールディングスーより引用今回の解散の発表を受けて、ネットでは多くの反響が上がりました。・解散はビックリしました!また大阪府に戻ってきてください。温かく出迎えますよ。・それぞれ別々の道を歩まれますが、決断を応援しています!・フリーでの活躍も期待したいです。漫才やコントだけではなく、ドラマや舞台など役者経験もある2人。今後はどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。新たな一歩を踏み出す2人に、多くの人が注目しています。[文・構成/grape編集部]
2024年03月28日吉本興業(以下、吉本)は2月22日、公式サイトで所属するお笑いコンビ「プラス・マイナス」の岩橋良昌(45)を契約解除したことを発表。岩橋をめぐっては年明け以降、Xでの“告発投稿”が注目を集めていた。だがネットやSNSでは、吉本の対応に賛否が巻き起こっている。吉本は発表した文書のなかで、《岩橋はX(旧Twitter)等のSNS において、関係者の名誉を毀損する不適切な投稿行為や配信が認められたことから、当社はマネジメント会社として、その都度面談のうえで注意指導を繰り返し実施してまいりました》と経緯を説明。前日21日にも岩橋と面談したといい、《その直後に当社からの注意、要請に反する投稿を行うに至ったことから、これ以上のマネジメント契約の維持は困難と判断》と記している。1月以降、松本人志(60)の性加害疑惑報道と重ねて“自分も先輩に女性を紹介した”と明かし、その後も“テレビ番組制作会社の社長からパワハラを受けた”と告発を続けてきた岩橋。だが契約解除に至った決定打は、“エアガン告発”だろう。「岩橋さんは18日放送の『だれかtoなかい』(フジテレビ系)に出演していた真木よう子さん(41)から、“エアガンを撃たれた”とXで暴露。その場に居合わせた複数のタレント名も挙げ、注目が集まることに。ですが真木さん本人はSNSのライブ配信で否定しており、双方の食い違う主張に騒動は拡大しています。ただ現時点で、真偽は明らかになっておりません。いっぽう岩橋さんは21日の投稿で、吉本側と話し合いをしてきたと明かしていました。SNSの投稿を禁じられたようですが、《今こうやって約束破って投稿してる》と告白。藤原寛副社長への批判とも思われる投稿もありました。吉本批判だけでなく芸人仲間への悪態もついており、自暴自棄になっている様子に心配の声が広がっています」(WEBメディア記者)この発表を受けて、相方の兼光タカシ(45)もXで解散を報告。《僕も寝耳に水といった感じです》と率直な感想を綴り、《これからは吉本で兼光タカシとしてピンで活動させて頂きます》と単独で活動を続けていく意向を示した。■吉本の対応に賛否勃発「契約解消も仕方がないと思う」「会社のマネジメント力無さすぎ」急転直下の事態に衝撃が走るいっぽう、岩橋は抗う姿勢を貫いている。契約解除が発表された直後、Xでその件を報じるニュースを引用し《俺が辞めるって言ったのに 契約解除って汚ねぇ会社だよ》と反論。《徹底抗戦》とも宣言し、別の投稿ではこう怒りを滲ませていた。《は?面談したの2回だけやろ なんで嘘つくの?何回も何回も面談しても言うこと聞かんかったみたな書き方やめてくれる?それこそ名誉毀損やわ 一方的にエアガンで撃たれたのめちゃくちゃ迷惑ですけど?自分の会社守ることだけやん》後に《あ、3回だった、ごめんなさい》と訂正していたが、吉本に反抗する姿勢は崩していない。岩橋の契約解除を報じるネットニュースのコメント欄やSNSでは、再三の注意も実らなかった末に解除した吉本の判断に理解を示す声が。《そうだろうな・・・ 岩橋良昌さんの投稿内容は否定しないけど もう少し言い方とかあるのではとも・・・》《正直、解除されて当たり前って感じ》《無敵の人のようなあのツイートの荒ぶり方。契約解消も仕方がないと思う》だがいっぽうで“エアガン告発”に関しては、岩橋と真木の主張は真っ向から対立している。そのため不安定状態に陥っている岩橋を、“吉本は切り捨てた”と受け止めた人も少なくないようだ。吉本の対応にも疑問視する声が上がっている。《都合の悪いものは切り捨てるでいいのかね?なんか吉本は、脊髄反射みたいな対応しかしないのが気になるよね》《これ最近岩橋さん不安定みたいだったから吉本が切り捨てたみたいに見えてしまうんだけど適切な事だったのかな?と疑問に感じてる》《吉本は事実か判断しないと、、内容の真実を明らかにしてほしい。 岩橋さんのが事実なら被害者ですよ! 所属芸人を守るべきでは??? “騒がせてすみません、事実関係を調査いたします。“でいいのに。 被害者が声を上げただけなのに、、、まだまだ変わらない古い会社なのかなと思います》
2024年02月23日2月22日夜、吉本興業がお笑いコンビ「プラス・マイナス」岩橋良昌(45)と契約解消したことを公式サイトで発表した。岩橋は1月中旬から今日にいたるまでXで、過去に受けたというパワハラや自身をエアガンで撃ったという芸能人の名前を実名で連日暴露し続けていた。吉本は公式サイトで発表したコメントの中で、《岩橋はX(旧Twitter)等のSNS において、関係者の名誉を毀損する不適切な投稿行為や配信が認められたことから、当社はマネジメント会社として、その都度面談のうえで注意指導を繰り返し実施してまいりました》と説明。21日にも岩橋と面談したが、《その直後に当社からの注意、要請に反する投稿を行うに至ったことから、これ以上のマネジメント契約の維持は困難と判断し、やむなく契約解除通知をするに至りました》と明かした。その上で、《一方的にお名前を出された方々に多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます》と謝罪している。そして、同社のホームページを見ると、すでに所属タレント欄から岩橋の名前および写真は削除されており、相方の兼光タカシ(45)のみが残っている。当の岩橋はというと、契約解消発表後にXを更新。《本当の一匹狼爆誕》《自由な人生 最高だぜ》と続けて投稿。さらに契約解消を報じたニュースを引用した上で、《俺が辞めるって言ったのに 契約解除って汚ねぇ会社だよ》と綴っている。続く投稿で《徹底抗戦》とも綴っているが、戦いは“第二ラウンド”にもつれるのかーー。
2024年02月22日ダウンタウンの松本人志(60)が活動休止を発表してから約1ヵ月が経とうとするなか、吉本興業内部ではいまだに余波が広がっている。「現代ビジネス」は2月1日に、同社の東京進出の立役者となった元常務の木村政雄氏にインタビューした記事を配信。木村氏は松本に対し「まだそんなことをやっているんか」と一喝し、「芸能界をやめたほうがいい」とまで言及していた。また、会社が優先するべきはタレントではなく「お客様」であるとし、吉本興業の対応も後手後手に回っていると指摘している。この木村氏の発言に対し腑に落ちない部分があったようで、同社所属のウーマンラッシュアワーの村本大輔(43)はXで持論を展開。2月3日、この記事を引用し《この木村さんて人、ネタ作られへんくせに生意気やな。あんたら芸人に飯食わせてもらってたんやろ》と投稿した。この村上の投稿に対し《この意見は大いに賛成》と賛同するユーザーもいたが、批判も多数寄せられることに。《貴方は、吉本興業の作った養成所に入り、吉本興業の作った劇場で腕を磨いて、吉本興業が作ったthe manzaiという大会で優勝して、それで飯が食えるようになったんでしょ。社員さんの努力のお陰で貴方は食えてるんですよ》《この人のことはどうでもいいけど、別にネタを作るとか作れないとか全く関係ないでしょ。社会や組織では個人それぞれに役割があるわけで、芸人だって一人でメシ食ってるわけじゃないだろうに。芸人の驕り。売れた芸人が驕ると面倒も大きくなるけど、村本大輔くんの驕りはどうだろうかね》さらに同社所属のピン芸人・三浦マイルド(46)も2月7日、村本への批判をXに投稿した。《何を言うてるんすか?私達芸人、マネジメントしてくれてる社員さんがおって、舞台監督さんおって、音響さんおって、進行さんおって、作家さんおって、舞台立ててるんでしょうが!芸人が飯食わせてるて何や!勘違いするな!》さらに、インタビューを受けた木村氏に対しても《木村政雄?吉本から追い出された人間が、ここぞとばかり、恨みぶちまけんなよ。情けない》と苦言を呈した。松本の問題は様々な場所で“火種”となっているようだ。
2024年02月07日2023年12月27日、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんに関する報道が、一部週刊誌で行われました。内容は、松本さんとその関係者らが、およそ8年前に複数名の女性をホテルの部屋に呼び、強引に関係を迫ったというもの。週刊誌は、呼び出された複数名の女性に取材をした上で、被害を告発したことを明かしています。吉本興業、松本人志の『週刊誌報道』を否定同日、松本さんが所属するタレント事務所の 吉本興業株式会社(以下、吉本)がウェブサイトを更新。今回の報道が事実ではないと否定し、松本さんの名誉を棄損していると苦言を呈しました。本日発売の一部週刊誌において、当社所属タレント ダウンタウン 松本人志(以下、本件タレント)が、8年前となる2015年における女性との性的行為に関する記事が掲載されております。しかしながら、当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです。当社としては、本件記事について、新幹線内で執拗に質問・撮影を継続するといった取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定です。ファン及び関係者の皆様には大変ご心配をおかけする記事内容でしたが、以上のとおり本件記事は客観的事実に反するものですので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。吉本興業株式会社ーより引用吉本側の主張によると、週刊誌の記者は今回の件について、これまで強引といえる取材方法をとっていたとのこと。今回の報道の件も含め、週刊誌関係者に向けて、法的措置を検討していくことを表明しました。報道された内容のどこまでが事実かは、まだ分からない状況。調査が進み、真相が明るみに出ることを多くの人が望んでいるようです。[文・構成/grape編集部]
2023年12月27日2023年12月27日、お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さん、箕輪はるかさんが、所属する吉本興業株式会社(以下、吉本興業)を年内で退社することを発表しました。2人は『ハリセンボン』のX(Twitter)に、写真とともにそれぞれのコメントを投稿しています。皆さん、私事で、失礼致します。私たちハリセンボンは、今年いっぱいで吉本興業を退社することに致しました。今まで、私がエージェント契約、はるかがマネジメント契約という異なる契約形態で、この3年間活動してきましたが、来年芸歴20年という節目もあり、足並み揃えようと二人で話し合い、決めました。吉本興業に所属させていただいていたからこそ、まず、はるかに出会えましたし、たくさんの方々に出会え、たくさんのお仕事をさせていただき、たくさんの応援してくださる方にも出会い、色々な素晴らしい景色を見させていただきました。何事にも代え難い宝物の時間です。吉本興業には、感謝の気持ちでいっぱいです。今回のことで、吉本興業の方々も頑張れ!と背中を押してくださいました。私たちはハリセンボンとして、芸人を続けていきますので、これからも変わらずに、みなさんに楽しんでいただけるお仕事を頑張りたいと思います!引き続き、ハリセンボンをよろしくお願い申し上げます。ハリセンボン近藤春菜@harisenbon_ーより引用私たちハリセンボンは、デビューから長くお世話になった吉本を離れ、2人そろって新しい環境に踏み出すことにしました。春菜がエージェント契約となってから3年ほど経ちますが、その間、自分たちのこれからについて話し合う機会が増えました。皆さまに楽しんでいただける芸人でいるために、2人の歩幅を合わせることが大事ではないかと思うようになりました。そして時間をかけて結論を出し、吉本の方々にもご理解と励ましのお言葉をいただきました。吉本興業に所属させていただいたことで、子供の頃にテレビで見ていて憧れだった先輩方とお仕事ができたことや、たくさんの同期と後輩の皆さんに恵まれたことを誇りに思います。育ててくださった社員の皆さん、本当にありがとうございました。ハリセンボンのこれまでにない大チャレンジとなりますが、これからも変わらず応援してくださる方が一人でも多くいてくだされば嬉しいです。ハリセンボン箕輪はるか@harisenbon_ーより引用【お知らせ】 pic.twitter.com/rWd65wgKPN — ハリセンボン公式(近藤春菜/箕輪はるか) (@harisenbon_) December 26, 2023 吉本興業のお笑いタレント育成養成所である、吉本総合芸能学院の東京校9期出身である2人は、2003年に『ハリセンボン』を結成。その翌年にデビューしました。近藤さんは、2019年に吉本興業とのエージェント契約に切り替え活動してきましたが、「デビュー20周年の節目に、2人の足並みをそろえて活動をしたい」という想いから、今回の退社を決めたといいます。また、サンケイスポーツによると、退社後の2人はタレントのベッキーさんらが所属するGATE株式会社とマネジメント契約を結ぶとのこと。発表にネット上では「思い切った決断!頑張ってくださいね」「一瞬、解散するのかと思ったけど安心した。これからもずっと応援します」などエールの声が多数寄せられていました。新たな一歩を踏み出した2人の活躍を、多くの人が注目しています。[文・構成/grape編集部]
2023年12月27日コンサートを企画制作する「みのりの眼」は、ウィーンを拠点に活躍するヴァイオリニスト吉本梨乃の「みのりの眼 年末大感謝 特別ニコニコ公演 吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル」を、2023年12月6日(水)に品川区立五反田文化センター音楽ホール(東京都品川区)にて開催します。「みのりの眼 年末大感謝 特別ニコニコ公演 吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル」12月6日(水)開催吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル詳細ページ: 吉本梨乃はオーストリア・ウィーンを拠点に活動する20歳の若きヴァイオリニストです。ヴァイオリンの最高傑作であるストラディヴァリウスの中から「ムンツ」(※)を日本音楽財団より貸与されています。吉本は2022年秋から2023年春まで、世界最高峰のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の代理奏者として数々の舞台に立ち、2024年度は東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などとの共演も決まっており、ブレイク寸前のヴァイオリニストといえます。今回の公演では、これまで以上に多くの方に吉本梨乃の公演を楽しんでいただく機会を設けるため、料金をニコニコ価格(2,500円/人)に設定しました。吉本も「ニコニコしてリサイタルを楽しんでいただきたい」と話しており、初披露のプログラムも準備しています。※これまでこの楽器を貸与されたのは、日本を代表するヴァイオリニストである樫本大進や徳永二男、庄司紗矢香など錚々(そうそう)たる人物ばかりです。楽器貸与先一覧(日本音楽財団) ・ ロームエキシビジョン(2023)■公演概要公演名:みのりの眼 年末大感謝 特別ニコニコ公演 吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル日程 :2023年12月6日(水)時間 :(昼の部)開場13:30/開演14:00 (夜の部)開場18:30/開演19:00会場 :品川区立五反田文化センター音楽ホール(東京都品川区西五反田6-5-1)プログラム:(昼の部)(1) C.シューマン :3つのロマンス(2) パガニーニ :24の奇想曲より第21番、第1番(3) モーツァルト :ヴァイオリン協奏曲第4番(4) エルンスト :「夏の名残のバラ」による変奏曲(5) サン=サーンス:ハバネラ(夜の部)(1) C.シューマン :3つのロマンス(2) イザイ :無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番「バラード」(3) ベートーヴェン :ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第5番「春」(4) チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ(5) エルンスト :「夏の名残のバラ」による変奏曲(6) プロコフィエフ :ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番料金 : 昼の部、夜の部ともに税込2,500円(全席自由)チケット購入: 「みのりの眼」公式サイト( )より、teket、イープラス、お問い合わせフォームよりご購入いただけます。公演URL : ■出演者ヴァイオリン 吉本梨乃(よしもと・りの)兵庫県神戸市、六甲アイランド生まれ。3歳でヴァイオリンを始め、14歳からウィーン国立音楽大学でミヒャエル・フリッシェンシュラーガーに、2020年よりエリザベート王妃音楽院でオーギュスタン・デュメイに師事している。2020年第3回上海アイザックスターン国際ヴァイオリン・コンクールファイナリスト。2022年第10回フリッツ・クライスラー国際コンクール第2位。これまで国内外で数々のオーケストラと共演しており、2021年にウィーン・コンツェルトハウスでウィーン室内管弦楽団と共演。2022年はソリストとしてウィーン室内合奏団とスペイン・ツアーを行ったほか、ウィーン放送交響楽団、ブルガリア国立放送交響楽団、上海シンフォニーオーケストラと共演した。2020年、2021年度ローム音楽財団奨学生。使用楽器は日本音楽財団から貸与されたストラディヴァリウス「ムンツ」。2023年3月横浜公演(YouTube): 吉本梨乃ピアノ 松岡美絵(まつおか・みえ)多くの機会「室内楽ピアニスト」と称され、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー、バンベルク交響楽団首席奏者など、世界のトップアーティストたちとの共演を重ねてきた。PTNAピアノコンペティションデュオ上級全国大会1位および最優秀賞、ソロ特級入選。国際交流基金の招待によりローマ、カイロ、ブリュッセル、インド等で演奏。梅光女学院高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。卒業後同大学の嘱託演奏員を務める。マルクノイキルヘン国際コンクール伴奏者特別賞受賞。故宝木多加志、二宮裕子、フセイン・セルメット、マリア・ジョアン・ピリスの各氏に師事。現在、桐朋学園大学附属子供のための音楽教室講師。松岡美絵■主催者概要主催者: みのりの眼所在地: 横浜市磯子区原町6-3代表 : 山田美樹URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月15日ウィーンを拠点に活躍するヴァイオリニスト吉本梨乃は京都では初公演となる「青山音楽財団新人助成公演 吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル」を、コンサートを企画制作する「みのりの眼」のサポートにより、2023年12月3日(日)に青山音楽記念館バロックザール(京都市西京区)にて開催します。「青山音楽財団新人助成公演 吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル」12月3日(日)開催吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル詳細ページ: 吉本梨乃はオーストリア・ウィーンを拠点に活動する20歳の若きヴァイオリニストです。ヴァイオリンの最高傑作であるストラディヴァリウスの中から「ムンツ」(※)を日本音楽財団より貸与されています。吉本は2022年秋から2023年春まで、世界最高峰のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の代理奏者として数々の舞台に立ち、2024年度は東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などとの共演も決まっており、ブレイク寸前のヴァイオリニストといえます。吉本のこれまでの日本での主な活動場所は、生まれ故郷の兵庫県神戸市と東京都でしたが、今後その活動拠点を拡大したいと常に考えておりました。ヨーロッパでの生活の中で「普段から日本人代表として見られている自覚を持ち過ごしている」と語る吉本にとって、伝統ある日本文化を感じられる京都での公演は念願がかなうもので、「京都でも評価を得て活動をしていきたい」と意気込んでいます。また、今回の「青山音楽財団新人助成公演」は由緒ある青山音楽財団の「新人賞」へのエントリーとなるコンサートとなります。吉本は本公演を機に今後の活動拡大に勢いをつけたいと考えています。※これまでこの楽器を貸与されたのは、日本を代表するヴァイオリニストである樫本大進や徳永二男、庄司紗矢香など錚々(そうそう)たる人物ばかりです。楽器貸与先一覧(日本音楽財団) ・ 中国・上海でのコンチェルト(2023)■公演概要公演名 :青山音楽財団新人助成公演 吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル日程 :2023年12月3日(日)開場13:30/開演14:00/終了16:30会場 :青山音楽財団バロックザール(京都府京都市西京区松尾大利町9-1)プログラム:(1) C.シューマン :3つのロマンス(2) イザイ :無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番「バラード」(3) ベートーヴェン :ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第5番「春」(4) チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ(5) エルンスト :「夏の名残のバラ」による変奏曲(6) プロコフィエフ :ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番料金 : 税込3,000円(全席自由)チケット: 「みのりの眼」公式サイト( )より、teket、イープラス、お問い合わせフォームよりご購入いただけます。公演URL : ■出演者ヴァイオリン 吉本梨乃(よしもと・りの)兵庫県神戸市、六甲アイランド生まれ。3歳でヴァイオリンを始め、14歳からウィーン国立音楽大学でミヒャエル・フリッシェンシュラーガーに、2020年よりエリザベート王妃音楽院でオーギュスタン・デュメイに師事している。2020年第3回上海アイザックスターン国際ヴァイオリン・コンクールファイナリスト。2022年第10回フリッツ・クライスラー国際コンクール第2位。これまで国内外で数々のオーケストラと共演しており、2021年にウィーン・コンツェルトハウスでウィーン室内管弦楽団と共演。2022年はソリストとしてウィーン室内合奏団とスペイン・ツアーを行ったほか、ウィーン放送交響楽団、ブルガリア国立放送交響楽団、上海シンフォニーオーケストラと共演した。2020年、2021年度ローム音楽財団奨学生。使用楽器は日本音楽財団から貸与されたストラディヴァリウス「ムンツ」。2023年3月横浜公演(YouTube): 吉本梨乃ピアノ 松岡美絵(まつおか・みえ)多くの機会「室内楽ピアニスト」と称され、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー、バンベルク交響楽団首席奏者など、世界のトップアーティストたちとの共演を重ねてきた。PTNAピアノコンペティションデュオ上級全国大会1位および最優秀賞、ソロ特級入選。国際交流基金の招待によりローマ、カイロ、ブリュッセル、インド等で演奏。梅光女学院高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。卒業後同大学の嘱託演奏員を務める。マルクノイキルヘン国際コンクール伴奏者特別賞受賞。故宝木多加志、二宮裕子、フセイン・セルメット、マリア・ジョアン・ピリスの各氏に師事。現在、桐朋学園大学附属子供のための音楽教室講師。松岡美絵■主催者概要企画・主催:吉本梨乃助成団体 :公益財団法人青山音楽財団( )所在地 :(公益財団法人青山音楽財団)京都府京都市下京区函谷鉾町79 ヤサカ四条烏丸ビル10階(青山音楽記念館バロックザール)京都市西京区松尾大利町9-1制作 :みのりの眼( ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月14日「実際あっちゃんと俺ら、吉本のとき絡んでるし、なんとなく人となりも知ってるやん。(あっちゃんは)ちゃんとしてるやん」こう語ったのは、ナインティナインの矢部浩之(51)。6月1日深夜放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、オリエンタルラジオ・中田敦彦(40)による“松本人志批判”について言及した。5月29日、YouTubeでダウンタウン・松本人志(59)がお笑い賞レースの審査員をやりすぎだと指摘した中田。「松本人志さん以外の価値観を持つ人たちにそのハンドルを渡す事でお笑い界に新しい価値観や新しいスターができる土壌を作ることがお笑い界全体への貢献になる」と持論を展開し、「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか」と松本に苦言を呈していた。これについて、ナイナイの岡村隆史(52)は『オールナイトニッポン』で「いろんな人に可愛がってもらったほうがええ」と中田に呼びかけた。いっぽうの矢部は松本がツイッターで《テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん連絡待ってる!》と投稿したことに触れ、「初めてじゃない?ご本人が反応したでしょ?松本さんが。ホンマに2人でご飯とか食べてもいいよね。やっぱり、羨ましいんじゃない?やっぱ憧れがあるんじゃない?」と語っていた。その後、オリラジが吉本興業に所属していた頃へと話題は移り、矢部は“あっちゃんはちゃんとしてる”と、中田に“しっかりしている”というイメージがあることを語った。岡村も「ちゃんとしてたよ。何があったんや!?ご飯食べたときもちゃんとしてたで」と、博多華丸の博多大吉(52)と中田を交え食事した際のエピソードを披露。「大吉くんと2人でご飯食べて『ちょっとあっちゃん呼ぼうか』って。『なんでもみあげと髭が繋げとんや。聞こう』って電話したら、自転車で来てくれたで。『なんなんですかこんな時間に。自転車で来たからお酒も飲めないじゃないですか』って言いながら、いろいろ話して。ちゃんとしてんなって思ったけど」と明かした。矢部、岡村ともに中田には好印象を抱いていた様子。それだけに、今回中田が繰り広げた“松本批判”に困惑を隠せないようで、岡村は「『何があったんや』『どうしたんや』っていう」と繰り返し、矢部も「(人となりを)知ってるだけにね」と同調した。20年末に相方・藤森慎吾(40)とともに吉本興業を退所していた中田。先輩・ナインティナインも驚くほどの変化を遂げ、たどり着いたのはまさかの“松本批判”だったーー。
2023年06月03日NTTドコモ(以下、ドコモ)と吉本興業ホールディングスは24日、映像コンテンツ制作やライブ制作、アーティストの企画開発によるエンターテインメントビジネス拡大を目的に、ドコモと吉本興業グループ(吉本興業ホールディングス、吉本興業、FANY、FANY Studio)での業務提携について4月11日に合意したと発表した。加えて、本業務提携に伴い、FANY Studioが第三者割当の方法により発行する株式をドコモが引き受けることとなった。FANY Studioは5月1日から、「NTTドコモ・スタジオ&ライブ」(以下、ドコモ・スタジオ&ライブ)として、映像コンテンツ制作事業、音楽をはじめとするライブ事業、アーティスト開発事業の3事業を開始する。今回、新たに事業開始するドコモ・スタジオ&ライブでは、「FANY Studio」のブランド名で、ドコモが保有する約9,300万人の会員基盤やドコモの新しい映像メディア「Lemino」、ドコモが運営するアリーナ、タワーレコードなどのリアル/オンラインでの販売チャネルなどのアセットと、吉本興業グループが保有する映像コンテンツ、制作ノウハウ、プロデュース人材や音楽アーティストなどのアセットを組み合わせ、エンターテインメントビジネスの拡大をめざします。日本のコンテンツを世界に届け、世界を狙うクリエイターが集まるエコシステムを構築することで、日本のエンターテインメント業界をコンテンツ開発力とテクノロジーで牽引していく。第一弾として、LAPONEエンタテインメントが主催するオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON3」の映像コンテンツ制作に向けて取り組み、今後は幅広い分野におけるエンターテインメントビジネスの拡大に乗り出す。映像コンテンツ制作事業では、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON3」に加えて、吉本興業グループのコンテンツ制作ノウハウを武器に、自社で投資する自主制作と制作受託の両方に取り組み、グローバルに通用するコンテンツの企画開発・プロデュースを行う。さらに、保有するIP(知的財産)を用いた2次利用や海外に向けたフォーマット展開によるIPビジネスを行う。また、「Lemino」への独占配信によるコンテンツの視聴を拡大していくほか、さまざまなプラットフォームにもコンテンツを供給していく。ライブ事業では、吉本興業グループが権利を有するアーティストをはじめ、幅広いエンターテインメントのライブ・イベント主催や興行制作を行う。開催するライブはドコモが運営に参画するアリーナや最先端のテクノロジーを活用し、アーティスト・ファンのニーズに応えた会場内外の演出により新たな観賞体験を提供する。アーティスト開発事業では、オーディション番組などからアーティストを生み出し、育成、マネジメントを行う。開発するアーティストは「Lemino」などにおける独占配信コンテンツでの露出や、ドコモの会員基盤を活用したマーケティングソリューションにより、ファンエンゲージメント向上・ファン拡大に取り組む。さらに、開発したアーティストのライブ主催に加え、ファンクラブ運営、CD/DVD・グッズ販売などアーティストに関連する事業を展開する。今後、ドコモと吉本興業ホールディングスは、ドコモ・スタジオ&ライブによるエコシステムの構築に加え、ファンやアーティスト事務所などをつなぐプラットフォームの構築を検討し、コンテンツ開発からファンとの接点となるプラットフォーム提供まで一気通貫で提供するモデルの構築を目指していく。
2023年04月24日テレビで所属芸人を見ない日はなく、お笑い界のみならず芸能界でも多大な影響力を持つ吉本興業。明石家さんま(67)やダウンタウンといったベテランはもちろん、千鳥やかまいたち、霜降り明星とあらゆる世代に人気芸人を抱えている。約6000人の芸人を抱えていると言われているが、なかには新天地を求めて巣立ちを決意する人もしばしば。円満退社な人もいれば、トラブルを起こし騒動の末にわだかまりを残していなくなる人も。“問題児”ゆえに会社と折り合わず、退所後も波紋を呼ぶ行動を起こす人も少なくない。果たして、退所後に大きく評判を落としてしまった“元吉本芸人”は誰なのか。そこで、本誌は「好きな元吉本芸人」「嫌いな元吉本芸人」に関するアンケートを行った。ここでは「嫌いな元吉本芸人」の結果を公開する。第3位に選ばれたのは、キングコング西野亮廣(42)。’21年1月に吉本興業とのマネジメント契約を終了した。現在はお笑い芸人としての活動にとどまらず、ユーチューバー、絵本作家、国内最大級の会員数を誇るオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を開くなど、幅広い分野で活躍している。プペルの独創的な世界観や人生観に心酔するファンも多いが、今回のアンケートでは“胡散臭いと感じる”とのコメントが相次いだ。‘19年に実施された「木の時計台を作りたい」というクラウドファンディングでは、「(西野が)目をそらしながら御礼」する権利を500円、「西野があなたを意識する権利」を1万円、「西野を休ませる権利」を10万円で販売していた西野。このような振る舞いが、ファンでない人にとっては“胡散臭い”と思われてしまったようだ。さらに、吉本を退社する直前、西野は映画『えんとつ町のプペル』に関するマネージャーの対応に不満を募らせ、自身のツイッターでマネージャーとのLINEのやりとりを公開し炎上。この晒し行為に対して“パワハラでは?”との指摘が相次いだのだ。西野本人も後日謝罪をしているが、このことを指摘するコメントもあった。《胡散臭いので》《自分は普通の芸人とは違うぞ感を感じたため》《胡散臭いセミナーみたいなものをやっているから》《よくわからない芸術家のイメージしかないから》《マネージャーとのLINEを見ましたが、社会人の言動としてあり得ないかなと思いました》第2位に選ばれたのは、「ラブ注入」でおなじみの楽しんご(44)。‘19年4月に「闇営業」でのトラブルにより、吉本興業との契約を解除されてしまった。現在はスゴ腕整体師として活動しており、本人のInstagramによると、自身が施術する整体サロンは7月まで予約が埋まっているという。そんな楽しんごのイメージダウンの要因のひとつは、’14年の暴行事件。当時交際していた元マネジャーの男性を殴ってケガをさせたとして、傷害容疑で書類送検されたのだ。当時楽しんごはこの事件について、出演したテレビ番組で「後悔というか、調子に乗ってたなと思います」と反省する様子を見せていた。今年1月には、自身のツイッターでその男性とたまたま再会し和解したことを報告している。また、「ラブ注入」以外に目立ったネタがないことから、芸に対する評価もイマイチだったようだ。《ネタが面白くない》《マッサージ師以外に忘れた》《暴力的なイメージがある》《そもそもテレビで拝見しても面白いと思わなかったのが、暴行事件とかでさらにイメージが悪くなった》そんな2位の楽しんごに61票の差をつけて第1位となったのは、元雨上がり決死隊の宮迫博之(53)。’19年7月に闇営業問題で、吉本興業から契約を解消された。現在はYouTuberとして活躍するほか、焼き肉店牛宮城を経営している。宮迫のイメージを大きく下げたのは、やはり闇営業問題とその後’21年8月の雨上がり決死隊の解散だ。雨上がり決死隊の冠番組、『アメトーーク特別編雨上がり決死隊解散報告』で明かされた解散の経緯によると、解散は元相方である蛍原徹から切り出されたという。そのきっかけについて蛍原は「宮迫がYouTubeを始めたあたりから価値観にズレが生じた」と語っていた。‘19年6月に闇営業問題で宮迫が謹慎に入ってからというものの、蛍原は宮迫のテレビ復帰を待ち続けていた。そんななか、宮迫は蛍原に相談無く個人でYouTube活動を始めてしまったのだ。さらに、YouTube上で蛍原以外の芸人たちやヒカルなどYouTuberとの共演を重ねていった宮迫。この行動について、番組内で蛍原は「宮迫さんが(YouTubeを)個人、1人でやってるなら応援してたと思う。そこで宮迫さんは『相方のもとに戻りたい』『戻るために』ということだったんで、それなら、僕だったらそうしないよと」とコメント。受け入れられない心情を明らかにしたのだ。相方を裏切るような行動によって、大きく株を下げてしまった宮迫。今年4月に自身のYouTubeチャンネルに投稿したはなわとのトーク企画では「YouTube始めてみて“俺って、嫌われてたんやな…”って思って」と語るなど、その好感度の低さに対しては本人も自覚があるようだ。今後の巻き返しはなるか。《相方に迷惑をかけてそのままだから》《芸能界に未練タラタラなとこ。人に迷惑かける事に抵抗がない所。相方を大事にしなかった所。くどい。笑いが古い》《闇営業問題で改めて思いましたが、いつも本当のことを言わず、格好つけている印象しかありません》《雨上がり決死隊解散のエピソードが全部無理。相方への思いやりが一切感じられず自己保身丸出しでどこまでも見苦しかったし、不快。どのコンテンツでも名前も見たくない》《自分のしでかした事をまだ吉本のせいにしている感じがあるわりにYouTubeなどの未練たらしい感じをうける》【嫌いな元吉本芸人ランキング】1位宮迫博之… 176票2位楽しんご… 115票3位キングコング西野亮廣… 76票4位オリエンタルラジオ中田敦彦… 54票5位極楽とんぼ加藤浩次… 52票【調査概要】実施期間:23年4月17日から23年4月21日調査対象:20歳以上の男女657人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』などを使用)
2023年04月22日明石家さんま(67)、ダウンタウンといった数々の超人気芸人を抱え、お笑い界で最大勢力を誇る吉本興業。全国各地に養成所や自前の劇場を持ち、売れっ子を輩出し続ける様はまさに“王者”といえるだろう。しかし、まだ見ぬ景色を求めて、吉本を離れて再スタートを切る芸人も。所属時から人気者だったゆえ、退所後も変わらずお笑い界で成功する者や全く違う分野で活躍をする人もいるなど、セカンドキャリアは人それぞれだ。果たして、栄枯盛衰激しい芸能界で絶好調な“元吉本芸人”は誰なのか。そこで、本誌は「好きな元吉本芸人」「嫌いな元吉本芸人」に関するアンケートを行った。ここでは「好きな元吉本芸人」の結果を公開する。好きな元吉本芸人3位に選ばれたのは、極楽とんぼの加藤浩次(53)。‘21年3月に吉本興業とのエージェント契約が終了した。’19年の闇営業問題の際に、宮迫博之が会見で“岡本昭彦社長からパワハラを受けた”と訴えた件について、加藤は自身がMCを務める『スッキリ!!』(日本テレビ系)のなかで、現状の吉本興業の体制を痛烈に批判。「今の社長、そして会長の体制が続くんだったら、僕は吉本興業を辞める」とコメントしたのだ。その後、加藤側から専属エージェント契約という契約形態を提示し、’21年3月でその契約が終了した形だ。4月で終了した『スッキリ!!』では、17年にわたって総合司会を務めた加藤。朝の顔として、批判を恐れず身内のニュースでさえも切り込む姿勢は好感を持って受け止められていたようだ。炎上後の対応もイメージを大きく左右する。今年3月、加藤は同番組の那須どうぶつ王国からの生中継で、オードリーの春日俊彰に対し「池に落ちるなよ!」などと“振り”のようなかたちで呼びかけ、故意にペンギンの池に落下させ大炎上。この騒動は、那須どうぶつ王国から抗議を受ける事態にまで発展してしまった。加藤はその後「春日君が落ちなきゃいけない状況に、MCとしての僕が追い込んでしまった」と謝罪。このように、素直に謝罪する姿勢に対しても評価する声が相次いだ。《男気があると思う。間違ったことは間違ってると言える人だと思うから。》《めちゃイケやスッキリを見ていておもしろかったから》《辞めた理由が納得できるから》《スッキリで毎朝見ていてすごく身近に感じるので》《物事をはっきり言うところ。謝るときはきっちり謝罪するところ》第2位に選ばれたのは、武勇伝でブレイクしたオリエンタルラジオの藤森慎吾(40)。現在はお笑い芸人としての活動のほかに、俳優としてドラマや映画に出演するなど、幅広い分野で活躍している。バラエティ番組やトーク番組などにも引っ張りだこだ。‘20年末、YouTubeで成功していた相方の中田敦彦(40)がYouTuber業に専念するために吉本興業を退社。その後、吉本側から中田の退社を知らされた藤森は、一時は残留しようとも思ったが、結局吉本をやめることにしたという。目立った炎上もなく、お昼時の情報番組などで見せる優しい人柄から人気が高いようだ。《俳優業もこなすマルチタレントでおもしろいとおもう。》《YouTubeをきっかけに人柄が好きだなと思い、応援したくなった。》《地元のショッピングモールに番組収録で来ていて子連れのママ達がその場に沢山居たんですが通る時に丁寧に挨拶してベビーカーの赤ちゃんにも笑顔で握手していてうちの息子も藤森さんに握手してもらいました。今でもTVに藤森さんが出演していると息子と喜んで見ています》《バラエティによく出ていて良いイメージを持っている。所作や言葉遣いに気遣いと品を感じ、テレビ等で見ていても嫌な印象を与えていない。》2位の藤森に2倍以上の得票差をつけて、圧倒的1位に輝いたのは、なかやまきんに君(44)だ。‘21年末で吉本興業とのマネジメント契約を終了したきんに君。円満退社だといい、その理由については、自身のユーチューブチャンネルで、NSCのころからの夢だった「海外に挑戦する」ことと、「日本中の体脂肪を燃やす」ためだと説明している。運営するYouTubeチャンネル「ザ・きんにくTV」は、現在登録者数205万人と大人気。「最速で腹筋を割る方法」などの動画は、1300万回以上再生されている。エクササイズ動画の評価は非常に高く、目標通り日本中の体脂肪を燃やしてくれているようだ。アメリカに筋肉留学をするなどの夢をあきらめない姿勢や、「パワー!」に代表される明るい人柄からも元気をもらえるとの声が相次いだ。《お笑いだけでなく、自分の生き方、ライフプランに関して努力を惜しみなくしているから》《筋トレ動画でお世話になってますので。実直そうなイメージも良い》《筋肉を通して元気があるネタから勇気をもらえるから》《面白くはないけどまっすぐで爽やかで見ていて元気が出るから 裏表がない感じが好印象だから》《『パワー』がくだらなすぎて笑ってしまう》《人を傷つけない笑いを提供してくれる。いつも笑顔。明るい気持ちにさせてくれる。》【好きな元吉本芸人ランキング】1位なかやまきんに君… 200票2位オリエンタルラジオ藤森慎吾… 89票3位極楽とんぼ加藤浩次… 75票4位ロンドンブーツ1号2号田村亮… 72票5位宮迫博之… 36票【調査概要】実施期間:23年4月17日から23年4月21日調査対象:20歳以上の男女657人調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』などを使用)
2023年04月22日今年4月に大阪・なんばグランド花月にて実施された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」が、12月28日から2023年1月8日までの期間限定で、FANYオンラインチケットにて再配信されることが決定した。今年4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業が、日頃の感謝の気持ちを込めて4月2日・3日に開催した同公演。会場チケットは完売、オンライン配信も大好評。終了後も「もう一度見たい」とのご希望やアーカイブ配信を熱望する声が多数寄せられ、今回再配信の実施が決定したという。各公演のオープニングでは、各公演出演者の代表である桂文枝、西川のりお・上方よしお(初日壱回目)、オール阪神・巨人、月亭八方(初日弐回目)、西川きよし、中川家(初日参回目)、桂文珍、ザ・ぼんち、トミーズ、ハイヒール(千穐楽壱回目)、間寛平、大木こだまひびき、博多華丸・大吉(千穐楽弐回目)、中田カウス、海原やすよ ともこ(千穐楽参回目)が口上として挨拶。初日壱回目公演、トップバッターでネタを披露した見取り図をはじめ、口上、ネタ、幕間SP、新喜劇と、2日間で8公演に総勢289組421人のよしもと所属タレントが出演した。千穐楽参回目公演にはダウンタウンが、38マイクを前に漫才を披露。「さんまの駐在さん」では、明石家さんま登場に客席のボルテージは一気に上昇。師匠から若手まで、世代を超えて各日45人、延べ50人の出演者が一堂に会する110周年に相応しいスペシャルな公演になった。再配信を記念して、「伝説の一日」舞台裏を取材した初出し映像満載のドキュメンタリー番組「伝説の一日 伝説の記憶」を配信。各公演の裏側で何が起きていたのか、出演者たちがドキュメンタリーカメラに語る「伝説の一日」への思いなど、当日の様子を捉えた貴重な記録映像だ。こちらはFANYチャンネル(スマホアプリ)にて見られる。FANYチャンネル公式YouTube にて、【其ノ壱】のみ1月8日23時59分まで期間限定特別公開中。さらに、「伝説の一日 伝説の記録」【其ノ弐】より一部シーンも公開するという。○「伝説の一日 伝説の記録」概要【其ノ壱】看板芸人が勢揃いし、公演オープニングに登場初日のなんばグランド花月に密着。早朝から準備するスタッフたちの姿が映り、いよいよ特別公演を迎える緊張感を感じさせる。出演芸人が次々と会場に勢揃いし、楽屋でも丁々発止のやりとりが。開幕の口上、ネタ、新喜劇などの舞台裏を収録した。【其ノ弐】ダウンタウン、31年ぶりの漫才千穐楽参回目公演に出演したダウンタウン。漫才ともフリートークともつかない、ダウンタウンの過去と現在が交差したとも言える、濃密な30分が繰り広げられた。舞台袖から、モニター越しから、大勢の芸人が真剣な眼差しで2人を見つめていた。【其ノ参】「さんまの駐在さん」ではサプライズも2日間計2公演の舞台裏に密着。駐在初日のナインティナイン岡村隆史の第一子誕生のサプライズ報告もあり大盛り上がり。突然はじまったアドリブ合戦、急遽発生したハプニング、公演終了後に出演者たちが集結した様子までドキュメンタリーカメラにおさめた。(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.
2022年12月28日インフィニア株式会社所属で「元吉本興業社員」という異色の肩書きを持つ注目の俳優山下征志の自身6度目となる一人芝居公演を、2022年12月23日から東京下北沢の劇場「ステージカフェ下北沢亭」にて上演します。山下征志(1)山下征志1人芝居第6回公演「Forty」(1)山下は2007年早稲田大学を卒業後に吉本興業に入社。社内の映像制作部署に配置され「あらびき団」や「リンカーン」等のバラエティー番組の制作に携わってきました。順風満帆なサラリーマン生活の中、2011年に突然山下は俳優を志し吉本を退職し周囲を驚かせました。「本当にやりたかったことが見つかったんです」当時を振り返り山下はこう語っています。以来11年、舞台での活動を中心にテレビドラマや映画にも度々登場。2022年12月現在はWOWOWにて放送中の話題のドラマ「両刃の斧」に刑事役としてレギュラー出演をしています。プライベートでは2人の子供の父親でもあり、俳優業と子育てを両立しています。「子供たちが成長するのは何よりも嬉しいこと。でも、子供が成長するよりも早く自身も役者としてもっと大きく成長して、子供たちに自分の仕事を見てもらいたい」そう語る山下はドラマや舞台の仕事と同じように「何よりも自分が成長できる場所」と位置付ける一人芝居公演に度々挑んできました。コロナ禍で少し期間が空いてしまい、今回約3年半ぶりとなる6度目の一人芝居に挑みます。「自分で作品を作り、自分で演出をし、自分で演じる。誰も助けてくれない孤独な空間。でも、誰にも縛られない自由な空間。一つの言い訳も許されない、素の自分との戦いです。しんどいですけど、役者としてこれほど面白い仕事はありません。」(山下)山下にとって一人芝居はまさに自分が役者を志した原点であり、自身の理想を追い続ける戦いの場でもあります。役者としての転換点は2019年。小林賢太郎氏が率いるコント公演「カジャラ」に黒子として抜擢され、小林氏やなだぎ武氏を始めとする6名の公演レギュラーメンバーと共に全国10都市を回りました。「制作段階から全てにおいてプロフェッショナル。一分も妥協なく自分が求める舞台を追求していく賢太郎さんの姿は、芝居をしていく上での理想形だと思いました。自分に照らし合わせた時に僕はあれほど自分を追い込めているのか?どこかで妥協していたんじゃないのか?と、それまでの自分を振り返って強く反省しました。」(山下)小林賢太郎氏から学んだことはあまりに多く、とても話しきれないといいます。そんな中でも特に印象的だったエピソードが一つあるという。「千秋楽当日、出演者全員で写真を撮ったんです。普段、自分は黒子としてステージに上がっているので黒い布で顔を隠しているのですが、その写真では布を上げて顔を出して出演者の皆さんと写真を撮りました。皆さんと顔を出して並べたことが凄く嬉しかったのですが、その直後に賢太郎さんからの指示で顔を隠したバージョンでも写真を撮り、公式のSNSに使われたのは顔を隠している写真の方だったんですよね。少し寂しかったです(笑)。でもその後に他のスタッフさんから「それは、小林さんからのメッセージだと思うよ。「山下、いつか自分の力で同じ舞台まで上がってこいよ。その時こそ顔を出して一緒に写真撮ろうな」という山下くんへの激励なんじゃない?」と。実は賢太郎さんは舞台袖から自分の前説中の写真も撮ってくださっていて、それが凄く良い写真で、黒子の自分に一本のスポットライトが当たっているんですけど、、なんかこう、賢太郎さんはもしかして自分の今後に期待してくれているのかなとも思っていたので、写真のメッセージももしかしたら、、、と考えると凄く嬉しかったですね。でも賢太郎さんに聞いたら「特に意味ないよ」とサラっと言われてしまう気もします(笑)。」(山下)小林氏との出会いを経て山下には大きな役者としての変化が起きたという。それは小手先の技術で原作や作中の登場人物をただ追いかけてコピーして演じるのではなく、自分という存在を通して、作品を昇華していくこと。今回、公演タイトルに冠した「Forty」は自身の年齢、40歳にインスピレーションを受けたものだといいます。「これまでの人生の集大成を見せたい。自分が生きてきて感じたこと、賢太郎さんも勿論ですが、役者の先輩やサラリーマン時代の同僚、家族、全ての周りの皆さんへの感謝や尊敬、僕自身が感じた人間の持つ力や本質を“山下”というフィルターを通して発信したいと思う」役者山下征志の渾身の舞台が12月の下北沢で幕を開ける。公演時間は約1時間、6本の演目を上演予定となっています。最後に上演されるのは公演タイトルにもなっている「Forty」です。1人の俳優の40年間が凝縮された60分を存分に楽しみたいと思います。山下征志1人芝居第6回公演「Forty」(2)【公演概要】山下征志1人芝居第6回公演「Forty」2022年12月23日(金)(1)15:00~/(2)19:00~2022年12月24日(土)(1)14:00~/(2)19:00~2022年12月25日(日)(1)15:00~・料金:前売り・当日ともに3,000円(税込)※ご来場当日に受付にてご精算させていただきます。※別途ドリンク代500円がかかります。※全席自由。未就学児はご入場いただけません。ご了承ください。・場所:ステージカフェ下北沢亭 世田谷区代沢5-29-9 2F ・チケット予約フォーム 【山下征志】山下征志(2)千葉県松戸市出身。早稲田大学卒業後、2007年4月吉本興業に入社。「リンカーン」「あらびき団」等の番組制作に携わった後、俳優を志して2011年に自主退職。俳優・橋爪功さんが代表を務める円・演劇研究所に入所し36期生として2年間俳優としての修行を積み、2013年より俳優として活動を開始。人柄から滲み出る人間味ある「普通の人」的な演技が持ち味で舞台やテレビで活動中。2019年には小林賢太郎氏が脚本・演出を手がけるコント公演「カジャラ #4怪獣たちの宴」全国10都市39公演にてクロコを務めるなど評価を高めている。インフィニア株式会社所属。現在、2児の父親として子育てにも奮闘中。【公式HP】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月13日●「舞台には真実があるんだな」評価してくれたファンに感謝吉本興業110周年を迎えた2022年に、吉本新喜劇の初のゼネラルマネージャー(GM)に就任した間寛平が打ち出した「吉本新喜劇座員総選挙」。約2カ月に渡る投票によって集められた票数は77万184票。その中から3万9,405票を集め、見事1位に輝いたのが「いぃよぉ~」のギャグで人気のアキだ。1位になった瞬間「やっとスタートラインに立てた」という思いが胸に去来したというアキが素直な胸の内を語った。間寛平がGMに就任し打ち出した「吉本新喜劇座員総選挙」。上位30名が10月10日に大阪・なんばグランド花月で開催される「吉本新喜劇まつり」(チケット完売/オンライン配信あり)に出演するという試みだ。スタート当初はさまざまな意見が飛び交ったという。アキは「新喜劇っていろいろな笑いで構成されていますよね。オープニングで、1人で持っていかなければいけない若手もいれば、急に暴れまわる人間もいる。いろいろな役目を担った野球チームみたいな集まりなので、それを1つのベクトルで順位を決めるということに異議を唱える人もいました」と企画が上がったときの内輪の反響を明かす。それでもアキは「寛平師匠が言っているように、お祭りでいい。ワイワイ盛り上がって30位に入れなくてもいいし、不正してもいい。それを全部笑いに変えるようなお祭りなんだ」と理解を示すと、一方で「こういうものが見たいんだ」という新喜劇へのリアルな期待の表れでもあるという認識を持っていたという。そんななか、見事アキは中間発表から1位の座を守った。会見の席では得票してくれた年齢層など分析された結果が発表され、いろいろなことが頭のなかを巡ったというが「パッと浮かんだのが『これでようやくスタートラインに立てた』という思いなんです」と胸の内を吐露する。その真意についてアキは「びっくりされるかもしれませんが、2014年に大阪の新喜劇に入団させてもらってから8年、毎週昼間にやっている新喜劇のテレビ放送に、ほとんど出たことなかった」と語ると「僕は8年間、ほぼ劇場と営業でやってきた。だからまさか自分が1位になるなんて夢にも思っていませんでした」と本当に驚いたという。しかし一方で「舞台には真実があるんだな」としみじみ語ると、しっかりと劇場に足を運んで自分の笑いを評価してくれたファンに感謝する。「僕は1つの舞台を大切にやってきました。人によっては一生に一度の観劇かもしれない。特に子供はいまゲームやらなんやら遊ぶことなんていっぱいあるじゃないですか。そんななか、貴重な時間を割いて新喜劇に来てくださった人には、本当にぎっしりと詰め込んだものを見せたいと思ってやっていました」。○■間寛平GM就任で180度変化「風通しがよくなりました」総選挙一つとっても、寛平がGMになったことで、新喜劇は「180度変わりましたね」とアキは断言する。「とにかく、偏った体制というか、しがらみみたいなものを排除して風通しがよくなりました。僕としては、すっちーと一緒にやることで化学反応が起こるかもしれませんし、小籔(千豊)くんともなんかやりたいという思いもあります。アキ曰く「やっぱり面白い奴、才能のある奴が残っていく。新喜劇でも絶対そうならないとあかんと思っていますし、お笑いというのは本来ピュアなものでなければいけない。そこには忖度などはあってはならない。そういう部分は寛平師匠がGMになってからはとてもフラットになった気がします」と変化を述べる。さらにアキは「僕もいろいろ悔しさはありましたが、それを恨みに変えるのではなく、自分自身の学びとして変換していくことで成長させてもらった」と振り返ると「だからこそ、今回こうして1位に選んでいただけたことで、スタートラインに立てたと思っているし、いろいろな人とコラボしていって、60年間人々に愛されてきた新喜劇という歴史を汚すことなく受け継いでいきたいと思っているんです」と熱い思いを語る。●座長公演に意気込み「伝統を意識しつつも、新しいものを」今回の総選挙の1位を記念して11月29日~12月5日まで、大阪・なんばグランド花月にて座長公演を行うことも発表された。アキは「僕自身が、新喜劇全体をどうのこうのというのはおこがましいですし、そんな考えは一切ないんです」と前置きすると「東京の劇場ルミネtheよしもとでの10年間を含め、ずっとやってきていることなのですが、新喜劇のなかにちょっとした泣きやダンス、殺陣、そして音楽要素などを入れて、総合的なエンターテインメントとしてしっかり見せる。観終わったあと、笑いはもちろんですが、なにか生きるうえで大切にしなければいけないことが、ジワっと感じられるような……そんな“アキ色”を出していきたいです」と意気込みを語る。さらに今後の吉本新喜劇についてアキは「自分が求めているのは、常に見たことがないもの、新しいもの」と語ると「台本のない新喜劇や無観客でやることも批判はありましたが、行動することで何かが変わるんです」と持論を展開。自身の座長公演も「しっかりと伝統を意識しつつも、新しいものを提示していきたい」と意気込む。○■世の中が落ちついたら再び水玉れっぷう隊としての活動も吉本新喜劇の未来を担うキーマンのアキだが、お笑いコンビ「水玉れっぷう隊」というコンビの一員でもある。「僕らはルミネtheよしもとがオープンするときに、大阪から東京に移ったのですが、最初は『水玉れっぷう隊』として漫才やコントをしながら、今田耕司さんや東野幸治さん、木村祐一さんらが座長を務める新喜劇に出させてもらったんです。そのうちに、だんだんと舞台の面白さを実感して、その流れで2014年に吉本新喜劇に入団させてもらいました」。吉本新喜劇に入団することは「転職するようなもの」と語ったアキ。これまでのキャリアもゼロから再スタートするような感覚だったという。そんななか「水玉れっぷう隊」は解散するという前提だった。「でも会社に話したら『別に仲が悪いわけではないのなら、解散という言葉を使わずにいればいい』というアドバイスをいただいたので、お言葉に甘えて残させてもらったという感じなんです」。コロナ禍になる前は、それぞれ違う道に進んだ「水玉れっぷう隊」も、相方のケンとは、月に一回程度トークライブを開催していたという。「完全に違う道に進んでいるからこそ、すごく化学反応があって面白いんですよね」と語ると、また世の中が落ち着いたら「2人でやっていきたいですね」とファンにとってはうれしい言葉を残してくれた。アキがこれまでライフワークとして行ってきた「Joy! Joy! エンタメ新喜劇」。今回の座長公演では「これまで積み重ねてきたことをしっかり踏襲しつつ、きっと期待に応えられるようなものにしていきたいです」と抱負を語ってくれた。■アキ1969年8月22日生まれ、大阪府出身。高校卒業後、東映太秦に所属し、スタントマンとして活動。1992年より吉本興業に所属し、ケンとお笑いコンビ・水玉れっぷう隊を結成。そして、2014年に吉本新喜劇に入団。アキのみ大阪所属となるが、その後もコンビを継続している。
2022年10月07日9頭身を誇るタレント・椿奈々(つばきなな)が吉本興業に所属することが7日、発表された。椿奈々は約3,000人の応募があった「美少女図鑑アワード2019」で竹石渉監督賞を受賞。9頭身スタイルをいかしたコスプレイヤーとしても活動している。高知から、お笑いの本場・大阪吉本興業に所属し、お笑いも俳優もできるマルチなタレントを目指して挑戦していく。『女芸人No.1決定戦 THE W 2022』にも挑戦するという。椿は、7日21時よりYouTubeの吉本興業チャンネルにて生配信された「9頭身タレント『椿奈々』吉本所属記念!ガチスタイル対決!!」に生出演。吉本興業所属を報告するとともに、お笑いコンビ・紅しょうとスタイル測定を行った。■椿奈々プロフィール生年月日:1996年7月7日(26歳)出身:高知県身長:173cm趣味:コスプレ特技:ダンス
2022年07月07日千葉県にある「幕張の浜」で、イオンモールが主催する「幕張の浜 ビーチクリーン活動 」が開催され、吉本芸人軍団やアーティスト、プロサーファーなどがゴミ拾いを実施。笑いとともに行われた、エコなイベントをレポートします!幕張でビーチクリーン活動!(C)吉本興業7月2日に千葉市美浜区の「幕張の浜」で、イオンモール幕張新都心主催「幕張の浜 ビーチクリーン活動」 が開催されました。西川のりおさんや、千原せいじさん、ぼる塾さんなどの吉本芸人軍団をはじめ、千葉県出身で子どものころから何度も「幕張の浜」へ来ているという、歌謡曲歌手の新浜レオンさん、プロサーファー、地域住民、イオン従業員など約200人が、浜辺のゴミ拾いを通じて、海洋プラスティック問題について学び、体験しました。ぼる塾・きりやはるかは半ズボンでやる気満々!(C)吉本興業ぼる塾の3人は、砂浜を前にして、やる気満々の様子。特に、きりやはるかさんは動きやすい半ズボンで参加し「なんでみんな長ズボンなんですか。汚れますよ」と、メンバーに喝を入れる場面も。一方、相方のあんりさんは「田辺さんがきれいですから、今日は海もきれいになると思います」と自信ありげに宣言。これに、田辺さんがお決まりの「まあねー」で返し、集まった参加者を笑わせました。千原せいじさんが語る、ガーナ人からの伝言!(C)吉本興業去年に続いて2年連続の参加となった千原せいじさんは「海洋プラゴミとは関係ないかもしれんけど…」と前置きしつつ、「ガーナは開発途上国だから、日本や欧米がたくさんの洋服や靴や鍋なんかを送ってくると。でも、それは新品じゃなくて中古で、ほとんど使えないものらしいんですよ。自分にとってのゴミは、発展途上国の人にとってもゴミ。ええことしているように見えて、実は全然いいことでないこともあるんやって、びっくりしました。ゴミを燃やすエネルギーがガーナの負担になっているって、ガーナの人から言うといてくれって頼まれたから、今言うときます」と、ガーナでロケをした時に現地の人から言われたという話を真面目な表情で語るシーンもありました。また、普段から身の回りの清掃に力を入れているという、西川のりおさんは「こういうゴミも温暖化に関係があるんでしょうね」と環境問題に思いをめぐらした様子。「お笑いは人の気持ちを熱くするけど、涼しくするならゴミ問題をやらないかんね。若手芸人でも整理整頓しないやつが多いから、ものの片づけ方を教えなきゃね」と一つ一つのゴミを丁寧に拾いながら、力強く語っていました。最後には、新浜レオンさんが、ゴミ拾いの感想について「ぼる塾さんと一緒にゴミ拾いをして絆が深まった」と報告すると、あんりさんが「田辺さんが、ゴミを拾いながらずっとレオン君の後をついて行ってた」とストーカー行為を報告。田辺さんが「占い師に夏に出会うって言われてたんですけど、今日だなと思いました」と語りだし、会場を大笑いさせ、「幕張の浜 ビーチクリーン活動」は無事に終了。20分間に及ぶビーチクリーン活動により、10袋に及ぶゴミ袋が集まりました。ゴミを減らすためにできることを考えるきっかけに!昨年に引き続き、2回目の開催となった「幕張の浜 ビーチクリーン活動」は、世界の海に1億5000万トン漂っているといわれる「海洋プラスチックゴミ」について、参加者一人一人が考えることを目的に開催。個人でできることは大きくないかもしれないけれども、少しでも自分たちができることを考えるきっかけになったようです。文・三谷真美
2022年07月06日吉本興業は13日、博多華丸・大吉、中川家、海原やすよ ともこ、タカアンドトシ、千鳥、かまいたちを筆頭に総勢1000人を超える吉本芸人が大集結するお笑いフェス「LIVE STAND 22-23」の開催を発表した。「LIVE STAND」は2007年から2010年に開催していたお笑いフェス。12年ぶりの開催となる今回は「LIVE STAND 22-23」と題し、8月19日~21日に千葉・幕張メッセ、9月17日・18日に大阪城ホールほか、年明け1月14日・15日には福岡・マリンメッセ福岡A館と、3都市で開催する。吉本興業が110年間ずっと大切にしてきたのは生のお笑い。芸人の熱量、劇場が揺れるほどの笑い声、なんでもありのワクワク感。そんな生のお笑いを東京・大阪・福岡の三都市の会場に詰め込む。大小様々なステージはもちろん、バラエティに富んだ飲食ブース、大人から子どもまで楽しめるワークショップなど、たくさんの体験を用意。オールスタンディングだからこそ、自分で自由に好きなステージを組み合わせ、自分だけの「LIVE STAND22-23」を楽しめる。また、今回は、この「LIVE STAND 22-23」を盛り上げるべく、博多華丸・大吉、中川家、海原やすよ ともこ、タカアンドトシ、千鳥、かまいたちの6組がライブスタンジャーとして立ち上がった。本日より「LIVE STAND 22-23」の公式Instagram・公式Twitterを開設し、SNSでも様々な最新情報を発信していく。チケットは6月13日19時より、FANY IDプレミアムメンバー・FANY IDメンバー先行で早割3日間通しチケットの先行受付を開始する。
2022年06月13日お笑いコンビ・マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)らが31日、都内で行われた「エニタイムフィットネス×クリスタルジム(吉本興業)業務提携PRイベント」に登壇した。24時間営業・国内店舗数No.1フィットネスジムのエニタイムフィットネスと、野田クリスタル発案のクリスタルジム(吉本興業)が、6月1日より業務提携を開始。新型コロナウイルスによる社会生活の変化によって心や体のバランスを崩している人も多い中、「『お笑い×筋トレ』で日本を元気に!」をテーマに、さまざまな施策を通じて人々のメンタルヘルスの回復と健全な社会の回復を目指していく。エニタイムフィットネスを運営するFast Fitness Japanの代表取締役社長・土屋敦之氏は、クリスタルジムの魅力について「コミュニケーション能力が高い方が非常に多い。そういった方たちが接客されるジムは、日本で一番居心地のいい接客をするジムだと思います。そこに関してはたぶんほかのジムには真似できないと思います」と語った。『M-1グランプリ』優勝後に吉本興業の社長に直談判してクリスタルジムを実現させた野田。仕事としてどんどん広がっていることに、「気持ちがいいです」と喜んだ。また、「今、吉本興業にいろんなマッチョや体を鍛えているヤツが入っていて、マッチョの新しい就職先になっている。クリスタルジムができて、吉本全体がどんどんマッチョになっていくんじゃないかと。松本(人志)さんというてっぺんのマッチョがいますから、どんどんみんなそれに近づいて、どんどん健康になっていくんじゃないですかね」と手応え。吉本にどれくらいマッチョ芸人がいるか聞かれると、「半分以上じゃないですかね」と答えて笑いを誘い、相方の村上が「そんなにいねーよ。どういう目をしているんだ。マッチョのラインが低すぎる」とツッコミ。野田は「この前ツイッターでクリスタルジムに3カ月間通ってくれないかと募集したところ、芸人たちから大量の電話が来まして、みんなこんなにも体を鍛えたかったのかと。クリスタルジムを作ってよかった」と話した。今回の業務提携によって、高校生無料利用制度「HIGH SCHOOL PASS」(保護者がエニタイムフィットネスメンバーであることが条件)のアンバサダーに、クリスタルジムを代表し、マヂカルラブリーの野田、ミルクボーイが就任。また、全国エニタイムフィットネス店舗にて、クリスタルジムメンバーによる出張トレーニングイベントや、エニタイムフィットネスが実施する社会貢献活動にクリスタルジムメンバーが参加することなども予定している。この日のイベントには、クリスタルジムメンバーのレイザーラモンHG、おばたのお兄さん、Everybody、しんたろーら、そしてミルクボーイもリモートで参加した。
2022年05月31日大阪を拠点に活動する吉本新喜劇とNMB48が、“爆笑必至の本気ミュージカル”で競演する──。ありそうでなかった本プロジェクト『ぐれいてすと な 笑まん』では、吉本新喜劇の座長・川畑泰史による脚本を、ブロードウェイ・ミュージカルの演出・振付も手がけ、高い評価と人気を得ている玉野和紀がミュージカル用の上演台本にアレンジ。玉野が演出・振付も手がけ、音楽にはシンガーソングライターとして活躍しながら、著名なアーティストに楽曲を提供し、近年は様々な舞台音楽も担当する森大輔を、美術には2.5次元の大型作品など多数の人気作品を担当していることで知られる秋山光洋を起用するなど異種コラボレーションが繰り広げられる。中でもミュージカル初挑戦のメンバーが多いNMB48はマイクを手放し、舞台で戦力になれるアイドルとして成長できるかどうか──。新喜劇の座員からもよい刺激を受けている現在進行形の想いを、川上千尋・小嶋花梨・渋谷凪咲・上西怜の4人に尋ねた。私たちの個性が反映されている役どころにご注目──物語の舞台は「大阪によく似た国・なんば」で、笑うことで感染してしまう「アホナウイルス」が蔓延している世の中だとか。そこで人気を二分しているお笑い集団・新喜劇とアイドルグループ・NMBの交流が描かれるとお聞きしています。リアルにも通じる設定だと思いますが、皆さんはどんな役を演じるのですか?川上私は看護師の役をもらいました。劇中、新喜劇座長の川畑さんがとある事件で昏睡状態に陥ってしまうんですけど……目覚めた先で川畑さんをお世話するっていう。ナースの皆さんに抱く清楚なイメージを体現していきたいですね。小嶋秘書を演じます。私はNMB48のキャプテンをしていることもあって、しっかり者ってイメージがあるのかな。でもどこか普段はメンバーからいじられる立場でもあるので、川畑さんはそんな部分を秘書に乗せてくださった気がします。渋谷私の役には自分が反映されているなって思う。小嶋凪咲さんの言いそうなことがセリフになっていますよね。渋谷普段からボケボケなんですけど、実は正義感の強いところがあって。そういう、自分の中にある性格が演じるキャラクターに表れている気がします。だから大きな声で正義感を発揮するセリフを言うのが気持ちよくて。ストレス発散というか、稽古のたびに快感を覚えてきました。一同快感までいくんや(笑)上西川畑さんって私たちのことをよく見ていますよね。その上で役を振ってくださるのが伝わってきました。私の役もそう。初めて会う人に「真面目だね」と言われることが多いので、そういう性格がキャラクターの言動に表れている気がします。渋谷今回は新喜劇とNMBのステージって側面もあるんですよね。ファンの皆さんが楽しめるように、私たちらしく輝ける機会を川畑さんが設けてくださって。コラボレーションしても、ちゃんとお互いのよさが発揮できるようにつくってくださっていることに感謝しています。マイク慣れした歌声から脱皮できたのは「客席の最後列に届けたい」という気持ち──稽古の密着動画を拝見すると、玉野さんや音楽と歌唱指導を手がける森さんから「マイク慣れしていて声量がない」と指摘されていました。その後、小嶋さんは「お腹から歌うこと、力を入れる場所がわかってきた」とおっしゃっていて手応えをつかんでいらしたようですが……皆さんそれぞれ、どうやって乗り越えていかれたのでしょうか?川上いつもの肺呼吸を腹式に変えるのが難しかったです。でもある日、遠くに立った森先生が「僕に届けるように歌って」とおっしゃって。そのレッスンを繰り返すうちに、「客席の最後列にまで届けたい気持ちがあれば大きい声は出るんだ」って実感できました。上西私はそのレッスン以来、劇場公演に対する意識が変わりました。マイク越しじゃない、お腹から出す声をファンの皆さんに届けたいと感じるようになって。そうしたら、玉野さんからも全体に向けて「少しずつ声が大きくなってきたね」って褒めていただけるようになって嬉しかったです。左から、小嶋花梨、上西怜小嶋「大きな声を出すの恥ずかしい」とか「自分にはできない」みたいな気持ちがあるだけで、絶対に声って出ないんですよね。だから羞恥心や自信のなさが無くなった瞬間に、まず声を精一杯出してみるんです。出し方が合っているかわからないし、100%正解ではないかもしれないけど……少しずつ「あ、声ってこうやって出していくんだ」ってコツがどんどん掴めてきて。それで「あ、いま少しずつお腹が使えるようになってきてる!」って感覚になる。渋谷そうそう! 声が通るようになると、バラエティにめっちゃ活かせるんですよ。コロナ禍での番組収録はアクリル板があったり、タレントさん同士の距離も離れていて。私、少し前まで声が細くて小さかったから、端っこから喋ろうとしてもMCの方に気づいてもらえないことが多かったんですね。でも最近は「あの、私!」って声が通って、エピソードトークできる機会が増えました。左から、渋谷凪咲、川上千尋──特に渋谷さんは、森さんとの個人レッスンで地声よりだいぶ芯のある歌声を披露していらっしゃいましたよね。動画で拝見して。渋谷もともとキレイにかわいく歌おうと、守りに入っていたんですね。でも森さんから「その自意識はいったん横に置いて、お腹からしっかり声を出して届けよう」とご指導いただいて歌ったら……動画でお聞かせしたような歌声になりました。私からすると、あの声は乱れているから「歌声的によくないんかな?」「キレイじゃない」と感じて不安だったんですけど……森さんから「その声がいい」というお言葉を頂戴して。いま少しずつ自信に変えている最中です。楽しい雰囲気を伝播させる吉本新喜劇パワー──密着動画には、新喜劇の皆さんが加わったことで稽古が一気に加速する様子が映し出されていました。新喜劇の皆さんから、どんな刺激を受けていらっしゃいますか?上西歌もセリフ声の大きさもエネルギーも、新喜劇の皆さんはすべて圧倒的で。中でも特にすごいと思ったのは「雰囲気づくり」です。いてくださるだけで、その場が大らかな空気になるんですよね。座長の川畑さんとダンスでペアになることが多いんですけど、私が間違えても「リードできない僕が悪いんです」って。ペアの相手を責めることなく、笑いに変えてくださる姿がカッコいいなって。接するうちに、自然と自分の殻が破れるようになりました。渋谷殻を破るには、その場を心の底から楽しむことが大切ですよね。森田まりこさんの隣で歌稽古した時、楽しい曲調では体を揺らしてノリノリで歌ってはって。「おもしろいことはどこかな?」「おもしろいことはここかな?」って歌詞があるんですけど、「ここかな?」のところで脇の下を指差してて!川上新喜劇の笑い!(笑)渋谷たしかに「脇オモロいわ!」って吹き出してしまって(笑)。本当に心から楽しむ、っていうんですかね。自分たちも一緒に楽しまないとお客さんに伝わらないなって。隣にいて、まりこさんがめっちゃ楽しんでいらっしゃるから私もつられて体を揺らしてました。人に楽しい雰囲気を伝染させる力がすごいですよね、新喜劇の方って。川上ホンマにそう。まりこさんの明るさが、ソプラノチームにまとまりをもたらしているんですよね。一方、私たちNMB48はいろんなことに真面目に取り組むんですが、シリアスになりすぎちゃうところがあって。でもそうじゃなくて、間違えてもいいから大きな声を出してみる。「何でもとりあえず楽しんでやってみる」精神を、新喜劇の方々から学んでいます。小嶋ダンスや歌を一生懸命にレッスンする姿も素敵ですよね。諸見里(大介)さんがいちばん後ろの列から大きな声で歌ってくださるんですけど……いつも「さしすせそ」が全力の「しゃししゅしぇしょ」になっちゃうんです(笑)一同いつでも吐息混じりやんな(爆笑)小嶋楽しさを伝播させる力でいうと、諸見里さんもかなりの腕をお持ちで(笑)。全力「さしすせそ」を聞いていると、こちらも自然と笑顔になっちゃうんですよね。ステージ上の私たちが全力で楽しんでいる姿は、観客の皆さんに絶対伝わるんじゃないかな。諸見里さんの立ち居振る舞いを見て、それが確信に変わりました。川上全力「さしすせそ」、客席まで聞こえるかもね(笑)上西ぜひ耳を澄ましていただけたら(笑)あたたかい団体芸で笑いを届けられたら──大阪を拠点に活動する皆さんにとって、吉本新喜劇は親しみのある存在だと思います。新喜劇の皆さんが繰り出す笑いの魅力は、どこにあると思いますか?渋谷定番になったおなじみのギャグ……たとえばすっちーさんと吉田裕さんの「乳首ドリル」みたいな鉄板ネタを、何十年も同じことをし続けて根づかせるすごさがありますよね。普通は一度やって飽きるじゃないですけど、「もういいや」って瞬間が来るじゃないですか。でも一発芸にせず、どんどんおもしろくなっていく。川上ブラッシュアップされるよね。私たちの日常会話に盛り込めるくらい、キャッチーになるというか。NMB48の卒業メンバーで4期生の山尾梨奈ちゃんっていう子がいたんですけど、身長が当時のメンバー内でいちばん低かったんです。それで彼女が繰り出す(坂本九「見上げてごらん夜の星を」のメロディで)「見ぃ下〜げて〜ごらん〜」っていうネタにみんなが乗っかって。誰にでも使えて、めっちゃオモロいみたいなネタがたくさんある。渋谷新喜劇の皆さんは主戦場が舞台なので、お客さんの反応がダイレクトにわかる。だから「これはオモロないんや」「あ、これウケんねや」みたいなのが積み重なってくるんでしょうね。それで培った鉄板ネタが大阪に根づいていく。大阪の“宝”みたいなものがたくさん生まれるのが新喜劇ですよね。もう生きる伝説というか。小嶋私は関東人(埼玉県出身)なので、新喜劇には正直あまり馴染みがなくて。大阪に行ってすぐの時は、みんなのボケている内容がわからず、「それ何?」って感じることが多かったんですよね。でも大阪で長く暮らしていると「新喜劇を知らない人生もったいない」と感じるようになりました。それくらい、本当に大阪の“宝”。みんな必ず好きな鉄板ネタがあって、すごく大切な存在なんだなって。渋谷団体芸やから「誰かがボケてみんながコケる」とか、みんなでひとつの笑いをつくるからこそ生まれる爆発力がありますよね。仲間はずれをつくらない笑いが素敵。そこが大阪のみんなに愛される理由のひとつなのかな、って。上西一人で黙々とつくる職人芸や、限られた場所でしか見られない笑いではないところも魅力ですよね。大阪というエリア全体を巻き込んで生み出す、あたたかい笑いだなって。──上西さんは本公演の制作発表で「笑いを取るのが得意ではない」「凪咲さんみたいになりたい」とおっしゃっていました。笑いのセンスをどうやって鍛えていらっしゃるんですか?上西新喜劇の皆さんとご一緒しているこの瞬間が、笑いのセンスを取り入れる最大のチャンスですよね。皆さんを拝見していると、単にボケるだけじゃなくて間の取り方や言葉の発し方次第ですべて笑いに変えられることがわかってきました。いろいろ勉強させてもらっています。渋谷この前、怜ちゃんにひとつギャグできてました。劇中で一発芸とかギャグをやる流れがあって。リハーサルの時は「カットするかな?」と思ったけど、振られたら顔を赤らめながらもしっかりやってたよね? 上西ずっと「いつ自分の番が来るか」ってドキドキしながら稽古しているんですけど……(某アルコールCMソングのメロディで)「さ〜らりとした、う〜ご〜き〜」って。一同それやわ!(爆笑)小嶋偉いですよね? 苦手意識のあったギャグちゃんとやって。川上笑いのセンス、獲得してる真っ最中ですよホント。──本番でどんなネタが繰り出されるか楽しみですね。ありがとうございました!取材・文=岡山朋代撮影=川野結李歌<公演情報>吉本新喜劇×NMB48 ミュージカル 『ぐれいてすと な 笑まん』【大阪公演】2022年5月14日(土) ~5月22日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール【東京公演】2022年5月26日(木) ~5月29日(日)会場:明治座チケット情報はこちら:
2022年05月20日吉本興業は13日、最先端のデジタルイノベーションとエンタメを融合させた、メタバース事業およびタレントアバター事業「FANY X(ファニーエックス)」をスタートすることを発表した。「NFT」や「メタバース」など、急速な進化を遂げるデジタル領域において、未来のエンターテインメントの発展のため、「FANY X」プロジェクトをスタートする。メタバース事業においては、自治体や企業とのパートナーシップのもと、クリエイターとも連携し、地方創生につながる地域メタバースのプロジェクトを進めていく。その第1弾となるのが、兵庫県北部に位置する人口2万2000人の町、養父(やぶ)市との取り組み。すでにパートナーシップを結び、地域の魅力をエンタメの力で盛り上げていくバーチャル養父市のプロジェクトを展開していく。タレントアバター事業では、メタバースを盛り上げる上で欠かせない要素であるアバターに注目し、所属芸人・タレントのアバター化を進めており、メタバース上でのイベント開催や出演、広告商材としての肖像利用など、オンライン上でタレントIP、芸人コンテンツを利用できるサービスを展開していく。また、要望にあわせてタレントが漫才コント落語などを披露したり、決まったセリフや日常会話を行うなど、現実世界で可能だったことを提案。芸人以外にも、アイドルやスポーツ選手、キャラクターやVTuberなど、ビジネスの幅を広げていく。今回のアバターの開発面でパートナーとして協力しているPocket RDのアバタリウムを使用し、現在は約70人をアバター化している。同日、都内で「FANY X」事業発表会が開催され、かまいたち、見取り図、吉本興業FANY事業本部の梁弘一氏が出席し、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、久代萌美アナウンサーがMCを担当。芸人やタレントのアバターもスクリーンでお披露目された。
2022年05月13日●ミュージカルでの歌唱は「感情が見えるように」吉本新喜劇とNMB48によるミュージカル『ぐれいてすと な 笑まん』が、5月14日に開幕する。ファン投票企画「NAMBATTLE2~愛~」で1位に輝き、27thシングルのセンターに決定した川上千尋にインタビューし、本作への意気込みや稽古でのエピソードを聞いた。――『ぐれいてすと な 笑まん』の話を聞いた時の心境をお聞かせください。ずっとミュージカルや舞台に出たいという目標を立てていたので、新喜劇の皆さんとNMB48のメンバーみんなで一つのステージを作れるというワクワク感が大きかったです。――もともと女優になりたいという思いがあって芸能界に興味を持ったのでしょうか?フィギュアスケートを習っていたときに小芝風花さんが同じリングでスケートしていて、風花さんが芸能界に入って、私も芸能界に挑戦してみようかなって思ったんです。レッスン料が必要な事務所もあるみたいだったので、無料のところを探してNMB48を受けたら受かって、芸能界に入りました。――演技の仕事に興味を持ったきっかけは?昔からドラマが好きで、舞台を見るのも好きでお母さんとよく行っていたんですけど、一度演技のワークショップに参加したときに難しくて、でも新しい世界だからすごく楽しくて。うまくなりたいという気持ちが芽生えて、女優さんになりたいと思うようになりました。――2月に上演された『ミュージカル シェイクス2022』でミュージカルに初挑戦されましたが、そのときの経験が今回生かせそうですか?そうですね。セリフを言うときに母音を使って練習していて、「ありがとう」だったら「あいあおう」って。滑舌が悪い部分も母音を使って何回か練習すると言いやすくなるんです。それを教えてもらったときに演技でもMCでも使えるなと思って、今回も意識しています。今のところ稽古で噛んでいない気がします。普段はすごい噛むんですけど(笑)――注目してほしいシーンは?まだ詳しい役やシーンなどは言えないのですが、振り付けではなく感情のまま動くということに取り組んでいて、稽古を積み重ねて、動いている感情が皆さんに見えるような歌声になればいいなと思っています。――ミュージカルということで、NMB48の公演とはまた違う緊張感がありますか?けっこう違いますね。NMB48の公演だと、だいたい3人1組とか2人1組で歌うので、隣に人がいてくれる安心感がありますが、今回は1人で歌うシーンもあって。1人のステージで間違えずに歌うという緊張感がすごいです。――歌唱力も鍛えられてNMB48の今後の活動に還元できそうですね。声が小さいってよく言われていたんですけど、地声でも声が大きくなってきていると言わたので成長は感じていただけると思います。●“何でも笑いに変える”吉本新喜劇との稽古で学び――吉本新喜劇とここまでガッツリ共演するのは今回が初めてでしょうか。今まで新喜劇に一部出演して、「乳首ドリルすな」を吉田(裕)さんとさせていただいたりしたことはありましたが、ガッツリ皆さんとお芝居するのは今回初めてです。グループとしてはこれまでも共演はありましたが。――稽古で新喜劇から刺激を受けていることはありますか?皆さんお芝居はすごくお上手で、私たちにアドバイスもしてくださっていますが、ダンスや歌に関して(末成)映薫さんは「私は覚えるのが遅いから、人の何倍も練習しないといけない」とおっしゃっていて、「こんなにダンス激しくて大丈夫?」と聞かれたときも「やります! 私も頑張りたい」って。実際に稽古でずっと練習されていて、その姿勢を学ばせていただいています。――刺激を受けるほど練習されているんですね。はい。しかも、自分がめちゃめちゃ頑張らないといけないときってピリピリしてしまうことがあると思いますが、新喜劇の皆さんはそういうのがなくて、できないことも笑いに変えたり、人のミスも笑いに変えておもしろおかしく収めていて。私も人がミスしたときに笑ってあげられるくらいの余裕を持ちたいなと思いました。――NMB48のリハーサルにもいい影響がありそうですか?NMB48は人数が多く、真面目に取り組まないと進まないという気持ちがみんなの中にあって、笑いにはいかないことが多いですが、今回の稽古で、どんなことでも楽しむという気持ちが素敵だなと思いました。みんなの士気も上がっていて、明るくなっているなと感じます。――演技の面で成長できているなと感じていることがありましたら教えてください。初めて舞台に出演したときは恥ずかしさが残っていたんですけど、今は恥じらいが少なくなりました。また、初めて演技をしたときと比べて、ただセリフを読むのではなく、感情を考えられるようになり、一歩ずつ進んでいけているなと思います。――恥じらいがなくなったきっかけは?劇団エグスプロージョンさんの舞台『ANSWER』が初めての外の舞台で、(コロナの影響で)中止になってしまったんですけど、そのときの稽古で芸人さんから影響を受けました。水玉れっぷう隊のケンさんとか恥じらいがなさすぎて(笑)。全力でやられているのを見て、大きく動いたほうが物語として成り立つし、恥じらいを捨てているほうが見ているほうも恥ずかしくないんだなと気づきました。芸人さんから学ぶことがすごく多いです。――新喜劇の皆さんも恥じらいなく演じられますよね。そうですね。(島田)珠代さんとか本当に恥じらいがなくて、目指すべきところだなと(笑)。新喜劇の皆さんからも学ばせていただき、成長できたらと思います!■川上千尋1998年12月17日生まれ、大阪府出身。2012年にNMB48「第4期生オーディション」に合格し、グループに加入。野球好きで大の阪神タイガースファン。特技は8年間続けたフィギュアスケート。2022年3月に行われたNMB48のファン投票企画「NAMBATTLE2~愛~」で1位に輝き、27thシングルで初のセンターに決定した。女優としては、ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』や、舞台『サイキック学園 ~青春超能力バトル~』、『ミュージカル シェイクス2022』などに出演。■『ぐれいてすと な 笑まん』これまで様々なコラボレーションをしてきた吉本新喜劇とNMB48がタッグを組み初のミュージカルに挑戦する。かまいたち、藤崎マーケット、見取り図らもお笑い芸人たちもゲスト出演する。大阪公演は5月14日~22日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて、東京公演は5月26日~29日に明治座にて上演。
2022年05月12日大阪・万博記念公園で29日~5月1日の3日間、「Warai Mirai Fes 2022~Road to EXPO 2025~」が開催。初日の29日、4月より吉本興業所属となった久代萌美アナウンサーがアシスタントMCとして出演した。大雨の中で行われたオープニングで、MCの浅越ゴエとともに登場した久代アナは、「こんにちは~! 雨の中、たくさんの方、ありがとうございます! アシスタントMCを務めます、4月から吉本興業に所属している久代萌美です」とあいさつ。「今日夜8時まで担当しますので頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。浅越が「フェスって雨のほうが伝説になりますよね。今日の日、忘れるわけないですよね」と言うと、「記憶には確かに残りますね」と同調。「しっかり雨対策をして風邪だけはひかないようにしていただきたいと思います」と呼びかけ、「(雨の中のフェスは)一体感が生まれますよね」とも話した。お笑い芸人たちのネタを生で見たことは「ほとんどないです」という久代アナ。浅越が「久代ちゃんの歓迎会みたいなもんですよ」と言うと、「こんな贅沢な歓迎会ありがとうございます! しっかり見届けたいと思います」と話した。「Warai Mirai Fes 2022 ~Road to EXPO 2025~」は、大阪・関西を国際的な文化芸術・エンターテインメント・スポーツ都市として発展させることを目指し立ち上げた14社による協議会「チーム関西」の第1弾イベント。2025年の大阪・関西万博の開催に向けて、未来のためにみんなの心をつなげたい、SDGsの目標達成を旗印に、大阪のエネルギーの源たる笑い、食、そして音楽の力でムーブメントを関西から日本中へ、そして世界へと拡げる。29日のお笑いステージ「Warai Mirai Fes 2022EXPO LAUGH」はオンラインでも生配信。見逃し視聴は5月6日23時59分まで、チケットの販売は5月6日12時まで。
2022年04月29日●吉本は「お客様を楽しませたいという気持ちが受け継がれている」落語界、そしてお笑い界を牽引し、現在は上方落語協会特別顧問を務める桂文枝。吉本興業を代表する存在として、4月2日・3日に行われた吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」では、幕開けとなる初回公演の口上を務めた文枝にインタビューし、落語界や吉本興業への思い、今後の活動について話を聞いた。「伝説の一日」の口上で、「1912年に吉本興業が始まりました。私は吉本に入って55年、ちょうど半分になります。ずっと笑いをつないできて、我々も次の世代に笑いをつないでいきたいと思います」と力強く挨拶した文枝。110年続いてきた吉本興業の強さについて、「吉本吉兵衛と吉本せいによって吉本興業が始まり、2人が育てた芸人さん……エンタツ・アチャコや初代春団治たちのお客様を楽しませたいという気持ちが我々にも受け継がれている。戦前・戦中・戦後と受け継がれ、コロナ禍でも皆さんに楽しんでもらいたいという気持ちを強く持っている」と捉え、「それを僕らが次につなぎ、若い人たちがもっと若い人たちにつないでいく。そういう風にしていけば、150年、200年と続いていくと思います」と語る。「伝説の一日」は、明石家さんまやダウンタウンをはじめとする吉本芸人が総出演。所属芸人にとっても特別なイベントであり、文枝は初開催となった10年前の100周年時の「伝説の一日」を振り返り、「なかなか一緒になることがない東京の芸人と大阪の芸人が見事に勢ぞろい。イベントもさることながら、終わった後にみんなで宴会したときに吉本のすごさを感じました」としみじみ。「さんまさんが中心になってみんなで『いらっしゃ~い』をやろうと言ってくれて、みんなで『いらっしゃ~い』した写真は僕にとってすごく記念になったし、それまでやってきたことがあの一日によって伝説になったなと感じました」と述べ、10年ぶりにまた開催できて「うれしい」と喜んだ。今年の「伝説の一日」では、さんまは「さんまの駐在さん」で盛り上げ、ダウンタウンは31年ぶりとなる漫才で魅了。“初代駐在さん”の文枝も千穐楽の「駐在さん」に出演し、さんまとの息の合った掛け合いで観客を笑わせた。文枝は、さんまとダウンタウンの頼もしい活躍を「非常にうれしい」と喜びつつ、「年齢的に、もう次の人が出てきてもいいような感じがしていますし、彼らがそれを一番感じていると思います。だから、どう彼らが次の人を育てるかということだと思います」と次なる吉本のビッグスター誕生を期待する。●さんまの落語家復帰を期待「戻ってくると信じている」自身も、新たなスター発掘・育成が使命だという。文枝はかつて、『ヤングおー! おー!』と『MBSヤングタウン』にさんまを抜てきし、さんまの人気に火をつけた。「さんまさんが前説やっているのを見て面白いなと思って番組に紹介した」と振り返り、「これから僕がやることは一つ。次の若い人を育てるというのが僕の残された仕事だと思っています。特に落語家の中からスターを。それが吉本への恩返しだと……」と語る。スター不足がまさに今の落語界の課題だとし、「みんなすごく頑張っていますが、漫才に負けないパワーと才能を持った人がいない」と頭を悩ませる。「ただ、持っている人はいるかもしれないので、それを引き出していくのが僕の務めだと思っています。昔は寄席の中心は落語でしたが、今は漫才に負けている。次のさんまさん、次の(笑福亭)鶴瓶さんを見つけて世に出したい。それが今の夢です」と力を込めた。落語界の盛り上げのために、さんまに落語界に戻ってきてほしいという思いも抱き続けている。「落語界は低迷気味ですので、さんまさんがきっと戻ってくると僕は信じていますし、戻ってくるんじゃないですかね。落語家の公演にゲスト出演したりしていますし。鶴瓶さんがちゃんと落語をやり出したように、さんまさんもそのうちやると思います」と期待しつつ、「年齢的に、次の人を育てる側になっていくと思いますけど」と付け加えた。そして、「第2、第3のさんまさんが出てきてほしいなと。いい人はいるんですけど、やり方がわからないというのもある。さんまさんの努力と自己プロデュース力はなかなか真似できないですけど、彼からいろいろ学んでほしい」と話した。スター誕生には「運も大事」だという。「時代というものに推してもらわないとなかなか上にいくことができない。もちろん、本人の努力は必要不可欠ですが。常にアンテナを張って時代を捕まえて離さない。それが大事だと思います」。さらに、「独自性」も必要な要素として挙げる。「人と同じことをやっていたのではダメですから、人と違うことを考えて、人の100倍くらい努力しないと。僕らが教えられることは教えますが、それを自分のものにして、それ以上のものを作り出せるかどうかは本人次第です」。●創作落語の新作にも意欲「400作に向けて頑張っていきたい」文枝は、51年3カ月司会を務めたABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』を3月末で勇退。最終回から少し時間が経った今の気持ちを尋ねると、「ほっとしました」と安堵の表情を見せ、「病気で交代とかではなく、元気に終われてよかったなと。51年3カ月続けようとやってきたのではなくて、皆さんのおかげで続いたわけですから、本当にありがたかったなと思います」と感謝する。文枝は創作落語で落語界を牽引し、その数306作。自身の誇らしい伝説エピソードを尋ねると、「創作落語を300作ったということですかね」と胸を張る。独自の笑いを生み出していく姿勢から後輩たちにも吸収してほしいと考えているが、まだまだ自身も新たな創作落語を生み出していくつもりだ。「もっともっと面白い落語を作っていきたいと思いますし、そのためにいろいろ勉強していることもありますので、まだまだ新作を作り続けたい」と、78歳になっても創作意欲は衰えず。「これから400作に向けて頑張っていきたいと思います」と笑顔で話してくれた。■桂文枝1943年7月16日生まれ、大阪府出身。上方落語協会特別顧問。1966年に桂小文枝(故・五代目桂文枝)に入門。1967年、ラジオの深夜番組に出演し、若者に圧倒的な支持を得る。1969年にテレビの司会に抜てきされてから、数々のレギュラー番組を担当。2022年3月末で勇退したABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』では、51年3カ月司会を務めた。1981年に創作落語を定期的に発表する「落語現在派」を旗揚げし、現在までに306作を発表。これまでに二度の文化庁芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章、菊池寛賞などを受賞している。
2022年04月13日