戦国時代に全国の各地に残された歴史資料や美術工芸品を一堂に展示する「戦国時代展 -A Century of Dreams-」。坂本龍馬の手紙や新資料を展示する「特別展覧会 没後150年坂本龍馬」、ふたつの展覧会がそれぞれ東京都江戸東京博物館で開催されることが決定した。「戦国時代展 -A Century of Dreams-」は織田信長、上杉謙信など、戦国時代に台頭した戦国武将にまつわる歴史資料や、狩野派絵師の作品など美術工芸品を展示。約100年に及ぶ歴史を紹介する。「特別展覧会 没後150年坂本龍馬」では自由奔放な生き様や家族への愛情が伝わってくる龍馬の手紙を展示。そのほか、近年になって発見解明された書状や剣術免状、近江屋で暗殺された際に龍馬が敵刃を受けたとみなされる刀など、貴重な関連資料も展示される。「戦国時代展 -A Century of Dreams-」は11月23日(水・祝)から2017年1月29日(日)まで、東京都江戸東京博物館で開催。その後、京都、山形を周る。「特別展覧会 没後150年坂本龍馬」は京都、長崎で開催されたのち、2017年4月29日(土・祝)から6月18日(日)まで東京都江戸東京博物館で開催。■「戦国時代展 -A Century of Dreams-」【東京会場】東京都江戸東京博物館(東京都)2016年11月23日(水)~2017年1月29日(日)【京都会場】京都府京都文化博物館(京都府)2017年2月25日(土)~4月16日(日)【山形会場】米沢市上杉博物館(山形県)2017年4月29日(土)~6月18日(日)■「特別展覧会 没後150年 坂本龍馬」【京都会場】京都国立博物館(京都府)2016年10月15日(土)~11月27日(日)【長崎会場】長崎歴史文化博物館(長崎県)2016年12月17日(土)~2017年2月5日(日)【東京会場】東京都江戸東京博物館(東京都)2017年4月29日(土)~6月18日(日)【静岡会場】静岡市美術館(静岡県)2017年7月1日(土)~8月27日(日)
2016年05月17日GWも気づけば後半戦…。旅行や遠出の予定はないけど、連休中はやっぱり映画を一気見したい!そんな映画好きに、シネマカフェおすすめの映画祭や特別上映の情報をご紹介。■海辺での特別な映画体験神奈川県逗子海岸を会場に実施される野外映画祭「逗子海岸映画祭」が、5月8日(日)まで開催中。「Play with Earth」=“地球と遊ぼう”をコンセプトに、国内外の優れた映画が海岸の手作りの会場で上映される。各日程ごとに多彩な上映作品ラインアップが揃い、ゲスト陣によるライブやパフォーマンスも披露されるほか、異国の市場のような雰囲気で買い物が楽しめる「バザール」やワークショップなど、さまざまな楽しみ方ができる。海辺という特別なロケーションで素敵な映画体験ができそうだ。「第7回逗子海岸映画祭」日程:4月28日(木)~5月8日(日)時間11:00(4/28、5/2、6は17:00開場)会場:逗子海岸■亡き伝説のシンガーの追悼上映去る4月21日に訃報が知らされたプリンスのライブフィルム『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ』の緊急追悼上映が、渋谷HUMAXシネマにて5月7日(土)まで開催中。プリンスが、1987年の2枚組アルバム「サイン・オブ・ザ・タイムズ」のリリースにあわせて行ったヨーロッパツアーを中心に撮影されたライブフィルムの本作は、プリンスにとっては『プリンス/パープル・レイン』『プリンスアンダー・ザ・チェリー・ムーン』に続く3作目の劇場映画で、自ら監督を務めている。上映は“劇場最高音響”で行われ、一番好きなプリンスのLP、CD持参で鑑賞料金が1000円になるサービスも実施されている。『プリンス/ サイン・オブ・ザ・タイムズ』日程4月30日(土)~5月7日(土)20時40分~会場:渋谷HUMAXシネマ■坂本龍一の映画音楽をスクリーンで名画座・早稲田松竹では、イタリアを代表する巨匠ベルナルド・ベルトリッチ特集上映が5月6日(金)まで開催中。レオナルド・ディカプリオがアカデミー主演男優賞に輝いた『レヴェナント:蘇えりし者』でも音楽を手がける坂本龍一が、アカデミー&ゴールデングローブ賞に輝いた『ラストエンペラー』と、ベルトルッチが29歳で発表した“最高傑作”との呼び声が高い『暗殺の森』が2本立てで上映されている。どちらも歴史的傑作として絶大な評価を得る2作品を劇場で鑑賞できるチャンスだ。日程:4月30日(土)~5月6日(金)時間:「ラスト・エンペラー」12:10/17:15「暗殺の森 デジタル・リマスター版」10:00/15:05/20:10(~終映 22:10)会場:早稲田松竹■ゴジラ映画をイッキ見!7月29日(金)より全国東宝系にて公開される『シン・ゴジラ』の公開記念企画として、ゴジラ映画を一挙上映する「シン・ゴジラ映画総進撃」が、5月7日(土)より神保町シアターにて開催される。29作品の上映リストには、ギャレス・エドワーズが監督したハリウッド版
2016年05月05日KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016が4月23日よりスタートした。第4回目となる今年は「Circle of Life いのちの環」をテーマに、京都市美術館別館、両足院(建仁寺塔頭)、無名舎など、京都市内にある15会場で14の展覧会が開催されている。毎回、その会場巡りも楽しみのひとつとして知られる同写真祭は、今回、作庭家の重森三玲旧主屋部の招喜庵や、京都市指定有形文化財の長江家住宅などがギャラリースペースとして公開されている。招喜庵ではサラ・ムーン(Sarah Moon)が初めてプラチナムプリントを試みた「Time Stand Still」を展示。サラ・ムーンは同スペース以外にも、ギャラリー素形において新作の大判プリントのシリーズ「Late Fall」、祇園の何必館でも個展が併催されている。また、長江家住宅では昨年度のKYOTOGRAPHIEサテライトイベントKG+のAWARDを受賞した古賀絵里子の新作、両足院ではアルノ・ラファエル・ミンキネン(Arno Rafael Minkkinen)が国内初の個展を開催。世界各地で30年近く取り続けてきた自然をモチーフにした作品と今回京都・両足院で撮り下ろした作品も発表されている。ファッション関連の展示では、京都市美術館別館で開催されている「Coming into Fashion-コンデナスト社のファッション写真でみる100年presented by CHANEL NEXUS HALL」で、1920年代から現在にいたるまでの『ヴォーグ(Vogue)』を中心としたアーカイブ作品を展示。エドワード・スタイケン、アーヴィング・ペン、ギィ・ブルダン、デビッド・ベイリー、ウィリアム・クライン、ヘルムート・ニュートンなどスターフォトグラファーの作品が揃った。また同館では顕微鏡写真でプランクトンなどを撮影したクリスチャン・サルデ(Christian Sardet)の作品「PLANKTON漂流する生命の起源」を、坂本龍一のサウンド、高谷史郎の映像によるインスタレーションも行われている。毎回、京都らしいスペースでメッセージ性の高い作品が展示される誉田屋源兵衛・黒蔵では今回クリス・ジョーダン(Chris Jordan)の作品展を開催。併せてデザイナーの故ヨーガン・レール(Jurgen Lehl)が晩年に過ごした石垣島で海岸に漂着したゴミで制作したランプのアッサンブラージュが出展されている。昨年、ピエール・エルメ・パリとのコラボでアートパッケージを制作、パリのコレットでも作品が扱われ、BLICOLAGEPHOTOGRAPHYと呼ばれる作品を発表しているK-NARFは、現在活動の拠点としている東京・代々木のアトリエを会場の村上重ビル地下に移設。5月8日までの開期中の16時から18時の間、会場に滞在し、作品を制作している。祇園のASPHODELでは今回のオフィシャルスポンサーであるシャンパーニュメゾンのルイナール(Ruinart)のために、オランダを代表する写真家アーウィン・オラフ(Erwin Olaf)が撮ったモノクロの新作を初披露。同会場の3階では期間中ルイナール・シャンパーニュ・ラウンジが設置されている。また、KYOTOGRAPHIEの開催されている5月22日まで、京都市国立近代美術館では、同館の所蔵作品を中心に企画された「オーダーメイド:それぞれの展覧会(ORDER & REORDER)」が開催されている。同企画展はピカソ、マティス、マルセル・デュシャン、ピエト・モンドリアン、フランシス・ピカビアなどとともに、マンレイ、ウォルフガング・ティルマンス、カレン・ノール、森村泰昌、野島康三、やなぎみわ、澤田知子の写真作品が展示。都築響一の『着倒れ方丈記』のプリントも展示されており、ゴールデンウィークの京都はファッション関連のアートイベントが充実している。【イベント情報】「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016」会場:京都市内15会場会期:4月23日~5月22日【イベント情報】「オーダーメイド:それぞれの展覧会(ORDER & REORDER)」会場:京都国立近代美術館住所:京都市左京区岡崎円勝寺町会期:4月2日~5月22日時間:9:30~17:00 金曜日は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)料金:一般900円、大学生500円、高校生以下無料休館日:月曜日(5月2日は開館)Text:野田達哉
2016年05月01日「アカデミー賞」を獲得したレオナルド・ディカプリオの鬼気迫る演技、坂本龍一の自然と人間の葛藤を描いた音楽でも話題の『レヴェナント:蘇えりし者』。このほど、本作で「アカデミー賞」監督賞を2年連続受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥとタッグを組み、同賞史上初の3年連続撮影賞受賞を果たした撮影監督エマニュエル・ルベツキの手法に迫る特別映像が到着した。19世紀の未開拓の荒野を舞台に、ディカプリオが熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺され復讐心をその胸に宿す主人公を熱演、約300kmの壮絶なサバイバルを繰り広げる本作。今回、到着した映像は、『ゼロ・グラビティ』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に引き続いて、本作で「アカデミー賞」撮影賞を受賞、ディカプリオやイニャリトゥ監督から親しみを込めて“チーヴォ”との愛称で呼ばれるルベツキの仕事ぶりについてフォーカスしたもの。監督とルベツキは、ディカプリオ演じるグラスの旅の自然な流れを維持するため、時系列に沿って撮影を進めること、自然光をクリエイティブな方法で使うこと、長回しのなめらかで継続的な撮影法を『バードマン』とは全く違う効果を狙って利用することの3つのルールを決めたという。なかでも、自然光撮影については、「当然の選択だったと思う」と監督は言う。「第一に、森に照明を当てる方法はない。太陽があれば、光は十分だ。自然光が持っている複雑ですばらしいところに匹敵するような人工照明は存在しない」と、本作独自の撮影スタイルを明かしている。さらに、撮影は冬だったために、午後2時半ともなれば、樹木の下はもう光がない状態だったという。「何度もリハーサルを重ねて準備を万全にして臨んだ。長いテイクを2、3回撮り直しするのに1時間か、1時間半ぐらいしかなかったからだ」と失敗の許されない撮影だったことを監督はふり返る。このような撮影ができたのは、『バードマン』に引き続いて監督とタッグを組んだルベツキの功績だといえるだろう。その証拠に「ルベツキは照明の名人だ」と監督は絶賛。ディカプリオも「息をのむような体験ができる」と明かすように、自然が持つ美しさや優雅さ、そして荘厳さをも堪能することができるはずだ。『レヴェナント:蘇えりし者』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月28日5月の爽やかな陽気に誘われて、景色の良い場所へ出かけてみたくなるこれからの季節。都内での開放的な気分を感じられるお台場で湾岸デートなどいかが?エンターテインメント施設あり、グルメあり、オーシャンビュー&夜景スポットあり、そして映画館ありのお台場で、GWにおすすめの情報をピックアップ!今月のデートにおすすめしたい映画は、今年第88回アカデミー賞主演男優賞の栄光を手にしたレオナルド・ディカプリオ主演の映画『レヴェナント:蘇えりし者』。本作は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が「監督賞」を受賞するなど、アカデミー賞3冠に輝き大きな注目を集めている。息子を奪われた男の鬼気迫る復讐劇と、生死にまつわる奥深いテーマを扱った作品。音楽を坂本龍一が担当するなど、いろんな意味で見どころ満載。物語は、未開拓の荒野を舞台に、瀕死の重傷を負った上に仲間に見捨てられ、最愛の息子まで奪われたディカプリオ扮する孤高のハンターが、“生きる”という純然たる意志と“復讐”という憎しみだけを武器に、約300キロの壮絶なサバイバルを繰り広げる、という内容。お台場で映画を観るなら、お台場シネマメディアージュだ。連休中は混雑が予想されるので、事前にカップルシートの予約を忘れずに。映画鑑賞の前後は、近くのショッピングモールでデートが楽しめる。お台場シネマメディア―ジュから徒歩約15分、大観覧車がアイキャッチのパレットタウン内にあるショッピングモール「ヴィーナスフォート」と「MEGA WEB」では、毎年恒例の「お台場ハワイ・フェスティバル2016」が、4月29日(金・祝)~5月8日(日)まで開催される。昨年は8日間で約40万人の動員を記録したGW最大級のハワイアンイベントだ。今年のテーマは「OHANA(家族)」。国内外のアーティストたちによるハワイアン・ミュージックパフォーマンスやフラ&タヒチアンダンスショーを毎日開催するほか、ブラザートムや「DefTech」のSHEN BROWNによるハワイにちなんだスペシャルステージも予定されており、お台場はハワイアンムード一色に染まる。パレットプラザでは、コンボプレートやガーリックシュリンプなど、ハワイらしい王道グルメから、アサイーボウルや自家製のナチュラル・レモネードなどのヘルシーメニューがラインアップ。また、ワイキキ本店のスタイルで日本初登場の「プレミアム・ロコモコ」など注目メニューが目白押し。デート中もハワイアンフードで小腹を満たして。また期間中、南国の空や海をイメージしたリゾート感あふれるプロジェクションマッピング演出も展開され、館内では5月20日(金)までリゾートフェアを開催する。対象のレストラン&カフェでは、ハワイにいるようなリラックスムード漂うとっておきのリゾートメニューを用意しているので、ぜひチェックしてみて。テイクアウトのお土産にもおすすめなのが、ハワイアンスイーツカンパニーで毎年人気の「マラサダ パフ」と、今年はハワイの伝統食ポイを使用した「ポイブレッド」や「ポイ食パン」も登場。ハワイならではの味をお持ち帰りして!レオナルド・ディカプリオ主演の話題作を観て、ショッピングモールでハワイを体感。夜はお台場海浜公園で夜景を眺めながら、思い出深い1日を締めくくってみては。『レヴェナント:蘇えりし者』はTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開中。(text:Miwa Ogata)
2016年04月23日本日22日に公開を迎えた映画『レヴェナント:蘇えりし者』で、アカデミー賞主演男優賞を獲得した主演のレオナルド・ディカプリオが、同作への思いを語るインタビュー映像が同日、公開された。本作では、ディカプリオが復讐心をその胸に宿す主人公ヒュー・グラスを熱演。65年ぶりの快挙となる2年連続のアカデミー賞監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督、脚本、制作を務め、国際的なアーティスト・坂本龍一が音楽を担当している。舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ致命的な重傷を負ったグラスは、狩猟チームの一人による裏切りで極寒の地に置き去りになるばかりか、愛する息子を殺されてしまう。彼は復讐のため、生の意志だけを武器に大自然の驚異の中、冬の寒さに耐え、交戦中の部族の襲撃を交わし、約120キロの容赦ない旅を生き延びなければならない。ディカプリオは映像冒頭で、本作のオファーを受けたきっかけを「イニャリトゥの作品だからだ」と断言。脚本段階から製作に携わり、本作の壮大なストーリーを作り上げたイニャリトゥ監督から構想を聞かされただけで、「夢中になったよ」とも続ける。また、イニャリトゥ監督が撮る作品を「"ハリウッド映画"の型にはまらない作品ばかり」と絶賛。「今回は壮大な作品で彼の個性が生きている」と語る。そんなイニャリトゥ監督と史上初となる3年連続アカデミー賞撮影監督賞を受賞した撮影監督のエマニュエル・ルベツキの仕事ぶりについても「バーチャル・リアリティの世界に入ったように主人公たちの体験を味わえる」と力強い評価を送っている。本作については、「ドキュメンタリーに近い作品」と表現。CGを用いたのも、「動物を使ってやれない部分があったからだ」と明かす。中でも「熊のシークエンスは、映画史上、見たことがないものになっている。観客としてもう一つ別の感覚を手にしたかのような気になるだろう」とし、「アレハンドロとルベツキが一緒に成し遂げたことは、それほどパワフルだ」と述懐する。自身の演じたグラスの役どころに話が及ぶと、そのキャラクター性を説明しながら、「彼は実在した人物でありこの事件も本当に起きた」と背景を話し、「グラスは人間の可能性を証明してみせた」とコメント。父と子の絆のテーマになると、劇中で描かれている当時の人種問題などに触れながら、グラスが息子に教えた大切なことをまっすぐな視線で語っている。(C)2016 Twentieth Century Fox
2016年04月22日2014年7月、中咽頭癌であることを公表し、音楽活動の休止を余儀なくされた坂本龍一が2本の映画音楽で復帰を果たした。1本は山田洋次監督の『母と暮せば』。そして、もう1本は第88回アカデミー賞で3冠に輝いた『レヴェナント:蘇えりし者』だ。本人にとって「人生で初めての経験」と認める大病は、死を見つめる思わぬ機会となった。2本の映画は偶然にも、「生と死」の境界を超えた「蘇り」がテーマになっており、一握りのアーティストだけが引き寄せる運命的な必然性を感じ取るファンもいるはずだ。インタビューでは『レヴェナント:蘇えりし者』に話題を絞り、「療養と並行した音楽制作ですごくきつかったが、何があってもやらなければと内心思った」同作について話を聞いた。映画は未開拓の荒野を舞台に、瀕死の重傷を負った上に仲間に見捨てられ、最愛の息子まで奪われた孤高のハンターが、復讐を果たす荘厳なサバイバル超大作。悲願のアカデミー賞主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオの熱演はもちろん、史上3人目となる2年連続の監督賞に輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの力強い演出、3年連続でオスカー像を手にしたエマニュエル・ルベツキの撮影も観客の魂を揺さぶる。「イニャリトゥとルベツキのコンビは、前作の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』もすごかったけど、今回はまた違う次元に踏み込んでいて、圧倒された。本当にどこに行っちゃうんでしょうね(笑)。欧米ではシンプルに復讐の物語だと評する声も多いようですが、僕自身は自然こそが映画の主人公だと思いました。どんな壮絶なドラマであっても、大自然にしてみれば、小さなもので…。音楽制作もその点を念頭に置きました」。長編デビュー作『アモーレス・ペロス』(’00)の大ファンだという坂本さん。『バベル』(’06)では坂本さんの既存楽曲が印象的に使用された縁もあり、電話で会話したり、イニャリトゥ監督がコンサートに足を運ぶなど、自然な形で親交を深めていた。初の本格タッグを組むと、「もともとラジオDJだから、耳がすごくいいんですよ。一瞬の視線の動きで、感情がガラッと変わるシーンもあり、それを表現する音の指示も細かい」とプロをうならせる、手ごわい相手だった。そんな二人が 『レヴェナント:蘇えりし者』の映画音楽に関して一致したのは、ミニマルな音像の追求だ。「イニャリトゥが言っていたのは、『メロディよりもサウンドだ。サウンドの積み重ねが必要なんだ』ということ。この点は僕も同感でしたね。先ほども言いましたが、映画の主役はあくまで自然。音楽が空気のように存在し、映像が捉えた自然の素晴らしさを下支えしたかった。抒情的でメロディアスな楽曲では、空気感を台無しにしかねないですから」。その言葉通り、シンセサイザー、オーケストラ、ノイズがせめぎ合いながら、最小限の音の集合体となり、大自然と対峙する主人公の息づかいにシンクロする、いわば「呼吸する音楽」が生み出された。「確かに息は、音の重要なテーマでしたね。自分の息だけが聞こえる無音の世界に、ポツンと取り残された孤独感、無力感、緊張感に寄り添うような、一種の間(ま)を大切にしたし、風が吹く音、雪を踏む音なども、作曲の上で大きな役割を果たしました」。今月には所属レーベル「commmon」の設立10周年を記念し、東京・恵比寿ガーデンプレイスで「commmons10 健康音楽」と題したイベントを開催したばかり。また、『レヴェナント:蘇えりし者』に続く新たな映画音楽の製作も手がけ、「詳細は6月頃に発表される予定。日本の映画で9月に公開されますよ」と大病を乗り越え、アーティスト活動はますます精力的になっている。まさに「呼吸するように」音楽を生み出す坂本さんの今後に注目だ。(text:Ryo Uchida/photo:Nahoko Suzuki)
2016年04月20日4月22日に公開される『レヴェナント:蘇えりし者』で、アカデミー賞主演男優賞を獲得した主演のレオナルド・ディカプリオが、現場を振り返り、意外な"共演者"の存在を明かした。本作では、ディカプリオが復讐心をその胸に宿す主人公ヒュー・グラスを熱演。65年ぶりの快挙となる2年連続のアカデミー賞監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督、脚本、制作を務め、国際的なアーティスト・坂本龍一が音楽を担当している。舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ致命的な重傷を負ったグラスは、狩猟チームの一人による裏切りで極寒の地に置き去りになるばかりか、愛する息子を殺されてしまう。彼は復讐のため、生の意志だけを武器に大自然の驚異の中、冬の寒さに耐え、交戦中の部族の襲撃を交わし、約120キロの容赦ない旅を生き延びなければならない。ディカプリオは、自身もグラスと同じ状況下で撮影を敢行。その現場を「グラスはほとんど一人きりでサバイバルに挑む。周りに誰もいない中で演じている時には、共演者は俳優の仲間ではなく、周囲の大自然たちだった」と打ち明ける。また、「これは本当に貴重な体験」とも言い「映画の撮影と言うより、壮大な旅に出たような感覚」と表現。「この作品に出演できたことは僕の誇りになることを確信している」と胸を張っている。しかし、自然との"共演"は非常に過酷なもの。ディカプリオは、氷点下の中で裸になって極寒の川に飛び込むなど命がけで撮影に臨んでおり、肉体的に厳しいチャレンジとなった。それでも、自ら多くのスタントを手掛けたことから、グラスの意思に一歩近づけたという。自然を相手に過酷な体験をしたのはディカプリオだけではない。悪天候時にはマイナス27度まで下がり、スタッフたちが互いに凍傷の兆候を確認しあう事態に。撮影チームが厳しい環境下での撮影にこだわったことで、ストーリーの真価を引き出すことに成功している。(C)2016 Twentieth Century Fox
2016年04月20日レオナルド・ディカプリオが本年度アカデミー賞「主演男優賞」、アレハンドロ・G・イニャリトゥが「監督賞」を獲得し、イニャリトゥ監督の熱烈オファーのもと日本から音楽家・坂本龍一が参加した<a href="">『レヴェナント:蘇えりし者』</a>。このほど、七大陸最高峰登頂の最年少記録を持つアルピニスト・野口健が、本作で描かれる主人公の生還劇について、自身の体験と照らし合わせながら分析した特別映像が到着。“死を覚悟したことがある”野口さんのリアルな言葉から、“その男を極限の危機から蘇えらせたものとは何だったのか?”が見えてきた。レオナルドが、ハンティング中に熊に喉を裂かれ、瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺された復讐心に燃える主人公ヒュー・グラスを熱演する本作。彼の鬼気迫る演技と圧倒的な映像に、坂本氏の重厚感ある音楽が加わり、より壮大な世界観を生み出している。今回の映像の中で、ヒマラヤ遠征の最終キャンプで悪天候につかまり、死を覚悟した経験を持つ野口氏は、「家族の存在がないと、意外と死のハードルが下がるかもしれないですね」と打ち明ける。もし、最愛の息子が殺されていなければ、グラスは生きることを諦めたのではないかと話し、死の淵から奇跡的に蘇えったのは、息子を永遠に奪われたことへの激しい怒りと復讐の執念からだと分析。「自分のためではなく息子のために生きるということをみつけたんだと思います」と、野口さんは力強く語る。さらに、エベレストに一緒に登った方の死を通して、「死にゆく人間の覚悟があれば、生きるということを決める側の覚悟もある」と野口さんは言う。その生きる覚悟をグラスとリンクさせながら、「主人公は息子が殺されたときに、自分は生きるという選択をとったわけですよ。その後、川に流されようが、襲われようが、その中でもずっと彼は必死になって生き延びるわけじゃないですか。あれは息子が亡くなったときに“自分は絶対に生き延びるんだ”って覚悟を決めた男の有り様かもしれないですね」と語り、最愛の息子への愛が、男の“生きる”力になっていることに触れる。おそらくレオナルド自身も、超極寒下での撮影で身を持って体験したに違いない極限の状態。サバイバルの終わりに、彼がたどりついた境地とは何だったのか?“生”の意味を深く見つめたドラマを、スクリーンで確かめてみて。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月08日音楽家の坂本龍一(64)が7日、都内で行われた映画『レヴェナント:蘇りし者』(4月22日公開)の特別試写会に出席し、音楽を担当した本作のメインテーマ曲などをピアノで生演奏した。第88回アカデミー賞でレオナルド・ディカプリオが悲願の主演男優賞を、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が2年連続となる監督賞を受賞した本作。音楽を担当した坂本は、監督の右腕的な人物から「明日LAに来てくれ」と電話で突然言われたと、本作に関わることになった経緯を説明した。そして、制作途中の本作を初めて見た時は「映像に圧倒された」と言い、「(前作の)『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』もぶったまげたけど、その次のレベルに行っていた」と当時の衝撃を告白。そこから約6カ月かけて音楽を作り上げ、完成した映画を見た時は「音楽が大きい」と驚いたという。「映画によっては思っていたより下げられ聞いてほしいところが聞こえないというのはよくある。今回はでかい! うれしいといえばうれしいんだけど、ちょっとでかすぎじゃないかなって心配した」と笑った。また、監督について「音楽に対する耳とセンスがめちゃくちゃいい。驚くほど精度の高い耳でああだこうだ言ってくるのでやる方としては困る。細かいです」と、笑いながらその耳を称賛。「またオファーがあったらやりますか?」と質問されると、「来ないと思いますけど」と笑いつつ、「デビュー作の『アモーレス・ペロス』から注目して大好きな監督だったので、万が一また依頼してくれたら喜んでやります」と答えた。さらに、自身の近況を聞かれると、「2年前に人生初の大病をしましたが、おかげさまで治って、こんなハードな仕事もできるようになりました」と中咽頭がんを乗り越えた話をし、「体重も10キロ減ってスリムになって、安心して人前に出られるようになりました」と笑顔で報告。「映画も音楽も健康じゃないと楽しめない」「音楽と健康はすごい大事な結びつきなんだなと身をもって知りました」と語った。イベントでは、本作のメインテーマ曲などをピアノで生演奏し、観客を魅了。演奏後には、ピアノを愛おしそうにいじり、「ピアノをなでたり、ぶったり、押さえたり、いろいろしてるんです」と、いろんな方法で音を生み出したことを明かした。(C)2016 Twentieth Century Fox
2016年04月08日音楽家の坂本龍一が4月7日(木)、音楽を手がけた<a href="">『レヴェナント:蘇えりし者』</a>の特別試写会に出席。再び日本映画の音楽を担当し、9月に封切られることを明かした。タイトルを含めた詳細は「6月に情報解禁される予定」だといい、ファンの拍手を浴びていた。この日は会場となった東京・恵比寿 ザ・ガーデンホールでの試写を前に、坂本さんがピアノの生演奏を披露する贅沢な一夜に。映画のメインテーマ曲を含め3曲、約10分間の演奏が、スクリーンに投影された本編映像との幽玄なコラボレーションを実現させた。未開拓の荒野を舞台に、瀕死の重傷を負った上に仲間に見捨てられ、最愛の息子まで奪われた孤高のハンターが、復讐を果たすため、約300kmの壮絶なサバイバルを繰り広げる。第88回アカデミー賞でレオナルド・ディカプリオが主演男優賞を初受賞し、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが2年連続の監督賞に輝いた。イニャリトゥ監督からのオファーを受け、完成前の映像を目にした坂本さんは「映像に圧倒されましたね。この前の<a href="">『バードマン』</a>もたまげたけど、早くも次のレベルに踏み出していて『この人は、どこに向かうんだろう』と思った」。イニャリトゥ監督については、「音楽に対する耳とセンスが驚くほどいい」そうで、「指示が細かいし、数か月前に作った曲のこともしっかり覚えているから、参りましたね(笑)」とふり返った。完成に至るまで「きっとラフなものも含めて、300回くらい観ているかも。当然だけど、(映像管理の)セキュリティも厳しかった」と坂本さん。劇中に自身の音楽が流れる完成版を観て、「音が大きかった。うれしいと言えばうれしいけど…大きすぎ(笑)」と照れ笑いを浮かべ、「映画のテーマは、自然と人間の葛藤」と話していた。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月07日T.M.Revolution西川貴教と、「AKB48」卒業を間近に控える高橋みなみが、それぞれ人生の節目で心に響いた「大切な音楽10曲」をテーマに人生を語り合う番組「ミュージック・ポートレイト」の4月初回放送と第2回にゲスト出演することが分かった。これまで、2011年から過去SEASON5まで放送された「ミュージック・ポートレイト」。2人のクリエイターがゲストとして登場し、それぞれ選んだ10曲を持ち寄り、2夜にわたり人生を語らう。過去には、槇原敬之と美輪明宏、松田聖子と藤井隆、常盤貴子と中村正人(「DREAMS COME TRUE」)、吉永小百合と坂本龍一、宮沢りえと野田秀樹、小室哲哉と浦沢直樹、DAIGOと鬼龍院翔など、ジャンルを超えて豪華な共演が実現。今回、4月から再び本番組がスタートする。初回のゲストには、西川さんと高橋さんが出演。西川さんは、圧倒的な歌唱力を武器に数々のヒット曲を連発するアーティスト。冴えわたるトークで、司会やバラエティでも大活躍し、さらにはCMでも見事な歌唱力を惜しみなく披露、「紅白歌合戦」のウラトークでも歌いあげる、まさにエンターテイナー!しかし、歌で生き残るため葛藤し、進むべき道に迷ったことも…そんなとき、西川さんに力をくれた歌とは?一方、14歳で「AKB48」に加入し、4月8日(金)に10年在籍した同グループを卒業する高橋さん。「努力は必ず報われる」と強い言葉を放ち、ひたむきに頑張る姿は、人々の心を震わせてきた。500人のメンバーを“総監督”として引っ張ってきた彼女は、実はこの10年、劣等感にさいなまれた日々だったという。それでも彼女が頑張れたのは、「ソロ歌手になりたい」という、夢があったから。そんな高橋さんの背中を押してくれた歌とは?歳の差が20歳ありながらも、いつも明るく笑顔が印象的で、かつ、裏ではたくさんの迷いや葛藤を抱えてきたという共通点を持った2人。さらには度々関係をうわさされるほど親密な2人が、何度も降りかかる試練を乗り越えてきたこれまでの人生について、そして「いま」、「未来」について初めて本音を語る。4月7日(木)の第1夜では人生の前半1曲目から5曲目までを、4月14日(木)第2夜には後半6曲目から10曲目までを紹介。「ミュージック・ポートレイト」は毎週木曜日22時よりNHK・Eテレにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月05日アカデミー賞主演男優賞を獲得したレオナルド・ディカプリオが主演を務める『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日公開)で、音楽家・坂本龍一の楽曲が全編にわたって使用されている音楽版予告が1日、公開された。本作でメガホンを取るのは、65年ぶり史上3人目の快挙となる2年連続アカデミー賞監督賞を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督。巨額の製作費をかけ、極寒の地で自然光のみを使った9カ月間のロケを敢行した。ディカプリオは、ハンティング中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺され復讐心を燃やす主人公に扮し、鬼気迫る演技で親子の絆を見せる。本作の音楽を作曲した坂本は「この作品には息をのむような素晴らしい映像が詰まっています」と説明。その上で、「私は音楽で、主人公ヒュー・グラスの壮大なドラマを表現しました」と明かす。また、本作の「まだまだ荒い編集の映像を監督と一緒に見て、音楽について実際の音を聞きながら長く話し合いました」と制作背景を話し、「初めて見たその時から、この映画の主人公は"自然"だと思いました」とその感触を口にする。複雑なドラマも描かれている本作だが、特に坂本の気を引いたのは自然の大きさだったようで、「(本作の撮影を務めたエマニュエル・)ルベツキが自然光で素晴らしい精度で撮影しています」と指摘。続けて、「そこで人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかった」とも打ち明けている。『バベル』(07年)でも「美貌の青空」など坂本の楽曲2曲を使用したイニャリトゥ監督は、「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ」と評価。「今回の音楽には、感動的な静寂がある。静寂という"間"が映画にとって重要な役割を果たすんだ」と大ファンでもある坂本による音楽が、作品にとって重要な役割を果たしていると分析する。坂本は、イニャリトゥ監督との最初の電話で「メロディよりもサウンドだ。サウンドの積み重ねが必要なのだ!」と力説したという。それを思い返しながら、イニャリトゥ監督は「覚えやすいメロディの音楽を使う映画が多いのですが、そういうものを目指していたのではない」と胸を張ってアピールした。公開された映像では、坂本の壮大ながらも奥行きを感じさせる、非常に繊細な音楽を収録。同時に坂本が語った大自然の映像や、ディカプリオの迫真の演技を堪能することができる。(C)2016 Twentieth Century Fox
2016年04月01日俳優として5度目のノミネートでついにオスカーを獲得したレオナルド・ディカプリオが主演を務める、実話を基にした壮絶なサバイバル・ドラマ<a href="">『レヴェナント:蘇えりし者』</a>。このほど、ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた坂本龍一による音楽に全編彩られた、新たな“音楽版”予告編映像が解禁、坂本さんからもコメントが到着した。19世紀、未開拓の荒野が広がるアメリカを舞台に、狩猟中に熊に喉を裂かれ、瀕死の重傷を負ったヒュー・グラスの壮絶な生還と復讐劇を描く本作。ディカプリオ渾身の“静”の演技と圧倒的な映像美を、日本が世界に誇る音楽家・坂本さんの音楽が見事にまとめ上げている。予告編の冒頭、坂本氏は「この作品には息を呑むような素晴らしい映像が詰まっています。私は音楽で、主人公ヒュー・グラスの壮大なドラマを表現しました」と明かす。今回の予告編は、初めて全てに劇中の音楽が使用された映像だ。この坂本氏の言葉通り、たっぷり150秒の映像では、大自然の中で繰り広げられるスペクタクルを音楽を通しても堪能することができる。坂本氏は、本作の「まだまだ荒い編集の映像を監督と一緒に観て、音楽について実際の音を聞きながら長く話し合いました。初めて観たそのときから、この映画の主人公は“自然”だと思いました」と語る。本作で全てを包んでいるのは自然の大きさだと感じたそうで、「さらに(撮影監督エマニュエル・)ルベツキが自然光で素晴らしい精度で撮影していますよね。そこで人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかったのです」と続ける。到着した映像を観ても、グラス(ディカプリオ)やフィッツジェラルド(トム・ハーディ)らが織りなす複雑な人間ドラマとともに、人の手のおよばない荒々しくも壮大な自然が表現されていることが分かる。<a href="">『バベル』</a>(’06)でも「美貌の青空」など坂本氏の2曲の楽曲を使用したイニャリトゥ監督は、「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ。今回の音楽には、感動的な静寂がある。静寂という“間”が映画にとって重要な役割を果たすんだ」と語り、大ファンでもある坂本氏の音楽が作品にとても重要な役割を果たしていると分析する。その一方で、坂本氏は「最初に電話を受けたときにも言っていたのが、『メロディよりもサウンドだ。サウンドの積み重ねが必要なのだ!』と。覚えやすいメロディの音楽を使う映画が多いのですが、そういうものを目指していたのではないということです」と名匠とのコラボレーションをふり返っている。臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、ディカプリオの鬼気迫る演技、それを彩る坂本氏の音楽の融合を、まずはこちらの映像から確かめてみて。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日レオナルド・ディカプリオ主演映画『レヴェナント:蘇えりし者』で音楽を手がけた坂本龍一が作品の魅力と音楽について語った“音楽版予告”が公開になった。坂本が手がけた音楽も登場する。『レヴェナント:蘇えりし者』音楽版予告映像映画は、アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまった主人公ヒュー・グラスが、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いたもの。映像の冒頭に登場した坂本は「この作品には息を呑むような素晴らしい映像が詰まっています。私は音楽で、主人公ヒューグラスの壮大なドラマを表現しました」とコメント。劇中の音楽は坂本、“アルヴァ・ノト”ことカールステン・ニコライ、The Nationalのギタリストでもあるブライス・デスナーが担当。監督から『メロディよりもサウンドだ。サウンドの積み重ねが必要なのだ!』というリクエストを受けた坂本は、ミニマルな構成でドラマを支える“サウンド”を構築。制作された楽曲と、こだわり抜かれた映像、ディカプリオの決死の演技は見事に調和しており、「人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかった」という坂本の言葉に思わずうなづいてしまう映像になっている。『レヴェナント:蘇えりし者』4月22日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー
2016年04月01日いよいよ来週、TBS、BS-TBSほかにてTVアニメのオンエアが開始する『坂本ですが?』の公式サイトに、4月1日になった途端『昭和元禄坂本心中』というイラストとそのあらすじが現れた。■『昭和元禄坂本心中』あらすじクール、クーラー、クーレスト噺家の登場!?この物語は、とあるクール、いや、クーレストな噺家・坂本の落語人生を綴ったものである――。有楽亭入問早々、落語界の、いや世界中の注目を集める一人の前座がいた。その名は坂本(さかもと)。この春4月よりいよいよTVアニメ化! 超スタイリッシュな噺家・坂本から目が離せない!?イラストには座布団を何重にも重ねたスタイリッシュな高座で見事にバランスを取り、涼しい顔で落語をする『坂本ですが?』の主人公・坂本の姿が。実はこのイラストはTVアニメ『坂本ですが?』と『昭和元禄落語心中』のエイプリルフール企画によるスペシャルコラボイラストによるもの。さらにイラストページ上にリンクされている『昭和元禄落語心中』の公式サイトにもアクセスすると、"落語心中"のメインキャラクター・菊比古が、坂本のように学ランに黒ぶちメガネを着用し、学校の教室で落語をするというイラストが現れ、こちらも架空の作品『菊比古ですが?』のあらすじとそのスペシャルコラボイラストが見ることができる。(C)佐野菜見・KADOKAWA/坂本ですが?製作委員会
2016年04月01日2016年4月よりTBSほかにて放送開始となるTVアニメ『坂本ですが?』。その初単独イベントが4月23日に丸の内ピカデリーにて開催されるが、その詳細が決定した。当日は4月7日より放送開始のTVアニメ『坂本ですが?』の生コメンタリー付き振り返り、超先行上映会、トークショーを予定。緑川光(坂本役)、檜山修之(ケンケン役)、稲田徹(丸山先輩役)をはじめ、オープニング・エンディングテーマを担当するカスタマイZ、スネオヘアーが出演する。○「坂本ですが?」初単独イベント! ~スタイリッシュトーク&クーレスト上映会~ - 開催概要【日時】2016年4月23日(土)1)19:00開始(終了予定20:15頃)2)20:50開始(終了予定22:15頃)※開始、終了時間は前後する場合がある。【場所】丸の内ピカデリー3【登壇者】緑川光(坂本役)、檜山修之(ケンケン役)、稲田徹(丸山先輩役)、カスタマイZ(OPアーティスト)、スネオヘアー(EDアーティスト)ほか※ゲストは都合により、予告なく変更となる場合がある。【内容】登壇者によるトークショー、生コメンタリー付き振り返り、及び先行上映※各上映会はそれぞれ一部上映話数が異なる。【料金】2,500円均一(税込)チケットは、ローソンチケットにて「プレリクエスト先行(抽選)」(エントリー期間:4月2日(土)11:00~4月6日(水)23:59)が行われるほか、4月9日(土)は一般販売を予定。各詳細についてはアニメ公式サイトをチェックしてほしい。(C)佐野菜見・KADOKAWA/坂本ですが?製作委員会
2016年03月31日2016年4月7日(木)よりTBSほかにて放送開始となるTVアニメ『坂本ですが?』だが、4月23日(土)に初の単独イベントの開催が決定した。気になるイベント内容は"超先行上映&トーク"という情報のみが告知されており、イベントにはキャスト陣から緑川光(坂本役)、檜山修之(ケンケン役)、稲田徹(丸山先輩役)、そして主題歌を担当するカスタマイZ、スネオヘアーの出演が予定されている。○TVアニメ『坂本ですが?』超先行上映&トークイベント概要【日時】4月23日(土)【場所】丸の内ピカデリー3【出演】緑川光(坂本役)、檜山修之(ケンケン役)、稲田徹(丸山先輩役)、カスタマイZ(OP主題歌担当)、スネオヘアー(ED主題歌担当)予定【内容】超先行上映&トーク※チケットの発売情報などそのほか詳細はあらためて発表される。※夕方以降の開催予定となっている。(C)佐野菜見・KADOKAWA/坂本ですが?製作委員会
2016年03月17日レオナルド・ディカプリオが、ついにアカデミー賞「主演男優賞」を獲得した渾身作『レヴェナント:蘇えりし者』。このほど、レオナルドの鬼気迫る演技と、圧倒的な映像美、そして実話に基づく壮絶なストーリーを後押しする音楽を担当した坂本龍一をゲストに迎え、4月7日(木)に恵比寿 ザ・ガーデンホールにて本作を特別上映することが決定。坂本さんがピアノの生演奏を披露することが明らかとなった。本作でレオナルドが演じたのは、ハンティング中に熊に喉を裂かれ、瀕死の重傷を負った実在のハンター、ヒュー・グラス。目の前で最愛の息子を殺され復讐心に駆られた男が、極寒の大自然の中、敵対する部族の熾烈な襲撃を交わしながら、約300kmの容赦ない旅を生き延びようとする姿を熱演し、初のオスカー獲得をはじめ賞レースを席巻。また、脚本・製作も務めたアレハンドロ・G・イニャリトゥは、65年ぶり史上3人目の快挙となる2年連続のアカデミー賞「監督賞」を受賞、自然光のみを使った圧倒的な映像でエマニュエル・ルベツキが史上初「撮影賞」を3年連続受賞した。坂本さんが手がけた「美貌の青空」など2曲を『バベル』(’06)でも使用したイニャリトゥ監督は、「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ。今回の音楽には、感動的な静寂がある。静寂という間が映画にとって重要な役割を果たすんだ」と語り、自身も大ファンである坂本氏の音楽が本作にとって、とても重要な役割を果たしていることを明かす。今月23日(水)に緊急来日することが決まり、日本中を熱狂の渦に巻き込んでいるレオナルドもまた、「サカモト氏の音楽は、この映画のテーマそのものを表現していると思う。初めて聴いたとき、まさに求めていた音楽だったから、強く感銘を受けた」と大きく心を揺さぶられたことを語っていた。いまハリウッドで最もホットな監督と俳優から賞賛を浴びた坂本さんは、「本作の話があったときは、まだ体調は万全ではなかったのですが、イニャリトゥ監督からの話なので、これは何があってもやらないといけないと内心思いました」と、オファーを受けた当時をふり返る。また、本作については「初めて観たそのときから、この映画の主人公は“自然”だと思いました。人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかったのです」と、その思いに言及した。大島渚監督(『戦場のメリークリスマス』『御法度』)や、山田洋二監督(『母と暮せば』)、ブライアン・デ・パルマ監督(『ファム・ファタール』)といった日本をはじめ、世界の名だたる監督とタッグを組み、ベルナルド・ベルトルッチ監督『ラストエンペラー』では日本人として初めてアカデミー賞「作曲賞」を受賞した坂本さん。また、音楽家としてだけでなく、デヴィッド・ボウイと共演した『戦場のメリークリスマス』や、キーパーソンとなる日本人を演じた『ラストエンペラー』など、俳優としても活躍している坂本さんが、自身が参加し、アカデミー賞3冠を獲得した本作について何を語るのかは気になるところ。さらに当日は、ピアノの生演奏も予定されており、どんなメロディーを奏でるかにも注目だ。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。オリジナル・サウンドトラック盤「The Revenant(蘇えりし者)」(音楽:坂本龍一、アルヴァ・ノト、ブライス・デスナー)は発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月15日坂本龍一が音楽を手がけた映画『レヴェナント:蘇えりし者』の特別上映が4月7日(木)に恵比寿 ザ・ガーデンホールで行われ、映画の上映だけでなく、坂本のピアノ演奏も行われることが決定した。その他の画像映画は、アメリカ西部の未開拓の荒野を旅する途中で熊にノドを裂かれて瀕死の状態に陥るも、仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまった主人公ヒュー・グラスが、自然の脅威に立ち向かいながら、死の淵から蘇り、約300キロもの旅をして、フィッツジェラルドに復讐しようと壮絶なサバイバルに挑む姿を描いたもの。本年度の米アカデミー賞で、レオナルド・ディカプリオが主演男優賞に、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが監督賞に、エマニュエル・ルベツキが撮影賞に輝いた。坂本は自身のキャリアの中で、ベルナルド・ベルトルッチ監督(『ラストエンペラー』『シェルタリング・スカイ』)や、大島渚監督(『戦場のメリークリスマス』『御法度』)、ブライアン・デ・パルマ監督(『ファム・ファタール』)など多くの映画作家の作品の音楽を手がけているが、本作では「まだ体調は万全ではなかったのですが、イニャリトゥ監督からの話なので、これは何があってもやらないといけないと内心思いました」と言い、「初めて観たその時から、この映画の主人公は“自然”だと思いました。人間ドラマを包む大きな自然というものを音楽で描きたかった」という。劇中の音楽は坂本、“アルヴァ・ノト”ことカールステン・ニコライ、The Nationalのギタリストでもあるブライス・デスナーが担当。イニャリトゥ監督は以前から坂本の楽曲を自作で使用しており「彼の曲には余計なものがなく優雅で感動的だ。今回の音楽には、感動的な静寂がある。静寂という間が映画にとって重要な役割を果たすんだ」と語っている。特別上映では、坂本のピアノ演奏も予定されており、彼が作品について何を語り、どの楽曲を演奏するのかも気になるところだ。『レヴェナント:蘇えりし者』4月22日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー
2016年03月15日先日待望のTVアニメ化が発表され、主人公の高校生・坂本を人気声優の緑川光が演じることで話題になった人気コミック作品『坂本ですが?』が、2016年4月7日(木)よりTBSほかにて放送開始となることが決定した。今回は放送情報に加え、Cool!な新規キービジュアルやPVの公開をはじめ、追加キャスト情報、主題歌情報など、スタイリッシュに大量の情報が解禁された。まず、TVアニメのオープニング主題歌はカスタマイZ、ED主題歌はスネオヘアーが担当。カスタマイZが担当するOP主題歌「COOLEST」のジャケット写真やMVは、メンバー全員が「坂本」ようにスタイリッシュに学ラン・黒ぶちメガネを着用するという、まさにCOOLESTなビジュアルになっているようなので、こちらもカスタマイZ公式サイトやYouTubeチャンネルでチェックしてみよう。CDの発売は2016年4月27日を予定。エンディング主題歌はスネオヘアーが歌う「無くした日々にさよなら」。こちらは、スネオヘアーの3年ぶり9枚目のメジャーアルバムとして2016年5月25日にリリースされる全14曲入り「0 (読み:ラブ)」に収録される予定となっている。さらに注目のキャスト陣は、主人公・坂本を緑川光が演じるのをはじめ、久保田吉伸役を石田彰、あっちゃん役を杉田智和、まりお役を武内健、ケンケン役を檜山修之、瀬良裕也役を森久保祥太郎、黒沼あいな役を堀江由衣、藤田恵役を中原麻衣、カナちゃん役を田村ゆかり、みーちゃん役を植田佳奈、八木さん役を生天目仁美、田中さん役を藤田咲、エリカ役を高橋美佳子、森田役を前野智昭、安田役を鈴木達央、小林茂役を矢部雅史、角田先生役を中田譲治、久保田茂美役をくじら、丸山先輩役を稲田徹、8823先輩役を遊佐浩二、深瀬さん役を岩田光央がそれぞれ演じるという豪華な顔ぶれとなっている。坂本 : 緑川光久保田吉伸 : 石田彰あっちゃん : 杉田智和まりお : 武内健ケンケン : 檜山修之瀬良裕也 : 森久保祥太郎黒沼あいな : 堀江由衣藤田恵 : 中原麻衣カナちゃん : 田村ゆかりみーちゃん : 植田佳奈八木さん : 生天目仁美田中さん : 藤田咲エリカ : 高橋美佳子森田 : 前野智昭安田 : 鈴木達央小林茂 : 矢部雅史角田先生 : 中田譲治久保田茂美 : くじら丸山先輩 : 稲田徹8823先輩 : 遊佐浩二深瀬さん : 岩田光央ほか○TVアニメ『坂本ですが?』PV■ゲームアプリのリリースも決定!?GOODROIDは、2016年4月放送開始のTVアニメ『坂本ですが?』とコラボレーションしたスマートフォン向けゲーム『坂本ですが?秘技…フリータイムキラー』のイメージイラストと開発中画面を3月12日(土)に行われたアニメの先行上映会にて発表した。本作は、4月放送開始アニメ『坂本ですが?』の個性豊かなキャラクターたちが登場し、学園生活での様々なトラブルをスタイリッシュに解決していく学園シミュレーション要素が入った"スタイリッシュ"放置ゲーム。アニメ中に登場する名シーンがゲームの中で登場するほか、放送中のアニメとの連動するイベントも予定されているという。iOS/Adnroid向けに4月末のリリース予定となっている。TVアニメ『坂本ですが?』は、2016年4月7日(木)よりTBSにて毎週木曜の深夜2時28分~に放送されるのをはじめ、MBS、CBC、BS-TBSほかにて放送開始予定。そのほか詳細はアニメ公式サイトなどをチェックしてほしい。(C)佐野菜見・KADOKAWA/坂本ですが?製作委員会
2016年03月12日昨年11月に来日し、東京公演にはアンダーカバー(UNDERCOVER)高橋盾の姿もあった伝説的なポストパンクバンドのポップグループやマッシブアタック、ポーティスヘッドなど、英国音楽ファンにとってブリストルという都市は80年代から90年代にかけてテクノロジーを融合させたレゲエ、ダブ、ヒップホップの発火点となる発信地として知られている。そのブリストルの街灯を使った“ダブライト”が東京・虎ノ門ヒルズの2階エントランス、オーバル広場に3月21日まで展示公開されている。最先端テクノロジーをアートと融合させた都市実験イベント「メディア アンビション トーキョー2016」で招聘された海外アーティスト、カナダ出身のジョナサン・チョムコと英国出身マシュー・ロジアのデザインデュオ、チョムコ&ロジア(Chomko & Rosia)による作品「シャドウイング(Shadowing)」だ。街灯に照らされて映る人影。しかし、人が歩いていなくてもその影が現れ、去っていく。街灯が、先にその下を歩いた人の姿を記憶しており、時間差で影が映るというインスタレーションで、次にそこを通る人のために影を残していく仕組み。音楽のエコー、ディレイなどの映像版で、個別の音を反復、増幅させるレゲエのダブサウンドの成り立ちが重なる。ブリストルを拠点とするメディアセンター、ウォーターシェッド(Watershed)による「2014年プレイアブル・シティ・アワード(Playable City Awar)」の最優秀作品賞を受賞、2015年にはヨーク市の「イルミネイティング・ヨーク2015フェスティバル(Illminating York2015 )」で展示し、セバスチャン・コンランによりデザイン・オブ・ザ・イヤー2015にノミネート。現在ロンドンのデザインミュージアムに展示されている。「時間は違っても、同じ場所を歩いた人と出会えるというものを作りたいと思ったのが、この作品のきっかけ」とチョムコ。「都市はいろんな人で成り立っている。テクノロジーを使って知らない人とコミュニケーションを取る方法をずっと考えていた」とロジアが今回の作品の目的を話す。都市の街灯のハッキングのようなアイデアだが、「将来的に未来から来た街灯のような存在で、広告利用などを含め、実用化されていろいろな都市に置かれれば嬉しい」とチョムコは話す。2人は2013年にベネトングループのコミュニケーションリサーチセンターで出会い、チョムコがインタラクションデザイン、ロジアが建築を学んだ背景を持つ。「メディアアートの世界では坂本龍一やライゾマティクスの活動はよく知られており、日本のテクノロジーはすべてクオリティーが高く、僕らのような実験的な作品を持ってくることは少しドキドキしている」とチョムコ。「日本の伝統的な文化の中に、新しいテクノロジーでイノベーティブなことを起こせれば面白いんだけれど」とロジア。2人が話す横で、塾帰りの小学生が作品の街灯が映し出すサークルをのぞき込んで、追いつかない影と一緒にいつまでもクルクル回っていた。【イベント情報】MEDIA AMBITION TOKYO 2016■虎ノ門ヒルズ会場虎ノ門ヒルズ2階エントランス、オーバル広場住所:東京都港区虎ノ門1-23<展示>会期:2月26日から3月21日時間:日没~23時入場料:無料Text: 野田達哉
2016年03月11日俳優として5度目のノミネートで、ついに悲願のアカデミー賞「主演男優賞」を獲得したレオナルド・ディカプリオが、その受賞の喜びを日本のファンと分かち合うべく、『レヴェナント:蘇えりし者』を引っさげ、2年ぶりに緊急来日することが決定した!本作は、ディカプリオがハンティング中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺され、復讐心をその胸に宿す主人公ヒュー・グラスを熱演する、文字通りの渾身作。65年ぶり史上3人目の快挙となる2年連続のアカデミー賞「監督賞」を受賞したアレハンドロ・G・イニャリトゥが脚本・製作も務め、俳優陣による鬼気迫る演技と圧倒的な映像を、日本が世界に誇る坂本龍一の音楽が見事にまとめ上げている。これまで多彩なキャラクターを演じてきたディカプリオにとって、本作のヒュー・グラス役はまったく新たなチャレンジとなった。雪深く埋まり、マイナス5度の中で裸になり、極寒の川に飛び込み、多くのスタントを自ら手がけた。いままで自分の主張を次々とまくし立て、他を圧倒する役柄が多かっただけに、肉体的に最も過酷な役であったと同時に、ほとんどセリフを語ることのない難役を、細心の演技で見事に演じきったのだ。そしてついに、『ギルバート・グレイプ』で「助演男優賞」にノミネートされて以来、22年越しの初オスカーを手にしたディカプリオだが、日本ではノミネート発表後すぐに「今回こそは獲ってほしいよなぁ 今回はそれに値する演技だと思うよ!」という応援コメントがSNS上に多数投稿された。さらに、受賞の瞬間からは「レオ様おめでとう!絶対見ます」「必ずアカデミー賞獲ってくれると信じていたから、本当に良かった…」という祝福の投稿へと変わり、SNS上も歓喜に沸いた。また、このディカプリオの初受賞に際し、アカデミー賞授賞式中継時のツイート数としては史上最高となる1分間に44万以上の関連ツイートが投稿されたという。まさに、いかに世界中の人々がこの受賞を心待ちにしていたかがよくわかる現象といえそうだ。2014年1月の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のPR以来、2年1か月ぶり、10度目となる今回の来日。3月23日(水)には、東京・六本木ヒルズ・アリーナで行われる本作のジャパン・プレミアイベントに登壇、日本のファンにオスカー獲得を報告し、喜びを分かち合う予定だ。彼の一挙手一投足に、ぜひ注目して。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月08日二宮和也が『母と暮せば』で第39回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞!昨年の岡田准一に続き、2年連続でジャニーズの俳優が栄冠となった。主演の吉永小百合は先日、左手首を骨折し、この日はギプスをしての出席となったが“息子”からの何よりのお見舞いとなった。『母と暮せば』は故・井上ひさしが『父と暮せば』の対となる作品として構想していた作品。戦後、助産婦として長崎で暮らす伸子の元に、原爆で亡くなったはずの息子の浩二が現れ…というファンタジーで山田洋次監督がメガホンを握り、坂本龍一が音楽を担当している。この日の授賞式に、優秀主演女優賞受賞者として出席した吉永小百合の手には白い包帯が…。数日前に仕事で雪国を訪れた際に、坂道で転倒して左手手首を橈骨(とうこつ)骨折したとのこと。すでに手術も済んでおり、本人は「過信と油断のせいです。頑張って治します」とコメントしている。その吉永さんの最優秀主演女優賞受賞はならなかったが、浩二の元婚約者を演じた黒木華が最優秀助演女優賞、そして二宮さんが最優秀主演男優賞に輝いた。主演男優賞部門には、『駆込み女と駆出し男』の大泉洋、『日本のいちばん長い日』の役所広司、『海難1890』の内野聖陽、『起終点駅 ターミナル』の佐藤浩市と40代、50代、60代の各世代を代表する名優が名を連ねたが、その中で最年少の32歳の二宮さんが、見事に最優秀賞を受賞した。昨年の最優秀主演女優賞受賞者でプレゼンターを務める宮沢りえの口から、自身の名が読み上げられると、二宮さんは興奮した面持ちを見せ、同じテーブルの山田監督とガッチリと握手を交わした。トロフィーを受け取った二宮さんは「昨年、先輩の岡田くんが受賞したのが嬉しくて、家で『いい酒だな』と飲みながら見させてもらってたんですが、飲んでいるうちに悔しくなって『おれもほしい』と思いました。そう思ってるときに岡田くんと会って『次はお前だから』と言われたんです。2年連続で先輩の次に(受賞して)すごく嬉しいです」と喜びを語った。また「この姿を『嵐』のみんなも見てくれていると思うし、喜んでくれていると思います。ジャニーさん、メリーさん、ジュリーさんに迷惑をかけてきたけど、これでちょっとは恩返しができたなら」と感謝の思いを口にした。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母と暮せば 2015年12月12日より全国にて公開(C) 2015「母と暮せば」製作委員会
2016年03月04日アカデミー賞目前、さまざまなメディアで“悲願”のオスカー受賞を予見されているレオナルド・ディカプリオ。その話題の主演作『レヴェナント:蘇えりし者』から、彼が演じたヒュー・グラスの父親としての姿が浮かび上がるポスター画像と特別映像が到着した。舞台は19世紀アメリカ、広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ、置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう…。“生きる”という純然たる意志と“復讐”という憎しみだけを武器に、グラスは厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、約300キロの容赦ない旅を生き延びる――。大自然が猛威をふるう極寒の地で、自然光のみを使った9か月間におよぶロケ撮影を敢行した本作。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ブラッド・ダイヤモンド』『アビエイター』、そして助演男優賞の『ギルバート・グレイプ』でアカデミー賞に4度ノミネートを果たすも、いまだ無冠のレオナルドが、格闘シーンで鼻を折るほどの体当たりの熱演を見せ、オスカー獲得に“王手”をかけている。そんな中、届いたポスター画像は、レオナルド演じるヒュー・グラスの父としての姿をとらえたもの。幼いころの息子を愛おしそうに抱く彼の表情は、これまでに見せたことがないほど印象的だ。本作で「作品賞」「監督賞」ともアカデミー賞2年連続受賞に期待がかかるアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督は、「父と息子の愛を丁寧に描いた。それが本作の核となっている」と明かしている。ところが、映像では一変して、「息子を殺した奴らに絶対に復讐する」と語るグラスの強い眼差しから、強い憎悪と復讐心を抱いていることが伝わってくる。演じたディカプリオは「父と息子の絆は、とても強い力で彼を突き動かす」と懐述する。瀕死の重傷を負ったまま置き去りにされながらも、これほどまでに生きようとしたのは、自身を置き去りにされたことではなく、息子への愛情から生まれた感情だったのだ。「追求したのは、生き残ろうとする本能の一番奥にあるものを見つけ出すことだった」と、その役作りについて語るレオナルド。まさに魂の熱演を見せた本作では、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞をはじめ数々の映画賞で「主演男優賞」を受賞しており、悲願のオスカー獲得は世界中の注目の的。日本でも、Twitterには「#レオにオスカーを」というハッシュタグ付きで、「本作のレオの演技を正当に評価しなくっちゃ!」「今回こそは獲ってほしいよなぁ それに値する人だと思うよ!」といった応援メッセージが続々投稿されているという。臨場感を極めた圧倒的なスケールの映像と、レオナルドの鬼気迫る演技、そして坂本龍一が手がけた畳み掛ける音楽。唯一無二の鮮烈で壮大な映画体験が、アカデミー賞でどう評価されるのか、引き続き注目していて。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月26日主演レオナルド・ディカプリオ、監督アレハンドロ・G・イニャリトゥ、そして音楽に坂本龍一という最強タッグで挑んだ『レヴェナント:蘇えりし者』 。本作で熱演をみせたレオナルドにオスカー獲得の期待がかかっているが、そんな彼の鬼気迫る演技と監督が語る特別映像がこのほど解禁された。舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう。“生きる”という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威中、厳しい冬の寒さに耐え交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため約300kmの容赦ない旅を生き延びなければならない――。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で2015年の賞レースを総なめにし、オスカー4冠に輝いたイニャリトゥが監督・脚本・製作を務め、いまだかつてない製作費をかけて大自然が猛威をふるう極寒の地で自然光のみを使った9か月間のロケ撮影を敢行した本作。既に第73回ゴールデングローブ賞では、作品賞など最多3部門、 第69回英国アカデミー賞では、主演男優賞や監督賞で最多5部門を受賞し、第88回アカデミー賞では最多の12部門にノミネートされ、数々の映画賞で高い評価を獲得し、そのほか何部門受賞するのか期待が高まっている。そこで最も注目が高まっているのは、主演のレオナルドのオスカー獲得。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ブラッド・ダイヤモンド』『アビエイター』『ギルバート・グレイプ』でアカデミー賞に4度ノミネートを果たすも未だ無冠の彼が、2013年の俳優休業宣言を覆し本作への出演を快諾しただけあって、格闘シーンで鼻を折るほどの体当たりの熱演を見せ、注目を集めている。今回解禁されたのは、ディカプリオの迫真の演技と共にイニャリトゥ監督が語る映像。「レオは目だけで全てを語ることのできる俳優だ。わずかなセリフだけで、複雑に入り組んだ感情を同時に表現できる。身体や目で演技するんだ」 と監督が明かしている。また、2年連続のオスカー受賞が濃厚になっている監督ですら 「彼の演技は私の監督人生で初めてみる素晴らしさだった」 と絶賛している。さらにディカプリオは「僕はトム・ハーディの大ファンなんだ。彼ほど力強い俳優は他にいない」と共演者について語る場面も。そんな監督が話す映像と迫真の演技から、レオナルドのオスカー獲得に濃厚を示していることは明らかだ。またレオナルドが前回受賞を逃した際は、世界中のファンたちが落胆し、Twitterのトレンドワードに「Poor Leo(かわいそうなレオ)」が入ったりと、落選を嘆く声で溢れかえったが、今回も、レオナルドがオスカー像を追いかけるオンラインゲームまで登場し、レオナルドのオスカー獲得は世界中から注目されている。『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月19日第70回「毎日映画コンクール」のオープニングセレモニーと授賞式が16日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで行われ、各賞を受賞した綾瀬はるか、長澤まさみ、塚本晋也、加藤健一、野田洋次郎、藤野涼子、桃井かおりらが出席した。今年で70回目を迎える同賞は、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。一般客が見守る中、受賞者の一部がミューザ川崎内「光のブリッジ」を歩くオープニングセレモニーが行われた後、各賞の表彰式が行われた。是枝裕和監督の『海街diary』から、長女役の綾瀬はるかが主演女優賞、次女役の長澤まさみが助演女優賞を受賞。綾瀬は「チャキチャキしていて明快な役でしたので、優柔不断な私とは真逆で難しいと思いましたが、撮影が始まって新しい発見もありました」と振り返り、「改めて是枝監督をはじめ支えて下さったスタッフやキャストの皆さん、映画を見て下さったお客様に感謝しております」と受賞を喜んだ。この日も登壇した次女役の長澤に「現場で1番みんなをまとめてくれました」と感謝の言葉をかけ、長澤も「綾瀬さんと喧嘩するシーンが多かったんですけど、綾瀬さんが同じ場所で次女を受けてくれたからその関係性が出来たんじゃないかと思います」と応えた。その長澤は本作で自慢の美脚を披露するなどセクシーな次女を熱演しているが「監督からは『エロスの部分を担って欲しい』と言われたので、エロスを担当しました(笑)」と笑顔で振り返っていた。監督賞と主演男優賞には、『野火』の塚本晋也監督が受賞。まさかの主演男優賞に「監督賞より最初に主演男優賞を伺ったものですから、そこですか?という感じでした」と戸惑った様子で「絶句して、その夜は三國連太郎さんや緒形拳さんという歴代の受賞者を見てますます実感が湧きませんでしたね。本当にすみません…。老後の楽しみにさせてください」と観客を笑わせた。なお、監督賞と主演男優賞のダブル受賞は、1946年のスタート以来、70年という長い歴史の同賞でも塚本監督が初めてとなる。○第70回「毎日映画コンクール」受賞一覧作品部門日本映画大賞:『恋人たち』日本映画優秀賞:『岸辺の旅』外国映画ベストワン賞:『バードマン』監督賞・脚本賞監督賞:塚本晋也『野火』脚本賞:原田眞人『駆込み女と駆出し男』俳優部門男優主演賞:塚本晋也『野火』女優主演賞:綾瀬はるか『海街diary』男優助演賞:加藤健一『母と暮らせば』女優助演賞:長澤まさみ『海街diary』スポニチグランプリ新人賞:野田洋次郎『トイレのピエタ』スポニチグランプリ新人賞:藤野涼子『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』田中絹代賞:桃井かおりスタッフ部門撮影賞:藤澤順一『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』美術賞:原田哲男『日本のいちばん長い日』音楽賞:坂本龍一『母と暮らせば』録音賞:小川武『恋人たち』ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞:『沖縄 うりずんの雨』アニメーション部門アニメーション映画賞:『百日紅~Miss HOKUSAI~』大藤信郎賞:『水準原点』TSUTAYA映画ファン賞TSUTAYA映画ファン賞(日本映画部門):『幕が上がる』TSUTAYA映画ファン賞(外国映画部門):『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』特別賞特別賞:橋本忍(脚本家)、櫛桁一則(「シネマリーン」支配人)
2016年02月17日今夜の「踊る!さんま御殿!!」は、初の試みとなる犬好き・猫好き芸能人が大集合。犬派、猫派に分かれ、それぞれが愛するペットについてトークを繰り広げるも、理解不能な(?)ぶっとびの溺愛エピソードが続々と登場していることが分かった。まず、最初のテーマは “我ながら飼い主バカだなぁと思ったこと”。今回、レオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を手がけたことでも話題の坂本龍一とミュージシャン・矢野顕子の娘である坂本美雨が、「さんま御殿」に初登場!大の猫好きとして知られる坂本さんの「愛猫と結婚式を挙げた!?」「娘に“ネコ”と名付けようとした!?」といったぶっ飛びエピソードに、スタジオ騒然!さんまさんも思わず「お父さんが坂本龍一じゃなかったら、ボロクソ言うてますよ」と毒づくことに。さらに、元フジテレビアナウンサーの平井理央も初登場。「愛猫を他人に褒めらると、嬉しくて、すぐに○○しちゃう」という驚愕のエピソードに、「詐欺に気を付けたほうがいい!」とゲストたちも忠告。平井さんは愛猫を褒められると何をしてしまうのか…。また、ダレノガレ明美の愛猫は、人の言葉を喋るそうで「うちの猫はペラペラ!」と自信満々。あまりにもハッキリとした言葉に「話を盛りすぎでしょ!」と一同から総ツッコミ!しかし、坂本さんや柴田理恵、瑛茉ジャスミンも「うちの子もしゃべるんです!」と応戦し、ワケのわからない自慢話になってしまう。一方、霊長類最強女子・吉田沙保里は犬派として登場。「女性に例えると、犬は尽くすタイプ、猫はツンデレタイプ!」「猫好きの男性はツンデレタイプの女性が好き!?」など、犬猫トークがいつのまにか恋愛トークに。さんまさんが「俺は尽くすタイプが好き」と言うと、すぐさま吉田さんが「私、尽くすタイプです!」と猛アピール。もしやビッグカップル誕生か!?という瞬間となった。続いてのテーマは“ペットが好き過ぎて他人とモメたこと”。大ベテラン俳優の大和田獏は妻・岡江久美子と愛犬がどちらに懐いているかで夫婦喧嘩に!坂本さんも夫と愛猫との三角関係を激白し、平井さんも愛猫を巡って夫とバトルになっていることを明かす。そして、長嶋一茂は“ミスター”こと父・長嶋茂雄の仰天エピソードを激白。ミスターが犬をもらってきたものの家族にまったく懐かずにいたところ、2年後にミスターが発した衝撃のひと言とは!?あまりにも“長嶋茂雄”すぎる、その発言に一同は大爆笑となっていた。「踊る!さんま御殿!!」は2月16日(火)19:56~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年02月16日東京都・麻布のMITSUOKA麻布ショールームは、企業コラボアートをプロデュースするZELSが運営するMDP GALLERYキュレーションによる「サイトウ・P・ヒロヒサ"Pの眼"コレクション展」を開催する。会期は2月17日~3月13日(毎火曜・第一水曜休廊)。開廊時間は10:00~19:00。入場無料。同展は、膨大なサイトウ・P・ヒロヒサのコレクションの中から、光岡自動車のショールーム向けにセレクトしたアート作品やビンテージフォトを、ヒロヒサ氏自身のコラージュ作品を交えて展示するもの。サイトウ・P・ヒロヒサは、ペプシマンやアンディ・ウォーホールのTDKビデオカセットテープ等、数々のヒットCM作品を世に生み出してきたCFプロデューサーであり、何十年にもわたるアートコレクターとしても知られ、近年ではそのコレクションの延長ともいえるコラージュ作品を制作発表するアーティストでもある。そのコレクションは単にアート作品に限らず、玩具やノベルティグッズ、古今東西のガラクタとして売られていたようなモノから、さらには拾ったものまで、サイトウ氏の「面白がり」という審美眼にかなったものすべてが対象となっているという。同展では、その中から、伝説的なグラフィティライターのバリー・マッギー(Barry McGee)の作品やマーク・ライデン(Mark Ryden)、日本では観る機会の少ないビル・ブラント(Bill Brandt)等のビンテージフォト等の展示が予定されているということだ。なお、サイトウ・P・ヒロヒサ(斎藤洋久)は1954年生、CMを中心に、TV、アート他のプロデューサーとして活動し、2009年にプロデュース事務所「Pの眼。」を設立。主なプロデュースCMは、ウディ・アレン「おいしい生活」シリーズ(西武百貨店)、アンディ・ウォーホール(TDK)、ホーキング博士シリーズ(NTTデータ)、「すったもんだがありました」(宝酒造)、きれいなおねえさんシリーズ(松下電工)、ペプシマンシリーズ(サントリー)、明治製菓メルティキッス 坂本龍一・今井美樹、明治チョコレート 森高千里など。
2016年02月11日かけはし芸術文化振興財団は、YMOをはじめ多くの作品などにシンセサイザープログラマーとして参加した松武秀樹氏によるトークセミナー「松武秀樹とシンセサイザー」を開催する。日程は2月20日と3月26日の2回(ともに18:30~20:00)。会場は東京都・渋谷のトート音楽院渋谷 セシャトホール。受講料は各2,000円(定員40名、事前申し込み制)。同セミナーは、松武秀樹氏が自身の音楽人生をつづった著書「松武秀樹とシンセサイザー」の出版を機に開催されるもの。1回目(2月20日)は「松武秀樹の音楽人生」と題し、本の内容を題材にさらに深く掘り下げ、シンセサイザープログラマーとしての職業観や多くのシンセサイザーとのかかわり方、ライブの裏話などを中心とした講義になるという。また、2回目(3月26日)は「松武秀樹が語る~シンセサイザープログラマー昨日・今日・明日」をテーマとした内容とのことだ。セミナー参加希望者は、かけはし芸術文化振興財団のWebページより申し込む。定員は40名(定員になり次第、締め切り)。なお、松武秀樹氏は1951年、神奈川県生まれ。20歳から冨田勲氏のアシスタントとして、当時日本に数台しかなかった"モーグ・シンセサイザー"による音楽スタッフを経験。独立後の1978年、矢野顕子のアルバム「ト・キ・メ・キ」のニューヨーク・レコーディングにおいてデジタル・シーケンサーを使用。坂本龍一のソロ第1作「千のナイフ」への参加をきっかけに、1978年~1982年にかけてシンセサイザープログラマーとしてYMO作品に参加。1981年には自身のユニット「LOGIC SYSTEM」を結成し、現在までに15枚のアルバムを発表。2011年より「RMXLOGIX(with special tracks)のリリースに合わせて、エレクトロニック・ミュージックにフォーカスを当てた新レーベル<MOTION±(モーション・プラス/マイナス)>を始動。2012年5月には第2弾「RMXROGIX Vol.2(with SPECIAL TRACKS)」をリリース。2015年に自らのヒストリー「松武秀樹とシンセサイザー」を出版。
2016年02月05日