加熱式たばこが広まって、何が変わったんでしょうか?たばこを吸わない人も含めて、加熱式たばこになって、どうなったか、実際の変化を紹介します。文・野村紀沙枝最近、喫煙風景が変わってきたように思いませんか? 私のまわりに喫煙者が多いというのも関係しているのかもしれませんが、友人や仕事関係者が次々と加熱式たばこに移行しているのです。そこでまず気づいた変化は、たばこのニオイの少なさ。今までは吸う人と一緒にいた後、自分にもニオイが移っているなと感じていたのに、それが加熱式たばこに変わってからだとほぼ気にならなくなりました。吸わない私がそう感じているのだから、吸っている本人や、吸う人が身近にいる人はもっと変化を感じているはず! そこで、加熱式たばこを吸っている人、パートナーのたばこが変わったという人に、実際の違いを聞いてみました。嬉しいのは、服に付くニオイが減ったことまずは、10年以上愛煙家の友人の場合。先日、約3ヶ月ぶりに会ったのですが、彼女も紙巻たばこから加熱式たばこに変えていたひとりでした。その理由を聞くと、「吸った後のニオイの付き方が違うから」との答えが。よくよく話をすると、現在の意中の彼が吸わない人らしいのです。彼と会うときは、友人も配慮してお店を選ぶそうなのですが、禁煙の空間にいると、自分の服や髪に移ったニオイが無性に気になるように。やはり好きな人とは少しでも近づきたいのが女心。だから、ニオイが少ない加熱式たばこに変えたというわけです。半年前までは「紙巻たばこはやめない!」と宣言していたのに…、やはり恋は人を変えるんですね。一方、ヘビースモーカーの夫を持つ妻の意見。いわゆるホタル族だった彼女の夫。以前は、「ベランダで吸ったとしてもニオイが気になる…」と悩んでいた彼女ですが、1年前に夫が加熱式たばこに変えてからはその悩みは減少。どんなに寒い日でも、たばこを吸うときは家の外が定位置だったのに、今では換気扇の下なら家の中でも吸ってもOKというルールに変えたとの報告がありました。また、たばこのニオイが染み付いた夫の衣類は家族とは別で洗濯していたのに、最近ではそれもなくなったそう。なんだか、夫婦仲がよくなったようでひと安心。ニオイについての調査こうやってまわりのたばこ事情を調べていくと、吸う人も吸わない人も一番気にしているのは「ニオイ」だと感じます。ここでもうひとつ、たばこにまつわるある調査結果もご紹介しましょう。昨年末にアダプティブ社が行ったのは、「吸う夫」を持つ「吸わない妻」が、夫のたばこについてどう思っているのかという、気になるデータです。Q.夫が吸っているたばこの種類は?ここでも加熱式たばこが普及していると感じますよね。また、注目すべきは「併用」と答えた20%の人たち。外では紙巻たばこだけれど、家に帰ると加熱式たばこを吸うという夫が増えているようです。そんな夫の行動に、吸わない妻たちは「自分のために配慮してくれている」と嬉しく感じているそう。実際に、夫婦仲がいいと分類されたのも、夫が紙巻たばこと加熱式たばこを使い分けている夫婦という結果に。思いやりがあると、やはり夫婦の関係もよくなるんですね!ちなみに、家の中でたばこを吸う夫の割合は、紙巻たばこが31%に対し、加熱式たばこは47%という結果。空気がこもりがちな家の中でも、加熱式たばこなら容認している妻が多いようです。その理由は、やはりそのニオイ! 家の中でたばこを吸われるとニオイが気になると答えた妻は、紙巻たばこが58%、加熱式たばこは22%と、かなりの差がありました。Q.家の中でたばこを吸われると「ニオイ」が気になる?(加熱式タバコの種類別)こちらは、加熱式たばこ別のニオイの調査。最もニオイが気にならない加熱式たばこは、「プルーム・テック」という結果に。もしニオイが少ない加熱式たばこを探しているのなら、この結果を参考にしてみるといいかもしれませんね! 我が家はお互いに吸わない夫婦ですが、今後夫が吸う人になる可能性も無きにしも非ず。もしそんなそぶりを見せたら、さりげなく加熱式たばこに誘導しようと心に決めたのでした。調査会社:野村紀沙枝ライター。暮らしまわりの記事を中心に執筆。気づけば、もうすぐ結婚3年目に突入。最近気になるのは、夫婦のお金事情。貯金、年金、投資などを取材中なので、来月の『Rethik 夫婦の時間』で紹介予定。こちらもお楽しみに!
2019年02月28日住宅の新築やリフォームは簡単なことではありません。施工が始まってみると、さまざまなトラブルが起きたり、思ったより工費がかかったり……。夫婦の危機的状況が起こる可能性もあるようです。最悪、離婚……、なんてことも!?そこで今回は、 Houzz Japanが同サイトに登録している国内のユーザー1,451名を対象に実施した「家づくりとパートナーとの関係性調査」の結果をご紹介します!■ 住まいの快適さは夫婦関係に影響する?住んでいる場所が心地よいと、心までウキウキしますよね。では、住まいの快適さは夫婦関係にも影響するでしょうか?ふじよ / PIXTA(ピクスタ)「円満な関係に住まいの快適さは影響していると思いますか?」と尋ねると、圧倒的多数の96%が「はい」と回答。やはり、快適な住まいで心が豊かになることで、自然と夫婦関係にも良い影響を及ぼすようです。パートナーとの関係に良い影響を及ぼすならば、なるべくパートナーと住む家を快適にするよう努力したいものです。polkadot / PIXTA(ピクスタ)今、パートナーとの仲がいまいち良くない……という方は、自宅のリモデルや模様替えをして改善を図ってみてはいかがでしょうか?■ 家づくりで夫婦の1割近くが「パートナーと別れを考えた」!しかし、家のリモデルや新築工事を行っているときは、いつも夫婦間が「快適」とは言いがたいものです。そこで「家づくりの過程で、パートナーにイライラしたことはありましたか?」と尋ねると、「はい」と答えた人がなんと63%も!タカス / PIXTA(ピクスタ)リモデルや新築は工期が長引いたり、思いがけない出費がかさむこともありストレスがたまります。そんなときにパートナーと意見が食い違ったりするとイラっとくることがあるかもしれませんね。shimi / PIXTA(ピクスタ)しかし、イラッとはきても、さすがに別れたり離婚したいと思うわけではないようです。タカス / PIXTA(ピクスタ)「家づくりの過程で、別れ、別居、離婚を考えましたか?」という質問では、91%とほとんどの人が「いいえ」と答えています。逆に言えば、1割近くもの人々が家づくりの過程で離婚を考えたわけです。幸せなはずの家づくりが、夫婦関係に悪影響を及ぼすのは恐ろしいことですね!■ 家づくりがうまくいけば夫婦との仲が深まる?家のリモデルや新築工事などの「家づくり」を経験した人は、その過程を振り返っていったいどんなことを「もっとこうすれば良かった!」と考えているのでしょうか?Sunrising / PIXTA(ピクスタ)「今後また家づくりをする機会があったら、以下のうちで実践したいことは何ですか?」と尋ねると、最多は「リサーチを行う」で745人。次いで、「自分のアイデアをパートナーともっと共有する」(603人)、「もっと経験者にアドバイスをもらう」(433人)という結果となりました。U-taka / PIXTA(ピクスタ)さまざまな過程を共に乗り越えて、結果的に家づくりがうまくいけばパートナーとの団結がさらに強くなりそう。「家づくりを通してパートナーと仲が深まったと思いますか?」と聞くと、「はい」と答えた人が81%も!ふじよ / PIXTA(ピクスタ)2人でリサーチをしてアイデアを出し合い、双方とも納得できる家づくりができれば、夫婦の絆が深まるようです。逆に、夫婦のうち片方が相手の意見を聞かずにさまざまなことを勝手に決めたり、2人の意見が合わずイライラしたりすると、その後の夫婦関係に悪影響が出る可能性もあります。cba / PIXTA(ピクスタ)家づくりがうまくいくか、いかないかで、パートナーとの関係がよくなったり、または悪くなったりすることが判明しました。これから家の新築やリモデルを行う予定の方は、パートナーとよく話し合って、楽しみながら家づくりのプロセスを進めて行きましょう。【参考】※家づくりとパートナーとの関係性調査 - Houzz Japan
2019年02月26日不倫は、スリルや背徳感といったものがスパイスとなり、クセになってやめられなくなると言われており、一度ハマるとなかなか抜け出せないようです。しかし一方で、「やめよう」と決意する瞬間もあるよう。今回はそんな、“不倫夫を改心させた妻の何気ない言動”というテーマで男性たちに話を聞いてみました。文・塚田牧夫入院中に「私が稼ぐから大丈夫」「あるとき、車で事故を起こし、しばらく入院していた時期がありました。実はこのとき、不倫相手と会っていました。彼女を家に送った帰りに、事故に遭ってしまった。相手が車に乗っていなかったのが、不幸中の幸い。不倫もバレずに済みましたが、猛烈に反省しました。妻がお見舞いにきたとき、そんな僕の姿を見て、かなり凹んでいると思ったんでしょうね。仕事にも行けないし。そして、言ったんです。“私が稼ぐから大丈夫”って。“だからゆっくり休んでね”って言うんです。妻の優しさが伝わってきて、もう不倫なんかやめよう……と決意しました」ヨウイチ(仮名)/33歳占い師の言葉を伝えられ「妻は占いが好きで、よく見てもらっている占い師がいます。二年前、まだその占い師に見てもらい始めたばかりのころでした。占いから帰ってきた彼女が言ったんです。“不倫してないよね?”って。占い師に、そう言われたと……。焦りました。実はしてた……。まだ付き合って二ヶ月くらいですが、職場の後輩の女の子とそういう関係になっていました。しどろもどろになりながらも、否定しました。妻にどんなことを言われたのかと聞いたら、“二ヶ月くらい前から不倫している”と言われたとのこと。ズバリ当たっている……。怖くなって、速攻で相手と別れましたよ。妻は今でもその占い師を懇意にしているので、悪いことはできません」タイヘイ(仮名)/35歳妊娠中に「恥ずかしくない親になりたい」「妻から妊娠の報告を受けたとき。そのころ、別で付き合っている女性がいました。しかし、子どもも生まれるし別れよう……と思ったんです。が、なかなか決心がつかず、ズルズルと関係が続いていました。妊娠八ヶ月くらいのころでしょうか。妻と夜に少し話をしていたんですね。そこで妻が、だいぶ大きくなったお腹をさすりながら、“この子にとって恥ずかしくない親になりたい”って言ったんです。俺のやっていることは最低なこと。もう、恥でしかない。これは、生まれてくる子どもに顔向けできない……と別れを決めました」テッペイ(仮名)/35歳“不倫夫を改心させた妻の何気ない言動”をご紹介しました。自分では気付いていなくても、知らない間に不倫夫に改心を促している場合もあります。その際の言動というのは、相手を思いやるからこそ出るもの。誠実さに基づくものであることは間違いないようです。© Gorodenkof /shutterstock© Ollyy /shutterstock© George Rudy /shutterstock
2019年02月24日結婚して、2人から始まった家族が1人増え、また1人増え…その中で、家族の形はどんどん変わっていっています。そんなわが家の変わったところを2点ご紹介します。■理想どおりにいかない家事だけど…子どもが生まれて、それまでもなかなか満足にできていなかった家事は、さらにひどいものとなりました。ズボラでテキトーな私と正反対で、几帳面(きちょうめん)なところのある夫は、散らかりっぱなしの部屋に次第に不機嫌になっていきました。育児の大変さもちょっとはわかっているのか、それほど口うるさくは言わないものの、心の底では「専業主婦は家事が仕事! 家事くらい完璧にすべき」という考えの夫なので…もちろん、子どもの成長とともに、子どもに割く時間が減るのは事実でしたが、それに伴って私自身も仕事を始めたり、幼稚園行事に時間をとられたりするようになり…それぞれの状況も変わるにしたがって、なかなか理想どおりにはいかなくなるものですが、お互い試行錯誤しながら落としどころも見えてきて、なんとか日々やりくりしている状態です。レベルの低い話で申し訳ないですが、これがいまの私にとって精いっぱいのレベル。夫は…満足はしていないだろうな。■嫉妬深い私を変えた夫婦愛のかたちじつは、自分で言うのも恥ずかしいのですが、私はとても嫉妬深い性格です。しかも意地っ張りなため、それを相手に伝えたりはしないのですが(我ながらかわいくないタイプ…)、ひそかに自分の心にため込んで、勝手に不機嫌になり、相手に「なんか怒ってる?」と言われても「別に」と言ってしまう、超めんどくさいタイプなのです。自分も夫から愛情をたっぷり受けているならまだしも、そう思えていない時に他の人(相手がたとえ子どもであったとしても)と仲良さげにされると、大人げないと思いつつも、ムッとしてしまいます。結婚当初はそれなりに「愛されてる」実感があったものですが、子どもが生まれたころからでしょうか、夫から感じるのは、「妻への夫婦愛」ではなく、「子どもの母への家族愛」に確実に変わってきています。正直に言うと、お世辞にもラブラブ夫婦とは言い難い。そんななか、夫も私も、子どもへの溺愛ぶりはかなり激しいです。ちょっと気持ち悪いくらいにベタベタしてるかも…(もちろん家の中だけ、ですが)。まるで恋人同士かと思うような、夫と子どもの密なスキンシップを見て、以前の私なら嫉妬したことでしょう。「なんで私にはくっつこうとすらしないのに!?」とイライラしたかもしれません。でもいまの私は、そんな父子の仲良し具合を見るとすごくうれしくなります。以前の私には考えられない変化です。この感情は一体なんなのかなと思って考えると、これが「夫婦」から「家族」になったということなのかな、と私なりに結論づけました。これまでは「自分」が愛されていないと嫌! だったのが、「自分」の範囲が「(子どもを含む)家族」に広がり、自分の「家族」が愛されている ↓ 「自分」も満たされる ↓ うれしい、満足!となったのかなと。夫への愛情が減って嫉妬しなくなったと言われればそれまでですが、自分の分身のような子どもが愛されているのは、自分が愛されているのと同じような満足感を感じるのは事実です。「自分が!」「自分が!」だった以前の私からは考えられない変化だなと思いました。
2019年02月22日ウーマンエキサイトの読者のみなさん、こんにちは! まつざきしおりです。2月といえばバレンタイン。今回の特集は、パートナーのいいところについて語っちゃってYO! とのことでしたので、珍しく夫婦ネタを書かせていただきます!といっても、そんなラブラブなエピソードなんてないですけども…!! 胸キュン展開は期待せずに、読んでやってください。では、どうぞ!いや、なんか1コマ目からスライムみたいなやつ出てきたぞ!! って感じですが。まあ、落ち込んでるときの私はこんな感じです。アメーバ状に変異します。(うそやん。)こんな感じで、本当に夫婦まったく性格が違います。私はプレパラートハートと、絹豆腐メンタルを装備した人間なので、こんな感じにスライム状になったら、旦那に復活の呪文「DAIJOBU☆」をかけてもらい、人間に戻っています。(なんでさっきからゲームで例えるん?)なぜこんな真反対な2人が夫婦になったのか、次の4コマ漫画で明らかに…!真反対な2人が夫婦になった理由が明らかに…なりませんでしたね!どうしましょう。上手いオチがつけられなくて困っています!(えー!)デコボココンビな夫婦ですが、でも、だからこそあまりぶつかったり喧嘩になったりすることがなくていいのかもしれませんね。きっと、理屈でないなにかがあるんでしょうね! 人の縁ってそういうものかもしれませんね!(無理やりまとめたー!)と、いうわけで、旦那に復活呪文をかけてもらう機会を少し減らせるように心を鍛えつつ、夫婦仲良くこれからもいきたいと思います。ではでは!
2019年02月22日今回は、共稼ぎ夫婦の家事分担の実態とその解決策についてのお話しです。夫婦間で意見が合わなくて、イライラ度の高くなることといえば、”家事分担”ではないでしょうか?なかには”お金の遣い方”、さらにお金の遣い方と直結する”子どもの教育”などを挙げる人もいますが、やはり”家事分担”を挙げる人が圧倒的に多いようです。特にこの家事分担については、共働き世帯の増加によりあらゆる議論がなされていますが、その解決策をご紹介します。■ 夫の70%以上が家事分担の割合をたった3割以下と回答ロボット掃除機ルンバのアイロボットジャパン合同会社の調査によると(全国の20代~40代の子どもがいる既婚男性600名が対象)、実に70%以上の男性が自身の家事分担の割合を”3割以下”であると回答していました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)依然として家事については妻主体であることが分かります。夫が家事を5割担当してくれたら納得!?それとも諦めて違う方法を考える?Graphs / PIXTA(ピクスタ)さらに詳しく、家事分担の実態を見ていきましょう。■ 家事分担の不満をつくっているのは”妻”!?夫が担当している家事はいくつありますか?という問いに対しての調査結果を見てみましょう。この調査結果を見てみると、ゴミ出し、食器洗い、風呂掃除という比較的単純な家事を担当する家庭が50%を超えていますね。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)23.4%ではありますが、食事の支度をしている男性が存在することには拍手を贈りたいほどなのですが……。cba / PIXTA(ピクスタ)「”自身がこなす家事の分担量と妻が期待する家事の分担量”に関して、”夫婦間でギャップがあると思うか”?」という質問に対しては、実に67.0%もの男性が”ある”と回答しているんです。この数字を見ると、妻の抱く家事分担量の期待値は一応伝わっているように感じます。しかし、このギャップの溝はなかなか埋まらず、家事は女性主体になりがち。それは、夫の帰宅時間や勤務形態により妻の期待する家事をこなすことはまず不可能であったり、「やり方が雑!」「洗剤の量が多い!」「ゴミの分別の仕方が違う!」など、プラナ / PIXTA(ピクスタ)夫たちは妻から叱られた数々の経験があるため、本当はできる家事も妻が無意識にやらせていない可能性だってあります。確かに筆者も、頼んでいた家事を夫に担当してもらい、その仕上がりが自分の期待値より低いことがあり、「もうやらなくていい!」と言ってしまった経験があります。夫の家事への期待値をちょっとだけ下げることで家事分担のギャップは少しだけ埋まるかもしれません。つまり、7割の仕上がりでもいいから「○○をしてくれた」ことに焦点を当ててみるのです。■ 分担ではなく「家事分散」のススメ!家事分担ではっきり線引きをするとパートナーの家事のでき具合にイライラ。家事分担の線引きを曖昧にすると、夫はきっと家事をしなくなり、やはりイライラ。結局、家事分担にイライラはつきものであることは皆さん薄々感じているとは思いますが、調査によると、夫婦の家事分担量を見直すにあたり実施しようと考えていることがある男性の割合は64.4%。なかでも、”時短家電の購入や家事代行サービスなど夫婦以外に家事を託すことを検討している割合”が25%存在することに、今後の家事分担のヒントがあると思いませんか?つまり、夫と妻で分担するのではなく、パートナー以外の誰かに家事を託すのです。mits / PIXTA(ピクスタ)“家事分担”ではなく“家事分散”という考え方はいかがでしょうか。例えばロボット掃除機は”掃除機をかけなくては”というプレッシャーから解放してくれますし、乾燥機付き洗濯機があれば洗濯物を干す時間を他のことに使うことができます。Komaer / PIXTA(ピクスタ)家事代行も、”お部屋のここだけを掃除してほしい”というスポット依頼が可能であったり、サービスはどんどん多様化しています。家事分担のイライラから解放されるには、”過度な期待をしないこと”、”家事を分散してみること”にヒントがあるかもしれません。ご家庭でも一度検討されてみてはいかがでしょうか?【参考】※夫が思う家事における妻の働きは時給平均1,461円家族の時間をつくるのに取り入れたい家電1位はロボット掃除機-PR TIMES
2019年02月14日こんにちは。私はこいしさんと申します。現在4歳差の姉妹を育てる主婦です。今回は「うちのパートナーのいいところ特集」に掲載していただく記事、とのことで、日頃あまり描くことのない(スマン)夫の良いところについて語っていきたいと思います。■素直夫は素直で正直、裏表がない性格です。喜怒哀楽はすぐ顔にでます。思ったことはほとんど言ってくれます。ほとんど言ってくれすぎて困ることもあります。■堅実夫はものすごく堅実です。買った後のレシートはしっかりチェックしてミスがないか確かめるし、クーポンが好きです。一時期懸賞にハマっていたようですが、いろんな会社から電話やDMがワンサカ届くようになって辞めたようです。(かわいそう)■子どもが好き娘はもちろんですが、元々夫は子どもが好きです。なので子どもの遊び相手はやっぱり上手だなぁと思うことが多く、純粋に子どもたちを楽しませてくれるので子どもたちも夫が好きです。■すぐ仕事を休むこう書くとだいぶ語弊がありますが、夫はすぐ仕事を休みます。いい意味で仕事が最優先の人生を送っていません。「ただ普通に仕事休みたいだけじゃないのかな」と思う時もありますが、私が自分の職場で気を使わずに済むように、子どもの病気などのときは率先して休みを取ってくれます。事実、私は会社勤めを始めてほとんど仕事を休んだことがありません。皆さんのパートナーはどんな方でしょうか?私自身、日頃あまり考えることのないテーマで記事を書かせていただきましたが、とても良い機会となりました。皆さんも、ご自身のパートナーの良いところを一度紙に書いてみてはどうでしょうか! 意外なところや、日頃忘れている良いところに気づくきっかけになるかもしれませんよ!喧嘩したら、私自身もこの記事を読み返したいと思います!
2019年02月13日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! ねここあんな。です!「パートナーのいいところは?」と聞かれて一番に思いつくことは何でしょうか。夫と結婚前にこの質問をされたら、たぶん私は「優しいところ」と答えていたと思います。今は、優しいことは変わらないけれど、優しさのかたちが変わったなと感じます。今回はそんな「パートナーのいいところ」と、「いいところの見え方」について描かせていただきました。■夫のいいところ「息子愛」結婚して3年半たった今、私が真っ先に思い浮かぶパートナーのいいところは「息子への愛があふれている」というところです。おかげできっくんも言葉をたくさん覚えるし、親子の仲良しな姿には癒やされます。私と夫で、次はきっくんに何を教えてみようかな♪ という楽しみもできました。最近では「これを教えたら覚えたんだよ〜」って夫婦で張り合ってます(笑)■夫のいいところ「厳しさ(=優しさ)」表面だけの優しさじゃないところも、いいところだと思っています。例えば息子が間違ったことをしていたときに叱ってくれます。厳しさも見せてくれるところが、優しさの一つかなと思ってます。私が言っても聞いてくれないときもあるんですが、夫の声はとくに響くようです。夫も「父」として頼もしくなったのかもしれません。そんな私たちですが、一時期は「きっくんが寝てくれない」ためにストレスがたまりしょっちゅうケンカをしていました。■ケンカばかりだったあのころ本当にあの時期は、夫の良いところがわからなくなっていました。しかし息子は1歳9ヶ月になったぐらいで睡眠が安定し、そのおかげで私の睡眠不足も解消しました。そして心も体も余裕ができたとたん、相手(=夫)のいいところに気が付けるようになりました。夫が変わってしまったと思っていたけれど、変わっていたのは自分でした。でもあのときの私は、「育児」という“変わらざるを得ない大きな仕事の真っ最中”だったんです。もちろん子育てが楽になるかどうかって、ママや子どもによっての個人差があると思うし、私と息子も来月にはまた新たな悩みを抱えているかもしれません。だから「余裕」ってどうやってつくるんだろうと思ったら、それは多分「自己にダメ出しをしないこと(今の自分をめちゃくちゃ高く評価すること)」なのかなと思います。だって「息子が今日も元気にしている」ということが、自分に課せられた使命だし、それを果たしていたら100点だって思うからです!そう考えると、夫も仕事へ行って帰ってから息子と遊んでくれるだけで100点満点なんですよね!今では毎日夫が帰ってくるたび「今日も帰ってきた♪」なんて楽しげな気持ちにもなれました。パートナーの良いところを見失いかけたら、相手ではなく自分に余裕がなくなっていないか見つめることが大事なのかもしれません。
2019年02月13日Case1. 子育て中の主婦、夫が新部署へ異動になった 55「会社の組織変更で新しくできた部署のリーダーに抜てきされた夫。聞いてもらいたい話もあるものの、妻も生後10ヶ月の長男の子育てに忙しく、すれ違いに悩まされる日々を送っていました」(20代女性) ▷▷▷ すれ違い度:60% ■すれ違いの対処法「彼の昇進も、長男が生まれたことも幸せなことなのに、タイミングが悪かったと思います。二人でのんびりしていたころが懐かしいです。交わす言葉は減りましたが『ありがとう』は意識して言うようにしています。一緒にいられない分、感謝の気持ちは、はっきり表すことが大事だと思います」 Case2. パートを始めた主婦、公務員の夫は少し不安みたい 「小学1年男児と小学3年女児の4人家族。下の子の入学を機にスーパーでパートを始めた妻に、夫は少し不満をもっています」(30代男性) ▷▷▷ すれ違い度:70% ■すれ違いの対処法「子育てが一段落するので、出産で仕事を辞めた彼女に『久々に外に出てみたら?』と勧めたのは僕でした。それが失敗だったかも?と後悔することが…。女性が外に出るとやはり家事が疎かになるものですね。前はスーパーの惣菜なんて出てくることはなかったのに…。でも彼女は生き生きしていますし、僕も洗濯や掃除は嫌いではありませんので、子どもも含めて、家事は家族みんなで分担することにしました。お互いに文句もあるかもしれませんが、完璧を求めなければ大丈夫だと思っています」 Case3. 共働きの夫婦、仕事の都合で一緒にいる時間が激減 「夫が家から遠くの支社へ異動してしまい、帰宅が遅くなり平日一緒にいられる時間が大幅に減ってしまいました」(30代女性) ▷▷▷ すれ違い度:80% ■すれ違いの対処法「少しでも時間を共有できるよう、一緒に家を出て同じ電車に乗るようにしました。出張の予定、休みの話などもそこでしています。私はずいぶん早く職場に着いてしまうのですが、朝のラッシュに巻き込まれることもなくなりました。彼の新しい職場での戸惑いも聞いてあげられてよかったです」 Case4. 大学生の彼女、来年から彼が社会人になってしまう 「大学の先輩・後輩で付き合っていたカップル。先輩の彼が希望通り就職できたけれど、彼女の中には置いていかれた寂しさや不安が募っています」(20代女性) ▷▷▷ すれ違い度:90% ■すれ違いの対処法「大学時代はほぼ毎日顔を合わせていたのに、社会人になった途端、彼が私の知らない世界に行ってしまうような気がします。それでも彼のお荷物になりたくはないので、落ち着くまではひたすら我慢していたら、「土曜は絶対会えるように頑張るから」と言ってくれて、とてもうれしかったです」 すれ違ってもお互いを思いやる気持ちがあれば、きっと大丈夫。環境の変化に負けない関係を築いていけたら素敵ですね。 wellfyより
2019年02月12日もともとは他人だった2人が家族になり一緒に人生を歩む……「結婚前には両目を開け、結婚後には片目をつぶらなくてはいけない」なんて言葉がありますが、どうしても許すことができずに離婚へと踏み切った女性に「離婚を決めた不満」について聞いてみました。文・三谷真美溜まりに溜まった夫への不満とは?お金にだらしない「前の夫は、手持ちのお金がないのに金遣いが荒かったんです。お互い別でお金を管理していたので詳細は不明ですが、おごり気質なのでお酒など交際費がすごかったはず。仕事上、朝から深夜まで出ていることが多く、実際の行動自体も不明な部分が多かったです。家計用に作っていた口座にお互いが決まった金額を入金していたのですが、ある日、引き落としがされなくて、調べたらその口座からほとんどのお金が引き出されていたことが発覚。他にも、夫の実家に本人が『交通事故を起こしたからお金を送ってくれ』と、事故なんて起こしていないのにお金をせびる電話をしていました。もうリアルオレオレ詐欺ですよ。怪しいところに借金されるよりは……と私もお金を貸していたけれど、反省の色もないし、直す気もなさそうだったので、嫌気がさして離婚しました」(29歳・事務職)最近では主夫という言葉がありますが、もしも、家の事をしない、育児もしない、それなのにお金遣いが荒い、仕事が続かず稼ぎがない、そうなると「離婚したほうがいい」と思うのは当然なのかもしれません。ワンオペ育児「たいして働きもしないくせに、家のことは一切無視。子育てのことを話しても無関心な様子でカラ返事するだけだし、休みの日は寝てるか出かけてしまうんです。いくら怒っても無反応で、怒るのもバカらしくなりました。ふと、『何でこんな人と一緒にいるんだろう?』と思い、その足で離婚届を取りに行きました。夫に離婚したいことを伝えると、特に引き止められる事もなくすんなりと離婚に応じ、そんな夫を見ながら『本当に何で結婚したんだろう』と空虚感でいっぱいでした。今は再婚して前回の結婚生活よりも幸せなので、離婚してよかったと思っています」(42歳・IT関連)子どもは、女性だけでも男性だけでも授かることはできないのに、女性は妊娠出産を経験するからなのか、そもそも母性というものが強いのか……父親の自覚がないままお父さんになってしまう男性が多いのでしょうか。「稼いでくれればいい」と思い切れればいいのかもしれませんが、ひとりで子育てをするのは体力的にも精神的にも辛いこと。「家事をしてくれない」という不満もありましたが、それよりも「育児に無関心」のほうがストレスになるのかもしれません。ネガティブすぎる&仕事が続かない「私の以前の夫は当時24歳。すごくネガティブで、何でも悪い方向に考えていました。細かいことだと、出かける時には『雨が降るかも』、『電車が混むかも』、『道が通れないかも』など。レストランへの予約の時は『無理だと思いますが、予約取れますか?』と聞く始末。そんな夫は仕事をしていても『うまくいかない気がする』、『上司や先輩に嫌われているかも』など全てをネガティブに考え、そのせいで勝手に辛くなって退職します。次の仕事を見つけてはまたやめて……ずっと繰り返すんです。ポジティブな私とは正反対で、運気を吸い取られている気がするほど滅入ってしまいました。耐えていたけど、そのうち『私のほうが収入があり、夫は浪費家だし世話がかかるだけ』と思い、離婚に踏み切りました」(30歳・IT関連)ネガティブな人といると、自分も気分が落ちますよね。相手のネガティブな気持ちをいい方向へ導いてあげたいと思うこともありますが、そのために気が滅入ってしまう場合、距離を取ることも大切です。頑張りすぎて心や体を壊さないように気をつけましょう不満がない家庭なんてない。だから不満をうまくやり過ごして生活していくものだと思います。ですが、ストレスを抱えすぎて心や体を壊してしまっては大変です。決して離婚をすすめるわけではありませんが、許せる部分や譲れる部分は受け入れたり改善を図りつつも、無理をして頑張りすぎないようにしましょう。©LightFieldStudios/Gettyimages©monkeybusinessimages/Gettyimages
2019年02月03日あなたにとっての結婚とはいったい何ですか? 好きな人と一緒にずっといれること、世間体のため、生活を支えられるパートナーを得ること、さまざまな考えがあるかと思います。勢いでしてしまった人もいると思いますが、結婚は相当の覚悟が必要なもの。そんな慎重になるべき結婚について、先輩のアラサー女子に、結婚の後悔と「本当に結婚に向いている男性の特徴」について聞いてみました!文・オリ子【アンアン総研リサーチ】妻を不幸にする夫から学ぶ! 結婚後幸せにしてくれる男性の特徴とは?1. 仕事を人生の全てにしていない「仕事が忙しくて週末もゆっくり家で過ごさない夫。浮気ではないとわかっていますが、一緒にいてくれる優しい人と結婚すればよかったと後悔しています。でも大嫌いなわけではないし、世間体を考えると離婚なんてできません」(30歳・その他)「家で仕事ばかりしている夫に腹がたつ! 私も働いていて、家事をして大変なのに、夫は仕事を言いわけに使ってくる。離婚したいとたまに思う」(33歳・その他)働き方改革もあと押しして以前よりも早く家に帰る夫が増えているようですが、家に帰っても結局仕事をしているケースもけっこう見受けられるよう。これが逆に、妻たちの不満や怒りを増やしている原因になっているのかもしれません!?2. 結婚後も大切にしてくれる・愛してくれる「結婚して1年も経つとお互い愛がなくなります。たまにテレビとかでみる、50代でもラブラブ夫婦を見ると羨ましくなって、自分が虚しくなる」(34歳・その他)「ずっと愛しあえる夫婦になりたかった。結婚して1年、夫の愛を感じられなくなって浮気願望が芽生えてる自分が怖い」(29歳・ 主婦)「結婚前はすごく大切にしてくれたのに、結婚後扱いがとても雑になってきている。結婚詐欺だとたまに感じます! よく聞く話だったけど、結婚すると人は変わると身をもって感じています」(28歳・ 会社員)結婚後しばらくすると、相手への「好き」という感情がなくなるのはある意味で自然なことなのかもしれません。むしろずっと「愛し合っている 」なんてすごく体力を使うこと。とはいえ、あまりにも愛のない日々は辛いですよね。せめて、結婚後も自分を大切にしてくれる相手かどうかを見極めて結婚したいものです。3. それなりに稼ぎがある「若い頃は『結婚相手をお金で選ぶ女は最低! 私は絶対そんな女にならない』と思って、気持ちを優先して夫と結婚しましたが、半年もするとお金で選んだほうがよかったと感じ出しました(笑)。やっぱり、巷で聞く、人生の先輩の言葉は正しい! 幸せな結婚生活のためにお金はとても大事な要素だし、お金はいろいろな意味で裏切らない」(33歳・その他)「夫の収入は悪くはないものの、東京の家賃相場なども高いし、今後子どもを産むことをを考えるともっとお金が必要。昔憧れていた専業主婦にはなれずじまいです」(28歳・ その他)「お金はどんなにあっても困らない」と言いますが、結婚して「好き」という感情がなくなり、リアルに生活を共にするパートナーとなってしまうと、どうしてもお金の問題が大きくなってきますよね。4. 趣味を持っている「週末、家事も手伝わないで家で仕事してる夫を見るとイライラする! せめて趣味でも持って、外で子どもと遊んで、たまには私にゆとりのある時間を与えて欲しい。私が専業主婦なら多少我慢できる部分もあるかもしれませんが、共働きなのでこう思うのかもしれません」(32歳・会社員)「私が30の時、周りの友達もどんどん結婚していくなかで、 職場が一緒だった夫と結婚。その時は好きだったので一緒にいるだけで幸せでしたが、結婚後”好き”という感情はなくなり、ただのパートナーのような存在に。そうなると、週末でも出かけようとせず、家にずっといる夫とただ過ごしている生活にとても不満を感じるようになりました。日々悲しい思いがこみ上げてきます。もっとアクティブな人と結婚すればよかった……」(33歳・会社員)結婚相手は、好きな感情だけで選ぶと危険!?若い頃は「結婚=大好きな人」とするべきもので、「大好きな人とずっと過ごす=幸せ」と考えてしまいがちですが、実際に結婚を経験した人からすると、それは甘い考えなのかも!? アラサーになると結婚を焦る人も出てきますが、結婚を急ぐ前に少し冷静に、「一生のパートナーとして、この人と一緒にいる自分は幸せか」と考えることが、生涯幸せでいられる重要なポイントなのかも。「2回目の結婚がうまくいく」と言われるのも、この秘訣を学んだうえで次のパートナーを選んでいるからなのかもしれませんね。©AntonioGuillem/Gettyimages©fizkes/Gettyimages
2019年02月02日どうも、こんにちはこっさんです!みなさんの家庭では夫婦で家事分担されていますか?また、どれくらいの割合で分担していますか?今回は、私がまだ専業主婦だった頃から始まり、パートで働き出してしばらくしてからの夫婦の家事分担の話です。私がまだ専業主婦だったころ、夫が唯一担っていたといえる家事は「ゴミ出し」のみでした。もちろんゴミ出しといえば、「まずゴミを各部屋から回収することからやってるんだろ?」と思う方もいるでしょうが、いいえ違います。私が部屋中のゴミを集めまとめられたゴミ袋を、通勤ついでにゴミ捨て場まで持っていくお仕事です。まだ新婚で専業主婦だった頃の私は、夫がごみを捨ててくれることをありがたいと思っていたし、働きだしても周りの人は「ゴミ出しをしてくれる」というと「いい旦那さんだね」なんて言われるので、ゴミ出しをしているだけでも、すごくやってくれていると思っていました。ただ、私はある日気づいてしまった。パートを始めて朝が忙しくなり、自分の準備から子どもの準備、朝ごはんを作ったり、洗濯干したり、それに加えてゴミの日には夫が出発するまでにゴミをまとめていないといけない。その間、夫は私より遅く起きて自分の準備だけをし、ゆっくり朝ご飯を食べ、食べた食器はシンクに置くだけ。作られた弁当を袋に入れて、優雅に出発準備。なんか…なんかさ……。こんな言い方良くないと思うのだけどね…専業主婦時代はそこまで時間に追われることもなく、朝も優雅にできたので何にも思わなかったけど、今はパートや保育園などもあり毎日時間に追われている。私の生活は一変したのだ。だが夫は私が専業主婦の時と何ら変わりはない。それってなんか…生活がガラッと変わった私は夫に直談判した。もっと家のことを手伝ってほしいと直談判した。「かかったな…!」心の中でそう思いました(笑)夫の「やっている家事はゴミ出し」という言葉を引き出したかったのです。自分の役割分担が「ゴミ出し」だと思っているのならば、その役割を完璧に全うしてもらおうでないか!!!それから夫のゴミ出し係はガラッと変わりました…とはいかず、最初のうちはゴミの日には「今日燃えるゴミの日だよ」、「明日はビン・缶の日だよ」なんて教えていたが、その都度「ゴミの日の把握もゴミ出しする人の役割だと思う」と伝えた。夫の努力の甲斐あり、「ゴミ出し」という業務は完全に夫に委任できるまでになりました。ゴミの日の把握、ゴミ集め、ゴミ出しまで全て担ってくれています。しかし、夫の家事分担がゴミ出しだけではこっさんはもう満足できなくなったのであった…!ここから壮大な「家事分担プロジェクト」が始まるのであった!!(大げさ)つづく!
2019年01月31日結婚すると巻き起こる、夫婦の寝室問題。同じ部屋で眠るか、別々の部屋で眠るかは、各家庭や状況によって様々ですよね。ちなみに筆者宅は現在、結婚2年目ですが、子どもと筆者が同じ部屋で眠り、夫は別の部屋で寝ている“夫婦別室”を選択しています。そのことをママ友に話したところ、「うちは子どもが赤ちゃんの時からずっと同室だよ」と言われ、驚きました。筆者宅の状態がスタンダードだと思っていたからです。自分以外の子持ち夫婦の寝室事情は、なかなか知る機会がないですよね。そこで今回は、不動産関連の比較査定サイト「リビンマッチ」を運営するリビン・テクノロジーズ株式会社が調査した「夫婦の寝室事情」についてご紹介します。■ 夫婦の寝室事情と間取りは関係ない今回の調査は、「リビンマッチ」を利用した30 歳以上の子持ち既婚者男女全国268 人を対象に行いました。まず、夫婦の寝室については同室が57.5%、別室が42.5%となり、同室が少し多いという結果に。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)そして婚姻期間について聞いてみると、以下のようになりました。同室、別室ともに25年~50年未満(同室:59.7%、別室:61.4%)が最多で、次いで10年~25年未満(同室:29.9%、別室:28.1%)となり、同室は1年未満(0.7%)、1年~3年未満(1.9%)が少数いたものの、別室は1年未満、1年~3 年未満は0%でした。次に家の間取りについて聞きました。同室は多い順に4LDK(29.9%)、3LDK(20.1%)、6LDK(8.4%)、5LDK(7.8%)、別室は多い順に3LDK(31.6%)、4LDK(18.4%)、5LDK(11.4%)、6LDK(9.6%)となりました。そらいはるか / PIXTA(ピクスタ)別室よりも同室の方が、自宅の間取りに若干の余裕があることがわかります。夫婦の寝室は、家の間取りに余裕がないから仕方なく同室にする、ということでもないようです。■ 夫婦別室になるタイミングは結婚10年目?夫婦別室の理由について深掘りしていきましょう。アンケートの結果、「ゆっくり寝たい」「配偶者と生活のリズムが異なる」という回答がとても多く見受けられました。Ushico / PIXTA(ピクスタ)やはり、一番優先するのは、睡眠時間の確保のようです。その他には、「配偶者のいびきがうるさい」「配偶者と仲が悪い」といった回答も。また筆者のように「配偶者が子どもと寝る」という人も、12.3%いました。Ushico / PIXTA(ピクスタ)4.4%いた「その他」としては、「別居中」や「私は布団派、妻はベッド派」といった回答がありました。では夫婦別室の人は、結婚何年目から別室になったのでしょうか。最も多かったのは10年目(18.4%)でした。結婚10年目というのは、大きな節目なのかもしれませんね。次いで、20年目(14.9%)、30年目(10.5%)と区切りの良い年数が続きます。また、1年目、3 年目(「共に7.0%)、2年目(1.8%)、5年目(7.9%)など、結婚歴が5年に満たない夫婦でも合わせると23.7%が別々に寝ていることも判明。子どもの誕生だけでなく、ライフスタイルの違いなどで結婚当初から別室を選択する夫婦も少なくないようです。■ 夫婦で「シングルベッド」で寝ている人も多い最後に寝具の種類を聞いてみたところ、ベッド派は同室が55.2%、別室が67.5%、布団派は同室が44.8%、別室が32.5%となりました。スムース / PIXTA(ピクスタ)共にベッド派が多いものの、別室の方がよりベッド派が多いようです。最後に聞いたのは夫婦のベッドのサイズ。同室はダブルが57.6%と過半数を占め、シングル、セミダブル(共に 25.9%)、クイーンは10.6%、キングも12.9%となりました。意外にも、2人でシングルサイズのベッドで寝ている人が少なくありませんでした。とても仲のいい夫婦ですよね。一方で、別室はシングル(50.6%)が過半数を占め、ダブル(44.2%)、セミダブル(29.9%)、クイーンも10.4%となりましたが、キングは0%でした。さすがに一人でキングサイズのベッドで寝ている人はいないようです。いかがでしたか?夫婦別室の理由や別室になったタイミング、さらにはベッドサイズまで明らかになった今回の調査。皆さんのお宅の寝室事情と、違いはありましたか?筆者宅では、「子どもが一人で眠れるようになったら夫婦同室に戻そう」という話をしています。「夫婦は一緒に寝なければいけない」と無理やり同じ寝室にしようとはせず、子どもの年齢や状況に応じて、夫婦の寝室も変化していいという考え方を取り入れています。夫婦の寝室問題で悩んでいる方がいたら、ぜひ参考にしてみてください。※【調査】夫婦の寝室事情 夫婦の寝室、別への分かれ道は「結婚10年目」に起こる!? 42.5%の子持ち夫婦が「寝室は別々」と回答(リビンマッチ)。
2019年01月25日最近のウェディングといえば、ド派手な演出やガーデンパーティ風など、個性的なスタイルが増えている印象。オリジナルウェディングのプロデュースを行うT&G社によると、最近の結婚式トレンドは「派手婚」「アットホーム婚」「大人婚」の3つがあるそう。詳しく見ていきましょう!文・椎原茜20代以下は「派手婚」30代以上は「アットホーム婚」「大人婚」が人気株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(以下、T&G)がT&Gウェディングプランナー500名に対して実施したアンケート調査結果では、20代以下のカップルは結婚式で「“自分たちらしさ”を最も表現できる衣装と装飾」を重視する一方、30代以上のカップルは「ゲストの期待が高いと思われる料理」を重要と考えていることがわかりました。また、20代以下は演出や装飾などで華やかな雰囲気を創り出す「派手婚」が人気で、30代以上はゲストとの距離を縮め、温かい雰囲気の中で行う「アットホーム婚」や上質な空間の中でゆったりと楽しむ「大人婚」が人気だそうです。そこでT&Gの担当者に、この3つのウェディングトレンドの人気演出について詳しく教えてもらいました!1.派手婚フォトブースの域を超えた凝ったブースT&G担当者 ゲストが写真撮影をするフォトブース。迎賓時間や歓談時間にゲストが楽しんで写真を撮ってもらえるよう、写真を撮るときに使う小道具「プロップス」はもちろん、大道具を入れ込んだような規模が大きいフォトブースが人気です。装飾は「コンセプトウェディング」T&G担当者 「コンセプトウェディング」とは、コンセプトを決めてそれに合わせてすべてをコーディネイトする結婚式のこと。一般的な結婚式スタイルは崩さず、自分たちらしさをコンセプトに装飾に力を入れるカップルが多いです。紙吹雪やバルーンの演出T&G担当者 演出は、コンフェッティという紙吹雪やバルーンなどを飛ばして、ど派手に演出するのがトレンドです。ドレスコードはゲストと統一!T&G担当者 新郎新婦もゲストも全員白、全員デニム、全員赤など、コンセプトに合わせて、ゲストと統一感を持った衣装にする演出も。写真も雰囲気がパッと明るくなります。2.アットホーム婚新婦のブーケをゲストが作成T&G担当者 新婦のためにゲストがブーケを作成するのがトレンドです。ただ作るのではなく、一言一言を添えながら新婦のもとに一輪の花を持っていき、フラワーコーディネーターが最後はキレイに仕上げるという演出は、アットホーム婚ならでは。全員で参加して残す「結婚証明書」T&G担当者 最近、とても人気が高いのが「結婚証明書」。周囲の方とのつながりや絆を感じる演出です。従来の紙ではなく、さまざまな工夫で “カタチ” にするものです。例えば、それぞれのゲストが選んだカラーの砂を、ひとつの入れ物に注ぎ込む挙式演出「サンドセレモニー」など。みんなで作ることで想いも深くなりますし、デザインも素敵なので、結婚式後も新居に飾っておけるのも人気の理由です。サンドセレモニーチャペルムービーで感動が深まる!T&G担当者 「チャペルムービー」とは、挙式の際、扉が開き、新婦が親御様と入場したタイミングでチャペル内で流すムービーのこと。新婦が生まれてから今までの軌跡を、親御様に向けた感動メッセージとお写真と共に流します。感動がさらに深まる挙式になります。3.大人婚ひと手間加えたウェディングケーキT&G担当者 細部にこだわる大人カップルの方が増えています。例えば、金箔でコーティングしたケーキや、幾何学模様がプリントされたケーキ、ポップコーンがこぼれ落ちるケーキなど。お二人のフィギュアを作成され、ウェディングケーキの上に乗せた演出もありました。メイン席を2つ用意T&G担当者 従来は、新郎新婦が座るのはメインテーブルひとつが主流でしたが、別途ソファ席を用意して、そこへ座ることで意外性をもたらしてサプライズの演出をする方が増えてきました。ゲストに位置が近くなり、写真撮影の幅も広がると好評です。ウェルカムフードでお出迎えT&G担当者 ウェルカムフードをご用意されて、待ち時間もゲストの方々を楽しませるおもてなしをする大人カップルの方は多いです。豪華なフードやアルコールで、足を運んでくださった感謝を示します。最近の結婚式のトレンドは、どれも個性的で華やか。またゲストへのおもてなしが効いているというのは素敵ですね。年代問わず、自分のウェディングの際にはぜひ参考にしたいものですね。
2019年01月11日一生懸命尽くすほどワガママになり、傲慢に振る舞う彼。一緒にいるのがツラくなるのは、尽くし方を間違えたから? 彼氏との関係に悩む28歳に、恋愛メンタルアドバイザーがお答えします。文・沙木貴咲お悩み10:忙しい彼に尽くしたらワガママを言うようになりました。一緒にいるのがツラいです。「仕事が忙しい彼氏と付き合っています。会える日や時間は彼に合わせるし、『疲れてるから家にいたい』と言えばその通りにして、マッサージをしてあげたり、料理を作ったりもします。自分としてはかなり頑張っていると思うのですが、彼はそれを理解してくれず、『してもらうのが当たり前』という態度を取るようになりました。ワガママを言って傲慢に振る舞う彼と一緒にいるのが、段々とツラくなってきています。私はどういう対応をすればいいんでしょうか?」(しめじ/28歳)ちょっと尽くしすぎたのかも?しめじさんは、彼のことをとても深く愛してらっしゃるのですね。お付き合いのほとんどを彼に合わせるほど細かく気遣っているようですが、でも、少し尽くしすぎてしまったかもしれません。男性は、自分を大切にしてくれる女性が大好きですが、かゆいところに手が届きすぎるほど尽くしてくれる女性については、感謝の気持ちを忘れやすくなるようです。何もかもしてくれる状態だと、自分は何も頑張らなくて良いように感じて、彼女と一緒にいるというより、母親といるような気分になるのでしょう。恋愛は、自分の思いどおりにならないから必死になるもの。すべてが思いどおりになれば、ときめきは消えて、好きな人を追いかけることもしなくなります。その証拠に、彼は「してもらうのが当たり前」という態度を取るようになったとのこと。ワガママで傲慢というのは……まるで母親の前で駄々をこねる子どものようです。彼を深く愛するがゆえに尽くしすぎて、関係に偏りが出てしまっています。彼は何をしてくれる?今は、完全に愛のパワーバランスが崩れているので、それを立て直す必要があります。まず、彼の要望に応えるのはしばらくやめて、しめじさんの都合に合わせてもらうようにしたり、彼のお願いをあえて断ったりしてみてください。そこで、彼がしめじさんのために頑張ってくれるようなら、今の偏った関係から抜け出せるはず。でも、自分に合わせてくれないしめじさんに対して、彼が文句を言い、「じゃあ会わない」とへそを曲げるようであれば、これ以上一緒にいることは難しいかもしれません。彼が関係修復に応じないという意味なので、お付き合いを続けてもしめじさんが疲れるだけになってしまいます。また、生理で体調が悪いとか、仕事が忙しいというアピールをしてみて、彼がしめじさんに何をしてくれるかを見てもいいと思います。失って初めて気づくもの当たり前に受け取っている愛情や優しさほど、その価値の高さに気づきにくいものです。失った時に、彼はしめじさんが自分にしてくれていたことをどう感じるのか。そこで、今後のお付き合いを決めるのが良いのではないでしょうか。好きな人に会えなくなるのはツラいですが、彼とはちょっと距離を置いて様子見が必要です。彼と離れることで、しめじさんも自分のことをもっと大切に扱えるようになるはず。もし、今まで恋を優先するがゆえに後回しにしていたものがあれば、目を向けて取り組んでみると良いでしょう。しめじさんとしても、彼と離れると気づくことがあるはずです。結論・彼の要望に応じるのをやめて、距離を置いた付き合いをする・彼に体調不良や忙しさをアピールして、どういう反応をするか見る・自分の時間を充実させる彼がしめじさんの存在価値に気づいてくれればいいですが、そうじゃない場合は潔い判断が必要です。付き合い続けても自分がつらいだけですから、未練はあっても、いったんは別れる方向で動いてはいかがでしょうか?ご相談お待ちしています!恋愛や結婚のご相談を募集しています!沙木貴咲のツイッターにダイレクトメールを送るか、あるいは、以下アドレスまでメールで送ってください。アドレス:oka.saki.oka@gmail.com生年月日やお名前を教えてくださる場合、占い鑑定もいたします。お気軽にご相談ください!©gzorgz/Gettyimages©Damir Khabirov/Gettyimages©Bojan89/Gettyimages©yacobchuk/Gettyimages
2019年01月10日子どもを持つママ同士なら、情報交換などして交友を深めたいところ。しかし、人間、反りが合わないということはあります。どうしても相手の言動に納得できないことも……。そこで、“ママ友にされた酷いコト”というテーマで、子どもを持つ女性たちに話を聞いてみました。文・塚田牧夫会話の輪に入れないようガード「子どもを公園で遊ばせていたときです。近くで、ママ友4人で話していたんですね。するとそこに、もうひとり知り合いのママ友がやってきて、会話の輪に入ってきました。というよりは、私の前に立ちはだかるように割り込んできた。そして、私のことなど意に介す様子もなく、まったく別の話題に移行。私が横にズレようとすると、合わせるように移動してくる。鉄壁のガードに阻まれる形になりました。いい加減にしろと思い、“すみませ~ん”と優しく声を掛けたら、“ああっ”と、さも今気づいたかのようなリアクション。そういうことを何回もしてくる人なので、もう近付かないようにしています」アサミ(仮名)/34歳仲のいいママ友の子だけ褒める「同じ保育園に通うママ友と、家の近くの遊戯施設で子どもを遊ばせながら話をしていました。そこに、子連れの女性がやってきました。私は面識がある程度でしたが、ママ友はよく知っている感じでしたね。子ども同士は一緒に遊んでいたんですけど、その女性が、ママ友の子ばかり褒めるんです。“イケメンになったね”とか“賢そう”だとか、私の子どもには一切触れない。確かに、ママ友は美人で人当りも良く、人気者ではあります。子どもも可愛い。しかし、あからさまなこの対応は……。“写真撮るよ~”と言ってカメラを向けたけど、自分の子とママ友の子の、ほぼツーショットで撮っていたのを見逃しませんでした」ユズキ(仮名)/36歳相談をしたら言いふらされた「3歳になる娘がいるんですが、ちょっと肌が弱いんですね。すぐに荒れて赤くなってしまうんです。病院に連れて行ってもなかなか良くならない……。浮かない顔をしていたんでしょうね。ひとりのママ友が、“心配ごとでもあるの?”と声を掛けてくれました。私は、娘のことを相談してみました。すると親身になって聞いてくれたんですね。ところが後日、別のママ友に、“肌の病気なんですって?”と言われた。相談したことを言いふらされてるんです。口止めしたわけじゃないけど、普通言わないでしょう。女の子だし、デリケートな問題だし……」ナルミ(仮名)/34歳“ママ友にされた酷いコト”をご紹介しました。我が子が可愛いあまり、ほかに意識が向かなくなってしまうこともあります。するとそこで、軋轢が生まれてしまうことも。何はともあれ、子どもに被害が及ぶのだけは避けたいところですね。(C) よっし / PIXTA(C) IYO / PIXTA(C) よっし / PIXTA(C) spixe / shutterstock
2019年01月07日今年の夏から野球を習いはじめた長男。しかし子どもの多い我が家。必然的に『野球に連れて行く人』『残りの兄弟を見る人』と人手が必ず2人いることになります。幸い夫がとても協力的なので、野球は夫が連れて行ってくれて、残りの兄弟達は私が見ています。住んでいる場所が山の中なので、車も2台必須。もし夫が仕事で不在の場合は、全員を連れて送迎します。野球のお当番などは丸1日かかります。下の子全員を連れて行くことは不可能なので夫が行ってくれます。長男が楽しそうに野球に通う様子を見て、当然下の弟達も習いたがります。そのうち長女も、まだ1歳の末っ子も何かを習いたがると思います。できる限り希望は叶えてあげたので、子ども達のためにも夫婦で協力しあう事が何より必要不可欠です。
2019年01月02日DIYにあこがれるへっぽこ漫画家サワコと図工が大好きな小学校1年生の息子、つくるくんのほぼほぼ実録漫画。ガーデニング、裁縫、料理……と「母と子のなんでもやってみよう なにごとも漫画」です。コンテンツ提供: ベビモフ 電子書籍はこちら
2019年01月01日”共働きの世帯数”が”夫が正社員・妻が無職”の世帯数を上回ったのは、今から21年前の平成9年以降だったそうです。妻の勤務形態がパートタイムのみならずフルタイムである世帯も珍しくなくなりました。そこで気になるのが”家事分担の実態”。“父親は働き、母親は家事というイメージのもと育ってきた世代”と”母親が働く姿を見て育った世代”では、大人になったときの家事分担の価値観は違ってくるものなのでしょうか?今回は、「世代別の家事分担」についてのお話です。■ フルタイム世帯の家事分担の実態株式会社「マクロミル」が調査した、“共働き夫婦の家事分担”。まずは、夫婦の就業状況を”世代別”に見ていきましょう。”共働き世帯”(フルタイム勤務、フルタイム勤務以外の合計)は、20代が46%、30代が52%、40代が61%と年代が上がるに連れて増加しています。また、共働きではない世帯は年代が上がるに連れ減少しており、夫婦のどちらかが“フルタイム以外”の形態で就業する家庭が増加している傾向がうかがえます。次に調査対象のうち、”夫婦ともにフルタイム勤務世帯”の家事分担上昇を見てみると……、家事を”妻がほとんど担う”と回答した世帯は約27%。”妻が主だが、夫も少し分担”が38%で、妻メイン家事を担っている家庭は全体の64%。”妻と夫で分担”とハッキリ回答できている世帯は31%という実態が明らかになりました。saki / PIXTA(ピクスタ)■ 家事分担比率の理想と現実”フルタイム世帯で家事分担できていると回答した世帯が31%”という結果は、筆者からするとそれほど悪くはない結果という印象を受けますが、実際はどう感じているのでしょうか?”理想”では、「夫50%:妻50%」と夫婦平等に分担したい人が4割でトップ。次いで「夫40%:妻60%」が2割、「夫30%:妻70%」が2割となりました。Yannamelissa / PIXTA(ピクスタ)反対に、”現実”を見てみると、最多は「夫10%:妻90%」が2割、次いで「夫20%:妻80%」も2割弱と、やはり家事をメインに担当するのは妻であることがわかります。そして、理想のトップに挙がった「夫50%:妻50%」を実現している夫婦はわずか1割程度。理想と現実の間には大きな開きがあることがわかりますね。ヒロシ / PIXTA(ピクスタ)■ 若い世代ほど家事分担をしている!家事分担の現実を見てみると、理想へたどり着くには程遠い……という印象を受けてしまいますが、家事分担の比率を”世代別”に焦点を当ててみると、大変興味深い結果が明るみになりました。”20代の家事分担の現実”を見てみると、「夫50:妻50」というアンケート対象者が理想としていた家事分担の比率の割合が他の世代よりも高い結果となりました。「夫40%:妻60%」の割合もこの世代は高く、さらに「夫10%:妻90%」の割合が、30代、40代のそれと比較すると最も低く、若い世代ほど家事分担は進み、妻に協力的である傾向であることがわかりました。Graphs / PIXTA(ピクスタ)共働き世帯の増加により、”家事分担”については結婚と同時に夫婦間で協議してきたであろう若い世代。家事分担が身近なテーマであるからこそ、家事に協力的なのかもしれませんね。大切なのは、家事分担の比率ではなくお互いを思いやる気持ちや行動であると感じますが、仮に家事分担の比率が50:50になれば、今以上に社会での女性の活躍が期待できそうですね。【参考】※2018年 共働き夫婦の家事分担調査(定量調査編)。若い夫婦ほど家事分担が進んでいることが明らかに(マクロミル調べ)-PRTIMES※共働き等世帯数の推移-内閣府男女共同参画局
2018年12月21日ウーマンエキサイトのコミックライターさんが、夫婦喧嘩のエピソードや乗り越え方をつづった特集 「“夫婦喧嘩”してる? 夫と私のガチ喧嘩体験談」 で、“夫婦喧嘩”についてのアンケートを実施しました。どんな夫婦にも、考え方の相違など喧嘩につながる“問題”は存在するもの。だれだって喧嘩はしたくないと思いますが、我慢が積み重なったり、疲れが溜まっていたり、“相手にわかってほしい”という気持ちでいっぱいになったりすると、避けられない場合もあるはず…。みなさんの家庭では、夫婦喧嘩にどんな方法で対処しているのでしょうか。アンケート結果から、いまどきの夫婦喧嘩事情を探ります。■まさか!“喧嘩をしない夫婦”が意外に多い!?今回のアンケートで「夫婦喧嘩をしますか?」という質問をしたところ、1番多かった回答が「ほとんどしない」34%、次に「たまにする」が31%、さらに「よくする」が18%、「全くない」が15%とつづきました。Q.夫婦喧嘩をしますか?ほとんどしない 34%たまにする 31%よくする 18%全くない 15%その他2%程度の差はありますが、「ほとんどしない」「全くない」を合わせると49%。「たまにする」「よくする」を合わせると49%。つまり、夫婦喧嘩を“する夫婦”と“しない夫婦”は、ちょうど半数に分かれる結果となったのです。筆者の周りでは、ママ友と話していると「旦那と喧嘩しちゃった…」なんて会話が多いので、“喧嘩をしない夫婦”がこんなに多いとは意外でした。■喧嘩しない派:“オトナ対応”夫婦今回のアンケートで「夫婦喧嘩をしない」と答えたのは約半数。夫婦といえど他人。相手にイライラしたり、相手の考え方ややり方に納得いかなかったりすることは当然あるはずです。喧嘩する夫婦から見たら、「なぜ喧嘩しないでやっていけるの?」と疑問に思うのではないでしょうか。まずは、喧嘩しない夫婦の“喧嘩しない理由”をご紹介します。喧嘩を売っても買ってもらえず。(大人の対応を受け、終了〜♪) 8年間、ほとんど喧嘩はありません。夫は短気でよくイラついていますが、独り言のように一人で怒るのみ、私はそんなときに「触らぬ神にたたりなし」を実践しているからです。夫に直してもらいたいところは、最小限を、彼の機嫌のいいときに冗談ぽく伝えるようにしています。高2から付き合って29で結婚。結婚前はたまに喧嘩してたけど、結婚後はお互い「これ以上言ったら喧嘩(険悪)になる」というラインがわかり、相手に対してあまり強く言わなくなりました。結婚して14年、本格的な喧嘩は1〜2回しかないと思いますどちらかが“大人の対応”をすることで、喧嘩が回避できるというのはあるかもしれませんね。怒っているまっただ中では冷静になれず、感情に任せてひどいことを言ってしまいがち。だからこそ、喧嘩になる前で止めることで、最悪の事態を避けようというわけです。場合によってはちゃんと話し合いができないことで不満が残る可能性もありますが、これも夫婦がうまくやっていく方法のひとつなのではないでしょうか。■喧嘩しない派:すぐれた監察眼夫婦喧嘩すると、お互いに嫌な気持ちになるもの。でも、自分が抱えている不満を相手に伝えないことには、解決できない夫婦の問題もあって…。“喧嘩をしない夫婦”は、どのようにして不満や想いを伝えているのでしょうか。彼らが実践している“喧嘩にしないコツ”をご紹介します。言いたいことは素直に言う。嫌みっぽく言わない。なにか思うことあっても、夜には言わない。昼間にする。ムカついたらまず、相手を良く観察する。本当の意味を探るため。「私を困らせたいの?」、「嫌がらせ?」、「言いたいことがうまく言えてない?」、「本当は相手が困ってる?」。観察すると落ち着いて考えられて、根本的原因を除くことができ、再発防止につながります。年月がたつにつれ、理解できてムカつくことが減りました。相手の態度ややり方を「気に入らなかった」とか「こうして欲しかった」と伝えるとき、オブラートに包むと伝わらないことが判明。あまり時間をあけず、端的に「このときのアレはこう思えたから、今後はこうして欲しい」と要望として訴えることにしたところ、喧嘩にならずすむようになりました。我慢してたことが、我慢しきれなくなったとき。お互いの意見が合わなくて納得いかなかったとき。直接言うと、感情的になって言いたいことも伝わらないので携帯で文章にして送ります。旦那はいいたいこと言わないので、「そっちは?」とこちらから聞きます。それで納得して終にしてます“言い方”に気をつけること、冷静になること、相手の気持ちも聞くこと…。小さな気遣いや心がけで、もしかして喧嘩は穏やかな“話し合い”になるのかもしれませんね。■喧嘩しない派:あきらめの仮面夫婦「喧嘩をしない」と聞くと「夫婦円満なんだなぁ」と想像する人が多いと思います。しかし、今回「喧嘩をしない」と答えた方からは、「相手にあきらめているから」「喧嘩する時間や体力がもったいないから」といったコメントも集まりました。期待は、すればするだけガッカリするので、期待することをやめました。何かをしてくれれば二度手間に。やらなくちゃいけないことが増えるだけ。疲れました。人(自分以外の生き物、家族も同様)を思いやること、想像力、危機感がなさすぎます。期待をしない。これが一番。以前はしていましたが、最近はしていません。でもけっして仲が良いからではありません。喧嘩にもならないほど仲が良くないということです。何かを言えば、すぐにヒートアップしてメチャメチャ言われ、私のメンタルは崩壊。もう相手が勝手に怒り出しても、嵐が去るのをひたすら待ちます。ストレスはたまりますが、反論して長引いたり、余計傷つくよりはマシという境地にたどり着きました。読んでいるだけで、胸が締め付けられます。良い方向に進むには、どうしたらいいのでしょうか…。喧嘩をするのは、「相手との関係を良くしたい」「相手に自分の気持ちをわかってほしい」という想いが根底にあるからなんだな、とあらためて気づかされるコメントです。■喧嘩する派:朝起きたら仲直り夫婦怒りや不満を相手にぶつけてスッキリしたけれど…、どうやって喧嘩を“終わり” にするか悩んだことはありませんか? 喧嘩をする夫婦は、どのようにして仲直りをしているのでしょうか。結婚した当初は、喧嘩した次の日もなんとなく気まずく、よくメールで「昨日はごめん。」とお互いに仲直りしていました。結婚して12年、いまでは寝て起きたら普通にしておけば、あとは時間が解決してくれるようになりました。喧嘩はイヤだけど、あのとき我慢するよりも、真っ向勝負したから今があるんだと思います。いまでは家事に育児、何でもやってくれるスーパーパパです。たいていどちらも空腹、睡眠不足状態でおきるものなので(判断力の低下、余裕がない)まずはご飯を食べたり仮眠とったりする。ほぼこれをやると喧嘩自体どうでもよくなる「自分が悪くなくても、謝る」という答えもあり、毎回どちらか一方だけが謝っているとしたら、ストレスがたまるかもしれません。意外に多かった「朝起きたら終わり」というコメント。過ごす年月が長くなるにつれ、ふたりならではの仲直り方法が生まれていくのかもしれませんね。■夫婦それぞれに喧嘩の仕方、気持ちの伝え方があるコメントを読んでいて感じたのは、夫婦それぞれに喧嘩の仕方、気持ちの伝え方があるのだということ。喧嘩は良くないものと思われがちですが、プラスの面もあるのだと。殴り合い取っ組み合いの喧嘩をしました(笑)お互い頑固頭で譲れない性格で苦労してます。ですが、喧嘩を重ねることでお互いの距離の保ち方や接し方が少しずつわかってきた気がします。言いたいことは我慢しないで、ぶつかることも大事。どちらも我慢せずに思っていることを吐き出すようにしています。お互い自己主張が強くて謝るのが苦手なので、言いたいことを言って相手の考えを聞く。何に対して怒っているのかということを理解して、全部吐き出したところで終了しています。平行線で終わることが多いけれど、相手がどういう時やどういうことに立腹するのかということがわかれば次回から気を付けることができるように思います。どちらか一方だけが主張したり我慢したりすることがないように、それだけは気を付けています。大事なのはお互いが1つの家庭として過ごすために、ストレスや不満をためないことだと思います。自分だけがつらいと感じてしまっている場合、なかなか相手の気持ちまで考えられないかもしれません。でももしかしたら相手も、何か訴えたいことがあるのかも。喧嘩しないことが大切なのではなく、相手の声に耳を傾けて、もし喧嘩になってしまったとしても、自分の気持ちや相手の気持ちが少しでも伝われば、それはプラスとなるのかもしれません。もちろんできれば話し合いで解決できれば、ベストですが…。お互いの意見を交換することで、よりよい夫婦関係を作ることにつながるのではないでしょうか。Q. 夫婦喧嘩エピソードや、対処法、ご意見などをお聞かせください。回答数:242アンケート集計期間:2018/11/7~11/26
2018年12月13日不倫をしている男性の、頭のなかは相手の女性のことばかり。気分も浮かれて、奥さんのことなんてまったく考えていないことも。しかし、ふとした場面で「悪いことをしている……」と我に返ることもあるようです。そこで今回は、“不倫男が切なくなった妻の健気な行動”というテーマで男性たちに話を聞いたのでご紹介しましょう。文・塚田牧夫バッグのなかに栄養ドリンク「出張という嘘をついて、不倫相手と温泉旅行を計画。怪しまれないために、行きたくない……というような発言を増やしていました。そして、荷物の準備も妻に任せていました。当日の朝、スーツを着て、いかにも仕事といった格好で出発。妻も“頑張ってね”と送り出してくれた。ホテルに到着し、部屋に入ったところでバッグを開いたんです。そうしたら、“疲れたときに飲んで”というメモと一緒に栄養ドリンクが入っていました。僕はそれを、不倫相手との営みの前に飲みました。おかげでバッチリできました。しかし、あとでそのメモを見返して、ものすごく胸が締め付けられました」ヒデキ(仮名)/37歳高いところの荷物を取る姿に「夏の暑さがおさまり、だいぶ涼しくなってきたころでした。妻が“掛け布団を準備したい”と言ったんです。掛け布団は、高い収納のなかに入っていたので、妻だけでは取り出しにくかった。あるとき、仕事が早く終わりそうな日に、“帰ったら布団出すから”と伝えておきました。しかし、不倫相手から連絡があり、会うことに。その時点でもう、布団のことは頭になかった。夜遅く、家に帰ったんです。すると、妻が椅子の上にのって、フラフラになりながら布団を取り出そうとしているところでした。そこで、ハッと朝の発言を思い出しました。妻はよろけながらも、なんとか取り出していました。その姿を見て、申し訳ない……と反省しました」コウイチ(仮名)/34歳サイトで関係修復の方法を検索「結婚して六年。もう二人の関係は冷めていました。俺には不倫相手がいて、その日も相手の家に寄ってから、夜遅くに帰宅。妻は寝ているかと思いきや、リビングでノートパソコンをいじっていました。“何か食べる?”と聞いてきたので、“ちょっともらおうかな”と言うと、キッチンで準備し始めました。俺は着替えながらリビングに行きました。パソコンの前を通ると、画面がパッと明るくなった。それをチラッと見てしまいました。“夫の離れた気持ちを取り戻す方法”というページが開かれていました。ほかにも、ブラウザの上のタグには、夫婦関係の修復方法みたいなページがいっぱい。冷めていると勝手に思っていたけど、気にしているんだ……と胸が苦しくなりました」ケンゾウ(仮名)/35歳“不倫男が切なくなった妻の健気な行動”をご紹介しました。健気に待ち続けていれば、男性はいずれは戻ってきてくれる……はず。さてそれが、待つだけの価値のある男なのか……。見極めは肝心ですね。(C) Fotos593 / Shutterstock(C) Realstock / Shutterstock(C) Yuganov Konstantin / Shutterstock
2018年12月12日二人の愛の結晶である赤ちゃん。それはもう、大事に大事に育てるでしょう。しかし、そんな育児のことで、夫婦の間で意見が食い違うこともあります。口出ししないで欲しいと思うこともあるかもしれませんね。今回はそんな、“子育て中に許せなかった夫の行動”について奥様方に話を聞きました。文・塚田牧夫食べさせてはいけないものをあげる「子どもがまだ一歳になっていないころです。日曜日、夫がゆっくりと起きてきました。そして、ホットケーキが食べたいと言ったんです。簡単に作って出してあげました。子どもの傍で食べ始めたので、なんか嫌な予感はしたんだけど……。食器を片付けながらパッと見たら、ホットケーキをあげようとしてるんです。包丁を投げようかと思いました。すぐに駆け寄って引っ叩いたら、呆気に取られてる。“ハチミツついてるから!”と怒鳴りました。すると、“そうなの?”と知らない様子。そして“ホットケーキミックスは九ヶ月目から大丈夫だからいいかと思った”と。なんでそっちは知ってて、ハチミツのことは知らないんだよ!」ミナヨ(仮名)/33歳酔って帰ってきて吐く「子どもが三ヶ月目くらいのとき。まだ本当に手のかかる時期でした。ようやく寝て大人しくなったところで、インターホンが鳴りました。起きちゃうよ……と思ってドアを開けると、夫でした。“鍵をなくした”と言うんです。そして、だいぶ酔っている……。面倒臭いと思って、とりあえず早く寝るようにベッドに連れていきました。そして、私もそろそろ寝ようとしたときです。夫が起き上がり、トイレに向かいました。すると“オエェェ”と言い出した。おいおい……。見に行ったら、案の定吐いてるんですよ。何で私は、夫の汚物まで片付けなくてはいけないのかと、嘆きました」カオル(仮名)/31歳夜泣きに気付かず熟睡「子どもの夜泣きがすごい時期がありました。一時間に一回は起きてしまい、そのたびに私があやして、寝かしつけないといけない。夫は滅多に起きることがなく、ほとんど私の役目となっていました。ある夜、いつものようにかなり夜泣きの多い日がありました。夫は熟睡していて、起きる様子はまったくなし。私は朝までほぼ眠れない状態が続きました。それでも、起きて夫の朝食を作らなくてはいけません。しばらくして夫が起きてきました。そして、寝ている子どもに向かって言いました。“昨日は静かに寝てて偉かったな”だって。料理しているのがバカバカしくなりました」ルミ(仮名)/35歳“子育て中に許せなかった夫の行動”をご紹介しました。男性は、子育てはどこか他人ごとのようになってしまうところがあります。そんな夫に対して不満が募り、ストレスを抱えてしまうこともあるかもしれません。そういうときはもう、爆発させてもいいかもしれませんね。(C) Brent Hofacker / shutterstock(C) Syda Productions / shutterstock(C) Lucky Business / shutterstock
2018年12月09日愛し合う男女に子どもができたなんて、最高に幸せな瞬間のはず。ふたりは喜びに包まれるでしょう。しかし、素直に喜べないような状況になるケースもあるようです。今回は、“夫に子どもができたと告げたときのイラッとした反応”について、経験者である女性たちに話を聞いてみました。文・塚田牧夫「なんかお腹が出てると思った」「結婚して2年。妊娠が分かったのは6週目のときでした。なんとなく予感があったので病院に行ってみたら、やっぱり。主人とは以前から子どもが欲しいと言っていたので、伝えたら喜んでくれるだろうとは思っていました。なのでその日の夜、仕事から帰ってきたところで教えました。“マジで!すげえ!”と予想通りの大きなリアクションでした。そして、嬉しそうに私を抱き寄せて、お腹を触りました。そこでひとこと。“なんかお腹が出てると思ったんだよ”と……。6週目ではまだ出ないから。それは太っただけだから。ムカッとしましたね」イズミ(仮名)/32歳「え、また!?」「1人目が生まれて、1年が経とうとしてたときです。最初はバタバタしていましたが、育児にも慣れ、落ち付いてきたころ、2人目の妊娠が分かりました。タイミング的には悪くないとは思いました。1人目の妊娠のとき、夫はかなり喜んでくれたので、きっと今回も!と思い、妊娠してることを告げたんですね。すると第一声が、“え、また!?”でした。また……って。確かにちょっと早いかもしれないけど。その反応はないだろう……」キョウコ(仮名)/34歳カレンダーを見ながら「いつのだろう…」「彼と婚約していた時期。一緒に住んでたんですね。あるとき、私の妊娠が発覚しました。それを彼に告げるのに、ちょっとだけ緊張感はありましたね。まさか反対はしないだろうけど……。彼が仕事から帰ってきて、少し落ち着いてから妊娠を報告しました。最初はかなり驚いていましたが、“よかったよかった”と喜んでくれました。“何ヶ月?”と聞かれたので、“7週目”と答えたんです。そうしたら、スマホを取り出して、カレンダーを眺め始めました。“いつのだろう……”と、営みをさかのぼり始めたんです。そして“そのころ忙しかった時期だな……”と、なんか疑っているような発言をし始めました。私としては身に覚えはまったくないけど、疑われて不安になってしまいました」コナツ(仮名)/30歳“夫に子どもができたと告げたときのイラッとした反応”をご紹介しました。男性にとっても滅多に訪れることがない場面なので、反応に戸惑うところもあるかもしれません。思うようなリアクションがなくても、どうぞ相手を責めないであげてください。(C) Maksym Azovtsev / shutterstock(C) Andy Dean Photography / shutterstock(C) Kittisak Sirichunsuwan / shutterstock(C) pixinoo / shutterstock
2018年12月08日最近では、出産の際に立ち会いを希望する男性が増えているようです。命の尊さを感じることができ、妻への感謝の気持ちも生まれ、夫婦愛も深まっていくのだとか。しかし、いざその場面になると、思いがけないことも起こります。そこで、“立ち会い出産で殺意が芽生えた夫の行動”というテーマで経験した女性たちの話を聞きました。文・塚田牧夫助産師をチラチラ見ている「夫はかなりの面食い。可愛い女の子が大好き。テレビなんかでも、注目の新人女優みたいな女性を、よくチェックしています。私の出産時、夫が立ち会ってくれることになりました。初産だったので、そんな夫でもいてくれると心強かったんですね。陣痛がきてしばらくして、分娩室に移されました。もう、痛みとの格闘でした。覚悟はしていたけど、死にそうなぐらい痛かった。そんなときに、夫の顔を見たんです。すると、夫の目がこっちに向いていない。その視線は、助産師さんに向けられていました。確かに、助産師さんは若くて可愛らしい女性でした。それをチラチラと見ている。こんなときもかよ……と思い、思わず“ふざけんな!”と叫んでいました」カナ(仮名)/31歳お酒を飲んで退室「妊娠中、夫はすごく協力的で、家事なんかも積極的にこなしてくれていました。出産も立ち会いを希望していて、講習なども受けに行ってくれていたんですね。予定日が近くなってくると、夫がかなりソワソワし始めました。私よりもむしろ緊張しているみたいでした。そして、いよいよ陣痛がきました。陣痛室に入り、そこから分娩室に入るまでは結構時間がかかりました。その間、夫がマッサージなどをしてくれて、だいぶリラックスはできていました。そこから分娩室へと移動となるのですが……。助産師さんが夫に尋ねました。“お酒飲まれてますか?”と。夫は“緊張をほぐすために……”と、なんとお酒を飲んでいたため、分娩室に入るのを止められてしまいました。最後は結局ひとり。なにやってんだよ……と思いましたね」ミチカ(仮名)/32歳撮影中に充電切れ「夫は、出産の立ち会いにかなり積極的でした。撮影がOKの産院だったので、“バッチリ撮るから”とかなり意気込んでいました。私としても、いつか子どもに見せられたら……と考えていました。陣痛が来て、まずは陣痛室に入りました。夫は、もうその時点からスマホを持ってカメラを回し始めました。“まだだいぶ時間かかるよ”と言っても聞かず、私の様子を撮ってましたね。陣痛室には十時間以上いました。そこでようやく、分娩室へと移動。夫のカメラを構える手にも力が入っているよう。私に声を掛けながらも、撮り続けていました。しかし、いよいよ産まれそう……というときに、夫の“ヤバい”というひと言が耳に届きました。そして産まれた瞬間、カラダがスーッと軽くなり、夫のほうを見たんです。もうカメラを構えてないんです。あれ? と思って聞いたら、“途中で充電が切れた”と……。ガックリきました」ホナミ(仮名)/33歳“立ち会い出産で殺意が芽生えた夫の行動”をご紹介しました。出産は男が経験したくてもできないもの。立ち会うだけでも緊張します。情けないミスなどしてしまうこともあると思いますが、立ち会ってくれた優しさを評価してあげてください。(C) Leonardo da / shutterstock(C) Peerawit / shutterstock(C) LightField Studios / shutterstock
2018年12月06日不倫は、恋愛に罪悪感・背徳感という要素が加わり、非常に興奮するものになるのです。そして、ハマって抜け出せなくなり、何度も繰り返してしまう人もいるようです。それを羨むのか、軽蔑するのかはあなたの自由。そこで、昼顔妻たちに“不倫サイコーと思ったゲスい瞬間”というテーマで話を聞いてみました。文・塚田牧夫奥さんより大切にされている「私の誕生日のときでした。不倫相手の彼が予約してくれたレストランで食事をすることに。そこは、テレビにも出ている有名シェフがオーナーの高級レストランでした。料理は美味しいし雰囲気もいい。すごく楽しい時間を過ごすことができました。そこで、次に会う約束もしようと思い、日時を指定したら、“その日は妻の誕生日で……”と言われ、一気に不機嫌に。後日、奥さんの誕生日にどこに行ったのか聞いたんです。そうしたら近場のレストランだったと。しかも、すごく喜んでいたと。それを聞いて、ほくそ笑んでしまいました。私のほうが愛されてるし、大切にされている……って」レナ(仮名)/33歳ほかでは味わえないスリル「主人の出張の日に合わせて、不倫相手との旅行を計画しました。一泊二日での温泉旅行。もちろん主人より早く帰ってこなければいけないので、時間は短かったですが、すごく楽しかった。朝に大きめの地震がありましたが、そんなハプニングも楽しめました。ところが、その地震の影響で帰りの交通機関に影響が……。予定より帰りが遅くなり、駅で主人の姿を見かけてしまいました。そこから猛ダッシュ。最短距離を駆け抜け、なんとか主人より早く家にたどり着き、大きな荷物をクローゼットに押し込みました。すごいスリルでした。もうこんなのイヤ……と思いつつも、求めてしまう自分がいます」ミチヨ(仮名)/34歳常に求められていて寂しいときがない「主人は、私よりもニ十歳近く上。私は結婚して専業主婦になりました。主人は忙しい人で、土日も出かけることが多かった。もともと寂しがり屋の私は、早々に不倫相手を見付けました。その人は私と同じ歳で、話がすごく合う。だけど、やっぱり仕事で会えない時間も多い。だから私は、もうひとり、彼を作ってしまいました。その彼は私よりもずっと若くて、役者を目指している青年。時間は沢山あるので、よく連絡も取っています。三つのまったく違ったタイプの男性と付き合っていて、常に誰かから連絡が来る。寂しいときがなく、満たされていて、とても幸せを感じます」ミホコ(仮名)/35歳“不倫サイコーと思ったゲスい瞬間”をご紹介しました。かなりゲスな関係ですが、ここからさらにエスカレートしていきそうな気配すらあります。果たして、どんな結末を迎えるのでしょうか……。(C) Lucky Business / shutterstock(C) Alena Gan / shutterstock(C) leungchopan / shutterstock
2018年12月04日過去、「女性の幸せ」が「リッチな結婚相手をつかまえて、優雅な専業主婦生活を満喫」だったとしたら、現代版のそれは、「仕事も家庭も両立。自己実現にも手を抜かず、充実した毎日を満喫」といったところでしょうか。 前回 登場した笑美さんのように、結婚しても働き続ける女性は増え続け、仕事で昇進、起業する方も増えてきました。「キャリアを築かなくちゃ生き残れない」「社会的承認されたい」とする風潮も出てきたように思います。以前にも触れましたが、現代社会はさまざまなことを「あきらめなくていい社会」であると同時に「あきらめさせてくれない社会」。バリっと動いて、仕事と家庭を両立。そのうえ余裕もあって、上質なものに囲まれる暮らしを送り、さらに自分を高めて一目置かれる意識高い系妻になりたい。妻、ママ、仕事人としての麗しいハーモニー…。そんなこと、本当にできますか?どれだけ時代が変わり、便利な社会になっても、私たちに与えられた体は1つ。そして1日は24時間。思いつくすべてのことを実現しようなどと考え出したら、エネルギーも時間も足りなくなって当然なのです。ところが「幸せ」演出できるツールがあるがゆえに、つい頑張ってしまう。ネットそのものが悪いわけでは決してありません。上手に使えば、とても有益なサービスです。けれどもSNSは、女性の大敵でありモンスターワイフの卵でもある「虚栄心」「嫉妬心」「比較魂」を刺激してやみません。投稿する写真、ちょっと盛っちゃおう。これは誰にでもある盛り心。うわ、ママ友のAさんのインスタのお部屋の写真、ものすごくきれい! え? 整理収納アドバイザーに合格? Aさんだってフルタイムで働いてて、子どももいるのに。よーし、私だって負けてられない! Aさんにできたなら、私にだってできるはずだわ…。ネット上の幸せ画像は「ステキな私の輝く一場面」のみを披露する公式の場なので要注意。資格取得で忙しすぎて、家事や育児がおろそかになり、夫婦ケンカが増えた、セックスレスになった…などという舞台裏が暴露されることは非常に少ないからです。「あの人にできるなら、私も頑張ればできるかしら」そうして勝手に自分の足りなさを悔しく思ったり、不必要な課題を自己に押し付けたりします。「アレもコレもやらなきゃ」と、いつもソワソワ。職場でも家庭でもグッタリ。忙しく頑張っているはずなのに、いつも何かが足りない気がして、欠乏感や飢餓感はいつまでも癒えることがない…。常に何かに追い立てられているかのように落ち着きがなく、必死の形相の妻と一緒にいては、夫や子どもの心も休まるはずがありません。そんな妻が外面だけは異様に良く、対外的な「幸せな私」演出に異常な執念を燃やしている…これでは夫の心は離れていきます。向上心旺盛で、努力家だと自分で思っている場合、夫もそう見てくれているかどうか立ち止まらなければなりません。「向上心」がいつしか「強迫観念」にすり替わっていることも…。早速確認してみましょう。■「キラキラ系モンスター 新型幸せなふり」度チェックここでは、あなたの「キラキラ系モンスター 新型幸せなふり」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 家庭と仕事を両立できてこそ一人前だと思う。2. 自分や自分の生活について、足りないところ、改善の余地がある点ばかりに目がいき、いつも焦っている。3. 根性論が嫌いではない。 4. 「常に上を目指しててポジティブね」と言われる。5. スケジュール管理表は埋めてしまいたいタイプだ。6. 「やるべきこと」「やりたいこと」をリストアップして、つぶしていくことで達成感を得る。7. 休息日には「ためになること」をしていないと不安で、「のんびり過ごす」ことに罪悪感を抱いてしまう。8. 「忙しそうね」と言われるとうれしくなる。 9. ステキと感じる対象が目に入るとスマホですぐ撮ってしまう。10.身近な人に「結婚・出産後も社会で活躍を」と期待されている気がする。■あなたの「キラキラ系モンスター 新型幸せなふり」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「キラキラ系モンスター 新型幸せなふり」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、新型幸せなふり度「C」(努力するのは良いことですが、常に「頑張りモード」で疲れが溜まり始めていませんか?)○の数が6個以上8個未満は、新型幸せなふり度「B」(常にせわしなく動き回り、立ち止まることに不安を覚えるようになってきます)○の数が8個以上は、新型幸せなふり度「A」(「幸せな私」「充実した私」という理想に向かってアンストッパブルに爆走中。そんなに息切れして、本当に「幸せ」ですか?)いろいろなことがどんどん便利になってゆく世の中。あらゆる分野で「効率アップ」が叫ばれ、頭を使って最新の技術やサービスも味方につければ、何でもできそうな気がしてきます。残念ながら、それは幻想。誰にも、何でもできるほどの時間なんてあるわけがないのです。自分の人生を納得できるものにするためには、自分が本当にやりたいこと・実際にやることを選択する必要があります。さまざまな可能性にあふれている社会では、そんな「取捨選択」が難しいもの。山積みの選択肢のどれも手に取ってみたくて、そしてすべてが手に入るような気がして、「何かを捨てるなんてムリ!」と思うこともあるでしょう。でも、無数の選択肢を前に何一つ捨てられないのは 何一つ選べないのと同じです。そんな状態では、どこへも進めません。また最近気になるのは、「朝活」や「タイムマネジメント」に傾倒して、「多くをこなす」ことが人生の目標になっているような妻、特にワーキングマザーです。やりたいこと、達成したい目標があって、そのための時間を捻出するための朝活やタイムマネジメントに励むのは、大いに結構。ところが、仕事と家庭の両立に悩み、「私の効率が悪いのがいけないんだわ」と悩んだ末に、効率アップをうたったメソッドに飛びつき、効率アップ自体が目標になってしまうと、おかしなことになってきます。そんな考え方にとらわれた妻たちは、無限に続くTo Doリストを自分に押し付けて、常にフル回転で息切れしているような状態に。こうした妻たちもやはり、自分が本当にやりたいこと・やるべきことを、一度立ち止まってしっかり考えてみたほうがいいのではないでしょうか。「自分が本当に求めるもの」を考える際に重要なこと、それは女心に巣食うモンスター「幸せなふり」が、あなたの本音をねじ曲げようとしているのに気づくこと。「出産後も以前と同じように働きたい」それは、本音ですか? 「そうしなければならない」と周囲が思っているから?「スタイリッシュなおもてなしができる妻、ママになりたい」向上心は大事。でも、本当はそんな面倒なことはしたくないけれど、ママ友たちに圧倒されて、「これくらいできなくちゃダメ」と追われているのかもしれません。■意外過ぎる本音「自分が本当にほしいものは何?」前回登場した笑美さんも、そんな自問自答を繰り返しました。そうして見えてきたのは「意外過ぎる本音」だったそうです。「私は昔からいわゆる努力家でした。向上心も旺盛なほうだと思ってきました。でも、世間体とか、まわりにどう思われるかとか、そういうことを一度全部脇に置いて、今の自分が本当に求めていることを考えてみたら…それは、『どうしてもやらなきゃいけないことだけこなしたら、あとは極力何もせずゆったり過ごす』ことだったんです」それではなぜ、タイムマネジメントまで学んで「少しでも多くのことをこなす」生活を長年続けてきたのでしょう?「私の実家はごくごく普通の、決して裕福とは言えない家庭でした。それでも両親は私のために高い学習塾の授業料を払ってくれて、おかげで私は地元でトップクラスの高校に進学することができた。だから高校時代は、勉強一筋でした。結果、いわゆる一流大学に合格できたわけですが、今度は都内での一人暮らしのために、親から仕送りを受けることになって。ずっと『親に申し訳ない』っていう気持ちが大きかったんですよね。大学で全身おしゃれに決めた同級生を見てうらやましいと思っても、いつも同じ大型衣料品店の似たような服を着ていた母の姿を思い出すと、私だけファッションなんかにうつつを抜かしていたらいけない気がして…。勉強も就活も頑張って、いい企業に就職できて。自分の面倒を自分で見られるようになって、初めてファッションやインテリアにお金をかけられるようになった時はすごくうれしかったです。自分がどんどん洗練されていくような、人生がどんどんアップグレードされていくような気がして。一度そうなったら、『もう昔みたいな、さえない自分には絶対に戻りたくない』と強く思うようになりました」そうして変身した笑美さんは文哉さんと再会を果たし、結婚・出産。娘さんが生まれて、「子どもが幼稚園に通い始めるまでは、仕事をセーブしようか」といったことも考えたといいます。それでは一体何が、笑美さんをフルタイムでの仕事復帰へと駆り立てたのでしょう。「やっぱり『まわりがみんなそうしていたから』というのが大きいですね。大学時代の友人たちにしても、職場の同期や先輩にしても。だから子どもが生まれたから仕事をセーブするなんていうのは、私の甘えや能力の低さの表れのような気がしたんです。それに、おしゃれな暮らしを維持したければ、お金もかかりますし…。あとはやっぱり、両親への申し訳なさというか。教育を受けさせた娘が、出産を機にあっさり第一線を退いたりしたら、両親は失望するんじゃないかって」子どもの幼稚園入学までは、のんびり子育てがしたい。笑美さんはそんな自分の本音にフタをして、バリキャリママの道をひた走り始めます。自分の本音に逆らった生き方はつらいもの。そんなつらさを紛らわせて走り続けるためには、ごほうびが必要です。笑美さんにとってそのごほうびは、「ステキな暮らし」でした。「これだけ頑張ってクタクタになるまで働いてるんだから。自分を癒すためにも、もっとステキな暮らしをしなくちゃって」ところが「ステキな暮らし」の参考にとチェックし始めたSNSやママ友との交流は、笑美さんをさらに追い詰めていきます。「世のワーママたちは家庭と仕事を両立しながら、ここまで充実して洗練された暮らしをしているのかと衝撃を受けて…それができない自分はダメなんだ。能力や効率が低いんだって落ち込みました」家庭+仕事だけでクタクタだった笑美さんに、「ステキな暮らし、ステキな自分」という目標が新たな「To Do」としてのしかかります。それは笑美さんにとってもはやごほうびではなくなり、遂行すべきタスクに変わりました。けれども体調不良により、笑美さんにはイヤでも自分の生き方を見直さざるを得ない転機が訪れます。そして時を同じくして、「理想のワーママ」の舞台裏を図らずも知ることに。「そこからは少しずつ、目が覚め始めました。今後の働き方について、夫とも話し合いました。夫婦でバリバリ働かなくちゃまともな暮らしができないってずっと思ってたんですけど、それは今の街に住み続けて、今のペースで自分や子どもの習い事にお金をかけ続けたらの話。夫が前々から希望していた通り、私たちの地元へ引っ越せば家賃はグッと安くります。娘にも、習い事やレジャーで本当に好きなものとそうでないものについて、初めてまともに本人に聞きました。そうしたら、娘自身は興味を持っていないのに、私が勝手に押し付けていたことがたくさんあって…。私はお金だけでなく、娘の時間や気持ちまで犠牲にしていたんだって猛反省しました」娘さんが本当に求めていたのは、ママが普通に家にいて、いつ話しかけても怒られない暮らし。訳も分からずあちこち連れ回されるのではなく、家でママと一緒に塗り絵をしたり、本を読んでもらったりする休日でした。「それを聞いて、いろいろ考えさせられて。私が望んでいるのも、『最低限やるべきことだけやったら、あとはあれこれ詰め込まず、余裕を持って家族と過ごせる生活』だと気づいたんです」今は娘さんの小学校入学前に、地元に戻ることも視野に入れ始めたという笑美さんと文哉さん。「仕事を辞める。地元に戻る。習い事や資格取得をやめる…。これまで追い求めてきた『キラキラした今風の幸せ』とは真逆を行く生き方です。でも、私が本当に幸せになるための道はこっちなんだと、時間はかかりましたがようやく気づくことができました」そう言って微笑む笑美さんからは、偽りのない余裕が感じられます。家でもカリカリした怖い顔でいることがなくなって、家庭の雰囲気も良くなったそうです。幸せの形は、人それぞれ。自分にとって何が本当の幸せか、ハッキリと見極めるのは容易ではないこともあります。ましてネット時代、他人のライフスタイルが輝いて見えて、うらやんだりねたんだり、まねをしたくなることもあるでしょう。自分の暮らしぶりを発信する機会を得た分、「幸せなふり」をしたくなってしまう場面も急増。「幸せなふり」をするのに忙しく、自分の本当の幸せについて考える余裕がなくなるという不健全な状況に陥る妻たちも急増中です。幸せのカギは、あなたの中にあります。キラキラした投稿の中にではありません。世間体、虚栄心などに邪魔されて、自ら幸せに背を向けて走り続けては疲弊します。あなた自身の声と、あなたの家族の声に耳を澄ませてみてください。外野からの雑音や「幸せなふり」モンスターに、心を乗っ取られないように。
2018年11月25日ほかの夫婦の関係がどんなものか、気になることがあると思います。特に、夜の営みの事情なんかは知りたいですよね。そういったことについて、赤裸々にやり取りしている奥様方もいるようです。今回はそんな、“欲情妻たちがやり取りしているLINE”を覗いてみましょう!文・塚田牧夫「隣がスゴいの…」「同じマンションに住んでいる同年代の女性と仲良くしていて、普段からLINEもやり取りしています。その女性の隣の部屋に、最近、新婚夫婦が引っ越してきたことは聞いていました。あるとき、女性からLINEが来ました。“隣がスゴいの……”と。なんでも、夜の営みが激しいらしく、絶叫が聞こえてくるみたい。“そっちにも聞こえてこない?”と、階が違う私に聞いてくるほど。でも、それがいい効果も生み出しているよう。旦那さんがその声に反応し、“負けてられるか”と奮起したらしい。隣人のおかげで、夫婦関係が円満になったようです」メイ(仮名)/33歳「ボーボーってことでしょう?」「子どもが同じ幼稚園に通っていて、仲良くしている奥様がいます。その人とは共通の趣味が。お互い、ある若手俳優さんのことが好きで、よくそのことでLINEでやり取りしています。少し前に、俳優さんが写真集を出したんです。写真のなかに、ヘソの下の毛、ギャランドゥを露わにしているものがありました。その件について、議論が交わされました。私は肯定派で、“セクシーでいい”と。でも向こうは、“むしってやりたい”と嫌悪している。“だってアソコがボーボーってことでしょう?”と。どうやらアソコの毛が濃いのが嫌みたい。“ツルツルがいい”“私はモサモサじゃなければいいな”と、アソコの毛の話題で盛り上がる昼下がりでした」チカコ(仮名)/34歳「うちは今週4回」「仲のいいママ友たちとグループLINEをしています。そのグループ名が、『脱・セックスレス』。もともとは、セックスレスで悩んでいるママ友の悩みを解消するのが目的でした。でも、だんだん趣旨が変わってきました。“うちは今週4回”と、主人との夜の営みの回数を申告する場となっていました。そうやって申告し合うことで、みんな頑張るようになり、いい効果を生み出すんです。今や、セックスレスで悩んでいる人はいません。回数は集計して、月の合計回数を出し、発表。一番少なかった人が、みんなにランチを奢るというシステムを適用しています。おかげで、夫婦関係はみんな良好です」キョウコ(仮名)/35歳“欲情妻たちがやり取りしているLINE”をご紹介しました。こうやって赤裸々にやり取りができる友だちがいるのはいいこと。夫婦間問題の相談もしやすくなります。ただ、盛り上がりすぎて、ほかの男に手を出すような事態にならないよう気を付けましょう。(C) Photographee.eu / shutterstock(C) B-D-S Piotr Marcinski / shutterstock(C) pink panda / shutterstock
2018年11月25日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。今回ご紹介するのは、社会が変わっても相変わらず多くの女性たちの心にはびこるモンスターの卵、「幸せなふり」にがんじがらめにされてしまった妻のケースです。「幸せなフリ」は、妻たちを本当の幸せから遠ざける。それは拙著 『モンスターワイフ 幸せなふりはもうしない』 でも、こちらの連載でもお伝えしてきた通りです。前の時代は「経済的に苦しいのに、余裕があるふりをしたくて専業主婦の座に固執する」という「幸せなふり」が蔓延していました。ところが、現代版の「幸せなフリ」モンスターは、これとは様子が異なります。「家庭も仕事も両立できて当然。両立に疲れて、所帯じみてくたびれた雰囲気になるのはお断り。きっちり仕事して、家庭でも良き妻・良き母で、そのうえ自分磨きも怠らず、充実した日々を楽しまなきゃ!」現代社会が生み出したキラキラ系モンスター「新型幸せなふり」は、そんなふうに考えて生きています。確かに、理想的な生き方のように聞こえます。けれども、そんな妻たちの実情はどうでしょう。自分のためにも家族のためにも、意識の高い「キラキラ系」を目指して頑張ってきたものの、気付けば「新型幸せなふり」モンスターに足元をすくわれていた…なんてことも。■子どものため、夫のため…いつも努力が空回り「キラキラ系モンスター 新型幸せなふり」代表:笑美(仮名)37歳の場合「できた…!」娘の明日の弁当の下ごしらえをした笑美は、達成感と疲労感の両方でいっぱいになった。時計を見ると、もう22時半。いけない、早くお風呂に入らなきゃ。最近、顔のむくみが気になりお風呂でリンパマッサージを始めたので、22時にはバスタイムと決めていたのに…今日は仕方がない。明日からは、もう少しお弁当作りの効率を上げなくちゃ。そんなことを考えながらエプロンを外していると、一人娘の優乃(ゆの)がトイレに起きてきた。笑美のほおが、思わずゆるむ。「じゃじゃーん!」笑美は眠そうな優乃をキッチンに招き入れると、お弁当のデザインを見せた。ところが…。「えーっ! ママ、何これ!? お野菜と果物ばっかり。優乃、いつもみたいなお弁当がいい!」優乃は、顔をしかめてすごい勢いで嫌がる。気付くと笑美は、キッチンカウンターに手のひらを思い切り叩きつけていた。調理器具がシンクにカンッという音を立てて転がり落ちる。「なんで!? どうしてそんなこと言うの? 優乃ちゃんのために、ママがどれだけ頑張ってるか…」怯えた顔で立ちすくんでいる娘の姿が、涙でにじんでゆく。野菜ソムリエの資格取得のために、かかった時間と労力。そしてお金。忙しかったのに。疲れていたのに。家族のため、娘の健康のためにと、どうにか時間とエネルギーをやりくりして頑張った。それなのに、この反応は何?ああ、もうイヤ。こんなに頑張っているのに、どうしていつもダメなんだろう。自分のためにも家族のためにも、私はいつだって努力している。いつまでたっても「幸せになりたい」という飢餓感でいっぱいなのか…。物音を聞きつけて、夫の文哉が飛んで来た。優乃はすぐさま文哉にしがみつく。笑美は無言で娘と夫の横を通り過ぎ、できかけのお弁当をまるごとゴミ箱に放り込んだ。そして振り返ることなく、キッチンを出て行く。その心は虚しさと徒労感で、重く重く沈んでいた。■インスタでは「完璧・理想なワーママ」その仮面の下は…笑美と文哉は、千葉の高校の同級生だった。と言っても高校時代の2人は、ただの仲の良いクラスメート止まり。それぞれ別の都内の大学に進学し、都内で就職した後、28歳の時にたまたま再会。そこから交際が始まった。笑美は大手飲料メーカー勤務。広報という仕事柄、ファッションに気をつかうようになり、すっかり垢抜けた笑美は再会した文哉を驚かせた。文哉は電機メーカーで開発に携わっていた。こちらも優良企業で、笑美と文哉はお似合いのカップル。旧知の仲であることもあり、2人の交際は順調に進み、再会から2年後には結婚。その翌年には娘も生まれて、一家の人生は順風満帆と思われた。ところが…笑美が1年の育児休業を終えて職場復帰を果たした頃から、夫婦間のすれ違いや衝突が少しずつ増えていくことに。理由は明らかだ。笑美が忙しすぎたのだ。「最初は時短勤務からでもいい」と言ってくれた会社には、夫に相談もせず「フルタイムで問題ありません」と即答。せっかく就職した大企業、せっかくつかんだ希望の職種、やるからには、順調なキャリアアップを目指したい。自分の産休・育休中にもバリバリ働いていた、独身の同期や子どものいない同僚に、これ以上差をつけられるわけにはいかなかった。長時間利用可能な保育所に高い料金を支払って、笑美は仕事に邁進(まいしん)した。育児をおろそかにしているのかといえば、そんなことはまるでない。満員の通勤電車の中ではスマホを片手に、知育玩具や、情操教育に良いとされる絵本を検索・購入。週末も持ち帰った仕事で忙しいことが多い中、子どもに人気のスポットをリサーチして、できる限り娘を連れ出すようにする。さらに笑美は、自分磨きにも余念がない。美容・健康関連の習い事に参加したり、仕事に役立ちそうな資格について調べたり…あまりに休む間もなく常に忙しくしているので、文哉が思わず「大丈夫? やることだらけでパンクしない?」と心配したことがある。すると、笑美はその翌週には、「文哉の言う通りね。もっと効率よく物事をこなすために、タイムマネジメントのオンライン講座を受講することにしたの」と言い出す始末だった。文哉は徐々に、笑美のことが理解できなくなっていった。どうして妻はいつもスケジュールをギュウギュウにして、常に何かに追われる生活を続けているのだろう? スマホのカレンダーはぎっしりうまっている。忙しくても、本人がそれを楽しんでいるのなら構わない。けれども笑美は楽しそうにはとても見えないし、むしろ疲れて殺伐として見える。それを指摘しようものなら、笑美は「私はやりたくてやってるの」「文哉に迷惑かけてないじゃない」と、全否定だ。そして、家の外やSNSでは、笑美は疲れ切った顔の上に「充実した毎日を楽しむ幸せなワーキングマザー」という仮面を貼り付けていた。ついさっきまで家でくたびれ切った顔をして不機嫌オーラ全開だった妻が、ママ友に会った途端、1オクターブ高い声で満面の笑みを振りまいている。夫に子どもの世話を押し付けてブツブツ言いながら資格試験の勉強をしていた妻のインスタグラムには、試験対策テキストとブランド物のコーヒーカップの写真が「#資格試験」「#自分に投資」「#充実した時間」といったハッシュタグとともに投稿されている。そんな妻の様子に、文哉は首をひねるばかりだ。この頃から、2人の夫婦仲にすきま風が吹くようになる。■セレブエリアへ引越し、理想がさらにエスカレート…娘の優乃の保育園入園前にもう少し大きなアパートに引っ越そうという話になった時、笑美と文哉の意見が対立した。「生活の質は住む場所で決まる」と主張し、都内の子育て世代に人気の街に住みたいという笑美。千葉の2人の地元である町に戻れば、両家の両親から育児のサポートが得られるうえに、家賃も大幅に節約できると訴える文哉。結局いつも通り、「子どものためにも上質な生活を」と熱弁する笑美に文哉が屈することになった。家賃ははね上がったが、元の家賃に上乗せられた金額の大半を笑美が負担するということで、この一件はどうにか丸く収まった。しかし、新たな街に引っ越すと、笑美の「より上質な生活」を目指す熱意はさらに過熱していった。その背後にあったのは新たな街でできた、新しいママ友たちの存在だった。皆いつもおしゃれで、家を訪ねればインテリア雑誌に出てくるような部屋。子どもの誕生日パーティーに招かれれば、海外の盛大なバースデーパーティーのような華やかな飾り付け…。彼女たちの生活を垣間見るたびに、笑美は「私にはやるべきことがまだまだある」と痛感した。そして、この頃から笑美は、ママ友たちと自分を比べては落ち込み、ふさぎ込むことが多くなっていった。「凜花ちゃんママのインスタで遠足の日のお弁当を見たんだけど、本当にすごいの。私、あんな凝ったお弁当作ったことない…。もしかして優乃に、みじめな思いをさせてたかしら」「怜ちゃんのピアノの発表会のお疲れさまパーティーに呼ばれたんだけどね。お部屋の飾り付けもお料理もすごくスタイリッシュで、洗練されてて。怜ちゃんのママはテーブルコーディネートの資格を持ってるんですって。うちもこれからお客さんを呼ぶ機会が増えるかも知れないし、私もテーブルコーディネートくらい勉強しておかないとダメよね…」笑美はそんなことを言って、いつも自分にないものを探し出しては嘆いてばかりいる。文哉はずっと、妻は向上心の塊のようなタイプなのだと思っていた。しかし、これでは「向上心が旺盛」なのか、「自分へのダメ出しが過ぎる」のか分からない。「俺はそもそも、そこまで弁当やらテーブルコーディネートやらに凝る必要性を感じないんだけどさ。笑美の場合、凝りたくたって仕方がないじゃないか。フルタイムで働いて、家でも持ち帰りの仕事だろ。人脈づくりの異業種交流会にまで顔を出して、それでいつキャラ弁作りや、テーブル・部屋の飾り付けまで時間をさけって言うんだよ」文哉は至極当然の指摘をしたつもりだったが、笑美は不満げに口を尖らせる。「『時間がない』なんてただの言い訳よ。要は自分の時間とエネルギーをどう活用するかなの。そのためにタイムマネジメントや、目標達成戦略を勉強して…」「言い訳じゃないよ。事実だよ。『家庭と仕事の両立』だけでも大変だ、大変だって、みんな言ってるのにさ。それに加えてアレもコレもだなんて、苦しくならないほうがおかしいよ」それでも笑美は引き下がらない。「そんなことないわ。私より忙しくても、私よりずっと多くのことを実現できている人はいっぱいいるわ」「『いっぱいいる』って…例えば、誰? ていうかさ、どうしてそんなに『多くのことを実現』しなきゃならないわけ? 一体何をどれだけ実現すれば、笑美は満足なんだよ?」いつになく執拗に追及してくる文哉に、笑美はたじろいだ。私よりずっと多くのことを実現できている人…一つの顔が、笑美の脳裏に浮かんだ。■夫や子どもに八つ当たり「どうして理想通りにならないの?」文哉に詰め寄られた時、笑美の頭の中に浮かんだのは淑美の顔だった。淑美というのは笑美の大学時代の友人、寛人の妻だ。大学卒業後も寛人とは時々会っていたのだが、文哉に寛人を紹介すると、意気投合。今ではこの男2人のほうが、仲の良い友人同士になっていた。こうした事情で笑美と文哉は時々、寛人とその妻の淑美に会う機会があったのだ。淑美は大手出版社勤務。人気女性ファッション誌の編集部で働いている。そんな彼女は、いつ会っても最高にファッショナブル。編集者の仕事は多忙なはずだが、疲れなど感じさせない優雅な雰囲気だ。一人娘の恵麻も、いつ会っても髪型にも服装にも、しっかりと手がかけられている。淑美のインスタグラムには、美しい料理の写真の数々。彼女は野菜ソムリエの資格を持ち、お菓子作り教室にも長く通っていたという。まさに、完璧な女性。仕事も家庭も完璧に両立しながら苦労をまるで感じさせず、余裕たっぷりでキラキラと輝いている…。淑美さんのような人が奥さんなら、寛人は最高に幸せなはず。恵麻ちゃんだって、自慢のママが大好きに違いない。そんなことを考えていたら、笑美はだんだん悲しく、みじめになってきた。何もかも完璧な淑美のような女性がいる一方で、私は足りないものだらけ…。妻が押し黙っているのを見て、自分の説得が功を奏したのだと勘違いした文哉。彼は気を良くして言った。「な! スーパーウーマンなんていないんだよ。笑美はもう十分頑張ってるよ。これ以上、あれもこれもやらなきゃなんて、焦る必要なんて全然ないじゃないか」残念ながら、そんな夫の言葉が笑美の心に響くことはなかった。笑美はますます仕事にも、家事・育児にも、自分のステップアップにも熱中し、彼女の生活は多忙を極めた。笑美の「向上心」は、夫の目にはもはや「強迫観念」のように見えた。彼女は楽しそうにしていることなどまるでなく、いつも疲れてイライラ、カリカリ。夫や娘に当たることも増えた。特に笑美が家族のために良かれと思ってしたことが受け入れられないと、ヒステリックに激怒するようになった。ママ友から聞いてきた習い事に、優乃が興味を示さない。クタクタの体にムチ打って、ネットで高評価のイベントに優乃を連れて行ったのに、優乃が喜ばなかった。聞いたこともない「スーパーフード」を突然朝食に出し、味が苦手な文哉が断った…。そんなことが起きるたびに、笑美は大爆発。「私がこんなに頑張ってるのに」「死ぬほど疲れてるのに、あなたのためにやってあげたのよ」が、激昂した笑美の口癖になっていた。文哉と優乃は次第に、笑美の顔色をうかがってビクビクしながら過ごすようになっていった。家庭がそんな状況になっても、笑美は家の外やSNS上での「ステキなワーキングマザー」の仮面だけは絶対に手放さなかった。「スーパーフード」をめぐってケンカになったその日のインスタグラムには、文哉が手を付ける前の朝食の写真が投稿され、「#夫の健康管理」「#パパいつもおつかれさま」などと書き込まれていた時には、文哉は妻の異常性を感じずにはいられなかった。■とうとう病気を発症! それでもキラキラ生活にしがみつく妻ある日、熱があろうが頭痛がひどかろうが、意地でも会社を休まなかった笑美が、尋常ではない腹痛に襲われて病院に駆け込むことに。そこで彼女はストレスによる心の病気という診断を下される。笑美から話を聞いた文哉は驚き、「通院の頻度は?」「どんな治療をするんだ? 薬はもらったのか?」と妻を質問攻めにした。しかし、文哉を驚かせたのは、笑美の答えだった。「しないわよ、通院なんて。残業ができないだけでも大きなハンデなのに、加えて通院のために半休なんてとんでもないわ。薬も勧められたけど、飲むと眠くなったりだるくなったりするんですって。そんな薬飲んでちゃ、仕事にならないわ」普段、穏やかな文哉も、この時ばかりは猛抗議した。健康が第一。きちんと通院して薬も飲んで、働き方も見直すべきだと文哉は主張する。しかし笑美は「この病気の原因がストレスだって言うなら、定期的に通院したり、毎日眠くなる薬を飲んで仕事をしなきゃいけないのが最大のストレス」だと言い張り、聞く耳を持たない。この議論は未曾有の夫婦ケンカに発展した。どちらも自分の言い分が絶対に正しいと信じているので、仲直りの糸口すら見えないまま、険悪なムードで日々が過ぎてゆく。その間も笑美は、毎日絶不調の体を引きずるようにして仕事と家事・育児、ママ友付き合いをどうにかこうにか回していた。顔にはいつもの笑顔を貼り付けていたが、正直、心身ともに限界だった。そして迎えた、ある週末。前々から寛人・淑美夫妻と約束していた、キャンプの日がやって来た。笑美は最悪な顔色と微妙な夫婦仲のまま、まぶしすぎる淑美と顔を合わせたくなかったが、仕方がない。寛人が誘ったもう一家族も加えた三家族分のキャンプ場がすでに予約されているからだ。鬱々とした気分のまま、笑美はキャンプ場に向かった。淑美が雑誌の撮影にも使用したその場所は、従来の「キャンプ場」のイメージを覆すものだった。新しいキャンプ体験ができる最近流行のグランピング施設で、どこもかしこも清潔でセレブ感が漂う。これなら雑誌の撮影現場にもなるだろう。子どもたちが安全に目一杯遊べる遊び場も併設されている。一言で言うと「さすが淑美さん」としか言いようのないキャンプ場だった。優乃は早速歓声を上げながら、淑美の娘・恵麻と、もう一家族の子どもたちと遊んでいる。その楽しそうな姿を見て、笑美はまた心が沈んだ。こんな場所があるなんて、私、全然知らなかった…情報収集不足だわ。恵麻ちゃんはきっと、優乃よりずっとたくさん楽しい場所に連れて行ってもらえてるのよね。それに、今日も恵麻ちゃんのファッションは完璧。子ども用のアウトドアウエアに、こんなにかわいいアイテムがあるなんて…。ひたすら落ち込んでゆく今日の笑美に、キラキラと輝く淑美の姿を眺め続けるのはキツすぎた。淑美がもう一人のママとの話に花を咲かせている間に、笑美はそそくさと退散。一人になれそうな場所を探して歩いた。■憧れの女性だったのに…親友の告白で知る現実木陰に腰を下ろして缶ジュースをすすっていると、誰かが近づいてくる。振り向くと、そこには寛人が立っていた。「よっ!って、笑美、お前何だよ、ジュースかよ!? ビール持って来ようか?」いつも通りの屈託のない寛人の笑顔に、笑美もつられて微笑みながら「今はジュースでいい」と答える。まさか「ストレスによる心の病気でおなかの調子が悪いから、アルコールは控えている」なんて言えない。寛人が笑美の隣に腰を下ろしながら、笑美の顔をのぞき込む。「笑美、なんか今日元気なくないか?」鋭い指摘にギクッとする。けれど、今自分が抱えている鬱々とした気分、健康問題、夫婦ケンカ…何をどこから、どう寛人に話せばいいのだろう。考えがまとまらないまま、気付くと笑美はつぶやいていた。「寛人は幸せ者だよね…」「はぁ? 何だよ急に?」「淑美さんみたいな、いっつもきれいでおしゃれで余裕があって、職場でも家庭でも完璧な奥さんがいて。私なんてさ、もうダメダメだよ。仕事に追われてヒーヒー言ってるし、家でも頑張ってるつもりなのに、一人で空回ってる感じ。家族に喜んでもらいたいのに、全然うまくいかなくて…」いけない、涙目になってきた。笑美は思わず寛人から顔を背ける。寛人はしばらく黙っていたが、キョロキョロとあたりをうかがうと、低い声で話し始めた。「ここだけの話だぞ。淑美ってさ、確かに余裕しゃくしゃくみたいに見えるけど、本当は全然そんなことないんだぜ。毎日ボロボロになって帰ってくるし、特に締め切り前なんて殺気立っててさ。家でもいらだってて、恵麻が怖がることもあるくらいだよ」「うそ…そんなの全然想像できない。私、淑美さんのインスタもチェックしてるんだけど、いつもすごく豪華なお料理の写真をアップしてるじゃない。恵麻ちゃんにお菓子作ってあげたりとか」「あれなー。なんか『職場のみんながインスタやってるから、私もやらなきゃ』とかって言って始めたんだけど、“ステキな暮らし”の演出に躍起になってるよ。俺は見栄えだけいいワケの分からん洋食より、普通に肉じゃがが食いてえって言っても、即却下。やたら手の込んだ洋菓子作って、恵麻の反応がイマイチだと腹立てるしな。ハッキリ言って、家族からするとはた迷惑なことも結構あるよ」何だか耳が痛い…あの「完璧な淑美さん」が、家では実は、私と同じようなことをしている…? 笑美はポカンと口を開けたまま、寛人の話を聞いていた。「知り合った頃、仕事をバリバリ楽しんでる淑美をいいなって思ったのは事実だよ。でも 仕事を楽しんでるからって淑美を好きになって結婚したわけじゃない。結婚しても、子どもが生まれても、仕事は昔と変わらずバリバリ、家庭でも完璧な妻、母で、ファッションや習い事は独身貴族並みなんて、どう考えてもムリだろ?俺はただ、淑美に昔みたいにニコニコしててもらいたいだけなんだ。そのために仕事をセーブしたければ、すればいい。家事や育児で手抜きをしたければ、すればいい。でも淑美には、そんな選択肢はあり得ないんだよ。『ここまで全力疾走してきたんだから、ここで足を止めるわけにはいかない』みたいに思ってるみたいで」そのうちぶっ倒れたり、ノイローゼになるんじゃないかって、結構真面目に心配してるんだ、と寛人は苦笑した。ずっと憧れていた、理想としてきた「いつも余裕の完璧な女性」の実態を知って、笑美は脱力してしまった。淑美さんのようになれれば、「私にはあれが足りない、これも足りない」なんて自分を責めなくてすむようになるはず。そうすれば、いつも感じている欠乏感や飢餓感から解放されて、自分に自信が持てるはず。幸せになれるはず。ずっとそう思っていた。けれども「ゴール」にたどり着いたところで、見える景色はどうやら今と大差ないようだ。それなら…それなら私は、どうやって幸せになればいいんだろう。どうやって家族を幸せにすればいいんだろう。寛人の話を聞き終わる頃には、笑美の涙も乾いていた。遠くから、「おーい、寛人、笑美! 肉焼くぞー」という文哉の声が聞こえてくる。2人は顔を見合わせると、同時に立ち上がった。みんなのところへ足早に戻りながら、「今夜は少し、文哉と話してみようかな」と笑美は思った。
2018年11月24日結婚して時間も経てば、慣れが生じてマンネリを感じることもあります。そのまま愛情まで冷めてしまうのは、なんとも切ない……。気持ちがよみがえることはあるのでしょうか。そこで、マンネリを脱客した男性たちに、“夫婦の愛が再燃した瞬間”について聞いてみたのでご紹介しましょう!文・塚田牧夫裸を恥ずかしがる「夜、リビングでビールを飲んでいたらグラスを倒してしまいました。タオルを取ろうと、バスルームの脱衣場に行ったところで、ちょうど風呂上がりの妻と鉢合わせたんです。すると妻が“やだ、なに!?”と恥ずかしがる。何回も見てるのに……。それがなんか妙に引っ掛かり、だんだん変な気持ちになって、久しぶりに抱いてしまいました。それから、コンスタントに夫婦の営みがおこなわれるようになりました」ユウサク(仮名)/34歳ずっと一緒にいて慣れが生じると、ドキドキが薄れます。恥じらう仕草が、そのドキドキを復活させたんでしょう。朝の準備が完璧「学生時代の先輩に誘われ、ついつい飲みすぎてしまいました。翌日は朝から会議だというのに、泥酔。資料の準備もしてなかったので、朝起きたとき大慌てでした。でも、なんと妻がほとんど準備をしてくれていました。妻はもともと同じ職場だったので、だいたいの要領は分かってくれていました。助かった。夜はいっぱい愛し合おうと思いました」アツヤ(仮名)/32歳ピンチのときや追い込まれたときに、パートナーの存在のありがたさを痛感することがあります。内助の功の発揮しどきと言えるでしょう。浮気相手と比較して「二年ほど付き合っている浮気相手がいました。そっちの彼女にも、ちょっとマンネリを感じているところはありました。ある日、浮気相手の家にいるときに“腹減ったな”とボソッと言ったんですね。そうしたら、彼女は“私は別に”と。ここで妻だったら、簡単でもなにか作ってくれるんです。そこに、愛情の差を感じて、うちへ帰ろう……と思いました」ハルキ(仮名)/35歳ほかの女性と比較することで、奥さんの愛情が確認できたんですね。対象が浮気相手ということで、手遅れにならなくて良かったといったところでしょう。“夫婦の愛が再燃した瞬間”をご紹介しました。何がキッカケになるかは分かりません。しかし、お互いに改善の意志があるのなら、愛情の再燃は十分にあり得ます。完全に冷めきってしまう前に、キッカケを見付けられるといいですね。(C) StaceStock / shutterstock(C) B-D-S Piotr Marcinski / shutterstock(C) Rido / shutterstoc
2018年11月23日結婚して年月が経つと、愛が冷めていくと言われています。しかし、決してそんな夫婦ばかりではありません。なかにはずっとラブラブな状態を維持する夫婦もいます。そこで、“夫から妻への愛してるLINE”というテーマで奥さまたちに話をお聞きしたのでご紹介しましょう!文・塚田牧夫「30年後の君を今と変わらず…」「私の夫はだいぶ歳が上。私とひと回り以上離れています。そんな夫から、私の三十歳の誕生日にLINEが来ました。朝言えばいいのに、照れているんでしょうね。仕事中にわざわざ送ってきました。“誕生日おめでとう”というメッセージのあとに、三十歳にちなみ、“三十年後の君も今と変わらず愛している”と書かれていました。そこでちょっと意地悪したくなり、“四十年後は?”と聞いてみたんです。そうしたら、“そのころは僕が生きてるかどうか分からないから”と切実な答えが返ってきました」ナナカ(仮名)/31歳「では問題です」「夫が毎日のようにLINEでクイズを送ってきます。“では問題です”と言って、まずは自分に関するクイズを出します。内容は、昔言ったことだったり、最近のことだったり。例えば、“高校の修学旅行の場所は?”みたいな感じです。私の場合、だいたい正解率は半々くらい。で、次は私が出題する番になるんですね。すると、彼が全部正解してくるんです。今までほぼ間違えたことがない。“愛するトウコのことなら、なんでも知ってるよ!”とのこと。私のことが大好きで仕方ないんだな……って感じます」トウコ(仮名)/34歳「必ず君を見付ける」「主人とは趣味が同じ。お互いに音楽が好きで、結婚する前からライブやフェスによく行っていました。結婚後も二人で出掛けることがあります。それであるとき、フェスの最中に彼とはぐれてしまったんです。まあ、スマホあるし大丈夫か……と思ったんだけど、見たら電池がほとんどない。ピンチ!そこで急いで彼にLINEして、その旨を告げました。すると、“大丈夫だ”と来ました。さらに、“必ず君を見付ける”と。“愛してるから見付けられる”みたいなことを言うんです。そのときちょうど見たいアーティストの番だったので、探すのはそれを見てからでいいよと。で、ライブが終わったあと彼を探すことに。でも、ものすごい人の数なんですよ。会えるはずない……と心細く思ってたら、後ろからトントンと肩を叩かれました。彼でした。“ほらね”だって」カンナ(仮名)/31歳“夫から妻への愛してるLINE”を覗き見してみました。結婚後、歳月とともに愛が冷めていくのは、愛を伝え合わなくなるせいかもしれません。できればいつまでも、こうやって分かりやすくストレートに伝えていけるといいですね。(C) ESB Professional / shutterstock(C) Goran Bogicevic / shutterstock(C) hurricanehank / shutterstock
2018年11月22日