妊娠高血圧症候群とは過去に妊娠中毒症と呼ばれていた病気で、妊娠高血圧症候群は、妊娠20週~分娩後12週までに高血圧がみられる場合か、または高血圧に蛋白尿を伴う場合に診断され、高血圧を伴う病的状態が複数みられる状態を指します。ママの体では赤ちゃんに栄養や酸素をより多く届けるため血液を多く流すべく変化しますが、それにより高血圧になりやすい状態です。ですが高血圧状態が続くとママと赤ちゃんの健康や体に悪影響を及ぼし、重篤な障害や疾患を引き起こすリスクがあります。原因は、現在のところまだはっきりとは分かっていません。有力な説とされているものとしては、妊娠16週頃までに完成する胎盤の血管が通常とは異なる作られ方をすることにあるということと、妊娠そのものへの中毒症状であることだと考えられています。妊娠高血圧症候群は、15歳以下または35歳以上での妊娠や、肥満傾向にある人、もともと糖尿病の人、腎臓などに疾患のある人、家族に糖尿病患者がいる・いた人、出産が初めての人、双子などの多胎妊娠の人、過去の妊娠で妊娠高血圧症候群と診断された人などがかかりやすいと言われています。妊娠高血圧症候群は、いつからいつまでにかかりやすいの?(※1)妊娠後期にあたる32週以降に多く発症する傾向がありますが、妊娠32週未満で発症した場合は重症化しやすい傾向があったり、最悪の場合では死に至る場合もあったりすることから早期発見と早期治療が重要とされています。妊娠高血圧症候群の症状眠気や倦怠感、頭痛、嘔吐感などが症状として現れますが、通常の妊娠症状と紛れやすいことから、妊娠高血圧症候群の症状を自覚することが難しい傾向があります。妊婦健診での検査結果で異状が見つかるまでママ自身が気づかない場合が多いと言われます。重症の場合、子宮や胎盤で血液が流れにくくなるため、赤ちゃんは栄養と酸素が不足した状態が続き、胎児発育不全となります。体重が少ない赤ちゃんが生まれたり、中枢神経や脳に障害が発生する低酸素症を引き起こしたりするリスクが高まります。最悪の場合、お腹の赤ちゃんが死に至るケースもあります。 診断の仕方と、診断後の生活について診断は妊娠20週以降から産後12週目まで高血圧であることか、または高血圧に尿蛋白を伴うことによって診断されます。高血圧の判定は血圧測定、尿蛋白は尿検査による尿中蛋白の測定によって行われます。血圧測定は、収縮時血圧と拡張期血圧の数値で診断されます。収縮時血圧は140mmHg以上、拡張期血圧は90mmHg以上のどちらか、もしくは両方の場合に高血圧と診断されます。尿検査は、妊婦健診での尿検査で蛋白尿1+ の結果が出た人を対象に、24時間分の尿をもとに尿中蛋白を正確に測定します。一日の尿蛋白量が300ミリグラム以上の場合に、正確な診断が下されます。妊娠高血圧症候群と診断された場合、外来で通院しながら食事のカロリー制限や塩分制限による指導での治療が中心となります。重度の場合は赤ちゃんの発育状態をみながら経過観察入院し、薬での治療と安静状態が必須となりますが、母体の健康状態によっては早期計画出産を行い、赤ちゃんとママの治療を優先させる場合もあります。そのほか、診断を受けた場合は産後12週目まで経過を観察します。子癇前症(しかんぜんしょう)高血圧に伴う脳組織の循環障害と機能障害で、異常な高血圧とともにけいれんが発生し、意識喪失や視野障害を起こした状態を指します。早期胎盤剥離や胎児発育不全、早産を引き起こしやすく、お産後にも赤ちゃんに問題が生じるリスクが高まります。妊娠20週以降または、産後1週間内での発症が多いと言われますが、お産の最中にも発生する可能性があります。HELLP症候群重度の子癇前症で、肝障害や、ママの血液中にある赤血球や血小板にトラブルが起きる疾患を指します。HELLP症候群では、まれに、異常な高血圧に伴う発作が起きる状態である子癇(しかん)が発生します。産後に発生する傾向がありますが、速やかな処置を行わないとママが死に至る可能性があります。普段から注意することとは妊娠高血圧症候群の予防方法は、現在のところ決定的なものは見つかっていません。ですが食べ過ぎを控え、塩分を摂りすぎない工夫を行うなどの高血圧に対する一般的な対策は有効だと考えられています。とは言えママが極端にカロリー摂取や塩分摂取を控えると、栄養状態面でのリスクも発生するため極端な制限には注意が必要です。健診医の指導を守り、ママ一人一人に合った予防法を心掛けましょう。
2016年04月04日妊娠初期の胸の張りってなに?生理時に、人によっては胸の張りを感じることがありますが、妊娠初期にも同じように胸が張ることがあります。生理が予定日通り来ておらず、胸の張りが続いているようであれば、妊娠初期にみられる胸の張りである可能性があります。・胸全体が張った感じがする・胸にチリチリ、ムズムズといった感覚がある・乳首の周りに違和感を感じる・乳首が衣服などに触れると痛みを感じる・乳首や乳房にかゆみを感じる妊娠時の胸の張りは生理時に感じられるものより強い傾向がありますが、(削除)ほとんど感じられない場合もあります。また、1人目の妊娠と2人目の妊娠とで症状の度合いが異なることもあり、症状のあらわれ方にはかなり個人差があります。妊娠初期に胸の張りを感じる時期とは胸の張りは、早い人であれば着床後すぐの妊娠0週目(生理予定日の1週間前)頃から感じることもあるようです。症状は妊娠初期の間しばらく続き、つわりが軽くなると同時に症状が落ち着く人が多いと言われています。妊娠後期でも出産に向けて再び胸の張りが感じられるようになりますが、妊娠期間中ずっと胸の張りが続くという人もいます。妊娠初期に胸が張る原因妊娠初期の胸の張りには、さまざまなホルモンの活動が影響しています。妊娠初期には子宮の発達を促すために卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌されます。この卵胞ホルモンには乳腺組織や乳管を活性化させる作用があり、これが胸の張りを生じさせます。加えて、基礎体温を高め子宮内膜を維持するために黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されますが、黄体ホルモンにも乳腺組織を活性化させる作用があり、この時卵胞ホルモンのほうが相対的に黄体ホルモンより過剰に分泌された際に、張りや痛みを感じる原因になるといわれています。妊娠初期に胸が張ったら注意すること妊娠初期に起こる胸の痛みは、妊娠のために必要な身体の変化の一環として生じるものであり、その症状が続くことで別の疾患や病気を引き起こす心配はありません。ただし、胸の張り以外にしこりを発見したり、乳首から出血がみられたりするような場合は、乳腺症や乳腺線維腺腫、乳ガンなど別の要因が考えられます。速やかに産婦人科を受診しましょう。妊娠初期に胸の張りを感じた時の、予防と対策妊娠初期の胸の張りを予防する方法は特にありませんが、症状がストレスになってママとお腹の赤ちゃんにストレスがかかる可能性も考慮し、不快な症状を緩和させられるように対策をしましょう。・アンダーウェア、下着胸や肌への刺激が少ないものを選びましょう。なるべく締め付け感が少ないもの、ワイヤー素材のないものやマタニティ専用ブラジャーなどがおすすめです。・胸の保湿ケア胸周りの肌の乾燥が、かゆみや痛みなどとなって症状を悪化させてしまう可能性があります。肌の状態に合わせ、お風呂上がりにボディ用の保湿クリームを塗るとよいでしょう。・入浴時の洗い方乳房や乳頭部分はデリケートであり、刺激を与えると胸の痛みをさらに強くしてしまう可能性もあります。お風呂で胸を洗う際には、柔らかめのタオルか手で軽く洗うようにしましょう。・胸を温めすぎない妊娠中の身体は温めることをおすすめしますが、胸の張りがつらいときは入浴時のお風呂の温度をぬるめにし、胸を温めすぎないようにしましょう。痛みが強すぎる場合は冷たいタオルなどで胸全体をアイシングすると痛みが和らぎますが、必要以上に冷やすことは血流を滞らせる原因となるため、状態をみながら行いましょう。
2016年04月04日妊娠初期の5~6週ごろになると、つわりの症状が現れ始めます。妊婦さんにより個人差はありますが、吐気や嘔吐が多くなる吐きづわり、食欲が旺盛になる食べづわりなどのほか、食べ物の嗜好の変化、嗅覚の変化、1日を通しての食欲不振などがあります。つわりの原因は解明されていませんが、大きな見解としては、ママの体が栄養不足の際に症状が悪化するような傾向があります。つわりは妊娠12~16週ごろに治まる傾向がありますが、人により、妊娠期間中でつわり症状が起きる場合もあります。つわりによっておなかの赤ちゃんの栄養状態が左右されることはありませんが、吐きづわりによる体重減少でママの体力が低下したり、食べづわりによる体重増加で妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など、入院による安静状態や治療が必要な病気を引き起こしたりする可能性もあります。妊娠初期の食欲は、つわりと上手に付き合いながら、栄養バランスの良い食事を1日3食摂ることでコントロールしていきましょう。妊娠初期の食事内容って、どうすればいいの? つわり症状があると、思うように食べられなかったり、食べすぎてしまったりする場合があります。吐きづわりの場合は、食べられるものを食べられる量だけ、ゆっくり摂るようにしましょう。食べづわりの場合は、主食やお菓子、油ものなどの摂りすぎは避け、野菜や糖分の少ない果物を小分けにして食べ、空腹状態を作らないように工夫しましょう。またこれからの妊娠期間では、お腹の赤ちゃんの成長に伴い、子宮が肛門を圧迫することで便秘が生じやすくなります。便秘が慢性化すると痔になり、産後の生活にまで影響を及ぼす可能性もあります。この時期から食物繊維の多い食材を摂ったり、水分を多く摂ったりする習慣をつけておきましょう。産後も含めた健やかな妊娠生活には、食事をきちんと摂ることが大切です。つわり症状と向き合いながらも、これまでの食事内容を見直し、ママと赤ちゃんの体の健康を心掛けましょう。妊娠初期におすすめの食べ物・栄養素妊娠期間中、ママが摂取した栄養素は、ママの体内からへその緒を通じ赤ちゃんにも届けられます。妊娠初期は、主食と主菜、副菜、汁物を中心とした一汁三菜をテーマに、体を作るたんぱく質、エネルギーのもととなる炭水化物、体のはたらきをサポートするビタミンとミネラルをまんべんなく摂取できるメニューが望ましいでしょう。特に、カルシウムの摂取はこの時期には推奨されています。牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品や、しらすや干しエビなどの小魚を摂りましょう。また妊娠中はお腹の赤ちゃんに優先的に鉄分が運ばれます。妊娠期が進むほど、出産に備えて血液量も増加するため、鉄分が多く含まれるあさり、小松菜、納豆などを積極的に摂るとよいでしょう。この時期は、葉酸を摂取することも大切です。葉酸は細胞分裂を促すはたらきを行うビタミンで、血を作るサポートも行い、おなかの赤ちゃんが著しく成長している妊娠初期では、通常の倍量を摂取するように指導されています。また十分に摂取することで、神経管の先天異常のリスクを低下させる効果もあります。葉酸は、ほうれん草やグリーンアスパラガス、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や、納豆、イチゴなどに含まれています。サプリメントで摂取してもいいでしょう。・カルシウム・鉄分・葉酸妊娠初期に避けるべき食べ物・栄養素この時期は、ビタミンAの摂り過ぎに注意しましょう。通常の食事の範囲では摂りすぎの心配はありませんが、Aの過剰摂取はお腹の赤ちゃんに先天的な奇形が発生するといわれています。また、ビタミンAが不足しすぎても、お腹の赤ちゃんの眼球に異常が発生する可能性があるといわれているため、適量摂取を心がけましょう。さらに、魚介類に含まれるメチル水銀は、お腹の赤ちゃんの脳などの中枢神経系に影響を与え、先天的な知覚異常などを引き起こす可能性があります。キンメダイ、マグロ、メカジキなどメチル水銀を多く含む魚介類の摂取は、およそ2週間に1~2回程度にとどめましょう。妊娠初期のオススメレシピつわりを軽くする効果があると言われるビタミンB6を豊富に含むバナナと生姜を使ったメニューです。「つわりの吐気対策に。生姜入りバナナジュース」■材料バナナ 1本生姜 少々豆乳か牛乳 300cc蜂蜜 お好みで■作り方1 バナナと豆乳をミキサーにかけて蜂蜜で味付けをする2 グラスに注いだ後、生姜をすりおろしたものを乗せる。お腹を冷やさないために、温めて飲むのもおすすめ。 「葉酸をたっぷり摂取できる、温野菜サラダ」妊娠初期に必要な葉酸を摂取できる、温かいサラダです。■材料ブロッコリー 1/2~1個にんじん 1本グリーンアスパラガス 適量ドレッシングしょうゆ 大さじ1酢 大さじ1サラダ油 大さじ11 ブロッコリーを子房に分け、にんじん、グリーンアスパラガスを食べやすい大きさに切る2 野菜をゆでる3 しょうゆと酢、サラダ油を混ぜてドレッシングを作る4 ゆでた野菜にドレッシングをかける
2016年04月04日神経痛ってなに?妊娠期間中に、腰から太ももにかけてしびれを感じたり、心臓の周りにピリッとした痛みが出たりするといった症状が現れることがあります。そういった痛みやしびれは、神経痛の可能性があります。神経痛とは、病名ではなく症状そのものを指します。全身に張り巡らされている運動や感覚を伝えるための連絡網である末梢神経が、なんらかの原因で刺激を受けることによって、痛みやしびれといった症状として現れます。・妊娠による、ホルモンや体型の変化ママの体内では妊娠初期から、卵巣や子宮、胎盤などからリラキシンというホルモンを分泌します。リラキシンには、出産に向けて赤ちゃんが狭い骨盤を通れるようにするため、骨盤などの関節や周辺のじん帯をゆるめる作用があります。骨盤が緩むことで体を支える力が弱くなり、背骨などにもゆがみが生じます。また、妊娠後期は胎内でどんどん大きくなる赤ちゃんによって、ママの重心や姿勢の変化にともない、骨や関節の位置がずれやすくなります。これらの理由から、おしりや下肢に伸びる神経が圧迫され、痛みやしびれなどといった症状が引き起こされます。・血行不良による冷え赤ちゃんが胎内で成長すると共に、子宮は大きくなります。このことで、お腹や骨盤内の血管が圧迫され、下半身に冷えやむくみが起きやすくなります。これが痛みに対する感受性を高めてしまい、神経痛の発症を促したり、すでに症状がある場合は悪化させたりする原因の一つとなります。・ストレスや不安妊娠による生活面での制限や体型の変化は、ママの心の戸惑いをはじめ、親になるための不安やプレッシャーなどストレスの要因になることが多く、精神的な負担が増えます。これらのストレスも冷えと同様に、神経痛の発症を促したり、すでに症状がある場合は悪化させたりする原因の一つとなります。妊娠後期の神経痛はいつからいつまでになるの?妊娠28週以降は体型の変化や血行不良といった理由から、神経痛を感じ始めるママも多いようです。出産することで治る人もいますが、骨盤や筋肉は長期間同じ状態でいることで固定されてしまうために慢性化し、出産後も続く可能性があります。神経痛の症状が現れたら、妊娠中に放置しないことが大切です。神経痛が現れる妊娠時期とは骨盤をゆるませ神経痛の一因となるリラキシンの分泌は妊娠2ヶ月頃から起こります。またママが妊娠初期に感じる精神面の不安やストレスなども加わり、妊娠4週~15週頃という早い時期から発症する場合があります。お腹の赤ちゃんが成長し、子宮が大きくなることでママの体内の臓器が神経を圧迫することで起きる神経痛に関しては、妊娠中期~後期にわたり症状が現れる場合があります。 神経痛の種類と、痛みやすい場所は?妊娠期間中に発症しやすい神経痛には、座骨神経痛と肋間神経痛があります。・座骨(坐骨)神経痛(ざこつしんけいつう)お腹が大きくなることで姿勢の変化や重心の変化が起こります。座骨神経が圧迫されたり刺激されたりし、お尻や太ももの後ろやすね、足先などに痛みやしびれが現れます。また腰痛を放置しすぎると、悪化して座骨神経痛につながることもあります。・肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)妊娠によるストレスで筋肉が緊張したり、子宮が大きくなったりすることで内臓が内肋間神経を圧迫します。それに伴い、肋間(肋骨と肋骨の間)周りに痛みやしびれを引き起こすことがあります。妊娠後期の神経痛予防と対策神経痛の痛みは独特で、痛みの頻度は天気や気温に左右されることがあります。痛みの強さによっては眠れないこともあるため、あらかじめ予防対策を行うことが大切です。・心の安静を保つ妊娠期間中の生活は制限しなければならないことも多く、ストレスを感じやすくなります。またママの体内で分泌される流産を防ぐはたらきを行うプロゲステロンというホルモンは、気分の落ち込みやイライラなどを引き起こします。落ち込みやイライラを感じたら気分転換を行ったり、体そのものを休めるなど、気持ちの切り替えをこまめに行いましょう。・体を温める血行が良くなることで、冷えの原因となるストレスをやわらげることができます。湯船にお湯を張って入浴したり、足湯などの時間を設けたりして、しっかりと体を温めましょう。・就寝時の体位を工夫する仰向けの状態で寝ると、腰やおしりの筋肉が座骨神経を圧迫することになります。下半身に痛みやしびれを感じるママは抱き枕などを利用し、横向きで体を曲げた体勢で眠りにつきましょう。体の重みを分散させることで、神経への刺激をやわらげることができます。・簡単なストレッチをするお腹に負担がかからず、無理なく行えるストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐしましょう。腰椎椎間板ヘルニアがある方や、切迫早産と診断されている方の運動はママとおなかの赤ちゃんの健康に影響が出る可能性があります。必ず、健診医または分娩医に相談の上行いましょう。
2016年04月04日妊娠超初期は、妊娠週数0~4週目までに相当します。体のだるさや腹痛、熱っぽさなど風邪のような妊娠症状がみられる場合がありますが、まだ妊娠に気づいていない人が多く、妊娠兆候が現れなかったり、自覚がなかったりする人もいます。妊娠症状がすでに現れているママの中には、ニオイに敏感になったり、吐き気を感じる人がいます。これらは妊娠症状の一つであるつわりで、食事にまつわる苦労が多いとされています。つわり症状では食欲がわかなかったり、食べ物の好みの変化があったりするなどスムーズに食事が摂れなくなる傾向がありますが、この時期の赤ちゃんは母体に蓄えられている栄養をもとに育つため、心配することはありません。食欲に従って、食べたい時に食べられるものを食べましょう。妊娠超初期の食事内容って、どうすればいいの?早い人は、妊娠4週目頃からつわりの症状が現れるため、食事の仕方に工夫をする必要があります。食べられなかったり、食べられるものが偏ったりしても、赤ちゃんはママの体からきちんと栄養を受け取るため心配はありません。また、妊娠後に分泌されるホルモンのはたらきや、赤ちゃんに優先的に水分が届けられるように体内が変化していることなどから便秘になりやすい傾向があるため、水分と食物繊維を摂るように心がけましょう。吐きづわり食欲がなく、食べてもすぐに吐いてしまう症状です。嘔吐を繰り返すと体内の水分やミネラル分が失われ脱水症状を起こす可能性があるため、飲めるものを選んでこまめな水分補給を行いましょう。食べづわりお腹が空くと気持ちが悪くなるため、空腹を避ける必要がある症状です。1回分の食事を小分けにし、空腹にならないように調整しながら食べましょう。満腹になるまで食べられるだけ食べると、この時期から体重が増えすぎる恐れがあります。妊娠中に太りすぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にかかる可能性があるため、注意しましょう。妊娠超初期におすすめの食べ物・栄養素妊娠初期に必要とされている栄養素のひとつに「葉酸」があります。妊娠初期に不足すると神経管閉鎖障害のリスクが高まるとされ、妊娠前から妊娠3カ月の間に積極的に摂取するよう農林水産省からも指導されています。ほうれん草やブロッコリー、バナナやいちごなどに多く含まれるので、意識して摂取しましょう。また、妊娠中は鉄欠乏症貧血になりやすいため、赤身の肉や魚介類を積極的に摂るようにしましょう。妊娠超初期に避けるべき食べ物・栄養素妊娠中には、気をつけておきたい食べ物や栄養素がいくつかあります。気にしすぎる必要はありませんが、知識として身に付けておくと妊娠期のいくつかのリスクを回避できます。加熱殺菌していないものナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモン、リステリア食中毒の主な原因食品で、妊娠中は感染しやすくなる傾向にあるため要注意。水銀を含む魚介類キンメダイ・メカジキなど、魚は良質なタンパク質やDHA(ドコサヘキサエン酸)、EAP(エイコサペンタエン酸)など、妊娠中に必要な栄養分を多数含む食材です。ただし、水銀の含有量が高いキンメダイ・メカジキなど関しては、摂取量に注意が必要。日本人が平均1食に食べる魚の量を80g(刺身1人前/切身1切れ)と計算すると、週に1~2回程度までとされています。魚の種類によって含まれる水銀量は異なるため、種類と量をチェックするよう心がけましょう。ビタミンAの過剰摂取妊娠3ヶ月までにビタミンAを摂り過ぎると、先天奇形のリスクが高まるとされています。レバーや鰻などに多く含まれているため、妊娠初期は控えめにするといいでしょう。ただし、普通の食事で摂る量では過剰摂取にはなりえません。妊娠超初期のにオススメのレシピ妊娠超初期の体調が良くないときでも、ササッと手軽に作れるレシピを紹介します。「きのこ入り白和え」■材料木綿豆腐 1/2丁しめじ 1/2パックにんじん 2cmほうれん草 1束A:たれ(白ごま 小さじ2、塩 少々、しょうゆ 小さじ1/2、砂糖 ひとつまみ)■作り方1 豆腐をペーパータオルで包んで耐熱皿に載せ、電子レンジで2分ほど加熱し、水切りをする2 しめじは石づきをとって小房に分け、にんじんはいちょう切りにする3 沸騰した湯で2を茹で、火が通ったらざるにあげる4 すり鉢に豆腐を入れてすりつぶす5 4にAを加え、3と茹でたほうれん草も加えて和える6 最後に白ごまをふりかけて完成「葉酸がたっぷりとれる、ブロッコリーとゆで卵のサラダ」■材料ブロッコリー 1/2株卵 1個りんご 1/3個A:ドレッシング(レモン汁 大さじ1、砂糖 ひとつまみ、オリーブオイル 小さじ2、塩 小さじ1/4、こしょう 少々)作り方1 ブロッコリーは小房に分け、沸騰した湯でよくゆでる。卵は好みの固さにゆで、殻を剥いてくし形に切る。りんごはいちょう切りにする。2 ボウルにAを入れてよく混ぜる3 1を器に盛り、2をかけたら完成
2016年04月04日妊娠中の頻尿は多くのママが経験する症状の一つです。大きく分けて妊娠初期の頻尿と妊娠後期の頻尿がありますが、妊娠初期から後期まで継続的に頻尿があるというママもいます。頻尿とは、それまでより尿の回数が増えることを指しますが(多尿)、回数や量に明確な定義があるわけではありません。妊娠初期に頻尿になる時期とは妊娠初期の頻尿は、妊娠初期の早いうちから始まり、妊娠中期に差し掛かるころまで発生する傾向があります。ママによっては、頻尿の症状が妊娠に気づくきっかけの一つとなる場合もあるでしょう。また、頻繁に尿意を感じるほか、ちょっとした刺激で尿が出てしまう尿もれの症状が出ることもあります。排尿に関することがらには恥ずかしさもありますが、妊娠中であれば誰にでも起こりうることです。対策の仕方と注意すべきことを心がけておけば、快適に過ごすことができるようになるでしょう。妊娠初期に頻尿になる原因(理由/原因)妊娠初期に頻尿が起こる原因は、主に以下のようなものが挙げられます。・妊娠を機に血流が増える腎臓の働きが活発になることで尿量が増したり、尿が排出されやすくなったりします。・妊娠初期に子宮が大きくなる子宮の前方にある膀胱が圧迫され、尿を溜めておける容量が少なくなり頻尿症状が現れます。妊娠中期には子宮が骨盤より上部に移動するため、膀胱の圧迫も改善されていきますが、後期に入ると大きくなった子宮が再び膀胱を圧迫するため、頻尿症状が現れる傾向があります。・黄体ホルモンの影響妊娠中に分泌される黄体ホルモンには子宮の筋肉を緩める働きがありますが、この分泌により膀胱の筋肉も弱められてしまうことがあります。ホルモンの分泌量や身体への影響については個人差があるため、頻尿症状として現れない場合もあります。妊娠初期に頻尿になったら、注意したいこと尿意を感じたら、我慢せずにきちんとトイレに行くようにしましょう。妊娠初期の頻尿では膀胱の筋肉が弱まり、尿を貯めておける容量も妊娠前より小さくなっているため、こまめに排泄する必要があります。残尿感が気になるようであれば、排泄の際に少し前屈みの姿勢を取ってみましょう。外部的に膀胱を圧迫することができ、尿がうまく排泄される場合があります。また、尿意を我慢すると膀胱炎を引き起こす原因となります。とくに妊娠中は免疫力が弱まっているので、膀胱炎のような各種の感染症にかかりやすくなっています。通院が必要になるケースもあるため、尿意を感じたら速やかに排泄しましょう。ただし、通常の頻尿症状との違いがある場合は、他の病気が原因になっている可能性があります。・排尿の頻度があまりに多い(5分おきの尿意が繰り返される、など)・排尿時に痛みを感じる・排泄した尿に血が混じっている・残尿感がある・尿に白濁がみられる・38℃以上の高熱が続く上記のような症状がある場合、膀胱炎や腎盂腎炎、または尿路結石症を起こしている可能性があります。健診医に相談のうえ、泌尿器科を受診しましょう。妊娠初期の頻尿予防と対策仕事をしていたり、運転中であったりなどの外出先では、尿意があってもトイレに行けない場合もあります。その場合は市販されている妊婦向けの尿漏れパッドを利用してみましょう。すぐにトイレに行けなくても、何かの拍子に尿漏れしても大丈夫などという安心感があれば、ストレスを感じにくくなります。また、利尿作用のあるカフェインの摂りすぎは頻尿の症状が悪化します。併せて妊娠中は、お腹の赤ちゃんに優先的に水分が回されることで水分不足になり、便秘も起きやすくなります。頻尿になると、つい水分を控えがちですが、脱水予防のためにも水や麦茶などカフェインレスの飲み物でこまめな水分摂取を行いましょう。時にコーヒーや紅茶を楽しみたい場合、デカフェ(カフェインレス)のコーヒー、紅茶などで代用しましょう。また、冷えも頻尿の症状を悪化させます。ひざかけを使ったり、お風呂で湯船に浸かって温まったりするなどの工夫を行い、体を冷やさないようにして過ごしましょう。
2016年04月04日妊娠を心待ちにしている女性ほど、毎月の体調の些細な変化には敏感になるものです。いつもよりも生理が遅れることで妊娠に気づく傾向がありますが、より早い段階で妊娠の兆候に気づく人もいます。精子と卵子が受精し受精卵となり着床すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの分泌がはじまります。これは妊娠すると初めて分泌されるホルモンで、その後妊娠を維持していくためにとても重要なものです。妊娠黄体を刺激して、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)などの女性ホルモンの分泌を促進します。このホルモン分泌が起こることで、妊娠超初期でも妊娠の兆候に気づくことがあります。たとえば、熱っぽい、体がだるい、異様な眠気を感じるなどが症状のひとつと言われています。ただし妊娠超初期の兆候にはあくまでも個人差があり、一般的に生理開始前の症状や風邪の初期症状と似ているものが多く、非常に気づきにくいとされています。その時は気づかなくても、後日になって「あれがそうだったのかも?」と思い返す人がほとんどのようです。(※1)妊娠超初期はいつからいつまでを指すの? そもそも妊娠週数は、最終月経が開始した日を妊娠0週0日目と数えますが、この段階では妊娠はしていません。ここから2週目、生理予定日の14日前あたりに排卵が起こり、この頃に受精すると受精卵が誕生します。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、4~5日かけて卵管を通り、子宮に向かっていきます。子宮に到着した受精卵が着床に成功し、無事に妊娠が成立した時点で妊娠3週目で、本来ならば生理予定日にあたるのが妊娠4週目です。妊娠検査薬で妊娠判定が明らかになるのは生理予定日から一週間後です。妊娠している場合は妊娠5週目以降となりますが、生理予定日当日から使用できる早期妊娠検査薬もあります。妊娠0~4週目までの時期は妊娠超初期にあたります。妊娠検査薬が使える時期より前に感じる小さな体の変化については、妊娠超初期症状に相当します。(※2)(※3)妊娠超初期各兆候が現れる時期とは実際には妊娠0~2週目まではまだ受精卵が出現していないため、妊娠超初期症状が現れるのは、卵子が着床するとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の分泌がはじまる3週目から4週目あたりとなります。妊娠すると、女性の体の中では、受精卵を育てていくためにホルモンの分泌が急激に増加します。その体内のホルモンバランスが変化することにより、妊娠超初期でもいつもと違った体調の変化を感じることがあると言われています。超初期各兆候について妊娠超初期の兆候には個人差がありますが、体調の変化として自覚できる人の場合、次のような症状がみられます。・微熱、熱っぽさ(基礎体温が高いままである)・体のだるさ・ぼーっとするなどのだるさ・倦怠感・強い眠気・乳房の張りや痛み・出血(着床出血)・下腹部のチクチクした痛み・腰痛・頭痛・ニオイに敏感になる・吐き気・便秘・下痢・イライラしたり、涙もろくなったりなど情緒不安定になる・トイレが近くなる(頻尿)・喉の渇きこれらは、いずれも女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)が、妊娠を継続するために急激に増加しているために起こると考えられています。また妊娠判定については、妊娠検査薬や早期妊娠検査薬が使える生理予定日~1週間後以降であり、妊娠週数でいうと5週目以降が正確であると覚えておきましょう。(※1)
2016年04月04日「妊娠したかな?」と思って、まず思い浮かんだのは家族の喜ぶ顔? それとも仕事のこと? 将来、出会う赤ちゃん? これからガラリと生活が変わる予感に、ドキドキしている人もいるかもしれない。そう、妊娠・出産は、女性の転機です!3人の男児を育てるマネーライターの楢戸ひかるが、今後10ヶ月に渡って、月齢ごとに「お金のこと、何を考えればいい?」ということをナビゲーションさせていただきます。 産婦人科に行く前に知っておきたいこと産婦人科で検査をしてもらう前に知っておきたいことは、「妊娠は、病気ではない」ということ。病気ではないので、経過が順調であれば健康保険は使えない。初回の健診時には、健康保険が使えないので、1万円くらいはかかるとみておいたほうが安全だ。検診費は国や自治体の助成が充実「え! 健康保険が使えない?」とビックリしないで! 1回あたり3,000円~5,000円、検査が多いときでは1万円を超える検診費の負担を減らすために、現在はすべての市区町村で14回以上の健診費が助成されている。ただし、助成額は自治体によって違うし、検診費も受診する病院や妊娠の経過によって異なるので、「すべての健診が無料になる」と思うのは危険! まずは、住んでいる自治体の妊婦健診についての最新情報をチェックしてみよう。「妊娠届け」を提出で妊婦健診の受診票がもらえる「どんなかたちで助成を受けられるか?」についても、自治体によって違ってくる。助成のチケット(妊婦健康診断の受診票)に対象となる検査項目が明記されていることが一般的だが、無料券を配布される自治体もある。助成を受ける方法は、妊娠届を出す窓口で説明してもらえるので、遠慮なく聞いてみよう。ここでのポイントは、「受診票もらう前に受けた健診は、さかのぼって助成されない」ということ。それゆえ、できるだけ早く妊娠届を提出するようにしよう。どこで出産するかも考えておくこの時期、もうひとつ考えてみて欲しいのは、「どこで出産するか?」ということ。ちょっと気が早いと思うかもしれないが、「実家に帰るのか、自宅の近辺で生むのか?」はたまた、「総合病院にするのか? 個人病院、助産院にするのか?」といったことは、妊娠初期に決めておくと安心! なぜなら、人気が高い産院は、予約がいっぱいで受付を早々に締め切ってしまうこともあるからだ。(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)
2016年04月04日妊娠超初期から初期にかけて見られる兆候として、熱っぽい、だるい、体が重いなどの倦怠感が挙げられます。妊娠すると女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が続き、基礎体温の高温期が保たれるためです。いつもよりも体温が高い状態となり、風邪をひいたときのような症状が感じられます。ただし、妊娠検査薬で妊娠の可能性が判定できる生理予定日の1週間後より前、妊娠超初期に相当する時期は妊娠の兆候に気づきにくいものです。症状が現れる個人差も大きく、兆候が感じられなかったからといって心配することはありません。また、つわり症状も、倦怠感の一種であると言えます。吐き気や頭痛、微熱、体のだるさ、眠気、イライラなどの症状があります。妊娠超初期~初期の倦怠感はいつからいつまでを指すの?妊娠初期は妊娠0週~15週で、妊娠1ヶ月~4ヶ月までを指します。その中でも、妊娠1ヵ月目が妊娠超初期に相当し、市販の妊娠検査薬や早期妊娠検査薬で陽性判定が出る前でも、些細な体の変化や、妊娠の兆候を感じるママもいます。この妊娠超初期から初期にかけてみられる倦怠感は、正確にいつから始まっていつ頃に終わるとはっきり言えるものではなく、個人差によります。倦怠感はつわり症状とともに感じられることが多く、つわりがあるママの場合、多くの人が倦怠感を感じる傾向があります。 妊娠超初期~初期の倦怠感が現れる時期とは卵子が着床すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの分泌がはじまり、プロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの分泌が急激に増加します。このホルモンバランスの変化によって、倦怠感が現れると考えられています。ですので、早い人は着床直後の妊娠3週頃から、熱っぽさや体のだるさのような倦怠感を感じるようです。一般的には妊娠5週目頃から症状が出始め、胎盤が完成する妊娠16週を過ぎると収まる傾向があります。ただし個人差が大きく、妊娠4週目頃から症状を感じる人もいれば、妊娠後期まで続く人、または全く感じないママもいます。妊娠超初期~初期の倦怠感の、風邪との違いと見分け方妊娠超初期から初期にかけての倦怠感は、風邪の初期症状とよく似ています。妊娠症状と風邪との見分け方は自己判断しにくいのですが、微熱ではなく明らかな発熱がある場合は風邪と疑っていいでしょう。妊娠が分かる前に風邪だと思って風邪薬を飲むケースがありますが、一般的な薬局で購入できる風邪薬や頭痛薬には、お腹の赤ちゃんの健康に影響を与えるほどの強い成分は含まれていません。数回程度の服用ならば心配ないと言われていますが、妊娠4~7週頃は赤ちゃんの中枢神経や心臓、消化器、四肢が、妊娠8~15週頃にかけては性器や口蓋が形作られます。明らかな発熱がなく、風邪だと判別がつかない場合は薬の服用はできるだけ避けましょう。また、風邪のような倦怠感と共に以下のような症状が、妊娠症状として現れる場合もあります。妊娠検査薬などで陽性反応が出る前でも、思い当たるものがあれば、薬を飲む前に主治医に相談しましょう。・生理とは違う少量の出血・乳房の張りや痛み・おりものの増加・ニオイに敏感になる・情緒不安定<参考文献>妊娠と出産あんしん大事典(成美堂出版)いちばんためになる はじめての妊娠・出産(成美堂出版)ママと赤ちゃんの様子が1週間ごとによくわかる 妊娠・出産最新ケアブック(世界文化社)
2016年04月04日超初期のママの体の様子妊娠超初期に該当する妊娠1カ月目(妊娠0~3週目)は、妊娠をしていない妊娠0~1週も含みます。ママの子宮の中にある卵子も受精直前(妊娠0~1週)や直後(妊娠2~3週)の状態であるため、妊娠による母体の変化には気付きにくいと言われていますが、お腹の中ではしっかりと生命が育まれています。特に、卵子と精子が出会ってできる受精卵が着床する妊娠2~3週目以降は、赤ちゃんの成長が著しい時期です。1日単位で体の各器官が形成され続けるため、赤ちゃんの発育はもちろん、ママ自身も、健やかな妊娠生活のために健康を意識することが大切です。母子に悪影響を及ぼすアルコールやタバコの摂取を控え、お腹の赤ちゃんに目を向ける意識を養いましょう。妊娠超初期に該当するころのレントゲン検査に関しては、妊娠1~2ヶ月目頃の胎児は放射線に対し感受性が高く、影響を受けやすいと言われています。受精する妊娠2~3週目ころから妊娠8週目くらいまでの期間にレントゲン検査を受ける際は注意が必要ですが、検査部位が下腹部以外(頭部、胸部、手足等)の場合には検査を受けても心配はないと言われています。また、慢性的な持病や疾患があり妊娠中の使用が禁忌とされている成分が含まれる薬を使用している人は、薬に赤ちゃんの先天的な奇形や疾患など健康影響を及ぼす可能性があることを考慮し、妊娠を計画的に行う必要があります。妊娠希望であることをかかりつけ医にあらかじめ伝え、妊娠計画の相談を行いましょう。妊娠0~1週妊娠0週と0日は最終月経の初日を指し、まだ生理期間中の状態です。卵子と精子が出会い受精することでできる受精卵もなく、妊娠成立前の状態であるため、生理痛の痛み止めや風邪薬など、ママが飲んだ市販薬に含まれる成分が妊娠に影響を与えることはないと言われています。ママの体にも妊娠による変化は現れておらず、体調不良などを感じた場合は生理症状によるものや、風邪を引いた際の症状などがほとんどでしょう。この時期に妊娠検査薬を使用しても陽性反応が出ることはありません。妊娠2~3週ママの体は最終月経の14日目に排卵を迎えます。排卵された卵子は生存期間24時間以内に精子と出会い、受精し、受精卵となります。受精卵は分裂を繰り返しながら子宮へ向かい、子宮内膜に着床するために内膜の外側に接着し、妊娠4週目にかけて内側にもぐりこみ着床します。受精卵が着床すると、妊娠成立です。妊娠3~4週ごろこの頃、生理周期が明確な人は生理が来ないことに気づいたり、人によっては妊娠症状を感じ始めたりすることもあります。また、妊娠検査薬で陽性反応が出始めます。妊娠4~5週ごろママの体内で、妊娠を継続するはたらきを持つホルモンhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌され始めます。妊娠前であれば、この頃に次の生理が開始しています。また、染色体に異常がある受精卵である場合は、この頃に科学的流産を起こします。染色体異常のある受精卵はそもそも着床できないか、着床しても胎嚢が確認できる前に発育が止まるため、通常と同じようにママの体外から排出されます。化学的流産は受精卵の自然淘汰であり、自然の摂理であるため、あまり大きく気を落とさずに、心の回復を待ちましょう。超初期の赤ちゃんの様子妊娠0~1週目お腹の中に赤ちゃんがいることはなく、卵子と精子もまだ出会っていない、妊娠成立前の状態です。妊娠2~3週最終月経の14日目に排卵がおきて卵子が精子を受精し、受精卵となります。受精卵は分裂を繰り返しながら子宮に移動します。子宮に到達すると子宮内膜に着床するために内膜の外側に接着し、妊娠4週目にかけて内側にもぐりこみ着床します。受精卵の中で、赤ちゃんの中枢神経や心臓が形成され始めます。妊娠3~4週ごろ着床した受精卵の中で、赤ちゃんの眼や耳、上肢下肢が形成され始めます。妊娠4週目後半からは、超音波(エコー)で胎嚢を確認できます。妊娠4~5週ごろ妊娠5週目頃から心拍が確認できます。妊娠6週目にかけて、赤ちゃんの歯や口蓋が形成され始めます。
2016年04月04日体のだるさや眠気などの倦怠感、頭痛や腹痛、微熱、鼻水などは風邪に似た症状は、妊娠している場合は妊娠の兆候として表れます。症状の現れ方や症状の強さなどは個人差がありますが、妊娠の可能性があるタイミングで風邪のような症状を感じたら、妊娠検査薬でのセルフチェックや、産婦人科への受診を検討しましょう。ただし妊娠検査薬で妊娠判定が明らかになるのは生理予定日から一週間後です。妊娠している場合は妊娠5週目以降となりますが、生理予定日当日から使用できる早期妊娠検査薬もあるため、併せて検討しましょう。妊娠超初期の兆候が、風邪のような症状と似ている?妊娠超初期に風邪のような症状が出るのには、妊娠にともなうホルモンバランスの変化や自律神経の乱れが関係しているからと言われています。とくに妊娠超初期にはプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加により高温期が続く状態になり、これが熱っぽさを感じる原因になります。また、ホルモンバランスの変化が免疫力の低下をもたらし、鼻水や鼻づまりが引き起こされることもあります。生理前にイライラしたり、頭痛や眠気を感じるPMS(月経前症候群)がありますが、このPMSも妊娠超初期の症状と同様に増加したプロゲステロンが作用して諸症状を引き起こしています。PMSの症状を経験したことがある人はそのイメージを想像してみると分かりやすいでしょう。妊娠初期症状と風邪を見分けるときのポイント妊娠初期症状と風邪の症状には、さまざまな違いがあります。・妊娠初期症状と風邪に共通してみられる主な症状→微熱、熱っぽさ(基礎体温が高いままである)→体のだるさ→ぼーっとするなどのだるさ→倦怠感→強い眠気→頭痛→腰痛→寒気→鼻水、鼻づまり→喉の渇き→下痢・妊娠初期症状のみにみられる主な症状→乳房の張りや痛み→出血(着床出血)→下腹部のチクチクした痛み→ニオイに敏感になる→便秘→下痢→イライラしたり、涙もろくなったりなど情緒不安定になる→トイレが近くなる(頻尿)・風邪のみにみられる主な症状→発熱→喉の痛みや咳風邪はウイルスが原因で発症するので、ウイルスのはたらきを抑制したり体内の免疫機能が働いたりするために発熱したり、喉の炎症による痛みや咳が現れたりしますが、これらは妊娠初期症状では発症しません。もうひとつの見分け方として、基礎体温を付けている人であれば体温の変化を見てみるのもよいでしょう。低体温期に入っているはずなのに微熱状態が続くようであれば、妊娠の可能性が考えられます。 妊娠超初期に風邪薬を飲んでもいいの?ママとお腹の赤ちゃんをつなぐ胎盤がまだない妊娠超初期から妊娠初期にかけては、赤ちゃんの体を流れる血液はママの血液と同じです。ママが薬を飲んだ際に血液中にある薬の成分も赤ちゃんの体内をめぐることになりますが、一般的に市販されている市販薬を用法・用量どおりに短期間服用した程度であれば、お腹の赤ちゃんの成長へ影響を及ぼすことはありません。期間に関しては、薬の説明書に記載されている「その薬を服用して症状が治まらなければ病院へ」と書かれている期間を目安にしてください(通常は3日程度)。また過去の様々なデータから、薬の成分の影響によって赤ちゃんが奇形になったり、妊娠に影響が出たりする例は極めてまれだと考えられています。とくに、妊娠4週未満の時期はまだ細胞分裂が始まったばかりで胎児の器官形成が行われていないので、妊娠初期に薬を飲んだことで懸念されるような奇形への影響はほぼないと考えられます。ただし、ぜんそく治療薬やニキビ治療薬などの一部には残留性のある成分が含まれている薬があります。持病を持つ人の場合、医師から処方されている薬を服薬している場合は注意が必要ですので、妊娠の前に必ず主治医に相談しましょう。妊娠4週〜7週目の時期はお腹の赤ちゃんの器官が形成され始める時期で、ママが摂取する栄養や薬が赤ちゃんにもっとも影響しやすい頃でもあります。妊娠4週目は、妊娠していなければちょうど生理予定日前後となりますが、生理が来ないまま風邪のような症状が続いているようであれば、風邪薬を飲む前に妊娠の可能性を考えて産婦人科を受診するほうがよいでしょう。妊娠超初期に風邪を引いたら?妊娠期間中、とくに妊娠4週未満も含め妊娠初期は免疫力も低下するため風邪をひきやすくなります。実際に風邪をひいてしまったことに気づいたら、身体を温めて十分な休養をとりましょう。平常時であっても、風邪を早く治すにはしっかり睡眠を取ることが大切ですが、これは妊娠期間中も同じことです。風邪の症状があまりに強い場合は、肺炎や気管支炎といった合併症を起こしたり、体力の低下にともないインフルエンザなどのほかの感染症を患う恐れもあり、お腹の赤ちゃんへの影響も懸念されます。その場合は病院の受診が必要になりますが、まずはかかりつけの産婦人科に相談し、そのまま産婦人科にかかるか内科(症状によっては耳鼻咽喉科など)に行くべきかの判断を仰ぎましょう。産婦人科以外の科にかかる場合には、妊娠中でも診察してもらえるかどうかを事前に確認しておきましょう。おすすめアプリ情報「eggs LAB」(PR)「eggs LAB」は専門医師が妊活/生理・排卵管理を教えてくれるアプリです。専門医師のロジックで、予測が難しい生理不順の人も排卵日・生理日を%で表示!より高確率なあなたの「排卵日(妊娠しやすい日)」「次回生理日」がわかります。カラダの変化から妊活まで、女性の毎日の生活をやさしくサポートしてくれます。ぜひインストールしてみてください。 「eggs LAB」をインストール
2016年04月04日妊娠期間中は子宮粘膜が充血しやすいため、少しの刺激などで出血が起こりやすくなっています。激しい運動や長時間の立ち仕事など、お腹に負担がかかる動作が引き金となって出血するケースもあります。出血が必ずしも重大なトラブルによるものとも限りませんが、流産や子宮外妊娠の兆候である可能性もあり、十分な注意が必要になります。出血の状態も、うっすらとピンク色や茶色のような色味であったり、おりもの状のどろっとした血であったりレバー状の血の塊であったり、真っ赤な鮮血であったりとさまざまです。また出血の原因が同じものであっても人によって量や色味に個人差もあります。出血の種類妊娠0週~3週の妊娠超初期に相当する期間内は、妊娠していることに気が付かない人も多くいますが、この時期に起こりやすい出血にはいくつかの種類があります。・着床出血生理予定日の1週間前から予定日前後に起きます。受精卵が子宮内に着床する際に、絨毛が子宮内膜を傷つけることで起こる出血です。着床出血は必ず起きるものではなく、どちらかというと着床出血を経験しない、あるいはあっても気づかないほど少量の出血で2〜3日程度続く傾向があります。まれに生理と変わらないくらいの量や期間、出血が続く人もいます。・絨毛膜下血腫受精卵が子宮内に着床した後、絨毛が子宮内膜へ伸びていく過程で子宮内膜が傷つけられ出血が起こります。通常は出血量もごく少量のため体内に吸収されますが、出血が多いと血腫(血の塊)ができてしまいます。主な自覚症状は出血のほか腹痛、お腹の張りなどですが、無自覚な場合もあります。絨毛膜下血腫ができた場合は安静が必要になり、普段の生活を続けられるか、管理入院が必要かなど医師の診断のもと判断する必要があります。・子宮膣部びらん一般的なびらんはただれている状態を指しますが、子宮膣部びらんはただれているように見える状態を含み、妊娠中に限らず女性の生理的な変化として発生します。びらんがある箇所は刺激に弱いため、外的刺激があると不正出血を起こしやすくなります。あくまで生理的なものなのでそれほど心配はありませんが、びらんの範囲が広いと感染症の原因にもなりやすいため、気になるようであれば産婦人科へ相談したほうがよいでしょう。(※1)(※2)・子宮頸管ポリープ子宮頸部の粘膜が増殖し、子宮の入り口である子宮頸管部に良性の腫瘍ができる病気です。腫瘍から出血することもありますが、痛みもなく無自覚であることが多いと言われます。悪性腫瘍となることはまれなため、自覚症状がなければ切除せず経過観察するケースもあります。腫瘍自体が感染症の原因となることもあるため、妊娠を希望しているのであれば切除する傾向があります。また、妊娠中に切除手術を行う場合もあります。・異所性妊娠従来は子宮外妊娠と呼ばれていたもので、子宮内膜ではなく卵管や卵巣のまわりに着床してしまうケースです。異所性妊娠では、生理予定日の1週間後くらいからピンク色のおりものや少量の出血が続き、下腹部の痛みが生じるため生理と勘違いすることもあります。放置すれば受精卵の成長とともに症状が強まり、卵管流産や卵管破裂によるショック症状を引き起こすので、一刻も早い処置が必要となります。・化学流産受精卵の染色体異常が原因で着床が続かなかった状態のことをいいます。受精はしているため、この段階で分泌されるホルモンに反応して妊娠検査薬で陽性が出ることもありますが、着床していないなど、着床が続いていない状態であるため、受精卵の着床に備えて厚くなっていた子宮内膜が生理と同様に排出されます。このため、出血の状態は通常の生理より量が多かったりどろっとしていたり、また生理痛もいつもより重く感じることがあります。 心配のない出血着床出血は妊娠時の正常な反応で、子宮頸部びらんや化学流産は生理的な身体の反応の範疇です。出血が多すぎるなどの気になる症状がなければ、特に問題はありません。化学流産については、名称に「流産」とあるものの実際には着床せず妊娠が成立していない状態のため、流産と気づかず過ごす人も多いと言われています。とは言え、自己判断は重大な身体のトラブルを見過ごす可能性もあります。気になる出血が続くようであれば、その様子をきちんと観察し、必ず医師に相談しましょう。医師にかかったほうがいい出血異所性妊娠は、卵管破裂によるショック状態により母体そのものが危険な状態となりますので、症状が疑われる場合はすみやかに医師にかかる必要があります。絨毛膜下血腫や子宮頸管ポリープに関しては、妊娠の継続に影響する場合もあるため、出血の状態や痛みなど症状を医師に相談し、適切な処置を受ける必要があります。引用元(※1) 日産婦誌61巻10号「婦人科疾患の診断・治療・管理」 (※2) 日産婦誌55巻5号「婦人科疾患の診断・治療・管理」
2016年04月04日頻尿は、一般的に起床時~就寝までの排尿回数が8回以上である場合を指す症状です。一つの目安であり、その日の水分摂取量や活動量などでも個人差があります。あわせて残尿感を伴います。妊娠中期の頻尿はいつからいつまでになるの?妊娠期間中は、お腹の赤ちゃんに送るために通常より多くの血液を必要とします。妊娠初期は、心臓で作られた血液や体液をろ過する役割を担う腎臓のはたらきが活発化するため、頻尿につながると言われています。妊娠中期ではママの体内で作られる血液量が最大となり、血液が腎臓でろ過される際、原尿と呼ばれる尿の元になるものがあるため、頻尿が起こりやすくなります。お腹の赤ちゃんが大きくなり子宮が膀胱を圧迫することでも頻尿症状が現れるため、妊娠後期からお産直前まで頻尿になる場合があります。妊娠中期に頻尿が現れる時期とは妊娠中のすべての期間を通して、頻尿症状を感じるママが多いと言われています。いずれもお腹の赤ちゃんの成長に伴う理由が原因とされ、産後には解消されるケースがほとんどです。妊娠中期では、妊娠16~24週ごろに頻尿症状が現れやすい傾向があります。こんな頻尿症状の場合は、感染症に注意妊娠中期の頻尿は、大きくなった子宮が膀胱を圧迫することで尿が溜まっていなくても尿意を感じることと、尿が溜まる量が少なくなることで起こります。妊娠期間中の頻尿は、主に妊娠による生理現象のため治療の必要はありません。まれに排尿を我慢することで感染症を引き起こしたり、尿路の感染や炎症が原因となり頻尿症状が現れたりする可能性があります。尿路感染による感染症は、直接赤ちゃんへの影響はなく、早期治療すれば妊娠に影響がない場合がほとんどです。しかし、重篤化すると炎症によって子宮が収縮し、早産や流産になりかねません。感染による症状を感じる場合は、早めに健診医または分娩医に相談しましょう。膀胱炎(ぼうこうえん)頻尿に加え、排尿時にピリッとした痛みがある、残尿感がある、尿の色が赤いなどといった場合は膀胱炎の疑いがあります。普段は排尿によって尿道に存在する細菌も洗い流されますが、妊娠中は抵抗力が低下しているため、感染しやすくなっていることが原因です。腎盂炎(じんうえん)膀胱炎が悪化すると、膀胱から尿管・腎臓へと細菌が上行し、腎盂炎を発症します。酷い残尿感、出血、悪寒や震え、腰痛などの症状に伴い38~40度の高熱が出ます。多くの場合は入院しての治療が必要です。妊娠中期の頻尿対策と感染症予防妊娠中のすべての期間において、排尿を我慢しないことが一番の予防になります。尿意を感じたら、できる限りすぐにトイレに行きましょう。排尿して細菌を洗い流す女性の体は、尿道と膣、肛門が近くにあることから細菌が入りやすい構造をしています。尿路に存在する細菌は、排尿で洗い流しましょう。こまめに水分補給を行い、尿の回数を増やすことも効果的です。外陰部を清潔に保つおりものシートなどを使用している場合はこまめに交換したり、排便時は膣周辺に触れないようお尻を前から後ろに拭くなど、患部を清潔を保つように心がけましょう。性行為によって膀胱炎になるケースもあるため、その場合は自分だけではなく、行為前にパパの体も清潔に保つように話し合いましょう。体を温める冷えなどの理由で膀胱内の粘膜が32℃以下になると、細菌が繁殖・感染しやすい環境になります。夏でも温かい飲み物を飲む、お風呂にゆっくり浸かるなど、日頃の生活から体を温める工夫をしましょう。妊娠中期の頻尿では、こんなことにも注意妊娠期間中の頻尿症状には、尿を出したにもかかわらず、まだ残っているかのような感覚が伴う残尿感が発生する場合があります。実際に尿が残っていることは少ないと言われていますが、不快感が伴います。ただし頻尿に限らず、排尿時に痛みがあったり、残尿感があったりする場合は感染症を引き起こしている可能性があるため、健診医に相談しましょう。また病気ではありませんが、妊娠中期から後期にかけては尿漏れにも注意しましょう。せきやくしゃみなどの際、お腹の圧力で尿が漏れることがあります。これも、妊娠中、子宮が膀胱や尿道を圧迫し続けることが原因です。尿漏れの量に応じて、尿漏れパッドや生理用ナプキンを使用しましょう。清潔を保つためこまめに付け替えましょう。妊娠中期の頻尿予防と対策妊娠中期の頻尿を予防するには、膀胱を支える骨盤底筋群と呼ばれる筋肉を鍛える方法があります。排尿時に尿を止めたり、おしりの穴を絞めたりすると骨盤底筋群の存在が分かりやすいと言われています。意識的に絞めたり緩めたりする運動を行うことで、強化することができます。ただし膣や肛門を締めるときは、お腹に力を入れないように注意しましょう。
2016年04月04日化学的流産とは、妊娠のきわめて初期に起こる流産で、受精はしたものの何らかの理由で着床しなかったり、または着床が続かなかったりした状態を指します。化学的流産が起きた場合は個人差により痛みも出血もありますが、妊娠していたこと自体に気づかずに過ぎるケースが多いようです。過去には化学的流産に気づく人はほとんどいなかったと言われていますが、近頃では妊娠検査薬の性能が向上し、妊娠のごく初期段階(妊娠3~4週ごろ)でも陽性反応が出るものがあるため、化学的流産が知られるようになりました。初期流産(化学的流産)が起きやすい時期妊娠12週目以前に起こる流産のことを初期流産といいますが、その中で化学的流産は妊娠5週目頃に起きやすいようです。流産自体は妊婦さんのうちおよそ10~20%が経験するとの統計もありますが、この数値には化学的流産は含まれていません。医学的には、胎嚢や胎芽、胎児の心拍が確認されてはじめて妊娠が確定しますが、化学的流産が起きる時期は胎児がそこまで成長しておらず、妊娠確定対象になりません。化学的流産は、医学上では流産として扱われていないために流産としてカウントはなされず、産婦人科の問診票でも“流産の回数”に記載する必要はありません。初期流産(化学的流産)の症状、原因となる理由化学的流産は、いつもよりも重く、痛みが強い生理が遅れてやってきたような感覚が自覚として現れると言われています。流産前は受精卵に反応して体内のホルモンバランスが変化し、子宮内膜も厚みを増しています。化学的流産にともないこの子宮内膜がはがれるため、通常の生理よりも強い痛みを感じる傾向があるためです。個人差はありますが、出血に混じり、親指の先ほどの白い塊が出るケースもあるようです。化学的流産の原因のほとんどは、受精卵の染色体異常によるものです。染色体異常のある受精卵はそもそも着床できないか、着床しても胎嚢が確認できる前に発育が止まってしまいます。それが通常の生理と同じメカニズムで体外に排出されるのが化学的流産であり、掻爬手術などの医療措置は基本的には行いません。初期流産(化学的流産)を防ぐには原因のほとんどが受精卵の染色体異常であることから、これを防ぐ手立てはありません。化学的流産が起きたとしてもその原因がママの生活習慣などにあったというわけではなく、自然に淘汰された結果として考えられています。例えば妊娠が分かる前にスポーツなどで身体を動かしたり、仕事で心身が疲弊していたり、夜更かししたりした後で化学的流産が起きても、それはママのせいではありません。妊娠が分かる前に薬を飲んでしまった場合も同様です。初期流産(化学的流産)が起きてしまったら化学的流産は受精卵の自然淘汰であり、自然の摂理です。どんな人にでもそれなりの確率で起こる可能性があります。あまり大きく気を落とさずに、心の回復を待ちましょう。通常、健康的な30歳の女性であっても、受精する卵子の約25%に染色体異常があると言われています。化学的流産の原因のほとんどが受精卵の染色体異常により起こりますが、一度経験した人が次回以降も科学的流産を起こすつながりを示すものはなく、次回以降の妊娠に影響することはありません。ただし、まれなケースですが何度も繰り返し化学的流産が続くようであれば、不育症など母体側の原因も考えられるため、産婦人科を受診したほうがよいでしょう。化学的流産は、早期妊娠検査薬などで早めの妊娠チェックを行った人こそ気づきます。赤ちゃんを心待ちにした気持ちとは裏腹に、陽性反応が出たにもかかわらず流産したという現実に大きなショックを受けるかもしれません。ですが、化学的流産が起きるということは少なくとも排卵や受精には問題がなく、妊娠は可能であるということでもあります。自信を持ち、妊娠しやすい健やかな身体作りを心がけ、いつでも赤ちゃんを状態で迎えられるように過ごしましょう。
2016年04月04日妊娠超初期症状って何が起きるの?女性の体は、毎月の生理など、1ヶ月の間でも様々な体調の変化が起こります。しかし、妊娠超初期症状は自覚はなく、妊娠2ヶ月、3ヶ月と年月を重ね、妊娠超初期をすぎると、お腹の中で赤ちゃんを育てる環境を作り、赤ちゃんを成長させていくために、ママの体内は劇的に変化していきます。妊娠が確認できるのは、妊娠検査薬が使える生理予定日から1週間後以降が目安です。それ以前に感じる体の変化や兆候は、妊娠超初期を示す症状です。受精卵が着床すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの分泌がはじまり、プロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの分泌が急激に増加します。この体内のホルモン分泌の変化によって、妊娠超初期でも妊娠の兆候に気づくことがあります。ただし、あくまでも個人差があり、その症状の多くは生理前や風邪の初期症状に似ているため、実際にはなかなか気づきにくいものとされています。妊娠超初期症状がないっておかしいこと? 妊娠を示す超初期の症状については、自覚として感じられないことが多くあります。ママ自身が妊娠の可能性に気づきにくい時期であることや、風邪や生理痛などの症状に似ており見逃しやすいことなどが原因です。また、妊娠初期に多くのママに現れるつわりでも、およそ5人に1人は症状を感じずに妊娠中期に入ることもあり、妊娠超初期症状がなくても、つわりなどの症状の現れ方に個人差があっても、お腹の赤ちゃんの発育に問題があるわけではありません。とは言え、妊娠した全てのママに必ず起きる妊娠兆候は月経(生理)の停止です。これがなかった場合は、そもそも妊娠していない可能性があります。妊娠超初期の各症状について妊娠超初期の症状には個人差がありますが、多くは次のような症状がみられます。・微熱っぽい女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)が、妊娠を継続させるために体温を上昇させます。基礎体温が高いままの状態が3週間ほど続いた場合、妊娠の可能性が高いと考えられます。・体のだるさ、倦怠感プロゲステロンの分泌によって普段よりも体温が高いため、体が熱っぽかったり、だるさを感じることがあります。・ひどい眠気体内のホルモンバランスの変化によって心体が疲れやすくなり、強い眠気を感じることがあります。・乳房の張りや痛みプロゲステロンの影響で、乳房に張りを感じたり、乳首が敏感になり痛みを感じたりすることがあります。・生理とは違う少量の出血受精卵が子宮に着床するとき、母体側の子宮内膜に接触し子宮内膜側を溶かして深く侵入していくことで、月経とは違った少量の出血があることがあります。・下腹部のチクチクした痛み・足の付根・恥骨あたりの痛み赤ちゃんが成長しやすいように、子宮はどんどん大きくなっていきます。そのため子宮への血流が増し、その違和感が下腹部痛として現れることがあります。また、産道を広げる準備として骨盤周辺のじん帯が緩み、足の付け根や恥骨が圧迫されて痛みを感じるケースもあります。その他、おりものの増加、肌荒れ、腰痛、ニオイに敏感になる、便秘や下痢、頭痛、情緒不安定、頻尿、喉の渇きなどの症状も見られることがあります。これらは、いずれも女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)が、妊娠を継続するために急激に増加しているために起こるとされています。生理前との違いと、見分け方妊娠初期症状の多くを引き起こしているプロゲステロン(黄体ホルモン)は、通常の生理周期中においても、排卵以降の黄体期から月経期にかけて約2週間の間に増加します。そのため、生理前の症状と、妊娠超初期症状はとても似ていて見分けにくいとされています。いつもよりもそれらの症状が重く感じられる場合や、症状が3週間以上続いている場合は妊娠超初期症状と考えられます。気になる症状が長く続く場合は、産婦人科を受診すると安心でしょう。 妊娠検査薬と、結果の見分け方妊娠の可能性を感じたら、自分で確認する方法として妊娠検査薬があります。妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが尿内にどのくらい含まれているかで判定できるキットで、一般の薬局やドラッグストアで購入することが可能です。妊娠検査薬は種類の違いにより検査できる時期が異なります。・一般的な妊娠検査薬一般の薬局やドラッグストアで手に入る妊娠検査薬で、日本国内で主に販売されているものです。す。尿に含まれるhCGの濃度が50mIU/mL以上になると陽性反応が出る仕組みで、生理予定日の一週間後から検査することができます。正しく使用すれば99%以上という高い精度を保っていますが、生理予定日を間違えていたり、正しい手順で検査しなかった場合、また尿がひどくにごっていたり異物や血液が混じっている場合は、正確に判定できないこともあります。・早期妊娠検査薬海外から輸入されたり、インターネットで購入したりできることが多いもので、一般的な妊娠検査薬よりも早い時期に使うことができます。hCGの検出基準値は25mIU/mLの物が多く、生理予定日の当日から検査可能です。通常の検査薬同様、生理予定日を間違えていたり、正しい手順で検査しなかった場合、また尿がひどくにごっていたり異物や血液が混じっている場合は、正確に判定できないこともあります。いずれの妊娠検査薬も、紙コップに尿をとって検査薬を浸すか、数秒間直接尿をかけて検査します。その後、水平な場所に検査薬を置き、1~3分待ちます。詳しい使い方はメーカーや商品によって異なるので、付属の説明書を参照しましょう。陽性のラインが出たら「妊娠」、陰性反応が出た場合は「この時点では妊娠していない」という意味です。早すぎる段階での使用では、妊娠していても陽性反応が出ないことがあるので注意しましょう。また陽性反応が出ても、受精卵が着床したばかりで不安定な時期であることに変わりはありません。着床が継続できずに流産する可能性や、子宮外妊娠(異所性妊娠)など異常妊娠の可能性もあります。陽性反応が出た場合は早めに産婦人科を受診しましょう。
2016年04月04日頻尿は、一般的に起床時~就寝までの排尿回数が8回以上である場合を指す症状です。一つの目安であり、その日の水分摂取量や活動量などでも個人差があります。妊娠後期の頻尿はいつからいつまでになるの?妊娠中のすべての期間を通して、頻尿症状を感じるママが多いと言われています。いずれもお腹の赤ちゃんの成長に伴う理由が原因とされ、産後には解消されるケースがほとんどです。妊娠後期の頻尿が現れる時期とは妊娠時は、胎児に送るために通常より多くの血液を必要とします。妊娠初期は、心臓で作られた血液や体液をろ過する役割を担う腎臓のはたらきが活発化するため、頻尿につながると言われています。妊娠16~24週頃には、ママの体内で作られる血液量が最大となります。血液が腎臓でろ過される際、原尿と呼ばれる尿の元になるものがあるため、頻尿が起こりやすくなります。妊娠32週以降は、お腹の中で約2000gにまで成長した赤ちゃんにより子宮が徐々に持ち上がります。子宮が膀胱を圧迫することで、少しでも尿がたまると尿意を感じやすくなり頻尿症状として現れます。注意が必要な妊娠中の頻尿の回数と、痛みの種類妊娠期間中の頻尿は、主に妊娠による生理現象のため治療の必要はありません。まれに排尿を我慢することで感染症を引き起こしたり、尿路の感染や炎症が原因となり頻尿症状が現れる可能性があります。尿路感染による感染症は、直接赤ちゃんへの影響はなく、早期治療すれば妊娠に影響がない場合がほとんどです。しかし、重篤化すると炎症によって子宮が収縮し、早産や流産になりかねません。感染による症状を感じる場合は、早めに健診医または分娩医に相談しましょう。・膀胱炎(ぼうこうえん)頻尿に加え、排尿時にピリッとした痛みがある、残尿感がある、尿の色が赤いなどといった場合は膀胱炎の疑いがあります。普段は排尿によって尿道に存在する細菌も洗い流されますが、妊娠中は抵抗力が低下しているため、感染しやすくなっていることが原因です。・腎盂炎(じんうえん)膀胱炎が悪化すると、膀胱から尿管・腎臓へと細菌が上行し、腎盂炎を発症します。酷い残尿感、出血、悪寒や震え、腰痛などの症状に伴い38~40度の高熱が出ます。多くの場合は入院しての治療が必要です。妊娠後期の頻尿対策と感染症予防妊娠中のすべての期間において、排尿を我慢しないことが一番の予防になります。尿意を感じたら、できる限りすぐにトイレに行きましょう。・排尿して細菌を洗い流す女性の体は、尿道と膣、肛門が近くにあることから細菌が入りやすい構造をしています。尿路に存在する細菌は、排尿で洗い流しましょう。こまめに水分補給を行い、尿の回数を増やすことも効果的です。・外陰部を清潔に保つおりものシートなどを使用している場合はこまめに交換したり、排便時は膣周辺に触れないようお尻を前から後ろに拭くなどの工夫をしたり、患部を清潔を保つように心がけましょう。性行為によって膀胱炎になるケースもあるため、その場合は自分だけではなく、行為前にパパの体も清潔に保つように話し合いましょう。・体を温める冷えなどの理由で膀胱内の粘膜が32℃以下になると、細菌が繁殖・感染しやすい環境になります。夏でも温かい飲み物を飲む、お風呂にゆっくり浸かるなど、日頃の生活から体を温める工夫をしましょう。
2016年04月04日妊娠期間中はすべての期において胸の張りを感じることがありますが、妊娠中期では、妊娠を継続しやすくしながら、赤ちゃんが成長しやすいようママの体内を調整するはたらきを持つ卵胞ホルモン(プロゲステロン)が関係します。プロゲステロンの分泌が盛んになると乳房の乳腺組織が増え、血管が膨張するため、内側から圧迫された乳房に張りや痛みを感じるようになると言われています。これは、乳腺や乳管の組織を発達させ、赤ちゃんが生まれた後すぐに授乳できるようにするための変化だと言えます。プロゲステロンは妊娠8~9ヶ月ごろに分泌量のピークを迎えるため、妊娠中期から後期にかけ、胸の張り症状が現れる傾向があります。・胸全体が張った感じがする・胸にチリチリ、ムズムズといった感覚がある・乳首の周りに違和感を感じる・乳首が衣服などに触れると痛みを感じる・乳首や乳房にかゆみを感じる妊娠中期の胸の張りが現れる時期とは妊娠中期の胸の張りは、胎盤が完成する妊娠16週~27週頃にかけて起き、妊娠後期の35週目頃にピークを迎えます。それ以前の妊娠初期では、子宮内膜を厚くして受精卵を着床しやすくするなど妊娠を継続させる環境を整えるためにプロゲステロンがはたらきます。そのため胸の張りなどが症状として現れることがあります。妊娠中期の胸の張りの症状内側から押し上げられるかのような胸の張りのほか、チクチクした痛みやかゆみ、むず痒さ、乳首の周りの違和感などが現れることがあります。この時期はプロゲステロンのはたらきで乳房の乳腺組織が発達するため、乳首から透明や黄色の分泌液が出ることもあります。乳房の内部では、母乳が通る乳管が枝分かれしはじめ、乳汁が溜まる腺房と呼ばれる房のようなものができます。ここに溜まった最初の乳を初乳と呼び、お産後1週間かけて赤ちゃんに飲ませることになります。初乳には赤ちゃんを守る抗体成分や貴重な栄養が含まれており、赤ちゃんを病気から守る効能があります。乳首を軽く圧迫させると分泌液が出るのは、内部に初乳が溜まりはじめている証拠です。基本的には、胸の張りは妊娠のために必要な身体の変化の一環として生じるものであり、その症状が続くことで別の疾患や病気を引き起こす心配はありません。ただし、胸の張り以外にしこりを発見したり、乳首から出血がみられたりするような場合は、乳腺症や乳腺線維腺腫、乳ガンなど別の要因が考えられます。速やかに産婦人科を受診しましょう。妊娠中期の胸の張りの、予防と対策女性の胸はとてもデリケートで、妊娠期間中も同様に繊細な器官です。優しく扱うことを心掛けましょう。胸が張っている場合は、おっぱいのケアやマッサージは避けましょう。無理に行うと乳首や乳腺を傷つける可能性があります。アンダーウェア・下着胸や肌への刺激が少ないものを選びましょう。なるべく締め付け感が少ないもの、ワイヤー素材のないものやマタニティ専用ブラジャー、パッド付きのキャミソールなどがおすすめです。母乳パッド乳首から乳汁などの分泌液が出る場合には、母乳パッドを使用しましょう。乳首のこすれによる痛みを防ぐ効果もあります。胸の保湿ケア胸周りの肌の乾燥が、かゆみや痛みなどとなって症状を悪化させてしまう可能性があります。肌の状態に合わせ、お風呂上がりにボディ用の保湿クリームを塗るとよいでしょう。入浴時の洗い方乳房や乳頭部分はデリケートであり、刺激を与えると胸の張りや痛みをさらに強くしてしまう可能性もあります。お風呂で胸を洗う際には、柔らかめのタオルか手で軽く洗うようにしましょう。胸を温めすぎない妊娠中の身体は温めることをおすすめしますが、胸の張りがつらいときは入浴時のお風呂の温度をぬるめにし、胸を温めすぎないようにすることがおすすめです。季節によってはシャワーだけにしてもよいでしょう。
2016年04月04日妊娠初期から引き続き、中期に入っても倦怠感が続くことがあります。倦怠感は疲れやすい、熱っぽい、だるい、体が重い、または眠気やめまいなどの症状として現れます。この時期に落ち着く傾向があるつわり症状も倦怠感の一種であると言えます。吐き気や頭痛、微熱、体のだるさ、眠気、イライラなどの症状があります。妊娠中期の倦怠感は、赤ちゃんの成長に用いられる栄養素を含んだ血液がママの体内で不足し、貧血気味になることが原因の一つと考えられています。また、赤ちゃんの成長に伴う体重の重みで下半身に負担がかかることなどでも倦怠感を感じます。そのほかにも、妊娠を継続させるはたらきを持つ黄体ホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)のバランスが崩れた際に起きる情緒不安定や、妊娠生活のストレスや不安などからも、倦怠感が発生すると言われます。妊娠中期の倦怠感が現れる時期とは妊娠中期の倦怠感は、妊娠16~27週に発生しやすいとされますが、特に期間が明確に決められているものではなく、妊娠初期から継続したり、妊娠後期にも感じたりすることもあります。出産後は、ホルモンバランスが整ったり、産後の体調整備などを経たりすることで、倦怠感も減少すると言われています。妊娠中期に起こる倦怠感と風邪との違い・見分け方妊娠周期の倦怠感は、風邪症状に似ているものもあります。疲れやすい、熱っぽい、だるい、体が重い、または眠気やめまいなどは妊娠特有の倦怠感ですが、それらに加えて発熱や寒気、のどの炎症や咳などがある場合は風邪を引いている可能性があります。また、めまいがある場合は、貧血によるものか体調不良によるものかでも現れ方が多少異なります。貧血の場合は立ちくらみ、体調不良の場合は発熱などによる浮遊感などが考えられます。風邪を引いていると分かった場合は、自己判断で市販の薬を飲む前に健診医や分娩医に相談しましょう。市販の内服薬の場合、胃または腸から肝臓を経て血管に吸収され、薬の成分が血管中にある間に効果として体に作用し、肝臓や腎臓で代謝されて他の物質となり便や尿として排出されます。排出までにかかる期間は個人差がありますが、そもそも、成分のほとんどは体内に残りません。妊娠4ヶ月目の14週~16週ごろには、ママと赤ちゃんをつなぐ胎盤が完成します。血液が混ざり合わないようになり、胎盤に備わっているフィルター機能のはたらきで薬の成分の侵入が制限されるようになります。ただし分子の小さい成分は胎盤を通過するので赤ちゃんの体内に入る可能性もあるため、市販の風邪薬を服用する際には必ず健診医や分娩医に相談しましょう。妊娠中期の倦怠感の予防と対策妊娠中期の倦怠感を予防するには、貧血予防と十分な休息に効果があります。貧血予防妊娠中期の貧血は、多くが鉄欠乏症貧血だと言われています。赤ちゃんの発育上、ママの体内で作られる血液量が最大になるためです。妊婦健診で貧血傾向を指摘される場合もありますので、貧血を予防する鉄分を多く摂取するとよいでしょう。妊婦健診の血液検査で貧血が指摘された場合、健診医の指導のもと、妊娠中のママでも服用できる鉄剤や注射が処方されることもあります。ただし副作用として吐気や便秘、下痢などの胃腸症状が起きる可能性もあるため、できる限り食品から鉄分を補給しましょう。レバー豚もも肉菜の花ほうれん草小松菜キハダマグロキワシカツオカキ牛乳卵大豆納豆豆乳ひじき岩海苔きくらげ十分な休息倦怠感に眠気やだるさを伴う場合は、妊娠によって負担が生じているママの体が休息を欲していることの現れです。無理をせずに休憩したり、横になれたりする環境を整え、心身穏やかに過ごしましょう。
2016年04月04日妊娠すると、つわりと呼ばれる、さまざまな症状に悩まされることがあります。主に妊娠初期~中期にかけて起きることが多く、妊娠5~6週頃から症状が出始め、妊娠12~16週頃にはおさまるとされています。症状や程度は人それぞれ。代表的な症状には、吐き気、嘔吐、唾液量の増加、全身倦怠感、頭痛、眠気、食欲不振、食物や匂いに対する嗜好の変化などがあげられます。つわりは、非妊娠時や男性には産生されない、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が、妊娠することで一気に増加することが関与しているのではないかといわれていますが、まだ全容は解明されていません。つわりは病気ではなく、妊娠の生理的現象ですが、つわりの症状が悪化し、食事や水分を摂取できなくなったら、受診が必要です。そのとき、妊娠悪阻という病名がつきます。受診の目安としては、一日中続く頻繁な嘔吐、食事摂取困難、5%以上の体重減少、脱水・飢餓状態、尿中のケトン体陽性です。通常のつわりが妊婦80%近くに起こるのに対し、妊娠悪阻は全妊婦の1~2%程度の頻度でしか起こりません。妊娠中期になってもつわりのような状態が続き、それが出産まで続いたという人もいます。この場合、多くは途中から、子宮による胃の圧迫で消化不良などになり、胃もたれや胸やけを起こしていると考えられます。いずれにせよ、つわりは妊娠期の一過性の症状。時が経てば解消されます。みんなどうだった? 妊娠中の「つわり」の体験談・妊娠中つわりが酷く、医師にビタミンやその他栄養素不足と言われたので、ミカンを毎日食べています。(35歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期検査には、2つの種類があります。1つめは、妊娠判明、妊娠確定のための検査、もう一つは、妊娠の確定後の初期に行う妊婦健診です。妊娠検査薬で陽性がでた場合などに、まず産婦人科を受診すると『正常妊娠』であるかどうかの検査をされます。まず、尿検査によるhCG陽性の確認(検査薬で陽性だったと申告した場合、省略されるケースもあります)、経膣プローブという膣内に挿入するスティックタイプの超音波機器を使用して胎のう位置の確認などが行われます。子宮内に胎のうの確認ができず、まだ妊娠週数が6週未満の場合、1週間後に再受診となるケースもあります。胎のうが確認でき、かつ、胎のう内の胎芽や胎児心拍が確認できると妊娠確定となります。妊娠確定となったら、早めに母子手帳の手続きをし、母子手帳についてくる妊婦健診の助成票を入手しましょう。初期の妊婦健診では、母体の健康状態の把握、ハイリスク妊娠であるか否かを確認する目的で、年齢、身長・体重の計測、血圧測定、尿検査、妊娠や出産歴などを聞かれる問診、子宮や膣、卵巣などの状態を観察する内診、血液検査、子宮頸部細胞診(子宮頸がんの検査)を行います。妊娠にまつわる検査は病気ではないため、健康保険がつかえません。助成票がないと、負担額が大きくなるので、多めに現金を持っていきましょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「検査」の体験談妊婦健診4回目までは通常通り、区から妊婦健診票をいただき受けました。全部無料かと思っていたのですが、妊娠初期検査は実費もかかり、高くてビックリしました。(37歳)妊娠初期検査では陰性だったはずが、後期の転院先の検査でクラミジア陽性がでました。その間、夫婦生活も皆無だったので、医師も私も何故かわかりませんでした。結局、免疫力が弱まっているところに便座等から感染したのではとの結論に達しました。(27歳)検査薬で陽性が出たと言ったら、病院で改めて検査せずに、いきなり内診検査だったので戸惑った。検査薬で陽性反応がでて、翌週に病院に行ったところ、「今は7ミリはほしいところです」と言われ、緊張しながらエコー検査をした。無事に7ミリ以上の大きさで「上出来。立派」と言われ、とても嬉しかった。最初に尿を取って調べるのかと思ったら、検査薬で陽性反応でしたという自己申告だけで、妊娠初期検査はせず、即内診だったことに驚いた。最初の妊娠の時、超音波検査もせず、医者から「妊娠検査薬で妊娠反応が出たということで。おめでとうございます。」と言われ、戸惑った。そのあとエコーで胎嚢が確認でき、「これが赤ちゃんが入る袋ですよ」と説明され、やっと正常妊娠していると嬉しく思ったが、超音波検査するまでは、なぜか「検査薬で反応が出たからといって妊娠ではないかも」とマイナス思考だった。妊娠初期検査で子宮頸がんが見つかり、安定期に入ってから手術をすることになった。妊娠の影響で細胞が活発になってしまったのもあるが、妊娠しなかったら見落として手遅れになるとこだった。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に便秘の症状がでることがあります。これは、妊娠するとプロゲステロンというホルモンの働きにより、消化器平滑筋が弛緩します。また、子宮が大きくなることで、胃を圧迫するようになります。この2つのことから、消化器運動が低下し、胃の中にいつもよりも長時間食物が停滞するようになって、便秘になりやすくなるというわけです。また、子宮内に羊水を貯め込もうとする働きから、腸内の水分が減ることや、つわりで十分に水分や食事が摂れないため、便の原料が不足するということも妊娠初期の便秘の原因となります。ちなみに、便秘とは、主に、通常1日1回だった排便が、数日に1回程度に減少する、排便間隔が不規則、便の水分含有量が低下し、硬便になっていることなどを指します。また、毎日出ていても、出る便がカチカチの硬便の場合には、便秘となります。ひどい便秘にならないように、水分と繊維質をしっかり摂り、いつ出したかを覚えておくのが一番ですが、もしひどい便秘になってしまった場合には、お医者さんに相談して便秘薬を使用し、排便を促すようにしましょう。カチカチの便をいきんで出すのは、裂肛(切れ痔)の元になるので要注意。みんなどうだった? 妊娠初期の「便秘」の予防法、体験談自分で作ったゴボウ茶を妊娠初期からよく飲んでいました。根菜だから体も温まるし、無添加なので安心です。便秘にも良いですよ。(26歳)・ハーブティー、麦茶を妊娠中によく飲みました。便秘時には、ヤクルトも飲むようにしました。(39歳)・便秘予防にドリンクタイプのヨーグルトを飲んでいます(31歳)・妊娠糖尿病だったので「とうもろこしのお茶」は血糖値が下がり、便秘も改善されて良かったです。(39歳)・便秘に効く抹茶をよく飲みました。(33歳)・便秘になりやすいので、豆乳がよいと聞き、バナナ+豆乳をミックスして飲んでいました。(27歳)・便秘気味だったので飲むヨーグルトを妊娠中に良く飲みました。(30歳)・便秘予防にごぼう茶を飲んでいました。(32歳)・ミキサーで手作りのフルーツジュースを作って飲みました。便秘対策にいいですよ。(24歳)・もともと便秘症だった私。便も出てないし、生理も遅れている。そこで浣腸と妊娠検査薬を同時購入しました。どっちを先にしようかなと、取り扱い説明書を読んでいると、浣腸の方の説明書に「妊娠の恐れのある人の使用は禁止」とありました。それを知らなかった私は驚きました。その後、先に検査薬を使用し、妊娠が判明。浣腸は使わずじまいです。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期の腹痛のうち、・下腹部が締め付けられる・引っ張られる・キュッとくるという症状の場合は、大きくなりはじめた子宮が、周囲を圧迫するために生じる痛みと考えられます。・足のつけ根のあたりがつれる・下腹部がつれるといったつるような痛みの場合、子宮をささえている靱帯が、急激な伸びに悲鳴をあげている、けいれんを起こしていると考えられます。いずれも正常な妊娠経過の痛みですので、安静に過ごして様子を見ましょう。激痛や出血を伴う痛みの場合は、危険信号。子宮外妊娠(異所性妊娠)や絨毛膜下血腫といった、なんらかのトラブルを疑う必要があります。また、おなかのどの部分が痛むのかによって、原因も異なります。もし痛みが上部にあるならば、胃炎といった可能性も。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に下痢をすると流産するといった迷信がありますが、これは全くのウソです。そもそも、自然流産の発生率は、一般的に15%と高め。これってつまり、6~7人に1人は流産の可能性があるということ。たまたま下痢をしていた妊婦さんが流産したということから、このような迷信が広まったのだと思われます。(イメージ的にもおなかがくだる=流産って浮かびやすいですものね)妊娠初期の子宮の大きさであれば、たとえひどい下痢で腸がグルグル動いたとしても、子宮収縮につながることはありません。ただ、あまりに長引く下痢は要注意。というのも、それによって引き起こす脱水症状と栄養不足が胎児の発育に影響を及ぼすからです。あまりにひどい時は、病院で点滴などを使用し、身体に水分と栄養を補給するのがいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「下痢」の体験談・いつもは便秘気味なのに、妊娠と同時に下痢気味になり、下痢の時にくる腹痛に毎日悩まされました。また、下痢は胎児によくないと聞いたことがあったので、不安でたまりませんでした。不安とはよそに、子どもはすくすく育ってくれて安心しました。・お腹と腰に鈍痛があり、生理痛のような下痢のような痛みがありました。・とにかく胃のあたりが痛かった。その後、下痢と便秘が交互にきました。・胃のあたりが食あたりみたいに痛み、激しい下痢になりました。・妊娠4~5ヶ月の頃に、下腹と足の付け根あたりにズキンズキンとした痛みがありました。あとは、下痢の痛みがひどかったです。・下腹部あたりが痛くて、ずっと下痢が続いたので心配でした。・下腹部がピキピキと痛かったです。時々下痢のような痛みもありました。・下腹部に下痢の時のような痛みがありました。・下痢が続き、毎朝起床時や食後はお腹がキューっと締め付けられるような痛みと、ギュルギュルした波のある痛みやシクシクした痛みがありました。・下痢と便秘を繰り返したので、お腹の痛みは頻繁にありました。・下痢になる時の痛みで、下腹部がズキズキしました。・妊娠初期は感覚としては内部で、下痢のときのような痛みがありました。妊娠後期は、下腹部が硬くなって突っ張る感じがしました。・嘔吐下痢になり、1週間大変だったことが2回もありました。・鉄分の薬を飲んで下痢になり痔になってしまいました。でも先生は鉄分の薬が原因だったと言う事に気付くのが遅く、薬を飲み終わる頃にもしかしたら下痢の原因って鉄分の薬だったかなぁという感じで悲しかったです。・妊娠初期に下痢がひどくてのた打ちまわり、救急車を呼んでと頼んだのに、夫は「救急車呼ぶ程痛いの?」と心配していませんでした。(31歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日今まで腰痛がなかった人でも、妊娠初期には子宮が大きくなりはじめ、骨盤内の充血が起こるために、腰痛が起こりやすくなります。腰痛は、妊娠初期だけでなく、妊娠中期も、妊娠後期(妊娠末期)にも起こるトラブルです。だんだんおなかが大きくなるにつれ、姿勢性の腰痛の症状がでてきます。これは、ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン、リラキシン)の影響によって、背骨の間接や靱帯がゆるみ、骨盤が不安定になり、姿勢の維持や矯正が難しくなることや、妊娠による体の重心の変化によって、おなかを前につきだし、腰をそらせた姿勢となることなどが原因とされています。他に大きくなった子宮による周辺組織への圧迫、便秘、運動不足なども考えられます。妊娠初期の腰痛予防には、正しい姿勢をこころがけること、冷やさないことなどが有効です。腰痛が辛いときには、ベッド、布団などは身体の沈まないものにし、身体を丸めたシムスの体位が楽にできるよう抱きまくらなどを使用します。骨盤ベルトや腹帯を正しく巻くことで緩和されることもあります。みんなどうだった? 妊娠初期の「腰痛」の体験談・マタニティの腰ベルトをしていなかったのですが腰痛予防にしておけばよかったと思いました。・妊娠初期からのつわりですが、私は座った姿勢で仕事をしていたせいか腰痛に悩まされました。横になることもできず、仕事をしているときはつらかったです。・腰痛がひどくなる前に、骨盤ベルトのことを知っておきたかったです。妊娠初期から使うといいことを、痛み出した中期に知りました。・腰痛や頭痛など、つわり以外にも色々体に不調が出てくるとは知りませんでした。・腰痛対策の知識があればよかったと思います。骨盤ベルトの存在をもっと早く知りたかったです。妊娠初期から付けるのがいいなんて知りませんでした。・初期の頃、妊娠以前と同じようにストレッチをしていたら、靭帯を伸ばしすぎてしまい、骨盤周辺を痛めてしまってひどい腰痛になりました。安定期に入ってマッサージに行ってもなかなか骨盤まわりのケアをしてくれるところは少なく、とても困りました。(28歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に発症する頭痛は、偏頭痛が多くなります。これは、ホルモンの変化によるもので、頭痛持ちではなかったのに頭痛がでる人もいるし、逆に偏頭痛持ちだったのに、妊娠したら治ったという場合もあります。偏頭痛が起きるメカニズムは、脳血管が何らかの理由で拡がり、拡がった血管によって神経が圧迫や引っ張られて痛みとなるのです。偏頭痛が起きてしまったときは、ズキズキする部位を濡れタオルなどで冷やして、暗い部屋で寝ると拡がった血管が収縮し、頭痛がおさまると言われています。あまりにひどい場合には、診断を受け、妊娠中でも飲める薬を処方してもらいましょう。また、妊娠前から貧血気味の人は、妊娠初期から鉄欠乏性貧血を発症することが多く、頭痛の症状がでることもあります。みんなどうだった? 妊娠初期の「頭痛」の体験談・赤ちゃんばかりお祝いをもらうからママにあげると幼なじみからマッサージ機をもらいました。目が悪く、頭痛、首こりがひどかったので嬉しかったです。(32歳)・つわりの終わる頃の時期は毎日頭痛がひどかったです。・妊娠中は一定期間毎日頭痛に悩まされましたが、あるとき突然治りました。・何も食べられず、入院したくらい頭痛が重かったです。・頭痛、歯痛、肩こりがあり、食欲はあるのに量を食べられませんでした。・頭痛があり、産婦人科に薬を貰っていました。・目の前がチカチカするほどの頭痛があり、ゲップが溜まってうまく出せず、吐き気がしました。・肩こりからくる頭痛だったので、ひたすら肩を温めました。・頭痛がありましたが、カフェイン入りのコーヒーを飲むとマシになりました。・妊娠中は頭痛がひどく、病院で勧められて漢方を飲みました。・頭痛があり、産婦人科から薬を貰いました。吐き気があり、とりあえず食べては戻していました。・頭痛は保冷剤で冷やしていました。嘔吐は食べたら吐く感じでしたが、食べずに吐くものがないとさらに辛いので、吐いたときになるべく辛くないあっさりしたものを食べていました。サンドイッチはすごく食べていた気がします。・嘔吐が多く飲食ができない時も、食べていなくて気持ち悪い時も、氷をなめると落ち着きました。横になっている時、体をユサユサ揺らして吐き気を紛らわせたりしています。少しでも便が出ないと苦しいみたいなので、胃にも負担を感じたので便秘薬で便を出し、お腹に余裕を作りました。吐き過ぎな時は体が懲り固まっているので、肩甲骨を動かしてほぐしたり揉んでもらったりしてほぐしたら、吐き気や頭痛が少しマシになる気がしました。・つわりの終わる頃の時期は毎日頭痛がひどかったです。・目の前がチカチカする頭痛、ゲップがたまりうまく出せず吐き気があった。・一定期間毎日頭痛に悩まされた。あるとき突然治った。・頭痛、歯痛、肩こり、食欲はあるのに量を食べられなかった・頭痛は水分不足でなるから水分をとれば治ると言われたが、治らないことが多々あった。(28歳)・とにかく常にムカムカしていて、午後からがひどかった。頭痛やだるさも辛かったです。(33歳)・頭痛と吐き気がして、市販の頭痛薬を服用しようか悩んでいた時に、まだ生理がきていないなと思い、薬も飲むし妊娠してないか念のため検査しようと思い、検査薬を使用しました。・妊娠中、つわりが重く、水分もまともに取れない状態だったので、薬も飲めませんでした。肩こり、頭痛がひどかった時は、小豆とハーブで作ったカイロを首から肩にかけたり、目の上に置いたりして横になると、少し和らぎました。・つわりの頭痛は薬が飲めないから、整体に行ってマッサージしてもらうとだいぶ楽でした。・頭痛は薬が飲めず、解消法がなくて大変でした。産婦人科の先生に相談して、「そういう人もいる」と他の妊婦さんでも同じ症状の人がいるということを知ると少し安心はしましたが、頭痛は改善されませんでした。2~3週間は特に激しく、かなりきつかったのを覚えています。・頭痛には打つ手がなくて苦しんだけど、吐き気に関しては「戻せばいいんでしょ」という開き直りの気持ちで対応しました。・千差万別の症状が出るにも関わらず、「意外とつわり軽いよね」と言われました。頭痛とか、急な吐き気があったりするのに、テレビドラマの良くあるつわりのシーンが、印象的だったようです。・花粉症に関しては、いつもの抗アレルギー薬を飲んで差し支えないと言われたものの、気になって飲みませんでした。頭痛薬や胃薬も必要なら内服するようにと言われ、胃薬は処方されたものを内服しましたが、頭痛薬は我慢しました。・突然、目の前が砂嵐のようになったり、視界が断片的に見えにくくなったりした後、必ず、頭痛がきて嘔吐を繰り返すことが多々ありました。病院で診療を受けると、偏頭痛の症状で妊娠中のストレスや血流の悪化が原因とのことでした。妊婦でも服用できる頭痛薬を処方してもらい、視界に変化あったらすぐ服用することで、解消できました。・休むより他の方法はなく、頭痛には薄く作ったコーヒーが効きました。妊娠中は胎児に影響があるとは言え、頭痛薬も飲めないので、普段からカフェインを取っている人は全く抜いてしまうことが原因かどうかは判りませんが、睡魔と頭痛には、かなり悩まされました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に便秘の症状がでることがあります。これは、妊娠するとプロゲステロンというホルモンの働きにより、消化器平滑筋が弛緩します。また、子宮が大きくなることで、胃を圧迫するようになります。この2つのことから、消化器運動が低下し、胃の中にいつもよりも長時間食物が停滞するようになって、便秘になりやすくなるというわけです。また、子宮内に羊水を貯め込もうとする働きから、腸内の水分が減ることや、つわりで十分に水分や食事が摂れないため、便の原料が不足するということも妊娠初期の便秘の原因となります。ちなみに、便秘とは、主に、通常1日1回だった排便が、数日に1回程度に減少する、排便間隔が不規則、便の水分含有量が低下し、硬便になっていることなどを指します。また、毎日出ていても、出る便がカチカチの硬便の場合には、便秘となります。ひどい便秘にならないように、水分と繊維質をしっかり摂り、いつ出したかを覚えておくのが一番ですが、もしひどい便秘になってしまった場合には、お医者さんに相談して便秘薬を使用し、排便を促すようにしましょう。カチカチの便をいきんで出すのは、裂肛(切れ痔)の元になるので要注意。みんなどうだった? 妊娠初期の「便秘」の予防法、体験談・自分で作ったゴボウ茶を妊娠初期からよく飲んでいました。根菜だから体も温まるし、無添加なので安心です。便秘にも良いですよ。(26歳)・ハーブティー、麦茶を妊娠中によく飲みました。便秘時には、ヤクルトも飲むようにしました。(39歳)・便秘予防にドリンクタイプのヨーグルトを飲んでいます(31歳)・妊娠糖尿病だったので「とうもろこしのお茶」は血糖値が下がり、便秘も改善されて良かったです。(39歳)・便秘に効く抹茶をよく飲みました。(33歳)・便秘になりやすいので、豆乳がよいと聞き、バナナ+豆乳をミックスして飲んでいました。(27歳)・便秘気味だったので飲むヨーグルトを妊娠中に良く飲みました。(30歳)・便秘予防にごぼう茶を飲んでいました。(32歳)・ミキサーで手作りのフルーツジュースを作って飲みました。便秘対策にいいですよ。(24歳)・もともと便秘症だった私。便も出てないし、生理も遅れている。そこで浣腸と妊娠検査薬を同時購入しました。どっちを先にしようかなと、取り扱い説明書を読んでいると、浣腸の方の説明書に「妊娠の恐れのある人の使用は禁止」とありました。それを知らなかった私は驚きました。その後、先に検査薬を使用し、妊娠が判明。浣腸は使わずじまいです。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期の胃痛はつわりの症状のひとつでもあります。少し食べたほうが楽になる場合は、食事や間食を何度にも分けて少しずつ食べるようにしましょう。また、膨満感を感じるのも妊娠期の症状のひとつ。妊娠前より消化不良が起こりやすくなっています。このようにつらい胃の症状ですが、胃痛自体は胎児とは関係ありません。また、市販の胃薬は胎児へ別に影響がないといわれていますが、心配な人は診断を受け、処方をしてもらった薬を飲みましょう。また、逆流性食道炎などの持病のある場合は、妊娠中に薬を我慢して悪化させてしまうことの方が大変です。医師の指示を守って薬を飲みましょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「胃痛」の体験談・不妊治療中で連日注射だけのために通院していました。なぜ私は妊娠出来ないのかと、病院からの帰りの車の中では泣いていました。身体的にも精神的にも参っていたと思います。仕事場では最低限しか話さないようになり、今思えば精神的に病んでいたのかもしれません。ムカつきとか胃痛があったけど、それは元々なので気にしませんでした。仕事も忙しかったし、大雪で毎日雪かきしなくてはならず、バタバタしていました。友だちの家で鍋をしてはお酒を飲み、愚痴を聞いてもらいました。そんな時、生理が遅れました。妊娠したかも、という喜びより、遅れて1週間ということもあり、今度もダメなのではという不安の方が大きかったのを覚えています。ただ、仕事柄放射線を浴びることがあり、不安に思い妊娠検査薬を購入しました。結果は妊娠初期で、本当に嬉しかったです。・妊娠の超初期に、胃痛や胸焼けのようなものを感じて、妊娠検査薬を使いました。2人目がずっと欲しかったのですが、なかなか出来ず、母の病気など色んな悩みがあった時期だったので、ただの胃痛や胸焼けだと思っていたら嬉しい結果でした。・つわりの症状で、胃痛がつらかった時期は、産婦人科で薬を出してもらいました。赤ちゃんにはまったく影響ない薬を出してくれるので、小さなことでもなんでも産婦人科の先生に相談するといいと思います。・私が選んだのは総合病院だったので、胃痛がひどかったときに内科に紹介状を書いてくれ、すぐに診てもらえたのは良かったです。・つわりの時期に、胃酸過多でゲップが出たり胃痛がしたりしました。・つわりはムカムカというより、胃痛に近い症状でした。(30歳)・吐き過ぎによる胃痛がありました。(33歳)・満腹でも具合が悪かったです。胃痛も頻繁だったが、ストレスだったかもしれません。(35歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期には、つわりと呼ばれる様々な症状に悩まされることがあります。症状や程度は人それぞれですが、代表的なものには、吐き気、嘔吐、唾液量の増加、全身倦怠感、頭痛、眠気、食欲不振、食べ物や匂いに対する嗜好の変化などがあげられます。妊娠5~6週頃から症状が出る人が多く、妊娠12~16週頃にはおさまることが多いです。これは、非妊娠時や男性には産生されない、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が妊娠することで産生され、妊娠初期に一気に増加することが関与しているのではないかといわれています。つわりの症状が悪化し、食事や水分が摂取できなくなると、治療が必要な妊娠悪阻と診断されます。受診の目安としては、一日中続く頻繁な嘔吐、食事摂取困難、5%以上の体重減少、脱水・飢餓状態、尿中のケトン体陽性です。通常のつわりが妊婦80%近くに起こるのに対し、妊娠悪阻は全妊婦の1~2%程度の頻度で起こります。母体が重篤な状態に陥った場合は、人工妊娠中絶なども考えます。みんなどうだった? 妊娠初期の「つわり」の体験談・仕事中は気が張っていたのか、不思議と楽でした。それでも空腹になると吐き気でつらかったので、常に制服のポケットにお菓子の入ったポーチを入れて、トイレに立った時にちまちま食べていました。窓口業務だったためなかなか席を外せず、常に何か口に入れておくこともできなくて、苦肉の策です。ポケットサイズのお菓子にすごく助けられました。・仕事に行くことでつわりがよくなった。家に一人でいると、寝てばかりになってしまった。どうしても、自分の体調に気持ちが向くので、余計にしんどくなった気がした。どうしても辛い時以外は、会社に出て、ゆっくり仕事をしていて方が気が紛れた。・妊娠初期は、仕事終わりになると、つわりだけではなく疲れて全体的に締め付けられるような痛みがあった。・つわりの時期は、ご飯を炊いている時間は別の部屋にドアを閉めて避難した。仕事中はフルーツ味のタブレットやフルーツジュースでごまかす。・仕事をしている時は全くつわりがなかった。プライベートになると気持ち悪く吐いていたのに、気持ちの持ちようでつわりが解消されていたようだ。・とりあえずいつも以上に仕事に集中して、少しでも妊娠初期の悪阻から気をそらすようにしました。・葉酸をとるためにイチゴを食べていました、さっぱりするのでつわりの時期でも食べやすかったです。(29歳)・ほうれん草、牛乳、葉酸のサプリメント、 鉄分をしっかりとりたい。つわりの時はシリアルに牛乳をかけて食べると水分があるため食べやすいし鉄分も葉酸も同時にとれた。葉酸は赤ちゃんの内臓形成のために飲み続けた。(24歳)・つわりで魚類が食べられなくなったので、サプリを摂るようにしていました。(37歳)・つわりで体重が減ったせいもありますが、妊娠中に体重を増やすのがアメリカ流でした。高カロリーのドリンクを大量に飲まなければならず、大変でした。(39歳)・つわりで生野菜が食べられなくったので、葉酸を取るために茹でたブロッコリーを食べていました。(28歳)・つわり中は、魚を食べる気になれなかったが、しらすはカルシウムも摂れるし、他の食べ物に混ぜて食べることが出来た。(29歳)・妊娠中は、つわりがひどく、出産まで続きました。あまり食べられなくて栄養のバランスが心配で気休めに野菜ジュースを飲んでいました。(32歳)・大好きなスイーツ、パン、コーヒーがつわりで食べられなかった。(36歳)・妊娠中つわりが酷く、医師にビタミンやその他栄養素不足と言われたので、ミカンを毎日食べています。 (35歳)・葉酸は胎児の無脳症の予防になると聞いていたが、つわりで十分に食事ができなかった。そのため葉酸キャンディーで補給していた。(24歳)・葉酸をとるようにしたかったのですが、つわりがひどかったので妊娠初期はなかなかとれませんでした。(32歳)・つわりで他のものは何も受け付けなくても豆類と芋類は食べることができました。たんぱく質と食物繊維がとれるのでしっかり食べていました。(34歳)・出産までずっとつわりで、妊娠中はほとんど食べられなかったので、せめて鉄分だけは摂ろうとひじきをよく食べました。(27歳)・トマトは、つわりの時に食べてスッキリした。つわりが終わっても体重管理のため食べている。(32歳)・何かに集中しているとつわりであることを忘れたので、仕事が休みの日でもインターネットで調べものをしたり、仕事の資料を作ったりした。・つわりのときは、とにかく寝ていた。旦那さんには悪いけどつわり中は自分のことは自分でやってもらうようにした。・湯気でもつわりがあったのですが、お風呂に入るとすっきりするので日課にしていました。・つわりで食べられないことを伝えたら、無理して食べなくても大丈夫と言われました。その言葉を鵜呑みにしていたら、結局安定期に入ってから子宮内胎児発育遅延で管理入院することになってしまいました。・つわりは全然なかったが、食べたい物を食べると気分がすっきりして出産への意欲がわいて来ました。・夫に足裏マッサージをしてもらっているときはどのツボを押されても痛気持ちがよく、つわりの症状を忘れていた。・とにかく氷を食べました。周りからは「貧血じゃないの?」と言われましたが。血液検査では、引っかからなかったのでつわりのせいだと思います。・妊娠がわかったのは結婚式の2週間前でした。嬉しいより先に結婚式でつわりが心配でした。・「つわりかな?」と思っている間にすぐに治まってしまったので、特に解消法はありません。・対策は、手首にあるツボを足の指のツボを押すことでした。少し気分が楽になりました。他に、食べられるものを見つけたことと超音波画像を見ること、またネットでつわりで苦しんでいる人の体験談を見ると、自分だけではないのだと少し気が楽になりました。・1人めの時は無理して仕事をしていたが、体重が8キロ落ちて入院したら精神的に落ち着いたのかつわりもよくなった。2人めの時は夏場のつわりで辛く、寝たきりだったが高原へ旅行に行ったら食欲も戻り上の子の面倒がみられるように回復した。・PCでゲームをするなど好きなことをしている時は落ち着いて、つわりはなかった。・あまりつわりは感じなかったが、いつもほど食べられないと思ったらダイエットだと思って受け入れた。・つわり対策は、アロマオイルで足浴することです。リフレッシュできて、つわりの不快感が和らぎました。・かなりひどいつわりでいつも口の中が気持ち悪かったけど飴をなめると少しすっきりした。・ガムを噛んだり、レモンの炭酸飲料を飲んだりしました。食べつわりだったので、3食は毎食少なめの量にして、間食をしていました。・ゲームに集中してまぎらわした。また「つわりは妊娠したばかりの母体に無理をさせないようにある」と本で読み気持ちが楽になった。・ストレスがたまるとつわりもひどくなります。ショッピングなどでストレス解消していました。・普通、妊婦はつわりの時は油っこいものが嫌になるみたいですが、私は油っこいものを食べると不思議と胃がスッとしたので、妊娠初期はから揚げなどを食べていました。・今思えばつわりだったけれど、16週まで妊娠に気付かなかったので特に何もしなかった。氷を食べるとすっきりした。・家にいたらつわりのことばかり考えてしまって気持ち悪いから仕事に行って、つわりのことを考えないようにした。つわりが軽かったからできたことだ。・つわりで辛いのに対処してもらえなかった。その日のうちに同じ産院の違う医師に診てもらい、点滴治療を受けたけれどまったく効果がなかった。・会社にいる時は仕事に追われていたので、つわりを少し忘れてました。・つわりが酷く、尿検査でケトンが出ていたのに「入院はまだ大丈夫。」と言われた。つわりが酷く、食べ物や飲み物を飲んでもすぐに吐いてしまい、3ヶ月以上寝たきりの妊婦だった。全然大丈夫ではなかった。・実家に帰りました。家族が多いので上の子の相手をしてくれたりご飯も母が作ってくれたのでつわりの時期はほとんど横になって好きなDVDを見て気を紛らわしていました。・仕事をしているときのほうがムカムカは少なかったです。切迫流産で入院していたときやることがなく終日つわりと向き合わねばならずつらかったです。おかげで産婦人科の妊婦のための豪華なご飯を食べ損ねました。・つわりがあり、運動もできないし、物が食べられないうえ、水分もあまりとれないため便秘がちになった。それが原因で子宮の強い収縮が始まり、どうにもならず救急車で運ばれた。・会社にはあまり迷惑をかけたくないので、ギリギリまで言わなかった。つわりがヒドイ時期はとにかく辛かった。上の子の面倒もみなければならなかったが、旦那は研修で9ヶ月いなかった。大きなお腹を抱えながら、子どもを抱っこしてお風呂に入れるのが一番大変だった。また、つわりがなかなかぬけず、子どものご飯を作るのも大変だった。それ以上に自分のものまで作る気力もなくて、自分の食管理がちゃんとできなかった。・よだれづわりの知識がない先生だったらしく、相談したら「そういうのはつわりと関係ないから耳鼻科に行けば?」と言われた。担当を替えてもらった。・妊娠中は、いつも以上に仕事に集中して、少しでも悪阻から気をそらすようにしました。・つわりがひどいときの対策はあまり食べないことです。食べると気持ち悪くなりました。不思議とフライドポテトだけは気持ち悪くならなかったのではじめの頃はよく食べていました。ただ塩分たっぷりなので、途中からはあまり食べないようにしていました。・つわりがひどい時期が夏でした。氷を食べると少しスッキリした気分になりました。・妊娠中、つわりではないと思い込んで、出かけた。友達と会ったり楽しいこと、好きなことをする。・つわりだからと引きこもっていると、そのことばかり考えてしまうので、ひどかった気がします。いつからか、食べづわりのときは、常にビスケット類を持ち歩いていました。気持ち悪いときは好きなことをするか寝るのが有効です。・つわりで3か月寝込んだ。その間3回入院した。吐くのはわかってても食べる。お腹がすくとさらに気持ちが悪いので、就寝前に枕元におにぎりと炭酸ジュースを用意して対策した。真夜中空腹で目が覚めたら少しでも食べていた。・つわりといっても私の場合は、軽い方だったと思います。ですから、いつから始まったかは特に気にしていませんでした。妊娠中に気分がすぐれない時は、大好きな読書や音楽を聴いて自分のリラックス出来る空間を作っていました。また、気分転換に外に少し出て散歩をしたりもしました。ムカムカして吐き気のある時は、主人にお願いして食事や家事等は休ませて貰ってました。代わりに主人がやってくれてました。・つわりに効くという手首のツボを押してました。効果は日によってまちまちでした。嘔吐までするピーク時は起きていると不快なのでただひたすら寝ていました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期には寒気(ゾクゾクする)ことがあり、妊娠に気づいていない妊婦さんの中には、風邪をひいたと勘違いする人も多いものです。この症状は、妊娠によって、高温期が続き、ずっと高いままの状態になるために起こるものです。基礎体温をつけている妊婦さんはこれが明らかにわかるでしょう。 妊娠すると、ホルモンの働きで、いつもであれば周期的にさがるはずの体温が下がらず、高温を保つため、妊娠初期には熱っぽさを感じる方が多いようです。自分の体温がいつもよりも高く、また外気温より体温の方が高くなる幅が広がることから、寒気を感じるのでしょう。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期には熱が出たように感じることがあり、実際測ってみると高めです。妊娠初期は熱がずっと高めでキープするのが正常です。ただし、38度近くの高熱の場合は妊娠の症状とは別のものですので、まよわず病院に行きましょう。以下に女性の生理周期・妊娠と体温のメカニズムを説明します。女性の体温は月経(生理)の周期によって、低温相と高温相という2つに分けられます。月経から排卵までは低温相、排卵が起きると、黄体ホルモンの影響で体温があがり、高温相に入ります。排卵された卵子が受精しなかった場合は、高温相が2週間ほど続いたのちに、体温が下がり、次の月経が始まるというわけです。一方、排卵された卵子が精子とめぐり合い、受精卵となると、、妊娠を維持するために、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが妊娠の超初期である、受精直後から分泌され、妊娠黄体を刺激し、エストロゲン、プロゲステロンを作らせます。それらのホルモンの働きで、いつもであれば、周期的にさがるはずの体温が下がらず、ずっと高温を保つため、妊娠初期には微熱を感じるわけです。みんなどうだった? 妊娠初期の「熱」の体験談・妊娠初期の三ヶ月の時に大出血があって病院へ行きました。切迫流産で1週間入院し、その後は安静にという事で1ヶ月実家で過ごしました。七ヶ月の時に三日ぐらい四十度近い熱が出て、病院に行きました。膀胱炎になっていて、その菌が腎臓にまできて腎盂腎炎になっているとの事で、再び1週間の入院。今となっては無事に産まれてくれたので、よかったですが、その時々は本当に「もうだめだ」と思ったし、無事に産めるかとっても不安でした。妊娠中はすごく頻尿になるので、ついがまんしたりしてしまいますが、がまんをせずにトイレットペーパーを持ち歩くぐらいで過ごしたほうがいいです。・つわりで水分すらまともに取れなかったときに熱中症で倒れ救急車で運ばれてしまいました。二人目となると、つわりでつらくても上の子のお世話で無理をしがちですが、つらいときには休むようにしたほうがいいと思います。・高熱が続いていたので気になって検査薬を使ったら、待ちに待った2人目の妊娠でした。・妊娠三ヶ月の頃、39度以上の高熱を出した時、夜間に診察して欲しいと連絡したら、他にもっと近い病院に行けば良いと言われて悲しかったです。総合病院なのに残念でした。(32歳)・数か月、37.3~37.7の微熱が続きました。(31歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日