井上真央と尾野真千子が姉妹役を演じる、BS松竹東急開局記念特別企画ドラマスペシャル「夜のあぐら~姉と弟と私~」が4月9日(土)に放送。2人の弟役の村上虹郎をはじめ、そのほかのメインキャストが発表された。本作は、父親の死に直面した主人公が、遺産相続をめぐる騒ぎに巻き込まれる中で、家族という“繋がり”を再発見し、不器用ながらも前を向いて生きていこうとするヒューマンストーリー。主人公・秋子を井上さん、そして秋子の姉・春子を尾野さんが演じる。生きていくことに冷めているようで、でも実は家族を大切に思っている弟・雪雄役にはNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」での好演が話題となった村上虹郎。井上さん、尾野さんとの軽妙な掛け合いには要注目。そして、家族を振り回しながらマイペースに生きてきた父親役には岸部一徳、父のいまの“愛人”・ミドリさん役には南果歩、主人公たちの実の母親役には手塚理美と、様々な世代の実力派が顔を揃えた。キャスト陣からコメント到着【村上虹郎】脚本を読ませて頂いた段階で、兄弟構成や家庭環境はかなり違えども雪雄との親和性は高いなと感じました。実際現場に行ってみてもそれは変わらずで、無理なくやれた感じがしてます。やはり末っ子なので自分がこうである!こうありたい!の前に一筋縄ではいかない姉たちや家族たちがまずそこに存在してこその、アンサーとしての雪雄、みたいなところもあって、面白かったですね。振り返ってみると、今までに出逢ってこなかったタイプの作品かもしれないです。そういう点と、ユニークな先輩方のキャラクターたちが面白いのは間違いないです。【岸部一徳】野尻(克己)監督のとても良い脚本、久しぶりに一緒に演ってみたい人たちとの仕事でした。開局記念のスペシャルドラマとして良い作品を完成して欲しいです。新しい局として、松竹らしい、内容のある良いドラマづくりに繋がる事を期待しています。【南果歩】脚本を一読した後に残った爽快感を、大事にしたいと思いました。家族の思いや視点が、それぞれバラバラに見えても、不意に心通う瞬間があり、それが今の家族の有り様だとも感じました。この家族はそれぞれに悩みを抱えてはいるのですが、どこかユーモラスでもあるところがとても好きです。現代の向田邦子ドラマとなる期待を持って、ミドリさんになりたいと思います。素晴らしいキャスト、スタッフがじっくりと作り上げたドラマです。きっといろんな世代の方々に共鳴していただけると思います。ご期待ください。【手塚理美】「秋子の母」頂いた台本の役名にはそう記されている、、、名前は何処にもない。最初は、そうなのね、、、と、思い、撮影を重ねる毎に、そうだったのね、、、と、なり。そして、、、そうであって良かった、、、となり、、、撮影が終わった今は、、、「秋子の母」を演じる事が出来て静かに嬉しいと思っております。参加させて頂く事が出来て感謝であります。この度、BS松竹東急開局記念特別企画ドラマスペシャル「夜のあぐら」に出演させて頂く事になりました。家族とは?繋がりとは?この作品を通じて、ご一緒したキャストの皆様は私の愛おしい家族となりました。どうぞ、放送を楽しみにしていて下さいませ。開局記念特別企画ドラマスペシャル「夜のあぐら~姉と弟と私~」は4月9日(土)21時~BS松竹東急にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年03月10日吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子らが出演する映画『ハケンアニメ!』より、本予告映像が到着。主題歌は「ジェニーハイ」が担当することが分かった。到着した映像では、新人監督・瞳(吉岡さん)が「観てくれた人に魔法をかけられるような作品を作りたい」と真剣に語るシーンからスタート。そして、瞳を振り回すプロデューサー・行城(柄本さん)、スランプ中の天才監督・王子(中村さん)、王子の才能に人生をかける敏腕プロデューサー・香屋子(尾野さん)が、それぞれのアニメーション制作への思いをぶつける中、瞳が王子に覇権宣言。さらに、瞳がスタッフたちとぶつかり合いながらも一心不乱に作り上げていく姿、王子と香屋子の作品作りに対する真摯な思いが、劇中アニメーション映像とシンクロしながら、テンポよく描かれていく。そして、映像でも流れる本作の主題歌が、「ジェニーハイ」による書き下ろし新曲「エクレール」に決定。「ジェニーハイ」は、ドラム:小籔千豊、ベース:くっきー!(野性爆弾)、キーボード:新垣隆、ボーカル:中嶋イッキュウ(tricot)、ギター&プロデュース:川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigola End)から成るバンド。ジェニーハイ「エクレール」は、アニメーション業界の個性豊かでエネルギッシュなイメージが伝わる唯一無二の楽曲に仕上がっており、瞳の好物として劇中に登場するエクレアをモチーフにしたタイトルだ。また、人気アイドル声優・群野葵役で出演する高野麻里佳が、今回ゲスト・ヴォーカルとして参加しているほか、劇中アニメーションの声優を務めた梶裕貴、潘めぐみ、高橋李依、花澤香菜といった豪華声優陣も掛け声で参加している。楽曲を聴いた吉岡さんは「思わず"可愛い"と声が出ました」と印象を明かし、「エクレアは本編でも登場し、心情を伝える大切なアイテムです。映画に出てくるエクレアを思い出しながら聴くとまた違った良さを感じられるかと思います」とコメント。作詞・作曲/編曲を手掛けた川谷さんは「これまでにないポップなジェニーハイが誕生しました」と自信を見せ、参加した高野さんは「クリエイターなら誰もがグッときてしまう、歌詞にも注目してほしいです!」とアピールしている。また、瞳や王子をはじめ、アニメーター、脚本家、編集、声優、宣伝マンなど、アニメーション業界を盛り上げる登場人物たちも写し出された本ポスターも完成した。『ハケンアニメ!』は5月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月20日より全国にて公開©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2022年03月08日「第76回毎日映画コンクール」の表彰式が15日、都内で行われ、各賞を受賞した佐藤健、尾野真千子、清原果耶、片山友希、宮本信子らが登場した。今年で76回目を迎える同賞は、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。1935年に創設された「全日本映画コンクール」を前進に、第2次世界大戦を経て1946年に現在の「毎日映画コンクール」がスタートした。以降、時代の変化とともに選考方法や賞の区分を変えながら、作品、俳優、映画スタッフ、アニメーション、ドキュメンタリーなど幅広い分野において顕彰を続け、映画業界はもちろん、映画ファンからも高い支持を集めている。男優主演賞には『護られなかった者たちへ』で主演を務めた佐藤健が選ばれた。「改めて素晴らしい映画に携わらせていただいたという思いで、お声を掛けてくださったことに感謝したいし、現場でも自分自身の力はちっぽけで、支えられた皆さんに本当に感謝したいです」と共演者やスタッフに感謝の言葉を口にした佐藤。本作は、震災から生活保護にとデリケートなテーマを扱っており、役作りについては「自分が頑張ったというより空気に身を委ねました。震災当時の学校を再現してくださったりして美術さんのお力をお借りし、その空気に身を任せて撮影していたという感じです」と振り返り、「コロナ禍ということもあって普段のように一緒にご飯を食べることもありませんでした。阿部寛さんとの共演を楽しみにしていましたが、挨拶ぐらいで話す機会もなく、本当ならもっと話したかったなと思っていました。また別の機会に今回の皆さんとはご一緒したいと思います」と共演した阿部らとの再会を臨んでいた。女優主演賞には『茜色に焼かれる』 の尾野真千子が受賞。『茜色に焼かれる』からは尾野をはじめ、和田庵と片山友希が新人賞にも選ばれた。「頑張った結果ですね。本当にもがいたんですよ。ここにいないキャストはもちろん、スタッフさんや監督さんみんながもがいて苦しみ、色んなことを考えながら絞り出したような毎日を過ごしてお芝居をしました。その結果がこうやって繋がり、2人の自信とか色んなことが出たんだろうと思います。本当に母のようにうれしいです」と自身の受賞はもちろん、和田と片山の受賞を喜んだ。尾野の演技を間近で見た片山は「本番が始まる直前に尾野さんはいっぱい喋られていて笑顔だったんですが、スタートすると号泣されてすごいな~と思いました。私は気持ちを自分の中で考えないと撮影ができないことが多くて、切り替えのすごさは今まで出会ったことがない女優さんだと思ったしシンプルに格好良いと思いました」と絶賛し、「目指す女優さんは尾野さん? おこがましいですよね。尾野さんに憧れてますって簡単に言ってはいけない人だなと思ったので言えません」と恐縮しきり。すると尾野が「いや、もう黙っていて欲しいです」と笑いを誘っていた。なお、各賞の受賞者は、以下の通り。○■受賞一覧日本映画大賞:『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)日本映画優秀賞:『すばらしき世界』(西川美和監督)外国映画ベストワン賞:『ノマドランド』(クロエ・ジャオ監督)(ウォルト・ディズニー・ジャパン 目黒敦)男優主演賞:佐藤健『護られなかった者たちへ』女優主演賞:尾野真千子『茜色に焼かれる』男優助演賞:仲野太賀『すばらしき世界』女優助演賞:清原果耶『護られなかった者たちへ』スポニチグランプリ新人賞(男性):和田庵『茜色に焼かれる』スポニチグランプリ新人賞(女性):片山友希『茜色に焼かれる』監督賞:濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』脚本賞:吉田恵輔『空白』撮影賞:笠松則通『すばらしき世界』美術賞:原田哲男『燃えよ剣』音楽賞:林正樹『すばらしき世界』録音賞:浦田和治『孤狼の血 LEVEL2』アニメーション映画賞:『岬のマヨイガ』(川面真也監督)大藤信郎賞:『プックラポッタと森の時間』(八代健志監督)ドキュメンタリー映画賞:『水俣曼荼羅』(原一男監督)TSUTAYA 映画ファン賞・日本映画部門:『るろうに剣心 最終章 The Final』(大友啓史監督)TSUTAYA 映画ファン賞・外国映画部門:『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(東宝東和 山﨑俊)田中絹代賞:宮本信子特別賞:岩波ホール(エキプ・ド・シネマの活動)(岩波ホール 岩波律子)
2022年02月16日俳優の和田庵が2日、都内で開催された第95回キネマ旬報ベスト・テン表彰式に出席し、映画『茜色に焼かれる』で新人男優賞を受賞した。和田は、8歳から芸能活動を開始するも2018年にカナダに留学。帰国後、同作で本格的に俳優活動を再開した。同作では、理不尽な事故で夫を亡くした母子を尾野真千子と演じた。表彰式に登壇した和田は、「この度はキネマ旬報ベスト・テンというとても栄誉ある賞をいただき本当に心から嬉しく思います。そして、僕を純平役に選んでくださった石井監督に心から感謝いたします。撮影中は真夏だったんですけど、コロナ渦ということもあり、スタッフさんもマスクを付けながら大変だったと思います。そんな中、苦労してみんなで作り上げた作品でこういった栄誉ある賞をいただけて本当に光栄です。ありがとうございました」と喜びと感謝の気持ちを述べた。また母親役で共演した尾野も主演女優賞を受賞。尾野は“親子受賞”に関して、「それが一番嬉しいです。自分もそうですけど。とても嬉しいですけど。こうやって親子で取れるってね、なかなかない。母親じゃないですけど、本当の母の気持ちのように一番喜びました」と感激をあらわにした。和田も「尾野さんと一緒に親子受賞させていただけるなんて、本当に夢にも思ってなかったので、本当になんて言っていいのか、本当に嬉しいです」と語り、“親子”の絆の深さをうかがわせた。コメントは以下の通り。■和田庵キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞という栄誉ある賞をいただき、信じられないくらい嬉しいです。僕を選んでくれた石井監督に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、主演の尾野真千子さんと一緒に親子受賞出来たこと、一緒に登壇出来たことが何よりも嬉しいです。(C)2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ
2022年02月04日第95回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が10日に都内で行われ、三浦透子、鈴木亮平、濱口竜介監督、原一男監督、 立川志らく(コメント映像)、佐藤忠男(コメント映像)、河合優実、和田庵、尾野真千子、役所広司、大江崇允が登場した。『茜色に焼かれる』で主演女優賞を受賞した尾野は、同作で新人男優賞に輝いた和田から「感情爆発させるシーンでは、尾野さんが怒鳴った後に神社にいたカラスが一斉に飛び立った」という逸話を披露されるほどの演技。自身も「何年ぶりだろうというくらいに、憑依した。憑依しないでおこうという気持ちが強かったけど、久しぶりにそんな感情を味わって気持ち良かったです」と振り返る。コロナ禍の状況での受賞について聞かれると、尾野は「映画がまともに観れない、外に行けないという中で、こうやってこんなに地味な映画を観てくれる。それだけでも私たちがやったことが間違いではなかったなと思いますし、こうやって賞をいただけたということは、少なからず気持ちがちゃんと伝わっているんだなということを感じます」と涙ぐむ。「私達が頑張っていることはやっぱり間違いじゃなかったんだなと思わせてくれた。大変なことがあったし、私たちみたいな仕事は特にいろいろ大変なことがたくさんあるなと思うんですけど、でも、こうやって伝えられる、伝わる。必要なことだなと胸を張ってこの仕事をいろんな人に伝えて、いつかこういう仕事が夢ですと言ってくれる人が増えたらと思います」と語った。また主演男優賞の役所は、これまでにも様々な賞を受賞していたが、キネマ旬報ベスト・テン で主演男優賞に輝くのは、1996年の『Shall we ダンス?』、1997年の『うなぎ』『失楽園』で2年連続受賞して以来23年ぶりだったという。役所は「23年間、別にサボってたわけじゃなくて、一生懸命いい芝居をしたいと思って頑張ってきたんですけど。やっぱり2年連続でいただいたので、あれでも僕の運も尽きたのかもしれないなと思いつつ、それでも頑張ってきました。おかげで帰って来れたこと、幸せに思ってます」と笑顔に。『すばらしき世界』の西川美和監督も登場し、花束で役所を祝った。○第95回 キネマ旬報ベスト・テン 受賞一覧日本映画作品賞 『ドライブ・マイ・カー』外国映画作品賞 『ノマドランド』文化映画作品賞 『水俣曼荼羅』主演女優賞 尾野真千子(『茜色に焼かれる』『ヤクザと家族 The Family』により)主演男優賞 役所広司(『すばらしき世界』により)助演女優賞 三浦透子(『ドライブ・マイ・カー』『スパゲティコード・ラブ』により)助演男優賞 鈴木亮平(『孤狼の血 LEVEL2』『燃えよ剣』『土竜の唄 FINAL』により)新人女優賞 河合優実(『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』『偽りのないhappyend』により)新人男優賞 和田庵(『茜色に焼かれる』により)日本映画監督賞 濱口竜介(『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』により)外国映画監督賞 クロエ・ジャオ(『ノマドランド』『エターナルズ』により)日本映画脚本賞 濱口竜介、大江崇允(『ドライブ・マイ・カー』により)特別賞 佐藤 忠男(70年以上の評論活動を通して日本の映画文化の発展に貢献をされた功績に対して)読者選出日本映画監督賞 濱口竜介(『ドライブ・マイ・カー』により)読者選出外国映画監督賞 クロエ・ジャオ(『ノマドランド』により)読者賞 立川志らく(連載『立川志らくのシネマ徒然草』により)
2022年02月03日BS松竹東急の開局記念特別企画ドラマスペシャルとして、井上真央主演の「夜のあぐら ~姉と弟と私~」を放送することが決定した。ピアノ講師を辞め、目標も定まらないまま日々を漫然と過ごす秋子。ある日、姉・春子から、ひきこもりの弟とともに緊急招集をかけられる。死が迫った父の遺産を「愛人」から守るために力を合わせて戦おうというのだ。姉の強引さに巻き込まれ、気乗りがしないまま、あれこれと動き回る秋子は、次第に姉や弟の気づいていなかった一面を知ることになる。やがて、真夜中に実家に忍び込んで金庫を盗み出すことになり…。本作は、父親の死に直面した主人公が、遺産相続をめぐる騒ぎに巻き込まれる中で、家族という「繋がり」を再発見し、不器用ながらも前を向いて生きていこうとするヒューマンストーリー。生きることへの不安を抱え人生を模索する現代に新しい家族の姿を描き、今後、同局が視聴者に伝えていきたいメッセージを込めたドラマだ。井上真央が演じるのは、元ピアノ講師の秋子。「嘘なくまっすぐに秋子を演じていきたい」と意気込み、「撮影はこれからですが、私にとっていとおしい作品になると予感しています」とコメント。また、姉・春子役には尾野真千子。「面白いドラマやります!撮影はこれからですが、たくさんの人達と台本以上の物語が生まれてくることを今からワクワクしてます!」と心境を明かしている。なお、原作・原案は第126回芥川賞、第1回大江健三郎賞を受賞した長嶋有。監督・脚本は、映画『鈴木家の嘘』で国内外多数の賞を受賞、「きのう何食べた?」も手掛けた野尻克己が務める。開局記念特別企画ドラマスペシャル「夜のあぐら ~姉と弟と私~」は4月、BS松竹東急にて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年01月27日アニメーション業界で奮闘する者たちを描いた、辻村深月の小説の映画化『ハケンアニメ!』。この度、吉岡里帆を始め、中村倫也、柄本佑、尾野真千子に続き、脇を固める追加キャストが発表された。アニメーション業界を舞台とするお仕事映画とあって、本作では主人公・瞳(吉岡さん)や王子(中村さん)らアニメーション監督、行城(柄本さん)や香屋子(尾野さん)らプロデューサーのほか、様々な業種の人たちが登場。表舞台に出ることの多い監督・声優だけでない、アニメーターや編集、宣伝マン…作品を、業界を盛り上げるために不可欠な人々の姿が、しっかりと描かれている。今回発表されたのは、そんな瞳たちと共に業界を盛り上げる心強いキャラクターたち。秩父を盛り上げようと奮闘する市の観光課職員・宗森周平を工藤阿須加。劇中アニメ「サバク」と「リデル」に参加する作画スタジオ「ファインガーデン」所属の人気アニメーター・並澤和奈を小野花梨。瞳とは何かと衝突する、「サバク」の主人公・トワコ役を務める声優・群野葵を、「ウマ娘 プリティーダービー」に出演する声優・高野麻里佳。「サバク」の制作会社「トウケイ動画」の制作デスク・根岸を前野朋哉。同じく「トウケイ動画」の宣伝マン・越谷を古舘寛治。根岸と越谷は、仕事柄一緒にいることも多く、2人でドライな行城を目の敵にしているが、それぞれアニメーション制作にかける熱い思いを秘めている、という役どころ。「サバク」の脚本・シリーズ構成の脚本家・前山田を徳井優。「ファインガーデン」の社長兼アニメーター・関を六角精児が演じる。そのほか、「サバク」の作画監督・河村を矢柴俊博、カット毎に撮影されたデータを絵コンテに準じて繋ぎ合わせる「サバク」の編集・白井を新谷真弓、「リデル」担当演出・田口を松角洋平、フィギュア会社の企画担当・逢里哲哉を水間ロン、視聴率が高いアニメを放送することが命題の「リデル」放送局の重役、星をみのすけ、アニメショップの店員役で前原滉が出演することも分かった。▼追加キャストコメント・工藤阿須加僕が演じさせて頂いた周平は、アニメに対して、地域に対してみんなに寄り添って楽しんでもらうために尽力してる誠実な人なんだなと感じました。僕自身、アニメが大好きなので今回この作品に携わらせて頂けて嬉しかったですし、ロケ場所も素敵で楽しく撮影する事が出来ました。・小野花梨天才アニメーターということで、まずは先生にアニメの基礎となるイラストを描く基礎から教わるところから始まりました。私が何気なく繰り返した鉛筆の動かし方をプロは絶対にしないよと教えて頂いた事がとても印象に残っています。どうしたら普通のアニメーターではなく天才と呼ばれるようなアニメーターに見えるのかを先生と相談しながら作る作業が非常に勉強になりました。普段はポケッとしていて冴えない女性ですが、作画やアニメに対する想いが強い頼もしい女性です。愛情たっぷりの並澤和奈を演じる事が出来てとっても楽しかったです!・高野麻里佳群野葵役、高野麻里佳です。普段声優として活動している私ですが、この度は「声優・群野葵」役として実写で出演いたしました。実写の演技が右も左もわからないまま飛び込んだオーディション。面接会場のような空間で1人、自身の体を使った演技を見ていただくのは声優現場とは全く違う緊張感がありました。ただ、いただいた資料を見た時、私は葵ちゃんの気持ちがわかる気がしたんです。「アイドル的人気で主役に起用された若手声優」葵の、逞しさや悔しさ。一人の役者として、そんな葵ちゃんを精一杯表現してあげたいと思いました。声優やアニメを作るスタッフさんは、いわゆる裏の技術職で、スポットを当てていただくことはあまりありませんでした。映画内で、多くの人が思い思いの情熱をアニメに注ぐ様を目の当たりにして、世に出たアニメ作品たちがどうして輝いているのか、納得させられました。それだけでなく更に輝きを増して見えるような、声優としても身が引き締まる作品になっています。群野葵としては、吉岡里帆さん演じる斎藤瞳監督との熱いアフレコシーンに注目してほしいです!アニメ好きの皆様、映画好きの皆様、ぜひ劇場でお会いしましょう!・前野朋哉様々な人が集まり、モノづくりするんだからドラマチックなのは必然。関わった人間の数だけ強い「オモイ」があるのです。今回はアニメを作る過程に加え、その作品を世に送り出す『宣伝』という仕事にもスポットが当たります。知れば知るほど、今後作品の見方も豊かになるはず。昨今の映像業界は人材不足です。この映画をご覧いただき、「オモイ」が生まれたのなら、あなたも一緒にモノづくりしませんか?・古舘寛治アニメについての映画だからアニメ部分がとても重要だと思うけど、宣伝ポスターがとてもカッコ良かったのでアニメ好きだった子供心をくすぐられました。まだアニメ部分は観れてないので楽しみです。アニメ業界も労働環境は過酷なのだと知り、日本はどこもそうなんだな~としみじみ思ったのを覚えています(笑)・徳井優大御所のシナリオライター役でしたが、何故かしら撮影時の記憶はやたらとお菓子を食べてたこと(笑)とにかくやたらと。原作を読むまで知りませんでしたが、アニメの現場は本当にたくさんの人が関わっている。単純にそのことに感動しました!そして、そのことが映画を観たお客様にも伝わることを願っています。・六角精児今回、アニメの製作現場の世界を芝居を通して垣間見ることが出来、つくづく「人を楽しませる」事の大変さを教えられた気持ちです。この映画でより多くの人に苦難の先の喜びの尊さが伝われば幸いです。『ハケンアニメ!』は2022年5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ハケンアニメ! 2022年5月、全国にて公開予定©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
2021年12月21日80年代の長崎を舞台に、少年の冒険と家族のひと夏を描く、『サバカンSABAKAN』の製作が決定した。本作は、「半沢直樹」をはじめ、テレビ・舞台の脚本や演出を手掛けてきた金沢知樹の映画初監督作。萩森淳と共同脚本で完全オリジナル映画を製作。1986年の長崎を舞台に、“イルカを見るため”に冒険にでることになった2人の少年の友情、それぞれの家族との愛情の日々を描く、ひと夏のみずみずしい物語。また、大人たちの魂を揺さぶる「あの頃の僕たちに背中を押される」物語となっている。主演は、連続テレビ小説「おかえりモネ」にマサノリ役で出演、本作が映画デビューとなる子役の番家一路(ばんかいちろ)。同じく本作が映画デビューとなる子役の原田琥之佑(はらだこうのすけ)や、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草彅剛が出演する。<キャストコメント>・番家一路僕の初めての映画撮影サバカン。初めての長崎。撮影が始まると監督が謎の足いたで車椅子でした。「感情が入っていない」とよく怒られました。が、3歩歩くと忘れてしまうのでまた怒られました。でも監督は諦めず僕に気持ちを入れてくれました。猫背もほめてくれました。この夏僕は、いろいろな優しくてこわくて面白い人達に出会え、楽しかったです。・原田琥之佑毎日があっという間でした。監督と初めて会ったときに共通の話題で盛り上がって何でも話せたので、演技をするのが恥ずかしくなかったです。お芝居は初めてだったからドキドキしてましたが途中からすごく楽しくなってきてクランクアップの前の日は寂しい気持ちになりました。竹本役を演じて思ったのは自分は一人っ子なので妹や弟達がとても可愛く思えてとても幸せでした。恥ずかしいけど沢山の方に見て欲しいです。・尾野真千子夫と子供達とワイワイ言いながら、笑顔が絶える事なく撮影できて嬉しかったです!どんなアドリブも自然にできて本当の家族のようなあったかいシーンになった気がしました。大変だったのは長崎弁でした!でも、楽しかったです。・竹原ピストル“たった”と言えば、たった二日間の撮影への参加でしたが、物語の中に身も心もどっぷりと漬かり、充実した、楽しい時間を過ごさせていただきました。役柄においても現実においても、かけがえのない、キラキラとした時間を過ごしているであろう“息子達”を心から愛しく思いながら演じたつもりです。観て下さった方の過去に、現在にそっと寄り添い、そして未来に射す明かりをふんわりと感じていただけるような、そんな作品だと思います。是非是非ご覧下さい!・貫地谷しほり長崎の撮影現場に入ったら金沢監督の現場だからこその明るい光景が拡がっていました。そこに住んでいるかのような子供たち。伸び伸びとしているみんなの様子に感動しました。懐かしい宝物のようなあの頃がギュッと詰まった映画です。脚本を読んで胸が熱くなりました。早くスクリーンで観るのが楽しみです!・草彅剛僕にも忘れられない子供の頃の思い出があります。あの頃のおかげで踏ん張れる事ってあると思います。この作品を見るとそんな事を思い出してもらえるんじゃないかな。『サバカンSABAKAN』は2022年8月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年12月15日吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子という、実力派俳優陣が出演する映画『ハケンアニメ!』が来年公開されることが決定。ティザービジュアルと特報映像も到着した。いまや世界中が注目する日本のアニメ業界だが、その制作現場では、最も成功したアニメの称号=「覇権」を取るため、日夜熾烈な闘いが繰り広げられている。そんな世界に飛び込んだ斎藤瞳は、監督デビュー作で憧れのスター監督・王子千晴と覇権を争うことに。天才として名を馳せる王子は、プロデューサー・有科香屋子とタッグを組み、8年ぶりに監督復帰を果たす。瞳は、クセ者プロデューサー・行城理や個性的な仲間たちと共に、その称号を手にすべく奮闘を重ねる――。本作は、「ツナグ」「朝が来る」の辻村深月による、アニメーション業界で奮闘する者たちを描いたお仕事ドラマで、本屋大賞にもノミネートされた同名小説が原作。主演を務める吉岡さんが演じるのは、新人監督・斎藤瞳。目標に向かって努力するも、不器用がゆえ壁にぶち当たる日々の中で、それでも懸命に前に進む姿をひたむきに演じ、新たな一面を魅せる。また、かつて伝説のアニメを世に打ち出し、天才として名を馳せるが、その後はヒット作を出せず崖っぷちな天才監督・王子千晴を中村さん。仕事はできるが超クセのある性格で、瞳を振り回す敏腕プロデューサー・行城理を柄本さん。かつて「伝説の制作進行」と呼ばれた、王子の才能に人生を懸ける名プロデューサー・有科香屋子を尾野さんが演じ、2組の監督とプロデューサーが火花を散らす。初映像となる特報では、劇中アニメーション「サウンドバック 奏の石」と「運命戦線リデルライト」の映像をバックに、瞳が真剣な表情で訴えかけるシーンからスタート。そして、制作に奮闘する姿、慌ただしい制作現場の風景がテンポよく映し出されていく。熱い思いと熾烈な争いが垣間見える、熱血感溢れる映像だ。『ハケンアニメ!』特報映像監督は、CGクリエイターとして『君の名は。』に参加、CMやPVを手掛ける映像作家で、『水曜日が消えた』で長編映画デビューを果たした吉野耕平。また、東映アニメーションが監修を行い、変化の激しいアニメ業界のいまのリアリティを徹底追求。特報でも登場する劇中アニメーション2つの制作には、Production I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションが参加。また、今回の発表に先駆け、YouTubeにはこの2作品の予告編がアップされており、1週間で合わせて10万を超える視聴数を記録し話題となっていた。そしてティザービジュアルでは、瞳×行城チームは「サウンドバック 奏の石」、王子×香屋子チームは「運命戦線 リデルライト」と、それぞれが制作するアニメーションのメインキャラクターを背負う、真剣な表情の4人の姿が描かれている。▼キャストコメント吉岡里帆公務員出身の新人アニメ監督、斉藤瞳を演じさせて頂きました。1本のアニメが生まれるまでの軌跡と、アニメーター達の死闘を描く今作。日本の宝とも言えるアニメーション作品ですが、その裏では想像の何倍も何十倍も地道な作業が繰り返されています。アニメーター達の底知れない才能が日夜コンテとなり原画となり動画へと昇華されていく…素晴らしいアニメを見た時、抑え切れない感動を覚えるのと同じようにそんなアニメ作品を作る人々の想いに触れた時きっと今までにない感動が届くと撮影をしながら毎日思っていました。どうぞ『ハケンアニメ!』をよろしくお願い致します!中村倫也王子千晴役、中村倫也です。台本を読みながら何度も「ある、ある。」と、この職業独特の“クリエイター熱”に頷いてしまいました。覇道に足を踏み込みながらも、悩み多き、王子という人間を演じることができて幸せです。きっと多くの人が、魂を削りながら仕事への情熱を注ぐ彼らを見て、日々を生きるエネルギーを受け取っていただけると思います。監督・吉野耕平の世界を乞うご期待!!柄本佑行城はクセが強めなのですが同時に人間臭くもあるヤツだと思い現場に臨みました。吉野監督は線が細く声が小さく、挙動不審なところがありますがその見た目からは想像できないほど頑固で芯の通った男らしさがありました。アニメ業界を生きる骨太な人間ドラマが時に軽妙に、時に深刻に描かれます!是非楽しみにしていて下さい!尾野真千子希望、夢、憧れ、進むべき道、そんなキラキラした物語の中にいました。久しぶりに恋なんかしたりして。妖精のような吉野監督とのやりとり楽しかったです!どんな風に繋がっていくのか楽しみです!▼劇中アニメーションの特報映像「サウンドバック 奏の石」「運命戦線リデルライト」『ハケンアニメ!』は2022年5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年11月25日「第46回報知映画賞」のノミネートが発表。尾野真千子主演『茜色に焼かれる』が最多6部門に選出された。スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として、1976年に誕生した「報知映画賞」。各賞は作品、主演男女優、助演男女優、新人、海外作品の7部門を選出。第10回(1985年度)からは監督賞、第42回(2017年度)からはアニメ作品賞も加わり、年によっては特別賞が選定される。今回、ファン投票上位から報知映画賞事務局が選出したノミネート作品&ノミネート者を発表。作品賞(邦画)には、『茜色に焼かれる』のほか、菅田将暉と有村架純が初のW主演を務めたラブストーリー『花束みたいな恋をした』、藤井道人監督の最新作『ヤクザと家族 The Family』、北村匠海、山田裕貴、今田美桜ら注目の若手が出演し、人気漫画を実写化した『東京リベンジャーズ』、佐藤健&阿部寛共演で贈る『護られなかった者たちへ』、岡田准一が土方歳三に扮する司馬遼太郎原作『燃えよ剣』、そして、ファン投票1位で『天外者』がノミネート。主演男優賞には、綾野剛、大泉洋、岡田准一、佐藤健、菅田将暉、西島秀俊らに加え、ファン投票1位で三浦春馬。主演女優賞には、有村架純、清原果耶、長澤まさみ、永野芽郁、ファン投票1位で森七菜などが選ばれた。新人賞には、池田エライザ監督、岡田健史、Fukase、松村北斗をはじめ11名。海外の作品賞では、「A24」と「PLAN B」がタッグを組んだ『ミナリ』やフランシス・マクドーマンド主演のロードムービー『ノマドランド』、大人気シリーズの25作目『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』ほか話題の作品が選出。アニメ作品賞には、細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』をはじめ、『ジョゼと虎と魚たち』、『シン・エヴァンゲリオン 劇場版』、『アーヤと魔女』、『神在月のこども』含む11作品が揃った。そして今後、選考委員会で厳正な審査が行われ、今月下旬以降に各賞の結果が発表される。▼第46回報知映画賞主な各賞ノミネート【作品賞・邦画17作品】天外者花束みたいな恋をしたヤクザと家族 The Familyすばらしき世界いのちの停車場茜色に焼かれるザ・ファブル殺さない殺し屋東京リベンジャーズキネマの神様孤狼の血 LEVEL2ドライブ・マイ・カーマスカレード・ナイト由宇子の天秤空白護られなかった者たちへ燃えよ剣老後の資金がありません!【主演男優賞12名】綾野剛大泉洋岡田准一木村拓哉佐藤健菅田将暉西島秀俊林遣都古田新太松坂桃李三浦春馬役所広司【主演女優賞14名】天海祐希有村架純尾野真千子北川景子清原果耶沢口靖子篠原ゆき子瀧内公美長澤まさみ中谷美紀永野芽郁のん森七菜吉永小百合【新人賞11名】池田エライザ監督伊藤万理華岡田健史片山友希Fukase堀貴秀監督眞栄田郷敦松村北斗村本大輔森七菜和田庵【監督賞15名】石井裕也江口カン大友啓史白石和彌瀬々敬久田中光敏土井裕泰成島出西川美和濱口竜介原田眞人藤井道人前田哲山田洋次吉田恵輔(cinemacafe.net)■関連作品:燃えよ剣 2021年10月15日より公開©2020「燃えよ剣」製作委員会すばらしき世界 2021年2月11日より全国にて公開©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会花束みたいな恋をした 2021年1月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会老後の資金がありません! 2021年10月30日より全国にて公開©2020映画『老後の資金がありません!』製作委員会キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会東京リベンジャーズ 2021年7月9日より全国にて公開予定©和久井健/講談社 ©2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会護られなかった者たちへ 2021年10月1日より全国にて公開©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会ヤクザと家族 The Family 2021年1月29日より全国にて公開©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会いのちの停車場 2021年5月21日より全国にて公開©2021「いのちの停車場」製作委員会ザ・ファブル殺さない殺し屋 2021年6月18日より全国にて公開©2021「ザ・ファブル殺さない殺し屋」製作委員会天外者 2020年12月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2020 「五代友厚」製作委員会ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会マスカレード・ナイト 2021年9月17日より全国東宝系にて公開©2021東野圭吾/集英社・映画「マスカレード・ナイト」製作委員会孤狼の血 LEVEL2 2021年8月20日より全国にて公開©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会由宇子の天秤 2021年9月17日より渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開©2020 映画工房春組茜色に焼かれる 2021年5月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ
2021年11月15日神尾楓珠、尾野真千子、佐藤浩市が出演する映画『20歳のソウル』で、関西ジャニーズJr.内ユニット「Aぇ! group」の佐野晶哉が映画初出演することが分かった。本作は、千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船 soul」を作曲した一人の青年を描く物語。佐野さんは、2016年にジャニーズ事務所に入所し、グループではドラムを担当。サックスやピアノなど幅広い楽器を得意としており、現役の音大生でもある。TVドラマにも出演しており、近年では「年下彼氏」や「ジモトに帰れないワケあり男子の14の事情」に登場した。スクリーンデビューとなる今作で演じるのは、主人公・浅野大義(神尾さん)と同じ吹奏楽部員で、音楽と共に青春を過ごした親友・佐伯斗真。打楽器担当で、「市船 soul」の作曲も手伝う人物。大義が病にかかってからは、傍で励まし、最期まで共に青春を過ごした。本作では、打楽器とピアノの演奏を披露するという。佐野さんは「撮影前から市船高校のジャージを着てピアノやドラムを練習していたので、先生や部員のみんなの中での撮影は二回目の高校生活のようでした」と撮影をふり返り、「ひとりでも多くの方に大義くんの作った曲と生き様が届き、僕が勇気をもらったように誰かの勇気になったら嬉しいです」とコメント。以前から佐野さんに注目していたという秋山純監督は「『斗真役が出来る俳優は一人しかいない』と、本人にも言い続けました。芝居に加えドラムやピアノの生演奏がある難しい役。佐野くんは、見事に斗真としてそこに存在してくれました」と絶賛している。『20歳のソウル』は2022年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:20歳のソウル 2022年全国にて公開予定©2022「20歳のソウル」製作委員会
2021年10月01日千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船soul」を作曲した浅野大義さんと、吹奏楽部の絆が生んだ奇跡を辿った映画『20歳のソウル』にて、尾野真千子が主人公の母親役を務めることが決定。併せて、コメントが解禁された。生前、市船の吹奏楽部員だった大義さんは、野球部を応援する曲を作りたいと「市船soul」を作曲。市船を勝利へ導く神応援曲として仲間たちを勇気づけ、やがて病に侵された彼自身にも生きる力を与える曲になった。20歳でこの世を去った大義さんの告別式には、吹奏楽部顧問・高橋健一先生の呼びかけのもと、164名もの市船吹奏楽部OBが集まり、1日だけのブラスバンドを結成。「市船soul」を演奏し、大義さんを送り出した。その後その出来事を大義さんの母・桂子さんが朝日新聞に投稿。記事を読んだ中井由梨子氏が桂子さんに直接取材をし小説にしたことで、今回の映画化に繋がった。主人公・大義さんを演じる神尾楓珠と顧問・高橋先生役の佐藤浩市の出演がすでに発表されていた本作。大義さんの青春を支え、また息子の闘病を最期まで明るく勇気づけた母・浅野桂子役を演じた尾野さんは「やはり実在する母というのはとてもやりにくいものです。ですが、とてもやりがいを感じました。本当の話に失礼のないように、当時を思い出して辛くさせるだろうとわかっていましたが家族の方に当時の事を質問し、撮影に挑みました。おかげさまで息子を全力で愛し、物語に向き合う事ができたように思います」とコメント。また原作者であり、本作の脚本も担当した中井氏は「尾野真千子さんが桂子さんの役をお引き受けくださったと聞いたときは、朗らかな明るい笑顔と笑い声、そして何よりさっぱりとした気丈な雰囲気が、桂子さんと強く共通していると感じました。撮影現場で尾野さんと今回の役についてお話させていただいた時、『どのシーンを読んでも涙が出てくる』と仰っていました。その言葉通り、尾野さんはスクリーンの中で、笑顔の下に常に涙を湛えている桂子さんの繊細さを丁寧に汲み取りながら存在してくださいました」とコメントを寄せている。『20歳のソウル』は2022年全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:20歳のソウル 2022年全国にて公開予定©2022「20歳のソウル」製作委員会
2021年09月16日女優の尾野真千子が出演する、エフ・ジェー・ネクストの新CM「尾野さんと『天気』編」、「尾野さんと『答えと問い』編」が19日より放送される。尾野が今回のCMで演じるのは、ある街に長く住む女性。物知りだが、ちょっとシニカルで謎めいた彼女の元には、駆け込み寺のように色々な人が集まってくる。「尾野さんと『天気』編」は、ある晴れた日の公園が舞台。尾野に「今日はいい天気ですね」と話しかける会社員の男性は、晴れやかな尾野と対照的に、自分の人生は土砂降り続きだと語る。そんな男性に、尾野が送った言葉とは……。また、「尾野さんと『答えと問い』編」の舞台は、風が心地よい土手。事務員の女性(傳谷英里香)が尾野の元に近づき「今日は答えが欲しくて」と深い悩みを抱えた様子で相談する。そんな彼女に、尾野が告げた答えとは……。
2021年08月18日菅野美穂主演で誰にでも起こり得る母と子の壮絶なドラマを描いた映画『明日の食卓』が現在公開中。6月12日に本作の公開記念トークイベントが都内で行われ、瀬々敬久監督と先日出演していることが明らかになった大島優子が登壇した。大島さんが本作で演じているのは、菅野さん、高畑充希、尾野真千子に続く、“第4の母”耀子。本作で重要な役どころとなる彼女。瀬々監督は「大島優子さんが素晴らしいという反響が結構きている。誰だか分からなかったと。それだけ素晴らしかったということ」と明かす。実はこの日、別の劇場で一人でこっそり、本作を鑑賞してきたという大島さん。「誰も気づかず」だったといい、「母親ってすごい鬼みたいな顔をしてる時もあるけど、仏のように微笑んでいる時もある。それって子どもからの主観として見ていて、そういう表情とかだけで親の心情を察知していた。親と子って鏡みたいだったなって思いだした。自分の母親もこういう瞬間があったんだろうなと思いだしながら観ましたね」とコメントした。また、本作に出演している渡辺真起子から「(本作を観て)『お母さんに会いたくなった』ときたんです。やっぱりお母さんを思いだしたりするんだな」と瀬々監督。大島さんも「改めて感謝しなきゃなとも思いました。私は父子家庭なので割と父親とばっかりずっといるんですけど、でも母親は母親なりの目線で子どもを見て、自分を奮い立たせるというか、母親って父親よりも信じたいっていう気持ちが強いのかなって思って…。架空でもいいし、何かを信じながら生きていこうっていう力が強いのかなって映画を観て思いました」と述べた。そして、瀬々監督のファンだったという大島さんは「お話しが来た時は二つ返事でやらせてくださいと」と当時をふり返り、「でも1シーンだけというのは、やっぱりすっごく恐かったですね。それまでの背景とか流れがない中で、唐突に出るっていうものほど恐いものはないなと。撮影の1週間前位から耀子のバックボーンを考えながら、毎日毎日ずっと考えていました」と思いを語る。演じるにあたって、周りの実際に子どもがいる友人に話を聞いたそうで「温厚で子どもも好きな方なんですけど、『初めて育ててみて分かったよ』って。『1回プチッとなる瞬間が訪れるんだよね。そういう瞬間が自分にもあることに気づいた』って言っていて、誰にでも起こりえることなんだなと思ってそこを反映しました」と役作りを明かす。瀬々監督は、そんな大島さんの演技に対して「素晴らしいなと思いました。凝縮された時間の中でだすのは大変だと思うし、ポンと出てきて断片だけで勝負するというのは、本当に恐い仕事だと思う。それに果敢に臨んでいただいたってことだけでもありがたい、この映画の“隠れたMVP”だと思っているんですけど」と絶賛した。『明日の食卓』は全国にて公開中。WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年06月14日女優の菅野美穂が主演を務める映画『明日の食卓』が、TELASA・auスマートパスプレミアムできょう11日に配信開始された。5月28日に公開され、今回が最速配信となる『明日の食卓』は、椰月美智子氏による同名小説(角川文庫刊)を実写化した瀬々敬久監督の最新作。菅野は『ジーン・ワルツ』(11年)以来10年ぶりの映画主演を務める。元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)、同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たち。些細なことからそれぞれの忙しく幸せな日々が崩れ、思いもよらない方向へと向かっていく。どこで歯車が狂ってしまったのか。「ユウ」の命を奪った母親は誰なのか。そして3つの石橋家がたどり着く運命とは。(C)2021『明日の食卓』製作委員会
2021年06月11日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子の豪華競演で贈る『明日の食卓』。この度、本作より3人の母親たちに注目した3種類のスポット映像、場面写真が解禁された。菅野さん演じる留美子は息子を育てながら仕事復帰を目指そうとするが、今度は夫が仕事を失ってしまい、息子にも「俺たちが嫌いなら、捨てちゃえばいいだろう!」と言われてしまう。徐々に息子に冷たい視線をぶつけてしまう留美子が絶叫する姿で映像は幕を閉じる。金銭的に苦しくも、仲睦まじい家庭を築く高畑さん演じる加奈。しかし、リストラで家計が苦しくなり、その焦りから加奈も「なんで分かってくれへんの」と息子を激しく追い詰めてしまう――。一方、一見何も問題ないように見える、尾野さん演じる“あすみ”の石橋家。だが、徐々に柴崎風雅演じる息子・優への不信感がつのり、優が「つまんねえ!」と吐き捨てる姿にあすみは驚愕する。最後は「誰か助けてー!」という優の叫び声とともに映像は終わる。それぞれ、息子を愛していたはずなのに、歯車が狂ってしまう様子が収められており、「他人事に思えない」それぞれの母親の奮闘が描かれている。また、併せて解禁された場面写真では、初日舞台挨拶で話題となった、部屋に置かれたビニールプールを前に留美子が呆然と立ち尽くす様子のほか、菅野さんが絶賛する、高畑さん演じる加奈が手際良くクリーニング店で働く姿が。息子・優を押さえつける夫の太一を止めようとする様子が写し出された、尾野さん演じるあすみは、さらにママ友の山口紗弥加演じる若杉に言い寄られる姿も。この3人の母親と、息子ユウに何が起きてしまうのか、ますます気になる場面写真となっている。『明日の食卓』は全国にて公開中。WOWOWオンデマンド、auスマートパスプレミアム、TELASAにて6月11日(金)より配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年06月04日菅野美穂が10年ぶりに映画主演を果たした『明日の食卓』が5月28日(金)に公開を迎え、神奈川県横浜市の「イオンシネマみなとみらい」にて舞台挨拶が開催。菅野さんと、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、瀬々敬久監督の総勢7名による舞台挨拶が行われた。この日は横浜での舞台挨拶となったが、まず瀬々監督は「ここへ来られたこと、この出会いが嬉しいです。こんな時期でも、物語という宝物をプレゼントすることができます」と映画公開の喜びを口にした。主演を務めた菅野さんも、「映画館でこうしてみなさんとお会いすることができて嬉しいです。コロナ禍で、物語の持つ力を改めて感じています。誰かの元気の素になるといいなぁと思いながら、今日という日を待っておりました」と初日を迎えての思いを語った。菅野美穂「やりがいのあるシーンができてるな、と思いながら」この日は、映画の中で夫婦を演じた菅野さんと和田さん、尾野さんと大東さん、そして姉弟を演じた高畑さんと藤原さんという3組のペアが登壇、それぞれの共演について振り返った。仕事をしながらワンオペ育児に奮闘する菅野さんは、和田さんが演じた劇中での夫について「うちのダンナはビールばっかり飲んで、子どもとは遊んでくれるけど、私がやってほしいことはやってくれない(笑)」と話して笑いを誘いつつ、そんな夫を演じた和田さんは「菅野さんは、テストと本番で(演技が)がらりと変わるんです」とコメント。菅野さんは「毎回、全力でただ投げ込むだけでした(笑)。暴投になっていたかも…」と照れくさそうに語る。そんな2人の激しいケンカのシーンについて、和田さんは「(菅野さんが放り込まれることになる)プールの水が汚かったんです」と明かし、「菅野さんは『全力で入れてください!』と言うので、それに応えて思い切りやりました」と明かした。菅野さんも2人の激しいやり取りを振り返り「夫婦のことって2人にしかわからないこともあるので、私もよくないところが絶対にあったはずなんです。育児って毎日ギリギリで、綱渡りですけど、ちょいちょい綱から落ちるもの。そういう怒りはわかりますので、ケンカのシーンは確かに凄かったですね…。極限状態ですけど、和田さんがしっかり受け止めてくださって、監督もグッと熱量が上がる瞬間があり、やりがいのあるシーンができてるな、と思いながらやっていました」と充実した表情を見せた。高畑充希の弟役・藤原季節「お風呂に数日入らなかった」わけとは!?続いて、高畑さんは藤原さんが演じた弟について「どうしようもない弟でしたけど、季節さんだったからなのか? どうにも嫌いになれなくて…」と困ったような表情で語る。一方、藤原さんは、高畑さんとの近距離での芝居について「体臭とか大丈夫かな? と心配してました。瀬々監督の映画に出るってことで、“匂い立つ”感じが出ればと、お風呂に数日入らなかったんです」と驚きの告白。藤原さんは熱いさなかの撮影で「胸ぐらをつかまれるシーンもあって『入ればよかったな』と思ってました…」と若干申し訳なさそう。高畑さんは「知らなくてよかったです」と驚きつつ、笑みを浮かべていた。また、尾野さんと大東さんも、劇中でかなり激しいやり取りを見せているが、尾野さんは「私たち、関西人でして、気を抜くとすぐに関西弁になる危機感を持ちながらやっていました(笑)」と述懐。大東さん曰く、2人とも関西弁の中でも「かなりコテコテのほう」とのこと。そんな2人は壇上で、現場でのやり取りを完全再現。尾野さんがコテコテの関西弁で「標準語でいきたいねん、今日は」と言えば、大東さんが「そやな。シュッとしよ、今日は」と返し、笑いを誘う。さらに尾野さんが、大東さんが演じた“とんでもない夫”について「イヤですね。でも、全部が全部、イヤじゃなかったような気もしました」と言うと、大東さんは「それは…? 大東くんが…? 演じているから…? って、全部俺が言うてまったやん! 言ってくれや(笑)!」と返すなど、見事な夫婦漫才を繰り広げ、これには共演陣も大笑いだった。女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は「自分だけのものじゃない」最後に菅野さんは「女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は『自分だけのものじゃないんだ!』と思ってもらえる何かがある映画だと思います」とアピール。「大きな声で『劇場にお越しください』と言いづらい世の中で、今日は横浜に参りましたが、物語の持つ力を私は今、改めて感じているし、今日、こうしてみなさんが劇場に来てくださったことに励まされました!この映画との出会いに感謝しています。“明日の食卓”が豊かなものになりますように」と感謝の思いを口にした。そして瀬々監督は、「いま、すごくつらい状況だと思います。この映画もつらい状況を扱っていますが、そんな状況でも、出会いがあったり、別れがあったり、気持ちが昂って、感動的な瞬間が訪れたりするんだということを描こうと思い、作った映画です。こういう状況の中でも、みなさんの中にそんな出会いや『いいなぁ、今日は』という瞬間が訪れることを願っていますし、そういう映画になっていれば幸いです。みなさん、Twitterとかでこの映画について『苦しい』とか『つらい』と書くと思いますが『でも、よかった』と最後に足してください。お願いします!」と呼びかけていた。『明日の食卓』は角川シネマ有楽町ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月29日映画『茜色に焼かれる』に出演する、尾野真千子さんにお話を伺いました!「石井(裕也)監督とは以前もご一緒したことがあるんですけど、すごい人だなと再認識しました。作品への愛や思いがすごく強い。悪い意味じゃなく、重いくらい。それって、私たちにとってすごくありがたいし、気持ちがいいことです」そんな石井監督がコロナ禍を経験して書き下ろした最新作で尾野真千子さんが演じるのは、田中良子。7年前に交通事故で命を奪われた夫への賠償金を受け取らず、花屋のバイトと夜の仕事を掛け持ちしながら、中学生の一人息子・純平を育てている。理不尽なことだらけの世の中で、もがきながらも懸命に生きているシングルマザーだ。「脚本を読んで、何がなんでもやりたいと思いました。この作品の最後の台詞が言いたくて。その台詞が本当に言えるのか、そのときにはどんな気持ちでいるのか。全然わからなかったんですけど、“この台詞を絶対言いたいな”と思いました」良子のその魂の叫びは、本編でお確かめいただくとして、実は良子はかつて演劇に傾倒していたという経歴の持ち主。オープニングで画面の隅に映し出される「田中良子は芝居が得意だ」というフレーズが、ずっと意味を持ち続ける。「良子は自分が生きていくために、息子を育てるために、必要な嘘をついて、自分の気持ちとは逆の顔をしながら、がむしゃらに頑張っている。脚本のお芝居が上手だということを軸に演じてましたね。“あっ、上手いんだ。頑張らなきゃ”みたいな。その芝居の上手い下手についても、“それはちょっとやりすぎの『上手い』です”とか、監督からはいろんな注文がありました(笑)」生きるためにお芝居をする一方で、お金で苦労をすることになっても自分の信念は貫こうとする。そんな良子の生き様は、結果、和田庵さんが演じる純平をとびきりの「いい男」に育てることに。純平世代の女の子たちには、まだその魅力はわからないだろうけれど、大人女子なら胸アツ確実の「いい男」ぶりです。「すごいかわいいでしょ(笑)。和田くんが息子でよかったなと思いましたよ。現場に対する向き合い方を見ていても、本当にかわいくて、守ってあげたくなるんですよね。この子なら、ちゃんと正面から愛をぶつけられるかもという感覚を持ちましたし、この子がいいお芝居ができるといいなとか、いろんなことを考えました」理不尽な世の中で愛と希望を信じさせてくれる良子と純平。そのリアルな空気感がスクリーンにあふれている理由、納得です。『茜色に焼かれる』理不尽な世の中を懸命に生きる母と息子に、次々と試練が。監督・脚本・編集/石井裕也出演/尾野真千子、和田庵、片山友希、オダギリジョー、永瀬正敏ほか全国公開中。©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズおの・まちこ1981年生まれ、奈良県出身。’97年に河瀨直美監督の『萌の朱雀』で映画主演デビュー。NHK連続テレビ小説『カーネーション』(’11年)のヒロインを演じて国民的人気を得る。出演した瀬々敬久監督の映画『明日の食卓』が5月28日公開予定。シャツ¥31,900(オットダム/ストックマン TEL:03・3796・6851)ピアスはスタイリスト私物※『anan』2021年6月2日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス)スタイリスト・伊藤真弓(BRUCKE)ヘア&メイク・稲垣亮弐(マロンブランド)インタビュー、文・杉谷伸子(by anan編集部)
2021年05月29日映画『明日の食卓』(5月28日公開)の公開初日舞台挨拶が28日に神奈川県で行われ、菅野美穂、高畑充希、尾野真千子、和田聰宏、大東駿介、藤原季節、瀬々敬久監督が登場した。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。この日は横浜での舞台挨拶となったが、瀬々監督は「ここへ来られたこと、この出会いが嬉しいです。こんな時期でも、物語という宝物をプレゼントすることができます」と映画公開の喜びを口にする。主演の菅野は、コロナ禍の中で「公開になるのかな? という気持ちで過ごしてきましたが、映画館でこうしてみなさんとお会いすることができて嬉しいです。コロナ禍で、物語の持つ力を改めて感じています。誰かの元気の素になるといいなぁと思いながら、今日という日を待っておりました」と初日を迎えての思いを語った。この日は、映画の中で夫婦を演じた菅野と和田、尾野と大東、そして姉弟を演じた高畑と藤原という3組のペアが登壇しており、それぞれの共演について振り返る。菅野は、和田が演じた劇中での夫について「うちのダンナはビールばっかり飲んで、子どもとは遊んでくれるけど、私がやってほしいことはやってくれない」と笑いを誘いつつ、そんな夫を演じた和田は「菅野は、テストと本番で(演技が)がらりと変わるんです」と指摘。菅野は「毎回、全力でただ投げ込むだけでした。暴投になっていたかも……」と照れ笑いを浮かべる。そんな2人の激しいケンカのシーンについて、和田は「(菅野が放り込まれることになる)プールの水が汚かったんです。女優さんが入るので心配してたんですが、菅野さんは『全力で入れてください!』と言うので、それに応えて思い切りやりました」と明かす。菅野も2人の激しいやり取りを振り返り「夫婦のことって2人にしかわからないこともあるので、私もよくないところが絶対にあったはずなんです。育児って毎日ギリギリで、綱渡りですけど、ちょいちょい綱から落ちるもの。そういう怒りはわかりますので、ケンカのシーンは確かに凄かったですね……。極限状態ですけど、和田さんがしっかり受け止めてくださって、監督もグッと熱量が上がる瞬間があり、やりがいのあるシーンができてるな、と思いながらやっていました」と充実した表情を見せた。最後に菅野は「女性が日々抱えているモヤモヤ、孤独感は『自分だけのものじゃないんだ!』と思ってもらえる何かがある映画だと思います」と映画をアピールし「大きな声で『劇場にお越しください』と言いづらい世の中で、今日は横浜に参りましたが、物語の持つ力を私は今、改めて感じているし、今日、こうしてみなさんが劇場に来てくださったことに励まされました! この映画との出会いに感謝しています。“明日の食卓”が豊かなものになりますように」と感謝の思いを口にした。
2021年05月29日蒸し暑〜い季節が到来!女優たちから上手にトレンドを取り入れるにはどうすればいい?そこで、有名人の会見ファッションをベテランスタイリストが解説。題して、「即映えるアシンメトリー or 差がつくプリント柄」真似したいのはどっち?【プリント柄】■石田ゆり子(51)/『連続ドラマW東野圭吾「さまよう刃」』完成報告会〈真似しやすさ★★☆〉:人気のプリント柄を上品に見せる大人コーデ。一枚で楽しめるレトロプリントのワンピには、トレンド感ある小物を。■石田ゆり子(51)/映画『いのちの停車場』完成披露試写会〈真似しやすさ★★☆〉:難易度高めの上下プリント柄コーデは、オシャレ上級者におすすめ。プリントの大きさを変えているのがポイント。■高畑充希(29)/映画『浜の朝日の嘘つきどもと』完成報告イベント〈真似しやすさ★★☆〉:描写が美しいプリント柄のセットアップは、技ありの重ね着でトレンド感をプラス。上下単品で着回しも可能。■のん(27)/バリラジャパン「バリラ新紙パッケージお披露目会」〈真似しやすさ★☆☆〉:ゆったりとしたシルエットのワンピは着心地のよさが人気の秘密。体形によっては丈を短くするなど工夫が必要。■武田梨奈(29)/映画『プロジェクトV』公開直前トークショー〈真似しやすさ★★★〉:切替えストライプ柄のワンピはウエストマークで体形カバー効果も。ヒールにもフラットシューズにも合い、真似しやすさNo.1。■木村文乃(33)/映画『BLUE/ブルー』公開記念舞台挨拶〈真似しやすさ★★☆〉:夏定番のストライプ柄は、大胆な変形デザインが今年のトレンド。取り入れるなら、ベルトなど、小物を合わせてみると◎。【アシンメトリー】■尾野真千子(39)/映画『茜色に焼かれる』完成報告会〈真似しやすさ★★★〉:色鮮やかなドレスは適度な肌の露出がエレガント。これ一枚でホテルディナー結婚式など幅広い場で活用できる。■河北麻友子(29)/ICL治療アンバサダー就任&Web CM発表会〈真似しやすさ★★☆〉:裾の透け感と、左右非対称の襟元がかわいらしい白コーデ。羽織りものをプラスすればミドル世代もOK。■小池栄子(40)/映画『いのちの停車場』完成披露試写会〈真似しやすさ★★★〉:変形のパフスリーブとスカート裾が大人のかわいらしさを演出。ベージュと同系色の靴を合わせれば脚長効果も抜群!■南野陽子(53)/映画『いのちの停車場』完成披露試写会〈真似しやすさ★★★〉:大人にこそトライしてほしい流行のワントーンコーデ。素材感の違うジレとブラウスの重ね着がオシャレ。■深田恭子(38)/ゲームアプリ『放置少女〜百花繚乱の萌姫たち〜』新CM発表会〈上級アシンメトリー〉:バブル期にはやった“ボディコン”を彷彿とさせるワンショルダードレス。スタイルに自信のある人にはおすすめ!?
2021年05月28日仕事や育児などに追われながら、忙しい日々を送っている現代の女性たち。子を持つ母親なら誰もが一度は経験したことのあるさまざまな問題を真正面から描いているのが、まもなく公開を迎える話題作『明日の食卓』です。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。高畑充希さん【映画、ときどき私】 vol. 381劇中では、立場や住む場所は異なるものの「石橋ユウ」という同じ名前の息子を持つ母親が3名登場しますが、そのなかで大阪に住むシングルマザーの加奈を演じた高畑さん。今回は、現場の様子や自身の経験、そしてこれからのことについて語っていただきました。―最初に脚本を読まれたとき、ご自分の役どころについてはどのように感じましたか?高畑さん私自身も東大阪の町工場が多い場所で育ったこともあり、自分が小さいときに味わった空気感や出会った人たちを思い出して、懐かしさを覚えたところがありました。なので、加奈というキャラクターも他人という気がしなかったですね。役に関しては、子どもとの間で生まれる部分が大きいと感じていたので、どうなるんだろうとワクワクしながら現場に行きました。―実際に演じてみて、いかがでしたか?高畑さん今回、私のパートは1週間くらいのタイトなスケジュールだったので、怒涛のように過ぎていき、気がついたら終わっていたという感じでしたね。私は3人の母親のなかでもトップバッターでしたが、スタッフのみなさんはこれをあと2回繰り返すのかと考えたら、本当に体に気をつけてほしいと思うくらいハードでした。年齢を重ねて、周りに委ねられるようになった―瀬々敬久監督の現場は今回が初となりますが、「1日の密度があまりにも濃すぎて、撮影中の記憶がほとんどない」というコメントを拝見しました。そのなかでも、何か驚いたことがありましたか?高畑さんまずこれだけの内容をこの短期間で撮ることだけでもすごいんですが、それにスタッフのみなさんがガンガンついていっている姿を見て、めちゃくちゃタフだなと。瀬々監督の現場は、「全員猛ダッシュ!」みたいな雰囲気でした。それはやっぱり監督がとにかく映画が好きだからだと思いますが、キラキラした目でずっとモニターにかじりついていて、「モニター食べちゃうんじゃないかな?」と思ったくらいです(笑)。そんな監督の映画愛とエネルギーについて行きたいと思う方々が、あのハードな現場に集まっていらっしゃるんだと思うと、改めてすごいなと感じました。私自身もずっとスイッチが入っているような感覚で、集中力が切れるタイミングもなかったので、撮影が終わった後は抜け殻のようになってしまったほどです。―加奈はどんなにつらくてもまじめにがんばり続けている女性でしたが、ご自身と重なる部分はありましたか?高畑さん加奈は自分が一生懸命がんばって何とかしなきゃと考えているタイプなので、誰かに頼るのが下手な人だなと感じました。私は年齢を重ねてきたこともあるのか、いまでこそ周りに委ねることも増えましたが、20歳前後のときは私にも加奈のようなところはあったと思います。そんなふうに、自分で突破口を見つける以外に方法を知らない感じはすごくわかるなと思いながら演じていました。子どもとの距離感は人それぞれでいい―そういうふうに考え方を変えるきっかけがあったのでしょうか?高畑さん何か大きなきっかけがあったわけではありませんが、急に主演を任されることになったとき、主演は「どしっと立っていないといけない人」というイメージがあったので、そこに自分がついていけないことに悩んでいた時期がありました。そのときは自分で何とかしなきゃいけないと思っていたんですが、主演を務めさせていただく機会が増えていくとともに、周りの人にも頼りながら行ったほうが結果的にみんなで作品を作り上げていけるんだということに気がついたんです。自分としても、そのほうが余裕を持ってできることに経験を重ねていくうえでわかったので、いい意味であまり考えなくなったのかなと。そういうことに気がついてからは、「自分ひとりだけでがんばらなきゃ」みたいなものがなくなったように感じています。―なるほど。では、完成した作品をご覧になったときはどのような感想を持たれましたか?高畑さんどうしても自分が出ている作品は冷静に見ることができないので、菅野美穂さんと尾野真千子さんのパートのほうにばかり目が行きましたね。実際に、おふたりとは現場ではご一緒していませんし、ほかの方の様子はまったく知らなかったので、「菅野さんのパートは子どもが2人いて大変だっただろうな」とか、「尾野さんのパートは息子が大変なことになってるな(笑)」とか、そんなことを考えながら見ていました。―女優というお仕事では、いろいろな母親を疑似体験できるところがあると思いますが、そのうえで思う理想の母親像があれば、教えてください。高畑さん理想像というのはあまり考えたことはないですが、私の周りで母親になっているみなさんを見ていると、子どもとの距離感は本当に人それぞれなんだなとは感じています。でも、それは男女のパートナーシップと同じで、正解がないことなんじゃないかなと。もし私が母親になったら、子どものやりたいことをやらせてあげたいなとか、ある程度距離を持って自由にさせてあげたいなとか、自分がしてもらったようにしたいとは思いますけど、実際に子どもが生まれてみたら全然違うかもしれないですからね。こればっかりは経験してみないとわからないことかなと感じています。転んだらまたそこから立ち上がればいい―ご自身のお母さんから受けている影響はありますか?高畑さん私の母は私とは性格がまったく違って、すごく心配症なので、私の前に何か障害物があるとそれを拾ってくれるタイプなんです。でも、私はどちらかというと転んで学べというタイプの父に似ているので、自分に対しても人に対しても「転んだらまたそこから立ち上がればいいんじゃない?」というスタンスですね。実際、私は早くに地元を出て15歳からひとりで生活を始めたこともあり、10代の頃にたくさん転んで、いっぱい挫折を味わいました。母といたらもっと障害物のない道を歩いてしまっていたかもしれませんし、距離があったことでより両親と仲良くなれたところもあるので、いまとなっては若いうちに親元を離れてよかったなと感じています。―本作では、母親が抱える苦悩を描くいっぽうで、父親や夫としての男性の在り方に関する問題も描かれていると感じました。高畑さんは、どのように受け止められましたか?高畑さん私も難しいことだなと思いました。おそらく、女性は家族や子どもに対してストレートに矢印が向いていますが、男性は女性よりも「社会のなかにいる自分」というものに矢印が向いてしまっているケースが多いのかな、って。もちろん全員ではありませんが、男性は女性よりも社会からの目線というものに重きを置いている方が多いような印象です。育児に関しても、いまだに母親が子どもを育てるのを“手伝う”という感覚が根強いのかなと感じました。「イクメン」という言葉がありますが、そもそも父親と母親と両方の子どもなので、子育てをするのは当然のことなんじゃないかなと思うこともありますからね。この作品では男性の育児不参加という部分も描かれているので、子育てを経験されている方には共感するところが多いのではないかなと思いました。もっと生活の質を上げていきたい―最近は菊田一夫演劇賞を受賞するなど、女優としてますますやりがいを感じることもあると思いますが、コロナ禍で仕事に対する向き合い方などに変化はありましたか?高畑さん舞台では、お客さんの熱量を直接感じることができるので、改めてエンターテインメントのすごさを実感しています。それまでは当たり前にあったものだったので気がついていないところがありましたが、こういう状況になってはじめてどれほど自分にとって活力になっていたのかがわかりました。私自身もワクワクできる空間がないと、生きている感じがしないので、見る側としても、出る側としてもエンターテインメントがいかに大切なものだったのかを知ると同時に、改めてこの仕事をしていてよかったなと感じているところです。―そんな忙しい毎日で、癒しになっているものがあれば、教えてください。高畑さんいままではあまり興味がなかったんですが、最近はお花や植物を部屋に置くようになりました。以前、母に「年を取るとお花をもらうのがうれしくなるよ」と言われたことがあって、そのときはわからなかったんですが、意味がわかるようになったので、私も大人になったんだなと(笑)。植物を飾るだけで気持ちが華やかになる感覚は、自分にとっても新鮮ですね。最近は、大きな木を買いました。おそらくその背景には、生活の質を上げたいという思いもあるのかなと感じています。かつては仕事に一生懸命で家がぐちゃぐちゃみたいなときもありましたが、いまは生活がベースにあって、それにプラスして仕事があるという感覚です。まだまだこれからですが、生活の質はどんどん上げていきたいと思っています。30代はおもしろくなりそうだとワクワクしている―今年で30歳を迎えることもあり、この質問を聞かれることも多いと思いますが、30歳というのを意識されていますか?高畑さんそうですね、最近めちゃくちゃ聞かれます(笑)。20代前半は求められる若々しさや明るさに自分が追いつけていないように感じて、そのギャップに悩むこともありましたが、最近はそういうことを求められることもなくなってきたので、いまはいい感じに気楽になってきました。なので、自分としては30代のほうがおもしろくなるんじゃないかなとワクワクしています。―そのなかでも、今後ご自身が目指しているところや夢などがあれば、教えてください。高畑さん私はあまり計算できるほうではなく、行き当たりばったりでここまで来たところがあるので、実際にいまの自分がこうなっていることもまったく想定していませんでした。わりと波乱万丈なところもありますが、それはそれですごくおもしろいなと自分では思っています。人生はいろいろなことがありますが、どれもよかったなと思っているので、この先も同じように感じられたらいいかなと。これからも、自分らしく楽しんでいけたらいいなと考えています。インタビューを終えてみて……。ひとつの質問に対してしっかりと言葉を選びながら、真摯に答えてくれる高畑さん。そこには女優としてだけでなく、エンターテインメントに対する強い思いもひしひしと感じました。本作での観る者を惹きつける熱演も必見です。感情を揺さぶるミステリアスな群像劇多くの女性たちが抱えているであろう葛藤をリアルに描き、心をえぐるような展開を見せる本作。3人の女性たちが下す決断と彼女たちが迎える結末から、さまざまな気づきと希望を得られるはずです。写真・北尾渉(高畑充希)取材、文・志村昌美スタイリスト:Shohei Kashima(W)ヘアメイク:根本亜沙美ビスチェ¥11,000、スカート¥15,400/すべてパブリック トウキョウ(パブリック トウキョウ 渋谷店 03-6450-6559)、ピアス¥13,200/ユーカリプト(ユーカリプト )、リング(人差し指)¥19,000/ガガン(ガガン 070-3321-1424)、リング(中指)¥9,900/ソワリー(ソワリー 06-6377-6711)、その他スタイリスト私物ストーリー神奈川在住・フリーライターの石橋留美子43歳、大阪在住・シングルマザーの石橋加奈30歳、静岡在住・専業主婦の石橋あすみ36歳。3人の母親たちは、いずれも「石橋ユウ」という同じ名前の小学 5 年生の息子を育てていた。それぞれが忙しくも幸せな日々を送っていたはずだったが、些細なことがきっかけで歯車が狂い始め、生活が崩れていくことに。はたして、ユウの命を奪ってしまった犯人は一体誰なのか。3つの石橋家がたどりつく運命とは……。胸に刺さる予告編はこちら!作品情報『明日の食卓』5 月 28 日(金)より、角川シネマ有楽町ほか全国公開配給:KADOKAWA/WOWOW©2021「明日の食卓」製作委員会写真・北尾渉(高畑充希)
2021年05月27日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が“母”を演じ、子を持つ親なら誰もが直面するであろう問題をリアルに描いた映画『明日の食卓』が、明日5月28日(金)より公開。この度、本作に大島優子が同じく“母”として出演していることが明らかになった。コミカルな演技が話題のドラマ「ネメシス」や、連続テレビ小説「スカーレット」などに出演した大島さんが本作で演じるのは、物語の重要なキーマンとして登場する“第4の母”耀子。大島さんはほぼノーメイクで熱演した。瀬々敬久監督作品へは今回が初となる大島さん。「瀬々監督の作品に参加できる喜び、そしてかつてない緊張感を味わいながらの刺激的な現場でした。三者三様で描かれた母の存在が圧巻で、苦しくなるほどでした。そして“第四の母”として重要な役どころで参加させていただき、とても嬉しかったです」と撮影をふり返っている。また、瀬々監督は「スカーレット」から大島さんに注目していたそう。本作での大島さんについて「後半の物語のカギを握る重要な役どころです。ただ出番はほんのわずか。それでも引き受けて頂けただけで感謝でしたが、現場はもっとスゴかった。あの山本キッドの伝説の1ラウンド4秒KOかのように、僅か数時間の撮影の中で記憶に残る名シーンを演じてくれました。ただ、もしダメだったら映画の成否に関わるような重要なシーンです。それを一気にテンションの高い芝居で上り詰め、風のように去って行った。まるで新しい伝説に立ち会えたような瞬間でした。大島優子、天晴れ!です」と絶賛している。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月27日女優の大島優子が、映画『明日の食卓』(5月28日公開)に出演することが27日、明らかになった。作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。この度、追加キャストとしていま様々な作品で注目を浴びる実力派女優の大島優子が本作で物語のカギを握る“第4の母”耀子役で出演することが明らかになった。本作では耀子役をほぼノーメイクで熱演している。○大島優子 コメント瀬々監督の作品に参加できる喜び、 そしてかつてない緊張感を味わいながらの刺激的な現場でした。三者三様で描かれた母の存在が圧巻で、苦しくなるほどでした。そして“第四の母”として重要な役どころで参加させていただき、とても嬉しかったです。○瀬々敬久監督 コメント大島優子さんは朝ドラ『スカーレット』から俄然注目していました。身体の動きがしなやかで華があり、それでいて良きバランスで物語を支えているのが、なんだかスゲエなと、思ってました。今回も、後半の物語のカギを握る重要な役どころです。ただ出番はほんのわずか。それでも引き受けて頂けただけで感謝でしたが、現場はもっとスゴかった。あの山本キッドの伝説の1ラウンド4秒KOかのように、僅か数時間の撮影の中で記憶に残る名シーンを演じてくれました。ただ、もしダメだったら映画の成否に関わるような重要なシーンです。それを一気にテンションの高い芝居で上り詰め、風のように去って行った。まるで新しい伝説に立ち会えたような瞬間でした。大島優子、天晴れ!です。
2021年05月27日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(5月28日公開)の特別映像が26日に公開された。作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。解禁されたのは、母親役を演じた菅野美穂・高畑充希・尾野真千子3人の女優のインタビューとメイキング映像・本編映像が折り重なった特別映像「3人の女優 渾身のキャラクター編」。豪華女優陣がそれぞれ演じた母親を語り、その舞台裏も明かされている。菅野美穂が「必死な人」と評する留美子は、復帰したばかりの仕事に育児にと、必死にパワフルに向き合っており、今回解禁された映像でもとにかく一生懸命な姿が印象的。その一生懸命さに、自らも子育てに向き合う菅野自身も「育児をしている立場だと、どういうところに息が詰まって、どういうところに自分の喜びを感じるのか、というのが想像しやすく、すごく共感するところが沢山ある役でした」と語る。息子のために、雨が降ろうと自転車を漕いで仕事に向かい、健気に頑張る姿が印象的な加奈を「学はないけど、頭は悪くない人」と分析する高畑充希。「しっかりしているし、計画的だし、頑張れるし、理性も効くし、できた人だな、と思います」と話すように、辛い顔を見せずに笑顔で頑張る姿が母としての責任感の強さを引き立てつつ、一方で孤独感も象徴している。「すごく難しかった」と尾野真千子が語るのは、何不自由なく幸せを手に入れていると思いきや、徐々にその幸せが崩れていってしまう・あすみ。難役に挑戦した尾野は「正解のことをやっているつもりだったのですが、子供目線のト書きとかを見ていると、“ダメなんだ”って、色々なことを気づかされる役、に感じました」と、自身の演技を振り返った。
2021年05月26日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が、同じ“石橋ユウ”という名前の小学5年生の息子を育てる母たちを演じる映画『明日の食卓』より、3人の役どころを紹介する特別映像「3人の女優 渾身のキャラクター編」が到着した。今回の映像では、本編映像に加えて、菅野さん、高畑さん、尾野さんの3人のインタビューとメイキングも収録。そして本編からは、母親たちが葛藤する姿も新たに公開されている。菅野さん演じるフリーライターの留美子は、復帰したばかりの仕事や、やんちゃ盛りの息子たちの育児と、とにかく必死。映像では、パワフルに向き合っている様子が映し出されており、演じた菅野さんは「必死な人」とそのキャラクターについて説明。そして「育児をしている立場だと、どういうところに息が詰まって、どういうところに自分の喜びを感じるのか、というのが想像しやすく、すごく共感するところが沢山ある役でした」と語る。また、息子のために健気に頑張る姿が印象的な、シングルマザーの加奈を演じたのは、高畑さん。「学はないけど、頭は悪くない人」と分析する高畑さんは、「できた人だな、と思います」と印象明かす。辛い顔を見せずに、笑顔で頑張る姿が母としての責任感の強さを引き立てつつ、一方で孤独感も象徴している。最後に、専業主婦のあすみを演じた尾野さんは「すごく難しかった」とふり返り、「正解のことをやっているつもりだったのですが、子供目線のト書きとかを見ていると、“ダメなんだ”って、色々なことを気づかされる役、に感じました」と語っている。『明日の食卓』は5月28日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月26日尾野真千子が、哀しみと怒りを心に秘めながらも、わが子への愛を抱えて気丈に振る舞う母を演じている『茜色に焼かれる』。この度、尾野さん演じる良子が、静かな闘志を燃やし真っ赤な口紅を塗り直すシーンの本編映像が到着した。今回解禁となったのは、赤を纏い覚悟を決めた尾野さん演じる田中良子の向かう先が気になる本編映像。勝負に出るときは必ず“赤”を身に付けるという良子。赤いワンピースに身を包み、公衆トイレの鏡で真っ赤な口紅を塗り直して静かに闘志をたぎらせている。ただごとではない雰囲気を感じ取り、心配して後をついてきた息子の純平(和田庵)を「ここ女性用だから。入ってきちゃ駄目でしょ! そういうルールでしょ!?」と寄せ付けず、トイレの前で立ちすくむ純平。良子は「悪いけど、お母さんとかなんだってのは、一旦忘れさせて。私の問題だから」と凄みのある声で告げると、純平を残し公衆トイレを出ていってしまう。全身に赤を纏い、怒りを押し殺した表情の良子が向かった先とは――。尾野さん演じる良子の鬼気迫る姿に、目を離すことができないシーンとなっている。映画『茜色に焼かれる』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:茜色に焼かれる 2021年5月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ
2021年05月24日女優の菅野美穂が主演を務める、映画『明日の食卓』(5月28日公開)の本編映像が22日に公開された。同作は椰月美智子による同名小説を実写化した、瀬々敬久監督の最新作。同じ「石橋ユウ」という名をもつ息子の3人の母親たちの物語となり、元フリーライターでやんちゃ盛りの息子2人を育てながら仕事復帰を目指す留美子(菅野美穂)、大阪でシングルマザーとして非正規の仕事を掛け持ち、時間に追われながらも息子のために健気に生きる加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれ一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみ(尾野真千子)の姿が描かれる。公開されたのは、菅野美穂演じるフリーライターの留美子が仕事で徹夜作業をしていたため寝坊してしまい、忙しない朝を迎えるシーン。2人の息子たちの遠足の日で、お弁当を急いで用意する留美子は、ウィンナーとブロッコリーを一緒に茹でたり、卵焼きに失敗してしまい炒り卵にしたりと、焦る気持ちのなか何とか切り抜けようとする。そんな中、兄の悠宇は「なんで起こしてくれなかったんだよ! 早くしてよ」と、留美子に当たり散らかし、さらには下の息子は泣き喚く。“こっちが泣きたい気分……”と思う中、まさかのラスボスとして夫の豊(和田聰宏)が登場。「朝からうるせえなあ」と完全に他人事であるだけではなく、「帰ってきたの、2時だぜ?」と自分の苦労話をする。そんな夫に「こっちは徹夜だったんですけど?」と応戦する留美子だが、軽くあしらわれてしまい、さらには「あー、お茶飲みたい。お茶ないの?」と、“3人目の子ども”のような言葉も飛び出し怒りが止まらない様子。さらに弟を置いて行こうとする、長男・悠宇を必死でなだめるが……。仕事も家庭も両立させようとする母親と、なかなか協力をしてくれない夫と子どもたち。まさしく、“ワンオペ育児”を映し出したシーンは、本作で取り上げられる育児の問題を象徴している。
2021年05月22日菅野美穂、高畑充希、尾野真千子という豪華女優陣を迎え、数々の受賞歴のある椰月美智子の同名小説を原作に瀬々敬久監督が映画化した『明日の食卓』。この度、菅野さん演じるフリーライターの石橋留美子が仕事で徹夜作業をしていたため寝坊してしまい、忙しない朝を迎えるシーンの本編映像が解禁となった。解禁された本編映像では、2人の息子たちの遠足の日で、徹夜明けながらお弁当を急いで用意する留美子の姿が…。ウィンナーとブロッコリーを一緒に茹でたり、卵焼きに失敗してしまい、炒り卵にしたりと、焦る気持ちのなか何とか切り抜けようとする。そんな中、兄の悠宇(ゆう)は「なんで起こしてくれなかったんだよ!早くしてよ」と、留美子に当たり散らかし、さらには下の息子は泣き喚く。“こっちが泣きたい気分…”と思う中、まさかの夫の豊(和田聰宏)が登場。「朝からうるせえなあ」と完全に他人事であるだけではなく、「帰ってきたの、2時だぜ?」と愚痴る。そんな夫に「こっちは徹夜だったんですけど?」と応戦する留美子だが、それも軽くあしらわれてしまう。さらには、「あー、お茶飲みたい。お茶ないの?」と、“3人目の子ども”のような言葉も飛び出し、留美子も怒りが止まらない様子。そして、弟を置いて行こうとする長男・悠宇を必死でなだめるが…。仕事も育児もちゃんとやろうとする母親・留美子と、父親として協力する気もない夫。まさしく、“ワンオペ育児”を映し出したシーンは、本作で取り上げる育児の問題を象徴している。『明日の食卓』は5月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:明日の食卓 2021年5月28日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開(C)2021「明日の食卓」製作委員会
2021年05月22日『舟を編む』、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』、『町田くんの世界』など、挑戦的で質の高い作品を発表し続ける石井裕也監督の新作『茜色に焼かれる』。理不尽な世の中に翻ろうされながら、力強く生きて行く母と息子の姿を見つめた本作で、15歳の新人俳優・和田庵(わだ・いおり)が、主演の尾野真千子の息子役に抜擢され、爪痕を残している。芸歴は長いが、ここまでの大役は初挑戦の和田。インタビューの際には、「昨日、サインを考えたんです」と初々しい姿も!そんな和田に、芝居への向き合い方を変えた石井監督からのアドバイスや、本作のオーディションが行われる直前の、昨年の夏まで行っていたというカナダ留学こと、夢中だというスケボーについてなど聞いた。カナダ留学から帰国後、即オーディション、即クランクイン――見ごたえのあるヒューマンドラマです。脚本を読んだとき、純平役に決まったときの感想は?僕がいままでやらせていただいた役のなかで、一番セリフも多くて重要な役。中学時代、カナダに留学していたので、久しぶりのお仕事でしたし、プレッシャーに感じる部分がいろいろありました。でもそれ以上に出演が決まったことへの驚きや喜びが大きかったです。ストーリーとしては、R15+らしいすごく大人な内容だなと思いました。純平は自分とはかけ離れた部分が多くて、撮影が始まるまで、どんな子だろうとずっとイメージしていました。――帰国後にオーディションを受けたのですか?そうです。帰ってきてすぐ、オーディションを受けました。最初の書類選考のときに、自己PR動画を送ったのですが、そこで今までのお仕事や演技に対して、どう向き合ってきたのか、今後どう向き合っていきたいかを話しました。オーディションの際にも、その動画での自己PRを誉めていただきました。決まってからは、1か月くらいで、すぐに撮影でした。――純平は自分とかけ離れた部分が多かったとのことですが、純平は本を読んで静かに過ごしているタイプですが、和田さんはスケボーなど、体を動かすのが得意だとか。はい。そういうところが違います。でも共通点もあって、演じてみて気づいたのですが、純平には結構負けず嫌いなところがあるんです。僕もあまり見られないのですが、本当はすごく負けず嫌いで、そういう部分は似ていると思いました。『茜色に焼かれる』(C)2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ尾野真千子の迫力に、必死に食らいついていった――親子役となった尾野真千子さんと、実際にお芝居でぶつかり合ってみた感想は?すごいなと思うところはたくさんあったのですが、最後の方に、尾野さんがすごい気迫で神社に行く場面があるんです。そこで、ある人をやっつけようとして、僕がそれを止めに入るのですが、そのとき、尾野さんが対峙する相手に「おい」って言うんですけど、ものすごい気迫で。そのひと言だけで、神社の鳥たちがバサバサ!って飛んでいくくらいの迫力が、現場全体に伝わりました。僕はそれを止めなくちゃいけないので、自分も同じくらいのテンションまで持っていく必要がありました。あのときは、自然に息遣いも荒くなっていたと思います。『茜色に焼かれる』(C)2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ――とても迫力あるシーンでした。ちなみにクランクインはどのシーンから?おじいちゃんに会いに老人ホームへ行って、目の前からリモートで話す場面です。基本、石井監督は僕が質問しない限りは、アドバイスはあまりないのですが、そのとき、最初に「間を大切にするように」と言われました。それまでは僕、“間”について意識したことがなかったんです。というか、むしろ間を取るのが苦手でした。間を取ると申し訳ないような気がして、自分のセリフが来たらすぐに言う感じだったんです。クランクインのときも、たぶんそうだったのですが、石井監督からアドバイスされて。――では、そこから演じることへの意識が変わったんですね。この作品の撮影前と撮影後ではだいぶ変わっていると思います。実際、出来上がった作品を観たときにも、すごく間を取っているなと思いました。――出来上がった作品をご覧になったとき、クレジットに名前が2番目にバン!と出てきて、感激したのでは?脚本や作品のクレジットで名前を見た時も感動しましたが、クランクアップのときの気持ちの大きさを覚えています。前から、みんなでひとつの作品を作るという役者の仕事が好きで、その後の試写会や、公開されてみんなが観てくれるときにすごく達成感を感じます。さらに今回は、本当に濃密な撮影時間で、クランクアップが近づいてくると、すごく寂しくて、あっと言う間でした。俳優の仕事とスケボー、両方頑張りたい――和田さん自身についても教えてください。語学力と人間力を高めるためにカナダへ留学されたとか。実際、行ってみて何か得られましたか?僕、英語がすごく苦手だったんですけど、自分のことを誰も知らない、言葉も通じない場所に行って、最初はボディランゲージから始まって、友達を作るためにすごく頑張りました。すごくコミュニケーション能力が上がったと実感しています。英語力もそうですが、この先、もっと必要とされていくであろう、そうした力が身に付いてよかったと思っています。――英語が苦手なのに、外国へ行かれたのはすごいですね。もともと兄がカナダに留学してたんです。それで英語がペラペラになって帰ってきて、「かっこいい!」と(笑)。僕が留学したのは兄とは別の州ですが、月に一度、一緒にラーメンを食べるために、わざわざ僕のところまで来てくれて、カナダを案内してくれました。すごく有難かったです。スケボーを始めたのもカナダに行ってからですが、それも兄からの影響です。兄に憧れているところがあるので。――芸能活動については、和田さん自身の希望ですか?そうですね。僕が幼い頃からテレビっ子で、ずっと出たい出たいと言っていたので、両親がオーディションを受けさせてくれました。――スケボーもとてもお得意と聞いたので、今後はそれを生かしたアクションに挑戦するのはどうですか?今はスケボーに夢中で、趣味の領域を超えてきていて。でも役者の仕事が自分の中では一番大事です。両方を生かせたらいいかもしれませんけど、今はスケボーと俳優のお仕事を分けられているのが好きです。最近はスケボーの雑誌のお仕事も来るようになりましたが、両方を生かしてというよりは、別々に頑張っていきたいです。――活躍を楽しみにしています。最後に俳優業を頑張った本作のアピールコメントをお願いします。すごく大人な内容ですが、母と子に降りかかった理不尽な出来事を、きれいごとなしで描いていると思います。みなさんの心に残る作品になることを信じています。和田庵さんの初めて(!)のサイン入りチェキを1名様に!ぴあアプリをダウンロードすると、この記事内に応募ボタンがあります。『茜色に焼かれる』5月21日(金)より全国公開!『茜色に焼かれる』 (C)2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ取材・文/望月ふみ撮影/源賀津己
2021年05月18日尾野真千子が主演する、もがきながらも懸命に生きようとする“母の生き方”を捉えた圧倒的な物語『茜色に焼かれる』。この度、石井裕也監督や、オダギリジョー、永瀬正敏ら共演者が主演・尾野さんの魅力について語るコメントが到着した。本作で主人公・田中良子を演じた尾野さんについて、石井監督は「田中良子役には尾野真千子さんしか考えられませんでした。芝居を本気でやることの崇高さ、俳優がうなされるほど考えて見せる芝居の熱量、その素晴らしさ。たとえば、普段の会話のときよりも、夢中になって芝居をしている尾野さんに僕は『尾野真千子』を感じます」と熱量たぎるコメント。「その芝居に真実が見えてくる。誠実にお芝居をしている人の姿は『祈り』のように見えるときがあります。こちらが引くくらいに演じる役を信じようとする。尾野さんのそんな姿は、僕にとってはそのまま希望につながるものでした」と、その演技にかける想いの強さを絶賛した。息子・純平役を演じた和田庵は、「撮影前、尾野さんには怖い人というイメージがあったけれど、実際はそんなことはなくて優しくて明るくて面白い人でした。本当の親子のように接してくださって、僕も自然に演技ができました」と感謝の意を示す。良子の同僚ケイ役を演じた片山友希は「撮影中は尾野さんの明るさには救われました」と語る。「すごく包容力のある方で、共演のプレッシャーみたいなものを全然、感じさせないんです。きっと尾野さんは私ができるまで待ってくれたんだと思います。すごくありがたかったです。尾野さん、メチャクチャかっこいいです。尾野さんみたいになりたい」と尊敬の念を口にする。交通事故で命を落とす夫・陽一役を演じたオダギリさんも「もし陽一の存在が作品を通じて強く感じられているとしたら、それは尾野さんの表現力のおかげです。当たり前のことですが、それはもう尾野さんの底力ですし、そのすごさ、ですね」と、その演技力に感謝を表する。そして風俗店の店長・中村役を演じた永瀬さんは「尾野さんはいろんなものに立ち向かっていました。それでいて、現場ではみんなを包み込んでいた。良子さんのように『まあ頑張りましょう』という感じで現場をハグされていましたね」とコメント。「コロナ禍という特別な状況下で作品を作っているという部分を含めて、とても見事で立派な主演の姿だったと思います。時に明るく、時に締めて。この作品をちゃんと背負っている感じがありました」と称賛を惜しまない。『茜色に焼かれる』は5月21日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:茜色に焼かれる 2021年5月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ
2021年05月17日