25日、お笑いコンビ爆笑問題の田中裕二(52)の妻でタレントの山口もえ(39)が第三子となる女児を出産したことを自身の公式ブログで報告した。 山口は、「ご報告」と題したブログを投稿。「皆さまにご報告があります。わが家に第三子となる2,890グラムの次女が誕生しました」とし「当日は家族皆が見守る中元気な産声をあげ誕生してくれました。立ち会っている間応援をしながら私に飲みものを飲ませてくれたり汗をぬぐってくれたり笑わせてくれたり……笑とても至れり尽くせりの出産となりました」と様子を明かした。 さらに「この誕生の瞬間を忘れずにこれからも家族五人力を合わせ楽しく仲良く過ごしてゆきたいと思っております。」とつづっている山口。最後に長男が手書きで書いたメモを公開。『あかちゃんのやることだっこするないたらよしよしする』というもので、山口は「たまらんです」とコメント。ほのぼのとした家族の一コマを見せた。 これに対しネットでは「おめでとうございます!」「田中さん、猫以上に可愛がりそう」「再婚したご夫婦が幸せになっている姿を見るのはとても嬉しい!」「素直に嬉しい。いいご夫婦・ご家族だとおもうから」「長男くんの手書きメモかわいい!」など反応を見せている。
2017年05月25日ダニエル・キイスの同名小説が原作のミュージカル『アルジャーノンに花束を』が3月2日に開幕。それに先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、主演の矢田悠祐、水夏希が登壇した。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』チケット情報原作は1959年に発表された名作小説。世界3か国で映画化され、日本でも2度テレビドラマ化されている。ミュージカル版は、2006年に浦井健治主演で日本初演され、2014年にも同じく浦井主演で再演。今作でキャストが一新され、矢田が自身初となる主演に抜擢された。脚本・作詞・演出は、矢田が出演したミュージカル『王家の紋章』(2016年)の荻田浩一が初演から手掛けている。物語は、32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリィ・ゴードン(矢田)に、ある話が舞い込むことから始まる。それは、大学の先生が「頭を良くしてくれる」というものだった。この申し出に飛びついた彼は、白ネズミのアルジャーノン(長澤風海)を競争相手に連日検査を受ける事に。やがて手術によりチャーリィは天才に変貌したが――。ゲネプロ前に行われた囲み取材で、初主演の心境を聞かれた矢田は「正直どうなるかわからなくて。終わったときにどういう気持ちになるんだろうなっていうのが今の心境です」と緊張の滲む発言。本作の魅力について「SFなんですけどリアリティがあって、どの瞬間もどの関係も誰もが体験したことがあるようなエピソードが詰まっています。身につまされたり、嬉しかったり、悲しかったり、励まされたり…その瞬間瞬間が一人ひとりのお客さまの心を揺さぶる」と水。自身の役柄について矢田は「シーンによって全然違う人になった気分。すごいスピードでどんどん階段を上っていくので、その成長の段階や心の動きに自分が追いつかないときがあって。そこに食らいついていくのが今も大変です」。前作との違いを問われ「演じる人間が違うし、荻田さんは演じる人の個性に合わせて演出をしてくださるので、自然と違う形になってるかなと思います」(矢田)と話した。幕が開き、幼児並みの知能のチャーリィとして登場した矢田は、ピュアな魅力を纏い美しい歌声で物語の世界に誘い込む。全てひらがなで話していたような言葉は、知能が高まるにつれ少しずつ漢字が混じって聞こえ、あっという間に容易に理解できない言葉になる。しかし、言葉の成長スピードに追い付けない情緒面の成長。そんな特殊な状況にあるチャーリィの戸惑いや苦しさを、矢田の芝居と歌が一つひとつ真っ直ぐに届けた。アルジャーノンが踊る美しい世界に登場人物の生々しい感情が浮かび上がる本作は、3月12日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、3月16日(木)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2017年03月07日ラグ&ボーン(rag & bone)が行なう、アーティストサポートプロジェクト「ハウストン プロジェクト」(HOUSTON PROJECT)に日本人アーティストである山口歴が起用される。同プロジェクトはニューヨークのイーストハウストンストリートにあるラグ&ボーンの店舗外壁をキャンバスとしてアーティストに提供するというクリエイティブな取り組み。今回起用される山口は、独自に生み出した多色の絵の具の筆跡を切って貼り合わせる「カット&ペースト」手法を使い、まるで生き物のごとく飛び出すような唯一無二の3Dアートを得意とする。
2017年01月25日ラグジュアリー車ブランドであるレクサスが主催となり、日本各地で新しいモノづくりに取り組む才能を発掘し、世界へ羽ばたくサポートを行う「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」。そのプレゼンテーションが1月18日に開催され、52人の匠たちの出展と、サポートメンバーによる「注目の匠」の発表が行われた。今回はスーパーバイザーに小山薫堂、サポートメンバーとして建築家の隈研吾、デザイナーのグエナエル・ニコラ、アーティストの清川あさみ、ファッション・ジャーナリストの生駒芳子、株式会社意と匠研究所代表取締役の下川一哉を迎え、それぞれがいち押しの匠について語った。下川一哉氏が選んだのは、山形県の金寛美氏による「縄文七輪」。縄文模様をあしらった陶器製の七輪で、「すでに途絶えた縄文文化を工芸の形で復活させた点がすばらしいです」とコメントを寄せた。下川氏はバーベキューをした際に使用し、使いやすかったとのこと。生駒芳子氏が選んだのは、福井県の山口祐弘氏による「Cha-Carry」。越前箪笥を茶箱のサイズにして、キャリーバッグとして使えるように改造したもので、「家で眠っていた桐箪笥の文化をよみがえらせ、動かないものを動かした発想力を評価しました」と語った。グエナエル・ニコラ氏が選んだのは、高知県の濱田洋直氏による「HAMADA PAPER+【RING】」。土佐和紙を用いたアクセサリーで、デザイン性と強度を兼ね備えたリングだ。「EvolutionとRevolutionが両立していてすばらしい!今までの技術をいかにキープし、さらに新しいアイデアをどう盛り込むかが考えられている作品です」とニコラ氏はコメントした。清川あさみ氏が選んだのは、香川県の村上モリロー氏による「ZAN-SHIN」。アートディレクターである村上氏が“履いている時も、脱いだ後も美しい下駄”をコンセプトにデザインした桐下駄で、松や扇をモチーフにしたユニークな作品だ。「すごく個性的で、自分が欲しいものということで選びました。履き心地もとてもよいです」と清川氏は語った。小山薫堂氏は、徳島県の永原レキ氏による「空海藍Sufboard」を選出。阿波伝統の藍染綿ファブリックをサーフボードに施した作品で、「藍染の奥深さを知りました。サーフィンを愛し、人生にとって必要だから、それを生業にしたという作家の生き方にも共感しました」とコメントした。隈研吾氏はビデオレターでのコメントとなったが、「若い職人のみなさんは、もっと自信を持ってほしいですね。世界を見据えて仕事をすることでマーケットは広がるので、日本の新しい戦略を考えるきっかけにもなるはずです」と、匠たちへエールを送った。 最後に、小山氏は「“作り上げたモノが誰に出会うか”がいちばん大切です。例えば、どんなにいいワインを作っても、そのおいしさをわかってくれる人に出会わなければ、価値を十分に伝えることはできません。このプロジェクトを通じて、匠たちがいろいろな人に出会い、意見を聞くうちに新しいアイデアが浮かんだことでしょう。これからも、その“気付き”を大切に、モノ作りへ取り組んでください」と語り、締めの言葉とした。
2017年01月24日現在放送中の「嘘の戦争」で主演を務める草なぎ剛が、香取慎吾と「アンタッチャブル」山崎弘也の人気番組「おじゃMAP!!」に出演することが分かった。「SMAP」解散後、香取さんと草なぎさんが揃ってテレビに出演するのは今回が初となる。香取さんと山崎さんが、日本中のあちこちにいきなりおじゃまする人気ロケバラエティ番組「おじゃMAP!!」。今回は、番組内の大人気企画“最新の「バスツアー」を体験企画”を放送。東京から日帰りで家族や友達、カップルでも楽しめ、かつ予算1万円を切った低コストで旬な食&スポットを存分に楽しむことができる静岡と新潟のバスツアーを紹介する。静岡を回るのは、香取さんと山崎さんに加え、ゲストの草なぎさん。3人は「いちご狩り」や、富士山も駿河湾を一望できる絶景、黄金色のウニしゃぶしゃぶ、美しいイルミネーションが有名な伊豆ぐらんぱる公園などを堪能!いちご狩りでは、「すべてが新鮮!」と大感激した草なぎさん。最初は3粒しか食べられないといっていたものの、そんないちごに手がすすむ。また、香取さんもパックで食べるのと全然違う!と感激。そして、いちごに食らいつく3人の前に一般のツアー参加者の中から手強い“いちご狩りが得意なお父さん”が出現。お父さんと3人のどちらが多くイチゴを獲得できるのか!?また、昼食のウニしゃぶしゃぶには、おいしい食べ方を紹介され3人そろってどんどん箸が進む。まだまだ食べたがる山崎さんを一人置いて、香取さんと草なぎさんの2人だけで沼津港を散策する時間も。一方、新潟に向かったのは、「嘘の戦争」で草なぎさんと共演する安田顕、菊池風磨、さらに彦摩呂、黒沢かずこの4人。新潟のおいしい食&雪景色を大いに堪能。江戸時代の宿場町の風情を楽しめる「三国街道塩沢宿」では餅つき体験を楽しんだり、昼食には「黒毛和牛サーロイン牛カツ&ローストビーフ丼」または「特上海鮮北海丼」のどちらか好きなどんぶりを選ぶという幸せを味わい新潟の絶品グルメに舌鼓を打ったり。また、菊池さんのリードのもとまさかのスキー場へ。雪振りしきるスキー場でバナナボートに挑戦するが、安田さんに大変なことが起こってしまう!?それぞれのバスツアーが珍道中!笑って楽しめる、バスツアーならではの温かい交流にあふれた旅の様子をぜひお楽しみに。「おじゃMAP!!」は1月18日(水)19時~フジテレビにて放送。「嘘の戦争」は毎週火曜日21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月12日グラフィックデザイナーでムービーディレクターの安田昂弘による個展「TAKAHIRO YASUDA EXHIBITION “The end of watch”」が、11月11日から12月1日まで東京・中目黒のギャラリー・ボイルド(VOILLD)にて開催される。アートディレクションやグラフィックデザインだけでなく、視覚表現を軸に様々なクリエイション活動を行う安田昂弘。コンピューターという一つのメディアを駆使しながら、都度異なったアプローチで制作を行っている。研ぎ澄まされているようで遊び心のあるデザインや、シンプルで単調に見えて複雑に組み重なった線や面など、その思考とコンピューターグラフィック(CG)としての美しさが反映され構図化された作品の数々を生み出してきた。15年に開催された「share_me」に続く2度目の新作個展となる同展では、“見る”ということにフォーカス。何を選ぶにも自分が試されているような感覚に陥り、単純に好きなものを好きと言えないような、見ているものに見られているような世界があることに着目し、“見る/見られる”ことへの興味や影響をテーマにした、グラフィックをベースにした平面作品が約20点展示される。【イベント情報】「TAKAHIRO YASUDA EXHIBITION “The end of watch”」会場:ボイルド住所:東京都目黒区青葉台3-18-10 カーサ青葉台地下1階会期:11月11日~12月1日時間:12:00~20:00(土・日曜日は18:00まで)休館日:月曜日、祝日
2016年11月01日●監督も気づかないくらい自然に、立ち姿から変えた作家・北杜夫の小説を実写化した映画『ぼくのおじさん』(11月3日公開)。小学4年生の雪男と、雪男の家に居候をしている"インテリぼんくら"なおじさんが、日本で、ハワイでユーモラスなやりとりを繰り広げる。"漫画原作・ベストセラー&大宣伝至上主義"の邦画界とは離れた存在であるこの作品で、愛すべき"おじさん"を演じる松田龍平と、『もらとりあむタマ子』、『味園ユニバース』など、どこかだめな人を愛すべき人に描く山下敦弘監督に、今作についての話を聞いた。○「ダメなおじさん」の説得力――今回、しっかり者で作文の上手な雪男、そしてインテリで屁理屈を言う居候のおじさん、2人のやりとり、行動が作品の魅力をつくりあげていきますが、おふたりは雪男とおじさん、どちらのタイプが近いと思いますか?山下:僕は、今となってはおじさんですかね。――例えば、おじさんのこういうところに共感したとか。山下:そう思うと、ないですかね。やっぱり雪男かもしれないです(笑)。おじさんは、あまりにも自分にないものばかりですね。松田:僕はどちらかといったらおじさんかな? 旅行先に着いて早々、迷子になってしまう感じ。何回か経験があります。山下:財布とか、落としてますよね。松田:財布も何回か落としてますね。たぶん、おじさんも「最終的にどうにかなる」と思ってるタイプなんじゃないかなと思います。――それでは、仕事の面では、お互いどのような印象でしたか? 今回が初めてのタッグになるかと思いますが。山下: 最初は、龍平くんの「おじさん」像を相当作りこまなければいけないと思っていたんですけど、だんだん、おじさんにしか見えなくなってくる感じがありました。今思えば、さすがですよね。失礼ですけど、すごく考えて演じてくれていたのかなって。『ぼくのおじさん』を映画にするにあたって、ある種の不安やチャレンジみたいな部分について、考えるところは近いんじゃないかと思ったので、同じ感覚で相談できた感じがありました。――松田さんは実際、いかがでしたか?松田:撮影に入る前にいろいろ考えて、撮影に入る頃には、一旦考えたことを忘れてから臨みました。ひとつあったのは、おじさんは屁理屈を言うことが多かったから、そこに説得力を持たせられたら、というくらいでしょうか。――居候のおじさんだけど、哲学者らしいところを見せる、ということでしょうか?松田:というよりも、おじさんの説得力について考えるところから、キャラクターができてくるという感覚です。おじさんはただの居候だからこそ、それでも周囲に許される術みたいなものを持っていないといけないのかなと。今回演じたおじさんは、呆れられながらも、なんだかんだうまいことやっているような気がしました。ものごとの元凶はおじさんにあるのに、やりあってしまったお義姉さん(寺島しのぶ)が結局「いいかげんにしなさい」とお兄さん(宮藤官九郎)に怒られるような、うまい立ち回りをしているんですよね。あとは佇まい、歩き方も、今回は意識しましたね。山下:立ち姿も、独特でしたね。見慣れちゃったけど、たしかに龍平くんの他の作品と全然ちがう立ち方でした。編集していて気付くんですよ。僕の中にもイメージはあったと思うんですけど、時間が経って編集してみると、「龍平くんが勝手にやってくれてたな」ということはありましたね。●1日10時間しか撮影できないハワイロケ○ハワイロケに「浮かれてはならない」――今回、後半パートはずっとハワイロケというのが驚きでした。撮影をされていて、日本と違いはありましたか?山下:ハワイでは、雪男役の(大西)利空が、より子供らしくなりましたね(笑)。すごくハワイを楽しんでいる利空を見ると、疲れてた僕らにエネルギーとして跳ね返ってくる感じがありました。「よかったなあ」と思いながら、僕らは「酒飲もっか」みたいな(笑)。あとはハワイだと、規定があって10時間しか撮影ができないんですよ。日本にいると、期間中は集中して撮影するんですけど、ハワイでは生活の時間と撮影の時間が均等にありました。最初は「もっと撮れるのに」と思っていたんですが、終わる頃には「これはこれでいいな」と思いましたね。日本は詰め込みすぎなのかな。――松田さんはいかがでしたか?松田:ハワイで浮足立たないようにしなきゃと気を引き締めていました。日本パートと半々で撮っていたので、ハワイに行って映画の雰囲気が変わってしまわないようにと思って。でも、日本での撮影で、ちゃんと”雪男”と”おじさん”の関係性ができあがっていたから、ハワイというロケーションを素直に感じながらも、変わらない2人でいられたと思います。山下:やっぱりハワイって魅力的ですよね。だから「浮かれてたまるか」と構えちゃったのはありますね。でも1~2日は、もう少し素直にはしゃいでも良かったかもしれない(笑)。――ちなみにハワイのお土産などは買われたんでしょうか。山下:コナコーヒーとマカデミアンナッツを大量に買いました(笑)。――劇中でも、コナコーヒー農場が舞台になりますが、やっぱりおみやげもコナコーヒーなんですね。松田:ちょうど、農園での撮影があったので、僕もコナコーヒーを買いましたね。山下:みんな買ったんじゃないかな?松田:農園にあるんですよね、販売所みたいなところが。山下:その場では飲み放題みたいになっていて。日本で飲むとすごく高いから、撮影中はガンガン飲んでました。貧乏性ですよね(笑)。○おじさんと雪男は、ボケとツッコミ――山下監督は、映画の中でも少しダメな人を描くことが多いのかなと思いまして、今回もおじさんは愛すべき"ダメな人"に描かれているように感じました。山下:好きですね。ダメな人の方が、人間くさいからだと思います。ただ今回は、もちろんダメなおじさんではあるんですけど、原作の北杜夫さんの独特の品や知性がにじみ出ている部分が、今までとは違ったと思います。ある意味、いちばんダメなのかもしれないですけど(笑)。でも、雪男くんというキャラクターがいるから、思いっきりできたという部分はありますね。おじさんはまったく反省も成長もしないので、普通は作品として成立しないんですけど、雪男くんとのバランスで、ここまでダメなおじさんができました。松田:雪男とのバランスは、すごくありましたよね。映画の中でおじさんが何を言っても、雪男に見透かされていて、すぐに雪男の心の声が入ってくる。――ボケとツッコミのような関係性でしょうか。松田:そうですね。だからもし、雪男のナレーションがなかったらどう見えるのか(笑)。ダメなおじさんが、居候の家庭の中で、淡々と猛威をふるってるように見えるかもしれません。山下:一方的に(笑)。けっこういやな映画かもね(笑)。――心の声オフバージョン、観てみたいですね。山下:オフバージョン、きついなあ(笑)松田:おじさんが甥っ子たちとの動物園の約束をなんとなく断ったり、変なおみやげを買ってきたり、それをツッコミなしにひたすら観るという。おじさんの客観性が見えてくるのかもしれませんね。山下:雪男も冷たい子供に見えるでしょうね(笑)松田:たしかに(笑)山下:「言えばいいのに」みたいな。松田:心ではいろいろ思ってるのに、じーっと……。山下:見てるだけ(笑)。雪男の声に救われてたんですね。■映画『ぼくのおじさん』担任のみのり先生(戸田恵梨香)から、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。居候しているぼくの"おじさん"(松田龍平)は大学の非常勤講師。哲学を週に一コマ教えているだけで、いつも万年床でゴロゴロして、猫のニャムよりも働かない。おまけに超貧乏でケチ、ドジで運動神経もゼロ。雪男は、そんなおじさんを題材に『ぼくのおじさん』という作文を書くことにする。11月3日公開
2016年10月30日デザイナーの津村耕祐は10月29日、神田で行われる「TRANS ARTS TOKYO 2016」でオリジナル山車と巫女衣装を発表する。津村は昨年、「ビルを着る」というコンセプトで参加した。同イベントは2012年より行われているアートイベントで今年が5回目。今年は10月15日から30日まで東京都心北東部の谷根千、湯島、本郷、上野、神保町、秋葉原、神田など半径2キロで様々な会場で、多数のアーティストが参加して行われている。今回、津村耕祐が参加するのは五十一八クリエイティブ・プロジェクト【アーティスト山車】で、神田錦町の五十通り周辺で行われる。自らがデザインしたオリジナル山車「夢夢(ゆめゆめ)神社」とオリジナル巫女衣装に、神主役として津村本人も参加する。お賽銭は同プロジェクトを通じて被災地に寄付される。同イベントには他に若林拓哉&つばめ舎建築設計が参加する。夢夢神社の四方に下がっている新旧取り混ぜた鈴を鳴らして未来に夢を送る。山車に乗って移動する現代のノマド通信装置が、土曜日の夕方、神田錦町の五十通り周辺を巡る。津村耕佑は三宅一生の下、主にパリコレクションに関わり、1994年「究極の家は服である」という考えを具体化した都市型サバイバルウエアーFINAL HOMEを考案。1982年装苑賞受賞、1992年現代日本美術展準大賞受賞、1994年毎日ファッション大賞新人賞を受賞している。【イベント情報】「TRANS ART TOKYO 2016」五十一八クリエイティブ・プロジェクト【アーティスト山車】会場:東京都千代田区神田錦町五十通り周辺会期:10月29日時間:16:00~18:00(予定)※荒天中止、雨天決行入場無料
2016年10月27日俳優の藤岡弘、が10月3日、都内で行われたTVシリーズ『ウエストワールド』のジャパンプレミア試写会に出席。「頭から離れない衝撃的な展開、映画のようなスケール感と臨場感あふれる映像美。早く続きが見たくなるワクワク感が止まらない。これがドラマだなんて、時代は変わったねえ」と興奮しきりだった。その他の画像1973年に公開された同名のSFミステリー映画を下敷きに、西部劇の世界を再現したテーマパークで巻き起こる人工知能の覚醒と反乱を描いたTVシリーズ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ.J.エイブラムズが製作総指揮を務め、アンソニー・ホプキンス、エド・ハリスら豪華キャストが顔を揃える。この日は、現地アメリカでの初オンエアから、わずか9時間後のプレミア上映となった。ウエストワールドの創造主であるフォード博士役で、連続ドラマ初主演を務めるホプキンスについては、「長いキャリアを積んできた俳優としての存在感が圧倒的。オーラと自信に満ちているし、内面から説得力が醸し出される」と大絶賛。「僕にとっては目指すべき、尊敬できる大先輩」とリスペクトを示した。また、作品のテーマである人工知能に話題が及ぶと「果たして、我々人間は(人工知能と)共存できるのかという疑問、不安、恐怖を感じる」と来たるべき将来に戦々恐々。「今こそ考えなければいけない課題、受け止めなければいけない警鐘が込められている」と話していた。『ウエストワールド』10月13日(木)より スターチャンネルにて独占日本初放送(C)2016 Home Box Office Inc. All rights reserved. HBO (R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office Inc.
2016年10月04日草間彌生と山口小夜子のドキュメンタリー映画を同時上映するイベント「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」が、9月4日から9月9日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催されることが決定した。同イベントは、9月3日にリニューアルオープンするトップミュージアムこと東京都写真美術館の開館20周年を記念して行われるもの。上映作品は、1960年代に日本を飛び出し、ニューヨークで名を馳せた前衛芸術家の草間彌生を1年半にわたって追い続け、草間芸術の真髄に迫った『≒草間彌生 わたし大好き』と、1970年代にアジア人初のトップモデルとしてパリで活躍した山口小夜子と交友のあった松本貴子監督が、親交のあった人々の証言を集め、残された貴重な映像に触れながら彼女のミステリアスな正体に迫る『氷の花火 山口小夜子』のドキュメンタリー映画2作品。『≒草間彌生 わたし大好き』 (c) YAYOI KUSAMA『氷の花火 山口小夜子』(c) 2015「氷の花火 山口小夜子」製作委員会今回上映される2作品のメガホンをとった松本貴子監督は、現在BSジャパンで放送されている日本初のファッション情報番組「ファッション通信」の立ち上げに参加し、山口小夜子とは1987年に同番組の「山口小夜子特集」で知り合い、その後は、NHK「世界わが心の旅 ベルベルの少女の瞳」やNHK「アントワープ王立アカデミー 一流ファッションデザイナーはこう作られる」の制作で親交を深め、亡くなるまで交流を持ってきた。草間彌生とも20年来の親交を結び、「NHKBSプレミアム 世界が私を待っている 前衛芸術家草間彌生の疾走」、「NHKスペシャル 水玉の女王 草間彌生の全力疾走」など数々の映像作品を制作してきた。また、今回の2作品の同時上映に際して松本貴子監督は、「世界を舞台に闘った二人の日本人女性との出会いは、強烈でした。奇しくも同じおかっぱ髪。私は、映像という分野で関わることが、運命だと感じました。加えて言えば、二人とも“本物”。ドキュメンタリー映画の制作過程には、辛いことも沢山ありましたが、それを上回る掛け替えのない幸せな時間を、味わい尽くすことが出来ました。今回、トップミュージアムで2作品を同時上映出来ることは、この上ない喜びです。異彩を放つ二人の表現者の生き方が、多くの方々の記憶に残ることを願って!天才と美しい女(ひと)は、見飽きない!」とコメントしている。なお、『氷の花火 山口小夜子』が、カナダ・モントリオールで現地時間8月25日から9月5日に開催される「第40回モントリオール世界映画祭」のドキュメンタリー部門正式招待作品に決定したことも今回あわせて発表された。「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」の上映時間や詳細については、東京都写真美術館のオフィシャルサイトで確認出来る。【イベント情報】「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」会場:東京都写真美術館住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:2016年9月4日~9月9日上映作品:『氷の花火 山口小夜子』『≒草間彌生 わたし大好き』休映日:9月5日料金:一般・学生1,500円、シニア・高校生以下・障がい者手帳1,200円
2016年08月28日プロレスラー・棚橋弘至(新日本プロレスリング)が、テレビ東京系ドラマ『石川五右衛門』(2016年10月スタート 毎週金曜20:00~)に出演することが13日、わかった。同作は、2009年に海老蔵主演で公演が行われた新作歌舞伎『石川五右衛門』に潤色を加え、映像化。テレビ東京で、ゴールデンタイムで連続放送の時代劇が復活するのは、8年ぶりとなる。原作・脚本は、漫画『金田一少年の事件簿』『神の雫』原作者である樹林伸が手がけた。“100年に1度の逸材”と呼ばれる棚橋は、冷徹な謎の剣豪・榊基次役で出演。豊臣秀吉の家臣・石田三成のもとで暗躍する殺し屋として石川五右衛門の前に立ちはだかる。海老蔵と初共演の棚橋は、最初「うわー海老蔵さんだ!」という気持ちで対面。「海老蔵さんは目ヂカラがすごくて、グッとこられたら『ううっ』と押され気味になりました」と撮影時の気持ちを告白した。しかし棚橋は「プロレス界のエースでやってきてますので、『押されてたまるか! 五右衛門を直接対決で倒したい!』という変な意地がありました」と気持ちの変化を語った。また、初の時代劇については「ゆっくり話すこと」「低い声で話すこと」を意識したという。棚橋は「プロレスラーは遠くの観客に見えるように派手に動きますが、武道はすり足など日舞的な動きも大事だったので、その辺はすごく苦労しました」と語り、「棚橋を温かい目で見てやってください!」とアピールした。(C)新日本プロレス
2016年07月13日山口もえが総料理長6月9日(木)から6月22日(水)の期間、港区青山にてタレントの山口もえが名誉総料理長を務める「オイル de ヘルシーカフェ」がオープンする。オイルを「健康に良く積極的に摂りたいもの」とする新しい意識をアピールし、栄養豊富で美味しいメニューを提供するカフェだ。6月9日(木)にはカフェのオープニング記者発表会と内覧試食会が開催され、山口もえも登場。オイルと一緒に摂取することでカルシウムの吸収や沈着を助けるビタミンK2・ビタミンDといった脂溶性栄養素について説明をうけ、「摂れているつもりで摂れていない栄養があったことにビックリしました。今までもったいないことをしていたかもしれない」(プレスリリースより引用)とコメントした。オイルの魅力、もっと知りたい!カフェのメニューには、野菜などの脂溶性栄養素の吸収率をアップさせる「AJINOMOTO 毎日(R)栄養オイル ビタミンK2&ビタミンD」と、食事からしか摂れない必須脂肪酸を配合した「AJINOMOTO 毎日(R)栄養オイル DHA&EPA」を活用。彩りの良い前菜やサラダ、パスタやピザなど全10品のメニューを提供する。■「オイル de ヘルシーカフェ」概要期間: 2016年6月9日(木)~6月22日(水)店舗所在地: Royal Garden Cafe 青山東京都港区北青山 2-1-19電話番号: 03-5414-6170営業時間: 11:00-23:00 (ラストオーダー22:00)定休日: 年中無休(プレスリリースより抜粋)(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社J-オイルミルズプレスリリース※山口もえさんが名誉総料理長に就任! 不足しがちな栄養素をオイルで摂れる 「オイル de ヘルシーカフェ」オープン/@Press
2016年06月15日タレントの山口もえが、きょう26日に放送される読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』(毎週木曜22:00~23:00)に出演。夫の爆笑問題・田中裕二のノロケ話を披露する。山口は、以前の田中のことを「全然タイプじゃなかったんです」と述懐。しかし、「噛めば噛むほど味が出るスルメみたいな人。どんどん好きになっているんです」とノロケながら、結婚後の田中の変化を明かす。一方、同じく芸人の妻である、オリエンタルラジオ・中田敦彦夫人の福田萌は、2歳半の娘が、両親がテレビの仕事をしていることが分かってきたことを紹介。しかし、オリエンタルラジオがテレビに出ていても、相方の藤本慎吾を応援してしまうそうで、「PERFECT HUMANを見たいときも『慎吾君が見たい』って…。パパはピリピリしています」と、微妙な家庭状況を報告する。今夜の放送は"仲良しスペシャル"と題し、ほかにも東尾修&石田純一、江原啓之&岡本知高、ケンドーコバヤシ&ハリウッドザコシショウ、関根勤&岩井ジョニ男、西川俊介&矢野優花が出演する。
2016年05月26日タレントの山口もえが3月9日(水)、都内で行われた『しまじろうと えほんのくに』の完成披露試写会に出席。語呂合わせで“サンキューの日”にあたるこの日、山口さんは「子どもが生まれて、両親に感謝することが増えた。今日は両親に感謝したい」と話していた。ベネッセコーポレーションの幼児向け教育ブランド「こどもちゃれんじ」の人気キャラクタ“しまじろう”が活躍する劇場用映画の第4弾。山口さんは、しまじろうから花束を手渡され、ハグされると「すごく幸せ。ありがとうの気持ちが伝わる」と笑顔を見せた。また、自分自身は「(オウムの)とりっぴいに似ている」といい、「おっちょこちょいで、あわてん坊なところが似ている」と理由を説明していた。劇場版『しまじろう』シリーズは、親子一緒に劇場で映画を楽しむ「ファーストシネマ」をコンセプトに、上映中に途中休憩を設けたり、上映時の照明を明るくしたりと、子どもの映画館デビューを後押しする工夫が施されており、山口さんは「私も家族と一緒に行った初めての映画館をよく覚えている。今日が親子のよい思い出になれば」と話していた。また、舞台挨拶には奄美市出身の音楽ユニット「カサリンチュ」が駆けつけ、映画のテーマソング「たいせつなひと」を披露した。『しまじろうと えほんのくに』は3月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月09日変身ヒーローブームの火付け役となった「仮面ライダー」シリーズを、藤岡弘、の再演で映画化する『仮面ライダー1号』。この度、変身シーンやアクションシーンが収められた本作の待望の予告編が解禁された。いまから45年前、男は悪の秘密結社ショッカーの手によって改造人間にされた。あの日以来、人間の自由を守るため、男は戦い続けている。彼の名は、本郷猛。この世に誕生した、最初の仮面ライダーである。長年にわたり、海外で悪と戦ってきた猛は、ひとりの少女の危機を知り、急遽帰国する。少女の存在が、かつての最高幹部・地獄大使を復活させるために不可欠なのだ。猛は、ショッカーが少女を狙う理由を探っていた仮面ライダーゴースト=天空寺タケルや、その仲間たちと出会う。しかし、あまりにも過酷な日々を過ごしてきた猛の肉体は、すでに限界へと近づいていた。少女の危機、そして新たな組織・ノバショッカーがもたらす日本の最大の危機に、伝説の戦士・本郷猛が「変身」する。闘い続けてきた本郷猛を待つものは安らぎか、それとも…。「仮面ライダー」の放送が開始された1971年より時を越え、45周年記念作品として満を持して送り出される本作 。元日の映画化決定発表に続き、藤岡さんの1号/本郷猛役続投決定 、さらにパワーアップした仮面ライダー1号と愛車・ネオサイクロン号の実写ビジュアルが解禁されるなど、次々発表される話題に盛り上がりをみせている。さらに本郷猛のバイクの師匠であり、本郷猛の支援者である“おやっさん”こと立花藤兵衛の孫・立花麻由役に岡本夏美、シリーズきっての悪役として人気を博したキャラクターである地獄大使役に大杉漣など、本作に縁の深い俳優陣がキャステイングされ、ますます期待値が高まっている。そんな話題沸騰中の本作からついに予告編が到着。映像では、藤岡さん演じる本郷猛が懐かしの立花モーターズの倉庫に入るシーンから始まる。写真を見つけ、「おやっさん、帰ってきたよ」と語りかける本郷。するとそこには、立花藤兵衛ことおやっさんが本郷猛のために遺したネオサイクロン号の姿があった。おやっさんの想いを胸にネオサイクロン号に乗り出撃する本郷の姿は、往年のファンにはたまらない映像だ。また、世界中で悪の秘密結社ショッカーと戦い続けてきた本郷が、45年の時を超え最後の変身ポーズも披露。時を経てパワーアップした変身ポーズは、掛け声や切れ味ともに45年前を凌駕しているといっても過言ではないほどの迫力!本郷の生身のアクションも披露され、45年の時を感じさせない身のこなしも見ることができる。『仮面ライダー1号』は3月26日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月19日●山口県に新たな宇宙電波望遠鏡をつくるKDDIと山口大学は1月26日、KDDI山口衛星通信所にある大型パラボラ・アンテナを、衛星通信用から電波望遠鏡へ改造し、ブラックホールなどの宇宙観測研究に活用すると発表した。KDDIは2001年にも別の大型パラボラ・アンテナを国立天文台に譲渡しており、電波望遠鏡に改造され、現在は山口大学が研究に使用している。同大学では今回借用するアンテナと組み合わせることで「山口干渉計」を構築。日本最大級の電波干渉計として、ブラックホールなどの宇宙観測研究に挑む。今回は同日に行われた記者会見の模様から、KDDI山口衛星通信所の来歴や電波望遠鏡の概要、観測により期待される成果などについて見ていきたい。○見渡す限りのパラボラ・アンテナ、世界の通信を支える西の関門局KDDI山口衛星通信所は山口県山口市仁保中郷という、周囲を山に囲まれた、緑豊かな場所にある。敷地内には大小さまざまなパラボラ・アンテナが立ち並び、これらのアンテナによって、静止通信衛星「インテルサット」や「インマルサット」からの通信を受け止め、通信先へ中継する役割を担っている。KDDIは1963年(当時はKDD)に、茨城県に「茨城衛星通信センター」(当時は茨城衛星通信所)を開所し、日米間の衛星テレビ通信の中継を行っていた。開所直後、米国との衛星通信実験が行われた最中に飛び込んできたのが「ケネディ大統領の暗殺」という衝撃的なニュースだったことは、歴史の教科書に載るほど有名な事件である。しかし、同通信所は主に太平洋を挟んだ米国との通信用に造られたため、日本の西側にある欧州やアフリカなどとの交信はできなかった。そこで山口県に新しい衛星通信基地が造られることになり、1969年5月に開所したのがこのKDDI山口衛星通信センター(当時はKDD山口衛星通信所)である。山口県からであれば太平洋だけでなく、インド洋上空の衛星との通信もでき、また台風や地震などの災害に見舞われる可能性も少ないこと、さらに周囲を山に囲まれていることで通信にとって厄介な雑音も少ないことなどが、この地が選ばれた理由だという。その後、2007年に茨城衛星通信センターは閉所され、同所が担ってきた機能はすべて、この山口衛星通信センターに統合されることになった。現在では日本最大にして、世界でも有数の大きさをもつ衛星通信基地となっている。○衛星通信アンテナから電波望遠鏡へ山口衛星通信センター内には、合計で24基のアンテナが並んでいる。その中でもひときわ目を引くのが、アンテナの直径(口径という)32mと34mの大型パラボラ・アンテナである。32mの「山口第4アンテナ」は1979年に、34mの「山口第2アンテナ」は1980年に建設され、衛星テレビや国際電話、国際データ通信など、さまざまな通信を国内外へ中継し続けてきた。しかし現代では、海底ケーブル網が発達したことや、通信衛星の性能が上がり、より小さなアンテナでも通信ができるようになったことなどを受け、大型アンテナは衛星通信としての役目を終えることになった。しかし、アンテナそのものの役目はそこで終わらなかった。新たに「電波望遠鏡」として、第二の人生を歩み始めることになったのである。「望遠鏡で宇宙を見る」には、大きくふたつのやりかたがある。ひとつは市販の天体望遠鏡や、あるいはハワイにある「すばる」望遠鏡のように、可視光、つまり人間の目に見える光で観測する方法。そしてもうひとつが、赤外線やX線、ガンマ線、電波といった、人間の目には見えない電磁波で観測する方法である。天体はあらゆる電磁波を出しているため、可視光だけでは見えなかったことが、他の電磁波を使うと見えるようになる。電波望遠鏡では宇宙の天体からやってくる電波を捉える必要がある。一方、衛星通信用のアンテナも、宇宙の人工衛星からやってくる電波を捉えるように造られている。両者は受信機器など細かな点は異なるものの、設備をそのまま共有することができる。まず2001年に、山口第4アンテナの運用が終わり、国立天文台へ無償譲渡されることになった。その後、電波望遠鏡にするための改造が行われ、2002年から「第1電波望遠鏡」として運用が始まっている。現在は国立天文台との協定により、山口大学と共同で研究に活用されている。第1電波望遠鏡では、単体での観測はもちろん、国内や中国、韓国、台湾などにある他の望遠鏡との連携による観測も行われており、東アジア地域における観測の中核的な存在にある。これまで星が誕生する様子やブラックホールの観測が行われており、2011年には形成中の星の周囲にあるガスが、回転し、中心の星へ向けて落下している様子を検出することに成功している。そして山口第2アンテナもまた、2015年に運用を終えることになり、「第2電波望遠鏡」として活用されることになった。第2電波望遠鏡は単体でも運用されるほか、隣接する第1電波望遠鏡と連携することで「干渉計」という仕組みを構築でき、単一の望遠鏡では達成できないほどの高い能力で、宇宙を観測できるようになる。●「山口干渉計」の誕生へ○山口第2アンテナも電波望遠鏡に第2電波望遠鏡は1980年に山口第2アンテナとして建設され、インド洋上の静止軌道に配備された通信衛星「インテルサット」との通信で運用が開始された。その後約35年間にわたって、インド洋と太平洋上の静止衛星とを結んだ、国際電話や国際データ通信、国際テレビ伝送などの国際通信サービスで活躍した後、2015年に運用を終了した。そして山口大学の要望に応じ、昨年11月にKDDIと山口大学との間で第2アンテナの賃貸借契約が結ばれた。契約期間は今月から来年3月までの1年3カ月で、その後も必要に応じて更新が行われていく予定になっている。第2電波望遠鏡のアンテナの口径は34mで、これは国内第3位の大きさを誇る。その表面は432枚のアルミ製パネルで構成されている。内部にはセンサーとヒーターが内蔵され、雪などが積もると自動的にヒーターの電源が入り、雪を溶かすようになっている。また熱による膨張や収縮に対応するため、パネル同士の間は若干隙間が開けられている。高さは最大42mで、重量は430トン。電動モーターによって土台を360度回転させることができ、方位を自由に変えることができる。またアンテナの上下の角度(仰角)は0度から90度まで、こちらも自由に変えることができる。もっとも、衛星通信で使われていたころは、静止衛星は上空の一点でほぼ静止しているため、アンテナを頻繁に動かす必要はなかったので、電波望遠鏡になって初めて真価を発揮することになる。同大学の藤沢健太(ふじさわ・けんた)教授は、「ひとつの大学がこれほどの規模の望遠鏡を使えるというのは、あまり例が無いこと」と語る。あまり、というのは、実は茨城大学も、前述の閉鎖されたKDDI茨城衛星通信センターにあった大型パラボラ・アンテナの提供を受け、電波望遠鏡に改造して研究に使用しているためである。したがって山口大学と茨城大学とはお互いに仲間同士であり、またライバル同士でもあるという。今後は実際に電波望遠鏡に改造するために必要な、駆動部や受信機、電波信号分析システムなどの開発が行われることになっている。計画では今年中に工事を終えて観測を開始し、2017年にも何らかの成果を発表したいとしている。○山口干渉計第2電波望遠鏡ができたことによる最大の特長は、隣接する第1電波望遠鏡との共同で、「干渉計」という仕組みを構築することができる点にある。望遠鏡で対象を細かく見ようとすると、口径を大きくする必要がある。たとえば可視光を見る望遠鏡の場合、市販の天体望遠鏡でも高性能なものは筒の部分が太くなっており、ハワイにある世界最高性能の望遠鏡である「すばる」は8.2mもの口径をもっている。電波望遠鏡でも口径が大きいほうが、より遠くの天体を鮮明に見ることができる。では、直径34mの第2電波望遠鏡は、直径8.2mの「すばる」よりもはるかに良く見えるのかといえば、実はそうではない。そこには光と電波の波長の違いがある。電波のほうが波長が1000倍以上も長いため、仮に「すばる」と同じだけ細かく見ようとすると8.2m x 1000 = 8200mという、途方も無い大きさの口径が必要になってしまう。そこで、離れたところに置いた2基以上の望遠鏡を使い、同じ対象を同時に観測する「干渉計」という仕組みを使うことで、単一の望遠鏡では到底実現不可能な大きさの口径を、擬似的に作り出すことができる。山口大学では、第1電波望遠鏡と第2電波望遠鏡で干渉計を構築。「山口干渉計」と名付け、これまで誰も見たことがない宇宙の姿の解明に挑む。もっとも、第1と第2電波望遠鏡の間の距離は110mほどと近いため、角度分解能(どれだけ細かく見られるかを角度で示したもの)は小さい。しかし、周波数に対して連続的に放射強度が変化している「連続波天体」に対する感度はとても高くできるという特長をもっている。おおまかな数字で言うと、第1電波望遠鏡だけで観測したときと比べ、100倍近い感度で観測できるようになるという。藤沢教授はこの性能向上について、「たとえば星が爆発している様子などは、これまで第1電波望遠鏡だけでは見られなかった。それが感度が100倍になることで捉えることができるようになり、またブラックホールなどの観測でも新しいものが見えてくるだろう。また、今まで見られなかった天体も見えるようになる。とにかくいろいろ見えるようになる」と語る。藤沢教授らが着目しているのは、天体の明るさが短時間に大きく変化するような「爆発現象」である。その中でもとくにブラックホールに興味があるという。ブラックホールとは、星が爆発したあとに残される小さいながら重力の大きな天体で、その重力で光をも吸い込んでしまうことから「ブラックホール」と呼ばれており、研究者から大きな注目を集めている。しかしブラックホールは、この天の川銀河の中に100万個から1億個ほどあると考えられているものの、これまで見つかっているのは50個ほどに過ぎない。これを山口干渉計で探査し、より多くのブラックホールが見つけたいという。藤沢教授は「ブラックホール研究に新しい流れを作りたい」と意気込みを語った。ただ「ブラックホール」を見つけたいとは思うものの、最初から狙ってうまくいくかどうかはわからない。そこで手堅い研究対象として、星の表面の爆発現象の観測も行いたいという。例えば、太陽は常に一定の明るさで眩しく光っているように見えるが、実はときどき表面で大爆発が起こることがある。これがなぜ起こるのかは完全にはわかっていないが、近年の研究で、電波を使って観測することでより顕著に見えることがわかっており、山口干渉計でもこの現象に着目し、研究をしていきたいとしている。○KDDI山口衛星通信センターは一般の見学も可能KDDIグローバルネットワーク・オペレーションセンターの河合宣行(かわい・のぶゆき)副センター長は「第1電波望遠鏡と合わせて観測が行われることで、今後の世界的な天文研究へ貢献することができる。また地元山口大学の要望に応えることにより、当社の地元貢献に寄与することもできる。当センターの30m級アンテナは国内でも有数の施設であり、施設見学に来られるお客さまにとっても魅力的な価値の維持、向上につながる」としている。なお、KDDI山口衛星通信センターは一般公開されており、アンテナの近くまでは入れないが、遠目からでもその迫力は十分に伝わる。また、センター内には広報施設「パラボラ館」もあり、KDDIによる衛星通信や海底ケーブル通信への取り組みの歴史や現状、技術の仕組みなどについて学ぶことができるようになっている。牧尾さんは「電波望遠鏡による観測結果や成果についても、パネルなどを置くコーナーを設けることで、子供たちに宇宙のこと、電波のことの関心を高めていただけると期待している」と語った。【参考】・KDDI、衛星通信用のパラボラアンテナを活用して山口大学の宇宙観測研究に協力・KDDIパラボラ館・宇宙電波観測センター > 山口32m電波望遠鏡・2015年度VERAユーザーズ・ミーティング@水沢 山口干渉計 藤沢健太(山口大学)・電波干渉計のしくみ - アルマについて - アルマ望遠鏡 国立天文台●写真集
2016年01月29日仮面ライダー45周年を記念して製作される映画『仮面ライダー1号』で、藤岡弘、が44年ぶりに本郷猛を演じることが発表され、特報映像が公開になった。藤岡は「改めて主演するというのは感慨深いものがあります。お話を聞いたときは血が騒ぎました」とコメントを寄せ、「映画では生のアクションも見ものだと思います。いろんなものが進化してパワーアップしている」と明かした。『仮面ライダー1号』特報映像藤岡が仮面ライダー1号/本郷猛を演じるのは、1972年公開の映画『仮面ライダー対じごく大使』以来。「今回演じるに当たり、当時どういう気持ちで取り組んだのか原点を振り返りました。当時観ていた人を失望させたくないですからね。自分としては、一生懸命頑張らせていただきました」とコメント。さらに「世界各地で難民の支援活動などをしてきて“命の大切さ”や“尊さ”をどこかで伝えたいと思っていたところ、今回のお話をいただいて、これはよいチャンスだと思いました」といい、「はじめはシナリオにその要素がなかったんですが、命の尊さを子供たちに伝えたくて何度も練りました」と企画段階から参加し、脚本にも携わったという。それについて白倉伸一郎プロデューサーは「『仮面ライダー』という番組は本郷猛を主演として最後までまっとうするのが本来あるべき姿であったのですが、当時怪我(※注1)という事情がありそれが果たせなかった。テレビでは成しえなかった本郷猛の単独主演を全うして欲しかったという思いがあった」と経緯を語った。※1:藤岡は『仮面ライダー』9、10話撮影中にバイクで転倒し、全治6か月の重傷を負う。そのため“本郷猛は海外のショッカー支部との戦いに赴き、そのあとを継ぐ新しい仮面ライダーが登場する”という設定が生まれ、仮面ライダー2号に受け継がれた。新作映画は、長年にわたり海外で悪と戦ってきた本郷猛が、ひとりの少女の危機を知り、急遽帰国するという設定で、猛はショッカーが少女を狙う理由を探っていた仮面ライダーゴーストや、その仲間たちと出会い、少女を守り、日本の危機を救うべく伝説の戦士・本郷猛が“変身”する。『仮面ライダー1号』3月26日(土)ロードショー(C)「仮面ライダー1号」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
2016年01月28日オムニバス短編映画『TOKYO CITY GIRL』のヒロイン決定オーディションが17日、都内で行われ、女優の飯田祐真(19歳)がグランプリに選ばれた。新進気鋭監督と若手女優がタッグを組む本作は、2015年に公開された『TOKYO CITY GIRL』の第2弾。今秋に公開予定の2016度版は、マイナビが運営する「マイナビウエディング」、「マイナビ賃貸」、「マイナビバイト」とコラボレーションする。「マイナビウエディング」ヒロインの座をかけた最終オーディションには、応募者1,600人の中から書類選考を通過した10人が参加。審査員を務めた山田能龍監督らの前で、ナチュラルな演技を披露した飯田は、「絶対にこの役をとってやろうと思っていたので純粋にうれしい」と大感激。また、モデルの金城茉奈が、2代目「マイナビウエディング」ガールに選ばれ、「CMに出たいと思っていたのでうれしい。感激です!」と喜びを語った。グランプリの飯田は、女優としてドラマ『チア☆ドル』(ABCテレビ 関西地区のみ放送)に出演したほか、モデル、写真家など多岐に渡って活動中。オーディション終了後は、「前作の女優さんたちが実力派だったので、その仲間入りができてうれしい。私が出るからには、良い作品にしたい」と力強く語り、「この映画を機にステップアップして、自分の色を出せる女優になりたい」と笑顔で意気込んだ。また、イベント合間には、本作の男性出演者として発表されたモデルでタレントの栗原類、元「テラスハウス」メンバーで俳優の宮城大樹が登場。「女性を力強く繊細に描く作品」とアピールした栗原は、「僕もお芝居を始めて間もないけど、作り込まず自然に見せることが重要。オーディションに受かったということはチャンスが来たということ。このチャンスをものにして、更なる道に進んで頑張ってほしい」と祝福しながらエールを送った。
2016年01月18日山口フィナンシャルグループは10日、ジェーシービー(以下JB)とデビットカード発行にかかる提携に合意し、2016年春頃を目処に、グループ3行(山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行)において、全世界のJCB加盟店で利用可能なデビットカードの取扱いを開始する予定だと発表した。○JCBデビットカードの基本的な商品性対象者:個人の顧客向け利用方法:原則として預金口座の残高を上限としてカードの利用が可能利用可能加盟店:クレジットカードと同様に、日本国内や世界各国のJCB加盟店で利用が可能。一部利用できない加盟店がある支払方法:1回払いのみ山口フィナンシャルグループによると「デビットカード利用の都度、あらかじめ登録していただいたメールアドレスへの通知や、後日Web上にて利用履歴を確認できるサービスも提供する」としている。
2015年12月14日楽天はこのほど、旅行予約サイト「楽天トラベル」にて「山口県を旅した人が選ぶ!山口県・旅めしランキング」を発表した。同ランキングは2014年9月1日~2015年8月31日の期間、同サイトにて同県の宿泊施設に宿泊した863人(同県居住者は除く)を対象に実施したアンケート結果をもとに算出している。アンケート期間は2015年9月11日~15日。1位となったのは「ふぐ料理」。日本で水揚げされる天然ふぐの8割以上が、山口県下関市で集まるという。同市内では多くの店舗がふぐを提供しており、クチコミには「ふぐ料理を安く美味しく楽しめた」「ふぐが美味しすぎた」といった声が数多く挙がった。2位には、「瓦そば」がランクインした。同メニューは、熱した瓦の上に茶そばと具を乗せた料理で、下関市豊浦町の郷土料理として知られているという。専門店や鉄板焼き店のほか宿泊施設でも提供している所が多いとのこと。3位は、「剣先イカ料理」。剣先イカは、ふぐに並ぶ同県の特産品として知られており、柔らかく肉厚で甘みのある身が特徴。刺身のほか天ぷら、焼物、塩辛などさまざまな料理で楽しめるという。そのほか、4位に「岩国寿司」、5位に「はぎ蒲鉾(かまぼこ)」、6位に「見蘭牛(けんらんぎゅう)料理」、7位に「うに料理」、8位に「はも料理」、9位に「笠戸ひらめ料理」、10位に「おばいけ(鯨肉)」がランクインした。
2015年12月04日松田龍平が主演を務める山下敦弘監督の新作映画『ぼくのおじさん』が来秋に公開されることが決定した。原作は、幅広い世代に愛され続ける北杜夫の児童文学書で、配給の東映は「皆に長く愛される21世紀版の『寅さん』ならぬ『おじさん』でシリーズ化も狙っています!」と宣言。松田は「ほのぼのしていて、どこかノスタルジックですごく面白い」とコメントを寄せている。その他の写真本作の企画・脚本を手がけたのは、『探偵はBARにいる』シリーズで松田と組んできた須藤泰司プロデューサー。「この話自体は凄くウェルメイドな話なので、そのまま演じてしまうと鼻につく芝居になってしまう危険性がある。自分の存在をすっと消してその場に溶け込むことが自然体で出来てしまう松田さんであれば、この作品をあるべき方向に持っていってくれると思った」と松田に“おじさん役”を切望し映画化にこぎつけた。映画では、昭和40年代をベースに書かれている原作を現代に置き換え、しっかりものの甥っ子目線から語られるダメ人間だけれども、どこか面白おかしい“おじさん”の物語が繰り広げられる。おじさんを、時に叱り、助け、絶妙なやりとりをしながら物語を大きく動かしていくしっかり者の雪男役は、子役の大西利空(おおにしりく)が演じる。松田は「“ぼく”の雪男は大人びた少年なんですけど、演じている利空は撮影の本番ギリギリまで遊んでたりするやんちゃなヤツで、その現場の空気感がとても心地良かったです」と明かす。劇中ではひと目ぼれした女性を追いかけておじさんがハワイへ旅立って行くという展開があり、「ハワイの撮影では、現地のスタッフも合流して、日本の撮影とはまた違った濃厚な日々でした。ぼくとおじさんの思索の旅が日本からハワイへ広がって、映画の中にどう溶け込んでいるのか、僕自身も楽しみです」とコメント。松田と初タッグを組んだ山下監督は「今回『ぼくのおじさん』を映画化するにあたって個人的にチャレンジの連続でした」といい、「例えば“子供たちに観てもらえる映画にする!”とか“初の海外ロケ!”など至るところで様々な壁にぶつかる…はずだったんですが、肝心なその壁が柔らかく優しかったので心地よく現場を終えることが出来ました。たぶんそれは原作者・北杜夫さんの作品世界のおかげだと思っています」と語っている。撮影は10月5日に都内でクランクインし、10月23日まで日本で撮影を行い、10月30日からハワイのオアフ島とハワイ島で撮影を敢行し、11月15日にクランクアップをむかえている。『ぼくのおじさん』2016年 秋 全国公開
2015年12月01日俳優の松田龍平(32)が、『天然コケッコー』(07年) や『リンダ リンダ リンダ』(05年)などで知られる山下敦弘監督の映画『ぼくのおじさん』(2016年秋公開)に主演することが11月30日、明らかになった。原作は故・北杜夫氏によって書かれ、和田誠氏のイラストが添えられた同名の児童書。お金もなく兄の家に居候し、大学の臨時講師として哲学を教えているからか、屁理屈ばかりこねる"おじさん"(松田)が主役であるものの、物語は一貫して兄夫婦の妹=おじさんの甥・雪男(大西利空)の目線で描かれる。一目ぼれした女性を追いかけるために、ハワイへ行こうと画策しつつ、そのどれもが他力本願か運任せな一方、どこか憎めないおじさんの姿を映す。そんな、おじさん演じる松田は「"ぼく"(雪男)が、哲学者で変わり者のおじさんを観察するところから始まる物語は、ほのぼのしていて、どこかノスタルジック」と形容。"ぼく"こと雪男については、「大人びた少年なんですけど、演じている利空は撮影の本番ギリギリまで遊んでたりするヤンチャなヤツで、その現場の空気感がとても心地よかった」と喜んでいる。続けて「ハワイの撮影では、現地のスタッフも合流して、日本の撮影とはまた違った濃厚な日々でした」と話し、新たな体験となったようだ。松田と初タッグを組む山下監督は「(本作を)映画化するにあたって個人的にチャレンジの連続でした」と告白。ただし、「例えば、"子どもたちに見てもらえる映画にする!"とか"初の海外ロケ!"など至るところでさまざまな壁にぶつかる…はずだったんですが」と前置きしながら「肝心なその壁が柔らかくて優しかったので心地よく現場を終えることができました」と続けている通り、余裕をもって撮影に取り組めた様子。「たぶんそれは原作者・北杜夫氏さんの作品世界のおかげ」とも話している。映画は、10月5日に都内でクランクイン。日本での撮影を済ませた後は、アメリカ・ハワイ島に舞台を移し、11月15日にクランクアップを迎えた。企画と脚本を手がけた須藤泰司プロデューサーによれば、昭和40年代をベースに書かれた原作の時代設定を現代に置き換えつつ、どこか懐かしい昭和の感覚も浮かび上がらせる作品になるという。
2015年12月01日本州最西端の都道府県である山口県。瀬戸内海の各県や九州にも近いこの県の名字傾向を「山口県の名字ランキングベスト30」から見てみよう。○1位は全国7位の「山本」さんに「山口県の名字ランキングベスト30」第1位は、県内におよそ2万8,700人みられる「山本」さんとなった。「山本」さんの全国順位は7位で、全国人数はおよそ106万5,000人。同姓は山口県以外にも、富山県、石川県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、高知県で県内順位が1位となっている。また鳥取県、島根県でも2位と中国地方に多くみられ、山口県出身者では歌手の「山本 譲二(やまもとじょうじ)」さんが有名。2位は、全国で4番目に多い名字「田中」さんで、全国におよそ134万9,000人がみられる。山口県にはおよそ2万3,300人が住んでおり、同県出身の有名人には、なでしこジャパンの「田中 陽子(たなか ようこ)」選手がいる。3位は県民数およそ2万2,200人の「中村」さん。プロ野球のロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)、太平洋クラブライオンズ・クラウンライターライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)でオーナーを務めた「中村 長芳(なかむら ながよし)」氏も山口県の出身だ。また、全国順位が30位以下である一方、山口県では30位以内となった名字は、4位「藤井」さん(全国順位45位)、5位「原田」さん(52位)、7位「西村」さん(44位)、9位「藤本」さん(81位)、10位「河村」さん(263位)、13位「藤田」さん(34位)、14位「福田」さん(42位)、15位「田村」さん(56位)など17個となった。特に10位の「河村」さんは、全47都道府県のうち山口県でのみベスト30となっており、全国最多のおよそ1万1,000人が同県に居住している。○「道重」さんは希少姓!山口県出身の有名人には、元モーニング娘。の「道重(みちしげ) さゆみ」さんがいる。「道重」さんは全国人数およそ90人と、とても珍しい名字だ。また、漫画家の「弘兼 憲史(ひろかねけんし)」さんも山口県の出身。「弘兼」さんも全国人数はおよそ150人と珍しく、そのうちおよそ50人が山口県にみられる。歴史上の人物「吉田 松陰(よしだ しょういん)」の妹「杉 文(すぎ ふみ)」と結婚した幕末の長州藩士に「久坂 玄瑞(くさか げんずい)」がいるが、現在全国におよそ400人いる「久坂」さんのうち、山口県に最多のおよそ80人が住んでいる。同じく長州藩士の「高杉 晋作(たかすぎ しんさく)」の名字「高杉」さんも、全国順位1,183位に対し、山口県では473位と多い。長州藩主の名字「毛利」さんの全国順位は606位で、山口県では1,467位だった。また、山口県にみられる珍しい名字としては、「勘解由小路(かでのこうじ)」さん(全国人数およそ10人)や、「渦巻(うずまき)」さん(全国人数およそ10人)、「金魚(きんぎょ)」さん(およそ20人)、「馬酔(あせぼ)」さん(およそ40人)、「二家本(にかもと)」さん(およそ160人)、「湯面(ゆうめん)」さん(およそ160人)、「蕗(ふき)」さん(およそ220人)、「三分一(さんぶいち)」さん(およそ430人)、「目(さかん)」さん(およそ730人)などが挙げられる。県名と同じ「山口」さんの全国順位は14位で、全国人数はおよそ64万9,000人と、都道府県名と同じ名字の中では全国で最も多くみられる。山口県の地名も「山口」さんのルーツの1つであるとされているが、山口県での順位は98位で、県民数はおよそ2,300人と多くはない。「山口県の名字ランキングベスト30」をみると、全国順位1位の「佐藤」さん(県内順位49位)、2位「鈴木」さん(122位)、3位「高橋」さん(36位)がランクインしない結果となった。また、隣接する広島県のランキングと60%(18件)の名字が共通となる特徴もみられた。※ランキングは、月間700万アクセスの「名字由来 net」アプリと「名字由来 net(Web)」の名字データベースから、電話帳データをもとに山口県で実世帯が確認できるもののみを集計し、人数の多い順に抽出。100人未満四捨五入により算出している。本文と写真は関係ありません○筆者プロフィール: 名字由来net(リクルーティング スタジオ株式会社)月間700万アクセスの「名字由来net(アプリ・Web)」や月間200万アクセスの「無料 赤ちゃん名づけ」アプリなど名字・名前・家系図に特化したサービスをアプリとWebで提供している。「名字由来net」はApp Store総合第1位200万DL、「無料 赤ちゃん名づけ」はApp Store、Googleplayジャンル第1位の実績。名字情報を活かした人気シミュレーションゲームアプリ「戦国村を作ろう!」、「世界村を作ろう!」に引き続き、2015年3月には「幕末村を作ろう!」をリリースした。また、調査・作成した家系図デジタルデータを半永久的に保管・管理できる「家系図作成サービス(生涯データサポート)」をスタート。さらに、2015年から日本初の「簡易武士調査」サービスを開始し、9月には「武士診断クイズ~天下統一! 戦国国盗りゲーム~」アプリを新たにリリースした。
2015年11月16日e’motionは11月3日、『島耕作』シリーズで知られる漫画家、弘兼憲史さんの描きおこしイラスト入り婚姻届をデザイン婚姻届の通販サイト「婚姻届製作所」で販売開始した。この婚姻届は、これから入籍をするふたりの幸せを願い、未来に向かって手を取り歩んでいくふたりをイメージした。価格は3,000円(税込・送料別)。提出用2部と記念保存用1部をセットし郵送で届けるという。
2015年11月04日山口フィナンシャルグループの山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行は27日、接客ロボット"Pepper(ペッパー)"を新しく採用すると発表した。○20体の接客ロボットが教育・研修後に配属先の銀行に出向このたび採用するのは接客ロボットは、ソフトバンクのPepper for Biz。採用数は20体。配属先は、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の支店・出張所となる。配属日程は、11月に山口フィナンシャルグループで採用し、教育・研修の修了後、順次、配属先の銀行に出向させる予定だという。山口フィナンシャルグループによると、「20体を法人向けで導入し、来店されたお客様への挨拶、キャンペーンや商品の説明、またゲームなども内蔵されているのでお子様のお相手など、幅広く対応していく。今後は、たとえば住宅展示場などでの住宅ローン相談のコーナーや大学などでの新規口座開設のイベントなどにも出張していく予定」としている。
2015年10月29日マネーフォワードは21日、山口フィナンシャルグループ(以下山口FG)、東邦銀行と資本業務提携契約を締結したと発表した。同時に、三井物産、米国シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルFenox Venture Capital(以下Fenox VC)、三菱UFJ信託銀行との間で出資契約を締結し、山口FG、東邦銀行からの出資とあわせて総額約6億円の資金調達を実施することに合意したとしている。○地域金融機関との更なる協業を加速させるマネーフォワードは、8月に住信SBIネット銀行との業務提携、静岡銀行との資本業務提携を発表し、金融機関とのFintech領域における協業を開始しているが、このたびそれに続く、地域金融機関との更なる協業を加速させるものだという。山口FG、東邦銀行とは両社の経営資源を活用した新たなFintechサービスの共同開発の取り組みを行っていくという。また、このたびの業務提携後は、両社のネットワークを活用したマネーフォワードの業務支援に加え、両社が提供するサービスとマネーフォワードサービスの連携促進を検討していくとしている。山口FGとは、マネーフォワードが提供する自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」をベースに、山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行をはじめとする、山口FGの顧客向けに便利な機能・情報を拡充したアプリケーション「マネーフォワード for YMFG」(仮称)を共同開発することで合意。金融機関の顧客向けに自動家計簿・資産管理サービスを提供するのは、8月に発表した住信SBIネット銀行の顧客向けの提供に続く第2弾の取り組みであり、地域金融機関の顧客向けに提供するのは今回が初の取り組みだという。マネーフォワードによると「山口FGに引き続き、東邦銀行の顧客向けにサービスを展開していく予定。また、将来的にはメガバンクなどとも業務提携することで、金融機関を利用するお客様の利便性を高めると同時に、資産管理に貢献していきたい」としている。今後も、より多くの人々にマネーフォワードのプラットフォームを活用してもらうことを目指し、自動家計簿・資産管理サービスの提供先金融機関の更なる拡大を予定している。三井物産、三菱UFJ信託銀行とも、このたびの出資を通じ、今後Fintech領域における様々な協業を検討していく予定だという。また、Fenox VCとは、今後海外展開を検討する中で同社のネットワークを活用する予定。マネーフォワードは、2014年12月に約15億円、2015年8月に約10億円の資金調達を実施しており、このたびの資金調達とあわせて総額約31億円の資金調達を実行したという。国内最大のFintech領域におけるプラットフォームを目指し、これからもユーザーに感動を与えるサービスの更なる開発を行い、金融機関との協業を加速させていくとしている。
2015年10月23日山口県は11月30日まで、東京都内各地でイベントを展開する「東京やまぐちフェスタ2015」を開催している。「東京やまぐちフェスタ2015」は、山口県が同県ゆかりの企業や団体等と協働で開催しており、全10イベントで構成されている。日本橋のアンテナショップで岩国寿司の実演販売をする「おいでませ山口館フェア」や、県内18酒蔵の地酒と県の料理を提供する「やまぐち地酒維新」、日本酒をしみ込ませたケーキ「和酒彩菓 田楽庵」や長州地鶏を使ったチキンヒーロー(手羽中唐揚げ)などの名産品を紹介・販売する「霞マルシェ2015」などに加え、「三茶でやまぐち食べちゃろ祭り」「世田谷幕末維新ウォークラリー」「立志応援創業セミナー」も新たに開催している。メインイベントとなる「三茶でやまぐち食べちゃろ祭り」(11月1日~)では、三軒茶屋銀座商店街振興組合と協働し、"おいでませ! 山口観光物産展"を11月7日・8日に開催。山口県から26の業者等が出展し、ふぐ製品や焼き抜き蒲鉾、夏みかん菓子、地酒などの販売や観光PRを行う。また、県ゆかりの関係者による観光パフォーマンスも行う予定。そのほか、世田谷区内の幕末維新関係ゆかりの場所等をめぐる「世田谷幕末維新ウォークラリー」では、世田谷区立郷土資料館において、普段は展示していない幕末維新関係資料も見ることができる。なお、同企画は10月24日の1日のみの開催で、無料の事前申し込みが必要。各イベントの詳細は公式サイトにて公開されている。
2015年10月07日楽喜はこのほど、「山口さんちの本当にごめんなさいカレー」を発売した。同商品は、同社で展開し2012年11月の発売以降2万5,000食を販売した「山口さんちのごめんなさいカレー」、2014年4月に発売した「山口さんちのセレブになっちゃったカレー」に続く第3弾のカレーとなる。同社では、展開する"お詫び"をコンセプトとした「ごめんなさいカレー」を広く世の中に広めるため、「ごめんなさいカレーの日」を土下座"ど(10)・げ・ざ(3)"にちなみ10月3日に設定し、日本記念日協会に申請し登録した。同商品はこの「ごめんなさいカレーの日」が登録されたことに合わせて発売した。商品に使用している野菜は、コンセプトに合わせ全国初の官民協働刑務所(美祢社会復帰促進センター・別称 再誕の丘)の受刑者が育てたもの。また、とれたての野菜を取り入れているため、季節によってカレーの野菜原料は異なる。今回は夏野菜を使用した。販売は、インターネット通販、山口県全域の観光地、量販店などで取り扱い、1,600個の数量限定となる。希望小売価格は税込900円。
2015年09月09日日本人初のスーパーモデルとして世界中を魅了した、故・山口小夜子の知られざる一面が描かれたドキュメンタリー映画『氷の花火 山口小夜子』が、15年秋に公開される。山口小夜子はアジア系モデルとして初めてパリコレクションに起用された、日本を代表するトップモデル。パリやニューヨークコレクションで活躍し、資生堂の専属モデルも務めた。アメリカの『ニューズウィーク(News Week)』誌には“世界の4人のトップ・モデル”として紹介され、山本寛斎や高田賢三、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、ジャン=ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)といった有名ファッションデザイナーたちに多くの刺激を与え続けた。本作ではそんな山口小夜子の半生が、山本寛斎やセルジュ・ルタンス(Serge Lutens)などの関係者の言葉で綴られる。山口小夜子を専属モデルとして起用していた資生堂は、本作のグラフィックデザイン、資料提供、資生堂企業資料館での撮影など各方面で協力している。
2015年07月11日扶桑社は6月8日、新日本プロレスのエース、棚橋弘至選手の初フォトブック『1/100 The one-hundredth(ジ・ワンハンドレッス)』(税別1,944円)を発売した。フォトブックには、鍛え上げられた「強い男の色香」が漂うグラビア、"傾奇者(かぶきもの)"・前田慶次をモチーフにした衣装をまとったグラビアなど50ページもの撮り下ろしグラビアを収録。他には、プロレス界の先輩・小橋建太さんや後輩・飯伏幸太選手との対談企画、書店員コスプレ「もしも棚橋弘至が書店員だったら」、占いで棚橋弘至を徹底検証、ド真剣なんだけど笑える"迷言集"、人生や家族、プロレスについて熱く語ったロングインタビュー「迷路があるからプロレスは面白い!」などが掲載される。お笑い芸人のレイザーラモンRGさん、弁護士でタレントの角田龍平さんによる「証言」も。棚橋弘至(たなはしひろし)選手は1976年、岐阜県生まれ。1999年、立命館大学法学部卒業後、新日本プロレスに入門。同年10月10日、真壁伸也(現・刀義)戦でデビュー。その日本人離れした肉体と、飾らないキャラクターで団体最高峰のベルト、IWGPヘビー級王座にも何度も君臨。第56代IWGPヘビー級王者時代には歴代最多防衛記録である"V11"を達成した。団体のエースとして、幾多の名勝負を繰り広げている。
2015年06月10日