イライラしたりのぼせたり… 「もしかして、更年期?」と思うときはありませんか? でもこの症状、卵巣機能の老化による更年期障害と違い、自律神経の乱れが原因になっているケースが多いのだとか。この「プレ更年期」のつらい症状を緩和する漢方を紹介します。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)「当帰(とうき)」とはセリ科の植物で、この根茎を乾燥させたものは月経不順やPMSといった女性特有の症状に効果を発揮。これにキク科の植物「蒼朮(そうじゅつ)」や、ボタン科の植物「芍薬(しゃくやく)」などの生薬を配合しています。貧血や冷え、めまいなどの症状に効果的。産前産後の諸症状の改善のために処方されることもあります。加味逍遥散(かみしょうようさん)漢方では血の巡りが悪くなってしまった状態を「お血」といいます。月経不順や顔のくすみが見られる場合は、このお血である可能性が高いかも?これを改善するための漢方が「加味逍遥散」。これにも当帰、芍薬、蒼朮が含まれていますが、さらに柴胡(サイコ)というセリ科の植物の根を乾燥させたものを配合しています。自律神経失調症やのぼせ、肩こり、イライラなどの症状に効果的です。桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)これもお血に効果のある漢方。桂枝とは「桂皮」ともいわれ、シナモンのような香りが特徴です。生理痛やつわりに効果があり、幅広い年代の女性をサポートします。この桂枝(桂皮)に芍薬や桃の種子を乾燥させた桃仁(とうにん)、ボタンの根の皮を乾燥させた牡丹皮(ぼたんぴ)などをブレンドしたのが桂枝茯苓丸。のぼせや多汗、頭痛などの症状や、シミにも効果があるのだとか。桃核承気湯(とうかくじょうきとう)月経前後に便秘になりやすい人は、この桃核承気湯がおすすめ。桃仁や桂皮を中心に、便秘解消効果のある大黄(だいおう)や緊張を和らげる作用のある甘草(かんぞう)などが配合されています。PMSや産後の精神不安やのぼせにも効果的です。プレ更年期もしんどいですが、本番の更年期障害はもっとつらいのだとか。10代の生理痛から始まり、アラフィフの更年期まで、女性の人生の半分は何かとトラブルに悩まされるもの。漢方を上手に使って快適な生活が送れますように!
2016年03月26日ギミックが運営する総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」は5日、「更年期症状に悩む女性のための更年期特集ページ」を公開した。同ページでは、女性なら誰しもが通る「更年期」にしっかりと向き合い、自身にあった更年期症状を緩和させる適切な対処法を身につけることが必要になってきているとして、更年期に関する基本的な情報をはじめ、様々な切り口で更年期に対する情報を紹介している。同ページによると、「更年期」は閉経を挟んだ前後10年のことであり、この時期に心身に現れるさまざまな症状を「更年期症状」と呼ぶ。その症状が現れる年齢や程度、期間には個人差があり、自分では気付かないほど軽い症状や半年程度で軽快するものもあれば、生活に支障が出てしまうほどのひどい"のぼせ"や"ほてり"などの症状もあり、対応策も人それぞれとのこと。婦人科でホルモン剤による治療を行う人や、漢方薬やサプリメントを服用する人のほか、中には我慢する、やり過ごすといった人もいるという。しかし、更年期にどういう暮らし方をするかで、その後の生活に大きな影響を与えることもあるため、「自分の体の状態を見極め、自分に合った更年期を乗り切る方法を見つけましょう」と呼びかけている。時期や症状に合わせた更年期の対策としては、「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」と「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」を紹介。「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」では、心身を落ち着かせてリズミカルに酸素を取り込む「有酸素運動」の紹介、ホルモンバランスを整える栄養素の紹介とバランスよく栄養素を摂る方法、更年期の特徴的な症状の紹介とその対処方法などが解説されている。「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」では、副作用の心配も少なく、時間や場所を選ばず手軽に摂取できるサプリメントを服用する人が増えていることを受け、特に更年期症状に効果があると言われている成分「エクオール」が紹介されている。
2016年01月06日男性ホルモンの減少が原因となる「LOH症候群」。今回は「男性更年期」とも呼ばれるこの病気のセルフチェック術と治療法について、メンズヘルスクリニック東京の院長の小林一広医師にうかがった。○テストステロンの減少を知るためのチェック項目男性は加齢によって、「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが減少する。テストステロンが減るとLOH症候群に陥り、「疲れやすい」「体がだるい」「やる気がでない」など、肉体面と精神面においてさまざまな変化が現れる。場合によってはメタボや骨粗しょう症、うつなどにつながるケースも出てくる。LOH症候群の患者は40代、50代がメインとなるが、いち早く自分が病気であると気付くためには自身の健康状態を把握しておくことが大切だ。そこで、男性ホルモンの低下具合を調べるためのチェック項目をまとめたので参考にしてほしい。(1)性欲の低下を感じる(2)なんとなく元気がなくなってきた(3)体力が低下してきた(4)身長が低くなった(5)毎日の楽しみが少なくなった(6)悲しい気持ちや怒りの気持ちを感じやすい(7)勃起する力が衰えてきた(8)運動能力が低下してきた(9)夕食後にうたたねをすることがある(10)仕事の能力が衰えてきた(1)と(7)が当てはまる、またはそれ以外の項目で3つ以上が当てはまる男性は、テストステロンが減少している可能性が高い。実際、患者も増加傾向にあるようだ。同クリニックのLOH症候群外来の患者数は、初診と再診を含め月間250名(2015年10月実績)ほどで、昨年に比べ2倍以上になっている。○食事や運動でテストステロン値は改善するLOH症候群の治療にあたっては、注射によるホルモン補充療法でテストステロン値の改善を図る。「まずはテストステロン値を検査し、値が低ければホルモンを投与します。注射をすると体内のホルモン濃度は上昇しますが、3日ほどで下がってしまいます。濃度を維持するため、外用剤としてジェルタイプの塗り薬も使用すると治療がしやすいですね」。ただ、補充療法は最終手段的な意味合いが強く、まずは生活習慣の見直しによって改善を図るべきだと小林医師は指摘する。「テストステロン値は環境要因を受ける部分も多分にあるため、普段の食事や運動習慣の改善などでまた上がってきます。すなわち、自分の中での調節が可能ということで、いかに下げないような日常生活をするかしないかで差がついてきます」。ランニングなどの有酸素運動をややきつめにすれば、テストステロンの分泌に好影響をおよぼすことが既にわかっている。食事面では、生がきや豚レバーなどに含まれる「亜鉛」、にんにくやたまねぎ、ショウガなどに含まれる「アリシン」がテストステロン増加に欠かせない栄養素とされている。「自分もなんとなくLOH症候群のような気がする」と感じる男性は、まずは生活習慣を改善し、それでも変化が見られなければ医師の力を借りてみてはいかがだろうか。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 小林一広(こばやし かずひろ)医療法人社団ウェルエイジング メンズヘルスクリニック東京院長。精神保健指定医、日本臨床精神神経薬理学会専門医、特定非営利活動法人アンチエイジングネットワーク理事、特定非営利活動法人フューチャー・メディカル・ラボラトリー理事。北里大学医学部卒業後、同大学病院でメンタルヘルスケア中心の医療に従事。1999年新宿に城西クリニックを開院。精神科医として皮膚科医、形成外科医と共に心身両面からの頭髪治療に力を注ぐ。2014年東京・丸の内に移転し、メンズヘルスクリニック東京と名称を変え、男性の外見と内面を医療によってサポートするクリニックを立ちあげる。
2015年12月01日現代人が悩まされがちな、睡眠障害や腰痛といった慢性的な苦痛は、幸福感を大幅に低下させる原因のひとつであると考えられているそう。思い当たることがあるひとは、自分のカラダやココロと向き合うことから始めてみましょう。何が不調で、原因は何か…とひとつずつ探り、生活を変えていくことで、改善できることは多いはず。そこで今日は、健康管理を続けていくための5つのポイントをご紹介しましょう。1. 簡単なことから始めるやるなら徹底的にと、ハードルを高くしてしまうのはNG。毎日でも実施しやすいことから始めましょう。簡単なことでも、毎日続けることで意欲の向上や自信につながります。2. お気に入りのアイテムを手に入れる例えばジョギングやヨガを始めるのであれば、お気に入りのウエアをそろえてみます。身に付けたときにわくわく、気分が上がるとベストです。3. 記録をつける自分の不調や気づいたこと、改善のために行ったことを、簡単でいいので記録していきましょう。カレンダーや手帳、スマートフォンのアプリなど方法は何でもいいのでとにかく記録を残すこと。原因不明の不調が、じつは生活習慣の何かと関連していた、なんてことが分かるかもしれません。記録がたまっていくのを見ることで、続けていこう! という気持ちが増していく効果も期待できます。4.ごほうびを用意する健康管理をつづけられた自分への、ごほうびを用意するのも効果的です。・3か月続けたら、小旅行に行く・不調が改善したら、エステサロンで普段利用しない豪華なコースを試すなど、何かのきっかけがないとやらないことにすると、やる気アップにつながるでしょう。5. さぼったら、言い訳せずに自己分析さぼりたくなるときはあって当たり前。新たな習慣を定着させるのは簡単ではありません。ただ、自分で決めたことに反したときには、なぜそうしたのかを分析しましょう。逃げずに向き合うことで、継続するためのヒントが見えてくるはずです。このように主体的に健康管理に取り組むと、幸福感もアップし10年後、20年後の体力や美しさにも大きな差が出ます。早速何か取りかかって、あなたも幸せな未来を手に入れませんか?
2015年11月22日「更年期」の症状とは?女性特有の「更年期」。一言に「更年期」といっても人により症状は様々だ。小林製薬株式会社は、同社のコミュニティサイト『みんなの更年期コミュニティby小林製薬「命の母」』にて、「更年期を意識し始めたきっかけ」についてのアンケートを実施した。閉経前後から始まる自覚症状「更年期のきっかけ」として最も多かったコメントは「閉経や生理周期の乱れ」。生理が不順になったり、閉経になったりしたのと同時期に体調の変化が気になったとのこと。他には「ほてり」「冷え性の悪化」「今までのものとは違う肩こり、頭痛などの痛み」・・・・・・また、あまり周知されていないが、皮膚が敏感になったり乾燥したりという「肌トラブル」といったものまで、女性は45歳から50歳にかけての様々な症状から更年期に気づくようだ。更年期を支える「命の母」このような症状は完治はしないが、ただ放っておくのも辛いだけだ。同社が発売する更年期の女性のための医薬品「命の母」はカルシウム、タウリン、ビタミン、大豆レシチンの他に13種類の生薬を配合し、デリケートな女性の体の不調を改善する。また、同社は更年期の悩みを共有するコミュニティサイト『みんなの更年期コミュニティby小林製薬「命の母」』を公開中。ユーザーで悩みを共有する他に、漢方の専門家やカウンセラーのコンテンツも充実。インターネットを活用したり、医薬品に頼ったりすることで更年期と上手く付き合っていきたい。(画像はプレスリリースより)【参考】・小林製薬株式会社 プレスリリース/PR TIMES
2015年08月26日季節の変わり目や湿気が多い時期は、どうしても体調を崩しやすいものです。寝込むまではいかなくても、なんとなくダルかったり、便秘気味になったりと、ちょっとした不調が気になる時だってありますよね。 そんなときには普段飲んでいるお茶を少し変えてみませんか?今回はさまざまなお茶とその効能を紹介します。 まず、風邪気味やお肌の不調などでビタミンCを多く摂りたいときには、柿の葉茶がおすすめです。ほかにも、ローズヒップやクコ茶も美肌に効果的です。また、暖かい時期とはいえ冷えが気になる場合もあります。そんな時には、コーン茶や小豆茶で体を温めると同時に利尿作用や便秘解消効果で浮腫みをオフしましょう。 むずむずとした皮膚の不調や花粉症やぜんそくにはルイボスティーも効果的です。また、就寝前のカモミール・ミルクティーはリラックス効果を高め、寝付きを良くしてくれますよ。 夏にはとくに多くの家庭で飲まれている麦茶にもミネラルと食物繊維が含まれています。また、自宅で簡単にできるお茶の作り方をお教えします。たとえば黒豆茶や小豆茶を作りたい場合には、黒豆や小豆をから煎りしたものを5、6粒カップに入れたところにお湯を注ぎ、蒸らすだけです。ほんのり香ばしい香りがしておいしくいただけます。 気になる症状を改善につながるお気に入りのお茶を見つけてみるのはいかがでしょうか?
2015年05月10日更年期における心身の変化2015年4月3日、サニーヘルス株式会社は自社のダイエット情報発信サイトである「microdiet.net」において、調査レポートを公開した。今回の調査レポートは更年期に関するもの。女性はいつか必ず更年期を迎える。人によって差があるものの、更年期を迎えると心身に様々な変化が訪れる。急激に大量発汗を起こすホットフラッシュやうつなど日常生活に支障をきたす更年期障害が現れたり、これまでと同じ生活をしていても太りやすくなる「更年期太り」など心身の変化は多種多様だ。なぜ更年期太りするのか更年期太りを防ぐには、なぜ太りやすくなるのか知るべきである。まず、更年期を迎えるとエストロゲンの分泌量が大きく減少する。エストロゲンは排卵や月経など生殖機能に関わるだけでなく脂肪の代謝にも関与しているため、分泌量が減少すると脂肪が代謝されにくくなる。加齢による筋肉量の低下にも注目したい。筋肉はエネルギーを消費する器官であるため、筋肉量が低下すると消費されるエネルギーが減少する。ほかには、脂肪の付き方の変化が挙げられる。更年期を迎える前は脂肪は皮下脂肪になることが多いが、エストロゲンが減少すると皮下脂肪になることが多い。内臓脂肪の増加によって太鼓のような腹囲に変化する。更年期太りを防ぐ更年期太りを防ぐには生活を見直すことが第一。更年期太りはエストロゲン量の減少が大きな原因ではあるが、基礎代謝量は年齢とともに低下してきている。そのため、20代、30代と同じ運動量で同じ食生活では太るのは当然だ。無理な食事制限をするのではなく、野菜をたっぷり取り入れた和食中心の食生活にして、生活の中に運動を取り入れたい。エレベーターではなく階段を使ったり、歩くときは大股で早歩きするなどで十分だ。内臓脂肪は有酸素運動で落としやすく、更年期によるイライラやうつも運動によって緩和されるため、できる範囲で体を動かしたい。(画像はプレスリリースより)【参考】・サニーヘルス株式会社プレスリリース(PR TIMES)・microdiet.net
2015年04月05日更年期障害は、ミドルエイジの女性にとって身近な症状だと思いますが、男性にも起こりえるんです。さらに、発症の原因は睡眠不足が影響しているという説も。ぐっすり眠れないうえに、気だるさやイライラを感じてしまう理由をご紹介します。男性の更年期障害はホルモンの減少が原因女性の更年期障害は閉経に伴って起こる卵巣機能低下によって、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」が減少することが原因です。一方で、男性の更年期障害は、男性ホルモンの一つ「テストステロン」が減少することで発症します。実は、テストステロンは20歳代をピークに、身体から分泌されにくくなります。分泌量が減少するスピードには個人差がありますが、男性の更年期障害は40代から50代にかけて発症する人が多い傾向にあります。具体的な症状として、性欲の減少や男性機能の低下があるのだとか。また、耳鳴り、頭痛やめまいなど女性のものと同様の症状が表れますが、男性の方がよりメンタルに大きな影響を与えると指摘する意見もあります。人と接するのが億劫になったり、集中力が低下したりするという症状も出るそうです。男性ホルモンが睡眠不足で減少する!男性の更年期障害と関係するテストステロンは、自律神経の働きによって精巣から分泌されます。このため、自律神経の働きが弱まってしまうと、ホルモンの分泌が正常に行われなくなってしまい、更年期障害の症状を引き起こしてしまう可能性があります。2011年のアメリカの医学協会誌の研究では、健康状態に問題のない男性が1週間睡眠不足を続けると、テストステロンのレベルが最大15%減少することが発表されています。これは、十分な睡眠をとらないことで自律神経に影響を与えてしまったことが原因。同研究では、睡眠不足によるテストステロンの低下によって更年期障害に陥るリスクについて指摘しています。男性の更年期障害を防ぐ方法は快眠!更年期障害にかかってしまった男性は、気だるさや無気力、不眠といった症状に悩まされてしまいます。その原因には睡眠不足が関係しているので、普段なかなか眠れないという人は注意が必要です。また、睡眠不足によるテストステロンの減少は、薄毛や男性の機能不全などを招くリスクも。さまざまな症状を引き起こす可能性があるので、睡眠時間は十分に確保すべきです。男性の更年期障害はなかなか気づきにくいものですが、身体のなかでは自律神経の乱れや男性ホルモンの減少などが起こっています。症状が出るのを防ぐためにも、ぐっすり眠るように心がけましょう。Photo by Robert Couse-Baker
2015年03月14日理由もなくイライラ、情緒不安定になり、以前はなかったホットフラッシュがちらほら出始める…「もしかして更年期?!」と不安になった経験はありませんか? アラフォーならば誰もが気になる「プレ更年期」というキーワード。そもそも「プレ更年期」と「更年期」、いったい何が異なるのでしょう?「プレ更年期とはメディアが作った言葉で、医学用語ではありませんよ」と語るのは、30年以上にわたり、女性ホルモンとの女性の健康管理、アンチエイジング医療に関わっている婦人科医、小山嵩夫先生。先生のコメント通り、プレ更年期にはっきりした定義はなく、「更年期(45〜55歳)の前段階(37歳〜44歳)の時期」を指したり、「更年期の前に起きる更年期に似た不調が起こる時期」と解釈されることもあります。どちらにしても、アラフォー世代は「プレ更年期」と一番近い時期に違いありません。「プレ更年期」と「更年期」は違う!「更年期というのは閉経前後の約10年間。卵巣機能が低下して女性ホルモンが急激に減り、ゼロに近づく時期のことです。ホルモンの減少があまりに急なので、体がその変化についていくことができず、さまざまな不調を招いてしまう”変化の時期”と言えますね。更年期の不調は、ホットフラッシュやイライラ、ドライシンドローム※などが代表的ですが、そのほか、心と体に関するありとあらゆる不調が出ると言っても過言ではありませんよ。一方、プレ更年期は、卵巣機能がやや低下して女性ホルモン量が減少傾向にあるものの、急激に出なくなるわけではないので、更年期とは状況が全く違うと考えてください」とは小山先生の説明。なのに、どうして更年期と似たような不調が出る女性もいるのでしょうか? ※ドライシンドローム…体が乾く乾燥症候群のこと。ドライマウス(口)、ドライアイ(目)、ドライスキン(肌)、ドライバジャイナ(膣)などは、いずれも更年期の代表的な症状それは、自律神経の乱れによるものと考えられます。過度のストレスや不規則な生活、夜更かし、栄養状態の悪い食生活、ダイエットなどにより、自律神経のバランスが取れなくなり、さまざまな不快な症状が現れるのです。「もしかして人より早く更年期が来たの?」と不安になる人もいると思いますが、慌てないで。自律神経が乱れるような環境に身を置いていないか、一度ゆったりと振り返る時間を設けましょう。それだけでも、心に余裕ができて、不調が軽くなるかもしれません。「プレ更年期」なんて怖くない!アンチエイジングを意識した生活習慣にスイッチプレ更年期かな、と感じたら、まずは生活習慣を見直してみましょう。喫煙や薬剤の長期服用などはもってのほか。栄養不足、睡眠不足、運動不足、強いストレスなど、思い当たることはありませんか? 「それらは、アンチエイジング的にはすべてNGですよ。特に栄養状態と運動は、老化と大きな関わりを持っていると思います。軽い運動もしないで、ろくな物を食べていない人は、骨も筋肉も血管も、もちろん卵巣の老化も早いでしょう。でも、アラフォーならまだまだ心配は要りません。“今食べているものが半年後の自分の体を作るんだ”という自覚を持って、質の良い栄養を摂り、ウォーキング程度の運動を続けるだけで、体はきちんと応えてくれます。たとえば、ホルモン不足でカサカサに乾いた肌も、生活習慣の改善で3〜4カ月後には生まれ変わり、修復されるのですから!」さらに、小山先生は続けます。「また、エイジング対策として抗酸化(抗老化)力を高めることも大切。抗酸化成分を積極的に摂ることを心がけましょう。抗酸化成分とは、体内で発生する活性酸素の害から体を守る働きのある成分のこと。カテキン、アントシアニン、βカロテンなどが当てはまります。これらは体をサビさせる活性酸素を消去し、体内の酸化ストレスを減らして、若々しい状態に保つ働きを持ちます。肌の若さを考えて摂りたいのは、サプリメントのコエンザイムQ10。それ自体が抗酸化力を持つうえ、ビタミンCと協力して体内のビタミンEを酸化から守ってくれます」そして、タバコを吸っている人は禁煙しましょう。喫煙者は吸わない人よりも、閉経する年齢が1~2年早くなると言われます。これは、喫煙による酸化ストレスの影響と考えられているそうです。更年期に入って女性ホルモンがなくなることは、自分ではどうしようもないことですが、プレ更年期は生活次第で改善することができます。きちんと寝て、きちんと食べる。簡単なことだけれど、これこそプレ更年期を健やかに乗り切る秘訣なのです。プレ更年期にこそ、信頼できるパートナードクターを探そうお話を聞いた小山先生のクリニックは、レディースクリニックの中でも、特に更年期を迎えた女性を対象にしています。更年期を一緒に乗り越えた患者さんの中には、高齢になっても先生を頼り、通い続けている方も少なくないそうです。「その昔、婦人科といえば産科と一緒になった産婦人科が普通で、妊娠・出産、生殖器の病気を扱う科でした。それが、女性のライフスタイルが大きく変化するにつれ、婦人科医はその方の生涯にわたる健康を見守り、アドバイザー、カウンセラーのような役目も果たすようになっています。私が開業したのもそうした必要性を感じたからだったんですよ」日本人女性の寿命は86歳を超えました。なのに、閉経年齢は昔からほとんど変わらず50歳頃と言われます。日本人の平均寿命が50歳を超えたのは、第二次世界大戦後のことだと知っていましたか? 戦前までは、女性は閉経するかしないかの時期に亡くなっていたことになります。閉経以降の人生が40年近くなった今、産科ではなく、女性の健康管理のための婦人科のかかりつけ医を持つことがとても重要です。婦人科はやはり苦手、というひとも少なくありません。例えば、子宮がん検診、乳がん検診などの機会に、よく調べてから婦人科を選ぶようにします。こちらの話をよく聞いてくれる医師がいるか、きちんとプライバシーを守ってくれるのかなどをチェックしておいて、プレ更年期の症状が出たときなどに実際診てもらいましょう。そして、本当の更年期を迎えたとき、躊躇なく相談できるのが理想です。ちょっと大袈裟ですが、健康のことならなんでも相談できるドクターを見つけることが、今後の人生を楽しく過ごせることにもつながるのです。小山嵩夫先生 プロフィール婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。
2015年02月26日30代女性に増加中! 医師が教える「プレ更年期」の原因と対策生理前の不快な症状、体のだるさ…。「生理のときは不調があるのが当たり前」「20代より体力が落ちるのは仕方ない」そんなふうに思っているあなたは、実は“プレ更年期”かも!?女性のホルモントラブルに詳しいオルソ・オキシマス表参道クリニックの藤森徹也先生に、その原因や対策を教えてもらいました。●ストレス・食生活の乱れ・環境ホルモンが「プレ更年期」を呼ぶ3大悪――「更年期」と「プレ更年期」は、どう違うんですか?「更年期障害とは、閉経をはさんだ前後10年の間に、のぼせ、頭痛、発汗、イライラなどの不快な症状が現れることを言います。日本人女性の場合、閉経の平均年齢は50代前半ですから、更年期障害は40代後半からが一般的です。プレ更年期というのは、それよりも前に、まだ閉経ではないのに更年期障害のような症状が出てきてしまうことです。ストレス、食生活の乱れ、そして環境ホルモンの影響などから、ホルモンバランスが乱れてしまうのが原因です」――環境ホルモンって、しばらく前に話題になりましたね。「体内で、女性ホルモンであるエストロゲンのような働きをしてしまう物質のことで、カップ麺などインスタント食品の容器から溶け出す場合があります。ただ、その影響を調べるのは難しいので、自分でできることとしては、やはりストレスを溜めないことと、食生活に気を配ることでしょう。とくに女性の場合、甘いものを摂りすぎているケースを多く見かけます。ちなみに、全女性のうち1%ほどの割合で、40歳よりも前に閉経する『早発閉経』の方もいます。これは、本当に閉経が近づいていて、更年期障害になっているケースです」●ホルモンバランスの乱れはこんなに怖い!――ホルモンバランスの乱れについて、もう少し詳しく教えてください。「女性ホルモンには、『エストロゲン(卵胞ホルモン)』と『プロゲステロン(黄体ホルモン)』の2種類があります。更年期症状の出る40代半ば以降は、後者のプロゲステロンが先に少なくなり、残ったエストロゲンが相対的に優勢になりがちです。しかし、先ほど述べたような問題があると、30代でも同じことが起こる場合があります。すると、イライラしたり不眠になったり、PMS(月経前症候群)が強くなるなどの症状が現れるほか、エストロゲンは細胞を増殖させる働きがあるため、ガンになりやすくなったりします。プロゲステロンが十分に出ていれば、その働きを抑えてバランスをとってくれるのです。もちろんエストロゲンも、本来は悪者ではありません。内臓脂肪を減らす、骨粗鬆症を予防する、血圧を下げる、肌をみずみずしく保つなど、大切な働きがありますから。両者がバランスよく、しっかり分泌されていることが大事です」――バランスが崩れてしまったら、どうしたらいいのでしょう?「私のクリニックでは、減少したホルモンを飲み薬などで補う『ホルモン補充療法』を行います。個人差はありますが、だいたい1~2カ月くらいで体調が戻ってくる方が多いですね。その際は、人間の体内にあるのと同じ化学構造である『ナチュラルホルモン』を使います。保険がきかないので1カ月あたり8000~1万円ほどかかりますが、安全で長く使えるのがメリットです。現在、日本で一般的に出回っている保険のきく薬は合成のもので、効果が強すぎて副作用の恐れがあるので、私はおすすめしていません。もし使うなら、強い症状が出たときに、一時的に使う程度にとどめてほしいと思います。ただ、いくら治療しても、閉経が早くなるなどの傾向が見られますから、なんといっても予防が大事です。とくに30代になると、『10~20代のころは調子が悪くても乗りきれたのに、無理がきかなくなった』という方がたくさんいます。PMS(月経前症候群)などの気になる不調があれば、ぜひ一度医師の診察を受けてください」●こんな症状があったら要注意! 自分でできる簡単セルフチェック「最後に、更年期の方に多い症状をまとめてご紹介します。これらに心当たりがある方は、とくに注意しましょう。ただし、繰り返しになりますが、予防が大事です!今は症状がない方も、一度、自分の生活を見直してみてください」1:顔がほてる2:汗をかきやすい3:腰や手足が冷えやすい4:息切れ、動悸がする5:寝つきが悪い、または眠りが浅い6:怒りやすく、すぐイライラする7:くよくよしたり、憂うつになることがある8:頭痛、めまい、吐き気がよくある9:疲れやすい10:肩こり、腰痛、手足の痛みがある※簡略更年期指数(SMI)より藤森徹也(ふじもりてつや)大阪市立大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院小児科、厚生労働省などに勤務する一方、米国ハーバード大学、デューク大学に留学。30代後半、自身の体力の衰えを感じていた頃、栄養療法とナチュラルホルモン補充療法を知り、米国でニール・ルージェ医師に師事。2010年からは日本で医師向けのセミナーを行うなど、「内側から健康に、美しく、若々しくなる」ための医療の普及に尽力。現在、オルソ・オキシマス表参道クリニック院長のほか、オルソ心療内科クリニック(目黒)、トキコクリニック(大阪)での顧問も務める。<取材・文/島田彩子取材協力/藤森徹也(オルソ・オキシマス表参道クリニック)
2015年02月24日更年期障害と聞いて、みなさんはどんなことを想像しますか?アラサーのみなさんにとっては、まだまだ遠い先のことと感じる人が多いでしょう。でも実は30代で更年期障害のような症状があらわれる、「若年性更年期障害」の人が増えていることをご存知でしょうか?すぐに疲れてしまう、イライラして寝つきが悪いなど、病気とは言えない体の不調を感じたことはありませんか?これらは更年期障害の症状のひとつ。アラサーのうちから気をつけたい、若年性更年期障害について紹介します。そもそも更年期障害って何?更年期障害とは、閉経をはさんだ前後10年の間に起こりやすい心身の不調のことです。女性が閉経する年齢は平均で50歳前後といわれているので、一般的には45~55歳くらいの期間を更年期と呼びます。この期間は閉経に向けて、女性の体が大きく変化する時期。卵巣機能が低下するために女性ホルモンの分泌が少なくなる一方で、脳からは女性ホルモンを出し続けるように指令が送られ、このアンバランスが様々な症状を引き起こすのだとか。代表的なのは次のような症状です。【体調面】・月経不順・頭痛やめまい・のぼせ・寝つきが悪くなる・動悸や息切れ・手足の冷えやむくみ・汗が急に出る・食欲不振・肌のくすみやシミ、たるみ・便秘【心理面】・イライラして怒りっぽくなる・不安感が強く、落ち込みやすい・物忘れがひどくなる病気のようにはっきりした症状はないものの、こうした症状が重なるために、ひどいときは生活や仕事に支障をきたすこともあります。では、なぜ30代で更年期症状があらわれてしまうのでしょうか?生活環境とストレスが、アラサーに更年期障害を引き起こす30代の女性に更年期のような症状が現れる原因として、生活環境やストレスなどが関係していると言われています。不規則な生活や過剰なストレスがかかると、自律神経の働きが狂ってホルモン分泌にも影響を及ぼすことがあります。これが更年期障害のような症状を引き起こす原因になります。実際には30代で閉経する人は、ほとんどいません。そのため、生活習慣を改善してホルモン分泌が正常に戻れば、症状は改善します。無理なダイエットを繰り返して、一時的に生理が止まってしまう人がいますが、これも若年性更年期障害の原因になります。美しくなるためのダイエットが、更年期障害を招いてしまっては意味がありませんよね。「心地よい睡眠」で、若年性更年期を撃退できる!まずは快眠をしっかり確保することが大切。睡眠不足は疲労やストレスを増幅させて、症状を悪化させてしまいます。できれば10時までにベッドに入りたいところですが、難しい人も多いと思うので、次の点を心がけてみてください。「就寝前に湯船につかる」湯船にゆっくり浸かって、心身ともにリラックスしましょう。また体温が下がるときにに眠気を感じやすくなることから、入浴時に体温を上げておくと入眠しやすくなります。「就寝の2時間前までにスマホやパソコンの使用をやめる」スマホやパソコン、タブレットなどのブルーライトは、刺激がとても強いため睡眠の妨げになります。また睡眠の1時間前には、部屋の照明を落として暗くすることで、眠りに入りやすくなります。「起床時間を固定する」就寝時間の固定が難しい場合も、起床時間だけは固定するように心がけましょう。朝起きる時間をそろえるだけでも、生活が規則正しく整いやすくなります。早起きして朝食を食べると、便秘解消効果も期待できるのでおすすめです。休日も同じ時間に起きることで、週明けも睡眠リズムが狂いにくくなります。心地よい睡眠を得るためのヒントは、ピーリング麻里子さんのこちらの記事にも詳しく書かれています。こちらも、ぜひ参考にしてみてください。やっぱり女はデリケート・・・女性でも、バリバリ仕事をしている姿はカッコいいですよね。でもどんなに仕事のポジションが上がっても、体まで変化するわけではありません。女性らしさを極端に主張する必要はありませんが、女性としての心と体を丁寧に扱うことは、やはり大切なこと。「女はデリケート」それは昔も今も変わりません。忙しさにかまけて、あなたは女であることを忘れていませんか?
2015年02月11日更年期障害でお悩みの方は、イライラしたり眠れなくなったりするものですが、寝不足になることで、さらに症状が悪化するのだとか。どうしてこのように悪循環が起こってしまうのでしょうか。睡眠習慣の乱れを放っておくと、健康を損なうリスクが!?40代になると、顔の火照りや発汗、頭痛やめまい、さらには情緒不安定などを引き起こす更年期障害になる人もいます。閉経とともに女性ホルモンの分泌が急激に減少し、発症してしまうことが原因だといわれています。更年期の女性の約半数が睡眠障害になってしまうことが明らかになっています。また、寝不足によって女性ホルモンの分泌が減少するため、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。更年期障害と寝不足は大きく関係していると考えられます。では、どのようにすれば健康な睡眠サイクルを取り戻せるのでしょうか?早起きしてメラトニンの分泌量を増やそうホルモンの分泌量は、睡眠の質に大きく左右されます。ただし、ぐっすり眠るためには眠りやすくなる体質づくりがポイント。快眠ホルモンであるメラトニンをたっぷり分泌させましょう。メラトニンは、ぐっすり眠るための体内リズムを作るホルモン。朝の光を浴びてから約15時間前後で分泌されるといわれているので、早寝早起きを習慣にする必要があります。不眠がちになっている人からすると、睡眠サイクルを改善するのは難しいかもしれません。でも、頑張って一週間程度の期間でも早起きして、規則正しい生活リズムに変えてみると、メラトニンが出やすくなるそうです。日光を浴びて更年期障害を乗り切ろう更年期障害でイライラしたり体の不調を感じている人もいると思います。眠れないと悩んでいる人もいるかもしれませんが、少し頑張ってぐっすり眠れる生活サイクルを目指してみるのはいかがでしょうか。厚生労働省でも、「早寝・早起き」から「早起き・早寝」に切り替える意識を持つことが大事だといいます。その理由は、朝の早起きによってメラトニンがたっぷり分泌される睡眠サイクルになるからです。「早起きは三文の得」といいますが、いい眠りを促す効果は確実に期待できるようです。朝の光を浴びる生活に切り替えて、更年期障害を乗り切りましょう!Photo by Neil Moralee
2015年01月27日ギミックはこのほど、同社が運営する総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」にて、特集ページ「30代から始めよう! 更年期を乗り切るための備え」を公開した。女性のライフサイクルのうち、閉経をはさんだ前後5年の10年間を「更年期」という。更年期に入ると、卵巣の機能が徐々に衰え、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」のレベルが低下傾向に。エストロゲンは身体の各所に作用するため、心身にさまざまな不調が現れ始めるという。発汗、ほてり、のぼせといった「ホットフラッシュ」の症状をはじめ、頭痛やめまい、イライラ、疲労感、抑うつ、関節痛など、その症状は200~300種類にものぼるとか。閉経に伴う更年期症状の出方には個人差があるが、特有の症状が出る出ないに関わらず、閉経によって女性の心身では確実に変化が起こっているという。症状がつらいと感じた場合はもちろん、特に不調を自覚していない人でも、閉経を機に早めに婦人科の専門医を受診することが大切とのこと。閉経後になってから長年の生活習慣を変えることはとても難しいため、若いうちに食習慣を見直し、適度な運動習慣を身につけることもポイントだという。また、何か夢中になれる趣味や気分転換法があると、更年期症状が出にくいというデータも。正しい情報源から早めに更年期に関する知識を蓄え、自分の心身の変化を受け入れる準備を始めておく必要があるという。エクササイズやボディースタディーの講座を開催する「ちぇぶら」の代表を務める永田京子さんは更年期症状の予防法について、「心身を落ち着かせ、リズミカルに酸素を取り込む『有酸素運動』はぜひ取り入れてほしい運動の一つです」とコメント。そして、ウオーキングやジョギングのほか、腰や膝に負担をかけずに楽しく取り組めるバランスボールエクササイズを紹介している。日常生活の「座る」「立つ」「歩く」といったあらゆるシチュエーションで常に意識したいのが、「骨盤を起こす」ことだという。骨盤を起こした状態というのは、恥骨からへそまでが床に対して垂直な状態のこと。この姿勢を保って活動することで、内臓が圧迫されるのを防ぐため、便秘や冷えの予防につながるのはもちろん、腹筋と背筋が鍛えられ、腰痛の予防効果のほか見た目にも若々しさをキープできるという。続いて、管理栄養士の篠原絵里佳さんは、更年期障害の予防となる食生活のポイントを解説している。女性ホルモンの産生を促す栄養素として、かぼちゃ、アーモンド、ごまなどに含まれる「ビタミンE」、魚介類の中でも青魚やサケ、マグロ、カツオなどに多く含まれる「ビタミンB6」が挙げられるという。またビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜や果物をバランスよく取り入れることも大事で、特に色の濃い緑黄色野菜にはカロテンや鉄、ビタミンK、ビタミンE、ビタミンB群、葉酸など代謝を促進する栄養素や抗酸化成分が多く含まれているので、食材選びの際に意識したいとのこと。「和食」もおすすめだという。「肉料理ばかりに偏りがちな食生活の中で、1日に1~2回は意識して魚料理を取り入れ、緑黄色野菜を使った副菜を手のひら大の小鉢で昼夜1皿ずつ程度添えると、非常にバランスが良いと思います。デザートには、皮ごと食べられるブルーベリーやりんごなどをはじめ、栄養価の高い旬のフルーツを1日に200gを目安に取り入れてみてください」と篠原さん。また、女性ホルモンと似た働きをする成分として注目されているのが、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」。大豆はほかにも食物繊維やオリゴ糖を多く含み、加齢とともに乱れがちな腸内環境を整えるうえに、骨を強くする「カルシウム」も豊富に含まれる。納豆、豆乳、みそ、豆腐などの大豆製品のほか、いつも作っている煮物やあえ物、サラダに大豆の水煮を混ぜ合わせたり、おからや高野豆腐なども上手に活用したりすれば、さまざまなバリエーションで手軽に取り入れることができるという。
2015年01月07日歌手のMay J.が13日、東京・丸の内で行われたクリスマスイベント『Bright Christmas2014』のイルミネーション点灯式に出席。この日、喉の不調を訴えていたMay J.は、映画『アナと雪の女王』の日本語版主題歌「Let it go~ありのままで~」をショートバージョンで披露。不調に苦しみながらもステージに立ち、涙ながらにファンのために熱唱した。<画像>涙を浮かべて謝罪するMay.J会場には『アナ雪』をイメージしたクリスマスツリーが出現。雪のように真っ白なミニドレス姿で登場したMayJ.は、時折苦しそうな表情を浮かべつつ、音程をアレンジしながら歌唱。「このイベントを本当に楽しみしていた」と悔しさをにじませ、最後には涙に声をつまらせながら「ベストなコンディションで迎えることができず、本当にごめんなさい」と頭を下げた。同イベントはディズニーのファンタジックな世界をテーマに、東京、横浜の各所でさまざまな企画を展開。昨年は1000万人が来場するなど好評を集め、今年は神奈川県の商業施設・MARK IS みなとみらい(横浜市西区)、横浜ランドマークタワー(同)にもエリアを拡大している。同所では、丸ビルのマルキューブに設置された“アナ雪ツリー”のほか、丸の内ブリックスクエアには映画『ふしぎの国のアリス』のツリー、新丸ビルに映画『塔の上のラプンツェル』の名シーンを再現したランタンのディスプレイが登場。ディズニーの人気キャラクターをイメージした数々のイルミネーションで、道行く人々を楽しませる。開催期間はいずれも12月25日まで。
2014年11月13日バイエル薬品はこのほど、女性の健康をサポートするウェブサイト「更年期のココロエ」を開設した。「更年期」は男女ともに見られるが、女性は50歳前後に訪れる閉経をはさんだ前後10年間のことを指す。加齢による卵巣機能の衰えによって、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することが要因とされているが、症状と程度は人それぞれ異なる。同サイトでは、40代の不調のコンテンツをメインに、更年期に起こる体の変化や不調について、イラストや図表を用いてわかりやすく解説している。また、更年期を上手に乗り切るためのポイントや、更年期障害の治療法などについても案内している。セルフチェックのコンテンツも設けており、「更年期症状チェック」は、更年期障害かどうかを確かめるひとつの目安として利用できる。その他、骨の健康状態を知るためのひとつの目安となる「骨の豊かさチェック」も用意している。また、現在地や最寄り駅を入力すると、病院検索ができる「病院・産婦人科検索」などのお役立ち情報も掲載した。
2014年11月04日更年期のココロエ2014年10月17日、バイエル薬品は40代の女性の健康をサポートする情報サイト「更年期のココロエ」を開設しました。バイエル薬品としては一般向けウエブサイト「生理のミカタ」に続くものです。更年期とは50歳前後に訪れる閉経の前後10年間を指します。加齢による卵巣機能の衰えにより女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少することにより様々な症状が現れてきます。(画像はプレスリリースより)更年期の症状は人によって様々であり、程度や発現時期も異なります。平成25年簡易生命表によると50歳の女性の平均余命は37.74年です。閉経後40年近くを女性ホルモンが減少した状態で過ごすことになります。前もって更年期に対する知識を持つことで賢く対処することができるというのが、今回の情報サイトの開設目的です。サイトの概要主なコンテンツは「更年期とは」、「女性のカラダとエストロゲンの関係」、「HRT(ホルモン補充療法)とは」、「充実したこれからのために」となっています。更年期のチェックでは、今までには感じなかった「カラダの不調」について、チェックリストに従い回答すると、診断結果が点数化されて表示されます。更年期かどうかの目安とすることができます。更年期の問題の一つとして骨の健康があります。そのチェックのために設けられたのが「骨の豊かさチェックです」。チェックリストの中であてはまるものにチェックすると、診断結果が点数化して表示されます。合計点が「骨の豊かさ」の目安となります。異常を感じたら、一人悩まず病院で診察を受けることも大切です。現在地や最寄り駅を入力すると病院あるいは婦人科が表示されるシステムも設置されています。【参考】・バイエル薬品プレスリリース・更年期のココロエ・生理のミカタ
2014年10月22日(画像はプレスリリースより)ゲインが調査した、夏による体の不調と『秋バテ』調査!株式会社ゲインは『夏による不調と秋バテ』に関連する、今の時期に役立つ調査を行った。調査の対象となったのは仕事を持つ社会人で、何かしら体の不調(夏バテ)や、体調の不良を感じている(あるいは感じた)人あわせて800名である。最初に『今年の夏、食欲不振の経験があったか?または現在あるか?』の質問について、【あった】(約35%)と【多少はあった】(約36%)が同じくらいの割合で、全体の7割以上の人が夏バテが原因で食欲不振の経験をしている。次に『夏バテによって、食生活について通常に比べどのような変化があるか?』に対して【栄養のバランスが、かたよっている】と感じている人が7割以上、また【食事をする回数が低下している】と実感している人は46%以上である。現在の体調不調は『秋バテ』かも?さらに『夏バテ対策をしていたか?』について、【特にしていない、しなかった】と【あまり対策をしていない、しなかった】を合わせると、全体の8割以上の人は具体的な対策を実施していないことが示された。そして『秋頃の体の不調(秋バテ)や、体調の不良を経験したか?』の質問では、【経験があった】と【経験があったように感じる】を合わせると、程度の差はあっても全体の半数以上の人が、体調不良あるいは秋バテを感じていることがわかった。また『例年の夏バテや夏の体調不良が改善する時期は?』について【9月前半】が一番多かった。『秋バテ』とは?『秋バテ』は夏バテの症状が暑い夏の時期が終わっても改善しないで、疲労感や食欲不振、無気力などが続く状態。また秋の時期になり少しずつ気温が下がってきて、寒暖の差で体調を崩してしまう状態も含まれるという。【参考】・株式会社GAIN プレスリリース
2014年09月24日(画像はプレスリリースより)自然音を聞いて、心の不調を改善世界文化社から、自然の音を聞き副交感神経の働きを高め、心の不調を改善するCD付きの本「森のセラピー音で薬いらず!病気知らず!」が2014年8月23日に発売されました。現代人は、長引く不況や、長時間の労働による過労、人間関係、経済的な問題でストレスとは無縁でいられなくなってきています。ストレスを抱えると、精神が不安定になり免疫力が落ち、病気にもかかりやすくなってしまい、「不眠」や「うつ」、「イライラ」など、心や体に気になる症状が現れると、薬に頼ってしまう人が多いのが現状です。この本は、薬を使わず、食養や量子医学、解毒療法によって精神疾患の治療に取り組んでいる医師、内海 氏によって監修され、内海氏は「自然を身近に感じ生命力を高める一つの方法が、五感を刺激すること」と言い、「五感を研ぎ澄ませ、自然を身近にして生活することは、森の自然音を活用することが有効」だと提案しています。人気の癒やしスポットの自然音を収録この本には、「屋久島」「白神産地」「奥入瀬」などの人気の癒やしスポットで収録した自然音が収録されたCDが付いていて、自然音を聞きながらできる、ストレッチやツボ、呼吸法や内海式デトックスが本の中で紹介されています。「森のセラピー音」を聞きながらイメージして、ストレスに負けないメンタルを手に入れてみませんか?「森のセラピー音で薬いらず!病気いらず!」は、定価1,300円(税抜き)で、販売されています。【参考】・株式会社 世界文化社プレスリリース/PRTIMES
2014年08月28日「病院に行くほどではないけれど、何となく不調」「美肌になりたい」などの理由で愛用する人が多いサプリメント。現在、サプリメントを生活習慣に取り入れている女性のみなさんは、その効果に手ごたえを感じていますか? 株式会社ネオマーケティングが全国の20~59歳の男女1,000人に「健康食品」をテーマにインターネットリサーチを行った結果、「自分の体や体調に間違いなく合っている」と回答した人は、わずか6.7%。「合っているかどうかわからない」49.1%と、「合っていないかもしれないが使ってしまっている」2.5%の合計51.6%の人が、自分に合っているかわからないまま健康食品を摂取している、という結果が出ました。では、健康食品(飲料)に1日どれぐらいのお金を使っているかというと、同社のリサーチでは、1日平均149.2円×365日=年間53,721円。年間5万円以上費やしているにも関わらず、効果に手ごたえを感じていない人が半数以上もいる、という事実が浮き彫りになったのです。そんなユーザーの費用対効果に対する悩みを解消すべく、株式会社Tヘルスケアが立ち上げたインターネットシステムが、マッチングオーダーサプリメント 『Pitali(ピタリ)』 。医師&薬剤師監修のもと、東洋医学の観点でユーザーの体質を見極め、厳選した17種類の中から一人ひとりに合わせた最適なサプリメントを提案してくれるサービスです。『Pitali』の購入方法は、サイトのトップページで男女どちらかを選び、年齢を選んで質問に答えるだけなので簡単。質問内容は「ダイエットしている」「食事が不規則で、夜遅い食事が多い」など簡単に回答できるものばかりで、計2分程度で完了。記者は本サイトの発表会見でトライしてみましたが、占い感覚で楽しめてあっという間に終了してしまいました。不調を感じながらも毎日を忙しく過ごす現代人にとって、通院時間の確保はなかなか困難。その点、類を見ない新サービス『Pitali』であれば、自宅にいながらにして楽に自分に最も合ったサプリメントが購入できるのです。サプリメントは空気に触れるだけで劣化するため、個別包装もなされています。個別包装なら持ち歩きも楽なので、飲み忘れにも一役買ってくれそうです。種類ごとに色が異なる、カラフルな包装もかわいくてgood! 発表会見でトライした結果、「DHA+EPA」と「ビタミンE」をいただきました。モニターテストでは1ヶ月で効果を感じた人もいたそうですが、3ヶ月飲み続ければ効果を実感しやすいとのこと。自分の体のオーナーは自分自身ですから、5年後、10年後の自分を想像して、今日からアナタも始めてみては? ・株式会社Tヘルスケア 公式サイト マッチングオーダーサプリメント Pitali
2014年04月23日(画像はホームページより)サンスターより「ウェルビィータ」新発売サンスター株式会社は「EQUITANCE(エクイタンス)」ブランドより、更年期を迎えた女性に特におすすめの美容飲料を発売します。「エクイタンス ウェルビィータ」、3月19日より、通信販売でのみ発売開始です。プラセンタやローヤルゼリーもウェルヴィータには鮭の卵巣膜から抽出したという「マリンプラセンタ」を配合。また、「大豆イソフラボン」「ローヤルゼリー」も配合されています。味は「パッションフルーツ」と「ローズフレーバー」が加えられており、飲みやすくなっています。1本、わずか6キロカロリー、コレステロールゼロ、着色料も、保存料も加えられていません。更年期とは女性の閉経の前後10年ほどを一般的に「更年期」といいます。この時期は、閉経により、ホルモンバランスが変化し、心身ともに不調や変化を感じる女性が多いことで知られています。サンスターでは、この更年期にあらわれる女性の変化に着目して研究をした結果、「マリンプラセンタ」「大豆イソフラボン」「ローヤルゼリー」などが、効果的であることがわかったそうです。「ウェルヴィータ」にはこれらの成分が配合されており、まさに「更年期を迎えた女性に向けた」美容飲料となっているようです。【参考サイト】▼サンスターホームページ
2014年03月01日更年期障害といえば、閉経を迎える50歳前後の女性に見られる体の不調として知られていますが、実は最近、若い女性にも更年期障害のような症状で悩む人が増えているとか。これが、「プチ更年期」や「プレ更年期」、「若年性更年期障害」と呼ばれるものです。■放っておくと卵巣機能が衰え、閉経の可能性もそもそも更年期障害は、通常、閉経前後の40代半ばから50代半ばの約10年間にかけて現れる体の不調のこと。卵巣機能が衰え、女性ホルモンである「エストロゲン」が減ってくることによってホルモンバランスが乱れ、めまい、ほてり、のぼせ、頭痛、肩こり、腰痛、冷え、疲労倦怠感、情緒不安定などのさまざまな症状を引き起こすそう。実は最近、同様の症状が更年期にはまだ早いと思われる30代の女性や、一部ではもっと若い20代の女性にまで見られるようになっているのだとか。本来は卵巣機能が安定しているはずの若い女性に、なぜこのような症状が現れるのでしょうか。これは、日々の生活の中で経験するストレスや過労、過剰なダイエット、不規則な生活、睡眠不足などによって引き起こされるといわれています。自律神経のバランスが崩れ、エストロゲンの分泌が減り、結果、月経不順や月経が止まるなど、更年期障害のような症状が出てくるというわけです。気になる症状があっても、まだ若いから大丈夫、本格的な更年期なんてまだまだ先だと思っていませんか? 放っておくと卵巣機能が衰え、閉経してしまうこともあるそうだから、気をつけたいですね。■女性の体調をサポートする、高麗人参の働きとはプチ更年期への対処法としては、生活習慣の見直し、バランスの良い食事に加えて、自律神経のバランスをサポートする作用のある健康食品を利用することも有効だとか。とりわけ、二千年以上もの昔から珍重されてきた高麗人参は、世の中に数ある健康食品の中でも由来が確かで、安心して利用できるものだそう。1.自律神経のバランスをサポートする高麗人参に含まれる主要な有効成分ジンセノサイド(別名・人参サポニン)には、自律神経のバランスをサポートする作用があるといわれています。それに伴い、ストレスの緩和やリラックス効果、美肌効果など、うれしい効果も期待できるそう。2.血行を整えるプチ更年期の女性の傾向として、頑固な冷えや血行不良、低体温などに悩まされている人が多いという特徴があります。これらを改善すると月経不順や不定愁訴が良くなることがあります。冷えや低体温は万病のもとといわれ、基礎代謝や免疫力、内臓機能が低下します。また、肩こり、腰痛、生理痛の症状や、不妊、子宮系の病気の原因となることも。高麗人参は血行を整えてくれるとともに、細胞に十分な酸素と栄養が行き渡りやすい環境を作り出します。これによって熱が身体の隅々にまで伝道され、全身が温かくなるそう。冷え性の人は気になりますよね。プチ更年期は、長く放っておけば放っておくほど、治療に時間がかかります。また、女性ホルモンが低下した状態を長く続けることで、不妊症になったり、卵巣機能が低下して本当に閉経してしまう可能性もあるとか。気がついたら、すぐに日頃の生活を見直すとともに、早めの対処を心がけたいですね。薬は副作用があり、長期の服用に抵抗があるという人は、食品である高麗人参はいかがでしょうか。身体の調子を整え、さらに若さと美しさをキープするために、上手に高麗人参を活用してみませんか。もしかしたら…と思ったら、高麗人参をぜひ試してみてください。
2013年10月11日忙しい毎日、今日は「体調がイマイチだな」というときはありませんか? その不調な日が実は先月の同じころにあったと思い返してみると気付くかも。 こんにちは。ゆる体質改善アドバイザーの佐々木メグミです。ストイックに短期的にではなく、ゆるーく続けられる体質改善を広めています。女性は、毎月生理のリズムに影響を受け、男性よりも不調を感じやすいものです。忙しさに流されて、その時その時を何となく我慢して過ごしてしまうことも多いと思います。毎月同じようなことをくり返しているだけでは、翌月もまた同じことに。仕事やプライベートに忙しい人にとって体調管理は必須ですよね。自分の傾向を簡単につかんで、未来の対策を考えましょう。具体的にどうしたらよいのでしょう。やり方は簡単。今月と来月の2か月、頭痛やめまい、月経周期中の不調を感じたら記載していきます。その際に、いつものスケジュール帳に書くのがポイント。どのような生活をしたときに、体調が悪かったかがわかるからです。たとえば締め切りの前日で徹夜した、会議で緊張した、カラダが冷えていたなど原因をつきとめましょう。天気の悪い日、晴れた日など天候の変化も書きましょう。2ヶ月把握するとあなたの傾向が見えてきます。■3か月未来カレンダーをつくろう体質改善は3ヶ月を一区切りにして考えます。カラダの細胞が3ヶ月で入れ替わるからです。過去の傾向をふまえ、今後3ヶ月の過ごし方を変えます。締め切り前は食事もきちんと食べていないなどがあれば、未来の締め切り日にチェックを入れます。「たんぱく質を食べる」など未来の予定を書き込みます。睡眠時間が少なくなりがちな週末は「PC控えめにすぐ寝る」と記載。冷房が効いている場所に行く予定の日は、「湯船につかりしっかりあたたまる」と書くといいでしょう。雨や湿度の高い日は気分が落ち込んでしまうことがあれば、事前に気持ちが上がるようなグッズを用意しておくなど、とてもシンプルなことですが、書き記すことが大事なのです。カラダは毎日ちょっと気をつけると、その積み重ねで変わるものなのです。東洋医学では、人間も自然の一部と考えています。都会で生活していると実感がありませんが、四季の移り変わり、朝から夜にかけての1日の変化、月の満ち欠け、気温や湿度など自然の影響を受けています。そのため体質改善をする際に、それらをとても大切にします。■体質は、変えられる東洋医学でいう体質とは、ひとりひとり生まれ持っているものに、その後食べ物や生活習慣によって形つくられ、年齢とともに変化していくもの、と考えられています。過ごし方を変えるなど、飲食に気をつけることで体質が改善されてきます。自分でできるケアとして、3ヶ月未来カレンダーで傾向をしっかり把握し、生活全体を見直してみましょう。意識がかわり、良くなるための一歩を踏み出せることでしょう。
2013年07月18日植物性乳酸菌であるラブレ菌が、更年期症状に及ぼす影響について研究を進めているカゴメ株式会社と医療法人石塚産婦人科だが、このほど便秘を含む更年期症状を自覚する45~55歳の女性13名を対象にした摂取試験で、便通の改善とともに冷えや肩こり、腰痛などの更年期症状も改善されることが明らかとなった。女性は更年期(50歳前後)を迎えるころに、エストロゲンの分泌衰退などが原因となり、便秘や冷え、肩こり、腰痛、顔のほてりなどの更年期症状を訴える人が多くなると言われている。カゴメ株式会社と医療法人石塚産婦人科は、植物性乳酸菌であるLactobacillus brevis KB290(以下、ラブレ菌)の更年期症状に及ぼす影響について共同で研究。便秘を含む更年期症状を自覚する45~55歳の女性13名を被験者としてラブレ菌の摂取試験を実施したところ、便通が改善されることに加え、冷えや肩こり、腰痛などの更年期症状も改善されることがわかった。実験は、試験食品として生きたラブレ菌を製造時に100億個以上含むカプセルを使用。更年期症状を自覚する45~55歳の女性13名に、1日1カプセル(朝・昼・晩いずれかの食後)4週間にわたって摂取させた。その結果、便通の改善がみられたほか、「腰や手足が冷える」ならびに「肩こり、腰痛、手足の節々の痛みがある」という症状が改善。共同研究者の医療法人石塚産婦人科郡山純子副院長は、「ラブレ菌は更年期症状の治療の一助になることが期待されると考えている」とコメントしている。今後、さらに詳細にラブレ菌の更年期症状への有効性を検証し、そのメカニズムを明らかにするための試験を計画していくという。なお、同研究内容は3rd TNO Beneficial Microbes Conference(第3回有用微生物学会2012年3月26日~28日、ノールトウェッカーアウト[オランダ])で発表されるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日これまで、女性だけの症状と思われていた「更年期障害」。実は男性にもあるってご存じでしたか?更年期障害とは、加齢によりホルモンバランスが崩れることで、さまざまな不調が現れること。体だけでなく、心にも影響を与えます。閉経を迎える40代~50代の女性特有のものと考えられていましたが、近年、男性にも更年期障害が起こることがわかってきました。しかも中には、30代で更年期障害の症状を示す男性も!詳しい説明を、私のクリニック目白の平田雅子院長にお聞きしました。(以下、平田雅子先生)女性の更年期障害の場合、閉経前後に卵巣の機能が低下し女性ホルモンの分泌量が減少することで起こります。それと同じく男性の場合も、加齢による男性ホルモンの分泌が低下が原因と考えられています。まず、男性の場合、脳の視床下部から出されるホルモンの刺激で、性腺刺激ホルモンが分泌されます。性腺刺激ホルモンが分泌されると、男性ホルモンである「テストステロン」が睾丸(こうがん)から分泌されるのですが、テストステロンは、45歳くらいから緩やかに減少していきます。ですから、一般的に男性に更年期障害の症状が見られるのは、40代半ばからといえますが、若くても無縁ではないのです。それは、ストレスなどが原因で、30代でもテストステロンの分泌が減少してしまい、更年期障害の症状が現れる場合があるんです。症状は人それぞれで多岐にわたりますが、代表的なものはこちら。・ほてり、のぼせ・手足の冷え・頭痛・めまい、耳鳴り・肩こり・筋肉痛・便秘・腹痛・頻尿or残尿感・動悸(どうき)・不眠・倦怠(けんたい)感・不安・性欲低下・勃起(ぼっき)不全このように、身体面、精神面の両方にさまざまな症状があるにも関わらず、男性には女性の閉経のような分かりやすい変化がない上に、どれもすぐに病気につながるような症状でないため、見過ごされがち。また男性の場合も、更年期障害による身体的な変化により精神的に落ち込み、うつ状態になることが多いんです。もし症状に心当たりがあるのなら、男性の更年期障害について扱っている病院を受診してみましょう。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年03月18日