スズキは13日、インテックス大阪で3月20日~22日の期間に開催される『31回大阪モーターサイクルショー2015』と、東京ビッグサイトで3月27日~29日の期間に開催される『第42回東京モーターサイクルショー』の出品概要を発表した。今回のスズキブースは「スポーツ」をテーマとし、4年ぶりにMotoGPに復帰する「チームスズキ エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)」の参戦車両「GSX-RR」や、日本初公開となる海外向けの新型モデル「GSX-S1000 ABS」、インドでバイクオブザイヤーを9つ受賞したインド生産の150ccスポーツバイク「GIXXER」など、5モデルを参考出品。市販車では、3月に販売を開始する新型110ccスクーター「アドレス110」や、50ccスクーター新型「レッツ」をはじめとした国内モデル13台が出品される。また、「GSX-RR」にまたがることが出来るコーナーを設けるなど、実際に触れることができる車両を数多く展示し、同社二輪車の魅力を充分に体感できるブースを目指している。
2015年03月13日俳優の松田龍平が3月12日(木)、都内の劇場で行われた主演作『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の完成披露試写会に出席。イベントの途中に、会場内の電源が一部ダウンするハプニングがあり、松田さんは苦笑いを浮かべていた。完成披露試写会には松田さんをはじめ、監督・脚本・出演を務める松尾スズキ、共演する阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行が出席。登壇者5人が順番に挨拶やトークを行ったが、なぜか松田さんの番になると、客席の赤ちゃんがぐずり出し、コメントが遮られてしまう場面もあった。松田さん演じる“お金アレルギー”になった銀行員・高見が、東北の寒村に移住し、物々交換や自給自足で「お金を一切使わない生活」を送ろうと奮闘する異色コメディ。松田さんと松尾監督といえば、最近では朝ドラ「あまちゃん」で共演したが、俳優&監督としてタッグを組むのは、『恋の門』以来約10年ぶりとなる。「いやー、実際にお金を使わない生活は厳しいですよね。田舎だからってできるものじゃないですし。でも、(お金が)なくなることで、生きる上で何が必要かを描いた映画になっている」と松田さん。また、松尾監督は、本作で『夢売るふたり』に続いて阿部さんと夫婦役を務める松たか子さんの話題に触れ「安産を祈っております」とエールを送っていた。「劇団大人計画」所属の阿部さんが、“主宰”松尾監督の長編映画に出演するのは、意外にも初めて。世話好きな村長を演じ、「原作の設定に合わせて、少し増量したんです」と告白。村人から慕われる自称 “神様”の老人を演じた西田さんは、ロケ地となった福島育ちで「昔、ああいうじいさまに会ったことがありますよ」と懐かしそうに話していた。また、二階堂さんは高見に色仕掛けで迫る女子高生を演じ、「これまで演じてきた役柄のイメージのせいで、暗そうとか物静かだと思われるんですが、今回はすごくキャピキャピ、可愛い女子高生で楽しかった」とニッコリ。松尾監督は「結構エロいですよ」と太鼓判を押していた。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は4月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月12日俳優の松田龍平が3月12日に、都内で行われた主演作『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』の完成披露試写会に出席。田舎で“0円生活”を目指すお金アレルギーの男を演じ、「実際、お金なしの生活は厳しく大変だと思いますが、もし(お金が)なくなったとき、生きていく上で何が必要なのかを描いている」と一風変わった設定の本作をアピールしていた。その他の画像いがらしみきおの人気漫画を原作に、ジヌ(東北弁でお金の意味)との決別を宣言をした元銀行員・高見武晴が、東北の山村で“なにも売らず、なにも買わず”の自給自足生活を送ろうと奮闘する異色コメディ。完成披露試写会には松田をはじめ、監督・脚本・出演を務める松尾スズキ、共演する阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行が登壇した。松田と松尾監督がタッグを組むのは、『恋の門』以来、約10年ぶり。撮影は福島県の山村で行われ、「お世話になった80歳の山菜取り名人さんが、見えないところで奥さんと怒鳴り合いのケンカをしていた」(松尾監督)とエピソードを明かしていた。世話好きな村長を演じた阿部は「原作に合わせて、少しだけ体重を増やした」と役作りをコメント。二階堂は、主人公の高見に好意を寄せる女子高生役で「今までの役柄のせいで、暗そうなイメージを持たれがちですが、今回はすごくキャピキャピした可愛い高校生を演じることができた」と大喜びしていた。また、村で神様と慕われる老人を演じた西田は「福島育ちなので、(映画に出てくるような)ああいうじいさま、会ったことありますよ」としみじみ。この日は、松田らキャストが来場者に、お札やコインをかたどったチョコレートを投げ入れ、プレゼントした。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年03月12日スズキはこのほど、ハンガリーの子会社マジャールスズキにて、新型SUV「ビターラ(VITARA)」のラインオフ式典を5日に実施したと発表した。式典にはハンガリーのヴィクトル・オルバーン首相、小菅淳一ハンガリー駐箚特命全権大使らの来賓を迎え、同社からは鈴木修会長兼社長が出席している。新型SUVビターラは、同社が「ジムニー」や従来の「ビターラ(日本名 : エスクード)」で培ってきた本格四輪駆動車やクロスオーバーSUVとしての資質を受け継ぎながら、デザイン、走行性能、安全性能、環境性能など、あらゆる面で進化させた新しいコンパクトSUV。走行性能を追求しただけでなく、ユーザーのライフスタイルを反映できるクルマとして開発されている。新型ビターラは、1.6Lのガソリンもしくはディーゼルエンジンを搭載(欧州仕様)し、新世代4WDシステム「ALLGRIP」をはじめ、ミリ波レーダー方式による衝突被害軽減システム「レーダーブレーキサポート」や、レーダーで前方車両との距離を測り自動で加減速するアダプティブクルーズコントロールなどの先進技術が採用されている。同社は、ビターラを世界戦略車としてハンガリーをはじめ、欧州全域に供給するだけでなく欧州外にも輸出する予定で、初年度の生産台数は7万台を計画している。
2015年03月06日松田龍平が“お金(ジヌ)恐怖症”の元銀行マンを演じた『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の4月4日(土)公開を記念して制作された、オリジナルトイレットペーパーが、好評につき増産されることが決定した。その他の写真本作は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別する宣言をした主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生きていこうとする姿を描くコメディ。松田が現金に触るだけで失神してしまう“お金恐怖症”になってしまった元銀行マンのタケを演じ、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、松尾スズキらが共演する。このトイレットペーパーは、本作のタイトルにちなみ、“ジヌ(お金)”と決別することを劇場来場者にも体験してもらうためにつくられたもので、お札風のオリジナルイラストがプリントされている。現在、新宿ピカデリーほかMOVIXの本作の上映劇場に設置中だ。いつも通りトイレで用を足した人は驚きを隠せないようで、「びっくり!」「ワロタww」などの声とともに、設置されたペーパーを写真に撮ってツイッターに投稿する人が続出! このアイデアに他の劇場からも設置したいとの要望が殺到し、急遽、増産が決定した次第だ。また、監督である松尾スズキは「拭いて流してほしい。」とその想いを吐露している。なお、オリジナルトイレットペーパーは設置時期が劇場により異なり、無くなり次第終了となっている。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
2015年03月04日●語られはじめた、男の生きづらさこれまで、女性の生きづらさについては、数々の本や言説によって取り上げられ、その啓蒙や救済が語られてきた。一方、男の生き方となると、「もっとビジネスで成功するには」「より女性からモテるには」といったハウツーやノウハウばかりで、その"苦しさの正体"にはほとんど触れられてこなかったように思う。いや、"苦しい"と感じること自体を許さないような空気すら、そこにはあった。しかし、「俺だってつらいんだよ!」と男性がようやく言えるようになったのか、はたまた「"女の呪い"を解くには、表裏一体で存在する"男の呪い"をセットで解決しないと、どうにもならねえ」ということに女性が気付いたのか、最近にわかに"男のしんどさ問題"がクローズアップされはじめている。○"男らしさの呪い"がようやく語られはじめたたとえば、モテを男性の自意識の問題として捉え直した『すべてはモテるためである』(二村ヒトシ・著、文庫ぎんが堂)や、男性の性欲を社会構造の視点から説いた『男子の貞操――僕らの性は、僕らが語る』(坂爪真吾・著、ちくま新書)はその代表例。プライドの高さとコミュニケーション不全が"弱者男性"を生んでいる現状を描いた『ルポ中年童貞』(中村淳彦・著、幻冬舎新書)、ミドルクライシスに陥った男性を長期取材した『男性漂流 男たちは何におびえているか』(奥田祥子・著、講談社+α新書)、男性の性欲が過剰に肯定・保証されている社会の空気をあぶり出した『男しか行けない場所に女が行ってきました』(田房永子・著、イースト・プレス)なども、注目すべき本だ。他にも、武蔵大学で男性学を研究する田中俊之氏、ネットコラムで男性心理の問題点を丹念に因数分解する「桃山商事」など、同様の動きは同時多発的に発生している。そして、これらの問題をほぼダイジェストで解説した、入門編とも決定版ともいえる本がついに登場した。それが、『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(湯山玲子・著、角川書店)だ。著者の湯山氏は、これまで『四十路越え!』(角川文庫)や『快楽上等! 3.11以降を生きる』(上野千鶴子との共著、幻冬舎)などで、従来の"女らしさ"から脱却した新しい女性の欲望のあり方について、繰り返し語ってきた論客である。そんな彼女が、分析の矛先を初めて"男の問題"に向けたのが本書だが、その舌鋒の鋭さはこれまで以上だ。男性の欲望が、結局は競争・プライド・モテの3つにしかないことを見抜いた彼女は、その3つが生きていく土台になってしまっているために、そこから抜け出そうとすると男性はアイデンティティが崩壊し、生きていけなくなってしまうことを喝破している。その上で、それが問題だと感じたことも考えたこともない男性に向けて、あえて寝た子を起こすような耳の痛い指摘を、ずばずばと展開していくのだ。●男にかけられてきた呪いとは○感情を殺し、組織に依存し、競争がやめられないたとえば、<わかっちゃいるけど止められない、「競争」>の章では、すべてを勝ち負けでしか捉えられない男性の行動原理を分析。"敗者になる"ことの恐怖から競争を抜け出せず、勝つことよりも、失敗を恐れて保身することが男性社会の目的となっていると言い放つ。女性の社会進出が阻まれてきたのは、敗者男性を敗者と感じさせないように、「それでも女よりは上」と思わせておく必要があったという背景にも斬り込んでいる。また、<歌舞伎と忠義から学ぶこと>では、歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』『東海道四谷怪談』に描かれる"忠義"の精神を例にとり、男性が生きるために必要な個人の判断や選択を、所属する組織や周囲の空気にゆだねてしまう"組織依存"の性質を指摘。自由意志や自己責任を放棄してしまったほうが、ラクだしおトクである、という日本人の本音に踏み込んだ。さらに、<「モテ」は思想である>では、男性にとって恋愛やモテの動力源が、「ヤッた女の数、または質を競う」という競争原理にあり、セックスの動機が女性への征服欲にあるという問題を取り上げている。<男における感情問題>では、自分の感情に蓋をして"ないもの"としてきたために、感情への対処の仕方がわからず、突然キレるようになった暴走老人の例を紹介。プライドや恐怖が先行して、自分の感情をブロックしてしまう男性の脆弱性に目が向けられている。このように、最近になって問題化してきた"男にかけられた呪い"が、湯山氏の手でほとんど網羅されているのがすごい。彼女が周囲にヒアリングした実例や、文化的な背景にも豊富に言及されており、一種のカルチャー論としての強度も持ち合わせている。●自由に性を乗りこなす"心の両性具有者"であれ○マザコン社会が男性を"子ども化"させる本書では、最近の新しい男性の潮流として、マッチョな競争原理に依存せず、自分らしさや気分のよさを優先させて、無理をしない自然体の男性が増えている例も紹介している。一見、とても望ましいことのように思えるが、湯山氏はこれを手放しで賞賛しない。万能感を持ったまま自分の欲望を制御せず、ラクでおトクな道ばかりを選ぶ"子ども化"が進行しているのではないかと彼らを危惧している。その背景として重要なのが、"男性のマザコン化"だ。戦後の家父長制が母と子を家庭に押し込めた結果、日本男性は、性の目覚めをきっかけに母親から自立する機会を奪われてしまった。自分に全力の愛情を注いでくれる一番の理解者である母親と、自分の性欲をその通り満たしてくれるAVさえあれば、他者の女性と関わる必要がなくなり、そのことが男性の"子ども化"に拍車をかけているのではないかと、氏は推察するのだ。昨今、家庭も大切にして、育児にもきちんと参加する男性は理想的に語られるが、湯山氏には彼らの姿が、妻の言いつけに従順なだけの"聞き分けのいいお兄ちゃん"に見えるという。つまり、"母の息子"から、"妻の息子"に変わっただけだというのだ。この指摘には、男性の新たな生存戦略を見透かされたようで、正直、身震いがした。だからこそ、大人の男性としての性愛のコードや振る舞いを身に着けるべきだと、湯山氏は主張する。"男らしさ""女らしさ"に囚われる必要はないが、男女の性を"ないこと"にしてしまうのは"子ども化"であり、それもまた不自然な抑圧を生むというのが氏の考えだ。○自分の中に女性性を育てよう本書の中で、私がもっとも感銘を受けた場所がある。"女言葉"には、相手を威嚇する攻撃的なボキャブラリーがないため、女性は「やべえ」「うるせえ」「ふざけんな」といった"男言葉"を使うことで、初めてそういう気持ちを表現できるようになった、と解説する章だ。湯山氏はそこで、逆に男性も女言葉を使うことで、自分の中の女性性(優しさ、愛嬌、コケットリーなど)が表現でき、感情や意見を伝えやすくなるのではないか、と提案している。つまり、男女の性をどちらも"ないこと"にして押さえ込むのではなく、男の中にも女性性を、女の中にも男性性を、両方そなえることで性を超越しようと、本書は述べているのである。男性優位、女性蔑視の差別構造を糾弾しようとするあまり、性差そのものを過剰に否定するよりも、自由に性を乗りこなす"心の両性具有者"であれ。私は本書から、そんなメッセージを読み取った。ともあれ、当たり前だと思っている無意識の行動原理が、自分の首を絞めあげ、他者を踏みつけていることを確認するためにも、「別に俺は悩んでない」という男性ほど、本書は必読であろう。<著者プロフィール<福田フクスケ編集者・フリーライター。『GetNavi』(学研)でテレビ評論の連載を持つかたわら、『週刊SPA!』(扶桑社)の記事ライター、松尾スズキ著『現代、野蛮人入門』(角川SSC新書)の編集など、地に足の着かない活動をあたふたと展開。福田フクスケのnoteにて、ドラマレビューや、恋愛・ジェンダーについてのコラムを更新中です。
2015年03月03日昨日より開幕したゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015のオープニング招待作品として『ジヌよさらば~かむろば村へ~』が上映され、主演の松田龍平と松尾スズキ監督が舞台あいさつに登壇した。その他の写真本作は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別する宣言をした主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生きていこうとする姿を描くコメディ。松田が現金に触るだけで失神してしまう“お金恐怖症”になってしまった元銀行マンのタケを演じ、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、松尾スズキらが共演する。ゆうばり市民の熱い歓迎に松田は「北海道は撮影で初めて来ました。すごくアットホームな空気感と聞いていましたが、まんまとやられています。僕も仲間に入っていいですかという感じです」とコメントすると、松尾監督も「ゆうばり映画祭は非常に熱いお客さんたちばかりでありがたい」と付け加え、会場の歓声を集めた。また、舞台あいさつ後には夕張市の鈴木直道市長との鼎談を実施。松尾監督が今回オープニング作品に選ばれた理由を尋ねると、鈴木市長は「単純に面白い映画だということもありますが、夕張でこの映画を観るということで、考えさせられるものがあるんじゃないかと思います。(映画に登場する)かむろば村の設定が高齢者4割ということで、夕張市に似ているなと思いました」と地方行政の在り方などについても語った。ゆうばり国際といえば、ゲストが夕張に到着した際、黄色いハンカチを手にした市民が「おかえり」と出迎えてくれることが特徴のひとつ。松田も「黄色いハンカチを振ってくれるのは歓迎されていると思うし、緊張もほぐれる。ありがたいですね。夕張の人たちの愛情を感じましたね。みんなで夕張を盛り上げようかなという感じがありますね。何かのために自分を犠牲にするのではなく、楽しんでいることが映画祭のいいムードを作っている。それは本当に大切なこと。どんなに来る人を歓迎していても、自分が楽しまないと楽しくない。(出迎えのおばちゃんたちが)仮装したりして、自分から楽しんでいるのが伝わってくるからいいですよね」と感激した様子だった。なお、劇中で“お金恐怖症”の主人公・タケが現物支給や物々交換をしながら生計をたてようとする事になぞらえ、全国各地の劇場スタッフと物々交換をする“わらしべ長者キャンペーン”が本日からスタート。タケの田んぼで実際に収穫された“ほでなす米”からスタートし、最後の東京では一体何に変わるのか? その動向にも注目していただきたい。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
2015年02月20日松田龍平と松尾スズキ監督が最新作『ジヌよさらば~かむろば村へ』を携えて2月19日(木)、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のオープニングセレモニーに来場した。映画は、銀行員だったが金に恐怖するようになり、東北の村に移り住み、金を必要としない生活を送ることにした青年の姿を描いており、同映画祭のオープニング作品として上映。松田さん、松尾監督はゆうばり映画祭初参戦となった。松田さんは『探偵はBARにいる』シリーズなど、北海道を舞台にした作品に出演しており北海道になじみはあるが「撮影でよく来てますが、夕張は初めて。アットホームだと聞いてましたが、まんまとやられました。『仲間に入ってもいいですか?』という感じ」と語り、会場を沸かせる。松尾監督は夕張市民の歓迎に「旗振ってくれて…寒いのに」と感激を嘘泣きで表現し、松田さんも「黄色いハンカチを振ってくれて…(バスに)誰が乗ってるか分かんないのに(笑)」と語り、会場は笑いに包まれた。2人が主演と監督という立場でタッグを組むのは2004年の『恋の門』以来、11年ぶり。松尾監督は11年での松田さんの変化について尋ねられると「10年前は携帯ゲームをいじってなかったよね?いまはいっぱい携帯ゲームをいじってて、それを周りが見ているという…マイペースです」ととぼけた調子で語る。一方、松田さんは「(松尾さんは)変わんないですね。『恋の門』で松尾さんの演出は台本じゃ想像できないことが多くて、それを忘れてましたが、やってて『大変だったな』と思い出しました」とふり返った。決して、多弁とは言えない2人の微妙にシュールなやりとりに、会場は若干静まりかけるが、この空気を感じ取った松尾監督は「こう見えて、面白い映画ですから!」と必死にアピール。松田さんは、改めて「温かい空気感で、夕張に来れて嬉しいです」と喜びを語ると共に、映画祭の開幕を飾る上映を前に「面白いと思ったら周りを気にせずに笑ってください」と呼びかけた。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は4月4日(土)より全国にて公開。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」は2月23日(月)まで開催中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月20日25周年を迎える「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のオープニングを前に松田龍平、松尾スズキ監督、松岡茉優らゲスト一行が夕張市に到着!市民の熱烈な歓迎を受けた。ゲスト、映画祭関係者一行は新千歳空港からバスで夕張へ。夕張といえば昨年末に亡くなった高倉健さん主演の『幸福の黄色いハンカチ』の舞台としても知られるが、街のあちこちには歓迎の意味を込めて黄色いハンカチが飾られており、通り過ぎるバスに向かって黄色いハンカチを振る市民の姿も。ウェルカムセレモニーが行われる「ホテルマウントレースイ」前にも多くの市民が詰めかけており、カラフルなコスプレ(?)に身を包んだおばあちゃんたちも準備万端でゲストの到着を待ちわびる。松田さんはオープニング作品『ジヌよさらば~かむろば村へ~』に主演しており、監督の松尾スズキと共に登場!ちなみに昨年、新たに設立された、さらなる活躍が期待される俳優、クリエイターに贈られる「ニューウェーブアワード」の「女優部門」を受賞した松岡さんを含め、3人は偶然ではあるがNHK「あまちゃん」に出演しており、ミズタク、純喫茶のマスター甲斐、アイドル「GMT」のリーダー入間しおりが期せずして夕張にて揃い踏み。沿道からは、同映画祭独特の歓迎の合言葉「おかえりなさい!」という声援が飛んだ。松田さんも松尾監督も市民の歓声に笑顔で応える。松岡さんは、夕張の恐怖のマスコットキャラクター“メロン熊”と対面。牙をむき出しにしたメロン熊の口の中に手を突っ込み、舌を触って「気持ち悪い(笑)!」とハシャギ、笑顔で一緒に写真に収まった。このほか、「ニューウェーブアワード」のクリエイター部門受賞の増田セバスチャン監督(『くるみ割り人形)、すっかり同映画祭の“常連”となった津田寛治らも姿を見せ、開幕前から大きな盛り上がりを見せていた。この日の夕刻より行われる「オープニングセレモニー」で映画祭は開幕。2月23日(月)まで5日間の日程で行われる。(text:cinemacafe.net)
2015年02月19日松尾スズキが監督を務め、『恋の門』以来10年ぶりに松田龍平とタッグを組む映画『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』の予告編映像が公開になった。OKAMOTO’Sが手掛けた映画主題歌『ZEROMAN』も登場する。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』本作は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別する宣言をした主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生きていこうとする姿を描くコメディ。松田が現金に触るだけで失神してしまう“お金恐怖症”になってしまった元銀行マンのタケを演じ、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、松尾スズキらが共演する。本作の舞台になっている“かむろば村”は、過疎の村で、公共交通がなく村長が自らバスを運転して村人を運んでいるような田舎だが、なぜかそこには奇妙な人々がたくさん暮している。村長の与三郎(阿部)と妻の亜希子(松)はタケの面倒を見てくれる優しい夫婦だが、高校生の青葉(二階堂)はチンピラ風の男とつるんでおり、“神様”を自称するなかぬっさん(西田)や、村長選挙の裏で暗躍する勢力、突然、村に姿を現した謎の男(松尾)ら強烈なキャラクターが次々に登場。金を一切使わないと決めたタケは、彼らの間を行き来しながら、まだ誰も実現していない“ジヌなし”生活に挑む。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
2015年02月18日松尾スズキ×松田龍平という『恋の門』以来のタッグが贈る映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』。松たか子、阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行ら豪華キャストにも期待が集まる本作だが、熱烈なファンも多い松尾ワールド全開の愉快でシュールな予告映像が到着した。元銀行員のタケ(松田龍平)はお金恐怖症。都会の生活で、現金に触るだけで失神してしまうという前代未聞の深刻な状態に陥った彼は、仕事を辞め “ジヌ(東北地方の方言でお金のこと)”を一銭も使わない生活を送るため、過疎化が小さな寒村“かむろば村”へやってくる。ところがそこで暮らす村人たちは、村長(阿部サダヲ)以下、ひと癖もふた癖もある、あまりにも濃く不思議な人々ばかり。なんとか村での生活に慣れたその頃、村に怪しい風体の男・多治見(松尾スズキ)がやってきて…。いがらしみきお原作の人気漫画「かむろば村へ」を俳優、演出家として活躍する鬼才・松尾スズキが映画化。主演を務めるのは、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど、人気・実力ともに日本映画界を牽引する存在と言える松田龍平。今回到着した予告編では、お金恐怖症のタケがキャラクターの濃い村人たちに翻弄されながらも、自らの生き方をつかみとろうとする姿が独特のテンポで描かれおり、初解禁となった「OKAMOTO’S」の手掛ける主題歌「ZEROMAN」の疾走感がより一層映像を盛り上げる。90秒強の短い時間の中で、西田敏行、松たか子、二階堂ふみを始め、阿部サダヲ、村杉蝉之介、伊勢志摩、荒川良々、皆川猿時、片桐はいり、オクイシュージなど、個性派俳優たちが入れ代わり立ち代わり顔を見せる様はもう圧巻の一言!舞台・映像作品と幅広いフィールドでカルト的な人気を誇る松尾さんの手腕にぐいぐい引き込まれてしまう。果たしてタケは望みどおりの「なにも売らない、なにも買わない、ただ生きていく」生活を平和に送ることが出来るのか?田舎の現実を織り交ぜながらも、誰も見たことのないあたたかくてシュールな世界を描く本作。混迷する現代に放つ、ちょっと不思議なエンターテインメントとして必見の一本となりそうだ。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は4月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月18日原作コミックは世界で3000万部超の売り上げを記録、2006年には映画化もされ、日本のみならずアジア各国でも大ブームを巻き起こした『デスノート』。長らく舞台化が望まれていた本作が、ついにミュージカルとしてよみがえる。しかもスタッフは、作曲担当のフランク・ワイルドホーン(『ジキル&ハイド』『スカーレット・ピンパーネル』)を始めブロードウェイで活躍する面々に、演出は日本演劇界の巨匠・栗山民也という豪華な顔合わせ。この大作でメインキャストとなるL(エル)役に挑む小池徹平に、今の心境を聞いた。『「デスノート」 THE MUSICAL』チケット情報頭脳明晰な高校生・夜神月(やがみライト/浦井健治と柿澤勇人のダブルキャスト)は、偶然、死神リューク(吉田鋼太郎)が落とした〈デスノート〉を拾う。そこに名前を書かれた者は死ぬことを知った月は、デスノートを使って凶悪犯を粛清し、理想の社会を作る決意をする。凶悪犯が被害者とはいえ不可解な殺人が続けて起こる事態に、警察側の人間として月に立ち向かうのが、小池の演じる天才探偵Lだ。その他、死神レムに濱田めぐみ、レムのデスノートを使う弥海砂(あまねみさ)に唯月ふうか、また鹿賀丈史が映画版と同じく、月の父親で警察庁刑事局々長の夜神総一郎を演じるのも話題だ。連載当時から原作のファンだという小池は、「L役は予想外と言われるんですが、僕も家で何かに夢中になっている時、Lのようにボサボサ頭のまま膝を抱えていることが多いんですよ。実はLに似たタイプかも、と最近気がつきました」と笑う。続けて「この舞台がミュージカルでよかったです」と意外な言葉も口にした。「原作がベストセラーで映画もあれだけ大ヒットしたので、もし普通の舞台版だったら、お客さんにもその延長線上の作品としか受け止められなかったかもしれない。でもミュージカルという形でなら、今まで見えづらかったLの内なる正義感が、今回初めて歌として表に出ることになるんじゃないかなって」と、小池は目を輝かせる。舞台出演はこれが4作目。初舞台で難解と言われる岩松了作品に立ち、2作目にしてブロードウェイ・ミュージカルの日本版、さらに3作目は松尾スズキの音楽劇でヨゴレ役に挑戦した。そのどれもが高いハードルだったはずだが、1作ごとに小池の演技と存在感は伸びやかさを増している。「稽古場は毎回本当に大変で、今回も覚悟しているんですけど、プレッシャーはあまり感じてません。今回もワイルドホーンさんたちが原作を読み込んでワークショップをしている映像を見させてもらったら、全く新しいエンターテイメントが出来る予感にワクワクして。だから原作ファンの方も映画版を見た方も、先入観をあえてなくしてもらって、気軽に劇場に足を運んでいただけたら嬉しいですね」公演は4月6日(月)から29日(水・祝)まで東京・日生劇場、5月15日(金)から17日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、5月23日(土)・24日(日)愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2015年02月13日スズキはこのほど、スイスで3月3日から開催される『第85回ジュネーブ国際モーターショー』(一般公開は3月5日~15日)に、理想のコンパクトカー「iK-2(アイケイ ツー)」と小型4WD「iM-4(アイエム フォー)」という2台のコンセプトカーを世界初出品すると発表した。iK-2は、「Harmonised Force(調和した力)」をコンセプトに、コンパクトカーに必要とされる全ての要素を高次元で融合させることで、コンパクトカーの価値を極限まで高めたというコンセプトカー。iM-4は、「Shape the Inspiration(インスピレーションを形にする)」をコンセプトに開発された象徴的な小型4WD。同社のコンパクト4WDのDNAと最新技術を個性的なデザインにパッケージすることで、乗り手にインスピレーションを与える新提案モデルとなっている。
2015年02月09日「メガネあるある」―。それはときに、非メガネユーザーからメガネユーザーに対する、「メガネかけてる人ってこうだよね」というキャラの押し付けになりかねません。"メガネあるある"の最終回では、そんな他人との会話や関係においてぶちあたる、"メガネキャラ"のイメージや先入観にまつわるあるあるネタを、「コミュニケーション編」として紹介したいと思います。今回も、日常的にメガネを使用している幅広い年齢層の男女300人にアンケートを実施。メガネユーザーにありがちな日常のひとコマを、「共感できる/できない」「経験がある/ない」で複数回答してもらいました。メガネ当事者だからこそわかる、リアルでガチな(略してRGな)"メガネあるある"を、安全地帯の『ワインレッドの心』などに乗せて早く言いたいじゃありませんか!○「この指、何本かわかる?」はメガネユーザーへの禁断の質問職場で、サークルで、飲み会で。そこそこ仲良くなってきたけど、深い話ができるほどじゃない。できれば、コミュニケーションの浅瀬でちゃぷちゃぷと当たり障りのない会話を楽しんでいたい。そんなとき、格好の餌食になりがちなのが、"メガネいじり"です。すぐそこにあるキャッチーな特徴、決して容姿をいじっているわけではない罪悪感の軽さが、その行為を加速させます。その結果、生まれたのがこんな"あるある"です。・人から「メガネ外してみて」と意味なく言われて対応に困りがち(共感できる34.7%・経験がある24.7%)もちろん、メガネを外すこと自体が嫌なわけではありません。問題はそのあとに発生するやりとりの手続きの煩雑さです。・「メガネないほうがかっこいい(かわいい)」と微妙な褒め方されがち(共感できる23.7%・経験がある28.7%)・メガネを外すと「思ったより目が大きい」といじられがち(共感できる18.3%・経験がある14.0%)・メガネを外した顔を人に笑われがち(共感できる12.7%・経験がある9.0%)正直、思ったほどそれぞれの共感率・経験率は高くありませんでしたが、一定数のメガネユーザーは、「お前が外せって言ったのにそのリアクション!?」と、確実にもやっとした気持ちを抱いているはずです。そして、次に始まるのが"裸眼いじり"です。「裸眼で目を細めていると『目つき悪い』『不機嫌なの? 』と言われがち」(共感できる38.3%・経験がある29.3%)はそれなりの支持率を集めましたが、個人的にさらにもやっとするのは次の項目でした。・視力のいい人に、「裸眼でこれ何本かわかる? 」と指を立てられてイラッとしがち(共感できる24.7%・経験がある15.0%)これ、けっこう言われませんか? 「視力が悪い」人は、視界の全体がぼやけて見えているだけであって、決して指の本数や物の数がわからなくなるわけではない、ということを、視力がいい人には周知徹底してもらいたいです。○これって俺だけ!? 間口の狭い"あるある"こそおもしろい!押し付けられたメガネキャラの人に対するいじりは止まりません。「メガネかけさせて」もそのパターンのひとつです。その場にいる他のメガネユーザーの人と「メガネ交換してみて」もよくありますよね。そうして、さんざん自分のメガネがたらい回しにされた挙げ句のあるあるがこちらです。・人にメガネを貸してレンズに指紋がべたべた付いて戻ってくると殺意覚えがち(共感できる21.7%・経験がある15.3%)どうかみなさん、他人のメガネを触るときは、「生まれたばかりのヒヨコ」や「手榴弾」を扱うのと同じくらいの繊細さでお願いします。他にも、雑な"メガネいじり"のレパートリーとしては、「メガネしか共通点がないのに『芸能人の○に似ているね』と言われがち」(共感できる21.3%・経験がある13.0%)などがありますが、ある意味、メガネユーザーが一番触れて欲しくない"メガネいじり"は、次の項目かもしれません。・「コンタクトにすればいいのに」と意味なく言われて返答に困りがち(共感できる33.3%・経験がある24.7%)なぜ返答に困ってしまうのか。もちろん、「コンタクトレンズにするのは実は恐がりがち」(共感できる38.3%・経験がある17.0%)といった、不慣れなコンタクトの着脱に対する警戒心や苦手意識もあるでしょう。しかしそれ以上に、メガネユーザーには自ら進んでコンタクトにしようとしない、微妙にこじれた自意識があるような気がするのです。・メガネをやめたらキャラが薄くなってしまうの気にしがち(共感できる14.7%・経験がある4.3%)・伊達メガネをかけている人を認めない妙なプライドありがち(共感できる31.3%・経験がある15.3%)そう、メガネユーザー自身、メガネをいじられ、メガネ込みの自分の顔がアイコン化・キャラ化していることを、心のどこかで「おいしい」と感じているはずなのです。そして、本当は視力がいいのにファッションで伊達メガネをかけている人に対して、「モグリじゃねえか」という謎のやっかみと、「我こそは真のメガネユーザー」という優越感を抱いています。いや、他の人はどうだか知りませんが、正直、筆者は自分の中にそういう気持ちがあることを否定できませんでした。たとえ、支持率のパーセンテージは低くても、私にとって、これはまごうかたなき"メガネあるある"なのです。いきなりですが、現代の日本は「共感過剰社会」です。映画や小説に対する「共感しました」という感想は、もっぱら褒め言葉として使われ、「共感できませんでした」は、たいてい批判の意味で使われます。でも、よく考えたらおかしな話ですよね。「全然共感できなかったけど、めちゃくちゃおもしろかった」という作品だってあるはずなのに。私たちはいつしか、「わからないものは、つまらない」という価値観に毒されているのではないでしょうか。"あるあるネタ"もまた然りです。誰もが「わかるわかる!」と諸手を挙げて共感できるものが、必ずしもおもしろい"あるある"とは限りません。むしろ、私たちにはわからないことを、一部の人だけが強く実感しているという事実。この世には、私たちのあずかり知らない"間口の狭い世界"が確かに存在するのを知ることにこそ、"あるあるネタ"のおもしろさの本質は宿るのかもしれません。それでは、全国のメガネユーザーのみなさん。いつか一堂に会して、「イチャイチャするときメガネをはずすタイミングに迷いがち」(共感できる30.7%・経験がある20.7%)というお題について、一緒に語り合う日まで、ごきげんよう。福田フクスケ編集者・フリーライター。『GetNavi』(学研)でテレビ評論の連載を持つかたわら、『週刊SPA!』(扶桑社)の記事ライター、松尾スズキ著『現代、野蛮人入門』(角川SSC新書)の編集など、地に足の着かない活動をあたふたと展開。福田フクスケのnoteにて、ドラマレビューや、恋愛・ジェンダーについてのコラムを更新中です。
2015年01月30日松田龍平が主演する松尾スズキ監督の最新作『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』の舞台あいさつ付プレミアム上映が、2月20日(金)に札幌シネマフロンティアで行われる。本作は、同時期に開催される『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015』のオープニング招待作品に決定した話題作だ。その他の写真映画は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別して生きることを宣言した主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生活しようとする姿を描くスラップスティックコメディ。札幌シネマフロンティアで行われる舞台あいさつ付プレミアム上映には、松田、松尾スズキ監督が登壇する。チケットは、プレリザーブ(先行抽選)が1月31日(土)より受付開始。一般発売は、2月7日(土)よりスタートする。『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015』2月19(木)から2月23日(月)まで開催『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』舞台あいさつ付プレミアム上映2月20日(金)会場:札幌シネマフロンティア18:00の回上映前/舞台あいさつ登壇者(予定):松田龍平、松尾スズキ監督料金:2000円(税込)プレリザーブ:1月31日(土)11:00AM~2月4日(水)11:00AMまで一般発売:2月7日(土)10:00AMより
2015年01月29日●(2)ハプニング編大きな飲み会の席で、「そっちのテーブル、よく見たら全員メガネだね」などと雑にくくられた経験のある全国のメガネユーザーのみなさん、こんにちは。ステレオタイプな偏見ではない、本当に共感できる"メガネあるある"を、TUBEの『シーズン・イン・ザ・サン』などに乗せて早く言いたい!今回も、そんなみなさんのリアルでガチな(略してRGな)要望にお応えして、日常的にメガネを使用している幅広い年齢層の男女300人にアンケートを実施。メガネユーザーにありがちな日常のひとコマに対して、「共感できる」か「共感できない」か、そして実際に自分が「経験がある」か「経験がない」かを複数回答可で答えてもらいました。室内の生活習慣やクセについて取り上げた前回の「ライフスタイル編」に引き続き、今回は主に屋外で遭遇しやすいトラブルや困った事態を「ハプニング編」として紹介します。みなさんの首がもげるほどうなずける、そしてうなずいた勢いでメガネが吹っ飛ぶような"メガネあるある"を、一緒に見つけていきましょう!○約7割のメガネユーザーが共感する「マスクしてると曇る問題」まずはこの季節、メガネ使用者なら誰もが味わったことのある、このあるあるから。・マスクすると息が逆流してメガネ曇りがち(共感できる69.7%・経験がある60.3%)本当にこれ、どうにかならないんでしょうか。どんなにマスクを鼻の形にフィットさせても、どうしても息が逆流してくるんですよね。今回、共感率&経験率ともに、断トツでトップを記録した項目がこれでした。マスクメーカーは「絶対メガネが曇らないマスク」を開発したら、バカ売れすると思いますよ!他に、「身に着けるもの」つながりでは、「メガネの上に3Dメガネをかけるが、これで正解なのか不安になりがち」(共感できる34.0%・経験がある23.7%)といった項目も。映画館の3Dメガネについては、ガチャガチャして着用感がしっくりこないし、普段よりいっそう視野は狭くなるし、本当に正しく3D効果を楽しめているのかモヤモヤしていたので、あまり支持率が高くなかったのが意外なくらいでした。・メガネしたまま服を着ようとして、結局首のところで引っかかりがち(共感できる46.8%・経験がある49.0%)いちいちメガネをはずすのが面倒くさい、ずぼらなメガネユーザーが陥りがちな罠です。たまに、果敢にタートルネックに挑むも案の定、玉砕。「なぜ私はこれをメガネしたまま着られると思ったんだろう……」と、自分の見込みの甘さに愕然とすることもあります。・メガネをはずすとき、フレームに髪の毛はさまりがち(共感できる36.7%・経験がある44.3%)なぜかいつの間にかちょうつがいのところに髪がはさまっていて、「痛てっ!」となるやつです。誰のせいでもないぶん、地味にいらっとします。・横になって本やテレビを見るとき、メガネが邪魔になりがち(共感できる60.3%・経験がある51.3%)共感率で第2位を獲得したのがこちらでした。「寝ながら何かしづらい」というのは、けっこう不便ですよね。かといって、あおむけで本を読むのは、腕が疲れるのも難点なんです。次のページでは、よりニッチなあるあるを紹介します!●"メガネあるある"の世界も、よりディープでニッチな方向へ。○メガネ屋、温泉、スポーツ、海……人の数だけあるあるネタありまずは、メガネを新調するために、お店でフレームを選ぶ際に発生する事案がこちらです。・メガネを試着しても、見えないから試着する意味見失いがち(共感できる46.8%・経験がある41.3%)当然ですが、店頭に並んでいるメガネフレームには度が入っていないので、試着して鏡を見ても、自分では似合っているのかどうかわからないんですね。だって、見えないから。「眼鏡試着」と書いて「ジレンマ」とルビを振りたいくらいです。・温泉や銭湯にメガネをかけたまま入るか迷いがち(共感できる35.7%・経験がある22.7%)あまり支持率は高くなかったのですが、個人的にはものすごく"あるある"です。視界が悪くて滑りやすい温泉や銭湯では、できればメガネをしたまま入ったほうが安心できるのですが、「同性の裸をそんなにくまなくジロジロ見たいのか」と思われそうで、なかなか勇気が出ないんですよね。・スポーツなどで汗かくと、メガネずり落ちがち(共感できる43.3%・経験がある39.0%)アウトドア派からの共感を集めたのがこちらのあるあるです。「メガネ+汗=ずり落ちる」の密接な関係は、メガネユーザーにとって「酢+うっかり=むせる」や「ザリガニ+出川の鼻=はさまれる」と同じくらい切っても切り離せないものなのです。・裸眼だから海やプールで全力を出せずにテンション下がりがち(共感できる32.7%・経験がある29.3%)同じアウトドア系でも、いまいち支持率が伸びなかったのがこれ。筆者は裸眼だとほとんど何も見えず、視界一面が「モザイクでプライバシーを保護」されたような状態になってしまうので、海やプールに入っても全然楽しめないどころか、身の安全が図れずに不安なんですよ。だからといって、浜辺やプールサイドでおとなしくしていると、「メガネの形に日焼けして、パンダ顔になりがち」(共感できる15.3%・経験がある11.7%)なんてことも。しかし、この項目は実に73.0%の人が「経験がない」と答えており、今回の調査で最低の経験率でした。割と身に覚えのある筆者は、メガネ界でもマイノリティだったみたいです。そんなわけで、個人的には支持率の低さに納得のいかない項目もありましたが、そもそも"あるあるネタ"の醍醐味とは、対象への独断や偏見にすぎないことを、「みんなそうだ」と言い切ってしまう強引さの妙にあります。個人的な決めつけや思い込みのはずなのに、「でもなんかわかる!」と共感できてしまう説得力のバランスこそが、おもしろさを生むのです。次回は、対人関係やメガネユーザーが内心思っていることにまつわる「コミュニケーション編」で、ますます独断と偏見に満ちた"メガネあるある"をみなさんと共有したいと思います。福田フクスケ編集者・フリーライター。『GetNavi』(学研)でテレビ評論の連載を持つかたわら、『週刊SPA!』(扶桑社)の記事ライター、松尾スズキ著『現代、野蛮人入門』(角川SSC新書)の編集など、地に足の着かない活動をあたふたと展開。福田フクスケのnoteにて、ドラマレビューや、恋愛・ジェンダーについてのコラムを更新中です。
2015年01月26日スズキは、街中での使い勝手の良さを追求した軽量な車体に、高い燃費性能と走行性能を両立したエンジンを搭載した、新型110cc原付二種スクーター「アドレス110」を19日に発売した。アドレス110は、2014年9月にドイツ・ケルンで開催された二輪車の国際見本市『インターモト』で「Address」として発表されたスクーター。クラストップレベルの軽量な装備重量97kgによる取り回しの良さや、51.2km/Lの燃費性能と低中速域での高い加速性能を特長とし、20.6Lの大容量シート下トランクスペース、フロントインナーラック、シート開錠機能付ステアリングロックを採用するなど、日常の使い勝手の良さが考慮されている。シャープかつコンパクトに引き締まったデザインは、原付二種らしい機動力を表現し、日常の使い勝手に配慮しながらグローバルに通じる外観とした。車体色は、「ブリリアントホワイト」「アイスシルバーメタリック」「タイタンブラック」の3色を設定。価格は、20万5,200円(税込)。なお、同車は小型スクーターのグローバルモデルとして、スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーターで生産が行われ、同国での販売をはじめ、日本、アセアン諸国、欧州、大洋州に向けて輸出される。
2015年01月21日●(1)ライフスタイル編おでこにメガネをかけたままメガネを探しまわる、メガネをはずしてみたら美人だった……など、メガネ使用者に対するベタなイメージは、いまだに昭和の4コマ漫画みたいなステレオタイプが横行しています。ちなみに筆者は、小学2年生の頃からメガネを使っている生粋のナチュラル・ボーン・メガネ男子ですが、おでこにメガネをかけたことはないし、美人はメガネをかけてもたいてい美人です。あるあるネタとして全然共感できません。もっと、全国のメガネユーザーたちから「それ、あるあるー!」とシュプレヒコールが鳴り止まないような、そんなリアルでガチな(略してRGな)"メガネあるある"が知りたい、そして石井明美の『CHA-CHA-CHA』などに乗せて早く言いたい!そこで、日常的にメガネを使用している幅広い年齢層の男女300人にアンケートを実施し。本当に共感できる、そして実際に経験したことのある"メガネあるある"を調査してみました。○「おでこにメガネ」に共感する人はたった18%!調査は、メガネ使用者にありがちだと思われる行動パターンについて、あるあるとして「共感できる」か「共感できない」か、そして実際に自分が「経験がある」か「経験がない」かを回答してもらいました(複数回答可)。今回はまず、メガネユーザーが日常生活の中でついやってしまうクセを「ライフスタイル編」として紹介していきましょう。まずはこちら!・メガネしてないのにメガネに触ろうとして空振りしがち(共感できる36.0%・経験がある31.3%)メガネユーザーにとって身近な問題がこの「メガネしてるのかしてないのかわからなくなる問題」です。メガネを着用している状態が"普通"なので、たまにはずしているときも同じクセが出てしまうんですよね。・おでこにメガネをかけたまま、メガネを探してしまいがち(共感できる18.0%・経験がある14.7%)冒頭で触れた「おでこメガネ問題」ですが、どちらの回答も2割を下回るなど、案の定メガネユーザーにとってはあるあるネタとして全然リアルじゃないという結果に。ただし、老眼鏡を使っている方は、メガネを頻繁にかけ外しするので、おでこにずらしたまま「あれ、どこやったっけ? 」となることは確かに時々あるようです。・洗顔後や風呂上がりにメガネの置き場所を見失い、手探りしがち(共感できる40.3%・経験がある31.0%)メガネユーザーにとって、裸眼の状態は何もできない赤子と同じ。メガネが見つからないとプチパニックです。だったら、四六時中かけっぱなしにしておけばいいのに、と思うかもしれませんが、それはそれで次のような危険も……。・メガネをかけたまま寝てしまい、フレームが歪みがち(共感できる37.0%・経験がある33.3%)これ、酒に酔って帰ってきたり、ベッドの中で本を読もうと思ったりして横になったとき、よくやってしまいますよね。自分の顔や腕でメガネを押しつぶしてしまい、目が覚めたらフレームが歪んでいたときの「やっちまった感」は、ボディブローのように後からじわじわくるタイプの絶望です。次のページでは、共感率&経験率がもっとも高かった意外な"あるある"が明らかに!●もっとも高かった意外な"あるある"は??○メガネユーザーだからこそ実感する「鼻パッド問題」「ライフスタイル編」でメガネユーザーからの共感率・経験率がともに最高だったのは、意外にもこんな項目でした。・鼻にシリコンパッドの跡が付いて、鳩みたいになりがち(共感できる56.7%・経験がある49.7%)これ、メガネ使っている人ならわかりますよね! メガネをはずすと、鼻がパッドの形に赤くなったりへこんでいたりする"あの現象"“です。パッドを鼻に強く押し付けすぎているのかもしれませんが、もうそれで慣れちゃっているので、調整すると逆に違和感があるんですよね。鼻当てパッドについては、「鼻のシリコンパッドに緑色のカビみたいの生えがち」(共感できる34.7%・経験がある33.0%)という項目も。ちなみにあの緑色のやつは、銅が腐食してできる「緑青(ろくしょう)」というサビの一種です。・着ている服の裾や袖でメガネ拭きがち(共感できる52.3%・経験がある49.0%)ささいなあるあるですが、これも高い共感率&経験率をマークしました。専用のメガネクリーナーで拭いたほうが良いことはわかっているのですが、いちいち取り出すのが面倒で、ついシャツの裾や袖でレンズを拭いてしまうことは多いと思います。そんなときは、「メガネを拭くとき息でレンズくもらせがち」(共感できる50.7%・経験がある48.3%)というクセもセットで発動するパターンが多いようです。しかし、あんまり雑に拭いていると、こんな悲劇も。・ただの汚れかと思ったら、キズが付いていてへこみがち(共感できる51.0%・経験がある43.0%)気を付けているつもりなのに、ある日突然、細かいキズが霜降りのようにたくさん付いていてショックを受けたことありませんか? 私はよくあります。悲しいので妖怪のせいだと思うようにしています。・古いメガネフレームを捨てずに取っておきがち(共感できる48.7%・経験がある40.0%)これもすごいよくわかります! メガネ屋で新しいフレームに替えるとき、取っておいても絶対使わないのに、つい古いのも引き取っちゃうんですよね。自分が貧乏性なだけかと思っていたので、同じ人が多いと知ってちょっと嬉しくなりました。さて、あなたが本当に共感できる"メガネあるある"は、ありましたか? 次回は、「ハプニング編」としてメガネにまつわる失敗やミスのあるあるを取り上げ、引き続きステレオタイプな"メガネあるある"を撲滅していきたいと思います!福田フクスケ編集者・フリーライター。『GetNavi』(学研)でテレビ評論の連載を持つかたわら、『週刊SPA!』(扶桑社)の記事ライター、松尾スズキ著『現代、野蛮人入門』(角川SSC新書)の編集など、地に足の着かない活動をあたふたと展開。福田フクスケのnote にて、ドラマレビューや、恋愛・ジェンダーについてのコラムを更新中です。
2015年01月19日スズキはこのほど、大型スポーツバイク「バンディット1250S ABS」を一部改良して15日に発売すると発表した。バンディット1250S ABSは、コンパクトな車体やトルクフルで扱いやすいエンジンなどを特徴とする大型スポーツバイクのロングセラー。中低速からの力強いトルク感と扱いやすさに加え、高い動力性能と静粛性を実現した水冷4気筒エンジン(4サイクル 1,254cc)を搭載し、シート高を二段階(790mmと810mm)に手動調節できる可変シート高機構や、電子制御式ABSが装備されている。今回の一部改良では、ハーフカウルの形状を変更して空気抵抗の低減を図ったことで、高速走行時の快適性を向上。また、黒色のフレーム及びホイールを採用し、全体的に引き締まった印象としている。フレームとホイールに合わせてハンドル固定部位にも黒色塗装を施し、ハンドルバーの色はマットシルバーに変更。車体色は、新採用の「キャンディダーリングレッド」のほか、「グラススパークルブラック」「パールグレッシャーホワイト」の3色を設定した。バンディット1250S ABSの価格は、111万2,400円(税込)。
2015年01月14日松尾スズキが監督を務め、『恋の門』以来10年ぶりに松田龍平とタッグを組む映画『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』の特報が解禁された。『ジヌよさらば ~かむろば村へ~』特報映像本作は、いがらしみきおの人気漫画『かむろば村へ』を原作に、ジヌ=銭と決別する宣言をした主人公が、なにも売らず、なにも買わずに生きていこうとする姿を描くスラップスティックコメディ。松田が演じる主人公は、現金に触るだけで失神してしまう“お金恐怖症”になってしまった銀行マン・タケ。前代未聞の深刻な病を患った彼は、銀行の仕事を続けられなくなり、逃げるように山奥にある小さな村・かむろば村へ転がり込む。そこでタケは「一銭も使わずに生きていく」と宣言するも、村人たちは突然やってきて妙なことを口走る青年を奇異な目で見る。このほど公開された特報映像には、クセの強い村の住人を演じる阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、松尾スズキらも登場。病院も学校も警察もない過疎の村で、現代の生活に必要不可欠な携帯、電気、そしてお金を使わず、タケはどのように生活していくのか? 毎作、観客をアッと驚かせる設定とキャラクターを用いて、観る者の常識や虚栄心や嘘を容赦なくはぎとってきた松尾スズキが“ジヌ=銭”を使ってどんな世界を作り出し、どんなメッセージを描き出すのか気になるところだ。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』2015年4月4日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー
2014年12月26日松田龍平と松尾スズキという『恋の門』の主演&監督コンビが10年ぶりにタッグを組む映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の公開日が、2015年4月4日(土)に決定。併せて、ママちゃりを駆る松田さんを始め、松たか子、阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行ら豪華な共演陣がズラリと顔をそろえたポスタービジュアルが解禁となった。銀行マンとしての資質がなかったのか、深刻な“お金恐怖症”に陥ったタケ(松田龍平)。彼は逃げるようにして、過疎化が進む小さな村“かむろば村”へとやってきた。だが、「ガスも水道も携帯電話も要らない!もう現金は使わない!」と宣言したものの、暖房のないボロ家で暮らし始めた初日に風邪をひく始末。田舎暮らしを甘くみていたタケだが、面倒見のいい村長・与三郎(阿部サダヲ)が経営する村唯一のスーパーで雇ってもらうことになり、バイト代は食材の現物支給に。田んぼや畑の仕事を村人たちに教えてもらいつつ、なんとか物々交換と自給自足生活になじみ始めたある日、怪しい男(松尾スズキ)が村に現れ……。「ぼのぼの」「I(アイ)」など、独特の世界観で多くのファンを持つ、いがらしみきお原作の人気漫画「かむろば村へ」を、俳優としても活躍する「大人計画」の松尾スズキが監督と脚本を手掛けて映画化。松田さんが演じる、現金に触るだけで失神してしまうという前代未聞の“お金恐怖症”になってしまった元銀行マンを主人公に、“田舎の現実”をユーモラスに描き、いがらしみきおワールドの温かくてシュールな世界を映像化する。“ジヌ”とは、物語の舞台となる、病院も学校も警察もない過疎の村“かむろば村”の地方の言葉で「銭(ぜに)」のこと。仕事を続けられなくなり、逃げるようにやってきた山奥の村で、主人公・タケは「お金を一銭も使わずに生きていく!」ことを決めるが、果たして現代の日本、そんな夢みたいな生活ができるのか…?今回到着したビジュアルには、かむろば村へやってきた松田さん演じるタケが、ハチマキを巻いてママチャリで村を駆ける姿が。そして、彼の周りを取り囲むように、世話好きの村長の与三郎役の阿部サダヲ、与三郎の美人妻・亜希子役の松たか子、高齢化率40%の過疎の村に咲く一輪の花、女子校生の青葉役の二階堂ふみ、自他ともに認める村の神様“なかぬっさん”こと西田敏行ら、ひと癖もふた癖もあるキャラクターが勢ぞろい。さらに片桐はいり、モロ師岡、荒川良々、皆川猿時、そして与三郎の過去の秘密を握るヤクザ・多治見を演じる松尾監督の怪しげな(?)姿も見える。松田さん史上、最強に“ヘタレ”といわれる若者・タケが、温かくも強烈な人たちばかりのかむろば村でどんな騒動を巻き起こすのか。さらに期待が高まるビジュアルとなっている。『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は2015年4月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月06日人柄はメガネフレームにあらわれる?そんな考えにとらわれた筆者による、勝手プロファイリングを2回にわたり展開します。“メガネ男子”という言葉は、女性が語る“萌え&フェチ”の一大流派として今やすっかり定着しました。私のように、小学校2年生の頃からメガネをかけていた生粋のヘビーメガネユーザーからすれば、メガネに“ファッションアイコン”や“モテアイテム”としての意味が出てしまうのは、正直、荷が重いです。何も考えずに着ていたTシャツの英字プリントが、ある日突然“恥ずかしい意味”だと知らされたような気恥ずかしさと責任感すら感じます。しかし、時は群雄割拠のメガネ男子戦国時代。純粋に視力矯正のためだけにのびのびとメガネをかけていられたあの頃にはもう戻れません。どんな色や形のメガネフレームを選ぶかは、その人が“どんな自己主張をしたい人間なのか”をあらわす格好の材料。いわば、メガネのフレームが、その人の“キャラのフレーム”を規定するといっても過言ではないのです。そこで、“人格はフレームに宿る”を合い言葉に、「こういう人はこのフレームを選ぶとよい」ではなく、「このフレームをかけるのはこういう人」と、フレームから逆算して男子の性格やキャラクター、生活スタイルを、筆者の独断と偏見とこれまでの経験から、勝手にプロファイリングしてみたいと思います。○二次元キャラによくいる――角型アンダーリム(銀色)32歳。都内の私立大学の教育学部を卒業。テニサー出身です。現在は、ソーシャルゲーム事業が好調なIT企業に勤務。社内の広報(24歳)と付き合っています。仕事はできますが、口癖は「ダメ上司」で、他人をすぐdisる傾向あり。合コンでは安易に「俺、ドSです」と言うタイプです。芸能人のように、フジテレビのことをあえてコールサインである「CX」、ニッポン放送のことを「LF」と言いたがります。休日の出没エリアは恵比寿~広尾。好きなバンドはサカナクション。一番最近読んだ本は『嫌われる勇気』です。【フレーム例】『銀魂』の伊東鴨太郎、『東京喰種』の西尾錦、『ヘタリア』のたいがいのキャラ、など○オーソドックスな卵型――オーバル型(黒)26歳。関東近郊の国立大学の政経学部を卒業。不動産会社で営業をしています。聞いたことはあるけど、どこにあるのかわからない土地に住んでおり、口癖は「なるほどですね」。体型はジャスト「中肉中背」です。高級中華料理店に入っても、さんざん悩んで結局酢豚を頼んじゃうタイプ。そして「酢豚にパイナップルはないわー」みたいな話を今さら蒸し返して場を静まらせるタイプ。大学時代から長期的に付き合っている彼女がいますが、「彼女どんな人?」と聞かれても、かたくなに「いや、普通っすよ」としか返さず、ちっとも説明してくれません。【フレーム例】『銀魂』の志村新八、『テニスの王子様』の手塚国光、『ハチミツとクローバー』の真山巧、など○存在感あるおしゃれメガネ――スクエア型(黒)22歳。地方の美大の映像科に在学中のバンドマン。バンド名は「フェインティング・ゴート(死んだフリするヤギ)」で、担当はベースです。顔が広いので、Facebookに投稿した「俺の作ったチャーハン自慢」などのしょうもない写真にたくさんの「いいね!」が付きます。典型的な大学デビューを果たしたタイプで、高校時代までのあだ名は「ナイキさん」(うわばきにマジックでナイキのマークを描いていたから)。名前がキラキラネームであることを密かに恥ずかしいと思っています。カツ丼作ってと言われてソースカツ丼を作っちゃうような、「合ってるんだけどなんかズレてるんだよなあ」という性格。つい最近まで「河豚」を「いるか」と読んでいた、ちょっと天然が入っているところも憎めない魅力です。【フレーム例】『となりの関くん』の関俊成、『ハイキュー!!』の月島蛍、『テニスの王子様』の乾貞治、など※(後編)では、丸型、ウェリントン型などをプロファイリングします。福田フクスケ編集者・フリーライター。『GetNavi』(学研)でテレビ評論の連載を持つかたわら、『週刊SPA!』(扶桑社)の記事ライター、松尾スズキ著『現代、野蛮人入門』(角川SSC新書)の編集など、地に足の着かない活動をあたふたと展開。福田フクスケのnoteにて、ドラマレビューや、恋愛・ジェンダーについてのコラムを更新中です。
2014年11月28日女優の松たか子が、第1子を妊娠したことを公式HP上で11月27日(木)に発表した。直筆で書かれた文面を「ご報告」と題してアップした松さん。「私事ですが、ご報告があります。」と前置きし、「このたび、新たな命を授かることができました。私達夫婦は今、深いよろこびでいっぱいです。」と夫・佐橋佳幸(音楽プロデューサー)と喜びを噛みしめている様子。さらに「出産は来春を予定しております。仕事に関しましては、出来る限りのベストを尽くすつもりでおりますので、どうぞ、静かに見守っていただければ幸いです。」とし、「最後になりましたが、ご理解 ご協力いただいている関係者の皆様に、心からの感謝をお伝えしたいと思います。」と結んでいる。今年、大ヒットしたディズニー映画『アナと雪の女王』の日本語吹き替え版を担当したことで、改めて歌唱力の高さが注目された松さん。今年のNHK紅白歌合戦に出場か?と一部で報道されていたが、実現には至らなかった。今回の発表で「合点がいった!」という人も多いのではないだろうか。松さんの今後の出演作としては、木村拓哉・主演の人気ドラマの映画化『HERO』(公開:2015年7月18日)で雨宮舞子役としてスペシャルゲストで、さらに松尾スズキが監督を務める松田龍平・主演作『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(公開:2015年春)などがすでに発表されている。(text:cinemacafe.net)
2014年11月27日スズキは12月11日、軽量・低燃費の50cc原付一種スクーター、新型「レッツG」を発売する。1996年の発売以来、軽さと扱いやすさで好評のロングセラー「レッツ」シリーズの全面改良モデルで、新型エンジンにより54.8km/リットルという低燃費を実現した。「レッツ」シリーズは通勤・通学など日常生活の足として高い人気を誇る。今回、全面改良された「レッツG」が12月11日に発売された後、ベーシックな仕様でより低価格とした新型「レッツ」も2015年3月13日から販売開始されるという。両モデルとも、新開発のフューエルインジェクションシステムを採用した新設計エンジンを搭載。WMTCモード測定値で54.8km/リットルの低燃費を実現した。ガソリンタンク容量を従来モデルの4.5リットルから4.8リットルに増量し、航続距離を延ばした。シート下のトランクスペースはフルフェイスヘルメットが収納できる広さを確保し、1リットルのペットボトルや小物の収納に便利なフロントインナーラックも装備している。スタンドがけを容易にするスタンドグリップやフラットフロアボードを工夫することで、ゆとりのある足元スペースをP実現するなど、さらに使い勝手の良い改良を行っている。ボディカラーは、「レッツG」「レッツ」にそれぞれ異なる4色をラインアップ。「レッツG」では質感の高い塗装を施し、車体色に合わせたインナー色も用意した。ミラーやグリップエンドをメッキ仕上げとし、高級感を高めている。価格は、「レッツG」が15万4,440円、「レッツ」が14万3,640円(ともに税込)。
2014年11月20日スズキは12日、同社の軽乗用車「ハスラー」が、日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)主催による「2015年次 RJC カー オブ ザ イヤー」を受賞したと発表した。RJC カー オブ ザ イヤーは、2013年11月1日から2014年10月31日までに発表された国産車を対象とし、RJC会員の投票によって選出。スズキ車が同賞を受賞するのは、「ワゴンR」(1993年)、「ワゴンR/ワゴンRスティングレー」(2008年)、「スイフト」(2005年 / 2010年)に続く5度目となる。RJCによる受賞理由は、「ライトな感覚の軽自動車SUVとして新しいジャンルを開拓した。動力性能ばかりではなくボディカラーなど色に対する配慮も行き届いている。しかも街乗りにも充分な快適性を備えている。広い意味でユーザーに夢を与えてくれるクルマである。家族でも、一人でも、ペアでも楽しめる。その懐の深さと新鮮さを高く評価した」とのこと。ハスラーは、軽ワゴンタイプの乗用車とSUVを融合させた、新しいジャンルの軽乗用車として2014年1月に発売。広い室内空間と日常での使いやすさに加え、起伏のある路面を走行する機会が多い人に向けた「アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」をコンセプトに開発されている。発売から10月末までの届出台数は8万6,918台。
2014年11月12日スズキは5日、若年女性向けの専用デザインを採用している軽乗用車「アルト ラパン ショコラ」の「X」グレードに、ブラウンを基調とした内装色を設定して発売した。今回追加した内装色は、「キャラメルブラウン」をテーマにブラウンやベージュを基調とし、「X」グレードの「フェニックスレッドパール(赤)」をはじめとする5つの車体色に設定。従来の「アイボリー内装(フランボワーズホワイト)」とあわせて、2つの内装色から選択可能とした。これにより、同車の魅力の1つである"スイーツのような色使いのインテリア"のバリエーションを充実させ、より自分らしい1台を選べるようにしたとのこと。ブラウン内装の主な特長は、ブラウンを基調にベージュのキルティングを組み合わせ、キャラメル色のパイピングをアクセントとしたレザー調シート表皮、ベージュのレザー調ドアトリムクロス、アイボリーを基調にキャラメル色で縁取ったインパネガーニッシュ、「Lapin」ロゴが入ったキャラメル色のステアリングセンターエンブレムとなっている。アルト ラパン ショコラ Xの価格は、2WD車が140万1,840円、4WD車が153万3,600円(いずれも税込)。
2014年11月05日スズキは4日、福祉車両ウィズシリーズの「スペーシア 車いす移動車」に、レーダーブレーキサポートをはじめとする先進の安全技術を全機種に標準装備したほか、購入しやすい価格の「E」グレードを新設定して発売した。「スペーシア 車いす移動車」は、車両後部のテールゲート一体型スロープにより、車いすでのスムーズな乗り降りを可能とし、介助する人の負担を軽減した軽乗用車がベースの福祉車両。今回の一部仕様変更では、全機種にレーダーブレーキサポート「衝突被害軽減ブレーキ」をはじめ、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESP(車両走行安定補助システム)といった先進の安全技術を標準装備している。また、ベーシックな仕様で購入しやすい価格の「E」グレードを新設定したほか、「G」と「X」グレードは、メッキフロントグリルを新たに採用した外観とし、購入しやすい価格に見直されている。「スペーシア 車いす移動車」の価格は145万5,000円~166万円(いずれも税込)。
2014年11月04日スズキは、フランス・パリで10月2日~19日の日程で開催されている『2014年パリモーターショー』(一般公開は10月4日~19日)にて、新型コンパクトSUV「ビターラ(VITARA)」を初公開した。新型ビターラは、同社が培ってきた本格四輪駆動車やクロスオーバーSUVとしての資質を受け継ぎながら、デザイン・走行性能・安全性能・環境性能など、あらゆる面で進化させた全く新しいコンパクトSUV。走行性能を追求しただけでなく、ユーザーのライフスタイルを反映できるクルマとして開発したとのこと。同車は、スズキのハンガリー子会社であるマジャールスズキが2015年初めより生産し、欧州各国への供給を行っていく。ビターラは、同社が1988年に欧州市場に投入したコンパクトSUV。洗練されたデザインに本格的四輪駆動性能を持ちながら、日常の生活でも便利に使えるなど、都市型コンパクトSUVのパイオニアとして高い評価を得ている。1998年には、オンロードでの性能を向上させたクロスオーバーSUV「グランド ビターラ(GRAND VITARA)」を発売。2005年には、グランド ビターラにフルタイム4WDシステムや四輪独立懸架式サスペンションなどを採用し、高いオフロード走行性能とオンロードでのスムーズで快適な走行性能を両立させている。
2014年10月03日スズキは10月より、中型セダン「シアズ(CIAZ)」をインド国内にて発売し、その後は、中近東・中南米・アフリカ諸国にて順次発売すると発表した。また、中国でも「アリビオ(ALIVIO)」名にて2014年末までに販売開始の予定。シアズは、同社が2014年2月の『第12回インド・オートエクスポ』に「コンセプト シアズ(Concept CIAZ)」として出品したコンセプトモデルの量産車。重厚・優美なデザインで安定感のある本格的セダンスタイル、広い室内スペースと後席の快適性、クラス最高の低燃費、優れた安全性能、進化したマルチメディア機能や数々の先進装備類を特長とした中型セダンとなっている。生産はインド子会社のマルチ・スズキにて行われ、同国にて販売するとともに、中近東・中南米・アフリカ諸国等への輸出もインドから行っていく。また、中国の合弁会社である重慶長安鈴木が、中国市場に向けて2014年中に生産を開始する予定。
2014年10月02日スズキは、9月30日から10月5日の期間にドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト」で発表した、スポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom650XT ABS」を、10月10日に日本で発売する。V-Strom650XT ABSは、街乗りから長距離ツーリングまで楽しめるツーリングモデル「V-Strom650 ABS」に、冒険をイメージさせる新デザインのフロントカウルを採用し、ホイールには低速域での衝撃吸収性を高めるチューブレスタイヤ対応のワイヤースポークホイールを装着したモデル。V-Strom650 ABS共通の、大型風防や大容量の燃料タンク、座り心地の良いシート、多機能メーターなどを装備し、力強く扱いやすいV型2気筒エンジン(4サイクル 645cc)や快適な乗車姿勢によって、街乗りから山岳路、高速走行まで多彩なバイクライフに対応している。車体色は、「マットフィブロイングレーメタリック」「トリトンブルーメタリック」「パールブレーシングホワイト」の3色を設定。価格は95万400円(税込)。
2014年10月01日