平日は仕事や育児で慌ただしく、片付けまで手が回らない。スッキリ過ごしたい気持ちはあるけど、片づける時間がまとめてとれない…。毎日の片づけが負担でなかなか続かないという方には、1日3回に分けた「ちょこっと片づけ」がおすすめです。整理収納アドバイザーである筆者が、実践している片付け方法と合わせて、習慣化しやすいポイントをお伝えいたします。片づけを後回しにすると、マイナス思考になりやすくなるかも日常の中で、やりっぱなし・出しっぱなし・見ないふりが多くなってしまうと、このように感じることはありませんか?・ものが邪魔になって、やりたいことにすぐ取り掛かれない・探し物が多くて、余計な時間がかかってしまう・汚れが溜まって、ますます掃除や家事が面倒に感じる・散らかった部屋を見て、体も心もさらに疲れを感じてしまう筆者自身も仕事が忙しくなると、読み途中の本を積み上げてしまったり、洗濯物をたたむのが後回しになったり、ついつい家事を少しずつ後ろ倒しにしてしまいがちです。すると、「なんだか最近うまくいかない」と感じることが多くなり、できていないことに目が向いて、徐々にマイナス思考になりやすいと感じています。「どうせうまくできないし」とか「やっぱりダメだなぁ」と落ち込んでしまうと、家でもリラックスできなくなってしまうかもしれません。片付かないことで気持ちの面でも休まらないと少しでも感じるなら、1日3回の「ちょこっとお片づけ」を取り入れることがおすすめです。負担にならない1日3回のちょこっとお片づけ平日の片づけは、負担になりすぎないように短時間、最低限でOK。出掛ける前と帰宅後、寝る前の3回に分けて行ってみましょう。(1)出掛ける前の3分でできること・朝使ったものを元に戻す洗面所に出しっぱなしのブラシ、コーヒーを飲んだカップ、テーブルの椅子など、「朝使ったものは、朝のうちに戻しておく」と意識すると、帰宅後に疲れた体で後片付けをしなくてすみますよ。・落ちているものを拾う洗面所の髪の毛、ティッシュ、脱いだパジャマなど、床に落ちているものはとりあえず拾っておく行動をクセにしましょう。散らかったままにならず、いつもきれいな印象のお部屋をキープできます。(2)帰宅後5分でできること・バッグを定位置に戻す帰宅後、バッグを椅子や床に一旦置いてしまうと、後で片付けるのが面倒に感じてしまうことはありませんか?バッグは壁にフックをつけるなどして、「吊るす定位置」を決めておくと置きっぱなしを防げます。・不要な郵便物はその場で捨てるポストに入っていたチラシやDMは、他の郵便物と一緒に置かず、その場で仕分けて処分します。住所はマジックで黒く塗る、ビニールははさみで切り取ってすぐに分別する…など、早めに手放す行動を意識してみましょう。・買い物袋は調理台の上に乗せる重い買い物袋は床に置かず、ひとまず調理台に載せるのがおすすめです。床に置くと放置しても見えにくくなりますが、調理台にあると必ず目に留まるので、片づけよう!と行動しやすくなります。(3)寝る前10分でできること・朝洗濯するものを洗濯カゴに入れておく洗濯は、意外と時間がかかるもの。朝一番すぐにスタートできるよう、夜のうちに洗濯物を洗濯かごに集めておくと、朝家事の手間と時間を削減できます。・テーブルの上に何も置かず、まっさらにする読みかけの本や確認前の書類、食べかけのお皿、こぼれた食べカスなど、食事をしたり作業をしたままになりがちなテーブルの上。寝る前には何もない状態にリセットする習慣で、すっきり気持ちのよいダイニングになりますよ。・今日のゴミは、今日のうちにゴミ箱へ捨てるキッチンシンクの生ゴミ、洗面所やリビングに放置されているゴミなど。特に空き缶やペットボトル、お菓子の袋などは、放置しておくと嫌なニオイの原因にもなってしまいます。今日出たゴミは今日のうちにゴミ箱へ捨てておくようにしましょう。・玄関の靴の向きを揃える靴の向きがすっきり揃っていると、家族も気持ちよく出かけられます。ちょっとした事ですが、やるとやらないとでは朝の気持ちよさが大きく違いますよ。おわりに筆者は短時間のちょこっとお片付けを進めていくことで、家事の後回しグセが少しずつ減るようになりました。片づけができると、次の家事にもスムーズに取り掛かれて、作業時間の短縮になります。ご自分のライフスタイルに合わせて、短時間でできるお片付けのポイントを見つけるヒントになれば幸いです。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年02月19日40歳を過ぎて自然と増えてきた体重。気が付けば一番痩せていたころよりも8kgも太ってしまい、身長158cmで体重60kgとなっていました。しかし、ひょんなことがきっかけで体重が自然と4kg減っていたのです。体重が減った理由をお伝えします。★関連記事:「Mサイズの服が着られるように」52歳、通勤手段を変えたら1年で10kg以上の減量に成功!きっかけは台風一過の窓掃除片付けそのものが苦手だった私。そんな私が家の片付けにハマったきっかけは台風でした。雨風が一晩中窓ガラスを強くたたきつけた後、翌朝にはうそのように空が明るくなっていました。北側の寝室の窓を開けようとしたとき、ガラスに黒くて細かい点々が。なんとそれは網戸についていたホコリでした。ガラスの掃除をすると部屋がぱっと明るくなり、それが楽しくなった私は夢中になって、部屋中を拭きたくなったのです。何年も読んでいないホコリの積もった本に目がいきました。そして、この先読むこともない本を置いていても部屋がくすむと思ったのです。そのとき、長年うだうだと考えて処分できなかった本をあっさり手放すことができました。いらない本を捨てると、本を入れていた本棚もいらなくなります。手放す物がどんどん増え、部屋が広くなっていき、部屋の印象も明るくなりました。すっかり爽快感を覚えてしまった私は寝室だけでは物足りなくなり、玄関、洗面所と移動しながら物を片付けていきました。物がなくなって風通しがよくなると気分もスッキリしてきました。そして片付けは家の中で一番物が多く、片付けにくかった台所へと進みました。台所の片付けをして気付いたこといよいよ台所。物が多く、食事の準備や後片付けでせわしなく動き回る場所なので、片付けをしようと思ってもなかなか進まない場所でした。ところが、寝室・玄関・洗面所と勢いが付いてくると、今までやろうとしなかったのがうそのように片付けが進みます。びっくりしたのは冷凍庫の奥底にあった保冷剤の数々でした。いつか使おうと思ってずっとため込んでいたのです。他にも賞味期限の切れた食品や、使っていなかったプラスチックのフタ付き容器など次々に出てきました。保存がきくからと特売の日に買い込んでおいて、そのまま忘れていた加工食品もどっさり。無駄にしてしまった食品を見ながら、普段の食事は本当に必要な物を買えばそれで足りるのではないかと反省をしました。物と一緒に体重も4kg減った!片付けの作業を進めていくと、自分にとっている物かいらない物かがわかるようになってきました。そして、自然と無駄づかいが減りました。特に特売のチラシにつられて買うということが減ってきたのです。自然と必要な物だけを買い、家にある物を組み合わせて食事を作るようになりました。そして、片付けをすることでうれしい結果が。物と一緒に私の体重も4kg減っていたのです。ハッキリとした要因はわかりませんが、① 片付けで食事の量がコントロールできるようになったこと② 家の中を動き回るので運動量が増えたこと③ 片付けによってストレスが減ったことがあったからではないかと思います。いろいろなダイエットに挑戦しても効果がなかったのに、片付けをして体重が減るとは思いませんでした。まとめ台風というひょんなきっかけで始めた片付けでしたが、ダイエットといううれしい効果をもたらしてくれました。しかし、本格的なダイエットをするともっと効果が出てくるかもしれません。これをきっかけに挑戦してみたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。イラスト/村澤綾香著者/おかひじき(47歳)「女は40を過ぎてはじめておもしろくなる」というココ・シャネルの言葉が大好きな男の子3人のシングルマザー。書くこと、食べること、写真を撮ることが大好き!
2023年02月06日まだ寒い日が続きますが、そろそろ春服をチェックしたくなる時期ですよね。惰性で着まわしているくだびれた冬服があるなら、お別れするのにちょうどいいかもしれません。そこで今回は、ファッションライターの筆者が、冬服を捨てる基準や春コーデへの取り入れ方をご紹介。厳選されたアイテムだけのクローゼットで、春コーデの準備を始めてみませんか?1.“秋”をイメージさせるブラウン系の服ブラウンやボルドーは、秋はじめに欲しくなるカラー。冬素材なのでまだまだ着ることはできますが、少し着飽きた感じになってしまうのも事実。洋服を整理する際は、季節やコーディネートに合ったカラーを意識してみてもいいかもしれません。春色トーンならウール素材でも軽やかな雰囲気に冬素材でも、春をイメージさせる淡いトーンやライトカラーを身に着ければ、春らしい装いに。春に着ることの多い「トレンチコート」に合うかを基準に判断すると、イメージしやすくなるはずです。春先も肌寒い日は意外と多いので、まだまだ着る頻度は高そう!2.分厚いニットボリュームのあるニットは、それだけで冬らしいスタイリングに。ですが「ニット×ボトム」の組み合わせを着すぎて、マンネリ気味になることもあるのではないでしょうか。レイヤードで寒さ知らずまだまだ寒い日も多いので、分厚いニットは手放しにくいかもしれません。ですが春待ち服として持っている裏起毛のスウェットがあれば、十分温かく着られるかも。最近は特に、インナーの機能がアップしています。薄手で保温力に優れたインナーをレイヤードさせると、厚手ニット1枚と同等の温かさを手に入れることができるでしょう。ニットは、春に向けてシャリ感のあるものやコットン素材のものを残しておくのがおすすめ。こちらもシャツやハイネックTシャツとレイヤードすれば、寒さ対策もバッチリです。3.型崩れや毛玉が多いニットやタイツ着倒して型崩れしたヨレヨレのニットもサヨナラしましょう。部屋着としても“二軍落ち”しているのであれば、そろそろ手放すべきタイミングなのかも。同様に、毛玉の多いタイツも処分対象。冬が終わる前にジャッジすることで、春の衣替えシーズンに大がかりな検討をせずに済みます。ダメージの少ない服は冬が終わる前にリサイクルショップへまだ冬真っ只中の今、クローゼットの見直しをおすすめする理由は2つ。1.シーズン中なのでリサイクルショップでも買い取ってもらいやすい手放したい冬服の状態がいい場合は、リサイクルショップに持ち込んでみましょう。エコにつながるだけでなく、オフシーズンよりも良い値段で買い取ってもらえるかも。2.春コーデに必要な服がわかるクローゼット全体を確認することで、春に買い足すべきアイテムがハッキリ見えてくるはず。手持ちの服と似たものを買ってしまう失敗も少なくなり、本当に買うべき必要な服を見極められるようになるでしょう。春待ち服で残りの冬を乗り切ろう!惰性で着ていた冬服とサヨナラすることで、ワードローブも気持ちも春へ。今ある冬服から「残す」「しまう」をジャッジして、厳選された“一軍だけ”のクローゼットで、少しずつ春コーデの準備を始めてみませんか?文/桐生奈奈子
2023年01月31日ゴチャゴチャした家の中をスッキリ整理するための収納ケース。上手に活用すると、モノの定位置がしっかり決まり、ストック整理もしやすくなります。しかし、たくさんの種類が売られていると、どんな収納ケースを選べばいいのか悩んでしまうこともありますよね。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が「買わなきゃよかった!」と後悔した収納ケースの特徴をご紹介します。買って後悔した収納ケースの特徴3つ筆者宅では、以前は北欧風のおしゃれなカゴや、壁に吊り下げるタイプの収納を取り入れていました。しかし、出しっぱなしの収納には“とりあえず”モノを入れてしまい、結局中身が整理しきれず、デメリットのほうが大きいと感じるようになりました。現在は、出しっぱなしにしている収納ケースはありません。家の中のものは、ほとんど戸棚や引き出しにしまっています。モノを戸棚や引き出しにしまうとお部屋の見た目がすっきりとして、空間にゆとりを感じられるようになります。しかし、戸棚や引き出しの中に“とりあえずモノを押し込むだけ”にならないよう、収納ケース選びにも工夫が必要です。筆者が「買って失敗した!」と思った収納ケースには、3つの特徴がありました。1.中身が見えないと在庫管理が難しい・真っ白なケース・蓋があるケース・棚とぴったり同じ高さのケース食材や消耗品などのストックを不透明な真っ白いケースに入れると、在庫がいくつあるのか把握しづらく、余計なストックを持ってしまったり、賞味期限切れに気づけなかったりすることがありました。戸棚収納は、中身が見えやすいケースを選ぶことがおすすめです。素材・色・メーカーがバラバラのケースだと収納に統一感がなくなり、見た目の印象がより散らかって見えてしまうことがあります。できれば半透明か穴が開いているプラスチック製のものでまとめると、全体的にすっきり整って見えますよ。また、蓋を締めて使うケースは、上に重ねてしまうと中身が取り出しづらく、意外と使いにくいもの。たくさん置けるからといって、収納の上に収納を重ねる方法はあまりおすすめしません。棚収納の場合、棚の高さとぴったり合ったケースは引き出さないと中身が確認できないため、在庫管理がしづらくなります。キッチン戸棚の食材を入れるケースは、棚板との間に余裕があるものを選ぶと上からモノを入れやすくなり、引き出すのもラクです。少しの余裕を持たせることで、収納ケースの使い勝手や、ストック管理のしやすさにつながりますよ。2.サイズが合っていないと使いづらい・大は小を兼ねると思って買った大きめのケース・仕切りが細かいケース・奥行きが深い衣装ケースSNSで見かけて「便利そう!」と思って買った収納ケースを、結局上手に使いこなせなかった……と感じたことはありませんか?使いやすそうと思って買っても、実際は自宅のスペースに合わない収納も多くありました。「たくさん入りそうだから」と大きい収納を選ぶと、モノを入れすぎて重くなりすぎてしまいます。「小分けしやすそうだから」と細かい仕切りが付いた収納を選ぶと、戻す際に時間がかかったり、入れたいモノとサイズが合わなかったりすることも。収納アイテムを買う際に大切なのは、“何を入れるかを決めて”から買うこと。収納ケースを買う前に、まずはモノの整理をしておきましょう。入れたいモノを収納するのに必要な大きさを事前に測り、ネットなどでリサーチしてから購入すると失敗は少なくなります。あくまでも中身があって、収納する場所を決めてから、収納ケースを購入する。この順番が大切ですよ!3.見た目重視で購入したけど不必要だった・おしゃれなカゴケース・折りたたみコンテナケースナチュラルな雰囲気が気に入ったカゴ収納のケースも、筆者宅には合いませんでした。カゴ収納は出しっぱなしでもおしゃれに見えますが、網目にほこりが溜まりやすく手入れも面倒に。そもそも出しっぱなしを素敵に飾るセンスがないと気が付いたので、カゴ収納はやめました。折りたたみコンテナケースは、使わないときは省スペースで保管できる便利なアイテム。しかし、使ってみると中身が空になることはほとんどありませんでした。折りたたみコンテナだと厚みと重さが出てしまうので、普通の収納ケースで充分だったと感じています。後悔しない収納ケースを選ぼう筆者は整理収納アドバイザーだからこそ、これまでたくさんの収納ケースを購入して数々の失敗をしてきました。その度に自宅に合わない原因を考えて次の買い物に活かしてきたので、今は収納選びの失敗が少なくなり、すっきりとした暮らしをキープしています。自分が「後悔した収納ケース」の特徴を振り返って、片付けの参考にしてみてくださいね。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年01月29日「ものが多すぎる気がする」「片付けるタイミングが分からない」…そんなお悩みのある方は、季節に合わせて整理整頓を見直せるように、年間計画を立ててみましょう。整理収納アドバイザーである筆者が、ものを手放したり見直したりする際におすすめのポイントをご紹介します。季節に合わせた「“手放す”ための年間計画」1年間の暮らしの流れに合わせて、ものを整理する場所を決めておくと、こんなメリットがあります。・季節のイベントに合わせて整理するので、忘れずに行える・手放すことで、本当に大切にしたいものが明確になる・不要なものをこまめに処分しておくと、収納も掃除もラクになる先を見通して身の回りの整理整頓を進めることで、季節に合ったものの準備や収納方法の見直しがスムーズになります。ほどよい余白のあるスッキリとした生活を目指して、ぜひ整理計画を立てておきましょう!手放すタイミングを逃さない!1・2月リビング周り寒くてお家にこもりがちな季節は、リビング周りの整理に注力するのがおすすめです。積んだままの本や雑誌、ほこりをかぶったインテリアなどなど…。“いつもの風景”になってしまっているゴチャゴチャしたものたちを、ゆっくり整理整頓する時間を作ってみてください。一気に明るく気持ちの良いお部屋になりますよ。薬箱寒い時期はとくに、感染症や体調不良の心配が増えがちです。いつもらったか分からない処方薬や消費期限切れの市販薬があれば処分して、新しい常備薬を揃えておきましょう。3・4月書類の整理職場環境が新しくなったり進学したりすると、プリントや書類を受け取る機会が多くなるでしょう。紙類は溜めてしまうと重くなり、整理の時間も手間もかかりがち。書類やプリントの要不要は、なるべくその場で判断して処分してしまうほうが、あとでまとめて整理するよりもラクです。捨てるかどうか迷うものは、携帯で写真に撮って管理しておくのもおすすめですよ。文房具・学用品新年度を迎えるタイミングで、文房具や子どもの学用品の見直しをしましょう。壊れているものは修理、中身がないものは補充、サイズが合っていないものは買い替えを検討して。5・6月クローゼット夏の衣替えシーズンには、洋服の整理やクローゼットの収納を見直してみて。日差しが強くなる前に、帽子・日傘・サンダルなどの靴や小物類をチェック!まだ使えるかどうかもあわせて確認しましょう。汚れているものは買い替えておくと、必要になったときスムーズに活用できます。洗面所・洗濯機周り湿気の多いジメジメした時期は、水回りをスッキリとさせておきましょう。洗面所下の収納は狭くて低くて取り出しにくいため、ものが押し込まれていることも多いのではないでしょうか。持ちすぎているストックや、まったく使っていない掃除道具など、不要なものを処分してスッキリさせておくのがおすすめです。洗濯機周りでは、古くなったハンガーや洗濯ネットの買い替えを検討してみるのも良いですね。7・8月冷蔵庫暑くなってくると冷たい飲み物やアイスなど、なんでも冷蔵庫に入れておきたくなりますが、詰め込みすぎには要注意。冷蔵庫内のものが多すぎると、上手に冷却できず余計な電力がかかる可能性があります。また、食材がしっかり冷えないと食品が傷みやすくなり、食中毒の危険性も増してしまうかもしれません。賞味期限切れの食材を処分したり、収納ケースを入れて庫内を見やすく整理したりして、冷却効率アップを心がけておきましょう。9・10月非常用グッズ、パントリー9月1日の防災の日に合わせて、非常用グッズを見直しましょう。缶詰や乾物、保存食など普段ストックしている食材の賞味期限をチェック!年に一度タイミングを決めてしっかり確認しておくことで、いざというときの備えを万全にしておけます。クローゼット冬物の衣替えのタイミングで、ニットやスウェット、コートなど厚手の洋服の整理を進めていきましょう。アクセサリーやバッグ、マフラーなどの冬小物も一緒に準備しておくと、季節の変わり目でも気温に合わせて気持ちよくおしゃれを楽しめますね。11・12月押し入れ・納戸大掃除で忙しくなる前に、押し入れや納戸にしまっていたものをあらためてチェックしておきましょう。粗大ごみに出そうと思って、そのままずっとしまい込んでいたものはありませんか?年末で混み合う前に、早めにゴミの回収に出しておくのがおすすめです。冷蔵庫クリスマスや年末年始でごちそうを食べる機会が多くなる時期。大きな食材や買い置きしたものをしっかり入れられるよう、いつもよりも余白のある状態を心がけておきましょう。年間計画を立ててスムーズな整理整頓を1年間の暮らしのスケジュールに合わせてあらかじめ手放す計画を立てておくと、スムーズにものの整理を進められます。今回挙げた場所以外にも、趣味のものやイベントグッズなど、ご自身のライフスタイルに合わせて、整えたい場所を計画に組み込んでおくと良いですね。いつかやろうと考えているだけでは、なかなか実行できないもの。少しずつ計画的に進めていくことで、空間にも時間にも、気持ちにもゆとりが持てるようになります。1月中に今年の計画を立てられるよう、参考にしていただければうれしいです。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2023年01月11日年が明けて新しい日常がスタートする1月。身の回りのものを新調して、清々しい気持ちで過ごせたらいいですよね。年始には日々の暮らしで傷んできているもの、汚れが落ちにくくなっているものを、思い切って買い替えてみることもおすすめです!整理収納アドバイザーである筆者が、今年の年始に買い替えて良かったもの4選をご紹介します。1.箸箸は、毎日使っていると意外に色褪せや塗装のはげに気が付きにくいもの。特に箸の先端が傷んでいると、洗うたびに水分が染み込んできて汚れが落ちにくくなり、衛生面も気になります。筆者宅では、今まで使っていた箸が気に入っていたので、同じものを新調しました。年始から新しいツヤツヤのお箸を使い始めると、また一年食事を美味しく楽しめそうですよね。2.繰り返し使えるジッパーバッグ日用品から食料品まで、昨年から少しずつ物価が上昇し、徐々に家計を圧迫してきていると感じています。購入した野菜が冷蔵庫でしなびたり、傷んだりすると食品ロスにもつながり、もったいない思いをしてしまいますよね。野菜を無駄なく最後まで使い切るために、筆者宅では野菜の鮮度キープに役立つ『エンバランス』の「ジッパーバッグ」を使用しています。ジッパーバッグの汚れが取れにくくなった年末年始のタイミングで、新しいものに買い替えをしました。こちらのジッパーバッグは、食品の鮮度を保つ特殊な加工がされた、繰り返し使える保存袋です。普通のジッパーバッグと見た目はあまり変わりませんが、大きな白菜を丸ごと買ってきて中に入れておくと、変色したりしなびたりしにくくなりました。様々な大きさ別のジッパーバッグが揃っていて、お試しで購入してみるのもおすすめ。このジッパーバッグを使って野菜を管理することで、野菜室内を整理しやすくなり、食材が迷子になることもなくなりました。3.フェイスタオル一年の節目に買い替えたいものと言えば、タオル類をあげる方も多いかもしれません。一年間毎日のように洗濯していると、肌触りがゴワゴワしてくることも。新年にふわふわのタオルを揃えると、心も体もとても豊かな気持ちになれますよ。ちなみに筆者が気に入っているのは、『ヒオリエ』の「ガーゼタオル」。柔らかい生地で吸収力も高く、薄手でかさばりにくいため省スペースで収納可能です。洗濯後も短時間で乾くところも使い勝手がよく、10年近く毎年リピートしています。毎年の買い替えでは、年ごとに色を替えてまとめて購入しています。たとえば筆者宅では、去年はチャコール、今年はインディゴ色で揃えました。色を変えて購入するメリットは、古いタオルと見分けが付きやすくなることです。古いタオルは、キッチンタオルとして使ったり、細かくカットしてミニ雑巾として使用しています。年ごとに色を分けておくと、洗濯物をたたむ際にも用途ごとに素早く仕分けられますよ。4.枕カバーぐっすり快適な眠りのために欠かせない寝具のカバー類も、新年のタイミングで買い替えを考えたいアイテムの1つ。筆者宅では、色褪せてしまっていた枕カバーを新調しました。筆者が愛用している『ニトリ』の「のびてピタッとフィットする枕カバー」は、ストレッチの効いた薄手のやわらかいパイル生地がぐんと伸びて、枕にぴったりとつけられます。裏側に穴が開いていて、枕への着脱もカンタン。乾きが早い生地なので、こまめに洗濯するのも億劫になりません。布団を一式買い替えるのは大変ですが、新しいカバーに替えるだけでも、寝室で過ごす時間が明るい気持ちになります。心身の疲れをしっかりと癒やせるように、カバー類の買い替えを検討してみてくださいね。使い古しているものを年始に買い替えることで、今年一年を気持ちよく始められるように感じています。普段使いだからこそ気が付きにくい日用品を見直して、肌触りの良いものや、使い勝手の良いものにアップデートしてみてくださいね。【参考】『エンバランス』公式サイト『ヒオリエ』公式サイト『ニトリ』公式サイトのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2023年01月02日来年、年少になる次男。幼稚園に入る前に少しずつお片付けができる習慣を身につけたいな~と思い、お道具バッグを迎え入れることにしました。わたしが選んだのは、子どもでも整理整頓しやすいkukka ja puu(クッカヤプー)の「持ち歩ける お道具箱 お絵かきバッグ」。次男は初めての自分専用のお道具バッグとあって、大喜び! 早速、自分の折り紙や色鉛筆を収納しはじめました。仕切りが多くて便利なお絵かきバッグ今までは一つのボックスに色鉛筆、ノート、ハサミ、シールブック…とごちゃ混ぜにまとめて収納していたので、使いたいときにパッと取り出せないことが度々ありました。そんな悩みを解決してくれるのが、クッカヤプーの「持ち運べるお絵かきバッグ」です。ナイロン素材のシンプルなデザインのお道具バッグは、開くと大小さまざまな7つのポケットと、8本分のペン入れがついています。重ねたりせずにそれぞれ定位置を作って収納できるから、出し入れがスムーズ。これならどこに何があるのか一目でわかり、お片付けがスムーズにできるようになりそう!出した場所に戻すだけ。お片付けを楽しく身につけられる実際に、次男が家でよく使うものを収納してみました。左側の仕切りがある大きなポケットにはファスナーがついているので、バラバラになりがちな折り紙やシール、ハサミなどを収納するのにピッタリです。バッグを開けたときに中身の飛び出しを防止してくれるところも◎。その後ろにはA4サイズの用紙やノートが収納できる仕切りなしのポケットがあります。わが家は出し入れの頻度が多い塗り絵やシールブックを収納しました。ペンホルダーには、好きな色の色鉛筆を詰め込んで。色鉛筆であれば1ポケットにつき2本させたので、沢山の色鉛筆を収納することができますよ。ペンホルダーをめくると、裏側に小さな2つのポケット。ハサミやのりを入れておけば外出先でも図工が楽しめます。こちらのバッグの中で特に便利だな~と感じたのが、右側にあるA4サイズのノートや本がすっぽり入る2つのポケット。iPadも入る大きさで、ワークや自由帳、ちょっとした本を収納することができます。ケース本体がガバッと見開き状態になる&ポケットや仕切りが沢山あるので、色鉛筆や文房具の取り出しがスムーズ。埋もれることがないので、取り出したいものがどこにあるのかすぐわかり、パッと取り出せるようになりました。「あれ、どこいった?」と探す時間がなくなって、お絵描きや工作を集中してできるようになったのも◎。出してしまって片付ける、いう一連の流れがひとつの場所で完結するので、小さな子どもでも楽しく簡単にお片付けすることができます。さらにうれしいところが、これだけ収納してもバッグを閉じればこんなにスッキリしていること。▲バッグはダブルファスナーで、子どもでも開け閉めラクラク。立てて収納することができるので、わずかな隙間に立て掛けられインテリアにも馴染むところも気に入っています。取っ手つきだから、外出先のお供にも便利持ち運びしやすい取っ手つきだから、外出先のお供にもぴったり! お出掛けや、退屈な移動中にバッグごと持ち運べて便利。▲身長約95cmの次男が持つとこのくらいのサイズ感。まだ少し大きめですが、長く愛用できそうです。いつも使うマストアイテムをこの中にまとめれば、外出先で子どもがグズっても安心ですね。文房具以外にも病院での待ち時間に読む絵本を収納したり、ちょっとした移動時間に勉強するテキストを入れるのもよさそう。取り出しやすくてすぐ片付けられるお絵かきバッグは、おうちでも外出先でも重宝するアイテムです。お子さまの片付かない文房具や、出しっぱなしになりがちなアイテムの収納に活用してみてくださいね。 【ご紹介したアイテム】散らばりがちな文房具は持ち運べるお絵描きバッグにひとまとめ。7つのポケットでたっぷり収納できるので、お部屋も片付き、子どもたちのお片付け習慣も身につきそうです。⇒ お道具箱 お絵描きバッグ お絵描きセット お絵かき 勉強バッグ 持ち歩ける お道具箱 お絵かきバッグ/kukka ja puu クッカヤプー 中村綾子30代、主婦。賃貸アパートに夫と男の子兄弟の4人暮らし。転勤族なので身軽に暮らしたいと思いつつ、暮らしに役立つ便利アイテム好き。
2023年01月01日家の片付けをしていると、懐かしい写真や、失くしたと思っていた道具など、いろいろなものが出てきます。俳優のスミマサノリ(@sumimachine)さんが片付けをしていた時のこと。同じようなものが、あまりにもたくさん発見されたのです!片付けしてたら組立て家具とかに付いてくる1回きりしか使わないレンチが続々と出てきて困ったので、「ワンタイムレンチ連続発見事件」の押収品として陳列してみた。 pic.twitter.com/BoOqwVtSP3 — スミマシーン (@sumimachine) December 7, 2022 床に並べられているのは、組み立て式の家具などを購入した際に付属している、工具の『レンチ』。ボトルやナットを締めたり緩めたりしたい時に使用する道具です。『六角レンチ』や『メガネレンチ』など種類が豊富で、家にあったものを整理すると、まるで押収品を並べているような光景になりました!まさに、『連続発見事件』と命名するにピッタリな光景。スミさんによると、あまりにも個数があったので、うっかりT字型の『ドラム用チューニングキー』も紛れてしまったとのこと。類似の事件は各地で起こっているようで、人々から大きな反響が上がっています。・同様の現場が全国にありそう。・ないと困るのに、ありすぎても困るやつ。・我が家では『洋服の予備ボタン連続発見事件』ができます!・「邪魔だけど使うのでは?」で永遠にとっておくことに…。物持ちのいい人は大掃除をすると、「これほど同じものがあったとは!」と驚くかもしれません。知らぬうちにため込んでいた物があるか、ぜひチェックしてみてください![文・構成/grape編集部]
2022年12月09日結婚して25年、いつの間にか物が増えて、狭い家がますます狭く感じるようになりました。片付けが苦手だったわけではないのに、気が付くと部屋のあちこちに必要のない物が……。とりあえず目の前から見えなくなるように、クローゼットや引き出しにしまい込んでそのままということが増えてしまったのです。これではいけないと思い、整理整頓を目指そうと決めました。自分に合った片付け方法と出合うまでの体験談です。★関連記事:「そろそろ身の回りの整理を…」物であふれた家をスッキリ片付けて手に入れたものは【体験談】部屋の片付けと家の片付けは大違い!私が小学生のとき、わが家では夏休みや冬休みなどの長期休暇には自分の部屋を徹底的に片付ける日を設けるというのが決まりになっていました。つまり、春、夏、冬と少なくとも年に3回は自分の部屋を大掃除していたことになります。自分の部屋にあったのは机、たんす、本棚くらいでしたが、それぞれきれいに整理整頓したあとの部屋はとても気持ち良く、親にも褒められてうれしかったのを覚えています。学生時代はずっとこの習慣が続き、大学生になっても年に3回の部屋の大規模片付けは継続。なので、自分が特に片付けが苦手だとは思っていませんでした。私は結婚して家を出るまで実家暮らしだったので、ひとり暮らしの経験がありません。実家にいるときは親に甘えっぱなしで、自分で片付けるのは自分の部屋だけ。それ以外の部屋の片付けは母の仕事でした。結婚して初めて自分好みのインテリア雑貨、食器、100均で見つけた便利小物などを買いそろえられる楽しさを知ることになりました。しかし、自分の家を持つうれしさは味わったのですが、同時にどんどん物が増えていく家全体をきれいに片付けて整理整頓することの難しさに直面したのです。見えないところに隠すという間違った対策私の実家は一軒家でしたが、結婚して住んだ家はマンションです。どの部屋にも大きな押入れがあった実家と違い、マンションは収納スペースが限られているのが難点。結婚して3年くらい過ぎ、30代になったころには狭いリビングや寝室に物が増え落ち着かず、居心地の悪い家になりつつありました。当時はとにかく見えないところに隠すべく、限られた収納スペースに物をしまい込むのに必死。結果的にクローゼットの中や食器戸棚、本棚、引き出しなどの中は無秩序に隠されたさまざまな物でぐちゃぐちゃに……。さすがにこれではまずいと思うようになりました。子どものころとは違い、会社勤めには部屋の片付けをするための年に3回の長期休暇はありません。年末の大掃除が部屋の片付けの最大のチャンスなのですが、お風呂場や換気扇、冷蔵庫の掃除などをするだけでぐったり。外から見えないクローゼットの中や食器戸棚の中などは後回しにしたあげくスルーされることになり、いつまでたってもきれいになりません。結局、30代では満足した整理整頓ができないまま40代に突入したのです。自分に合った片付け方は単純なことだった40代になって心を入れ替え、年末まで待たずに食器戸棚、クローゼット、本棚と、定期的に週末1カ所ずつ片付けようと決めました。ところが、クローゼットの整理だけでも1日仕事です。食器戸棚の整理など始めた日には、1日で終わらないことも……。せっかくの週末、遊びにも行きたいし、ゆっくり体も休めたいのに整理整頓だけで終わってしまうのが嫌になり、結局この方法も定着しませんでした。40代後半のある日、目覚ましの乾電池を取り換えようとテレビ台の引き出しを開けたときのことです。引き出しの中の無秩序さが気になったので、思わず引き出しを外してその中を整理しました。引き出しひとつだけなので、時間的には30分もかからなかったと思います。そのとき、「これだ!」と気が付きました。食器戸棚もたんすも、いっぺんにすべて整理しようとするから時間もかかり、疲れてしまい嫌になるのだ。食器戸棚の1段だけ、たんすの引き出し1つだけというように一度に整理する場所を最小限に絞り、短時間で成果が出るようにすると負担にならず毎週末継続できる!と、50代を前にやっと自分に合った整理整頓方法を見つけたのです。まとめ一度に1カ所だけ整理する方法は怠け者の私にはピッタリだったようで、53歳の今も継続しています。引き出しが6段あるたんすは今週は1段目、来週は2段目というように6週間かけて片付ける。たんすが終わると靴箱を1段ずつ、その次は本棚を1段ずつ。こんな感じで1年間常にどこかを少しずつ整理しているので、年末の大掃除が不要になりました。不用品も定期的に処分できるので、物が増えることもありません。一通りの整理整頓が終了すると、そのころには最初に片付けたところが乱れているので、また最初に戻って同じローテーションを繰り返します。とても合理的、かつ効果的な片付け方です。自分の家を居心地良いものにするためには、自分に合った継続できる整理整頓方法を見つけることが重要だったのだと感じています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/ST(53歳)更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。
2022年12月05日お家の顔になる玄関で、特に悩みがちなのが下駄箱の収納方法。いつも玄関に靴が何足も溢れていて、ゴチャゴチャした印象になっている家庭も多いのではないでしょうか。実は、下駄箱の収納スペースを活用しようと置いてあるものが逆効果になっていることも。そこで今回は、整理収納アドバイザーがおすすめする「シンプルな下駄箱の整理方法」3ステップを解説します。下駄箱に靴が収まりきらない原因3つ(1)靴の種類・数が多すぎる一番大きな理由は、靴の数が多すぎること。おろすのがもったいなくて大事にしまっている靴や、1年以上履いていない靴など、極端に出番の少ない靴が何足もあると、下駄箱のスペースもどんどん狭くなってしまいます。(2)収納グッズでスペースがいっぱいになっているなかには収納グッズを使うことで、余計にしまいにくくなっているケースもあります。例えば、購入時の箱にそのまま靴をしまっているパターンです。箱に入れていたほうが積み重ねられて便利かと思いきや、中に何が入っているかわからなくなったり、上の箱をどかして下の箱を取るのが面倒だったり。大きめの箱は思いのほか収納スペースを取ってしまいます。筆者の場合、以前は1足を上下2段に重ねる収納グッズを使っていました。しかし、いちいち収納グッズにのせるよりも、シンプルに棚にそのまま置くほうが一番しまいやすく、見やすい収納方法だと感じるように。現在は、余白をもって棚に置ける靴の数が、自分で管理できる適正量だと思い、特別な靴収納グッズは使っていません。(3)靴以外のものが多い玄関周りには、お出かけの際に使うものも一緒に収納して置けると便利ですよね。しかし、よく見てみると、すでに不要なもので下駄箱の収納スペースが埋まってしまっている…なんてことはありませんか?・ボロボロになったり、中身がなくなっているシューズケア用品・置きっぱなしになっている複数のエコバッグ・使わなくなった子ども用のおもちゃ・壊れている折りたたみ傘など外出先で使うものだからと、何でも下駄箱にしまわないように注意しましょう。ものの種類が多くなれば多くなるほど、不要なものに気が付きにくくなってしまい、いつの間にか下駄箱内を圧迫している場合もあります。整理収納アドバイザーがおすすめする「下駄箱の整理3ステップ」(1)処分する、または一旦下駄箱から取り出す靴の基準・履き心地が悪い、脚が疲れると感じる靴・「手入れしよう」「修理に出そう」と思って、そのまま1年以上たった靴・今のライフスタイルに合わない、履くタイミングがない靴たとえば小さい子どもがいて履く機会がない靴や、おろすのがもったいなくて大事にしまったままの靴などが眠っていることもありますよね。ほとんど履いていないけど、どうしても手放せないという場合は、下駄箱ではなく一旦別の場所に移しておくのも一つの手です。下駄箱収納で最も大切なポイントは、よく履いている靴がしまいやすく、選びやすくなること。今の暮らしや季節、使用頻度に合った使い心地のよい下駄箱を目指すためには、今使っている靴に絞ることが大切です。(2)靴以外の季節ものの置き場所を変えてみる年に一度しか使わないものや、季節もののお出掛けグッズが一年中入っている場合は、玄関ではなく他の場所に移しておくことがおすすめ。たとえば、夏の虫よけグッズや冬の防寒グッズを収納したい場合は、一つのケースにまとめてオンシーズンだけ置いておきましょう。季節によってケースごと入れ替えて、オフシーズンは他の場所で保管しておけば、狭い下駄箱内のスペースを有効に活用できます。(3)収納スペースは人別に区切る家族など複数人で暮らしている場合は、下駄箱の棚は人別にエリアを区切っておくと、収納がぐんと楽になります。というのも、各自のスペース内でアイテム数を管理するのが意識しやすくなるからです。1足分に必要な収納スペースは、男性用なら幅24cm(革靴)、女性用は幅20cmを目安にしましょう。下駄箱の棚板の横幅を計ると、一段に大体何足入れられるか計算できます。筆者宅では、上段2段が夫(趣味の自転車用品も一緒に収納)、3段目が筆者。4段目には、ヘルメットや上履き、消毒用アルコール類。5段目が長女、一番下が長男のスペースと決めています。奥行きが深いタイプの下駄箱なので、手前がオンシーズン、奥にオフシーズンの靴を置いて、季節によって前後を入れ替えて使用しています。また棚が白いので、汚れ防止にシートを配置。ぎゅうぎゅうに詰め込まず適度な余白を作って、下駄箱内の空気がこもらないよう心がけています。スペースが狭くて靴が上手に収まらないと感じている下駄箱でも、不要な靴やアイテムを見直してみると、意外に収納スペースが確保できる場合も多くあります。最初から特別な収納グッズに頼らず、まずは下駄箱内の整理を心掛けてみましょう。下駄箱がすっきり整理整頓できていると、外出時にスムーズに靴が選べて、気持ちよく出掛けられますよね。さらに、適度な余白もキープできれば、湿気でカビが生えてしまったり、嫌なにおいがこもったりすることも少なくなるはず!下駄箱の整理は今回の3ステップを参考に、ぜひお片づけしてみてくださいね。シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年11月30日今年も残り約1か月ほど。新年を気持ちよく迎えるために、そろそろ大掃除の計画を考え始める方も多いのではないでしょうか。大掃除は今のうちから少しずつ始めておくと、より短時間で手間も少なく終わらせることができます!整理収納アドバイザーである筆者が、早めに始める大掃除のメリットと、今から始めておきたい掃除場所2選をご紹介します。大掃除は今からスタートするのがおすすめ!皆さんは、大掃除に毎年どのくらい時間をかけますか?20~75歳までの男女500人に行った、年末の大掃除に関するアンケート(株式会社TRUSTCORP調査)では、約70%の方が大掃除にかける時間は「1~3日」と答えました。本来であれば、年末の3日間以内に短期集中して一気に終わらせたい大掃除。しかし、なかなか時間が取れなかったり、溜まった汚れを落とすのに思ったより手間も時間もかかって苦労したり…という経験はありませんか?筆者の場合は、忙しくなる年末に大掃除はやらず、11月中旬から少しずつ進めていきます。その理由は、3つあります。・実家への帰省の時期と重なるため、時間が取れない・水が冷たくて、外が寒い時期に掃除するのが辛い・汚れに手こずると、思ったより時間がかかって大変どれか1つでも当てはまる方は、今から早めに取り掛かることをおすすめします!空いた時間に少しずつ進めておいて、12月中旬までに終わらせられると、年末の忙しい時期も気持ちにかなり余裕ができますよ。汚れと洗剤の相性を知れば、大掃除はもっとラクになる!大掃除は、汚れの性質に合わせて洗剤や道具を使い分けると、手間が少なくキレイに汚れを落とせます。汚れの種類は、大きく分けると以下の4つです。・キッチンの油汚れや手垢などの酸性の汚れ・水垢やトイレの黄ばみなどのアルカリ性の汚れ・お風呂場や洗面所のヌメリやカビ・洋服やソファなどの埃や、玄関やベランダの砂埃筆者宅では、酸性汚れに「アルカリ電解水」、アルカリ性汚れには「クエン酸泡スプレー」を使用。ヌメリやカビには「キッチン泡ハイター」(塩素系漂白剤)や、「パストリーゼ」(アルコール)など、主に4つの洗剤を使っています。以前は重曹水やクエン酸水を手作りしていましたが、長期保管できないので、現在は市販のものを愛用中。大掃除用の洗剤は、この4つでほとんど対応できます!早めに終わらせておきたい大掃除箇所2つ窓掃除長時間外に出て作業する窓掃除は、比較的気温が高い日に終わらせてしまいましょう。窓掃除は、まず網戸の掃除から始めます。筆者宅では、網戸は取り外さず、そのまま掃除しています。1.「クイックルハンディ」で網戸やサッシ周りのホコリを取る2.しっかり濡らした雑巾で「下から上に」水拭きする(汚れが酷い場合は、アルカリ電解水をかけて拭く)3.乾いた雑巾で乾拭きする次に、窓掃除をします。4.濡らした雑巾で、窓の外側から「上から下に」水拭きする5.アルコールを吹きかけたマイクロファイバークロスで拭き上げる6.窓の内側も同様に行うアルコールで拭き上げると、拭きあとが残らずにすっきりとクリアな窓になりますよ!キッチン周り頑固な油汚れがついているコンロ周りや換気扇掃除も、早い時期から掃除を始めたほうがよりラクになります!五徳のコゲ汚れを落としやすくするコツは、ジップロックに台所洗剤とお湯を入れて30分ほどつけ置きすること。お湯で汚れが緩まって、ベタベタ汚れがぐんと落ちやすくなります。また換気扇の大掃除の際は、分解したパーツやネジの紛失に注意!筆者も換気扇の小さな留め具を落としてしまい、困ったことがあります。小さい部品はトレイなど一か所にまとめて置き、外した順番と場所をしっかり覚えておきましょうね。おわりに寒い屋外や冷たい水で掃除する窓掃除とキッチン周りは、どうしても後回しにしてしまいがち。できるだけ早いうちから始めておいたほうが、汚れ落ちが早くなり、作業時間の短縮に繋がります!やっておきたい掃除場所をメモして、やり忘れがないようにチェックしながら進めてみましょう。年末をゆっくり過ごせるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。【参考】・年末大掃除はいつから始める?チェックリスト・何日かかる?・株式会社TRUST・CORPのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年11月25日コンロ周りの油汚れやシンク周辺の水垢など、複数の汚れが蓄積しやすいキッチンまわり。掃除に時間も手間もかかるため、面倒に感じてしまう方も多いでしょう。日々しっかり掃除しているつもりでも、“なんとなく汚く見える”というキッチンには共通点があるのです。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が「汚く見えるキッチン」の特徴と掃除方法を解説します!1.出しっぱなしのものが多く、掃除がしにくいコンロや調理台まわりに、調味料や調理器具を直置きしていると、細かな油汚れがつきやすくなります。近くに置いておくと使い勝手がいい反面、掃除の度にどかすのは面倒に感じて、ついつい掃除を後回しにしたくなってしまいますよね。掃除のハードルを下げて短時間で掃除するためには、いつも出しているものをできるだけ減らしておくことが大切。毎日使うツールのみスタンドに立てて置き、時々しか使わないものは扉の中に仕舞いましょう。こうすることで、拭き掃除も3分程度で終わらせられます。また使用頻度に合わせたツールの置き場所を決めておくと、使いやすさと掃除のしやすさが両立できる環境に整えられますよ。2.油汚れや焦げ付きがコンロにこびりついている調理や揚げ物でとびはねた細かな油汚れは、放置すると酸化してベタベタ・ギトギトの取れにくい頑固汚れに変化してきます。たとえば、鍋から拭きこぼれた煮汁や飛び散った油は熱で炭化して五徳やコンロにこびりつき、こすってもなかなか落ちなくなることも…。料理中に周囲に飛んでしまった汚れの一番効果的な掃除方法は、できるだけあたたかいうちに拭き掃除してしまうこと!筆者は、料理が終わって配膳する間に、コンロ周りの掃除はすべて終わらせるようにしています。まだ五徳がほんのり熱いうちに濡れ布巾で持ち上げて、外しておきましょう。あたたかいうちにさっと拭き取れば、洗剤は不要。汚れが冷えて固まると、調理直後に掃除するより倍の時間と手間がかかってしまうのです。調理後の3分だけ頑張って、コンロ周りの拭き掃除を習慣にできると、積み重なった汚れに悩まされることもなくなるはず。3.蛇口やシンク周りに水垢が付いて曇っている蛇口周りに白く濁った汚れがついてしまい、キレイに落ちなくて困っている方も多いかもしれません。白い汚れは、水分のミネラルが固まって残った水垢によるものとされています。拭いても拭いても毎日のように白くザラザラした汚れが残ってしまうと、シンク周りが濁って汚い印象になってしまうでしょう。洗剤選びの基本は、反対の性質の洗剤を使うこと。汚れを中和して、手間が少なくラクに落とすことが可能です。水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使用。筆者宅では、水垢対策にクエン酸の泡スプレーを愛用しています。白く濁ったところにスプレーしてブラシやスポンジでこすると、あっという間にピカピカになりますよ。また、蛇口周りはピンクのヌメヌメした汚れや黒っぽいカビが気になることも。雑菌やカビの繁殖を防ぐには、アルコールが有効です。蛇口周りや洗剤の底にアルコールスプレーをしてキッチンペーパーで拭き取ると、きれいさっぱりカビ予防にもなります。4.家電や調味料など、手垢がついたままになっている冷蔵庫や電子レンジの取っ手や庫内、塩や砂糖など調理途中で触る調味料、ゴミ箱など、調理中に触れやすい場所の汚れを放置していませんか?キッチンで多い油汚れに加えて、皮脂や手垢などの汚れは、酸性の性質があります。筆者宅では、アルカリ性の洗剤は「水の【激落ちくん】」を使用しています。酸性の汚れを中和して落とすアルカリ電解水で、洗剤のように泡立たないので二度拭きも不要。ただし手荒れを起こすこともあるので、手袋して使用するのがおすすめです。・油汚れや手垢などの酸性の汚れ・水垢などのアルカリ性の汚れ・水回りや隅っこに潜むカビなど、キッチンでは複数の汚れが同時に発生しています。どの汚れも一番大切なのは、汚れが付いたら早めに掃除すること。放置すればするほど、固まったり積み重なったりします。汚れ落ちが悪くなると、掃除がより億劫に感じてしまうでしょう。「その日の汚れは、その日のうちに落とす」を目標にして、掃除を習慣化しやすい仕組みを整えておくといいですね。ぜひキッチンまわりの片付けや掃除の参考にしてみてください。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年11月02日秋冬のクローゼットは、コートやダウンなど、かさばるものが増えがち。ゆとりをもって仕舞っていたはずなのに、いつの間にかぎゅうぎゅうに詰め込まれている状態になっていることはありませんか?そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が実践している「クローゼット整理術」をご紹介します。冬のクローゼットはごちゃつきがち冬の時期のクローゼットにおいて、筆者は以前こんな悩みを抱えていました。・コートやダウンがかさばって、取り出しにくい・ニットをたたむのが苦手で、仕舞いにくい・ハンガーやケースがバラバラで、余計にごちゃごちゃ見える春夏よりも厚みのある洋服が増えるため、パイプに掛けたハンガーもチェストの引き出しの中も、パンパンになってしまいがち。取り出しにくさと合わせて、戻しにくさも感じます。クローゼットは扉を閉めてしまえば見えなくなるスペースなので、洋服や小物が多くても、収納さえできれば大きな問題はないでしょう。しかし「戻しにくい」「ものが置きっぱなしになっている」と感じるのであれば、自分の管理できる量の範囲を超えて、ものが増えすぎているサインかもしれません。クローゼットの理想は8割収納! まずは洋服の数の見直しを洋服が取り出しにくい、戻しにくいと感じたとき、先に「ハンガーを買い足そう」「ハンガーラックを増やそう」と考えるのはNG。収納を増やす前に、まずは持っている洋服の見直しをしてみましょう。2年以上袖を通していない服や、生地のチクチク感や傷みが気になっているもの、ドライクリーニング必須で手入れが面倒なアイテムなどはありませんか?筆者は40代中盤になって、いくつかの冬服を手放しました。たとえばモコモコと厚みのあるニットや、ホームクリーニングできないニットなど。現在は薄手で肌ざわりのよいものや、自宅で手軽に洗えるニットが中心です。着る機会がない洋服は、意識していなくてもどこかしらに理由があるはず。多すぎる選択肢で悩むより、好きなものを繰り返し愛着を持って選べるほうが、コーディネートしやすくなり、今の自分に合った装いができると思います。見やすくて選びやすいクローゼットのコツ2つ洋服の見直しができたら、前よりもクローゼット内に余白ができるようになっているでしょう。よりスッキリ見える、クローゼット収納のポイントを2つお伝えいたします。(1)薄手のハンガーで統一して、本数を限定する厚みや色がバラバラのハンガーを使用していると、見た目がごちゃつきやすくなり、アイテムを探しにくくなってしまいます。またプラスチック製の滑りやすいハンガーだと、洋服が度々落ちてきてしまう上、ハンガーにかけるのを面倒に感じてしまうかもしれません。そんなときは、滑りにくい起毛加工やラバー加工の薄手ハンガーに替えてみてください。パイプの長さに合わせて、ハンガーの数を増やしすぎないこともポイントです。パイプの長さ(cm)÷ハンガーに洋服をかけたときの平均的な厚み+ゆとり(3cm、厚手のものは5cm)×0.8で計算すると、ぎゅうぎゅう詰めにならず、ほどよいゆとりのあるハンガーの数が分かりますよ。(2)すっきり見やすいニットのたたみ方ニット類はハンガーにかけると伸びたり、首回りが広がってしまったりすることがあるので、基本的には畳んで仕舞っておくのがおすすめです。ポイントは、ニットを3つ折りにして、上下に重ねないようにすること。上から重ねて仕舞うと下のニットが取り出しにくい上、重みでシワがついてしまう可能性もあります。引き出しの高さに合うように、3つ折りにして立てて仕舞っておきましょう。1~2割ゆとりのあるクローゼットを目指そう厚手の洋服でクローゼットがパンパンな状態では、洋服同士が圧縮されてしわが寄ったり、服選びに時間がかかってしまったりすることも。1~2割程度、ほどよいゆとりのあるスペースを保てるように、自分の管理できる量をキープしましょう。好きな洋服を見やすく、快適にコーディネートできるクローゼットを目指して、ぜひ参考にしてみてくださいね。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年10月29日引き出しや棚の中が片付いておらず、探し物が多くなったり、同じものを買ってきてしまったりするのは避けたいですよね。しかし、自宅の収納スペースにピッタリ合う収納グッズを見つけるのは、結構手間がかかることも…。そんなときは、家にあるもので「分ける収納」を試してみてください。整理収納アドバイザーの筆者が、収納グッズを買い足さずに実践できる収納テクニックをご紹介します。「分ける」だけで片付けはラクになる!引き出しや棚の中の整理をするとき、収納ケースの購入を検討する人は多いでしょう。しかし、置きたいものの量を決めて、スペースのサイズを計って、お店に行ってぴったり合うものを探して…と、手間も時間もかかりがち。いざ片付けようと思っても、つい後回しにしてしまうことが多いかもしれません。最初から収納ケースを購入するのではなく、お家の中にあるケースや袋を利用して、最初は「ものを分ける」ことから始めてみましょう。お片づけの最初の一歩は、「ものを区別する」こと。・頻繁に使うもの・一緒に使うもの・用途が似ているものなど、使用頻度やシチュエーションによって「グループでまとめてみる」だけでも、ぐんと使い勝手がよくなりますよ。家にあるもので「分ける収納」に挑戦(1)蓋を取れば、そのままでも充分使いやすい!錠剤やチューブなど、どうしてもごちゃつきがちな薬収納。筆者宅では、ケースの蓋をカットしてそのまま収納しています。細かく仕切りのあるケースに入れると、ケースの厚みで収納スペースが狭くなったり、箱から出して消費期限や注意事項が分からなくなったり…と困ることがありました。箱の蓋を切り取っただけでも充分見やすく整います。在庫管理や買い足しもラクになり、省スペースのままでの収納が叶いますよ。(2)牛乳パックや紙コップなど、空きケースで“立てる収納”を洗面所の化粧品やメイク道具、冷蔵庫内の調味料など、いつの間にか周りに汚れが付いてしまったり、ものが倒れてきて取りにくいことはありませんか?そんなときは、牛乳パックや紙コップ、綿棒などの空きケースを使った“立てる収納”がおすすめです。筆者宅では『セリア』で購入した糸ようじの空ケースを、洗面所のヘアオイル立てに使用しています。綿棒ケースよりも直径が小さめなので、ヘアオイルや美容液を立てておくのにぴったり。オイルや美容液が垂れてくるとベタベタ汚れが広がってしまいがちですが、空ケースに入れておくと取り出しやすく、掃除もラクにできます。(3)ジッパー付き袋で仕切るだけでも、分かりやすさアップ!小さな文房具や、コード類など細々としたアイテムは、ジッパー付き袋で種類別に小分けにして収納を。カゴや引き出しにぽいっと入れるだけだと、複数の種類がごちゃっと混ざってしまい、見つけにくく探す手間が余計にかかってしまいますよね。まずはジッパー付き袋で種類を分けてみるだけでも、ものの区別が付いて整理整頓しやすくなります。ジッパー袋は透明で中身が見えるので、小物の仕分けにぴったり。例えばモバイルバッテリーはコードと一緒にセットにしておくと、複数のコードの中からぴったり合うものを探す手間がなくなりますよ。家にあるもので「分ける収納」をするメリット・デメリット【メリット】・お金をかけず、気軽にすぐ試せる・汚れたり壊れたら取り替えて、手間いらず・空き箱をカットすれは、サイズ変更も可能【デメリット】・元のパッケージが派手だと、すっきりとオシャレに見えない・紙製のケースは耐久性がなく、壊れやすい・何かに使えそうと、必要以上に空き箱を貯めてしまいがちおそろいの収納ケースで美しく整えたい、という気持ちもありますよね。しかし、収納するものの量や位置が適正かどうかを試してから、ピッタリ合うケースを買い足すのも遅くはないでしょう。無駄な出費を防ぐためにも、まずは家にあるものを有効活用してみるのがおすすめです。おわりにお片づけの最初のステップは、ものを区別すること。用途や使用頻度に合わせて、家にあるもので試しに分けてみるだけでも、驚くほど片付けが楽になるでしょう。お金を掛けずにハードルを下げて、身近なもので使いやすくなる工夫を試してみてくださいね。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年10月26日収納スペースが狭いトイレでは、掃除用具や生理用品が丸見えだと生活感が出てしまいがちです。収納スペースが足りないのかも?と収納グッズを買い足したり取り付けたりする前に、まずはトイレ用品の選び方を見直してみましょう!余白のあるすっきりしたトイレ空間をつくるために、整理収納テクニックをお伝えします。すっきり清潔なトイレ収納のポイント・トイレットペーパー・生理用品、ストック・サニタリーボックス・非常用トイレセット・掃除用具筆者宅のトイレでは、上下2段に分かれた吊戸棚内に、これらすべてを収納しています。上段は、筆者の身長ではトイレの上に乗らないと届かない高さ。そのため、頻繁に使用する掃除用具やトイレットペーパー、生理用品などは下段に、非常用トイレセットや生理用品のストックは上段に収納し、使用頻度に合わせて定位置を決めています。開き戸収納の場合は、扉を開けてワンアクションで取れる「見える収納法」を意識してみると、家族みんながわかりやす整理収納できますよ。コンパクトに収める「もの選び」が大切!狭いスペースでもすっきりと収納するためには、種類を厳選したり、コンパクトなモノ選びを心がけたりすることが大切です。(1)トイレットペーパートイレットペーパーを購入するときは、普通巻きよりも1.5倍巻きを選んでいます。1パックのロール数が少なくなるので、買い物の際の持ち帰りもラクになり、収納する数を減らして省スペース化も可能です。トイレットペーパーの交換回数も少なくなり、芯を捨てに行くちょっとした手間も削減できるため、巻きが多いタイプを選ぶメリットは大きいと感じています。(2)生理用品生理用品の個包装の厚みは、スリムとスタンダードの2種類があります。筆者宅では、持ち歩いてもかさばらず、収納も省スペースですむように、スリムサイズを愛用中。気に入ったメーカーのもので「普通の日用」「多い日用」「夜用」の3種類そろえています。収納ケースを横向きに置いて、上段2つと下段1つの3つのスペースにわけて収納。それぞれの種類と在庫数が一目でわかるようにすることで、「気が付いたらあと2個しかない!」なんて事態も防げます。お好みの使用感にもよりますが、収納スペースでお困りの場合はスリムタイプで揃えてみるのもおすすめです。(3)サニタリーボックス床置きしがちなサニタリーボックスも、筆者宅ではL字型のブックススタンドを壁に貼り付けて棚を作り、浮かせて置いています。以前はサニタリーボックスに黒いビニール袋を掛けて、中身が溜まるごとにビニール袋を取り替えていました。しかしサニタリーボックスを床置きしていると、掃除の度にどかす手間がかかりますし、ビニール袋の交換もちょっとしたストレスに感じることが多かったのです。現在は、アルミニウム製のチャック付きサニタリー袋を使用しています。チャック袋はマチがあるので、中身が空でもしっかり自立。防水防臭効果もあり、気になる臭いも漏れにくいのが魅力。シンプルな見た目なので、壁と同化してサニタリー袋の存在感も薄くなり、トイレ内がすっきり見えるのも高ポイントです!1袋あたり使用済みナプキンは4~5個入れることができて、中身がいっぱいになれば袋のまま捨ててしまいます。サニタリーボックスを思い切って使い捨てにすることで、床掃除がぐんとラクになり、ビニール袋交換も不要に。使用済みナプキンの管理も一緒に手放せました。(4)掃除用品普段のトイレ掃除で使用するものは、こすり洗い不要のトイレクリーナーとアルコールスプレーの2種類のみです。掃除後のトイレブラシを濡れたまま置いておくことに抵抗があったため、トイレブラシ自体をやめて、かけるだけでOKのトイレクリーナーに変えました。より簡単な掃除法に変えてみることで、掃除用具のストック管理も不要になり、収納スペースに余白ができることもありますよ。(5)マット、カバー類筆者宅では、トイレマットや便座カバーを使用していません。トイレマットはホコリが溜まりやすく、洗濯後もなかなか乾きにくいのが難点。便座カバーも汚れやすく、頻繁に取り替える手間を面倒に感じ、どちらも使用をやめました。便座周りや床は、トイレットペーパーを重ねてアルコールスプレーをかけ、気が付いたときにさっと拭き掃除するだけ。トイレシートや掃除グッズを買い揃えることなく、キレイな空間をキープするためのこまめな掃除が習慣化しやすいと感じています。まずは今のトイレを見直そう!狭い空間を活かすためには、突っ張り棒や壁掛け収納棚を増やして収納スペースを確保する方法もありますよね。しかし、まずはモノ自体の管理や購入の仕方を先に見直してみることも大切です。清潔で気持ちのよいトイレをキープできるように、スッキリ暮らすための「厳選ポイント」をぜひ参考にしてみてくださいね。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年10月15日不要なものを処分したり片付けたりしているはずなのに、なんだかいつも部屋が散らかって見える…と感じることはありませんか?部屋がいつも散らかって見える原因は「使ったものを元に戻せていない」、つまり後片付けの仕組みが整っていない場合が多いのです。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が、部屋が散らかって見えがちな「NG片付け」3つを解説します。片付けは、いかに元に戻しやすくするかが大切!片付けとは、大きく分けると3つのステップがあります。整理:使うものと使わないものを区別すること収納:使うものをそれぞれ使いやすく収めること片付け:使い終わったものを元の場所に戻すこと「お片付け」は、使っていないものを処分したり、便利そうな収納用品を買ってくるだけではありません。ものが混ざらずそれぞれの定位置が決まっていること、元の場所に戻しやすい収納場所を決めることが、実はとても大切です。お部屋が散らかって見えやすいNG片付け3つ(1)ものが混在して置きっぱなしに見えてしまうキッチンのカウンター、玄関の棚や本棚の上など、ちょい置きしやすい高さの棚があると、取りあえずモノを置いてしまうことも多いかもしれません。オシャレなインテリア小物を飾っていても、周りに郵便物や文房具など日用品が混ざってしまうと、飾っているというより「置きっぱなし」に見えてしまいがちです。インテリアを飾るスペースと、郵便物などを一旦置いておく“保留スペース”はしっかり分けることで、すっきりとキレイな印象のお部屋になります。保留スペースは定位置を決めて、ケースからはみ出したら整理するというルールを決めておくと、ごちゃつきを放置せず定期的に整理整頓ができますよ。(2)しまい方が面倒で出したままになりがち充電器や本、プリント、おもちゃ、文房具、リモコンなど、日頃使うものがテーブルの上に出しっぱなしになっている場面もよくあるかもしれません。よく使うものほど、近くに置いておきたい気持ちもありますよね。しかし、いつも出したままだと常にたくさんのものが目に入ってきて、ゆったりリラックスできないリビングになってしまうかも。特に小さな文房具などは、引き出しを開けてケースに入れ蓋を閉じる…といった、いくつかステップがあることで、しまうのがさらに億劫になってしまいがちです。筆者宅では、リモコンはテレビの前に置くだけ、充電器は充電スペースに固定しています。また文房具はチェストの引き出しに定位置を作り、ゆとりのあるケースにぽいっと入れるだけにして、できる限りしまう手間を減らすようにしました。小さいものこそ定位置を決めて戻しやすくするのがポイント。一日に一度はお部屋をすっきりとリセットできる習慣を作ると、キレイなお部屋を長くキープできます。(3)戻すのが手間で結局出しっぱなしこれからの季節は上着やコートを着用する機会が増えますが、椅子やソファーの上にポンと置いたままで、なかなか片付けられないことはありませんか?筆者宅でも、学校から帰宅した子どもが上着を床に置きっぱなしで出掛けてしまうことがよくありました。脱いだ上着をハンガーにかけて戻すアクションは、「両手を使ってハンガーにかける」「ポールに戻す」という2つのアクションがあるため、どうしても手間に感じてしまいます。また次の日も使うからと、ついつい出しっぱなしにしてしまうことも。子どもの上着は、襟元に紐で輪をつくり“引っ掛け収納”にしてみたり、玄関に上着を掛ける用のフックを取り付けてみたり。家族の動線に合わせた収納方法を検討するのもおすすめです。おわりに出しっぱなしのものが多くなってしまうと、お部屋の中がどんどんゴチャゴチャになり、より散らかっている感じが出てしまいますよね。しまう定位置をしっかりと決めることで探し物がなくなり、ものを使いやすく、よりすっきりと暮らしやすくなるでしょう。置きっぱなし、出しっぱなしを減らせるよう、ぜひご参考にしてみてくださいね。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年10月09日私は物を捨てるのが大の苦手。生まれてから40年以上、生粋の「片付けぎらい」です。結婚してからこれまでに計3回の引っ越しを経験しましたが、毎回、荷造りと片付けがストレスとなり、ひどい引っ越しブルーに。そんな私が本気で片付けについて考えたのは、母が亡くなったことがきっかけでした。★関連記事:ライフステージごとに不要な物を処分!家も心もスッキリ快適【体験談】げんなりするほど多い母の持ち物数年前、母が小脳梗塞で倒れ、意識が戻らないまま病院で亡くなりました。四十九日を終えようやくひと息ついたころ、初めて「そろそろ荷物の整理をしなくては」と父と話しました。母は、ミニマリストとは対極にあるような生き方をしてきた人。新しい物好きで買い物好き。私も幼いころから常にさまざまな物に囲まれ、まるで物に守られるように育ってきたせいか、その環境が妙に落ち着きます。しかし、いざ「遺品整理」という目線で母の持ち物を見てみると、物の多さに改めてがく然としました。何か1つのカテゴリーに偏って物が多いというのではなく、服・かばん・靴・キッチングッズ・手芸道具・本などあらゆる物が多いのです。引き出しや扉を開くたびにげんなりする状態でした。「これはかなり時間がかかりそうだ」と覚悟しましたが、実家は自宅から在来線と新幹線を利用して片道4時間ほどかかるところ。片付けのためだけに頻繁に帰省することはできません。しばらくは正月や夏休みに帰省するたび遺品整理をすることになりそうだなと思いました。遺品整理を通して感じたこと実家には年に2回ほど帰省しており、1回につき4~5泊ほど滞在しています。しかし、子どもたちも一緒に帰省するので、滞在中ずっと片付けをしているわけにもいきません。集中して効率よく片付けられれば良いのですが、そもそも物を捨てるのが苦手な私。扱いやすいカテゴリーからと思って手を付けても、ちょっと進めては悩み、ちょっと進めては思い出にふけりと、なかなか進みません。さらに追い打ちをかけるように「寂しいからあまり捨てないでくれ」と父からのひと言。こちらは善意で片付けているのに! とつい喧嘩腰に。でも、帰省するたび母のたんすの引き出しに、新しい防虫剤が追加されているのは知っていました。父が入れていたのです。普段はひとりで暮らしている家から、母の存在を感じる物が急になくなってしまったら本当に寂しいのかもしれないと、また作業のスピードが遅くなりました。結果、現在も母の荷物は完全には片付いていません。この出来事を通じて私は周囲の人のためにも、自分の持ち物は自分が元気なうちにしっかり整理しておかなくては!と強く感じたのです。自分と家族のための片付け相変わらず片付けは得意ではないけれど、母が亡くなって遺品整理を経験した今、“自分と家族のため”を意識して少しずつ片付けに取り組むようにしています。物を捨てるのに迷ったときには、インテリアコーディネーターの友人の「片付けとは、自分の決めた生き方に必要な物かどうかを見極める作業。結果的に物がたくさん残っても、今の自分が快適な生活を送るのに必要であればすぐに捨てる必要はない」という言葉を思い出すようにしています。その考え方によって私にも少しばかりの心の余裕が生まれ、「今は必要だ」と感じるものを残す勇気と、「あまり必要でない」と感じるものを捨てる勇気が持てました。まだまだ片付けは苦手ではあるけれど、少しずつコツコツと進めていきたいと思います。それが、いつか来るお別れの際に、「大切な人の物を捨てなくてはならない悲しみ」や「整理の大変さ」を自分の大切な人たちに味わわせないで済むことにもつながっていくのかなと思うのです。まとめ数カ月前、“願わくば最後”となる引っ越しを終えました。4人家族の荷造りをするのは想像以上にストレスで、引っ越しが終わっても1カ月以上、必要最低限の段ボールしか開封していない状態に陥るほどでした。ただ今回の引っ越しは、常に母の遺品整理のことが念頭にあり、荷物を大量に処分する良い機会になりました。まだまだ荷物が多過ぎるわが家ですし、子どもたちはこれからも物を増やし続けるのだろうと思います。でも、家族のライフステージの変化に合わせ、家族も巻き込みながらコツコツと片付けを続けていこうと思う今日このごろです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/山口がたこ著者/わくい(42歳)「人生やっぱわくわくしなくちゃ」をモットーに、漁港のある小さな港町で、子どもたちと全力で遊ぶ日々。
2022年09月23日朝晩はだいぶ涼しくなってきたので、そろそろ夏のアイテムを片付けようかなと考えている方も多いのではないでしょうか。季節の変わり目はお片づけのチャンス!使っていたもの、使わなかったものを改めて見直して、ものの整理を進めてみませんか?整理収納アドバイザーである筆者が教える「秋に捨ててよかったもの」をお伝えいたします。夏限定アイテムを見直そう夏限定で使っていたアイテムは、しまう前にものの状態を見直して、来年も使うために取っておく必要があるかどうか、今の時期にじっくり検討してみましょう。来年の夏にいざ使おうとしても、色褪せていたり、壊れたままの状態だと「なんだか使いにくくて、調子が悪い」と感じて、とても残念な気持ちになってしまいます。季節限定のものは、使わない時期の収納スペースや保管する量までしっかり考えておけると、探す時間を減らして、より使いやすくなりますよ。1.保冷剤アイスクリームや冷凍品を購入する際についてきた無料の保冷剤、冷凍庫の中に大量にストックされていませんか?お弁当や外出時の冷却剤として夏場はたくさん必要だったかもしれませんが、いつのまに増えすぎていないか、一度チェックしておくことがおすすめです。2.うちわ、プラスチックボトルなどのノベルティグッズ広告の入ったプラスチックのうちわ、濡らして使用すると冷却効果のあるクールタオル、飲み物を購入したらついてきたプラスチックボトルなどなど…。無料でもらったノベルティグッズも、実際はほとんど使わなかったものがあるかもしれません。あったら便利そう、いつかまた使うかもと思っても、来年まで大切にとっておくほどでもないと感じるのであれば、潔く処分してしまってもよいでしょう。3.水遊びやプールアイテム夏休みに活躍したプールアイテムも、来年も使えそうか、しっかりチェックしてからしまっておきたいですね。サイズアウトしそうな子どもの水着やラッシュガードなど、買い替えが必要なアイテムをしまう前に確認しておくと、来年購入する際のサイズや予算を事前に把握しやすくなります。筆者宅では、サイズが小さくなった浮き輪を先日処分しました。ボールなどのビニール製品の破れ、水鉄砲などプラスチックおもちゃの汚れや壊れた箇所を見つけたら、そのまま取っておかずに思い切って処分してみましょう。来年必要であれば、あらためて使いやすいものをじっくり検討してみるといいですね。4.メイクアイテム、化粧品夏に合う色のリップやマスカラなどのメイクアイテム、日焼け止めなどの化粧品は、一度開封してしまうと空気に触れて酸化が進むため、できればワンシーズンから半年ほどで使い切るのがベスト。特に、マスカラやチップで塗るタイプのリップやグロスは要注意です。容器内で雑菌が繁殖して目の粘膜についてしまうと、充血やかゆみなど目のトラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。中身の液がドロッとしていたり、臭いが気になるようなら、品質が低下している恐れがあるので、迷わず処分してしまいましょう。去年から取っておいたものも、改めて見直してみよう昨年末や大掃除の際、もう少し取っておこうと物置の奥にしまいこんでいるものはありませんか?・まだ使えそうな家電、収納グッズ・他の子に譲るかもしれない子どもの洋服・捨てるのはもったいない高級ブランドの食器・時間ができたらやろうと思った趣味や勉強道具持っていたことを忘れていた、やっぱり出番がなさそう…というものもあるのでは?取り出してまで使いたいものや、すぐ譲りたい気持ちにならなかったものは、1年の3分の2が過ぎたこの時期に処分を決めてしまうのもおすすめです。年末の慌ただしいときに大掃除とものの整理を一緒に行おうとすると、時間も労力も気力もかかって疲労も一段と大きくなってしまいます。秋のうちから少しずつものの整理を進めておくと、年末の家事負担をグッと減らせるでしょう。ものの整理は時間ができたらやろうと思っても、ついつい後回しにしがちですよね。次の季節まで保管しておく必要があるかどうか、3か月ごとの季節の変わり目を「暮らしの見直しチャンス」と捉えてみましょう。しまうもの、使うものの量や状態を定期的に確認することで、次に使うときにもスムーズに気持ちよく使えます。ぜひ秋の初めにチェックしてみてくださいね!のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年09月18日安くて便利なアイテムがたくさん揃う100円ショップでは、日々新しい商品が発売されています。しかし「何かに役立ちそう!」と買ってみても、サイズが合わなかったり、思うように活用できなかったりと、残念なお買い物になってしまうことはありませんか?今回は、シンプルな暮らしを目指す整理収納アドバイザーである筆者が、使いやすくてリピート買いしている「おすすめ100均アイテム」6つをご紹介します。1.お掃除をラクにするアイテム100均で購入できるお掃除アイテムは、ちょっとした隙間にぴったり届くものや、手軽に交換してどんどん使い切れるものが多い点が魅力だと思います。ペットボトルにつける水差し付ブラシ(ダイソー)ベランダのサッシの届きにくいところを掃除するのにぴったりなアイテムです。サッシの掃除は、最初から水や洗剤を使うのはNG。ホコリや砂汚れが水を吸うと、ドロドロになって余計な手間がかかってしまいます。まずはブラシ部分で汚れを取り除いて、ペットボトルの水をかけて洗い流しましょう。最後にいらない布で乾拭きするとさっぱりきれいに!サッシの幅にぴったりのブラシとペットボトルがセットで使えます。面倒で後回しにしてしまいがちなサッシ掃除も、手軽に取りかかりやすくなりますよ。【商品情報】ダイソー「ペットボトルにつける水差し付ブラシ」価格:¥110水切りストッキングネットとプルアウトボックス(セリア)キッチンの排水口のゴミ受けには、ストッキングタイプの水切りネットを使っています。愛用しているセリアの商品は45枚入りで、毎日交換しても1か月半ももつためコスパも最高です。パッケージのままだとネットが絡まって取り出しにくいので、同じくセリアの「プルアウトボックス」とセットで収納するのがおすすめ。十字形に切れ込みの入ったフタが、ネットの絡まりを抑えてくれるので、片手でもするりと取り出しやすくなります。【商品情報】セリア「水切りストッキングネット」価格:¥110セリア「プルアウトボックス」価格:¥1102.小物収納アイテム家のなかで迷子になりがちな小物の定位置を作るために、便利なアイテムが揃うのも100均ならではです。超強力マグネット(ダイソー)100均のマグネットは、壁面収納に便利です。はさみやマーカー、印鑑などにマグネットを貼って、よく使う場所の壁にぺたりと張り付けておくと、使い勝手がぐんとアップ!元に戻すのも簡単ですよ。筆者宅では、キッチンボードの隅に充電スペースがあるので、壁際にマグネットを張り付けて、だらんと垂れ下がってしまうコードの先をぺたっと張り付けています。【商品情報】ダイソー「超強力マグネット」価格:¥110薬味チューブホルダー、冷蔵庫ミニポケット(ダイソー)調味料などを収納する冷蔵庫用のミニケースですが、文房具や薬などの小物の定位置収納にもぴったりです。「薬味チューブホルダー」は、チューブ状の塗り薬やリップクリームなど、テーブルなどについ放置しがちなものをいれておくと便利。常備薬の引き出しには、飲みかけの小さな薬を「冷蔵庫ミニポケット」にまとめておくと取り出しやすくなります。また子ども部屋の消しゴムやクリップなど、家中の迷子になりやすい小さいものの定位置作りとして、どんどん活用できる超便利グッズです。【商品情報】ダイソー「薬味チューブホルダー」価格:¥110ダイソー「冷蔵庫ミニポケット」価格:¥1103.整理整頓アイテムものを重ねたり押し込んでしまったりして、ついごちゃつきがちな収納スペース。100均のアイテムを使えば、ものを立たせたり支えたりしてすっきり整理することができます。キッチン消耗品収納ケース(セリア)普段使うゴミ袋は、パッケージのまま収納しようとすると上手に立てられなかったり、取り出すたびに何枚も飛び出てきたりして、ちょっとしたストレスになりがちでした。「キッチン消耗品収納ケース」は複数のサイズ展開があり、袋の大きさによってぴったりのサイズが選べます。筆者宅ではMサイズのケースを使い、大きい袋と小さめな袋の収納に使用。ケースに入れることで一枚ずつスムーズに取り出せるうえ、残りの枚数も確認しやすくなります。入れ替える手間がかかっても、ぜひ取り入れてみてほしいアイテムです。【商品情報】セリア「キッチン消耗品収納ケース」価格:¥110ブックエンド(ダイソー)ブックエンドは本棚以外でも大活躍!奥行きや高さなど、様々なサイズが展開されているのも便利です。何かを支えるだけでなく、仕切ったり、マグネットで貼り付けたりと、L字型とスチール製の良さを活かすのがポイント。筆者宅では、キッチンボードに置いているトレイを立てかけたり、衣装ケース内で洋服の整理に使用したりと、シンプルな形だからこそさまざまな場所で応用しています。スチール製なので、超強力マグネットを貼った小物をくっつければ、収納スペースとしても利用できますよ。【商品情報】ダイソー「ブックエンド」価格:¥110100均アイテムは安くて気軽に購入する機会が多いからこそ、結局あまり使わなかったという商品を買ってしまった人も多いかもしれません。筆者も「失敗したな~」という経験は度々してきました。失敗を次に活かすためには、たとえ110円でも、SNSやネット、雑誌などでアイテム情報を下調べしておくこと。また使う場所に合うサイズかどうかを事前にきちんと測って購入することも大切です。便利でお得な100均アイテムを上手に活用できるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。【参考】『ダイソー』公式サイト『セリア』公式サイトのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年09月01日夏休み中など、子どもが学用品を持ち帰ってきても置き場所がなかったり、収納スペースが決まらなかったりして、悩むことはありませんか?子どもに片付けを促してもうまく伝わらず、始業式前に慌てて準備する…なんてことも。そんな事態を防ぐために、今のうちに子どもと一緒にお片づけを進めてみましょう。整理収納アドバイザーである筆者が実践する、学用品の整理方法をご紹介します。1.子どもが自分で管理できる環境を目指そう子どもの学用品の片付けが難しい原因は、以下の2つが考えられます。・持ち物の種類や量を把握できず、要不要の判断ができない・収納場所や収納法があいまいで迷ってしまう親がすべて決めて子どもに指示するよりも、子どもが自分で考えて、行動できる仕組みづくりが大切なポイントです。お片づけの基本は、「整理」してから「収納」すること。まずはすべての持ち物を出して点検して、それから保管場所を決めます。最後に「始業式に持っていくものをまとめておくこと」をゴールにすると、どうやってお片づけをするのかイメージが沸きやすくなります。2.持ち物の種類と量を把握しよう(1)持ち物をすべて集めてみる道具箱や習字道具入れなど、中身をすべて出して、ほこりや汚れをきれいに拭き取っておきましょう。不要な紙やゴミが入っていれば捨てます。ポケットの中も忘れずに!(2)洗濯、補修が必要なものを出す上履きやリコーダー、鍵盤ハーモニカのコードなどを手洗いしましょう。洗濯機にかけるものは、ネットに入れて洗濯かごへ。上履きや体操着など、サイズが合っているかもしっかりチェック!名前が消えかけているものは書き直しておきましょう。(3)買い足しが必要なものをメモする絵具や色鉛筆、スティックのり、墨汁など、普段使っているものの残量を確認。残りが少なければ、自分で早めに申告するように話しておくとよいでしょう。必要なものを知り、自分で用意する習慣は、普段からの忘れ物防止になりますよ。(4)始業式に何が必要かを確認するぞうきん、通知表の表紙など、今準備できるものは、すぐランドセルに入れておきます。道具箱や鍵盤ハーモニカなど、始業式当日ではなく徐々に持っていけばいいものは、どのタイミングで持っていくのか一緒に確認していくと安心ですね。3.休み期間中の保管場所を決める普段使う教科書類と、休み期間中に保管が必要な学用品の収納場所は、分けて考えます。教科書やノートは学習机やランドセルの近くに置きますが、休み中に保管する学用品は、どうしてもスペースがとれなければ別の場所でも大丈夫です。学用品の収納のポイントは、以下の3つです。(1)普段から余白スペースをとっておく実験セットや図工の作品など、かさばるものも多いですよね。そのような時に備えて、普段から棚1段分くらいの余白スペースをとっておくと、収納スペースからモノがあふれてしまうこともありません。休み期間中は、このスペースに学用品を収めておきます。(2)教科書とノートなどは立てて収める教科書やノートはファイルボックスへ、学用品や学校から借りた本は、ブックスタンドに立てて収納すると便利です。上に重ねたり奥に突っ込んだりすると、忘れものの原因になってしまうので要注意!ちなみに使いかけのノートには、最後から5ページ目に付箋を貼っておきます。「国語用ノートを買ってもらう!」などメモしておけば、子どもが申告しやすくなりますよ。(3)プリントは学期末にまとめて整理する筆者宅の学習プリント収納は、ワゴン一番下の引き出しの手前にどんどん入れていくだけです。長期休み中にすべて取り出し、記録や思い出として取っておきたいものを子どもの基準でチョイス。それ以外のプリントはすべて処分します。最初は何をとっておくか決めるのに、時間がかかるかもしれません。そんなときは「学習内容は、頭にすべてしっかり入っているから大丈夫だよ」と声をかけて、見守ってあげることも大切なポイント。年3回繰り返していくうちに、取捨選択にも慣れてくるはずですよ。学用品の収納は、親が判断してすべて決めてしまうよりも、子どもと一緒に考えて、やってみることがおすすめです。自分の持ち物の量を把握して、管理できるスキルは、学期末ごとに何度も経験することで徐々に身につけさせていきましょう。余白スペースにきれいに整えた学用品を揃えて置き、いつ・何を持っていくのかを子どもが事前に分かっていると、新学期も気持ちよくスムーズにスタートできますね。残りの夏休み中に、ぜひ一緒に取り組んでみてください!のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakaniのぞみ
2022年08月21日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!今回は次女オコメと従兄弟のコニーくんのお話。始まりはオコメが年中さんになってから特にがんばっていることを、姉に披露、自慢したことから始まりました。姉に嬉しそうに披露したオコメ。いやー、長かったですからね! 得意げにもなりますよ。オコメのがんばりを見てくれた姉は、息子のコニーくんにも練習させてみようと声をかけてみました。あと30年…。長い!(笑)がんばれコニーくんと我が姉よ!同い年のよきライバル、コニーくんが面白かったお話でした。
2022年06月11日平日はいつも仕事で忙しくて掃除や片付けはほとんどできない…。お部屋が乱れているのは気になるけれど、どうしても時間が取れずにモヤモヤしてはいませんか?でも忙しい平日は、無理に家事を頑張らなくても大丈夫!今回は整理収納アドバイザーである筆者が、週末にやっておくべき時短家事4つをご紹介します。平日に部屋を汚さないテクニックもお伝えするので、チェックしてみてください。やるべき家事を、平日と週末で分けてみる仕事や育児に追われていると、じっくり家事に取り組む時間はなかなかとれませんよね。そんな中、お部屋の掃除や片付けを完璧にするのは、とてもハードルが高く感じてしまうもの。そんな時こそ、家事を平日と週末で分けるのがおすすめです。筆者は「寝る前の5分片付け」と「週末の1時間“中掃除”」に分けて家事を行っています。平日は寝る前に5分片付けをする「寝る前の5分片付け」とは、使ったものを決めた場所に戻すだけの作業。筆者の場合は次のようなルーティーンを行っています。・飲みかけのコップをさっと洗って、水切りカゴに置く・読みかけの本は本棚に戻す・玄関の靴を揃える・スマホやiPad、モバイルバッテリーは充電場所に戻す・子どもの学校のプリントはすぐに提出するか、バインダーに挟む平日に掃除をするときは無理してあれこれと手を出さず、出しっぱなしのものを元に戻すだけのシンプルな片付けを習慣にするのが大切。すると、朝から無駄な家事が減り、お出かけの準備もスムーズにできますよ。週末は1時間の“中掃除”をする「週末の1時間“中掃除”」では、平日にできなかった掃除を中心に家事を進めていきます。そもそも中掃除とは、大掃除まで行かずとも、普段よりは少し丁寧に掃除をするという意味です。「週末の1時間“中掃除”」のポイントは、毎週やるルーティンを決めること。見た目がそれほど汚れていなくても、毎週同じことをやります。まだ大丈夫そうと思って、掃除を後回しにしてしまうのは禁物!一度放置してしまった結果、汚れを溜めてしまったことで、1.5~2倍の時間と負担がかかってしまうこともあるからです。中掃除と言っても、大掃除並みに頑張る必要はありません。洗剤をかけておいたり、アルコールでさっと拭いたりして、1週間の汚れをリセットしていきましょう。洗面所・お風呂場排水溝に泡ハイターをかけておき、5分経ったらゴム手袋で軽くこすり洗いします。排水溝汚れを放置してヌメリが出てしまうと、掃除がさらに面倒になりがちです。汚れが目立たなくても毎週やっておくだけで、ヌメリやニオイも気にならなくなりますよ。キッチンキッチンの水回りも、お風呂場や洗面所同様に、いつの間にか黒カビやピンク色のヌメリが目立ってきます。汚れに触れたくなくてつい放置してしまうと、あとで余計に手間がかかってしまうので、週末にしっかり対策しておきましょう。ポイントは、泡ハイターとアルコールで掃除をすること。まずは、排水溝やまな板・茶渋の付いたコップとポット・水切りカゴのカトラリー入れに、泡ハイターをかけて漂白・除菌します。カビやヌメリ対策になり、いつでも清潔なキッチンを保ちやすくなります。次に、使い古したタオル雑巾にアルコールを吹きかけて、冷蔵庫や収納棚の取っ手周り・キッチンの壁・蛇口周り・電子レンジの中・コンロ周りを拭き掃除。最後に、生ごみ入れポットとゴミ箱の周りをキレイにして、汚れと一緒にぽいっと捨てます。アルコールは、油汚れや皮脂汚れを溶かして落としたいときにおすすめ、特に、冷蔵庫や食器棚の取っ手部分を拭くと、さっぱりとキレイになります。湿度が高くなる季節に向けてもう1か所プラスで掃除するなら、冷蔵庫内を。除菌・防カビ効果のあるアルコールで拭いておくと、ニオイも気にならなくなるはずです。ゴミ集め帰宅後に家事や子どもの世話をして、寝る前にぐったり疲れてしまうと、掃除だけでなくゴミをまとめるのも億劫になってしまうかもしれません。週末にはもう少し頑張って、粗大ごみの大きさを計って回収依頼の準備をしたり、段ボールや資源ごみを出しやすくするために事前にまとめたりしておくと、朝の慌ただしいゴミ出しがとてもスムーズになります。週末の時間のあるときにちょっとした先回りをすることで、平日に行う家事の負担が少しずつ減ってラクになるので実践してみてください。週末に片付けと掃除もまとめてやろうとすると、2~3時間以上かかって意外とヘビー。結局腰が重くなり、手を付けるのが面倒になってしまうかもしれません。家事を溜めすぎずに上手に回していけるよう、「寝る前の5分間片付け」と「週末の1時間中掃除」の仕組みもぜひ参考にしてみてくださいね。みやがわのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2022年04月29日こんにちは。渋谷です。私には最近気をつけていることがあります。それは「リビングのテーブルの上をキレイにすること」です。長男・ゆっくんが1歳になり、活発に動き始めたと思いきや。この頃の月齢の子どもって手にした物全部口に入れて食べ始めるんですよね…壁にかけて収納していた物やサイドテーブルに収納していた物など、ゆっくんの手に届く物はすべて撤去。そうなると唯一手の届かないリビングのテーブルに徐々に物が置かれるようになるのです。テーブルって結構目に入ってくるもので、そこが汚いと部屋全体が汚く感じてしまったのです。元気山盛りのふたりの子どもがいる今、どう頑張っても自分の理想のキレイな部屋にはならないので「せめてここだけは!」とリビングのテーブルの上だけは物がない状態を維持しているのです。しかしこれ、裏を返せば「一ヶ所だけキレイにしていればOK!」ということ。なので床とかその他もろもろは雑然としています…「子どもが小さいうちはしゃーないしゃーない!」と諦めの境地に達しました。子どもとの生活は気負わないのが一番大事なのかもしれません。
2022年04月12日穏やかな気候になり、厚手のコートから軽やかなスプリングコートへ着替える季節となりました。パステルカラーの明るく華やかな洋服を見ると、気分もウキウキしてお買い物欲も湧いてきます。しかし、すでに似たアイテムをいくつも持っていたりイメージと少し違ったりなどで、お買い物に失敗したかも…と感じることもありますよね。そこで今回は、春夏用の洋服を買う前に意識してほしい“服を増やしすぎないコツ”をご紹介します。洋服が多すぎると困りごとも増える?クローゼットに洋服がパンパンに詰まっていると、こんな悩みがありませんか?・持っている洋服が把握できず、似たようなアイテムをまた買ってしまう・好きなものと好きではないものがゴチャゴチャで、選びにくくなる・管理が行き届かなくなり、洋服にしわや型崩れ、変色などが起きてしまう着たいときに洋服が選びやすくてきれいな状態でないと、お出かけ前にガッカリした気持ちになってしまいますよね。まずは、いま持っている洋服がアイテムごとに何着あるのか、きちんと把握することが大切です。愛着のある服だけに絞って、より快適に!手持ちの洋服を厳選することで、次のようなメリットがあります。・好きなものだけが残るので、アイテムを選びやすくコーディネートが楽しめる・衣替えの時期には整理しやすく、作業が楽になる・着用回数が増えるので、洋服の傷み具合を点検しやすい洋服が溢れているときには見えていなかった生地のヨレやほつれなどに気づき、大切にお手入れできるようにもなります。愛着をもって手入れをしながら何度も着ることで、買ったときに味わったとびきりの嬉しさを、長く着ていく中でも感じられるはずです。お気に入りだけが残っていく!服を増やさない3つのコツ少ない方がいいとはいえ、「ブラウスは1枚、パンツは2本だけ」といったように数を最小限に絞ることが目的ではありません。次にご紹介する“洋服を増やしすぎないコツ”3つを意識して、自分のライフスタイルに合った適量を見つけていきましょう。1.いままでの失敗を振り返るanan Beauty+ clubメンバー調べによると、「実はいらなかった・無くても困らなかったファッションアイテム」1位は、洋服という結果に。価格重視で選んだ結果失敗するケースが多いようです。みなさんの中にも、セールで安くなったアイテムを衝動買いして、結局着なかった経験がある人もいるかもしれません。洋服を買うときは、いままで失敗したと思うお買い物の行動を振り返ってみましょう。安さにつられて買った洋服をたまにしか着ないよりも、品質やデザイン、価格にも納得できて、本当に気に入った洋服を何度も身につけるほうがいいでしょう。お買い物の基準を見直すことでお買い物の満足度がグンと上がり、余計な物欲を抑えることにもつながりますよ。2.ワンシーズンで何回着るか、想像する次に、クローゼットにあるたくさんの洋服をワンシーズンで何回手に取るか、想像してみましょう。洋服は必要最低限の数だけ持つことが大切なのではなく、着用回数に合わせて把握できる範囲で持つと決めておくことがおすすめです。筆者は、在宅勤務がある平日はパンツスタイルのカジュアルな服装です。スカートを着る機会は、ワンシーズンで休日4~6回くらい。軽やかでおしゃれなスカートも好きですが、着る機会が少ないなら2~3着持っていればOK。安易にスカートを増やさなくなりました。筆者の場合は、「3プラスマイナス1」を目安にしています。ブラウス・デニム・パンツ・スカートなど、アイテムごとに多くても4つ以内と「枠」を決めておく。そうすることで、似たようなものを複数買ってしまうことも防げるようになるはずです。3.着なくなったら売る、を考えなおす「着なくなったから売ろう」と洋服を紙袋にキープしても、溜まっていく一方でなかなか処分できないという悩みもよくあるでしょう。筆者も以前は保管していましたが、出品にかかわる手間がとても面倒で、なかなか行動できませんでした。いまは売ることをやめて、「着ないものは処分する」と決めています。着ない服を売るまで大切にとっておくよりも、着たい服を特等席にしまっておくことを優先してみましょう。不要なものは早めに手放すと、クローゼットに適度な空間がうまれて、洋服が選びやすくなります。自分らしいファッションを楽しむ余裕もうまれ、日々の充実感がよりアップするかもしれませんね。たくさん洋服を持ちながら様々なコーディネートを楽しむおしゃれもいいですが、筆者は、今の時代は厳選したアイテムで自分なりのコーディネートを楽しんでいる人がよりおしゃれだと感じます。「お買い物の基準」と「アイテム数の枠」をきちんと決めることで、洋服の管理がラクになり、今持っているアイテムも長く大切にできます。「服を増やさないコツ3つ」を意識して、春のファッションアイテムのお買い物してくださいね。みやがわのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/みやがわのぞみ
2022年03月26日なるべくモノを増やさないように努めても、気がつくと増えてきて収納に困る…ズボラな性格で片付けが苦手…なんて方も多いのではないでしょうか。収納もできて座れる上、インテリアにもなるそんな収納グッズをご紹介します!大容量収納の270L!防水素材で室外にも!ベンチにも!段々と暖かくなってくるこれからの時期、ガーデニングやアウトドア・BBQなど外で楽しめる事が多くなってきました。しかし、その道具を家の中には置いておきたくないし、庭や玄関先などにそのまま置いておくのも人目が気になりますよね。そんな悩みを解決してくれる大容量270Lの収納ベンチはいかがでしょうか!沢山の道具を入れられるだけでなく、耐荷重100kgでガーデニング中の休憩や、BBQでイスとしても大活躍!貯まったゴミを入れてカラス対策にも使える汎用性の高い収納ベンチです!楽天市場でのご購入はコチラショッピングでのご購入はコチラごちゃごちゃカラーボックスとさようなら!カラーボックスにピッタリ!収納もできて座れるインナーボックス!どんなインテリアにも合わせられる大人気のカラーボックス。でも、置きたいものとカラーボックスのサイズが合わず、なんだかごちゃごちゃ詰め込んだように見える…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そんなお悩みを解決してくれるインナーボックス「ハント」をご紹介!ズボラな人でもインナーボックスにものをポイポイっと入れカラーボックスに入れるだけであら不思議。素敵で片付いたお部屋に様変わりしちゃいます!耐荷重が80kgで座ることもできるので、急な来客時はカラーボックスからスッと取り出してイス替わりにも!その他にも色々な使い方ができる便利なアイテムです!楽天市場でのご購入はコチラショッピングでのご購入はコチラアンティーク調のインテリアに馴染む収納スツール!シンプルな収納ボックスではアンティーク調のインテリアに馴染まない、という時にはコチラの収納ボックスはいかがでしょうか。インナーボックスに入るサイズではありませんが、オシャレな国旗柄な上、耐荷重100kgでイスになるのでそのままお部屋に置いていても違和感がありません!LサイズとSサイズの2種類あるので、用途に合わせて使い分けられるのも嬉しいポイントです。楽天市場でのご購入はコチラショッピングでのご購入はコチラ
2022年03月11日お片付けっていつから始める?お片付けって何歳から始めるのがよいのでしょう?「絶対にこれが正解!」ということはありませんが、おもちゃを使うようになったら、お片付けも一緒に教えるようにするとよいですね。遊ぶと片付けるはセット、という風にしておくことをおすすめします。「もう小学生ですが今からでは遅いですか?」と聞かれることがありますが、そんなことはありませんよ!時間が掛かってもいつか必ずできるようになるので安心してくださいね。片付けなさい!って言っていませんか?お子さんに「片付けなさい!」って言っていませんか?お片付けは簡単なようで、できるようになるまではなかなか難しいんです。例えば算数や国語は学校で毎日のように教えてもらえますが、お片付けを教えてもらうことはほとんどありません。お片付けの授業もあったらすごくよいと思うのですが、うちで何度も繰り返し教えたり、一緒にやってみたりするしかないというのが現状です。そこで今回は、おうちでできるダイソーの収納用品を使ったお片付けの仕組み作り&お片付けの進め方をご紹介していきます。ダイソーの可愛くて面白い収納グッズ小さいお子さんにお片付けを教える場合、まずは安心・安全であることが重要です。角をぶつけても大丈夫なようにフェルト素材や段ボール素材、シリコン素材などを選ぶとよいですね。今回は安心・安全でさらに面白い収納グッズを見つけてきました!一見普通のグレーの収納用品に見えますが……。袋から出してみると、このように少し変わった形をしています。両サイドになにかが飛び出ていて不思議ですよね?広げてみると、なんと鮫!鮫の形の収納ボックスでした!【DAISO】FELT STORAGEフェルト収納(リトルシャーク・ライトグレー)サイズ:30×45cm価格:500円(税抜)500円商品でした。リトルシャークと書いてありますが、実は買ったときはなんのことか分からなかったんです。まさか鮫のボックスだったなんて!でも、小さいお子さんにはピッタリです。子供って面白いと感じるとなんでも頑張ってやってくれます。こちらはデザインは普通ですが、厚地のフェルトの収納ボックスで鮫のボックスと同じシリーズだったので購入してみました。カラーボックスにちょうどぴったり入るんです!これは嬉しいポイントですね。持ち手がフェイクレザーなところも◎ですね。ただ片付くだけじゃなくてオシャレな雰囲気まで演出してくれて、さすがダイソーさんです!【DAISO】FELT STORAGEフェルト収納(カラーBOXサイズ・ライトグレー)サイズ:38×26×24cm価格:300円(税抜)こちらは300円(税抜)商品でした。かなりしっかりとした厚みのあるフェルトなので300円でも安いと感じました。それでは早速使ってみましょう!想像以上!インテリアに優しく馴染む収納ボックス鮫のデザインが目立ってしまわないか少し不安もありましたが、こうして置いてみるとよい意味で全く目立たないですね!インテリアに馴染んで優しいグレーがとても素敵です。これならいくつか並べてみても大丈夫そうです。木箱に入れた収納ボックスもレザーの持ち手が可愛らしい♪それでは実際にどのように声かけをして、お片付けをするのかやってみましょう♪始めは一緒に楽しく片付けましょうおもちゃが散らかった状態から、「○○の時間だから、一緒に片付けよう!」と声をかけるようにします。ごはんの時間、お風呂の時間、なんでも大丈夫ですができるようになるまでは「一緒に片付ける」がポイントです。片付けは一度教えてもらったとしても、次からすぐに1人で出来る訳ではありません。何度も何度も繰り返し一緒に作業をして、褒めてもらったり「助かったよ♪」と感謝してもらったりしながら覚えていきます。※我が家の息子たちはすでに中学・高校生なのでおもちゃがありません。トレーニンググッズで代用します。お片付けって面倒な作業です。それは大人も同じですよね。できるなら避けたい……。でもそうしていると大変なことになるのを知っているから大人は片付けます。子供たちはそれを理解していないので、とにかく慣れるまで、習慣化するまでは一緒に作業するようにします。「早くして」「どうしてできないの?」と急かさず、少し時間に余裕を持たせて作業できるとよいですね。でも、いつもいつもそうできる訳はありません。毎日必ずそうしなくても大丈夫です。「今日は片付けちゃうね。」と言ってササッと片付けてしまう日があっても問題はありませんよ。この鮫のボックス、例えば底の部分を手が入るくらいの大きさにカットして、お片付けをするときはお母さん(お父さん)が底から手を入れて、おもちゃを受け取るなど遊びを入れながらお片付けするのも楽しそうです。「美味しい!美味しい!」と遊びながらお片付けを楽しくできると◎ですね。「きちんと」しなくてOK!簡単&楽にぽいぽい収納しようお片付けはとにかく楽にできるようにします。きっちりこの箱にはこれだけを収納して、これにはこのパーツだけを入れて……と細かくしすぎなくても大丈夫です。お子さんにこだわりがある場合はもちろんその通りにしてあげるとよいのですが、そうではない場合はこのボックスにぽいぽい入れるだけ!というように、とにかく簡単ですぐにできるようにしましょう。何を入れるのかを分かるようにするボックスの中に何を入れたら◎なのかが分かるように、ボックスとボックスの中身を撮影します。写真を撮り、少し大きめにプリントアウトして子供部屋に貼ったり、おもちゃ箱、収納ボックスに直接貼ります。こうすることで本人はもちろん、遊びに来てくれたお友達もどこになにをしまえばよいのかが分かります。途中で飽きてしまったら?もし途中でお片付けに飽きてしまった場合に「最後まで片付けなさい!」と言わないでほしいんです。始めは少しでもお片付けをやったなら、それでOKです!いきなり完璧にするのは大人でも難しいですよね。途中で飽きてしまったら、どこか褒めるポイントを見つけて、それを是非言葉にしてプレゼントしてほしいんです。「昨日より上手に片付けられたね。」とか、お友達と遊んだ後であれば「仲良く遊べたね。」「喧嘩もしちゃったけど、上手に仲直りできててびっくりした。」などなんでも◎なんです。お片付けの時間に怒られてしまうと、本当に嫌な時間になってしまいます。そしてずっと心に残ってしまいます。もちろん注意しないといけないこともたくさんあります。話し合うことも大事ですができればそれは後にして、気持ちよくお片付けができるとよいですね。大切なことは積み重ねること、習慣化することいかがでしたか?お片付けのときは毎回できるだけ同じような雰囲気で、習慣化するまでは時間を掛けて進めることが大切です。長い目で見て、焦らずにゆっくりと、お片付けができるようにお子さんに寄り添いながら進めてみてくださいね。
2022年02月09日身の丈に合ったシンプルなお家お家づくりから、暮らしを楽しむヒントを発信しています。お家を整えて暮らしを充実させましょう!今回は「片付けの3ステップ」をご紹介します。片付けの3ステップステップ1:全て出すinstagram(@__mika.home)面倒ですが片付けたい場所の中身を全て出します。まずは引き出し1段など小さな所から始めると挫折しません◎ステップ2:分類instagram(@__mika.home)使っているモノ・使っていないモノで分類していきます。判断に悩んだら1年以内に使ったかどうかを基準にしてみてください!ステップ3:収納instagram(@__mika.home)収納するときのコツとして、普段使用する場所の近くにモノを収納するのがポイントです!収納ケースは先に買わないinstagram(@__mika.home)整理すると収納ケースは余ってくるはず。収納するからと先にケースを買うのはNG×まずは家にある収納ケースで収納してしばらく使ってみて使いにくかったら買い足してみよう♪3ステップ意識してお片付けしてみてくださいね!
2022年01月13日遊んだおもちゃを広げたまま片付けない、整理整頓ができないなど、幼い子供の『片付け問題』に頭を悩ます親は多いもの。子供に直接お願いしても、行動に移してくれないと家の中が片付かず、困りますよね。えぴこ(@epico428)さん夫婦が育てる1歳の息子さんも、家の中を散らかしたまま片付けなかったのだとか。散らかった部屋を見たえぴこさんの夫は、ある作戦に出ました。お片付け #育児漫画 #育児絵日記 #漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/0QhGFVaevM — えぴこ (@epico428) December 23, 2021 えぴこさんの夫が行ったもの、それは…「お片付けって楽しいな」作戦!父親が楽しそうに片付けをしていたら、「僕もやる!」と息子さんが参加してくると思ったのでしょう。しかし、当の本人は、片付けを進める父親を「ヘヘッ」と笑いながら眺めただけでした。そうこうしているうちに、片付けは終了。ただえぴこさんの夫がウキウキして片付けを済ませただけで終わるという、予想だにしない結末を迎えたのです。息を切らし、さわやかな汗を流した、えぴこさんの夫。果たして、息子さんが父親と一緒になって楽しくお片付けをする日は来るのでしょうか…![文・構成/grape編集部]
2021年12月24日毎年11月になると、そろそろ大掃除の計画を立てなくては…と、頭を悩ませる人もいるでしょう。できることなら、面倒な大掃除はしたくないですよね。掃除が苦手な人こそ事前に汚れを防ぐ「予防掃除」を取り入れると、年末の大掃除がグッとラクになりますよ。今回は整理収納アドバイザーの筆者が、汚れやすいところを中心に、少ない手間で簡単に取り入れられる“予防掃除のコツ”をご紹介します。1.レンジフード・冷蔵庫の上にラップをかけておくキッチン周りは意外と遠くまで油汚れが飛んでしまうスポット。ホコリと油汚れが絡まってたまるとベタベタ汚れになってしまい、掃除がとても面倒に。そこでレンジフードと冷蔵庫の上は、アルコールで拭き掃除してからラップを敷いて、汚れの付着を防いでおきましょう。なかなか手が届きにくいところだからこそ、汚れたラップを取り換えるだけにしておくと、こまめに掃除する必要がなくなりラクになりますよ。2.調味料の下にキッチンペーパーを敷く盛れた液体が固まって頑固な汚れになりやすい調味料入れ。そこで冷蔵庫内やキッチンの引き出しなどに置いている液体調味料の下には、キッチンペーパーを敷いておきましょう。液漏れや油が垂れても、ペーパーを敷いておけば安心!汚れたらこまめに取り換えるだけで、簡単に汚れを予防できます。3.キッチン周りのコーキングにマスキングテープを貼るコンロ周りのコーキングには、『ダイソー』の「カビ予防マスキングテープ」が便利!油ハネやホコリが溜まりがちな隅っこは、一度汚れがつくと拭き取りにくくなってしまうことも。汚れが付着する前にマスキングテープで防いでおくと、テープを外すだけで汚れを一気に取り除けます。ただ、テープを貼ったままにするとベタついて取れにくくなることがあるので、2~3か月おきに張り替えるようにしましょう。4.脱衣所とトイレの換気扇にフィルターを貼る脱衣所やトイレは衣類の脱ぎ着をするので、意外にホコリが多い場所。換気扇はいつのまにかホコリが溜まりやすく、気づくと分厚いホコリや汚れがぎっしり!なんてこともありますよね。そこで事前にフィルターを貼って、1か月に一度張り替えることでホコリ汚れを予防しましょう。ホコリが溜まりすぎると換気が悪くなってしまうので、毎月1日に取り換えるなど交換する日を決めておくと忘れないですよ。5.お風呂場の排水溝・洗濯機の蓋は開けておくお風呂場や洗濯機は毎日濡れる場所。濡れた状態で蓋をしたままにしておくと、すぐにヌメリやカビが出てきてしまいます。なので、筆者は洗濯機の蓋は、使用したあと内側にアルコールスプレーをかけてから、蓋を開けっ放しにしています。洗濯前の脱いだ衣類は、洗濯かご代わりに洗濯槽へ入れない方が良いでしょう。また、お風呂場の排水溝も、毎日髪の毛を取り除き、蓋を開けておくのがベター。シンプルで簡単な習慣ですが、するとしないとでは掃除のときに大きな差が出てきますよ。6.ハンドソープをオートディスペンサーにする洗面所周りは水が飛び散りやすく、びちゃびちゃに濡れがち。特に手洗いの頻度が増えるこの時期は、ハンドソープ周りが水浸しになったり、ポンプの底にヌメリがついたりと、掃除も面倒になりやすいでしょう。そこで筆者は、ハンドソープをポンプ式ではなくオートディスペンサーに替えました。それだけで洗面所周りが濡れることが少なくなり、水ハネや汚れの飛び散りも予防できるようになりました。見た目がすっきりとオシャレなものも多いので、ぜひ洗面所のインテリアに合うものを取り入れてみてください。7.厚手のマット類は敷かないキッチンマット、トイレマット、玄関マット……など、汚れを予防するために使用しているものは、使わないほうがラクになりました。なぜなら、多くのマットが、洗濯で手間がかかったり、乾きにくい素材のものが多かったからです。その代わりに、筆者宅では布製のキッチンマットではなく、透明なマットを使用。油汚れや水ハネがついてもさっと拭き取り可能で、毎日の汚れを溜めることなくいつもきれいを保てます。洗濯の手間も減ってうれしいことだらけですよ。予防掃除のテクニックを取り入れることで、大掃除にかかる負担は減る上に、手間と時間がグッと短縮できます。どれも日常の中に取り入れやすい小さな仕組みばかりなので、今年中にぜひ試してみてくださいね。みやがわのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/みやがわのぞみ
2021年11月03日洋服以外にもさまざまなモノを収納するクローゼットですが、高さや深さがあるので、”どこにどんなモノを置いたらいいか”と悩んでいる人も多いはず。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が、洋服の出し入れがグッとラクになる“クローゼット収納”のコツをご紹介します。クローゼット収納は、高さ別にゾーンで分けると使いやすくなりますよ!1.「上・中・下」のゾーン分けが使いやすさのポイントクローゼットは「上・中・下」3つのゾーンに分けて収納することを意識しましょう。踏み台にのらないと届きにくい上段、すぐに手が届き使いやすい中段、しゃがむ手間がかかる下段と、自分の行動やモノを使う頻度に合わせて置く場所を決めていくと、より使いやすい自分の暮らしにぴったりのクローゼットになります。特に収納に困りがちな上段には、バッグや毛布、布団、ひな人形、クリスマス飾りなど季節モノや使用頻度が低く軽いモノを置きましょう。筆者は上段収納には、『IKEA(イケア)』の「SKUBB(スクッブ)」シリーズを使っていて、便利でおすすめです。筆者宅では天井までぴったりのサイズの収納ボックスを5つ使用し、空間を最大限に活用!四角いフォルムなので、かさ張るモノや細かいモノをいろいろ入れても、スッキリと収められます。夏に大活躍した扇風機はこのように収納!筆者は2台分の扇風機の羽を分解して収納し、下の部分は扇風機収納ケースに入れてクローゼットの奥にしまっています。扇風機2台分をそのまま立ててクローゼットの奥にしまっておくよりも、コンパクトに収められますよ。どのような形で収納すればスペースを取らないかを考えながら、モノの配置を考えられるといいですね。2.ぎゅうぎゅう詰めにしない「8割収納」が理想次は、中段のハンガーポール収納について。一番よく使う洋服を置くスペースなので、見やすく取り出しやすくするためには、仕組みを整えておくことが大切です。ポール収納を見やすくするには、ハンガーをすべて揃えることがポイント!薄手のハンガーに統一することで、すっきりとした見た目になり、より洋服が選びやすくなります。筆者はスカートにクリップハンガーを使用。一つのハンガーに一着だけ洋服をかけ、何枚も重ねないようにしましょうね。ぎゅうぎゅうに洋服を詰め込まないためには、8割収納が理想です。ハンガー同士の間隔にゆとりができ、クローゼット内の空気が循環しやすくなることで、湿気やホコリをためにくく、カビの予防も期待できますよ。薄手のワンピースやシャツの場合は……パイプの長さ(cm)÷ハンガーに洋服をかけたときの平均的な厚み+ゆとり(3cm)×0.8※コートやダウンの場合はゆとり5cmで割りましょうで計算すると、ほどよく隙間ができて洋服同士が擦れ合わず、取り出しやすい理想のハンガーの本数が割り出せます。筆者宅では、100cmのハンガーポールに26本が理想。数えてみると23本使用していたので、どんな洋服を持っているのか一目瞭然で選びやすい空間になっています。3.一度着たニットを干しておける「一時保管スペース」が便利普段よく使うバッグやストールは、引っかける収納にしておくと便利です。筆者宅では、室内用物干しをクローゼット内の小物をかけるポール代わりに使用しています。一度使用したストールやニットは、このポールにかけて一日休ませておきます。もう一度着るモノは元に戻し、3回着用したらおしゃれ着用中性洗剤で週末にまとめて洗います。着たままのニットをそのままタンスやクローゼットに戻すと、湿気を逃がすことができず、匂いがこもりがちに。一時保管スペースをつくり、一度着た洋服を休ませておくと、お気に入りの洋服も長持ちさせれられますよ。4.自分の動線に合わせた収納方法を検討しよう下段は、季節外の洋服を保管するために衣装ケースを置いていますが、毎日使う下着や靴下、ハンカチ、洋服は、クローゼット隣のチェストに収納しています。ウォークインクローゼットは奥行きがあり、クローゼットを開ける+入る+かがむ+ケースを引き出すという4つのステップが生まれるため、毎日使うには少し手間がかかると感じてしまうからです。取り出すステップはより少なく、片づけやすい動線を優先し、自分に合わせた収納方法を検討することが大切です!たとえば、下着やパジャマは洗面所に置く、上着や羽織りは玄関に置く……など、使いやすさはもちろん、自分も家族も戻しやすい収納場所を柔軟に決めていけるといいでしょう。上段収納には天井ぴったりの収納ボックスでデッドスペースを有効活用する、中段はハンガーを揃えてすっきり見せる、下段は衣装ケースに季節外の洋服を収納する……など、「上・中・下」3つのゾーンに分けて収納すれば、出し入れがしやすく、選びやすいクローゼットに整えられます。「高いところが届きにくい」「奥行きが深いため、自分の行動と合わない」と悩んでいる人は、衣替えの機会に収納場所も見直してみると、より暮らしにフィットした時短家事につながるでしょう。ぜひ一度見直してみて!みやがわのぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文・みやがわのぞみ
2021年10月09日