10月18日より公開されている人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写化プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第5章』より、エピソード9「クロコダイル・ダンジョン」の劇中映像が初公開された。エピソード9「クロコダイル・ダンジョン」は、禁断の地である埋立地に広がる地下迷宮に特車二課が潜る物語で、時価20億円の真珠を生み出す白ワニがいると聞きつけた整備班の数人が地下に潜り、行方不明になってしまう。彼らの探索を行う主人公・泉野明(真野恵里菜)たちが謎の部屋にたどり着くと、「特車二課賛江」と書かれた時計や「特2」マークのヤカン、「後藤」と書かれたウイスキーの瓶など特車二課ゆかりの物を多数発見。行方不明者を発見してメンバーが帰ろうとしたところ、真珠欲しさに地下に潜った塩原佑馬(福士誠治)が明やカーシャ(太田莉菜)らに悪魔のように囁き、特車二課メンバーを金の亡者に変えていく。実は特車二課が地下に潜るエピソードは、今回が初めてではなく、アニメシリーズ「地下迷宮事件」「ダンジョン再び」でも初代特車二課による地下探索が描かれていた。映像に登場する特車二課ゆかりの品々はそれらのエピソードにリンクしており、初代特車二課に関係するものが見られる。『THE NEXT GENERATION パトレイバー』は、これまでTVアニメ、OVA、コミック、小説、劇場版など幅広い展開を続けてきた『機動警察パトレイバー』シリーズ初の実写作品。初期OVAや劇場版1・2を手がけた押井守総監督が新たな世代の"特車二課"の物語を全7章と長編劇場版を完全新作で制作している。11月29日からは、エピソード10「暴走! 赤いレイバー」とエピソード11「THE LONG GOODBYE」の2話で構成された『第6章』が公開される。(C)2014 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会
2014年10月22日三池崇史監督の新作『神さまの言うとおり』が、イタリアの首都ローマで開催中の第9回ローマ映画祭のコンペティション部門(ガラ部門)で上映され、主演の福士蒼汰、ヒロインを務めた山崎紘菜が、三池監督とともに映画祭へ出席。レッドカーペットでは劇中に登場するダルマを手に登壇し、会場を沸かせた。その他の写真『神さまの言うとおり』は、金城宗幸の人気コミックを映画化したサバイバル・サスペンス。ローマ映画祭では、各国から出品された17作品と、グランプリである“観客賞”を競う。発表は26日(現地時間)。上映前のレッドカーペットイベントでは、3人が作品の象徴であるダルマを持って登場。三池監督は“伊”と書かれた緑のダルマ。山崎は“制”と書かれた白のダルマ。福士は“覇”と書かれた赤のダルマというイタリアカラーに施したダルマを披露した。その後3人は、同日19時過ぎから行われたワールドプレミア上映に出席し、集まった1000人を超える観客と作品を鑑賞。上映終了後には、約4分間に及ぶスタンディングオベーションがおくられた。福士は「スタンディングオベーションの景色を見て、人生でこんなこと体験したことがないので、どうしていいのか分からなかったのですが、こうしてみなさんに受け入れてもらえて本当にうれしいです」と話し、「役者としてもってやりたいという気持ちが沸き起こってくる舞台でした。本編も初めてイタリアの方々と一緒に観たのですが、もう予想外。こんなに笑いが起こるなんて。僕もすごく楽しめました。今回の作品は“大笑い”できる作品なんだと思いました。ローマ国際映画祭に参加できたこと、レッドカーペットを歩くことができたこと監督に感謝しています」と語った。山崎は「スタンディングオベーションは本当に夢のような瞬間でした。今日、私も初めて映画を観て、ひとつの作品が出来上がる喜びと、それをイタリアの方々と共感できる喜びを味わえて本当に幸せでした」とコメント。本映画祭では、三池監督に特別賞であるマーベリック賞(メジャースタジオや独立系に関わらず、多作で、何より既成のジャンルにとらわれず、映画の新たな可能性を切り開いていく作品を作っている監督に贈られる賞)が贈られた。日本の映画監督が受賞するのは初となる今回の受賞に三池監督は「いろんな意味で“重い”ですよね。今までやってきた過去に対してもらった賞だと思うのですが、自分にとってはこれからより気合い入れていけよっていう勇気をもらった気がしています。映画を作って映画に助けられていると実感しました。ありがたいですね。マルコ(映画祭ディレクター)からより過激に映画を撮っていけというメッセージをもらったと思っています」とコメントを寄せている。『神さまの言うとおり』11月15日(土)全国東宝系にて公開
2014年10月20日累計発行部数600万部を突破する人気少女コミックを実写映画化した『好きっていいなよ。』(日向朝子監督)で川口春奈と福士蒼汰が映画初共演を果たしている。原作者の葉月かなえ氏も「これはきた!と思いました」と太鼓判を押すキャスティング。「本格的な恋愛映画は初めて。大切にしたい作品になりました」(川口)、「僕も少女漫画の映画化は初めてで…。イケメン役なので、それに恥じない演技がしたかったですね」(福士)と役者としての新境地に、思いは格別だ。その他の写真映画は友人も恋人も作らず生きてきた16歳の女子高生・橘めい(川口)が、学校一のイケメン・黒沢大和(福士)からの突然のキスに戸惑いながら、次第に心寄せ合う姿を描く青春ラブストーリーだ。「女の子の夢や理想が詰まった、キラキラしたお話。その分不安もあったんですが、せっかくだから正々堂々楽しもうかなって。自分の高校時代との比較ですか?もう自分でも驚くほど地味で(笑)。そういう意味でも楽しい思い出になりましたね」(川口)、「自分も高校時代は部活と勉強オンリーの生活だったので、撮影で渋谷の町を歩いたり、仲間とボーリングやカラオケしたり、映画の中で思い出作りができました」(福士)もちろん、映画を彩るのはハッピーな思い出ばかりではない。ティーンの恋愛に付きまとう焦りや恐れ、疑心暗鬼や自己嫌悪といった切ない心の移ろいが主演2人の演技によって、リアルな感情としてスクリーンに刻まれた。「めいちゃんは、自分に自信が持てない分、人一倍悩んだり、苦しんだりするんです。同時に、成長も表現しなければいけないので、難しかったです」(川口)。劇中ではキスが2人のターニングポイントとして随所に描かれ、距離感や関係性をデリケートに描き出している。「1度でOKが出ることはまったくなくて、同じシーンで5~6テイクは重ねたんですよ。映画には何度かキスシーンが出てきますが、その度に意味合いも違ってくるから、感情のバランスが難しくて。監督や春奈ちゃんとも相談しながら、やり遂げることができました」(福士)。『好きっていいなよ。』7月12日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年07月10日――ドキドキする。まるで自分が恋をしているかのように、ドキドキする。川口春奈と福士蒼汰主演の映画『好きっていいなよ。』は、誰もが一度は経験したことのある恋のドキドキが詰まった純愛ラブストーリー。原作は、月刊「デザート」で連載中の“恋愛バイブル”として人気を集めている同名少女漫画。“めい”と“大和”、漫画の世界の2人の恋愛を現実の世界で川口さんと福士さんはどう体験したのか?2人の恋愛観も気になる!手をつなぐ、キスをする、恋をする。何気ないドキドキがいつの間にか恋のドキドキに変わっていく──そんな恋する気持ちがスクリーンいっぱいに映し出される。なかでも、階段での連続キスシーンはこちらが赤面してしまうほどドキドキッ!演じる本人ももちろんドキドキだった?「撮影期間は、めいとして大和(福士)のことを大好きになっていましたし、イケメンにキスされたら、そりゃもうドキドキしますよね。あの階段のシーンはけっこう難しかったんです。たくさんキスをするので、同じようになっちゃわないようにとか、階段の段差に芝居を邪魔されたこともあったりして。でも、観ている人はけっこう衝撃的かもしれないですね(笑)」という川口さんの言葉に、福士さんも「あんなに連続してキスするシーンはなかなかないですよね」と、微笑みながら言葉を添える。「あの連続のキスシーンは、リハで何度も打ち合わせて…。ここで肩に手を置くとか、どこまで歩くとか、細かく決めていたんですけど、本番の最後の最後で間違っちゃったんですよね(笑)。首を傾けるっていうのを忘れちゃって。結局、そっちの方がよかったみたいで、本編ではそのよかった方が使われています」。映画の中で大和の照れる表情はほとんどなかっただけに、福士さんの照れる表情はなんとも新鮮。少し照れながら、大和になるために必要だったことを説明する。「大和は自分から積極的にいくタイプなので、ドキドキしないっていう設定で演じていました。めいちゃんをリードしていかなくちゃならない立場なので、一緒にドキドキというよりは相手をドキドキさせるような、それくらいの差があった方がいいのかなと思って。だからこそ、最後、めいちゃんにネクタイを引っぱられてキスされるシーンは、ものすごくドキッとしましたね」。大和と出会って、恋をしたことでめいは変わっていく。「人に興味がなくて無頓着だった」というめいは、大和のどんなところに惹かれたのだろう?川口さんがめいの気持ちを代弁する。「大和は情に厚い人で、仲間思い。イケメンでモテていて、みんなからチヤホヤされているんだけれど、自分を見失わないし、大事な人をちゃんと大事にしている。だから、みんな大和の周りに集まっていくのかなって思います」。そこには川口さんの理想も入っていたりする?「それが…私自身はモテている人が好きじゃないんですよ(苦笑)。モテている人と付き合ったりしたら、みんなが寄っていくたびに、取られちゃうんじゃないか…って心配になっちゃうから。それほど目立たないというか、普通の人がいいです」という川口さんの言葉を受け止め、今度は福士さんが、大和がめいに惹かれたポイントを語る。「めいちゃんって、面白いんですよね。こっちから話しかけないと話さないけど、話しかけたときに返してくる言葉が予想もしない言葉だったりする。そんなことを思っていたんだ…と、自分よりも物事を深く考えていたり、物事を客観的に見ていたりするんです。だから、もっと話したい、どんな娘なのか知りたいって思うんじゃないかな。演じていても、めいが何を考えているのか気になっていましたから」。やはり、男も女もギャップに惹かれるのだ。そういえば、大和がめいに惚れるきっかけもギャップだった。めいのあの回し蹴りはインパクトありすぎ!そのシーンの撮影をふり返って、福士さんが「人を蹴るって恐かったでしょう?」と川口さんを労うと、「それがね、ぜんぜん迷いなくだったんだよね…。スカッとしました!」と、これまたギャップのある返し。そして「私自身も男だったらめいちゃんみたいな娘、好きになりますね」と川口さん。たしかに、女性からも好かれるキャラクターであるからこそ、大和のことが好きなライバル女子たちとも最終的に友だちになれるというわけだ。最後に2人に投げかけたのは「めいと大和から教えてもらった、恋愛において大切なことは何?」という質問。福士さんが「想いは伝えるってことですね」と答えると、川口さんもそのセリフをオウム返しで「そうそう、想いは伝えるってことです!」。なんだか、映画のなかのめいと大和の立場が逆転しているかのような、でも心地いいコンビネーション。めいとして、大和として恋をしていたことが、2人のやりとりからしっかりと伝わってくる。「あと、踏み込む勇気をもらいました。いつもなら諦めたり留まったりしたとしても、今回は頑張ってみよう!っていう、そういう勇気を持つ大切さを教えてもらったので、好きな人がいる人は、この映画を観て告白してほしい!」と、川口さんがメッセージを残すように、好きな人に「好き!」って言いたくなる、恋するすべての人の背中を押してくれるこの映画は、きっと原作漫画同様に“恋愛バイブル”になるはず!(text:Rie Shintani/Photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:好きっていいなよ。 2014年7月12日より全国にて公開(C) 2014「好きっていいなよ。」製作委員会
2014年07月10日福士蒼汰&川口春奈という最旬若手キャストを迎え、累計600万部を突破した“恋愛バイブル”コミックを映画化した『好きっていいなよ。』。このほど女性を中心に支持を集めている、ファッション誌「ViVi」専属モデルの八木アリサが、本作で映画デビューを飾ることが明らかとなった。16歳の橘めい(川口さん)は友達も彼氏もつくらず、学校ではいつも独り。だが、学校一のイケメン・黒沢大和(福士さん)から突然、一方的に“友だち宣言”をされる。優しく一途な想いを秘めた大和とたくさんの“初めて”を経験して、めいの世界は一気に色づき始めるのだが――。本作が映画初出演となった八木さんが演じるのは、人気ファッション誌の表紙を飾る人気モデル・北川めぐみ。自身にも共通するこの役どころについて、八木さんは「モデルであるということや、性格的にも共感することも多かったです。雑誌撮影のシーンは私がいつもしている『ViVi』撮影そのままなので、あまり覗くことのできないリアルな撮影風景を見ることができるかと思います」と撮影当時をふり返っている。普段モデルとして活躍している八木さんにとって、新たな挑戦となった本作。モデルの仕事との違いについて「現場の雰囲気や撮影の方法も全然違いますし、自分が表現することも違うので、すごく勉強になりました」と新しい挑戦に大いに刺激を受けた様子。さらに今回、八木さん演じるめぐみが、福士さん演じる大和と出会う劇中シーンを収めた写真やメイキング写真の一部も初公開!モデルと女優――2つの顔で魅了するキュートな八木アリサに注目してみて。『好きっていいなよ。』は7月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:好きっていいなよ。 2014年7月12日より全国にて公開(C) 2014「好きっていいなよ。」製作委員会
2014年05月23日女子中高生に人気の作家・渡辺あゆが描く少女漫画を剛力彩芽と山崎賢人を主演に迎え映画化した『L・DK』。恋に奥手な女子高生と学校一のツンデレモテ男との、秘密の同居生活を絶妙な距離感で描く本作に、タレントであり歌手のmisonoが出演していることが明らかとなった。「L・DK」とは“ラブ同居”の略。ボヤ騒ぎを起こしたことをきっかけに、学校一のイケメン・久我山柊聖(山崎さん)と同居することになった女子高生・西森葵(剛力さん)。同居という2人だけのヒミツを守ろうと必死な葵とは反対に、柊聖はあくまでマイペース。しかも、柊聖は、葵の親友・萌の好きな人だった…。最近では歌手活動のみならず、自身のライヴのプロデュース、有名ファッションブランドやキティちゃんとのコラボグッズの制作、そして女優として映画や舞台に出演するなど、多岐にわたって活動しているmisonoさん。この超王道ラブストーリーの原作が大ファンだというmisonoさんは、なんと映画への参加を熱望し、映画の公式HPで一般募集していたページを見て自ら応募!その役はお客さんや通行人として一般の方に無償で演じてもらうというエキストラ。その応募に驚いたプロデューサーが、misonoさんの作品への熱意に感銘を受け、改めて出演をオファーしたことで、正式に映画への出演が決定したのだ。misonoさんは「原作の大ファンで、映画化されるという事で、エキストラを募集していたので、少しでも関われるなら、エキストラでもいいから!と、応募しました(笑)」「(出演シーンは)芸能人として、いつものmisonoっぽく!でしたし、剛力彩芽ちゃんとは、会えませんでしたが、大好きな漫画なので、映画館で観れるのが、楽しみです!」とコメント。出演シーンは、福士誠治演じるプロカメラマンの草樹(そうじゅ)にCDジャケットを撮られている“misono”本人という設定。短いながらもmisonoさんらしい確かな存在感のある出演シーンに注目したい。『L・DK』は4月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:L・DK 2014年4月12日より全国にて公開(C) 2014「L・DK」製作委員会
2014年04月11日映画『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』のゲスト声優を務める俳優の福士蒼汰と“パックン”ことタレントのパトリック・ハーランが都内の「品川エトワール女子高校」を電撃訪問。“特別授業”として約40名の女子高生を相手に英語の授業を行なった。その他の画像劇場版第17作目となる本作は次々と起こる謎のスナイパーによる殺人事件にコナンたちが立ち向かう。福士とパックンは元米軍人役の声を担当しており、劇中で英語のセリフを喋っていることもあって今回の授業が実現した。福士とパックンが校内放送で自己紹介すると教室に集められた女子高生たちからは歓声が。教室に現れた福士は「Good morning,everyone! How are you?」と英語教師らしく挨拶するも「緊張してますよ、こんなに女子高生に囲まれて…。(教壇は)先生の席なので。僕自身、3年前までそっち(生徒側)にいたので」とやや不安そう?一方で大学の非常勤講師を務めているパックンは慣れたもの。「娘たちがいっぱいいる感じ。お父さんの気分です」と笑顔を見せた。福士は元々、英語を勉強するのが好きだったそうで、英検2級を取得しており、今回、英語のセリフがある役柄を演じたことについて「プライベートでもなかなか英語で話す機会はなかったので、楽しみでもあり不安もありました。でも(収録は)パックンに教えてもらいながらで授業みたいでしたね」と振り返る。さらに「もっと勉強したいと思ったし、全編英語の映画にも出てみたい」と本作を経験してさらに英語熱が高まったようで海外進出にも意欲を見せた。この日の授業では福士も生徒側の椅子に座り、女子高生たちと一緒に課題にチャレンジ! 映画や原作の中に出てくる名ゼリフを英訳するという課題に取り組んだ。特に福士は「君は何者なんだ?」「知る必要はないよ。ただの小学生さ」という会話の英訳を黒板に書くように求められ、スラスラと「Who are you?」「You don’t need to know. I am just a school kid.」と書き連ね、パックン“先生”から見事「100点満点!」と称賛されるなど、その実力をいかんなく発揮していた。授業を終えて久々の学校の雰囲気が「懐かしかった」と笑顔を見せた福士。女子高生たちへの英語習得のアドバイスを求められると「僕は通学の電車でも声に出して単語をひたすら読んでましたし、例文も気持ちを込めて読むようにしてました」と明かし「まず楽しむこと、英語を好きになって勉強することが大事」と呼びかけていた。『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』4月19日(土)より全国東宝系にてロードショー
2014年04月09日人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクトで、2014年4月5日に第1章が公開される映画『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』の「全7章シリーズコンプリート前売り券」のビジュアル、特典内容が公開された。『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』は、総監督と脚本に当時のアニメシリーズを手がけた押井守監督を迎え、シリーズ全12話(各話48分)を全7章に再構成して上映される。「全7章シリーズコンプリート前売り券」は全7章の通し券で、価格は11,000円、B3型の大判仕様。ビジュアルは本チケット用にデザインされたもので、メタリックな文字列をバックにした「イングラム」のスタイリッシュなポスターに仕上がっている。さらに、前売り券の特典となる「特二レプリカTシャツ」の詳細も判明し、劇中で特車二課のメンバーが着用しているTシャツをそのまま再現したデザインが公開されている。「全7章シリーズコンプリート前売り券」には、そのほかに2015年ゴールデンウィークに公開される長編劇場版の世界最速試写会への応募券も同梱されているという。前売り券は3月1日より全国の上映館にて販売がスタート。詳細は各上映劇場まで。本作の上映スケジュールは、第1章が4月5日、第2章が5月31日、第3章が7月12日、第4章が8月30日、第5章が10月18日、第6章が11月29日、第7章が2015年1月10日、そして2015年ゴールデンウィークに長編映画が公開される。キャストは主人公・泉野明役に真野恵里菜、塩原佑馬役に福士誠治、カーシャ役に太田莉菜、シバシゲオ役に千葉繁、後藤田継次役に筧利夫と豪華キャストが名を連ね、これまで培ってきた知見や技術、そして最新CG/VFX技術を駆使して新たな『パトレイバー』が描かれる。(C)2014 「THE NEXT GENERATION –PATLABOR-」製作委員会
2014年02月26日人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクトで、2014年4月5日に第一章が公開される映画『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』の場面カットが公開された。公開されたカットには、「投降しないともうすぐ撃ちますよー!」と筧利夫演じる後藤田隊長が耳栓をしてリボルバーカノンを構えるイングラム、アニメ版でもよく目にしていたレイバーのデッキアップシーン、真野恵里菜演じる泉野明が搭乗するコックピットの内部などが明らかに。さらに、声優を務めた千葉繁本人が演じるアニメ版でもおなじみのキャラクター「シバシゲオ」がリボルバーカノンの傍らに立つ新写真も公開され、時代の流れに取り残された特車二課を背負う哀愁漂う背中などが披露されている。『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』は、シリーズ全12話(各話48分)と長編作品(約100分)で構成され、12話を全7章に再構成して上映される。第一章は、今現在に至る特車二課の歴史を紐解く0話「栄光の特車二課」、三代目となる特車二課の日常を描く第一話「三代目出動せよ」となる。その後、第2章が5月31日、第3章が7月12日、第4章が8月30日、第5章が10月18日、第6章が11月29日、第7章が2015年1月10日、そして2015年ゴールデンウィークに長編映画が公開される。総監督と脚本には、当時のアニメシリーズを手がけた押井監督を迎え、音楽は川井憲次氏が担当。主人公・泉野明役に真野恵里菜、塩原佑馬役に福士誠治、カーシャ役に太田莉菜、シバシゲオ役に千葉繁、後藤田継次役に筧利夫と豪華キャストが名を連ね、これまで培ってきた知見や技術、そして最新CG/VFX技術を駆使して新たな『パトレイバー』が描かれる。(C)2014 「THE NEXT GENERATION –PATLABOR-」製作委員会
2014年01月20日ギタリストの布袋寅泰が初めて舞台音楽を手がける「雪之丞一座~参上公演『サイケデリック・ペイン』」の製作発表が6月23日、都内のライブハウスで行われ、布袋と脚本を書いた森雪之丞、演出のいのうえひでのり、出演の福士誠治、北乃きい、綾野剛、片瀬那奈、内田朝陽、前川紘毅、松田翔が登壇した。雪之丞一座~参上公演「サイケデリック・ペイン」チケット情報本作は、森が長年の夢だった「ロックオペラを作りたい」という思いからはじまった。会見で森は「劇団☆新感線の『五右衛門ロック』(2008年)でいのうえさんとご一緒させていただき、そのロックぶりに、いのうえさんとだったらこの夢が叶えられるんじゃないか、そう思いました」と語り、「音楽は長年一緒に戦ってきた布袋くんに頼むしかないと思い、彼に相談しましたら“森さんの夢を叶えましょう”と言って快諾してくれました」と嬉しそうに話した。「森さんからいよいよチャンスが巡って来たとお話を聞いた時に、ぜひ僕にやらせてくださいという勢いで、音楽監督という大役を引き受けることになりました」と語る布袋。既に20数曲をこの舞台のために書き下ろしたそう。先ごろ、8月ごろより拠点をロンドンに移すと発表したが「たまたま僕の私事と重なってしまいましたが、ご迷惑がかからないよう最後まで責任を持ちたい」と話し、「このステージを観るのは僕の夢でもありますから、必ず日本に帰って来て観たいと思っています。自分にとってもチャレンジの時に、森さんやキャストのみなさんのチャレンジとも重なり、僕だけじゃなくみんなで新しいものに向かっていくという意味でも心に残る舞台になると思います」と公演への思いを語った。この日は劇中で登場するロックバンド“サイケデリック・ペイン”のミニライブも行われ、バンドメンバーを務める福士、綾野、内田、前川、松田が演奏を披露。布袋が舞台の横で聴いている中での演奏に全員が口をそろえて「緊張した」と語り、布袋から「音楽に点数はつけられないですが100点に近かったと思います」との評価をもらうと恐縮しきり。そんな男性陣の様子とは裏腹に、今回が初舞台となる北乃が「布袋さんとBOOWYが一緒なんだと今初めて知りました」と発言し、一同から「えっ!?」と驚かれる場面も。近未来を舞台に、人気ロックバンドのヴォーカルが天使から告げられた救世主としての役割を果たすべく、悪魔を崇拝する秘密結社と対決するという物語。森の独自の世界がいのうえの演出でどう表現されるのか期待したい。また、劇中で俳優が生演奏を披露するのも見どころのひとつ。公演は8月22日(水)から9月11日(火)まで東京・サンシャイン劇場にて、9月22日(土・祝)から24日(月)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。チケットは東京公演が7月1日(日)より、大阪公演が7月29日(日)より一般発売開始。
2012年06月25日作・森雪之丞、演出・いのうえひでのりによる「雪之丞一座~参上公演ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』」が、東京と大阪で、8月より上演される。森は布袋寅泰や氷室京介など、数多くのアーティストから支持されている日本を代表する作詞家。そんな森が長年抱いていた「ロック・オペラを作りたい」という野望をついに実現させる。彼が自ら書き上げた処女戯曲を託すのは、劇団☆新感線主宰のいのうえひでのり。森といのうえは『五右衛門ロック』(2008年)で初タッグを組んで以来、強く信頼を寄せ合う間柄で、このふたりが作り上げる“ロック・オペラ”とはいかなるものになるのか。森といのうえにその熱い思いを訊いた。『サイケデリック・ペイン』チケット情報森にとっていのうえとの出会いは、衝撃であり感激でもあったと言う。「演劇界の方で、これだけロックな魂を内在している怪物はいない。音楽界と演劇界の間にはやっぱり大きな川が流れていて、でもいのうえさんはその川を気にすることなく、ちゃんと音楽の部分も構築されてきた」と絶賛。だからこそ森は、自らの夢を形作ってもらえる演出家はいのうえのほかにいないと考えたのだろう。演出を任されたいのうえは、森の処女戯曲の仕上がりを「良くも悪くも青春の匂いがする」と評する。「昭和の匂いもするというか……。日常を綴ったものではなく、すごくフィクショナルな感じ。新感線の場合、必ず僕の照れが入るんですが、雪(之丞)さんのホンは真っ向勝負なところがある。そこをどううまく伝えられるかが、今回の課題です」といのうえは明かす。タイトルの“サイケデリック・ペイン”とは劇中のロックバンドの名前。そのため、本作の立ち上げで一番ハードルが高かったとふたりが口を揃えるのは、「ちゃんとロックが演奏できる俳優をキャスティングする」ということ。そして約3年がかりで理想のメンバーが揃い、すでにバンドとしてのプロモーションビデオ=PV(※公式サイトにて視聴可)も制作済みというこだわりようだ。バンドのメンバーにはヴォーカル・詩音を演じる福士誠治をはじめ、綾野剛、内田朝陽、前川紘毅、松田翔らが扮する。「新しいバンドをひとつ作ったようなもの。しかも舞台の開幕前にPVが流れていたら、きっとその1曲は知った状態で観に来てくれるでしょうし。つまり福士くんを観に行くのではなく、このバンドのファンとして、彼が演じる詩音に会いたいって気持ちで劇場に来てくれたら、すでに魔法はかかっているんだろうと思います」。そう語る森の目は、夢を追うロック少年のようにキラリと輝く。肝心の音楽を手がけるのは、こちらも森と親交の深い布袋。初の舞台音楽にして約20曲を書き下ろした。「これを機にあまりお芝居に触れたことのない人にも観て欲しい」とはいのうえ。森、いのうえ、さらに布袋という3人のロック少年が、今夏演劇界に新たな伝説を作り出す。公演は8月22日(水)から9月11日(火)まで東京・サンシャイン劇場にて上演後、大阪を回る。東京公演のチケットは7月1日(日)より一般発売。取材・文:野上瑠美子
2012年06月18日山本裕典、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿、福士誠治という、実力を兼ね備えた5人の若手俳優が出演する舞台『パレード』。この作品が1月16日、東京・天王洲 銀河劇場にて開幕した。本作は、『悪人』『パーク・ライフ』などでも知られる吉田修一による2002年山本周五郎賞受賞作の小説が原作。この小説に惚れ込んだ行定勲が2010年に自ら脚本も手がけ映画化、今回の舞台版も演出を担当している。脚本は『世界の中心で、愛をさけぶ』など、映画化された作品の舞台版も手がけているモダンスイマーズの蓬莱竜太。小説と映画版が5人の登場人物それぞれの独白をオムニバスとして構成しているのに対し、舞台版は5人が暮らす2LDKのマンションでの生活を時系列に見せる形をとった。また、小説とも映画版とも全く違ったラストを用意しているのも注目すべき点だ。物語は都内の古びた2LDKのマンションが舞台。ここに年齢も職業も異なる4人の若者がルームシェアしている。先輩の彼女に恋する大学3年の良介(山本)、若手人気俳優と熱愛中らしい無職の琴美(本仮屋)、飲んだくれのイラストレーター兼雑貨屋店長である未来(原田)、映画会社勤務で一番しっかりしていそうな直輝(福士)。細かい生活ルールも喧嘩もなく、他人に踏み込みすぎぬよう一見楽しく日々を送る彼らの前に、ある夏、男娼をするサトル(竹内)が現れ、同居することになる。近所で女性を狙った通り魔事件が頻発していたこの頃、サトルの同居を機に、徐々に4人の住人の心の闇が露わになる。時は過ぎ冬、またも通り魔事件が起こる。それでもサトルを除く4人は表面上当たり障りのない生活を続けていて……。ルームシェアを支える兄貴的な役割を果たす、福士演じる直輝は舞台版のキーマン。一見、コミュニケーション能力に長けていそうなのだが、時おり電話でキレまくり、物語に不穏な空気をもたらす。また周りの雰囲気に流されて、つい盛り上げ役を買って出てしまう良介役には山本が扮する。5人の中では一番素直な性格で、共同生活に波風が立たないよう注意を払っている。酒に飲まれて常に生活に嵐を巻き起こす未来役の原田、一見平穏な共同生活に疑問を投げかける得体の知れないサトル役の竹内は好演。働きもせず一日中熱愛中らしい有名俳優の連絡を待ち続ける琴美役の本仮屋は、後半になるにつれ大人しい佇まいが不気味に感じられた。登場人物の誰かがストーリーを引っ張る芝居ではない。マンションで共同生活を送る5人の若者の生態を通して、彼らの無自覚な残酷さや心の隔たりをあぶり出す舞台だ。東京公演は1月27日(金)まで同劇場にて。2月4日(土)・5日(日)は大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演する。チケットはいずれも発売中。
2012年01月18日吉田修一の人気小説を舞台化した「パレード」の公演初日を前に1月15日(日)、通し稽古の模様が報道陣に公開。一昨年の映画化に続いて本公演でも演出を手掛ける行定勲と山本裕典、福士誠治が取材に応じた。山本さん、福士さん、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿を迎えて舞台化された本作。都会でルームシェアをする若者たちの心の闇を暴き出していく。公演初日を翌日に控え、山本さんは「ずっと稽古してきてチームワークもいいし、それぞれが台本を深く読みこんで自分なりの『パレード』を考えてきました」と晴れ晴れとした表情。行定監督は「自分で映画を演出しているのを忘れて全く別物としてやってます。かなりいい仕上がりになっていると思います」と自信をのぞかせる。山本さんは見どころとして「パンツをさらしてます!」とセクシーショットを告白。行定監督から「見せたいんだよね?」とツッコまれると「さらしたいんです」と頷き、「(パンツは)いくつか用意してもらっています。見てのお楽しみで(笑)」と期待をあおった。福士さんは「小説、映画とあって、今回の舞台ではラストが少し変わっています」と見どころを明かすも「一番言いたいけど言っちゃいけないところ(笑)。舞台では珍しく、雨を降らしてもらってびしょ濡れになりますが、それ以上は言うなと言われています」と原作、映画との違いをほのめかした。行定監督も「映画では(原作の)2~3歩先を見せましたが、舞台はかなり先を見せてます。そこをやりたかったんです」と強い思い入れを明かした。ちなみに、山本さんは公演中の1月19日に24歳の誕生日を迎えるが「まだまだ若いと思ってましたが(笑)、大人に近づいてます。良い1年のスタートにしたい」と抱負を語るが、「プレゼントは?」と報道陣から尋ねられた行定監督、福士さんはあっさりと「しないですね」と即答。山本さんは「女性陣には優しいのにメンズにはあたりが厳しいですよね」と苦笑いを浮かべていた。舞台「パレード」は1月16日(月)より29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場にて、2月4日(土)、5日(日)に大阪・シアター・ドラマシティにて上演。■関連作品:桜蘭高校ホスト部 2012年3月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012 葉鳥ビスコ・白水社/映画「桜蘭高校ホスト部」製作委員会■関連記事:山本裕典「120%はじけたい」人気ドラマ『桜蘭高校ホスト部』映画化決定!
2012年01月16日2010年に行定勲監督により映画化された『パレード』の、舞台版の制作発表が10月26日に行われ、演出を手掛ける行定と、出演する山本裕典、福士誠治、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿が会見に出席した。『パレード』チケット情報舞台作品の原作となる『パレード』は、吉田修一が2002年に山本周五郎賞を受賞し、話題となった小説。都内のマンションでルームシェアをしている4人の若者たち。そこへ男娼をしている男が現れ、なんとなく一緒に住む事になるのだが、同じ頃、近所で女性を狙った連続暴行事件が起こり始める。一方で、お互いを干渉せずに過ごしてきた4人の日常が少しずつ変化していき……。会見で行定は「『パレード』は、僕にとっての集大成になった映画です。これを演劇化するという話を聞いて、他の人にやられたくないな、という気持ちがあって。(原作は)時代を凌駕した若者像を捉えた小説で感銘を受けました。それをまた演劇でやらせていただくのは光栄」と話し、映画は自身でシナリオを書いたが、舞台版では「蓬莱竜太さんという、ずっと一緒に仕事をしたかった若手の作家の方に頼みました。自分で作った映画版を裏切ろうというのがテーマなんで、すごくそこは自分自身楽しみにしています」と映画との違いも明かした。また、演じる側の山本は「舞台ならではの見せ方で、舞台を見に来た人をひとりでも多く魅了したい」と意気込みを語ったかと思えば、ルームシェアをしたら見られたくない姿はと言う質問に、「友達の家に遊びに行った時に、夕飯をご馳走になった後、トイレで大きい方をしたら音が鳴ってしまって。それを友達に聞かれて大爆笑されました」と恥ずかしい話をポロリ。同じ質問に本仮屋も「眠っている時の顔がよくないと友人に言われて。それから寝る時は暗くして見られないようにしてます」とマル秘エピソードを告白。この日が初対面という人もいる中、会見の場ですっかり打ち解けた様子だった。そのやりとりを横で聞いていた福士と原田は苦笑しつつも「(秘密を抱えている役で)映画とは違った裏切りを見せられるんじゃないかなと思います」(福士)。「自分が今までやったことがない役で、(自分とは)違うキャラクターですが楽しみです」(原田)とそれぞれ意欲を語った。この日18歳の誕生日を迎えた竹内は「男娼(という言葉)すらも知らなくて。想像もつかないし、どうやって演じたらいいか解らなくて……」と難しい役どころに悩みながらも、「この先輩方と一緒にできるのが嬉しい」と明るく答えていた。舞台『パレード』は、2012年1月16日(月)から29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場、2012年2月4日(土)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは、東京公演は現在プリセール(WEB先着先行)実施中、大阪公演は10月27日(木) 21:00より実施。10月29日(土)より一般発売開始。
2011年10月27日2002年に山本周五郎賞を受賞し、行定勲監督によって映画化された「パレード」が、行定監督自らの演出で舞台化されることになり、10月26日(水)、都内で製作記者会見が行われた。出演するのは山本裕典、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿、福士誠治という人気、実力を兼ね備えた若手俳優たち。都内の2LDKマンションでルームシェアをして生活する若者たちの無機質な人間関係を通して、現代人が抱える閉塞感と狂気をえぐり出す群像劇で、「個人的にはホラーだと解釈している」(行定監督)。一方、出演者は「僕自身、ルームシェアには向いていないかも。他人にはぐいぐい踏み込むけど、他人には踏み込まれたくない性格なんで(笑)」(山本さん)、「私は寝顔が良くないって評判なので、誰かとルームシェアしても、それだけは見られたくないですね」(本仮屋さん)とこれから舞台上で始まる“共同生活”への思いを語った。行定監督にとって映画『パレード』(’09)は「集大成と言える作品だった」。それだけに「演劇化を他人にやられたくないなと思った」といい、「確かに一度作り上げたものを、作り直すには大変だと思うが、逆にとても光栄で新しい挑戦になると感じている」と意気込み十分。行定監督が脚本を担当した映画版に対して、今回、シナリオを手がけるのは演劇界で注目を集める蓬莱竜太である。「シナリオを若い蓬莱さんに託すことで、映画版を裏切ろうという気持ち。どんな化学反応が生まれるか、自分自身も楽しみにしている」と期待を寄せる。もともと「一年のうち、映画よりも演劇を観る回数が多いと思う」と演劇ファンを自認する行定監督。すでに頭の中には、演劇的要素をいかに組み入れていくかイメージが沸いているのだとか。山本さんは「一つの空間にいながら、どこか自分たちを俯瞰する若者。そしてそれを外から見ている自分がいるという映画の独特な世界観に魅了された。今度は僕らが、舞台ならではの見せ方で(観客を)魅了できたら」。本仮屋さんが扮するヒロイン・琴美は、映画版では本仮屋さんの大親友である貫地谷しほりが演じており「お互いすごく驚いた。『絶対観に行く』と言ってくれたので、その日は一番緊張しそう」とプレッシャーを感じている様子だ。「(映画とは違う)新たな世界観で、いい意味で裏切りを見せることができれば」(福士さん)、「いままでやったことがないタイプの役どころなので、どう役作りをしようか考えている」(原田さん)。この日18歳の誕生日を迎えた竹内さんは、男娼役という難しい役どころで「そもそも男娼というものすら知らなかったので、どういう気持ちで演じたらいいか…。先輩方との共演は嬉しい反面、プレッシャーもありますが、先輩方に負けないよう頑張りたい」と抱負を語った。舞台版「パレード」は東京・天王洲 銀河劇場で2012年1月16日(月)〜1月29日(日)、大阪・シアター・ドラマシティで2月4日(土)〜2月5日(日)にて上演。東京・大阪公演ともに10月29日(土)からチケットの一般発売が始まる。■関連作品:パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会Camellia カメリア 2011年10月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 BALCON/SIDUS FNH■関連記事:『カメリア』ソル・ギョングインタビュー「平凡であろうと、努力はしているかもしれない」来年こそは行ってみたい?ココだけの釜山国際映画祭の楽しみ方を伝授!吉高由里子×行定勲監督インタビュー“放し飼い”から生まれた“風”のような一篇韓国の名優ソル・ギョング、吉高由里子の第一印象は「中学生くらいかな?」吉高由里子、韓国で行定勲監督に「放し飼いにされました」
2011年10月26日浅田次郎のベストセラー小説を映画化した『日輪の遺産』が8月27日(土)、全国公開された。東京・角川シネマ新宿では主演の堺雅人をはじめ、共演した福士誠治、ユースケ・サンタマリア、森迫永依、メガホンをとった佐々部清監督が登壇し、初日舞台挨拶が行われた。堺さんは「僕自身、この作品を通してたくさんの抱えきれない遺産をいただいた気がします。物語が持つテーマや意味については、いまでも考え続ける日々」と感無量だ。一方、ユースケさんは「今日は300席の劇場に、なんと2,400人ものお客さんが来ていただいたそうで。続編ができるかは、みなさんの署名次第」と相変わらずの暴走トーク。しんみりムードの堺さんもすっかり心がかき乱された(!?)格好で、苦笑しきりだった。終戦を目前に控える中、マッカーサーから奪取した財宝200兆円を、戦後復興の礎とすべく隠匿することを命じられた日本軍の帝国陸軍の真柴少佐(堺さん)、小泉中尉(福士さん)、望月曹長(中村獅童)。そして何も知らずにその作戦に加担する少女20人(森迫さんら)の奮闘を描く。“遺産”にちなんで、登壇者は普段から大切にしているお宝を披露。堺さんはロケが行われた群馬県高崎市のだるまを、そして福士さんは佐々部監督からもらったというシャンパン、ユースケさんが劇中で使ったメガネ、森迫さんは小学生時代に友人からもらった寄せ書きを紹介した。シリアスな内容の本作だが、現場は和気あいあいだったとか。「スタッフさんが気を使ってくれて、女の子たちと僕らおっさんの待機場所を別々にしてくれたんですよ。僕らはもう本当にくだらない話ばっかりで…。ユースケさんの体調が悪いだとか(笑)」(堺さん)、「そうそう、下痢気味だとかね」(ユースケさん)。佐々部監督は本作を引っさげ、東日本大震災の被害が大きかった宮城県石巻市で試写会を行ったといい「この時期に、この映画を上映できたことが誇り。日本全体へのビタミン剤のようになれば。そしてご覧いただいた方々に、ちょっとでも東北への思いが芽生えてもらえると」と熱っぽく客席にアピールしていた。『日輪の遺産』は全国にて公開中。■関連作品:日輪の遺産 2011年8月27日より全国にて公開© 2011『日輪の遺産』製作委員会■関連記事:撮影現場の女子の人気No.1男優は中村獅童!失意の堺雅人「薄々感じてた」と苦笑堺雅人「こういう日本だからこそ心に響く」『日輪の遺産』に込められた思いを吐露復興のために命をかけた人々の熱き物語『日輪の遺産』試写会に10組20名様ご招待堺雅人、戦国の“剣聖”を演じ「鹿嶋が育てた祈りの剣を見てほしい」元ちとせ、3年ぶりのシングル堺雅人主演『日輪の遺産』のイメージソングに決定!
2011年08月29日『鉄道員』、『地下鉄に乗って』などでも知られる浅田次郎が1993年に発表した同名小説を映画化。『日輪の遺産』では、終戦間近の日本を舞台に、「日本軍がマッカーサーから奪取した財宝を隠匿せよ」との密命を負った軍人3人と、事情を知らないまま任務を手伝う女学生たちの思い、そして運命が描かれる。この極秘任務の指揮を執る近衛師団の少佐、真柴司郎を演じた堺雅人は、物語に触れたときの感想を「何かに突き動かされるように書いた疾走感や熱を原作の中に感じ、それを演じる上でも大事にしないといけないなと思いました」と語る一方、「僕自身、実はまだ物語を消化し切れていない部分もあるんです」と吐露。果たして、堺さんの言葉の真意とは…?“軍人らしさ”よりも自分の意思を反映「僕の場合、面白さを感じて役を演じるというよりは、演じるうちに面白さを見出していったり、誰かに言われて役の面白さに気づくことが多いんです」という堺さん。敗戦が濃厚になった日本の戦後復興のため、財宝を隠匿する任務を命じられる真柴も、彼にとっては「演じるうちに面白さを見出していった」役だったようだ。「真柴という役は、他の登場人物たちに比べてさほど鮮明なカラーが出ていないんです。いろいろな人たちの間でうごめき、影響を受けて迷ったり、戸惑ったりする役。分かりやすい決断をしないし、ちょっと歯切れの悪いところがあるんですよね。だから、演じていてフラストレーションが溜まることもありましたし、他の役の役者さんたちが羨ましいなあって(笑)。でも、裏返して言えば、彼には判断を保留する強さがあるし、分かりやすい回答に逃げない。そういった部分に成熟した大人の魅力を感じましたし、かくありたいなと思いました」。敗戦を受けて状況が混沌とする中、軍人として生き、命じられるがまま任務を遂行してきた真柴のアイデンティティーにも混乱が生じる。「この作品では、軍人っぽく見せようという試行錯誤を全くせず、『もし僕がこの場にいたらどうするだろう?』と考えながら演じていました。結果、新しい戦争映画になっているかもしれないですね」と語る堺さん自身、己の価値を考えさせられたり、命令を前に苦悶した経験はあるのだろうか。「自分の価値という点で言えば、大学の演劇研究会での経験が大きいですね。そこでは“あなたは俳優としては全く無価値である”というところから始まりましたから。実際、演技者として何の技術もない状態では、舞台を真っ直ぐに歩くことさえ難しいし、人に観られながらリラックスすることなんて無理。余計な自意識を粉々に打ち砕いてもらったという意味では、非常に有難い経験でしたね」。また、真柴のように“命令”を“拒否できないもの”として捉えることも。「“拒否できない命令”とまではいかないですけど、作品を作るというのも、ある意味そういうことですよね。予算の抑制にしろ、朝まで撮影し続ける場合にしろ、しなくてはならないことが生じる。自分の望みや考えが100%通ることはないですし、もし通るとしたら、それは逆につまらなくて寂しいことなんじゃないかなと思います」。女学生に向けた監督の意地悪な演出法にショック!ところで、撮影現場には女学生に扮した元気のいい若手女優たちが。任務の指揮官である真柴と彼女たちの間には1本の境界線が見えるが、実際の堺さんと彼女たちの関係は…?「一度全員でご飯を食べに行ったんですが、肌の露出の多さに驚きましたね。“うわ!まるで水着じゃないか!”って。劇中ではもんぺ姿なのに、夏ということもあって…。まあ、生き生きしていたので良かったです(笑)。現場での僕は何だか職員室の先生みたいでしたね。役柄的にもちょっと距離のある役でしたし、真柴という役を演じる1つ前に、俳優・堺雅人という役を彼女たちの前で演じていた気もします」。映画の中盤には、真柴、小泉中尉(福士誠治)、望月曹長(中村獅童)の軍人3人に向かって、女学生たちが笑顔で敬礼するシーンも。実は、この印象深いシーンでは「自分が一番好きな人に向かって敬礼しなさい」との演出がなされたのだという。「それ、作品が出来上がってから聞いてショックでしたね…。そんな意地悪な演出だったなんて!(笑)こちらを均等に見ているものと思い込んでいましたから、もし仮に僕を見てくれていた子がいたとしても、申し訳ないことに全然気づかなかったです。最初に言ってくれていたら気づいたかもしれないけど…、いや、最初に言われていたら“そんな演出はやめてくれ”って言いますけどね。誰が見ているか密かにチェック?真柴はそんなことしません!」少女たちとの微笑ましい撮影秘話から一転、一言では語れない、観る者に様々な思いをもたらすラストへと物語は進んでいく。役者として、『日輪の遺産』の世界を生きた堺さんの思いはこうだ。「僕自身、実はまだ物語を消化し切れていない部分もあるんです。ラストの展開にちょっと釈然としないものを感じ、心に引っかかっていたりもする。演じていくうちに解消されるモヤモヤなのかなと思ったんですが、演じ終えてもすっきりしないし、完成したものを観てもすっきりしない。ある時期までは、消化しきれないことに対して悩んだりもしました。でも、3.11という大きな出来事を経験してからは、分かりやすい結論に落とし込んで終わる作品と、常に割り切れない思いを抱えながら、物語が心のどこかに棘のように刺さっている作品の両方があっていいんじゃないかなという気がしてきたんです。その割り切れなさも含めて、まだ自分の中で『日輪の遺産』という作品は終わっていないんだろうなと思いますね。それって、自分の中では戦争を終わらせないという決断をした真柴と少し似ている感じもするんですよ。結論を出さない決断もありなんだな、それも人として崇高なことなんだなって」。「まだ考え中」と困ったように微笑みながら、考え続けることを決断した堺さん。チクチクと疼く棘の痛みも、映画の素敵な“遺産”なのだ。(photo:Yoshio Kumagai/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:日輪の遺産 2011年8月27日より全国にて公開© 2011『日輪の遺産』製作委員会■関連記事:撮影現場の女子の人気No.1男優は中村獅童!失意の堺雅人「薄々感じてた」と苦笑堺雅人「こういう日本だからこそ心に響く」『日輪の遺産』に込められた思いを吐露復興のために命をかけた人々の熱き物語『日輪の遺産』試写会に10組20名様ご招待堺雅人、戦国の“剣聖”を演じ「鹿嶋が育てた祈りの剣を見てほしい」元ちとせ、3年ぶりのシングル堺雅人主演『日輪の遺産』のイメージソングに決定!
2011年08月23日映画『日輪の遺産』のジャパン・プレミアが終戦記念日の8月15日(月)、物語の舞台のモデルとなった東京・稲城市にほど近い、ワーナー・マイカル・シネマズ 新百合ヶ丘で開催。主演の堺雅人に共演の森迫永依、佐々部清監督、そして原作者の浅田次郎がレッドカーペットに登場し、舞台挨拶を行った。マッカーサーから奪取した財宝を、戦後復興の礎とすべく隠匿することを命じられた日本軍の少佐と何も知らずにその作戦に加担する無垢な少女たちの姿を描き出す本作。この財宝を隠す場所として選ばれたのが、武蔵小玉市の火薬工場だが、モデルとなったのが稲城市にある旧弾薬工場で米軍の保養地となっている場所。浅田さんが稲城市に在住していたころ、柵越しにこの地を見て、アイディアを思いついたという。堺さんは軍人役だが、従来のステレオタイプの軍人とはひと味違った、人間味あふれる役柄を作り上げた。これについて「どなたかが演じた軍人を形だけ真似るのでは面白くない。共演者のお芝居を受けながら、この作品だからこその軍人を演じました」とふり返る。女学生を演じた森迫さんは、同年代の女優との現場で「みんな仲が良くて、相談しながらの現場だった」と明かす。女子たちの間では、堺さんや中村獅童、福士誠治にユースケサンタマリアなど、共演の男優陣の中で「誰が好みか?」を話し合ったこともあったそう。森迫さんによると、一番人気は「無口でクールでカッコいい」という理由で獅童さん!これには、隣りの堺さんもがっくり。「現場で何となく、そうだろうと薄々感じてました。これを肴に今日、福士くんと電話で話します」と力のない笑みを浮かべていた。戦後に生まれながら、戦争をテーマにした作品を世に送り出している浅田さんだが、66回目の敗戦記念日を迎え「昭和30年代に僕が物心ついたころには、戦争の面影はなく、いまと変わらない感じで生活していました。そのわずかな期間で復興した日本人とは?と考えて、そういう時代に生まれた私が、次の世代に伝えていくというのは必要な仕事だろう、と思って書いています」と胸の内を明かした。監督は、つい先ごろ、東日本大震災の被災地である宮城県石巻市を訪れ、50人ほどを無料で招待して本作の上映を行ったという。被災地を歩いたという監督。「この作品は5年ほどかけて作りましたが、いま、こうして送り届けられるということに意義があると思っています」と力強く語った・堺さんは「他人事ではなく、地続きで歴史を捉えなくてはいけない」という浅田さんの言葉を挙げ「8月15日が私たちにとって重要なように、3月11日も重要な日になるでしょう。一人一人に思いをはせることが必要なのでは」と呼びかけた。『日輪の遺産』は8月27日(土)より全国にて公開。■関連作品:日輪の遺産 2011年8月27日より全国にて公開© 2011『日輪の遺産』製作委員会■関連記事:堺雅人「こういう日本だからこそ心に響く」『日輪の遺産』に込められた思いを吐露復興のために命をかけた人々の熱き物語『日輪の遺産』試写会に10組20名様ご招待堺雅人、戦国の“剣聖”を演じ「鹿嶋が育てた祈りの剣を見てほしい」元ちとせ、3年ぶりのシングル堺雅人主演『日輪の遺産』のイメージソングに決定!堺雅人「見通しの悪いいま、できることをしたい」『日輪の遺産』会見で決意語る
2011年08月15日映画『日輪の遺産』完成披露試写会が8月8日(月)、都内で開催され、主演の堺雅人をはじめ、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、森迫永依、松本花奈、佐々部清監督が登壇。さらに、スペシャルゲストとして元ちとせが来場しイメージソング「永遠の調べ」を熱唱した。浅田次郎の人気小説を映画化した本作。終戦間近、かつて日本軍が奪取したマッカーサーの財宝を戦後の復興資金とするために極秘裏に隠匿するように命じられた陸軍少佐とその部下たち、何も知らずに任務を手伝う女学校の生徒たちがたどる数奇な運命を描く。まもなく、敗戦の8月15日を迎えるが、主人公の真柴について堺さんは「8月15日という、それまでのルールが崩れ、新しいルールが定まっていない見通しの悪い時代に、手探りしながら自分の考え方や生き方を作っていくという、懐の深い大人の魅力を持った人物だな、と思いながら演じていました」と語る。女学生を引率する教師役のユースケさんは「男というのは、人生の中で一度や二度、愛する者や自分の大事にしてるもののため、命をかける瞬間があるかもしれないので、僕たちはいいのですが、かわいい女の子たちが過酷な運命に巻き込まれていくというのが可哀想で可哀想で…。でも、現場の役者チーム、スタッフのみなさん、何より女の子たちのかわいい笑顔、純粋な笑顔に助けてもらいながらなんとかやり遂げました」と充実の表情で撮影を述懐。福士さんは、デビュー作『チルソクの夏』以来の佐々部監督との仕事となったが「ゼロの状態を知っている監督に自分の成長ぶりも見られるような緊張感があり、萎縮しつつ、胸を張って頑張りました」とふり返った。佐々部監督は「このドラマに出てくる少女たちの悲劇について、最初に決めたのは、『ひめゆりの塔』の悲劇を提示するような映画にはしたくないということです。日本人が、ちゃんと立ち上がる様をいまの我々がちゃんと受け止められるような映画にしたいと思って、それが浅田次郎先生の原作に込められた想いだと感じました」と映画に込めた思いを明かした。この日は、永迫さん、松本さん以外の女学生17名の女生徒役の少女たちも来場。ユースケさんの「みんな、出ておいで!」という声で壇上に勢揃い。撮影時のエピソードなどを思い思いに語ってくれた。さらに、本作のイメージソングを担当する元さんも応援に駆けつけ「永遠の調べ」を熱唱。「誰もが永遠の眠りに付く時に、贈ってもらいたい歌があるのではないかと思います。その歌があることで、残された人たちの中に誰もが生き続けていけるはずで、この映画の中の少女たちにそういう歌がぜひあって欲しいという想いを込めた」という元さんののびやかで力強い歌声に会場は酔いしれ、堺さんもずっと目を閉じて聞き入っていた様子だった。監督は、現在の日本の置かれた状況を、敗戦以来の有事と表現。映画について「いまこそ我々がまた頑張らないといけない、そのビタミン剤や栄養剤になる映画」と語り、堺さんも「この映画を撮影したのは去年の6月でした。そのときはまさか、公開時に日本がこういう状況になっているとは誰ひとり思っていなかった」と吐露。「こういう日本になって初めて、こういう日本だからこそ、みなさまの心に響く要素をこの映画はたくさん持っている、そういう作品ではないかと思います」と力強く語った。『日輪の遺産』は8月27日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:日輪の遺産 2011年8月27日より全国にて公開© 2011『日輪の遺産』製作委員会■関連記事:復興のために命をかけた人々の熱き物語『日輪の遺産』試写会に10組20名様ご招待堺雅人、戦国の“剣聖”を演じ「鹿嶋が育てた祈りの剣を見てほしい」元ちとせ、3年ぶりのシングル堺雅人主演『日輪の遺産』のイメージソングに決定!堺雅人「見通しの悪いいま、できることをしたい」『日輪の遺産』会見で決意語るあの堺雅人が丸坊主&軍服姿、鬼のような形相で…『日輪の遺産』特報が到着!
2011年08月09日浅田次郎のベストセラー小説を映画化した『日輪の遺産』の完成披露試写会が8日に都内で行なわれ、主演の堺雅人、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、森迫永依、松本花奈ら出演者と、佐々部清監督、本作のイメージソングを手がけた元ちとせが登場。本作で重要な役どころを務める17人の女生徒たちもかけつけた。その他の写真映画『日輪の遺産』は、終戦間近の日本を舞台に、帝国陸軍がマッカーサーから奪取した900億円(時価200兆円)の財宝を秘匿する密命を受けた軍人3人(堺、福士、中村獅童)と20人の少女たちの日本復興への想いを描く。堺は自身の役について「今までのルールがすべて崩れ、新しいルールが定まっていない見通しの悪い時代に、手探りで自分の考え方や生き方をその場でつくっていった懐の深い大人の魅力を持った人物」と語り、佐々部監督は「悲劇ではなく、日本人が立ち上がる姿を現代の我々が受け止めるような映画にする、それが浅田先生が原作に込められた思いだと思った」とコメント。監督から「現場で暴走しないか注意していました」とジョークを飛ばされたユースケは「最近はシリアスでクールな役が多いんです! 男っていうのは人生の中で一度や二度、愛する者や自分の大事な人のために命をかける瞬間がある」と熱く語るも、「こうやって一生懸命に応えても、フザけたよう取られてしまう。自分のパブリックイメージがうらめしい!」と嘆き、客席からは笑いが起こっていた。最後に佐々部監督は「おそらく昭和20年8月から66年経った今こそ、がんばらなきゃいけない日本にとって、栄養剤になる作品」と述べ、堺は「こういう日本だからこそ、みなさんの心に響いてくるような要素をたくさん持っている映画です」と語りかけた。『日輪の遺産』8月27日(土)角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
2011年08月09日『リアル鬼ごっこ』の原作者・山田悠介の小説「スイッチを押すとき」が小出恵介と水沢エレナ主演で映画化されることが決定した。ベストセラーとなった「リアル鬼ごっこ」(幻冬舎文庫刊)に代表される、現実離れした奇想天外な世界観と、そこで奮闘する等身大の若者たちが魅力となり、若い層を中心に多大な支持を集める山田悠介。そんな彼のもうひとつの代表作であり、刊行5日で増刷され、その後、ドラマ化、舞台化もされた「スイッチを押すとき」が映画化!多発する自殺の原因を究明するための国家プロジェクトの“実験材料”として、自殺装置のスイッチを持たされた10歳の子供たち。彼らは監禁され、自殺に至る過程を観察されるのだが、耐え切れずに多くの子供たちがスイッチを押していく。そんな中で、6人の子供たちが7年もの間、生き続けていた。だが、彼らが胸に抱く“ささやかな希望”は、謎めいた監視員・南が赴任してきたことで徐々に揺れ動かされ…。生きることを選ぼうとする若者たち。その一人一人のまさに命懸けの選択が観る者の心に突き刺さる。2006年に放送されたTVドラマ版で、成宮寛貴が演じた主人公の南を演じるのは、『ROOKIES −卒業−』に『風が強く吹いている』ほか、最近では大人気TVドラマ「JIN−仁−」(TBS)など話題作への出演が続く小出恵介。「山田悠介さんの世界観や南洋平という複雑なキャラクターを具現化する作業は非常に難しかったですが、とにかく思い切って演じさせていただきました。切なく孤独極まる洋平が、6人の子供達と出会い、人間を取り戻す、人間になっていくというお話です。寄り添うように見ていただければと思います」と作品への思いを明かす。小出さんと共に主演を張るのは、ドラマ「恋空」(TBS)主演をはじめ、「美丘-君がいた日々-」(日本テレビ)、「東京少女」(BS-TBS)などで鮮烈な存在感を放った水沢エレナ。小出さんとは「JIN-仁-」、『風が強く吹いている』に続いての共演となる。「この作品に携わり、いままで『当たり前に生きていたこと』が当たり前ではない。一日一日をもっと大切に生きよう、と考えるようになりました。この映画を観ていただいた方にも、自分の将来や大切な家族のことを改めて考えるきっかけになればと思います」と本作が持つメッセージを語る。2人に加えて佐野和真、真司郎(AAA)、阪本奨悟、太賀、菅野莉央、福士誠治、鈴木砂羽、小倉久寛、田中哲司、西村雅彦とフレッシュな顔ぶれと実力派のベテランが共演陣に名を連ねる。切なさと衝撃のヒューマンサスペンス『スイッチを押すとき』は9月17日(土)新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。■関連作品:スイッチを押すとき 2011年9月17日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開© 2011山田悠介/「スイッチを押すとき」製作委員会
2011年07月15日映画『日輪の遺産』の完成報告会見が4月19日(火)、都内で行われ、主演の堺雅人をはじめ、福士誠治、八千草薫、佐々部清監督、そして原作者の浅田次郎が出席した。敗戦直前、現在の貨幣で約200兆円もの価値を持つ、マッカーサーから奪取した財宝を、敗戦後の祖国復興の資金とするために隠匿せよとの密命を受けた軍人たちと、その作戦に何も知らず動員された女学生たちがたどる運命を描いた本作。主人公の帝国軍人・真柴を演じた堺さんは「いまも自分の中で、この大きな物語を咀嚼しきれないままここにいます。それは物語の大きな力であり、また、戦争という出来事をどう捉え、咀嚼し、消化したのか――それをしきれなかった日本そのものの姿と言えるのかもしれません」と神妙な面持ちで語った。同じく軍人の小泉役の福士さんは「頭の良い軍人役ということでしたが、現場で感じたもの、女学生たちや真柴さんの顔を見て、いただいたもの、素直な気持ちを大事にさせていただきました」と述懐する。八千草さんは、戦争をくぐり抜け、現代を生きる久枝を演じているが、自身も体験した戦争を扱った作品ということで思い入れはひとしおの様子。「あの頃(終戦当時)の私たちは少女で『戦争は嫌だ、怖い』と思っていましたが、それでも『何かあったらちゃんとやらなきゃ』という気持ちを持ってました。それを思い出して…改めて戦争は嫌だという気持ちになりました」と語る。映画終盤の久枝のあるシーンに触れ「いま、思い出しても涙が出ます。芝居ではない思いで、テストのときから気持ちがいっぱいになってしまいました。私も当時、動員されて機械の部品を作ったり、軍服のボタンを付けたりしていました」と自身の体験と重ね合わせる八千草さん。さらに「もし、この財宝があればいま、被災されている方たちがどれだけ助かるか、とも思いました。津波の後のあの姿は、戦後の焼け野原と同じで…心に残っています」と悲痛な面持ちで語った。浅田さんは、18年前に刊行された本作の原作小説をはじめ、戦争をテーマにした作品をいくつも世に送り出しているが「戦争を知らない世代が戦争を描くのは僭越という気持ちもありますが、書かずにいたら文学として(戦争を)伝えていくことができない。叱られながらも書かなくちゃいけないという使命を持って書いています」と思いを明かす。本作が映画監督10作目となる佐々部監督は、原作で触れられる「国生みの伝説」に触れ「悲劇ではなく、未来に向かうという部分にスポットを当てています。新たに“国生み”が必要ないま、被災された方やみなさんを応援する作品になれば」と真摯に語った。最後に再びマイクを握った堺さんは「見通しの悪い時代に直面したときに『自分たちのやれることをちゃんとやる』ということが時代を動かし、その人たちの価値を決めることになるのだと思います。僕にとっては、“いま”というのは、これまでにないくらい見通しが悪い状況ですが、やれること、決断できることというのがあるはず。当たり前のことですが、いまの状態を受け止めて、やれることをやることが必要だと思います」と、劇中の真柴たちの行動になぞらえつつ、自らの決意を力強く語った。『日輪の遺産』は8月27日(土)より全国にて公開。■関連作品:日輪の遺産 2011年8月27日より全国にて公開© 2011『日輪の遺産』製作委員会■関連記事:あの堺雅人が丸坊主&軍服姿、鬼のような形相で…『日輪の遺産』特報が到着!堺雅人インタビュー「幕末の負け側ばかり演じてきて、勝手に三部作って呼んでます」浅田次郎原作『日輪の遺産』で堺雅人、獅童らが丸刈り、帝国陸軍軍人に
2011年04月19日8月に公開となる映画『日輪の遺産』の特報映像が早くも到着!丸坊主&軍服姿で厳しい表情を浮かべる堺雅人らの映像が初めてお目見えとなった。原作は「鉄道員」(集英社刊)、「壬生義士伝」(文藝春秋刊)など、これまでも多くの著作が映像化されてきた浅田次郎による同名小説。時は敗戦前夜。アメリカのダグラス・マッカーサー(のちのGHQ最高司令官)から奪い取った900億円(現在の貨幣価値で200兆円)という途方もない額の財宝を、戦後の日本の復興に役立てるため、アメリカ軍に見つからないように移送するという密命を受けた軍人たちと、この作戦に従事することになった少女たちの運命が描かれる。堺さんが作戦を指揮する陸軍少佐を演じるほか、作戦の補佐につく中尉を福士誠治、たたき上げの曹長を中村獅童が演じる。さらに、ユースケ・サンタマリアが20人の女学生たちを引率するメガネの教師役に。祖国のために、何も知らされることなく財宝隠しに加担させられる少女たちだが任務の終わりが見えた頃、上層部からは非情な命令が…。果たして少女たちの運命は、そして財宝の行方は――?不況が叫ばれつつも不自由ない生活を送る現代の我々に、日本の復興を願った男たち、祖国を愛し、尽くした少女たちの物語は何を問いかけるのか?普段は柔和な優しい笑顔が魅力的な堺さんの、強い決意に満ちた鬼の形相に注目!『日輪の遺産』は8月27日(土)より全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:日輪の遺産 2011年8月27日より全国にて公開© 2011『日輪の遺産』製作委員会■関連記事:堺雅人インタビュー「幕末の負け側ばかり演じてきて、勝手に三部作って呼んでます」浅田次郎原作『日輪の遺産』で堺雅人、獅童らが丸刈り、帝国陸軍軍人に
2011年02月16日映画『東京島』の初日舞台挨拶が8月28日(土)、東京・新宿バルト9で行われ、主演の木村多江、共演の窪塚洋介、福士誠治、篠崎誠監督が出席した。人気作家・桐野夏生の同名小説を原作に、無人島に漂着した43歳の主婦・清子(木村さん)と男たち23人がサバイバルを繰り広げる姿を描く。男性キャスト陣に囲まれての撮影の感想を司会者から聞かれた木村さんは「窪塚さんから罵倒される台詞があってイライラして、終わった後もムカムカしました」と苦笑い。「だから俺、リハでビンタされたんですね」と合点がいったような顔の窪塚さんに、「はい、ついアタマにきて、叩いちゃったんです。だからマネージャーさんに『肉食べに行こう、肉!』って言って肉を食べていました」と殺気まじり(?)の笑顔で観客を笑わせた。昨年10月、11月に40日間以上、鹿児島・沖永良部島、徳之島でオールロケを敢行。窪塚さんは「約2か月、軟禁状態で島の外に出られなかったけど、島との距離感が近くなり、自然の力をもらった。例えば台本になかった歌を歌うシーンがあり、歌詞、メロディにインスピレーションをもらえたのも島のお陰。家族と会えない寂しさは別腹で置いておいて、悪くねえなと。それで俺がやった役のヘンタイぶりに拍車がかかっているといいです」。一方、福士さんは司会者から、撮影中にオネエ言葉が流行ったエピソードについて聞かれ「あー、僕じゃないけど、男性ばかりで女性が欲しかったからでしょうね、小さなスナックが開かれ、ママ、チーママ、新人さんまで揃っていました」と明かし、「僕も若干オネエ言葉を使いました」と“カミングアウト”。会場の笑いを誘った。『東京島』はシネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:東京島 2010年8月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:木村多江インタビュー孤島でのサバイバルに自信アリ?衝撃!木村多江が豪快に蛇の皮を剥く『東京島』本編特別映像が到着現代のサバイバル、間もなく公開!『東京島』行楽シートを3名様プレゼント窪塚洋介がナマであなたの質問に回答!『東京島』公開記念、ネット上の生番組に出演木村多江のヘビ料理に窪塚洋介ら男性陣苦笑
2010年08月28日映画『東京島』の完成披露試写会が8月3日(火)、東京・恵比寿ガーデンプレイス内で行われ、主演の女優の木村多江が共演の窪塚洋介ら男性キャスト陣に珍スタミナ料理を振る舞った。人気作家・桐野夏生の同名小説(新潮社刊)を原作に、助けの来ない無人島に漂着したひとりの女・清子(木村さん)と男23人が生き抜こうとする姿を描く物語。木村さんが用意したというサプライズ料理の肉串が登場すると、男性キャストのひとり、福士誠治は「いい予感がしない」と勘を働かせて苦笑い。それぞれに1本ずつ配られた肉串をパクリと口に頬張った窪塚さんは「ブヨブヨする!」、鶴見辰吾は「旨い」と感想。篠崎誠監督は早々に完食した。木村さんが「実はコレ(の肉)です」と言い、劇中でも使用したという島ヘビの精巧な作りモノを取り出して握りしめ、「清子が劇中でヘビをさばいて料理をしているので」と種明かしすると、窪塚さんらは顔をしかめ、「自由解散〜!」とショックの雄叫び。MCが「今日の朝、獲れた島ヘビです」と説明を付け加えると、男性キャスト陣はますますしかめ面に。木村さんだけ、涼しい笑顔を浮かべていた。ほかに柄本佑、木村了らも出席し、ヘビ肉を試食した。『東京島』は8月28日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:東京島 2010年8月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第5回)一緒に無人島に流れ着きたい俳優は?“島”が人を呼び寄せ狂わせる?島を舞台にした注目作品が続々とリリース!話題の『東京島』も上映!「島フィルム・フェスティバル」に150組300名様ご招待木村多江が飛び出す!?本編は2Dの『東京島』の劇場予告編を3Dで上映!【シネマモード】ソフィー・マルソー、木村多江らが示す映画とブランドの素敵な関係
2010年08月03日孤島に無人島に監獄島――。ここ最近、四方を海に囲まれた“島”というシチュエーションで描かれる映画および海外ドラマ作品が次々と世に送り出され、話題を呼んでいる。ひと口に“島”といっても、ごく普通に人間が暮らしていた島に、人々が流れ着いた無人島、囚人を隔離する監獄島などなどそのバリエーションは豊富。一体、島の何に人は魅せられるのか?島を舞台にした作品を大解剖!まず、この夏公開の邦画で製作発表当初から大きな話題を呼んでいるのが、桐野夏生による同名ベストセラーを木村多江主演で映画化した『東京島』。無人島に漂着した22人の男とたった1人の女の織りなす愛憎のドラマを描き出す。22人の男たちには、窪塚洋介に福士誠治、木村了、染谷将太など豪華俳優陣が集結。だがしかし!“無人島版イケメンパラダイス”などとのんきに思うなかれ!助けの来ない無人島という極限状態であぶり出される人間の本質に思わず冷や汗が…。続いて、DVDとして好評レンタル中の“島”作品といえば「ハーパーズ・アイランド」。舞台は7年前に6人が惨殺されるという事件が起きたシアトル沖に浮かぶハーパーズ島。平和を取り戻したかに見えるその島で、一組のカップルの結婚式が執り行われることになり、島を出ていた人々も久々に戻ってくるのだが、そこで再び惨劇が…。全13話からなるこちらの作品だが、各話ごとに必ず誰かが殺され、残された人々が“新たな容疑者”そして“次なる犠牲者”となっていくというめまぐるしい展開が特徴。逃げ道のない島ならではのサバイバルゲームにご注目!そして、レオナルド・ディカプリオが主演し、この4月に劇場公開された『シャッター アイランド』のDVDとブルーレイが早くも9月にリリースされる。物語の舞台となる島はボストン沖にあり、そこには精神を患った犯罪者が収容される病院がある。その“監獄島”の病院の、鍵のかかった病室からある女性患者が失踪。レオ扮する連邦保安官は、相棒と共に捜査のために島を訪れるが…。巨匠マーティン・スコセッシが仕掛ける深遠なる謎解きミステリー。残された暗号めいたメッセージに何かを隠すような人々…巧妙に仕組まれた“謎”の先にあるものは――。さらに、上記3作のほかにも、“元祖”島モノとして忘れてはいけない海外ドラマ「LOST」もいよいよファイナル・シーズンに突入!すでに放送はスタートし今後、DVDのレンタル&リリースも予定されており、こちらも要チェック!ジャンルも物語の展開も様々だが、そこには知らず知らずのうちに島の“魔力”に引き寄せられ、狂わされていく人々の姿が――。先述の『東京島』、「ハーパーズ・アイランド」、『シャッター アイランド』を一挙上映する“島フィルムフェスティバル”なるイベントが開催されるなど、やはりいま、島が熱い!?島で繰り広げられる、時に熱く、時に背筋の凍るような物語から目が離せない。夏休み特別企画 島フィルムフェスティバル■関連作品:LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.シャッター アイランド 2010年4月9日より全国にて公開© 2009 BY PARAMOUNT PICTURESハーパーズ・アイランド [海外TVドラマ]© TM & c 2010 CBS Studios Inc. CBS and related marks are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. TM, R & c by Paramount Pictures. All Rights Reserved.東京島 2010年8月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:話題の『東京島』も上映!「島フィルム・フェスティバル」に150組300名様ご招待真田広之が焼きゴテでグリグリ!「LOST」衝撃のファイナル予告編をお届けジョニー&「SATC」4人組…写真でふり返る来日ハリウッドスター2010年上半期木村多江が飛び出す!?本編は2Dの『東京島』の劇場予告編を3Dで上映!孤島の連続殺人事件、容疑者は25人ドラマ『ハーパーズ・アイランド』特別映像到着
2010年07月26日浅田次郎の同名小説を映画化した『日輪の遺産』主演の堺雅人、共演の中村獅童、福士誠治、そして佐々部清監督が5月11日(火)、東映東京撮影所にて開かれた会見に出席した。原作は1993年に刊行。帝国陸軍がダグラス・マッカーサー(のちのGHQ最高司令官)から奪取した時価200兆円におよぶ財宝をめぐる、祖国を思う20名の少女たちと軍の密命を受けた将校たちの壮絶なドラマが、現代を生きる老人の回想という形で語られる。帝国陸軍の軍人を演じた堺さん、獅童さん、福士さんは、撮影中とあって揃って坊主頭に軍服姿で登場。軍上層部から秘密裡に、マッカーサーから奪取した900億円の財宝(現在の価値で200兆円)を移送、隠匿せよとの命を受ける陸軍少佐・真柴役の堺さんは「今日は男3人だけの撮影でしたが、ほかの撮影ではユースケ・サンタマリアさんと20人の女学生が加わって、毎日が新鮮で、演じていて楽しい現場です。戦争を描くにあたっては、分かったふりだけは避けたいと思いました。あと、型にはまった軍人にならないように気を付けています。映画で描かれる現場、その場にいて息吹のある演技をする、演技を楽しむ役者はそれしかできないと思います。初めてと言えば“居合の達人”という役柄で、40時間以上特訓してます」と撮影の様子について明かした。望月曹長役の獅童さんは「20人の女学生とのシーンで、彼女たちのたたずまいを見ていると心に響くものがあり、新鮮でした。もんぺを穿かせると、やはり日本人だ(笑)と思いましたし、時代を飛び越えるような瞬間にドキッとさせられました。戦争映画は作品を通じて何を感じていただけるか、ということだと思うので、一生懸命やっています」と思いを語った。同じく陸軍の中尉・小泉役の福士さんは「佐々部監督とは『チルソクの夏』以来7年ぶりにご一緒させていただきました。ずっと、もう一度ご一緒したいと思っていたので、役者としての喜びを感じながら演じています。英語を使うシーンがあるのですが特訓しながら準備しています」と今後の撮影に向けての意気込みを語った。これまでも『出口のない海』、『夕凪の街 桜の国』など戦争がもたらす悲劇や、その時代に生きた人間のドラマを描いてきた佐々部監督。「脚本を作り始めて4年目になり、いつ実現するのかという状況が続きました。助監督時代、最後の仕事が(浅田さん原作の)『鉄道員(ぽっぽや)』だったこともあり、自分の10作品目となる節目に、ファンである浅田次郎さんの作品を映画化できるということで感無量です。こうして素晴らしいキャストを迎え、周りの方々に感謝しながら、恥ずかしくない作品に仕上げたいと思っています」と決意を語った。ほかにユースケ・サンタマリア、八千草薫の出演も決まっている。祖国の明日のために命を懸けた将校たちと少女たちの思いは、戦後60年以上を経た現代を生きる日本人の心に何を問いかけるのか?『日輪の遺産』は2011年公開。■関連作品:日輪の遺産 2011年公開
2010年05月12日そこは、人間の欲望を駆り立てる島――。桐野夏生の人気小説を木村多江、窪塚洋介、福士誠治、木村了ら豪華キャストで映画化した『東京島』の約4分間の特別映像が到着した。結婚20周年の旅の途中で嵐に遭い、夫と共に無人島に辿り着いた主婦・清子が、新たに島に流れ着いた若い男たちの“社会”の中で、たった一人の女として女王のように君臨し、生き抜いていくさまを描いたサバイバル・エンターテイメント。想像だにしなかった無人島での生活に当初、戸惑いの表情を見せていた清子。だが、極限状態における夫の“無能ぶり”に気づき、漂着した若い男たちの間を渡り歩き…と状況や立場が変わってていく過程で、彼女の顔つきにたくましさやしたたかさ、そして妖しさが浮かんでくる様子が、この特別映像から見てとれる。窪塚さん演じる変わり者のワタナベに、くじ引きによって清子の新しい夫となった、福士さん扮するGMなど、それぞれの男たちの思惑、清子との関係性もポイント。そして新たに流れ着いた中国人たち――。謎と欲望がうごめくこの島は地獄か?それとも楽園か?この映像の最後に清子が目をぎらつかせながら口にする「何がハッピーエンドかは、自分で決めるわ」という言葉の意味するところは?まずはこの4分の特別映像で、映画の世界観を堪能すべし!『東京島』は今夏、全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:東京島 2010年夏、全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:窪塚洋介、質疑で珍回答「パッと思いつかないんでメールします」40代主婦・木村多江、無人島で22人の男たちに囲まれ…桐野夏生「東京島」映画化!
2010年04月16日映画『東京島』(篠崎誠監督)の完成報告会見が4月7日(水)、東京・銀座のエルメス銀座店で行われ、主演の木村多江、共演の窪塚洋介らが出席。“孤島”ロケのエピソードを語った。人気作家、桐野夏生の同名小説を原作に、孤島に漂着した平凡な主婦・清子(木村さん)が、島で唯一の女性となりながら夫の死後も若者23人の中で生き抜く姿を通じ、女性の根本的な強さを描くサバイバルストーリー。昨年10月に行われた沖縄と鹿児島・沖永良部島、徳之島での約2週間のロケをふり返り、木村さんは「岩場を歩いたり撮影現場に行くまでが大変で、毎日こむら返りになりました」と苦笑いしつつ「でも、いままでにないタフさを経験し、新しい自分に出会えた」と充実の笑顔。清子役に「これまで、みなさんのイメージもそうだと思いますがネガティブな役が多かったので、なぜ私?と思いましたが、島に行ったら私も生きるために本性をむき出しにすると思う」と共感を寄せた。窪塚さんは、若者23人のうちただ1人、清子に敵対心を抱く変わり者のワタナベ役。ロケ中は「車を借りて島を周り、コーディネーターができるくらいになった。ビーチが本当にきれいで人が来ないし楽園のようだった」とオフを満喫した様子。旅に必要なアイテムを聞く質問には「パッと思いつかないんで、(思いついたら)メールします」と持ち前の率直な物言い。共演の福士誠治から「そういう答え、アリなんだ?」と妙に感心されていた。旅にちなみ「初めて海外旅行に行ったとき、友達に騙されて『印鑑を絶対持っていけ』と言われて持っていったけど、いつ使うんだろう?と思い続け、結局使わなかった」と失敗談も披露。会場の笑いを誘った。会見では、本作がフランスの高級ブランド「エルメス」のシルクスカーフ「エルメス・カレ」とコラボレーションすることが発表された。エルメスと日本映画のコラボは初の試み。カレは劇中、清子ら登場人物が様々な使い方をすることで“活躍”する。この日、木村さんらはエルメスのスカーフを身につけて登場した。カレの東京島スペシャルカラーが同日から銀座店で、翌8日(木)から全国のエルメスショップで発売。『東京島』は今夏、全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:東京島 2010年夏、全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:40代主婦・木村多江、無人島で22人の男たちに囲まれ…桐野夏生「東京島」映画化!
2010年04月07日人気ドラマシリーズの劇場版2部作の第2弾『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のファンミーティング&完成披露試写会が4月6日(火)、東京・六本木ヒルズで行われ、主演コンビの上野樹里、玉木宏がファンにシリーズ卒業を告げた。この日は、上野さんら主要キャスト陣ら13人が勢揃い。シリーズ完結編となる本作について上野さんは「初号を試写で観て、抑えられなくて涙がポロポロ出ちゃいました。(TVドラマから)4年間かけてやってきた思い入れの強い作品なので、胸にズンとくるものがあります。後編はひとつひとつ印象に残って焼きつくような強さがあります」と感慨深げ。シリーズを通じて一番印象に残る場面に「後編のラスト」を挙げ、「(竹中直人演じる)ミルヒーがいい言葉を言いますが、私もその言葉を胸にがんばっていこうと思っています。のだめはこれで終わりですが、しっかり焼きつけてください」と満場のファンに笑顔を振りました。隣の玉木さんも「豪華なキャストとスタッフで最後の最後に最高のモノが出来上がった」と仕上がりに自信の弁。シリーズをふり返り「一番の思い出はウィーンの楽友協会でタクトを振らせてもらったこと。シリーズになっていなければあそこには立てなかった」と充実感いっぱいの笑顔を見せた。一方、キャスト陣が順に思い出深い場面を語る中、ベッキ―は「後編(本作)で、シャンゼリゼ通りをみんなで横断幕を持って行進するシーンで、幕で前が見えなくてポールが足にガーンと当たった。でも本番中なのでそのまま芝居を続けました」と告白。共演のウエンツ瑛士から「足じゃなくて、大事なところでしょ?」と股間を指すジェスチャーで問われると「ど真ん中です」と認め、両脇で思い出し笑いする玉木さん、福士誠治を指差して、「樹里ちゃんは優しくて氷を持ってきて冷やしてくれたのに、この男たちは大爆笑ですよ。人の不幸を笑う男たちです!CMとかに爽やかな顔で出ているのが許せない〜」と怒りの雄叫び。会場のファン約1,000人を大爆笑させた。ほかに瑛太、水川あさみ、山田優らが出演。黒白のスパッツに黒のロングシャツ風のトップスを合わせたファッションの山田さんは「朝からみんなに『オシャレな女子プロレスラー』と言われ続け、シュンとしています。おしゃれだと思ったのに…」と終始、落ち込んでいた。『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』は4月17日(土)よりTOHOシネマズ日劇3ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社のだめカンタービレ 最終楽章 後編 2010年4月17日よりTOHOシネマズ日劇3ほか全国にて公開© 2010フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社■関連記事:上野樹里、“のだめ”口調で後編の結末をポロリ?ギリギリセーフに「ホッとしたー」【文豪を演る】インタビューvol.6 水川あさみ as 太宰をやりこめる女・キヌ子『のだめ』香港上陸に熱烈歓迎!玉木宏&上野樹里、欧州の撮影地での公開にも期待“天然女優”上野樹里、早くも続編を約束?『のだめ』大ヒット舞台挨拶ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位
2010年04月06日