マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)がミュージシャンの灰野敬二を起用した2016秋冬コレクションの広告キャンペーンを公開した。灰野敬二は、謎めいた独自の世界観をもつシンガーソングライター。1970年代から音楽創作を続ける独創的なスタイルは、“間”という日本特有の音の概念をはじめとした幅広い音楽に影響を与えている。今年2月にニューヨークで開催されたランウェイショーにて革新的な楽曲を提供した後、マーク・ジェイコブス自身が選りすぐり集めた個性溢れるキャストの一員として参加することが決定した。音色と音色の間に存在する取り憑かれた一瞬を追究したムーディーなチャイム音のサウンドトラックは、静まり返った真っ白な円形セットに響かせ奏でられた。広告キャンペーンは、デビット・シムズにより3月にニューヨークで撮影されたもので、スタイリングはケイティ・グランドが手掛けている。なお、同イメージは、キャンペーンに起用された全画像と同様に、マーク・ジェイコブス自身のInstagram(@themarcjacobs)にて初公開されている。Instagramの投稿によると、「2016秋冬コレクションのショーを開催する一週間前、友達から紹介され出会った敬二の音楽は、暗示にかかったかのようにシンプル、奇妙、そして不思議なほどしっくり感じた。秩序立ったベルとシンバルの音色が残す影と余韻にとり憑かれてしまった」とコメントしている。
2016年06月28日「チャールズ&キース(CHARLES & KEITH)」が、2016年秋冬キャンペーンビジュアルを公開。アイコニックなイギリス人フォトグラファーのグレン・ルッチフォードによる撮影で、60年~90年代にかけての溢れるエネルギー、自由、衝動、創造性に満ちたユース、気ままで好奇心旺盛な若さを表現している。2016A/W LINEUP過去の輝かしい美学からインスピレーションを受けた本コレクションでは、ホースビットディテールやアンティーク感漂うクラシックなシルエット、パステルカラーが目を引くカラーバリエーションのアイテムなどをラインナップ。
2016年06月28日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)が、2016年秋冬コレクション「La Répétition」を発表。コレクションをイメージしたショートムービーが公開された。「La Répétition」は、コレオグラファー兼ダンサー、フィルムメーカーとしても知られるBlanca Liによるショートフィルム。ブロードウェイシアターでミュージカルも上演された映画「A Chorus Line」から着想を得ている。ムービーには、スタイリッシュなプロのダンサー達を起用。2016年秋冬コレクションのシューズを履いた彼女達は、厳格な振付師を演じるBlancaから厳しい目を向けられる。ダンスはクリスチャン ルブタンにおいて繰り返し登場するテーマであり、初期のコレクションから今まで、ウィメンズとメンズ共に常にインスピレーション源となっている。ブランドのシューズは眺める為や飾る為だけの物ではなく夜遊びで踊りに出かける時にも最適だ、とBlancaもコメントしている。【詳細】La Répétitionシーズン:2016年秋冬コレクション
2016年06月26日エンフォルド(ENFÖLD)2016年秋冬コレクションが、2016年8月上旬より順次展開される。今季より女性に向けたゆったりとしたサイズ感のユニセックスラインをスタートさせた、エンフォルド。「doking(結合)gimmick(仕掛け)」をテーマに、ウールを中心とした温かみのある素材を用いて、デザイン性の高いアイテムを提案する。今回は、テーマ「doking(結合)gimmick(仕掛け)」をユーモラスに表現した新作ウェアをピックアップして紹介。■プルオーバー 58,000円+税ビックサイズのプルオーバーには、ショルダーラインにカーディガンを巻き付けたようにアレンジ。また胸元からは、ロングカーディガンの一部分をぶら下げて、ユニークなフォルムを形成する。ボトムスも、トップス同様にオーバーサイズのものを、また足元にはフラットサンダルを合わせればラフなスタイルの完成。■ドレス 90,000円+税ネイビーの生地を幾重にも重ねたノースリーブドレス。ほどよいドレープのある胸元には、よく見ると‟ジャケットの袖”が存在している。裾には斜めにカッティングを加えて、シャープさをプラス。インナーで色を差せば、よりモダンな着こなしに。■トップス 70,000円ベーシックな黒Tシャツにはツイードコートを貼りつけた。大胆な再構築的デザインは、注目を浴びること間違いなし。バックパック、ソックスとマッチさせた、アクティブなコーディネートもオススメだ。【アイテム詳細】エンフォルド 2016年秋冬コレクション展開時期:2016年8月上旬より順次発売【問合せ先】エンフォルドTEL:03-6730-9191
2016年06月25日ジミー チュウ(JIMMY CHOO)2016年秋冬ウィメンズコレクションから、新作バッグを紹介する。今季のアイコンバッグ「ロケット プティ(LOCKETT PETITE)」は、アニマルムード全開。ポニーヘアーでレオパード模様を描いたものやオーストリッチを配したものなどがラインナップする。中には、ビジュー刺繍を添えたラグジュアリーなものや、ストラップ部分にレッドカラーのパイピングを施しアクセントを効かせたものも。また、主役アイテムの一つ「ロケット(LOCKETT)」は、今季のシューズラインに施された装飾を投影。ボディ全体にアニマルモチーフを取り入れ、官能的な一面をみせる。ユニークなフォルムで注目を集めるのは「ツイスト(TWIST)」。ボディは、2つの異素材パネルを組み合わせて構成し、ストラップ部分も独創的に配置。どこから覗いても、2つの素材が顔を見せてくれる。バックパックにも変化するので、機能性も抜群。【アイテム詳細】ジミー チュウ 2016年秋冬ウィメンズコレクション展開時期:2016年6月20日(月)より、店頭およびオンラインブティックにて、順次展開【問い合わせ先】JIMMY CHOOTEL:03-5413-1150
2016年06月23日ジミー チュウ(JIMMY CHOO)の2016年秋冬ウィメンズコレクションを紹介する。今季は、調和を実現するためのコントラストを取り入れ、多彩な側面を持つ現代女性を表現。ロマンスと屈強さ、デカダンスと優美、均一性と個性…、相反するもの同士を対峙させ、自己主張の強いラグジュアリーなコレクションを完成させる。■KIKI 164,000円+税ストラップサンダルに二重ラッフルをあしらった「KIKI」。サテンフリンジが歩く度に優雅に揺れ、気分を高揚させてくれる。今季を代表するアイコニックな一足。■TRICK 170,000円+税5本のストラップをポイントにした「TRICK」には、足をより美しく見せてくれる新ヒールを取り入れた。頑強なレザーとなめしていないスエード、光るバックルを対比させ、今季のムードを演出。シーズンカラーの一つである、アンバーイエローで展開する。■MARI 123,000円+税オープントゥタイプの「MARI」は、退廃的な豊かさを持つベルベットとコルセットを思わせるレースアップに遊び心を宿した。アッパーから覗く素肌が、官能性を感じさせる。■MITSU 155,000円+税アンクルブーツ「MITSU」は、ステッチを施したアンバーイエローとオリーブをマッチさせてアイコニックに仕上げた。タンの縁は、フリンジでデコレーション。プレイフルな側面と強さの面を合わせ持つ。【アイテム詳細】ジミー チュウ 2016年秋冬ウィメンズコレクション展開時期:2016年6月20日(月)より、店頭およびオンラインブティックにて、順次展開【問い合わせ先】JIMMY CHOOTEL:03-5413-1150
2016年06月23日7月21日(木)に「クレ・ド・ポー ボーテ」より2016年秋~年末のホリデーシーズンに向けた新製品第一弾が発売されます。今ホリデーコレクションのクリエーションテーマは「虜にするひと。」その意味と、第一弾のカラーメーキャップ【全 5品目 14 品種】をご紹介します。クリエーションテーマ「虜になるひと。」の象徴1920年代の狂騒の時代を生きた女流画家・タマラ・ド・レンピッカの生き方クレ・ド・ポー ボーテ 2016年秋冬のクリエーションテーマは「虜にするひと。」 まず、今回の新商品を手にする前に知りたいのがその意味です。「虜にするひと。」とは、”新しい時代を自由に美しく生きるひと”。すなわち 「周りに媚びず、自由奔放に、本能の赴くままに生きる。自分の魅力を知り 尽くし、上手に自己演出する。 人を虜にしてしまうほど、惹きつける魅力にあふれる女性。」 を指しています。現代で例えるならば現代を美しく生きる女性アマンダ・サイフリッドCPBのブランドミューズを務めるアマンダ・サイフリットは1985年生まれのアメリカの女性。 米ピープル誌で『世界で最も美しい女性』の上位に選ばるほどの美貌をもった彼女は、「恋多き女」としても名高く、まさに現代の「虜にするひと。」と言えるでしょう。「2016秋冬メーキャップ~ホリデーコレクション」第一弾の注目コスメ新口紅「ルージュリキッドエクラ」全8色7月21日に【全 5品目 14 品種】が発売されますが、4品目が色調追加なのに対し、「ルージュリキッドエクラ」は新商品。注目度が最も高いです。 ・唇に溶けるような濃密でリッチな発色。 すんなりのびる軽いつけ心地。見たままの発色が楽しめて、つけたての美しさが続く。うるおいをたっぷり閉じ込め、光を集めたようなつややかさをかなえる。 という溜息級のルージュです。 人をはっとさせる、挑発的なまでの美しさは、女性が見ても魅了されてしまいます。 全8色には、官能的な唇に相応しい挑発的ななネーミングがつけられています。写真向かって左から11イヴの意のまま、12女神のたくらみ、13歌姫の投げキッス、14ヴィーナスの誘惑 、15女王のプライド、16小悪魔の微笑み、17女優の引力、18レンピッカの挑発特におすすめなのはやはり、ビジュアルでアマンダ・サイフリットも身にまとっている「18レンピッカの挑発」です。その他4製品ク・ド・ポー ボーテのコスメの中でも人気の高いアイテムの新色調が、それぞれ追加発売されます。・オンブルクルールクアドリn<アイシャドー>2種色調追加・オンブルクレームソロ<アイシャドー>2種色調追加・レオスールデクラ<フェースカラー>1種色調追加・レオスールデクラ(レフィル)<フェースカラー>1種色調追加以降 第二弾は8月21日(日)に新ベースメーキャップ【全 4品目 11品種】第三弾は10月21日(金)・11月21日(月)にホリデー限定商品として【全 4品目 5品種】 がそれぞれ発売予定。 ぜひ、店頭に足を運んでみては?クレ・ド・ポー ボーテオフィシャルサイトはこちらから
2016年06月22日ミュラー オブ ヨシオクボ(muller of yoshiokubo)、2016年秋冬コレクションの新作を紹介。2016年7月上旬頃から、取り扱い店舗で順次展開される。今シーズンはスペイン・バルセロナにインスパイアされ、街の空気感と風景をファッションに落とし込んだ。街の名所となっている、アントニオ・ガウディの建築「グエル公園」を表現したシリーズに注目したい。公園のタイル模様やカラフルな色使いをデニムパンツの裾や、オールインワンにアクセントとして取り入れている。フリンジを使用した表情のあるデザインは、コーディネートの主役になりそうだ。スペインの民俗舞踊といえば、フラメンコ。まるでその衣装を彷彿させるような、鮮やかなペイズリー柄をフィーチャーしたシリーズも登場する。繊細なプリーツで柄を取り入れたロングスカートや、後ろ姿で主張できるカーディガン、そして大担に全面ペイズリー柄のワンピースなど様々。他にも、ガウディが手がけたカサ・ミラの建物の螺旋階段を刺繍で表現したシリーズや、碁盤の目の様に、規則的に作られた街並みをジャガードで描いたシリーズなども展開される。スペインに想いを馳せながら、着こなしてみてはいかがだろう。【商品詳細】ミュラー オブ ヨシオクボ 2016年秋冬新作■グエルシリーズ・デニムパンツ 27,000円+税発売時期:2016年7月上旬頃発売場所:伊勢丹、西武、ミッドウエスト・オールインワン 41,000円+税発売時期:7月末〜8月上旬頃発売場所:そごう西武■ペイズリー柄・ロングスカート 37,000円+税発売時期:7月上旬頃発売場所:ESTNATION、SHIPS、高島屋、そごう西武、BEAUTY&YOUTH・カーディガン 39,000円+税発売時期:7月末〜8月上旬頃発売場所:BEAUTY&YOUTH、西武、伊勢丹、高島屋・ワンピース 36,000円+税発売時期:7月末〜8月上旬頃発売場所:BEAUTY & YOUTH、UNITED ARROWS、西武【問い合わせ先】ミュラー オブ ヨシオクボTEL:03-3794-4037
2016年06月19日シャネル(CHANEL)の2016-17年秋冬コレクションより、新作バッグが登場。2016年9月以降、シャネル ブティックにて展開される予定だ。ブランドのコードに立ち帰りつつも、新鮮な要素を取り入れたハンドバッグが多数登場した今シーズン。プレタポルテやシューズとも共通するデザインが目を引くラインナップだ。アイテムとしては、レザーのレースアップのディテールをあしらったものや、ルサージュ製ツイードを用いたスマートフォンケースなど。アトリエからインスピレーションを得た、“ボビン型”のショルダーバッグは、中でもユニークなデザインだ。【詳細】シャネル 2016-17年 新作バッグ発売時期:2016年9月以降販売店舗:シャネル ブティック【問い合わせ先】シャネル(ファッション)TEL:0120-525-195
2016年06月17日スレトシス(Sretsis)の2016年秋冬コレクション。今シーズンは「恐れない恋人たち(Tamed Lovers)」と題し、愛し愛されることを怖がらない人たちへのトリビュートとなっている。刺激的なカップルである、ロミオ&ジュリエット、ジョン・レノン&オノ・ヨーコ、セルジュ・ゲンスブール&ジェーン・バーキンらにインスパイアされ、相反するものが惹かれ合う様子を表現した。ひねりの効いたオリジナルテキスタイルには、ユニコーンとライオンのファンタジックなロマンスが描かれている。豊かなワイルドフラワーに囲まれ、生命の樹にゆるく繋がれた2頭のカップルが、互いに身を寄せ合っている様子。このモチーフは、シルクやシフォンを使った優雅なドレスやパンツに落とし込まれた。ドレスの袖は、フレアスリーブやパフスリーブにし、とことんフェミニンに。シルバーやゴールドの星柄スタッズ風デザインは、フェイクレザーのジャケットやショートパンツ、そしてシフォンドレスやトップスに。黒や茶といったダークな色から、柔らかいパステルカラーで仕上げたものまで様々。ドレスはボウタイやフリルをふんだんにあしらうことで、女性らしい印象に仕上げた。繊細なドット刺繍が施された、レースアイテムにも注目したい。まるでウェディングドレスを彷彿させるものや、パフスリーブのワンピース、トップス。いずれも、色とりどりに咲く花の刺繍が上から重ねられ、ロマンティックさが全開だ。胸元がハート型にくり抜かれたトップスシリーズは、ドキリとさせる仕掛けにスレトシスならではのユーモアを感じさせる。1枚で着るのはもちろんのこと、ワンピースの下に潜ませたレイヤードスタイルが多く提案された。
2016年06月15日クラネ(CLANE)のメンズライン「クラネオム(CLANE HOMME)」が、2016-17年秋冬よりデビュー。2016年7月より、クラネ 表参道や公式オンラインストア、ゾゾタウンなどで発売される。ブランドコンセプトは、「OTIGINAL STANDARD」。“STANDARD”に現在的な柄や素材、デザインを取り入れ、新しいフォルムを表現する。また、クラネ、クラネオムの先行受注会を6月24日(金)から6月30日(木)まで、7月8日(金)から7月14日(木)まで開催。6月には7月の新作を、7月には8月の新作を受注することができる。なお期間中に、30,000円(+税)以上予約すると、「マルチ エコバッグ」がプレゼントされる。【詳細】クラネオム展開時期:2016年7月展開店舗:クラネ 表参道、ZOZOTOWN、クラネオンラインストア、一部セレクトショップ■新作先行受注会場所:クラネ 表参道、クラネオンラインストア・7月の新作期間:2016年6月24日(金)〜30日(木)・8月の新作期間:2016年7月8日(金)〜14日(木)※30,000円+税以上購入で、マルチ エコバッグプレゼント※公式オンラインストアで予約すると送料無料
2016年06月14日「ヴェルサーチ(VERSACE)」が、ブルース・ウェーバーと約17年ぶりのコラボレーションとなる2016年秋冬キャンペーンを発表。シカゴで撮影された2016年秋冬キャンペーンは、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)、ディローン(Dilone)を起用し、日常の生活と幻想的なストーリー仕立てとなっている。ブルース・ウェーバーらしいクラシックなスタイルで、グラマラスなシーンから日常のシーンまで、どんな生活でも着やすいモダンなヴェルサーチを表現。17年ぶりとなる今回のコラボレーションについてドナテラ・ヴェルサーチとブルース・ウェーバーは、1999年に同ブランドにおいて初めてコラボレーション。彼らが作り上げた作品は、広告を超えるヴィジュアルとして、ファッションの歴史に定義付けた。ドナテラ・ヴェルサーチ「ブルース・ウェーバーは、私達の時代における真のマスターだと思います。彼の作品は、個性溢れたリッチな写真であり、彼の目を通した世界を反映しています。ヴェルサーチのキャンペーンを通して、再び彼の世界に足を踏み入れたことを大変光栄に思います。この新しいキャンペーンでブルースが私のヒストリーをよみがえらせてくれました」ブルース・ウェーバー「最初ドナテラにシカゴで撮影しょうと話しをしたら、彼女は「ええ、荷造りをして直ぐ行きましょう!」と単純に答えました。ドナテラはいつだって冒険者です。私のことを王子のように扱い、それだけでなく家族のようにも接してくれます。お互い同じ思いなのです。私にとって一番重要なことは、久しぶりに会ってもこうやってまた一緒に笑いあえることです」
2016年06月13日写真家のブルース・ウェーバーがシカゴで撮り下ろした、ヴェルサーチ(VERSACE) 2016年秋冬コレクションのビジュアルが公開された。1990年にヴェルサーチのキャンペーンで初めて撮影を担当して以来、17年ぶりのコラボレーションとなる。モデルには、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)、そしてディローン(Dilone)を起用。日常の生活を幻想的なストーリー仕立てにすることで、グラマラスなシーンから日常のシーンまで、どんな生活でも着やすい現代的なヴェルサーチを表現した。中でも注目したいのは、一家が休日を楽しんでいるような様子が切り取られたショット。ランウェイにも登場したダッフルコートを着用して、子供連れで颯爽と街を歩くジジ・ハディッドや、同じくコレクションピースのニット姿で家族揃ってクラシックカーから降り立つカーリー・クロスなど、ヴェルサーチ流のモダンな家族像がクールに映し出されている。
2016年06月12日エンダースキーマ(Hender Scheme)の2016-17年秋冬コレクションより、新作シューズを紹介。2016年6月中旬より、正規取扱店舗にて順次展開される。ブラック、ネイビー、バーガンディの3色展開で登場する「チロリアン(tirolean)」は手縫いのモカシン。ネイティブアメリカンの靴としてのイメージが強いモカシンを素材や製法で再解釈し、現代的な空気感が漂うデザインに仕上げた。機能的なコーデュラの生地をあえて意匠として使うことで、より本質的なアプローチを試みている。スポーティな第一印象が、エンダースキーマの挑戦を思わせる「ピール ゴア(peel gore)」。アイテム名にもなっている“皮”という着想は、このシューズが、中心からバナナの皮をむくように立体感を出そうというコンセプトがはっきりと表れている証拠だろう。履き口が深く、しまった形状をしているので、足首が包まれレースがなくても歩きやすさは抜群。ソールはビブラムで、接地面が少なくロッキングチェアのような感覚で前に歩を進めてくれる。2016年春夏コレクションで展開した「ファーブル(fabre)」をアップデートした「ファブリック ファーブル(fabric fabre)」も、たくさんの楽しみ方ができる一足。15mmアッパーの履き口を伸ばしたことや、布を切りっぱなしにしたことで、裸足に合わせても存在感を放つほか、ソックスと合わせても布同士の表情の合わせ方で楽しめる。カウのライニングを使用したことも、前シーズンとの印象が異なる要因の1つ。カラーも4色あり、自分らしさを見つけることができそうだ。ストリートで一躍脚光を浴びそうな、ヌメ革シリーズ「mip」の新作「mip-14」。大味になりやすいこのシルエットをここまでオーガニックに仕上げる秘訣は、細部に詰まっているこだわりだろう。アッパーは、タンニン鞣しの吟革をペーパーで擦ったカウと、ゴートの素上ヌメだ。足首の部分は、比較的タイトに設計されているため、ホールド感が着用時の安心感も生んでくれる。紹介していないアイテムも、ひとつひとつストーリーを感じられるものばかり。エンダースキーマの新作シューズを、一度着用してみてはいかがだろう。【詳細】エンダースキーマ 2016-17年秋冬コレクション展開時期:2016年6月中旬より順次展開店舗:エンダースキーマ正規取扱店舗アイテム情報:ギャラリーに記載
2016年06月12日バレンシアガ(BALENCIAGA)が、2016年秋冬プレコレクションの新バッグを展開する。あわせて、伊勢丹新宿店グランドフロアにて、バッグに注目した期間限定ストアをオープン。期間は2016年6月8日(水)から14日(火)まで。期間限定ストアでは、バレンシアガのアイコニックなバッグコレクション「クラシック」「ペーパー」「ネイビー」より、新作が登場。2016年秋冬プレコレクションのキーカラー“ネオンカラー”で彩られた「ネイビー カバ S」や「クラシック シティ」などが店頭に。新シーズンのハンドバッグを多数取り揃え、来場者を迎えてくれる。また、「ネイビー」コレクションから初のデニムバージョンが登場。ブラックデニム×ブラックカーフスキンでトーン・オン・トーンに仕上げた伊勢丹新宿店限定「ネイビー カバ M」「ネイビー クリップ M」は、ファンにとって見逃せないアイテムになりそうだ。【概要】バレンシアガ 2016年秋冬プレコレクション ポップアップストア会期:2016年6月8日(水)~6月14日(火)場所:伊勢丹新宿店本館 1 階=ハンドバッグ/プロモーション住所:東京都新宿区新宿3-14-1アイテム一例・ネイビー カバ S 99,000円+税・クラシック シティ 217,000円+税・ネイビー カバ M 116,000円+税・ネイビー クリップ M 56,000円+税【問い合わせ先】バレンシアガ ジャパンTEL:0570-000-601
2016年06月11日アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)が、2016年秋冬コレクションのシーズンビジュアルを公開した。モデルにはケイト・モスを起用。あるアーティストのアトリエという設定で、フォトグラファーのルイージ&イアンゴが創りだす白黒のビジュアルは、まるで映画のワンシーンのような重厚なムードを放つ。繊細なフローラルの刺繍やレースが表現するのは、ブランドの美学の本質であるフェミニティ。それをアンニュイな眼差しを浮かべたケイト・モスが身に纏うことで、女性らしさの中に宿る力強さや大胆さを感じられる作品となっている。アルベルタ フェレッティの2016年秋冬コレクションでは、ブランドの得意とする上質な素材でつくるエレガンスを軸に、スウェット素材やリラックスしたパジャマシャツを取り入れ、心地よさを溶け込ませたアイテムを提案した。【詳細】モデル:ケイト・モスフォトグラファー:ルイージ&イアンゴ
2016年06月10日東京・渋谷のインターナショナルギャラリー ビームスが同店で取り扱う、デザイナーズブランドの2016年秋冬シーズン先行予約会を開催する。期間は、2016年6月4日(土)から7日(火)までの4日間。店頭では、サンプルが一部用意され、新たに取り扱う注目ブランドをはじめ、独自の視点でピックアップした約40ブランドのトレンドアイテムをいち早く手に取れる貴重な機会となっている。今シーズンより新たに取り扱いを始めたブランドとして、マルニ(MARNI)やランバン(LANVIN)で経験を積んだサラフィーナ・サマが2011年にスタートしたイタリアのブランド、イサ アーフェン(ISA ARFEN)や、オートクチュールのような手の込んだ細やかなディテールが魅力のアルビーノ テオドーロ(ALBINO TEODORO)、そして女性の魅力を惹き立てるエレガントなコレクションが魅力のアルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)が登場。その他、人気のsacai(サカイ)やJ.W.アンダーソン(J.W.ANDERSON)などもラインナップする。また、ドメスティックブランドながら海外でも注目を集めるmame(マメ)からは、ビームス創業40周年を記念して、ビームスのジャパンエクスクルーシヴで展開を予定したセットアップも展開される。注目ブランドが一堂に会する貴重な機会、ぜひ逃さないで。【開催概要】International Gallery BEAMS 2016 AUTUMN&WINTER COLLECTION 先行予約会期間:2016年6月4日(土)〜7日(火)開催場所:インターナショナルギャラリー ビームス住所:東京都渋谷区神宮前3-25-15 B1TEL:03-3470-3925営業時間:11:00〜20:00(不定休)
2016年06月02日フラットシューズが大人気の「レペット(Repetto)」から、2016プレフォールコレクションが、2016年6月8日(水)より発売。2016プレフォールコレクションのキーカラーは、秋の訪れを感じさせるこっくりとした"ドラマティックレッド"、澄んだ冬の空気のような"ウィンターブルー"、これに"ブラック"を加えた全3色。「レペット」の人気モデル、「Cendrillon(サンドリオン)」「Camille(カミーユ)」「Brigitte(ブリジット)」の3型で展開。2016 プレフォールコレクション◆カラー:全3色(ドラマティックレッド、ウィンターブルー、ブラック)◆発売日:2016年6月8日(水)より発売予定
2016年05月31日バレンシアガ(BALENCIAGA)が2016-17秋冬メンズコレクションを発表した。実用性や機能性、日々のワークウエアをツールとした同コレクションは、創業者であるクリストバル・バレンシアガの上顧客であったモナ・フォン・ビスマルクのためにつくったガーデニング用の洋服からインスピレーションを得て製作されたもの。現代に合わせて再考され、実用的で計画的、リアルライフで使用するための洋服が生み出された。エプロンはレザーやスエード、スーツ用のウールを用いてその下に着用した洋服にマッチするようデザイン。その他のガーメントにはメンズウエアにおいて伝統的で主要なアーミークローズやユニフォーム、スポーツウエア、スーツアイテムなどが活かされた。素材には、硬いメッシュネオプレンやニットの他、レザー、スエード、ジュエルカラーのベルベット、ブラックやグレー、カーキを基調としたミリタリーな色調のナイロン、コットンドリル、ウールといった日常のファブリックを採用。クリストバル・バレンシアガのスピリットに基づき、シームは最小限に抑えられた。成形された時にシルエットが流線形を描くようにトラウザーやショルダーからシームが取り除かれている。トラウザーはワイドか、もしくは足に張り付くほどにタイトに、コートは床をかすめるほど細く長いか、もしくは短縮されショルダー部分は幅広く四角く裁断された。アクセサリーでは、ラテックスに浸されたチェルシーブーツや、アーミーバックパックからインスパイアされたバッグ、ウィメンズのプレフォールコレクションにも登場したシアリングスカーフなどが展開される。
2016年05月29日ユニクロ(UNIQLO)が、2016-17年秋冬コレクションを、2016年5月25日(水)に東京・ベルサール渋谷ガーデンで発表。定番アイテムの連鎖によって彩られた今季のランウェイ。ウルトラライトダウンとフリース、そしてポロシャツやニットが折り重なった新感覚の着こなしが続々と現れる。特に斬新なのは、アウターのレイヤード。ショート丈のコートにミドル丈のナイロンパーカー、あるいはダウンにさらにダウンといった掛け合わせがなされた。テイストミックスも特徴的。ウィメンズでは、タイトなニットの上にスポーツブラのようなタンクトップを重ね、さらにマニッシュなピーコートを合わせて。メンズでは、ヘリンボーンのフォーマルなセットアップに、アウトドアなダウンジャケットを重ねることで欲張りなコーディネートに仕上げている。カラーパレットは、ビビットカラーはもちろんのこと、秋冬らしいダークトーンも採用。スタンダードながらも異素材、そして意外性のある組み合わせを見せることで、ユニクロの新たな進化を感じさせた。
2016年05月28日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)が2016秋冬の新作バッグ「ELOISE」を発売する。「ELOISE」は上品なシルエットや、輝くような肌、カリスマ性や自信、贅沢なジュエリーの下に隠れた脆弱さなど、カリスマ女性特有の性質をイメージしてデザイン、製作された。素材には上質なレザーを使用。構築的でありながら女性らしいしなやかなフォルムが特徴となっており、ハンドペイントによるグラフィカルな縁が見る者の目を誘う。スパイクが施されたカーブを描いたスカーフの様な革の装飾がハンドルの根元を飾っている。取り外し可能なショルダーストラップは、装飾としての精確なラインを体に引き、ルブタンレッドのスエードライニングがよりリッチな感覚を呼び起こす。また、バッグを保護するためにつけられたメタルの鋲の脚は、クリスチャンルブタンのプラットフォームサンダルを想起させる。
2016年05月25日ミー イッセイ ミヤケ(me ISSEY MIYAKE)が6月1日に2016秋冬コレクションを発売する。同コレクションでは、“TRUNK”をテーマに楽しい旅の友となるワードローブを提案。旅の準備をしながらこれから出会うであろう様々なシーンを思い描き、ミー イッセイ ミヤケらしい加工やパターンで表現したアイテムの数々を展開する。6月1日に発売されるアイテムのうち、「STAR PLEATS BAG」(8,000円)は夜空の星をハンドプリーツで象ったバッグ。二子玉川店限定でグリーン、ブラックカラーも発売される。なお、ブラックカラーのみMOMA museum shopでも販売される予定だ。
2016年05月25日マーガレット・ハウエル(Margaret Howell)が2016-17秋冬ウィメンズコレクションのルックを公開した。2016-17秋冬ウィメンズコレクションでは、新たな素材やカラー、ストレートなシルエットにより新鮮なスタイルを提案。キャメルとブラックカラーをベースに、ブランドのアイコン的な素材であるハリスツイードをはじめ、ミルドコーティングやブラックウォッチ、フェルテッドウールジャージーといった素材を用いて製作した。「SHEEPSKIN DUFFLE」(45万円)は、数シーズンにわたり展開しているシープスキンのコートを新たなデザインで仕上げた今シーズンの代表的なアイテム。クラシカルなアーガイルのニット「ARGYLE KNIT」(9万5,000円)は、袖丈やシルエット、ディテールにこだわって製作された。その他、2種類の素材を用いてマニッシュなスタイルを提案する「HIGHLAND JACKET」(キャメル/7万2,000円、ブラック、チャコール/6万8,000円)や、ピンタックを配したデザインが新鮮なペーパーライクで繊細なコットンシルク素材のサーキュラースカート「COTTON SILK POPLIN」(ドレス/8万5,000円、スカート/4万8,000円)などが展開される。また、ベルベットのパンプスやレザーバッグ、シルクスカーフからボウタイまで、アクセサリーも数多く登場。マニッシュの中に足されたフェミニンさなどスタイリングの絶妙なバランスが今シーズンのコレクションのポイントとなっている。
2016年05月24日ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)が2016年秋冬コレクションを発表した。今季は60年代を代表するファッションアイコンである女優、ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)へ敬意を込めたコレクションになっている。フレンチシックなジャケットやスカートには、ラメ加工が施され当時のスタイルを彷彿とさせる。ヒョウ柄やマルチカラー、多彩なデザインのトップスに対してブラックやネイビーなど暗めのカラーのタイトなミニスカートをスタイリングすることで、全体像に落ち着きを加えた。ブランドが得意とするカシミアセーターには、スカルやペラフィネ自身の愛犬がモチーフに。さらに今季は、2つのコラボレーションが実現した。アメリカンコミック『ピーナッツ(PEANUTS)』の映画『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』の放映を記念したカシミア100%の上質なニットが登場。スカイブルー、ピンク、ネイビーのセーターの胸部には愛らしいスヌーピーの姿が。もう1つは、パリの老舗キャビア店「キャビア・キャスピア(CAVIAR KASPIA)」。ブラックのセーターにブルーで魚と店のロゴをデザインし、まさにフランスを代表するラグジュアリーアイテムに仕上げた。
2016年05月17日バルムング(BALMUNG)の2016-17年秋冬コレクションが2016年5月7日(土)、東京・渋谷で発表された。インスタレーション形式での発表となった今シーズン。シルバーとブラックの装飾、不規則に点滅する蛍光灯の光に包まれた会場に9体のルックが姿を表す。昭和の匂いがまだ残る、少し貧しさのあるような学徒をイメージの一部にワードローブを展開。体育館シューズや、ローファーをアレンジした靴、白ソックス、制服のディテールを取り込んだプルオーバーなど、学生の持つ初々しさや純粋な意味でのサブカルチャーを感じるアイテムや着こなしが目立った。また、もう1つのイメージソースとして、小さな子供が描いたようなチープな花柄を採用。メガネのフレームやバングル。アウターのプリントなど、様々な部分に登場している。総柄のアイテムは、同系の柄を散りばめた上にブラックのレースをレイヤード。動きとともにその空気感を変える興味深いアイテムだ。イメージを形にし、様々なアイテムに落とし込んで行くバルムング。スヌードにプリントされた白髪の人物は、死に近づく“昇天”のようなイメージを、古い日本のホラー映画から感じ取り表現したものだ。またそのスヌードと同生地のプルオーバーは、ネックが2重になっているディテールがポイント。インパクトのあるフォルムだけでなく、細部のデザインや、ニット地のアナログな立体感など、様々な部分にメッセージはこもっている。秋冬コレクションでありながら、ショーツなどのウェアも取り入れて展開する理由として、幅広い地域の人に愛されているという側面がある。象徴的なトップスのボリュームが引き立つコーディネートとしてだけでなく、ファッションを通してメッセージを伝えていく姿勢もブランドのストロングポイントといえよう。
2016年05月10日ミサハラダ ロンドン(misaharada london)の2016-17年秋冬コレクションを紹介する。イギリス・ロンドンを活動拠点とする、デザイナー原田美砂。英国王室ご用達の帽子ブランドに勤務し、エリザベス女王在位50周年記念式典のパレードでは、彼女がデザインした帽子を女王が着用し、当時大きな話題となった。そんな彼女が手掛ける今季は、20世紀の抽象芸術からインスピレーションを受けている。テーマは「カレイドスコープ モダン(Kaleidoscope Modern)」。特に強く影響を受けたのは、彫刻家・現代美術家であるアレクサンダー・カルダーと画家のソニア・ドローネだ。アレクサンダーが発明・制作した彫刻、そして幾何学的な模様。ソニアが描いた鮮やかなテキスタイルと絵画が、デザイナー原田に光を宿している。レーザーカットで仕上げた羽飾りは天高くのび、リサイクルのメタリックスパンコールはキラキラと輝く。レースのアップリケ、顔を覆うベール、クリスタルのモチーフ。そんな装飾の数々は、気品と洗練さをもたらしてくれる。素材は、ファーベロアやウールフェルトを用いて。カラーもバーガンディやモスグリーン、ダークネイビーなど、重厚感のあるものを好んだ。男性の正礼装に用いられる「ホンブルグ帽」や、ツバの広い「ワイドブリム クロッシェ」は、今シーズンのムードをくんだアイコンアイテムといえる。原田が生む、大胆さと繊細さを併せ持つ帽子たちは、着想源となったエネルギーとバイタリティあふれる抽象芸術と深く共鳴し合い、現代的なエレガントを奏でている。
2016年05月09日トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)の2016-17年秋冬ウィメンズコレクションは、世界恐慌時代のニューヨーク、ワシントン・スクエア公園が舞台。近くのタウンハウスで行われているパーティから公園に抜け出し、散歩を楽しむ貴婦人の様子が、ブランド独自のフィルターを介し表現される。ショーは、2人のメンズモデルの登場とともに幕を切った。1人はリードに繋がれたペブルグレインレザーで作られた車輪のついた犬と歩き、もう1人は傘を持ちながら公園を歩いてベンチに座る。それが暗喩であったかのように、ウィメンズのワードローブも男性的なテーラリングを再解釈したものが中心だ。例えば、ジャケットというワンアイテムが、巻きスカートやドレスに姿を変えている。コートやシャツと組み合わせれば、アシンメトリーなシルエットが印象的なオールインワンアイテムになり、均整のとれたメンズアイテムが、時には切り取られ、時には合体し、女性の魅力を引き立てる“婦人服”へと昇華されている。素材には、スーツに良く使用されるキャバルリーツイルやウールメルトン、ミリタリーカシミア、春夏スーツに使われる軽めの素材、ウールフレスコを採用。美しい装飾が施されたリボンツイード、シルクタイジャガード、上質なウールヘリンボーンやオーガンザも登場する。アストラカンやビーバーファーといった贅沢な素材も、アウターなどのトリミング、アクセサリー等で見受けられる。アクセサリーやバッグ類も個性的なものが多くラインナップ。スティーブン・ジョーンズとのコラボレーションによる、メンズのネクタイをヘッドピースとしてデザインしたヘッドバンドや、小型犬を忠実にデザインした「The Hector Bag」など、視線が釘付けになるような小物が輝いた。
2016年05月09日メルシーボークー,(mercibeaucoup,)は、「日本の神話」をテーマにした2016年秋冬コレクションを発表。イザナギとイザナミという2人の神によって創られた日本。やがてそこに住み始めた人間のために2人は力を合わせて国造りを進めていくのだが、その途中でイザナミは亡くなってしまう。時を経ても悲しみが癒えなかったイザナギは、死者の国である“黄泉の国”に足を運ぶことにする。しかし、そこで見たのは雷神が宿り、変わり果てたイザナミの姿。殺そうと追いかけてくるイザナミと鬼たちに追われながら、イザナギは元の世界へ必死で逃げ戻る。疲れ果てた彼の前に現れたのは、天照大御神らであった……。まだまだ話は続くのだが、今シーズン描かれたのはここまでの話。これらは顕著に洋服に落とし込まれた。日本古来より使われている麻素材に特にこだわり、綿、ウールなど国産の天然素材を中心にゴブラン織り、ジャガードやリボン刺繍などで世界を表現。伝統的な麻の葉柄、風神と雷神、鬼を追い払う時に用いたブドウの実や筍、桃の実が、ランダムにあしらわれている。そして、重要な登場人物であるイザナギとイザナミは、マルチなカラーでコレクションに彩りを加えた。ディテールには、2人が創り上げた日本列島そのもののパッチワークや、しめ縄のような模様、さらには神社でよく見る紙垂(しで)を模したモチーフまでが揃う。また、アイテムの名前もユニークで、例えば「クニウミソー」と名付けられた国と海を描いたカットソーがある。身に着けている洋服に隠れた物語を、友人たちに思わず話たくなってしまうような楽しい提案がなされた。デザイナー宇津木は今季のテーマについてこう話す。「最近、自分自身が自然栽培を始め、日本の食のものづくりに興味を持ち始めました。そこから、改めて“日本”を考えることに。蓋をあけたら、とても面白い話があった。それを形にしようと思いました。」ボーダレスな時代、海外に目を向けがちな今だからこそ、日本の良さを再考する場として今回のコレクションが完成したのだろう。人間の欲望にはきりがない。欲深くならずに満足することができる人は、心が富んでいるということ。それが、今季のサブテーマとして掲げられた“足るを知る”。メルシーボークー,の洋服が、そのきっかけとなれば嬉しい、そんな想いが感じられるような気がした。
2016年05月07日アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)の2016-17年秋冬ウィメンズコレクションが、アメリカ・ニューヨークで発表された。バレンシアガ(BALENCIAGA)のクリエイティブ・ディレクターを退任後、アレキサンダー・ワン初のショーである。今季は、ブランドを象徴する、ハードさとストリート感をふんだんに感じられるシーズンである。大ぶりなチェーン、ギラギラとしたスタッズ、強さを象徴するブラックレザーが散りばめられ、ロゴ入りトップス、ボリュームファー付きデニムジャケット、スプラッシュペイントのワンピースがランウェイを飾る。こっそりと顔を出す、ポールダンサーのイラストや‟毒のある植物”モチーフは‟やんちゃ”さに拍車をかけた。一方で、ブランド11年目を迎え気付かされるのは、大人びたスタイルへとシフトしていること。ミニスカートは、ノーカラージャケットとあわせたセットアップへとチェンジ。キャミドレスにはレースを掛け合わせ、ストライプ模様のアウターは、ボディラインを強調させるサイジングに仕立てた。足元には「girls」などのロゴ入りストッキングを合わせ、センシュアルなムードを纏わせている。ストリート一筋縄ではいかない、上品な着こなしがそこに存在している。また注目は、数名起用されたメンズモデル。ウィメンズ同様のデザインを落とし込んだパーカーやボトムス、アウターに、スニーカーをマッチさせて、カジュアルなスタイルを提案している。
2016年05月07日ロイヤル チエ(ROYAL CHIE)が、2016年秋冬コレクションを東京・内幸町の帝国ホテルで2016年4月14日(木)に発表した。40周年を迎える記念すべき今回のショーのテーマは、「MOSAIQUE de CHIE Sunshine」。ナチュラルなオフベージュ、透き通るようなホワイトといった優しいカラーパレットに、今季はそのテーマにふさわしい劇的な変化を投じた。ブランドのアイデンティティといえる軽くてカラフルな色使いが特徴のモザイク・ドゥ・チエには、イエローとネイビーブルーのエネルギッシュな配色が登場。それはまるで、太陽が降りそそぐ光のような輝きを放っていた。組み合わは自由自在。首からすっぽりかぶれるポンチョやショートコートにマッチさせたのは、ペンキをドリッピングをしたようなデザインのスキニーや、裾をカットオフしたデニムのタイトスカートだ。また、小物使いも愛らしく、スパンコールのカクテルドレスにコンパクトなボレロを羽織った2ルックには、手元にハートのミンクチャームを、 桜色のAラインのミニワンピースの足元はハイカットのスリッポンを。女性の永遠の憧れであるファーが、デザイナーの今井千恵によってより身近なものへと変化する。今回のコレクションに際し、今井は「長年愛用でいるファーは、ひとりひとりを優しく包み込むだけでなく、身に着けることによって、新たなエネルギーを生み出す不思議なパワーを持っています。今回の作品の中からお気に入りのファーを見つけてもらえれば嬉しいです。」とコメント寄せた。
2016年04月17日