気になるきょうだい児との関係。発達障害の子を持つ親にとって、他の兄弟姉妹(きょうだい児)との関係は、気になるところではないでしょうか。広汎性発達障害がある、9歳(小4)の娘には、3歳10ヶ月になる、定型発達の弟がいます。私も、息子が生まれてから、2人の関係がどうなっていくのか気になり、注目してきました。Upload By SAKURAそして、娘と息子…それぞれの成長の度に、いろいろと変化していく、その関係性を見てきました。しゃべりが得意な弟に、たじたじな姉。息子は1歳の時から、保育園に通っています。現在は、3歳児クラスにいて、年下の子をリードし、面倒を見る"お兄さんお姉さんポジション"になりました。先生たちの指導も厳しくなってくる時期になり、自分のことは自分でやる、けじめのある行動…などなど、鍛えていただいているおかげか、母の想像を超える、たくましい姿を見せてくれるようになりました。Upload By SAKURA保育園のお友だちとのやり取りで鍛えられ、おしゃべりも達者。聞くことも、しゃべることも、かなりしっかりしています。初めのころは、おしゃべりがたどたどしい息子に対して、娘が先輩風を吹かせていたのですが…Upload By SAKURA自分の言いたいことをしっかり伝えられるようになった息子に、おしゃべりが苦手な娘は、たじたじ。5歳(6学年)の差がありますが、同じ説明を同時にしても、息子の方が理解が早いこともあります。もちろん、単語の数や、知識は、当然娘の方が多いのですが、説明の理解に関しては、息子の方が早いと感じることが多々あります。気を使った接し方。息子が生まれてから、私が2人の関係を注意深く見てきた理由…それは、「発達障害がある娘を、息子が見下すようには、なってほしくない」と思っていたからでした。私はそのことを、常に意識して、息子に接してきました。Upload By SAKURA親である私たちが、娘の苦手を認めているということを見せ、息子が娘のできないことを、強く指摘しないように気をつけていました。息子にも、娘の苦手な部分を理解できるようになってほしいと思っていたからです。しかし同時に、娘を過度に優先にして、息子が不満に感じないように…そして、娘に対する接し方について厳しく言い過ぎて、息子にとっての負担にしたくないとも、考えてきました。息子が大きくなるにつれて、2人のやり取りはより複雑なものになっていきました。私は、言いたいことをうまく説明できないことがある娘に対して息子がどういう態度を取るのか、いつも気になりました。幸い息子は、娘の言葉がつまった時も急かすことをせず待ってくれ、娘の言葉について、からかうことをしない子に成長してくれました。そんな時、息子に変化が…そんな中、ここ数か月の間に、姉弟間での息子の立ち位置に変化がありました。娘のパニックが起きた時、以前の息子は、娘の泣く様子を少し気にかけることはありましたが基本的に関わることはなく、私と娘が話し合いをしている中、背を向けることが多い状態でした。Upload By SAKURAしかし少し前から、息子はその一部始終をずっとそばで見るようになったのです。時には、私たちの間に座り、泣いてる姉を見つめ、話す母(私)を見つめ、その目線はいったりきたり。Upload By SAKURA姉の状況を考えられるように!また、話し合いが終わった後にも、変化がありました。娘は、私との話し合いが終わった後は、心を落ち着けるためか、必ず家の中をウロウロし、いろんなものに触ったり、テーブルやソファーの周りを回ったりします。いつもはそのタイミングで娘が息子のおもちゃに黙って触ると、息子は「勝手に触らないで~!」と言うのですが…Upload By SAKURA最近は怒らず、娘の様子をじっと見た後に、私の方を見るようになったのです。私にはそれが「今は、そっとしといた方がいいんだよね?」「触らないでって言わない方がいいんだよね?」という視線に見えました。Upload By SAKURAずっと、私と娘のやり取りを見ていた息子。どういう心理かはわかりませんが、何か感じるものがあったのかもしれません。娘をそっとしておいてくれる行動がまた一段階レベルアップし、その間の娘の行動に寛大になったことは、ありがたい変化でした。お決まりになってきた、私と息子のアイコンタクト。その後も娘が泣いていると、息子は私の方をちらりと見て、確認するようになりました。私が「大丈夫よ」と言うと、うなずき、そのまま娘をそっとしておいてくれます。私と息子の間でこのアイコンタクトは定着していき、息子が私を見る…私が頷く…という形が多く見られるようになりました。Upload By SAKURAこの息子の静かな見守りと確認は、娘にとっても私にとっても、平和で助かっています。2人の気持ちを同時に叶えることは、難しい。その一部分で息子に変化はあったものの、他は今まで通り。相変わらず、物の取り合いや順番…場所の取り合いで、喧嘩も毎日しています。喧嘩は、お互い言いたいことをいうので、収拾がつかなくなることも多々あります。2人を育てていく上で、娘の特性に配慮しつつ、息子に負担をかけすぎないように…私たちはそう考えてはいますが、おそらくどちらも全く不満に感じないということは不可能でしょう。どちらも、我慢している部分はあります。発達障害のある娘の、特性は理解してあげたいと思います。しかし、息子はまだ3歳。自己主張もあり、意地も張ります。Upload By SAKURA姉弟喧嘩に関しては、息子が号泣し、娘が折れてくれることがほとんどです。現状、割合的には、歳上の娘が我慢しなければならない場面が多くあります。喧嘩の時は一歩も引かない息子ですが、娘がパニックを起こした時は全く違い、娘の様子をよく見て、私に確認をとりながら、行動や言葉を選び、気づかってくれます。親の配慮を除いても、なんだかんだでうまくバランスが取れていると、私は感じています。しかし、そのことに甘えず、親としてそれぞれの気持ちを理解し、お互いの負担を最小限にする姿勢は常に忘れずにいたいと思いながら、今日も2人を見守っています。
2020年08月12日計12名様に! 日々のお子さんとの関わりに役立つ書籍をプレゼントしますLITALICO発達ナビでは、書籍レビューコラムや新刊情報コラムにて、発達障害や子育てに関する本の情報をお届けしています。今回は「夏の読書企画」と題し、発達ナビユーザーの皆さまに話題の新刊を抽選でプレゼントします!出版社のご協力のもと、発達ナビでおなじみのライターさんの著書などをご用意しました。ぜひ興味のある書籍を選んで応募してください!2020年夏の書籍プレゼントキャンペーンの応募期間は、2020年8月21日(金) 18時まで。下記の応募要項を確認の上、奮ってご応募ください!【応募要項】■ご応募はお1人様1回までです。■当選した方には、書籍の送付先をお伺いするため8月31日(月)までにメールにてご連絡いたします。ご応募の際は必ず受信確認ができるメールアドレスをご入力ください。※ご連絡が取れない場合、期日までに送付先情報がいただけない場合には、当選は無効となります。■個人情報取扱の注意事項にご同意の上お申込ください。お申込いただいた時点で同意いただけたとみなします。発達ナビでコラム連載中のSAKURAさんの著書です。SAKURAさんの長女のあーさんは、自閉症スペクトラム障害のある女の子です。本書はあーさんの9年間の成長過程をまとめたものとなっていて、幼稚園時代から小学校入学、学校や放課後等デイサービスでの出来事が綴られています。進路先選びや、通常学級から特別支援級へと転籍した際のエピソードなども。さらに、鳥取大学大学院の井上雅彦先生による解説も各章ごとに入っています。タイトルにある「個性の塊」という言葉は、あーさんの発達支援センターの先生から言われたものでした。それまで、あーさんが他の子と違うことに葛藤を抱くこともあったというSAKURAさん。しかし、この主治医の言葉によって、SAKURAさん自身の気持ちが、「娘の個性をもっと楽しもう」という前向きな方向に変わったのだそうです。そこから、SAKURAさんはあーさんが一人で行動するようになったときに困らないように、と「今できること」として療育をスタートします。この本には、そんな療育についての手がかりを見つけるヒントがたくさん詰まっています!著者は、発達ナビでコラム連載中の楽々かあさん。楽々かあさんが育児を続けるうえで、効率のいい声かけ例をまとめた自作の「声かけ変換表」が書籍化されました。自身も3人の子育て真っ最中の楽々かあさん。かつては自分も怒ってばかりでうまくいっていなかったと本の中で語っています。この本ではそんな著者の苦い経験から、どんな子にも伝わりやすい166もの声かけ変換例を、身近な話を用いて具体的に分かりやすく紹介しています。著者は「子育ては長期戦、無理なく続けられることが大事」と語っており、毎日がラクになる親子コミュニケーションのヒントもたくさん掲載しています。「お子さんに言っていることが『伝わらない』」という方は、本書をヒントに声かけを変換してみるといいかもしれません。著者は、長年にわたり発達障害のある子とその家族の相談支援に携わってきた経験をもつ、星槎大学大学院の阿部利彦教授。著書も多数あり、発達ナビのイベントでの登壇もいただいているので、ご存知の方も多いでしょう。7月に発売された新しい著書は、発達障害のある子を育てている保護者をはじめとした大人が身につけたい「応援スキル」を紹介する一冊です。本のなかで、著者は「保護者の方も自分の人生を楽しむことを忘れないでほしい」と語っています。発達障害のある子どもたちを育てている保護者だって、人間です。イライラしたり、つまずいたりしながらも、いつも子どもの一番の応援団でありたいと願っています。本書は、そんな保護者が日々子どもと接し声かけする中で思いをより適切に伝えるためのスキルを、具体例を示しながら教えてくれています。「また怒っちゃった」「こんなときはどうしたらいいのかな」と思ったときに本書を手に取れば、「次はこうやってみよう」と前向きになれるのではないでしょうか。「コミュニケーションが苦手」などと表現されることはよくあるかと思いますが、そもそもコミュニケーションとはどのようなものなのでしょうか。本書ではコミュニケーションは“双方向のやりとり“であると定義し、「社会モデル」で捉えながら、その人の特性だけではなく身近で関わる人々や環境にまで視点を向けた支援を行うことの重要性と、そのポイントについて解説しています。LITALICO研究所所長の野口晃菜さん、 LITALICOワークスのシニアスーパーバイザー・LITALICO研究所のチーフリサーチャーを務める陶貴行さんが編著、そして7名の専門家による支援事例の紹介も含んだ構成となっているので、理論と実践を結びつけて学びやすく、支援の現場で役立てられる内容が詰まっています。
2020年08月10日長男が8歳のとき、発達障害の1つである「ADHD」の診断がおりました。さらにお医者さんが言うには、自閉症の傾向も高めとのこと。生後半年ごろには育てにくさを感じていたのですが、受診に至ることはありませんでした。長男の発達障害がわかるまでの体験談と、「こうすればよかった!」と思ったことを紹介します。うちの子に限って!と思っていた私赤ちゃんのころからまったく人見知りをせず、抱くと毎回反り返っていた長男。とにかく動き回る子で、生後10カ月のころには私が疲労で倒れてしまいました。特におかしいなと思ったのが、月齢に合わせて届く通信教育のおもちゃをまったく使いこなせなかったこと。 ビデオ教材で見た子どもたちと違い、長男はおもちゃが分解できないことにかんしゃくを起こしていたのです。そこで発達の遅れを気にすればよかったのですが、私も初心者ママ。「まさかうちの子に発達の遅れがあるはずない」と思い込んでしまいました。 健診では悩みをうまく伝えられず…3歳までに何度か健診がありましたが、長男の発達について指摘されることはありませんでした。普段はかんしゃくを起こしがちな長男ですが、健診のときはたまたま落ち着いていたのです。 さらに健診では、保健師さんとママが1対1でお話する機会があります。保健師さんには長男に手がかかることは伝えていたのですが、具体例をうまく伝えられませんでした。事前に気になることをメモしておけば、スムーズに相談できたのかなと思います。 IQテストでまさかの平均値!健診をスルーした長男でしたが、何度か自主的に市の子育て相談にも行きました。そこでも問題は指摘されず、私はすっかり疲れ果てていました。そして5歳のとき、保育園の先生から市の療育室を紹介されたのです。 その療育室では、IQテストを受ける機会がありました。このときには「長男には何か問題があるはずだ!」と思っていた私は、これで何かわかるかも!とうっすら期待……。しかし結果は平均値。ここまでくると、私の育て方がいけないのでは?と思う自分がいました。 受診の希望を伝えると一気に話が進み!転機が訪れたのは、小学2年生に進級してすぐのこと。次男の1歳半健診のときに、長男のことで悩んでいると相談したのです。すると、県から委託されている相談先を紹介されました。それを聞いた私は即行動! 新しい相談先でIQテストを受けると、発達にかなりの凹凸があるとわかりました。 受診の促しはありませんでしたが、今度はこちらから受診を希望していると伝えました。そこからはトントン拍子で病院を紹介され、すぐにADHDの診断がおりたのです。 ふり返ると、こうしておけばよかったなと思うことがいくつかあります。まずは、「わが子に限って」と思い込まないこと。それから、健診では事前に気になる点をメモしておくこと。そして、親としての希望があればこちらから伝えていくことです。自分がどう思っているか・どうしたいのかを相手に伝えることは、とても大事だと学びました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO作画/やましたともこ 著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2020年08月09日こんにちは、保育士の中田馨です。連載でお伝えしている「保育園で実践している自己肯定感を育てる遊び」ですが、今回は1歳児にスポットを当てご紹介します。 1歳児と遊ぶときの基本1歳前半になると、体の発達として歩き始める子が増えます。言葉の理解もどんどん進み、大人の言葉を理解するようになり、「マンマ」などに1語文を話し始める子もいます。1歳半を過ぎると「ワンワンきた」のような二語文も話すように。手指はさらに器用になり、クレヨンをもって線を引いてみたり、積み木を重ねることも上手になります。他には、身近な大人のマネっこが上手になります。そんな好奇心旺盛な1歳児と遊ぶときに大切にしてほしいことは以下の3つです。 1.目と目を合わせるこれは0歳児のときにも話しましたが、1歳児と遊ぶときも同じです。遊ぶときに目と目を合わると「一緒に遊んでいる」という共感の気持ちをお互いが持つことができます。遊びの間ずっと目を合わせる必要はありませんが、遊びの途中に目が合うと「ママがそばにいてくれている」と安心感を感じます。 2.代わりに話しかける言葉の理解がどんどん進んでくるとはいえ、まだ自分の気持ちや興味のあるものへの言葉が出るわけではありません。そんな子どもの気持ちや指さしたものに対して、ママが代わりに話しかけてください。積み木を積み上げたら「積み木、たくさん積み上げたね〜」と言ったり、りんごを指さしたら「りんごは赤いね」といったふうに話しかけます。 3.ママも遊びを楽しむ1歳児は、まだひとりで長時間集中して遊ぶことができません。今回紹介する遊びの中には、ある程度一人でできるものもありますが、やはりママがそばにいて遊びを見守ってくれるほうが子どもにとってはうれしいもの。「この遊びは一緒にしよう」と決めたら、ぜひママも集中して一緒に楽しんでください。 体を使ったあそび「段差のぼりおり」1歳の子どもが、段差をのぼりおりしていると「危ない!」とつい止めてしまいたくなるものです。1歳過ぎて動きが活発になると、これまで手が届かなかったところにも手が届き、手が届くと体をグイっと持ち上げてのぼるようになります。段差をのぼりおりすることは、運動機能やバランス感覚を養います。ママが段差のぼりおりに付き合えるときは、ぜひ一緒に遊んでみてください。 子どもにとって段差をのぼるときのワクワク感やおりるときのドキドキ感、できたときの達成感は大人の想像以上のものです。何度も繰り返しのぼりおりすることで集中力を身につけていきます。 一番楽しいのは階段です。私の保育所では、施設内の階段をのぼらせることはできないのですが、お散歩時に園外の階段をのぼりおりして遊んでいます。階段がおうちにも近所にもない方はソファーでもOK。ママやパパがゴロンと横に寝転んでその上をのぼりおりさせるのでもOKです。くり返しおこなうことで、体の使い方やバランス感覚を身につけます。 「危ないからダメ」ではなく、「今日は見守れる」という時間をつくり、子どもに段差ののぼりおり練習をさせて自信をつけさせましょう。 手を使ったあそび「ポットン落とし」「ポットン落とし」とは、穴の開いた容器の中に穴より少し小さめのものを入れる遊びです。市販のものもありますが、廃材や100均の材料で簡単に作れます。 深めのタッパーのフタに穴をあけ、ペットボトルのフタを3~4つつなげてもOK。この出したり入れたりする遊びが、子どもは本当に大好きです。少し目を離したすきに、ティッシュペーパーをすべて出されていた! なんて経験を持っているママも多いことでしょう。<つかむ→出す>のがティッシュ。「ポットン落とし」は<つかむ→離す→入れる>ので、より複雑になります。 最初のうちは、穴にめがけて入れることができませんし、かろうじて入れても手を離すことができず、ずっと握っています。この「離す」作業が実は難しいのです。「ポットン落とし」をはじめ、出し入れする遊びは、ただ出し入れしているのではなく大きな興味を持って出し入れしているのです。その気持ちを尊重してあげましょう。 ※ポットン落としを手作りする場合は、誤飲を防ぐために、直径39mm以下のものは避け、ペットボトルのフタなどの各パーツは取れないようにしっかりと取り付けてください。 何でも運ぶあそび「おとどけやさん」1歳半を過ぎると、物を持っていてもしっかりとした足取りで歩けるようになってきます。そうするとおもちゃを手に持ったり、カバンに入れたりして、子ども部屋からリビングにせっせと運ぶ姿が見られるようになります。 この運ぶ遊びには、目的があります。運んだ先には、例えばパパやママがいて、渡していたりしませんか? 「ありがとう」と言うとと子どもは「にやり」と笑ってうれしそうにします。そしてまた子ども部屋から新たなおもちゃを持ってきます。最初は片手に持っていたおもちゃが両手になり、そのうちカバンに入れたり車で運んでみたりと、道具を使って運ぶことも覚えます。 「片付けたそばから散らかって困る!」なんてママの悲鳴も聞こえて来そうですが、運ぶ遊びに熱中しているときは、その気持ちを尊重してあげましょう。 今回は、保育所で実際にしている1歳児の遊びを3つ紹介しました。どの遊びも「絶対にこうしなければいけない」というルールはありません。ママと子どもが共感しながら楽しく遊べることが一番なのです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年07月22日私には6歳と2歳半の娘たちがいます。お姉ちゃんがいることもあり、次女はおしゃべりが早いほうでしたが、そこはまだまだ2歳児。発音できない単語も多いですし、言葉の間違いも多いです。今回は思わず爆笑してしまった次女の言葉の間違いを紹介したいと思います。 仇(かたき)をとるママ友とその息子さんと一緒に、戦いごっこをしながら遊んでいたときのことです。私が息子さんにやられるというシーンの際、「お母さんやられちゃった。〇〇ちゃん、お母さんの仇(かたき)をとってきて」と言うと、次女はおもむろに走り出しました。 そして「お母さん、取ってきたよ!」と、マッサージグッズを渡してくれたのです「仇(かたき)」という言葉がわからず、「肩たたき」だと思いマッサージグッズを取ってきてくれた次女。 最初はなぜマッサージグッズを持ってきてくれたのかわかりませんでしたが、言葉の間違いだと気がついたときにはママ友と大笑いしました。 お鼻をチンして次女の鼻が垂れていたのでティッシュで拭きとってほしく、「お鼻をチンしてきて」と声をかけました。そのとき次女はティッシュを取りに行ったのではなく、キッチンに向かい「お母さん、届かない」と言いました。 私は次女がティッシュを探しているのかと思い、「ティッシュはキッチンにはないよ」と教えたところ、次女はレンジをずっと指差し「お鼻チンする」と言ったのです。 私は温めることをいつも「チンする」と言うので、なんと鼻を温めようと思ったみたいです! OK Googleわが家のスピーカーは、話しかけると音楽を再生したり天気を教えてくれたりするスマートスピーカーです。「OK Google 今日の天気は?」などと話しかけると、こちらの指示に従ってくれます。長女はこの機能を使いこなしていて「OK Google 〇〇の曲をかけて」とよくお気に入りの音楽を再生しています。 でも長女のように言えない次女は、いつも「OKグルグル、〇〇かけて」とスピーカーに命令。それではスピーカーも反応してくれません。いつになったらGoogleと言えるようになるのでしょう。 どうやら次女は、自分の知らない単語は知っているものに置き換えてしまうよう。小さい子の言葉の間違いや言い間違いは、とてもかわいいと思います。紹介した間違いはとてもおもしろいと思ったので、大きくなっても忘れたくなく、書き残しています。大きくなったら「こんな間違いをしていたんだよ」と伝えられるように。 作画/おもち監修/助産師REIKO著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年06月14日参加者満足度4.5(5段階評価)!オンライン勉強会についてご紹介発達ナビPLUSでは、オンライン勉強会個別ケース相談特別支援教材子育てヒント動画という4つのサービスをご提供しています。今回はその中でも、オンライン勉強会をクローズアップしてご紹介します。発達ナビPLUSでは、毎週、発達の専門家によるオンライン勉強会を開催しています。5月には合計9回の勉強会を開催。約500名のPLUS会員のうち、5月の勉強会にはのべ425名から参加申込をいただいている人気のサービスです。Upload By 発達ナビ編集部5月の勉強会は次のようなテーマで行いました。・心理の専門家によるサポートブック勉強会<未就学版>・心理の専門家によるサポートブック勉強会<学齢期版>・OTによる学習支援と体づくりの関係・OTによる運動・身辺自立 着替え編・STによるコミュニケーションの土台作り:未就学を中心に・STによる発語・コミュニケーション相談:小学校高学年編サポートブックなど新学期に必要となるツールについてや、ニーズの高いテーマで開催しています。オンライン勉強会は、お住まいの地域にかかわらず、またお子さまの預け先なども不要で気軽に参加できる勉強会です。リアルタイムでお子さまの発達支援に取り組む専門家の講義を聴講でき、チャットで質問も可能、ニーズの高いテーマということもあり、勉強会にご参加いただいたPLUS会員の皆さまの満足度は平均4.5(5段階評価)と好評価をいただいています。新学期、先生や支援者との連携に必要な「サポートブック」のポイントや書き方は?オンライン勉強会ルポUpload By 発達ナビ編集部今回は、サポートブックの勉強会の様子をピックアップしてお伝えします。今年度は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり、新学期の開始が遅れましたが、ようやくスタートを切れるようになってきたのではないかと思います。新学期が始まり先生方も落ち着いたところで連携したいのが、サポートブックです。サポートブックは進学進級などお子さまのライフステージが変わる際に、関わり方等知っておいて欲しい情報を学校の先生や支援者と共有するためのツール。発達ナビPLUSでは未就学版と学齢期版の2種類のサポートブックのフォーマットを会員さま向けにご提供。勉強会では、書き方のコツから連携方法までをご紹介しました。未就学版の勉強会では・小学校入学時、どのような内容を記載しておくと連携しやすいのか・詳しく書きすぎても読んでもらえない?ちょうどいい分量が知りたい・障害についての補足資料は必要か学齢期版では・サポートブックを渡しても活用してもらえない場合はどうアプローチしたらいいか・先生にうまく受け入れてもらう渡し方が知りたい・サポートブックの見直しのタイミングは?・保護者自身支援の仕方がわかっていないのでサポートブックにも依頼したいことが書けなくて困っていると言った悩みが、事前にたくさん寄せられました。Upload By 発達ナビ編集部登壇した菅佐原洋先生は、事前に寄せられた質問を講義の中でも織り込みながら話を進めます。「サポートブックは詳しく書いていい。必要なところを先生や支援者の方でじっくり読んでくれる」「サポートブックを渡して後はお願い、というのではなく、サポートブックをみながら面談をして、どのような支援ができるのかをお互いに相談をすることが大切」「就学前や前年度に一旦面談をしても、担任の先生は前年度末まで決まっていないことがほとんど。新学期が始まって1か月程度たったくらいの時期に面談をできるといいですね」といった、具体的なアドバイスも。また、お願いしたい事を10個も20個も書いてしまうと対応が難しかったりもします。スキルチェックシートを使いながら、その中でも「家ではできていて、学校など集団の中でもあと一歩でできそうなこと」など、あともう少しで家庭以外でもうまくいきそうなことを中心に、3つ程度を重点的に支援してほしいと依頼するのが連携もしやすく、お子さまにとっても無理なくがんばれるでしょう、というお話もありました。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部6月以降もさまざまな勉強会がラインナップUpload By 発達ナビ編集部6月以降も、心理の専門家やOT,STによる勉強会を予定しています。7月以降はレギュラー講師による講演に加え、ゲスト講師もお呼びし、行政書士による親なきあとのお金や制度についてや、特別支援教育の専門家による学校や家庭での子どもの学びの支え方や合理的配慮についてなど、さまざまな講演も予定しています。また、6月以降、リアルタイムでご参加が難しい会員さま向けにオンライン勉強会のアーカイブ動画も掲載していきます。家事の合間に、通勤途中に、昼休みに…ご都合のいいときに知りたいことを学ぶことができます。発達ナビPLUSにはその他のコンテンツも!発達ナビPLUSでは、・オンライン勉強会・メールでの個別ケース相談・特別支援教材・子育てヒント動画など、勉強会以外のコンテンツもご用意しています。
2020年05月29日発達障害に関する質問は、私にだけ…『発達障害』のことを知った娘。前回までの話は一応完結しているのですが、今回は番外編です。発達障害について娘が疑問を投げかけてくるのは、私に対してだけでした。Upload By SAKURA私は、一つひとつ丁寧に答えながら、娘が夫には質問しないことが気になっていました。夫はいつも娘に対して真剣に向き合ってくれますし、療育に対して協力的。できればこのことを夫と共有したいと思っていたのですが、娘が夫に対して発達障害の話をすることはなく...気になってはいましたが、理由を娘に聞くことはせず、時間は過ぎていきました。「なんで秘密にしてたの?」初めて娘が、夫に質問。発達障害について話した日から2か月ほど経った日、娘は夫に向かっていきなり…Upload By SAKURA不意打ちの質問に私は、自分が聞かれたわけではないのに動揺しました。その質問は、私には聞かなかった初めてのものでした。しかし夫は全く動揺せず、まるで世間話をするかのように落ち着いて話し始めました。Upload By SAKURA私はこの夫の言葉を聞いて嬉しくなりました。娘に伝えていた内容自体ももちろんですが、特に嬉しかったのは「パパとママは」という言葉でした。夫の説明の中に隠れた、気づかい。少しでもブレない接し方をしたかった私は、これまでも娘とのやり取りを夫に必ず話して情報共有をするようにしていました。Upload By SAKURAそのため、娘からどんな質問をされたか、どんな会話をしたか、夫が把握しているのは当たり前なのですが…私が単独で娘に話をしていたのに、「パパとママは」という言葉を使った夫。Upload By SAKURA「ママが話したことは、パパと同じ考えなんだ」と言われているように感じ、知らないうちに考えや気持ちも共有できていたことがわかりました。「発達障害は治る?」それから、ちょっと考えた娘が今度は…Upload By SAKURA発達障害が治るか…を聞いてきました。私は、またドキッとしました。一般的には、発達障害は"治る"ということはありません。療育を重ね、やり方を変え、できなかったことが前よりスムーズにできるようになる…ということはあります。しかしそれを娘にどう説明すればいい?すると夫は…Upload By SAKURA聞かれていない私はいちいち動揺しましたが、夫は終始落ち着いて、娘にわかりやすいように話していました。夫の言葉と説明は、私の答え合わせ。今回のことで、私はまた一つ、夫の存在のありがたさを感じました。私はいまだ、娘とのやり取りに失敗して揉めたりしますし、『発達障害の自己認識』に関しては、冷静を装っても中身は動揺してばかりです。しかし、こういう場面でも冷静でいてくれる夫。普段娘のことに対応しているのは私ですが、夫はいつも、私が対応していることのまとめ…というか、決めどころ?というのでしょうか。最後びしっと締めてくれます。これがとてもありがたく、また安心します。私と娘のぶつかり合いの時は、多くを語らず、ダメ出しもせず、見守ってくれる夫。その態度も、私は「夫に信頼してもらっている」と感じ、頑張る糧になります。Upload By SAKURAそして肝心なところや、大事な場面では、大切な言葉を娘に伝えてくれる夫。私一人ではなく、常に黒子のように後ろに夫が構えていて、一緒に向き合ってくれていると感じます。娘とたくさん向き合って、たくさん話した私より、たまに出る夫の言葉のほうが娘に届いているように感じます。私はそれを悔しいとは感じず、私が対応してきたことの丸付け?答え合わせをしてもらっているように感じています。夫と娘の会話を聞きながら、あぁ…大丈夫…私間違ってなかった…と確認しています。Upload By SAKURA
2020年05月13日新サービス「発達ナビPLUS」がいよいよスタートUpload By 発達ナビ編集部この春、発達が気になるお子さんの保護者さま向けに新しく開始した「発達ナビPLUS」。「発達ナビPLUS」の会員になると、4つのサービスラインナップすべてにアクセス・参加することができます。✔ 質問もできる!オンライン勉強会(毎週開催)✔ 専門家にメールで個別ケース相談✔ ペアトレの考え方を取り入れた子育てヒント動画✔ 専門家監修!支援のプロも活用する特別支援教材今回は、毎週開催のオンライン勉強会について詳しくご案内します。テーマも充実!毎週開催のオンライン勉強会って?Upload By 発達ナビ編集部発達ナビPLUSでは、臨床心理士、作業療法士、言語聴覚士など発達の専門家によるオンライン勉強会を毎週開催。オンラインなので、お住まいの地域に関わらずご自宅で視聴ができます!子どもの特性や行動を分かりやすく解説し、子育ての中でうまれる「どうして?」「なぜ?」のお声にお答えします。使い放題の「特別支援の教材」を活用したおうちでの取り組み方もご紹介!さらに、その場で専門家にチャットで質問することもできます。定員は90名、先着順で受付します。テーマや年齢層を参考に、気になる勉強会をチェックしてみてください。Upload By 発達ナビ編集部オンライン勉強会の講師をご紹介現在、決定しているオンライン勉強会の4名の講師をご紹介します。保護者の皆さま向けにコメントをいただきましたので、合わせてご覧ください。Upload By 発達ナビ編集部慶應義塾大学社会学研究科後期博士課程。博士(心理学)公認心理師/臨床心理士/臨床発達心理士慶應義塾大学先導研究センター、常磐大学助教を経て、現在LITALICOジュニアとLITALICO発達ナビのチーフスーパーバイザーに。発達障害のあるお子さまへの直接支援、幼・小・中学校での特別支援アドバイザー、大学・教育センター・医療機関でのスーパーバイズなど発達臨床歴20年超。Upload By 発達ナビ編集部京都大学医学部保健学科卒業、奈良教育大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)作業療法士奈良県総合リハビリテーションセンターでの支援、白鳳短期大学講師等を経て、現在はNPO法人はびりす 理事、 藍野大学 助教等をつとめる。編著に『子ども理解からはじめる感覚統合遊び』(クリエイツ・かもがわ) 、『 みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』(クリエイツ・かもがわ)他多数。 NHK育児情報番組『まいにちスクスク』の「体の使い方が器用になる遊び」監修。Upload By 発達ナビ編集部大阪外国語大学、神戸総合医療専門学校卒言語聴覚士医療・福祉機関で勤務後、現在フリーランスとして活動。発達に凸凹のあるお子さんやご家族のサポート、支援者の育成、記事執筆・監修等を行う。Upload By 発達ナビ編集部北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科作業療法学専攻認定作業療法士愛知県三河青い鳥医療療育センター、文京区教育センター、LITALICOジュニアを経て、現在、東京保健医療専門職大学リハビリテーション学部作業療法学科に勤務。入所、通所、外来での発達障害や肢体不自由のあるお子さまへのリハビリテーション(作業療法)を実施。また、保育園・幼稚園・学校への巡回相談も実施。運動や身辺動作の向上に向けたプログラムも開発。日本作業療法士協会学術部委員、雑誌「小児リハビリテーション」編集委員。今後、さらにさまざまな分野の講師に加わっていただく予定です。6月以降もご期待ください。園・学校の先生とのコミュニケーションに大活躍の「サポートブック」Upload By 発達ナビ編集部5月に始まる最初のオンライン勉強会のテーマは「サポートブック」です。サポートブックは、入園や入学、進学などお子さまのライフステージが変わる際に、園や学校の先生などと、お子さまの普段の様子や関わり方、知っておいて欲しい情報を共有するツールです。年度替わりの今、サポートブックを用意したいと思っていても、一人ではどう書いたらいいか悩んでいる保護者さまも多いでしょう。オンライン勉強会では、未就学児向けと学齢期向けに分けて、書くポイントなどを丁寧にご説明します。発達ナビPLUSオリジナルのサポートブックのデータも、発達ナビPLUS会員の皆さま向けにご提供します。見逃せない!2つの早期申し込み特典4月29日(水)からの申し込み開始に伴い、早期にお申込みいただいた皆さまへの特典をご用意しています。Upload By 発達ナビ編集部通常、初期コンテンツ利用料29,800円+月額利用料2,980円×11カ月(月額利用料は初月無料)のところ、5月15日(金)までに申し込みいただいた場合は特別割引が適用され、初期コンテンツ利用料が90%オフの2,980円となります。※6月以降は月額利用料2,980円で利用できます。Upload By 発達ナビ編集部「発達ナビPLUS」会員になるとダウンロードできる特別支援教材の中から、発達年齢別に複数種類ピックアップし印刷したセットをご用意。4種類の中からご希望いただいた1セットをお送りします。「子どもにあった教材選びが難しい」「印刷が手間で、なかなか始められない!」という保護者さまに嬉しい特典となっています。
2020年05月02日発達障害のことを話してから1週間...何度も聞かれる同じ質問。娘に発達障害のことを話してから、1週間。それまで娘から『発達障害』について聞かれることは、全くなかったのですが…1週間を過ぎたころから、娘は3日に1回ぐらいのペースで私に「発達障害って…この家で私だけ?」と聞くようになりました。その度に私は同じ説明をしました。Upload By SAKURA娘は毎回、私の話を聞いたあとはそのまま去って行きます。私は、その表情から娘の気持ちを読み取ってあげることができず、ただ聞いているだけなのか、それとも何か不安を抱えているのかわかりませんでした。娘は『発達障害』をどう思った?このやり取りが何度か続いたため、私は娘が何を思って聞いているのか知りたいと思いました。そこで娘に聞いてみることにしました。Upload By SAKURA娘は、『発達障害』があることが「心配」と感じていました。私が思った以上に、娘は表面上だけではなく、深いところまで考え始めていました。困ったのは『障害』という言葉。今回、娘に説明をしていて私が一番困ったのは…Upload By SAKURAなぜこれが『障害』という言葉なのか、ということ。『障害』という言葉は、子どもにはとても説明しにくいのです。「発達障害」ではない別の言葉ならよかったと、この時ほど感じたことはありませんでした。(発達障害ではなく、個性強め型とか、〇〇タイプとか、「障害」がつかない呼び名にしてほしいと思いました。)恥じるべきことではないのに、人に使ってはいけないという矛盾を上手く説明できない葛藤もありました。Upload By SAKURA最初の説明は、きっとその後の価値観の土台になっていく…。自分の言葉一つひとつの重みを認識するたび、その大きな責任感に身が引き締まる思いでした。受け入れるまで、寄り添う。その後も間隔は少しずつ開いてきていますが、娘は定期的に「発達障害って…この家で私だけ?」という質問をします。Upload By SAKURAその度に、こんな会話をします。ただ、心配なことばかりではなく…Upload By SAKURAこんな前向きな会話も、たくさんあります。娘は、『発達障害』を知ったばかり。何度も質問するのは、まだ受け入れることができていないということなのでしょう。私だって何年もかかったのです。娘もゆっくり受け入れてくれればいいと思って、聞かれる度に何度も答えています。
2020年04月22日“子どもの発達障害”にサッパリ気付かなかった私Upload By 丸山さとこここ数年、テレビや書籍などで“子どもの発達障害”に関する情報を目にする機会も多くなりました。「もしかして発達障害なのでは...?」と薄々不安を感じながら乳幼児健診を受けられる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。息子のコウが乳幼児だった10年前を振り返ってみると、今に比べ積極的に情報を得ようとしなければ詳しく知る機会は少なかったかな?と思います。私はコウの発達に凸凹があることは何となく気付いていましたが、得意・不得意の範囲だと認識していました。1歳半検診で「人間への興味関心が薄い」と指摘され、追加で行われた2歳検診では明確に「コミュニケーションに不安がある」と告げられていたコウでしたが、そこでは“発達障害”という言葉を聞くことはありませんでした。確定診断が難しい年齢であることから、いたずらに親を不安にしないよう気を使われていたのかもしれません。「発達障害の可能性が高いです」とキッパリ言われた3歳児検診Upload By 丸山さとこ3歳の検診では、ハッキリと「発達障害の可能性が高い」と告げられ、心理士さんによる知能検査を受けることと、療育園への入所を勧められました。療育園について教えてもらった私は「コウのためになるのなら是非通いたい!」と思いましたが、コウの保育園入所がようやく決まったところだったので、週5日の療育園通いは私にとってかなり決心が要る選択でした。『仕事はどうしよう……でも療育が必要なのであれば、受けさせないわけにもいかないし……』と迷う私に、相談員の方は「週に1日のコースもあります。そちらには参加できそうですか?」と提案してくれました。仕事の方も、週1日なら何とか都合が付きそう!ということで、療育園に申し込みました。流れで何となく受け入れることになった“息子の発達障害”Upload By 丸山さとこ当時、私はコウに発達障害の可能性があるということで不安や抵抗を感じることはありませんでした。“ありのままの我が子を受け入れる愛情深い母親”だからではありません。状況に対応するだけで一杯一杯だったからです。療育園も週1で通うことにはしたものの、「通っていく中で『やっぱり週5にした方が良さそうだな』と思うことがあれば、仕事を辞めることになるかもしれないな」と考えていました。「何だか急に色々と状況が変わっていくな...。」と思ったことを覚えています。Upload By 丸山さとこ知識があれば、もっと違和感を感じとることができていたら、もう少し療育を意識した関わりができていたのかな?と思ったことはあります。ですが、心配性な私のことなので、躍起になって療育をしようとし過ぎていたかもしれません。全部、今だから言えることなのだろうなと思います。今、息子の発達障害のことをどう思っているのか「発達障害の可能性が高いです」と言われた3歳児検診の頃から早7年、コウは10歳になりました。現在ではASD・ADHDの診断を受け、ストラテラを服用しています。今、彼の発達障害について私がどう思っているかと言えば、そのことを知る前の頃のように「こういう子なんだな」と思っている感じです。気付いていないだけで、心の底では戸惑いや拒絶、迷いなどの、“受け入れたくない気持ち”があるかもしれませんが、意識の上では「それがコウなんだな」という感覚でいる現在の私です。違いがあるとすれば、「彼の中にあるいくつかの要素に名前がついた」というところでしょうか。髪が短い状態に“ショートヘア”という名前があるように“発達障害”という名前があって、“得意なヘアアレンジ・難しいヘアアレンジ”があるように“できること・難しいこと”があって、“おすすめのケア方法”があるように“おすすめの関わり方”があるのではないかな?と、コウの発達障害を認識しています。「発達障害」の言葉で表される特性にも一人ひとり個性はあるけれど、「上手くいかない時に参考になる情報」があるのは凄くありがたいです。発達障害の診断を受けて、得られる情報が増えてよかったなと思います。感性が独特でコミュニケーションの癖が強く、忘れ物がしょっちゅうで、ユニークで、「お母さんの好きなもの折ってあげたい」と言いながら私の部屋を折り紙博物館のようにしていくコウ。彼の中にあるいくつかの要素に強く影響している“発達障害”というものを、7年前より“身近で当たり前なもの”に感じているということが、以前の私と今の私の大きな違いかもしれません。そんな風にしてコウが発達障害であることを知り、受け入れた私ですが、夫はどうだったかと言うと...。Upload By 丸山さとこ『かわいいわが子にまさか障害があるなんて...』というショックからの否定ではなく、本気で『え?問題なく意思の疎通とれてるでしょ?』と思っていたことから出てきた夫の素直な反応に、「分かる分かる...!」と思いながらも頭を抱えるしかない私でした。ということで、次回はそんな夫がどのように息子の発達障害を認め、受け入れるに至ったかを書いていきたいと思います。
2020年04月20日長男は4歳のときに、子ども発達支援センターで発達検査を受けました。担当の先生からは発達障害のグレーゾーンと言われ、長男への接し方や特性の話を聞きました。乳児期のころから長男のことを育てにくいと感じていたのですが、当時はなぜ育てにくいと感じてしまうのかわかりませんでした。今回は長男が発達障害であるという結果を聞いたときの私の心境をお話ししたいと思います。 子育てがつらいと感じていた日々長男は生後3カ月ころから寝付きが悪く、夜泣きもひどく、育児用ミルクは一切飲まず母乳のみでした。実家は遠く、夫は非協力的で、金銭的な余裕もなかったので、私ひとりで長男の子育てや家事を頑張るしかありません。さらに長男が1歳、2歳と成長してくると、偏食・言葉の遅れ・こだわりが目立ち始めました。 健診では問題ないと言われていましたが、長男の様子に違和感を持ち始めていた夫や義父から、私のしつけが悪いと言われるようになり、私は長男の子育てをつらいと感じるようになってしまいました。 発達検査を受けた結果長男が4歳になる1カ月前、長男の子育てと成長について子育て支援センターに相談に行ったところ、すぐに子ども発達支援センターを紹介され、長男が4歳3カ月のときに発達検査を受けました。 担当の先生からは検査の結果、「発達障害のグレーゾーン」と言われ、知能的に高い部分と社会性の低い部分で2年半の差があるということでした。発達に凸凹があるために、長男には理解できることとできないことの差がありますが、それは性格や環境のせいで「お母さんのせいではないですよ」と言われたのです。 ショックよりホッとした気持ち夫や義父に長男へのしつけが悪いと言われていた私は、「お母さんのせいではない」と言われたとき、体の力が抜けたと同時にホッとしました。 また長男には発達障害という脳機能の問題があると聞き、妙に納得した感覚がありました。脳機能で何かうまくいかないことがあり、感覚などの過敏があるのだとすると、育てにくいと感じていた長男の偏食やこだわりなどをすんなりと理解することができたのです。そして発達障害だと言われても、不思議とショックはありませんでした。むしろ、発達障害のことを、長男のことを、しっかりと理解したいと思いました。 発達検査の結果が出たあとも、夫や義父は長男の発達障害をなかなか受け入れてくれず、私のしつけが悪いと言っていましたが、私は気にしませんでした。発達検査の結果を聞いた日を境に、長男の子育ては「育てにくい」から「理解したい」という方向へ変わっていきました。私のせいじゃなかった、そう思った瞬間のホッとしたときの気持ちは、うまく言葉では表せませんが一生忘れることはないと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 監修/助産師REIKO著者:川本 千華発達障害の長男、兄が大好きな次男を育てる2児の母。元ピアノ講師。自身の経験を活かし音楽・発達障害に関するライターとして活動中。
2020年04月11日もうすぐ2歳になる息子。これからの育児や教育方針について、夫と私は幾度となく話し合いを重ねてきました。今の時点で正解だったと言い切れるものはまだまだ少ないですが、そのなかでも「これは意識していてよかった!」と思えるルールをご紹介します。 たくさんの人と触れ合わせる「社交性は高くて損はない」という思いから決めたルール。親族はもちろん、私や夫の友だちと触れ合う機会を多く設けています。生後6カ月ごろからは児童センターに通い、新しい人との接触に慣れる練習も。その効果もあってか人懐こく、初対面の人にでもニコニコ向かっていく子に育っています。 また、「親以外の大人の考え方に触れてほしい」という考えの私たち夫婦。今はまだ早いですが、進路などで迷ったときに相談できる大人の選択肢を増やしたい、息子の視野を広げたいと思っています。そのためにも親のコミュニティが狭まらぬよう心がけ、子どもを巻き込みながら関わっていきたいと考えています。 しかるパターンを知り、減らす言葉が完全に通じにくい今、しかったとしてもかんしゃくを起こすだけで改善がみられません。そこでしかる回数は最小限にして、親と子ども双方のストレス軽減に重きを置いています。 具体的には、「食器をひっくり返す」「私物を触られる」など普段はしかっている場面に対し、「ひっくり返しにくい食器にする」「私物を手の届く所に置かない」などの対策をおこなうだけ。しかる原因を取り除くだけで息子がかんしゃくを起こす回数も驚くほど減り、私も心穏やかに過ごせる時間がぐっと増えました。 両親が仲良しでいるここ最近で一番気をつけていることです。過去に夫と口喧嘩をしていると、息子が「パパイヤ!」と泣き出すという出来事が。私が夫と不仲でいると、息子もまねをするかもしれない......と危機感を覚えました。 夫と話し合い、息子にとって家族は「安心できる場所」であってほしいよねという結論に。「子どもが聞いているところで喧嘩しない」「両親が仲良しでいる」という約束を交わしました。今では問題なくパパママどちらにも抱きついてきてくれます。 以上がわが家で大事にしており、やっていてよかったと感じる3つのルールです。これから先も息子と真剣に向き合い、親としてじょうずに成長を促していけたらいいなと思います。 ※新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため、一部地域子育て支援拠点では利用人数や時間などの制限をしている可能性があります。ご利用の際には感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:高橋さちこ1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年03月30日順調に活躍していたイヤーマフ。聴覚過敏で体調不良を起こしていた娘。試しに使ってみたイヤーマフは、大活躍してくれました。嫌な音を遮断できるということですっかり気に入り、常に持ち歩いて、放課後等デイサービスで集中したいときや学校で一人になりたいとき、家で読書をするときなどに愛用していました。Upload By SAKURAイヤーマフがきっかけで目に留まった言葉。そんなある日、放課後等デイサービスお迎え時…Upload By SAKURA私はドキッとしました。すると、娘は続けて…Upload By SAKURA「自分が発達障害か」を聞いてきました。今まで私は、娘に『発達障害』という言葉を使って娘の特性について話したことはありませんでした。娘の特性について話した経緯。言語訓練に通う理由を聞かれたので…Upload By SAKURA簡単に理由を話しました。娘は「言葉が苦手」というのを、マイナスには捉えなかったようで、気がつけば周りの人に対しても「私はね、言葉が苦手なんだよ」と自ら説明するようになっていました。2年生から特別支援学級に在籍になった娘は、慣れるために1年生の後半から特別支援学級の教室に行くことになりました。そのときに、『特別支援学級に行く理由』を説明しました。Upload By SAKURAその後、2年生から本格的に特別支援学級在籍になったときに、もう一段階詳しい話をしました。Upload By SAKURA娘は気にするどころか、長い時間特別支援学級にいられることを喜んでいました。「障害」という言葉を耳にすることが多くなってきて…それから時間は経ち…2〜3年生になると「障害」という言葉を授業やテレビで聞くことが増え、障害のある人が世の中にいるということを知るようになりました。Upload By SAKURAこのときから私は「いつか娘に『発達障害』について話す日がくる…」と考えていました。どんな状況で聞かれるのか…どんな風に答えようか…想像し、ずっと頭の中でシミュレーションし続けていました。そして、聞かれたときのために決めていたことがありました。そのときのため、決めていた3つのこと。『発達障害』のことを話す最良のタイミングは、聞かれたとき。あまりに幼いときは話す必要はないと思いますが、娘はもう小学生。専門的な話はしなくても、そういう特性について、言葉を選べば説明していいと考えていました。Upload By SAKURA真剣な顔や暗い表情で話してしまうと、これは悪い話だと思われてしまいます。話すときは、普段の会話のときと同じトーンで、なるべく表情は変えない!少しでも誤解を与えたくないと思いました。Upload By SAKURA『発達障害』に対して、「これ以上聞かないで」という対応は絶対したくないと思っていました。聞きたければいくらでも話す、聞いてはダメなことではないと娘に態度で示そうと思いました。Upload By SAKURA何度もシミュレーションして、これは絶対に守ろうと決めていたことでした。シミュレーションは完璧だったはずだけど…しかし、そのときは思った以上に突然やってきました。まさか、イヤーマフから繋がるとは…!イヤーマフを購入したときは、そんなこと想像もできませんでした。Upload By SAKURAあんなにシミュレーションし続けていたのに…いざ聞かれると私の心臓はドキドキ音を立て、動揺が一瞬で全身に広がりました。しかし、動揺してはいけない!返事に間を空けたら、娘に変に思われる!と決めていたことを思い出し、自分に気合いを入れ、ついに娘に話すことにしました。続く…。
2020年03月25日聴覚過敏で、苦しんでいた娘だったが…広汎性発達障害の娘(小学3年生)には、聴覚過敏という特性があります。弟が産まれたばかりのころは、その泣き声を嫌がり、苦しむ姿が見られました。赤ちゃんを大人しくさせることは難しく、私は頭を抱え、苦しむ娘と泣きわめく息子の間でオロオロしていました。Upload By SAKURAしかし娘も段々と弟の泣き声に慣れていき、自分で止めようがない不快な音が聞こえたときにどうすればいいかを繰り返し伝えていったことで、音で苦しむことはほとんどなくなりました。外食時に起きた、原因不明の体調不良。娘が小学3年生になったある日、家族で外食した私たち。食事をしていると、娘の顔色がよくないことに気がつきました。Upload By SAKURAすぐに娘を車へ連れていき、料理を頼んでしまっていたため、夫と娘の付き添いを交代で行いつつ食事を済ませました。車にしばらくいると娘は「気分、良くなった!」とケロッとしていました。後から娘に聞いても…Upload By SAKURA結局原因はわからず、そのままになりました。それからしばらく経ち、また外食したときに「気分が悪い」と言い出した娘。Upload By SAKURAこのときも同じように、しばらくしたらケロッとしていました。帰宅後、この謎の症状の原因を、夫と推理しましたが…Upload By SAKURA娘に聞いてはみたものの…またしても「わからない」の一言。どこか悪いんじゃないかと心配になりましたが、具合が悪くなるのはこのときだけで他のときは元気いっぱいなのです。授業参観で気がついた、体調不良の共通点。娘のこの謎の体調不良が気になりつつ過ごしていたとき、小学校の授業参観がありました。この日私は、特別支援学級の授業を観に行きました。授業参観には他の学年の子も何人かいて、娘が先生と授業を進める中、両サイドで大きな声を出したりしていました。Upload By SAKURAその瞬間、授業参観の光景と外食のことがぱっと繋がりました。もしかして、娘は音がうるさくて気分が悪くなったのかもしれない!そのとき、思い出したあのコラム。学校から帰宅後、すぐに娘に確認すると…Upload By SAKURAやっとわかった原因!そのとき…発達ナビで読んだ、ひらたともみさんのコラムを思い出しました。聴覚過敏で頭痛を訴えていたイロハちゃん。娘も同じではないのだろうか!?私はすぐに動きました。Upload By SAKURA病院にかかったわけではないので、本当に聴覚過敏が原因か、イヤーマフで本当に解消するのか、確信はありませんでしたが、そうかも!と思ったらじっとしてはいられず、試してみたかったのです。届くまでの間に、特別支援学級と放課後等デイサービスに使用許可をもらいました。購入した後の使用許可…って順番めちゃくちゃかもしれませんが、それほど待てなかったのです(笑)イヤーマフの説明書を作成!そして落ち着いた娘。そしてついに届いたイヤーマフ。Upload By SAKURA私は特別支援学級の先生と話して、他の子どもたちが不思議に思わないように、ひらたともみさんがコラムで紹介していたようなイヤーマフの説明書を作ることにしました。説明書には「イヤーマフとはなにか」「娘がなぜこれが必要か」そして「大事なものであること」を書きました。Upload By SAKURAそして、通常学級の教室と職員室に貼らせてもらいました。初日だけいろいろ聞かれたそうですが、説明書のおかげか、その後は娘がイヤーマフを着用してもからかわれたりすることはなかったそうです。Upload By SAKURA周りの声が聞こえないおかげか、特別支援学級の先生は「あーさんの集中力が上がった」と言っていました。イヤーマフは毎日ランドセルに入れて持ち帰り、放課後等デイサービスや自宅でも使用しています。自宅で宿題をする様子を見ても、周りの音が入ってこないので解くスピードが上がったように感じました。娘にとって安心感につながった。外でも使えることを想定していたのですが、イヤーマフを使い始めてから、外食時に周りが騒がしくても体調不良を訴えることはなくなりました。Upload By SAKURA娘にとっては音が不快だということを、私たちが認めて声掛けができるようになったからかもしれません。そして、聴覚過敏自体がそれほど強いものではなかったのかもしれませんが、イヤーマフは娘にとって「いざというときは、音を遮断できる」という安心感にも繋がったようでした。イヤーマフを使いこなす娘を見てほっとした私たちでしたが、このイヤーマフがのちにあーさんにとって…私たちにとって…大きな岐路に立たされるきっかけになるのでした。続く…
2020年03月11日発達ナビユーザーから寄せられたニーズを紹介。特設ページも開設しましたLITALICO発達ナビでは「新型コロナウイルスによる休校措置についてのアンケート」(実施期間:2020年3月4日(水)から3月8日(日)、回答数279)を行いました。発達が気になる子どもの保護者の声が多数寄せられました。仕事への影響、親子のメンタルへの影響、そして情報不足に悩む姿――このコラムでは、調査結果から分かったことを紹介。また、アンケートで浮かび上がったニーズから、特設ページを開設。特設ページの内容についてもお伝えします。発達ナビユーザーから、約280の声が集まりました今回アンケートに協力してくれたユーザーのうち、72.8%が小学生の保護者、うち44.1%が低学年でした。特別支援学校小学部に通う子の保護者は1.8%でした。11.5%が中学生、5%が幼稚園でした。Upload By 発達ナビニュース71.7%が共働き、9.7%がシングル世帯です。その他18.6%の中には、母親が専業主婦もしくはシングル世帯で現在休職中などが含まれています。約40%が保護者と在宅、約15%が子どものみで留守番。放課後等デイ利用は約17%Upload By 発達ナビニュース共働き、シングル世帯が8割を超えているものの、全体の4割は保護者と過ごしているという状況が明らかになりました。また、どうしても都合が付けられず、子どもだけで留守番をしているという家庭、祖父母に見守りをお願いしている家庭もあります。学童や学校預かり、放課後等デイを利用できていても、通常よりは預かり時間が短く、仕事の調整をしてしのいでいる家庭も多そうです。Upload By 発達ナビニュースアンケート結果からも、31.6%が通常の勤務とは違う形で就労していることが分かります。具体的には、給与減を伴うシフト調整などで対応している家庭が15.8%、テレワークが6.1%、時短等が4.7%、有給等が5%という状況でした。保護者の心配ごととは?子どもの学習機会減や生活リズムへの影響、家庭内でのトラブル増への懸念が大きいUpload By 発達ナビニュース最も多かったのが「子どもの学習機会減」でした。学校のみでなく習い事なども中止となる中、子どもの学びを保障できる機会が減っていることに大きな危惧を抱いている様子が分かります。また、学校だけでなく「習いごともすべて中止になり体力を持て余している」「ゲームづけの毎日に」「未就学児保護者への優遇はあっても障害児保護者への理解はなく早く帰れない」「普段は学童だが今回は低学年優先で対象外に」といった声もあげられていました。平日日中、子どもはどのように過ごしている?Upload By 発達ナビニュースゲームをしているという答えが最も多く、次に学校から出た宿題、漫画や本、動画配信サービス、ドリルや教材という順でした。勉強もさせているものの、どうしても一人で楽しめる遊びに傾きがちな様子が浮かび上がります。家での生活、それぞれの家庭ではどんな工夫をしている?「タイマーを使って、学校の時間割のように、勉強時間を区切り、学校でのリズムを真似ている」「毎日、やるべきこと、遊びの選択肢を箇条書きして見える場所におく」など見通しをつけやすくしたり、「子どもがいかに課題に取り組めるか課題を小分けにしたり、声かけ」「なるべくしりとりやクイズ、逆にクイズ(問題)つくりなどやって一緒に楽しむ」といった課題の出し方の工夫、「朝、親が出かける前に、今日やっておいてほしいことを伝える。skypeなどで連絡がとりやすい状態にしておく」「休憩時間に電話やメールで安否確認と指示。どうしても困ったら連絡するように伝えている」など保護者が不在でも不安にならないようにするという声が多くありました。「なるべく会話をするようにしている。テレビも見せっぱなしではなく、感想を言い合ったりしている」など、動画配信サービス等も一人だけで完結しないよう関わるようにしているというユーザーもいました。「夕飯のメニューやおやつを子どもにリクエストしてもらい、イベントにして機嫌を良くする」「ひたすら子どもの好きなメニューをつくる」と、食事面でメンタルを安定させる工夫をしているという方も。「和室にテントを張ってレジャー気分。秘密基地にもなって楽しそう」など、屋内であっても小物などを使いいつもと違う雰囲気にしているというご家庭もありました。メンタルへの影響大。子どもも保護者も不安定に子ども自身も不安定になり、そうした子どもと一日中過ごす保護者自身もストレスを感じているという状況が浮かび上がりました。また、適切な情報が入ってこないことも保護者の不安を大きくさせています。子ども自身「気持ちのバランスを崩し、特に寝付きが悪い。一日に何度も突然のハイテンションと突然の沈黙を繰り返したり、ADHDの困り事が急増。慣れたと思っていた、社会性が必要な場への緊張感が増してしまい、自傷行為が目立つ」「スケジュールに対するこだわりがより強くなって、混乱している」など不安定になっています。また、外出できないストレスなどに加え「課題を親が管理しなければならない。あれこれやれと言えばキレたりして物に当たる。本人もどう手をつけて良いか分からなくなっている」「家庭学習を集中して行える環境になく(テレビ、本、おもちゃなどが見える)、大人が見守っていないと課題をやらない。親の疲れが増大」など、通常学校で行っている学習を保護者が管理・確認することで子どもとの摩擦がおきているという状態もあるようです。また、「今は休みで嬉しいと言って過ごしているが、日中留守番で見守りできない状況の中、テレビやゲームを長時間やっており、体を動かさないこともあり夜には疲労が蓄積している様子。イライラや不機嫌などが長く続くと精神的な不安定さが増すと考えている」など、生活リズムの乱れから健康面で影響が出てきているという心配も。きょうだいも24時間一緒にいることから「きょうだい児へのストレス」「兄・姉・妹トラブル。常に衝突をする。3人共に発達障害がありトラブルの連続」など、家庭内でのトラブルが起きています。子どものメンタル面をサポートするため、スキンシップをとったり、細かく言いすぎない、好きなことをできる時間を多く設けたりといったことを心がけているご家庭も多くありました。また「暴れないかヒヤヒヤ。服薬させお腹を満たしあまり強く言わない」「刺激しない、親ががまんする」など刺激しすぎないようにしているという声も。保護者へのストレスも大きくなっている現実があります。Upload By 発達ナビニュース情報はどこから得ている?必要な情報は届いている?Upload By 発達ナビニュース「保護者の皆さんは地域の状況の情報はどのように入手していますか?」という設問に対し、自治体や学校からのメール連絡、テレビのニュース、自治体のホームページを見るという回答が多い反面、「必要な支援はなんですか?」という設問に対して、最も多くあげられたのが”学校や自治体からの速やかな情報連携(115名)”でした。なかなか十分な情報が届いていない様子が感じ取れます。発達障害のある子と家族向けの特設ページを開設!地域情報のシェアや最新関連コラム情報をまとめて紹介発達ナビでは、2020年3月10日より、新型コロナウイルス関連情報をまとめたページを開設しました。発達ナビユーザー同士での情報シェアができる非公開コミュニティ(匿名制)や、関連コラムのアーカイブなどがまとめてみられます。ユーザーアンケートから明らかになった「適切な地域情報が手に入らず不安」「家での過ごし方が分からない、トラブルが増えて困っている」「親子ともにメンタルが不安定になっている」という皆さまに向け開設しました。新しく開設したコミュニティは「47都道府県別コミュニティ」のほか、「家での過ごし方、人込みを避けた過ごし方」「こんな支援が必要です」「親も子も不安定、そんなときは…」「昼間の子どもの居場所は?預け先は?をシェア」です。ぜひご活用ください。関連コラムは、今後も随時配信予定です。また、発達ナビでは、ユーザーの皆さまが必要とするメンタル面でのサポート、お子さまの学習機会に寄与する支援なども充実させていきたいと考えています。こうした情報を、ひきつづきお知らせしていきます。
2020年03月11日3人の女性当事者が語りあう。発達障害のある人生Upload By 発達ナビ編集部「女性の発達障害鼎談企画」に集まっていただいた3名の当事者の方々。3名とも成人してから診断を受け、それぞれ発達障害に関する情報の発信をされています。今回は発達ナビユーザーへのアンケートももとにして、ご自身のことから女性特有のお悩みとの向き合い方まで幅広くお話を伺いました。まずはご自身の特性や診断を受けたきっかけ、障害受容について、困難もあった人生を生き抜いてきたライフハック術などをお話しいただきました。診断を受けて服薬して、「これまで無駄な努力をしていた」と傷ついた(宇樹さん)ライターとして活躍している宇樹義子さんは、32歳のときに高機能自閉症と診断されたそう。鍼灸院で聴覚過敏ではないかと指摘されたことをきっかけに特性を自覚し、その1年ほど後に心療内科で診断を受けたそう。診断されたとき、どのような心境だったのでしょうか。Upload By 発達ナビ編集部宇樹さん――診断を受けて薬を飲み始めて1日目に、10年ぐらい悩んでいた昼夜逆転がピタッと治ったんですよ!それでものすごく救われた面と、私はその薬を飲まないと生活できない障害者なんだっていう2つの間で引き裂かれるようになっちゃって。私は今まで無駄な努力というか、頑張ってもできないことを一生懸命してきてしまったんだなっていう喪失感があって、30年分ぐらいさかのぼって傷ついた。ただ、これからどうするべきかっていうのを早く考えなきゃいけないと思って支援を受け始めました。それまでの自分の生活を振り返って納得感があった(姫野さん)姫野桂さんは、ご自身の著書のほか、発達障害当事者への取材もたくさんされています。今から約1年前に算数LDと不注意優勢のADHDの診断を受けたそう。算数LDについては小学1年生からいくら努力しても算数ができなかったことから自覚があったそうですが、ADHDについては特に自覚はなかったとか。Upload By 発達ナビ編集部姫野さん――診断を受けて、いろいろ納得がいきました。自分が算数ができないということと、ちょっと人より行動が遅いこととか。そういうことがあったんだなぁって思いました。息子の発達障害の可能性...調べてみたら、自分に当てはまることだらけ(鈴木さん)鈴木希望さんは、発達ナビでもおなじみのライターで、自閉スペクトラム症の診断があります。Upload By 発達ナビ編集部鈴木さん――息子が可能性があるって言われている自閉スペクトラム症とADHDについて調べたときに、これは私じゃないか!と思ったんですよ。息子より私の方がこれは強くないか?と。診断については、「努力不足や性格の問題ではないことが分かって嬉しかった」とおっしゃっています。もともとてんかんがあることから、発達障害の診断についても抵抗はなかったそうです。支援を受けることに後ろ向きな人へ――考え方ややるべきことは?3つのアイディアUpload By 発達ナビ編集部自身の障害を受け入れて生活されている3名ですが、当事者や家族のお悩みとしては、「周りと違うことに抵抗感が強く、受容できない」「支援を拒否してしまう」といったケースもよく耳にします。自身の特性を受け入れて、支援をうまく活用しながら生活していくにはどうしたらよいか、アドバイスを伺いました。姫野さん――得意なことも具体的に書き出してみるとよいですね。友人が就労移行支援を利用して最近就職したのですが、その友人は今まで接客業が多かったから自分は接客が向いてると思ってたらしいんです。でも就労移行支援事業所でのワークで適性を見てもらったところ、マニュアルがあれば大丈夫だと気づいたらしくて。そういうふうに、”自分はこれがあれば大丈夫”っていうのが分かると、なんだか前に進めそうな気がしますね。宇樹さん――抵抗感が強いのは分かるんですけど、その抵抗感の中にいたらずっと自分が被ってきた損をこのまま被り続ける。でも勇気を出して踏み出してみたら、もうちょっと楽に生きられるようになるかもしれない。自分のためなんだとなるべく考えるようにすればいいのかなと思います。また、支援を受けるにあたっての「情報収集」の大切さについては、3名ともがお話しされていました。宇樹さん――それまでに結構、発達障害の人ってズタズタに傷ついているんですね。人によっては助けてもらおうとして誰かに頼って裏切られてってことを繰り返してきているので、なかなかそこから出ていくのって難しいと思うんですけど、まずは情報を手に入れること。支援者はいろんな人がいて1人ダメだったら他の人にどんどん当たればいいんだということ、支援機関もどこがダメだったら他のところにどんどん当たればいいんだっていうこと、そういうあたりを知ること。鈴木さん――ご自身が障害を受け入れられないっていう方もそうだし、ご家族の理解を得られない場合も人と繋がるというか、情報を得られる方法とかが分かれば。姫野さん――SNS時代なのでクチコミかなぁと思っていて。病院を探していた友人に相談をされたことがあって、私も病院のことはよく知らないので、とりあえずそういう発達障害系の自助会とかをひらいている方にSNSで相談をしたらいろんな人に聞いてくれて、いろんな病院のリストが集まったっていうこともありました。Upload By 発達ナビ編集部障害や自身の特性をどう捉えて受容していくか、その考え方のポイントも参考になりますが、情報収集を幅広く行い、どんな支援が受けられるのかをまず調べてみることも大切だと実感されているようです。日常から仕事まで!3人が教えてくれた7のライフハックご自身が障害を受容したあと、こういう工夫をしたら生きやすくなったなど、具体的なライフハック術についてもいろいろとお話しいただきました。まずは姫野さんから。姫野さん――私は確定申告がボロボロだったので、税理士さんをつけてお金で解決しました!できないことはできないって認めていろいろ人に頼っています。姫野さん――忘れ物を結構しちゃうので、玄関に100円ショップで買える小さいホワイトボードを貼って、そこにいつも持っていくものや必ず持っていくものを書いて、家を出る前にチェックして忘れ物対策をしています。これについては鈴木さんも同様の方法を取り入れていました。鈴木さん――忘れ物しないように、うちは貼り紙だらけなんですよ。よく息子が玄関の鍵を閉め忘れるので、もう”鍵を閉める!鍵を閉める!鍵を閉める!”みたいに、めちゃくちゃいっぱい紙が貼ってあったりとか。目に付くところにとにかく貼り紙を。姫野さん――仕事では基本ノートパソコンを使いますが、家で仕事をするときは27インチの大きい画面に映して作業します。そうすると誤字脱字を防ぎやすいです。宇樹さんは先端技術をいろいろと取り入れて生活をしているそうです。宇樹さん――「タイマーをかけて」とか言えば、手で操作しなくてもタイマーをかけられたりして便利です。Upload By 発達ナビ編集部宇樹さん――活動量計っていう、自分の心拍数とかのログをとってくれて、自分の体力の残り具合とか今のストレスレベルとかを計ってくれる機械を愛用中。主治医に体調を伝えるときにも活用しています。鈴木さんは、身近な人と苦手をカバーしあっています。鈴木さん――息子が私と正反対で、数字にすごく強いんですよ!お互いちょうど得意なことや苦手なことが逆だったりする。なので、数字を見間違ってないか確認してもらったり。私の母も、“覚えのないところから郵便が来たんだけど、これは詐欺ではないか”みたいな不安があると、私が実家に行って確認したり。とにかく相談できる相手と確認するようにしています。鈴木さん――気になることは書いて主治医のところに持って行って、「コミュニケーションの中でこの反応はどうだったんだろう」とか、そういうことも含めてこまめに相談するようにしています。貼り紙をすることや家族と確認しあうことなど、日々気をつけたいことへの対策は日常生活の中にしっかり落とし込んでいるようでした。そしてお話しいただいた中でも、宇樹さんの「先端技術の活用」には他のお2人も興味津々で盛り上がりました。忘れがちなタスクは機械に頼って管理したり、見えないものを見える指標で計るようにしたり...最近はスマホアプリなども本当にさまざまな種類があるので、自分の苦手に合ったものを探してみるのもよいかもしれないですね。ここまで、まずは性別に関係なく、当事者としてのご自身のことや生活術を伺いました。次回は女性ならではの話題にも切り込んでお話を伺っていきます。今回お話しいただいた内容はyoutubeでも公開中。コラム文面に乗り切らなかったお話もご視聴いただけます。
2020年03月04日「障害のない社会」の実現に向けて――全国のどのエリアでも、児童発達支援・放課後等デイサービスにもっと多様な選択肢をLITALICOは「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、社会の課題と向き合ってきました。お子さま一人ひとりにとって最適な学び方と環境を提供するLITALICOジュニア、就労移行を支援するLITALICOワークス等の取り組みの中で培ってきた支援の経験、そして日本全国で運営されている児童発達支援事業・放課後等デイサービスの素晴らしい取り組みを皆さまとシェアし合うことで、その先にいるお子さまやご家族がいきいきと暮らしていける「障害のない社会」へつなげていきたいと願っています。そこで、発達が気になる子どもたちの支援に向き合い、新たに発達支援施設を開所しようと志すオーナーの皆さまをサポートする開設支援サービスをスタートさせました。Upload By 発達ナビ編集部発達ナビの開設サポートパックは「全国の支援現場の声」で磨かれた児発・放デイ専門のサービス全国1600施設の運営をサポートしてきたLITALICO発達ナビが「支援の現場の声」で磨き上げてきた運営のサポートシステム。そこに、新規開所をサポートする「開設サポートパック」が加わりました。安定した基盤の上で質の高い支援が行えるよう、将来の法改正の予測や事前対応策、事業継続を見据えた複数事業所展開や他事業展開を見据えたアドバイスも可能な、幅広い内容です。Upload By 発達ナビ編集部事業計画立案からスタッフ育成まで、丁寧にサポート「こういう支援がしたい、こういう施設を建てたい」想いはあってもいざ開設となると…。そんな不安を支えるべく、ゼロからの開設申請アドバイス、サービス提供教材キットのお渡し、人材採用サポート・育成、ご利用希望のご家族さまへの広報など開設に必要なサポートをご要望に応じて実施します。一般的なフランチャイズ方式とは異なり、保証金・ロイヤリティも無く、初期費用やランニングコストの両方を抑えた開設・運営のサポートプランです。オーナーさまのご希望により「放課後等デイサービス」「児童発達支援+放課後等デイサービス(多機能型事業所)」といった複数のモデルを提案することも可能です。Upload By 発達ナビ編集部専門家による監修プログラム2歳〜学齢期まで対応したアセスメントに紐づいた7000アイテムのプログラムや、実践的ですぐに活かせる研修動画も提供。スタッフ育成の研修と合わせてご活用のサポートも行います。教材・研修のツールは、お子さまの支援に関する基礎的な内容を分かりやすくまとめた内容です。施設の強みづくりや地域で選ばれる特性あるサービスを下支えするアイテムとして活用いただけます。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部ご相談やサービスを詳しく知りたい方はこちらの特設サイトから!〈問い合わせ先〉info_facility@h-navi.jp株式会社 LITALICO LITALICO発達ナビ 施設サービス運営事務局
2020年02月16日ウーマンエキサイトの読者の皆さんこんにちは! 5歳、4歳、2歳の三兄弟のオカンあざみです。うちの次男、こごろう。2歳3歳を過ぎ、4歳になっても「イヤイヤ期」を引きずっていたので 「魔の4歳児」 なんて言っていたのですが…最近のこごろうに、ついに変化があらわれてきたのです。ちまたでは4歳になると、イヤイヤ期が集結して天使になるなんて言われているけど、うちのこごろうったら、4歳になっても、ずーーーとイヤイヤ期だし、天邪鬼で暴れん坊だしで、天使の要素なんてひとかけらもなかった。ところが最近…■捨てとこ!?なんと、誰かが床に貼ったシールを見つけるやいなや「誰や、こんなところにシール貼ったのは。捨てとこ」と言って、わざわざシールを剥がして捨ててくれたのだ!自分が貼ったのならまだしも、だれが貼ったかもわからないのに、床に貼ってはいけないと気づいて剥がしてくれるなんて…!とかいってね、たまたまでしょう。ちょっと気分が乗ったからいい子になってるのね。なんて思ってたら…■か……片づけるぅ!?今度は、布団にもぐりこんだときにレゴブロックを見つけた、こごろう。オカンは何も言っていないのにオモチャ箱へと自ら片づけに行ったのだ!え、うそでしょ…毎日のように「片づけなさい」と叱っても、かたくなに動かなかったこごろうが!レゴを見つけたら、とりあえずそこらへんに投げるような暴れん坊なこごろうが! 自らお片づけするなんて!うん、きっと今日だけでしょ。どうせ明日になったらまたいつもの暴れん坊に戻るんだわ… ■天使だ…!あのこごろうが、自らお風呂に向かうなんて!こんな感じで、最近になってものすごくいい子になってきたこごろう。もちろん、毎回こういうわけではないけど、以前に比べものすごく素直になったし、自分で気を利かせてお手伝いもしてくれたり、準備もテキパキとするようになってきました。これがウワサの天使の4歳児!いままで実在することすら疑っていたけど、本当にその日はやってきた。もしかしたら一時期の気まぐれかもしれませんが、こごろうがまたひとつお兄ちゃんになって、うれしく思います。大変だったイヤイヤ期に少し終息が見えてきました。ただ、そんな矢先に三男がイヤイヤ期に突入してきたので、まだまだわが家に平穏は訪れなさそうです(泣)というわけで、全国のイヤイヤ期の子をもつ親御さん! いつかこんな日がやってくることを信じてともに頑張りましょうね。
2020年02月10日「障害のない社会」の実現に向けて――児童発達支援・放課後等デイサービスのこれからを考えるLITALICOは「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げ、社会の課題と向き合ってきました。お子さま一人ひとりにとって最適な学び方と環境を提供するLITALICOジュニア、就労移行を支援するLITALICOワークス等の取り組みの中で培ってきた支援の経験と、日本全国で運営されている児童発達支援事業・放課後等デイサービスの素晴らしい取り組みを皆さまとシェアし合うことで、その先にいるお子さまやご家族がいきいきと暮らしていける「障害のない社会」へつなげていきたいと願っています。Upload By 発達ナビ編集部その想いから、LITALICO発達ナビではサイトの運営のみでなく、全国の児発・放デイ等の施設さま向けに、お子さまの支援に活用いただけるさまざまな教材のご提供や、支援スキル向上に役立つ研修、施設運営のサポートなどを行っています。全国の児童発達支援・放課後等デイサービスの運営者が集う「児発・放デイのこれからを考える『全国発達支援フォーラム2020』」を開催LITALICO発達ナビでは、2020年3月7日に、児発・放デイを運営される方向けのフォーラムを行うことになりました。このコラムでは、フォーラムの内容について詳しくご紹介しています。実際に施設経営を担う方々が講師に!実例紹介を交えたさまざまなセミナーを開催Upload By 発達ナビ編集部人材採用・育成、ブランディング、事業拡大、保育所等訪問支援、実地指導などの障害児通所支援事業所の経営に必要な情報・ノウハウを、交流型のセミナー形式で学ぶことができます。セミナー内容・事例紹介1(株式会社ワンセルフ 清水様)- 就労支援施設との接続を意識した発達支援施設のあり方- 地域社会の中での支援のあり方・事例紹介2(株式会社LITALICO 芳賀)- 就労移行支援の現場で感じる発達支援への課題と期待・会場参加者同士での意見交換、登壇者への質疑応答セミナー内容・児発・放デイの現在の開所・運営状況について・開所の各種手続きと連携先・開所前後につまずきやすいポイントと対策・年間収益計画の立て方・開所資金の準備について(資金調達)・FCの施設とは?加入前に知っておきたいこと・児発・放デイそれぞれのサービス設計のコツセミナー内容・事例紹介1(株式会社ダンデライオン 佐野様)- 訪問支援実施前の園、学校との事前の関係性づくり・事例紹介2(NPO法人発達わんぱく会 小田様)- 保育所等訪問支援とは(制度理解)- 実現する上でのハードルと進め方・会場参加者同士での意見交換、登壇者への質疑応答Upload By 発達ナビ編集部お申し込みはこちらの特設サイトから!
2020年02月07日発達ナビ誕生の背景発達ナビを運営するLITALICOは、子どもの発達をサポートする教室「LITALICOジュニア」を各地で運営しています。ですが、全都道府県に教室を出すには至っていない状況です。また、入会を希望しながらも待機いただいている方もたくさんいらっしゃいます。悩んだり不安を感じている保護者の皆さんを、教室以外でサポートすることはできないだろうか。ネット上であれば、どこにいても、つながることができる。情報をお届けすることができる。そんな思いから、2016年1月26日に、LITALICO発達ナビが生まれました。3年目の取り組みを振り返って発達が気になる子どもを育てるとき、保護者にはたくさんのことが求められます。情報収集に療育、支援者との面談や連携、さまざまな手だてを考え、サポートグッズを用意…。子どもとの時間は、その成長に喜んだり、何気ない出来事の中に幸せを感じることができる反面、体力面でも精神面でもつらいなと感じる場面も少なくありません。私たちは、そんな保護者の皆さんに、「発達ナビにつながっていれば、いまも、これからも、きっと安心」「つながっていると楽になれる」と思ってもらえる居場所でありたいと考えています。また同時に、お子さまたちがよりよい環境で暮らすことができるサポートもしていきたいと考えています。そこで2019年4月から・連載ライターによるエピソードコラム・発達障害の基礎知識といったコラムコンテンツに加えて動画コンテンツなど、コラム以外の形での発信をスタートしました。動画とコラム連動型のコンテンツの作成にも取り組みました。また、子育て記録を簡単にとれ、経験をシェアしたり参考にできる機能・ダイアリーをスタートしました。そのような中で、ユーザーの皆様からも、発達ナビで生まれた交流によって、子育ての不安や悩みが軽くなったり、前向きになれたという声も寄せられています。また、ダイアリーに素敵なイラストとともに毎日の子育てを描いてくださっていた、taekoさんのコラム連載が2月からスタートします!Upload By 牟田暁子(発達ナビ編集部 編集長)ダイアリーとはまた違ったタッチでの漫画やエッセイとなる予定です。お楽しみに!さんのダイアリーページ検索をもっとしやすく!知りたい情報を見つけやすく4周年に向けて、検索性の向上に取り組んできました。2020年1月27日から、トップページをリニューアル!知りたいことからコラムやダイアリーなどを探すことができるようになります。ユーザーの皆さんの「以前読んだあのコラム、見つけられない…」を解消したり、「なんて検索したらいいか分からないけれど…自分のもやもやした不安や悩みの解決のヒントを見つけたい」を叶えたいと開発した機能です。ぜひ活用いただけたら嬉しいです!Upload By 牟田暁子(発達ナビ編集部 編集長)Upload By 牟田暁子(発達ナビ編集部 編集長)Upload By 牟田暁子(発達ナビ編集部 編集長)また、ダイアリーのハッシュタグ機能をご活用いただくことで、知りたいキーワードに関するダイアリーを見つけやすくなりました。同じようなことに関心があったり書いているユーザーの皆さん同士がつながるきっかけにもなればと考えています。Upload By 牟田暁子(発達ナビ編集部 編集長)発達ナビ編集部の、いままで、そしてこれからの取り組みを動画でも簡単にまとめています。障害のない世界を目指して、さまざまな取り組みをしています発達ナビは編集部をはじめ、多くのスタッフがさまざまな取り組みを通して、「障害のない社会」を目指し、活動しています。お子さまが利用する場面の多い、発達支援施設への研修教材や運営支援サービスの提供などを通じて、間接的に、お子さまたちの支援がよりよいものとなるようなサポートもひろげてきました。研修教材サービスのご紹介心ある企業の皆さんとの協働によって、発達が気になるお子さまやその保護者の皆さんにとってより暮らしやすくなる社会を作っていきたいと、取り組みを重ねてきました。さまざまな取り組みをさせていただきましたが、コラム化した中からいくつかご紹介します。5周年に向けては、ユーザーの皆さん同士が交流しやすくなったり、ユーザーさんそれぞれに必要な情報があつまってくる仕組みづくりをすすめていきたいと考えています。そして、皆さんの暮らしの中で欠かせないポータルになってきたいと思っています。発達ナビにつながっていれば安心、発達ナビを使うとラクになる――そんな風に思ってもらえるように。これからも、もっともっと発達ナビを活用いただけたら嬉しいです。
2020年01月27日発達ナビライター描き下ろし!イラスト色紙をプレゼントしますLITALICO発達ナビでは、多くのライターさんにご自身の子育てのエピソードをイラストや文章で描いていただき、ユーザーの皆さまにお届けしています。今回は4周年を記念して、初めて直筆で色紙にイラストとメッセージを描いていただきました!ご希望される色紙を選んでご応募ください!「4周年 発達ナビライター直筆イラスト色紙プレゼントキャンペーン」の応募期間は、2020年1月31日(金)まで。下記の応募要項を確認の上、ぜひ奮ってご応募ください!【応募要項】■ご応募はお1人様1回までです。■当選した方には、色紙の送付先をお伺いするため2月14日(金)までにメールにてご連絡いたします。ご応募の際は必ず受信確認ができるメールアドレスをご入力ください。※ご連絡が取れない場合、期日までに送付先情報がいただけない場合には、当選は無効となります。■「個人情報の取扱いについて」の内容にご同意の上お申込ください。色紙を描いていただいたコラムライターさんのご紹介※五十音順Upload By 発達ナビ編集部荒木まち子さんUpload By 発達ナビ編集部ウチノコさんUpload By 発達ナビ編集部かなしろにゃんこ。さんUpload By 発達ナビ編集部さんUpload By 発達ナビ編集部さとこさんの色紙Upload By 発達ナビ編集部シュウママさんUpload By 発達ナビ編集部スガカズさんUpload By 発達ナビ編集部寺島ヒロさんUpload By 発達ナビ編集部ひらたともみさん
2020年01月25日広汎性発達障害の娘の友達関係は...広汎性発達障害の娘(小学3年生)は、小学2年生の時から特別支援学級に在籍しています。現在は、国語と算数以外の時間を交流学級で過ごしています。特別支援学級所属になった当初、私は友達関係のことを心配していました。特別支援学級にいることでからかわれたり、いろんなことで少しずつ配慮されることを「特別扱い」と言われるんじゃないかと不安だったのです。しかし、実際の友達関係は私の想像と違いました。わが家には、幸運なことに娘の友達がよく遊びに来ます。今回は私が見た、娘と友達の様子を紹介したいと思います。言い間違いを優しく訂正。娘はまだまだ「て・に・を・は」や、言葉自体の言い間違い、使い間違いがよくあります。そんな時、娘の友達は…Upload By SAKURA言い間違いをバカにすることなく、優しい口調で教えてくれます。これが娘にも合っているようで、私が言ったら反抗してきそうな指摘を、友達だと素直に聞いていました。そんな関係がありがたく、いつも私はお礼を言っています。勘違いも笑ってくれる。娘は、言い間違いも多いですが、聞き間違いも多いです。知らない言葉もたくさんあるので、他の友達同士が話している会話を聞き間違えて、違う意味で捉えてしまったりすることがあります。Upload By SAKURAそんな時も娘の友達は、笑ってくれます。笑うといってもバカにする感じではなく、その場の和みとして捉えてくれた笑いで、娘の聞き間違いひとつで、みんなが長時間笑っていることもあります。聞き間違いがあって大丈夫、そう思うと安心して見守ることができます。人と違うことをしても受け入れてもらえる。遊びの中でも、周りをみたり、場の空気に合わせて行動を選んだりすることが少し苦手な娘。周りと比べて、突拍子のない選択をしてしまうことがあります。Upload By SAKURAあまりに周りとかけ離れた選択をしても、それはそれとして楽しんでくれる友達。娘の特性や性格をわかってくれているような、その言葉かけに驚いてしまうこともあります。好かれている安心感。親がついつい助け舟を出したい場面もあるのですが、普段から仲良しなこともあって、思ったよりなんとかなっていることもあります。Upload By SAKURA私たちがいろんな面で娘に対して不安に感じることは、友達の中ではもしかしたら大したことないのかもしれないと感じることができました。親としてできることは…社会に出ていく前の人間関係の勉強になる学校生活…。友達とのコミュニケーションは私にとってかなり心配となる部分でしたが、娘は思ったよりも楽しそうにやれているようでした。学校ではどうか…担任の先生に聞いてみても、仲良しグループ内での様子は変わらないようで、他の子たちがうまく娘をカバーし、サポートしてくれるようです。私が娘の友達関係で気を付けていることがいくつかあります。1つは…友達が遊びに来るという提案をなるべく断らないこと。近くで友達との関係性を見たい私にとって友達が来てくれることはありがたいので、友達が「あーさんの家に行きたい!」と言ってくれた時や、娘が「友達連れてきてもいい?」と言った時、私はよろこんで「いいよ」と言うことにしています。もう1つは…お礼を忘れないこと。娘に普段から「友達にお礼を忘れないように」と話すことはもちろんですが、娘が助けてもらった時は、その場で私からも娘の友達にお礼を言うようにしています。「いつもありがとうね」「優しいから嬉しいよ」「助けてくれてありがとう」と言葉にしています。そうすることで、"友達の親"という立場からほんの少しだけ近づくことができています。おかげで、子どもたちの世間話や遊びに誘ってもらえることもあります(笑)いい友達に恵まれていることに感謝しつつ、何か起こった時にはサポートできるよう、引き続き出過ぎず…見守っていきたいと思います。
2020年01月22日計54名様に!日々のお子さんとの関わりに役立つ書籍をプレゼントしますLITALICO発達ナビでは、書籍レビューコラムや新刊情報コラムにて、発達障害や子育てに関する書籍の情報をお届けしています。今回は4周年を記念して、発達ナビユーザーの皆さまに書籍をプレゼント!各出版社様にご協力いただき、さまざまな種類の書籍が集まりました。ぜひ興味のある書籍を選んで応募してください!4周年書籍プレゼントキャンペーンの応募期間は、2020年1月31日(金)まで。下記の応募要項を確認の上、ぜひ奮ってご応募ください!【応募要項】■ご応募はお1人様1回までです。■当選した方には、書籍の送付先をお伺いするため2月14日(金)までにメールにてご連絡いたします。ご応募の際は必ず受信確認ができるメールアドレスをご入力ください。※ご連絡が取れない場合、期日までに送付先情報がいただけない場合には、当選は無効となります。■個人情報取扱の注意事項にご同意の上お申込ください。お申込いただいた時点で同意いただけたとみなします。子育てや支援の考え方について考えたいときに読みたい7つ多くの発達障害の方を診てきた精神科医の田中康雄先生が、日々お子さんや親御さんと関わる中で大切にしている考え方に触れることができます。医師として診断名をつけることはもちろん大切ですが、診断名でその子を捉えるのではなく、一人ひとりの思いに目を向けてその子や家族に合った関わり方を一緒に考えることを大事にする田中先生。その姿勢は保護者や支援者としての子どもたちとの関わりにもヒントを与えてくれそうです。富山県砺波市にある「みやの森カフェ」は、さまざまな人が訪れ、誰にとっても居場所になります。障害の有無も老若男女も関係なし。海外からきた人も不登校の人も...みんなが「カフェのお客さん」という共通点でつながり、心地よいコミュニティが形成されていきます。福祉でもない、支援でもない、新しい形の居場所はどのように成り立っているのでしょうか。その魅力と可能性が詰まった一冊です。感情や行動を自分自身でうまくコントロールできない子どもたちを支援する際に必要とされる、子どもの心理を読み解く理論やアプローチ方法を、仮想事例を用いて分かりやすく解説している専門的な書籍です。子ども本人との向き合い方から、生活の基盤となる家族や地域環境との関わり方といった環境へのミクロアプローチ、社会システムのあり方のようなマクロ環境へのアプローチまで幅広い視点から説明されており、支援者がより質の高い支援を提供するために知っておきたい知見が詰まっています。発達ナビでコラム連載中のかなしろにゃんこ。さんの著書です。ADHDと軽い自閉症スペクトラム障害があるリュウ太くんの、「キレやすい」「イライラしやすい」「おしゃべりが止まらない」といった行動にずっと悩まされていたかなしろさん。その行動の理由を、大人になったリュウ太くん本人が語ってくれています。前川あさ美先生(東京女子大学教授)の解説も交え、「行動の理由や背景」を解き明かしていきます。どうして?と頭を抱えてしまうような行動があっても、その背景を理解した上で関わることで、きっと子どもは成長してくれる...かなしろさんの楽しい漫画とともに、発達障害のわが子との向き合い方を学んでみてはいかがでしょうか。発達ナビでもコラムを好評連載中の寺島ヒロさんの、発達障害のあるお子さん2人とのエピソードがまとめられたコミックエッセイです。大変なこともたくさんある日々の中でも、好きなこと・得意なことはのびのびと取り組ませ、できないこと・苦手なことは理由を探しながらあたたかく見守る様子は、読んでいてほのぼのとした気持ちになれます。子どもたちのありのままを受け止めて楽しむ寺島家のお話は、肩の力を抜くことの大切さに気づかせてくれそうです。発達ナビユーザーへのアンケートから、ニーズの高かったお悩みについての考え方を紹介している書籍です。監修は鳥取大学大学院教授の井上雅彦先生。日常生活、学校生活、人間関係など、小学生はさまざまな場面で困りごとに直面します。その際、どのように子どもと向き合いサポートしていくのがよいか、その答えは1つではありません。本の中では3つの対策が提案されています。複数のサポート方法に触れながら、ご自身のお子さんにはどんなサポートが合っているのかを考える参考にしてみてはいかがでしょうか。二次性徴でのからだの変化の大きさや、女子グループ特有のコミュニケーションの複雑さなどから、女性が抱えるストレスは思春期前後から大きくなっていく場合があります。周囲から見えにくく自分自身でも認識が難しいこうした困難について、この本では、「からだ」「こころ」「関係性」の3つの軸から理解し、支援していくことが提案されています。発達障害のある16人の女性たちの実際の支援事例が紹介されており、当事者、保護者、支援者がどのように困難を理解し、サポートを受けてどのように変化していったかを事例を通して知ることで、現在またはこれから思春期に入る女の子のサポートを考えるヒントが得られそうです。支援方法を学べる事例やワークが詰まった書籍発達ナビでもコラムライターとして大人気の、かなしろにゃんこ。さんの著書。話す・聞く力を身につける「イイトコサガシ」のソーシャルスキルのワークショップの内容が、かなしろさんと長男リュウ太くんが実際に参加した様子の漫画とともにまとめられています。会話力を伸ばすためのワークとそのポイントが分かりやすく解説されており、家庭でも支援の場でも実践できそう!2017年に刊行された書籍『発達が気になる子の脳と体をそだてる感覚あそび』(合同出版)で紹介されている68の遊びがさらに明確化・具体化され、支援の際に活用しやすいカード型で発売されました。カードには身体のどの感覚・機能を伸ばすかや、遊びに必要な人数・場所などがアイコンで分かりやすく記載されており、子どもの得意不得意や環境に合わせて取り組む遊びを選択できます。各カードにはQRコードもついていて、動画で遊びの流れが確認できるので、保護者や支援者がどのように遊ぶか事前に確認し、より適切な支援を行うことや、遊び方のモデルの提示がスムーズにできることも特徴です。コミュニケーションが苦手という人でも、「この場面ではこうする」というような、状況に合わせて「うまくいくスキル」を身につけられれば、楽しく過ごせたり、自立や就労に繋げることができたりする場合も。この本では「声の大きさの調整」「困ったときに助けを求める方法」など苦手な子どもも多いスキルがワークになって紹介されています。ワークには子ども自身が考えて記入できる欄もあり、子ども自身も取り組みやすい設計になっています。支援者向けの指導のポイントやQ&Aページもあり、子どもがスキルを獲得するためのヒントがたくさん詰まった一冊です。発達が気になるお子さんを育てたり支援したりする中で、「どんな支援が必要なのか」と不安に思う場面もあるかもしれません。そんなとき、子どもの発達の段階と現状の課題が把握できると、接し方を考えやすくなります。この本では、その子の発達段階や困りごとを”見える化”するシートとその活用方法が紹介されています。見える化した子どもの様子は、子育てや支援の見通しを立てる際にはもちろん、専門家に相談する際の情報共有に使用することも。著者は特別支援教育コーディネーターの安部博志先生。教育現場で実際に使用しながら、専門的な知識がなくても活用できるようアップデートを繰り返して刊行されています。性の行動に関して正しい知識を身につけることは、自分の身を守るためにも他者を傷つけないためにも大切です。そんな性の行動に関しての知識を、発達障害のあるお子さんでも学びやすいよう具体的な指導方法とともにまとめた書籍です。月経指導用グッズ、性感染症の液体実験、恥じらいやマナーの学習用カードなど指導に使用できるアイディアも多数紹介されており、性教育の実施に活用できます。子ども自身が考えられる4コマ漫画形式のワークもあり、日常の中で遭遇するかもしれない問題を学んでおく際にも役立てられるので、支援者だけでなく保護者が読んでも参考になる一冊です。さまざまな感情がうまれる毎日の中で、自分の感情とうまくつき合うことが難しい子どももいます。そして感情との向き合い方の中でも、どのように感情を言葉にすればよいかが分からなかったり、感情のコントロールが苦手であったりと、困りごとの種類も多様です。この本では、場面ごとに自分や他者の感情に気づき、感情を調整すること、友達とうまく関わることなどの方法やコツを学ぶことができる50ワークが、さまざまな場面設定に合わせて紹介されています。お子さんが気持ちを大切に育んでいけるよう、一緒に読み、活用してみましょう。将来就職できるのか、ひとりで生活していけるのか――大人になる前に身につけて欲しいことはたくさんありますが、どのように教えていけばよいのでしょうか。本書では、思春期の子どもに身につけてもらいたい身だしなみや家事、お金やスケジュールの管理、コミュニケーション方法などの具体的なスキルの教え方が紹介されています。また、家庭学習、ゲームや動画サイトの閲覧など気になる人が多いテーマについて、実際のご家庭での取り組みやエピソードを紹介するなど、実用的な内容を多数取り上げていることも特徴です。悩みや子育ての難しさに寄り添いながらも、将来に向けて踏み出す保護者をサポートしてくれます。お子さんの日々の学習をもっと学びやすく!苦戦するお子さんも多い時計の読み方を、特別支援学校教諭が日々の指導の中で作成した教材をもとにスモールステップで学べるワークです。短針、長針をステップを分けて読む練習をしたり、前半はメモリの数字が細かく振られていたりと、段階にわけた補助も活用しながら理解を深めることができます。「がんばりシール」「ごほうびカード」もついており、お子さんの達成感を大切にしながら学習をすすめられそうです!視覚に障害のある子どもたちを教える教員で構成される日本視覚障害社会科教育研究会がつくった、使いやすい工夫が詰まった「みんなの地図帳」。必要な情報だけに絞り、色使いも配慮しているのでシンプルで見やすく、また図の読み方を身につけやすいレイアウト設計にもこだわっているため、情報を探し出すのが苦手な方でも使いやすいデザインになっています。1ページあたりの情報量は減らされていますが、小学校と中学校の学習内容はすべて記載されており、学校の学習にも活用できます。
2020年01月20日4周年を迎えたLITALICO発達ナビ!発達が気になる子の保護者や支援者の居場所にUpload By 発達ナビ編集部LITALICO発達ナビは2016年1月26日、発達障害ポータルサイトとしてオープン!2020年1月26日で4周年を迎えます。・発達障害について分かりやすく伝えるメディアに・発達が気になるお子さんの保護者や支援者の皆さんが悩みや不安の解決のヒントを見つけられるように・日本の、世界のどこに住んでいても仲間と出あえる場所にそんな想いで、運営してきました。現在、会員数は15万人を超え(2020年1月8日現在)、多くのユーザーのみなさまにご利用いただいています。発達ナビには、今年度スタートした新しい機能の「ダイアリー」をはじめ、様々な機能があります。■ダイアリー子育ての記録や日々の想いを綴ることができる日記機能。公開範囲を選ぶこともできます。新たにハッシュタグ機能もつき、キーワードでの検索もしやすくなりました。悩み事のヒントを他のユーザーの皆さんの投稿から見つけたり、仲間を見つけやすくなるハッシュタグ機能も、ぜひ活用してください■タイムラインユーザーさんが自分の気持ちや日々の出来事をつぶやき、他のユーザーさんと交流できます■みんなのアンケート発達ナビからのさまざまなテーマのアンケートに参加。他の回答も見られるコーナーです■Q&Aユーザーさんが自分の聞きたいことや悩みを質問できます。投稿に対して他のユーザーさんから回答が集まります■コラム当事者ママの体験談や専門家のコラム、発達障害についての概説コラムやニュース記事が読めます■コミュニティユーザーさん同士が交流できるコミュニティがたくさんあります■親子のヒント子どもの困りごとに関して、臨床心理士や作業療法士の専門家がヒントを紹介!イラストつきで対処法が分かります■施設情報発達が気になる子どもたちが利用できる全国の施設が検索できます4周年を迎え、さらに機能の充実を予定しています。2,000を超える掲載コラムをより検索しやすくする準備も進めています!発達ナビに出あって、どう変わった?ユーザーアンケートから2020年の元旦から、発達ナビではユーザーの皆さまにアンケートを行っています。「発達ナビに出あって、どう変わった?」「発達ナビがどんな風だったらもっと使いやすい?」というテーマのアンケート、皆様から、さまざまな声をお寄せいただきました!その一部をご紹介します。リアルな世界にはくつろげる居場所はなかったり、違和感ばかりを感じていたけれど…。コラムなどで様々な知識を得ることができたり、ダイアリーやタイムライン、Q&Aなどで他の保護者の皆さんの意見や体験談を知ることで、一人じゃないと勇気づけられ、お子さんとの関係もよくなった、という方もいらっしゃいました。毎日かかってくる学校からの電話。クラスのお友達の家に謝罪や、壊してしまった物の弁償。大騒ぎや、耳を防いで座り込む姿で授業に参加出来ていない姿を見る授業参観…。リタリコ発達ナビに出会い、自分だけが悩んでいる世界から、視界が拡がり大袈裟かも知れないけれど、独りじゃないって感じる事が出来ました。一生懸命に言い聞かせ○○しなさいってガミガミな母から、息子の気持ちを聞き解決策を一緒に考える母に成長出来たのも、リタリコ発達ナビのお陰です。学校で、初めてやる事への不安。家に帰ってからの母のガミガミ。息子からしたら、くつろげる場所も無く拷問の様な日々だったに違いありません。あの拷問の日々から、脱出して、息子の成長も相まって、現在は、内服薬が無くても、何一つパニックになる事や大きなトラブルは無い状態迄に成長しました。(のっぺさん)発達ナビで一番助かっているのは、同じような方の声をたくさん見ることができることです。同じような質問を見ても、大手検索サイトの回答はいわゆる「定型の子」向けの教科書的なものが多いと感じます。その点、こちらでは「発達に難がある子」向けの回答なり体験談だったりするので、参考度合いが全然違います。これだけ同種の母が集うところも少ないのでは?今では、PC立ち上げてまず開くのがこちらのサイトになりました。苦労しているのは自分だけではない、といつも勇気をもらっています。(Reiさん)基礎的な知識を深める内容から、実体験を元に書いていただいたたコラム、そしてみなさんのタイムライン。一人として同じはなく人それぞれの特性がある中、悩みながらも前進されている皆さんの存在に勇気をもらっています。自分ひとりではとても調べきれない色々な事がここに集約されていて、大変助けられています。(ゆっきーさん)気持を書き出すことで整理でき、落ち着くことができるという方も多くいらっしゃいます。新しくリリースした「ダイアリー」は、子育て記録として、仲間との交流ツールとして、活用いただけています。気持ちを吐き出す場所。日記にだったり、Q&Aだったり。誰かに聞いてもらっていると思う事に救われる。書いたり読んだりしてるうちに気持ちが落ち着く。(にこにこぷんさん)ダイアリーしか活用できてないですが、コラムもとってもお勉強になっています。周りに話せないことをたくさん書かせて頂いて、共感して頂けていいね!をもらい「自分でだけ悩んでるわけじゃない」と思えます。(ルーシーさん)実生活でも、発達ナビでユーザーの皆さんからの後押しで大きな一歩を踏み出せたという人も。一番大きな変化は、発達グレーというやつかも。と疑い、学校へそう伝えているものの、専門機関へ繋ぐ勇気が持てず、また繋げる方法も分からず居ましたが、こちらで皆さんに背中を押して頂き、学年主任の助言を得て、小4の2学期になって初めて市の専門機関と隣市の児童精神科受診に繋げる事ができた事です。大きな一歩でした。(ヒヨコさん)発達ナビユーザーとの交流の中で、お子さんのペースを大切に、自分らしく成長していければ…と自然と思えるようになってきたという声も寄せられました。心の拠り所ができました。身近な人達には愚痴りづらい事もこちらでは吐き出せるし、皆さんからアドバイスも頂けます。子供の事も今までは、定型に近づけたい!と言う気持ちが強かったのですが、LITALICOさんに出会い、気持ちを大切にしてこの子のペースで成長していけば良いんだ。と変わりました。今まで、一人で悩み孤独だった気持ちが少し癒されたように思います。同じように悩み試行錯誤している仲間がいる!と勝手に思わせてもらい、頑張る気力にしています。(はむはむさん)変わったこと…意識でしょうか。一年と少し前の私は思いやりの気持が持てるようになって欲しいと息子に望んでいたけど、今は自分らしく生きられるようにと願っています。上っ面しか見てなかったなと思います。リタリコのおかげで理解が深まりました。受診予約を待たずして的確なアドバイスをたくさんもらえたり、どんな時間帯でも吐き出せたり、交流させてもらえたり、本当に助けられています。(ニナさん)いつでも寄り添ってくれる仲間、戦友に出あえたという声もたくさんありました。リタリコに登録した頃の息子は深夜3時まで眠らないか深夜3時に起きるか、しかも私を巻き込む形のこだわり有り、という状態でした。どんな破天荒な時間にタイムラインを更新しても5分以内にハートがつくリタリコで顔も知らない戦友に出会えました。ありがたい事です。(ロレスカトックスさん)ナビに出会えて変わった事は、一人で抱え込まずに助けられたり、支えられたり、理解されない悩みに理解されたり、本当に嬉しい世界ができた事。リアル世界もこうであって欲しい。(梛丹さん)同じように子育てに悩みながらも懸命に子育てをする仲間だからこそ、ダイアリーのコメントも、Q&Aやコミュニティでのやりとりも、あたたかで思いやりある言葉であふれています。こうした思いあえるつながりが、社会の中でもあたりまえになるように。みなさんの寄せてくださった言葉から、発達ナビも、もっと発信をしていきたいと思いました。これからの発達ナビ、どんな機能や運営を期待する?機能や取り組みについても、ご意見をたくさん寄せていただきました。その中から一部をご紹介します。発達ナビでは、年に1回行うフェスタのほか、企業の皆さんとのコラボイベントや、りたりこ研究所等が行うワークショップのご案内など、様々なリアルな場で集えるイベントも実施しています。そうしたイベントにご参加いただいた方からもご意見を頂きました。参加させて頂いたイベントではVR体験を受けさせて頂き、瑠美の感覚の一部を知る事ができました。VR体験については、色々な子供に触れ合う事がある人たちを中心に、どんどん体験をして、理解が広まれば良いと思います。また、VRが難しい人向けに普通の画面でも体験できるようなものがあれば、小学校等の道徳に役立てられるのではないでしょうか。(飛竜 翔さん)新機能のダイアリー等への機能改善のご提案もいただいています。ダイアリーは、より使いやすくなるよう、順次機能開発を行っています。ダイアリーでは、記事の削除、投稿途中の書き込みの自動保存や、投稿月ごとにみられる機能等の準備も進めています。ご期待ください。ダイアリーの、公開非公開切り替え機能が便利で重宝しています。上書き編集で対応していますが、記事の完全削除ができるといいかなと思います。(まどからさん)やコミュニティで、長々とコメントを書き込んでいざ投稿って時に真っ白になって消えてしまう時が多々あり心が折れそうになった事があります。あれってどうにかなりませんか…(モジャ子さん)検索性やコンテンツへのご意見もいただきました。既存コラムの検索しやすくるす取り組みを行っています。また、動画コンテンツなどコンテンツの幅も広げていますが、こうした新しいコンテンツにもアクセスしやすいサイトにリニューアル予定です。息子が今後色々な壁にぶつかることが出てきても、何かの打開策は何も知らなかった時からすれば、安心して見つけられそうです。今後もつぶやける環境の継続と、年齢別での悩み相談や解決法、選択肢の数々なんかを検索しやすく見られたらなと思っています。(ゆきさん)専門家の方に質問できるコーナーがあれば嬉しいです。あとは、「こういうケースにはどう対応しているか?」などをたくさんの例が知りたいので、アンケートをもっと充実させてもらえたら嬉しいです。カサンドラについてはコラムが一件あった様に思いますが、ここに登録している親、本人のケアについてももっと取り上げてもらえたら、心が救われる親が増えて、結果、子どもに良い影響が出るのでは?と思っています。(らららさん)知的障害が無いと、公的支援も少なく、対応方法を相談センターも、病院も誰も教えてくれません。でも、本人も家族も支援を必要としています。少しでも、不登校になる子ども減るように。自分の夢をあきらめずに、進んでいけるような環境があったらと思います。(上記にともなう情報や参考事例などがあるとたすかります)(ひーちゃんさん)今年度より配信スタートした動画コンテンツでは、アンケートで募集した皆さんからの質問を専門家にインタビューし、ご紹介する企画なども行っています。今後は、ダイアリーなどを活用して、より双方向型のコンテンツを作っていくことができたらと考えています。発達ナビでは、今後も幅広いコンテンツをご用意し、さらに皆さんそれぞれにとって必要な情報をより簡単に見つけられる仕組みを準備しています。ぜひ4周年を迎えた発達ナビにご期待ください。さまざまなSNSアカウントでも情報発信中!発達ナビでは、FacebookやTwitterのほか、InstagramやLINEなどのSNSでも情報を発信しています。ぜひ、活用してくださいね。インスタグラム皆さんの「発達ナビに出あって変わったこと」「変わるといいなと思っていること」をシェアしてください発達ナビを活用いただくことで変わったこと、変わるといいなと思っていること、まだまだ募集中です!をぜひお寄せください。「発達ナビと出合って変わったこと」「こんな風に使っています」「こんな機能があったらうれしいな」etc…シェアの方法は2つ!ダイアリーでシェアいただく、もしくはアンケートにご回答いただく形で受付ます。ダイアリー投稿の場合は・公開範囲を「全員に公開」にする・タイトルに【4周年アンケート】を入れる形でご参加ください!
2020年01月09日一口におもちゃといっても、年齢ごとによって「楽しめるおもちゃ」は異なります。2歳児には、どのようなおもちゃが好まれやすいかポイントを整理してみましょう。また、男の子・女の子別での人気のおもちゃについても詳しく紹介します!2歳児へのプレゼントの選び方2歳児は、情緒・感受性が豊かになったり、運動機能も発達したりと「できること」が一気に増える時期です。成長に見合ったおもちゃを選ぶためのポイントをチェックしていきましょう。おしゃれ・実用的など子どもの好みまず、どんなおもちゃを選ぶ場合でも、子どもの好みを優先することを忘れないようにしましょう。例えば、体を動かすことが好きな子どもには乗り物を選んだり、手先を器用に動かすこと・室内で遊ぶことが好きな子どもにはお絵かきセットを選んだりといった具合です。どんなに見た目がかわいいおもちゃであっても、子どもに使ってもらえなければもったいないですよね。購入する前に、こっそり事前リサーチを行いましょう!知育玩具もおすすめ2歳児ともなれば、さまざまなおもちゃで遊べるようになります。特に知育玩具は、新生児期のおもちゃに比べて、動作が単純な物ばかりではなく複数の動作が加わり、子どもが熱中しやすくなっています。知育玩具の中にも、「体全体の運動」「手・指の運動」「言語能力の向上」などと細かく分かれているため、子どもの興味のある分野に応じたおもちゃを選んであげられるでしょう!男の子に喜ばれる贈り物はこれ子どもの性格にもよりますが、男の子・女の子によって好むおもちゃが異なります。まずは、やんちゃで活発な男の子が喜ぶおもちゃをチェックしてみましょう。体の発達に合わせた乗り物おもちゃ体を大きく動かすことが好きな男の子には乗り物がおすすめです。2歳児は、歩き始めの頃に比べて、足取りや体つきもしっかりとしてくるため、「三輪車」「ストライダー」などのおもちゃでも遊べるようになりますよ。こうした乗り物のおもちゃは、体を動かすといっても「走る」「跳ぶ」とは体の使い方が異なるため、楽しんで使ってもらえるでしょう。カラーやデザインも豊富なため、子どもの好みにも合わせやすいおもちゃです。おもちゃ以外なら図鑑がおすすめ本を読んだり、絵を描いたりすることが好きな男の子には「図鑑」をプレゼントしてみましょう。普段読み慣れている絵本よりも、多くの知識が盛り込まれている図鑑は子どもの知的好奇心を刺激します。図鑑には、「動物」「植物」「宇宙」など多くのジャンルがあるため、子どもが興味のある分野を選び、知識を深めてあげましょう。シリーズで出版されていて、コレクションをするのにも適していますよ。みんな大好きアンパンマングッズどのようなおもちゃが好きか分からなければ「アンパンマングッズ」をチェックしてみましょう!アンパンマンは、育児の中でもなじみの深いキャラクターのため、親しみを感じてもらいやすいです。子どもの成長過程に合わせて、さまざまなおもちゃが用意されているため、アクティブな子どもにはボールを選んだり、インドアな子どもにはパズルを選んだりと、おもちゃ選びに困らないでしょう。女の子に喜ばれる贈り物はこれ女の子は、外で遊ぶのが好きな子もいますが、男の子よりも室内遊びを好む傾向にあります。女の子が喜ぶプレゼントには、どのようなアイテムがあるかをチェックしていきましょう!揃えておきたいおままごとセット女の子の定番おもちゃといえば「おままごとセット」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?ママの料理や家事をする姿を見ているうちに、いつの間にか真似をしている子どもも少なくありません。ただ真似をしているだけのように思えるおままごとですが、子どもの脳にさまざまな影響を与えます。手先を器用に動かすほかにも「コミュニケーション力」「表現力」を向上させられるおすすめのおもちゃですよ。カラフルな色使いの知育玩具や絵本女の子は、おもちゃの種類を問わず、「多くの色が使われている物」「明るい色合いの物」を好みやすいです。そのため、おもちゃの種類に迷ったときには、カラフルなデザインの物を選ぶと喜ばれることが多いでしょう。特に「知育玩具」「絵本」は、多くのカラーが用いられており、おもちゃの内容はもちろん、見た目も子どもの興味を引きやすいでしょう。人形・お世話セットも人気女の子は、時折りまるで自分がママになったように振る舞うことがあります。お世話をすることが好きな子どもには、「お人形セット」を選ぶとよいでしょう。近年は、お人形といってもクオリティーが高く、髪をぬらすと色が変わったり、ベッドに寝かせるときには目を閉じたりと、さまざまな工夫がほどこされています。お人形の「着せ替え」や「お食事」など、シチュエーションを思い浮かべながら子どもが好きなようにカスタマイズできることも大きな特徴といえるでしょう。好みや成長に合った物を選んであげよう新生児期に比べて、できることが一気に増える2歳児には、幅広いおもちゃの選択肢があります。興味がはっきりとしてくる分、「体を動かすことが好きな子ども」「手先を動かすことが好きな子ども」と、おもちゃ選びのヒントを見つけやすいでしょう。大きくなったときに「あのおもちゃ、楽しかった!」と記憶に残るようなおもちゃを選んであげられるとよいですね。
2019年12月27日発達ナビユーザーのたくさんの声を集めてできた、第1弾のコラボグッズ2019年度、発達ナビ×フェリシモによる、発達障害フレンドリーなコラボグッズ企画。この第1弾のコラボ企画では、みなさまの声を元に作った『メッシュリュックインナー』『メッシュお財布ポシェット』『タグカバーシール』『提示カードホルダー』の4つの商品がデビューしました。Upload By 発達ナビ編集部視覚優位なお子さまに向けて、忘れ物防止となるように作られたリュックインナーは、すぐに大人気に。TVで取り上げられたり、SNSでも話題となりました!2020年度、第2弾コラボ企画の実施が決定!皆さんの声をぜひお寄せください「これ、とてもいい!」「大人でもうれしい。」「さらにもっとこうなるといいな!」などたくさんのお声を受け、2020年度にも、第2弾となる新たなコラボグッズづくりにチャレンジすることになりました!さまざまな困りごとをお聞きし、よりたくさんの人たちが参加できるコラボ企画にしたいと思っています。そこで、「こんなことで困っている!」を解決できる”発達が気になるお子さまやママパパが快適に過ごせるためのグッズづくり”に関するアンケートをさせていただきます!アンケートやモニター調査などを通して、皆さんと一緒にグッズを作っていきたいと考えています。ぜひみなさんのご意見をお寄せください。アンケートへの回答は下記のボタンから!
2019年12月20日通い始めたきっかけは、親子関係の改善。広汎性発達障害の娘は、現在、放課後等デイサービスに通っています。2年生ごろから、家での療育や、宿題への取り組みがうまくいかなくなり、関係性が悪くなっていった私たち。家族でずっと一緒にいると衝突も多い…ピリピリした親子関係をどうにかしたいと、放課後等デイサービスに通うことを決めました。娘は放課後等デイサービスが大好きになり、私との関係も改善していきました。Upload By SAKURA娘にとって楽しい場所が増えた…私はそれだけでも満足だったのですが、放課後等デイサービスは娘が成長するのにとても大事な場所だったのです。学校とはちょっと違った友達関係。娘は学校で、仲良しの子もいて、友達関係に特に不安はありませんでした。そのため、また新しく友達が増えるな~ぐらいにしか考えていなかったのですが、放課後等デイサービスでの友達関係はちょっと違います。学校とは違い、娘の他にも発達の偏りや障害がある子が通っているため、ここでは娘は特別ではありません。学校の場合、娘が何か間違ったことをしたり、突拍子もないことをしたりしても、周りの子どもたちはあーさんに合わせてくれます。しかし放課後等デイサービスでは、それぞれが自分の興味にしたがって動いていることが多いし、ときには予測不能の動きをすることもあります。Upload By SAKURA放課後等デイサービスの友達にはそれぞれ強いこだわりや特性もあるため、学校ではあまりみられないようなトラブルが起きることもありました。友達とのトラブル発生。放課後等デイサービスに通い始めて少し経ったころの話です。この日、お面で遊んでいた娘。Upload By SAKURA自分でかぶったり、先生にかぶせたりしていたそうです。そのとき、おやつを食べていた友達に…Upload By SAKURA後ろからいきなりお面をかぶせた娘。しかし、この友達はいきなり人が近づくことを、嫌がる子だったのです。娘に対して、「やめろ!だれだよ!おまえ!あっちいけ!」と怒鳴りました。娘は驚きながらも、「だれだ」という質問に対して、自分の名前を答えたそうです。娘はおそらく、一緒に遊ぼう…楽しませようという思いだったのでしょう。しかし、娘にも嫌なことや苦手とすることがあるように、この友達にとって娘が後ろからいきなりお面をかぶせるという行為は、ものすごく不快なものだったのでしょう。トラブルで、感じてもらいたかったこと。トラブルがあった日、放課後等デイサービスの先生からこの話を聞いた私。突然お面をかぶせてしまった子に申し訳ない…そう考えていたのですが、Upload By SAKURA先生は、「いきなり怒鳴られて、娘さんが嫌な思いをしたんじゃないかと心配です。これで、ここに来ることを嫌がったり友達を恐がったりしないか…止められなくてすみません。」と娘の精神面の心配をしてくれました。確かに、怒鳴られたとき娘は驚いたかもしれません。しかし私はこれは娘にとっていい経験になったと考えました。娘はたびたび、家でも学校でも、自分のこだわりで泣き出すことがあります。誰にでも嫌なことはあるということ…そして、自分以外の人のこだわりを客観的に見ることで、何か感じることがあるかもしれないと思ったのです。トラブルからの成長。家に帰り、私は娘と話をすることにしました。Upload By SAKURA娘は、全く"怒られた"という感覚はありませんでした。精神的には傷ついていなかった娘ですが、相手に嫌なことをしたという認識があったのか聞いてみると…Upload By SAKURA娘はその状況に立たされただけでは、まだ自分から学ぶことは難しいようでした。しかし先生が相手の気持ちを代弁してくれたおかげで、相手が嫌だったことを、ちゃんと理解することができていました。自分以外の個性を認める。通い始めて10か月が経った現在、娘はすっかり放課後等デイサービスと、そこに通うお友達関係にも慣れました。Aくんは、同じ曲を何度も聞くのが好きとか…Bくんは、仲良くしたいけどやり方がわからなくて、ちょっかいを出してお友達に怒られてしょぼんとしちゃうとか…Upload By SAKURA娘が自分以外の子のこだわりを理解し、それを頭において接している話を聞き、ここで過ごす日々は予想以上に娘を成長させてくれていると感じました。いろんなトラブルもあるけれど、娘は放課後等デイサービスが大好き。これからも楽しい時間を過ごしつつ、自分の成長に繋げていってくれたらいいな~と思います。
2019年12月11日成長した子どもたちの反抗…小学校3年生になった広汎性発達障害の娘は、最近かなり反抗的。以前のように、こちらの提案を素直に受け入れる…ということがなくなり、原因不明のイライラも増えてきました。Upload By SAKURAさらに、騒いでいるのは、イヤイヤ期がまだ炸裂している3歳児の息子。1つのことをさせるのでも、スイッチが入ってしまったら、気が済むまでイヤイヤしています。Upload By SAKURA発達障害の娘と、イヤイヤ期の息子の間で…娘も息子も、成長ゆえの行動。それを理解している私…息子のこだわりとわがままに対応しつつ、娘のイライラの原因を探り、寄り添う…Upload By SAKURAなーんて、そんな毎回寛大ではいられません!Upload By SAKURAこっちの気持ちも知らないで~!いい加減にしてくれ~!君たちは、スムーズにできないのか~!と叫ぶこともあります(笑)しかし、娘の反抗も、息子のわがままも、やめさせることは現実不可能…。そうなると、私の方が我慢するしかありません。大好きだったストレス解消法の封印。といっても、イライラを我慢して対応し続けると、私だってストレスが溜まっていきます。そんな時に、私のストレスを解消させてくれていたのが、「カラオケ」でした。しかし、ここ最近はすっかりご無沙汰。その理由は…Upload By SAKURA娘は、なぜかカラオケを拒否するようになりました。以前は、主人が説得してくれていましたが…Upload By SAKURAその説得も娘の成長と共に、通じなくなりました。本人が頑なに嫌がっているのに、無理強いして連れて行くわけにはいかない。結局、私が行くのを我慢することになりました。新しいストレス解消法は…ストレス解消方法がなくなった今、私は…Upload By SAKURAとにかく、仕事に没頭することにしています。私は、ありがたいことに、自分が好きな絵で仕事をしています。行き場のないイライラが溜まった時には、とにかく絵を描いたり、文章を書くようにしています。特に、文章にするというのはとてもおすすめです。Upload By SAKURA自分の思いをそのまま文章にする…そしてそれを自分が読む…。読んでいると、自分が第三者になったような気分になります。子どもたちの前で、冷静に一歩引けない私でも、文章にすれば、少し引いて物事を見れるようになります。はちゃめちゃな言い分だった時は、「あれ?」とそれに気づけますし、自分の文章に対して、自分で「あれ、私って結構頑張ってるじゃん」なんて思うと、またそこで冷静になれています。私にとって、一人でパソコンに向かって黙々と作業する時間は、心を落ち着けるクールダウンの時間にもなり、なおかつそれが仕事にもなっています。疲れた後の癒しは、やっぱり子どもたち!そして仕事を終え、疲れた後は必ず、『子どもたちが恋しい』という感覚がやってきます。一人で没頭する時間を持ち、メリハリのある生活をすることで、煮詰まらないでいられるのです。Upload By SAKURA子どもたちの世話で溜まったストレスを、仕事で発散し、その仕事で疲れた気持ちを、子どもたちで癒す。その繰り返しで、私は毎日をこなしています(笑)
2019年11月13日ウーマンエキサイトの読者の皆さんこんにちは! 5歳、4歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。子どもがイヤイヤ期真っただ中の頃は、通称「魔の2歳児、3歳児」なんて呼ばれたりするけど、その後やってくるのはイヤイヤ期を終えて素直になった「天使の4歳児」。■正直言って天使というより悪魔に!? ねぇそれいつくるん?うちの次男こごろう。4歳になったのに正直言って天使というより悪魔なんですけど。毎日毎日同じことで注意してる。それで素直に動いてくれるならまだいいけど、ぜ~んぜん言うことを聞かない。約束も守らず自分のしたいことばかりする。危ないことを注意してもすぐやめない。三男にイジワルをする…毎日の繰り返しで、ついにオカンも堪忍袋の緒が切れて、思いっきり怒鳴ってしまった。たったの4歳なのに叱りすぎだ。頭では分かっているのに、コントロールできなくなっていた。私に叱られたこごろうは、しまいには泣き出してしまい…■私も一緒に泣いたそれを見た私も一緒に泣いた。毎日同じことを言っているのにわかってくれない。怒りたくないのに、怒らないといけない。本当にしんどくて、つらくて、大人げない自分がなさけなくて、心のモヤモヤが涙になってあふれた。落ち着いて自分のことを振り返ってみた。昨日も注意したのに、今日も同じことをしている。一度言ったからには、最後までしつけをなければ親として無責任だ。それに、ちゃんと教えないと、幼稚園で悲しい思いをするのはこの子だ。そんな思考に陥って、毎日怒ってばかり。完璧を求めて頑張りすぎていたのかもしれない。 ■あどけなくて幼い寝顔を見て反省まだたったの4歳。なんでも完璧にできる訳がない。その晩、寝かしつけを終えた後、あどけなくて幼い寝顔を見て反省した。
2019年11月11日こんにちは、保育士の中田馨です。2~3歳になると他人への興味関心が高まり、お友だちとも遊ぶようになってきます。そのため、よくおもちゃの取り合いにもなります。私の保育所では今、2歳前~3歳前半の子がいますので、毎日毎日おもちゃを取ったり取られたりが勃発しています。 今回はお友だちとおもちゃの取り合いがあった場合、親はどう介入すればいいかを話します。 なぜ子どもはおもちゃを取り合うの? 子どもの様子を見ていると、お友だちから取ったおもちゃをすぐにポイっと置いて、別のおもちゃで遊び出す姿を見ることがあります。2~3歳ごろの子どもたちは、お友だちへの興味を持ち、だんだん一緒に遊べるようにはなってきますが、まだ自分で「かして」「どうぞ」ができない時期です。「かして」と言いながら、もうすでに手にお友だちのおもちゃを握っている、そんな感じです。 また、自己主張が強くなってくる時期でもあります。自分のものという所有欲が出てきます。「遊びたい」と興味を持ったら、そのおもちゃをとにかく手に取りたいのです。手に取ってみて、別のおもちゃが気になったら次に行く。まだこの時期は、それが当たり前と思いましょう。 「かして」「どうぞ」のやり取りを覚えよう友だち同士でのやり取りはうまくいかないことが多いので、大人が仲立ちしながら、お友だちとのやり取りを学ぶことをスタートします。 まずは、ママと子どもが生活や遊びの中で「かして」「どうぞ」のやり取りをしましょう。練習をしたからと言って、子どもたち同士で物の貸し借りが上手にできるとは限りません。「かして」と言われた子も、今遊んでいるおもちゃをすぐに「ハイ、どうぞ」はできないことが多いでしょう。 大人に置き換えてみてください。今読みかけの本を、横から友人に「それおもしろそうだね、今すぐかして」と言われてすぐにはかせませんね。子どもがすぐに「どうぞ」と言えなくても当然なのです。「うちの子、どうぞって渡せないけど大丈夫かしら?」と心配する必要はありません。 取り合いになったら親はどうすればいい?おもちゃの取り合いがあって、かしてもらえなかったときは「順番」を待つことを教えます。貸してもらえなかった子には、「〇〇ちゃんが遊んでいるから、次にかりようね」と言い、遊んでいる子には「遊び終わったら、次かしてね」と伝えます。 順番を待つことはなかなか忍耐力がいることですが、少しずつ我慢ができる年齢になってくるので、何度も繰り返し伝えていきましょう。遊んでいる子も「次かしてね」と言われているのでお友だちが待っていることは意識しています。しばらく遊んだら「ハイどうぞ」と渡してくれるようになってきます。 取り合いが起こった直後は、それぞれがヒートアップしていますので、大人が「かしなさい!」などと言っても伝わりません。いったんママが仲立ちして、欲しい子には「欲しかったね」、今遊んでいる子には「楽しく遊んでるもんね」とそれぞれの気持ちに共感します。そして落ち着いたところで、それぞれの子に伝えてみましょう。 お友だちをたたいたり噛んだりしたときは?子ども同士のおもちゃの取り合いで、ありがちなのが「たたく」「噛む」といった行動をしてしまうことです。このころの子どもは、まだ言葉で自分の気持ちをうまく伝えることができません。思い通りにいかないと、とっさに手や口が出てしまうのです。 自分の子どもがお友だちをたたいたり噛んだりしてしまったときは、相手の子どもやママにどう対応すればいいでしょうか。たたいたり噛んだりしたのを見たら、すぐに止め「おもちゃがほしかったんだね。でも、たたいたら痛いよ!」ということを簡単な言葉で伝えます。そして、相手の親子にもその場ですぐに謝ります。 2~3歳の子どものおもちゃの取り合いは、後々の社会性につながってきます。親ができることは、子どもがケガをしないように見守り、気持ちを代弁して言葉で伝える手助けをすることです。「今、人間関係や人との距離感、我慢することをものすごく学んでいるんだ!」と思って、温かく見守ってあげましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年11月06日