ソフトバンクは13日、一時停止していた「Xperia Z3」のAndroid 5.0へのアップデートを再開した。一時停止の原因となっていたテレビの視聴ができない事象は改善されている。「Xperia Z3」は、一部地域にてテレビの視聴ができない事象を確認したとして、Android 5.0へのOSアップデートを一時停止していた。同日より、提供開始された最新ソフトウェアでは、同不具合が改善されている。また、すでにAndroid 5.0へアップデートしていた場合でも、ソフト更新することで不具合が改善する。新しいソフトウェアには、ホーム画面からメニューアイコンをタップし「設定」、「端末情報」「ソフトウェア更新」と進み、案内に従うことで更新できる。更新後のビルド番号は「23.1.F.0.339」。ビルド番号は、ホーム画面からメニューアイコンをタップし「設定」「端末情報」と進むことで確認できる。
2015年08月13日Android Experimentsは、Android向けに開発された革新的な実験を披露する場。Googleが提供する「Android SDK」「Android NDK」「Android Wear」のほか、「Cinder」や「openFrameworks」といったオープンソースのC++ライブラリ、それにAndroid対応のボード「IOIO for Android」などを利用して個人や企業が開発し、Google Playで公開しているアプリから面白いアイデアを展示する。開設時、20種類のアプリが公開されている。この中には、加速度センサーを利用して指で描いたお絵描きを3Dにする「Ink Space」、壊れた陶器を修復する3Dパズルゲーム「Kintsukuroi」、モーションによりAndroid Wearスマートウォッチの表面が変わる「Time Mesh」などがある。今後一般からAndroid Experimentsで公開するプロジェクトの応募も開始する。応募はAndroid Experimentsのページより、応募者の名前やメールアドレスなどのほか、プロジェクトの名称、説明、利用した技術、GitHubで公開するソースコードへのURL、YouTube動画のリンク、Google Play Storeのリンクなどを入力する。条件として、Android 4.4(KitKat)以上で動く必要がある(端末は問わず、特定の端末をターゲットとしたものでもよい)。Googleでは、ほかの開発者を鼓舞できるオープンソースプロジェクトで、Androidプラットフォームのユニークな機能、新しい機能を革新的な方法で利用するもの、ユーザーがデバイスとインタラクトする方法を開拓するもの、ユニークでほかにはない視覚美を表現するものなどを探しているとしている。
2015年08月13日ヤフーは10日、待ち合わせ支援アプリ「MapRing」のAndroid版の提供を開始した。同アプリでは待ち合わせをしている人と、位置情報を地図上で共有できる。Google Playよりダウンロード可能で価格は無料。iOS版は6月より提供開始している。「MapRing」は、「待ち合わせ場所と時間を決める」「待ち合わせメンバーに待ち合わせ場所のURLを送る」という2ステップで、待ち合わせしている人と位置情報を共有できるアプリ。位置情報を公開すると、アプリの地図上にそれぞれのメンバーの現在地が表示されるほか、メッセージのやりとりも行える。URLの送信はメールのほか「LINE」アプリからも可能となっている。位置情報は、ユーザー自身が位置公開ボタンをタップするまで公開されず、公開後1時間後に自動的に停止される。
2015年08月10日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「どうして端末によりAndroid 5.0対応の違いが出るの?」という質問に答えます。***Android端末は、Google主導で開発したシステムソフトウェア(OS)を端末ベンダーそれぞれがカスタマイズをくわえる、という流れで生み出されます。OSのアップデート計画はGoogleが策定するもので、メーカーに対し数年先の具体的な開発スケジュールが確約されるわけではありません。そしてAndroid OSは、他のスマートフォンOS、具体的にはiPhoneに採用されている「iOS」との激しい機能競争に晒されています。スマートフォンはハードウェア面の進歩にも著しいものがありますが、OSが高い処理性能やセンサー類のサポートを要求するため、発売から短い期間で陳腐化してしまいます。Apple単独でOSから端末の仕様までコントロールできるiPhoneと比較すると、複数の企業を横断するためOSとハードウェアの開発ロードマップを同期させにくいAndroidは、どうしても長い利用期間を見据えた端末開発が難しくなります。メーカー/端末によりAndroid 5.0対応が異なることは、まさにそのような背景が影響しています。Googleが開発したOSをただ移し替えればいいのではなく、過去にメーカー独自/端末単位でくわえたカスタマイズとの整合性をとらねばならず、収録したアプリの互換性も考慮しなければなりません。旧バージョンのOSに最適化されたハードウェア上で新バージョンのOSを支障なく動作させるためには、相当な時間とコストが必要になります。仮に新バージョンのOSが動作したとしても、ユーザ体験を低下させないレベルでのパフォーマンスを実現できるかどうかは別問題です。身近にあるぶん軽快な操作性が重視されるスマートフォンですから、機能向上したものの反応が緩慢になる、という事態はユーザの満足度を低下させかねません。Android 5.0対応が端末で差があることは、両者を天秤にかけたメーカーの判断なのです。
2015年08月09日Lookoutは8月4日、Androidの脆弱性「StageFright」への対策について情報を公開した。この脆弱性により、世界中のほぼすべてのAndroid端末が影響を受けるとが明らかになった。攻撃者によって悪用されると、被害者にエクスプロイトを仕込んだマルチメディアメッセージ(MMS)を送信し遠隔操作によって端末からデータを搾取されるという深刻なセキュリティ問題が生じさせる恐れがある。MMSコンテンツを処理し、エクスプロイトを受信するアプリケーションは少なくないが、被害端末がハングアウトでメッセージを開封していなくても、攻撃者が端末のコントロールを奪うことができるため、Googleハングアウトをこの用途に使用する端末は危険にさらされる可能性が最も高くなる。Stagefrightに関してこの24時間に行ったLookoutの独自調査によると、ブラウザで再生されたマルチメディア(ウェブ動画など)もStagefright攻撃の受信に利用される可能性がある。Stagefright脆弱性が及ぶのはFroyo 2.2からLollipop 5.1.1までを持つAndroid端末全てであり、これは現在ある全 Android 端末の約95%に相当する。Nexus端末には、来週にもGoogleから直接セキュリティアップデートが配布されるようだ。ただ、Googleのパートナーである端末メーカーがセキュリティパッチを配布し、完全に配備されるまでには数週間から数か月かかる可能性がある。そのため、Stagefrightのセキュリティパッチを待つ間は、端末のデフォルトのSMSアプリ上でMMSメッセージの自動取得を無効化することを同社は推奨している。Lookoutは、端末がパッチを受けるまでMMSの自動取得を無効化の状態にしておくとともに、システムアップデートが端末にプッシュされたらできるだけ早くインストールすることを勧めている。
2015年08月05日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「YouTubeの映像が滑らかになった、ってどういうこと?」という質問に答えます。***「YouTube」アプリは、60fpsという高いフレームレートに対応した映像の再生に対応しました。長らくYouTubeの映像は、1秒あたりのフレームレート(コマ数)は30fpsが上限でしたが、2014年秋にPCのWEBブラウザ(デスクトップ版)では60fpsの再生がサポートされました。フレームレートが増えることによる効果は絶大です。いわゆる「パラパラマンガ」でページをめくるスピードを上げるとキャラクタの動きが滑らかになるように、1秒あたりに表示する画像の枚数が倍増すれば、それだけ映像が滑らかになります。当初60fps対応はデスクトップ版のみでしたが、その後Apple TVとPlayStation 3/4でもサポートされ、2015年7月からはスマートフォンアプリ(Android/iOS)のYouTubeでも60fpsの映像再生が可能になりました。画質設定画面から「720p60」や「1080p60」など「○p60」という項目を選択すると、手動で60fps再生を指示できます。ただし、YouTubeで公開されている映像のすべてが60fpsに対応しているわけではありません。急速に増えつつありますが、60fpsで再生可能な映像はここ最近撮影/アップロードされたものが中心です。当面は、映像クオリティが重要な映画やゲームタイトルのデモ映像が中心になるのではないでしょうか。フレームレートの倍増はデータ量の増加を意味することにも留意しましょう。映像は複雑なアルゴリズムでデータ圧縮されるため単純計算はできませんが、30fpsのときに比べ数割以上増えることは確実です。CPU/GPUへの負荷が高まり、バッテリー消費量も増えます。パケット通信量が1カ月の上限を超えないためにも、Wi-Fi接続時に鑑賞することをお勧めします。
2015年08月02日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「MMSに気をつけろ」ってどういうこと?』という質問に答えます。***Androidのメディア再生エンジン「Stagefright」に関連したセキュリティホール(脆弱性)のことですね。Stagefrightは、端末メーカーの違いを問わずAndroid 2.2(Froyo)以降のシステムに標準装備されていますから、現在流通しているほとんどのAndroid端末に影響すると考えられます。この脆弱性は、モバイルセキュリティ企業Zimperiumが7月27日に報告したもので、最悪の場合端末を乗っ取られる可能性が指摘されています。端末にもよりますが、Stagefrightには大きなシステム権限が与えられており、通信の傍受すら不可能ではありません。同社の試算によれば、Android端末の95%に相当する9億5000万台に影響が及ぶそうです。一般的に、ウイルスなどのマルウェア(迷惑ソフトウェア)が効力を発揮するためには、添付ファイルを開いたり所定のURLにアクセスしたりといった能動的な処理が必要とされますが、今回発見された脆弱性はMMS経由で感染します。攻撃者によって細工されたMMSを受信するだけで、Android OSのセキュリティを突破して遠隔地から命令を実行できてしまうのです。端末を乗っ取り、なにかしたうえで痕跡を消す、といった悪用すら可能です。Zimperium社はGoogleに対し4月に報告を済ませており、Googleもパッチ(Android OSのソースコードに対する差分)を端末メーカーに提供することで対策しています。しかし、基本的にAndroid OSはメーカー経由で配布されるため時間がかかるうえ、Android 2.xなど古いバージョンまで確実にサポートされるのか不明です。エンドユーザはメーカーのアップデート配布開始を待つしかなく、Android OSのセキュリティ対策のあり方そのものが問われる事態となっています。
2015年07月30日米トレンドマイクロは現地29日、Androidの新たな脆弱性を発見したことを報告した。この脆弱性が悪用されると、Androidデバイスの音がなくなり、電話もできず、画面も反応せず"死んだ"状態になるという。Androidデバイスの半数以上に影響するが、Googleによる修正はまだ行われていないとのことだ。今回の脆弱性は、Androidが端末上にあるメディアファイルのインデックスを作成するのに使う"mediaserver"というサービスにある。トレンドマイクロによると、mediaserverは.mkv拡張子を持つMatroskaコンテナを使って、加工された動画ファイルを処理できず、そのようなmkv形式のファイルを開こうとすると、クラッシュを引き起こす可能性があるという。この脆弱性は、悪意あるアプリをデバイスにインストールする、もしくは特別に細工したWebサイトにより悪用が可能とのことだ。影響するのは、Android 4.3"Jelly Bean"以降、最新の”"Lollipop"こと5.1.1まで。Googleが公開するAndroidのDashboardsに基づくと、これは現在利用されているAndroid端末の半分以上を占める。トレンドマイクロによると、この脆弱性について5月15日にAndroid Engineering Teamに報告したが、Googleはこの脆弱性の優先レベルを低く位置付けており、Androidのオープンソース版「Android Open Source Project(AOSP)」でまだパッチは当てられていないという。Androidについては、95%が影響するという脆弱性がZimperiumにより報告されたばかりだ。
2015年07月30日Android端末の95%が影響するという深刻なセキュリティ問題がみつかった。ユーザーが気がつかないうちに遠隔からコードを実行されてしまうというもので、通信キャリアやデバイスメーカーの対応が急がれる。今回発見された脆弱性は、モバイルセキュリティのZimperiumが7月27日に報告。メディアフォーマットを処理するメディアライブラリ「Stagefright」が関連するもので、悪用されると遠隔からコードを実行されるという。StagefrightはAndroid 2.2"Froyo"で導入された。この脆弱性はさまざまな形で悪用されるようだが、最悪の場合、攻撃者は携帯電話の番号のみを利用して乗っ取ることができるという。通常ウイルス感染には添付ファイルや送られてきたURLなどを開く必要があるが、MMS(マルチメディア・メッセージングサービス)経由で特別に加工したメディアファイルを送信、ユーザーが通知を受け取りメッセージを開く前にメッセージを自動消去することもあり、ユーザーがまったく気づかずに端末を使い続けてしまうことも考えられるという。Zimperiumでは、HangoutsからMMSを受信したという通知を受け、端末を解除し、MMSメッセージを見るという画面例を表示しているが、MMS受信時にすでに任意のコードを実行されてしまっている可能性があると記している。このような性質から、「これまで見つかったAndroidの脆弱性の中でも最悪のもの」と報告する。同社によると、影響するのはAndroid端末の95%、台数にして9億5000万台となる。脆弱性を発見したZimperium zLabsのプラットフォームリサーチとエクスプロイト担当バイスプレジデントのJoshua J. Drake氏は、この発見を8月初めに米ラスベガスで開催される「Black Hat USA」で発表する。同社はすでに脆弱性についてGoogleに報告しており、パッチも発行済みとのこと。Googleは深刻度からも迅速に対応し、48時間以内に内部コードブランチにパッチを適用しているという。CVE番号は、CVE-2015-1538、CVE-2015-1539、CVE-2015-3824、CVE-2015-3826、CVE-2015-3827、CVE-2015-3828、CVE-2015-3829。Zimpetiumはエンタープライズ向けの自社ソリューションで保護を提供するが、それ以外のユーザーはOTAによるファームウェア更新を行うことになる。
2015年07月28日Twitterは28日、Android版公式アプリで、Twitterで話題のニュースを閲覧できる「ニュース」機能の提供を開始した。先行提供していたiOS版と同等の機能となる。Android版のニュース機能はiOS版とユーザインタフェースが若干異なり、Android版では、画面上部のニュースアイコンから選択することで閲覧できる。ニュース一覧から見出しをタップすると、ニュースの概要、記事全文へのリンク、関連ツイートを見ることができる。
2015年07月28日ソフトバンクは27日、「Xperia Z3」のAndroid 5.0へのOSバージョンアップを実施した。OSアップデートにより、ロック画面で最新の通知が受け取れるほか、全体の画面デザインやアプリ切り替えにおける操作感なども変わる。OSバージョンアップを実施するには、設定/端末情報/ソフトウェア更新の順に操作し、画面の案内に従うことで実行できる。通信はWi-Fi通信にのみ対応し、更新時間の目安は最大で25分。更新後のビルド番号は「23.1.F.0.330」となる。今回の更新には、OSバージョンアップほか、安心遠隔ロックの改修なども含まれる。
2015年07月27日●Android 5.0スマホを買ったのに……Android端末を買ってみたけど、画面がニュース記事などと違うじゃないか!と思ったことはないだろうか。事実、いわゆるGoogle標準の「Androidの標準的なホーム画面」というものは、実はほとんど存在しないも同然だ。どうしてこんなことが起きるのだろうか?○あれ、記事と違う!これはNTTレゾナントが販売する「g02」(ぐーまるに)の画面だ。g02はOSにAndroid 5.0(Lollipop)を採用する端末だが、壁紙にLollipop標準のものが選べなかったり、日本語入力アプリがGoogle日本語入力ではなくiWnnだったり、「ホーム」「戻る」などのソフトウェアキーが表示されていないなど、いわゆる「Lollipopの教科書」的な記事を頼りに触ってみると、戸惑うことだらけだ。こうした問題はSIMフリー端末だけでなく、キャリアが販売する端末でも起きている。端末を販売するメーカーごとにインターフェースが違ってはユーザーも混乱するばかりだろうが、現実には教科書通りのインターフェースを提供するAndroid端末のほうが少ない。○Androidの標準インターフェースとは?Androidの最新OSが登場すると、さまざまなニュースサイトなどで先を競ってその画面を紹介する。この時紹介される画面は、何も手が加わっていない「素の」Androidだ。この「素のAndroid」が搭載されるのは、ほぼGoogleが直売する「Nexus」シリーズに限定されると考えていい。Nexusシリーズは他社の端末と比べて、数カ月~半年近くも早く最新OSを搭載する、いわば実験台の環境だ。今でこそ「最新OSをいち早く体験できるハイエンド端末」として一般ユーザー向けにも入手しやすくなっているが、元々は開発者が自分のアプリを新しいOSで動かしてみて不具合がないか、最新OSの機能を正しく実装できているかを確認するための叩き台という位置付けだった。事実、Nexusシリーズはグローバルな端末で、世界中で同じ端末を販売する。このため、例えばワンセグ/フルセグやおサイフケータイといった、日本独自の機能は実装されない。また、キャリア側で独自に実装している機能についても同様にサポートしない。従って、付属するアプリ類も最小限の、主にGoogle純正サービスを利用するためのものしか用意されていないわけだ。●メーカーそれぞれの仕様がAndroidである○メーカー製のAndroidはカスタマイズ前提一方、Nexusシリーズとは数カ月の差で、各キャリア向けにサードパーティ製のAndroid端末が登場する。これらの端末は防塵/防水やワンセグ、おサイフケータイ、ハードウェアボタン、指紋/虹彩認証などの独自機能を実装するべく、Nexusシリーズとは異なるハードウェア設計になっている。こうした追加/変更されたハードウェアへの対応は、端末メーカーが個別にドライバーソフトを書いたり、追加のアプリを開発するなどして、Androidを改変して対応させることになる。こうしたカスタマイズの一環にはホーム画面の改変も含まれる。実はAndroidのホーム画面はひとつのアプリとして提供されており、アプリを入れ替えることでまったく別のインターフェースにすることができるのだ。キャリアであれば自社のサービスをホーム画面の目立つところに置いておきたいし、メーカーも自社の端末に合わせたデザインやテーマのUIを採用したい。ディズニーなどのコンテンツ提携型端末のホーム画面は、こうしたカスタマイズの極致と言えるだろう。いずれにしてもホーム画面が「メーカーそれぞれ」というのは、Androidの仕様のようなものだと割り切るしかない。●Nexusシリーズでなければどうしたらいいのか○ユーザーはどうすればいい?冒頭に挙げた例であれば、たとえば壁紙については「諦める」しかなく、また「ホーム」「戻る」ボタンなどについては、g02などのようにハードウェアボタンで提供されているものの場合は諦めるしかないかもしれない(ただし、システム設定によってソフトウェアキーを表示できるかもしれない)。日本語入力についてはGoogle日本語入力をあとからインストールすればいいので、それで対応するしかないだろう。そもそもホーム画面が気に入らないという場合は、サードパーティ製のホーム画面アプリがたくさん配布されているので、その中から好みのものを選ぶといいだろう。ちなみに、Nexus 5で採用された「Google Now」をスワイプひとつで即座に表示できる「Google Nowランチャー」がPlayストアで配布されている。これは外見上も動作も「Android標準」と言って差し支えのないレベルのアプリだ。また、Android 4.4以上で使えるため、まだLollipopにアップグレードできない端末でも使える。残念ながら壁紙などはそのまま使うしかないが、端末標準のインターフェースが気に入らない人は採用を一考してみてはいかがだろうか。
2015年07月25日NECは7月21日、業務システムの安全な利用を実現するという「セキュアブラウザ」および、セキュリティを強化した法人向けAndroidタブレット「LAVIE Tab E(ラヴィ・タブ・イー) ビジネス向けモデル」2モデルを発売した。価格は、セキュアブラウザが2,500円(税別)、LAVIE Tab E ビジネス向けモデルが3万3,800円(同)から。出荷開始は、セキュアブラウザが8月下旬、LAVIE Tab E ビジネス向けモデルが2モデルとも8月3日。PCに加えてタブレットでも不正利用や情報漏洩への対策が求められる中、セキュアブラウザとタブレット新製品を組み合わせることで、用途に合わせた端末の専用化とセキュリティ対策を実現し、業務システムでの利用やセキュリティ強化のニーズに応えるとしている。セキュアブラウザは、用途に合わせたカスタマイズを提供するタブレット・ソリューションである「NEC Solution Tablets」のメニューに追加。特定のWebサイトへのアクセス制限に加えてWebサイトの閲覧情報などの利用情報を端末に残さず、また一定時間操作しないと自動で終了する。LAVIE Tab Eビジネス向けモデルは8型ワイドと10.1型ワイドの2モデルであり、NEC Solution Tablets対応タブレットとして、優れたコスト・パフォーマンスとビジネス利用に適するセキュリティ強化を実現したという。Android 5.0や、最新64ビット対応クアッドコア・プロセッサの採用による性能向上に加え、8型ワイドモデルは狭額縁の採用により手のひらサイズの筐体を実現しているため、外出先での業務に適するとしている。10.1型ワイドモデルは無線混信のリスクが低いという5GHz帯無線LANに対応し、安定した環境で無線通信が可能。8型ワイドモデルの価格は3万3,800円(税別)、10.1型ワイドモデルは4万8,800円(税別)。なお、10.1型ワイドモデルはケイ・オプティコムが提供する「eoスマートリンク」タブレットとして採用、NEC Solution Tabletsによるカスタマイズを行って提供予定だ。
2015年07月22日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「YouTubeの再生履歴は保存されますか?」という質問に答えます。***YouTubeの再生履歴は、初期設定では記録されます。通常、Android端末はGoogleアカウントでログインした状態で操作するため、YouTubeでどのようなコンテンツを再生したのか、アカウントにヒモ付く形で記録されています。再生履歴だけでなく検索履歴も残りますから、どのようなコンテンツを見ようとしていたのか後から調べることができます。ということは、タブレットのような家族共有の端末でYouTubeを検索/視聴すると、自分の秘めた趣味・趣向が"家族バレ"してしまう可能性大です。家族共有の端末でなくても、知識豊富な友人にうっかり貸そうものなら、「こいつ、○の動画ばかり見てるぞ!」などと周囲に吹聴されかねません。ある意味、怖いですね。そんなリスクを背負いたくないというのならば、YouTubeの検索/再生履歴をオフにしてしまいましょう。いわゆる「おすすめ動画」の本数が減るというデメリットが生じるものの、履歴が残らないのでプライバシーは守れます。検索/再生履歴をオフにするには、「Google設定」を起動して「アカウント履歴」をタップ、現れた画面で「YouTubeの検索履歴」と「YouTubeの再生履歴」それぞれをタップします。「YouTubeの検索履歴(再生履歴)を一時停止しますか?」と確認のメッセージが現れるので、画面右下の「一時停止」をタップすると、以降検索/再生履歴は保存されなくなります。なお、この操作は履歴を保存しないための設定ですから、履歴を消去する操作も必要です。消去する場合は、同じ「YouTubeの検索履歴」と「YouTubeの再生履歴」の画面で「履歴を管理」ボタンをタップし、現れた画面で「すべて消去」をタップしましょう。
2015年07月18日インクリメントPは、業務用オフライン地図アプリ開発キット「MapFan SDK」のAndroid版をver.2.0にバージョンアップしたと発表した。新バージョンでは、新たに64bitアーキテクチャに対応し、最新版のAndroid 5.0環境でも開発が可能となっている。MapFan SDKは、スマートフォン/タブレット向けのネイティブアプリ開発において、オフライン地図機能を組み込むことができる地図アプリ開発キット。AndroidとiOSに対応し、開発した地図アプリは、地図表示やルート検索、各種検索など、すべての機能をオフラインで使用することができる。なお、「MapFan SDK」では無料体験版を用意している。
2015年07月17日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『Androidで「Apple Music」を聴けますか?』という質問に答えます。***7月現在、Appleは「Apple Music」でのAndroid OSサポートを実施していません。Apple Musicを利用できるのは、iOS 8.4にアップデートされたiPhoneとiPad、iPod touch、またはiTuns 12.2以降が動作するMac/Windowsです。しかし、心配は無用です。Appleは2015年秋頃に「Apple Musicの」Android OSサポートを開始すると発表済ですから、数カ月待てばAndroidでも楽しめるようになります。どのようなアプリが用意されるのか、iPhone/iPadとサービス内容に違いがないのかといった詳細は不明ですが、定額で膨大な数の楽曲が聴き放題になるサービスはAndroidでも利用可能になると考えてよさそうです。いますぐAndroidで聴く方法がないわけでもありません。パソコン(iTunes)かiPhone/iPadを経由して聴くというスタイルになるため、使用する機材が増えるうえ消費電力も二重にかかることになりますが、AirPlayレシーバーアプリをインストールすれば、いますぐAndroidでApple Musicを楽しめます。この方法が有効なケースとしては、パソコンにiTunesは入っているがスマートフォンはAndroid、という状況が考えられます。パソコンで聴く場合、本体内部からのノイズの影響でヘッドホンを直挿しするとS/N比(信号量と雑音量の比)は低下しますが、ロスレスコーデックのALACでオーディオ信号を転送するAirPlayを使えば、理論上音質の劣化なく音楽を楽しめます。特にデスクトップPCが発するノイズは大きく、音質を考えるとAirPlayで他の端末に"飛ばす"ことはあながちムダではありません。
2015年07月11日米Googleが5月28日(現地時間)で発表した次期Android「Android M」がアップデートした。9日に公開されたDeveloper Preview 2は、28日から提供された開発者向けプレビューからのフィードバックに基づいた修正とアップデートが行われている。サポート端末は、引き続きNexus 5、Nexus 6、Nexus 9およびNexus Player。28日に提供されたDeveloper Preview版を上記端末で試用している場合、Preview 2は数日以内にOTAでアップデートされる。主な変更点は、外部ストレージやWi-Fi、Bluetoothおよび、連絡先や個人情報の権限の修正など。また、USBポートを介して接続したデバイスは、デフォルトで充電モードとなり、デバイスにアクセスするにはユーザーの許可が必要となる。API関連では、BluetoothスタイラスAPIやメディアAPIを更新。ほか、Preview 2のシステムイメージには、Google Playを通じてGoogleの各サービスのAPIを入手できるGoogle Play servicesの7.6が含まれている。同社はAndroid Mの最終版が今秋に予定されていることから、「今回のPreview 2は最終仕様に近い」している。
2015年07月11日定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」のAndroid版が10日に楽曲のオフライン再生機能に対応した。バージョン1.1にアップデートすることで同機能に対応する。iOS版も近日対応予定。LINE MUSICは邦楽、洋楽、アニメソング、K-POPなど150万曲以上の楽曲をそろえた定額制音楽配信サービス。LINEの友だちやグループ間で、LINEのトーク画面上から楽曲やプレイリストを送りあい、音楽を通じてコミュニケーションがとれるのも特徴となっている。今回オフライン再生機能に対応したことで、ネットワークの接続環境やキャリアの通信制限など、モバイルデータ通信を気にせずに同アプリの利用が可能になる。今後は、今月中にブラウザ版でのPC対応、ユーザー作成のプレイリストの公開機能などを実装していく予定。なお、運営元のLINE MUSICは、サービス開始から1カ月でアプリのダウンロード数が430万を超え、累計楽曲再生数が4億回を突破したことも発表した。
2015年07月10日Cerevoは30日、ライブ配信スイッチャー「LiveWedge」向けAndroidアプリのベータ版を公開した。Google Playから無料でダウンロードできる。「LiveWedge」は、1080/60pのフルHDに対応した4系統のHDMI入力を搭載し、映像と音声のスイッチング・ミキシングが可能なライブ配信スイッチャー。2015年1月に正式販売が開始されている。今回公開するAndroid対応アプリ「LiveWedge」はベータ版で、リリース済みのiPad対応アプリに搭載されている機能のうち、一部エフェクト機能を利用できる。具体的な搭載エフェクトは、カット、ミックス、INPUT/OUTPUT切り替え。機能は順次アップデートし、2015年内にはiPadアプリと同等の機能にするという。対応機種は、OSがAndroid 4.2以降、画面サイズが7インチ以上のAndroid端末。Nexus 7で動作確認が行われている。
2015年06月30日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『microSDカードに「デフラグ」は必要ですか?』という質問に答えます。***パソコンの経験が長いと、使い続けるうちにディスクの読み書き速度が低下する現象に遭遇したことがあるかもしれません。それは、ディスクの断片化(フラグメンテーション)によるもので、補助記憶装置に対しファイルの書き込み/削除を繰り返し行うことが原因です。論理的には連続していても物理的に離れた位置にファイルが記録されると、読み出し装置の物理的な移動幅が大きくなり、それが速度低下を引き起こします。そのフラグメンテーションを解消するための作業がデフラグメンテーション、通称「デフラグ」です。補助記憶装置上のファイルを先頭から再配置しすることで、断片化してしまった領域が物理的に連続するようになり、読み出し速度も改善されます。現在のOSは、フラグメンテーションを起こしにくいよう(あるいは定期的に自動実行するよう)改良されてはいますが、それでもある程度は発生します。Android OSも例外ではなく、microSDカードを取り出してパソコンで確認すれば、フラグメンテーションが発生していることがわかります。しかし、Android OSにかぎらず、microSDを含むフラッシュメモリにデフラグは必要不可欠ではありません。ハードディスクには読み取り用のヘッダやアーム、高速回転するディスクなど可動部が多く、ファイルの記録位置が物理的に離れていると読み取り速度が低下しますが、フラッシュメモリを利用した記憶媒体であるSDカードには可動部が存在しません。書き換え可能回数の上限が少ないというフラッシュメモリの特性もあり、デフラグはむしろ避けるべきです。もっとも、microSDにフラグメンテーションが発生しないという意味ではありません。パソコンのユーティリティソフトを使うなどしてデフラグを実行することは可能ですし、実行すれば多少の性能向上もあるでしょう。しかし、大量の書き込みを行うデメリットのほうが大きく、可動部があるハードディスクほどの効果も期待できません。どうしてもデフラグ相当の効果を得たいのならば、内容をバックアップしてから初期化(フォーマット)し、その後書き戻すほうが合理的です。
2015年06月28日米Microsoftは25日、Android向けのWord、Excel、PowerPointアプリの正式提供を開始した。日本のGoogle Playでもすでに公開されている。同社は5週間前にAndroid向け「Office for Android」のプレビュー版を提供していたが、このたび正式版として提供開始した。正式版では、Googleなどのサードパーティ製オンラインストレージとの連携を手軽に行えるようにするなど、83カ国・1,900以上のAndroid端末で試用されたプレビュー版のフィードバックが組み込まれた。主な特徴として、外出先でのファイルのレビューと編集、モバイル端末上でのPowerPoint表示、OneDriveやDropbox、Googleドライブへの手軽なアクセス、無料という入手のしやすさなどが挙げられている。提供アプリはMicrosoft Word、Microsoft Excel、Microsoft PowerPointの3種類。いずれのアプリも、画面サイズが10.1型以下のAndroid端末にて、ドキュメントの表示や作成、編集などの基本機能が利用でき、高機能が使えるアプリ内購入も用意する。端末の推奨RAMは1GB以上。対応OSはKitKat(4.4.X)以降で、Android Mは未サポート。
2015年06月25日米Microsoftは6月24日(現地時間)、AndroidスマートフォンをサポートするOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint)の正式版をリリースした。Google Playストアから無料でダウンロード入手できる。Microsoftは今年1月にAndroidタブレット(10.1インチ以下)向けOfficeアプリの提供を開始した。Officeユーザーが使い慣れた見た目と質で文書やスプレッドシート、プレゼンテーションが表示され、タッチ操作に最適化されたユーザーインターフェイスで閲覧、作成、編集、共有を行える。 同様のOffice体験をスマートフォンにも広げたのが最新のAndroid用Microsoft Word、Excel、PowerPointだ。閲覧、作成、編集、共有といった基本機能の利用が可能。 サブスクリプション型のOfficeサービス「Office 365」を契約すると各アプリの全機能を利用できるようになる。システム要件は、Android 4.4 (KitKat)以上と1GB以上のRAM。開発向けプレビューの提供が始まったAndroidの次期メジャーアップグレード「Android M」は24日時点でサポート対象外になっている。
2015年06月25日Dropboxは24日、Android版Dropboxアプリのアップデート版を発表した。数日以内にGoogle Playストアからダウンロード可能になる予定。写真をアップロードする際に、新機能の「プラス」ボタンを使用することで、Dropboxアプリから直接撮影し、そのままクラウド上にあるDropboxフォルダへ保存できるようになった。そのため、クライアントに保存せず、デバイス容量を圧迫しない。メニュー表示の新機能では、検索アイコンがトップページに追加され、ファイルの検索が容易になった。加えて、左から右へスワイプで表示するメニューから、すぐに別のフォルダに移動できるナビゲーションに変更された。インフォメーションアイコンを選択した先のメニューに、お気に入りの追加、移動、名前の変更など、ファイル操作と共有機能の項目が表示されるようになった。
2015年06月24日Sony mobile Communicationsは22日、Androidスマートフォン/タブレット「Xperia」の一部機種向けに、次期OSである「Android M」の開発者プレビューを公開した。同社の開発者向けWebサイトよりインストールできる。「Android M」は、5月に米Googleが発表したAndroidの次期OS。モバイル決済サービス「Android Pay」のサポートや、パーソナルアシスタント「Google Now」の新機能「Now on Tap」などが含まれている。Xperia向けの開発者プレビュー版では、変更点を確認したり、アプリのテストを行うことができる。ダウンロードは、Sony mobile Communicationsの開発者向けWebサイトより可能で、対象となるXperiaは「Xperia Z3」、「Xperia Z3 Compact」、「Xperia Z3 Tablet Compact」、「Xperia Z2」など全17機種。なお、端末のブートローダーがアンロックされている必要がある。また、モデム機能やカメラなど一部機能が制限されているほか、日常的に利用する端末へのインストールは推奨していない。「Android M」開発者プレビュー版の対象XperiaXperia Z3Xperia Z3 CompactXperia Z3 Tablet CompactXperia Z2Xperia Z2 TabletXperia Z1Xperia Z1 CompactXperia Z UltraXperia ZXperia ZLXperia Tablet ZXperia E3Xperia M2Xperia T2 UltraXperia T3Xperia LXperia S(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月23日●インタフェースは何が変わったかAndroid界隈の話題は、早速、次期OS「Android M Release」に移っているが、市場には夏モデルから、ようやくAndroid 5.0「Lollipop」を搭載した端末が出揃い始めたところだ。Android 4.xと比べて何が変わり、なにが便利になったのか、改めて確認してみよう。○新UI「マテリアルデザイン」Android 5.0で最も大きく変わったのが、ユーザーインタフェースのデザインだ。Android 5.0のインターフェースは「マテリアルデザイン」といい、見た目はiOS 7以降のようにフラットな感じになっているが、よく見るとボタンなどに影がついている。Googleは今後、Android Wearのようなウェアラブル端末からChromecastやAndroid TV、Android Autoといったさまざまなサイズ・ジャンルの製品に至るまで、共通のUIとしてこのマテリアルデザインを採用していく。Androidのインターフェースを統一することで、どのデバイスを使ってもすぐに操作を理解し、対応できるようにするわけだ。細かいところを見ていくとインタフェースの挙動がわかりやすくなっているなど、あちこちに手が入っているのだが、画面のレイアウトなど基本的なところは見た目ほど大きく変わっているわけではないので、安心してほしい。マテリアルデザインの短所としては(フラットデザインにも通じるのだが)、ユーザーの気付きをインターフェースの動きに頼るところがあり、静止状態で見ても直感的に何を押せばどうなるのか、がわかりにく部分だ。慣れてしまえば使いやすいが、慣れるまでに少し時間がかかるようになったといってもいいだろう。●マルチユーザーサポートなどの新機能○機能面での改善も多数インタフェースの変更に目を奪われがちだが、OS全体の機能や使い勝手も大きく改善されている。たとえばスクリーンロックの画面には通知が表示されるようになり、電話やカメラアプリを直接起動するボタンが追加された(これはUIによってはすでに実現している機種もある)。通知センターも改良され、たとえば通話関連の通知も作業を中断せずに確認できるようになっている。このほか、 「マルチタスク」が「マルチアクティビティ」に変わり、タスク切替えの際にChromeのタブも同時に選べるようになっている。システム全体にかかわる大きな変更点のひとつに、マルチユーザーサポートもある。これはAndroid端末で複数のユーザーを設定し、ユーザーを切り替えることで、環境を丸ごと変えられるというもの。ユーザーが変わればブックマークや音楽のライブラリ、共有していないフォルダーのファイルなどはアクセスできないため、丸々新しい環境として利用できる。家族で1台のタブレットを共有するときに便利な機能だ。また、いちいちユーザーを作らなくても、ゲストアクセスも可能なので、スマートフォンを他人に一時的に使わせるときにもプライバシーを守れるようになる。Android 5.0では4.xと比べ、バッテリー持続時間が大幅に改善すると言われている。実際には機種ごとの装備や特性、使用状況により変動するが、最大で90分もの延長だと言われており、バッテリー消費の多いユーザーにとっては朗報だ。このほかにも、Android 4.4でロックされていた、アプリからSDカードへのアクセス制限が撤廃され、写真やデータの書き込みが可能になるなど、改善点は多岐にわたる。とはいえ、基本的にその方向性は使い勝手を改善し、ユーザーの利便性を高めるものだと言っていいだろう。●バージョンアップはすぐにやるべき?○互換性は? バージョンアップはするべきか?アプリを実行するエンジン(ランタイム)は、Android 4.xまでの「Dalvik」から、Android 5.0では「ART」(Android RunTime)に変わった。ARTではアプリの起動がDalvikyよりも早くなるが、代わりにメモリを多めに消費する。この変更の影響もあり、一部のアプリでAndroid 5.0では動作しないなどの互換性問題が出ている。また、メモリ搭載量が少なめな機種では、アプリの起動や切替えに以前より時間がかかるかもしれない。ただし、これらはOSのアップデート前に調べればわかる話。Android 5.0は登場から半年以上経っており、互換性やトラブルに関する情報もかなり集まっている。これまでは搭載製品が少ないからとアプリ側がサポートしていなくても、今後Android 5.0が主流になれば、少なくともメジャーどころはサポートせざるを得なくなる。デベロッパー頼りではあるが、あまり心配しなくてもいいのではないだろうか。Android 5.0になることで、これまで慣れ親しんだ操作系が変わったり、いつも使っているアプリが動かなくなることを恐れている人もいるかもしれないが、OS自体の機能/性能向上やセキュリティの向上といった機能はそれ以上に恩恵が大きいといっていい。全体的には使いやすく、わかりやすさが増しており、すぐに慣れるはずだ。また、昨年以降登場している64bit CPUを搭載した端末であれば、64bit対応のアプリと組み合わせることでさらなる性能アップも期待できる(そこまで劇的な効果があるわけではないが)。新しいものには新しいなりのメリットも多いので、そこまで恐れなくてもいいだろう。いずれにしても今後機種変更をする場合、夏モデルの多くは5.0が標準になっており、この先はさらに搭載機種が増えてくる。マテリアルデザインはAndroid M Releaseにも引き継がれることになりそうなので、今のうちに慣れておいたほうがいいだろう。問題はアップグレード可能な機種の場合だが、アップグレード開始直後は何らかのトラブルが起きる可能性もあるので、1週間くらいは慎重に様子を見ながら情報を集めておけばいいだろう。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月23日デンマークのSteelSeriesは16日、WindowsやAndroidなどに対応したゲーミングコントローラ「SteelSeries Stratus XL Wireless Gaming Controller for Windows & Android」を発表した。価格は59.99ドル。日本国内での発売は未定。WindowsやAndroidデバイス、Amazon Fire TV、Ouyaなどのマイクロコンソール機と、Bluetooth接続できるゲームコントローラ。8方向の十字キーと、ボタン付きアナログスティックを備える。ボタン数は12個以上を搭載し、それらをSteelSeries提供のソフト「Engine」を使用することでカスタマイズ可能。アナログスティックや感度や縦軸の反転なども調整できる。本体には電池残量やプレイヤー番号を表示する4つのLEDを備えており、中央にある3個のボタンでは「Steam」のビッグピクチャーモードなどの操作を行える。同じPCの無線チャンネルに複数台接続してのマルチプレイも可能。電源には単3形乾電池×2本を使用する。動作時間は約40時間。
2015年06月19日freeeは18日、クラウド会計ソフト「freee」のAndroidアプリにおいて、請求書の作成・メール送信・入金管理が可能になったと発表した。Androidアプリの料金は無料。対応OSはAndroid4.0以上。アプリで作成した請求書は、会計データとしてfreeeに自動で取り込まれるため、日々請求書の作成を行うだけで記帳は完了する。会計ソフトと完全連動した請求書作成が可能なアプリは日本で初めてという。商談中・商談後の移動中でも、簡単に見積書・請求書・納品書を作成したり編集したりすることができ、その場でメール送信することも可能となる。また、Androidアプリ上で請求書の入金管理も行えるようになり、請求業務が全てモバイルで完結する。さらに、アプリで作成した請求書等はWeb版でも確認できるため、ユーザーのスタイルに合った方法で請求書管理を行うことが可能という。同社は、バックオフィス全体がクラウド上で完結するような「クラウド完結型社会」を目指し、機能開発を今後も進めていくとしている。
2015年06月18日インクリメントPは、Androidデバイス向けオフライン地図ナビアプリ「MapFan」と「MapFan 2014」の最新版バージョン1.0.3の提供を開始した。最新版では、ルート案内機能を強化し、施設の入り口まで案内が可能となった。「MapFan」と「MapFan 2014」のルート案内機能が強化されたことで、大規模施設などを目的地に設定した場合に、入口でない場所に案内されたり、目的地周辺で案内が終了してしまうことなく、スムーズな案内が可能になった。対象となる施設はショッピングモールや遊園地など全国約113万件。このほか、Android OS標準のバックアップ機能に対応し、ブックマーク、検索履歴のデータのバックアップが可能となった。
2015年06月15日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「iPhoneを探す」的なことはAndroidでもできる?』という質問に答えます。***iPhoneには、「iPhoneを探す(Find iPhone)」というアプリがあり、共通のアカウント(Apple ID)でひも付けられたiPhoneの現在位置を確認できます。確認だけでなく、iPhoneを遠隔操作して警告音やメッセージで周囲の人の注意を惹いたり、最悪の場合でもデータを消去して個人情報保護を図ることができます。Googleも、Android端末向けに「Android Device Manager」という同等のアプリを提供しています。同じGoogleアカウントを登録したスマートフォン/タブレットから、紛失/盗難状態にあるAndroid端末の現在位置を確認し、さまざまな遠隔操作を行うことができます。Android Device Managerは、WEBブラウザから利用することもできます。所定のWEBページに共通のGoogleアカウントでログインすれば、Android端末の現在位置が確認され、「着信音を鳴らす」と「ロック」、「消去」のいずれかを実行できます。「着信音を鳴らす」を選ぶと、Android端末の着信音が最大音量で5分間鳴り続けます(電源ボタンを押すと停止)。外出先で紛失した場合にかぎらず、自宅で見失った端末を探す場合にも有効な方法です。「ロック」を選ぶと、Android端末のロック画面が指定したパスワードに切り替わります。推測が容易なパターンロックを設定した端末を紛失したときなど、急場しのぎでセキュリティを確保したい場面で役立ちます。「消去」は、Android端末を出荷時設定に戻します。メモリ上の写真や音楽、インストールしたアプリがすべて削除されるため、最後の一手として有効です。端末がインターネットに接続していない状態で実行しても、次回接続した直後にリセットが実行されるので確実です。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月13日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「問題が発生したため、○を終了します」ってどういうこと?』という質問に答えます。***「問題が発生したため、○を終了します」というダイアログは、Android OSを利用しているとときどき遭遇します。アプリやシステムプログラムの異常終了を知らせるもので、それ自体に対処策はなく、原因を突き止めるためのヒントとでもいうべき存在です。原因はさまざまですが、許可されていないメモリ領域へのアクセス(セグメンテーション違反)など、アプリそのものが抱える不具合/バグにより、システムに強制終了させられるケースが特に多いようです。アプリ自体に問題があるとすれば、アップデートが唯一の解決策です。長らくアップデートされていないアプリの場合、Android OSの最新仕様にキャッチアップしていないために問題を起こす可能性もあるため、アプリの利用を諦めざるをえないかもしれません。アプリが貯えたキャッシュ(一時利用のデータ)が悪影響を及ぼしている場合には、キャッシュの削除またはアプリの再インストールで問題解決できることもあります。確実な方法とはいえませんが、試す価値はあります。SDカードが原因のこともあります。音楽プレイヤーや画像ビューアといったマイクロSDカードにアクセスするアプリの場合、カード上のファイルあるいはファイルシステムが破損している、接触不良などカードが物理的な問題を起こしているために強制終了される可能性があるため、マイクロSDカードをアンマウントした状態でアプリを利用して問題がないかどうか試すことも効果的です。ひんぱんに「android.process.○を終了します」というダイアログが表示される場合は、アプリではなくシステムプロセス、あるいはシステムが管理権限を持つ連絡先などのデータに問題がある可能性が考えられます。その場合、直前に利用していたアプリをアンインストールして動作に改善がないか確認し、効果がない場合は端末の初期化、さらには購入した携帯ショップへの持ち込みを検討すべきかもしれません。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月11日