7月21日、船越英一郎(57)の所属事務所が松居一代(60)へ法的措置の準備に入ったと発表した。一連の行為を名誉毀損や業務妨害行為に当たるとするもので、この日は奇しくも船越の誕生日だった。 「所属事務所は『これ以上看過できない』として、訴えを決断。まずは松居さんのブログや動画の削除について仮処分申請を求めるようです」(芸能関係者) それだけ船越側も本気なのだろう。離婚問題に詳しいレイ法律事務所の松下真由美弁護士は、夫婦間の名誉毀損行為についてこう語る。 「夫婦間のSNSを使った暴露行為は、最近増えているんです。“リベンジ暴露”と呼ばれるもので、立派な違法行為。事務所側としては、損害賠償よりもリベンジ暴露をやめさせたいと思います。しかし仮処分決定が出ても、松居さんがブログや動画でのリベンジ暴露を辞めないこともあるうる。その場合、松居さんは1日あたり数万円程度の“間接強制金”を課される可能性があります。それはリベンジ動画をやめるまで加算されていくのです」 だが一部で松居のブログ収入は月3千万円以上ともいわれている。1日数万円程度で松居の暴走を止めることは困難。お金が続く限り船越と“差し違え”覚悟で発信を続けられるのだ。船越側の訴訟準備が報じられた当日にも、松居は全文英語でのスピーチを投稿。これまで主張してきた“船越が不倫している”という内容を、世界に発信し始めたのだ。 「松居さんはブログでも世界進出計画を明かしています。アメリカを拠点として、ビジネス展開をしていくつもりのようです。その際にSNSなどの発信力が強ければ、成功しやすくなることは間違いありません。“ゲリラ戦”を繰り広げるほど、ファンが増えて次のビジネスの足掛かりにもなる。だから彼女は強気を貫いているのでしょう」(前出・芸能関係者) リベンジ暴露の裏にあった“恐怖のシナリオ”。いっぽう徹底抗戦の構えの松居を前にして、船越自身は憔悴するばかりだという。 「船越さんはホテルを転々とする日々。『NHKに迷惑かけたくない』と出入りの際も帽子やマスクをかぶって変装しているそうです。また先日には渡辺謙さん(57)の不倫釈明会見を見て『あまり責められてないね』と羨ましそうに漏らしていました」(テレビ局関係者)
2017年07月26日小栗旬をはじめ、菅田将暉、橋本環奈ら最旬俳優勢ぞろいで大ヒット公開中の映画『銀魂』で主題歌を務める6人組ロックバンド「UVERworld」。いま、最もチケットが手に入らないロックバンドの一つとなった彼らが「SONGS」に初出演。特別企画として、男性ファン限定600人スタジオライブを開催する。滋賀県出身の6人組バンド「UVERworld」は、2005年にデビュー。ボーカル・TAKUYA∞の歌詞や生き様が10代、20代の若者を中心に絶大な支持を集めている。これまでに「SHAMROCK」「君の好きなうた」「儚くも永久のカナシ」などヒット作を生み出し、東京ドームや京セラドーム大阪でのライブを成功に収め、さらに今年2月には前代未聞の2万3,000人の男性ファン限定ライブを敢行。また、今年の全国ツアーは即日完売するなど、大きな話題となった。そんな大注目のバンド「UVERworld」が、NHK「SONGS」に初出演。さらに特別企画として、彼らが定期的に開催してきた「男祭り」のNHK版とも呼べる、男性ファン限定600人スタジオライブを開催。収録現場はテレビ番組とは思えない大興奮の渦に。マンガ原作映画の主題歌として話題の最新曲「DECIDED」はもちろん、ライブ定番曲や強いメッセージが込められた曲を次々に披露し、客席のファンが大合唱する一幕もあった。MCではボーカルのTAKUYA∞が一緒にライブを作りあげてくれた観客への感謝の言葉を語るなど、熱くて激しいだけではなく、「UVERworld」の真骨頂である「ダイレクトな言葉」が刺さるライブとなった。「SONGS」では、その大迫力のライブの模様はもちろんのこと、最大の魅力である「歌詞」を手がけてきたボーカルTAKUYA∞の音楽にかける情熱に迫る別企画も進行中である。「SONGS ~UVERworld~」は8月31日(木)22時50分~NHK総合テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月25日7月24日(月)今夜放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」は女優の宮沢りえにフォーカス。舞台「クヒオ大佐の妻」での宮沢さんにカメラが密着。10代の頃から一線で活躍、いまや日本を代表する女優となった宮沢さんの知られざる素顔と仕事ぶりを明らかにする。本番組はさまざまな分野の第一線で活躍するプロを取り上げ、普段はカメラが入れない仕事の現場に徹底密着。その仕事と生き方の「流儀」に迫るドキュメンタリー。今回登場する宮沢さんは1987年、初代リハウスガールとして注目を集め一躍トップアイドルに。10代だった80年代には映画『ぼくらの七日間戦争』で主演を務め日本アカデミー賞新人賞を受賞したほか、歌手デビューも果たし紅白にも出場。それまでのアイドル像とは一線を画す活躍をみせた。その後海外移住などを経て女優としての活動を本格化。これまで『たそがれ清兵衛』と『紙の月』、そして昨年公開された『湯を沸かすほどの熱い愛』の3作品で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。また『父と暮らせば』ではブルーリボン賞主演女優賞。そのほかにも『紙の月』で東京国際映画祭最優秀女優賞を獲得したほか『湯を沸かすほどの熱い愛』では第26回日本映画批評家大賞の主演女優賞にも輝くなど、いまや日本映画界が誇る名女優となった。そんな宮沢さんだが映画だけでなく舞台、演劇界でもその才能を発揮しており、野田秀樹、蜷川幸雄ら数々の名演出家が手がけた作品に出演してきた。今回番組では今年5月~6月に上演された舞台「クヒオ大佐の妻」での宮沢さんに密着。1970年代から90年代にかけて自らを米軍パイロットと称し女性を騙し続けた実在する伝説的詐欺師「クヒオ大佐」。その“妻”役を宮沢さんが演じ、クヒオ大佐をテーマにした映画『クヒオ大佐』でも監督を務め、『紙の月』で宮沢さんとタッグを組んだ吉田大八監督が今回演出を手がけた本舞台で、稽古の初日から妥協なくひたすら「演じること」に真摯に向き合い続けた宮沢さんの演技との格闘の日々を追った。宮沢さんの演技の神髄にカメラが初密着した「プロフェッショナル 仕事の流儀」は7月24日(月)今夜22時25分~NHK総合で放送。(笠緒)
2017年07月24日“恋愛禁止の世界”を舞台に、森川葵が北村匠海と佐藤寛太との間で揺れる映画『恋と嘘』。このほど、森川さんが2人のイケメン男子からハグされ、キスされる予告編とともに本ポスタービジュアルが解禁。主題歌を、俳優でシンガーソングライターの阪本奨悟が、福山雅治の名曲「HELLO」をカヴァーすることになった。大人気同名漫画のアナザーストーリーとして、自由恋愛が許されない世界に生きるヒロイン・仁坂葵を森川さん。葵に密かな恋心を抱く幼なじみ・司馬優翔を『君の膵臓をたべたい』の北村さん、司馬のライバルとなる高千穂蒼佑を、「劇団EXILE」のメンバーで『HiGH&LOW』にも出演する佐藤さんが演じる本作。待望の予告編は、不器用で真っすぐな女子高生・葵(森川さん)と、いつもそばにいる “最高”の幼なじみ・優翔(北村さん)との仲良さげな姿が映し出され、「幼なじみの2人が結ばれるのは、よくある話」…という冒頭から始まるも、一転、これまでの恋愛映画とは一線を画す物語を予感させる展開に。劇的な出生率の低下により「超・少子化対策法」が制定され、16歳になると政府から未来の結婚相手が知らされる世界が舞台であることが説明され、その結婚相手は国民の遺伝子を分析した上での最良のパートナーであることから、“科学の赤い糸”と呼ばれること、その「政府通知」の相手以外との恋愛は禁止されていることが示されていく。葵の前に、政府通知の“最良”の結婚相手・蒼佑(佐藤さん)が登場するが、そっけない態度を取られながらも寄り添おうとする葵は、突然のハグとキスを受けることに…。一方、優翔からの「好きだ」という突然の告白とハグに戸惑っていると、「不必要な異性との交遊は慎むように」との政府からの警告が…。“科学の赤い糸”を信じる葵が、ずっと好きでいてくれた人と幸せを約束された人との間で揺れ動く姿が垣間見え、恋愛禁止の世界に生きる3人の恋がどのような展開を見せるのか、期待高まる映像に仕上がった。合わせて完成した本ビジュアルでは、未来を彷彿とさせる高校をバックに優翔と蒼佑が葵を挟むようにベンチに腰掛け、本当の未来でも起こりうる(!?)三角関係を予見させるものとなっている。さらに、本作の主題歌を担当するのは、ミュージカル「テニスの王子様」やNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」に出演し、役者としての将来を期待されるも音楽への強い思いから転身、先日メジャーデビューを果たしたシンガーソングライターの阪本さん。福山さんの1995年発表の大ヒット曲「HELLO」をカヴァーし、揺れ動く3人の恋模様を爽やかな歌声で包み込む。また、阪本さんは挿入歌「恋と嘘~ぎゅっと君の手を~」を書き下ろしており、物語をいっそう盛り上げるくれるはずだ。「脚本制作をしているときから、映画の世界観が『HELLO』の歌詞や曲調がシンクロしているように感じていた」と明かすのは、本作のプロデューサー陣。原作のムサヲ氏も「実は母が福山さんの大ファンで、よく台所や居間で流れていた親しみのある曲なので主題歌が『HELLO』に決まったときは驚きました」とコメント、「少し恐縮する気持ちもありましたが、あの名曲がどのような形で寄り添ってくれるんだろうという期待のほうが勝っていました…!」と語る。本作の古澤健監督は、阪本さんの歌声を「いままさに青春を生きつつ歌っている」と評価、「まさに映画版『恋と嘘』が求める世界観にぴったりと合う」と太鼓判を押す。「そんな阪本さんが歌う『HELLO』はきっとオリジナルとはまた違う恋のワクワクする焦燥感、ヒリヒリと痛む多幸感を表現してくれるのではないか」との期待のほどをコメントする。また、オリジナルとなる挿入歌「恋と嘘~ぎゅっと君の手を~」については、「恋の一瞬の輝きを際立たせてくれるような、ポップソングの儚い美しさを表現して欲しいと無茶振りをしたのをおぼえています。曲の制作と映画の撮影は同時進行だったので、それが果たしてぴったりとハマるのか不安はありましたが、仕上げのときに僕らスタッフが驚くほどのハマり具合でした。まさかあの芝居とこんなにリンクするなんて…と。阪本奨悟さんの歌はこの映画のもうひとりの登場人物として、主人公たちに並走してくれたと思います」と、その仕上がりに絶賛を贈っている。“最高”と“最良”、“恋愛”と“結婚”。揺れ動く3人の“恋”と相手を思いやる“嘘”。走り出した3人の運命の恋を、しっかりと見届けて。『恋と嘘』は10月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月24日3月にNHK Eテレ『おかあさんといっしょ』11代目うたのお兄さんを卒業した"だいすけお兄さん"こと横山だいすけ(34)が23日、自身のブログを更新。連続ドラマ初出演となるフジテレビ系『警視庁いきもの係』(毎週日曜21:00~)の撮影現場で撮ったミーアキャットのポーズやフラミンゴのポーズを公開し、反響を呼んでいる。横山は「ミーアキャットが…」と題して更新し、「みんなーーーーげんきーーーーーー!!?だいすけお兄さんもーーーーげんきーーーーー!」とおなじみの挨拶。あす25日から始まる『だいすけお兄さんの世界名作劇場2017』の稽古も残すところ2日になり、「迷作劇場も最後の仕上げ段階です創っている自分たちも楽しみながら毎日を過ごしてます」と今の心境を明かした。また、「さて、今日は警視庁いきもの係!!いきもの係広報部長の四十万さんより」と話題を変え、撮影現場にいたフラミンゴをバックに、『おかあさんといっしょ』で"だいすけお兄さん"が歌っていた体操の曲「ブンバ・ボーン!」にあわせて「ミーアキャットが…フラミンゴ~~~~おっとっとーーー」と、ミーアキャットのポーズ、フラミンゴのポーズ、転びそうな写真を公開。最後に「すみません、本編とは特になんの繋がりもないです笑 今日もいきもの係で会いましょう」と、お茶目なコメントで締めくくった。この投稿に、「だいすけお兄さんがいたおかいつ時代が懐かしい~」「だいすけお兄さんのおっっとっと~~~~!!うれしい~~~~!」「ミーアキャットの最初の写真が可愛い…」「当時のことが、ブワッと蘇ってきます。」「お兄さんのブンバボーンが久しぶりに見れるなんて」「警察官、めっちゃ似合ってます」「か、可愛い」「動物園に行って同じように撮りたい」「おかいつ愛が嬉しい」などとたくさんのコメントが寄せられている。
2017年07月24日井浦新と瑛太ら出演、映画『光』が2017年11月25日(土)より新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国ロードショー。三浦しをんの同名小説が原作、徹底的に人間の闇を描く原作は、『舟を編む』で本屋大賞を受賞した三浦しをんの同名小説。徹底的に人間の闇を描き、ファンの中で評価を得ている一作だ。映画『セトウツミ』、『さよなら渓谷』、『まほろ駅前』シリーズの監督・大森立嗣の手により待望の映画化が実現した。物語の主人公は、東京の離島で暮らす中学生の信之。彼には、父親から激しい虐待を受けている、信之を慕う年下の輔(たすく)と同級生であり恋人の美花という2人の幼馴染がいる。ある日、信之は美花を救うために男を殺してしまう。しかし、そのとき津波が島に襲いかかり全てを消滅させてしまった。それから25年後、生まれ育った東京の離島・美浜島を離れ、幸せな家庭を手にし平穏に暮らしている信之の前に、過去の影を背負った輔が現れ、止まったはずの歯車が動き出す。島を出てバラバラになった彼らのもとに、過去の罪が迫ってくる。井浦新と瑛太が競演苛烈な人間ドラマを表現するのは、豪華なキャスト陣だ。信之役には映画のみならず、美術やファッション分野でも活躍を見せる井浦新、その幼馴染である輔役は『64-ロクヨン-』『ミックス。』などに出演する瑛太が演じる。また、島で暮らしていたころ信之と交際し、大人になって東京で女優として成功を収めている美花は長谷川京子、夫・信之にある秘密を抱える妻・南海子は橋本マナミが演じる。2人の色気と母性は、スクリーンに吸い込まれるような熱情を放つ。井浦新と瑛太にインタビュー『光』で初共演を果たす井浦新と瑛太。彼らはかねてから競演を熱望していたという。本作では、2人の芝居の重なりが、一時も目を話せられないほどの緊迫感あるストーリーをもたらしている。このインタビューでは、そんな彼らが今回の役を経て感じたことを聞くと同時に、役を通して見えたそれぞれの演技へのこだわりに迫る。小説からの実写化ですが、映画だからこそできたことは何でしょうか?井浦:人間を通すことで、小説の時に文字から感じた世界観とはだいぶ変わっていると思います。原作で大事にするところは大事にしつつ、人間の心の奥底の部分などは原作からの質感が変わって大森監督の作品になっている。具体的になかったシーンがあったりします。瑛太:小説はストーリーを文字から追ってしまう。今回の作品の場合はどうしてもダークな方向に気持ちが向いてしまいがちです。ストーリーそのものだけじゃなくて、抽象的な場面カットが入ることで、観る人と作品の間に余白を作り、観る人それぞれに違う角度の考えを持たせる作品になったと思います。井浦:軸となる苛烈な人間ドラマは、原作同様きちんと描かれていますよね。三浦さんが作品を通しての問いかけたものに、大森監督のアンサーが加わった。そんなイメージです。映画の中で、井浦さんと瑛太さんは幼馴染の役ですよね。井浦:そうです。ただ、幼馴染と言っても、何か一線を超えてしまった2人というような雰囲気がありますね。伸之を演じながら、時間を重ねるごとに輔への愛情が大きくなりすぎるのを感じていました。そこにはもちろん、小さな頃からいつも付き纏ってきた輔に対する怒りや憎しみもあるのでしょうけど、彼が25年ぶりに目の前に現れたからこそ、動き出した伸之の時間があったり、そこへの喜びがあったり。言葉には出ないけど、彼への愛情をいろんな形で返しているんじゃないかなとは思いました。憎しみではなくてすべてが愛情なのです。輔はいかがでしょうか。瑛太:輔は伸之に一貫して執拗な執着を抱いています。幼い頃から虐待を受けていて、島の中ではいつも“ゆきにい(伸之)”が守ってくれていた。それが25年経っても変わっていません。人間として神だとしか感じていない。その考えがずっと変わっていなくて。じゃあ、僕は輔としてその上で何ができるかなって。2人の間には複雑な“感情”がありますね。井浦:人間の愛情もそうですが、大人になっても鬼ごっこのようなことを続けているような喜び、人生の時計の針が再び動き出し、生きていると実感した。その生命観。彼らがもつこのような感情、内側からこみ上げてくる見えない“何か”が、内面的な『光』なのだと思います。瑛太:『光』というタイトルの意味合いは、三浦しおんさんも原作を読んでも見あたらなかったと話してます。「なんで光ってタイトルにしたんだろう?」そこが面白いと思ました。きっと観たお客さんにも光があって、みんな違った風に受け取れる。余白を与えてくれる作品なんです。演じるのは難しくなかったですか。瑛太:僕はこの作品の中で、ただ輔としているだけだったので。難しさを感じる云々でなく、輔としていたら結果的にああなった、という感じです。現場では細かい演出があるわけではないし、ただ現場で感じるまま「とにかく“ゆきにい(伸之)”を動かしたいんだ」という気持ちで演じ続けていました。井浦:僕は、本能的に芝居をしている感覚。でも本能的とはいっても、自分と伸之が重なる部分は見当たらないし、本来、自分の中にあるものではないと思う。伸之でいる時間は、ほとんど理性を捨ててしまっていました。井浦さんも瑛太さんも、演技をされるときは、どこか感覚的な部分があるのでしょうか。瑛太:僕は基本的に、前段階でそのシーンをイメージすることはなくて、現場に行ったときに、何が生まれるかなって思いながら役に向き合っています。例えば、『光』のなかでは、「新さんに対して僕は何ができるんだろう」って。それをずっと考えながら新さんを観察したり、「僕が何か違うアクションを起こしたら、新さんは一体どういった風に心や体が動くのかな」というのをチャレンジしてみたり。井浦:瑛太君はその通りで、常に変化球なしの真向勝負。どのシーンもどこに向かうのか、何がおこるのか、演じている僕自身も予測ができませんでした。その真向勝負に応えた井浦さん、演じる上で大切にされていることってありますか。井浦:僕は、演じる技術はどこかにいってしまってもいいから、とにかく「心」を掴んでいられるようにしています。テレビでも映画でも、何かを演じるということにおいて、それだけは僕の中で変わらずにありますね。「心」ですか?井浦:役としてではなくて、人間としての「心」。なぜなら、“役として”という概念を越えていかなければ、「心」は掴むことができないから。現場も監督も違えば、求められることもその都度変わってくる。どんな役でも場面でも、本番では監督に“役”をみせるのではなく、「心」を見せるようにすることを意識しています。そうすれば「心」のある技術的な芝居に繋がる。でも、それがなかなかできなくて落ち込んだりもしますけどね(笑)。瑛太さんはいかがですか。瑛太: 相手の方の一挙手一投足すべてを感じることですね。相手の演者さんが、「今、何を考えてるんだろう」「今、どこに意識して声だしてるかな」「今、まばたきしたな」……とか。今であれば「新さん隣で足組んだな」とか(笑)。 もし、相手がいない一人の芝居なら、その空間を感じる。「この空間なら、人間はどうする?」「この空間でどうなる?」みたいな風に。だって、基本的にどんな時もなにかしら感じ取る相手がいるわけですから。何気ないことを察して感じ取ること。それに尽きる気がします。プロフィール■井浦新1974年9月15日生まれ、東京都出身。映画『ワンダフルライフ』(98/是枝裕和監督)に初出演。以降、映画、を中心にドラマ、ナレーションなど幅広く活動。主な出演作は『ピンポン』(02/曽利文彦監督)、『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』(08/若松孝二監督)、『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』(12/若松孝二監督)、『かぞくのくに』(12/ヤン・ヨンヒ監督)などに出演。今後、『ニワトリ☆スター』、『赤い雪 RED SNOW』などの公開を控える。現在、NHK-Eテレ『日曜美術館』のキャスターを担当しているほか、「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のディレクターを務めている。■瑛太1982年12月13日生まれ、東京都出身。『青い春』(02/豊田利晃監督)で映画デビューし、『サマータイムマシン・ブルース』で映画初主演。近年の主な映画出演作は、『余命1ヶ月の花嫁』(09/廣木隆一)、『ガマの油』(09/役所広司監督)、『まほろ駅前多田便利軒』(11/大森立嗣監督)、『一命』(11/三池崇史監督)、『64-ロクヨン-』(16/瀬々敬久監督)など。なお、2017年10月には主演作『ミックス。』(石川淳一監督)が公開された。また、ドラマではTBSドラマ「ハロー張りネズミ」に主演、2018年NHK大河「西郷どん」と出演作が続く。ストーリー東京の離島、美浜島。中学生の信之は、閉塞感のある日々を過ごしている。信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けている。ある夜、恋人の美花と待ち合わせをした場所で信之は美花が男に犯されている姿を見る。そして彼は美花を救うために男を殺してしまう。 その夜、津波が島に襲いかかり全てを消滅させた。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔とろくでもない大人たちだけだった。それから25年後、妻子とともによき父として暮らしている信之、一切の過去を捨ててきらびやかな芸能界で貪欲に生き続ける美花。誰からも愛されずに育った輔が過去の秘密を携え、信之と美花の前にやってくる。島をでてバラバラになった彼らのもとに過去の罪が迫ってくる―。【詳細】映画『光』公開日:2017年11月25日(土) 新宿武蔵野館、有楽町スバル座 ほか全国ロードショー監督・脚本:大森立嗣キャスト:井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミ、南果歩、平田満原作:三浦しをん(「光」集英社文庫刊)音楽:ジェフ・ミルズ配給:ファントム・フィルム©三浦しをん/集英社・©2017『光』製作委員会
2017年07月23日富士山の麓で行われる映画フェス「湖畔の映画祭」が、山梨県富士五湖・本栖湖キャンプ場にて2017年8月4日(金)から8月6日(日)まで開催される。「日本一美しい映画祭」といわれる「湖畔の映画祭」は、国内インディペンデント映画を中心に上映する、日中は大自然を満喫し、夜は月光の下で様々な映画を楽しむイベントだ。会場となる本栖湖キャンプ場には、映画祭専用のテントエリアを開設され、キャンプをしながら映画鑑賞という贅沢な体験をすることができる。上映作品のなかでも特に注目なのは、カンヌ国際映画祭受賞作である『淵に立つ』。主演の平穏な暮らしを営む夫婦が心の奥底に抱えていた秘密が、夫の昔の知人の登場をきっかけにあぶり出されていく。謎めいた魅力あるたたずまいで夫婦を翻弄していく男を演じるのは『私の男』などに出演した浅野忠信、夫婦はそれぞれ古舘寛治、筒井真理子が演じる。映画鑑賞以外にも、「ナンバーガール」で知られる田渕ひさ子、NHKのEテレ「シャキーン」に楽曲提供を行ったT字路sなどアーティストのライブや森の中でのヨガ、上映作品の監督たちのトークイベントなどのイベントが目白押し。また50名以上の映画監督、プロデューサー、俳優らが舞台挨拶に訪れる。映画祭を実施するために必要な環境保全費を募るプロジェクトも同時開催。参加特典は、思い出として保存できる紙の入場券や、リストバンドだ。【詳細】「湖畔の映画祭」開催日:2017年8月4日(金)~8月6日(日)会場:山梨県富士五湖・本栖湖キャンプ場住所:山梨県南都留郡富士河口湖町本栖18アクセス:・車の場合 東京より車で2時間半 河口湖ICより40分・電車/バスの場合 河口湖駅下車 路線バスにて60分チケット(通し券):・一律前売り 3,500円(税込)・当日券 4,000円(税込)※18歳未満は当日券2,000円(税込)※親1名につき小学生以下1名無料取扱いサイト:チケットぴあ、e+宿泊:・周辺のホテル・民宿等は各自で予約が必要・テントエリア利用料1人につき 1,500円(税込)・公式Webサイトにて本栖湖キャンプ場バンガローの予約可(抽選)上映作品一例:『淵に立つ』(深田晃司監督)『14の夜』(足立紳監督)『ポエトリーエンジェル』(飯塚俊光監督)『トータスの旅』(永山正史監督)『アウトドア・ビギンズ』(リム・ジンスン監督)出演アーティスト:T字路s/田渕ひさ子/クリトリック・リス/玉手初美/久遠(Project Agni)
2017年07月22日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「発達障害」です。障害も個性。正しい対応を理解すれば、豊かな共存社会に。発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)など、脳機能の障害の総称で、「通常低年齢に発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。自閉症は、ある種のものに対して強いこだわりを持つ、相手の気持ちを察するのが困難、ADHDは落ち着きがなく気が散りやすい、衝動を抑えるのが苦手など、それぞれ特徴があります。ただ問題は、それらが障害なのか本人の気質によるものなのかわかりにくいこともあり、周囲の理解がないために集団生活でトラブルが生じるということです。子どもの場合、間違った対応により悪化することもあるので、早期発見・早期治療が大事といわれています。発達障害という概念が日本に入ってきたのは1970年代。2004年に発達障害者支援法ができ、具体的な法整備が始まり、市町村に支援センターが作られました。5年前の文科省の調査によると、知的発達の遅れはないものの、学習面、行動面で著しい困難を有する児童生徒の割合は6.5%。40人学級に2~3人なのだそうです。ただ、発達障害の子を持つお母さんに取材すると、法が整備されても、疎外される風潮がぬぐえないという声が聞かれます。カミングアウトしたとたん、子どもが学校でいじめられたり、近所付き合いが疎遠になったり。「発達障害もひとつの個性と認めてほしい」とその方は言っていました。たとえば、相手が自閉症ならば、「いま、私は怒っているんですよ」とか、はっきりと気持ちを言葉にして伝えるなど、対処の方法を知ればよいのではないでしょうか。エジソンやアインシュタインも発達障害だったといわれ、ある分野で突出した才能を発揮される方も少なくありません。まずは、発達障害に対する正しい知識を持ち、理解を示すことが大事なのではと思います。発達障害に関しては、文科省のHPにも詳しい情報が載っています。また、発達障害の子どものための療育型保育園を運営し、子どもとその親のサポートをしているNPO法人「発達わんぱく会」の活動なども、知識を深める参考になるかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年7月26日号より。イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年07月21日7月21日(金)今夜放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」は「Kis-My-Ft2」の“前列3人”が今夜限りのユニットでパフォーマンス。さらにブルゾンちえみが話題のオースティン・マホーンとのコラボを実現させるなど、見どころ満載での放送となる。2011年にCDデビューした7人組人気グループの「Kis-My-Ft2」だが、2013年に後列4人によるユニット「舞祭組」が始動、“グループ内格差”を逆手に取った楽曲などが話題となって前列3人に負けない人気を博すようになった。そんな中で上がってきたのが「舞祭組の方が音楽番組にたくさん出てない?」という声。そこで今回結成されたのが北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太の前列3人による「まえあし from Kis-My-Ft2」。「Kis-My-Ft2」を日本語に訳すと「俺の足に2回キスしな」という意味になることから、“前列”3人によるユニットということで名づけられた「まえあし」が、今回「セクシー」とテーマに、“うしろあし”4人にはできないセクシーさをアピールしたスペシャルメドレーをお届け。貴重な3人によるテレビ初出演&初パフォーマンスをお見逃しなく。また桑田佳祐が8月23日(水)に発売されるニューアルバム「がらくた」から本日より配信開始となったNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」とCMで人気の「オアシスと果樹園」の2曲を披露。さらに今夜は「キャリアウーマン」ネタで今年上半期最もブレイクした芸人の1人となったブルゾンさんが、人気のネタで使用した楽曲「Dirty Work」を歌っているアーティスト・オースティン・マホーンと待望の共演。“ブルゾン効果”で大ヒット中の「Dirty Work」を「Chiemi Remix」という形でコラボしてくれる。そのほか「SKE48」が小畑優奈をセンターに迎えた21枚目のシングル「意外にマンゴー」を、奥田民生が大ヒット公開中の映画『カーズ/クロスロード』で日本版エンディング曲となっている「エンジン」を、「THE RAMPAGE」はディスコミュージックをルーツにした注目の3rdシングル「Dirty Disco」をそれぞれ生パフォーマンスしてくれる。「ミュージックステーション」は7月21日(金)今夜20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2017年07月21日俳優・竹野内豊が、9月8日(金)より放送されるNHKドラマ「この声をきみに」で、NHKドラマ初主演を務めることが決定。いま静かなブームとなっている“朗読教室”を舞台に、大人のための癒し系感動ドラマを描いていく。大学で数学を教える穂波孝(竹野内豊)は、偏屈でさえない46歳。話すことが苦手で、学生からの人気もない。愛想を尽かした妻・奈緒(ミムラ)は子どもと出て行ってしまう。ある日、学部長から「話し方教室」へ行くよう命じられた孝は、講師の江崎京子(麻生久美子)と出会う。こんな偉そうな女に教われるか、と言う孝に、「つまらない男」と言い放つ京子。彼女の上司・佐久良(柴田恭兵)が仲裁に入るものの、険悪な雰囲気でふたりは別れる。しかし数日後、思わぬ場所で再開する。それは、町はずれにある、小さな朗読教室だった――。本作は、「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」や「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」、連続テレビ小説「あさが来た」の脚本を手掛ける大森美香が描く物語。自身の母親が朗読ボランティアをしており、いつか描いてみたいと願っていたテーマだったという“朗読”。大森さんは、「文章を声に出して読むだけの音読と違い、朗読は読み手の声と心を使って聞き手に何かを伝えるための読み方。ひとりよがりではできません。主人公は不器用な数学者。朗読を学ぶことで、人とのつながりを再認識していきます」と本作について触れ、「SNSなどの普及によって声なしに意志のやり取りをすることが当たり前になったいまだからこそ、誰かの声を聞くことでふいに心が暖まったり、胸が高鳴ったり、涙が出たり、そんな感覚を新鮮に味わえるような気がしています」とコメントしている。また本作で主演を務めるのは、「できちゃった結婚」「輪舞曲」「流れ星」「グッドパートナー 無敵の弁護士」などに出演する竹野内さん。今作で偏屈でさえない数学者を演じる竹野内さんは、「最初にこの台本を頂いたとき、人生をやり直すことはできないけれど、『これからの人生を変えることは誰しもができる!』と感じました。『これからの人生を変える』ということは、いままでの自分を改めて、新しい1歩を踏み出さなくてはいけない…そのたった1歩を踏み出すことに、ものすごい勇気がいると思います」と語り、「孝は朗読をきっかけにその1歩を踏み出すことになるのですが、この作品も変わりたいと願う全ての方たちが、新しい1歩を踏み出せるよう、背中をそっと押せるような存在になれたらと思います」と話している。また、愛想を尽かし出て行ってしまう妻をミムラ、「話し方教室」の講師役を麻生久美子、彼女の上司役を柴田恭兵が演じ、そのほか堀内敬子、松岡充、大原櫻子、趣里、戸塚祥太、永瀬匡、平泉成、仁科亜季子、片桐はいり、杉本哲太ら豪華俳優陣も出演する。「この声をきみに」は9月8日(金)より毎週金曜日22時~NHK総合にて放送(全8回)。(cinemacafe.net)
2017年07月21日7月24日(月)、NHK 「あさイチ」 では、子どもの発達障害についての特集が放送される。「あさイチ」からの事前情報によると、「これまで番組に寄せられたメールやファックスの中でも特に多かった、発達障害の子どもを持つ親の悩みに徹底的に向き合う」とのこと。じつは筆者にも、8歳になる娘(定型発達)と4歳の息子(自閉症スペクトラム)がいる。5月の NHKスペシャルの放送 から、ぜひ次回は、発達障害の子どもや子育て中の親にフォーカスした企画を! と思っていたので放送が楽しみだ。■当事者が語る、発達障害の子育てのリアル今回の放送では、3人(うち2人が発達障害)の子育て真っ最中の家庭を訪問し、発達障害の子育ての大変さや、それに対してどう向き合い、対応しているのかを伺っていくのだそう。子どもが診断された時の気持ちや、夫や祖父母、周囲の反応、子どもの将来への不安など、様々な角度から、当事者たちに発達障害の子育てをリアルに語ってもらうそうだ。さらに、番組では、ペアレントメンターなどの親を支援する仕組みなど、当事者の親に役立つ情報も紹介する予定だという。■娘とは桁違いの大変さだった、息子の子育て筆者のケースをお話しよう。定型発達児(娘)と発達障害児(息子)の両者を育ててみて思ったが、その子育ての大変さは、まさに桁違いだった。もちろん娘だって、成長の過程では、当然大変なこともあった。イライラして頭が沸騰しそうになったことだって、多々ある。でも、娘の怒りや泣きのツボはだいたい理解できたし、コミュニケーションもしっかり通じたので、私の理解の範囲内で対処することができた。ところが、息子の場合はまったく違った。指示が通らない。言葉の説明を理解してくれない。急に走り出したと思ったら、今度はテコでも動かないなど、動きが読めない。保育園ではイベント事が大の苦手で、隙あらば逃走。歯磨きやお医者さんの診察では毎回大暴れ…。何より困ったのは、コミュニケーションが通じないこと。変な言い方だが、言語も思考も違う異星人を相手にしているようで、本当にお手上げ状態であった(4歳過ぎた今では、ずいぶんマシになってくれたが)。■3歳で確定。「だから大変って言ったじゃん!」周囲に相談しても、「男の子なんてそんなもの」「上が女の子で楽だったんだよ~」などと言われ、なかなか理解してもらえなかった。だから、3歳で息子が自閉症スペクトラムと診断された時は、もちろんショックではあったが、同時に、「だから大変って言ったじゃん!」と、周囲にちょっと毒づきたいような気持ちも生まれた。今思うと、周囲は私が思い詰めないように、気を使ってくれていただけだろうに…。不健康な考え方に陥っていた当時は、ひねくれたとらえ方しかできなかった。 ■周囲にガードを張っていのは、私の方?息子は1歳半検診から疑いをかけられていたので、宙ぶらりんの期間が長かった分、私にとって診断は、腹をくくる良いきっかけになった。その頃には、この障害についてしっかり勉強して、一生向き合っていこう! という覚悟もできた。また、さまざまな専門書を読んで勉強するうちに、息子の特徴や対処法が少しずつわかるようになり、突飛な行動にも笑えるような余裕も出てきた。周囲にも、息子のことを説明しやすくなった。仲の良い園ママにはすでに話していたが、診断がおりるまでは、息子のことをクラス全体にどう説明したらいいのかわからなかった。保護者会で息子のことを説明した時はちょっと緊張したが、幸い、クラスのママたちからの理解も得られ、温かい言葉もかけてもらった。私の方も、長年抱えた秘密(?)をやっと言えたような気がしてとてもスッキリした。それまでは、保育園のイベントで息子が突飛な行動をするたびに、「他のお母さんにどう思われてるんだろう…」とビクビクしたり。お迎え時、他の子がお母さんと楽しそうにおしゃべりする姿を見るのが辛くて、園から逃げるように帰ったり。そんな日々の連続だった。だが、今にして思うと、周囲に対して変にガードを張っていたのは私の方で、私は、勝手に傷ついていただけだったのかもしれない。■自分の物差しだけに縛られない。意識して視野を広げることこうして振り返ってみると、一番辛かったのは、息子のことを周囲に話せず、ひとりで抱え込んでいた時期だった。そんな状況を変えてくれたのは、オープンにしたことと、やはり人との関わりであった。家族や両祖父母、療育の先生、取材で会った方々、そして、同じ悩みを持つお母さん仲間と繋がれたことはとても大きかった。発達障害の子育ては、子どもに手がかかる分、心も生活も余裕をなくし、周囲が見えにくくなってしまう。自分の偏った考えだけに浸食されて、それがすべてのように感じてしまいがちだ。でも、自分の物差しだけがすべて、なんてことは決してない。物事は、捉えようによって、どうにでも変わるし、世の中には変わった人(?)がいっぱいいて、いろんな考え方がある。発達障害の子育て中は、特に、自分とは違った考えを持つ人に会ったり、新しい考え方を学んだり、自分の視野を広げるという気持ちを、常に意識してもち続けた方が良いと思うのだ。今回の特集に関して、担当ディレクターからは「外からは『見えにくい障害』と言われる発達障害の子育ての苦労や、当事者のリアルな姿や声を伝えることで、少しでも誤解を解いていきたい」という、力強いメッセージをいただいた。また何か新しい発見があるかもしれないと、私も放送を心待ちにしている。・NHK「あさイチ」 シリーズ発達障害 「“ほかの子と違う?”子育ての悩み」 2017年7月24日(月)放送予定 ※内容は変更になる場合があります文:まちとこ出版社N【発達障害についての連載一覧】大変だけど、不幸じゃない。発達障害の豊かな世界(全4回)「うちの子、発達障害かも!?」と思ったら(全9回)
2017年07月21日2年前に彗星のごとく登場し、4期連続でドラマ出演を果たすなど、大ブレイク中の吉岡里帆さん。しかし、ヒロインの座を勝ち取るまでの道のりは、決して“チョロく”はありませんでした。「この子、めちゃくちゃいい顔してるっ!ええ~、かわいすぎる…」。インタビュー冒頭、小誌スタッフが見本に持参した「にゃんこLOVE」特集を見て思わず叫んだ、女優の吉岡里帆さん。NHKの連続テレビ小説『あさが来た』でブレイクし、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、『カルテット』(TBS系)など、話題のドラマに立て続けに出演。その気になる素顔は、サービス精神旺盛でチャーミング、そして時々、不安定(?)。今や注目度ナンバーワン女優として各方面で引っ張りだこな24歳の、“今”に迫ります。――覚えていないかもしれませんが、吉岡さんには前回、小誌の「ふんわり美乳」特集でインタビューをさせていただきまして、その節はありがとうございました。吉岡:覚えていますよ。こちらこそありがとうございます。髪型、変わりました?――そんなことまで覚えてくださっているんですか!驚きました。ところで、この1年は吉岡さんにとって、かなり目まぐるしいものだったと思います。最近の作品だと、『カルテット』で演じられた“小悪魔キャラ”、来杉有朱役のインパクトは相当なものでしたね。吉岡:本当にたくさんの反響をいただきました。いつも応援してくださっていた私のファンの方でさえ、SNSを通じて「嫌いになった」「イライラします!」みたいなコメントをくださって(笑)。それを見るたびに安心したというか、「ちゃんと役割を果たせてよかったな」という気持ちになりました。――最終話の「人生、チョロかった!」というセリフも名言でした。そして打って変わって、現在放送中のドラマ『ごめん、愛してる』では、他人のためには自己犠牲も厭わない、純粋で愛情深い女性、ヒロインの三田凜華を演じられています。有朱とは見事に真逆の役柄というか…。吉岡:本当にそうなんです(笑)。でも、一度ついたキャラクターのイメージをどう崩していくかが楽しい作業でもあるので、そのハードルが高いほどモチベーションは上がります。だから、「有朱の時とは全然違うアプローチをするぞ」と、今は意気揚々と撮影しています。――度胸があるんですね。吉岡:いえ、本当は常にビクビクしていますよ。ただ絶対に表には出したくないから、撮影中も「全然、平気ですけど?」みたいな顔をしておきながら、家に帰ったら「は~、やっと終わった…」って、わりと心臓をバクバクさせてます。――TBSの日曜劇場で、しかもヒロイン役という部分にも重圧を感じていますか?吉岡:それがいちばん大きいですね。特に今回はヒロインに抜擢されてから、撮影に入るまでの期間が少し空いていたので、その期間のプレッシャーが…まるで漬物石を乗せられているみたいでした。ずっと水分を出して、シワシワになるまで押しつぶされている感じ。それがようやく、みなさんにお届けできるようになったので、今はちょうど壺からゆっくりと出てきているイメージですね(笑)。――さて、京都ご出身の吉岡さんですが、女優になる前は書道家を目指されていたそうで。吉岡:目指していたというか、小さい頃からずっと書道をやってきたので、当たり前のように続けていくんだと自分では思っていました。――大学でも書道を学ばれていたんですよね。一方で、お芝居に興味を持ったきっかけというのは?吉岡:18歳の時に、友だちが「一緒に映画を作ろう」と誘ってくれて、その子の紹介で、小劇場の公演を観劇しに行ったんです。舞台を観た瞬間、「これだ!」と思って。――ビビッと、きた。吉岡:もうビビビッ!です。運命の結婚相手に巡りあったような感覚。一瞬でそう決められたので、「どうやったら自分も参加できるんだろう」と、舞台のあいだじゅう考えていました。不思議なことに、その前後にも、エキストラとして映画に参加したり、舞台のチケットをいただいたり、歌舞伎や能に触れる機会があったりと、いろんな偶然が同時に起こって。いつしか引き寄せられるように、お芝居の世界にのめり込んでいきました。――実家がある京都に住みながら、オーディションを受けるため夜行バスで東京まで通われていたそうですが、女優への道のりはそう平坦ではなかった…?吉岡:オーディションはかなり受けましたね。最終選考まで残っても、受かることはほとんどなくて。でも、自分の中では「やっぱりな」「そりゃそうだろうな」とも思っていました。悔しい半面、悔しがることすら恥ずかしいし、「なんで私、泣いてるんだろう」と、すごく冷静になったり。絶対に叶わない夢を追いかけているのかもって、しょっちゅう思っていました。――では自分に足りないものを、どうやって克服しようと?吉岡:克服するのではなく、むしろ“足りてないことを武器にしなきゃ”と思うようになりました。すでに足りている人たちがどんどん役を取っていくのなら、私は足りていないことをちゃんと役に映してあげよう。ネガティブだったり、人の目が気になったりする、自分のダメなところをちゃんと投影してあげられる役柄に出合えたらいいな、と。その運命の役というのが、『あさが来た』で演じた“のぶちゃん”だったんですけど。――一種の賭け、だったわけですよね。予感はあったのでしょうか。吉岡:うーん。“辞めなければいつか来る”くらいの長い目線で見ていました。10年後かもしれないし、いつになるかはわからない。でも、いろいろなことを経験していくうちに、自分の中でどんどん“楽しい”が増えていったので、そのことにも助けられました。絶望ばっかりじゃありません。よしおか・りほ1993年1月15日生まれ。京都府出身。連続テレビ小説『あさが来た』やドラマ『カルテット』、『ゼクシィ』のCMなどで注目を集める。J‐WAVE『UR LIFESTYLE COLLEGE』レギュラー出演中。7月クールで放送中のドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)ではTOKIOの長瀬智也さんと共演し、初のヒロイン役を務める。オフショルダーブラウス¥19,000プリーツスカート¥22,000(共にAVIE/aden sal TEL:03・3463・1011)吉岡さん出演のドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)は毎週日曜21:00~放送中。幼いころ母親に捨てられ、不遇な環境で過ごしてきた岡崎律(長瀬智也さん)と、吉岡さん演じる三田凜華の切ないラブストーリー。原作は韓国で国民的大ヒットとなったドラマ。共演には坂口健太郎さん、大竹しのぶさんなど実力派が揃う。※『anan』2017年7月26日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・圓子槙生ヘア&メイク・渡邊良美インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2017年07月20日ミニマリストとして知られる尾崎友吏子氏による、家族5人が快適に暮らしている最小限の生活用品の全てを紹介する著書『ミニマリストの持ちもの帖~家族5人これだけで暮らしています』(NHK出版)が、7月12日に発売されました。シンプルライフの達人による、もっと快適に暮らすヒントが満載の1冊尾崎友吏子氏はミニマリズム(最小限主義)の実践者で、自然にやさしいシンプルな暮らしを綴ったブログ「cozy-nest小さく整う暮らし」や、著書『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』『追われない家事』(KADOKAWA)などで多くの読者を得ています。本書では写真とイラストを交えて、家族5人で暮らす尾崎家の全ての生活用品を紹介しています。食器やキッチンツールから、家具や収納グッズ、衣類や思い出の品などを掲載。シンプルライフの達人がお届けする、もっと快適に暮らすヒントが満載の1冊です。著者によると、次の4つがミニマリズムによって得られるとのこと。1.日々の暮らしが楽になる2.持ちものを工夫する楽しみ3.人生で大切なものに集中できる4.変化に対応しやすいまた、ミニマリズムについて次のように述べています。ミニマリズムというツールを得て、私は以前よりも、持ちものを機能的、効率的に活かせるようになり、より愛着を持てるようになりました。本書は、その残した大切な持ちものを紹介した本です。とある家族もちのミニマリストというひとつの暮らしの形として、興味本位で楽しんでいただきつつ、あなたの「必要充分」を見つめるきっかけとなれば、この上ない喜びです。(「はじめに」より)主な内容1章台所用品和洋中なんでもこい/ほかの用途でも使ってみるなど2章住用品「循環する」素材/使い道や形の自由度の高いものなど3章衣類今着る服しか持たない/フル活用して使い切るなど4章家族のもの置いておく?どんどん手放す?/思い出も少数精鋭でなど5章その他化粧品もミニマムに/消耗品ストックは箱ひとつ分など著者プロフィール尾崎友吏子(オザキユリコ)3人の男の子を育てながら、建設コンサルタントで働くワーキングマザー。主婦育児雑誌やNHK「あさイチ」などの情報番組等でたびたび取材を受け、講演活動も行う。2級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー1級。ブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」書籍情報書名:NHK出版なるほど!の本ミニマリストの持ちもの帖~家族5人これだけで暮らしています発売日:2017年7月12日価格:定価:1,512円(本体1,400円)判型:A5判並製ページ数:120ページISBN:978-4-14-011354-7
2017年07月20日現在、フジテレビ「もしもツアーズ」にて三代目ツアーガイドとして出演中の福原遥が19歳の誕生日に合わせ、3冊目の写真集を発表することになった。今年19歳を迎える福原さん。NHK Eテレの子ども向け料理番組「クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!」の柊まいん役で注目を浴び、その後、ローティーン向けのファッション雑誌「ピチレモン」専属モデルとして活躍。現在は、主演ドラマ「グッドモーニング・コール」や、映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』、アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」などで女優、声優として活躍の場を広げている。今回の写真集では、そんな福原さんの“1年を追いかけて…”をコンセプトに、撮影を数回にわけて敢行。特に真冬の北海道、真夏の沖縄という、まったく違ったシチュエーションの中、はじける表情やちょっと大人びた表情を披露しており、まぶしい18歳の福原さんの“いま”がたくさんつまった1冊となっている。<福原遥コメント>3冊目の写真集を出させていただくことになりました!今回の写真集は、いままでとは違い、18歳の私の1年間を追った四季を楽しめる濃い写真集になっています。改めて見返すと、たった半年なのに、冬と夏でも、ちょっとですが、変わった気がします。なかでも、特に印象に残っているのは、真っ白な雪の中で撮影した北海道。凍えそうなくらい寒かったですが、それ以上に撮影が楽しくて、みんなで叫びながら撮影していました。色んな私をたくさん写真に収めていただいたので、見ていただく皆さまにも、楽しんでもらえるのではないか!といまからドキドキワクワクしています!1年間の成長も感じていただけたら嬉しいです!なお、9月3日(日)にはこの写真集の発売を記念したイベントの開催も予定されている。福原遥の3冊目写真集は8月28日(月)より発売。(text:cinemacafe.net)
2017年07月20日2017年夏、北海道札幌市で「さっぽろ夏まつり」と「札幌国際芸術祭2017」が同時開催!どちらか片方でも豪華なイベントですが、両方が楽しめる今年の夏は例年にも増して札幌の街が盛り上がっています。ここからは、そんな2つのイベントの見所に加えグルメ情報もご紹介していきましょう。2017年夏、札幌で開催される2つのイベントがアツい!夏の旅行先で人気がある北海道。なかでも札幌の2017年夏は、「第64回 さっぽろ夏まつり」と「札幌国際芸術祭 2017」が同時開催されることで話題を呼んでいます。そんな2つのイベントは、国内最大規模のビアガーデンが展開されたり街全体がアートと化したりと魅力が満載です。今年の夏北海道へお出かけを予定している方はぜひ足を運び、札幌でしか味わえない旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?第64回 さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりは、北国の短い夏を思い切り楽しもうと1954年(昭和29年)に初開催されました。今回で64回目を迎えるさっぽろ夏まつりですが、今年の見所はどういったものがあるのでしょうか?ご紹介していきます。●ビール好きにはたまらないビアガーデン in さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりで注目したいのがビアガーデンです。国内最大規模の13,000席が用意され、6つの会場それぞれで異なるビールを楽しめるのが魅力。特に8丁目会場では、ジョッキの高さをはるかにしのぐ迫力満点の4.2L タワーピッチャーが登場。ビアガーデン好きにはたまりませんね。さらに5丁目会場には、ホルモンとジンギスカンの「ホルジン焼き」といったご当地グルメも充実しており、札幌夏のグルメを満喫できます。開催日時2017年7月20日(木)〜8月15日(火)12:00〜21:00(一部会場を除く)●異色のコラボ!DJ盆踊り in さっぽろ夏まつりさっぽろ夏まつりで毎年盛り上がる「北海盆踊り」はもちろんのこと、今年は「DJ盆踊り」も見所の1つとなっています。DJを務めるのはコンビニの一角でDJパフォーマンスを行うなど、その一風変わったスタイルで有名となった岸野雄一氏。誰にも予想できない「DJ」と「盆踊り」の異色コラボは必見です!開催日時2017年8月14日(月)20:30〜21:45(予定)会場大通公園2丁目【開催概要】名称:第64回 さっぽろ夏まつり開催期間:2017年7月20日(木)〜8月17日(木)場所:大通西2丁目~11丁目アクセス:地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」下車すぐ公式サイト:札幌国際芸術祭 2017札幌国際芸術祭 2017は、3年に一度札幌市内で開催される国際的なアートフェスティバルです。著名な作品が並ぶ芸術祭とは異なり、すすきのの街やキャバレーなど、市内のあらゆる場所・施設が芸術作品に変えられるのは札幌国際芸術祭ならでは。今年はNHK朝の連続テレビドラマ「あまちゃん」の音楽を手がけた大友良英氏をゲストディレクターに迎え、100組以上のアーティストと共に57日間に及ぶ札幌国際芸術祭が開催されます。●フォトジェニックなスポット「モエレ沼公園」にも注目!札幌国際芸術祭 2017のサブテーマである「ガラクタの星座たち」。モエレ沼公園では、かつて不燃ゴミの最終処分場であったという歴史に焦点を当てた映像作品やロボット作品など、様々なアート作品が展開されます。ガラスのピラミッド「HIDAMARI」また、イサム・ノグチ氏によって設計された園内にも注目。ここには「海の噴水」やガラスのピラミッド「HIDAMARI」といった写真映えするスポットも点在しており、写真撮影が好きな方、SNSに写真をアップしたい方へもオススメです。普段あまり芸術に関心がない方もきっと素敵な思い出ができるであろう札幌国際芸術祭 2017。いろんなアート作品を通し、いつもとは違う札幌の魅力にふれてみてください。【開催概要】名称:札幌国際芸術祭 2017開催期間:2017年8月6日(日)~10月1日(日)場所:札幌市アクセス:新千歳空港からJR札幌駅まで電車で約40分公式サイト:イベントと一緒にグルメもご紹介!「第64回 さっぽろ夏まつり」「札幌国際芸術祭 2017」へ訪れた際はぜひ食べてみてほしいグルメがあります。他県ではなかなか味わえないグルメとなっているのでお忘れなく!●話題の「シメパフェ」を楽しもう!最近テレビや雑誌などのメディアで取り上げられ、話題となっているのが札幌カルチャー「シメパフェ」です。シメパフェとはその名の通り、お酒を飲んだ後や食事をした後締めにパフェを楽しむというもの。さらに2017年の夏は、札幌国際芸術祭と同時開催ということで会場でしか食べられないパフェも登場します。甘いものが好きな方、1日の最後はパフェで締めくくってみましょう!●Dining & Sweets SINNER(ダイニング&スイーツ シナー)ダイニング&スイーツ シナーは、札幌市内で人気のシメパフェです。定番のキャラメルプリンカフェや季節ごとに内容が変わるプレミアムパフェがオススメ。●SIAF × MIRAI.ST(札幌国際芸術祭×ミライスト)札幌国際芸術祭 2017との限定コラボパフェです。ミライスト自慢の濃厚なソフトクリームと酸味のあるフルーツがたまらない一品。●北海道を訪れたなら「ジビエ」は外せない!高タンパク・低カロリーなことから、近年注目を浴びているジビエ。そして北海道では「エゾ鹿肉」を使用した料理が人気です。特に夏は、シカが若い木の芽や若草を春先に食べ栄養を蓄えていることから脂が乗り、肉の旨味を味わえる季節といわれています。この夏は市内の料理店でぜひジビエを堪能してみてください。
2017年07月18日妻の松居一代(60)との離婚バトルで連日注目を集める俳優の船越英一郎(56)。だが司会をつとめるNHKの情報番組「ごごナマ」にはいま、“追い風”が吹き始めているという。 「『オトナの井戸端、作りました』の触れ込みで4月3日にスタートした同番組。社会問題などには触れず、ゲストとの緩いトークと生活情報がメインで放送していた。そのため裏かぶりする各局の昼のワイドショーに押され大苦戦。視聴率はとってもせいぜい3%ほどだった。ところが松居との騒動が勃発すると船越が生でどんな発言をするか注目が集まり、視聴率が4%を超える日もあるといいます」(放送担当記者) 松居はYouTubeに船越の不倫を“告発”する動画を投稿。船越の事務所は不倫を否定したものの、船越本人は一切コメントしていない。NHKとしては、扱いが難しいようだ。 「船越さんが不倫をしていたとしても法に触れる行為ではないので、局の内規では番組を降板させる基準には当たらない。とはいえ船越さんが松居さんに申請している離婚調停がこじれた場合は、離婚訴訟で長期化することが濃厚です。となると、視聴者からの抗議が想定される。局内でもどうすべきか、評価が二分しています」(NHK関係者) だが船越サイドにとって厳し過ぎる決断が、10月の改変を前に下されそうだという。 「視聴率はもうしばらくすると徐々にダウンしていくでしょう。そうなると局としても『視聴率の低迷を理由に10月改編でリニューアル』という体のいい理由をつけることでしか、船越を“降板”させる術がない。実際、その方向で話が進められていると聞いています」(前出・NHK関係者) 離婚騒動が解決しない限り、この先も船越は“無傷”ではいられないようだ。
2017年07月17日タレントの松居一代(60)が17日、自身のブログを更新し、離婚調停中の夫で俳優の船越英一郎(56)が司会を務めるNHKの生放送番組『ごごナマ』を批判した。 松居は『時代はSNSなんだよ』という記事で「NHK様は、民放じゃないよあたしたちはお金を、それも大金をお支払いしているんだよ」と言及し「だったら…クリーンじゃないとダメだろう不道徳、不謹慎、不誠実、嘘、不倫はいかんだろう」と船越を起用しつづけていることに苦言を呈した。 そして家族と呼んでいるファンに向けて「頼んだよしっかりと、頼んだよ家族のみんな、頼んだよみんなの力で戦うんだよ」と念押しをし、「勝利したらみんなと、抱き合って勝利に浸ろうよ」と呼びかけた。 ブログの最後でも「では、NHK様のことた!の!み!ま!し!た!よ」と改めて強調した。
2017年07月17日子どもたちの困りごとの理解に…と見始めたNHKスペシャルの発達障害特集出典 : 月21日(日)に放送されたNHKスペシャルでの特集第1弾「発達障害 ~解明される未知の世界~」。放送からしばらく時間が経ってしまいましたが、以前録画したままになっていたものを、やっと見ることができました。我が家には、9歳の娘、7歳の息子がおり、ともに自閉症スペクトラム障害と診断されています。この番組を見ることで、子供たちへの困りごとの理解に繋がれば…と思い、再生ボタンを押したのですが、見えてきたのはそれだけではありませんでした。スーパーに行くと必ずぐったりとしてしまう息子出典 : 今回の番組の中で私たち家族にとても役に立ったのが、聴覚過敏の方がスーパーやカフェを訪れて、音の聞こえ方を説明してくださっている部分でした。実は、小学1年生の息子も、幼いころからスーパーがとても苦手だったのです。息子と一緒にスーパーに行く機会はとても少ないのですが、何かの折に連れて行くと、数分も経たないうちに疲れ果て、「もう帰りたい」と言い出します。その疲れ方は尋常ではなく、立っているのもやっと。せがまれて抱っこをすると、私の肩に顔を埋め、高熱を出した時のようにぐったりとしているのです。スーパーを出た後も回復するには時間がかかり、その間はじっと顔を伏せて自分の世界に閉じこもってしまいます。以前まで、これは視覚優位の特性から、スーパーの情景や照明が負担になっているものだと、なんとなく考えていました。しかし、番組の中で当事者の方が語ってくれた音の聞こえ方を知り、息子も聴覚過敏の特性から音の情報に圧倒され、苦しんでいたことがわかったのです。番組に出演していらした方と息子がまったく同じように感じているかどうかはわかりません。ですが、ドライヤーや掃除機の音にも耳を塞いでしまうほどの聴覚の過敏性を持つ息子。普通は聞き流してしまうような小さな音であっても、耳に突き刺さるように飛び込んでくることを想像すると、スーパーから帰るときの息子の疲れようにも納得がいくのです。怒りの原因は「脳が上手く指令を出せていない」ことだった!?出典 : そしてもう一つの驚きは、私自身も聴覚過敏を持ち合わせていたことに気づいたことです。本来、脳にはさまざまな音のボリュームをつかさどる司令塔のようなところがあって、その場に応じて必要な音と不要な音を判断し、不要な音に関してはボリュームを下げ、必要な音を聞こえやすくする働きがあるそうです。ところが、自閉症スペクトラムのある人の中には、この司令塔がうまく働かず、自分に向かって目の前で話している相手の声も、後ろのお客さんの話し声も、食器がぶつかる音も、BGMも、すべて同じボリュームで耳に入ってきてしまう人がいるということでした。実際に当事者の方が再現していた喫茶店での音の感じ方は、目の前の席に座って話しかけている人の声でも途切れ途切れにしか聞き取れず、会話を行うことが困難な様子でした。思い返せば、私にも同じような体験がたくさんあったのです。小さなカフェでは集中すれば相手の話が聞き取れるのですが、それ以上の規模の場所になると他の音が耳を覆い尽くしてしまって、ところどころしか聞きたい話を拾えなくなってしまうのです。その“ところどころの話”を拾うのにも結構な労力を費やす必要があり、結果きちんとした会話をするのが難しくなってしまいます。特に子どもの声は笑い声であっても泣き声であっても、大音量で耳に突き刺さってくる感覚があるので、小学生や幼稚園などの集団に遭遇してしまうと、あらゆる方向からあらゆる声がキンキンと耳に攻め込んできて、ただその場にいるだけでもずいぶん我慢をしている状態になっていたのです。そしてその状態で、子どもがふざけて飛び出してきたり、押し合いをしてこちらにぶつかってきたりすると、大人気もなく怒りの感情が湧いてきてしまっていました。自分でも「小さい人間だな......」と思っていたのですが、聴覚過敏で音をコントロールする司令部が弱いのだと分かった今では、とにかくその場から離れることを心がけるようにしました。楽しく盛り上がっている小学生や園児が悪いのではなく、それに怒りを覚えてしまう私が人としておかしいわけでもない。相手を責める必要も、自分を責める必要もない。事実として、自分に関係のない音のボリュームを下げることができないという特性が自らにあることを理解できれば、それに対して工夫をして対策を考えることもできます。そうすれば、余計な怒りを感じる機会がまた一つ減り、穏やかに過ごせる時間が増えるということに気づくことができたのです。「よくわからない」部分を考えることで楽になれることも出典 : わが家はたくさんの特性を持った人間の集まりですので、家族で出かけると全員が「よくわからないけどイライラしている」という状態によく陥ります。家に戻ると、それぞれが自分の殻に閉じこもってしまい、1時間以上誰も口を開かない、ということもよくあります。しかし、発達障害特集を見て以来、この「よくわからないけど」という部分に疲労を回避するためのヒントが隠されているのではないかと思うようになりました。自分では当たり前だと思っている聞こえ方が、実は脳を疲れさせていたり、よくよく考えてみるとこの場所に行くといつもイライラが募るという場所があったり。その原因を突き止めることができれば、疲れ方も大幅に変わってくると思うのです。なので最近では、子どもたちと一緒に「どうしてイライラしたんだろうね?」「どこまでは平気でどの当たりから疲れた?」「あの音がダメだった?」「床が白すぎてまぶしかったかな?」などと原因について具体的に話し合うようにしました。まだ「なんでだろう?」という回答の方が多いですが、「もう一度あのお店に行って疲れるかどうか、疲れるなら原因はなにか確認してみたらどう?」という感じに次のアクションを見据えた返事がかえってくることも増えてきました。「よくわからない」をわからないままにしておくと、いつまでも対処のしようがありません。お子さまがぐったりと疲れてしまったとき、一度ゆっくりとその「わからない」部分を整理してみませんか?そうして、1つずつ原因を突き止め無理なく出かけられる場所が増えれば、子どもたちは必要以上に消耗することなく、いろんなことにチャレンジできる機会が増えるかもしれません。日頃からそう問いかけながら暮らしていくことで、お子さま自身が自分の得手不得手を把握し、快適に過ごせる手段を考える練習にもなるかも知れませんね。
2017年07月16日異なる分野で活躍する2人の“達人”がクロスインタビュー形式で対談する「SWITCHインタビュー達人達(たち)」。7月15日(土)今夜は女優の満島ひかりと人類進化学者の海部陽介が登場。「想像力」が仕事のポイントだという2人がその重要性を語り合う。満島さんは沖縄アクターズスクールのオーディションに合格し1997年に「Folder」としてCDデビュー。その頃子役として映画に出演したことで女優を目指すようになり、2009年公開の園子温監督作品『愛のむきだし』での演技が高く評価され一躍注目される存在となると、翌年『川の底からこんにちは』で主演を務め、李相日監督の『悪人』では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。さらに2013年にはドラマ「Woman」で民放ドラマ初主演を飾ると、昨年春から放送された「トットてれび」では若き日の黒柳徹子を演じ今年1月から放送された「カルテット」では松たか子らと共演するなど、実力派としての地位をかため、その役が乗り移ったかのような演技でいまや日本を代表する女優となった。満島さんは役作りの際、できるだけ資料を読み取材を重ね充分な準備のうえで想像力を働かせるのが大事だと考えているのだとか。そんな満島さんが今回会いたいと願ったのは、古代人が日本にやってきたルートを解明するため、実際に草で舟を作り海図も磁石もない状態で台湾から与那国島へ渡るプロジェクトに挑む海部さん。海部さんもまた、化石や遺物の調査を続けるなかで、それだけでは「日本列島にはどんな人たちがどのような方法やってきたのか?」という謎に答えられないと考え、想像力を駆使して3万年前の航海を再現しようとしている。共に“想像力”が仕事の重要なポイントであると考える両者が、海部さんの仕事場である国立科学博物館、満島さんのルーツの1つである都内の中学校をそれぞれ訪れ、満島さんが強く惹かれた古代の航海の話をはじめ想像力の重要性について語り合う。満島さんが『夏の終り』以来4年ぶりの単独主演する『海辺の生と死』は7月29日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。自身も奄美群島にルーツを持つ満島さんが日本文学の傑作「死の棘」のヒロインのモデルでもある島尾ミホの娘時代を圧倒的な存在感と演技力で演じた本作。昭和19年(1944年)12月、奄美・カゲロウ島。国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長・朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りたいと言ってきたことから知り合った2人は、互いに好意を抱き合う。島の子供たちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれ、やがて、朔と逢瀬を重ねるように。しかし、時の経過と共に敵襲は激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型爆弾が落とされる。そして、ついに朔が出撃する日がやってきた。母の遺品の喪服を着て、短刀を胸に抱いたトエは家を飛び出し、いつもの浜辺へと無我夢中で駆ける――という物語になっている。演技派女優と人類学者が“想像力”について語り合う「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は7月15日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2017年07月15日「美人な歩き方」開催概要2017年8月27日(日)、NHKカルチャー青山教室 5階 501教室において、モデルの仁香が講師を務める「美人な歩き方」が開催される。開催時間は、13:00から14:30までの1時間30分。受講料は、会員が3,369円(税込み)、一般が4,050円(税込み)。持ち物は、筆記用具、運動のできる服装、水分。同講座の合言葉は、「ダラダラした100歩より正しい1歩」。美しくなれる歩き方や、日常に取り入れやすい美容法、美人なるマインドについて学ぶ。申し込み方法については、NHKカルチャー青山教室のウェブサイトを確認。仁香のプロフィール仁香は、1975年7月7日生まれ、東京都出身。所属事務所は、パールダッシュ。川村女子短期大学英文科在学中に、「CanCam」の専属モデルとしてデビュー。その後、激太りによりモデル活動を一時休止するも、13kgの減量に成功。現在は、モデル、サロン経営、ビューティスタイリスト、デザイナーなど多方面で活躍している。ウォーキングアドバイザーや姿勢アドバイザーの資格を有し、講座を開催する他、2016年3月にリリースしたウォーキングエクササイズアプリ「仁香の美姿っとウォークエクサ」を手がけるなどしている。(画像は仁香 オフィシャルブログより)【参考】※NHKカルチャー青山教室※パールダッシュ※仁香 オフィシャルブログ
2017年07月14日満島ひかりが『夏の終り』以来、4年ぶりの単独主演を務めた『海辺の生と死』。小説家・島尾敏雄とその妻・ミホをモデルに、戦後文学史に残る伝説的夫婦の出会いを描いた本作から、満島さん演じるヒロインのさまざまな表情をとらえた新たな場面写真をシネマカフェが入手した。昭和19年(1944年)12月、奄美・カゲロウ島。国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長・朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りたいと言ってきたことから知り合った2人は、互いに好意を抱き合う。島の子供たちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれ、やがて、朔と逢瀬を重ねるように。しかし、時の経過と共に敵襲は激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型爆弾が落とされる。そして、ついに朔が出撃する日がやってきた。母の遺品の喪服を着て、短刀を胸に抱いたトエは家を飛び出し、いつもの浜辺へと無我夢中で駆ける――。島尾敏雄とその妻・島尾ミホ、後年、互いに小説家である2人がそれぞれ執筆した戦時下での鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、奄美大島・加計呂麻島でのロケーションを敢行し、完全映画化を果たした本作。ミホをモデルとする主人公・大平トエを演じたのは、若き日の黒柳徹子を演じた土曜ドラマ「トットてれび」(NHK)や松たか子らと共演した火曜ドラマ「カルテット」(TBS)などの演技で第54回ギャラクシー賞でテレビ部門「個人賞」を受賞するなど、ますます活躍の場を広げている満島さん。本作では、自身も奄美群島にルーツを持つ満島さんが、日本文学の傑作「死の棘」のヒロインのモデルであり、後年、苛烈で劇的な人生を送ったことで知られ、無垢で激しい愛ゆえに狂気に至った女性として聖女のように評された島尾ミホの娘時代を、その圧倒的な存在感と演技力で演じ切り、早くも話題を呼んでいる。今回、新たに解禁となった場面写真では、国民学校教員として教壇に立つ姿や、海辺で子どもたちと楽しそうに戯れる姿など、トエの日常を感じるシーンカットがある一方、朔中尉を見送り、たたずむ姿や、家の縁側で思いをめぐらす姿も…。さらに意を決した表情で机に向かう様子からは、恋する女性の切なさや強さも感じ取れる。かつて島尾ミホが加計呂麻島で過ごした青春期と、人生を決定づけることになった恋をまっすぐに体現した満島さん。本作の脚本を読んだ当初、「この作品と触れ合ったら、自分のなかのものが掘り起こされちゃうぞ。役者としてだけじゃなく“満島ひかり”としてかかわらなければいけない作品だ」とまで感じたという、その強い思いは、今回の写真にも現れているといえそうだ。『海辺の生と死』は7月29日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海辺の生と死 2017年7月、テアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
2017年07月14日謎の罪悪感でモヤモヤしたときに以前、こちらのSOLOで「さみしさは敵か」という特集をやっていました。実は特集が終わった後も私は一人で、この「さみしい問題」について少し考えていたのです。「夫が長い狩りに行った時だ。そんな時は心配で眠ることができない。怪我をしていないか、蛇に噛まれていないか、オカバに襲われていないか。とても心配になる。陽が沈んでも帰ってこない時はとても悲しくなる」「夫が隣村に行ってずっと帰ってこない時、とても淋しくなる。狩りから帰ってこない時も淋しくなる。だから、子どもたちを叱る。『どうして一緒に行かなかったの!』と言って探しに行かせる」(国分拓 『ヤノマミ』新潮文庫、p221)上の一節は、広大なアマゾンに住む原住民「ヤノマミ族」と、150日間にわたる共同生活を送り密着取材を行なったNHKディレクターによるノンフィクションから引用したものです。話をしているのはヤノマミ族の女で、年齢はおそらく私たちと同じ20代か30代くらい。ヤノマミ族は今でも電気も水道もガスも持たず、外部の人間からもらう石鹸が貴重品という原初の暮らしを営んでいます。そんな彼らでも「夫が帰ってこなくて悲しい」なんて、私たちと同じようなことを考えるんだなあ~と、この一節は読んだとき新鮮だったんですよね。まあ、文明があってもなくても同じ人間なんだから当たり前といえばそうなんですが。さみしいのは、お腹が空くのと一緒だからしょうがない!電気・ガス・水道はもちろん、それ以外にも様々なものを高度に発達させ、テクノロジーに囲まれて生きている私たち。夜寝るときに屋根からコオロギがどさどさ落ちてくる(ここの描写まじで怖ろしいです)ヤノマミ族と比べるとすごく快適だし便利だけど、社会が複雑なだけに余計な感情を抱え込んでしまうこともあります。そんなとき、旅行に出かけて南の島のビーチをテロテロのTシャツと短パンで散歩してみたり、『ヤノマミ』などを読んでアマゾン原住民の暮らしぶりを知ったりすると、「人間って本来、どういう生き物なんだっけ?」という根本を振り返ることができます。私が感じたことをもうちょっと率直にいうと、「ヤノマミでさえさみしいときはさみしいんだから、もう人間にとってさみしいっていう感情は、食欲や性欲や睡眠欲と一緒で、どうしようもないものなんだな」ってこと。「さみしい」と感じるのは「お腹空いた」と同じ、一種の生理現象です。違いは、お腹は食べれば満足するけど、さみしさをすぐに埋めるのはちょっと難しい場合があるってことだけ。そういう意味では性欲と近いし、近いっていうか、実際に広い意味で考えると性欲なのかもしれません。それからもう一つ。現代でもまだ「結婚して子どもを育てるのがもっとも人間らしい生き方!」みたいに考えている人はいますが、ある意味で私たちより人間らしい生活をしているといえるヤノマミ族にも、独り者はいます。といっても、ヤノマミ族は狩りで食料を得ているので女性の一人暮らしはやはり難しいのか、男性ではありますが、ヤノマミ族のパオロという男は「一人が一番いい」と言いながら陽気に一人暮らしをしています。原初の暮らしをしているアマゾン原住民の中にも「一人が最高!」と強がりでなく言っている人物がいるのだから、今は一人でいたいな~と思う私たちの考え方もまったく変じゃないし、新しくもありません。感じていることは複雑にせず、できる限りシンプルに「さみしい」という感情そのものよりも、「周囲にさみしい人間だと思われるのが嫌」みたいな、1つ異なる次元の複雑な感情を抱いてしまっているときってありますよね。そういうときに、国境や歴史や民族を超えて、今私たちが暮らしている社会とは異なる社会を覗き込んでみる。すると、「さみしい」は食欲や性欲と同じなので消せないけれど、「さみしい人間だと思われるのが嫌」なんて考えているヤノマミ族はいないので、こっちは抱く必要のない感情なんじゃないかな? なんて考えることができます。自分と自分の身の回りのことだけ考えていると、どんどん煮詰まってきて出口がなくなってきてしまいます。そういうときに、少し視線を変えるだけで考えをシンプルにできることがあります。仕事以外の場で、複雑なことはあまり考えないほうがいい。煮詰まってしまったら、そんなことをちょっとだけ、思い出してみてほしいです。Text/ チェコ好き前回記事<自分の中のグレーな気持ちを、笑って流してしまっておく>もチェック!家から一歩も出ずにのんびり過ごす休日が、好き。それなのに、なんだかモヤモヤするときありますよね?
2017年07月14日NHKの朝のニュース・情報番組「NHKニュース おはよう日本」では、今週の平日朝7時台に人気男性声優が日替わりでナレーションを担当する特集「朝ごはんの現場」をオンエア。最終日の14日(金)本日は櫻井孝宏が“イケボ”を披露し、ネットに歓喜の声が溢れた。本日のナレーターを務めた櫻井さんは「ゲートキーパーズ」主人公の浮矢瞬役や「デジモンアドベンチャー」のテントモン役などで注目されると「コードギアス 反逆のルルーシュ」の枢木スザク役などでその人気を確固たるものにし、「しろくまカフェ」「ダイヤのA」「東京喰種トーキョーグール」「PSYCHO-PASS サイコパス」やTVアニメから映画へと展開した「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」など数々のヒット作、話題作で活躍。最近では社会現象ともいえるほどの人気となった「おそ松さん」で長男・おそ松役を演じたほか、紆余曲折を経て待望の劇場公開を果たした『虐殺器官』で第27回東京国際映画祭のレッドカーペットを歩くなど、日本を代表する声優へと成長した。そんな櫻井さんを迎え今朝の「朝ごはんの現場」がお届けしたのは大坂の鶴橋にある日本語学校の“朝ごはん”。この学校では全国でも珍しく通学する留学生に授業のある日は無料で朝ごはんを提供しているそうで、留学生がやって来た世界の各地域の食文化や宗教に配慮したメニュー作りの様子や、スリランカから留学してきた青年が朝ごはんで活力を得て勉強に励む姿が紹介された。オンエアが始まるとタイムラインには「おはよう日本」と「櫻井孝宏」というワードが一気にあふれ始め、「いきなりさくらいさんの声が流れてきたからゴロゴロしてたのに飛び起きた」など、今回の企画のことを知らなかったと思われるファンの声はもちろん、放送を待ち望んでいた“待機組”からは「朝からイケボありがとうございますー!!」「朝から櫻井孝宏の声聴けて最高~」などの“歓迎”ツイートも続々投稿された。またナレーションのなかで櫻井さんが発した「ひたすら遊んで暮らしてぇ?」というセリフに、「絶対意識してるよね」「某長男じゃないかw」「ちょいちょいおそ松さんネタ入れてくる!(笑)」といった、最近の大ヒット作「おそ松さん」を連想したファンからのツイートも多数みられた。そして今日で最終日を迎えた「朝ごはんの現場」だが、日替わりで人気声優のナレーションが聞けたこともあり多くの声優ファンからの「もう1週間やって欲しい」「NHKさん第3シリーズもよろしくお願いします!」といった“続編”を待ち望む声も多数寄せられていた。「NHKニュース おはよう日本」は毎週月~金曜日4時30分~、土曜日6時~、日曜日7時~NHK総合テレビにて放送。(笠緒)
2017年07月14日「え〜僕は以前、ジャリズムというコンビを組んでいまして。ピンでも『世界のナベアツ』という名前でやっていました。落語家になった当初は放送作家としても活動していましたが、今は落語一筋。寄席での活動のほか、大阪に部屋を借りて個人的な落語の会も開かせてもらっています。ただ落語家として活動していにも知名度はあったほうがいい。なのでラジオのパーソナリティを務めたり『ルミネtheよしもと』の出演も続けています」 こう語るのは、落語家・桂三度だ(47)。91年に「ジャリズム」を結成するも、98年に解散。04年に再結成し、08年には「世界のナベアツ」名でピン芸人としてもブレーク。だが11年にコンビ解散し、桂文枝(73)へ弟子入り。翌12年には高座デビューも果たした。 あれから5年目……落語家転身の今を元「ジャリズム」相方で女性自身記者に転身した山下しげのり(48)が初インタビュー!昨年10月のNHK新人落語大賞では、優勝まであと一歩というところにまで上りつめた三度。お笑い芸人としてはキャリア20年だったが、落語界では新入り。記者も驚くほど、入門から3年間の修業生活は過酷を極めたという。 「苦労するのは予想していましたけど、41歳での弟子入りは肉体的にキツかったですね。重たい荷物も運ばないといけないのですが、僕は腰が悪いので……。そういうのは年下の“兄弟子”さんに手伝ってもらったりして、なんとか乗り切りました。だからその分、僕は“大人力”を発揮。師匠が欲しいものを二手三手先回りして、若い人では気づかないことまで全て用意するんです。結果、修業1年目で『三度、しっかりしてるな』と師匠に言ってもらえた。今の僕は、高級ホテルで働けるぐらいの動きができると思います(笑)」 また芸人から落語家への転身による、さまざまな面での文化の違いもあった。 「僕は外から来た“転校生”みたいなものですし、当初は快く思わない落語家さんもいたようです。信頼している人からも裏ではいろいろ言われていたと知って、挫けそうになったこともありました。でも付き合ってみると、本当によくしてくれる人もたくさんいた。今ではみんなに『悪口なくそうキャンペーンをやろう!』とか『落語界を美しく!』など幼稚なことを言っています(笑)」 そして気になるのが、現在の収入だ。一からの再出発となると、経済的にも大変だったのでは?そう聞いたところ、意外な答えが! 「収入ですか、う〜ん……。具体的な額は言えないですけど、落語家になる前と比べたら10分の1くらいになりました。こないだなんて、1時間しゃべって500円(笑)。よく『安定を求めて落語家になったんだろ』と言われますが、声を大にして言いたい。落語家はぜんぜん儲からないですよ!新人になったことで、吉本からもギャラを下げられて(笑)。『ルミネtheよしもと』の出演は、落語家として出られるからまだいいんです。でもイベント営業のギャラまで下げたらアカンでしょ!そこは吉本にツッコミを入れました(笑)」 そんな生活を支えてきたのが、ほかならぬ妻だ。08年の本誌インタビューでは5歳年下の堀北真希似と語っていた三度。記者も知らなかったが、結婚15年目になる夫人は夫の挑戦を静かに見守ってきてくれたという。 「落語家になって収入が減っても、奥さんは文句も言わずついてきてくれています。節約もしてくれて、ママチャリなんて17年前に買ったのをまだ乗っているんですよ。僕が『もう買い替えようか?』と聞いても『まだ乗れるからええんや』と言ってくれて。今年の落語コンテストで優勝したら賞金で奥さんにママチャリを買ってあげたいと思います」
2017年07月14日「井上さんがいよいよ本格的に“女優復帰”することになりそうです。すでに来春公開の映画1本を撮影済みですが、今年の年末年始公開予定のスペシャルドラマへの出演が決まったんです。地方局製作で全国放送される予定で、妻夫木聡さんと“W主演”という力の入ったものになるようです」(プロダクション関係者) 15年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演を務めるも、その後、1年半以上にわたって休業状態が続いている井上真央(30)。はたして、どんなドラマなのか――。 「原作はベストセラーになったサスペンス小説で、彼女の役どころは妻夫木さんが演じる主人公である新聞記者の妻です。原作ではそれほど重要な役どころではないのですが、ドラマでは“もう一人の主人公”として描かれるようです。ドラマの“目玉”として井上さんを起用する以上、最大限に活かしたいということでしょうね」(前出・プロダクション関係者) 井上はこのスペシャルドラマで初めて母親役を演じる。まだ幼い最愛の長男を亡くした彼女は、“犯人”への復讐を誓って逆上――。錯乱して取り乱す激しいシーンもあるという。 「彼女は自分自身を追い詰めて、追い詰めて、役になりきろうとするまじめ人間ですからね。撮影中は精神的にも相当辛いはずです。この夏はその撮影にかかりきりでしょう。ただ松本潤(33)との結婚を噂された彼女が、現実より一足先に“専業主婦”を演じるわけで、じつはちょっと嬉しかったりするのかもしれませんね(笑)」(前出・プロダクション関係者)
2017年07月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「人口爆発」です。食糧不足も深刻化。昆虫食の時代に?7月11日は世界人口デー。30年前のこの日、世界人口が50億人を突破したことから、国際連合開発計画が記念日に定めました。現在の世界人口は約70億人。日本では少子高齢化による人口減少が問題になっていますが、世界人口は爆発的に増加中。1秒に2.47人。1日に20万人。年間7800万人増え続けています。これは、カナダ、オーストラリア、ギリシャ、ポルトガルの人口爆発人口合計とほぼ同じ。4か国分の人が毎年増えていると思うと、恐ろしい数です。このままいけば、2050年には98億人に達すると予測されています。人口増加による一番の問題は資源不足です。水不足はとくに深刻になっており、現時点で約7億4800万人の人が安全な飲み水を手にいれることができていないそうです。経済が発展すると工場などでも水を大量に使うため、2020年には世界は、いまより40%以上多くのきれいな水が必要になる計算に。日本では、北海道のきれいな水資源近くの山や森林が、密かに海外資本に買い占められているということも、実は問題視されているんです。世界の食糧不足も深刻です。国連の食糧農業機関(FAO)の調査によると、2050年までに世界で60%の食糧生産を増やさないと、人口に見合った供給ができなくなるとか。とはいえ、食糧を増やすには土地や水が必要。地球温暖化による世界的な異常気象で、農作物も不作がち。すると貴重になった小麦や大豆などが投資の対象になり、ますます値が上がり、貧しい国は買えなくなってしまうのです。2010年に北アフリカと中東で起きた「アラブの春」は、干ばつにより穀物が高騰して食糧が買えず、我慢の限界に至った若者たちが蜂起したという背景がありました。人口増加、食糧不足、飢餓や貧困が深刻化すると世界の治安はますます悪くなるでしょう。そこでFAOが推進しているのが昆虫食です。まずは家畜の飼料用に昆虫を養殖するというもの。養殖には作物ほど広大な土地はいらないし、温室効果ガスの発生も少なくて環境に優しい。将来性があると開発が進められているんです。日本でも、大学生がコオロギラーメンを開発して話題になりました。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年7月19日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年07月13日「水族館に来たのは久しぶりです。こんなふうに頭上をペンギンが泳ぐ姿を見たのは初めてだし、壁が透明なアクリルなので、実はちょっと怖かったんですよ(笑)」 本誌のグラビア撮影で訪れた池袋「サンシャイン水族館」でこう語るのは、俳優の竜星涼(24)。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』では、ヒロイン・みね子(有村架純)と同じ茨城県出身の警官(巡査)・綿引正義役。 「夏と言えば、浴衣で花火大会を見に行くとか、定番のデートシーンにも憧れます。ただ本音を言えば、家で扇風機の風に当たりながら、とうもろこしとかすいかを一緒に食べて、タネをピュッと飛ばし合うとか、そういうのがいいなあ(笑)」 そんな、彼の理想の女性とは? 「理想の女性は、知性を持ち合わせた上品な人。清潔感があって、人に丁寧に接することができる人に、隣にいてほしいなあって思います」 今年に入り、『ひよっこ』のほか『小さな巨人』(TBS)などに出演し、人気急上昇の竜星。8月には、舞台『大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜』を控える。 「24歳の夏のテーマは原点回帰。エネルギーをチャージして、さらなるステップアップに備えます!」
2017年07月13日NHKの朝のニュース・情報番組「NHKニュース おはよう日本」では、今週1週間、人気男性声優が日替わりでナレーションする特集シリーズ「朝ごはんの現場」を放送中。13日(木)本日は「銀魂」坂田銀時役などで知られる杉田智和がナレーターを担当した。「朝ごはんの現場」は“あなたはどこで、どなたと、どんな朝ごはんを食べていますか――?”というテーマで様々な場所の“朝ごはん”に様子をお届けするコーナー。今回は千葉、白井にある競馬学校の「朝ごはん」を特集。厳しい体重制限が課せられた競馬学校の生徒たちにカメラが密着。カロリーを気にせずおいしく食べられるよう調理法を工夫したメニューなど、毎朝行われる体重測定後の朝ごはんが紹介された。今朝ナレーターを担当した杉田さんは、2006年放送の「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン役、先述の「銀魂」坂田銀時役などで人気に。キャラクターの面白さを引き立たせるアドリブ、そしてラジオなどで見せる本人自身のキャラクター性もファンから大きな支持を集めるほか、その実力から最近では『パシフィック・リム』や『スノーホワイト/氷の王国』『パワーレンジャー』など洋画の吹き替えでも活躍している。今日の「朝ごはんの現場」は7時30分からスタート。オンエアが開始されると同時に杉田さんのナレーションについて触れたツイートの数が激増。普段はアドリブ全開の“面白い”トークが多い杉田さんが真面目にナレーションする姿に「綺麗な杉田智和」「真面目なの出て大丈夫?無理してない?」「いつになく爽やか」といった声が相次いだ。その後も「このタイプの杉田ボイス久々に聞いた」「朝からふざけてない杉田智和の声が聞けるとは」「杉田さんの低音は聴きやすくて大好き」「朝から杉田さんという幸せをありがとう」と、アニメやラジオとは一味違う“ナレーター”に徹した杉田さんの美声に感動の声が続々と投稿。なかには今回の特集のことを知らずにテレビを視聴していたと思われる「どう聞いても杉田智和さんなんだけど」「杉田智和っぽかったけどまじか?」といったツイートや、一方で普段の杉田さんを連想して「普通に喋ってても面白く聞こえる」といったコメントも投稿されていた。「朝ごはんの現場」、日替わりナレーションの最終日14日(金)を飾るのは、「ダイヤのA」『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『虐殺器官』、社会現象にもなった「おそ松さん」では長男・おそ松役を演じるなど、数多くの代表作を持つ櫻井孝宏が登場する。「NHKニュース おはよう日本」は毎週月~金曜日4時30分~、土曜日6時~、日曜日7時~NHK総合テレビにて放送。(笠緒)
2017年07月13日高畑充希が超過保護に守られて生きてきた“究極の箱入り娘”の女子大生役で民放ドラマ初主演、竹内涼真がさわやかイメージから一転“ワイルド”な画家を目指す大学生に扮して共演する日本テレビ水曜ドラマ「過保護のカホコ」が7月12日(水)今夜からスタートする。脚本を社会現象ドラマ「家政婦のミタ」をはじめ、「女王の教室」『恋妻家宮本』など、数々の話題作を生んできた遊川和彦が手掛ける本作。カホコは、母・泉と父・正高に溺愛される一人娘。純粋無垢な彼女のお姫様のような笑顔は、親のみならず、周りの誰もを幸せにしてしまう。カホコは、着る服すら母の泉のアドバイスなしには選べない。通学時も駅までママの車で送り迎え、駅まで歩いたことがない。カホコはそんな自分の生活を当たり前だと思っていた。パパの正高だけがカホコの将来を案じながら、娘に嫌われることを恐れ、何も言えないでいた。そんな中、カホコは、同じ大学の芸術学部に通うカホコとは全く正反対の境遇で育った麦野初と出会い、カホコの人生の歯車が動き出す。「お前みたいな過保護が日本をダメにするんだ」いままで誰にも言われなかったことを言われたカホコは、衝撃を受ける…という物語。21歳にして生活のすべてが親任せ、“純粋培養”の女子大生・カホコには、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で大きな注目を集め『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』や『アズミ・ハルコは行方不明』など出演作が軒並みヒット。本作が民放連ドラ初主演となる高畑さん。養護施設で育ち、アルバイトを掛け持ちしながら学費を稼ぎ大学に入学、カホコに大きな影響を与えることになる画家を目指す大学生の麦野初には「時をかける少女」や『青空エール』『帝一の國』『ラストコップ THE MOVIE』などで注目の若手俳優・竹内涼真。また、カホコの母・泉には黒木瞳、父・正高に時任三郎、泉の母・初代役に三田佳子、泉の父親・福士役に西岡徳馬、泉の妹の夫・衛役に佐藤二朗、泉の妹(次女)・環役に中島ひろ子、泉のもう一人の妹(三女)・節役に西尾まり、その夫・厚司役に夙川アトム、その夫婦の娘でカホコのいとこ・糸役に久保田紗友、カホコの父・正高に父親・正興役を平泉成、正高の妹・教子役に濱田マリ、正高の母親・多枝役に梅沢昌代といったキャストが脇をかためる。高畑さんと竹内さん、フレッシュなキャストと遊川さんのオリジナル脚本でおくる「過保護のカホコ」は7月12日(水)本日より毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送。初回10分拡大。(笠緒)
2017年07月12日あの番組をうっかり聴き逃してしまった…そんな失敗をしても、テレビ番組の「見逃しサービス」のように使えるサービスが、実はラジオにもある。スマートフォンやパソコンでインターネットを経由してラジオ番組を楽しむことができるradiko(ラジコ)には、こうした聴き逃しサービスをはじめ、好きな番組を楽しむツールとして、ラジオ好きの人にはもちろん、かつてはラジオを聴いていたが最近はすっかりごぶさたしている人にも、そしてラジオビギナーにも、知っていたら使えそうな機能が多い。そんな中、マイナビニュース編集部に、読者から「radikoで過去のラジオ番組が聴けるようになりましたが、どれぐらい使われていますか?」という声が寄せられたので、サービスを運営する株式会社radikoの青木貴博社長に詳しく説明してもらった。――聴き逃しサービスはいつから始まり、現在、どれぐらいの人が利用しているのでしょうか?パソコンやスマホでもラジオを聴けるラジコの新たな機能「タイムフリー」として、2016年10月11日から始まりました。まだ1年足らずですが、毎月徐々に利用者が増え、現在、月間250万人の方に使っていただいています。直近のアンケート調査結果では、40代男性を中心に、10代、20代、30代の割合も増えていることが分かりました。スマートフォン経由から聴かれている方は8割を超え、夕方から夜の時間帯での利用率が高いです。――以前からポッドキャストでも番組を後から楽しむことができますが、「タイムフリー」との違いは何でしょうか?決定的な違いは、radikoがサイマルだということです。つまり、編集がされていませんから、ラジオCMが入ることもあり、ライブ放送と同じような感覚で過去1週間以内であればいつでも聴取することができます。ただし、制限があり、番組を再生した段階から聴取できる時間は3時間に限らせてもらっています。一部の番組も配信されていませんが、各方面で調整され、実証実験としてラジオ番組を後から楽しむことができるサービスを実現しています。――どのような番組がタイムフリーでよく聴かれているのでしょうか?若い方からは「深夜番組」がよく聴かれています。ジャンル別では「有名タレントやミュージシャンの番組」がライブ放送よりも多く聴かれていますね。「DJ・パーソナリティの選曲による音楽番組」も人気があり、オンエア曲情報もライブ放送と同様にチェックすることができると好評です。――「タイフフリー」で最もよく聴かれた番組があれば教えてください。今年3月20日夜に放送された民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』が、群を抜いてよく聴かれました。山下達郎さんはTOKYO FM系列『山下達郎のサンデー・ソングブック』で約25年もラジオ番組を続け、星野源さんはニッポン放送『オールナイトニッポン』のパーソナリティを務めています。コアファンの世代が違うお2人が対談するということで話題性を作ることができ、ライブ放送で約16万人、タイムフリーで約15万人の聴取人数を記録しました。ポジティブに聴きにいってくれた方の人数がこれだけいたということは評価できる数字だと思います。星野源さんの『オールナイトニッポン』は普段から聴取数が高く、radikoのライブ放送とタイムフリーを合わせて平均して、7~8万人の方に聴かれています。星野源さんだから聴いているという方もいらっしゃると思いますが、結局はラジオ番組としての面白さも備わっているから人気があるのでしょう。ビックパーソナリティの誕生ですよ!――radikoの画面上に「シェア」というボタンがありますが、これはどのような使い方があるのでしょうか?自分のお気に入りの番組や友だちが気に入りそうな番組をソーシャルメディアのTwitter、Facebook、LINEを通じて「お知らせ・共有」ができる機能になります。受け取った相手は、表示された番組URLをタップすると、radikoが起動し、番組が流れるという仕組みになります。ラジオ番組そのものを友達と共有する手段はこれまでなかったものになりますから、新しい文化を作っていくことになります。現在は1カ月で5~6万件のシェアにとどまっていますが、広告よりもむしろ友だちのオススメの方が効果が高い時代に、もっと活用して拡散してもらえることを期待しています。――「タイムフリー」に並んで、場所を越えて聴取ができる「エリアフリー」という機能もありますね。はい。「タイムフリー」「ライブ」「エリアフリー」の3択から聴き方を選ぶことができます。エリアフリーは日本全国のラジオ局を聴くことができるサービスで、通常のradikoとは異なり、有料のプレミアム会員の登録が必要になります。会員になれば月額350円(税別)で全国のラジオ局が聴き放題です。プロ野球全球団の試合中継も、地元の懐かしい番組も、エリア外で放送されている好きなアーティストの番組も追っかけることができ、国内旅行や出張の時でもなじみのある番組が聴けます。――radikoで新しい聴取の仕方が提供されることによって、ラジオ番組に変化をもたらすようなこともあるのでしょうか。サービスが開始されて約7年。エリアや時間を越えて聴けるようになり、友だちにも手軽に番組を送れるようになりました。放送局もradikoを使ってうまく拡散しようという意識に変わっています。番組の作り方にも変化がみられます。SNSで話題になるものを想定してインパクトがある話題や企画をコーナー展開している放送局が増えています。より一層ラジオの楽しみ方を盛り上げるため、radikoでは今、リコメンド機能が実装できるよう準備を進めています。無料で入れる会員組織も計画し、好きなタレントやアーティストの名前やキーワードを設定しておくと、自動的にその番組が始まった時にお知らせできるような便利さも追求していきます。民放ラジオ局、放送大学の番組に限られていたradikoに、いよいよNHKの参加も検討されている。ラジオの新たなインフラとしての役割をradikoが担っているようだ。早速、聴き逃してしまったあの番組を、試しに聴いてみたらいかがだろうか。
2017年07月12日