「水族館に来たのは久しぶりです。こんなふうに頭上をペンギンが泳ぐ姿を見たのは初めてだし、壁が透明なアクリルなので、実はちょっと怖かったんですよ(笑)」 本誌のグラビア撮影で訪れた池袋「サンシャイン水族館」でこう語るのは、俳優の竜星涼(24)。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』では、ヒロイン・みね子(有村架純)と同じ茨城県出身の警官(巡査)・綿引正義役。 「夏と言えば、浴衣で花火大会を見に行くとか、定番のデートシーンにも憧れます。ただ本音を言えば、家で扇風機の風に当たりながら、とうもろこしとかすいかを一緒に食べて、タネをピュッと飛ばし合うとか、そういうのがいいなあ(笑)」 そんな、彼の理想の女性とは? 「理想の女性は、知性を持ち合わせた上品な人。清潔感があって、人に丁寧に接することができる人に、隣にいてほしいなあって思います」 今年に入り、『ひよっこ』のほか『小さな巨人』(TBS)などに出演し、人気急上昇の竜星。8月には、舞台『大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜』を控える。 「24歳の夏のテーマは原点回帰。エネルギーをチャージして、さらなるステップアップに備えます!」
2017年07月13日NHKの朝のニュース・情報番組「NHKニュース おはよう日本」では、今週1週間、人気男性声優が日替わりでナレーションする特集シリーズ「朝ごはんの現場」を放送中。13日(木)本日は「銀魂」坂田銀時役などで知られる杉田智和がナレーターを担当した。「朝ごはんの現場」は“あなたはどこで、どなたと、どんな朝ごはんを食べていますか――?”というテーマで様々な場所の“朝ごはん”に様子をお届けするコーナー。今回は千葉、白井にある競馬学校の「朝ごはん」を特集。厳しい体重制限が課せられた競馬学校の生徒たちにカメラが密着。カロリーを気にせずおいしく食べられるよう調理法を工夫したメニューなど、毎朝行われる体重測定後の朝ごはんが紹介された。今朝ナレーターを担当した杉田さんは、2006年放送の「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン役、先述の「銀魂」坂田銀時役などで人気に。キャラクターの面白さを引き立たせるアドリブ、そしてラジオなどで見せる本人自身のキャラクター性もファンから大きな支持を集めるほか、その実力から最近では『パシフィック・リム』や『スノーホワイト/氷の王国』『パワーレンジャー』など洋画の吹き替えでも活躍している。今日の「朝ごはんの現場」は7時30分からスタート。オンエアが開始されると同時に杉田さんのナレーションについて触れたツイートの数が激増。普段はアドリブ全開の“面白い”トークが多い杉田さんが真面目にナレーションする姿に「綺麗な杉田智和」「真面目なの出て大丈夫?無理してない?」「いつになく爽やか」といった声が相次いだ。その後も「このタイプの杉田ボイス久々に聞いた」「朝からふざけてない杉田智和の声が聞けるとは」「杉田さんの低音は聴きやすくて大好き」「朝から杉田さんという幸せをありがとう」と、アニメやラジオとは一味違う“ナレーター”に徹した杉田さんの美声に感動の声が続々と投稿。なかには今回の特集のことを知らずにテレビを視聴していたと思われる「どう聞いても杉田智和さんなんだけど」「杉田智和っぽかったけどまじか?」といったツイートや、一方で普段の杉田さんを連想して「普通に喋ってても面白く聞こえる」といったコメントも投稿されていた。「朝ごはんの現場」、日替わりナレーションの最終日14日(金)を飾るのは、「ダイヤのA」『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『虐殺器官』、社会現象にもなった「おそ松さん」では長男・おそ松役を演じるなど、数多くの代表作を持つ櫻井孝宏が登場する。「NHKニュース おはよう日本」は毎週月~金曜日4時30分~、土曜日6時~、日曜日7時~NHK総合テレビにて放送。(笠緒)
2017年07月13日高畑充希が超過保護に守られて生きてきた“究極の箱入り娘”の女子大生役で民放ドラマ初主演、竹内涼真がさわやかイメージから一転“ワイルド”な画家を目指す大学生に扮して共演する日本テレビ水曜ドラマ「過保護のカホコ」が7月12日(水)今夜からスタートする。脚本を社会現象ドラマ「家政婦のミタ」をはじめ、「女王の教室」『恋妻家宮本』など、数々の話題作を生んできた遊川和彦が手掛ける本作。カホコは、母・泉と父・正高に溺愛される一人娘。純粋無垢な彼女のお姫様のような笑顔は、親のみならず、周りの誰もを幸せにしてしまう。カホコは、着る服すら母の泉のアドバイスなしには選べない。通学時も駅までママの車で送り迎え、駅まで歩いたことがない。カホコはそんな自分の生活を当たり前だと思っていた。パパの正高だけがカホコの将来を案じながら、娘に嫌われることを恐れ、何も言えないでいた。そんな中、カホコは、同じ大学の芸術学部に通うカホコとは全く正反対の境遇で育った麦野初と出会い、カホコの人生の歯車が動き出す。「お前みたいな過保護が日本をダメにするんだ」いままで誰にも言われなかったことを言われたカホコは、衝撃を受ける…という物語。21歳にして生活のすべてが親任せ、“純粋培養”の女子大生・カホコには、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で大きな注目を集め『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』や『アズミ・ハルコは行方不明』など出演作が軒並みヒット。本作が民放連ドラ初主演となる高畑さん。養護施設で育ち、アルバイトを掛け持ちしながら学費を稼ぎ大学に入学、カホコに大きな影響を与えることになる画家を目指す大学生の麦野初には「時をかける少女」や『青空エール』『帝一の國』『ラストコップ THE MOVIE』などで注目の若手俳優・竹内涼真。また、カホコの母・泉には黒木瞳、父・正高に時任三郎、泉の母・初代役に三田佳子、泉の父親・福士役に西岡徳馬、泉の妹の夫・衛役に佐藤二朗、泉の妹(次女)・環役に中島ひろ子、泉のもう一人の妹(三女)・節役に西尾まり、その夫・厚司役に夙川アトム、その夫婦の娘でカホコのいとこ・糸役に久保田紗友、カホコの父・正高に父親・正興役を平泉成、正高の妹・教子役に濱田マリ、正高の母親・多枝役に梅沢昌代といったキャストが脇をかためる。高畑さんと竹内さん、フレッシュなキャストと遊川さんのオリジナル脚本でおくる「過保護のカホコ」は7月12日(水)本日より毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送。初回10分拡大。(笠緒)
2017年07月12日あの番組をうっかり聴き逃してしまった…そんな失敗をしても、テレビ番組の「見逃しサービス」のように使えるサービスが、実はラジオにもある。スマートフォンやパソコンでインターネットを経由してラジオ番組を楽しむことができるradiko(ラジコ)には、こうした聴き逃しサービスをはじめ、好きな番組を楽しむツールとして、ラジオ好きの人にはもちろん、かつてはラジオを聴いていたが最近はすっかりごぶさたしている人にも、そしてラジオビギナーにも、知っていたら使えそうな機能が多い。そんな中、マイナビニュース編集部に、読者から「radikoで過去のラジオ番組が聴けるようになりましたが、どれぐらい使われていますか?」という声が寄せられたので、サービスを運営する株式会社radikoの青木貴博社長に詳しく説明してもらった。――聴き逃しサービスはいつから始まり、現在、どれぐらいの人が利用しているのでしょうか?パソコンやスマホでもラジオを聴けるラジコの新たな機能「タイムフリー」として、2016年10月11日から始まりました。まだ1年足らずですが、毎月徐々に利用者が増え、現在、月間250万人の方に使っていただいています。直近のアンケート調査結果では、40代男性を中心に、10代、20代、30代の割合も増えていることが分かりました。スマートフォン経由から聴かれている方は8割を超え、夕方から夜の時間帯での利用率が高いです。――以前からポッドキャストでも番組を後から楽しむことができますが、「タイムフリー」との違いは何でしょうか?決定的な違いは、radikoがサイマルだということです。つまり、編集がされていませんから、ラジオCMが入ることもあり、ライブ放送と同じような感覚で過去1週間以内であればいつでも聴取することができます。ただし、制限があり、番組を再生した段階から聴取できる時間は3時間に限らせてもらっています。一部の番組も配信されていませんが、各方面で調整され、実証実験としてラジオ番組を後から楽しむことができるサービスを実現しています。――どのような番組がタイムフリーでよく聴かれているのでしょうか?若い方からは「深夜番組」がよく聴かれています。ジャンル別では「有名タレントやミュージシャンの番組」がライブ放送よりも多く聴かれていますね。「DJ・パーソナリティの選曲による音楽番組」も人気があり、オンエア曲情報もライブ放送と同様にチェックすることができると好評です。――「タイフフリー」で最もよく聴かれた番組があれば教えてください。今年3月20日夜に放送された民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO! ~山下達郎・星野源のラジオ放談』が、群を抜いてよく聴かれました。山下達郎さんはTOKYO FM系列『山下達郎のサンデー・ソングブック』で約25年もラジオ番組を続け、星野源さんはニッポン放送『オールナイトニッポン』のパーソナリティを務めています。コアファンの世代が違うお2人が対談するということで話題性を作ることができ、ライブ放送で約16万人、タイムフリーで約15万人の聴取人数を記録しました。ポジティブに聴きにいってくれた方の人数がこれだけいたということは評価できる数字だと思います。星野源さんの『オールナイトニッポン』は普段から聴取数が高く、radikoのライブ放送とタイムフリーを合わせて平均して、7~8万人の方に聴かれています。星野源さんだから聴いているという方もいらっしゃると思いますが、結局はラジオ番組としての面白さも備わっているから人気があるのでしょう。ビックパーソナリティの誕生ですよ!――radikoの画面上に「シェア」というボタンがありますが、これはどのような使い方があるのでしょうか?自分のお気に入りの番組や友だちが気に入りそうな番組をソーシャルメディアのTwitter、Facebook、LINEを通じて「お知らせ・共有」ができる機能になります。受け取った相手は、表示された番組URLをタップすると、radikoが起動し、番組が流れるという仕組みになります。ラジオ番組そのものを友達と共有する手段はこれまでなかったものになりますから、新しい文化を作っていくことになります。現在は1カ月で5~6万件のシェアにとどまっていますが、広告よりもむしろ友だちのオススメの方が効果が高い時代に、もっと活用して拡散してもらえることを期待しています。――「タイムフリー」に並んで、場所を越えて聴取ができる「エリアフリー」という機能もありますね。はい。「タイムフリー」「ライブ」「エリアフリー」の3択から聴き方を選ぶことができます。エリアフリーは日本全国のラジオ局を聴くことができるサービスで、通常のradikoとは異なり、有料のプレミアム会員の登録が必要になります。会員になれば月額350円(税別)で全国のラジオ局が聴き放題です。プロ野球全球団の試合中継も、地元の懐かしい番組も、エリア外で放送されている好きなアーティストの番組も追っかけることができ、国内旅行や出張の時でもなじみのある番組が聴けます。――radikoで新しい聴取の仕方が提供されることによって、ラジオ番組に変化をもたらすようなこともあるのでしょうか。サービスが開始されて約7年。エリアや時間を越えて聴けるようになり、友だちにも手軽に番組を送れるようになりました。放送局もradikoを使ってうまく拡散しようという意識に変わっています。番組の作り方にも変化がみられます。SNSで話題になるものを想定してインパクトがある話題や企画をコーナー展開している放送局が増えています。より一層ラジオの楽しみ方を盛り上げるため、radikoでは今、リコメンド機能が実装できるよう準備を進めています。無料で入れる会員組織も計画し、好きなタレントやアーティストの名前やキーワードを設定しておくと、自動的にその番組が始まった時にお知らせできるような便利さも追求していきます。民放ラジオ局、放送大学の番組に限られていたradikoに、いよいよNHKの参加も検討されている。ラジオの新たなインフラとしての役割をradikoが担っているようだ。早速、聴き逃してしまったあの番組を、試しに聴いてみたらいかがだろうか。
2017年07月12日「NHKニュース おはよう日本」で今週放送されている特集シリーズ「朝ごはんの現場」では、人気男性声優が日替わりでナレーションを担当し話題となっているが、10日(月)の森久保祥太郎、11日(火)の下野紘に続き12日(水)本日は鳥海浩輔が登場!ナレーターを務めた。「朝ごはんの現場」は“あなたはどこで、どなたと、どんな朝ごはんを食べていますか――?”というテーマで様々な場所の“朝ごはん”を紹介する企画。5月に放送された第1弾に続き7月10日(月)からは第2弾が放送されている。今朝のテーマは宮城県の牡鹿半島でで養殖されているホヤを使った“朝ごはん”。震災でそれまで養殖していたホヤが全滅。養殖を再開したものの原発事故の影響などで輸出が伸び悩むなか、国内の消費を増やそうと地元のホヤで新メニュー開発に奮闘する地元の漁師たちの姿を、鳥海さんが“ホヤ王子”に扮して紹介した。ナレーションを鳥海さんが担当することがアナウンスされると、「ナレーションは『声優の鳥海浩輔さんです』って聞こえて静かにふんぞり返った」「鳥海浩輔さんの朝ごはんくるぞー」「鳥海浩輔さん、て強調されたぞ」とタイムラインには興奮気味のツイートが相次ぎ、「今日は声優の鳥海浩輔さんがお送りしますって言い出して吹いた」など今回の企画を知らなかった声優ファンたちも続々と反応する事態に。7時17分頃からオンエアがはじまると「鳥さんさわやか」「朝から鳥海浩輔の声聞くとか罪…」「一緒に朝を迎えたような錯覚に陥る」などその“イケボ”に聞き惚れる視聴者の声が相次いで投稿された。コーナー開始当初は普通にナレーションしていた鳥海さんだが、途中から画面右下に「ホヤ王子」のキャラクターが登場。鳥海さんがホヤ王子としてホヤについて解説をはじめると「NHKでホヤ王子爆誕」「ホヤが鳥海浩輔の声で喋ってた」「ホヤ王子がじわじわかわいい」「かわいいのにイケボ」など、艶っぽいセクシーが魅力の鳥海さんの“ホヤ王子”ぶりにやられた視聴者からの感動コメントが激増。また「セシルさんのキャラソン流れてた」「インストBGMにしてるんですけど」など鳥海さんが演じて人気のキャラクター、「うたの☆プリンスさまっ♪」の愛島セシルの関連曲がBGMで流れたことにも多くの人が反応。放送後には「NHKさんありがとうございますっ」と朝から鳥海さんの“イケボ”を聞けたファンからの感謝の言葉も多数ツイートされていた。「朝ごはんの現場」は明日13日(木)に「銀魂」坂田銀時役、『パワーレンジャー』などアニメや洋画吹き替えで活躍する杉田智和が、最終日の14日(金)には「PSYCHO-PASS サイコパス」『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や社会現象を巻き起こした「おそ松さん」などで知られる櫻井孝宏がそれぞれ登場する。「NHKニュース おはよう日本」は毎週月~金曜日4時30分~、土曜日6時~、日曜日7時~NHK総合テレビにて放送。(笠緒)
2017年07月12日世界的動物写真家・岩合光昭が世界中のネコたちを撮影し、世のネコ好きな人々を魅了する人気番組がスクリーンに登場する『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩きコトラ家族と世界のいいコたち』。本作の公開日が10月21日(土)に決定し、さらに本編のナレーションを、ネコ愛を公言する最旬女優・吉岡里帆が務めることが分かった。岩合氏が世界中のネコをネコの目線で撮影し、自ら「いいコだね~」と語りかける様子と共に紹介するNHK BSプレミアムにて放送中の「岩合光昭の世界ネコ歩き」。その初めての劇場版となる本作は、番組ファンの間で人気の「津軽の四季」より“コトラとその家族”を中心に、岩合氏お気に入りの世界6か国のネコたちの生きる姿を再編集。TVでは放送されなかった、選りすぐりの未公開シーンと共に、この夏に撮影予定の“コトラの子どもたち”の現在の姿を紹介する。青森県・津軽の大地で、太陽を浴び真っ赤に育ったリンゴのように愛くるしく、そして力強く生きるネコたちの姿が実に楽しみだ。そんな本作で本編ナレーション(語り)キャストを務めることになったのは、長瀬智也主演「ごめん、愛してる」ほか、ドラマ・映画・CMとオール・ジャンルで活躍し、実力と人気を兼ね備えた最旬女優・吉岡さん。岩合氏と共に、温かい作品の世界観をナレーションする。吉岡さんといえば、自身のブログなどでたびたび、そのネコ愛を語り、趣味は“ネコと遊ぶこと”と公言するほどの大のネコ好き。そんなネコに対する深い愛情があることから、今回の起用が実現した。吉岡さんは、「お話をいただいたとき、耳がピーンと立ち喜びがこみ上げました。私自身こよなく猫を愛している1人です。そして岩合光昭さんの撮る堪らなく愛おしいネコたちの大ファンです」と番組のファンであることを語り、「岩合さんのように、彼ら彼女らに心をすり寄せながら音を入れていけたらなと思っております」と気合いも十分。「猫、ネコ、ねここうして言葉を並べ想像するだけでもフニャッとニヤけてしまいます。皆様にも劇場でフニャッと幸せな気持ちになっていただけますように」と、ネコ愛たっぷりのコメントを寄せている。『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』は10月21日(土)より全国のユナイテッド・シネマほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月12日いまやティーンの「なりたい職業」の上位にランクインするほど注目される声優。00年代の深夜アニメブームと共に女性アイドル声優の人気が高まったのに続き、現在は男性声優も大きな注目を集めるように。“一般層”に浸透しつつある男性声優の最新トレンドを追った。水樹奈々や「μ’s」などが東京ドームライブ、「紅白」出場を果たすようになり、今年上半期の話題をさらった「けものフレンズ」からは主題歌ユニットの「どうぶつビスケッツ×PPP」が「Mステ」出演を果たすなど女性声優の人気はもはや定着した感があるが、ここに来て中堅・若手男性声優もゴールデンタイムの番組に“顔出し”で登場するなど“一般層”に浸透中。その背景には人気声優が出演することでネットでの反響が見込めることなど声優人気が一部のファンのものだけではなくなった状況がある。まず声優の地上波進出を象徴する出来事の1つが、星野源のテレビ初冠番組として5月4日にNHK総合で放送された「おげんさんといっしょ」に宮野真守が“顔出し出演”したことだろう。宮野さんは「DEATH NOTE」の夜神月役などアニメ作品だけでなく最近では『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の主人公・ニュートの吹き替えや舞台「王家の紋章」のイズミル王子役、音楽アーティストとしても日本武道館単独公演を行うなど多方面で活躍している。「おげんさん」ではねずみの声を担当した宮野さんだったが、番組の終盤で星野さんに呼び込まれ「具が出ちゃいました」と言いながら画面に登場。Twitterトレンド入りを果たすほどの話題となったのは記憶に新しい。こちらもNHKになるが平日に毎朝放送されている朝のニュース・情報番組「NHKニュース おはよう日本」で5月8日(月)から12日(金)の5日間オンエアされた特集「朝ごはんの現場」のナレーションを梶裕貴、宮野さん、諏訪部順一、福山潤、神谷浩史の5人の人気声優が日替わりで担当したことも大きな話題を呼んだ。なお「朝ごはんの現場」は7月10日本日からその第2弾が放送中。初日の10日は「弱虫ペダル」巻島裕介役などで知られる森久保祥太郎が、11日(火)は「進撃の巨人」コニー・スプリンガー役などの下野紘が、12日(水)は役柄の幅広さで知られ昨年デビュー20周年を記念した書籍「てきとう」も刊行した鳥海浩輔が、13日(木)は「銀魂」坂田銀時役や『パワーレンジャー』などの洋画吹き替えでも活躍する杉田智和が、14日(金)は社会現象にもなった「おそ松さん」で長男・おそ松役を演じた櫻井孝宏がそれぞれナレーターを担当。前回の放送ではそれぞれの個性や得意分野を生かしたナレーションにネットが朝から沸いたが、今回もネットを中心に盛り上がりを見せており、今後のシリーズ化にても大きな期待が寄せられる。7月9日(日)から放送が始まったTBS系日曜劇場「ごめん、愛してる」の第1話では韓国の人気俳優イ・スヒョクの吹き替えを「進撃の巨人」リヴァイ役や「クレヨンしんちゃん」ぶりぶりざえもん役など多彩な役を演じ分けることで知られる神谷浩史が担当。主演の長瀬智也と共に神谷さんが韓国語のセリフを担当した“吹き替え版”が副音声でオンエアされると、Twitter上には副音声で視聴したファンの感動ツイートが溢れ、その割合はメインキャストと並ぶほどになった。4月から放送された日本テレビ系「ボク、運命の人です」にも「暗殺教室」殺せんせー役、「おそ松さん」の一松役などで知られる福山潤と「サクラダリセット」などで注目される石川界人が登場。少し前になるが昨夏の月9「好きな人がいること」に入野自由が出演するなど、声優人気はゴールデンの地上波ドラマにも波及。そして現在放送中の日清カップヌードルのCMでは、「魔女の宅急便」の主人公・キキが17歳に成長した姿を描く「魔女の宅急便篇」がオンエア中。このCMでは女優の浜辺美波がキキ役を、そしてとんぼ役の声優を「進撃の巨人」の主人公・エレン役で知られる梶裕貴が担当している。アニメや舞台で鍛えられた演技力やパフォーマンスが評価され、急速にメジャー化しつつある男性声優たち。この夏以降もさらなる地上波進出が見込まれる彼らの今後の活躍から目が離せない。(笠緒)
2017年07月12日等身大の36歳の男女を描き、アメリカで大ヒットした感動のヒューマンドラマが日本に初登場。10月より放送が開始されることとなったが、主人公のひとりを、俳優の高橋一生が声を務めることが決定した。誕生日が同じ36歳の男女3人の物語。自分が演じる役に嫌気がさしているイケメン俳優、“脱肥満”を目標に努力する女性、幸せな家庭を築き仕事も成功しているエリートビジネスマン。置かれている状況も性格も全く異なる彼らには、誕生日が同じであること以外にも共通点があった。恋愛、家庭、仕事など、それぞれが“人生の壁”を乗り越えようとする中で、“大切なもの”を見つけたり、取り戻したりする。そして、3人の運命の糸がたぐり寄せられる…。本作は生き方に迷う36歳のせつなく心温まる物語。昨年、アメリカで大ヒットし、このほど日本でも放送が決定した。そして本作の主人公のひとりであるイケメン俳優・ケヴィンの声を演じるのは、俳優の高橋さん。高橋さんは、主人公の設定と同じ36歳であり、本作が海外ドラマ吹き替え初挑戦!役柄と同じような境遇に立つ高橋さんからのコメントが到着した。「このドラマを初めて見たとき、国を越えて、30代半ばの人たちが考えたり葛藤したりすることが同じであることに驚きました。私も36歳なのでとても共感できます。特に私が演じるケヴィンは職業が俳優ということもあり、彼の葛藤はとてもよく理解できます。人生に立ち向かっている人や、そうした経験をした人など多くの方に共感してもらえるドラマだと思います。ぜひ、ご覧ください」。国を越えて誰もが共感でき、勇気づけられる、涙と笑いと感動のヒューマンドラマを、この秋チェックしてみて。「This is US36歳、これから」は10月1日(日)より毎週日曜日23時~NHK総合にて放送。(全18回)(text:cinemacafe.net)
2017年07月11日こんにちは。エッセイストで経済思想史家の鈴木かつよしです。さきごろ、『ソニー生命保険株式会社』の調査で男子中学生の“将来なりたい職業”第3位に「You Tuber」が入ったことが話題になりました。ところがこの調査結果、もっとよく見てみると中学生も高校生も男の子が将来なりたい職業ベスト3は「You Tuber」のみならず、 広義での“ものづくり”系の仕事で占められていることがわかります。今なぜ男の子の夢は“ものづくり人”なのか?その理由を考えることで男の子を育てるヒントを探るとともに、男の子を育てるコツについても考えます。ご一緒に考えてみましょう。●上位5つの職業中4つまで“ものづくり”系の仕事が占める中学生男子の心情ソニー生命保険の意識調査の集計結果によりますと、中学生の男子について見るならば“将来なりたい職業”の第1位は「ITエンジニア・プログラマー」で24.0%、第2位は「ゲームクリエイター」で20.0%、第3位は「You Tuberなどの動画投稿者」で17.0%でした。そして、第4位にようやく“ものづくり”系以外が登場して、「プロスポーツ選手」の16.0%、第5位はモロに「ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など)」で13.0%でした。同じ中学生でも女子だと3位にランクインする「医師」(女子の13.0%)は9位(男子の9.0%)、女子だと堂々の1位となった「歌手・俳優・声優などの芸能人」(女子の19.0%)はベスト10圏外という結果だったのです。中学生男子においては“なりたい”上位5つの職業中4つまでが(ソフトウエア・ハードウエアの別を問わず)何らかのシステムやゲームや乗り物や機械などを“つくる”仕事が占めている ことがわかります。筆者自身もそうなのですが、今わが国で中学生の男の子を持つパパ・ママとしては、わが子のこの心情をまずは理解してかからないことには、「かみ合った子育て」がなかなかできないのではないかという気がするのです。では、中学生の男の子たちのこういった心情についてもう少し考えてみましょう。●“縁故資本主義”がもたらす無力感が蔓延した時代でも「ものは裏切らない!」この年代の少年たちがどうしてこれほどまでに“ものづくり人”を志向するのか。筆者はその理由を彼らが「ものづくり以外の仕事はチャンスが平等ではなく、夢がない」と感じているからではないかと考えています。この仮説に一定の根拠づけをしてくれる専門家の見解もあります。『資本主義の終焉と歴史の危機』の著書がある経済学博士で法政大学教授の水野和夫さんは、2017年3月28日付の『毎日新聞』朝刊の「時論フォーラム」の中で、次のように指摘しています。**********『世界が悪い意味で「中世に戻った」ともいえます。上位85人の富豪が世界の富の半分を握り、貴族のように世襲する。あるいは、「縁故資本主義」になった。多国籍企業や投資家のネットワークが各国の政策に影響を与えている』(2017年3月28日『毎日新聞』朝刊「時論フォーラム」より)**********この指摘はわたしたちが置かれている今の世の中の状況を端的に言い当てているように思うのです。わたしたちは、多かれ少なかれ煮え湯を飲んで世襲の有力者のネットワークに頭を下げて加わらない限り、いい暮らしができない時代に生きているのではないでしょうか。ここに、この時代に男の子を育てているパパやママに向けての子育てのヒントが潜んでいるのではないかと筆者は考えます。いくら安定しているとはいえ、公務員になったなら世襲政治家たちからの無言の圧力に逆らえない毎日が来るわけですし、大学病院の勤務医になれば投資家の顔色をうかがう理事長さんらから下る指針には抵抗できません。筆者は政府系機関の職員も医療福祉系大学の職員も経験したことがありますので、そういった現実はいやというほど知っています。そこへいくと、“自分がつくったもの”には自分の魂をこめることができます。中学生男子たちはそのことが肌でわかっていて、「自分がつくったものは自分を裏切らない 」といった気持ちから、ものづくりの道を志向しているように見えなくもありません。●高校生の場合もエンジニア・プログラマー・クリエイターが“なりたい”ベスト3を独占もう一度ソニー生命保険の意識調査の結果に戻りますが、まったく同じ質問を男子高校生にした結果でも、やはり上位3位までは“ものづくり”系の仕事で占められているのです。高校生男子が“将来なりたい職業”の第1位は中学生の男子と同じで「ITエンジニア・プログラマー」(20.8%)、第2位に「ものづくりエンジニア」(13.3%)が入り、中学生男子では3位に入った「You Tuber」はさすがに高校生男子では第10位(6.8%)でした。しかし、高校生男子の場合でも堂々の第3位は「ゲームクリエイター」(12.5%)が入っており、男の子は中学生も高校生も将来の仕事として“ものづくり”を志向していることがはっきりと示されています。つまり、男の子たちは自己実現するための道筋を“ものづくり”に託している のです。水野和夫先生ふうに言うなら、「他人から見れば羨ましがられるような職業に就いたところで貴族のような投資家・権力者たちの前では結局は無力な大人たち」をさんざん見てきた彼らは、自分がつくり、そして自分を超えて行く自分の創造物に、夢を託しているのではないでしょうか。●男の子を育てるコツは「きみのつくったものが未来を変える」という希望を持たせることNHKスペシャルの人気シリーズ『人工知能』では、人間の政治家は自分と考え方の近い人や自分の縁故者たちの利益のためばかりに行動してしまう傾向があるためAI政治家を開発して多くの人にとって公正で民主的な税金の使い道を考えてもらおうとする世界を代表する人工知能研究者たちからなるプロジェクトチームの話題を取り上げていました(NHK総合、2017年6月25日放送)。これなどは、少年たちが“ものづくり”に自分たちの未来についての一縷の希望を託す心情と共通する動きだろうと思います。一方で同番組では、将棋界の最高位に君臨する佐藤天彦名人をAI棋士の『ポナンザ』が人間には到底思いつかないような手を連発していとも簡単に負かしてしまう様子をも紹介していました。ポナンザを開発した山本一成さんによると、『たしかにポナンザをつくりプログラミングしているのは自分だが、ポナンザがなぜ人間には思いつかないような手を考えつくのかは自分にも説明できません』と言います。これもまた“ものづくり人”を志向する中高生男子たちの心情と共通しています。彼らは、自分がつくったものやシステムたちがやがて自分の手を借りずに機械学習し自分を超えていくことをも“生きがい”として楽しんでいるのです。現実に屈服してしまった大人たちを尻目に、自分たちがつくったものの“凄さ”をわが子が成長して行くのと同じように誇りに思いながら見守っているのです。こうして考えてくると、わたしたち“男の子を持つパパ・ママ”は、「ものづくり人になろう」としている男の子に対して「しょうもない動画ばっかり作っていないで勉強したらどうだ」などと言ったところで無駄というものです。動画というエンタメの分野だって少年たちにとっての“意味”は変わりません。彼らは自分がつくりアップした動画が閉塞した今の状況を突き破ってくれるかもしれないという夢を、一定の根拠を持って抱いているからです。ジャスティン・ビーバーさんもピューディパイさんも、現実に存在する人物なのです。男の子の可能性を潰さずに育んで行くコツは、パパやママが「きみのつくったものが未来を変えるかもしれないね 」と希望を持たせることだと思います。ありとあらゆる分野で“ものづくり”は時代が忘れてしまった“夢”をもう一度見させてくれることをパパやママの方も認め、子どもたちとその思いを共有しましょう。筆者は以前、友人である大学生の少年から「植物が人間の会話を理解できることを利用して、医療や介護の分野をはじめとして実にいろいろなシステムをつくることができるのですよ」という話を聞いたことがあります。未来は“ものづくり”を志向する彼らの肩にかかっているのだろうと思います。【参考文献】・『資本主義の終焉と歴史の危機』水野和夫・著【参考リンク】・中高生が思い描く将来についての意識調査2017 | ソニー生命保険株式会社()●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/神山みき(れんくん)
2017年07月11日7月8日(土)より全国東宝系にて公開中の『メアリと魔女の花』の主題歌を担当していることでも話題の人気アーティスト「SEKAI NO OWARI」が、7月27日(木)放送のNHK「SONGS」に出演することが決定。「SONGS」だけの“高校生限定ライブ”を開催する。昨年、メンバー全員が30代となった「SEKAI NO OWARI」。これまでも『今日、恋をはじめます』や『進撃の巨人』などの数々の映画の主題歌を手掛け、いまや日本を代表するバンドとなった彼ら。多感に過ごした高校生時代の経験や当時の思いが、いまの基盤となっているという彼らは、いま高校生たちが何を感じているのかに強い興味があるという。そこで、高校生だけを集めた「SONGS」だけのスタジオライブを開催し、次代を担う高校生たちに曲に込めたメッセージを熱く伝える。そして今回のスタジオライブでは、ライブパフォーマンスの写真撮影を解禁!高校生たちに、自分で撮影した写真をSNS発信してもらうというNHK初の試みにも挑む。またスペシャルな対談も実現。対談相手となるのは、今年高校生となった「欅坂46」の平手友梨奈。「SEKAI NO OWARI」を「尊敬するアーティスト」と語る彼女からは、表現者の先輩「SEKAI NO OWARI」への鋭い質問が溢れ出す。5人のアットホームなトークが繰り広げられる中には、高校生・平手さんのリアルな悩みや夢についても語られる。さらに、この3時間に渡って収録した「セカオワ×平手友梨奈」対談の完全版を放送するラジオ特番「真夏の夜のセカオワ」がNHK-FMでオンエア決定。「SEKAI NO OWARI」がNHK-FMでDJを務めるのは今回が初めてとなる。「SONGS SEKAI NO OWARI」は7月27日(木)22時50分~NHK総合テレビにて放送。「真夏の夜のセカオワ」は8月13日(日)23時~NHK-FMにて放送。(cinemacafe.net)
2017年07月11日NHKで平日朝に放送中の「NHKニュース おはよう日本」では今週月~金までの5日間にわたり特集シリーズ「朝ごはんの現場」を朝7時台にオンエア。5月に続き第2弾となる今回も人気男性声優がナレーションを務めているが、7月11日(火)本日は下野紘が登場した。「朝ごはんの現場」は“あなたはどこで、どなたと、どんな朝ごはんを食べていますか――?”というテーマで様々な場所の“朝ごはん”を紹介するコーナー。今日は「卵かけごはん」がテーマ。熊本のグルメタクシーで最高の食材を集めて“究極の卵かけごはん”を作るツアーを取材ディレクターが体験。くまモンに見送られたディレクターがタクシーに乗り込み、最高のお米、しょうゆ、うみたての卵を手に入れ卵かけごはんを作るまでを、震災を乗り越えた醤油の蔵のエピソードを織り交ぜつつ下野さんが軽快なナレーションで紹介。下野さんは2002年に「ラーゼフォン」の主人公・神名綾人役でアニメデビューを飾り、その後「おおきく振りかぶって」の田島悠一郎や「神のみぞ知るセカイ」桂木桂馬役、「うたの☆プリンスさまっ♪」来栖翔役、「進撃の巨人」コニー・スプリンガー役など人気作に出演。「うたの☆プリンスさまっ♪」の主題歌ユニット「ST☆RISH」で第6回声優アワード歌唱賞を受賞したほか、昨年からはソロでの音楽活動も始動、この4月には3rdシングルをリリース。大の“から揚げ好き”でもある下野さん。オンエアがはじまると「朝からしもんぬの声が聴けて幸せだ…これのために今日は起きたようなもの」「朝からひろたんの声が聴けて幸せー」などのツイートが続々投稿され始め、「高低、硬軟織り交ぜてのナレーションは贅沢」「下野さんの緩急最高」とナレーションの腕前を賞賛するコメントや、「ひろたんの可愛い声で今日の1日がはじまった」「今日1日頑張れる!」「朝から元気でた」「しもんぬ朝から最高でした!」など明るくハイテンションな下野さんの声に元気をもらったという声などと早朝にも関わらず視聴したファンからの声がタイムラインに一斉に並んだ。明日12日(水)の「朝ごはんの現場」は「弱虫ペダル」今泉俊輔役や「ぬらりひょんの孫」黒田坊役などで知られる鳥海浩輔が登場。続く13日(木)は「銀魂」坂田銀時役などアニメから『パワーレンジャー』など洋画の吹き替えまで幅広く活躍する杉田智和、14日(金)「おそ松さん」の長男・おそ松も話題となった櫻井孝宏がナレーションを担当する。「NHKニュース おはよう日本」は毎週月~金曜日4時30分~、土曜日6時~、日曜日7時~NHK総合テレビにて放送。(笠緒)
2017年07月11日夫・船越英一郎(56)との泥沼離婚騒動の渦中にいる松居一代(60)。松居は“船越がバイアグラを使って私の友人と不倫している”と暴露しているのに対し、船越の所属事務所は否定。両者の主張は全面的に食い違っているが、松居の“戦慄の行動”が聞こえてきた。 「実は、船越さんは松居さんの監視にずっと怯え続けていたんです。彼は数年前から共演者と食事に行くことがなくなっていました。理由を聞くと『妻にGPSで24時間監視されているんだ。しかもスマホを置いて行っても、誰かが密告する。どうすることもできない』と漏らしていました。かなり疲れきっているようでした」(テレビ局関係者) 夫婦の亀裂が生じ始めたのは11年。船越が自宅近くのマンションを購入したことだった。松居は別居を否定したが、船越がひとり籠る姿がたびたび目撃されるように。16年1月には離婚報道も浮上している。松居はブログで《1年5ケ月も尾行され続けている》と綴っているが、それも同じ時期。そしてバイアグラを発見し、船越の浮気を疑い始めたようだ。 17年4月、苦しみぬいた松居は自殺未遂を起こしてしまう。だが松井は“船越のあるノート”を発見。不倫相手が親友・Aさんだったことが綴られていたという。夫を持つ女性なら気持ちがわからないこともないだろう。だが、このストーリーはあくまでも松居側の視点。彼女の“執念愛”が船越を追い詰めていったと話す人も。 「16年1月、船越さんはあるパーティーに出席するためハワイに来ていたんです。Aさんも来ていました。周囲は『船越さんとAさんが怪しい』と笑っていましたが、あくまで冗談。でもその一言が耳に入ったそうで彼女は疑いを持ち始めたようです」(船越の知人) いったん疑心暗鬼になると、歯止めは効かない。船越は“松居がGPSで24時間監視していた”と怯えていたというが、松居の行動はエスカレート。前述の動画でも“船越が16年11月に「つや姫」のイベントでハワイを訪れた際、イベントが終わった夜にバイアグラを使ってセックスしまくっていた”と暴露している。だが、現地の知人はこう証言した。 「たしかに船越さんはこのときハワイに来ていましたが、夜遅くまで仕事続きでした。なので、松居さんが言うような“セックスをする暇”なんてありませんでした。そもそもAさんは船越さんの友人。松居さんが“ハワイでは知らない人はいないそうです”と言っていた不倫なんてありえません。私のまわりでも不倫関係を指摘する人はいませんし……」 そして今年4月には、自殺未遂騒動まで……。船越の妹は10年に自死を遂げている。松居の起こした行動は、彼を憔悴させたことだろう。 「船越さんは4月からNHKの『ごごナマ』のMCを務めています。情報番組の初MCとあって開始当初から相当な不安を抱えていました。そんななか、私生活では松居さんの自殺騒動があった。船越さんは、現実から逃げたかったのでしょう。事務所に『どんどん仕事を入れてほしい』と懇願していたそうです」(別のテレビ局関係者) 同じく4月から、11月に放送スタートするBS時代劇『赤ひげ』の撮影も始まっていた。そこでは、船越の意外な姿が話題になっていた。 「これまでの船越さんは、誰に対しても優しいことで有名でした。でも『赤ひげ』の現場ではスタッフに声を荒げる一幕があったんです。そうした光景は一度ではなく、何度も目撃されていました。船越さんが怒るなんてあまりにも意外だったため、スタッフの間で『何か悩みでもあるのかな?』と心配の声が上がっていました」(前出・別のテレビ局関係者) ボタンのかけ違いから始まった夫婦の闘い。だが寄り添っていたころにはもう戻れない。
2017年07月11日「正しい発達障害理解」を追求しつづける当事者たちの戦いUpload By 宇樹義子ここ数年、世間での発達障害についての認知は高まりつづけているように感じる。今年に入るとついにNHKが1年がかりの発達障害特集を開始し、当事者界隈はたいそうざわついた。NHKは「とにかく当事者の声を届けたい」という熱意を前面に出していたので、私も本気になった。特に第1弾のNHKスペシャル生放送時には、ブログで事前の情報記事を用意し、当日はTwitterで実況。後日、感想をやはりブログでまとめた。そもそもテレビが苦手な私が、仕事そっちのけでかじりつくようにテレビを見つめ、仲間といっしょに、放送される内容の正誤やニュアンスについてTwitterで意見する。「えっ? 正しくは『自閉症スペクトラム』だよねえ?」「これは誤解を招くからやめてほしいなあ…」「取り上げられた人たちばかりが当事者なわけではない。もっとこういうケースにもフォーカスを!」タイムライン上をいつ終わるともしれず流れ続ける、「もっと完璧な、正しい発達障害理解を!」という叫び。よく考えたらあたりまえだけど、発達障害者についてであろうがなかろうが、私が100%満足できる番組なんて世の中に存在するわけないんだし、仲間たちにとってもそれはそうだったと思う。私自身も皆も、どこか「どこでやめたらいいのか」「こうする代わりにどうしたらいいのか」をつかめずに困っているようにも思えた。「敵」と戦った日々と、「敵」と手をつなぐまでの日々Upload By 宇樹義子そこからの私は、いま振り返ってもずいぶん必死だったと思う。テレビやネットの発達障害特集の内容に誤りがあれば指摘し、親や当事者の不安につけ込むニセ医学を批判し、成人発達障害当事者の生きづらさを理解してくれない社会にブログで警鐘を鳴らし…そうやって毎日、戦っていた。「自分と同じような思いをする人たちを一人でも減らしたい」。先に述べた思いの通り、これまで発信してきたこと自体は後悔していない。だけど、そうして戦いつづけている間、いつもどこか虚しさのようなものを感じていた。…いまここで告白すると、この記事を書かせてもらっているLITALICO(りたりこ)も大嫌いだった。過去に、LITALICOが運営する就労移行支援「LITALICOワークス」を利用したことがある。結論としては、当時の私が納得できる支援は受けられず、私の心には大きな傷が残った。ここ「LITALICO発達ナビ」でも、サイト立ち上げ当初にライターに立候補したものの断られたことがある。保護者向けのコンテンツが多く、私たち成人発達障害当事者が無視されているような気がして、悔しかった。それで私はますます、LITALICOに負けるものかと、たったひとりでの「戦い」に必死になった。「絶対に発達ナビよりもいいコンテンツを作ってやる。彼らが見捨てた成人当事者の益となるコンテンツを」… そんな気持ちを原動力に猛然と仕事した。だけどそのうち、そんなやりかたも限界だと思った。きっかけは、NHKの発達障害特集だ。Upload By 宇樹義子私が必死にNHKの番組を実況しているとき、当然発達ナビも大きなリソースを注いで実況していた。今や発達ナビは、世間の発達障害者へのイメージを左右するような影響力と、それを実現できる経済的人的資源を持ったメディアに成長していた。発信するコンテンツも、大人の発達障害者をもカバーするようになってきており、質も日々上がってきている。私がずっと望んできた、発達障害者が一般の人たちに広く理解される大きなチャンス。私がこの期に及んで発達ナビに対してそっぽを向き続けるなんて、バカバカしいし不自然じゃないか。もうこんなことはやめよう…ある夜突然、発達ナビの編集長の鈴木さんに連絡をとった。そしていま、こうしてここで書いている。たったひとりで「発達障害者代表」の看板を背負う必要なんてない以上は、「いち成人発達障害当事者としての宇樹義子」のごくごく個人的な物語だ。けれど、私と同じように、自分が「マイノリティ」であることへの意識が大きくなりすぎて、かえって自分を追い詰めたり、苦しめたりしている発達障害当事者は少なくないんじゃないかと思う。だからこそ伝えたい。仮にあなたが発達障害当事者であったとしても、たったひとりで当事者全体を「代表」して戦う必要なんてないんだ、と。社会の発達障害への関心が高まったことはいいことなんだと思う。誰もが生きやすい社会のために当事者として声を上げること、誤った情報に対して批判を加えていくことにも、ある程度の範囲内であれば大きな意味がある。けれど、最近までの私がそうだったように、自分自身がその狂乱に飲み込まれ、もしかすると手をつなぐことができるかもしれなかった人たちを「敵」として、24時間戦闘状態に陥ってしまっては本末転倒だ。Upload By 宇樹義子誰かが何かの属性の看板を背負い、「お前はここが違うから仲間じゃない」「お前にわかってもらえるはずがない」などと声を枯らして叫びつづけることは、皮肉にもコミュニティをバラバラにしていってしまうことがある。なぜって私たちは、何かの属性を持つ者たちである前に、バラバラな違った個人の集まりだから。戦闘的になって違った属性を指摘しつづけていったら、最後には誰も残らなくなってしまう。たまねぎの「皮」を剥き続けたら最後には消えてしまうのと同じだ。言葉づかいの丁寧さの問題じゃない。発信に向かうときの心の態度の問題だ。私はこの点で、長いこと間違ったことをしていた、と思う。言葉は丁寧なものの、私は間違いなく「看板を背負って戦っていた」からだ。私がこよなく尊敬する精神科医・臨床心理士であり、日本におけるPTSD治療の第一人者である白川美也子先生の本がある。この本ではまず、トラウマを抱えた人は「3つのF」と呼ばれる症状を示すようになると説明される。・Fight(戦う)・Flight(逃げる)・Freeze(固まる)Fight(戦う)の項ではこんな説明がされている。私は上のくだりを読んだとき、ああ、これは私と仲間たちにそっくりだと思い、ひとしきり涙が止められなかった。そして、そのあとに出てくるこんなメッセージに、とても楽になった。やがて自分の苦しさをそっちのけにして、同じような被害に遭う人をなくすため、果敢に立ち上がり、戦い始めます。その戦いによって自分の身近にいる人を暴力や虐待から守ることができたとしても、世界にはたくさんの傷ついた女性や子どもたちがいて苦しんでいることに気づきます。戦いには終わりがありません。大切なことは、被害者にも加害者にも、そしてそれを傍観する人にもならない、三角形の3つの角の真ん中にしっかりと立つことなんだよ回復の過程において、あなたが誰かに過去のトラウマ体験を語ることだけが、誰かを救うメッセージになるのではありません。それを生き延びたあなたの身体の動きや声や、あなたの創る詩や奏でる音楽や描く絵が、人に何かを伝えます。あなたが生きているだけで本当に十分なのです。私たち発達障害者は、生きてきた中でたぶん、人よりも少し多くの傷を抱えてきた。だから、つい戦いに身を投じてしまうこともある。もちろん、それは本当に切実な情熱と願いのこもった行動だ。だけど、もしそれがつらいとか、虚しいとか、疲れたとか思う瞬間があるのなら… ときどき、ゴールがあまりに遠く感じられたり、ますますゴールから遠ざかっていくような気がするのなら…私は、あなたは、重たい戦士の鎧を脱いでもいいはずだ。Upload By 宇樹義子そして、どこかに傷を抱え、それをなんとか乗りこなしている「ひとりの人間」として、もっと自由に、軽やかに生きたとき、きっといつか、私やあなたが、そして仲間たちが願った「ゴール」が近づいてくるんだと思う。
2017年07月10日現代のロンドンを舞台に、天才探偵シャーロック・ホームズが、相棒のジョン・ワトソンと共に難事件を解決するミステリードラマシリーズ『SHERLOCK』。’10年に、良質なドラマ作りで知られるイギリスBBCで放送が始まるやいなや、世界中で熱狂的なファンを生み、そしてシャーロックを演じるベネディクト・カンバーバッチを大スターに押し上げました。その最新シリーズがついにスタート!待っていました!世界的大ヒットドラマの新シーズン。コナン・ドイルの原作インスパイアが満載なのは、シーズン4でも変わらず。第1話の「六つのサッチャー」は、『シャーロック・ホームズの帰還』に収録されている短編「六つのナポレオン」がモチーフになっているとのこと。こうした細かい隠れネタが満載なのも、人気の秘密!シャーロックの兄・マイクロフト役を演じ、作品の共同クリエイターでもあるマーク・ゲイティスは昨年、シーズン4について、「悲劇の物語になる」と発言してファンは驚かされました。どんな悲しい出来事がシャーロックとジョンを待ち受けているのか…。号泣必至の展開は、絶対に見逃せません!シャーロックのミラクルな推理力は健在です!ドラマの要は、シャーロックを天才探偵たらしめる、驚くべき推理力。鋭い観察眼を持ち、服装を見ただけでその人の職業や住まい、既婚か未婚かなど、すべてを見抜く。また日頃からタバコの灰や砂質など、推理に役立ちそうなことに関する研究も行っています。ちなみにシャーロックが推理している間、周囲の人々は、考えることさえも「気が散る!」とNG に。今シーズンでも、視聴者の裏をかく、まさかの推理が炸裂!7月8日、15日、22日の土曜22:00~NHK BSプレミアムにて放送。90分1話の全3話。第1回放送日には、視聴者参加型推理番組、謎解きLIVE『CATSと蘇ったモリアーティ』などの関連番組も放送予定。(C)Hartswood Films 2016※『anan』2017年7月12日号より。文・小泉咲子(by anan編集部)
2017年07月10日数々のベストセラーを手掛けている直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説を原作に、浅野忠信と田中麗奈が出演する映画『幼な子われらに生まれ』。この度、本作で田中さん演じる奈苗と離婚した、ギャンブルやDVを繰り返すダメ夫・沢田扮する宮藤官九郎が、役について語るコメントが到着した。バツイチ、再婚。一見良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3か月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」。いまの家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会わせる決心をするが…。本作は44歳の信が、元妻、現在の妻、妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれくる命をめぐって、“不器用な大人たち”が成長していくヒューマンドラマ。原作刊行当時、『共喰い』『さよなら歌舞伎町』の脚本家・荒井晴彦が、重松氏と映画化の約束を交わし、21年を経たいま、『しあわせのパン』『繕い裁つ人』三島有紀子が監督を務めることで実現。バツイチ子持ちで再婚した中年サラリーマンの主人公・信役を浅野さん、2度目の妻・奈苗役を田中さん、奈苗の前夫・沢田役を宮藤さん、信の前妻・友佳役を寺島しのぶが演じるほか、水澤紳吾、池田成志、鎌田らい樹、新井美羽らが出演している。2019年のNHK大河ドラマの脚本も手掛けることが発表され、作り手、演じ手としてもマルチに活躍する宮藤さん。本作で彼が演じる沢田は、子どもが生まれると家庭を顧みなくなるDV夫。奈苗と別れてから、実の娘である長女・薫が会いたいと言っていることを知っても、信に対して会いたくないという態度をとる。宮藤さんは、脚本を渡されたときの感想を「予想以上に重たい脚本と、重たい役で自分にできるか少し不安になりました。荒井さんの脚本ということで一字一句変えてはいけないのかなと思っていたのですが、現場で浅野さんがセリフを自分色に染めていくのをみて、あ、いいんだ!と思って演じやすいように変えさせていただいた部分もあります」とふり返る。また、沢田という役については「子どもが嫌い・子どもは鬱陶しいと言って憚らない。普段の自分とは全く異なる考え方をする役でしたが、なぜだか演じやすくて」と意外な答えが。さらに、大ファンだと公言する田中さん演じる奈苗を足蹴にするDVシーンについては、「本当につらくて。つらすぎて記憶を抹消したんだと思います」と回想している。一方、沢田というキャラクターに1番思い入れがあると語ったのは、三島監督。「沢田は何かがまとわりついてくるのが嫌で、常に自由と非日常を求めている人種」と説明し、「原作に奈苗について『ありえないことが絶対起こらないんです。想像していた日々しか起こらないんです、あいつといると』みたいなセリフがあって、私は非常に共感できたし、心根が理解できるなと思って」と明かした。さらに「実は信は沢田と出会ったときに、信の中にもあった同じような非日常を求める部分を感じ、徐々に本質がむきだしにされていくんです。沢田はある意味、信なんです」と実は対となるキャラクターであると言う監督。「だから、むしろ外見は反対の方がいいのではないか、と。浅野さんが、がっしりした体型なので、ほろっとしながらボソボソしゃべる、信よりも地に足がついていないように見える人がいいなと」と宮藤さんのキャスティングへの経緯を語っている。『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月10日大人気声優が日替わりでナレーションを担当して大きな話題となった「NHKニュース おはよう日本」の特集シリーズ「朝ごはんの現場」。その第2弾が7月10日(月)本日から14日(金)まで放送されることになり、初日となる今日は森久保祥太郎が登場した。「1日のはじまり、あなたはどこで、誰と、どんな朝ごはんを食べていますか?」…朝ごはんから日本の「いま」をみつめる「朝ごはんの現場」。5月8日から12日までの5日間にわたって放送された「第1弾」では梶裕貴、宮野真守、諏訪部順一、福山潤、神谷浩史という大人気の5人が登場。5人それぞれが個性や得意分野を生かしたナレーションを担当し、平日の朝にも関わらず視聴者からの投稿でSNSは大盛況となった。今朝のナレーションを担当した森久保さんは「NARUTO -ナルト-」奈良シカマル役、「MAJOR」茂野吾郎役、「弱虫ペダル」巻島裕介役など数々のアニメ作品をはじめ、「クリミナル・マインド」「BONES」など海外ドラマの吹き替えや、DJ、音楽アーティストとしてもマルチに活動している。今日のオンエアは7:22頃からスタート。今日は東京、赤坂にある外資系IT企業で社員同士のコミュニケーションを図るために週に1回開かれている「朝食会」が取り上げられ、3人の女性社員が「話題になる朝ごはん」を作ろうと工夫を凝らし70人分の朝ごはんを用意する様子などが映し出され、森久保さんが軽快で元気なナレーションで紹介していった。ラジオ番組などでのテンションの高いしゃべりが人気の森久保さんだけに「情報番組だけどいつものテンションだ!!」「朝からテンション上がる~」「なんか元気でるww」「森久保さん全開のナレーション最高だった」など喜びに満ちたツイートが数多く投稿され、放送後も「出勤前に声が聴けるなんて!!幸せ」「今日1日がんばれそうだわ。」「朝から森久保さんの声聞いて元気もらった」など森久保さんの声に元気づけられたという視聴者からの声が続々とSNSをにぎわせていた。「朝ごはんの現場」はこの後も14日(金)まで5日にわたり放送。明日11日(火)は「神のみぞ知るセカイ」桂木桂馬役、「うたの☆プリンスさまっ♪」来栖翔役や「進撃の巨人」コニー・スプリンガー役などの下野紘が、12日(水)は「弱虫ペダル」今泉俊輔役や「ぬらりひょんの孫」黒田坊役などで知られ、昨年デビュー20周年記念書籍「てきとう」も刊行した鳥海浩輔が、13日(木)は「涼宮ハルヒの憂鬱」キョン役や「銀魂」坂田銀時役などアニメだけでなく『パシフィック・リム』『パワーレンジャー』と洋画の吹き替えでも活躍中の杉田智和が、最終日の14日(金)には『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や大人気作となった「おそ松さん」で長男・おそ松を演じた櫻井孝宏がそれぞれナレーションを担当する。「NHKニュース おはよう日本」は毎週月~金曜日4時30分~、土曜日6時~、日曜日7時~NHK総合テレビにて放送。(笠緒)
2017年07月10日『3D彼女リアルガール』が実写映画化。2018年9月14日(金)に公開される。『3D彼女リアルガール』は那波マオ原作で「月刊デザート」に連載され、累計発行部数100万部を突破した人気コミック。リア充美少女とオタク高校生のラブストーリーだ。中条あやみ×佐野勇斗主人公・五十嵐色葉(いろは)に中条あやみ五十嵐色葉は、派手でツンツンしていて男グセの悪いリア充完璧超絶美少女。マイペースでどんどん周りを巻き込んでいく。プール掃除を一緒にやることになり、なぜか筒井に急接近。突然の告白する。色葉を演じる中条あやみは、女優としてはもちろん、シャネル(CHANEL)をはじめモデルとしても活躍中。中条あやみは『3D彼女リアルガール』の出演について次のようにコメントしている。「原作を読ませて頂いた時、文字や絵、キャラクター1つ1つに那波さんの愛を感じて、そんな愛に溢れた作品のお話を頂きとても幸せです!英監督に劇中のセリフをなぞって”よくできたフィギュアだ”と仰っていただいたのでハードルがあがって緊張してしまいますが、色葉のようにマイペースでどんどん周りを巻き込んで、丁寧にそして楽しく皆で一生の思い出になる素敵な作品をつくっていきたいです。」オタク高校生”つっつん”こと筒井光役に佐野勇斗筒井光は、リア充とは程遠く、アニメやゲームのバーチャル(2D)な世界に夢中。校内では「キモい」「ネクラ」とささやかれる存在。アニメのヒロイン・魔法少女に支えられながら何とか生きてきた。理解者はオタク仲間で親友・ネコ耳の伊東。”つっつん”を演じる佐野勇斗は、ここ最近では『ミックス。』『ちはやふる -結び-』などに出演して活躍。佐野勇斗は、“つっつん”のキャラについて次のようにコメントした。「暗い役かと思いきや物事にとても真剣で一つのことをつきつめていく熱いところを持った中身のイイ男。その人物に近づけるよう僕なりに様々な角度で挑戦していきます!」同級生役にフレッシュな豪華キャスト色葉や筒井と同じ高校に通うイケメン同級生、高梨ミツヤを演じるのは、映画『渇き。』『ソロモンの偽証』『ちはやふる』シリーズの清水尋也。ミツヤに想いを寄せるキャピキャピ女子の石野ありさ役は、 映画『散歩する侵略者』『サクラダリセット』、NHK大河ドラマ「真田丸」で名前をとどろかせた若手演技派女優、恒松祐里が演じる。筒井の後輩・綾戸純恵役を上白石萌歌、筒井の良き理解者・伊東悠人をモデル兼カリスマ店員のゆうたろうが演じる。"二次元にしか興味が無い"筒井にとって、心の支えともいえる重要な劇中アニメ『魔法少女 えぞみち』の声優には、『アナと雪の女王』をはじめ数々の人気アニメに出演してきた神田沙也加のキャスティングが実現。さらに筒井を見守る両親役に竹内力、濱田マリ、弟役に荒木飛翔と、個性的な一家が脇を固める。また物語の重要な鍵を握る色葉の主治医・間淵慎吾役として三浦貴大が出演する。監督は『トリガール!』の英勉メガホンをとるのは、映画『ヒロイン失格』『トリガール!』を手掛けた英勉。映画『ヒロイン失格』のスタッフが再集結し、よりパワーアップしたラブコメ作品を作り上げる。主題歌は西野カナ書き下ろし「Bedtime Story」主題歌は西野カナによる書き下ろしラブソング「Bedtime Story」。西野カナは主題歌を担当するにあたり「タイトルは“寝る前に読み聞かせる物語”という意味を持つ。ストーリーを読み聞かせていく”絵本”のようなラブソングに仕上がっており、映画と同じように、男の子と女の子両方の一途で変わらない想いを描いた」とコメントを寄せている。『3D彼女 リアルガール』あらすじ”つっつん”こと筒井光(ひかり)は、リア充とは程遠く、アニメやゲームのバーチャル(2D)な世界で満足している高校生。「キモい」「ネクラ」と校内ではその存在すらおぼつかないが、唯一理解してくれるオタク仲間の親友・ネコ耳の伊東と、愛するアニメのヒロイン・魔法少女えぞみちのお陰で、これまで何とか生きてきた。ある日、プール掃除を一緒にやるハメになった、派手でツンツンしていて男グセの悪いリア充完璧超絶美少女・五十嵐色葉(いろは)が何故か筒井に急接近!突然の告白に、学校中に衝撃が走る。これってリア充?浮かれる”つっつん”だが、ずっとアニメとゲームばっかりして何の努力もしてこなかったため、恋愛コミュ力ゼロで、新手のいじめか!?と被害妄想にとりつかれ悶々と過ごす日々。そんな中、色葉との交際を「オタクのくせに、絶対認めない」と不快に思うイケメン男子・みつやによって嫌がらせをされたり、みつやを紹介する交換条件でキャピ2女子・石野さんがデートの熱血指導をしてくれたり、趣味が異様に合って盛り上がってしまう2次元オタク後輩女子・綾戸さんに告白されたりと、これまでにないこと尽くしの展開に、つっつんのコミュ力は限界を突破。其々の思惑が入り乱れる中、色葉から告げられていた半年間の恋愛リミットが迫る!18年間バーチャルの世界に居場所を求め、リアルなコミュニケーションを避けてきたつっつんと色葉の恋の行方とその先に待ち受ける衝撃の展開から目が離せない!3次元リアル美少女×2次元オタク男子による笑って泣いてキュンとする「美女とオタク」のラブストーリー誕生!作品詳細『3D彼女 リアルガール』公開:2018年9月14日(金)全国ロードショー監督:英勉出演:中条あやみ、佐野勇斗、清水尋也、恒松祐里、上白石萌歌、ゆうたろう、三浦貴大 、神田沙也加 (声の出演)、濱田マリ、竹内力原作:那波マオ『3D彼女リアルガール』(講談社「KCデザート」刊)
2017年07月08日Eテレ「おかあさんといっしょ」で11代目うたのおにいさんを務めた“だいすけおにいさん”こと横山だいすけが7日、都内スタジオでフジテレビ系連続ドラマ「警視庁いきもの係」の制作会見に渡部篤郎、橋本環奈、三浦翔平、長谷川朝晴、寺島進、浅野温子と出席した。警視庁総務部総務課・動植物管理係を舞台に、鬼警部補(渡部さん)と新米巡査(橋本さん)の凸凹コンビが、動物の生態をもとに事件解決に奔走するコメディー・ミステリー。“交番のおにいさん”役で連ドラ初レギュラーの横山さんは「ちょっと大きな声を出します」と断りを入れると「みんな~元気~?交番のお兄さんも元気~!」と“だいすけおにいさん”を彷彿とさせる挨拶で場を盛り上げ「子ども番組を卒業して初めてのドラマ挑戦で緊張しています。幼いころから警察官になりたいという夢を持って巡査になった役どころで、僕自身も幼いころからの夢を持って“うたのおにいさん”になれたという経験があるので、それを役柄にシフトチェンジしてピュアな気持ちを表現できたら」と大役に意気込んだ。演技初挑戦の慣れない状況に横山さんは「どうやって撮影現場にいればいいのか、緊張して立ち位置も間違えるハプニングもあった」と告白するも、橋本さんは「外でロケをするとお母さんや子どもが集まって来て“だいすけおにいさんがいる!”と話題になった」とその人気ぶりを報告。役柄上警察官の衣裳であることから、横山さんは「この格好をしているのでまったく気づかれない方もいて、気づいた方から『あれ?おにいさんですか?』と言われて…どう答えていいのかわからない」と照れていた。それに対して「おかあさんといっしょ」での横山さんの活動を知らなかった様子の寺島さんは「だいすけおにいさんってなに?」と首をかしげて登壇者たちを驚かせると、当の横山さんは「NHKの『おかあさんといっしょ』という番組がありまして…」と律儀に説明をはじめて笑いを誘っていた。フジテレビ系連続ドラマ「警視庁いきもの係」は、7月9日(日)より毎週日曜日21時~放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月07日山崎貴監督の最新作『DESTINY 鎌倉ものがたり』が2017年12月9日(土)に公開される。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、山崎貴監督最新作本作の監督を務めるのは、2005年の『ALWAYS 三丁目の夕日』で第29回日本アカデミー賞において計12部門で最優秀賞を受賞、のちにシリーズ化され3作総興行収入112億超の大ヒット記録を樹立した、山崎貴。そのほか代表作として『永遠の0』(2013年)、『STAND BY ME ドラえもん』(2014年)、『海賊とよばれた男』(2016年)が挙げられる。「古都鎌倉」が舞台のファンタジー作西岸良平のロングセラーコミック「三丁目の夕日」でVFXを駆使し、昭和の懐かしい時代を再現した山崎。今回題材に選んだのは、同じく西岸のベストセラー「鎌倉ものがたり」。古都鎌倉に現れる幽霊、物の怪、魔物に妖怪、神様など、ファンタジー要素も入った、かつて誰も観たことのない、ファンタジー超大作の映像に仕上がっている。公開された予告編は河童や幽霊、豚の顔をした人間、貧乏神など微妙でシュールな生き物が続々と登場している。堺雅人×高畑充希が年の離れた夫婦に主演はNHK大河ドラマ「真田丸」での熱演も記憶に新しい、堺雅人。鎌倉に住む売れないミステリー小説作家を演じる。そしてヒロインに抜擢されたのは、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」主演の高畑充希だ。堺演じる正和の年離れた妻・亜紀子を演じる。さらに『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズにも出演した堤真一、薬師丸ひろ子、三浦友和、『永遠の0』の田中泯といった“山崎組”常連俳優陣のほか、初出演となる安藤サクラ、中村玉緒などの豪華キャストが集結。名作『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで受けた、あの感動が再びスクリーンに蘇ることとなりそうだ。主題歌は宇多田ヒカルの新曲『あなた』宇多田ヒカルが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012年)以来となる主題歌を提供。新曲『あなた』で配信リリースは映画公開前日となる12月8日(金)。宇多田ヒカルは楽曲に関連して次のように話している。「この曲は原作が妖怪みたいな異世界と日常が実は一緒にあるみたい話だっていうことがわかっていたので、そこから仏教系の言葉を使ったりとか、そういったアイデアも取り込みながら作りました。聴いてくれた人が、どんな風にそれぞれ受け取ってくれるのか楽しみな歌です。」ストーリー鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに、年若い亜紀子(高畑充希)が嫁いでくる。しかしこの土地、何やらおかしい。そこここに人ならざる者がいるようなのだ。正和は「鎌倉は何千年も昔から妖気が溜りに溜まって、色々な怪奇現象が起こるけれどもここでは普通のこと、すぐに慣れる」と言ってのけるのだが・・・。一色先生は犯罪研究の腕を買われ、迷宮入りしそうな事件の折には警察に協力している。何しろ魔物や幽霊も事件に関係するのだから、事件解決は一筋縄ではいかない。心霊捜査にも精通する一色先生は名探偵でもあった。ある日、大金持ちの殺人事件の捜査を依頼されるが、どうやら人間の仕業ではないよう・・・。魔界や黄泉の国のはざまで、生者と死者の様々な思いが交錯する都。鎌倉ビギナー・亜紀子の嫁入りで静かだった正和の生活が大きく変わってくのだった。【詳細】『DESTINY 鎌倉ものがたり』公開日:2017年12月9日(土)全国東宝系公開監督・脚本・VFX:山崎貴原作:西岸良平「鎌倉ものがたり」(双葉社「月刊まんがタウン」連載)出演:堺雅人高畑充希堤真一安藤サクラ田中泯中村玉緒市川実日子ムロツヨシ要潤大倉孝二神戸浩國村隼古田新太鶴田真由薬師丸ひろ子吉行和子橋爪功三浦友和©2017「DESTINY鎌倉ものがたり」製作委員会
2017年07月07日俳優の船越英一郎(56)が妻でタレントの松居一代(60)に離婚調停を申し立てていることが明らかになった。週刊文春7月13日号では“船越が離婚を望む最大の理由は松居井による「執拗なDV」だ”として、船越の知人の証言が掲載されている。 いっぽうの松居は4日、YouTubeに動画を投稿。そこで“船越はバイアグラを使っている”として、船越のW不倫を暴露している。さらに松居は6日に更新した自身のブログで《バイアグラ男どこからでもかかってこい》とつづり、船越を挑発した。 「船越さんは、NHKの帯番組『ごごナマ』で司会を務めています。そのイメージ問題もあるだけに、下手に松居さんに対して反論もできません。今後は調停に委ねる形になるでしょう。いっぽう何のしがらみもない松居さんは、やりたい放題。ただし、やりすぎると調停で不利になるでしょうね」(芸能デスク) 週刊文春によると、船越が松居に離婚の意思を伝えたのは15年11月。その際に松居が拒否したため、“冷却期間”を置くべく完全別居が始まったという。だがその直前に、松居のなんとも不可解な言動があった。 「この年の10月、松居さんは都内のホテルで自著の出版会見を行いました。するとある記者が突然『ネットで船越さんと川島なお美さんの関係がうわさになっていますが』と質問したのです。川島さんは、その前の月に亡くなったばかり。あまりにもぶしつけな質問に、松居さんも激怒すると思われたのですが……」(会見を取材した記者) 当時の会見記事によると、松居は「(2人が)人生のあるひとときを共に歩んでいたことを知りました」と告白。さらに川島さんの訃報を受け、船越と献杯したことも明かしたのだ。 「質問をしたのは、普段の会見では見たことがない記者。松居さんの回答を聞くと何ごともなかったかのように部屋を出て行ってしまったのです。会見後、船越さんも船越さんの所属事務所も激怒していました」(前出・会見を取材した記者) 週刊文春では、船越の知人がこのときから完全別居生活が始まったとしているのに対し、松居は「仕事のあるとき以外は、夫婦は常に一緒でした」と主張している。食い違う主張の真相は、調停で明らかになるのだろうか。
2017年07月07日東京都江戸東京博物館で7月4日から開催中の『2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」特別展 戦国!井伊直虎から直政へ』。その開会前日に、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(毎週(日)後8・00 NHK総合ほか)で主人公・直虎を演じる柴咲コウが来場し、フォトセッションと質疑応答が行われた。「おんな城主 直虎」特別展 チケット情報井伊氏に代々伝わる『世継観音像』や井伊直親の『青葉の笛』など、井伊直虎や井伊氏にまつわる数少ない資料が出品される本展。展示を見学し、囲み取材に応じた柴崎は、「直虎さんの“花押”の実物を見たのは今日が初めてです。(直虎は)実在してたんだなと(改めて)感じました」と、直虎の花押が入った448年前の書状『井伊直虎関口氏経連署状』を見つめて感慨深そうな表情。印象に残ったものを問われると「個人的には刀がすごく好きなので、ついつい吸い寄せられてしまいます(笑)」とニッコリ。井伊直政の太刀『太刀 銘 来国光』や徳川家康所要の脇指『脇指 銘 備前国住長船勝光 宗光備中 於草壁作』をはじめ、数多く展示されている刀が気になったと話す。「直虎から直政へ」がテーマの本展。ドラマでこれから描かれる時代の物も展示されており、柴咲は「放送はまだ先ですが、いよいよ今週から直政役の菅田将暉くんとの撮影が始まります。彼とのお芝居の対峙をどうやっていこうかと思案しているところだったので、その良きヒントになったと思います」と話す。ドラマについては、「(直虎は)城主としては素人から始めているので、周りにいろんなことをうかがって。特に政次さんは、ライバルのようにやりとりしながら、実は支えてくれて。そこでいろんなヒントを得ながら、直虎さんオリジナルのやり方を編み出すようになったなと感じています。いよいよ20話から30話台へなっていくわけですが、(直虎に)もう少し知恵も出てきますし、機転も効いてきます」と直虎の変化を語る。これからの放送では「直虎さんは今までのおぼつかない政(まつりごと)のやり方では上手くいかない状態になってきて、それをどう治めていくかという展開になります。波乱も出てくるんですけれども、そこはなかなか説明がしにくくて…。とにかく見ていただきたいという思いでいっぱいです。特に30、31、32、33話は絶対、見てください!」と笑顔を見せた。特別展は、東京都江戸東京博物館で8月6日(日)まで、静岡県立美術館で8月14日(月)から10月12日(木)まで、滋賀・彦根城博物館で10月21日(土)から11月28日(火)まで開催。音声ガイドでは、ドラマで南渓和尚を演じる小林薫がナビゲーターを担当しているので、そちらもぜひ楽しんで!取材・文:中川實穗
2017年07月06日「偶然、その場所を訪れた人に話を聞くため、仕込みがありません。そんなドキュメンタリーが成り立つのかという挑戦から番組は生まれました。基本的に感動的な話にしないこと。ありのままの空間と人間模様が伝えられたらと考えています」 こう語るのは、『ドキュメント72時間』(NHK総合)制作スタッフの森あかりディレクター。高速バスターミナル、コインランドリー、うどん自動販売機の前……。1つの場所にカメラを据えて、3日間にわたり、そこを訪れた人々を撮り続ける当番組。 ’06年にスタートした定点観測ドキュメンタリーは、’13年からはレギュラー化。これまでに200回以上も放映。ありのままに撮影された人々の本音と、悲喜こもごもの人間模様が“なんだか泣ける”“しみじみとくる”と人気だ。あの天才棋士の藤井聡太君も、好きなテレビ番組を新聞記者に問われて『ドキュメント72時間』と答えている。そんな異色のドキュメンタリー番組の制作スタッフ・森ディレクターに話を聞いた。 「取材は、ディレクター、カメラマンと音声の3人1チームで、場所によっては2チームで昼と夜の12時間交代で行います。リアリティにこだわっているので台本はありません。現場でどう転がっていくかわからないので緊張の連続です。梅雨の時期にコインランドリーを撮影したときには、洗濯する間にお話がたくさん聞けるかと思いましたが、なかなか話が膨らまず。追い詰められた気分になり、その日の夜は、口唇ヘルペスができてしまいました」(森ディレクター・以下同) 番組のキモとなる、撮影現場はどうやって探すのか? 「取材する場所は、番組スタッフが歩いて探したり、全国の支局や視聴者の方からの情報を検討したりして決めていきます。候補になった場所には、何度も足を運び、どんな人が集まるか観察します。ある意味、人が行き交う場所ならば、どこでもいいのですが、社会や人の意外な面が見える場所がいいようです」 取材では、3日間で、200人以上に話を聞くこともある。 「自分のなかで、この場所を訪れる人たちは、こんな話があるのではと仮説を立てて取材をはじめますが、いい意味で、それを裏切ってくれる人との出会いが、番組の重要な鍵になっています」 撮影現場では、いつも“出たとこ勝負”。想像を超えた展開になることばかりだ。 「街の人の金銭感覚がわかるかもしれないと、東京の十条にある激安肌着店を取材したときのことです。ブラジャーなどの下着売場で男性スタッフがジーッと観察しているわけですから『気持ち悪い!』と怒鳴られたことも。それでも話を伺った人から、多様な女性の生きざまが浮かび上がってきました。専業主婦の葛藤やお金を持っていない若い女性の悩みなど、こちらの先入観をはるかに超えて、女性の一生といえるような深いテーマを描くことができました」 そうして引き出された街角のリアルな人たちの本音が、見る者の心を奮わせている、それがこの番組の人気の秘密のようだ。 「登場する人物は10数人のごく普通の人たちです。でも、彼らの本音やたたずまいから、見る方が自分を重ねてみてしまう、そういった声や反響をいただいてます。見知らぬ誰かの姿を見て、“いろいろあるけど頑張ろう”って思っていただけたらうれしいです」
2017年07月06日高速バスターミナル、コインランドリー、うどん自動販売機の前……。1つの場所にカメラを据えて、3日間にわたり、そこを訪れた人々を撮り続ける番組『ドキュメント72時間』(NHK総合)。 ’06年にスタートした定点観測ドキュメンタリーは、’13年からはレギュラー化。これまでに200回以上も放映。ありのままに撮影された人々の本音と、悲喜こもごもの人間模様が“なんだか泣ける”“しみじみとくる”と人気だ。 女優の吹石一恵(34)は、番組開始当初からナレーターとして出演。最初の仕事となった第2回「東京・山谷バックパッカーたちのTOKYO」(’06年10月10日放送)について、こう振り返る。 「私が知っている東京は、ほんの一部だったんだ!と衝撃を受けました。私がたしか上京して6年目だったと思いますが、画面に出てくる外国人バックパッカーの皆さんに、東京の魅力を教えてもらったような気がしました。また山谷に暮らす人と旅行者のコントラストというか、交じり方というか、そういうところが印象深かったです」 何げない日常のように見えて、そこに映し出される人生模様は悲喜こもごもで、泣き笑い。そんな異色のドキュメンタリー番組でのナレーションについて、吹石は次のように語る。 「言葉で説明しすぎていないか、という点を大事にしています。ディレクターさんが撮ってこられる映像が毎回素晴らしいので、その生ものな質感を残すため、ナレーションの分量や言い回しなどを、録音ブースに入る前に打ち合わせします。ナレーションで気をつけているのは感情移入しすぎないこと。視聴者の方に、感動したり、泣いたり笑ったり、先入観なく見ていただきたいので、できるだけフラットな気持ちで読むようにしています。とはいえ、涙で原稿がにじんで読めなくなったり、思わず笑ってしまってNGを出してしまうことも少なくありません」 吹石がもっとも印象に残っている回が「高知競馬場に夢が咲く」(’13年6月28日放送)だという。 「けがや年齢、成績不振で放出された競走馬がたどり着く高知競馬場。この回のラストに出てくる、広島で厩務員として5年間お世話していた馬を応援に来る男性と、その馬との絆が印象的でした。ずっと勝てなかったのに、その男性の前で、1番でゴール。試合前に会いに行くと、男性のことを覚えていて鳴きながら近寄ってきたそうです。いろんなことを理解して、奮起したんだな……。涙を我慢しても鼻声になってしまって、何度か録り直していただいたシーン。いま思い出しても、鼻の奥がツンとするほど印象的な場面です」
2017年07月06日キャスターの小倉智昭(70)が6日、MCを務めるフジテレビ『とくダネ!』に生出演し、俳優の船越英一郎(56)とタレント・松居一代(60)夫婦の離婚騒動に「こんな話しにくいニュースってないですよ」と困惑の表情を浮かべた。 番組では、連日話題を呼んでいる松居のブログと動画を取り上げ、船越が離婚調停を申し立てていることを特集した。小倉は「松居一代さんともよく仕事してましたし、船越さんともついこの前、NHKの生(番組で)ご一緒したんでこんなに話しにくいニュースってないですよ」と困り顔でコメントした。 松居が船越の不倫を暴露した動画は公開から2日経った現在、再生回数220万回以上を突破。小倉は「何のために松居一代さんは自分のブログ、動画でこういうことを公表したのか。離婚したいのか、したくないからしてるのか、意図が見えない」と首をかしげた。 つづけて「松居さんは船越さんのことを好きで好きで仕方なかった。献身的な努力も涙ぐましかったし、2時間ドラマに出演するときに、まるでテレビ局の広報が出すようなハガキを松居さんが送っていた。その努力に船越さんも応えてましたからね」とおしどり夫婦で有名だった2人のエピソードを語り、「こんな風になっちゃうと船越さんにとっても松居さんにとってもマイナス面が大きすぎると思うんですけど……松居さん、もうちょっと冷静になった方がいいような気がする」と心配そうに呼びかけた。
2017年07月06日7月15日公開の映画『世界は今日から君のもの』の完成披露上映会が5日、東京・台場のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、門脇麦、三浦貴大、比留川游、藤原さくら、尾崎将也監督が出席した。門脇麦主演の本作は、フジテレビ系『結婚できない男』やNHKの連続テレビ小説『梅ちゃん先生』など人気ドラマの脚本を手掛けている尾崎将也が、オリジナル脚本で自らメガフォンを執った作品。不器用で引っ込み思案のヒロイン・真実(門脇)の成長していく姿を描く。尾崎監督から、自身を主演にした前提で企画が始まったと明かされた門脇は「私をあてがっていただいた台本をいただいて、(ヒロインが)尾崎さんだなと思いました。後から"女版尾崎監督"を演じている気持ちになり、歩き方や姿勢も尾崎さんの言う通りにして、気づいたら尾崎さんみたいになり、日に日に尾崎さんに近づいていく不思議な現場でした」と回顧。劇中で演じた不器用で引っ込み思案の主人公・真実との共通点を「そこは違いますね。私は結構アウトドアで、外に出掛けたり山登りも好きですから。初めて会う人も最初は緊張しますが、自分のことをペラペラと喋ってマシンガントークしますから(笑)」と自身とは異なると強調しつつ、「尾崎さんが描くキャラクターって私のタイプの女の子で、可愛くて可愛くてしょうがないんです。だから守ってあげたい気持ちを持ち続けて演じました」と振り返った。その門脇が演じた主人公の真実は、劇中で自分の殻を破っていく。これにちなみ「閉じこもりがちな人にアドバイスは?」と助言を求められた門脇は「破っても破っても次の殻が出て来るので、殻を破れてないことにコンプレックスを感じないこと。そうすれば強くなれる気がします」と前向きな回答。一方の三浦は「せっかく殻っていうモノがあるので、取っといた方がいいと思います。逃げないとか後ろ向きにならないとか、そんなことは生活の中で必要ないので、殻は取っておいて欲しいです」と持論を展開すると、門脇から「本当に面白いですね。本当に大好き!」と褒められて照れ笑いを浮かべていた。映画『世界は今日から君のもの』は、7月15日より全国公開。
2017年07月06日息子が診断を受けた当時と「今」、時代は着実に変わっている出典 : 次男が診断を受けた3年前、私は発達障害についてほぼ無知でした。周囲でその言葉を聞くこともほとんどなく、取り寄せる専門の書籍を漁るしかないような状態。それが最近はテレビで「発達障害」という言葉を聞く機会がどんどん増えています。書店にも大人向けや支援者向け、子供向け、さまざまな書籍が増え、ネット上でも色々な取り組みが始まり、情報を得やすくなったなぁと感じています。先日からNHKでも年間を通した「発達障害プロジェクト」がスタートし、「NHKスペシャル」や「あさイチ」など色々な番組で取り上げられ始めました。言葉すら知られていなかった頃と今と、そしてそれよりもっと前の、配慮どころか診断につながることすら難しかった過去と、発達障害の当事者や保護者を取り巻く環境はここ数年でどんどん、目まぐるしいほどに変わっていっているのだろうと思います。NHKの特集を見て湧いた、相反する2つの感情出典 : スペシャルの中で流れたADHDやLDの子の感じ方を表現した再現VTRに、あぁこんな風に当事者の困難を可視化する方法があるんだ、と感心しました。色々な手法やスタジオの当事者の方の声から、これまであまり表に出ることのなかった当事者の抱えている困難が語られていく…妖怪「ペラペラノドン」に支配されちゃうんだと語っていた男の子は、どこか次男に似ていました。言葉が溢れてきてどんどん喋ってしまう彼の映像を見ながら、次男は「僕とそっくりだ」と笑っていました。同じ、そっくり、そうそうこんな感じ…番組を見ながら次男の言動に近いものが見えるとそう感じて、どこか安心したり、そこからヒントを得られたらと画面に食い入る自分がいました。でも、同時に違う、ぜんぜん違う、そんなんじゃない…という全く逆の感情がわく場面も。「違う」「うちはそうじゃない」同じ診断名でも、“ピタリ賞”の事例にはなかなか出会えない出典 : 「アスペルガーの●●さん」と紹介されている方の困難は、同じような診断名がついている次男のそれとは全く違っている、ということはよくあります。例えば幼少期の自閉症スペクトラムの子によくある特徴とされている・目線を合わせない・人の話したことをオウム返しする・呼んでも反応しない・言葉を話すのが他の子と比べて遅い・予定が狂うと混乱する・強いこだわりを持つなどは、うちの次男にはほぼありませんでした。(それが診断に至るのが遅れた要因でもあったわけですが)テレビで紹介されるADHDの特徴については割と似てるなぁと感じることはありますが、併発している事例はあまり紹介されていませんし、次男の抱えている困難をそのまま表現しているものに出会うことはまずないんだろうなぁ、と思いながらテレビを眺めていました。伝えたいことが、多すぎる ー ひとくくりにできない発達障害のリアル発達障害、とひとことで言っても、伝えたいことが本当に多すぎると思うのです。発達障害というと「ASD-自閉症スペクトラム」「ADHD-注意欠如・多動性障害」「LDー学習障害」の3つがあり、それぞれに併発する事例もある、と重なり合う3つの円で紹介されることがよくあります。Upload By イシゲスズコでも、この3つだけじゃない。この3つの重なり具合だけじゃない。知的障害を併発しているケースにはそこにしかない困難があるし、同じような特性でも環境によって困難の度合いは著しく変わっていく。次男も学級の環境の変化によって特性が強く出て困難が増えることもあればとても穏やかに過ごせることもあります。100人いれば100通りの困難がある、それが発達障害。テレビで誰かが紹介されればされるだけ、「自分に近い」と感じる人よりもはるかに多くの、「同じ診断名だけど自分は(子供は)違う、そうじゃない」「こんなケースもある」という気持ちが当事者の中に湧くのではないか、と感じています。諦めず、息長く、わたしの言葉で出典 : テレビで発達障害について放送されるたびに、「足りない」、「もっとこんなことも伝えて欲しい」、という声が出てくる。私も最初は、足りないことに対してモヤモヤしていた一人です。でも、もしかしたら「足りないこと」それこそが、周知という大きな目的の陰にある、この特集のもうひとつの成果なのかもしれない、とも思うのです。1つの番組には伝え切れる情報量には限りがある。でも放送を見て、発達障害について知る機会を得た人、知ろうと思った人はきっとたくさんいると思います。私が自分のブログでちまちま何かを発信しても、発達ナビがどんなにアクセスが増えても、人気番組での1回の特集の与えるインパクトにはとても敵わない。NHKが1年間という長いスパンで、かつEテレだけではなく広い視聴者層に訴える人気番組の中で特集を組んでいってくれる、これはすごいチャンス。一方で、そうやって関心を持ってくれた人に対して、1回の番組だけでは伝えきれない情報を補うことが、私たち一人ひとりがネットでの発信で担える役割なのだと思います。彼らの目に留まるところに「それだけじゃないんだよ」「こんなケースもあるよ」「こんな風に支援を受けている人もいるんだよ」と、当事者や家族として、個々に経験してきた困難を発信していくこと。また、テレビやネットのメディアでは見えてこない、「言葉を持たない」当事者の困難も、それ以上にたくさん存在しているのだと伝えていくこと。ブログで、twitterで、Facebookで、この発達ナビの上で…いろんな形で、息長く続けていく。それが、発信することのできる当事者家族としての今自分にできることなんじゃないか、と感じています。これまでたくさんの当事者やその家族の方たちが切り開いてきてくれたおかげで、今の支援体制があり、その恩恵を受けてきていること。その過去に想いを馳せながら、テレビの力が開けてくれた小さな風穴を、自分たちが切り開く。「発達障害プロジェクト」がすべての放送を終える1年後に発達障害のある人たちを取り巻く感情がどんな風に変わっているか。現実を変えていくたくさんの鍵の中の小さなひとつが、いま、私の手の中にあるような気がしています。きっと、あなたの手の中にも…
2017年07月05日この間、“女性のような声”を出した男子生徒に対し、小学校教諭が「誰だオカマは」と揶揄したというニュースを耳にした。今でこそ「オカマ」という言葉が肯定的な意味で使われるようになってきているが、“女性的な男性”を馬鹿にするような、その教諭の言葉の使い方が問題だったのだ。セクシュアルマイノリティに対する理解は日本社会で少しずつ広まってきているものの、学校現場で認識が足りない教育者の言動が目に余ることがある。それとは問題が少し異なるが、学校という狭いコミュニティで起きるセクシュアルマイノリティの問題をテーマにした作品が、今回のレインボー・リール東京で公開されるという。1987年 石川県出身/東京都在住。大学卒業後、イベントの制作会社にて勤務。退職後、ニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。現在はフリーランスのイベント/映像ディレクターとして活動中。 【作品歴】『time』(2014年製作)・第12回NHKミニミニ映像大賞 120秒部門グランプリ・福岡インディペンデント映画祭優秀賞 『尊く厳かな死』(2015年製作)・新人監督映画祭コンペティション・中編部門準グランプリ・福岡インディペンデント映画祭企画賞 『カランコエの花』(2016年製作)・第26回 レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜入選第26回 レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜入選作品『カランコエの花』※動画が見られない方はこちら【あらすじ】ただ、あなたを守りたかった。とある高校の2年生のクラス。ある日、唐突に『LGBTについて』の授業が行われた。だが、他のクラスではその授業は行われておらず、生徒たちに疑念が生じる。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」 生徒らの日常に困惑が広がっていく… Be inspired!(以下、Bi): 映画を撮り始めたきっかけを教えてください。 映像の勉強をしたいと思い学校を探していましたが、どこも学費が高く困っていました。そんなとき、映画監督の育成をしている(学費が格安の)学校を見つけ、入学を決めたことから映画を撮るようになりました。Bi: セクシュアルマイノリティをトピックにした『カランコエの花』を撮ろうと思ったきっかけは何ですか? いつかLGBTQを題材に映画を撮ろうとは思っていたのですが、納得のいく企画ができず、なかなか踏み出せずにいました。そんななか、仲間と企画会議をしている際に「LGBTQを題材に映画を撮りたいけれど、センシティブな題材なので気軽に手をつけられない」と話をしたところ、「その考え方がそもそも差別的だよね」と仲間から指摘を受け、なるほど、と思いました。私自身、セクシュアルマイノリティに対して寛容であると自認していたつもりですが、こうした過剰な配慮で当事者の方に被差別意識を与えてしまっていたこともあったのではないか、と。 そこで、LGBTQ当事者を主として描くのではなく、それを取り巻く周囲の人間にフォーカスを当て、彼らの過剰な配慮によって翻弄されていく当事者の様を描いた作品を撮ろうと決め、本作を作りました。Bi: 同作を撮るうえで、どのようにセクシュアルマイノリティの現状をリサーチしましたか? 上述のようにLGBTQ当事者の周囲の人間を主として描いているので、一旦リサーチをほぼ行わず脚本を作りました。その後、当事者の方に実際に脚本を読んでいただき、どう感じたかご意見をもらいながら作品に磨きをかけていきました。 Bi: 学校というコミュニティで起きるセクシュアルマイノリティの問題をどう捉えていますか? 大人になると、居心地の悪い環境から逃げたり、避けたりすることも選択肢の1つとして当たり前にありますが、学校はそうもいかない。ある種、強制的に集められたコミュニティのなかで、嫌でも生活していかなければならない。そういった意味で学校は、LGBTQに限らず様々なマイノリティの方にとって悩ましい環境であろうと感じています。Bi: 同作を通して伝えたいこと、考えて欲しいことは? 社会はまだ、セクシュアルマイノリティの方とどう向き合っていけばいいのか手探りの段階なのだと思います。「接し方が分からないが、傷つけてしまいたくはない」、故にどうしても腫れ物に触るかのように、過剰にケアしてしまうのだと。 しかし実際は、当事者は特別扱いされることを求めている訳ではない。ただ自分の気持ちに正直にありたいだけなのだということを、本作を通じて感じていただければと思います。Bi: 映画は社会の問題に対して何ができると思いますか? 映画の魅力の1つに、“作品中の世界を疑似体験できること”があると思います。「百聞は一見に如かず」という諺にもあるように、体験に勝る学びはない。社会問題について問題提起やメッセージの発信をしたいのであれば、映画ほど有効なメディアはないのではないか、と考えています。中川監督が言うように、日本社会ではセクシュアルマイノリティの人々を傷つけまいと思うあまり、彼らを過剰に特別扱いしているのが現状だ。そんななかで私たちはどう接したらいいのだろうか。実際の学校生活で起こり得そうな『カランコエの花』のストーリーは、鑑賞した多くの人にとって身近なセクシュアルマイノリティの人と“本当はどう接すればいいのか”を考えるきっかけとなるのかもしれない。 インタビュー企画の第1段は、今話題のバンドnever young beachのMV等を制作し、レインボー・リール東京ではセクシュアリティを越えた「人を愛することの普遍性」を描いた映画『春みたいだ』が入選したシガヤダイスケ監督。こちらも合わせて読んで欲しい。<第26回レインボー・リール〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜>主催:レインボー・リール東京運営委員会、NPO法人レインボー・リール東京開催期間:2017年7月8日(土)〜14日(金)@シネマート新宿2017年7月14日(金)〜17日(月・祝)@スパイラルホール(スパイラル3F)今回インタビューを行なった監督の作品が鑑賞できる「レインボー・リール・コンペティション 2017」は、スパイラルホールにて7/17(月・祝)16時から開催されます。上映される短編映画のなかから観客の皆さんの投票でグランプリが決まります。ぜひご参加ください。Text by Shiori KirigayaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!なぜ「ゲイ」が題材はタブーなのか。ある若手監督が「愛の普遍性を描いた映画」で日本人に訴えたいこと。 「ゲイやレズビアンなどのセクシュアルマイノリティをテーマにした映画」と聞いて、どんなものを思い浮かべるだろうか?“セクシュアルマイノリティの人は性に対して開放的”という偏見は現...
2017年07月05日「MOVE 生きものになれる展 ―動く図鑑の世界にとびこもう!―」が、2017年11月29日(水)~2018年4月8日(日)まで、東京都江東区の日本科学未来館にて開催されます。累計発行部数250万部の大人気図鑑「MOVE」が、“展覧会”となって登場。子供たち自身が“生きものになって”、生きものの知恵や技術を楽しく学べます。家族でのお出かけにぴったりですね。この秋、「MOVE 生きものになれる展」が日本科学未来館で開催!東京・お台場の日本科学未来館にて、「MOVE 生きものになれる展 ―動く図鑑の世界にとびこもう!―」が、この秋開催されます。期間は、2017年11月29日(水)~2018年4月8日(日)まで。「MOVE 生きものになれる展」は、講談社の動く図鑑「MOVE」のコンテンツや世界観をベースとしながら、五感で生きものの知恵や技術を体感できるという企画展です。生き物を観察対象として学ぶのではなく、自らを主体となることで、生きる知恵や技術を体感し、「生物多様性」や「他者理解」を学べます。「なれた!」と実感したときの喜びをきっかけに、さまざまな知識への興味をもって、学ぶ楽しさも育まれること間違いなし。コンテンツ・映像制作など各分野に精通した講談社ほか各社の知見と、日本科学未来館の科学技術・教育への知見を融合させた、新しい“エデュテインメント”体験の場がこの秋、お台場に登場します。●動く図鑑「MOVE」とは?動く図鑑「MOVE」は、6年前に誕生した、講談社による図鑑シリーズ。それまでの図鑑のカタログ的な情報提供にとどまらず、「おどろき」と「感動」によって子ども達の好奇心を刺激し、新しい世界への興味を持ってもらうことを狙いとし、大迫力の写真とNHKの映像を使ったDVDを連動させるなど、これまでの図鑑の常識を覆す全く新しい図鑑として、多くの方の支持を得ています。現在、「動物」「昆虫」「魚」などの生きものの図鑑をはじめとして15冊を刊行。6年間で250万部の人気シリーズとなっており、学習図鑑市場のシェアトップを走っています。(2017年3月トーハン調べ)。そして、2017年6月22日(木)には、「古代文明のふしぎ」「深海の生きもの」の発売がスタートしました。“生きものになって”実感!ユニークな企画展全ての生きものたちは、独自の知恵と工夫によって環境に適応し、身を守り、命をつないでいます。子どもたちが大好きな風変わりな姿や驚くような習性も、かれらが懸命に生き抜く過程で獲得してきた個性であり、アイデアの実践なのです。「MOVE 生きものになれる展」では、生きものたちのこうしたユニークな生き方がなぜ選ばれてきたか、子どもたちが実際に“生きものになって”実感できる展示・企画が盛りだくさんです。現在、地球上では、様々な環境に暮らすバリエーション豊かな生きものたちが互いに関係し合い、命を循環させることで一つのシステムを形づくっています。自分たちとは異なる生きものの視点を獲得する体験は、こうした自然界への敬意を引き出し、生物の多様性を直感的に理解する貴重な経験となるでしょう。イベント詳細名称:MOVE 生きものになれる展 ―動く図鑑の世界にとびこもう!―会場:日本科学未来館住所:東京都江東区青海2-3-6会期: 2017年11月29日(水)~2018年4月8日(日)開館時間:10:00~17:00 (入場は閉館時刻の30分前まで)休館日:火曜日、年末年始(12月28日~1月1日)※12月26日、1月2日、3月20日、27日、4月3日は開館チケット:決定次第公式サイトより案内します。公式サイト:
2017年07月05日梶裕貴、宮野真守、神谷浩史ら大人気声優たちが日替わりでナレーションを担当したことで大きな話題を集めた「NHKニュース おはよう日本」の特集シリーズ「朝ごはんの現場」。この度、第2弾が7月10日(月)から14日(金)の5日間、7時台に放送されることが決定。櫻井孝宏、杉田智和ら今回も豪華なラインナップが実現した。特集シリーズ「朝ごはんの現場」は、NHKが毎朝放送する朝のニュース・情報番組「NHKニュース おはよう日本」内にて放送される、様々な場所の“朝ごはん”を紹介していくコーナー。5月に放送された第1弾では、梶さん、宮野さん、諏訪部順一、福山潤、神谷さんの5人がナレーションを日替わりで担当し話題に。初回放送では、とある共同食堂の様子を梶さんが紹介し、Twitter上では「朝からすごい癒される」「朝から梶くん聞いて学校頑張れる」などの声が。続いて豪華声優陣が登場すると、「朝からマモちゃんのイケボが聴けて幸せ」「諏訪部さんのナレーションめっちゃ聞きやすい。さすがすぎる」「福山潤がにゃんにゃん言ってる」「神谷さんのしりしり可愛い」などと絶賛する声で溢れていた。そんな大反響も記憶も新しい中、第2弾の放送が決定。今回ナレーションを担当するのは、またまた超豪華な5人!まず7月10日(月)を担当するのは、「NARUTO -ナルト-」奈良シカマル役、「MAJOR」茂野吾郎役、「弱虫ペダル」巻島裕介役など数々のアニメ作品に参加し、FM・AM・ニコ生ラジオパーソナリテイーとしても活躍する森久保祥太郎。続く11日(火)は、「神のみぞ知るセカイ」桂木桂馬役、「うたの☆プリンスさまっ♪」来栖翔役、「進撃の巨人」コニー・スプリンガー役など人気作に出演し、昨年からは待望の音楽活動も始動、4月には早くも3rdシングルをリリースした下野紘。12日(水)は、「弱虫ペダル」今泉俊輔役や「ぬらりひょんの孫」黒田坊役ほか幅広い役を演じ分け、昨年にはデビュー20周年を記念した書籍「てきとう」を発売した鳥海浩輔。13日(木)は、「涼宮ハルヒの憂鬱」キョン役や「銀魂」坂田銀時役で知られ、最近では『パシフィック・リム』『スノーホワイト/氷の王国』『パワーレンジャー』と洋画吹き替えも多数出演する杉田智和。そして、最終日14日(金)は、「しろくまカフェ」「ダイヤのA」「東京喰種トーキョーグール」「PSYCHO-PASS サイコパス」『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『虐殺器官』、さらに社会現象を巻き起こした「おそ松さん」では長男・おそ松役を演じるなど、代表作は枚挙に暇がない櫻井孝宏が担当する。なお今回は、「広がる『会社が出す朝ごはん』社員コミュニケーションは朝ごはんから」「朝ごはんの定番!究極のTKG(たまごかけごはん)ツアー!?」「震災復興目指す漁師の朝ごはん」 「留学生支える朝食付き日本語学校」 などがラインナップされている。「NHKニュース おはよう日本」は毎週月~金曜日4時30分~、土曜日6時~、日曜日7時~NHK総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年07月04日『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『海賊とよばれた男』の山崎貴監督が手掛ける最新作『DESTINY 鎌倉ものがたり』。堺雅人と高畑充希が夫婦役で初共演する本作から、この度、最新予告映像とファンタジックなポスタービジュアルが公開された。鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに、年若い亜紀子(高畑充希)が嫁いでくる。しかし、この鎌倉という土地、何やらおかしい。そこここに人ならざる者がいるようなのだ。道を歩く正和と亜紀子の前を貉(ムジナ)か河童か通り過ぎて心底驚く亜紀子に、正和は「鎌倉は何千年も昔から妖気が溜りに溜まって、いろいろな怪奇現象が起こるけれどもここでは普通のこと、すぐに慣れる」と言ってのけるのだが…。一色先生は犯罪研究の腕を買われ、迷宮入りしそうな事件の折には鎌倉警察に協力している。何しろ魔物や幽霊も事件に関係するのだから、鎌倉の事件解決は一筋縄ではいかない。心霊捜査にも精通する一色先生は名探偵でもあった。ある日、大金持ちの殺人事件の捜査を依頼される一色先生。どうやら人間の仕業ではないようで…。古都鎌倉――。ここは、人間だけでなく幽霊、物の怪、魔物に妖怪、神様、仏様、死神、貧乏神も住んでいる。魔界や黄泉の国のはざまで、生者と死者の様々な思いが交錯する都。鎌倉ビギナー・亜紀子の嫁入りで静かだった正和の生活が大きく変わってくのだった。本作は、西岸良平の累計発行部数900万部(既刊33巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」の映画化。鎌倉に住み普段から和装を好む、多趣味なミステリー小説作家・一色正和を、NHK大河ドラマ「真田丸」での熱演も記憶に新しい、堺さん。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」主演の高畑さんが正和の年離れた妻・亜紀子を演じるほか、堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、安藤サクラ、中村玉緒と超豪華キャストが集結している。このほど到着したのは、7月8日(土)より劇場で放映される予告映像。高畑さん演じる亜紀子のナレーションで進められていく本映像では、正和と亜紀子が腕を組んで歩いていると、目の前を突然ある生き物が通り過ぎる。驚く亜紀子をよそに、正和は平然と「ただの河童だろ」と一言。すると、次々と幽霊、物の怪、魔物に妖怪、神様などが登場!ファンタジー要素も入った、不思議な予告編となっている。『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月9日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月04日