「銅付加IUD」は、銅イオンを放出する子宮内避妊用具。子宮内に、体にとっては「異物」である器具を入れることで、受精卵の着床を妨げるとともに、銅イオンの作用で精子と卵子が受精するのを妨げます。
いずれも、使用する場合は婦人科を受診して医師に装着してもらい、その後も定期的に検診を受ける必要があります。一度装着すると、避妊効果は2~5年間持続します。ただし出産経験のない女性は、子宮の入り口が狭いため装着が難しく、あまり向いていません。体の状態や既往歴によっては装着できない場合もあります。
■ペッサリー: 避妊率約80%
子宮の入り口にフタのようにして装着するゴム製の避妊具で、精子が子宮に入るのを防ぎます。使いたい場合は、ペッサリーを扱っている婦人科を受診して、医師に自分に合ったサイズを選んでもらいます。
自分で取り付けと取り外しをするので、使い方の指導を受ける必要があります。入手しにくい上に装着にコツが必要で、避妊率もそれほど高くないため、現在ではあまり使われていません。
●「生理中は避妊しなくていい」は誤解
○「外に出す」のは避妊じゃない!
世間一般に広く浸透しているものの、実はあてにならない避妊法もあります。