ビューティ情報『【医師解説】不眠症対策の悩みを解消!病院の選び方から睡眠薬まで <日本睡眠学会認定医 佐藤幹先生>』

2017年4月14日 03:32

【医師解説】不眠症対策の悩みを解消!病院の選び方から睡眠薬まで <日本睡眠学会認定医 佐藤幹先生>

そこで中途覚醒や早朝覚醒に対して、どのくらい睡眠薬を使うかというのは難しいところですが、基本的には次の日に眠くて仕方ない、あるいは朝起きて倦怠感が残っているというようなことがなければ薬を使う必要はありません。いったん目が覚めても20分以内に再入眠できれば問題はないので、中途覚醒の回数自体はさほど気にする必要はないでしょう。

不眠だけではなく「過眠」の方も多い

クリニックを受診される方はビジネスマンが中心というわけではなく、高齢者や主婦、学生まで幅広い患者さんが来られています。その中には不眠症だけでなく過眠症の方も意外に多く、授業中に眠ってしまうという学生さんなどもいらっしゃいます。

このようなケースは実は昔からあったもので、必ずしも最近患者さんが増えている傾向とはいえません。眠気のメカニズムがある程度学問的に解明され、新しい薬が開発されたことなどによって、これらの症状に診断がつくようになってきたのです。かつては怠けていると思われていたものの一部が、実は過眠症だったということがわかってきたのです。

また、朝起きられない子どもたちの中には、睡眠覚醒リズム障害、つまり体内時計が狂ってきているようなケースがあることがわかってきました。

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