今回は娘さんの教育に対して、夫が「もうちょっと厳しくしたほうがいい?」と言ってきたときのお話です。突然の夫の問いに困惑しながらも、「なんでよ、いらないよ」と即答で答えるさやこさん。その理由とは……!?「すごく嫌だった」夫の幼少期の不満を聞いていた私は… 夫は、自分がされて嫌だったという厳しい教育を娘に対してやろうとしていた時期がありました。 「なぁ、もうちょっと厳しくしたほうがいい?」 「なんでよ。いらないよ」 さやこさんは、5〜6回くらいこのやりとりを繰り返すことに……。 しかし、「夫が嫌だと言っていた教育を娘にやったところで、将来娘は感謝するのか?」 「夫自身は厳しく育てられたことに対して、今お義母さんに感謝しているのか?」などと問い詰めると、夫は納得したようで、その後は2度と言わなくなりました。 もしかすると、夫は「自分が受けてきた厳しい教育を、娘にもやるべきではないのか……」と思ってしまったのかもしれません。一概に厳しい教育がダメとは思いませんが、さやこさんの「自分がされて嫌だった教育をするより、娘に合った教育を探してあげよう」という考え方のほうが、ポジティブな印象を受けました。教育や子育て方針については、各ご家庭それぞれかと思いますが、夫婦で模索しながらも、足並みをそろえておこなっていけたらいいですね。著者:マンガ家・イラストレーター さやこ娘と夫の3人暮らし。自閉症スペクトラムの娘との日常を中心にいろいろと過去の出来事などエッセイマンガを描いてます。
2023年01月19日「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所」(※以下、IBS)では、グローバル化社会における幼児期からの英語教育の有効性や重要性に関する情報を定期的に発信しています。今回は、海外論文「自閉スペクトラム症におけるバイリンガリズムの認知的利点~『心の理論』」はどのような要因で発達が促進されるか?(IBS訳)」(Peristeri et al., 2021)について、IBSポール研究員がレビュー記事にまとめました。<レビューまとめ>・二つの言語を使う能力(バイリンガリズム)は、他者との関わりに困難を抱える自閉スペクトラム症(ASD)児にとってメリットがある。・バイリンガルのASD児は、他者の立場に立つ能力がモノリンガルのASD児よりも優れていた。・ほかの先行研究と一致するため、第二言語を習得することは、脳神経に個性のある(ニューロダイバース)子どもの発達に悪影響を及ぼすのではなく、良い影響を与えると思われる。■ 日本人の3%はASD(自閉スペクトラム症)。他者の立場に立つことが難しい子どもたち日本で自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(以下、ASD)と診断される人の割合は、近年3%に増加し、諸外国よりも高い傾向にあります。その理由として、ASDの社会的認知度が向上したこと。そして、医療・専門サービスの利用が増えたことが挙げられています。ASD児の特性は、社会性における困難や発語の遅れ、興味のあることにこだわりすぎてほかの情報が入らない傾向などがあります。これらの特性は必ずしも悪いことではなく、例えば、何かに強くこだわる特性は、特定の分野で深い洞察力を養う手助けになります。一方で、ASD児の多くが日常の社会生活で他者と関わることに困難を抱える、と言われています。定型発達児の場合は、他者の立場に立つ能力(他者視点取得)が4~5歳で発達しますが、ASD児はこの能力が同年齢で十分に発達していない場合があります。他者の立場に立つ能力とは、自分が思っていることはほかの人が思っていることと違うかもしれないと考えたり、他者が見ている世界に入り込んだりする能力です。この能力のことを「心の理論」といい、「心の理論」を測定するタスクでASD児の成績が比較的低いことを示した研究報告があるのです。■ Peristeriらの研究における二つの問いと実験内容「心の理論」の能力を測るときには、多くの研究者が「誤信念課題」と呼ばれるタスクを使っています。このタスクは、相手がこれから取る行動をうまく見極められるかどうかを見ることで、他者の立場に立つ能力を調べるものです。定型発達児を対象にした先行研究では、バイリンガル児の成績がモノリンガル児よりも優れていることが示されています。例えば、4歳時点で相手の立場に立つことができた子どもの割合は、バイリンガル児60%に対し、モノリンガル児がわずか25%だったことを報告しています(Kovacs, 2009)。これらの知見を踏まえ、Peristeriら(2021)の研究は、次の二つの問いに答えることを目的としました。1. ASDの子どもがバイリンガルであることは、他者が自分とは違う心を持っていること(誤信念)の推論における困難を軽減する役割を果たしうるか?(バイリンガリズムによって、他者の立場に立ちやすくなるか?)2. バイリンガリズムが困難を軽減する可能性があるとすれば、どのような認知メカニズムがそれを支えているのか?例えば、抑制、ワーキングメモリ、注意の転換、メタ言語知識の能力など。この二つの問いに答えるため、6~15歳のバイリンガルASD児43名、モノリンガルASD児60名、計103名を対象に、他者の立場に立つ能力を評価するテスト(誤信念課題)を行いました。テストは、1、二人のキャラクターが登場する、さまざまなストーリー展開の短編アニメを見せる、2、アニメを見終わった子どもに、ストーリーの登場人物が最後に取った行動が適切だったかどうかを答えてもらう、という内容です。登場人物が自分とは違う視点を持っているかもしれないことを理解していなければ、正解することができません。■ 実験結果「バイリンガルはモノリンガルよりも他者の立場に立つ能力が優れていた」分析の結果、バイリンガルのASD児のほうがモノリンガルのASD児よりも、ストーリーの登場人物の視点に立って正しく回答することができ、回答の正確さに有意差がありました。論文の著者らは次にように結果を分析しています。1)バイリンガルの子どもは、話す相手によって、どの言語をどのように使うかを常に考えなければならない(Grosjean, 2010)という説明。つまり、それが相手の立場に立つ練習になるということ。2)モノリンガルよりもバイリンガルのほうが実行機能(目標のための計画を立て、目標を達成するために自分の行動や思考、気持ちを調整する脳機能)が高い傾向にあるという説明。ASD児は、社会との関わり、特に他者の立場に立つことを苦手とする場合がありますが、Peristeriらの研究は、バイリンガルとして育つ経験が複数の言語を話す能力だけではなく別の能力も高め、ASD児が自分の視点から離れて他者の視点に立てるようになる可能性を示しています。■ まとめ:バイリンガリズムはASD児の困難を増やすものではなく、むしろ困難から守るバイリンガリズムや外国語習得が、学習障害(LD)、注意欠如・多動症(ADHD)、ASD児にどのような影響を与えるかを調べる研究はいま増加しており、今回の研究はこの分野に貢献するものです。先行研究の結果も踏まえると、バイリンガリズムはASD児が抱える困難を増やすものではなく、むしろ困難から守るものだと思われます。ASD児にももう一つの言語を学ばせたいと願う親は、それが可能であること、そして、複数の言語を学ぶことが子どもの発達にマイナスの影響を与えないことを知っておくことが重要です。親の態度とASD児の社会的能力の関係を調べた研究がいくつかあり、親の前向きな姿勢はその親が子どもの診断結果を受け入れるかどうかに関係すること、そして、それがASD児の社会的能力の発達を支える親子の関わり方に影響を与える可能性があることがわかっています。そのため、親の前向きな姿勢や関与は、子どもにとって極めて有益になる場合があります。※詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。 ■ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所(World Family's Institute of Bilingual Science)事業内容:教育に関する研究機関HP( )Twitter( )所 長:大井静雄(東京慈恵医科大学脳神経外科教授/医学博士)所 在 地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7パシフィックマークス新宿パークサイド1階設 立:2016年10 月 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月19日学校法人谷野学園 春日東野幼稚園(大阪府枚方市、園長:谷野 重夫)は、令和5年4月から、3~5歳児クラスの全在園児を対象に、タブレット端末を使用した教育カリキュラムを正課保育時間内で導入します。タブレットを使う園児2020年より4年かけて行われる予定の施策だったGIGAスクール構想は、新型コロナウイルスの流行により、全国的に前倒しで実施されました。現在小学1年生から児童一人一人に専用のタブレットが支給されています。一方、保護者のスマホ・タブレットを用いての動画視聴等、幼児期の子ども達の中でも既に「テレビの見過ぎ」から「動画の見過ぎ」に、懸念が移行している環境にあります。あそんでまなぶ!forスクール本園では、スマートデバイスを娯楽目的だけでなく、楽しみながら学ぶツールとして子ども達に使用してもらいたいと考え、子どもの好奇心を活かせる、これまでの紙のワークブックにはない教育教材を検討してきました。その中で、株式会社フレーベル館(本社所在地:東京都文京区、代表取締役社長:吉川 隆樹)サポートのもと、株式会社ユニティ(本社所在地:大阪府大阪市西区、代表取締役:山下 優之)が開発する「あそんでまなぶ!forスクール」の導入を決定しました。言葉や計算、プログラミング等、子どもの発達段階に合わせた教育アプリを利用したカリキュラムを、年少・年中・年長組の全園児向けに令和5年度より実施します。これまでも課外クラブでは、タブレット端末を使った教室は行ってきましたが、今回は就学前学習として全園児を対象に行います。併せて、使用時間を決めて学ぶなど、心と体に影響を及ぼさない適切なデバイスの使い方の習慣を身につけていくことを目指します。協賛企業:株式会社坂口使用機器は、本園卒園児の勤務先:株式会社坂口(大阪府枚方市、代表取締役:坂口 貴啓)提供のもと、園所有のタブレット端末30台を導入します。今回の取り組みでは、学習意欲や思考力だけでなく、「卒園した園のために何かしたい」「子ども達への投資が、地域への貢献になれば」との想いで協賛いただいたこと自体も園児達と共有し、新しい形で『地域で子どもを見守り、育ててもらう』ことへの感謝の心を育みながら、次世代の地域社会の担い手を育むことも目指してまいります。■施設概要学校法人谷野学園 春日東野幼稚園所在地: 〒573-0137 大阪府枚方市春日北町4丁目20番1号代表者: 園長 谷野 重夫設立 : 昭和49年2月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月18日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。1月7日よりKicks講座のレッスンがスタートしました。Kicks講座では、1月14日よりアドバンスコースの進級説明会を実施しています。アドバンスコースからブロンズコースへの進級に伴い、「WeDo2.0」から「SPIKE Prime」へとキットが変更になります。「SPIKE Prime」は、カラフルなブロックパーツや各種センサーも豊富になり、さらに楽しく学習を進めることができます。今までのアイコンブロック形式のプログラミングから一つレベルアップしてScratch形式のプログラミングとなります。WeDo2.0プログラミング画面SPIKEPrimeプログラミング画面SPIKEPrimeキット【進級説明会日程】◆期間:2023年1月14日~◆対象:Kicks アドバンスコース◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各ラボで無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月17日わが子にとっての「あたりまえ」とは?を考えるーー『自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界』この本では、発達ナビの連載ライターである「まゆん」さんと、自閉スペクトラム症があり特別支援級に在籍する息子の「太郎」くんの温かい日常のエピソードが描かれています。太郎くんとの生活は驚きの連続。ふとしたときに独特の感じ方、考え方を見せる太郎くんの特性を、まゆんさんも、まゆんさんのご両親やお姉さんも、否定することなく、やさしく受け止めてくれます。自閉スペクトラム症がある太郎くんのエピソードが中心に描かれていますが、そのほかにも看護師として夜勤で働くまゆんさん自身のお仕事のお話や、若くして亡くなったまゆんさんのお兄さんや病気が見つかったお姉さんのお話、先生や友達との人間関係などを含めて、「自閉スペクトラム症のある子どもの子育て」というテーマに限らず、生きるとは、子どもを持つこととは、その人にとっての「あたりまえ」とは、お互いを思うこととは、といった幅広いテーマについてじっくりと考えられる一冊になっています。感覚過敏、癇癪、抽象的な概念の理解の難しさなど、さまざまな特性があるものの、ときに大人が気づかないようなハッとするようなことを口にしたり、周りの人の言葉や行動を自分なりに解釈してやさしい言葉をかけてくれる太郎くんとの関わりを通して、太郎くんだけでなく、まゆんさんや太郎くんの周りの人が成長していく様子も垣間見ることができます。やさしさあふれる太郎くんとあたたかいご家族の日常から、自分にも人にもやさしくなれる生き方のヒントが得られるのではないでしょうか。一人にしない、立場を超えた対話の重要性ーー『対話から始める脱!強度行動障害』強度行動障害とは、他害や自傷など、周囲の人の暮らしに影響を及ぼす行動を著しく高い頻度で起こすために、特別に配慮された支援が必要な状態を指します。近年、医療、教育、福祉、行政など、それぞれの分野でさまざまな取り組みが進められているものの、まだまだ家族や施設で孤立し、困り果ててしまうケースが多いといわれています。この本では、ライフサイクルを見据えたうえで、1. 思春期、2. 思春期~青年期、3. 成人期~高齢期と3つのパートに分け、強度行動障害の背景、予防のための工夫や支援、家族との関係性や自立生活のための支援についてなど、それぞれの時期にぶつかりやすい困りごとやその対処法について、座談会も交えながら、児童精神科医や介助職の方など幅広い立場の専門家により書かれています。大切なのは支援者も当事者も孤立させないこと。それぞれの立場を超えて対話を重ね、教育、福祉、医療など分野を超えて連携し、包括的に支援を行っていくことが強度行動障害を抜け出すための一歩になるのではないでしょうか。強度行動障害についてさまざまな悩みに直面したとき、この本は必要な情報を提供してくれるかもしれません。フリースクールについての疑問に答えてくれる一冊ーー『フリースクールを考えたら最初に読む本』近年では、不登校の子どもの数が年々増加し、フリースクールなど家や学校以外の「第三の居場所」の需要が高まっているといわれています。いざ子どもが不登校になり、フリースクールに通うという選択肢を考える段階になったときに、そもそもフリースクールとはどんな場所で、どんなスタッフがいるのか、どのように選べばいいのか、といったことについて情報を得ることが難しいという課題があるそうです。この本では、不登校新聞編集長の石井志昂さんにより、不登校について、フリースクールの必要性について、運営やスタッフについて、選び方についてなど、フリースクールに関して知りたい情報が分かりやすくまとめられています。Q&Aや当事者、保護者の方の体験談も掲載されており、幅広い視点から「フリースクールとはどんな場所か」について学ぶことができるような一冊となっています。不登校は決して他人事ではなく、何かのきっかけで急に学校に行けなくなってしまうことはいつでも起こりうることだと言えるでしょう。子どもが不登校になったとき、フリースクールは一つの選択肢になるかもしれません。フリースクールと言っても、中身はさまざま。子どもにとって最適な選択ができるよう、この本は必要な情報を提供してくれるのではないでしょうか。現在不登校状態にある方も、フリースクールについて知っておきたいという方も、さまざまな方におすすめの一冊です。強迫症の正しい理解と治療のためにーー『強迫症を克服するー当事者と家族のための認知行動療法』強迫症とは、自分の意思とは関係なく、ある考えやイメージが頭に浮かんで離れなくなり(強迫観念)、そこで生まれた不安を払拭するために同じ行動を何度も繰り返すこと(強迫行為)で日常生活に支障が出てしまう不安障害の一つです。強迫症は本人の生活に支障をきたし、そのことを自分で責めたりしてしまったり、家族や近くにいる人も巻き込まれてしまったりするケースが多く、とても苦しい病気であるといわれています。この本では、「洗浄強迫」「確認強迫」「整理整頓型強迫」「想像型強迫」などそれぞれのタイプごとに症状や原因が説明されているほか、強迫症の治療、家族の対応、関連するほかの障害などについて詳細に語られており、自分の症状に合った対処法を見つけることができるようになっています。強迫症の治療は「ひたすら我慢する」「ひたすら嫌なことをする」と考えられていることも多いですが、このようなイメージは誤解であるとこの本では述べられています。病気の実態や治療について正しい知識を得たいと思ったとき、この本はそっと寄り添ってくれるのではないでしょうか。誰もが参加し楽しめる、新しい体育のあり方ーー『合理的配慮にも活用できる!アダプテッド・スポーツで誰もが主役の楽しい体育』アダプテッドスポーツとは、身体活動をする際に配慮が必要な方(障害児者、高齢者、妊婦など)に対し、用具、ルール、環境などを工夫することで、誰もが身体活動に参加できるようにするための取り組みを指す言葉です。この本では、年齢、性別、障害などを問わず楽しめるアダプテッド・スポーツの考え方をベースに、誰もが主役になれる体育の在り方が分かりやすく解説されています。第1章では、理論編として、体育やアダプテッドスポーツの基本的な考え方を、第2章では、実践編として、器械運動、陸上運動、ボール運動など、それぞれの分野ごとにさまざまな運動の実践例が紹介されています。運動の効果・効用や評価の仕方など、実際に授業をデザインする際に参考になる内容もたくさん盛り込まれています。教室の中には、運動が苦手な子ども、身体を動かすことに制約がある子どももたくさんいるでしょう。体育の授業の時間に、誰かが我慢したりつらい思いをしたりする必要がない環境づくりのためには、みんなで楽しめる体育の授業を考えていくためには、どのようなことが必要なのか、この本と共に考えてみてはいかがでしょうか。「令和の日本型学校教育」と知的障害教育はどう交わる?ーー『知的障害教育における「個別最適な学び」と「協働的な学び」』2021年1月に中央教育審議会から「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」が答申されました。この本では、答申の中で示された「個別最適な学び」と「協働的な学び」というキーワードについて、これらを知的障害教育においてどのように実現していくかについての提案がなされています。Ⅰ章で「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」が示す内容を読み解き、Ⅱ~Ⅳ章では、知的障害教育の歴史、「学校生活の集団化と個別化」、教育目標「自立」をめぐる議論をもとに「個別最適な学び」と「協働的な学び」の在り方が検討されています。さらにⅤ章では「個別最適な学び」と「協働的な学び」を実現する授業づくりについて、Ⅵ章では今後の課題と望ましい方向性について述べられています。知的障害教育の歴史を振り返ると、すでに「個別最適な学び」「協働的な学び」の多様で豊かな蓄積があることが示されています。今後の教育が目指す「令和の日本型学校教育」と知的障害教育はどのように結びつき、関わっていくのでしょうか。知的障害教育という観点からの「個別最適な学び」と「協働的な学び」について知りたい方、「個別指導」と「集団指導」、また教育目標「自立」との関係について考えたい方におすすめの一冊です。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2023年01月14日今回紹介するのは、「態度教育」を実践する神奈川県相模原市の「虹ヶ丘(にじがおか)幼稚園」です。挨拶や礼、姿勢を正すなど社会生活で基本となる“しつけ”を大切にする指導をおこなっています。また「ヨコミネ式教育法」を導入し、豊かな人間力の育成を目指すカリキュラムも注目。幼稚園生活の全体を通してさまざまな力を育てる虹ヶ丘幼稚園の教育法に迫ります。 虹ヶ丘幼稚園ってどんなところ?●小学校生活にも通じる「生活習慣」「善悪の区別」「立腰」の3つに重点を置いた態度教育●人間力(心の力・学ぶ力・体の力)を育てる「ヨコミネ式教育法」●三点倒立・跳び箱8段もお手の物!それぞれのレベルに合わせた運動カリキュラム●年間で1,000冊の絵本を読了する子どももいる「読書教育」 神奈川県相模原市にある虹ヶ丘幼稚園は、「人間としてどんなときにも生き抜いていける力をつけること」を教育理念に掲げ、「態度教育」や「ヨコミネ式教育」に力を入れています。 姿勢を正すことや自分の頭で考えることは、小学校生活ではもちろん、自立した社会人として生きるための”根っこ”になります。「絶対できる」を合言葉に、子どもひとりひとりに合った環境・課題を与え、可能性を伸ばす教育が特長です。 PICK UP!人生の根っことなる部分を育てる「態度教育」とは? 虹ヶ丘幼稚園では、「生活習慣」「善悪の区別」「立腰(りつよう)」を3本の柱として態度教育がおこなわれています。生活習慣ではしつけの基本となる部分を、善悪の区別では普段の生活の中から良し悪しの判断を、立腰では姿勢を正して過ごすということを学んでいきます。初めはなかなか指示通りにはできませんが、子どもたちは何度も繰り返すうちに自然と身についてくるのだそう。実際に態度教育をおこなっていくことで、子どもたちの気持ちの切り替えがうまくできるようになったり、ひとつの言葉を言うだけで背筋が伸びるようになったりと、目に見える効果も実感できるそうです。卒園児のパパやママからも「小学校に行っても、虹ヶ丘幼稚園で身につけたことがきちんとできている」と喜びの声をいただくこともあるのだとか。 PICK UP!活動を通して豊かな人間力をはぐくむ「ヨコミネ式教育法」 さらに同園では、人間力をはぐくむ「ヨコミネ式教育法(※)」を取り入れており、心の力・学ぶ力・体の力の3要素を伸ばすカリキュラムを実践しています。※ヨコミネ式教育法とは、横峯吉文氏が考案した「子どもの自ら学ぼうとする力」を大切にする教育法ヨコミネ式教育法では体の力が注目されがちですが、同園が特に重視しているのは「心の力」です。園でおこなっている運動や学習は、心の力を身につけるためのひとつの手段。読み・書き・計算・体操・かけっこ・音楽などさまざまなカリキュラムを毎日20分ずつおこない、持続力や集中力を身につけていきます。日々の活動でさまざまなことができるようになった子どもたちは、達成感を味わい「〇〇もやってみたい!」とますますやる気に。この積み重ねが、心の力につながるのです。 また、園児たちはヨコミネ式教育法の教材を使って、数字や文字の勉強もしています。自由遊びの時間には、足し算や引き算をして遊んでいる子もいるそう。普段から遊び感覚で学習に親しめる環境が整っています。 PICK UP!“絶対できる!”を合言葉に運動能力を高めていくカリキュラム 運動神経を司る小脳は、6歳ごろまでに9割完成すると言われています。知性の発達には運動が密接に関係しているとも考えられているため、虹ヶ丘幼稚園では体の力を伸ばすカリキュラムも重視。一人ひとりのレベルに合った課題を与え、「絶対できる」を合言葉に、子どもたちは難しい技にもチャレンジ! ヨコミネ式教育法では、三点倒立や跳び箱8段といったイメージが強いかもしれませんが、実は「かけっこ」が重要視されています。かけっこは、運動能力の基礎。走ることで姿勢が良くなり、脳の働きにもつながるそうです。 こんなところもステキ!1,000冊の絵本を読了する子どもも!「読書カリキュラム」 「本読みは理解力につながる」という考えから、園内の各教室には100冊以上の本を常備。文字が少ない赤ちゃん向けのものから長編の絵本まで、子どもたちが自分自身で読めるように多様な本が用意されています。子どもたちは本が大好きで、人気の本はボロボロになるほど読みこまれているのだそう。3歳児から文字を覚え、読書を続けることで次第に文字量の多い絵本に挑戦するようになっていくそうです。本の内容に感動したり、語彙が増えたりと、情緒面にも良い影響がもたらされます。また、読書記録をとっていることも、子どもたちの読書意欲をかき立てている取り組みのひとつ。なんと、3年で1,000冊もの絵本を読了する子もいるのだとか! 1,000冊を達成すると、理事長から表彰状と特別な竹のしおりが贈られるとあって、それを目標に読書に取り組んでいる子もいるそうです。態度教育やヨコミネ式教育法に基づいたカリキュラムに注力する虹ヶ丘幼稚園。幼稚園で身につけたことが小学校生活でも活かされ、子どもの成長を実感するママやパパも多いそうです。 「心の力」「体の力」「学ぶ力」を養うためのカリキュラムは、それぞれの活動が相互に働きあい、豊かな人間力を高めることに役立っています。子どもの可能性や「学びたい!」という意欲を引き出すことは、自立した社会人として生きるための”根っこ”を培う大切なステップとなるのではないでしょうか。
2022年12月28日西日本エリアで教育事業行う株式会社DIC学園(所在地:大分市、代表取締役社長:赤嶺 一夫)が運営するレゴプログラミング教室Kicks×crefusから、2022年12月18日に実施されたFIRST LEGO League九州大会へ出場した3チームが総合1位、総合2位、総合3位を獲得し全国大会への出場権を獲得しました。入賞チーム(教室名 / チーム名(都道府県) / 順位)・Kicks×crefus広島校 / RED広島(広島県) / 総合1位・Kicks×crefusサンエーつかざんシティ校(沖縄県) / Team RK Brothers / 総合2位・Kicks×crefus大分校 / Python Beginners(大分県)/ 総合3位総合3位までに入賞したチームは2023年2月に東京大学で行われる全国大会へ出場します。FIRST LEGO League詳細: 熱心に説明中真剣に競技中■『FIRST LEGO League』についてFLL Challengeは9歳~16歳の青少年を対象とした世界最大規模の国際的なロボット競技会です。1998年に米国のNPO法人「FIRST」とレゴ社によってに設立され、日本では2004年から開催されています。現在、世界110カ国、約67,000チームが出場しており、毎年世界大会が世界数ヶ所で行われ各国の代表チームが参加しています。2008年にはアジア初の世界大会が東京で開催されました。競技は自律型ロボットで2分30秒の間にミッションの攻略を目指す『ロボットゲーム』と「イノベーションプロジェクト」「ロボットデザイン」「コアバリュー」の3分野の『プレゼンテーション』で構成されます。「イノベーションプロジェクト」では毎年大会から出されるテーマ(今シーズンのテーマは「エネルギー」)に対する研究活動を行い、大会では専門家の前で問題解決策を提案します。子どもたちが科学技術に親しみながらチームで取り組むFLLの活動は、プログラミング教育、アクティブ・ラーニングの実践であり、21世紀型スキルを身につけるのに適した教育プログラムとして世界中の教育機関で導入されています。ワクワクがとまらない分かりやすくプレゼン中【Kicks×crefus無料個別体験会】Kicks×crefusでは2023年度4月スタートの新規生募集の為、完全個別の無料体験会を実施しております。対象は来年度新5歳~中学生まで、年齢に合わせた体験プログラムをご用意していますのでお気軽にお問い合わせください。体験会詳細: 夢中になれる教室■会社概要商号 : 株式会社DIC学園代表者 : 代表取締役社長 赤嶺 一夫所在地 : 〒870-0027 大分県大分市末広町2丁目10番24号 DIC学園ビル7F設立 : 1977年1月事業内容: レゴ・ブロック プログラミング教室、家庭教師派遣、個別指導塾、進学教室、パソコン教室、通信制高校、ホームページ制作資本金 : 1,000万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社DIC学園 お問い合わせ窓口TEL:0120-665-581お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月27日阪急阪神ホールディングスグループの株式会社ミマモルメ(本社:大阪市福島区、社長:小坂光彦)が、讀賣テレビ放送株式会社(本社:大阪市中央区、社長:大橋善光)と共同で構成するプログラボ教育事業運営委員会は、2023年4月に「プログラボ 仙川」(東京都調布市)及び「プログラボ 府中」(東京都府中市)を新たに開校します。「プログラボ 仙川」及び「プログラボ 府中」は、JR東日本グループの株式会社JR中央線コミュニティデザイン(本社:東京都小金井市、社長:高(※1)橋好一)が運営する教室で、この2校の開校により同社として14校の展開となります。プログラボ教育事業運営委員会が運営する「プログラボ」は、2016年、「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力」を持ち、「主体性をもって多様な仲間と協働できる」真に社会に求められる人材を輩出したいという思いでスタートしました。現在、直営校・フランチャイズ校合わせて全国1都1道2府7県78校に、約7,200名が在籍しています。また、自治体等へのプログラミング教育の導入支援なども行っています。更に、2020年度からはロボットプログラミングにとどまらず、未来を担う子ども達に対し広くSTEAM教育(※2)を実施すべく、中高生向けのAI開発講座「AIラボ」など新たな講座を開講し教育理念の実現を目指しています。2022年5月からは「企業向け研修事業」を開始し、既存の枠組みにとらわれず、新たな価値を生み出すことを目指す企業、教育機関、自治体に、プログラボが培った知見を応用し、チームでプロジェクトに取り組む研修プログラムを提供しています。今回新たに開校する2校の概要は、次のとおりです。【「プログラボ 仙川」の概要】(1)住所東京都調布市仙川町1丁目15-47 ひなたビル3階(京王線仙川駅から徒歩3分)(2)対象者未就学年長~中学生(3)開設コースビギナー、スタンダードII他のコースについては、2024年度以降に順次開講していきます。(4)体験会2023年1月から開催予定です。無料体験会開催日程は、プログラボHPをご覧ください。なお、仙川校は3月上旬完成予定のため、1・2月は近隣のルキナ仙川アネックスにおいて体験会を開催します。あらかじめご了承ください。( )予約はプログラボHPからお申込みいただけます。( )(5)お問合せ先0570-200-710(ナビダイヤル)(9:30~17:30 土・日・祝日を除く。)【「プログラボ 府中」の概要】(1)住所東京都府中市宮西町2丁目17-7 ヒノヤビル1階(京王線府中駅南口から徒歩4分)(2)対象者未就学年長~中学生(3)開設コースビギナー、スタンダードII他のコースについては、2024年度以降に順次開講していきます。(4)体験会2023年1月から開催予定です。無料体験会開催日程は、プログラボHPをご覧ください。予約はプログラボHPからお申込みいただけます。( )(5)お問合せ先0570-200-710(ナビダイヤル)(9:30~17:30 土・日・祝日を除く。)【参考1】株式会社ミマモルメの概要1 本社 大阪市福島区福島3丁目14番24号2 資本金 1億円(阪神電気鉄道株式会社100%出資)3 設立 2017年8月8日4 代表者 代表取締役社長 小坂 光彦5 事業内容 あんしん事業(ミマモルメ)・教育事業(プログラボ)6 ホームページミマモルメ プログラボ 【参考2】ロボットプログラミング教室「プログラボ」の概要1 教育理念私たちは、ロボット・プログラミング教育を通じて、未来を担う子ども達の「夢を実現するチカラ」を育みます。「夢を実現するチカラ」とは(1)学びに対する喜び・意欲知識と論理的な思考方法を身につけ、それを実践することで、学ぶ喜びを体感し、意欲的に学ぶ姿勢、問題解決力を養います。(2)視野や興味の幅を広げ、それを深く追求する心身のまわりのさまざまな物事に興味を持つ好奇心と、興味を持った物事に対して深く掘り下げる探究心を育みます。(3)自らの力でやり抜く精神失敗を恐れず、試行錯誤を重ね、主体性と最後までやり抜く力を育てます。2 対象者 未就学年長~高校生3 内容主に教育版レゴ(R) マインドストーム(R) EV3やレゴ(R) エデュケーション SPIKE(TM) プライムを用いて、モーターや各種センサーを使ってロボットを組み立て、ビジュアルアイコンを使ったソフトウェアでプログラミングを行います。4 料金体系(入会金、教材費は不要)(※1)高ははしごだか(※2)STEAM教育とは、「Science:科学」、「Technology:技術」、「Engineering:工学」、「Art:教養・芸術」、「Mathematics:数学」の頭文字をとった言葉で、ロボットやAIなどの科学技術が急速に発展している中で、新たな価値や変化を生み出すことのできる人材を育てるため、海外ではこれらの領域を重視した教育が盛んに行われています。株式会社ミマモルメ リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月21日ARINA株式会社(所在地:宮城県仙台市、代表取締役:高橋 渉)が運営する幼児、小学生の親御さん向けの教育メディア「おうち教材の森」( )は、日本全国の小学生のお子さんをお持ちの親御さんを対象に「お子さん(小学校低学年・女の子)がクリスマスプレゼントで欲しい物は?」のアンケート調査を実施しました。その結果を公表します。お子さん(小学校低学年・女の子)がクリスマスプレゼントで欲しい物は?【調査概要】調査方法 : インターネット調査調査人数 : 200人(お子さん学年内訳1年生:89人、2年生:55人、3年生:56人)調査主体 : ARINA株式会社、おうち教材の森調査時期 : 2022年11月14日調査レポート: *本アンケート結果を引用する場合は「おうち教材の森」のURL( )を使用してください。調査結果1位:キャラクターグッズ・娘がリカちゃんや、すみっコぐらしが好きなので。・すみっコぐらしにハマり中で色々集めてるから。・娘がポケモンのラッキーが好きなため。・誕生日の時から、クリスマスプレゼントをリクエストされていたから。・すみっコぐらしのねこが好きで集めているから。・『すみっこ』や『ちいかわ』などのキャラクターが好きなので、そのキャラクター付きの中から選ぶと思います。2位:アクセサリー、キッズコスメ・オシャレに気を使い出したので。・母親がお化粧しているのを、とても羨ましそうに見ていたので。・1年生になって特にかわいい格好をしたがるようになり、キッズ用品店に入ると自らアクセサリーコーナーに行って欲しそうにしているから。・少しずつませてきたようで、少し年上のいとこのお姉ちゃんと遊んでいるときに使わせてもらって、前から欲しがっていた。違うものがいいかとも思ったが、本人が欲しがっているようなのでこれにしたいと思っている。・ビーズで作るアクセサリーを欲しがっていた。・私とお揃いのアクセサリーが欲しいと言っている。3位:おままごとセット・おままごとが大好きで普段からよくおままごとごっこをしているため。・YouTubeを見て欲しくなったそうです。・ごっこ遊びが好きだから。・友達が家に来た時に一緒に遊ぶことができる上に、何といっても女の子は可愛いものが好きだからです。・YouTubeのおままごと動画が好きなので同じものが欲しいようです。4位:自転車・練習して乗れるようになりたいと言っていたから。・自転車が小さくなって欲しがってるから。・ここ数ヶ月ずっとリクエストされているので。・子どもが自分でいろいろなところに行きたがるようになったから。5位:服、靴、時計・欲しいコートとブーツがあるようなので、それにしようと考えています。・小学生になって自分で起きて早く学校に行きたいので、姉が持っているような目覚まし時計がほしいから・周りの友達が時計をしているのを見て、欲しくなったから・自分の好みのものを履いたりつけたりしたがるから6位:本・シマエナガが好きで、その写真集が11月くらいに出るそうなので、それを欲しがっている。・絵本を読むことが好きだからです。・好きなキャラクターの本の新刊が発売になっているから。・本を読むのが好きだから、わんぱくだんシリーズの本がほしいです。・現在動物に興味があり、動物図鑑を欲しがっているから。7位:キッズカメラ・お友達が持っていたらしく、欲しいと言われたから。ゲームなどよりは頭にもよさそうだから。・最近、カメラにハマっていて、クリスマスプレゼントの候補になっているから。・保育園児のいとこが持っていて同じように欲しいそうです。【総括】「お子さん(小学校低学年・女の子)がクリスマスプレゼントで欲しい物は?」のアンケートを行った結果、1位は『キャラクターグッズ』でした。キャラクターの中でも、すみっコぐらしやポケモンが人気でした。映画やアニメもあり、子どもたち誰もが知っているキャラクターですね。2位は「アクセサリー、キッズコスメ」。お母さんがお化粧をしていたり、アクセサリーを身につけているのを見ることで、興味を持つお子さんが多いようです。クリスマスはもうすぐ。カウントダウンをしながら気分をあげていきましょう!ARINA株式会社は、運営するメディア「おうち教材の森」を通じて、1人でも多くの人が、より良い家庭学習環境を整えられるように、社会に貢献してまいります。■ARINA株式会社についてARINA株式会社は、“メディアを通じ子育てを豊かに”を企業のVisionに掲げ、皆様の生活に寄り添ったライフスタイルメディアの展開やオウンドメディアの受託事業を展開しております。会社HP : 関連メディア: メロウ( )海外FX口座開設の教科書( )理想のおうち( )●おうち教材の森はお子さんにぴったりの通信教育を比較レビューするメディアです【通信教育教材の選び方】幼児 : 小学生: 中学生: 高校生: 【通信教育のキャンペーン情報】こどもちゃれんじ: 進研ゼミ : ポピー : スマイルゼミ : Z会 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月21日障害のある学生の修学や大学生活の困りごとに寄り添い、教職員への支援も行う東北大学では、2014年4月に「学生相談・特別支援センター 特別支援室」を設置。2016年3月に「国立大学法人東北大学における障害を理由とする差別の解消の推進に関する規程」を、同年4月「障害のある学生への配慮に関するガイドライン」、同年10月「修学上の合理的配慮の提供に関する対応について」を定め、障害のある学生への支援体制の整備を図ってきました。今回は、現在の支援内容や新しい取り組みなどについて、学生相談・特別支援センター副センター長の池田忠義先生に教えていただきました。発達ナビ編集部(以下、ーー)特別支援室の位置づけや支援体制から教えてください。池田先生:特別支援室は、障害学生に関する全学的な相談部署であり、学生相談・特別支援センターの中に位置づけられています。同センターには、特別支援室と全学の学生相談を担う部門である学生相談所とがあります。特別支援室には、相談員3名(専任教員)、コーディネーター2名、受付1名が配置されています。相談員やコーディネーターは、公認心理師や特別支援学校教諭などの資格を有し、発達障害や聴覚障害のある学生への支援等に関する専門性を持っていますが、現在はどの担当者もさまざまな障害に対応できるように努めています。――特別支援室ではどのようなことに注力しているのでしょうか。池田先生:障害のある学生への合理的配慮に関する支援だけではなく、修学上や大学生活上のさまざまな悩みや困りごとへの支援を行うこと、大学の構成員全体を対象とした働きかけを行うことです。したがって、障害のある学生だけではなく、その疑いのある学生も含めて、継続的な面接により支援を行い、また、障害のある学生の支援に関する教職員や学生全体の理解促進のための活動を積極的に行っています。Upload By 発達ナビ編集部発達障害がある学生の相談は増加傾向に――どのようなことでお困りの学生が多いのでしょうか。池田先生:自発的に来談する学生については、修学上のつまずき(授業についていけない、単位履修が進んでいないなど)を契機に相談につながることが多く、入学直後を含め、低年次からそうした問題に直面する場合や、学年が上がり、専門科目が増えた状況でそれらの問題に直面する場合もあります。最終学年などで、研究に取り組む中で初めてつまずきを感じて来談する学生もいます。また、卒業が近づいて進路選択をしなければならない段階で、進路選択に迷う、就職活動で思うような結果が出ないといったことで来談する学生も少なくありません。――来談する時期や内容はさまざまなのですね。相談に来る学生は増えているのでしょうか。池田先生:特別支援室の来談者は基本的に増加傾向にあり、発達障害のある学生も同様の傾向にあります。来談者を障害種別に見ると、発達障害が一番多く、未診断であるがその傾向があると思われる学生も毎年一定数います。また、発達障害に次いで精神障害が多く、2021年度の来談者は発達障害(疑いを含む)と精神障害の二つで来談者全体の6割を超えていました。こうした傾向は、今後も続くのではないかと思われます。特別支援室に来談している学生については把握できますが、学内全体で発達障害のある学生がどれくらい在籍しているかは明確ではありません。ただ、発達障害の有病率という点から考えると、特別支援室への来談や学内での支援につながっていない学生が一定数いると思われます。そのことを踏まえると、学生が相談・支援につながるための広報活動や学生と接している教職員の理解啓発をより一層強化する必要があると考えています。――支援が届いていない学生もいるかもしれないということですね。発達障害がある学生の相談内容としては合理的配慮に関するものが中心ですか。池田先生:当室を利用している発達障害のある学生の多くは、合理的配慮を申し出るための申出書作成支援や自分自身の特性理解、困難さの対処方法の相談のため来談している学生です。一方、「発達障害かもしれない」と思い相談に来る学生もおり、その学生については希望に応じてアセスメントを行うなどし、医療機関の受診などについて一緒に検討しています。合理的配慮の具体的な例としては、注意事項等の文書による伝達、レポート提出期限への配慮、別室受験等などがあります。合理的配慮を受けた学生からは、「配慮を認めてもらってとても助かった」など、修学機会の確保につながったという声を多くもらっています。ただ、配慮提供が認められたものの修学に結びつかないこともあるため、学生と振り返りながら次学期に向けての相談を行っています。――先ほど学生だけでなく教職員の方への支援にも力を入れていると伺いましたが、具体的に教えてください。池田先生:障害のある学生の支援に際しては、教職員の理解・協力が必須であることから、個別支援における教職員との連携、障害学生支援に関する理解促進のための啓発活動を特に重視しています。前者については、特別支援室へ相談に訪れた学生の支援に際して特別支援室から授業担当者や指導教員に連絡する場合と、学生対応に関する教職員からの相談を受け、連携する場合があります。後者については、学生支援に関する全学FD(FD:大学の教育の内容及び方法の改善を図るための教員の組織的な研修など) を定期的に実施するとともに、部局の依頼に応じて特別支援室スタッフが部局FDの講師を務めています。また、学生支援に関する全学的会議である学生生活支援審議会の下に学生相談・特別支援連絡会議を設置し、そこで各部局の学生相談や障害学生支援に関する状況を共有しています。――教職員の方からはどのような相談があるのでしょうか。池田先生:発達障害のある学生やその傾向があると思われる学生に対して、「どのように対応したらよいか分からない」「どこまで支援をしなければいけないのかが分からない」「配慮はほかの学生の不公平感につながるのでは」など、学生の困難さの理解のしづらさから来る対応の難しさ、合理的配慮に関する質問・意見があります。さらに、具体的な支援方法や支援事例、発達障害のある学生の就職支援についてなど知りたいといった声もあります。こうしたことから、発達障害のある学生についての教職員の理解啓発などを目的として、2021年度、「発達障害のある学生への対応について-教職員向けヒントブック-」を刊行し、全教職員に配布しました。学内講演やFDなども行い、学内の理解や啓発などを積極的に進めています。Upload By 発達ナビ編集部――特別支援室では、学生サポーターによる支援も行っているのですよね。池田先生:「学生相談・特別支援センター学生サポーター」は、誰もが共に学べる大学環境をつくるために組織された有償ボランティアであり、現在は学部生、大学院生あわせて計60名登録しています。応募動機としては、人と関わるような活動をしてみたい、障害のある学生と関わってみたいなど多岐にわたります。主な活動は、聴覚障害のある学生のための情報保障、移動が困難な人のためのバリアフリーマップの作成や改訂のほか、障害のある学生への学習支援、ガイドヘルプ、移動介助、授業中のノート作成、学内ボランティア団体でのイベント参加などです。バリアフリーマップについては全キャンパス分を学生サポーターが中心になって作成しており、現在は毎年1キャンパスずつ改訂し、各学部や入試説明会など人が集まるような行事で参加者に配布しています。コロナ禍前は大学祭やオープンキャンパスでのイベントへの参加なども行っておりましたが、本学でも対面の活動の再開に伴い今後ますます活動が広がっていくと思います。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部発達障害のある高校生などを対象とした大学準備講座を開催――発達障害のある高校生や既卒者向けの講座を実施されていますね。開催のきっかけから教えてください。池田先生:当室に来談する発達障害のある学生と話していると、入学後に高校と大学との違いに戸惑いを感じたり、困ったときにどこにどのように相談したらよいか分からなかったりと、大学生活などで大きくつまずいていることが少なくありません。そのため、発達障害のある本学への進学を希望する方や大学で学ぶことに興味がある方を対象に、大学のイメージを膨らませ、進学準備や進路選択に役立てられることを目的として「発達障害のある高校生・既卒者向け大学準備講座1DAYトライアル!」を開催しようと考えました。2022年3月に初めて開催し、同年8月に2回目を開催しました。――反響や参加状況はいかがでしたか。池田先生:初回は3月実施ということもあり、高校1・2年生の学生4名が参加してくれました。参加者から次回以降は夏開催を希望する声が多かったため、2回目は今年8月に開催し、高校生6名、既卒者1名の計7名の方の参加がありました。1DAYトライアルは発達障害の診断がある方向けのイベントですが、グレーゾーンの方からの問合せもあり、反響の大きさを感じました。当初対面開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、急遽オンラインでの開催に変更したところ、東北以外からの参加もありました。イベント終了後にアンケートの記入をお願いしたところ、うれしいことに全般に高い評価を得ることができました。模擬授業は、大学と高校との違いや大学での支援体制などの座学に加えて学生サポーターも加わり参加者の疑問に答えたほか、時間割作成や自分自身の特性理解につながるワークなども行いました。障害のある当事者学生が参加した「先輩の体験談を聞く(座談会)」の時間では、障害の困難さを抱えながらもどのように大学生活を送っているのか座談会形式で行いました。参加者からは次々と質問があがり時間が足りないほどでした。参加者からは、「大学と高校の違いや本学の支援体制などを具体的に学べた」「自分自身の障害特性についても考えながら大学を知る機会になった」「先輩の話から大学について不安に感じていたことが安心感に変わった」などの感想が寄せられ、自分自身の障害特性を理解しながら大学生活を送ることについて知るとても貴重な時間になったことが伺えました。――参加者のみなさんにとって良い機会となったのですね。池田先生:そうですね。我々としても、参加者にとって大学や自分自身を知る有意義な時間になっていたと感じています。模擬授業の中の時間割をつくるワークでは、「自分は朝が弱いから2限からの授業を取ろう」「続けて授業を取りすぎると集中力が続かないから間をあけて授業を取ろう」などの感想があり、参加者が自己理解を深めながら大学での修学を考えることの大切さを実感したのではと思います。また、本学の学生サポーターや当事者学生も参加しましたが、質疑を通して発達障害のある学生への理解や自身の自己理解につながった貴重な時間になったように思います。さらに、県内の高校に今回のイベントの開催通知送付のほかに電話での案内も行い、その際に「大学の障害学生支援について知りたい」とのご相談が高校の教職員の方からあり、職員研修会での講演依頼を受けました。発達障害のある学生だけではなく、高校の教職員のみなさまにも大学の障害学生支援を知っていただく機会につながる講座であると感じています。昨年度、今年度ともに感染状況などを考慮し、対面開催からオンラインでの開催に変更しました。来年度は、食堂や図書館など学内施設の体験利用などの企画も考えながら、ご希望の多かった対面開催を目指していきたいと考えています。個別支援と学内全体の支援体制の充実を目指す――これからの特別支援室の取り組みについて教えてください。池田先生:今後については、来談者への個別支援と学内全体の支援体制の充実をさらに進めていきたいと思っています。個別支援については、修学上や生活上の支援はもちろんですが、入学や卒業の時期における支援が特に重要・必要だと思っています。現在も、大学生活に円滑に入れるための高大接続、大学卒業後の生活に向けて就労移行支援に取り組んでいるものの、まだ十分とは言えないため、これらの活動をさらに積極的に行っていきたいと考えています。また、学内全体の支援体制の充実のためには、大学構成員全体を対象とした情報発信や研修会の実施等を進めていくことが大切だと考えています。――ありがとうございました。
2022年12月19日通常学級に在籍する小中学生の8.8%に発達の特性がある小中学生のうち、特別支援学級や特別支援学校でまなぶ子どもたちは、2019年度の調査で42万人、小中学生全体の4.3%となっています。ですが、特別な支援を必要とする子どもたちは、地域の学校の通常学級にも在籍しています。2022年12月、文部科学省は10年ぶりに「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果」を発表しました。その調査によると、小中学校の通常学級に在籍する子どものうち、8.8%が「学習面又は行動面で著しい困難を示す」ということが明らかになりました(※)。なお調査では、下記のツールをもとに作成された質問票に基づいて調査されました。・LDI-R-LD診断のための調査票(学習面)・ADHD評価スケール(行動面)・高機能自閉症スクリーニング質問紙(行動面)(※)学級担任等が回答した内容から知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒数の割合を推定している調査であり、医師の診断や専門家による判断による調査ではない通常学級に在籍する、発達に特性がある子どもが受けている支援の現状この調査では、この「知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示す」とされた子どもたちが受けている支援についても報告がされています。担当教員は特性があると考えているが、実際に特別な教育的支援が必要だと校内委員会において判断されている子どもは、28.7%にとどまっています。Upload By 発達ナビニュース今回の報告で、通常学級に在籍しながら「学習面又は行動面で著しい困難を示す」ととらえられている子どものうち、通級指導を受けている子どもは、過去に受けていた場合を加えても、12.6%という報告でした。Upload By 発達ナビニュースまた、そうした子どものうち、現在、もしくは過去に作成していた割合は2割弱で、子どもの特性に合わせた計画が立てられている割合は5人に1人となっています。Upload By 発達ナビニュース補習や宿題の工夫などの配慮については、現在もしくは以前に行っていた場合も含めて32.3%でした。Upload By 発達ナビニュース以前に比べると、通常学級における発達の特性がある子どもたちについての認知は高まってきていますが、十分な配慮が受けられていない子どもが一定数いることが、今回の報告からも読み取れます。参考:通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について | 文部科学省参考:文部科学統計要覧(令和2年版)| 文部科学省特別支援教育行政の現状及び 令和3年度事業について| 文部科学省
2022年12月17日学習のつまずきは小学校低学年から私は児童精神科医として、これまでさまざまな自治体で、教育相談や学校コンサルテーション(教育現場での問題を解決する支援)を行ってきました。小・中学校で出会うお子さんたちの相談内容は、「文章が読めない」「漢字が覚えられない」「計算が苦手」「集中力が続かない」など、発達や学習の遅れに関するものが多く、話をうかがうと、だいたい小学校の低学年から、学習面でのつまずきが始まっています。認知機能の働きが弱いという可能性そういうお子さんは、認知機能の働きのどこかに弱さをもっている可能性もあります。学力を向上させたいからといって、いくら計算ドリルや漢字ドリルをやらせても、なかなか効果が出ないことも少なくありません。学習の土台がしっかりしていないところに、教科学習を積み上げていっても定着はしづらい可能性があるのです。認知機能とは、注意、記憶、言語理解、知覚、推論・判断といったいくつかの要素が含まれた「知的機能」を指します。いわば、下の図のように「学習の土台」なのです。Upload By 宮口幸治「点つなぎ」の課題と漢字を覚えることの困難さここでは、認知機能の弱さをもっていることによる困り事例や、認知機能は強化できるという事例を挙げていきます。下の図は、小学1年生後半のお子さんが書いた「点つなぎ」の課題です。点つなぎは、視覚認知の基礎力をトレーニングするもので、見本のように、点を結んで同じ絵を再現してもらいます。Upload By 宮口幸治このお子さんは、ひらがなの読み書きが不十分で、文章が読めない、漢字もほとんど読み書きできないと、担任の先生から報告されていました。点つなぎの段階で形を模写できていないと、漢字などは点々のガイドがなく、複雑な形をしているので、覚えるのも苦労しそうだと推察できます。Upload By 宮口幸治次に、認知機能を強化するトレーニング「コグトレ」を行った前後の変化を示す例を紹介します。コグトレとは、「認知○○トレーニング(Cognitive 〇〇 Training)」の略称です。学校の勉強についていくのがしんどいと訴える中学生が、下の絵のような自画像を描きました。そのお子さんは、小学生のころから黒板をノートに書き写すことや漢字を覚えることに苦手意識をもっていました。コグトレ後は、形を覚えて模写する力が身についたのでしょう。4ヶ月のコグトレの成果で、立体図はかなり正確に写せるようになり、自画像の表現力も増し、学習面では漢字の読み書きが上達しました。Upload By 宮口幸治Upload By 宮口幸治図形の模写から知る、発達の目安ここでは、図形の模写から、お子さんの発達の程度に目安をつける簡単な方法をお伝えします。立体図や蜂の巣は、8~9歳くらい、ひし形は7~8歳くらい、三角形は5~6歳くらい、正方形は4~5歳くらいまでに描けることが、ひとつの目安です。これらの図形が、該当する年齢を超えても描けないことが明らかであれば、そのときは念のため、発達専門外来や教育センターなどでご相談されることをお勧めします。Upload By 宮口幸治トレーニングで認知機能を強化する仮に今は、立体図の模写がうまくできなくても、認知機能を強化するトレーニング次第では、かなり正確に写せるようになる可能性はあります。「写す」力が弱いなら写す練習をしたほうがいいですし、「数える」力が弱いなら注意して数える練習をしたほうがいい…。その結果、黒板を書き写せるようになる、漢字を書けるようになる、数え間違いや計算ミスが少なくなる、という効果に結びつく可能性があるなら、今、できることを少しでもしてあげたいのでないでしょうか。Upload By 宮口幸治「学習の土台」をサポートする『コグトレ』漢字が覚えられない、計算が苦手というお子さんに必要なのは、学力以前の「学習の土台」づくりです。体育の跳び箱やさか上がりにたとえるなら、それ以前に、まずは体力づくりが大事ということです。体育でいう基礎体力に相当する「学習の土台」をサポートするために考案したのが『コグトレ』です。これは、注意して見る力・聞く力、想像する力(認知機能)を鍛えていくトレーニングです。『コグトレ』は、鉛筆と消しゴムがあれば、すぐに始められるトレーニングなので、「学習の土台」のサポートとして、よかったらお試しください。
2022年12月01日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。11月8日(火)からスタンダードコースとアドバンスコースの子どもたちが発表会を行いました。年に1回カリキュラムの一環として開催されるイベントです。スタンダードコースでは、製作したロボットの発表と親子でPK対決を実施し、アドバンスコースでは、ポスターの発表と動物に関するクイズやなぞ解きにチャレンジしました。各コースアクティビティでは、親子の皆さん笑顔で楽しんでいました。発表会後のレッスンからは、後期カリキュラムがスタートしていきます。【発表会詳細】◆期間:11月8日(火)~14日(月)◆対象:スタンダードコース(小1~)アドバンスコース(小2~)◆内容:親子でPK対決(スタンダードコース)クレファスどうぶつえん(アドバンスコース)◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各ラボで無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月29日2022年11月21日(月)、四天王寺大学 教育学部(大阪府羽曳野市)の卒業生2名の制作による、古墳を題材にした絵本『はにわちゃんのおうちはどこ?』を10冊、千早赤阪村に寄贈しました。教育学部3年生歌坂 彩菜さん(左)と、千早赤阪村の南本 斎村長(右)今回の寄贈は、本学が2022年9月26日(月)に同村の教育委員会と締結した連携協定に基づき、村の教育の充実を図る目的で行われました。祖母が千早赤阪村出身という教育学部3年生の歌坂 彩菜さんが村長に絵本を手渡し、「絵本にはストーリー性があり、こどもたちが古墳を知るきっかけになると思う。先輩方が作ったこの絵本で古墳に興味を持ってほしいです。」と話しました。同村教育委員会の栗山 和之教育長は「千早赤阪村にもかつては多くの古墳があったが、開発でほとんどが破壊されてしまっている。文化財の重要性を村のこどもたちにも理解してもらうためにも貴重な教材になります。」と話されました。寄贈した絵本は、村のすべての幼稚園、小学校、図書館に置かれます。本学と千早赤阪村教育委員会は、連携協定に基づき今後も、国際キャリア学科の学生による村の小学校での出前授業や、学生によるクラブ活動指導などを行っていく予定です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月28日性教育がテーマの絵本 01男の子と女の子の体のお話『わたしのはなし』&『ぼくのはなし』『わたしのはなし』作:山本直英・和歌山静子(童心社)対象年齢:3歳くらいから『ぼくのはなし』作:和歌山静子(童心社)対象年齢:3歳くらいから『わたしのはなし』「『わたしのなまえはあいです』という自己紹介の形で語る、プライベートゾーンのお話。自分の心と体は、世界でたった一つの大切なもの。嫌なことをされたら『やめて』と叫び、怖い目に合いそうだったら大きな声で断るのだと愛ちゃんは言います。そしてそのことを大人に話すことも忘れずにと、きっぱり。ポイントをしっかり抑えていて小さい子に分かりやすい。絵もシンプルかつダイナミックなので、説得力があります」『ぼくのはなし』「『わたしのはなし』と対になる作品。今度は『海』くんが登場し、出生のプロセスを語ってくれます。周囲のどういう思いがあったのか。それから、性器や性交の説明。表現がシンプルかつ具体的なので、子どもは納得しやすいでしょう。このように包み隠さず、自分のルーツを知るために、『正確に自信をもって』話すことが大切という、『人間と性』教育研究所長さんの解説もあり。性の話は最終的には自己肯定感を育むことに繋がります」性教育がテーマの絵本 02男女の体の違いや性行為について解説!『ハグして! 』おとなになる心と体のじゅんび『ハグして! おとなになる心と体のじゅんび』 作・絵:安藤由紀(岩崎書店)対象年齢:5歳くらいから「体が大きく変化する前に、必ず伝えておきたい性の話。ここでは、男女の体のつくりの違いや変化、清潔に保つ方法、交わり方などがはっきりと書かれています。自分自身を大切にすること、多様性を受け入れることなど、安心して大人になるための知識が簡潔に、可愛い動物キャラを登場させて描いているので親しみやすい。子どもたちがたこ焼きを食べながら性の話を聞くという設定はユニークでありながら、そのくらい構えることのない話題だというメッセージと取れます。小学生になったらぜひこの作品を」性教育がテーマの絵本 03プライベートゾーンを学べるはじめての「からだ」と「性」のえほん『だいじ だいじ どーこだ?』『はじめての「からだ」と「性」のえほんだいじ だいじ どーこだ?』 作:遠見才希子 絵:川原瑞丸(大泉書店)対象年齢:3歳くらいから「今いちばん読まれていると言われている性の絵本。現役産婦人科のお医者さんによるものです。自分の体を大切にすることがはじめの一歩。どこをどうやって守るのか。怖いイメージを与えることなく、幼年期の子どもたちに語りかけるように綴られているので安心です。また、短くまとめられているので、何度も見返せます。巻末には悩み相談窓口のリストも。子どもがひとりで悩みを抱えることのないよう、解決の選択肢があることも伝えたいですね」性教育がテーマの絵本 04愛を知るための第一歩!『はぐ』『はぐ』 佐々木マキ 作(福音館書店)対象年齢:2歳くらいから「抱きしめ合うことから教えたいと思ったら、この作品。ラクダとシマウマが浜辺にやってきて……。はぐ! お次はワニとペンギンが。それからなんと、タコとおじさんが。という具合に想定外の組み合わせで抱きしめ合います。佐々木マキさんのほのぼのしたナンセンスにほっこりした途端、大切にすること、されることの表現として、すぐにもハグしたくなりますよ。子どもたちが将来素敵に愛し合えますように、まずは! 」性教育がテーマの絵本 05初めての性教育におすすめの一冊!『おうちせいきょういくえほん』『シールでペタペタあ!うまれたおうちせいきょういくえほん』 作・絵:La ZOO 監:アクロストン(主婦の友社)対象年齢:2歳くらいから「初めての性教育に、シールブックというアイディアが斬新な本作。赤ちゃんってどうやってできるの? そんな質問が出てきたら、体に興味を持ち始めた証拠。正しい知識は、小さい子が相手でも湾曲的な表現を避け、やさしい言葉を使いながら正確に伝えることが、後に自分や他者を自信を持って愛することに繋がります。卵子や精子の場所はどこ? と問いかけてみてください。ちっとも難しく考えることはありません。小さな子にペタペタと貼らせながら読んで聞かせると、実は恥ずかしがっていたのは親のほうだったと気づくかも! 」性教育がテーマの絵本 06性に関する基礎知識を可愛い絵とともに『性の絵本』みんながもってる たからものって なーんだ?『性の絵本みんながもってる たからものって なーんだ?』 著:たきれい 監修:高橋幸子(KADOKAWA)対象年齢:3歳くらいから「くわばたりえさん推薦の作品。体の仕組み、性交、妊娠、そして防犯、と性にまつわる基礎知識が正しい言葉を用いて可愛い絵とともに説明されています。読みながら、体に対するオーソドックスな『恥じらい』から大人が解放されてゆくことも、子ども自身が自分を宝物と思え、よりいっそう大切にすることに繋がるでしょう」性教育がテーマの絵本 07やさしい言葉で性行為のあれこれを説明『なぜなの ママ?』『なぜなの ママ?』 作:北沢杏子 絵:やなせたかし(復刊ドットコム)対象年齢:3歳くらいから「日本の性教育研究家の草分けである北沢杏子となせたかしさんの貴重な作品。一時は絶版になってしまいましたが、3歳から親しめる性教育絵本として再編・復刊たものです。おとうさんとおかあさんの体には違いがあります。ふたりは愛し合って、一緒に暮らし、握手したり、キスしたり……。性交については、『だっこしあったり』という表現。なので、この手の話にちょっぴり戸惑う方にも、スターターブックとしておすすめです。巻末には子どもの想像力を育み、じっくり語り合えるような見開きが待っています。とにかく元気、パワフル、生命力溢れるタッチも素晴らしい」性教育がテーマの絵本 08多様性についても学べる『あかちゃんはどうやってつくられるの?』『あかちゃんはどうやってつくられるの?』 著:アンナ・フィスケ 絵:さわき ちはる(河出書房新社)対象年齢:9歳くらいから「ノルウェー生まれのやや図鑑に寄せた本作品。出だしから多様性が伝わってきます。人はそれぞれ。肌の色もさまざま。すらっとした人、ぽっちゃりの人、ドレス姿もあれば、背広姿にハイヒールもいます。でも元はみんな赤ちゃんでした。ではどうやってつくられたのか。そのプロセスをユーモアたっぷりの絵で描き、プチエピソードを交えながら、楽しく、詳しく、科学的に説明してくれています。同性愛や人工授精など色々なケースもスルーせず。まさにSDGs時代にぴったりです」
2022年11月25日日本の隅々に至るまで高レベルの教育をオンラインにて提供し、地域による教育格差を是正することを目的に設立したオンライン学習塾「頭脳マーケット」(運営:株式会社ずのう、所在地:福島県白河市、代表者:碓井 裕章)は、2022年11月23日から教育事業を開始いたします。オンライン学習塾「頭脳マーケット」ホームページ 頭脳マーケット福島県・会津の山間部で生まれ育った「頭脳マーケット」の創業者・碓井 裕章は、地域柄高度な進学教育を受ける機会に恵まれずに育ちました。高校時代には不得意科目であった数学を克服することに苦労し理系に進むことを断念せざるを得ず、第一志望であった天文学分野への進学を実現できなかった苦い思い出があります。大学卒業後に学習塾業界に身を置いた碓井は、東北を代表する進学塾である「ベスト学院進学塾」や「進学プラザグループ」で役員に就いたものの、自身が幼少時代にやり残した想いは常に忘れることが出来ず現代の子供たちには、オンラインで高レベルな指導者による教育を日本全国に提供することにより、教育レベルの不均衡をなくし、碓井が味わったような苦い経験を解決する事ができるとの想いから、日本全国に均一した教育を提供することができるオンライン個別指導塾「頭脳マーケット」を創業する運びとなりました。当面は国公立大学を目指す現役高校生や浪人生を対象に、国公立受験に不可欠かつ学生に苦手意識の強い理数系科目に力点を置いた個別指導学習に加え、碓井をはじめとした経験豊かなスタッフが行う担任コーチングを組み合わせ、様々な課題を抱えた受験生が自信を持って受験に望めるよう常に伴走する体制で学習機会を提供し、お子様の夢の実現をサポートいたします。講師陣は東京大学や京都大学をはじめとした難関大学の学生や、プロフェッショナル家庭教師が数多く在席。その講師陣を体験出来る体験講座は1回1,100円(税込み)で、自分に合った講師がみつかるまで何度でも利用可能です。開講を記念して、入会金(11,000円)とコーチング費用(2,200円/月)が在籍中無料になる入会キャンペーンを先着100名様限定で実施いたします。■頭脳マーケット 概要運営会社 : 株式会社ずのう本社所在地: 〒961-0844 福島県白河市中野山19-59 那須白河高原ベース代表者 : 碓井 裕章設立年月日: 2022年10月17日事業案内 : オンライン学習指導『頭脳マーケット』運営、指導塾運営、オンライン塾関連教材出版・販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月24日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。2022年10月に速読解力検定が実施されました。中央出版株式会社Kicks講座では、お子さまの国語力を伸ばすことで、解答ミスを減らしたり、必要な情報を限られた時間の中でより速く読み解く力を身につけるために速読解力講座TERRACEを提供しています。10月に実施された速読解力検定の結果配信は12月上旬ごろを予定、結果発送の日程は12月中旬ごろ順次発送の予定です。結果が配信・発送され次第、講師から生徒たちに結果のフィードバックを行い、取り組むべきトレーニングを確認していきます。また、講師は月に1度、生徒のトレーニング状況を確認し、安心して受講できるように声掛けを行っています。◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各ラボで無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月22日2020年4月生まれの女の子・はーちゃんのママ・たままま(@decoboco.tama)さんが描く、ゆるゆる子育て記録。育児の理想と現実のギャップや、夫婦のリアルな生活をマンガでお届けします! はーちゃんは強い口調で自己主張することがあるので、たまままさんが、とにかく「かわいく言う」ことを伝えてみると……自己主張が強めなはーちゃん。 「抱っこして」とお願いするときに、強く言ってしまうこともあったそう。 伝え方次第で相手の気持ちが動くこともあることを知ってほしい。そんな思いから、たまままさんははーちゃんに「かわいく言う」ことを伝えてみたところ……? 「ぶりっ子教育」の末路…そりゃこうなるわな! ぶりっ子をアレンジして自由自在に使いこなす、ずるい女子が爆誕しました(笑)。 伝え方ひとつで相手の受け取り方も変わることを、はーちゃんは実感したのかもしれないですね。 たまままさんも、「なんだかんだで、ぶりっ子教育良いです。親も子も少しだけ穏やかになれますよ」と語ります。 最近では「パパー? けっこんしてぇー? おねがーい♡」と言って、パパの心をわしづかみにしていたそう。はーちゃん、すっかり「かわいく言う」をマスターしちゃってますね! SNSのコメント欄も大にぎわい。 「さすが女子、もう女を使いこなしている!」 「うちの娘にもやっとくべきだったぁ! 暴君ジャイアン女子が出来上がってます」 「小さい子のあざとかわいさは世界を救う……!!」 「いや、ずるいのではない! 『賢い』女子よ!」 「わが家も男子たちに『かわいく言い直して!』とぶりっ子教育を続けたところ、ブチギレ母に『お母さん? かわいく怒って?』と諭してくるようになりましたよ」 お子さんの口調が強いときに「かわいく言ってごらん?」と伝えてみると、ちょっぴり和やかな気持ちになれるかもしれません。ぜひ試してみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター たままま2020年4月生まれの女の子・はーちゃんのママ。育児の理想と現実のギャップや、夫婦のリアルな生活を描いたマンガをInstagramで投稿している。
2022年11月21日インクルーシブ保育とは?違いを認める教育私たちが暮らす社会は性別や年齢、身体の大きさ、人種などさまざまな違いを持つ人々が暮らしていますね。障害もその違いのひとつです。このように多様性を持つ社会において、どのような人も排除されたり隔離されたりすることなく、ともに支えあって生きていくという概念をインクルーシブといいます。もともとは英語の「包括的な」や「すべてを含む」という意味を持つ言葉で、最近ではインクルーシブ社会やインクルーシブ教育のように使われています。ここから発展して生まれたのがインクルーシブ保育です。インクルーシブ保育は障害も含めて違いを受け入れ、子どもの個人差や多様性を認めるという教育法です。誰もが分け隔てなく大切な存在として扱われることに重きを置き、同じ環境で同じ教育を受けられることを目指しています。インクルーシブ保育が生まれた背景1990年代から2010年代にかけてユネスコ(国際連合教育科学文化機関)や国際連合において教育についての議論が進み、「サラマンカ声明」や「Guidelines for Inclusion」、「障害者の権利に関する条約」などが採択されました。その中で障害のある子どもと障害のない子どもが可能な限りともに学ぶ「インクルーシブ教育システム」が新たに提唱され、日本でもこの教育法の実現に向け、小中学校での対応の整備が進められています(※1)。小中学校に比べて幼児期におけるインクルーシブ教育の取り組みは遅れていましたが、最近では厚生労働省などでも検討が進められており、インクルーシブ保育に取り組む事例が増えています。インクルーシブ保育のメリットは?みんな違いがあることを学べるひとつの教室で公平に保育を受けていると、障害の有無に関わらず、そこに集う子どもと自分との違いに気づくことがあるでしょう。この違いを受け入れ一緒に生活することで、社会にはさまざまな人がいてそれぞれの暮らし方があることを自然と学ぶことができるのです。思いやりの心が育つ弟や妹のほうが兄や姉よりも多くの手助けを必要とするように、障害のある子どもは障害を持たない子どもよりも多くのサポートが必要です。インクルーシブ保育では、手助けを必要とする人がいないか周囲に目を配り、必要とされる場面で手を差し伸べられる思いやりの心が育ちます。障害の程度や個人の発達状況に応じて、先生や大人が手厚くフォローすることを「ずるい」と感じる人もいるかもしれません。しかし幼児期からサポートが必要な人と同じ場にいると、それを当然のこととして受け止められるようになります。この点もインクルーシブ保育の利点といえます。偏見や差別が生まれることを防げる自分との違いを感じたとき、人は不安や恐れを覚え異なる存在を排除しようという考えが働いてしまうことがあります。ところが、小さなころからさまざまな背景を持つ人が同じ空間にいることで障害や違いへの理解が深まり、将来的に偏見や差別を防ぐ可能性が高くなるのです。互いを尊重できるインクルーシブ保育は障害があることを特別視する教育ではありません。みんなが同じことを同じレベルでできるようになるのを強いることもありません。健常者であっても子どもには個人差があり、それぞれのニーズは異なります。そこで子どもたちは一人ひとりのできること・できないことを考え、相手を尊重しながら行動するようになります。一緒にやるための方法を考える力が養われたり、周りのサポートを通じて自分の存在を肯定的にとらえられたりするのは、子どもの成長のうえでは大きな利点といえるでしょう。インクルーシブ保育のデメリットは?違いを認め合うのに時間がかかる夫婦やきょうだいであっても、相手の意見を認め受け止めるのは時間がかかるものですね。それは子どもの社会でも同じです。相手を受け入れられないうちは一緒にいることを不快に感じたり、喧嘩やパニックにつながったりすることがあります。我慢を強要される場合があるできる子どもができない子どもを助けることはとても素敵なことですが、思いやりを強要されたり、ひとりの子どもに負担が集中してしまったりするのは望ましいことではありません。正義感はときとして悪にもなる諸刃の剣です。こうしたことの積み重ねで子どもにストレスがかからないよう、注意深く見守ることが大切です。できないことへの劣等感を感じるできる子どもができない子どもに手を貸すなどのコミュニケーションが生まれる一方で、インクルーシブ保育では手を貸す側と借りる側の優劣ができてしまい、できる子と自分を比較して劣等感を生むことがあります。また、自分ひとりでできるようになるまでじっくり取り組みたい子どもにとっては、手助けがストレスになることもあるでしょう。物足りなさを感じてしまう可能性があるインクルーシブ保育を実践するには保育体制の強化や環境整備、保育士のスキルアップが求められます。こうした準備が不十分だとサポートに人員や時間がとられてしまい、日々の園活動のスムーズな運営に支障をきたすことがあります。発達が早い子どもにとっては「カリキュラムがなかなか進まない」「いつも同じことをやっている」など、保育内容に不満を感じることがあるかもしれません。インクルーシブ保育を実践している施設【神奈川】カミヤト凸凹保育園カミヤト凸凹保育園は、「誰もが持つ『凸』に注目し、誰もが持つ『凹』をみんなで埋め合う」ことをコンセプトに掲げる厚木市の認可保育所です。異なる年齢の子どもたちが自然と交流できるよう園舎は回廊型をしており、日課のお散歩では地域の人々や自然との触れ合いを通じて社会とのつながりを体感します。障害のあるなしにかかわらず参加できるプログラムにはリトミックを取り入れ、五感を働かせながら子どもたちが互いに手を取り合って人間関係を学ぶ保育環境を提供しています。【東京】葛飾こどもの園幼稚園キリスト教保育を実践し、昭和の時代から障害のある子どもを受け入れ、異年齢保育を実践してきた幼稚園です。「ふれて、感じて、身体でまなぶ」を合言葉に、さまざまな背景を持つ子どもが集まって自然の素材で工作をしたり泥ん子になって遊んだり、のびのびとした保育を実践しています。豊かな遊びの中で得られる多くの学びが、子どもを大きく成長させてくれることでしょう。インクルーシブ保育について理解を深めようインクルーシブ保育は近年取り組みが始まったもので、実践するには園の体制や運営方法を強化する必要があります。準備が整っていない園では子どもの不利益になることもあるため、インクルーシブ保育を希望する場合は運営面についてしっかり確認するようにしましょう。一方で数は少ないですが、長年インクルーシブ教育を実践している園も各地にあります。教育方針がどのようなものか、近くの園から探してみても良いかもしれませんね。多様性を受け入れ、それぞれの個性や能力をいかしていく「ダイバーシティー&インクルージョン」は最近のトレンドとなっており、今後は社会の主流になると考えられます。子どもと一緒に多様性について学びながら、理解を深めていきたいですね。※この記事は2022年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2022年11月17日阪急阪神ホールディングスグループの株式会社ミマモルメ(本社:大阪市福島区、社長:小坂光彦)が、讀賣テレビ放送株式会社(本社:大阪市中央区、社長:大橋善光)と共同で構成するプログラボ教育事業運営委員会では、運営するロボットプログラミング教室「プログラボ」で学ぶ生徒で構成したチーム「プログラボ 夙川」が、2022年8月28日に静岡県浜松市で開催された『WRO Japan 2022 RoboSports競技』において優勝し、11月17日から19日までの3日間、ドイツ・ドルトムントで開催される世界大会に出場します。WRO(World Robot Olympiad)は、2004年にスタートし、今年で19回目を迎え、世界28,000以上のチーム、約75,000人が参加する世界最大級の子どもたちのための国際ロボットコンテストです。日本国内においては、全国37か所でWRO Japan公認地区予選会が開催され、1,500チーム以上が参加しました。出場選手は、ロボットのモデルデザインや自律的に制御するプログラムを開発し、与えられた課題を解決する競技に挑戦します。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年及び2021年はオンライン開催となりましたが、今年は、静岡県浜松市で、3年ぶりにリアル開催され、全国から予選会及び事前審査を経て選抜された約150チームが熱戦を繰り広げました。プログラボ教育事業運営委員会が運営する「プログラボ」は、2016年、『私たちは、ロボットプログラミング教育を通じて、未来を担う子ども達の「夢を実現するチカラ」を育みます。』の教育理念の下、「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力」を持ち、「主体性をもって多様な仲間と協働できる」真に社会に求められる人材を輩出したいという思いでスタートしました。現在、直営校・フランチャイズ校合わせて全国1都1道2府8県78校に、約7,200名が在籍しています。「プログラボ」では、様々な活動を通じ、今後も1人でも多くの子ども達の「夢を実現するチカラ」を育めるよう取り組んでまいります。【参考】株式会社ミマモルメの概要1 本社 大阪市福島区福島3丁目14番24号2 資本金 1億円(阪神電気鉄道株式会社 100%出資)3 設立 2017年8月8日4 代表者 代表取締役社長 小坂 光彦5 事業内容 あんしん事業(ミマモルメ)・教育事業(プログラボ)6 ホームページミマモルメ プログラボ プログラボは、2020年度からはロボットプログラミングにとどまらず、中高生向けのAI開発講座「AIラボ」など新たな講座を開講し、未来を担う子ども達に対し広くSTEAM教育※を実施することで教育理念の実現を目指しています。また、プログラボが培った知見を応用し、自治体等へのプログラミング教育の導入支援なども行っており、2022年5月からは「企業向け研修事業」を開始しました。既存の枠組みにとらわれず、新たな価値を生み出すことを目指す企業、教育機関、自治体に、チームでプロジェクトに取り組む研修プログラムを提供しています。※ STEAM教育とは、「Science:科学」、「Technology:技術」、「Engineering:工学」、「Art:教養・芸術」、「Mathematics :数学」の頭文字をとった言葉で、ロボットやAIなどの科学技術が急速に発展している中で、新たな価値や変化を生み出すことのできる人材を育てるため、海外ではこれらの領域を重視した教育が盛んに行われています。ミマモルメ リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月15日幼児教室「キッズスクール アップル富ヶ谷」を運営する特定非営利活動法人フィールホーム(所在地:東京都渋谷区、代表理事:宮武 直也)は、教育評論家・子育て評論家の石川 幸夫先生の監修のもと、子育てに奮闘する保護者(ママ・パパ・祖父母)向けの研修サービスをスタートいたします。「キッズスクール アップル富ヶ谷」URL: 研修の様子(1)■提供背景これまで石川 幸夫先生が代表を務める株式会社石川教育研究所は40年以上に及ぶ研究実績から述べ6万名を超える先生に研修指導を行ってきました。教育界では月刊私塾界などの連載に加えて、幼児・小学生の基礎教育の教材開発や指導法・理論の研究等を行い、幼児・小学生教育の第一人者と言われています。今回リリースする研修サービスは、第一弾として打ち出した、業界初(※当社調べ)である、実践で活躍する先生方対象の幼児教育指導研修に次ぐ、子育てに直面している、ママ・パパ・祖父母向け子育て+教育研修サービスとなります。これまで成績という評価がなかった幼保の教育が、2023年度より小学校入学時の学力差をなくすべく、文科省主導で「5歳児共通教育プログラム」が展開されます。これは文科省管轄の幼稚園だけでなく、厚労省管轄の保育園、内閣府管轄の認定こども園まで対象範囲が及びます。これまで小学校のような教科的指導がなかった保育園、認定こども園では子どもたちが進学後、園によって学力の差が生まれてきてしまいます。そして家庭教育の在り方が変化してきていることから、教育のICTを活用したサービスが多数あり、スマホの扱い方やデジタルスクリーンによる弊害(睡眠障害や記憶低下など)といった具体例を参考に、子どもと共に親である保護者も成長し、その子にとってより良い人生を歩んでいくには、どのように接していけば良いのか、胎教から幼児期を重要視した本サービスをリリースすることにいたしました。研修の様子(2)■サービスの特徴*子育ての原点「我が子、我が孫を知る」実例)我が子を見る:我が子が受験すると仮定し、面接でしっかりと受け答えができますか?我が子を知る:朝、自分で起き、洗面から着替えなど一人でできますか?我が子の知性:物事に興味関心を持ち、自分から進んで本などを読み、調べたりできますか?*人としての魅力となる話題の非認知能力とは多重知性理論、躾と学習の関係など実例)・発達心理学から見た家族や身内だけでなく、他人に対しての挨拶ができることの意味・人の話を聴き、自分の意見を言うことができますか?・怒る、叱る、躾の微妙な違いでも子どもは理解し、我慢ができる。*最新の脳科学、認知心理学を取り入れた理論 子どもの認知能力 賢い子とは!脳科学から学習の仕組みを理解する、集中と記憶実例)・家事や掃除など簡単なお手伝いが育むワーキングメモリーの役割・不登校やいじめは悪いのか。学校や集団生活の意味*保育×教育の最新教育プログラム運動能力の発達、言葉と心、シングルエイジ(0~9歳まで)の発達過程実例)・トイレトレーニングはいつから?・その知識、実は勘違いかも?夜泣きやイヤイヤ期への対処法・英語や国語、算数といった教科的学習はいつから?*福利厚生としても最適 社員の子育てへの関心を広げたい、子育てイベントや講座を行っていきたい個人や法人にもおすすめ実例)・各保育や教育サービスの違い、子育てへの向き合い方や周囲の協力体制、小学校受験と幼児教育など■ご利用の流れ*公式サイトよりお問い合わせ「特定非営利活動法人フィールホーム」URL: 「メニュー」より「お問い合せ」のページへ。フォームへ必要事項を入力して送信。折り返し、担当者より打ち合わせのご連絡をいたします。*研修内容の打ち合わせ体系化された研修をプラン別に選択するのもOK。課題を感じている内容をヒアリングして内容をカスタマイズすることもできます。例)職員の指導の質を上げたい、定期的な研修など。予算やスケジュール、オンライン等のご都合に合わせて、最適な研修を提案いたします。*契約研修内容を確認後、研修サービスの契約を書面にて行います。契約に係る約款は契約書類にてご確認頂き、同意の上、1ヶ月以内に契約金をお支払い頂きます。*サービス料金のお支払い研修日の1ヶ月前までにサービス料金をお支払い頂き、研修を実施いたします。*研修開始新型コロナウイルス感染症等の対策として、料金のお支払い後に日程の変更を承ります。*アフターフォローご契約内容に応じて研修後もアフターフォローとして追加研修を実施いたします。※内容によって別途料金が発生する場合がございます。■サービス概要サービス名: 「親子育ち研修」提供開始日: 2022年12月1日(木)料金 : 応相談申込方法 : 「特定非営利活動法人フィールホーム」URL にて専用フォームへの入力。URL : ■関係者プロフィール石川 幸夫(株式会社石川教育研究所 代表取締役/教育研究家)現在、幼児教育と小学生教育の第一人者と言われている。幼児教育のパイオニアである故 水野 茂一先生、故 七田 眞先生と共に活動、我が国の幼児教育会をリード。40年に及ぶ実績と研究から研修指導を受けた先生は6万名を越える。塾の専門誌「月刊私塾界」において18年と長期にわたり連載中。教育に関する報道においてメディア出演等でも活躍中。石川先生宮武 直也(特定非営利活動法人フィールホーム 代表理事/保育士)専門学校で幼稚園教諭、保育士の資格を取得。卒業後は幼稚園教諭として3年、保育士として1年、独立してベビーシッターとして3年。ベビーシッターとしては神奈川売上No.1となり、特定非営利活動法人フィールホームを設立。認可外保育施設「クレッシュ富ヶ谷」、幼児教室「キッズスクール アップル富ヶ谷」を設立し、講師として石川メソッドを実践中。宮武先生■会社概要屋号 : 特定非営利活動法人フィールホーム代表者 : 代表理事 宮武 直也所在地 : 〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷2-9-15設立 : 2019年5月事業内容: 認可外保育施設「クレッシュ富ヶ谷」の運営幼児教室「キッズスクール アップル富ヶ谷」の運営子育て支援イベントの企画・運営幼児教育・保育の研修URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】特定非営利活動法人フィールホーム 事務局TEL : 03-4361-3562お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月14日「発達障害とは何か」を改めて考えるーー『ヒトはそれを「発達障害」と名づけました』人の気持ちを考えるのが苦手、忘れ物が多い、本の文字を読むのが苦手…この本に登場する、ダックスさん、ネコくん、トリさん、サカナちゃんたちは、それぞれ苦手なこと、得意なことがあります。これらの特性をヒトは「発達障害」と名づけました。ダックスさんたちは、自分の特性とうまく付き合いながら生活しつつも、気づかないうちに人を傷つけてしまったり、人間関係をうまく築けないことに悩み苦しんでもいます。この本には、発達障害の診断はないけれど、日常生活でさまざまな困難に直面し悩んでいるグレーさんというキャラクターも登場します。グレーさんは、ダックスさんたちのアドバイスのもと、過ごしやすい環境を作っていくための方法を考えます。「発達障害」があるダックスさんたちと、診断がないグレーさんの対比を通じて、「発達障害」と名づけられたことで変わること、変わらないことをそれぞれ考えられる一冊となっています。この本は、筑波大学DACセンターで働く発達障害当事者のダックスさんから見た「発達障害」について、筑波大学准教授の佐々木銀河先生の解説やDACセンターの監修のもと、分かりやすくマンガでまとめられています。発達障害という言葉は近年急速に認知されるようになってきましたが、言葉だけが独り歩きしてしまい正しい理解がされていない場面もまだまだ多いように感じます。そんなときだからこそ、この本に登場するキャラクターとともに、「発達障害とはなにか」について改めて考え直してみてはいかがでしょうか。多様な子どもを大切にする「インクルーシブな教室」をつくるためにーー「差別のない社会をつくるインクルーシブ教育誰のことばにも同じだけ価値がある」「インクルーシブ教育」とはなにか、多様な子どもたちが安心して生活できる学級づくりのために何が必要か、考えたことがありますか。この本は、野口晃菜さんを筆頭に、マイノリティ当事者、研究者、教員、専門職、会社員などさまざまな立場の人が集まるインクルージョン研究会「あぜみ」のメンバーが中心となり執筆されました。障害、貧困、ジェンダー、セクシュアリティなど子どもたちが抱えるさまざまな背景について学んだ上で、「インクルーシブな教室」を作るためにはどうしたらいいのかを考えられる一冊となっています。各章の最初と最後に、おすすめの関連書籍リストとリフレクションワークシートが添えられているため、必要な知識をインプットし、それを受けて自分の意見や考えをアウトプットできるような構成になっています。また、「教師の負担を減らすにはどうしたらいいか」など、インクルーシブ教育を行う上で、考えなくてはならないさまざまな課題をテーマとした座談会、インクルーシブな社会づくりに関心のある学生の声なども掲載されています。冒頭で野口さんが述べられているように、インクルーシブ教育の「正解」を誰かが持っているわけではありません。葛藤やモヤモヤを共有しながら、今できることを考えていくことが重要です。この本は、インクルーシブな社会づくりを考えるための一つの材料になるのではないでしょうか。「親なきあと」を考える上で知っておきたいことーー『障がいのある子とその親のための「親亡きあと」対策』子どもの老後をどう考えたらいいのか、今から準備できることはあるのか、「親なきあと」について悩みは尽きないのではないでしょうか。お金のこと、住居のこと、就労のこと、葬儀や相続のこと、これらはわが子の将来を考える上で避けては通れない課題でもあります。この本では、障害者の支援や相談に30年以上携わり、現在は「親なきあと」問題について情報発信を行っている鹿野佐代子さんが、法律や制度、福祉サービスに加え、意思決定、金銭管理を行うためのトレーニングなど、幅広い話題について、詳しく説明しています。法律のことや制度のことは、なんとなく堅苦しく、理解しがたい印象を抱いている方も多いかもしれません。この本では「親なきあと」を考える上で必要な情報がわかりやすく整理されているため、導入としても分かりやすい一冊となっています。まだまだ先のことだと思っていても、いつ何がおこるか分かりません。子どもを守るため、家族を守るため、まずは必要な情報、制度を知っておくことが大事なのではないでしょうか。聞き取りづらさへの対処法を知るーー「マンガAPD/LiDって何!?」APD/LiDについて知っていますか?APD/LiDは医学的な診断名ではありませんが、APDは聴覚情報処理障害、LiDは聞き取り困難を意味し、聴力には問題がないにも関わらず、音の聞き取りづらさなどの症状がある状態を指しています。雑音がある場所などで必要な情報を聞き取ることが難しかったり、日常会話の中で聞き間違いや聞き洩らしが多かったりと、さまざまな困難がありますが、「ちゃんと聞いてた!?」「もういいよ」などと怒られることも多く、周囲には理解されづらい症状でもあります。本書では、まだまだ認知度が低いAPD/LiDに焦点を当て、第1章ではAPD/LiDの症状について、第2章では、APD/LiDのある当事者が感じている日常生活での困りごと、場面ごとの対処法について、マンガで分かりやすく紹介されています。当事者ができる工夫もあれば、周囲の協力や工夫が必要になる場面もあります。どうすればストレスのないコミュニケーションがとれるか、どのように症状や必要な配慮を説明すればいいか、お互いに安心してコミュニケーションが取れる環境を作っていくためのヒントが得られるのではないでしょうか。APD/LiDの症状がある人は、日常会話だけでなく、面接や仕事などでも困難に直面することがあります。対処法を知らないと、気づかないうちに実力を発揮できない環境に置かれていたり、自己肯定感が低下したり、二次障害を引き起こしたりする可能性もあります。音の聞き取りづらさに悩んでいる方は、この本とともに、自分の症状や困りごとに向き合ってみてはいかがでしょうか。子どもたちが安心して過ごせる学校環境について考えるーー『教室マルトリートメント』近年では、教師による体罰、ハラスメントなどは違法行為とみなされるようになり、連帯責任や厳しい校則など、学校での行き過ぎた指導は良くないという認識も広まってきています。しかし、違法行為とまではいかなくても、子どもたちが委縮してしまったり、教師への不信感を募らせてしまうような「不適切な指導」はまだまだ当たり前のように行われているのではないでしょうか?そのような教室での「不適切なかかわり」を本書では「教室マルトリートメント」として取り上げています。マルトリートメントとは「不適切な養育、避けたい関わり方」を意味する言葉であり、WHOでは、日本における児童虐待よりも広い概念として定義されています。本書では家庭内だけでなく教室でも、ほめるべきときにほめない、いじめや差別的発言を放置する、子どもが自信をなくすほど強く叱責する、子どもの人格を否定するような発言をするなど、ネグレクトや心理的虐待に類似するような不適切な関わりが行われており、それらは実際に子どもにトラウマを植えつけているケースもあるにもかかわらず、体罰などに比べて見過ごされやすいことを指摘しています。教師は、厳しく子どもをしつけなければならない、そんな威圧的な指導が、今もまだまだ根強く残っています。学校はたくさんの子どもが集団生活を送る場所であり、さまざまな出来事を経験し成長するための重要な場でもあります。子どもたちにとって学校が安全基地となるためには、どのような対応が必要なのでしょうか。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2022年11月10日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。10月1日(土)・10月2日(日)に行われたロボット検定の、結果の返却が始まりました。すべての受験生に結果通知表が送られ、合格者には合格証明書と合格バッジが進呈されます。受験した子どもたちは、検定結果から自分の得意不得意を知り、自分のテーマを知ることができます【画像】合格者へ送られる合格証明書と合格バッジロボット検定とは、一般社団法人ロボット技術検定機構の開催する検定です。ロボット製作に必要とされる知識や技能を客観的に評価し、判定します。筆記問題だけでなく、組み立てやプログラミングの実技問題が出題されるのが特徴です。合格者には合格証明書と認定バッジが進呈されます。中央出版株式会社Kicks講座では、10月1日(土)・10月2日(日)の2日間にわたって、ロボット検定を実施しました。結果通知表は、10月29日(土)以降にロボット技術検定機構事務局より受験者の自宅へ郵送されます。結果通知表には、【知識】【組立】【実技】の3分野について、それぞれの得点が記載されます。また、講師より各受験者と保護者へ得点状況の伝達も行っています。子どもたちは結果の詳細を知ることで、自分のこれまでの取り組みを振り返り、今後のテーマを意識することができます。◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各教室で無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日いじめ・ハラスメント報告、相談プラットフォーム「マモレポ」の提供、教育コンテンツの開発を手がける株式会社マモル(本社:東京都新宿区、代表取締役:隈 有子、以下 マモル、 )は、大阪府泉大津市が、GIGAスクール構想に基づく学習用端末を活用し、いじめ防止相談ツール「マモレポ」を導入したことをお知らせします。泉大津市・マモル今回の導入は、国が進める「GIGAスクール構想」により、泉大津市内11校の小中学校の児童生徒に1人1台配備された学習用端末を活用し、これまで行われてきた学校生活アンケート等に加え、児童生徒の声を受けとめる機会を増やすものです。児童生徒が直接学校にいじめ相談・報告ができるようになり、いじめ等の早期発見、早期対応につなげることができます。「GIGAスクール構想」を活用した「マモレポ」の自治体への導入は、大阪府吹田市に続き今回が2例目です。また、泉大津市の「マモレポ」画面上では、アクセスするたびに泉大津市マスコットキャラクターとして親しまれている「おづみん」が様々な表情で表示されます。親しみのあるキャラクターが登場することで、子ども達のアクセスへのハードルを下げる為の新たな試みです。画面イメージ【いじめ問題の現状と課題について】令和3年度文部科学省いじめ防止対策協議会で配布された「いじめの現状について」によると、令和2年度の小・中・高等学校および特別支援学校におけるいじめの認知件数は51万7,163件となり、新型コロナウイルスの影響により、前年比では減少しています。しかし、認知件数が減少する中で、「パソコンや携帯電話等で誹謗中傷や嫌なことをされる」の件数は、引き続き増加傾向にあります。いじめについては今や学校の教職員だけの問題ではなく、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、関係機関との連携による相談体制の充実が急務となっていますが、加えて家庭・地域社会等の理解のもと、未然防止や早期発見・早期対応等地域ぐるみの取り組みの推進が求められています。【マモレポについて】マモレポは、いじめの予防や対策をしながら、学校生活で発生するあらゆる悩みを簡単に相談、報告出来るクラウドサービスです。学校において、児童生徒からの連絡を受け取った場合には、相談内容に応じて学校や教育委員会と対応を検討し状況を確認しながら、児童生徒とのやり取り、見守りなどを行います。【マモレポの主な機能】■匿名でも相談や報告が可能児童生徒が学校にいじめなどで困っていることを送ることができます。被害者だけではなく、「見た」「聞いた」「参加した」と傍観者・観衆・加害者の立場からの報告や相談も可能です。相談・報告行為の心理的ハードルを下げるため、匿名での相談・報告を選択できます。■低学年でも使いやすくイラスト表記相談内容が「仲間外れ」や「言葉の暴力」などイラストで表示され、小学校低学年の児童にも使いやすい設計です。端末が使用できる状況であれば、児童生徒のタイミングで複数回、相談可能です。【泉大津市教育委員会 コメント】泉大津市では、令和4年度9月より市内全11校の小中学校に「マモレポ」を導入いたしました。児童生徒を取り巻く環境は日々変化しており、いじめに限らず、子どもたち個々の悩みも多様化しています。教育委員会と学校で一丸となって児童生徒に寄り添い柔軟に対応できるよう取組んで参ります。「マモレポ」では、匿名相談もできますが、日ごろから児童生徒との関わりのある学校だからこそ、子どもたちの小さな声を拾い、いち早く異変に気付き、一緒に解決できると思います。【株式会社マモル 代表取締役 隈 有子 コメント】教育現場では「いじめの実態を把握する」と共に、今まで以上に「迅速・適切な対応」が求められています。今回、泉大津市に「マモレポ」を導入いただきましたが、導入初日からアクセスされ、子ども達からの報告が届いています。これは教育委員会や学校の先生方により児童生徒の皆さんへ正しい周知が行われた成果であり、泉大津市教育委員会・市内11校の先生方に感謝します。子ども達がSOSを発信できるということは、それだけ相談できる環境が整っていると捉えるべきであり、全国的には学校におけるいじめ対策が整備途中ではありますが、「マモレポ」が導入されることで、早期発見と対策ができるより良い学校環境になることをめざしていきたいと思います。■会社概要会社名 : 株式会社マモル/Mamoru, Inc.所在地 : 東京都新宿区西新宿3-2-9代表者 : 隈 有子(くま ゆうこ)設立 : 2018年7月30日事業内容: 1. マモレポ事業2. 教育コンテンツ開発3. デジタルトランスフォーメーション開発4. メディア事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月24日阪急阪神ホールディングスグループの株式会社ミマモルメ(本社:大阪市福島区、社長:小坂光彦)が、讀賣テレビ放送株式会社(本社:大阪市中央区、社長:大橋善光)と共同で構成するプログラボ教育事業運営委員会は、2022年11月に「プログラボ 鳥栖」(佐賀県鳥栖市)を新たに開校します。「プログラボ 鳥栖」は、JR九州グループのJR九州システムソリューションズ株式会社(本社:福岡市博多区、社長:香月裕司)が運営する7校目の教室になります。プログラボ教育事業運営委員会が運営する「プログラボ」は、2016年、「知識・技能」だけでなく「思考力・判断力・表現力」を持ち、「主体性をもって多様な仲間と協働できる」真に社会に求められる人材を輩出したいという思いでスタートしました。現在、直営校・フランチャイズ校合わせて全国1都1道2府7県76校(※1)に、約7,100名が在籍しています。また、自治体等へのプログラミング教育の導入支援なども行っています。(※1)2022年11月に神奈川県海老名市に開校予定の1校及び本お知らせの1校を合わせ、全国で78校に拡大します。また、2020年度からはロボットプログラミングにとどまらず、未来を担う子ども達に対し広くSTEAM教育(※2)を実施すべく、中高生向けのAI開発講座「AIラボ」など新たな講座を開講し教育理念の実現を目指しています。2022年5月からは「企業向け研修事業」を開始し、既存の枠組みにとらわれず、新たな価値を生み出すことを目指す企業、教育機関、自治体に、プログラボが培った知見を応用し、チームでプロジェクトに取り組む研修プログラムを提供しています。(※2)STEAM教育とは、「Science:科学」、「Technology:技術」、「Engineering:工学」、「Art:教養・芸術」、「Mathematics:数学」の頭文字をとった言葉で、ロボットやAIなどの科学技術が急速に発展している中で、新たな価値や変化を生み出すことのできる人材を育てるため、海外ではこれらの領域を重視した教育が盛んに行われています。今回新たに開校する「プログラボ 鳥栖」の概要は、次のとおりです。【「プログラボ 鳥栖」の概要】(1)住所佐賀県鳥栖市本鳥栖町537-1 フレスポ鳥栖1F ハッシュタグTOSU(JR鳥栖駅から徒歩1分)(2)対象者未就学年長~中学生(3)開設コースプレビギナー、プレスタンダード(11月~2023年3月までの5か月間のコースです。2023年4月からのビギナー、スタンダードI・IIにつながります。)他のコースについては、2023年度以降に順次開講していきます。(4)体験会2022年10月から開催予定です。無料体験会開催日程はプログラボHPをご覧ください。予約はプログラボHPからお申込みいただけます。 (5)お問合せ先0570-200-710(ナビダイヤル)(9:30~17:30 土・日・祝日を除く。)【参考1】株式会社ミマモルメの概要1 本社大阪市福島区福島3丁目14番24号2 資本金1億円(阪神電気鉄道株式会社100%出資)3 設立2017年8月8日4 代表者代表取締役社長 小坂 光彦5 事業内容あんしん事業(ミマモルメ)・教育事業(プログラボ)6 ホームページミマモルメ プログラボ 【参考2】ロボットプログラミング教室「プログラボ」の概要1 教育理念私たちは、ロボット・プログラミング教育を通じて、未来を担う子ども達の「夢を実現するチカラ」を育みます。「夢を実現するチカラ」とは(1)学びに対する喜び・意欲知識と論理的な思考方法を身につけ、それを実践することで、学ぶ喜びを体感し、意欲的に学ぶ姿勢、問題解決力を養います。(2)視野や興味の幅を広げ、それを深く追求する心身のまわりのさまざまな物事に興味を持つ好奇心と、興味を持った物事に対して深く掘り下げる探究心を育みます。(3)自らの力でやり抜く精神失敗を恐れず、試行錯誤を重ね、主体性と最後までやり抜く力を育てます。2 対象者未就学年長~高校生3 内容主に教育版レゴ(R) マインドストーム(R) EV3やレゴ(R) エデュケーション SPIKE(TM) プライムを用いて、モーターや各種センサーを使ってロボットを組み立て、ビジュアルアイコンを使ったソフトウェアでプログラミングを行います。4 料金体系(入会金、教材費は不要)株式会社ミマモルメ リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月13日CONTENTS■そもそも性教育ってなんだろう?■未就学児からの性教育は本当に必要なの?■未就学児の性教育、何から教える?■子どもに性にまつわる質問をされたら?■未就学児の性的な質問で多いもの■親子で学ぶ性教育 おすすめの本3選教えてくれた人高橋幸子先生埼玉医科大学医療人育成支援センター・地域医学推進センター 産婦人科医、日本家族計画協会クリニック非常勤講師小学校・中学校・高等学校にて、年間120回以上の性教育の講演を行なっている。NHKの「あさいち」や「ハードネットTV」などにも出演し、性教育の普及や啓発に尽力。「性の絵本 みんながもってるたからものってなーんだ?」(KADOKAWA)などの書籍の監修や、「サッコ先生と!からだこころ研究所 小学生と考える『性ってなに?』」(リトルモア)などの著書多数。そもそも性教育ってなんだろう?性教育というと、どのようなことを思い浮かべるでしょうか? 男女の体の違いや生殖の仕組みをイメージする人、恥ずかしいこと、エロいこと、そう感じる人も少なくないと思います。実は性教育において、男女の体の違いや生殖の仕組みは、大きなテーマのごく一部でしかありません。今は包括的性教育といって、性の多様性や性的同意など、人権問題もすべて含めて、性教育と言います。性について学び正しい情報を得ることで、性的なトラブルを避けられるようになりますし、自分の性や体についてきちんと知ることで、自分を大切にしよう、自分と同じように相手も大切にしようと思えるようにもなります。つまり、性教育は子どもたちの大切な心と体を守る教育でもあるのです。未就学児からの性教育は必要なの?もちろん必要です。小学校の高学年にもなると、歪んだ情報が先に入ってきてしまうことがあります。すると性教育について、恥ずかしこと、気持ちが悪いことだと、先入観を持ってしまいがち。私たち大人が「性教育」と聞いたときに身構えてしまうのは、幼いころに豊かな性教育がなされていなかったことが原因のひとつだと考えられます。歪んだ情報が入る前なら、「ふーんわかった」「そうなんだ!」と、抵抗なく受け入れるものです。だからこそ、未就学児から、もしくは10歳になる前からの性教育が必要なのです。未就学児の性教育、何から教えたらいいの?まずは「プライベートゾーン」を教えることが第一歩。プライベートゾーンとは、水着で隠れる部分と口のことで、体の内部とつながり、命や健康に直接関わる部分。0~1歳児であれば、おむつ交換のたびに「大事なところだからきれいにしようね」といった声かけをしてあげましょう。少し大きくなったら、体を洗うときに「あなたの体は全部大切だからきれいにしようね。とくに大切なプライベートゾーンは、自分で洗えるようになろうね」のように、清潔にすることと合わせて、大切な場所であることを伝えるとスムーズです。「あなたの体はあなたのもの」ということを幼い頃に教えることで、嫌なことをされたときに、はっきり嫌だと拒否できるようになり、将来的には性的同意にもつながっていくのです。性にまつわる質問をされたらどう答えたらいい?「赤ちゃんはどこからくるの?」「どうしてお母さんにはおちんちんがないの?」など、子どもは不意に、性にまつわる質問をしてくるものです。受け流したりせず、性教育ができるチャンス到来! と思って、きちんと答えてあげましょう。「性教育=恥ずかしいこと」そう感じているのは、実は大人だけ。子どもには何の先入観もありませんから、素直に受け止めるものです。ですが、聞かれた内容によってはどう答えていいかわからず、テンパってしまうこともありますよね。そんなときは、次のポイントを参考にしてみてください。point 1子どもが知りたくなった理由を聞く「なんでそれを知りたくなったの?」というやりとりを挟みましょう。きっかけが、ネガティブな理由かポジティブな理由かで、伝えるべきポイントが変わります。例えば、「赤ちゃんはどこからくるの?」という質問であれば、お腹が大きい女の人を見て、赤ちゃんができる仕組みを知りたくなっただけかもしれませんが、インターネットなどで歪んだ情報を得て、疑問に思った可能性も否定はできないのです。知りたくなった理由をまず聞いて、子どもが知りたいことに、答えてあげましょう。point 2回答できないときは正しい知識をまずは得よう!内容によっては戸惑うこともありますし、突然の質問に正しい答えが思い浮かばないことも……。どう答えていいかわからないときは、その場ですぐに回答しなくても構いません。子どもには「とてもいい質問だね。必ずあなたに私が答えるから、ちょっと待っててね」と伝え、本を読むなどして正しい知識を得て、心の準備が整ってから説明してあげましょう。point 3絵本などを介して伝えるとスムーズ最近では、性教育にまつわる良書がたくさんあります。絵本などを使って説明すると、子どもが理解しやすいうえに、大人も話しやすいものです。発達年齢に合わせた絵本を準備して、「この前聞かれた質問だけどね……」と言って、読んであげましょう。もちろん、自分自身の言葉で伝えるのでも構いません。このとき、子どもはいろんな質問をしてくると思います。正しい性の知識をきちんと伝えられたらいいですよね。未就学児の性的な質問、どのようなものが多いの?「なんでおちんちんは硬くて大きくなるの?」「どうして大人は毛が生えているの?」「なんでママはおっぱいが出るの?」など……。子どもは、自分自身の体はもちろん、相手との違いについても不思議に思うものです。このような質問をされたら、「人の体の仕組み」として科学的に説明するとスムーズ。いちばんはじめの質問であれば、「おちんちんの中はスポンジのようになっているよ。触ったりして刺激を受けると、スポンジに血液が集まるから硬くなることがあるんだよ」のように、そのまま伝えればいいのです。絵本を活用しても構いませんし、人体の不思議を解説している図鑑を使って説明してあげるのもOK。また、子ども自身が知りたくなったときにすぐに読めるように、手が届く場所に置いておくのもおすすめ。性の不思議に、自ら気づいていくことも必要なのです。親子で学ぶ性教育おすすめの本3選性の絵本 みんながもってるたからものってなーんだ?たきれい 著・高橋幸子 監修/KADOKAWA3歳から読める、性教育絵本。男性と女性の体の違いから、赤ちゃんができるまで、さらに犯罪者から身を守るためのコツがこの1冊に。子どもと性の話、はじめませんか?からだ・性・防犯・ネットリテラシーの「伝え方」宮原由紀 著・高橋幸子 監修/CCCメディアハウスある日突然にやってくる子どもからの疑問。幼児期・児童期・思春期の「性」悩みや、それに対する子どもへの具体的な伝え方を紹介。おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方フクチ マミ・村瀬幸浩 共著/KADOKAWA3~10歳、自分の体に興味を持ちはじめたときに、どうやって伝えたらいいか具体的な声かけをマンガでわかりやすく解説。親子で一緒に学ぶこともできる。先入観がない幼いころに正しい知識を伝えることで、性のことが恥ずかしいことではなく、自然なこと、当たり前のことだと考えられるようになっていくもの。豊かな性教育は、「自分の心と体は自分だけのもので、とても大切なもの」という、自分自身を肯定的に捉える豊かな人間性を育み、自分以外の人を尊重することができるようにもなりますから、ゆくゆくは幸せな人間関係を築くことにもつながるのです。
2022年10月05日教育図書・教材の出版および各種教室やスクール運営を行う中央出版株式会社(名古屋市名東区、代表:前田 哲次)は、全国でロボット科学教育を展開する株式会社ロボット科学教育(神奈川県横浜市青葉区、代表:鴨志田 英樹)と共同で日本各地に展開しているレゴ(R)ブロックを使ったプログラミング学習「Crefus・Kicks ジュニアエリート」講座を運営しています。一般社団法人ロボット技術検定機構の開催する「ロボット検定」が2022年10月1日(土)および10月2日(日)に開催されました。中央出版株式会社Kicks講座の運営する会場では、ロボット検定For WeDo2.0で77名、ロボット検定For EV3で204名、初の開催となるロボット検定For SPIKEで19名の計300名が受験しました。ロボット検定とは、ロボット製作に要求される知識や技能を客観的に評価し判定する、小学1年生から受けられる検定です。試験内容はロボット製作とプログラミングですで、筆記試験と実技試験があります。本年2度目となる今回は、2日間にわたり6会場で実施されました。会場では感染症対策を徹底し、受験生はマスク着用とアルコール消毒、自宅での検温の上で来場してもらっています。全国で300名の受験生が、自分の実力を図るために参加しました。【日 程】2022年10月1日(土)・2日(日)【会場と受験人数】おおぞら高等学院横浜キャンパス:71名おおぞら高等学院静岡キャンパス:38名Kicksアピタ長久手ラボ :56名HugPON!野並教室 :23名 ※10/2のみ実施リーフホール(愛知県稲沢市) :63名おおぞら高等学院福岡キャンパス:49名【結 果】10月29日(土)以降自宅に郵送予定◆Kicks講座には、じっくり考えて、あきらめずに、やりぬくチカラを育てる4つのポイントがあります。1)ハンズオン 2)プログラミング 3)STEM教育※ 4)プレゼンテーション※STEM教育とは?( Science [ 科学 ] / Technology [ 技術 ] / Engineering [ 工学 ]/ Mathematics [ 数学 ] )教科ごとに断片的に学ぶのではなく、さまざまな分野を横断的・統合的に学び、課題発見・解決能力を養います。現在、各教室で無料体験イベントを実施中です。詳しくはHPをご覧ください。中央出版 ロボット科学教育Kicks ■会社概要名 称:中央出版株式会社代表者:前田 哲次所在地:〒465-0093 名古屋市名東区一社四丁目165設 立:1979年10月(創業1972年)資本金:9,000万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月04日NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)が提供するクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」の申し込みID数(※1)が400万IDを突破しました。現在、「まなびポケット」は「GIGAスクール構想」を実現するプラットフォームとしての活用に加え、「MEXCBT」(※2)の入り口となる「学習マネジメントシステム」(以下 学習eポータル(※3))としての用途においても全国の多くの自治体に採用いただいております。NTT Comは、引き続き児童・生徒の特性に応じた個別最適な学びを支援し、保護者の方々がお子さまの学びをサポートできる機能、教職員のワークスタイル変革を後押しする機能などを提供し、より多くの教育現場で利活用いただく取り組みを続けていきます。1.背景「まなびポケット」は児童・生徒、教職員が一人ひとつのアカウントを持ち、さまざまな学習コンテンツを利用できるクラウド型教育プラットフォームです。インターネットとブラウザーがあれば、どこからでもアクセスできるクラウド上で、提携するさまざまなサービス(授業支援・協働学習支援ツール、個別学習支援教材、英語やプログラミングの学習教材など)を提供しています。2017年からサービス提供を開始し、2022年3月時点では300万IDのお申し込みをいただいておりました。また、2021年12月には文部科学省が推進する「MEXCBT」と接続し、活用時の入り口となる「学習eポータル標準モデル(※4)」に準拠したプラットフォームとしてもご利用いただいております。2.400万ID突破このような背景の中、「まなびポケット」は2022年9月時点で全国の800以上の自治体、10,000校以上の学校よりお申し込みいただき、400万IDを突破しました。300万ID突破から半年という短い期間での100万ID増加には、「学習eポータル」として多くの自治体・学校に選ばれていることに加え、出欠連絡や学校から保護者への連絡など、無償で使える保護者向け機能が評価され、保護者IDが増加したことが大きな要因となっています。今後も継続的に保護者向け機能などを追加して、より多くの方々に利活用いただくことをめざします。3.学習eポータルとして4割以上のシェアを獲得2021年度に続き、2022年度においても文部科学省にて「MEXCBT(機能拡充版)の活用募集」が実施され、昨年度からの累計として学校設置者(※5)数で約1,200、学校数で約14,300校(うち実証用の学習eポータルは約290の学校設置者、学校数約1,900校)のお申し込みがありました。「まなびポケット」は、そのうちの422の自治体、5,554校に採用いただいています。実証用の学習eポータルを除いた、商用の学習eポータルとして4割を超える学校設置者に導入いただいており、トップクラスのシェアを獲得しています。4.さらなる利活用に向けた機能拡充「まなびポケット」はさらなる利活用の促進に向け、学校現場や保護者向けにあらたな機能を提供していきます。2022年度はすでに「教育委員会向け活用レポート」(※6)、「ポータルブックマーク機能」(※7)を追加しましたが、さらに今後、以下の機能のリリースを予定しています。(1)保護者からの出欠連絡の自動集計・出力 (2022年度 第3四半期予定)保護者向け機能として提供中の出欠連絡機能に、あらたに自動集計・出力機能を追加します。保護者がスマートフォンやブラウザーから登録した出欠連絡を自動で集計、出力することにより、校務支援システムへの登録や連携を効率化し、学校現場における事務処理稼働の負担を軽減します。(2)統合認証サービス (2022年度 第3四半期予定)2022年3月に文部科学省「情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が改訂され、アクセス制御によるセキュリティ対策が認められました。「まなびポケット」では、同ガイドラインに準拠した多要素認証・リスクベース認証を実現する統合認証サービスをご提供します。これにより教職員が、自宅からインターネット経由で校務支援システムを利用することが可能となるため、教職員のワークスタイル変革を促進します。また、これまで独立していた校務システムと学習システムとの連携が可能となるため、両システム間のデータ連携や、より高度なデータ活用にもつながります。(3)WEBQU(学級状態)×CBT(学力)によるクロス分析の可視化機能 (2022年度 第3四半期予定)「まなびポケット」上で提供している2つのコンテンツ、「WEBQU」と「まなびポケットCBT」をクロス分析し、可視化する機能を提供します。学級の経営状態がわかる「WEBQU」と、学力の状態がわかる「まなびポケットCBT」を組み合わせることにより、児童・生徒の心理状態や学級の経営状態が学力向上にどのような影響を与えているかを可視化することが可能です。これにより児童・生徒、教職員による一人ひとりにあった個別最適な指導の実現をサポートします。NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、新ドコモグループとして法人事業を統合し、新たなブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。 NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。 (※1):ID数には、まなびポケットを利用する教職員、児童・生徒、保護者のIDが含まれます。(※2):「学びの保障オンライン学習システム(「MEXCBT」(メクビット))」は文部科学省が開発を進める、児童・生徒が学校や家庭において、国や地方自治体などの公的機関などが作成した問題を活用し、オンライン上で学習やアセスメントができるCBT(Computer Based Testing)システムです。CBTは問題用紙やマークシートなどの紙を使わずコンピューターを利用した試験をさします。(※3):学習eポータルは、GIGAスクール構想で整備された一人一台環境と高速ネットワークを活かし、ソフトウェア間の相互運用性を確立してユーザーにとっての操作性を向上させるとともに、教育データをより良く活用するために構想された、日本の初等中等教育向けのデジタル学習環境のコンセプトのことです。(※4):「学習eポータル標準モデル」は一般社団法人ICT CONNECT 21がまとめた、学習eポータルのコンセプトに関する概要、技術仕様をさします。(※5):「学校設置者」は学校を直接運営する国(国立学校)、地方公共団体(公立学校)、学校法人(私立学校)のことです。(※6):「教育委員会向け活用レポート」は各学校での「学習コンテンツの利用状況」や「研修会実施後の活用状況の変化」をグラフ形式で表示するレポート機能のことです。(※7):「ポータルブックマーク機能」は「まなびポケット」ポータルサイトのトップページに、各学校が独自に利用するWEBサイトやWEBアプリケーションのURLリンクをブックマークできる機能のことです。■関連リンク・報道発表「小金井市、東京学芸大学、NTT Comによる、「GIGAスクール構想による個別最適化された深い学び等の実現に関する連携協定」の締結について」(2021年4月) ・報道発表「クラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」が文部科学省が推進する「MEXCBT」との連携を開始」(2021年11月) ・報道発表「「まなびポケット」の申し込みID数が300万を突破」(2022年3月) ・まなびポケットサービスサイト ・まなびポケットたんぽくん 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月03日VISH株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:田淵 浩之)は、2022年9月29日(木)、当社が開発・提供する「園支援システム+バスキャッチ」を活用して保護者の利便性向上と職員の業務負担軽減を実現した社会福祉法人あすなろ会 うえだこども園(所在地:山形県酒田市、園長:池田 祐子)の導入事例を公開いたしました。うえだこども園の導入事例を公開!【システムの導入に至った背景・課題】・「ICT」という言葉が世の中に広まり、よくその言葉を耳にするようになりました。園としても何かICTで園業務を改善していかないといけないと考えていました。・東北地方では冬季によく雪が積もり、バスが遅延することが多く、その度に保護者に電話で「バスの遅延連絡」を行っていました。比較検討をしていた他社のシステムに、バスコースが組めることとバス到着案内メールを送信できる機能は他になかったため、説明を受けたその日に導入を決定しました。・紙で行っていた連絡帳は園児への持たせ忘れと渡し間違いによる個人情報漏洩が不安視され、懸念事項でした。【システム導入後の成果】・うえだこども園では、2019年に「園支援システム+バスキャッチ」を導入しました。システム導入をした2019年は、10月から幼児教育・保育の無償化が始まったため、預かり保育の申請や、行政に提出する書類が増えるタイミングだったが、「園支援システム+バスキャッチ」で出力できる帳票が内訳書として使用できたことで、事務負担が大幅に減りました。預かり保育の予約と実績管理をより便利に!・連絡帳については、システム導入以前まで不安視していた園児への持たせ忘れと渡し間違いによる個人情報漏洩がアプリを活用することによって電子化され、解消することが実現できました。また、全体として連絡帳に関わる時間を短縮することができ、以前は担任しか見ることができなかった紙の連絡帳をシステムに置き換えることで、連絡帳の内容を職員で共有することができるようになりました。その結果、リーダーや主幹の先生が経験の浅い先生に対して連絡帳の書き方などの指導がよりしやすくなりました。・「園支援システム+バスキャッチ」について、うえだこども園 園長の池田 祐子氏より「とにかくみんなにお奨めしたい。会合などの機会に「園支援システム+バスキャッチ」の話をすると興味を持ってくれる園がたくさんあるため、ぜひ導入を進めてほしいと思います。」とコメントをいただきました。【「園支援システム+バスキャッチ」が、保護者であり保育者でもある職員2人と特別対談を公開!】下記の導入事例記事全文では、実際にうえだこども園に園児が通っている保護者でもあり、うえだこども園で働く保育者でもある職員に特別インタビューを行いました。保護者側のみの視点や保育者側のみの視点ではなく、保護者と保育者という貴重な2つの視点をもった職員が語る、「園支援システム+バスキャッチ」を活用することで得られた効果について、お話を伺いました。▼導入事例記事全文は以下のページよりご覧いただけます。 【幼稚園・保育園向け園支援システム+バスキャッチとは】2010年にリリースされた「園支援システム+バスキャッチ」は、園バス運行情報、園児管理を中心に、保護者の連絡手段のデジタル化、教職員の働き方改革に寄与する低価格なクラウドサービスです。2022年9月時点で、全国で2,100以上の幼稚園・保育園・認定こども園で利用されています(解約・閉園除く)。園支援システム公式サイト: 園支援システムが2100施設導入突破!【導入実績は2,100施設以上】宮城県はもちろん、北は北海道、南は沖縄県まで2,100施設を超える幼稚園・保育園・認定こども園で導入されています。今後も便利な機能を開発するほか、他社サービスとの連携強化を図りながら、幼稚園・保育園のデジタル化を支援してまいります。導入実績マップはこちら: 園支援システム+バスキャッチ 累計導入施設数【VISH株式会社について】代表者: 代表取締役 田淵 浩之所在地: 愛知県名古屋市中区錦二丁目10番13号 SC錦ANNEX 5FTEL : 052-232-2311設立 : 2004年12月資本金: 1,150万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日「インクルーシブ教育システム」のよいところインクルーシブ教育とは、障害のある子どもと障害のない子どもに別々の教育を行うのではなく、全員が共に学べるような形で教育を行うことを意味しています。文部科学省では、障害のある子どもと障害のない子どもが共に学べる環境と、障害のある子どもが個別に学べる環境をどちらも整備し、すべての子どもがどちらの環境も活用できるようにしていこうと提唱しています。これは合理的な考え方で、そのような環境設定をすることに対して、私は全面的に同意しています。学校に多様な学習環境が用意されていて、子どもたちが自分の状態に合わせて環境を選べるようになれば、誰もが学びやすくなるでしょう。「一度しか言わないから」は多様性を否定する指導方法文部科学省はインクルーシブ教育システムの確立に向けてさまざまな取り組みを実施していますが、現在の学校教育にはまだ課題もあります。例えば、学校で先生が子どもたちに「いいですか、一度しか言わないからよく聞いてくださいね」と呼びかけることがあります。これは、インクルーシブ教育システムの定義にある「人間の多様性の尊重」を否定する指導方法です。このような指導では、「口頭の指示を一度で完全に理解できる」という子どもしか学習できません。それ以外の子どもは、学習する機会を失います。現在の学校教育にはまだ課題がある人間には、口頭の指示を理解するのが得意な子どももいれば、聞くことよりも視覚的な文字などの指示を理解するのが得意な子どももいます。それ以外の方法が得意な子どももいるでしょう。どのようなタイプの子どもも学習できるように指導方法を工夫するのが、先生の仕事であるはずです。指導が上手な先生は、口頭で一度指示するだけではなく、黒板に同じことを書いて示したり、指示を繰り返したり、手本を見せたりして、子どもたち全員が学習できるように工夫しています。そのようなちょっとした工夫で、学習環境を整えていくことは大切なことです。「学校の標準」をゆるやかにして、みんなが学びやすい環境をつくっていくのです。出典 : 「学校の標準」が狭すぎるのではないか?発達の特性がある子どもは学校生活において、何かと困りごとに直面しがちです。ほかの大多数の子どもよりも、困難が多いように感じます。それはなぜでしょうか。私はその要因の一つに「学校の標準が狭すぎること」があると考えています。いまの日本の学校には、子どもが「標準的にやるべきこと」が多すぎます。私は、いまの学校では子どものやるべきこと、守るべきことが多すぎて、「標準」が狭くなっているように感じます。その「標準」をこなせる子どもはよいのですが、発達の特性がある子どもは、すべての活動を「標準」に合わせるのは難しい場合もあります。ローカルルールは少ないほうがいい学校には多くの子どもたちが集まっています。集団で活動するためには、一人ひとりが一定のルールを守ることが欠かせません。ですからなんらかの「標準」は必要です。子どもたちが学校で集団行動のルールを学ぶことには、意味があると思います。しかし、ルールが細かくなりすぎると、それがいじめの温床になることもあります。例えば「校舎内の廊下は左側を歩きましょう」という決まりをつくることは、衝突を避け、人の流れをスムーズにするためには有効です。しかし、それを破ったら罰を与えるような厳しいルールにしてしまうと、ある子どもが右側を歩いたときに、ほかの子どもがそれを強く注意したり、先生に言いつけたりすることが出てきます。ルールから少しはずれただけで、非難するような風潮ができていくわけです。私は、学校内のローカルルールは、少なければ少ないほどよいと思っています。「学校の標準」に苦しむ子どもたち「学校で、みんなと同じようにできない」ということに悩み、登校できなくなった子どもたちを、私は大勢みてきました。私は「学校の標準」が狭いこと、大人たちが学校をきっちりとつくりすぎてしまったことが、一部の子どもたちを苦しめているのではないかと思っています。また、学校のように大勢で集まって活動する場所では、「一緒に遊ぶと楽しいよ」「全員一丸となってやれば、必ずうまくいく」というふうに、「みんなで一緒にやるのがいいこと」という価値観を強く押し出し、しかもそれを目標にしてしまうことがあります。出典 : 学校で「みんなで一緒に」を目標にしないグループをつくってお互いに協力し、それぞれの長所を生かして一人ではできないことをするというのは、よいことだと思います。しかし、そこで大事なのは「なんらかの成果を上げる」ということであって、「みんなで一緒に」「全員一丸となって」行動することではないはずです。集団に対して「みんなで一緒に」という目標を立てると、その集団に「標準」が生まれ、そこから外れることをよしとしない風潮ができていきます。学校のように、子どもたちが一人ひとりのびのびと学習していく場には、そぐわないものだと思います。学校を小さな「共生社会」にするために私は社会全体が、多種多様な人たちが共存できる「共生社会」になっていくことを願っています。学校も一つの小さな共生社会になっていってほしいと思います。ただし、私が共生社会としてイメージするのは、先ほど述べたような「みんなで一緒に」を目標とする社会ではありません。世の中には「みんなで仲良くできるように努力しよう」「立場が違っても分かり合える」と考える人もいますが、私は現代の社会をそんなに甘いものではないと思っています。「相性が最悪の人とも共存できる社会」に私が思う共生社会とは、「相性が最悪の人とも共存できる社会」です。そのくらいのことができないと、本当の意味での共生社会はつくれないと思います。人間誰しも、「この人とは合わないな」という相手がいます。見るのも嫌だという相手もいるわけです。共生社会をつくるためには、きれいごとではなく、そういう相手とどうやって共存できるかを考えていくことが必要です。自分とは違う人への恐怖心や攻撃心を認めたうえで、その人とも共存できる仕組みを、理性的な社会の枠組みとしてつくっていく。それが、共生社会をつくる道です。「理解しきれない相手もいる」という現実多くの場合、人は他人のことを理解しようとするとき、過去のさまざまな経験から相手の立場や考えなどを想像します。しかし、人のあり方は多様です。自分が「ふつう」だと考えていることが、相手にとっては「ふつう」ではないこともあります。だからこそ、人が分かり合うのは難しいわけです。「世の中には、自分には理解しきれない相手もいる」という現実をきちんと認識し、そういう相手がいることを認めたうえで、その人とどうやって共存するのかを考えること。それが共生社会をつくるということだと思います。「みんなで一緒」よりも「お互いにリスペクト」私は、共生社会をつくるために必要なのは「みんなで一緒に」ではなく、「お互いにリスペクト」という姿勢だと考えています。相手の考えをすべて理解できるわけではないけれど、認めてはいる。けっして無視をしない。そのような関係性をつくっていけば、どのような相手とも共存していけるのではないでしょうか。学校のように大勢が集まる場でも、発達障害のある子どものような少数派の論理を認め、けっして軽視しないこと。その姿勢が共生社会や真のインクルーシブ教育の実現へとつながっていくはずです。
2022年09月28日夏休みになると、自由研究の課題などで何を作るか悩むママとお子さんもいると思います。手先を動かしクリエイティビティを伸ばしてくれる工作。工作は雨の日の暇つぶしにも、お子さんとの絆作りにも役立ちます! そこで、子どもとできる工作アイディアをま…
今も昔も子供の習い事として人気の水泳。体を鍛えらたり、水遊びの時に泳げると安心だったりなどの理由のほか、学校の授業の対策として通っている人も多いようです。そこで、水泳教室に通うメリットや水泳に関する注意点など、子どもの水泳教室についてまと…
大学入学時など、奨学金の存在はとてもありがたいですが、卒業後の返済はなかなか負担がかかるもの。賃金が増えにくい今のご時世、滞納やトラブルになってしまったというケースが多々見られています。わが子が将来利用するかもしれない奨学金制度。返済方法…
子どもができると、家計の中で大きなウェイトを占めるようになる学費。子どもが生まれてから大人になるまで、進路によっては数千万円かかると言われています。これだけの大金ですから、早いうちに計画的に準備しておきたいですよね。そこで、子どもの学費の…
ヲタママだっていーじゃない!
ムスメちゃんとオコメちゃん
猫の手貸して~育児絵日記~