子育て情報『コミュニケーション障害とは?俗称と医学的定義の違いは?症状の種類や原因、治療方法まとめ』

2016年12月25日 11:50

コミュニケーション障害とは?俗称と医学的定義の違いは?症状の種類や原因、治療方法まとめ

そのため言語や社会的交流がより複雑になる青年期早期まで発症していることが分からない可能性もあります。

上記の疾患のどれにも当てはまらないけれど、日常生活においてコミュニケーションの障害が引き起こされたり、コミュニケーション症に特徴的な症状が発症していたりする場合に診断されます。


コミュニケーション障害とその他の疾患の違い

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11044022824

コミュニケーション障害は一般的にアスペルガー障害や自閉症と呼ばれる広汎性発達障害の特性に伴うものや、他の精神疾患、知的能力障害に伴うものには含まれません。

しかし他の精神疾患、知的能力障害から生じることばの障害の症状よりも、明らかにコミュニケーション障害の症状が重度である場合があります。その際にはコミュニケーション障害を併存・合併していると判断されます。

コミュニケーションに困難が発生するといわれている代表的な疾患として以下のものが挙げられます。

■医薬品の副作用:医薬品の副作用としてどもりなどの吃音が生じる場合があります。

■構造的欠陥:口蓋裂(こうがいれつ)などにより、会話をすることを困難に感じることがあります。


http://www.aichi-gakuin.ac.jp/~jcpf/fundamental.html
口唇口蓋裂についての基礎知識l 愛知学院大学

■構音障害:構音障害とは脳性麻痺によって音を作る器官やその動きに影響が与えられ、発音がうまくできない状態が引き起こされる疾患です。

■選択性緘黙(かんもく):選択性緘黙とは1つまたは複数の状況や環境で会話ができず、黙り込んでしまうことが特徴の不安症の一つです。選択性緘黙を抱えている人の多くは、家庭内や親しい友人と一緒にいるなどの安心できる状況下では正常な会話ができることが多いです。■トゥレット症:児童期から青年期にみられるチック症の一種で、多様な「運動チック」と1つ以上の「音声チック」が1年以上持続することを特徴とする精神・神経疾患です。この疾患は小児期発症流暢症の反復的な音声と似ている症状であるため注意が必要です。

■自閉スペクトラム症:自閉症スペクトラム障害とは対人コミュニケーションに困難さがあり、限定された行動、興味、反復行動がある障害です。

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