子育て情報『夜驚症・睡眠時驚愕症とは?特徴、原因、対応方法、治療法についてまとめました』

2017年2月16日 22:18

夜驚症・睡眠時驚愕症とは?特徴、原因、対応方法、治療法についてまとめました

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睡眠関連てんかんのように、寝ているときにてんかん発作が起こることはまれなパターンです。そのため、パパ・ママにとって夜驚症と睡眠関連てんかんをはっきりと見分けることはとても難しいことです。見分ける際には、以下に挙げたような、夜驚症を起こす頻度や時間がヒントとなります。

・子どもが寝始めた後、夜驚症の症状を起こす回数があまりにも多い
・子どもが眠りについてからあまりにも時間がたってから症状を起こす
・症状があらわれる一回の時間が10分以上である

子どもの夜驚症の症状にこのような「てんかんかも?」と思われるような特徴がみられる場合、一度病院で診察を受けてみましょう。小児科や精神科の先生に診てもらうことで、「子どもがてんかんかもしれない...」「夜こんなに激しく泣いたりわめいたりするなんて何かの病気かもしれない...」という不安の解消・軽減につながります。

また、夜驚症が頻繁あるいは激しく起こる子どものパパ・ママは睡眠不足になってしまったり、子どもをなだめたりすること、また子育てをしていること自体にも疲れていたりすることが多くあります。症状に不安を感じた時はもちろん、パパ・ママが疲れてしまうほどの症状を見せる場合も病院へ行くことをおすすめします。


夜驚症と発達障害との関係は?

夜驚症・睡眠時驚愕症とは?特徴、原因、対応方法、治療法についてまとめましたの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11032006258
夜驚症をはじめとする睡眠障害は、発達障害の二次障害として現れることが多いとされています。
ここで注意すべきことは、夜驚症などの睡眠障害が発達障害を引き起こすという意味ではない、ということです。発達障害特有の性質が原因で、睡眠に影響が出やすいということです。

実際、発達障害のある子どもは発達障害がない子どもに比べて夜に覚醒する割合が高いというデータが出ていることから、発達障害のある子どもで夜驚症も併発しているケースも少なくありません。

http://portal.dl.saga-u.ac.jp/bitstream/123456789/121176/2/tanaka_201308.pdf
自閉症児の睡眠についての研究

これは、発達障害のある子どもは刺激に対して過敏であることが多いため、興奮状態になりやすい、ということが密接に関係していると考えられます。

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